JP2003344729A - 光電気複合型伝送ケーブル - Google Patents
光電気複合型伝送ケーブルInfo
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B9/00—Power cables
- H01B9/005—Power cables including optical transmission elements
-
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- H01B11/00—Communication cables or conductors
- H01B11/18—Coaxial cables; Analogous cables having more than one inner conductor within a common outer conductor
- H01B11/1891—Coaxial cables; Analogous cables having more than one inner conductor within a common outer conductor comprising auxiliary conductors
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- H01B11/22—Cables including at least one electrical conductor together with optical fibres
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- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光信号と共に電気信号を伝送する手段を提供
する。 【解決手段】 光電気複合型伝送ケーブル（１００）
は、光ファイバ（１０２）と、この光ファイバを取り巻
く電気的な伝導性を有するスリーブ（１０８）とを含
む。光ファイバが光信号を伝送し、導電性スリーブが電
気信号又は電力を伝導する。電気的な伝導性を有するス
リーブは、特性インピーダンスを備え、高周波電気信号
を伝送する能力を有し、電気伝送線路の一部を形成する
ことができる。
する。 【解決手段】 光電気複合型伝送ケーブル（１００）
は、光ファイバ（１０２）と、この光ファイバを取り巻
く電気的な伝導性を有するスリーブ（１０８）とを含
む。光ファイバが光信号を伝送し、導電性スリーブが電
気信号又は電力を伝導する。電気的な伝導性を有するス
リーブは、特性インピーダンスを備え、高周波電気信号
を伝送する能力を有し、電気伝送線路の一部を形成する
ことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号と電気信号
を伝送する光電気複合型伝送ケーブル（combinedoptica
l and electrical line）に関する。
を伝送する光電気複合型伝送ケーブル（combinedoptica
l and electrical line）に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバは、通常、光学素子間におけ
る光信号の伝送に使用されるが、しばしばこれら同一の
光学素子間において（或いは、これら光学素子の少なく
とも１つに対して）電気信号をも伝送しなければならな
い場合がある。従来は、光伝送路とは別の電気的な伝導
性を有するトレースを使用してこれを実現しているが、
この方法では、光学素子を含む装置が複雑化しコストも
上昇する。
る光信号の伝送に使用されるが、しばしばこれら同一の
光学素子間において（或いは、これら光学素子の少なく
とも１つに対して）電気信号をも伝送しなければならな
い場合がある。従来は、光伝送路とは別の電気的な伝導
性を有するトレースを使用してこれを実現しているが、
この方法では、光学素子を含む装置が複雑化しコストも
上昇する。
【０００３】このような従来の方式は、電気信号の周波
数が従来のプリント回路基板のトレースによって容易に
伝送可能なレベルを上回る場合に、特に不便且つ高価な
ものになる。即ち、このような電気信号を伝送するに
は、低損失の誘電体で遮蔽された或いは同軸の電気伝送
ケーブルを使用しなければならないからである。
数が従来のプリント回路基板のトレースによって容易に
伝送可能なレベルを上回る場合に、特に不便且つ高価な
ものになる。即ち、このような電気信号を伝送するに
は、低損失の誘電体で遮蔽された或いは同軸の電気伝送
ケーブルを使用しなければならないからである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、光信号と共に
電気信号を伝送する方法が求められている。
電気信号を伝送する方法が求められている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバ
と、この光ファイバを取り巻く電気的な伝導性を有する
スリーブと、を含む光電気複合型伝送ケーブルを提供す
るものである。光ファイバが光信号を伝送し、導電性ス
リーブが電気信号又は電力を伝導する。従って、この光
電気複合型伝送ケーブルは、単一の物理装置によって光
学的接続と電気的接続の両方を提供する。
と、この光ファイバを取り巻く電気的な伝導性を有する
スリーブと、を含む光電気複合型伝送ケーブルを提供す
るものである。光ファイバが光信号を伝送し、導電性ス
リーブが電気信号又は電力を伝導する。従って、この光
電気複合型伝送ケーブルは、単一の物理装置によって光
学的接続と電気的接続の両方を提供する。
【０００６】電気的な伝導性を有するスリーブは、特性
インピーダンスを備えると共に極めて優秀なパルスの整
合性を維持して高周波電気信号を伝送する能力を有する
電気伝送線路の一部を形成することができる。
インピーダンスを備えると共に極めて優秀なパルスの整
合性を維持して高周波電気信号を伝送する能力を有する
電気伝送線路の一部を形成することができる。
【０００７】又、本発明では、光信号と電気信号を伝送
する方法をも提供している。この方法によれば、まず、
光ファイバを提供すると共に導電性材料を提供する。そ
して、光ファイバを導電性材料で取り巻いた後に、光フ
ァイバに対して光学的接続を施し、導電性材料に対して
電気的接続を施す。
する方法をも提供している。この方法によれば、まず、
光ファイバを提供すると共に導電性材料を提供する。そ
して、光ファイバを導電性材料で取り巻いた後に、光フ
ァイバに対して光学的接続を施し、導電性材料に対して
電気的接続を施す。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明による光電気複合
型伝送ケーブルの第１実施例１００の短ケーブルを示し
ている。この光電気複合型伝送ケーブル１００は光ファ
イバ１０２と導電性スリーブ１０８から構成されてい
る。そして、光ファイバは、コア１０４とクラッド１０
６から構成されており、クラッドがコアを取り巻いてい
る。導電性スリーブ１０８は電気的な伝導性を有してお
り、その形状は略円筒形であって、光ファイバ１０２を
取り巻き、これと略同心であり、光ファイバの長さの少
なくとも一部にわたって延長している。この導電性スリ
ーブは、光ファイバ１０２の長さの少なくとも一部に沿
って延長する電気的な伝導性を有する経路を提供する。
尚、この導電性スリーブは、必要に応じて、更なる保護
及び電気的絶縁用の層（図示していない）で覆うことも
可能である。
型伝送ケーブルの第１実施例１００の短ケーブルを示し
ている。この光電気複合型伝送ケーブル１００は光ファ
イバ１０２と導電性スリーブ１０８から構成されてい
る。そして、光ファイバは、コア１０４とクラッド１０
６から構成されており、クラッドがコアを取り巻いてい
る。導電性スリーブ１０８は電気的な伝導性を有してお
り、その形状は略円筒形であって、光ファイバ１０２を
取り巻き、これと略同心であり、光ファイバの長さの少
なくとも一部にわたって延長している。この導電性スリ
ーブは、光ファイバ１０２の長さの少なくとも一部に沿
って延長する電気的な伝導性を有する経路を提供する。
尚、この導電性スリーブは、必要に応じて、更なる保護
及び電気的絶縁用の層（図示していない）で覆うことも
可能である。
【０００９】導電性スリーブ１０８が電気的な接続を提
供し、光ファイバ１０２が光学的な接続を提供する。導
電性スリーブは、電気信号、ＡＣ電力、又はＤＣ電力を
伝達することができる。電気信号は、情報信号、制御信
号、又はその他の形態の信号であってよく、ＡＣ又はＤ
Ｃ電力を使用し、例えば、光ファイバが伝達する光信号
の発信元又は宛先の光電デバイスに電力を供給すること
ができる。又、複数の電気信号、或いは信号及び電力を
時分割又は周波数分割多重化によって多重化し、導電性
スリーブを介して伝送することも可能である。
供し、光ファイバ１０２が光学的な接続を提供する。導
電性スリーブは、電気信号、ＡＣ電力、又はＤＣ電力を
伝達することができる。電気信号は、情報信号、制御信
号、又はその他の形態の信号であってよく、ＡＣ又はＤ
Ｃ電力を使用し、例えば、光ファイバが伝達する光信号
の発信元又は宛先の光電デバイスに電力を供給すること
ができる。又、複数の電気信号、或いは信号及び電力を
時分割又は周波数分割多重化によって多重化し、導電性
スリーブを介して伝送することも可能である。
【００１０】光電気複合型伝送ケーブル１００は、光フ
ァイバ１０２のクラッド１０６を銀や銅などの電気的な
伝導性を有する材料で被覆して導電性スリーブ１０８を
形成することにより製作する。このような被覆を施す技
法は、当技術分野において周知であり、本明細書では説
明を省略する。この代わりに、クラッド１０６の周りに
導電性テープを巻き付けることにより、光電気複合型伝
送ケーブル１００を製作することも可能である。更に
は、従来の同軸ケーブルと同様に、クラッドを導電性の
編組で取り巻いて導電性スリーブを提供してもよい。こ
のような巻き付けたり取り巻いたりする技法は当技術分
野において周知であり、説明を省略する。
ァイバ１０２のクラッド１０６を銀や銅などの電気的な
伝導性を有する材料で被覆して導電性スリーブ１０８を
形成することにより製作する。このような被覆を施す技
法は、当技術分野において周知であり、本明細書では説
明を省略する。この代わりに、クラッド１０６の周りに
導電性テープを巻き付けることにより、光電気複合型伝
送ケーブル１００を製作することも可能である。更に
は、従来の同軸ケーブルと同様に、クラッドを導電性の
編組で取り巻いて導電性スリーブを提供してもよい。こ
のような巻き付けたり取り巻いたりする技法は当技術分
野において周知であり、説明を省略する。
【００１１】当技術分野においては、一対の半体からな
る光ファイバコネクタが周知である。このような光ファ
イバコネクタを使用し、光電気複合型伝送ケーブル１０
０と光学素子（図示していない）間を光学的に接続する
ことができる（これに加え、以下に詳述するように、導
電性材料からなる光ファイバコネクタにより、光電気複
合型伝送ケーブルと光学素子又は近接する電子コンポー
ネント間を電気的に接続することができる）。光ファイ
バコネクタの一方の半体（図示されていない）を光電気
複合型伝送ケーブル１００の一端に嵌め込み、光ファイ
バコネクタのもう一方の半体を光学素子上又はその近傍
に取り付ける。そして、これら光ファイバコネクタの両
半体を結合すると、光電気複合型伝送ケーブルが光学素
子に接続される。この光ファイバコネクタの両半体の結
合により、光電気複合型伝送ケーブルと光学素子間の少
なくとも光学的な接続が確立するのである。
る光ファイバコネクタが周知である。このような光ファ
イバコネクタを使用し、光電気複合型伝送ケーブル１０
０と光学素子（図示していない）間を光学的に接続する
ことができる（これに加え、以下に詳述するように、導
電性材料からなる光ファイバコネクタにより、光電気複
合型伝送ケーブルと光学素子又は近接する電子コンポー
ネント間を電気的に接続することができる）。光ファイ
バコネクタの一方の半体（図示されていない）を光電気
複合型伝送ケーブル１００の一端に嵌め込み、光ファイ
バコネクタのもう一方の半体を光学素子上又はその近傍
に取り付ける。そして、これら光ファイバコネクタの両
半体を結合すると、光電気複合型伝送ケーブルが光学素
子に接続される。この光ファイバコネクタの両半体の結
合により、光電気複合型伝送ケーブルと光学素子間の少
なくとも光学的な接続が確立するのである。
【００１２】更に、導電性材料からなる（或いは、これ
を含む）導電性光ファイバコネクタにより、光電気複合
型伝送ケーブル１００と光学素子又は近接する電子コン
ポーネント間を電気的に接続する。発光デバイスや光検
出器など、電気光学素子である光学素子には、少なくと
も１つの電気的な接続が含まれている。光電気複合型伝
送ケーブルに嵌め込まれた導電性光ファイバコネクタの
半体を導電性スリーブ１０８に電気的に接続し、更に、
光学素子上に取り付けた導電性光ファイバコネクタの半
体を光学素子又は近接する電子コンポーネントに電気的
に接続するのである。
を含む）導電性光ファイバコネクタにより、光電気複合
型伝送ケーブル１００と光学素子又は近接する電子コン
ポーネント間を電気的に接続する。発光デバイスや光検
出器など、電気光学素子である光学素子には、少なくと
も１つの電気的な接続が含まれている。光電気複合型伝
送ケーブルに嵌め込まれた導電性光ファイバコネクタの
半体を導電性スリーブ１０８に電気的に接続し、更に、
光学素子上に取り付けた導電性光ファイバコネクタの半
体を光学素子又は近接する電子コンポーネントに電気的
に接続するのである。
【００１３】これらの導電性光ファイバコネクタの半体
を結合すると、前述のように、光電気複合型伝送ケーブ
ル１００と光学素子間が光学的に接続される。更には、
この導電性光ファイバコネクタの半体の結合により、光
電気複合型伝送ケーブルの導電性スリーブ１０８と光学
素子又は近接する電子コンポーネント間が電気的に接続
される。即ち、光ファイバコネクタの両半体を結合する
ことにより、光電気複合型伝送ケーブルと光学素子間の
光学的な結合と電気的な結合の両方が確立するのであ
る。
を結合すると、前述のように、光電気複合型伝送ケーブ
ル１００と光学素子間が光学的に接続される。更には、
この導電性光ファイバコネクタの半体の結合により、光
電気複合型伝送ケーブルの導電性スリーブ１０８と光学
素子又は近接する電子コンポーネント間が電気的に接続
される。即ち、光ファイバコネクタの両半体を結合する
ことにより、光電気複合型伝送ケーブルと光学素子間の
光学的な結合と電気的な結合の両方が確立するのであ
る。
【００１４】図２は、本発明による光電気複合型伝送ケ
ーブルの第２実施例２００の短ケーブルを示している。
この光電気複合型伝送ケーブル２００には、光ファイバ
１０２を取り巻く同軸の電気伝送線路２１０が含まれて
いる。尚、図１を参照して先程説明した光電気複合型伝
送ケーブル１００に対応する光電気複合型伝送ケーブル
２００の各要素は同一の参照符号を使用して示されてお
り、ここでは説明を省略する。
ーブルの第２実施例２００の短ケーブルを示している。
この光電気複合型伝送ケーブル２００には、光ファイバ
１０２を取り巻く同軸の電気伝送線路２１０が含まれて
いる。尚、図１を参照して先程説明した光電気複合型伝
送ケーブル１００に対応する光電気複合型伝送ケーブル
２００の各要素は同一の参照符号を使用して示されてお
り、ここでは説明を省略する。
【００１５】この光電気複合型伝送ケーブル２００で
は、導電性スリーブ１０８が内部導電性スリーブになっ
ており、この光電気複合型伝送ケーブルは、内部導電性
スリーブ１０８を取り巻く誘電性スリーブ２１２と、こ
の誘電性スリーブ２１２を取り巻く外部導電性スリーブ
２１４と、を更に有している。尚、前述のように、この
外部導電性スリーブ２１４を更なる保護及び電気的絶縁
用の層によって覆うこともできる。
は、導電性スリーブ１０８が内部導電性スリーブになっ
ており、この光電気複合型伝送ケーブルは、内部導電性
スリーブ１０８を取り巻く誘電性スリーブ２１２と、こ
の誘電性スリーブ２１２を取り巻く外部導電性スリーブ
２１４と、を更に有している。尚、前述のように、この
外部導電性スリーブ２１４を更なる保護及び電気的絶縁
用の層によって覆うこともできる。
【００１６】内部導電性スリーブ１０８、誘電性スリー
ブ２１２、及び外部導電性スリーブ２１４は、総体とし
て同軸の電気伝送線路２１０を構成している。この同軸
伝送線路は、当技術分野において周知のごとく、光電気
複合型伝送ケーブル２００によって相互接続する接続元
及び及び接続先の電気回路の特性インピーダンスと整合
する特性インピーダンス（例：５０Ωの）を備えるよう
な構造になっている。同軸電気伝送線路は高速の電気信
号を伝送する能力を有しており、パルスの整合性を維持
すると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダン
スを整合するのである。電気信号は内部導電性スリーブ
１０８に接続し、外部導電性スリーブ２１４は接地す
る。尚、これらの導電性スリーブ１０８及び２１４は、
前述の電気信号と多重化された（或いは、その代わり
に）１つ又は複数のＤＣ電力、ＡＣ電力、及びその他の
電気信号を伝達することができる。
ブ２１２、及び外部導電性スリーブ２１４は、総体とし
て同軸の電気伝送線路２１０を構成している。この同軸
伝送線路は、当技術分野において周知のごとく、光電気
複合型伝送ケーブル２００によって相互接続する接続元
及び及び接続先の電気回路の特性インピーダンスと整合
する特性インピーダンス（例：５０Ωの）を備えるよう
な構造になっている。同軸電気伝送線路は高速の電気信
号を伝送する能力を有しており、パルスの整合性を維持
すると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダン
スを整合するのである。電気信号は内部導電性スリーブ
１０８に接続し、外部導電性スリーブ２１４は接地す
る。尚、これらの導電性スリーブ１０８及び２１４は、
前述の電気信号と多重化された（或いは、その代わり
に）１つ又は複数のＤＣ電力、ＡＣ電力、及びその他の
電気信号を伝達することができる。
【００１７】前述の導電性光ファイバコネクタと類似の
導電性光ファイバコネクタを使用し、光電気複合型伝送
ケーブル２００から光学素子又は近接する電気回路への
光学的接続並びに電気的接続の両方を提供することが可
能である。しかしながら、この場合には、光電気複合型
伝送ケーブル２００の内部導電性スリーブ１０８及び外
部導電性スリーブ２１４の両方に電気的接続を提供する
ように光ファイバコネクタを変更すると共に、導電性光
ファイバコネクタによる電気的接続において、同軸電気
伝送線路２１０と同一の特性インピーダンスを備える必
要がある。
導電性光ファイバコネクタを使用し、光電気複合型伝送
ケーブル２００から光学素子又は近接する電気回路への
光学的接続並びに電気的接続の両方を提供することが可
能である。しかしながら、この場合には、光電気複合型
伝送ケーブル２００の内部導電性スリーブ１０８及び外
部導電性スリーブ２１４の両方に電気的接続を提供する
ように光ファイバコネクタを変更すると共に、導電性光
ファイバコネクタによる電気的接続において、同軸電気
伝送線路２１０と同一の特性インピーダンスを備える必
要がある。
【００１８】光電気複合型伝送ケーブル２００の製作に
おいては、まず、銀や銅などの電気的な伝導性を有する
材料によって光ファイバ１０２のクラッド１０６を被覆
して内部導電性スリーブ１０８を形成する。そして、こ
の内部導電性スリーブをポリテトラフルオロエチレン
（ＰＴＦＥ）などの低損失の誘電性材料で被覆して誘電
性スリーブ２１２を形成し、続いて、誘電性スリーブを
銀や銅などの電気的な伝導性を有する材料で被覆して外
部導電性スリーブ２１４を形成する。尚、このような被
覆を施す技法は、当技術分野において周知であり、従っ
て、本明細書では説明を省略する。
おいては、まず、銀や銅などの電気的な伝導性を有する
材料によって光ファイバ１０２のクラッド１０６を被覆
して内部導電性スリーブ１０８を形成する。そして、こ
の内部導電性スリーブをポリテトラフルオロエチレン
（ＰＴＦＥ）などの低損失の誘電性材料で被覆して誘電
性スリーブ２１２を形成し、続いて、誘電性スリーブを
銀や銅などの電気的な伝導性を有する材料で被覆して外
部導電性スリーブ２１４を形成する。尚、このような被
覆を施す技法は、当技術分野において周知であり、従っ
て、本明細書では説明を省略する。
【００１９】この代わりに、クラッド１０６又は誘電性
スリーブ２１２の周りにそれぞれ導電性テープを巻き付
けることにより、内部導電性スリーブ１０８及び外部導
電性スリーブ２１４のいずれか、或いは両方を製作する
ことも可能である。更には、クラッド又は誘電性スリー
ブをそれぞれ導電性の網組で取り巻くことにより、内部
導電性スリーブ及び外部導電性スリーブのいずれか或い
は両方を製作することもできる。このような巻き付けた
り取り巻いたりする技法は、当技術分野において周知あ
り、従って説明は省略する。
スリーブ２１２の周りにそれぞれ導電性テープを巻き付
けることにより、内部導電性スリーブ１０８及び外部導
電性スリーブ２１４のいずれか、或いは両方を製作する
ことも可能である。更には、クラッド又は誘電性スリー
ブをそれぞれ導電性の網組で取り巻くことにより、内部
導電性スリーブ及び外部導電性スリーブのいずれか或い
は両方を製作することもできる。このような巻き付けた
り取り巻いたりする技法は、当技術分野において周知あ
り、従って説明は省略する。
【００２０】図３Ａは、本発明による光電気複合型伝送
ケーブルの第３実施例３００の短ケーブルを示してい
る。この光電気複合型伝送ケーブル３００には、光ファ
イバ３０２と、同軸の電気伝送線路３１０と、が含まれ
ている。この同軸電気伝送線路３００の構造は、図２を
参照して先程説明した同軸電気伝送線路２１０とは異な
っており、光ファイバ３０８が同軸電気伝送線路３１０
の誘電性スリーブの少なくとも一部を形成している。
尚、図１を参照して先程説明した光電気複合型伝送ケー
ブル１００に対応する光電気複合型伝送ケーブル３００
の各要素は同一の参照符号を使用して示されており、こ
こは説明を省略する。
ケーブルの第３実施例３００の短ケーブルを示してい
る。この光電気複合型伝送ケーブル３００には、光ファ
イバ３０２と、同軸の電気伝送線路３１０と、が含まれ
ている。この同軸電気伝送線路３００の構造は、図２を
参照して先程説明した同軸電気伝送線路２１０とは異な
っており、光ファイバ３０８が同軸電気伝送線路３１０
の誘電性スリーブの少なくとも一部を形成している。
尚、図１を参照して先程説明した光電気複合型伝送ケー
ブル１００に対応する光電気複合型伝送ケーブル３００
の各要素は同一の参照符号を使用して示されており、こ
こは説明を省略する。
【００２１】この光電気複合型伝送ケーブル３００は、
中心導電体３２２と、この中心導電体を取り巻く光ファ
イバコア３０４と、この光ファイバコアを取り巻く光フ
ァイバクラッド３０６、及び光ファイバクラッド３０６
を取り巻く導電性スリーブ１０８から構成されており、
これらの中心導電体、光ファイバコア、光ファイバクラ
ッド、及び導電性スリーブは略同心になっている。尚、
前述のように、導電性スリーブ１０８を更なる保護及び
電気的絶縁用の層によって覆うことも可能である。
中心導電体３２２と、この中心導電体を取り巻く光ファ
イバコア３０４と、この光ファイバコアを取り巻く光フ
ァイバクラッド３０６、及び光ファイバクラッド３０６
を取り巻く導電性スリーブ１０８から構成されており、
これらの中心導電体、光ファイバコア、光ファイバクラ
ッド、及び導電性スリーブは略同心になっている。尚、
前述のように、導電性スリーブ１０８を更なる保護及び
電気的絶縁用の層によって覆うことも可能である。
【００２２】光ファイバコア３０４及び光ファイバクラ
ッド３０６が光ファイバ３０２を構成している。これら
の光ファイバコア及び光ファイバクラッドは光学的に透
明な材料から形成されており、光ファイバクラッド３０
６の材料は、光ファイバコア３０４の材料よりも屈折率
がわずかに小さい。
ッド３０６が光ファイバ３０２を構成している。これら
の光ファイバコア及び光ファイバクラッドは光学的に透
明な材料から形成されており、光ファイバクラッド３０
６の材料は、光ファイバコア３０４の材料よりも屈折率
がわずかに小さい。
【００２３】中心導電体３２２、光ファイバ３０２、及
び導電性スリーブ１０８は、同軸の電気伝送線路３１０
の中心導電体、誘電体、及び外部導電体をそれぞれ構成
している。この同軸の電気伝送線路は、高速の電気信号
を伝送する能力を有しており、パルスの整合性を維持す
ると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダンス
と整合する特性インピーダンスを備えている。電気信号
を中心導電体３２２に接続し、導電性スリーブ１０８は
接地する。尚、中心導電体３２２と導電性スリーブ１０
８は、これに加えて（或いは、この代わりに）１つ又は
複数のＡＣ電力、ＤＣ電力、又は（及び）その他の電気
信号を伝達することができる。
び導電性スリーブ１０８は、同軸の電気伝送線路３１０
の中心導電体、誘電体、及び外部導電体をそれぞれ構成
している。この同軸の電気伝送線路は、高速の電気信号
を伝送する能力を有しており、パルスの整合性を維持す
ると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダンス
と整合する特性インピーダンスを備えている。電気信号
を中心導電体３２２に接続し、導電性スリーブ１０８は
接地する。尚、中心導電体３２２と導電性スリーブ１０
８は、これに加えて（或いは、この代わりに）１つ又は
複数のＡＣ電力、ＤＣ電力、又は（及び）その他の電気
信号を伝達することができる。
【００２４】中心導電体３２２は、導電性材料からなる
細長い柱である。この中心導電体の導電性材料は、導電
性スリーブ１０８と同一の（或いは、これとは異なる）
ものであってよい。
細長い柱である。この中心導電体の導電性材料は、導電
性スリーブ１０８と同一の（或いは、これとは異なる）
ものであってよい。
【００２５】更なる誘電性材料のスリーブ（図示されて
いない）を光ファイバ３０２と導電性スリーブ１０８の
間に介在させることもできる。このような更なるスリー
ブを使用し、例えば、特定の特性インピーダンスを同軸
電気伝送線路３１０に提供することができる。この場
合、光ファイバは、同軸電気伝送線路３１０の誘電性ス
リーブの一部のみを構成することになる。このような更
なるスリーブを使用し、例えば、特定の特性インピーダ
ンスを同軸の電気的伝送ライン３１０に提供することが
できる。
いない）を光ファイバ３０２と導電性スリーブ１０８の
間に介在させることもできる。このような更なるスリー
ブを使用し、例えば、特定の特性インピーダンスを同軸
電気伝送線路３１０に提供することができる。この場
合、光ファイバは、同軸電気伝送線路３１０の誘電性ス
リーブの一部のみを構成することになる。このような更
なるスリーブを使用し、例えば、特定の特性インピーダ
ンスを同軸の電気的伝送ライン３１０に提供することが
できる。
【００２６】光電気複合型伝送ケーブル３００の製作に
おいては、まず、中心導電体３２２を取り巻く光ファイ
バ３０２を製作する。ガラス又はプラスチックの毛細管
を形成する技法は周知である。そして、このガラス又は
プラスチックの毛細管内に中心導電体３２２を挿入し、
中心導電体をガラス又はプラスチックのスリーブで取り
巻くようにする。尚、この代わりに、類似の構造を押出
し成形を使用して製作することも可能である。
おいては、まず、中心導電体３２２を取り巻く光ファイ
バ３０２を製作する。ガラス又はプラスチックの毛細管
を形成する技法は周知である。そして、このガラス又は
プラスチックの毛細管内に中心導電体３２２を挿入し、
中心導電体をガラス又はプラスチックのスリーブで取り
巻くようにする。尚、この代わりに、類似の構造を押出
し成形を使用して製作することも可能である。
【００２７】これらの中心導電体３２２及びガラス又は
プラスチックのスリーブを加熱し、スリーブの材料内に
光ファイバ３０２を形成する。一実施例においては、こ
の加熱のプロセスを水素の雰囲気中で実行する。中心導
電体とスリーブを加熱することにより、半径方向で外側
に向かって中心導電体の導電性材料がスリーブ材料内に
拡散する。このスリーブ内に拡散した導電性材料によ
り、スリーブ材料の屈折率が大きくなり、光ファイバの
コア３０４が形成される。更に、この加熱プロセスによ
り、半径方向で内側に向かってスリーブ材料内に水素が
拡散する。この水素により、スリーブ材料の屈折率が小
さくなり、光ファイバのクラッド３０６が形成される。
尚、この加熱プロセスは、光ファイバコアと光ファイバ
クラッドがそれぞれ近接して形成された段階で停止す
る。
プラスチックのスリーブを加熱し、スリーブの材料内に
光ファイバ３０２を形成する。一実施例においては、こ
の加熱のプロセスを水素の雰囲気中で実行する。中心導
電体とスリーブを加熱することにより、半径方向で外側
に向かって中心導電体の導電性材料がスリーブ材料内に
拡散する。このスリーブ内に拡散した導電性材料によ
り、スリーブ材料の屈折率が大きくなり、光ファイバの
コア３０４が形成される。更に、この加熱プロセスによ
り、半径方向で内側に向かってスリーブ材料内に水素が
拡散する。この水素により、スリーブ材料の屈折率が小
さくなり、光ファイバのクラッド３０６が形成される。
尚、この加熱プロセスは、光ファイバコアと光ファイバ
クラッドがそれぞれ近接して形成された段階で停止す
る。
【００２８】次に、前述のように、光ファイバ３０２を
導電性材料の層で被覆して導電性スリーブ１０８を形成
する。尚、この代わりに、前述のように、光ファイバに
導電性テープを巻き付けたり導電性の網組で取り巻いた
りして導電性スリーブを形成してもよい。
導電性材料の層で被覆して導電性スリーブ１０８を形成
する。尚、この代わりに、前述のように、光ファイバに
導電性テープを巻き付けたり導電性の網組で取り巻いた
りして導電性スリーブを形成してもよい。
【００２９】図３Ｂは、本発明による光電気複合型伝送
ケーブル３５０の短ケーブルを示している。この光電気
複合型伝送ケーブルは、図３Ａを参照して先程説明した
光電気複合型伝送ケーブル３００を単純化した変形であ
り、速度が中程度の近距離のアプリケーションに適して
いる。尚、図３Ａを参照して先程説明した光電気複合型
伝送ケーブル３００に対応する光電気複合型伝送ケーブ
ル３５０の各要素は同一の参照符号を使用して示されて
おり、ここでは説明を省略する。
ケーブル３５０の短ケーブルを示している。この光電気
複合型伝送ケーブルは、図３Ａを参照して先程説明した
光電気複合型伝送ケーブル３００を単純化した変形であ
り、速度が中程度の近距離のアプリケーションに適して
いる。尚、図３Ａを参照して先程説明した光電気複合型
伝送ケーブル３００に対応する光電気複合型伝送ケーブ
ル３５０の各要素は同一の参照符号を使用して示されて
おり、ここでは説明を省略する。
【００３０】この光電気複合型伝送ケーブル３５０は、
中心導電体３２２、この中心導電体を取り巻く光ファイ
バコア３０４、及び光ファイバコア３０４を取り巻く導
電性スリーブ１０８から構成されており、これらの中心
導電体、光ファイバコア、及び導電性スリーブは略同心
になっている。尚、前述のように、導電性スリーブ１０
８を更なる保護及び電気的絶縁用の層で覆うことも可能
である。
中心導電体３２２、この中心導電体を取り巻く光ファイ
バコア３０４、及び光ファイバコア３０４を取り巻く導
電性スリーブ１０８から構成されており、これらの中心
導電体、光ファイバコア、及び導電性スリーブは略同心
になっている。尚、前述のように、導電性スリーブ１０
８を更なる保護及び電気的絶縁用の層で覆うことも可能
である。
【００３１】光ファイバコア３０４と導電性スリーブ１
０８が光ファイバ３５２を構成しており、これらの光フ
ァイバコア及び導電性スリーブが総体として近距離アプ
リケーションに十分な光導波路を提供する。
０８が光ファイバ３５２を構成しており、これらの光フ
ァイバコア及び導電性スリーブが総体として近距離アプ
リケーションに十分な光導波路を提供する。
【００３２】中心導電体３２２、光ファイバコア３０
４、及び導電性スリーブ１０８は、同軸の電気伝送線路
３６０の中心導電体、誘電体、及び外部導電体をそれぞ
れ構成している。この同軸電気伝送線路は高速の電気信
号を伝送する能力を有しており、パルスの整合性を維持
すると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダン
スと整合する特性インピーダンスを備えている。電気信
号を中心導電体３２２に接続し、導電性スリーブ１０８
を接地する。尚、中心導電体３２２と導電性スリーブ１
０８は、これに加えて（或いは、この代わりに）１つ又
は複数のＡＣ電力、ＤＣ電力、及びその他の電気信号を
伝達することができる。
４、及び導電性スリーブ１０８は、同軸の電気伝送線路
３６０の中心導電体、誘電体、及び外部導電体をそれぞ
れ構成している。この同軸電気伝送線路は高速の電気信
号を伝送する能力を有しており、パルスの整合性を維持
すると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダン
スと整合する特性インピーダンスを備えている。電気信
号を中心導電体３２２に接続し、導電性スリーブ１０８
を接地する。尚、中心導電体３２２と導電性スリーブ１
０８は、これに加えて（或いは、この代わりに）１つ又
は複数のＡＣ電力、ＤＣ電力、及びその他の電気信号を
伝達することができる。
【００３３】更なる誘電性材料のスリーブ（図示されて
いない）を光ファイバ３０４と導電性スリーブ１０８の
間に介在させて、例えば、特定の特性インピーダンスを
同軸電気伝送線路３６０に提供することができる。この
場合、光ファイバコアは、同軸電気伝送線路の誘電性ス
リーブの一部のみを構成することになる。
いない）を光ファイバ３０４と導電性スリーブ１０８の
間に介在させて、例えば、特定の特性インピーダンスを
同軸電気伝送線路３６０に提供することができる。この
場合、光ファイバコアは、同軸電気伝送線路の誘電性ス
リーブの一部のみを構成することになる。
【００３４】この光電気複合型伝送ケーブル３５０を製
作するべく、図３Ａを参照して先程説明した光電気複合
型伝送ケーブル３００の製作方法を適合することが可能
である。又、この代わりに、その他の方法を使用して光
電気複合型伝送ケーブル３５０を製作することもでき
る。
作するべく、図３Ａを参照して先程説明した光電気複合
型伝送ケーブル３００の製作方法を適合することが可能
である。又、この代わりに、その他の方法を使用して光
電気複合型伝送ケーブル３５０を製作することもでき
る。
【００３５】図４は、本発明による光電気複合型伝送ケ
ーブルの第４実施例４００の短ケーブルを示している。
この光電気複合型伝送ケーブル４００は、誘電性スリー
ブ内に複数の光ファイバが埋め込まれた同軸電気伝送線
路から構成されている。尚、図１を参照して先程説明し
た光電気複合型伝送ケーブル１００に対応する光電気複
合型伝送ケーブル４００の各要素は同一の参照符号を使
用して示されており、それらの説明はここでは省略す
る。
ーブルの第４実施例４００の短ケーブルを示している。
この光電気複合型伝送ケーブル４００は、誘電性スリー
ブ内に複数の光ファイバが埋め込まれた同軸電気伝送線
路から構成されている。尚、図１を参照して先程説明し
た光電気複合型伝送ケーブル１００に対応する光電気複
合型伝送ケーブル４００の各要素は同一の参照符号を使
用して示されており、それらの説明はここでは省略す
る。
【００３６】この光電気複合型伝送ケーブル４００は、
中心導電体４２２、この中心導電体を取り巻く誘電性ス
リーブ４１２、及び誘電性スリーブを取り巻く導電性ス
リーブ１０８から構成されている。これらの中心導電
体、誘電性スリーブ、及び導電性スリーブは互いに略同
心に配置されており、同軸電気伝送線路４１０を構成し
ている。尚、前述のように、この導電性スリーブを更な
る保護及び電気的絶縁用の層で覆うことも可能である。
中心導電体４２２、この中心導電体を取り巻く誘電性ス
リーブ４１２、及び誘電性スリーブを取り巻く導電性ス
リーブ１０８から構成されている。これらの中心導電
体、誘電性スリーブ、及び導電性スリーブは互いに略同
心に配置されており、同軸電気伝送線路４１０を構成し
ている。尚、前述のように、この導電性スリーブを更な
る保護及び電気的絶縁用の層で覆うことも可能である。
【００３７】少なくとも１つの光ファイバが同軸電気伝
送線路４１０の誘電性スリーブ内４１２に埋め込まれて
おり、この図示の例では、光ファイバ４３２、４３４、
及び４３６が誘電性スリーブ内に埋め込まれている。光
ファイバ４３２は、クラッド４０６とコア４０４から構
成されており、コアはクラッドよりも大きな屈折率を備
えている。クラッドがコアを取り巻いており、光ファイ
バ４３２と４３６は同様の構造になっている。尚、図示
されている光ファイバの数は模範的なものに過ぎず、誘
電性スリーブには、更に多くの、或いはこれよりも少な
い数の光ファイバを埋め込むことができる。
送線路４１０の誘電性スリーブ内４１２に埋め込まれて
おり、この図示の例では、光ファイバ４３２、４３４、
及び４３６が誘電性スリーブ内に埋め込まれている。光
ファイバ４３２は、クラッド４０６とコア４０４から構
成されており、コアはクラッドよりも大きな屈折率を備
えている。クラッドがコアを取り巻いており、光ファイ
バ４３２と４３６は同様の構造になっている。尚、図示
されている光ファイバの数は模範的なものに過ぎず、誘
電性スリーブには、更に多くの、或いはこれよりも少な
い数の光ファイバを埋め込むことができる。
【００３８】同軸電気伝送線路４１０は、高速の電気信
号を伝送する能力を有しており、パスルの整合性を維持
すると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダン
スと整合する特性インピーダンスを備えている。電気信
号を中心導電体４２２に接続し、導電性スリーブ１０８
を接地する。尚、中心導電体４２２及び導電性スリーブ
１０８は、これに加えて（或いは、この代わりに）１つ
又は複数のＡＣ電力、ＤＣ電力、及びその他の電気信号
を伝達することができる。
号を伝送する能力を有しており、パスルの整合性を維持
すると共に接続元及び接続先の電気回路のインピーダン
スと整合する特性インピーダンスを備えている。電気信
号を中心導電体４２２に接続し、導電性スリーブ１０８
を接地する。尚、中心導電体４２２及び導電性スリーブ
１０８は、これに加えて（或いは、この代わりに）１つ
又は複数のＡＣ電力、ＤＣ電力、及びその他の電気信号
を伝達することができる。
【００３９】この光電気複合型伝送ケーブル４００の製
作においては、まず、押出し成形プロセスを使用して中
心導電体４２２を少なくとも１つの光ファイバ（例：光
ファイバ４３２）が埋め込まれた誘電性スリーブ４１２
によって取り巻く。そして、前述のように、誘電性スリ
ーブ４１２を導電性材料で被覆して導電性スリーブ１０
８を提供する。尚、この代わりに、前述のように、誘電
性スリーブに導電性テープを巻き付けたり導電性の網組
で取り巻いたりして導電性スリーブ１０８を提供するこ
とも可能である。
作においては、まず、押出し成形プロセスを使用して中
心導電体４２２を少なくとも１つの光ファイバ（例：光
ファイバ４３２）が埋め込まれた誘電性スリーブ４１２
によって取り巻く。そして、前述のように、誘電性スリ
ーブ４１２を導電性材料で被覆して導電性スリーブ１０
８を提供する。尚、この代わりに、前述のように、誘電
性スリーブに導電性テープを巻き付けたり導電性の網組
で取り巻いたりして導電性スリーブ１０８を提供するこ
とも可能である。
【００４０】次に図５Ａのフローチャートを参照し、本
発明による光信号及び電気信号を伝送する方法５００に
ついて説明する。段階５０２において、光ファイバを提
供する。段階５０４において、導電性材料を提供する。
段階５０６において、光ファイバを導電性材料で取り巻
く。段階５０８において、光学的な接続を光ファイバに
対して施す。段階５１０において、電気的な接続を導電
性材料に対して施す。
発明による光信号及び電気信号を伝送する方法５００に
ついて説明する。段階５０２において、光ファイバを提
供する。段階５０４において、導電性材料を提供する。
段階５０６において、光ファイバを導電性材料で取り巻
く。段階５０８において、光学的な接続を光ファイバに
対して施す。段階５１０において、電気的な接続を導電
性材料に対して施す。
【００４１】尚、段階５０６において、光ファイバを導
電性材料で被覆することによって光ファイバを導電性材
料で取り巻いてもよい。
電性材料で被覆することによって光ファイバを導電性材
料で取り巻いてもよい。
【００４２】図５Ｂは、図５Ａを参照して先程説明した
方法の第１変形５２０を示すフローチャートである。こ
の変形には、段階５２１〜５２５が更に含まれている。
段階５２１において、誘電性材料を提供する。段階５２
２において、更なる導電性材料を提供する。この更なる
導電性材料は、段階５０４において提供された導電性材
料と同一のもの（或いは、異なるもの）であってよい。
段階５２３において、導電性材料を誘電性材料で取り巻
く。段階５２４において、誘電性材料を更なる導電性材
料で取り巻く。段階５２５において、更なる電気的接続
を更なる導電性材料に対して施す。
方法の第１変形５２０を示すフローチャートである。こ
の変形には、段階５２１〜５２５が更に含まれている。
段階５２１において、誘電性材料を提供する。段階５２
２において、更なる導電性材料を提供する。この更なる
導電性材料は、段階５０４において提供された導電性材
料と同一のもの（或いは、異なるもの）であってよい。
段階５２３において、導電性材料を誘電性材料で取り巻
く。段階５２４において、誘電性材料を更なる導電性材
料で取り巻く。段階５２５において、更なる電気的接続
を更なる導電性材料に対して施す。
【００４３】図５Ｃは、図５Ａを参照して先程説明した
方法の第２変形５３０を示すフローチャートである。こ
の変形には、段階５０２の実施例５３１と更なる段階５
３６が含まれている。段階５０２の実施例５３１は、段
階５３２〜５３５で構成されている。段階５３２におい
て、中心導電体を提供する。段階５３３において、コア
材料とクラッド材料を提供する。段階５３４において、
中心導電体をコア材料で取り巻く。段階５３５におい
て、コア材料をクラッド材料で取り巻く。段階５３６に
おいて、更なる電気的な接続を中心導電体に対して施
す。
方法の第２変形５３０を示すフローチャートである。こ
の変形には、段階５０２の実施例５３１と更なる段階５
３６が含まれている。段階５０２の実施例５３１は、段
階５３２〜５３５で構成されている。段階５３２におい
て、中心導電体を提供する。段階５３３において、コア
材料とクラッド材料を提供する。段階５３４において、
中心導電体をコア材料で取り巻く。段階５３５におい
て、コア材料をクラッド材料で取り巻く。段階５３６に
おいて、更なる電気的な接続を中心導電体に対して施
す。
【００４４】図５Ｄは、図５Ａを参照して先程説明した
方法の第３変形５４０を示すフローチャートである。こ
の変形には、段階５０２の実施例５４１と更なる段階５
４５が含まれている。段階５０２の実施例５４１は、段
階５４２〜５４４で構成されている。段階５４２におい
て、中心導電体を提供する。段階５４３において、コア
材料を提供する。段階５４４において、中心導電体をコ
ア材料で取り巻く。段階５４５において、更なる電気的
接続を中心導電体に対して施す。
方法の第３変形５４０を示すフローチャートである。こ
の変形には、段階５０２の実施例５４１と更なる段階５
４５が含まれている。段階５０２の実施例５４１は、段
階５４２〜５４４で構成されている。段階５４２におい
て、中心導電体を提供する。段階５４３において、コア
材料を提供する。段階５４４において、中心導電体をコ
ア材料で取り巻く。段階５４５において、更なる電気的
接続を中心導電体に対して施す。
【００４５】図５Ｅは、図５Ａを参照して先程説明した
方法の第４変形５５０を示すフローチャートである。こ
の変形には、更なる段階５５１〜５５５と段階５０６の
実施例５５６が含まれている。段階５５１において、中
心導電体を提供する。段階５５２において、誘電性材料
を提供する。段階５５３において、中心導電体を誘電性
材料で取り巻く。段階５５４において、光ファイバを誘
電性材料に埋め込む。段階５５５において、更なる電気
的接続を中心導電体に対して施す。段階５０６の実施例
５５６において、光ファイバが埋め込まれた誘電性材料
を導電性材料で取り巻いて光ファイバを導電性材料で取
り巻く。
方法の第４変形５５０を示すフローチャートである。こ
の変形には、更なる段階５５１〜５５５と段階５０６の
実施例５５６が含まれている。段階５５１において、中
心導電体を提供する。段階５５２において、誘電性材料
を提供する。段階５５３において、中心導電体を誘電性
材料で取り巻く。段階５５４において、光ファイバを誘
電性材料に埋め込む。段階５５５において、更なる電気
的接続を中心導電体に対して施す。段階５０６の実施例
５５６において、光ファイバが埋め込まれた誘電性材料
を導電性材料で取り巻いて光ファイバを導電性材料で取
り巻く。
【００４６】更なる変形においては、段階５５４で、少
なくとも１つの更なる光ファイバを提供し、誘電性材料
内に埋め込むことも可能である。
なくとも１つの更なる光ファイバを提供し、誘電性材料
内に埋め込むことも可能である。
【００４７】本開示においては、説明用の実施例を使用
して本発明について詳細に説明している。しかしなが
ら、添付の請求項によって定義される本発明は、説明し
た実施例そのままに限定されるものではないことを理解
されたい。
して本発明について詳細に説明している。しかしなが
ら、添付の請求項によって定義される本発明は、説明し
た実施例そのままに限定されるものではないことを理解
されたい。
【図１】本発明による光電気複合型伝送ケーブルの第１
実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
【図２】本発明による光電気複合型伝送ケーブルの第２
実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
【図３Ａ】本発明による光電気複合型伝送ケーブルの第
３実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
３実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
【図３Ｂ】本発明による光電気複合型伝送ケーブルの第
３実施例の変形の構造を示す短ケーブルの透視図であ
る。
３実施例の変形の構造を示す短ケーブルの透視図であ
る。
【図４】本発明による光電気複合型伝送ケーブルの第４
実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
実施例の構造を示す短ケーブルの透視図である。
【図５Ａ】本発明により光信号と電気信号を伝送する方
法を示すフローチャートである。
法を示すフローチャートである。
【図５Ｂ】図５Ａに示す方法の第１変形を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図５Ｃ】図５Ａに示す方法の第２変形を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図５Ｄ】図５Ａに示す方法の第３変形を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図５Ｅ】図５Ａに示す方法の第４変形を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
１００、２００、３００、３５０、４００ 光電気複合
型伝送ケーブル １０２、３０２、３５２、４３２、４３４ 光ファイバ １０４、３０４ コア １０６、３０６ クラッド １０８ 導電性スリーブ ２１０、３１０ 同軸電気伝送線路 ２１２ 誘電性スリーブ ２１４ 外部導電性スリーブ ３２２ 内部導電体 ４２２ 中心導電体 ４１２ 誘電体
型伝送ケーブル １０２、３０２、３５２、４３２、４３４ 光ファイバ １０４、３０４ コア １０６、３０６ クラッド １０８ 導電性スリーブ ２１０、３１０ 同軸電気伝送線路 ２１２ 誘電性スリーブ ２１４ 外部導電性スリーブ ３２２ 内部導電体 ４２２ 中心導電体 ４１２ 誘電体
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フロントページの続き
(72)発明者 ジョナサン・エヌ・サイモン
アメリカ合衆国カリフォルニア州94546,
キャストロ・ヴァリー，モイヤーズ・スト
リート 22363
(72)発明者 ゲイリー・ビー・ゴードン
アメリカ合衆国カリフォルニア州95070,
サラトガ，バンク・ミル・ロード 21112
Ｆターム(参考） 2H001 BB02 FF01
5G319 HB05 HC02 HD01 HE01 HE19
Claims (15)
- 【請求項１】 光電気複合型伝送ケーブルであって、光
ファイバと、前記光ファイバを取り巻く電気的な伝導性
を有するスリーブとを備える光電気複合型伝送ケーブ
ル。 - 【請求項２】 前記光ファイバは、コアと、該コアを取
り巻くクラッドと、を含み、前記電気的な伝導性を有す
るスリーブは、前記クラッドと接触状態にある請求項１
記載の光電気複合型伝送ケーブル。 - 【請求項３】 前記導電性スリーブは内部導電性スリー
ブであり、前記光電気複合型伝送ケーブルは、前記内部
導電性スリーブを取り巻く誘電性スリーブと、前記誘電
性スリーブを取り巻く外部導電性スリーブとを更に有
し、前記内部導電性スリーブ、前記誘電性スリーブ、及
び前記外部導電性スリーブは、特性インピーダンスを備
える同軸の電気伝送線路を構成する請求項１記載の光電
気複合型伝送ケーブル。 - 【請求項４】 前記光ファイバは、コアと、該コアを取
り巻くクラッドを含み、前記光電気複合型伝送ケーブル
は、前記光ファイバのコアによって取り巻かれた内部導
電体を更に有し、前記内部導電体、前記光ファイバ、及
び前記導電性スリーブは、特性インピーダンスを備えた
同軸の電気伝送線路を構成する請求項１記載の光電気複
合型伝送ケーブル。 - 【請求項５】 前記光ファイバは、コアと、該コアを取
り巻くクラッドと、を含み、前記導電性スリーブは、前
記光ファイバのクラッドを構成する請求項１記載の光電
気複合型伝送ケーブル。 - 【請求項６】 前記光電気複合型伝送ケーブルは、中心
導電体と、前記導電性スリーブと略同心に配置されこれ
によって取り巻かれている誘電体とを更に有し、前記中
心導電体、前記誘電体、及び前記導電性スリーブは、総
体として特性インピーダンスを備える同軸の電気伝送線
路を構成しており、前記光ファイバは、前記誘電体内に
埋め込まれている請求項１記載の光電気複合型伝送ケー
ブル。 - 【請求項７】 前記誘電体内に埋め込まれた少なくとも
１つの更なる光ファイバを更に有する請求項６記載の光
電気複合型伝送ケーブル。 - 【請求項８】 前記光ファイバと光学的な通信状態にあ
ると共に前記導電性スリーブと電気的に接続されている
導電性光ファイバコネクタの半体を更に有する請求項１
記載の光電気複合型伝送ケーブル。 - 【請求項９】 光信号及び電気信号を伝送する方法であ
って、光ファイバを提供する段階と、導電性材料を提供
する段階と、前記光ファイバを前記導電性材料で取り巻
く段階と、光学的接続を前記光ファイバに対して施す段
階と、電気的接続を前記導電性材料に対して施す段階と
を有することを特徴とする方法。 - 【請求項１０】 前記光ファイバを前記導電性材料で取
り巻く段階は、前記光ファイバを前記導電性材料で被覆
する段階を含む請求項９記載の方法。 - 【請求項１１】 誘電性材料を提供する段階と、更なる
導電性材料を提供する段階と、前記導電性材料を前記誘
電性材料で取り巻く段階と、前記誘電性材料を前記更な
る導電性材料で取り巻く段階と、更なる電気的接続を前
記更なる導電性材料に対して施す段階とを更に有する請
求項９記載の方法。 - 【請求項１２】 前記光ファイバを提供する段階は、中
心導電体を提供する段階と、コア材料とクラッド材料を
提供する段階と、前記中心導電体を前記コア材料で取り
巻く段階と、前記コア材料を前記クラッド材料で取り巻
く段階とを含み、前記方法は、更なる電気的接続を前記
中心導電体に対して施す段階を更に有する請求項９記載
の方法。 - 【請求項１３】 前記光ファイバを提供する段階は、中
心導電体を提供する段階と、コア材料を提供する段階
と、前記中心導電体を前記コア材料で取り巻く段階とを
含み、前記方法は、更なる電気的接続を前記中心導電体
に対して施す段階を更に有する請求項９記載の方法。 - 【請求項１４】 前記方法は、中心導電体を提供する段
階と、誘電性材料を提供する段階と、前記中心導電体を
前記誘電性材料で取り巻く段階と、前記光ファイバを前
記誘電性材料内に埋め込む段階と、更なる電気的接続を
前記中心導電体に対して施す段階とを更に有し、前記光
ファイバを前記導電性材料によって取り巻く段階は、前
記誘電性材料を前記導電性材料で取り巻く段階を含む請
求項９記載の方法。 - 【請求項１５】 少なくとも１つの更なる光ファイバを
提供する段階と、前記少なくとも１つの更なる光ファイ
バを前記誘電性材料内に埋め込む段階とを更に有する請
求項１４記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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- 2003-05-12 JP JP2003132511A patent/JP2003344729A/ja not_active Withdrawn
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