JP2003344682A - 光導波路の製造方法と該製造方法で製造した光導波路 - Google Patents

光導波路の製造方法と該製造方法で製造した光導波路

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JP2003344682A
JP2003344682A JP2002154802A JP2002154802A JP2003344682A JP 2003344682 A JP2003344682 A JP 2003344682A JP 2002154802 A JP2002154802 A JP 2002154802A JP 2002154802 A JP2002154802 A JP 2002154802A JP 2003344682 A JP2003344682 A JP 2003344682A
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Nobuyuki Asahi
信行 朝日
Katsuji Komaki
克次 小牧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コア材である樹脂の収縮硬化の影響を受ける
ことなく良好な光伝搬特性を持つものを安価に製造す
る。 【解決手段】 基板クラッド1の表面に設けた凹溝10
にコア材2となる液体状樹脂材料を充填した後、上記樹
脂材料を硬化させてコア材2とするとともに基板クラッ
ド1の表面に被せたカバークラッド3と基板クラッド1
とでコア材2の周囲を覆った光導波路を製造するにあた
り、基板クラッド1の表面もしくはカバークラッド3に
おける基板クラッド1との貼り合わせ面に上記凹溝10
の近傍に位置する樹脂溜まり11を設けた基板クラッド
1もしくはカバークラッド3を用いる。基板クラッド1
とカバークラッド3との間の樹脂材料が収縮硬化時に凹
溝10だけでなく樹脂溜まり11にも引き込まれるよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光導波路の製造方
法、殊にポリマ型平面光導波路の製造方法と該製造方法
で製造した光導波路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平面型の光導波路(図示例はスプリッ
タ)は、従来、石英ガラスか誘電体結晶を材料とし、フ
ォトリソグラフィやドライエッチングプロセスの組み合
わせで製造していたが、これはプロセスが複雑である上
に装置コスト及び材料コストが高く、大量生産には適し
ていない。
【0003】このために近年は高分子材料を用いたもの
が注目されている。この場合、PMMA(ポリメイルメ
タクリレート)やポリスチレンのような透明性に優れた
高分子をコア材とし、コア材料より屈折率の低い材料を
クラッド材としたコア−クラッド構造の平面型光導波路
が一般的であり、製造にはフォトレジストを用いて1枚
毎に反応性イオンエッチングを行う方法や、導波路のコ
アパターンを表面に加工した型を用いた射出成形による
方法、溶融状態の高分子に金型を押し当てて形状を転写
するホットエンボス法等の量産性に優れた製造法で基板
クラッドを作成し、次いで基板クラッドに設けたコア材
充填用の凹溝にコア材である樹脂を滴下して硬化させる
方法が知られている(特開昭63−293509号公
報)。
【0004】しかし、この方法ではコア材がその硬化時
に収縮して凹溝内にコア材が100%充填されないこと
から、特開平2001−228350号公報ではコア材
の滴下と硬化とを複数回行うことが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、後者の公報に
示された方法においても、コア材が100%充填されな
い部分が生じたり、中間層を持つコア部が発生してしま
うおそれを有している。
【0006】すなわち、図8に示すように、凹溝10が
表面に形成されている基板クラッド1にコア材となる液
状の樹脂材料20を滴下し、基板クラッド1と同じ屈折
率のカバークラッド3を貼り合わせて圧力をかけるとと
もにUVランプ9の照射などで樹脂材料20を硬化させ
る時、基板クラッド1とカバークラッド3を密着させて
両者の間に樹脂材料20が残らないようにすると、樹脂
材料20の収縮硬化で凹溝10内で形成されるコア材2
の表面に凹みが生じてしまうことから、基板クラッド1
とカバークラッド3を密着させずに両者の間に樹脂材料
20を残しておき、凹溝10内での樹脂材料20の収縮
硬化時、基板クラッド1とカバークラッド3との間に残
した樹脂材料20が凹溝10内に引き込まれるようにし
ているのであるが、複数本の凹溝10が表面に間隔をお
いて形成されている場合、基板クラッド1とカバークラ
ッド3との間に残した樹脂材料20のうち、複数の凹溝
10の間に位置する部分では両側の凹溝10に引き込ま
れるのに対して、外側の凹溝10よりも更に外側に位置
する部分は、外側の凹溝10に引き込まれるだけである
ことから、中間部の凹溝10に引き込まれる量に合わせ
て基板クラッド1とカバークラッド3とにかける圧力を
小さくして基板クラッド1とカバークラッド3との間に
残す樹脂材料20の量を設定すると、図中の左に示すよ
うに、外側のコア材2の一部が凹溝10からはみ出てク
ラッド材1とカバークラッド3との間に入り込む中間層
29を形成してしまう。この中間層29は光漏れの原因
となるために光伝搬特性の低下となる。
【0007】逆に外側の凹溝10の更に外側に位置する
樹脂材料20が外側の凹溝10に引き込まれる量が適切
になるように圧力を大きくすると、中央部に位置する凹
溝10に引き込まれる樹脂材料20の量が少なくなるた
めに、図中の右側に示すように、中央部のコア材2の表
面に凹みが生じてしまう。
【0008】特開平8−327842号公報には、収縮
硬化を考慮してコア材となる樹脂を多めに滴下し、硬化
後に余剰分をドライエッチングや研磨等で除去すること
が示されているが、この場合、上記中間層や凹みが生じ
ないものの、ドライエッチング等を行うことが必要とな
り、工程数が多くなってコストが高くなる。
【0009】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところはコア材である樹脂の
収縮硬化の影響を受けることなく良好な光伝搬特性を持
つものを安価に製造することができる光導波路の製造方
法と該製造方法で製造した光導波路を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る光
導波路の製造方法は、基板クラッドの表面に設けた凹溝
にコア材となる液体状樹脂材料を充填した後、上記樹脂
材料を硬化させてコア材とするとともに基板クラッドの
表面に被せたカバークラッドと基板クラッドとでコア材
の周囲を覆った光導波路を製造するにあたり、基板クラ
ッドの表面もしくはコア材における基板クラッドとの貼
り合わせ面に上記凹溝の近傍に位置する樹脂溜まりを設
けた基板クラッドもしくはカバークラッドを用いること
に特徴を有している。基板クラッドとカバークラッドと
の間の樹脂材料が収縮硬化時に凹溝だけでなく樹脂溜ま
りにも引き込まれるようにしたものである。
【0011】上記樹脂溜まりの断面形状及び大きさは凹
溝と略同一としておくことが好ましく、また樹脂溜まり
を凹溝と平行な溝状としておくことも好ましい。
【0012】溝状の樹脂溜まりを基板クラッドもしくは
カバークラッドの表面全面に設けたものを用いてもよ
い。
【0013】また、樹脂溜まりをカバークラッド側に設
ける場合、樹脂溜まりを貫通孔として形成してもよい。
【0014】また、基板クラッド乃至カバークラッドの
周部に第2の樹脂溜まりを設けてもよい。
【0015】そして本発明に係る光導波路は、上記の製
造方法によって製造され、その結果、樹脂溜まりがコア
材の近傍に位置しているものであることに特徴を有して
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、本発明においてはまず所要の方法
で作成した基板クラッド1の表面に形成されている凹溝
10にコア材2である液体状の樹脂を滴下乃至塗布し、
次いで該樹脂がある程度硬化収縮した状態で基板クラッ
ド1と同様にコア材2よりも低屈折率の材料からなるカ
バークラッド3を被せ、カバークラッド3と基板クラッ
ド1とをプレスしつつコア材2を硬化させることを基本
とするが、カバークラッド3を先に被せた後に樹脂の硬
化を行わせるようにしてもよい。
【0017】図1において1はスプリット型光導波路の
形成用の基板クラッドであり、該基板クラッド1には、
コアパターンを表面に転写した金型を用いて溶融した基
板クラッド材料にその金型を押し付けてコアパターンを
転写することでツリー状に分岐した凹溝10を形成する
ホットエンボス法により作成したものを好適に用いるこ
とができるが、他の製造法で作成したものであってもよ
い。
【0018】ただし、この基板クラッド1にはコア材2
を充填することになる凹溝10に加えて、各凹溝10の
両脇に樹脂溜まり11を設けている。凹部として形成さ
れた樹脂溜まり11は、ここでは凹溝10の長手方向に
沿って間隔を置いて設けている。従って基板クラッド1
上にコア材2の形成用の樹脂を滴下乃至塗布して収縮硬
化させることにあたり、一番外側に位置する凹溝10の
更に外側に樹脂溜まり11が位置する上に、幅方向に並
んでいる凹溝10間にも樹脂溜まり11が存在している
ために、コア材2の形成用の樹脂材料の余剰分は樹脂溜
まり11に流れる上に、カバークラッド3を被せて圧力
を加えた状態で硬化させるにあたり、樹脂材料は凹溝1
0に引き込まれると同時に樹脂溜まり11にも引き込ま
れるものであり、この結果、各凹溝10に引き込まれる
樹脂材料の量が同じとなるために、コア材2に関して中
間層や凹みの発生がないものである。もっとも、一番外
側に位置している樹脂溜まり11の外側に図1に示すよ
うに中間層29が生じることがあるが、この中間層29
が問題となることは殆どない。
【0019】凹部である樹脂溜まり11は数μm〜数百
μmの大きさのものでその形状と寸法及び間隔は樹脂の
収縮率と凹溝10の形状等にに合わせて決定する。
【0020】さらに、樹脂溜まり11は、図2に示すよ
うに、基板クラッド1の幅方向において複数本の凹溝1
0が小さい間隔である場合、幅方向における一番外側の
凹溝10の更に外側にだけ設けるようにしてもよく、ま
た樹脂溜まり11の断面形状及び大きさを凹溝10の断
面形状(例えば開口幅6μm、深さ6μm、底部幅5μ
mの台形状)と同じとするようにしてもよい。樹脂の硬
化収縮が凹溝10内と同様に樹脂溜まり11に発生する
ために、より均等な形状のコア材2が形成されることに
なる。なお、凹溝10が所定ピッチP(たとえば250
μm間隔)で並んでいる場合、外側の凹溝10と樹脂溜
まり11との間隔も上記ピッチPになるようにしておく
のが好ましいのはもちろんである。
【0021】樹脂溜まり11は、図3に示すように、凹
溝10と平行に走る溝として形成しておくと、作成され
る光導波路の全域に対して均等な形状のコア材2を得る
ことができる。また、ここでは幅方向において並ぶ凹溝
10の間隔が大きい場合(図示例では2本の凹溝10が
並んでいる部分)についても、溝状の樹脂溜まり11を
配して、隣接する凹溝10,10間、あるいは隣接する
凹溝10と樹脂溜まり11間、あるいは隣接する樹脂溜
まり11,11間の間隔が上記の所定ピッチPになるよ
うにしている。
【0022】このほか、幅方向において隣接する凹溝1
0,10の最小間隔がPである時、図4に示すように、
基板クラッド1の表面に凹溝10と平行で且つP/n
(nは整数)の間隔で並ぶ溝状の樹脂溜まり11を設け
るようにしてもよい。この場合、使用することになるコ
ア材2の形成用の樹脂量が多くなるが、中間層の発生を
ほぼ全面で防ぐことができるために、圧力をほぼ全面に
おいて均等にすることができる。
【0023】凹部状もしくは溝状の樹脂溜まり11は基
板クラッド1の表面にではなく、図5に示すようにカバ
ークラッド3における基板クラッド1との貼り合わせ面
に設けてもよく、基板クラッド1とカバークラッド3と
の両者に混在させてもよい。なお、カバークラッド3側
に設ける樹脂溜まり3は、断面形状が矩形の凹溝状のも
のが好ましく、またその大きさは凹溝10と同じである
ことが望ましいが、コア材2である樹脂の種類や凹溝1
0のパターン形状によっては、同じである必要はなく、
樹脂の収縮率やパターン形状に応じて適宜決定すればよ
い。ちなみに、シングルモード用の導波路では4μm〜
12μm角の断面形状の樹脂溜まり11や、4μm〜1
2μm径の凹部型樹脂溜まり11で好ましい結果を得る
ことができ、マルチモード用の導波路では10μm〜5
00μm角の断面形状の樹脂溜まり11や50μm〜2
00μm径の凹部型樹脂溜まり11で好ましい結果を得
ることができた。
【0024】また、カバークラッド3側に樹脂溜まり1
1を設ける場合、この樹脂溜まり11は図6に示すよう
にカバークラッド3を貫通する貫通孔として形成された
ものであってもよい。ちなみにカバークラッド3の厚み
は数十μm〜1mm程度であるが、貫通孔である樹脂溜
まり11は数μm〜数十μm角のものとする。この場
合、コア材2となる樹脂がかなり過剰であっても樹脂溜
まり11を通じて排出してしまうことができる。
【0025】図7は基板クラッド1の表面の周部(もし
くはカバークラッド3の貼り合わせ面の周部)に樹脂溜
まり12を設けたものを示している。基板クラッド1と
カバークラッド3とをプレスしてコア材2により貼り合
わせるものでは、コア材2が接着剤としての役割を果た
すが、導波路が形成されない周部ではプレス時にコア材
2が外部に排出されて基板クラッド1とカバークラッド
3との間にコア材2が存在しない状態になり、接着力が
弱く、使用状態によっては剥離する問題が発生するが、
上記のような樹脂溜まり12を設けておけば、樹脂溜ま
り12に入ったコア材2が周部の接着を担うために、剥
離の問題を無くすことができる。この樹脂溜まり12も
溝状のもののほか、小さな凹部を間隔をおいて並べたも
のであってもよい。
【0026】なお、PMMA(波長1310nmに対す
る屈折率1.4810)製の基板クラッド1と同じPM
MA製のカバークラッド3とメタクリレート系樹脂(波
長1310nmに対する屈折率1.4851)のコア材
2とからなり、最小ピッチPが250μmの1×4スプ
リット型の凹溝10を備えた基板クラッド1に対して、
図3に示す凹溝10と平行な溝状で且つ凹溝10同じ断
面形状及び大きさの樹脂溜まり11を凹溝10から上記
ピッチPだけ離したところに設けたものを用い、コア材
2とする上記樹脂の滴下と収縮硬化及びプレスを行った
ところ、良好な特性を得ることができた。
【0027】また、PMMA(波長650nmに対する
屈折率1.4910)製の基板クラッド1と同じPMM
A製のカバークラッド3とメタクリレート系樹脂(波長
650nmに対する屈折率1.56)のコア材2とから
なり、最小ピッチPが250μmの1×4スプリット型
の凹溝10を備えた基板クラッド1に対して、図3に示
す凹溝10と平行な溝状で且つ凹溝10同じ断面形状及
び大きさの樹脂溜まり11を凹溝10から上記ピッチP
だけ離したところに設けたものを用い、コア材2とする
上記樹脂の滴下と収縮硬化及びプレスを行ったところ、
同じく良好な特性を得ることができた。
【0028】コア材2の硬化収縮率は20%程度である
が、樹脂溜まり11はいずれの場合も有効に作用したこ
とになる。なお、紫外線硬化は基板クラッド1の下方側
から300〜400nmの紫外線を10分程度照射させ
ることで行った。比較的時間をかけて硬化させるほうが
良い結果となった。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明においては、基板ク
ラッドの表面に設けた凹溝にコア材となる液体状樹脂材
料を充填した後、上記樹脂材料を硬化させてコア材とす
るとともに基板クラッドの表面に被せたカバークラッド
と基板クラッドとでコア材の周囲を覆った光導波路を製
造するにあたり、基板クラッドの表面もしくはコア材に
おける基板クラッドとの貼り合わせ面に上記凹溝の近傍
に位置する樹脂溜まりを設けた基板クラッドもしくはコ
ア材を用いるために、樹脂溜まりが樹脂材料の収縮硬化
時に各凹溝内に引き込まれる量をほぼ同じとして、中間
層の発生や凹みの発生を抑えることができるものであ
り、しかも樹脂溜まりを予め設けた基板クラッドもしく
はカバークラッドを用いるだけで工程として増えること
はないために、コア材である樹脂の収縮硬化の影響を受
けることなく良好な光伝搬特性を持つものを安価に製造
することができる。
【0030】そして樹脂溜まりの断面形状及び大きさを
凹溝と略同一としたり、樹脂溜まりを凹溝と平行な溝状
としておくことで、より均等化させることができ、この
結果、光伝搬特性がより良好なものを得ることができ
る。
【0031】溝状の樹脂溜まりを基板クラッドもしくは
カバークラッドの表面全面に設けたものを用いたなら
ば、全面で圧力を均等にすることができるために、さら
に良好な光伝搬特性を有するものを得ることができる。
【0032】また、樹脂溜まりをカバークラッド側に設
ける場合、基板クラッド側に樹脂溜まりを設ける場合に
比して、余分なコア材を吸収することになるために、コ
ア材料の消費が少なくてすむ。また、カバークラッドに
設けた樹脂溜まりを貫通孔としておけば、過剰なコア材
料の排出を樹脂溜まりで行うことができる。
【0033】また、基板クラッド乃至カバークラッドの
周部に第2の樹脂溜まりを設けておくと、基板クラッド
とカバークラッドとの周部における接着力を高めること
ができ、基板クラッドのカバークラッドとの剥離を無く
すことができる。
【0034】そして本発明に係る光導波路は、上記の製
造方法によって製造されたものであるために、安価なが
らも良好な光伝搬特性を有するものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)
は基板クラッドの斜視図、(b)は光導波路の断面図であ
る。
【図2】他例の断面図である。
【図3】更に他例を示すもので、(a)は基板クラッドの
斜視図、(b)は光導波路の断面図である。
【図4】別の例の基板クラッドの斜視図である。
【図5】異なる例の光導波路の断面図である。
【図6】更に異なる例の光導波路の断面図である。
【図7】第2の樹脂溜まりを設けた一例の基板クラッド
の斜視図である。
【図8】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基板クラッド 2 コア材 3 カバークラッド 10 凹溝 11 樹脂溜まり

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板クラッドの表面に設けた凹溝にコア
    材となる液体状樹脂材料を充填した後、上記樹脂材料を
    硬化させてコア材とするとともに基板クラッドの表面に
    被せたカバークラッドと基板クラッドとでコア材の周囲
    を覆った光導波路を製造するにあたり、基板クラッドの
    表面もしくはコア材における基板クラッドとの貼り合わ
    せ面に上記凹溝の近傍に位置する樹脂溜まりを設けた基
    板クラッドもしくはカバークラッドを用いることを特徴
    とする光導波路の製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂溜まりの断面形状及び大きさを凹溝
    と略同一としていることを特徴とする請求項1記載の光
    導波路の製造方法。
  3. 【請求項3】 樹脂溜まりを凹溝と平行な溝状としてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の光導波路の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 溝状の樹脂溜まりを基板クラッドもしく
    はカバークラッドの表面全面に設けたものを用いること
    を特徴とする請求項3記載の光導波路の製造方法。
  5. 【請求項5】 樹脂溜まりをカバークラッド側に設けて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記
    載の光導波路の製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂溜まりを貫通孔として形成している
    ことを特徴とする請求項5記載の光導波路の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板クラッド乃至カバークラッドの周部
    に第2の樹脂溜まりを設けていることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかの項に記載の光導波路の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの製造方法によ
    って製造された光導波路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100356215C (zh) * 2004-03-17 2007-12-19 欧姆龙株式会社 光波导装置和光波导装置的制造方法以及光波导装置的中间体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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