JP2003344793A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2003344793A
JP2003344793A JP2002156148A JP2002156148A JP2003344793A JP 2003344793 A JP2003344793 A JP 2003344793A JP 2002156148 A JP2002156148 A JP 2002156148A JP 2002156148 A JP2002156148 A JP 2002156148A JP 2003344793 A JP2003344793 A JP 2003344793A
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JP2002156148A
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Haruyuki Sekine
春行 関根
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、複数の発光源が主走査方向
に直交して配設される半導体レーザアレイにおける主走
査方向の印字タイミングずれを補正して、高画質な画像
を形成可能な光走査装置を提供する。 【解決手段】 光走査装置100に備える制御回路10
は、基準画像クロック信号と、基準画像クロック信号を
順次遅延させた画像クロック信号に基づいて、発光源1
1a、11bを任意の発光タイミングで点灯させ、発光
源11a、11bから出力されるレーザビームを光検出
器7で検出し、光検出器7から出力されるレーザビーム
に応じた出力信号の信号幅を計数回路2で計数し、CP
U3により、この信号幅wが最小となる画像クロック信
号を選択して、発光源11a、11bの発光タイミング
を調整することにより、発光源11a、11bの位置ず
れによる主走査方向の印字タイミングずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発光源を有
するマルチビーム方式の光走査装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタ等の画像形
成装置では、高速出力、高解像度を図るため、複数の発
光源を有する半導体レーザアレイから複数のビームを出
力させ、複数走査ラインを同時に走査して書き込みを行
うマルチビーム方式の光走査装置が利用されている。こ
のような光走査装置では、複数の発光源を主走査方向に
直交するように配設し、隣接する走査線を走査する方式
や、走査線を数ライン隔てて走査する飛び越し走査方式
を用いた光走査装置が開発されている。
【0003】図6を参照して、複数の発光源が主走査方
向に直交して配設される光走査装置100について説明
する。図6に示すように、コリメータユニット11に備
えられる半導体レーザアレイ6には、主走査方向に直交
して2つの発光源11a、11bが配設されている。こ
の発光源11a、11bから出射された2本のレーザビ
ームは、副走査方向に所定の屈折力を有するシリンドリ
カルレンズ12に入射される。次いで、シリンドリカル
レンズ12に入射した略平行光束のうち主走査断面にお
いてはそのまま略平行光束の状態で出射され、副走査断
面においては収束した状態で出射され、ポリゴンミラー
13の偏向面上に略線状に結像される。続いて、レーザ
ビームは、ポリゴンミラー13により偏向反射され、f
θレンズ14、シリンドリカルレンズ15を介して走査
速度補正が行われ、感光体ドラム16の表面を等速度で
水平走査して、潜像を形成する。
【0004】また、感光体ドラム16において主走査方
向の画像データの書き込みタイミングを取るための主走
査書き込みタイミング信号を検出するため、光走査領域
外にはフォトセンサ18が配設されている。ここで、シ
リンドリカルレンズ15から出射されたレーザビーム
は、レーザビーム走査領域に配設されるミラー17によ
り反射され、フォトセンサ18に入射される。そして、
フォトセンサ18により検出されたレーザビームの水平
同期信号に同期した画像データに応じて、発光源11
a、11bが点灯/消灯されることにより、一走査で2
ラインが平行して感光体ドラムに結像され、画像データ
に応じた潜像が形成される構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光走査装置にあっては、複数の発光源を主走
査方向に直交するように配設した場合、その取り付け誤
差により、主走査方向の印字タイミングにずれが生じる
場合がある。一般的な走査光学系においては、副走査方
向の結像倍率に対し、主走査方向の結像倍率はかなり大
きくなっている。例えば、副走査方向の結像倍率が3
倍、主走査方向の結像倍率が20倍である走査光学系
と、発光源間の間隔が14μmの半導体レーザアレイと
を用いて600dpiの解像度で画像を形成する場合、
半導体レーザアレイの取り付けが、副走査方向に5°傾
くと、感光体ドラム上の副走査方向のビームピッチは、
約0.1μmの変動が生じるのに対し、主走査方向のビ
ームピッチは、約24μmの変動が生じてしまう。この
ビームピッチの変動により、感光体ドラム上に形成され
る画像は、1画素の半分以上の印字タイミングずれを生
じることとなり、画質の劣化を引き起こすという問題が
あった。
【0006】したがって、上記光走査装置の発光源の取
り付けにおいては、主走査方向の印字タイミングずれが
生じないように、極めて高い取り付け精度が要求される
ため、光走査装置の生産性が低いという問題があった。
また、取り付け後の調整が極めて困難であるため、経時
変化等による主走査方向の印字タイミングずれが生じた
場合、この印字タイミングずれを修正することは殆ど不
可能であった。
【0007】本発明の課題は、複数の発光源が主走査方
向に直交して配設される半導体レーザアレイにおける主
走査方向の印字タイミングずれを補正して、高画質な画
像を形成可能な光走査装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の発光源が主走査方向
に略直交するように配設される発光手段と、前記複数の
発光源の発光タイミングを制御する基準クロック信号を
生成する基準クロック信号生成手段と、前記複数の発光
源から出力される複数のビームを同時に検出して当該ビ
ームの発光量に応じた出力信号を出力する光検出手段
と、を備える光走査装置において、前記基準クロック信
号生成手段により生成される基準クロック信号を順次遅
延させて画像クロック信号を生成する画像クロック信号
生成手段と、前記画像クロック信号生成手段により生成
された画像クロック信号に基づいて発光する複数の発光
源から出力される複数のビームの発光量に応じて前記光
検出手段から出力される出力信号の信号幅を計数する計
数手段と、前記計数手段により計数される出力信号の信
号幅が最も小さくなるように、前記画像クロック信号を
選択して、前記複数の発光源の発光タイミングを調整す
るタイミング調整手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0009】したがって、前記複数のビームの発光量に
応じて出力される出力信号の信号幅が最も小さくなるよ
うに、前記画像クロック信号を選択して、複数の発光源
の発光タイミングを調整することにより、各発光源から
出力されるビームの入力タイミングずれを補正すること
ができる。これにより、主走査方向の印字タイミングず
れを補正することができるため、印字タイミングずれに
よる画質の劣化を防いで、高品質な画像を提供すること
ができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記計数手段は、前記発光手段が少なくと
も3以上の発光源を有する場合、互いに隣接しない2つ
の発光源から出力されるビームの発光量に応じた出力信
号の信号幅を計数し、前記タイミング調整手段は、当該
出力信号の信号幅が最も小さくなるように、画像クロッ
ク信号を選択して、前記複数の発光源の発光タイミング
を調整することを特徴としている。
【0011】したがって、互いに隣接しない2つの発光
源から出力されるビームに対応する出力信号の信号幅に
基づいて、2つの発光源から出力されるビームの入力タ
イミングずれを検出することにより、より精度良く入力
タイミングの誤差を検出して、発光源の発光タイミング
を調整することができ、主走査方向における印字タイミ
ングずれを高精度に補正することができる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記計数手段は、前記複数の発光源のうち
両端に配設される2つの発光源から出力されるビームの
発光量に応じた出力信号の信号幅を計数し、前記タイミ
ング調整手段は、当該出力信号の信号幅が最も小さくな
るように、画像クロック信号を選択して、前記発光源の
発光タイミングを調整することを特徴としている。
【0013】したがって、発光手段に備えられる複数の
発光源のうち、両端に配設される2つの発光源から出力
されるビームを基準とすることで、2つのビームは副走
査方向に広いビームピッチを有するため、主走査方向の
入力タイミングずれを精度良く検出することができる。
これにより、主走査方向の印字タイミングずれを高精度
に補正することができ、画質の劣化を防いでより高品質
な画像を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示
例に限定されない。ここで、本発明に係る光走査装置
と、本実施の形態における光走査装置100とにおける
各構成要素の対応関係を明示する。すなわち、本発明の
発光源は、本実施の形態の発光源11a、11bに対応
し、本発明の発光手段は、本実施の形態の半導体レーザ
アレイ6に対応している。また、本発明の基準クロック
信号生成手段は、本実施の形態のOSC1に対応し、本
発明の光検出手段は、本実施の形態の光検出器7に対応
している。さらに、本発明の画像クロック信号生成手
段、計数手段は、本実施の形態の計数回路2に対応し、
本発明のタイミング調整手段は、本実施の形態のCPU
3に対応している。
【0015】まず、構成を説明する。本実施の形態にお
ける光走査装置1の外観構成は、上述した従来の光走査
装置100と同様の構成によってなるため、同一部分に
ついては同一の符号を付し、その構成および説明につい
ては省略する。以下、本実施の形態において特徴的な、
光走査装置100を制御する制御回路10について説明
する。
【0016】図1は、光走査装置100に備える制御回
路10の要部構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、制御回路10は、OSC1、計数回路2、CP
U3、画像データ処理部4、レーザ駆動回路5a、5
b、発光源11a、11bを備える半導体レーザアレイ
6、光検出器7等を備えて構成されている。
【0017】OSC(Oscillator)1は、基準周波数信
号となる基準画像クロック信号を発生し、計数回路2お
よび画像データ処理部4に出力する。
【0018】計数回路2は、図2のタイミングチャート
に示すように、OSC1から入力される基準画像クロッ
ク信号をタイミングジェネレータ(図示せず)により順
次遅延させ、この順次遅延させた画像クロック信号DT
1〜DTnをフリップフロップ(図示せず)に入力す
る。そして、計数回路2は、画像データ処理部4に画像
クロック信号DT0〜DTnを出力する。
【0019】また、計数回路2は、光検出器7から入力
される出力信号の立ち上がりおよび立ち下がりを検出し
て、立ち上がりから立下りまでの時間差に基づいて出力
信号の信号幅wを計数し、計数した信号幅wをCPU3
に出力する。そして、計数回路2は、主走査方向の入力
タイミングずれを補正するために、CPU3の制御に応
じて、出力信号幅wが最小となる画像クロック信号DT
nを選択して、画像データ処理部4に出力する。
【0020】ここで、光検出器7から出力され、計数回
路2により計数されるの出力信号の信号幅wについて図
3を参照して説明する。図3(a)〜(c)は、フォト
センサ18に入射したレーザビームによる結像スポット
11a´、11b´の走査タイミングと、光検出器7か
ら出力される出力信号との関係を示す図である。なお、
フォトセンサ18上に示される矢印は、レーザビームの
入力方向、すなわち、主走査方向を示している。
【0021】図3(a)は、結像スポット11a´、1
1b´が同じタイミングにて走査された場合に、光検出
器7から出力される出力信号を示す図である。また、図
3(b)は、結像スポット11a´が、結像スポット1
1b´より早いタイミングにて走査された場合の出力信
号を示しており、図3(c)は、結像スポット11a´
が、結像スポット11b´より遅いタイミングにて走査
された場合の出力信号を示している。このように、結像
スポット11a´、11b´の走査タイミングにずれが
生じた場合、すなわち、レーザビームの入力タイミング
にずれが生じた場合、このずれに応じて出力信号の信号
幅wが大きくなることがわかる。
【0022】ここで、レーザビームの入力タイミングに
ずれが生じる理由としては、発光源11a、11bの取
り付け誤差が挙げられる。したがって、レーザビームの
入力タイミングのずれ量は、発光源11a、11bの取
り付け角度の誤差に応じて決定されるため、出力信号幅
wも同様に、発光源11a、11bの取り付け角度の誤
差に応じた幅を有すると考えられる。
【0023】次に、レーザビームの入力タイミングずれ
をレーザビームの主走査方向の位置ずれとし、この主走
査方向の位置ずれ量と、光検出器7から出力される出力
信号幅wとの関係を図4に示す。図4に示すように、発
光源11aから出力されるレーザビームと、発光源11
bから出力されるレーザビームの位置ずれ量が0となる
とき、出力信号幅wは最小となり、レーザビームの位置
ずれ量が、正方向または負方向にが大きくなるにしたが
って、出力信号幅wも大きくなることがわかる。
【0024】したがって、光検出器7から出力される出
力信号幅wが最小値となるように、最適な画像クロック
信号を選択して、発光源11a、11bから出射される
レーザビームの入力タイミングを制御することにより、
発光源11a、11bの取り付け位置の物理的なずれを
解消して、主走査方向の印字タイミングずれを補正する
ことができる。
【0025】図1に戻り、CPU(Central Processing
Unit)3は、内蔵ROM(Read Only Memory)に記憶
されている各種システムプログラムを読み出して実行
し、制御回路10の各部を駆動制御する。具体的に、C
PU3は、計数回路2により計数される光検出器7から
の出力信号幅wに基づいて、出力信号幅wが最小となる
画像クロック信号DTnを選択する画像クロック信号選
択処理を実行する。なお、画像クロック信号選択処理に
ついては、後述して詳細を説明する。
【0026】画像データ処理部4は、PWM(Pulse Wi
dth Modulation)、PM(Power Modulation)等を備え
て構成され、PWMは、入力された画像データをパルス
幅変調してPMに出力し、PMは、PWMから入力され
た画像データをパワー変調する。そして、パワー変調さ
れた画像データと、OSC1から入力される基準画像ク
ロック信号または計数回路2から入力される画像クロッ
ク信号DTnとをそれぞれレーザ駆動回路5a、5bに
出力する。
【0027】レーザ駆動回路5aは、画像データ処理部
4から入力される画像データと、基準画像クロック信号
に基づいて、発光源11aを点灯/消灯させる。また、
レーザ駆動回路5bは、画像データ処理部4から入力さ
れる画像データと、画像クロック信号DTnに基づい
て、発光源11bを点灯/消灯させる。すなわち、レー
ザ駆動回路5a、5bは、基準画像クロック信号と、基
準画像クロック信号を遅延させた画像クロック信号DT
nとに基づいて、発光源11a、11bの点灯/消灯タ
イミングを制御することにより、発光源11a、11b
の主走査方向における入力タイミングのずれを解消す
る。
【0028】なお、本実施の形態においては、レーザ駆
動回路5aは、基準画像クロック信号に基づいて駆動す
る構成として説明を行うが、これに限らず、計数回路2
から出力される画像クロック信号に基づいて駆動する構
成であっても良い。
【0029】半導体レーザアレイ6は、2つの発光源1
1a、11bを備え、2つの発光源が主走査方向に直交
して配設され、レーザ駆動回路5a、5bの制御に応じ
て点灯/消灯する。なお、本実施の形態においては、半
導体レーザアレイ6に備えられる発光源が2つの場合を
例として説明したが、発光源の数はこれに限らず任意で
ある。
【0030】光検出器7は、発光源11a、11bの発
光量を一括してモニタする単独のフォトセンサ18を備
えており、発光源11a、11bが点灯すると、発光源
11a、11bから出力されたレーザビームを検出し、
その発光量に応じたモニタ電流を出力信号として計数回
路2に出力する。
【0031】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
5は、CPU3により実行される主走査方向の入力タイ
ミングずれを補正するための画像クロック信号選択処理
を示すフローチャートである。以下、図5を参照して、
CPU3により実行される画像クロック選択処理を詳細
に説明する。
【0032】まず、CPU3の制御により、OSC1か
ら出力される基準画像クロック信号とともに、計数回路
2から基準画像クロック信号を遅延させた画像クロック
信号DTn−1が画像データ処理部4に出力され、基準
画像クロック信号および画像クロック信号DTn−1に
基づいて、発光源11a、11bが点灯する。次いで、
この発光量が光検出器7により検出され、発光量に応じ
た出力信号が計数回路2に出力され、計数回路2により
出力信号の出力信号幅w(n−1)が計数される。そし
て、CPU3は、計数回路2から画像クロック信号DT
n−1に対応する出力信号幅w(n−1)を取得する
(ステップS1)。
【0033】続いて、CPU3は、遅延段数を一段遅ら
せた画像クロック信号DTnを計数回路2から画像デー
タ処理部4に出力させ、画像クロック信号DTnに対応
する出力信号幅w(n)を取得する(ステップS2)。
さらに、CPU3は、遅延段数をもう一段遅らせた画像
クロック信号DTn+1を計数回路2から画像データ処
理部4に出力させ、画像クロック信号DTn+1に対応
する出力信号幅w(n+1)を取得する(ステップS
3)。
【0034】そして、CPU3は、得られた出力信号幅
wを比較して、信号出力幅wの最小値を検討する。ま
ず、CPU3は、得られた出力信号幅wの関係が、w
(n−1)>w(n)<w(n+1)である否かを判断
する(ステップS4)。ここで、出力信号幅wの関係
が、w(n−1)>w(n)<w(n+1)である場合
(ステップS4;YES)、CPU3は、信号出力幅w
(n)が最小値であると判断して、信号出力幅w(n)
に対応する画像クロック信号DTnを最適な画像クロッ
ク信号に決定する(ステップS10)。そして、CPU
3は、本画像クロック信号選択処理を終了する。
【0035】一方、得られた出力信号幅wの関係が、w
(n−1)>w(n)<w(n+1)でない場合(ステ
ップS4;NO)、CPU3は、出力信号幅wの関係
が、w(n−1)>w(n)>w(n+1)であるか否
かを判断する(ステップS5)。ここで、出力信号幅w
の関係が、w(n−1)>w(n)>w(n+1)であ
る場合(ステップS5;YES)、すなわち、遅延段数
を後段にずらすにしたがって、出力信号幅wが小さくな
る場合、CPU3は、さらに遅延段数を後段にずらすこ
とにより、出力信号幅wの最小値を検討する。
【0036】つまり、CPU3は、遅延段数を1つ後段
にずらして(ステップS6)、画像クロック信号DTN
を出力させ、画像クロック信号DTNに対応する出力信
号幅w(N)を取得する(ステップS7)。続いて、C
PU3は、画像クロック信号DTNより1つ前段の画像
クロック信号DTN−1に対応する出力信号幅w(N−
1)と、出力信号幅w(N)とを比較する(ステップS
8)。ここで、出力信号幅w(N−1)が小さい場合
(ステップS8;YES)、CPU3は、出力信号幅w
(N−1)が最小値であると判断して、信号出力幅w
(N−1)に対応する画像クロック信号DTN−1を最
適な画像クロック信号に決定し(ステップS9)、本画
像クロック信号選択処理を終了する。
【0037】一方、出力信号幅w(N−1)と、取得し
た出力信号幅w(N)とを比較して、出力信号幅w
(N)が小さい場合(ステップS8;NO)、出力信号
幅w(N−1)は最小値でないと判断して、ステップS
6に移行する。そして、CPU3は、画像クロック信号
DTNの遅延段数をさらに後段にずらして、ステップS
6〜S8の処理を繰り返して実行し、出力信号幅wの最
小値の検討を行う。
【0038】さらに、ステップS5に戻って、出力信号
幅wの関係が、w(n−1)>w(n)>w(n+1)
でない場合(ステップS5;NO)、すなわち、遅延段
数を後段にずらすにしたがって、出力信号幅wが大きく
なる場合、CPU3は、遅延段数を前段にずらすことに
より、出力信号幅wの最小値を検討する。
【0039】つまり、CPU3は、遅延段数を1つ前段
にずらして(ステップS11)、画像クロック信号DT
Nを出力させ、画像クロック信号DTNに対応する出力
信号幅w(N)を取得する(ステップS12)。続い
て、CPU3は、画像クロック信号DTNより1つ後段
の画像クロック信号DTN+1に対応する出力信号幅w
(N+1)と、出力信号幅w(N)とを比較する(ステ
ップS13)。ここで、出力信号幅w(N+1)が小さ
い場合(ステップS13;YES)、CPU3は、出力
信号幅w(N+1)が最小値であると判断して、信号出
力幅w(N+1)に対応する画像クロック信号DTN+
1を最適な画像クロック信号に決定し(ステップS1
4)、本画像クロック信号選択処理を終了する。
【0040】一方、出力信号幅w(N+1)と、取得し
た出力信号幅w(N)とを比較して、出力信号幅w
(N)が小さい場合(ステップS13;NO)、出力信
号幅w(N+1)は最小値でないと判断して、ステップ
S11に移行する。そして、CPU3は、画像クロック
信号DTNの遅延段数をさらに前段にずらして、ステッ
プS11〜S13の処理を繰り返して実行し、出力信号
幅wの最小値を検討する。
【0041】以上のように、本実施の形態における光走
査装置100によれば、制御回路10は、基準画像クロ
ック信号と、基準画像クロック信号を順次遅延させた画
像クロック信号に基づいて、発光源11a、11bを任
意の発光タイミングで点灯させ、発光源11a、11b
から出力されるレーザビームを光検出器7で検出し、光
検出器7から出力されるレーザビームに応じた出力信号
の信号幅を計数回路2で計数し、CPU3により、この
信号幅wが最小となる画像クロック信号を選択して、発
光源11a、11bの発光タイミングを調整することに
より、発光源11a、11bの位置ずれによる主走査方
向の印字タイミングずれを補正する。
【0042】したがって、例えば、光走査装置100を
構成する際に、発光源11a、11bの取り付け位置に
誤差が生じた場合、発光源11a、11bの発光タイミ
ングを調整することにより、レーザビームの入力タイミ
ングを調整することができる。すなわち、発光源の取り
付け位置の誤差によるレーザビームの入力タイミングず
れを解消することができ、主走査方向における印字タイ
ミングずれを補正して、品質の良い画像を提供すること
ができる。
【0043】これにより、光走査装置を製造する際に、
発光源の取り付けが簡易になり、光走査装置の生産性が
向上する。また、経年変化等により、発光源の取り付け
位置にずれが生じた場合でも、制御回路10により、レ
ーザビームの入力タイミングずれを検出して、主走査方
向の印字タイミングずれを補正することができるため、
長期間にわたり品質の良い画像を提供することができ
る。
【0044】なお、上述した本実施の形態における記述
は、本発明に係る好適な光走査装置100の一例であ
り、これに限定されるものではない。例えば、本実施の
形態における光走査装置100に備えられる発光源の数
は、2つの場合を例として説明を行ったが、半導体レー
ザアレイ6に備えられる発光源の数はこれに限らず、複
数の発光源を備えることが可能である。
【0045】ここで、半導体レーザアレイ6に3以上の
発光源を備える場合、互いに隣接しない2つの発光源か
ら出力されるレーザビームに基づいて、主走査方向の印
字タイミングずれを補正することが好ましい。つまり、
制御回路10は、互いに隣接しない2つの発光源を点灯
させ、この2つの発光源から出力されるレーザビームを
光検出器7により検出して、このレーザビームに応じた
出力信号の信号幅wが最小値となるように、画像クロッ
ク信号選択処理を行い、画像クロック信号を選択する。
そして、この2つの発光源の発光タイミングに基づい
て、CPU3により、他の発光源の発光タイミングを制
御するための画像クロック信号を決定することにより、
半導体レーザアレイ6に備えられる複数の発光源の発光
タイミングを調整して、主走査方向の印字タイミングず
れを補正する。
【0046】すなわち、副走査方向のビームピッチが広
いほど主走査方向の位置ずれを精度良く検出することが
できるため、3以上の発光源が主走査方向に直交して配
設されている場合、互いに隣接しない2つの発光源から
出力されるレーザビームに対応する出力信号幅wに基づ
いて、主走査方向の位置ずれを補正することにより、よ
り精度良く印字タイミングずれを補正することができ、
高画質な画像を提供することができる。
【0047】また、より好ましくは、半導体レーザアレ
イ6に複数の発光源を備える場合、両端に配設される2
つの発光源から出力されるレーザビームに基づいて、主
走査方向の印字タイミングずれを補正する。つまり、両
端に配設される2つの光源を点灯させ、この2つの発光
源から出力されるレーザビームを光検出器7により検出
して、このレーザビームに応じた出力信号の信号幅wが
最小値となるように画像クロック信号選択処理を行い、
両端に配設される発光源の画像クロック信号を決定す
る。そして、両端に配設される発光源の発光タイミング
に基づいて、両端の発光源の間に配設される他の発光源
の発光タイミングを制御するための画像クロック信号を
決定する。
【0048】これにより、半導体レーザアレイ6に複数
の発光源を備える場合、主走査方向の入力タイミングず
れを精度良く検出して、感光体ドラム上における主走査
方向の印字タイミングずれを高精度に補正することがで
きる。
【0049】その他、本実施の形態における光走査装置
100の構成部分の細部構成、及び細部動作に関して
は、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更
可能であることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記複数
のビームに対応して出力される出力信号の信号幅が最も
小さくなるように、前記画像クロック信号を選択して、
複数の発光源の発光タイミングを調整することにより、
各発光源から出力されるビームの入力タイミングずれを
補正することができる。これにより、主走査方向の印字
タイミングずれを補正することができため、印字タイミ
ングずれによる画質の劣化を防いで、高品質な画像を提
供することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、互いに隣接しない2つの発光
源から出力されるビームに対応する出力信号の信号幅に
基づいて、各発光源から出力されるビームの入力タイミ
ングずれを検出することにより、より精度良く入力タイ
ミングずれを検出して、主走査方向における印字タイミ
ングずれを補正することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、発光手段に備えられる複数の
発光源のうち、両端に配設される2つの発光源から出力
されるビームを基準とすることで、2つのビームは、副
走査方向に広いビームピッチを有するため、主走査方向
の入力タイミングずれを精度良く検出することができ
る。これにより、主走査方向の印字タイミングずれを高
精度に補正することができ、画質の劣化を防いでより高
品質な画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における光走査装
置100の制御回路10の要部構成を示すブロック図で
ある。
【図2】計数回路2から出力される画像クロック信号D
T1〜DTnを示すタイミングチャートである。
【図3】2つの結像スポットの入力タイミングずれと、
光検出器7から出力される出力信号との関係を示す図で
ある。
【図4】光検出器7から出力される出力信号幅wと、2
つの発光源の主走査方向における位置ずれとの関係を示
す図である。
【図5】図1のCPU3により実行される画像クロック
信号選択処理を示すフローチャートである。
【図6】複数の発光源が主走査方向に直交して配設され
る走査装置100の外観構成を示す図である。
【符号の説明】
100 光走査装置 10 制御回路 1 OSC 2 計数回路 3 CPU 4 画像データ処理部 5a、5b レーザ駆動回路 6 半導体レーザアレイ 7 光検出器 11 コリメータユニット 11a、11b 発光源 12 シリンドリカルレンズ 13 ポリゴンミラー 14 fθレンズ 15 シリンドリカルレンズ 16 感光体ドラム 17 ミラー 18 フォトセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発光源が主走査方向に略直交するよ
    うに配設される発光手段と、前記複数の発光源の発光タ
    イミングを制御する基準クロック信号を生成する基準ク
    ロック信号生成手段と、前記複数の発光源から出力され
    る複数のビームを同時に検出して当該ビームの発光量に
    応じた出力信号を出力する光検出手段と、を備える光走
    査装置において、 前記基準クロック信号生成手段により生成される基準ク
    ロック信号を順次遅延させて画像クロック信号を生成す
    る画像クロック信号生成手段と、 前記画像クロック信号生成手段により生成された画像ク
    ロック信号に基づいて発光する複数の発光源から出力さ
    れる複数のビームの発光量に応じて前記光検出手段から
    出力される出力信号の信号幅を計数する計数手段と、 前記計数手段により計数される出力信号の信号幅が最も
    小さくなるように、前記画像クロック信号を選択して、
    前記複数の発光源の発光タイミングを調整するタイミン
    グ調整手段と、 を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】前記計数手段は、前記発光手段が少なくと
    も3以上の発光源を有する場合、互いに隣接しない2つ
    の発光源から出力されるビームの発光量に応じた出力信
    号の信号幅を計数し、 前記タイミング調整手段は、当該出力信号の信号幅が最
    も小さくなるように、画像クロック信号を選択して、前
    記複数の発光源の発光タイミングを調整することを特徴
    とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】前記計数手段は、前記複数の発光源のうち
    両端に配設される2つの発光源から出力されるビームの
    発光量に応じた出力信号の信号幅を計数し、 前記タイミング調整手段は、当該出力信号の信号幅が最
    も小さくなるように、画像クロック信号を選択して、前
    記複数の発光源の発光タイミングを調整することを特徴
    とする請求項1記載の光走査装置。
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