JP2003344577A - 燃料集合体格納容器用バスケット - Google Patents

燃料集合体格納容器用バスケット

Info

Publication number
JP2003344577A
JP2003344577A JP2002150064A JP2002150064A JP2003344577A JP 2003344577 A JP2003344577 A JP 2003344577A JP 2002150064 A JP2002150064 A JP 2002150064A JP 2002150064 A JP2002150064 A JP 2002150064A JP 2003344577 A JP2003344577 A JP 2003344577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basket
fuel assembly
function
structural strength
long
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002150064A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiichiro Ito
大一郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2002150064A priority Critical patent/JP2003344577A/ja
Publication of JP2003344577A publication Critical patent/JP2003344577A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料集合体の支持機能と、除熱機能及び臨界防
止機能とを分離し、2種類の材料を用いて、燃料集合体
の支持機能と、除熱機能及び臨界防止機能とを両立させ
る。 【解決手段】燃料集合体を格納する容器1内に設置する
ためのバスケットである。構造強度を有する長尺管12
を千鳥状に配設するとともに、前記長尺管12をその長
手方向に多段に設けた複数のグリッド板13により支持
する。そして、中性子吸収機能を有する短管11を、隣
接する複数の長尺管12とグリッド板13間に形成され
た空間20内に介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造が簡単で、か
つ、製造が容易な燃料集合体格納容器用バスケットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所などで発生した使用済燃料
(以下、燃料集合体という)を輸送したり、或いは、貯
蔵するための容器は、燃料集合体を格納した状態で輸送
されて所定の貯蔵場所に長期間貯蔵される。
【0003】この容器の内部には、図6に示すように、
燃料集合体(図示せず)を容器本体1内の所定位置に収
納し、それらの相対位置を確保するためのバスケット2
が備えられている。このバスケット2は、その内部に燃
料集合体収納用の多数の区画(空間)3を設けている。
【0004】一方、バスケットは、除熱機能、臨界防止
機能、収納物の支持機能の三つの機能を備える必要があ
ると言われており、従来の発明では、バスケットの材料
として、中性子吸収機能を有しているホウ素を添加した
ホウ素入りアルミニウムや、ホウ素入りステンレス鋼な
どを採用している。
【0005】しかし、ホウ素を添加することにより材料
の構造強度が低下し、収納物の支持機能と、除熱機能及
び臨界防止機能とを両立させることは、大変、難しい。
また、当該材料の製造コストも高いものになっている。
【0006】また、従来のバスケット2は、図7及び図
8に示すように、帯状のホウ素入りアルミニウム板4,
5を格子状に組み合わせて格子6を作り、この格子6を
各段の格子目が合致するように複数段積み重ねることに
よって格子目を収納物用の区画3とし、更に、格子6の
四隅に設けた4本の縦連結部材7とボルト8によって各
格子6を固定させた構造になっているから製造が面倒
で、コストが嵩むという問題がある。
【0007】
【発明が解決使用とする課題】本発明は、かかる従来の
問題を解消するためのものであり、燃料集合体の支持機
能と、除熱機能及び臨界防止機能とを分離し、2種類の
材料を組み合わせて用いることにより、燃料集合体の支
持機能と、除熱機能及び臨界防止機能とを両立させた新
規なバスケットを提供することを主たる目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る燃料集合体格納容器用
バスケットは、燃料集合体を格納する容器内に設置する
ためのバスケットであって、構造強度を有する長尺管を
千鳥状に配設するとともに、前記長尺管をその長手方向
に多段に設けた複数のグリッド板により支持し、かつ、
中性子吸収機能を有する短管を、隣接する複数の長尺管
とグリッド板間に形成された空間内に介在させることを
特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明に係る燃料集合体格
納容器用バスケットは、短管を、隣接する複数の長尺管
により保持している。
【0010】請求項3に記載の発明に係る燃料集合体格
納容器用バスケットは、短管を、ホウ素、ガドリニウ
ム、カドミウムなどの中性子吸収機能を有する添加物を
含んだ材料で形成している。
【0011】請求項4に記載の発明に係る燃料集合体格
納容器用バスケットは、長尺管を、アルミニウム合金や
ステンレス鋼などの構造強度を有する材料で形成してい
る。
【0012】請求項5に記載の発明に係る燃料集合体格
納容器用バスケットは、グリッド板を、アルミニウム合
金やステンレス鋼などの構造強度を有する材料で形成し
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明に係るバスケットの
斜視図、図2は、図1のA−A’断面図である。
【0014】図1において、2aは、本発明に係るバス
ケットであり、バスケット2aは、使用済燃料などの棒
状の燃料集合体(図示せず)を格納する金属製の有底筒
形の容器本体1の中に設置するようになっている。
【0015】バスケット2aは、図1及び図2に示すよ
うに、中性子吸収機能を持つホウ素を添加したアルミニ
ウム合金製の真四角な短管(以下、中性子吸収機能を有
する短管という)11と、構造強度を有するアルミニウ
ム合金製の真四角な長尺管(以下、構造強度を有する長
尺管という)1 2とを千鳥状に組み合わせた構造になっ
ている。
【0016】更に詳しく説明すると、長尺管1 2は、燃
料集合体の全長と同じ長さを有し、その長手方向に所定
の間隔で設けた複数のグリッド板(構造強度を有するア
ルミニウム合金製のグリッド板)13によって支持され
ている。これに対し、短管11は、隣接する2枚のグリ
ッド板13間の長さに形成され、隣接する複数本の長尺
管12と、隣接する2枚のグリッド板13との間に形成
された空間20内に挿入されている。
【0017】図3に示すように、グリッド板13には、
長尺管12を挿入するための真四角な貫通穴14と、長
尺管12より小断面の燃料集合体を挿入するための真四
角な貫通穴15とが千鳥状に設けられ、貫通穴15の周
辺には、貫通穴14と貫通穴15を仕切る仕切り部16
が設けられている。
【0018】しかして、長尺管12内に挿入された燃料
集合体は、長尺管12によって支持される。一方、短管
11内に挿入された燃料集合体は、グリッド板13によ
って支持される。また、燃料集合体の臨界防止は、短管
12によって行われ、燃料集合体の除熱は、短管11、
長尺管12及びグリッド板13を介して行われる。
【0019】上記のように、本発明は、燃料集合体を、
構造機能を有する長尺管12やグリッド板13で保持し
ているので、中性子吸収機能を有する短管11は、特に
高い構造強度を必要としない。そのため、中性子吸収機
能を有する短管11は、構造強度と臨界防止機能とを両
立させた特殊なアルミニウム合金を使用する必要がな
く、経済的である。
【0020】これに対し、従来のバスケット2は、スリ
ット加工及びねじ止め加工などが必要であるから製造が
面倒である。また、ホウ素を添加させたアルミニウム合
金などは、硬質であるため、加工コストが高い。
【0021】しかし、本発明は、構造強度を有する長尺
管12を構造強度を有するグリッド板13で保持し、中
性子吸収機能を有する短管11を隣接する複数の長尺管
12とグリッド板13間に形成された空間20内に介在
させるため、状来に比べて構造が非常に簡単になり、加
工コストの低減を計ることができる。
【0022】更に、本発明は、中性子吸収機能を有する
短管11と、構造強度を有する長尺管12を正方格子状
に配列する必要がないため、燃料集合体の配置、或いは
数量の変動に柔軟に対応することができる。
【0023】図4は、図において、最上段の短管11及
び長尺管12の位相を左側に所定量だけズラした場合を
示し、図5は、図4におけるグリッド板13aの平面図
を示している。その他の部材については、図1乃至図3
の部品と同じ部品に同じ符号を付け、詳しい説明を省略
する。
【0024】また、以上の説明では、中性子吸収機能を
有する短管11を、隣接する複数の長尺管12とグリッ
ド板13との間に形成された空間20内に介在させた場
合について説明したが、その際、短管11を隣接する複
数の長尺管12により狭持するようにしてもよい。
【0025】また、以上の説明では、ホウ素を添加した
短管を用いた場合について説明したが、例えば、ガドリ
ニウムやカドミウムなどの中性子吸収機能を有する添加
物を含んだ短管を適用しても差し支えがない。
【0026】また、長尺管及びバスケットについては、
アルミニウム合金の代わりにステンレス鋼などの構造強
度を有するものを適用しても差し支えがない。
【0027】
【発明の効果】上記のように、本発明は、構造強度を有
する長尺管を千鳥状に配設するとともに、前記長尺管を
その長手方向に多段に設けた複数のグリッド板により支
持し、かつ、中性子吸収機能を有する短管を、隣接する
複数の長尺管とグリッド板間に形成された空間内に介在
させ、燃料集合体を、構造機能を有する長尺管及びグリ
ッド板で支持しているので、中性子吸収機能を有する短
管は、特に高い構造強度を必要としない。その結果、中
性子吸収機能を有する短管は、構造強度と臨界防止機能
とを両立させた特殊なアルミニウム合金を使用する必要
がなく、経済的である。
【0028】また、本発明は、構造強度を有する長尺管
を構造強度を有するグリッド板で保持し、中性子吸収機
能を有する短管を隣接する複数の長尺管とグリッド板間
に形成された空間内に介在させるため、従来に比べて構
造が非常に簡単になり、加工コストの低減を計ることが
できる。
【0029】更に、本発明は、中性子吸収機能を有する
短管と、構造強度を有する長尺管を正方格子状に配列す
る必要がないため、燃料集合体の配置や数量の変動に柔
軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバスケットの斜視図である。
【図2】図1のA−A′断面図である。
【図3】グリッド板の平面図である。
【図4】本発明に係るバスケットの他の例を示す水平断
面図である。
【図5】図4のグリッド板の平面図である。
【図6】従来の容器の部分切欠き斜視図である。
【図7】従来のバスケットの平面図である。
【図8】図7のB−B′断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2,2a バスケット 11 中性子吸収機能を有する短管 12 構造強度を有する長尺管 13 グリッド板 20 空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料集合体を格納する容器内に設置する
    ためのバスケットであって、構造強度を有する長尺管を
    千鳥状に配設するとともに、前記長尺管をその長手方向
    に多段に設けた複数のグリッド板により支持し、かつ、
    中性子吸収機能を有する短管を、隣接する複数の長尺管
    とグリッド板間に形成された空間内に介在させることを
    特徴とする燃料集合体格納容器用バスケット。
  2. 【請求項2】 短管を、隣接する複数の長尺管により保
    持する請求項1記載の燃料集合体格納容器用バスケッ
    ト。
  3. 【請求項3】 短管を、ホウ素、ガドリニウム、カドミ
    ウムなどの中性子吸収機能を有する添加物を含んだ材料
    で形成する請求項1又は2記載の燃料集合体格納容器用
    バスケット。
  4. 【請求項4】 長尺管を、アルミニウム合金やステンレ
    ス鋼などの構造強度を有する材料で形成する請求項1記
    載の燃料集合体格納容器用バスケット。
  5. 【請求項5】 グリッド板を、アルミニウム合金やステ
    ンレス鋼などの構造強度を有する材料で形成する請求項
    1記載の燃料集合体格納容器用バスケット。
JP2002150064A 2002-05-24 2002-05-24 燃料集合体格納容器用バスケット Withdrawn JP2003344577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150064A JP2003344577A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 燃料集合体格納容器用バスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002150064A JP2003344577A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 燃料集合体格納容器用バスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003344577A true JP2003344577A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29768007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002150064A Withdrawn JP2003344577A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 燃料集合体格納容器用バスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003344577A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018054309A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 使用済燃料集合体の収納方法および金属キャスク用遮へい体
KR20200111694A (ko) * 2018-01-26 2020-09-29 티엔 인터내셔날 최적화된 공간 요건과 더 정확한 기하구조를 가진 하우징들을 가지는, 방사성 물질을 위한 저장 바스켓

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018054309A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 使用済燃料集合体の収納方法および金属キャスク用遮へい体
KR20200111694A (ko) * 2018-01-26 2020-09-29 티엔 인터내셔날 최적화된 공간 요건과 더 정확한 기하구조를 가진 하우징들을 가지는, 방사성 물질을 위한 저장 바스켓
JP2021510827A (ja) * 2018-01-26 2021-04-30 テーエヌ アンテルナシオナル 放射性物質のための、より正確な形状寸法の最適化された空間要件及びハウジングを有する貯蔵バスケット
JP7254813B2 (ja) 2018-01-26 2023-04-10 テーエヌ アンテルナシオナル 放射性物質のための、より正確な形状寸法の最適化された空間要件及びハウジングを有する貯蔵バスケット
KR102614753B1 (ko) * 2018-01-26 2023-12-15 오라노 뉴클리어 팩키지스 앤드 서비시스 최적화된 공간 요건과 더 정확한 기하구조를 가진 하우징들을 가지는, 방사성 물질을 위한 저장 바스켓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI600029B (zh) 用於乾燥儲存及/或運輸固化核廢燃料棒之系統及方法
RU2273065C2 (ru) Устройство для хранения радиоактивных материалов
US9728284B2 (en) Apparatus for supporting radioactive fuel assemblies and methods of manufacturing the same
US4096392A (en) Rack for storing spent nuclear fuel elements
US20110051883A1 (en) Rack systems and assemblies for fuel storage
JP4865789B2 (ja) リサイクル燃料集合体収納用バスケット及びリサイクル燃料集合体収納容器
US20200243209A1 (en) Snap-in insert for reactivity control in spent nuclear fuel pools and casks
US9679668B2 (en) Spent fuel storage rack
JP2007508548A (ja) 使用済み核燃料を貯蔵または輸送するための容器および方法
JP2019158398A (ja) 使用済み燃料収納容器
JP2003344577A (ja) 燃料集合体格納容器用バスケット
US8342357B1 (en) Partition support and canister assemblies for packaging contents and methods of containing same
US5881120A (en) Nuclear fuel assembly storage rack whose cells contain a neutrophage section
KR20200009150A (ko) 사용후핵연료의 수중저장용 랙
JP5913036B2 (ja) 破損燃料貯蔵ラック
JP2013181798A (ja) キャスク
JP6809992B2 (ja) キャスク用架台、キャスク貯蔵構造、およびキャスク貯蔵方法
JPH08136695A (ja) 使用済核燃料の輸送・貯蔵容器の収納バスケット
JP2005274237A (ja) バスケット、及び、それを用いる使用済燃料キャスク
JP2005241314A (ja) 使用済燃料収納用バスケットおよび使用済燃料容器
JP6514027B2 (ja) 使用済燃料キャスクおよびそのバスケット
JP2006105741A (ja) 放射性物質収納容器
JP2023505262A (ja) 核燃料集合体を貯蔵および/または輸送するためのコストが削減された設計貯蔵デバイス
JP2001133586A (ja) 使用済燃料貯蔵ラック
JPH11183694A (ja) 使用済燃料貯蔵用キャニスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802