JP2003345412A - ワーク搬送システム - Google Patents

ワーク搬送システム

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JP2003345412A JP2002150750A JP2002150750A JP2003345412A JP 2003345412 A JP2003345412 A JP 2003345412A JP 2002150750 A JP2002150750 A JP 2002150750A JP 2002150750 A JP2002150750 A JP 2002150750A JP 2003345412 A JP2003345412 A JP 2003345412A
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    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/26Rail vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道配置変更や大規模化などのシステムの変
更に容易に対応できるようにする。 【解決手段】 ステーション5に対応して設けられるス
テーションコントローラ6を備える。自走式ワーク搬送
パレット2はステーション5を介してステーションコン
トローラ6と通信をする通信手段を備える。ステーショ
ン5は自走式ワーク搬送パレット2とステーションコン
トローラ6との間に介在しこれらの間での通信を確保す
る。ステーションコントローラ6は他のステーションコ
ントローラ6とネットワーク接続されるとともに、デー
タの授受をするデータ授受手段と、ステーション5を介
して自走式ワーク搬送パレット2と通信する通信手段
と、自走式ワーク搬送パレット2に対する処理手順プロ
グラムを記憶する記憶手段と、処理手順プログラムを実
行する実行手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク搬送システ
ムに関する。さらに詳述すると、本発明は、ワーク搬送
システムにおいて自走式ワーク搬送パレットを監視、制
御し円滑に動作させるための構造等の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】生産ライン上で製品や部品等の物品(本
明細書ではこれらを「ワーク」と呼ぶ)を搬送するため
のワーク搬送システムとして、例えば米国特許第5,626,
080号、同じく米国特許第5,617,796号等のように、モノ
レールなどの有軌道を採用しこれに沿ってワーク搬送パ
レットが自走するようにした自走式ワーク搬送システム
が知られている。このような自走式のワーク搬送システ
ムでは、例えば、ワークに対し組立、加工、洗浄等の各
工程が行われる作業領域に向けて自走式ワーク搬送パレ
ットを走らせてワークを搬入し、作業終了後ここから搬
出するなどの動作を行なわせている。
【0003】また、このような自走式のワーク搬送シス
テムとしては、例えばシステム中央に演算処理可能な上
位装置を備え、各自走式ワーク搬送パレットの動きを監
視し集中的に制御する集中処理方式を採用したものがあ
る。このようなワーク搬送システムは、自走式ワーク搬
送パレットの動きを集中管理することができる上、上位
装置が中央に収まるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな集中処理方式のワーク搬送システムにおいては、ワ
ーク作業場所の位置、ワークや自走式ワーク搬送パレッ
トの数量、あるいは軌道の配置等といった各条件に合わ
せて上位装置のプログラムを作成する必要があることか
ら、事実上、プログラムがワーク搬送システムに合わせ
た専用設計となってしまっている。そのため、例えば軌
道配置を変えるなどの変更が行われる場合には、これに
伴って上位装置のプログラム自体の変更が必要になり、
軌道配置変更等を容易に行うことができないという問題
があった。また、システムが大規模になれば監視と制御
を行う管理対象が増えるために集中管理が困難になって
くるという問題もある。
【0005】そこで、本発明は、軌道配置変更や大規模
化などのシステムの変更に容易に対応することができる
ワーク搬送システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ワークに対し組立、加工、
洗浄等の各工程を行うため軌道上を自走する自走式ワー
ク搬送パレットによりワークを搬送するワーク搬送シス
テムにおいて、該ワーク搬送システムは自走式ワーク搬
送パレットの停止を指示する手段を有する軌道上の位置
であるステーションと該ステーションに対応して設けら
れるステーションコントローラを備えるとともに、自走
式ワーク搬送パレットはステーションを介してステーシ
ョンコントローラと通信をする通信手段を備え、ステー
ションは自走式ワーク搬送パレットとステーションコン
トローラとの間に介在しこれらの間での通信を確保し、
ステーションコントローラは他のステーションコントロ
ーラとネットワーク接続されるとともに、データの授受
をするデータ授受手段と、ステーションを介して自走式
ワーク搬送パレットと通信する通信手段と、自走式ワー
ク搬送パレットに対する処理手順プログラムを記憶する
記憶手段と、処理手順プログラムを実行する実行手段と
を備えることを特徴とするものである。
【0007】このワーク搬送システムは、ステーション
に対応して設けられたステーションコントローラにより
分散制御することが可能であり、集中処理方式を採用し
ていない。この場合、ワーク作業場所の位置、ワークや
自走式ワーク搬送パレットの数量、あるいは軌道の配置
等といった各条件に合わせて、各ステーションコントロ
ーラ毎にプログラムを作成すればよい。また、軌道配置
を変えるなどの変更が行われる場合、対応するステーシ
ョンコントローラにおいてプログラムを変更すれば済
み、全てのプログラムを変更する必要がない。したがっ
て、搬送システムを大規模化するなど変更があった場合
に、ステーションコントローラの規模はそれほど大きく
ならずに済み、設計変更や仕様変更などの対応が容易に
なる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ワーク搬送システムにおいて、ステーションコントロー
ラとネットワーク接続されるとともに処理手順プログラ
ムをステーションコントローラに送信する送信手段を有
する上位装置を備え、ステーションコントローラには上
位装置から処理手順プログラムを受信する受信手段が設
けられていることを特徴としている。したがって、この
ワーク搬送システムでは、ステーションコントローラに
ネットワーク接続された上位装置から各ステーションコ
ントローラへ処理手順プログラムが送信される。また、
各ステーションコントローラが処理手順プログラムを受
信した後はワーク搬送システムの稼動に上位装置を必要
としないので、この上位装置をネットワークから切り離
すことができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
ワーク搬送システムにおいて、ステーションコントロー
ラと上位装置は、ステーションコントローラと上位装置
間でデータ授受するためのデータ授受手段を有すること
を特徴としている。これにより、上位装置は、ワーク搬
送システムの稼動中にそれぞれのステーションコントロ
ーラの状態を認識することができる。また、認識の結
果、自走式ワーク搬送パレットをトラッキング(自走式
ワーク搬送パレットの現在位置を把握すること)するこ
とができる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1または2
に記載のワーク搬送システムにおいて、自走式ワーク搬
送パレットはステーションコントローラとの通信情報を
記憶する記憶手段を有することを特徴としている。この
場合、複数の経路をワーク搬送システム上に設定すると
ともに、自走式ワーク搬送パレットの記憶に応じて任意
の経路を選択して走行させることが可能となる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項2に記載の
ワーク搬送システムにおいて、上位装置は処理手順プロ
グラムを入力する入力手段を有することを特徴としてい
る。このため、この入力手段を用いることにより、処理
手順プログラムの作成からプログラム送信まで連続して
行うことができる。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項2に記載の
ワーク搬送システムにおいて、上位装置はステーション
コントローラに送信された処理手順プログラムによる搬
送パレットの動きをシミュレーションできるシミュレー
ション手段を有することを特徴としている。したがっ
て、このシミュレーション手段を利用することにより、
ステーションコントローラにおける処理手順プログラム
の妥当性をオフラインで検討することができる。また、
タクトバランス(各作業領域での作動時間及び次作業領
域での作業終了待ち時間の構成比率)が予め検討できる
ため、効果的なレイアウトを見つけることが容易とな
る。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項2に記載の
ワーク搬送システムにおいて、上位装置は、ステーショ
ンコントローラに送信された処理手順プログラムを実行
しあるいは中断するように設けられていることを特徴と
している。上位装置はステーションコントローラに対し
て処理手順プログラムの実行あるいは中断を指示し、ス
テーションコントローラはこの指示により処理手順プロ
グラムを実行しあるいは中断する。この場合、上位装置
により、停止、再起動などワーク搬送システムを一括し
て操作することが可能となる。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1に記載の
ワーク搬送システムにおいて、軌道の分岐点または交差
点への進入口にステーションが設けられていることを特
徴としている。この場合、分岐点や交差点に進入しある
いは出てくる自走式ワーク搬送パレットさらには交差点
等の内側に位置している自走式ワーク搬送パレットを監
視し制御することによって交差点等での衝突等を防ぎ円
滑なワーク搬送を確保しうる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1〜図8に、本発明の一実施形態を示
す。本発明にかかるワーク搬送システム1は、軌道3上
を自走する自走式ワーク搬送パレット2によりワーク4
をたとえばステーション5に搬送するものであり、本実
施形態のワーク搬送システム1はステーション5に対応
して設けられるステーションコントローラ6を備えてい
る。なお、本明細書におけるステーション5とは、自走
式ワーク搬送パレット2の停止を指示する手段を有する
軌道3上の位置をいい、ワーク4に対し組立、加工、洗
浄等をおこなう作業領域内に設ける場合(この場合のス
テーションを作業ステーションという)や、後述のよう
に軌道3上の交差点に設けられる場合(図15参照)等
に限られず、軌道3上であれば任意の位置に設けること
ができる。
【0017】自走式ワーク搬送パレット2は、軌道3に
沿ってワーク搬送システム1内を走行しワーク4を搬送
する自走式の搬送手段で、各ステーション5側から送信
される動作信号に基づき自律的に走行し、ステーション
5内の所定位置で停止する。自走式ワーク搬送パレット
2は、例えばその本体上の所定位置に位置決めされるプ
レート状の台などからなり本体から着脱可能なワーク載
置部9を有している。ワーク載置部9は、ステーション
5内で本体から外すことが可能であり、その場合、ワー
ク載置部9は、ステーション5内の所定位置に位置決め
され、その上に載置されているワーク4を組立等が行わ
れる位置まで移動させる。
【0018】また、自走式ワーク搬送パレット2は、軌
道3上を自走するための構成たとえば軌道3に沿って回
転する車輪2a、車輪2aを動かすモータ2b、モータ
2bに給電するバッテリ2c、制御回路21、通信手段
26等を備えている。通信手段26は、ステーション5
と非接触で通信を行う赤外通信装置等で、近接対向した
時に通信可能となるように設置し、同一機能を有する近
傍の他の自走式ワーク搬送パレット2との混信を防止す
る。自走式ワーク搬送パレット2は、この通信手段26
によりステーション5を介してステーションコントロー
ラ6と通信をすることができる。
【0019】本実施形態では、自走式ワーク搬送パレッ
ト2に4つの車輪2aを設けて4輪車とし、これら車輪
2aの中の駆動輪を駆動することによって自走式ワーク
搬送パレット2が自走するようにしている。車輪2a
は、図4、図5に示すように片側に前後2輪ずつ設けら
れ、軌道3上を回転する(なお、図4では解りやすいよ
うに自走式ワーク搬送パレット2をステーション側から
離して図示している)。ワーク搬送システム1の自走式
ワーク搬送パレット2に用いられる車輪2aとしては、
騒音や発塵が少なく、軌道3との間における滑りも生じ
難いタイヤ例えばゴムタイヤが好ましい。前輪または後
輪のうち、いずれかがモータ2bによって駆動される駆
動輪とされている。
【0020】モータ2bは車輪2aを回転させて自走式
ワーク搬送パレット2を走行させるための駆動源であ
り、この自走式ワーク搬送パレット2に内蔵されてい
る。また、モータ2bは、減速ギヤ等の減速機は一切介
さず、回転子により車輪(駆動輪)2aを直接駆動する
ように同軸上に設けられている。この場合、小型化と静
音化を図れる上、回生吸収によりエネルギロスを減少さ
せられる点で有利である。
【0021】バッテリ2cはモータ2bを駆動するため
に必要な電力を貯蔵する蓄電池で、非接触給電手段11
a,11bにより給電され、このモータ2bに電力を供
給する。本実施形態のバッテリ2cは、充電開始までの
時間が短いコンデンサによって構成されていることが好
ましく、軽量化・小型化に有利なように容量が大きくさ
れていることがより好ましい。例えばポリアセンコンデ
ンサを採用した場合、バッテリ立ち上がりまでの時間が
少なくて済み急速充電が可能となる上に自走式ワーク搬
送パレット2の軽量化・小型化の点でも有利となる。
【0022】ワーク載置部9は、ワーク4を載置して搬
送するための台座となる例えば平面視矩形の部材で、ワ
ーク4を載置しかつ加工等の作業を行うのに十分な広さ
を有しているが、大きさや形状は、ワーク4の種類やサ
イズ、自走式ワーク搬送パレット2の大きさとの兼ね合
い、加工等の作業の内容等に応じて適宜変更できる。さ
らに、このワーク載置部9は自走式ワーク搬送パレット
2に対し着脱可能であり、ワーク載置部9自体の洗浄も
可能であることから、例えばワーク載置部9に付着した
塵埃なども容易に洗い流すことができる。さらに本実施
形態ではワーク載置部9を上下に着脱可能とし、分離方
向を上側としているので塵埃がワーク4に落下し難い。
また、分離のための機構が比較的容易で済む。また、こ
のワーク載置部9と自走式ワーク搬送パレット2の本体
部側とには、ワーク載置部9を本体部上の所定位置に載
置し、かつ走行時のずれを防止するための位置合わせ手
段が設けられている。位置合わせ手段は、例えばワーク
載置部9の裏面に設けられた図示しない係合孔と、この
係合孔に嵌り込むように本体部の上面に設けられた係合
突起(図示省略)とからなる。
【0023】さらに、ワーク載置部9は、ワーク載置部
9毎あるいは種別毎の識別信号を有していることが好ま
しい。こうした場合、搬送対象の種類が識別でき、種別
に応じた作業、搬送路の選択、指示等が可能となる。ま
た、種類の異なるワーク4をグループ化して混流させる
ことも可能となり、さらには、搬送対象の不良やばらつ
き等のバックトレース(原因や理由の追究や突き止め)
も可能となる。ワーク載置部9に与える個別信号として
は、ワーク載置部9の型(タイプ)毎に異なるワーク載
置部タイプ番号や、ワーク載置部9それぞれに異なる唯
一の固有情報(ID番号)などがあり、これらを全て付
与し識別することも可能である。なお、このワーク載置
部9と同様に、上述の自走式ワーク搬送パレット2にも
ID番号を付すことが好ましい。こうした場合、製品不
良、ばらつきのバックトレースが可能となるし、自走式
ワーク搬送パレット2自体の故障や寿命の管理も可能と
なる。
【0024】また、ワーク搬送システム1には、自走式
ワーク搬送パレット2の停止時あるいは通過時、ワーク
搬送パレット用レール側から自走式ワーク搬送パレット
2のバッテリ2cへと非接触で給電するための一対の非
接触給電手段11が設けられている。非接触給電手段1
1としては、両者が一定の間隔内にあるとき非接触で給
電することを可能とする装置例えば電磁的作用により給
電可能な一対のコイル11c,11dが適用可能である
(図4参照)。一対の非接触給電手段11のうち、軌道
3側に設けられる方(「給電トランス11b」と呼ぶ)
は例えば後述のように軌道3の一実施例である断面コ字
形状のレールのコ字形溝部の底等に設けられる。この場
合、給電トランス11bは、システムが複雑になりすぎ
ない範囲内でワーク搬送システム1内の多くの個所に設
置されていることが給電ポイントの分散化を可能とする
点で好ましい。一方、自走式ワーク搬送パレット2側に
設けられる非接触給電手段(「給電トランス11a」と
呼ぶ)は、自走式ワーク搬送パレット2の停止時あるい
は通過時、これら軌道3側の給電トランス11bと対向
して電磁結合し給電を受けられるように自走式ワーク搬
送パレット2の裏面に設置されている(図4参照)。な
お、本実施形態のワーク搬送システム1の場合、コ字形
状のレールや車輪2aの採用により、自走式ワーク搬送
パレット2は水平を保持しながら走行しやすく、尚かつ
非接触給電手段11が対向するように上下に配置されて
いるため、一対の給電トランス11a,11b間の隙間
(トランスギャップ)に変動が生じにくく、安定した給
電動作が可能である。なお、特に図示していないが、こ
のような非接触給電手段11に加えて接触型の給電手段
を設けておけば、非接触給電手段11が機能しないよう
な緊急時にのみこれら接触型給電手段を動作させて速や
かに充電することが可能となる。
【0025】自走式ワーク搬送パレット2に内蔵される
制御回路21は、自走式ワーク搬送パレット2の動作を
規律するための手段たとえばCPUであり、モータ正逆
回転・速度制御、センサの管理、通信管理、電源管理
(省電管理を含む)、パラメータの記憶などの各種制御
を行う。なお、ここでいう「パラメータ」は、自走式ワ
ーク搬送パレット2の性能・仕様の差異(例えば製造時
に生じうるばらつきに伴うもの)によって生じうる不具
合や、自走式ワーク搬送パレット2やワーク4の工程上
における動的変化等に関する数値であって是正に必要な
ものを意味し、自走式ワーク搬送パレット2自体あるい
はワーク載置部9の固有情報(ID番号)を含む。この
制御回路21は、ステーションコントローラ6からの指
示により各パラメータの読み出し・変更を行う。また、
記憶手段により変更されたパラメータを永続的に記憶で
きる。なお、電源管理の一例としては、バッテリ2cへ
の給電が不十分である場合にステーション5側に通知
し、ワーク4に対する作業が終了しても自走式ワーク搬
送パレット2を発車させないことが挙げられる。
【0026】軌道3は各ステーション5間を接続して自
走式ワーク搬送パレット2の走行路を形成している。自
走式ワーク搬送パレット2が車輪2aを備えた車両であ
る場合、軌道3をレール式とすることができる。また軌
道3は、例えば断面コ字形状のレールのようにコ字状溝
部を有し、自走式ワーク搬送パレット2の車輪2aがこ
の両側の軌道面上を走行する構造である場合、自走式ワ
ーク搬送パレット2の本体の一部が軌道面より下方に位
置し、自走式ワーク搬送パレット2の重心が軌道面より
も下方に位置するので低重心となって走行時の安定度を
向上させることができる。なお、軌道3は特にこのよう
に物理的に自走式ワーク搬送パレット2を案内するレー
ル式などに限られるわけではなく、この他、光を利用し
て光学的に案内するものや磁気を利用して案内するもの
とすることもできる。
【0027】ステーション5は、上述のように、自走式
ワーク搬送パレット2の停止を指示する手段を有する軌
道3上の位置をいい、たとえばワーク4に対し組立、加
工、洗浄の各工程を実施する作業領域内に設けられた作
業ステーションであり、本実施形態では図2に示すよう
に符号5A,5B,5Cで示す3つの作業ステーション
が直列的に配置されるとともに、これらステーション5
A〜5Cを通過する軌道3が周回するように長円形状に
敷設されている。なお、自走式ワーク搬送パレット2は
ステーション5を単に通過し通過時に動作信号の送受信
を行う場合もある。ステーション5としては自走式ワー
ク搬送パレット2を制御する知能を備えたものを用いる
ことができるが、本実施形態のステーション5はこのよ
うな知能は有しておらず、所定位置で停止した自走式ワ
ーク搬送パレット2とステーションコントローラ6との
間に介在してこれらの間での通信を確保するように設け
られている。なお図2ではそれぞれのステーション5に
ステーションコントローラ6が内包されているものとす
る。また、各ステーション5は図2においてはライン1
0によってネットワーク接続されている。
【0028】各ステーション5には、自走式ワーク搬送
パレット2の停止を指示する手段が設けられており、本
実施形態では停止位置反射板25が設けられている。ま
た、各ステーション5には、ステーション5に対し自走
式ワーク搬送パレット2の動作信号を送信するステーシ
ョンコントローラ6が接続されている。本実施形態にお
けるステーションコントローラ6は、単独で、または上
述の制御回路21と協働することにより、ワーク載置部
ID・有無検出センサ22、車間センサ23、停止位置
検出センサ24、停止位置反射板25、通信手段26、
減速禁止・発車指令センサ27、減速禁止・発車指令L
ED28、車速センサ29、進入禁止LED30、通過
方向検出センサ31、搬送パレット有無検出センサ32
等の検出、制御等を行う。
【0029】ワーク載置部ID・有無検出センサ22
は、自走式ワーク搬送パレット2上のワーク載置部9の
有無、およびワーク載置部9が載置されている場合にこ
のワーク載置部9に付されたIDを検出可能なセンサ
で、例えば自走式ワーク搬送パレット2の本体部の上部
に設けられた光センサで構成されている。本実施形態の
ワーク搬送システム1は、このワーク載置部ID・有無
検出センサ22からの信号に基づき廻送の自動判断(例
えば、ワーク載置部9の無い状態で発車指令が出された
場合はワーク載置部9が投入される作業ステーションに
向かうなどといった判断)が可能である。このワーク載
置部ID・有無検出センサ22によって検出されたワー
ク載置部9のIDは、通信手段26を通じてステーショ
ンコントローラ6に通知される。このため、本実施形態
のワーク搬送システム1ではワーク載置部9とステーシ
ョン5との間で信号を直接やり取りする必要がない。さ
らにこのワーク載置部ID・有無検出センサ22によれ
ば、ワーク載置部9の位置決めの不良の検出、ワーク載
置部9の半浮き等による搬送の不具合の検出も可能であ
る。
【0030】車間センサ23は、自走式ワーク搬送パレ
ット2どうしが衝突するのを未然に防止し、衝突時に発
生しうる破損、振動、発塵を防止するためのセンサであ
り、必要ある場合には自走式ワーク搬送パレット2をス
テーション5以外の軌道3上で停止させあるいは再発進
させる。本実施形態のワーク搬送システム1では、この
車間センサ23の作用により、自走式ワーク搬送パレッ
ト2の数がステーション5の数に限定されなくて済み、
これにより、作業時間(タクトタイム)に合わせて必要
な台数の自走式ワーク搬送パレット2を同時に走行させ
ることが可能となっている。さらに本実施形態の車間セ
ンサ23は、進入禁止LED30が発する進入禁止信号
を受光することにより、自走式ワーク搬送パレット2が
所定の作業ステーション5A〜5Cへ進入するのを禁止
する役割も有している。車間センサ23は、自走式ワー
ク搬送パレット2の本体部の前後の少なくとも一方、好
ましくは前後両方に設けられている。前後両方に設けら
れている場合、一の自走式ワーク搬送パレット2で前進
・後退動作の両方が可能となる。
【0031】また、前後の車間センサ23をはじめとし
て、各種センサ、給電用トランス11a等の外部インタ
ーフェイスは、自走式ワーク搬送パレット2の前後に点
対称となるように配置されていることが好ましい。こう
した場合、自走式ワーク搬送パレット2の方向性を打ち
消すことができ、前後を入れ換えても外部インターフェ
イスに何ら変化がない状態で使用することができる。ま
た、基板の省スペース化が図れる点、センサ数が少なく
て済む点においても好適である。自走式ワーク搬送パレ
ット2側の外部インターフェイスが点対称に配置された
場合は、これに応じてステーション5側のインターフェ
イスも点対称に配置するようにする。
【0032】停止位置検出センサ24は、自走式ワーク
搬送パレット2を設定位置(例えばワーク4に対する作
業が行われる位置)で停止させるためのセンサである。
例えば本実施形態の場合、2機の光センサが停止位置検
出センサ24として図4、図5に示すように自走式ワー
ク搬送パレット2の本体部の裏面に縦方向(本体部走行
方向)に並んで設置されている。これに対し、ワーク搬
送パレット用レールの底部であってこの停止位置検出セ
ンサ24が対向する位置には、自走式ワーク搬送パレッ
ト2の停止位置を知らせるマーカとしての停止位置反射
板25が設けられている。この停止位置反射板25は上
記2機の停止位置検出センサ24の設置間隔よりも僅か
に長く形成され、2機の停止位置検出センサ24のいず
れもがこの停止位置反射板25の領域内に位置したとき
に自走式ワーク搬送パレット2を停止させるようにして
いる。また、停止位置反射板25を含む帯状マーカの表
面は例えば黒色部分と白色部分とに塗り分けられ、反射
光の有無で停止位置検出センサ24に停止位置を知らせ
るようにしている。例えば本実施形態の場合、白色部分
を停止位置反射板25として機能させている。このよう
な停止位置反射板25によれば、反射板の位置や長さを
微調整するだけで自走式ワーク搬送パレット2の停止位
置を簡単に調整することができる。また、帯状マーカの
代わりに遮光板39を使用し、停止位置検出センサ24
を透過型のセンサとしてもよい(図6、図7参照)。な
お、自走式ワーク搬送パレット2の走行中、いずれか1
機の停止位置検出センサ24が停止位置反射板25の領
域内に差し掛かったときは自走式ワーク搬送パレット2
の減速を開始させるようにすることが、自走式ワーク搬
送パレット2が高速移動している場合でも精度よくかつ
安定して停止できるようにする点で好ましい。このよう
にした場合、停止位置検出センサ24は減速開始センサ
としての機能を併せ有することになる。
【0033】通信手段26は、本体部の裏面に設けられ
た通信センサ26aと、これに対向するようにステーシ
ョン5に設けられた通信センサ26bとからなり、自走
式ワーク搬送パレット2の制御回路21と各ステーショ
ン5に接続されたステーションコントローラ6との間で
各種情報のやり取り、例えばワーク載置部有無・IDの
通知、発車指令、充電量等のステータス(状態あるいは
状況)通知、パラメータ転送などを行う。通信センサ2
6a,26bは非接触での通信を行うセンサ(例えば赤
外通信センサ)であって、同一機能を有する近傍の自走
式ワーク搬送パレット2に対する干渉は防止されている
ものである。例えば赤外通信とした場合、近距離通信と
なるため構成が安価になる。また、本実施形態のように
本体部とステーション5とに対向配置した場合、通信距
離を一定に保つことが可能となり通信の質の向上が図れ
る。
【0034】減速禁止・発車指令センサ27は、自走式
ワーク搬送パレット2に対して発せられる通過指令およ
び発車指令を検出するセンサで、図4に示すように本体
部裏面の前方側と後方側とにそれぞれ設けられた計2個
のセンサからなる。また、ステーション5側のこれら2
個の減速禁止・発車指令センサ27と対向する位置に
は、指令を発する手段、例えば発光することによって指
令を出す2個の減速禁止・発車指令LED28が設けら
れている。これら減速禁止・発車指令センサ27と減速
禁止・発車指令LED28は、停止不要なステーション
で自走式ワーク搬送パレット2が停止するのを防止して
作業時間(タクトタイム)の向上ないし維持を図る。
【0035】車速センサ29は自走式ワーク搬送パレッ
ト2の車速、あるいは車速と位置の両方を検出するため
のセンサで、例えば本実施形態の場合は、非駆動側の車
輪2aの回転を検出するように自走式ワーク搬送パレッ
ト2の内部に設けられたエンコーダなどのセンサによっ
て構成されている。
【0036】進入禁止LED30は、自走式ワーク搬送
パレット2がステーション5へ進入するのを防止する必
要のある場合に進入禁止信号を発光するもので、例えば
本実施形態のワーク搬送システム1では、図4、図8に
示すようにステーション5の前側と後側とにそれぞれ進
入禁止LED30が設置され、ステーション5の前方お
よび後方に向けそれぞれ発光できるようにしている。自
走式ワーク搬送パレット2がステーション5側へ進入す
るのを防止する必要のある場合とは、例えばステーショ
ン5側の受入れ準備体勢が整っていない場合などが該当
する。これら車間センサ23と進入禁止LED30とに
より、必要時に進入禁止することで前走車の工程に影響
を及ぼさないよう自走式ワーク搬送パレット2の進入を
禁止できる。なお、本実施形態のように発光源(進入禁
止LED30)と受光センサ(車間センサ23)とを別
にして設けた場合、発光と受光とが干渉しにくく、かつ
大きな検出エネルギーを確保できるという利点がある。
【0037】通過方向検出センサ31は、自走式ワーク
搬送パレット2の通過方向あるいは進入方向を検出する
ことによってライン誤動作の検出を図るセンサで、例え
ば図4に示すように停止位置検出センサ24と対向する
ようにステーション5に設けられている。本実施形態の
通過方向検出センサ31は図示するように前後方向に配
置された2つ1組のセンサからなり、停止位置検出セン
サ24が通過するときの信号を検出して自走式ワーク搬
送パレット2の通過方向あるいは進入方向を読み取る。
【0038】また、ステーション5は、他のステーショ
ン5と接続され自走式ワーク搬送パレット2の入出口を
形成するポート8を備えている。例えばステーション5
Aであれば符号A1で示す第1ポートと符号A2で示す第
2ポートとを備え、表1に示すように、第1ポートA1
はステーションBの第2ポートB2と、第2ポートA2
ステーションCの第1ポートC1とそれぞれ軌道3によ
って接続されている。
【表1】 同様にして、ステーションBについては表2に、ステー
ションCについては表3に示すようになっている。
【表2】
【表3】 これら表1〜表3の接続形態は、接続情報として各ステ
ーションコントローラ6に記憶されている。
【0039】ステーションコントローラ6は、ステーシ
ョン5を介して自走式ワーク搬送パレット2と通信しこ
の自走式ワーク搬送パレット2の制御を行う制御手段で
ある。図1に示すように、本実施形態では上述のステー
ション5A,5B,5Cに対応して符号6A,6B,6
Cで示す3つのステーションコントローラ6が設けられ
ており、各ステーションコントローラ6A〜6Cが各ス
テーション5A〜5C毎に対応することで分散制御でき
るようになっている。本実施形態のステーションコント
ローラ6は他のステーションコントローラ6および上位
装置7と接続された状態でいわゆるバス型のネットワー
クを形成する。
【0040】またステーションコントローラ6は、処理
手順プログラムを記憶する記憶手段と、この処理手順プ
ログラムを実行する実行手段を備えており、自走式ワー
ク搬送パレット2に対し処理手順プログラムに基づく動
作信号を送信し、前進あるいは後退等の動作を指示す
る。動作信号は、自走式ワーク搬送パレット2ごとに異
なる動作をさせるように、自走式ワーク搬送パレット2
の記憶手段に記憶されている固有情報に基づいて送信さ
れる。またステーションコントローラ6はステーション
5を介して自走式ワーク搬送パレット2と通信する通信
手段26、および自走式ワーク搬送パレット2や上位装
置7との間でデータ授受を行うデータ授受手段を有して
おり、対応する作業ステーション上の自走式ワーク搬送
パレット2の有無を検出する手段を有する。さらにこの
ステーションコントローラ6A〜6Cは、対応する作業
ステーション5A〜5C上の自走式ワーク搬送パレット
2の固有情報をこの作業ステーション5A〜5Cを経由
して読み出す。加えて、ステーションコントローラ6A
〜6Cは自走式ワーク搬送パレット2の固有情報を基に
適切な動作信号を送信する。ステーションコントローラ
6は、上位装置7からの所定の処理手順プログラムを受
信する受信手段を備えている。
【0041】上位装置7はステーションコントローラ6
とネットワーク接続され、処理手順プログラムを各ステ
ーションコントローラ6に送信するサーバとしての送信
手段を有した装置で、本実施形態の場合は各ステーショ
ンコントローラ6と図1に示すように接続されてバス型
ネットワークを構築している。ただし、この上位装置7
は常にステーションコントローラ6と接続されている必
要はなく、処理手順プログラムを送信するなどの必要時
のみ接続されていれば足りる。上位装置7は、ステーシ
ョンコントローラ6との間でデータ授受するためのデー
タ授受手段を有している。なお、上位装置7は処理手順
プログラムを入力するための入力手段を有していればプ
ログラムを直接入力することも可能となる点で好まし
い。また、上位装置7はステーションコントローラ6に
送信された処理手順プログラムによる自走式ワーク搬送
パレット2の動きをシミュレーションできるシミュレー
ション手段を有していれば実際に自走式ワーク搬送パレ
ット2を走行させる前に走行状態を模擬することができ
て好適である。さらに、上位装置7はステーションコン
トローラ6に送信された処理手順プログラムを実行しあ
るいは中断することができるように設けられていれば、
ステーションコントローラ6からだけでなくこの上位装
置7からもプログラム実行あるいは中断が可能となって
好適である。
【0042】続いて、本実施形態のワーク搬送システム
1における自走式ワーク搬送パレット2に対する処理手
順の流れを示す。各ステーションコントローラ6では、
図3に示すフローチャートに基づいて処理手順プログラ
ムを実行する。なお、ここでの処理手順プログラムは各
ステーションコントローラ6において共通のものであ
る。
【0043】まず、自走式ワーク搬送パレット2がステ
ーション5に到着するまで待機する(ステップ1)。ス
テーションコントローラ6はステーション5上のパレッ
ト有無センサによって自走式ワーク搬送パレット2の到
着を確認する。到着後、ワーク載置部9は自走式ワーク
搬送パレット2の本体から外れてステーション5内の所
定位置に位置決めされる。ワーク載置部9の位置決めが
完了したらこのことを作業者に通知する(ステップ
2)。この場合の作業者はワーク4の組立等を実際の行
う者で、人間だけでなくロボットも含まれる。作業中、
作業者から作業完了通知がなされるまで待機する(ステ
ップ3)。作業完了が通知されたら、ステーションコン
トローラ6(例えばステーションコントローラ6A)は
ワーク載置部9の位置決めを解除し、保有している接続
情報に基づき次のステーションコントローラ6(例えば
ステーションコントローラ6B)に対してステーション
5Bが占有可能か(すなわち、ステーション5Bが空い
ていて現在ステーション5Aで待機している自走式ワー
ク搬送パレット2が第2のステーション5Bに進むこと
ができるか)を問い合わせる(ステップ4)。問合せを
受けたステーションコントローラ6(例えばステーショ
ンコントローラ6B)は、ステーション5Bに自走式ワ
ーク搬送パレット2が無い場合に進入を許可する。許可
を受けたステーションコントローラ6Aは、自走式ワー
ク搬送パレット2に発車指示を出し(ステップ5)、接
続先ステーション5(ステーション5B)に向けて発進
させる。この時、現ステーション5Aの占有が解除さ
れ、次の自走式ワーク搬送パレット2の進入が可能とな
り、再び自走式ワーク搬送パレット2の到着を待つ待機
状態となる(ステップ1)。
【0044】以上から解るように、本実施形態のワーク
搬送システム1では、各ステーションコントローラ6で
同一の処理手順プログラムを実行しておき、表1〜表3
のデータ(接続情報)をそれぞれのステーションコント
ローラ6で保有することで、複数の自走式ワーク搬送パ
レット2をあたかも同期させて搬送することが可能とな
り、従来1個送り加工(それぞれのワーク搬送パレット
の同期をとって走行させながら行う加工)で使用されて
いる同期送り搬送をすることができる。すなわち、ス
テーションコントローラ6同士でステーション占有の可
否の問合せや許可のデータ交換を行い、上位装置7か
ら送られた接読情報を記憶し、その接続情報を元に処
理手順プログラムを実行することで自走式ワーク搬送パ
レットを走行させワーク4を搬送することができる。
【0045】なお、自走式ワーク搬送パレット2側に車
間センサが装備されている場合は次のステーションコン
トローラ6の許可を待たずに自走式ワーク搬送パレット
2を発車させることにより、コンベア搬送におけるフリ
ーフロー搬送(コンベアによってワークが個別で搬送さ
れている場合にワークのみを所定位置で引っ掛けるなど
して停止させる非同期搬送方法の一種)と同等の動作が
可能となる。この場合は、図3に示したフローチャート
においてステップ4を飛ばしたのと同等の動作となる。
【0046】続いて本発明の第二の実施形態を説明す
る。
【0047】この実施形態におけるワーク搬送システム
1は、図9に示すように、ステーション5A〜5Cが直
列的に接続されている点で第一の実施形態と共通だが、
ステーション5Cにて工程3が済んだ後、再び中央のス
テーション5Bにて別工程(工程4)が行われる点で異
なる。したがってこの第二実施形態では、ステーション
5Cまで進んだ自走式ワーク搬送パレット2はいったん
ステーション5Bまで戻り、工程4の終了後、再びステ
ーション5Cを通過してその先に進むという動作をす
る。
【0048】この場合、自走式ワーク搬送パレット2が
ステーション5Cでの工程3を終えるまでの間に後続の
自走式ワーク搬送パレット2がステーション5Bに進入
してしまうと(図10参照)、先行する自走式ワーク搬
送パレット2はステーション5Bに戻れなくなり、後続
の自走式ワーク搬送パレット2はステーション5Cに進
めない状態となる(以下、この状態を「デッドロック」
と呼ぶ)。そこで、本実施形態ではデッドロックを回避
すべく、自走式ワーク搬送パレット2を以下のように動
作させるようにしている。
【0049】すなわち、先行する自走式ワーク搬送パレ
ット2がステーション5Bとステーション5Cのいずれ
かを占有し、あるいはこれらステーション5B,5C間
の軌道3上に位置している限り、ステーション5Aで待
機する後続の自走式ワーク搬送パレット2をこのステー
ション5Aから発車させないようにする。先行する自走
式ワーク搬送パレット2は、図11に示すようにステー
ション5Bでの工程2を終えるとステーション5Cに進
みいったんステーション5Bを空けるが、工程3を終え
ると図12に示すように再びステーション5Bに戻って
くる。この間、後続の自走式ワーク搬送パレット2は発
車せずにステーション5Aで待機し続け、この後、先行
する自走式ワーク搬送パレット2が工程4を終えて移動
しステーション5B及びステーション5Cの両方が空い
たのを確認してからステーション5Bに向けて発車する
(図13参照)。この場合、先行する自走式ワーク搬送
パレット2と後続の自走式ワーク搬送パレット2との間
におけるデッドロックが回避できる。
【0050】本実施形態では、以上のようなデッドロッ
ク回避動作を実現するため、例えば表4に示すような工
程定義表を作成しこれを利用して自走式ワーク搬送パレ
ット2等を動作させている。工程定義表は「工程番
号」、「自工程までの経路」、「出発時占有ステーショ
ン」、「出発時解放ステーション」そして「次工程番
号」の各項目からなる。「工程番号」は図9に示した工
程1〜工程4に対応している。図示していないが、第4
の作業ステーションを5Dとし、ここで行われる工程の
番号を5としている。「自工程までの経路」は、自走式
ワーク搬送パレット2が前工程から現工程(自工程)ま
で進むとき、どの作業ステーション5のどのポート8を
通って現在の作業ステーション5まで移動してきたかを
示している。「出発時占有ステーション」は、現在の作
業ステーション5から出発した自走式ワーク搬送パレッ
ト2がその後に占有する(単に通過だけの場合を含む)
作業ステーションを示す。「出発時解放ステーション」
は、自走式ワーク搬送パレット2が現在占有している作
業ステーション5であって出発することにより解放され
る(空きとなる)ステーションを示す。
【表4】
【0051】また各ステーションコントローラ6A〜6
Cは、第一の実施形態で示した接続情報に加え、ステー
ション5A〜5Cに関連する工程定義表の内容を記憶し
ている。さらに、自走式ワーク搬送パレット2は内蔵す
る記憶手段によって自走式ワーク搬送パレット2自身の
現在の工程番号を記憶している。
【0052】本実施形態における各ステーションコント
ローラ6は、図14に示すフローチャートに基づいたプ
ログラムを実行する。すなわち、対応するステーション
5(例えばステーションコントローラ6Aについてはス
テーション5A)に自走式ワーク搬送パレット2が到着
するのを待ち(ステップ11)、自走式ワーク搬送パレ
ット2が到着したらこの自走式ワーク搬送パレット2よ
り現在の工程番号を取得する(ステップ12)。そし
て、対応ステーション5がこの取得した工程番号に対応
するステーションかどうかを確認する(ステップ1
3)。対応ステーション5が該当しない場合は直ちにス
テップ18に進み、出発ポート8の取得を行って出発動
作に移る。例えば本実施形態でいえば、工程4を終了し
て工程5へ向かうときの自走式ワーク搬送パレット2が
単に通過するに過ぎない第3ステーション5Cは、自走
式ワーク搬送パレット2に対し何ら組立等の作業をする
わけでなくこの「対応ステーション5が該当しない場
合」に当たる。
【0053】一方、対応ステーション5が該当すること
を確認した場合は、自走式ワーク搬送パレット2が到着
したことを作業者に通知し(ステップ14)、ワーク4
に対する組立、加工等の作業が完了するまで待つ(ステ
ップ15)。また、作業を終えた自走式ワーク搬送パレ
ット2が出発する準備として、工程番号に基づき上述の
「出発時占有ステーション」及び「出発時解放ステーシ
ョン」の情報を取得する(ステップ16)。取得後、自
走式ワーク搬送パレット2が記憶している工程番号を次
工程番号へ書き換え更新する(ステップ17)。
【0054】続いて、更新した工程番号の「自工程まで
の経路」データより、出発ポート8を取得(決定)する
(ステップ18)。出発ポート取得後、接統情報に基づ
いて次のステーション5を決定する。さらに、ステップ
16で取得した「出発時占有ステーション」及びステッ
プ18に基づき決定した次ステーション5が占有可能か
どうか確認する(ステップ19)。出発時占有ステーシ
ョンと次ステーション5との占有が可能であることを確
認できたら、自走式ワーク搬送パレット2に出発指示を
出す(ステップ20)。自走式ワーク搬送パレット2が
出発することにより当該ステーション5は解放される。
この後、ステーションコントローラ6は再び自走式ワー
ク搬送パレット2の到着を待つ状態に戻る(ステップ1
1)。
【0055】以上から解るように、本実施形態において
は、各ステーションコントローラ6に対し同一のプログ
ラムを記憶させておき、第一の実施形態で示した接続情
報および表4に示した工程定義表を各ステーションコン
トローラ6毎に記憶することにより、例えば上述したよ
うな戻り動作を含む複雑な搬送動作にも対応することが
可能となっている。
【0056】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば上述の各実施形態ではネットワーク接続さ
れた上位装置7から各ステーションコントローラ6へと
処理手順プログラムが送信されていたが、各ステーショ
ンコントローラ6に所望のプログラムをインストールす
ることが可能であればプログラムの供給形態はこれに限
らず、例えばサーバからクライアントとしての各ステー
ションコントローラ6へプログラムを送信する形態であ
ってもよい。この場合のサーバとしては、例えばインタ
ーネット上のサーバであって各ステーションコントロー
ラ6に処理手順プログラムをダウンロードするネットワ
ークサーバなどが該当する。あるいは、このようなサー
バを一切介さず、CD−ROM等の記録媒体に格納され
た処理手順プログラムを各ステーションコントローラ6
に直接インストールするようにしても構わない。
【0057】また、上述した実施形態では軌道3上の直
線部分に3つのステーション5A〜5Cが直列的に接続
されている形態について説明したが、ステーション5の
接続形態あるいは個数は上述したものに限られない。例
えば、図15に示すように軌道3が十字に交差するとと
もに交差点中に設けられた方向転換機12によって経路
の変更が可能となっているワーク搬送システム1におい
て、交差点の四方の進入口(出口)さらには交差点内に
それぞれステーション5を設けることは、交差点に進入
しあるいは出てくる自走式ワーク搬送パレット2さらに
は交差点内に位置している自走式ワーク搬送パレット2
を監視し制御することによって交差点での衝突等を防ぎ
円滑なワーク搬送を確保する点で好ましい。また、図示
しないが、交差点におけると同様に例えば軌道3の分岐
点などにおいてステーション5を設けることも円滑なワ
ーク搬送を確保する点で好ましい。
【0058】また、上述した実施形態では、ステーショ
ンコントローラ6が各ステーション5に対応して1対1
で設けられていたが、これは好適な一例であって、必ず
しも1対1には限られず、例えば図15に示したように
複数のステーション5を1つのステーションコントロー
ラ6で制御するなど、ステーション5の個数や形態に合
わせて適宜対応を変えることができる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載のワーク搬送システムによると、集中処理方式を
採用せずに、ステーションに対応して設けられたステー
ションコントローラにより分散制御することとしている
ため、軌道配置などの変更に対し、対応するプログラム
を変更すれば済み全てのプログラムを変更する必要がな
い。したがって、軌道配置変更や大規模化などのシステ
ムの変更に容易に対応することができる。
【0060】また、請求項2記載のワーク搬送システム
によると、ステーションコントローラにネットワーク接
続された上位装置から各ステーションコントローラへ処
理手順プログラムを送信できる。また、各ステーション
コントローラが処理手順プログラムを受信した後はワー
ク搬送システムの稼動に上位装置を必要としないので、
この上位装置をネットワークから切り離すことができ
る。
【0061】また、請求項3記載のワーク搬送システム
によると、上位装置により、ワーク搬送システムの稼動
中にそれぞれのステーションコントローラの状態を認識
することができ、さらに、認識した結果、自走式ワーク
搬送パレットをトラッキングすることができる。
【0062】また、請求項4記載のワーク搬送システム
によると、複数の経路をワーク搬送システム上に設定す
るとともに、自走式ワーク搬送パレットの記憶に応じて
任意の経路を選択して走行させることが可能となる。
【0063】また、請求項5記載のワーク搬送システム
1によると、上位装置の入力手段を用いることにより処
理手順プログラムの作成からプログラム送信まで連続し
て行うことができる。
【0064】また、請求項6記載のワーク搬送システム
によると、上位装置のシミュレーション手段を利用する
ことにより、ステーションコントローラにおける処理手
順プログラムの妥当性をオフラインで検討することがで
きる。また、タクトバランスを予め検討して効果的なレ
イアウトを容易に見つけることができる。
【0065】また、請求項7記載のワーク搬送システム
によると、上位装置により停止、再起動するなどワーク
搬送システムを一括して操作することが可能となる。
【0066】また、請求項8記載のワーク搬送システム
によると、分岐点や交差点に進入しあるいは出てくる自
走式ワーク搬送パレットさらには交差点等の内側に位置
している自走式ワーク搬送パレットを監視し制御するこ
とによって交差点等での衝突等を防ぎ円滑なワーク搬送
を確保しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク搬送システムの一実施形態
を示す図で、ステーション、ステーションコントローラ
等の接続の一例を示すものである。
【図2】ステーションの配置例を示す図である。
【図3】自走式ワーク搬送パレットに対する処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図4】自走式ワーク搬送パレットとステーションにお
ける各センサ等の配置例を示す側面図である。
【図5】自走式ワーク搬送パレットの正面図(背面図)
である。
【図6】遮光板の側面図である。
【図7】遮光板の正面図(背面図)である。
【図8】ステーションにおける各センサ等の配置例を示
す平面図である。
【図9】本発明の第二の実施形態を示す図で、各ステー
ションと工程との関係を示すものである。
【図10】デッドロックが生じた状態を示す図である。
【図11】先行する自走式ワーク搬送パレットが工程2
から工程3へと向かう状態を示す図である。
【図12】先行する自走式ワーク搬送パレットが工程3
から工程4へと向かう状態を示す図である。
【図13】工程4を終えた自走式ワーク搬送パレットが
ステーション5Cを通過する状態を示す図である。
【図14】本発明の第二の実施形態における処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図15】軌道上の交差点およびこの交差点の進入口等
に設けられたステーションを示す図である。
【符号の説明】
1 ワーク搬送システム 2 自走式ワーク搬送パレット 3 軌道 4 ワーク 5 ステーション 6 ステーションコントローラ 7 上位装置 26 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田切 秀行 長野県伊那市上の原6100番地 株式会社三 協精機製作所伊那工場内 Fターム(参考) 3C100 AA48 CC02 DD07 DD12 DD23 3F333 FA02 FA04 FE08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに対し組立、加工、洗浄等の各工
    程を行うため軌道上を自走する自走式ワーク搬送パレッ
    トにより前記ワークを搬送するワーク搬送システムにお
    いて、該ワーク搬送システムは前記自走式ワーク搬送パ
    レットの停止を指示する手段を有する軌道上の位置であ
    るステーションと該ステーションに対応して設けられる
    ステーションコントローラを備えるとともに、前記自走
    式ワーク搬送パレットは前記ステーションを介して前記
    ステーションコントローラと通信をする通信手段を備
    え、前記ステーションは前記自走式ワーク搬送パレット
    と前記ステーションコントローラとの間に介在しこれら
    の間での通信を確保し、前記ステーションコントローラ
    は他のステーションコントローラとネットワーク接続さ
    れるとともに、データの授受をするデータ授受手段と、
    前記ステーションを介して前記自走式ワーク搬送パレッ
    トと通信する通信手段と、前記自走式ワーク搬送パレッ
    トに対する処理手順プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記処理手順プログラムを実行する実行手段とを備える
    ことを特徴とするワーク搬送システム。
  2. 【請求項2】 前記ステーションコントローラとネット
    ワーク接続されるとともに前記処理手順プログラムを前
    記ステーションコントローラに送信する送信手段を有す
    る上位装置を備え、前記ステーションコントローラには
    前記上位装置から前記処理手順プログラムを受信する受
    信手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のワーク搬送システム。
  3. 【請求項3】 前記ステーションコントローラと前記上
    位装置は、前記ステーションコントローラと前記上位装
    置間でデータ授受するためのデータ授受手段を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のワーク搬送システム。
  4. 【請求項4】 前記自走式ワーク搬送パレットは前記ス
    テーションコントローラとの通信情報を記憶する記憶手
    段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    ワーク搬送システム。
  5. 【請求項5】 前記上位装置は前記処理手順プログラム
    を入力する入力手段を有することを特徴とする請求項2
    に記載のワーク搬送システム。
  6. 【請求項6】 前記上位装置は前記ステーションコント
    ローラに送信された前記処理手順プログラムによる前記
    搬送パレットの動きをシミュレーションできるシミュレ
    ーション手段を有することを特徴とする請求項2に記載
    のワーク搬送システム。
  7. 【請求項7】 前記上位装置は、前記ステーションコン
    トローラに送信された処理手順プログラムを実行しある
    いは中断するように設けられていることを特徴とする請
    求項2に記載のワーク搬送システム。
  8. 【請求項8】 前記軌道の分岐点または交差点への進入
    口に前記ステーションが設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のワーク搬送システム。
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