JP2003344420A - 臨床検査システム - Google Patents

臨床検査システム

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JP2003344420A
JP2003344420A JP2002158263A JP2002158263A JP2003344420A JP 2003344420 A JP2003344420 A JP 2003344420A JP 2002158263 A JP2002158263 A JP 2002158263A JP 2002158263 A JP2002158263 A JP 2002158263A JP 2003344420 A JP2003344420 A JP 2003344420A
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analyzer
liquid amount
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measurement
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JP2002158263A
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English (en)
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Tomomi Sugiyama
知美 杉山
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Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希釈検体と通常検体が混在していても、検体
の測定結果をまとめてオンライン入力でき、また検体の
取り違えを防止したり、希釈検体の調製など煩雑な検体
の取り扱いをより容易なものとして、効率よく検査作業
を進めることが可能な臨床検査システムを提供する。 【解決手段】 検査を行うために必要な検体の液量(必
要液量)を決定するための必要液量決定モジュール11
1と、分析装置での測定毎に用意された検体の液量を入
力するための検体液量入力モジュール112と、必要液
量と検体液量とから希釈倍率を算出するための希釈倍率
算出モジュール113と、分析装置が出力した測定結果
を受信するための測定結果受信モジュール114と、測
定結果に対する補正の要否を判定するための補正要否判
定モジュール115と、希釈倍率を用いて測定結果を補
正し、補正結果を算出する測定結果補正モジュール11
6と、を備えた臨床検査システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は臨床検査システムに
関するものであり、特に病院などの医療機関で稼動する
臨床検査システムにおいて、分析装置による測定結果を
管理する臨床検査システムである。
【0002】
【従来の技術】近年、病院などの医療機関においては、
検査の予約・受付け、採血管等の検体容器に貼付するバ
ーコードラベルの印刷、検査手順の指導書となるワーク
シートの印刷、検査室への検体の搬送、各種分析装置を
用いた測定、測定結果の集計、バリデーション(測定結
果の確定)、再検指示、検査結果の報告に至る各種臨床
検査業務の管理を統括的に行うための臨床検査システム
(以下、「システム」ともいう)が普及している。この
ようなシステムは、システムの基幹となるサーバコンピ
ュータに、入出力端末となるクライアントコンピュータ
がネットワークを介して接続されることにより構築され
ている。またシステムに接続された分析装置は、検体を
測定して得た測定結果を、ネットワークを通じて自動的
にシステムに入力し、その結果は最終的に検査の依頼元
へ報告される。
【0003】ところで、血液(全血・血清・血漿など)
や尿等の検体を分析装置によって測定して行う検査にお
いては、検体の液量が、分析装置で測定を行うため最低
限必要な液量を供給できなくなる場合がある。例えば、
検体の採取元である患者が小児のため十分な量の検体を
採取できない場合、検査項目数に応じて検体を小分けに
する場合、一度測定を行った検体に対し、再度測定を行
う必要が生じた場合、等である。このようなときに検体
を追加採取できない場合は、検体を所定の倍率に希釈し
て測定を行うことが行われている。まず、測定に必要な
液量に達するよう、検体を希釈して液量を増加させる
(希釈検体の調製)。次に希釈を施していない通常検体
と同様に分析装置を用いて測定を行う。そして分析装置
による測定結果を希釈倍率に基づき補正し、補正結果を
最終的な測定結果とする。
【0004】近年では分析装置の機能が向上し、通常検
体を測定するための通常モードと、希釈検体を測定する
ための希釈モードのいずれかの測定モードを選択して測
定することが可能な分析装置も用いられている。通常モ
ードにて測定を行う場合、希釈を要さない通常検体を用
いて測定を行い、得られた測定結果を出力する。一方、
希釈モードにて測定を行う場合は、検体を所定の希釈倍
率に希釈して調製した希釈検体を用いて測定を行い、得
られた測定結果については、分析装置が、予め記憶して
いる前記所定の希釈倍率に基づき補正し、補正結果を最
終的な測定結果として出力する。この分析装置がシステ
ムに接続されているのであれば、測定結果が自動的にシ
ステムに入力(オンライン入力)される。
【0005】希釈モードを有さない分析装置にて希釈検
体を測定し、測定結果を臨床検査システムに入力する場
合には、測定結果を分析装置からシステムへ自動的に入
力すること(オンライン入力)はせず、以下の手順をと
る。まず分析装置を用いて測定を行う。そして測定結果
に対し検査技師等が補正計算を行う。その計算結果を最
終的な測定結果として入力用端末からシステムへ手入力
(オフライン入力)する。希釈検体を測定した結果が分
析装置からそのまま自動的にシステムへ入力(オンライ
ン入力)されると、希釈検体の未補正の測定結果と通常
検体の測定結果が区別されないため、正常な患者から採
取された検体であっても、まるで異常な測定結果の検体
であるかのように認識されてしまうからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにシステムに
接続されている分析装置が希釈モードを有さない場合、
希釈検体を測定した際の測定結果はシステムにオンライ
ン入力できない。そこで測定対象となっている検体の中
に通常検体と希釈検体が混在していると、検体の測定結
果をまとめてオンライン入力できず、通常検体と希釈検
体を選り分けてから測定を行うなど検査業務が煩雑にな
り、作業効率が低下してしまうという問題があった。シ
ステムに接続されている分析装置が全て希釈モードを有
するものであれば上記問題は解決されるが、それはシス
テムに接続される分析装置の機種が制限されることにつ
ながり、システム構築時・拡張時の自由度を狭めること
になる。
【0007】また通常検体と希釈検体とを混在させて臨
床検査の業務を進める上で、検体の取り違えを防止した
り、希釈検体の調製など煩雑な検体の取り扱いをより容
易なものとし、業務効率を向上させることが望まれてい
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題に鑑み本発明
は、分析装置による測定結果を管理する臨床検査システ
ムであって、臨床検査に関する検査情報を記憶する検査
情報記憶手段と、検査情報記憶手段が記憶している検査
情報に基づき、分析装置での測定毎に必要な検体の液量
を決定する必要液量決定手段と、分析装置での測定毎に
用意された検体の液量を入力するための検体液量入力手
段と、必要液量決定手段により決定された必要液量と、
検体液量入力手段により入力された検体液量とに基づき
希釈倍率を算出する希釈倍率算出手段と、希釈倍率算出
手段が算出した希釈倍率に従って希釈した検体を測定し
た分析装置から、測定結果を受信する測定結果受信手段
と、測定結果受信手段が受信した測定結果を、希釈倍率
算出手段が算出した希釈倍率に基づき補正する測定結果
補正手段と、を備えた臨床検査システムを提供する。こ
のシステムはさらに、測定結果受信手段が受信した測定
結果を測定結果補正手段により補正する必要があるか、
検査情報記憶手段が記憶している検査情報に基づき判定
する補正要否判定手段を備えたものであることが好まし
い。
【0009】また本発明は、分析装置による測定結果を
管理する臨床検査システムであって、臨床検査に関する
検査情報を記憶する検査情報記憶手段と、検査情報記憶
手段が記憶している検査情報に基づき、分析装置での測
定毎に必要な検体の液量を決定する必要液量決定手段
と、分析装置での測定毎に用意された検体の液量を入力
するための検体液量入力手段と、必要液量決定手段によ
り決定された必要液量と、検体液量入力手段により入力
された検体液量とに基づき希釈倍率を算出する希釈倍率
算出手段と、希釈倍率算出手段が算出した希釈倍率を、
検体識別情報と共に印刷出力する希釈倍率出力手段と、
を備えた臨床検査システムを提供する。
【0010】また本発明は、分析装置による測定結果を
管理する臨床検査システムを構成するコンピュータ上で
動作するプログラムであって、臨床検査に関する検査情
報を記憶する検査情報記憶手段と、検査情報記憶手段が
記憶している検査情報に基づき、分析装置での測定毎に
必要な検体の液量を決定する必要液量決定手段と、分析
装置での測定毎に用意された検体の液量を入力するため
の検体液量入力手段と、必要液量決定手段により決定さ
れた必要液量と、検体液量入力手段により入力された検
体液量とに基づき希釈倍率を算出するための希釈倍率算
出手段と、希釈倍率算出手段が算出した希釈倍率に従っ
て希釈した検体を測定した分析装置から、測定結果を受
信する測定結果受信手段と、としてコンピュータを機能
させるプログラムを提供する。
【0011】これら本発明により、臨床検査システムに
は、希釈モードを有する分析装置・有さない分析装置を
問わず接続でき、また各分析装置から希釈検体の測定結
果と通常検体の測定結果を区別せずにオンライン入力す
ることが可能となる。また希釈作業等、検体の取り扱い
を容易にし、検体の取り違えを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例である臨床
検査システムにつき説明する。図1は本システム及び周
辺機器の構成と、臨床検査の各作業との関係を説明する
図である。本システムはサーバ1によって構成されてお
り、他の周辺機器(クライアント2・3・4・5・6、
検体容器供給装置7、分析装置群8(ME-1・ME-2・ME-3
・ME-4)、ラベルプリンタ41、FAX9)とLAN10によ
り接続されている。
【0013】サーバ1・クライアント2・3・4・5・
6は、いずれもCPU・ROM・RAM・ハードディスク等を有
する汎用のコンピュータであり、これらは、キーボード
やマウス等の入力装置・CRTやLCD等の表示装置を備え
る。各クライアントはシステムにおける各種入出力を行
うための入出力端末として機能し、サーバ1との間で情
報の送受信を行う。クライアントに何らかの機器が接続
されている場合は、そのクライアントは接続された機器
との間で情報の送受信を行う。
【0014】サーバ1は、各クライアントを前記のよう
な入出力端末として機能させたり、サーバ1が各クライ
アントや分析装置から送信された情報を受信し、それに
基づき記憶・出力等の情報処理を行うためのアプリケー
ション11を記憶・管理している。各クライアントは必
要に応じてサーバ1の管理するアプリケーション11を
読み込むことにより入出力端末としての各種機能を実現
する。アプリケーション11はプログラム群であり、そ
の中には必要液量算出モジュール111、検体液量入力
モジュール112、希釈倍率算出モジュール113、測
定結果受信モジュール114、補正要否判定モジュール
115、測定結果補正モジュール116が含まれる。こ
れらについては後述する。
【0015】またサーバ1は検査情報データベース12
を管理する。検査情報データベース12は、本システム
が管理対象とした各検査毎に、患者の属性情報や使用さ
れる分析装置、測定項目、測定結果、各検体を識別する
ための検体識別情報など、臨床検査に関する様々な情報
(検査情報)を記憶するためのものである。ここに記憶
される情報は、各クライアントや分析装置を介して行わ
れる臨床検査業務(検査の受付、検体到着確認、測定、
測定結果確認、報告書作成、報告書出力、などを含む。
これらについては後述する。)の各ステップにおいて、
各クライアントや分析装置から入力される。これら入力
の受け付けや検査情報データベース12への記憶は、前
記アプリケーション11によって実行される。
【0016】さらにサーバ1は、検体量マスタファイル
13を管理する。検体量マスタファイル13には、本シ
ステムに接続されている分析装置毎の、測定における項
目毎の吸引量、使用する検体容器によって生じるデッド
ボリューム、及びそれらを組み合わせて必要液量を計算
する際の計算方法が登録される。
【0017】吸引量とは、測定の際、分析装置に吸引さ
れる液量のことである。デッドボリュームとは、検体容
器の底部に残って吸引できない液量のことであり、分析
装置の吸引機構や、検体容器の大きさ・形状によって異
なる。デッドボリューム分の検体は、分析装置に吸引さ
れて実際の分析に用いられるものではないが、吸引量に
加えてデッドボリューム分の検体が検体容器中にない
と、吸引量分の検体を分析装置が吸引できず、測定を実
施できない。そこで、吸引量・デッドボリュームを勘案
したうえで、測定に必要な液量(必要液量)が計算され
る。分析装置ME-1(生化学分析装置(検体は血清)であ
る)を例にして説明すると、TP単項目を測定するのに必
要な血清検体の吸引量は0.2ml、GPT単項目の測定
に必要な血清検体の吸引量は0.2ml、GOT単項目の
測定に必要な血清検体の吸引量は0.2ml、γ-GTP単
項目の測定に必要な血清検体の吸引量は0.2ml、こ
の分析装置に用いられる検体容器でのデッドボリューム
は0.2ml、というように、各測定項目の吸引量及び
デッドボリュームが検体量マスタファイル13に登録さ
れる。
【0018】必要液量を計算するための計算方法とは、
検査依頼のあった測定項目の組合せ毎に応じて必要液量
を計算するために、入力された吸引量やデッドボリュー
ムをどのように組み合わせるか、というルールである。
例えば分析装置ME-1では、 ・検査依頼のあった項目が単項目の場合:必要液量=各
項目の単項目測定に必要な吸引量+デッドボリューム、 ・検査依頼のあった項目が複数項目の場合:必要液量=
各項目の測定に必要な吸引量の合計+デッドボリュー
ム、というように検体量マスタファイル13に登録して
おく。
【0019】測定項目やその組合せ、デッドボリューム
等の値は、分析装置の種類によって異なり、必要液量の
計算式も異なってくる。そのため、種類の異なる分析装
置が複数種類ある場合や、同種の装置であっても装置毎
に設定を変えている場合は、検体量マスタ登録は分析装
置毎に行う。検体量マスタ登録の入力の受け付けや、検
体量マスタファイル13への記憶は、前記アプリケーシ
ョン11の動作によって実現する。検体量マスタ登録の
入力作業は、サーバ1や各クライアントから行うことが
できる。
【0020】以下、本システムが管理する一連の臨床検
査の業務を各ステップ毎に説明する。本システムにおい
て臨床検査の一連の業務は、図1に示すように「受
付」、「必要液量算出」、「検体容器準備」、「検体到
着確認」、「測定」、「測定結果確認」、「報告」とい
った各ステップからなる。そして各作業が完了すると、
各作業に用いられるクライアントや分析装置から検査情
報データベース12に検査情報の入力が行われ、記憶さ
れる。
【0021】「受付」医師が患者に対して検査が必要で
あると判断すると、医局で検査の依頼を行う。その依頼
に際して患者名や検査項目などのオーダーを受付け、登
録をすることが受付である。これにより、臨床検査シス
テムにおける一連の検査業務が開始される。受付の入力
は、クライアント2の表示装置に表示される所定の受付
入力用画面に対し、操作者がマウスやキーボード等の入
力装置を用いて行う。その入力内容は、受付時刻と共に
サーバ1が管理する検査情報データベース12に記憶さ
れる。
【0022】図2は検査情報データベース12の概念図
である。検査情報データベース12には、受付された検
査毎にレコードが作成され、受付時に入力される「受付
番号」、「患者名」、「患者ID」、「緊急検査か否
か」、「検査項目」、使用される検体の種類と分析装置
を特定するための「検体・装置特定コード」、などの検
査情報が記憶される。また受付の入力がなされた時刻も
記憶される。
【0023】「必要液量決定」受付がなされると、必要
液量決定モジュール111が、検査項目・測定に用いる
分析装置といった検査情報データベース12内の情報
と、検体量マスタファイル13内の計算方法とに基づ
き、この検査における検体の必要液量を計算する。上記
分析装置ME-1における必要液量の計算方法に従うと、TP
単項目を測定するのに必要な血清検体の吸引量をA、GP
T単項目の測定に必要な血清検体の吸引量をB、GOT単項
目の測定に必要な血清検体の吸引量をC、γ-GTP単項目
の測定に必要な血清検体の吸引量をD、この分析装置に
用いられる検体容器でのデッドボリュームをEとすれ
ば、TPを測定する場合の必要液量はA+Eとなる。GOTと
γ-GTPを測定する場合の必要液量はC+D+Eとなる。ま
たTP、GPT、GOT、γ-GTPを測定する場合の必要液量はA
+B+C+D+Eとなる。ここでA=0.2ml、B=0.
2ml、C=0.2ml、D=0.2ml、E=0.2
ml、であったので、それぞれを上記各式に代入する
と、各測定項目の組み合わせにおける必要液量が計算さ
れる。上記各式の場合、A+E=0.4ml、C+D+E=
0.6ml、A+B+C+D+E=1.0ml、となり、 ・TPを測定する場合の必要液量は0.4ml、 ・GOTとγ-GTPを測定する場合の必要液量は0.6m
l、 ・TP、GPT、GOT、γ-GTPを測定する場合の必要液量は
1.0ml、 となる。算出された必要液量は検査情報データベース1
2に記憶される。
【0024】「検体容器準備」必要液量が検査情報デー
タベース12に記録されると、その検査の必要液量及び
患者の属性情報、使用される分析装置、検査項目などの
情報が、サーバ1からクライアント3を介して検体容器
供給装置7に送信される。検体容器供給装置7は検体を
採取するための検体容器を複数種類格納しており、受信
した検査情報に応じた種類・数の検体容器を選択・供給
する。また検体容器供給装置7は、ラベルプリンタを内
蔵しており、サーバ1から受信した検査情報に応じ、患
者情報・検査の日付・受付番号・検体容器ID・使用する
分析装置の機種・検体を識別する情報など、各種情報を
含むバーコードラベルを印刷し、選択された検体容器に
自動的に貼付する。こうして検体容器供給装置7は、検
査の内容に応じた検体容器を供給する。図5に示すよう
に、検体容器に貼付されているラベルには、バーコード
と共に、その検体容器に収納される検体を用いて行われ
る測定の必要液量が印字されている。
【0025】「検体到着確認」供給された検体容器に
は、患者から採取した血液や尿などの検体が収納され、
血液検査室・尿検査室といった検査室へ搬送される。な
お図1では便宜上複数の検査室を一の検査室として表わ
している。患者から採取された検体が、検査室に到着す
ると、検体到着確認の入力が行われる。検体到着確認の
入力は、検査室に配されているクライアント4の有する
バーコードリーダ(図示せず)を用いて検体容器に貼付
されているバーコードラベルを読み取ることにより行
う。バーコードに汚れ等が付着してバーコードリーダに
よる読み取りができない場合は、クライアント4の表示
装置に表示される所定の検体到着確認入力用画面に対
し、マウスやキーボード等の入力装置を用いて入力する
ことも可能である。検体到着確認の入力があると、サー
バ1が管理する検査情報データベース12に、検体到着
確認の入力がなされた時刻が記憶される。
【0026】図3は、到着確認入力用画面の一例であ
る。画面の上部には「到着検体番号」のフィールドが設
けられており、バーコードを読み取った最新の検体の番
号が表示される。「到着検体番号」のフィールドの下に
は「検体情報」のフィールドが設けられている。「検体
情報」のフィールドにおいて、右側には、「到着検体番
号」のフィールドに表示されている検体に関する患者の
属性情報や検査項目など、詳細な情報が表示される。
「検体情報」のフィールドにおいて、左側には、バーコ
ードを読み取った検体の番号がリスト表示される。リス
ト表示は新しい情報から順番に、上から下へ表示され
る。ここでは3つの検体が表示されている。
【0027】上記の到着確認入力用画面においては、到
着確認入力を行う検体に対する希釈の要否を入力するよ
うになっている。検査室に到着し、分析装置での測定毎
に用意された検体の液量(以下、「検体液量」ともい
う)が、検体容器のラベルに印字されている必要液量に
達していない、と操作者が判断した場合には、操作者は
この検体が要希釈検体である旨の入力をする。「検体情
報」のフィールドにおける検体番号のリスト表示に合わ
せて設けられている「希釈」の欄に「Y」と入力するこ
とで、この検体が要希釈検体である旨の入力となる。
【0028】要希釈検体である旨の入力をした検体につ
いては、「採取量」の欄に検体液量を入力する。検体液
量の入力に際して格別操作を行わなければ、「採取量」
の欄には何も表示されず、初期設定されている液量がシ
ステムに自動的に入力され、検査情報データベース12
に記憶されるが、「採取量」の欄に操作者が任意の数値
を入力すれば、その数値が初期設定値に代わって入力さ
れ、検査情報データベース12に記憶される。
【0029】例えば分析装置ME-1でTP、GPT、GOT、γ-G
TPの4項目を測定する場合、前記に例示した計算方法に
照らすと必要液量は1.0mlとなり、この値は検体容
器に貼付されているラベルに印字されている。操作者
は、その検体の検体液量が1.0ml未満であり希釈が
必要な「要希釈検体」であると判断すれば、要希釈検体
である旨の入力をする。すると検体液量として初期設定
されている値(ここでは0.5ml)が入力される。検
体の量が0.5ml以上であると判断される場合には、
この初期設定値に従えばよい。初期設定値に従うことに
より、この検体の液量は少なくとも0.5ml以上はあ
るということで、検体液量が0.5mlとみなされ、入
力される。検体液量が0.5ml未満であると判断され
る場合には、少なくとも容器に入っていると判断される
液量を入力する。
【0030】検体が要希釈検体である旨の入力、検体液
量の入力、はそれぞれ検査情報データベース12に記録
される。上記のように検体液量の入力を受付けるための
画面をクライアント4の表示装置に出力させたり、クラ
イアント4からの入力内容を検査情報データベース12
に記憶させるのは検体液量入力モジュール112の動作
に基づく。
【0031】検体が要希釈検体である旨の記録が検査情
報データベース12になされた検査については、希釈倍
率算出モジュール113が、検査情報データベース12
から当該検査の必要液量と検体液量を取得する。そして
必要液量を検体液量で除することにより、希釈倍率を算
出する。以下、上記と同じく分析装置ME-1でTP、GPT、G
OT、γ-GTPの4項目を測定する場合を例に説明する。こ
の場合、検査情報データベース12には必要液量が1.
0mlであると記憶されている。ここで検体の検体液量
が0.5mlであると記憶されている場合、希釈倍率算
出モジュール33は、必要液量として「1.0ml」と
いう値を、また検体液量として「0.5ml」という値
を検査情報データベース12から取得する。そして必要
液量を検体液量で除することにより、希釈倍率を「2
倍」と算出する。算出された希釈倍率は検査情報データ
ベース12に記憶され、クライアント4の表示装置に表
示される。
【0032】また前記の到着確認入力用画面において、
ラベル印刷要否の入力欄(「ラベル」の欄)に要印刷で
ある旨の入力(「Y」)をしておくと、サーバ1は、検
体識別情報と共に希釈倍率をラベルプリンタ41に対し
出力する。これにより、希釈倍率算出モジュール113
が算出した希釈倍率の印字されたラベルがラベルプリン
タ41によって印刷される。このラベルは、調製された
希釈検体を収納して分析装置に供するための検体容器に
貼付される。図6に、このラベルが貼付された検体容器
の様子を示す。ラベルには、患者情報・検査の日付・受
付番号・検体容器ID・使用する分析装置の機種・検体識
別情報など各種情報が含まれているバーコードと共に、
必要液量、及び希釈倍率算出モジュール113が算出し
た希釈倍率が印字される。操作者は、クライアント4の
表示装置に表示された希釈倍率や、希釈検体用の検体容
器に貼付されたラベルに印字されている希釈倍率に基づ
き、この検体を所定の希釈液にて希釈し、希釈検体を調
製する。以上に説明した希釈倍率の算出・算出した希釈
倍率の検査情報データベース12への記録は、希釈倍率
算出モジュール113の動作により実行される。その他
サーバ1と周辺機器間の入出力(ラベルの印刷出力な
ど)はアプリケーション11の動作により実行される。
【0033】「測定」検体到着確認を済ませた検体は、
分析装置にセットされ、依頼のあった検査項目の測定が
行われる。分析装置群8に含まれる分析装置ME-1・ME-2
・ME-3・ME-4のうち、ME-1は血清中に含まれる各種化学
的成分を測定するための、生化学分析装置である。ME-2
は血液中の赤血球数・白血球数・血小板数やヘモグロビ
ン濃度を測定するための血液分析装置である。ME-3は、
尿中の赤血球・白血球・細菌・円柱といった有形成分を
測定するための尿分析装置であり、いわゆる尿沈渣検査
に用いられる。ME-4は、尿中の蛋白質・ブドウ糖・潜血
といった化学的成分を測定するための尿分析装置であ
り、いわゆる尿定性検査に用いられる。分析装置群8に
含まれるいずれの分析装置も、検体容器に貼付されてい
るバーコードラベルを読み取り、依頼のあった検査項目
の測定を全自動で行うことができる。
【0034】分析装置ME-1・ME-2・ME-3・ME-4はそれぞ
れサーバ1とネットワーク接続されており、各分析装置
では、測定が終了すると、受付け番号・検体容器ID・測
定の日時といった情報と共に測定結果を自動的にサーバ
1に出力・送信する。分析装置ME-1は希釈モードを有さ
ない分析装置であり、サーバ1に出力する測定結果に
は、希釈倍率に基づく補正計算はなされない。分析装置
ME-2・ME-3・ME-4は希釈モードを有する分析装置であ
り、希釈検体を測定した場合は、希釈倍率に基づく補正
計算がなされた測定結果をサーバ1に出力する。分析装
置が出力・送信した測定結果は、測定結果受信モジュー
ル114が動作することによりサーバ1が受信し、検査
情報データベース12に測定結果が記憶される。
【0035】検査情報データベース12に測定結果が記
憶された各検査については、それが希釈モードを有する
分析装置によって測定されたものであるか、希釈モード
を有さない分析装置によるものであれば、希釈検体を用
いて測定されたものであるか、それとも通常検体を用い
て測定されたものであるか、を補正要否判定モジュール
115が検査情報データベース12内に記憶されている
検査情報に基づき識別する。測定結果が分析装置ME-1に
より測定されたものであり、かつ検体が希釈検体であっ
たものについては、後述の測定結果補正モジュールによ
る補正が必要であると判定する。測定結果が分析装置ME
-1により測定されたものであっても検体が通常検体であ
ったもの、及び分析装置ME-2・ME-3・ME-4のいずれかに
より測定されたものである場合は、後述の測定結果補正
モジュール116による補正は不要であると判定する。
【0036】判定の結果、補正が必要であると判断され
た測定結果(希釈モードを有さない分析装置により希釈
検体を用いて測定された結果)の検査については、測定
結果補正モジュール116が検査情報データベース12
から測定結果と希釈倍率を取得する。そして希釈倍率に
基づき、測定結果を補正して補正結果を算出する。前述
の通り、分析装置ME-1は希釈モードを有さない分析装置
であり、前記に例示した、検体液量が0.5mlと検査
情報データベース12に記憶されている検体では、希釈
倍率が2倍と算出されているので、TP、GPT、GOT、γ-G
TPの各測定項目の測定結果の値がそれぞれ2倍され、補
正結果が算出される。このようにして算出された補正結
果は、検査情報データベース12に記録される。希釈モ
ードを有する分析装置による測定結果、及び希釈モード
を有さない分析装置によるものであっても通常検体を用
いて測定した結果については、測定結果に対する補正は
行われずにそのまま検査情報データベース12に記録さ
れる。
【0037】以上に説明した、希釈検体の測定結果に対
する補正の要否判定は補正要否判定手段115の動作に
より実行される。また補正計算・補正結果の検査情報デ
ータベース12への記録は、測定結果補正モジュール1
16の動作により実行される。このように、補正要否判
定手段115は、測定結果が希釈モードを有する分析装
置によって測定されたものであるか、希釈モードを有さ
ない分析装置によるものであれば、希釈検体を用いて測
定されたものであるか、それとも通常検体を用いて測定
されたものであるか、を識別し、補正計算の要否を判定
する。そして補正計算が必要であると判定された測定結
果については測定結果補正モジュール116が希釈倍率
を用いて補正計算を行う。これにより、本システムには
希釈モードの有無を問わずあらゆる分析装置を接続する
ことができ、また希釈検体を測定した結果であってもオ
ンライン入力の対象とできる。
【0038】「バリデーション」バリデーションとは、
ある測定結果(希釈検体を測定した検査の場合は補正結
果)に対し、それを「正式な検査結果として検査の依頼
元に報告してよいものである」と承認することである。
クライアント5の表示装置に出力される所定のバリデー
ション用画面上で、バリデーション対象となっている測
定結果(希釈検体を測定した検査の場合は補正結果)を
選択することでバリデーション入力を行う。バリデーシ
ョンがなされた検査については検査情報データベース1
2に、バリデーション入力の時刻が記憶される。
【0039】「報告」バリデーションが完了した検査に
ついては、報告書が作成され、検査室から検査依頼元の
医局に検査の報告がなされる。報告書の作成は、クライ
アント5の表示装置に表示される所定の報告書作成入力
用画面に、操作者がマウスやキーボード等の入力装置を
用いて必要事項を入力することで行う。報告書の作成が
完了すると、作成された報告書のデータがサーバ1へ送
信され、検査情報データベース12に記憶されている検
査情報のレコードと関連づけられてサーバ1に記憶され
る。またこのデータは、サーバ1からFAXモデム(図示
せず)を介してFAX9へ送信される。FAX9は検査依頼元
の医局に配されており、受信した報告書のデータをプリ
ントアウトする。サーバ1からFAX9への情報の送信が
完了すると、検査情報データベース12には送信完了時
の時刻が記憶される。なおサーバ1が記憶している報告
書のデータは、検査依頼元の医局に配されているクライ
アント6の表示装置に表示される所定の報告書閲覧用画
面にて閲覧することができる。
【0040】情報処理の流れ 以下、検体量マスタ登録から測定、バリデーション用画
面出力までの、アプリケーション11の情報処理の流れ
について図4を用いて説明する。 ステップS1:サーバ1もしくは各クライアントのいず
れかの表示装置に、所定の検体量マスタ登録画面を表示
して、操作者に検体量マスタ登録を要求する。要求に応
じて必要液量の計算方法などが入力されると、その内容
は検体量マスタファイル13に登録される。続いてステ
ップS2へ移行する。 ステップS2:検査の受付入力に基づき、検査項目等の
検査情報を検査情報データベース12に記録する。続い
てステップS3へ移行する。 ステップS3:前記受付された検査に関し、必要液量算
出モジュール111が、検査情報データベース12か
ら、使用される分析装置と測定項目に関する情報を取得
し、検体量マスタファイル13に登録されている必要液
量の計算方法を用いて必要液量を算出する。そして算出
した必要液量を検査情報データベース12に記録する。
続いてステップS4へ移行する。 ステップS4:算出した必要液量を、検査日付や患者名
等の検査情報と共に編集して検体容器供給装置7に送信
し、バーコードラベルの印刷を行わせる。続いてステッ
プS5へ移行する。 ステップS5:クライアント4の表示装置に所定の到着
確認画面を表示して、操作者に到着確認入力を要求す
る。要求に応じて入力がなされると、到着確認入力があ
った旨を検査情報データベース12に記録する。続いて
ステップS6へ移行する。 ステップS6:到着確認画面においてさらに、希釈要否
の入力を要求する。操作者により、希釈が必要であると
入力された場合、ステップS7へ移行する。希釈が必要
であるとの入力がない場合、ステップS9へ移行する。 ステップS7:到着確認画面において検体液量入力モジ
ュール112が検体液量の入力を受付ける。検体液量が
入力されると、それを検査情報データベース12に記録
する。続いてステップS8へ移行する。 ステップS8:希釈倍率算出モジュール113が検査情
報データベース12から必要液量と検体液量を取得し、
必要液量を検体液量で除することにより希釈倍率を算出
する。そして検査情報データベース12に前記算出した
希釈倍率を記憶する。また必要に応じて、希釈倍率の印
字されたラベルを印刷するための出力を行う。続いてス
テップS9へ移行する。 ステップS9:測定結果受信モジュール114が、分析
装置が出力した測定結果を受信・入力し、検査情報デー
タベース12に記録する。続いてステップS10へ移行
する。 ステップS10:検査情報データベース12に記憶され
た測定結果が、希釈倍率に基づく補正を要するものであ
るか否かを、検査情報データベース12に記憶されてい
る検査情報から判定する。判定の結果、補正が必要であ
ると判定した場合はステップS11へ移行する。補正が
不要であると判定した場合はステップS12へ移行す
る。 ステップS11:検査情報データベース12から測定結
果と希釈倍率を取得し、測定結果に希釈倍率を乗ずるこ
とで、測定結果を補正する。補正された測定結果を検査
情報データベース12に記録する。 ステップS12:前記ステップS10で補正不要と判定
された測定結果については、ステップS9で検査情報デ
ータベース12記憶された測定結果が、また前記ステッ
プS10で補正必要と判定された測定結果については、
ステップS11で補正され検査情報データベース12記
憶された補正結果が、バリデーション入力用画面に出力
される。
【0041】分析装置ME-1でTP、GPT、GOT、γ-GTPの
4項目を測定する場合(必要液量は1.0ml)、上記
ステップS7では、検体液量として入力する液量が
「0.5ml」と初期設定されている。ここで検体の液
量が0.7ml程度であると判断される場合には、上記
初期設定値に従うことになる。初期設定値に従うことに
より、この検体の液量は少なくとも0.5ml以上はあ
るということで、検体液量が0.5mlとみなされ、入
力される。すると希釈倍率は2倍と算出されるので、そ
の通りに検体を希釈すると希釈検体の液量は1.4ml
程度になる。これは必要液量である1.0mlを超える
値となるが、希釈の結果必要液量を超えることは何ら問
題とはならない。むしろこのように構成することで、操
作者にとっては実際の検体の液量の測定を大まかに行え
ばよく、また検体液量の入力が簡便なものとなる。1.
0mlを下回る要希釈検体であっても、本システムを用
いている医療機関の運用上、0.5mlを下回る検体が
検査室に持ち込まれることはほとんどない、といった場
合に上記のような段階の設定が有用となる。なお検体液
量の設定は、必ずしも上記実施例に限られるわけではな
く、システムを用いる医療機関の運用、分析装置の種
類、検査項目の種類や組合せなどの要因により、設定の
数値を変えてもよい。また設定を多段階にしてもよい。
【0042】上記の実施例では、必要液量決定の際、必
要液量決定モジュール111は、検査項目・測定に用い
る分析装置といった検査情報データベース12内の情報
と、検体量マスタファイル13内の計算方法とに基づ
き、この検査における検体の必要液量を計算していた
が、必ずしもこのように計算を行う必要は無い。所定の
分析装置を使用する際にあり得る全ての検査項目の組み
合わせと、各組み合わせにおける必要液量を検体量マス
タファイル13内に記憶させておき、検査情報データベ
ース12内の情報に基づき、検体量マスタファイル13
から該当する検査項目の組み合わせの必要液量を選択し
て、必要液量を決定してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明の臨床検査システムでは、必要液
量と検体液量から算出した希釈倍率に基づき測定結果を
補正する。この補正に際しては検体が希釈検体であって
も通常検体であっても対応可能となっている。そのため
希釈検体と通常検体とを区別せずに臨床検査システムの
フローに載せることができ、検査業務の効率化を図るこ
とが可能となる。また測定結果が、補正の必要なものか
否かを判定する手段を備えているため、希釈モードの有
無にとらわれず、分析装置を本システムに接続して使用
することができる。
【0044】また本発明の臨床検査システムでは、検体
識別情報と共に希釈倍率が印字されたラベルを印刷する
ため、接続されているラベルプリンタに出力を行う。印
刷されたラベルを所定の検体容器に貼付しておけば、ラ
ベルにて検体毎の希釈倍率を確認して検体の希釈を行え
るので、臨床検査の業務効率が向上する。また検体の入
った複数の容器の中からどれが希釈検体であるかが一目
で分かり、検体の取り違えを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のハードウェア構成と臨床検査業務の
流れを説明する図である。
【図2】本実施例の検査情報データベースを説明する概
念図である。
【図3】本実施例の到着確認入力用画面を説明する図で
ある。
【図4】本実施例の情報処理の流れを説明する図であ
る。
【図5】本実施例のバーコードラベルを説明する図であ
る。
【図6】本実施例のバーコードラベルを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 サーバ 11 アプリケーション 111 必要液量算出モジュール 112 検体液量入力モジュール 113 希釈倍率算出モジュール 114 測定結果受信モジュール 115 補正要否判定モジュール 116 測定結果補正モジュール 12 検査情報データベース 13 検体量マスタファイル 41 ラベルプリンタ 8 分析装置群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析装置による測定結果を管理する臨床
    検査システムであって、 臨床検査に関する検査情報を記憶する検査情報記憶手段
    と、 検査情報記憶手段が記憶している検査情報に基づき、分
    析装置での測定毎に必要な検体の液量を決定する必要液
    量決定手段と、 分析装置での測定毎に用意された検体の液量を入力する
    ための検体液量入力手段と、 必要液量決定手段により決定された必要液量と、検体液
    量入力手段により入力された検体液量とに基づき希釈倍
    率を算出する希釈倍率算出手段と、 希釈倍率算出手段が算出した希釈倍率に従って希釈した
    検体を測定した分析装置から、測定結果を受信する測定
    結果受信手段と、 測定結果受信手段が受信した測定結果を、希釈倍率算出
    手段が算出した希釈倍率に基づき補正する測定結果補正
    手段と、を備えた臨床検査システム。
  2. 【請求項2】 測定結果受信手段が受信した測定結果を
    測定結果補正手段により補正する必要があるか、検査情
    報記憶手段が記憶している検査情報に基づき判定する補
    正要否判定手段を備えた、請求項1に記載の臨床検査シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 分析装置による測定結果を管理する臨床
    検査システムであって、 臨床検査に関する検査情報を記憶する検査情報記憶手段
    と、 検査情報記憶手段が記憶している検査情報に基づき、分
    析装置での測定毎に必要な検体の液量を決定する必要液
    量決定手段と、 分析装置での測定毎に用意された検体の液量を入力する
    ための検体液量入力手段と、 必要液量決定手段により決定された必要液量と、検体液
    量入力手段により入力された検体液量とに基づき希釈倍
    率を算出する希釈倍率算出手段と、 希釈倍率算出手段が算出した希釈倍率を、検体識別情報
    と共に印刷出力する希釈倍率出力手段と、を備えた臨床
    検査システム。
  4. 【請求項4】 分析装置による測定結果を管理する臨床
    検査システムを構成するコンピュータ上で動作するプロ
    グラムであって、 臨床検査に関する検査情報を記憶する検査情報記憶手段
    と、 検査情報記憶手段が記憶している検査情報に基づき、分
    析装置での測定毎に必要な検体の液量を決定する必要液
    量決定手段と、 分析装置での測定毎に用意された検体の液量を入力する
    ための検体液量入力手段と、 必要液量決定手段により決定された必要液量と、検体液
    量入力手段により入力された検体液量とに基づき希釈倍
    率を算出するための希釈倍率算出手段と、 希釈倍率算出手段が算出した希釈倍率に従って希釈した
    検体を測定した分析装置から、測定結果を受信する測定
    結果受信手段と、としてコンピュータを機能させるプロ
    グラム。
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