JP2003344165A - レーザ照準器付放射温度計および放射温度計の測定位置表示方法 - Google Patents
レーザ照準器付放射温度計および放射温度計の測定位置表示方法Info
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- JP2003344165A JP2003344165A JP2002146718A JP2002146718A JP2003344165A JP 2003344165 A JP2003344165 A JP 2003344165A JP 2002146718 A JP2002146718 A JP 2002146718A JP 2002146718 A JP2002146718 A JP 2002146718A JP 2003344165 A JP2003344165 A JP 2003344165A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】特定の波長領域(例えば赤〜橙色)の色の被温
度測定対象物を放射温度計を用いて温度測定する場合
に、温度測定箇所を視覚的に明確にするための放射温度
計に用いるレーザ照準器を提供すること。 【解決手段】 波長領域の異なる複数の光源(レーザダ
イオード)をレーザ照準器に用い、これらを被温度測定
対象物の色に応じて使い分けるための切換え手段を設け
ることで、被温度測定対象物の色と異なる色(波長領
域)のマーカービームを照射し、測定箇所を視覚的に明
確にすることを可能とした。
度測定対象物を放射温度計を用いて温度測定する場合
に、温度測定箇所を視覚的に明確にするための放射温度
計に用いるレーザ照準器を提供すること。 【解決手段】 波長領域の異なる複数の光源(レーザダ
イオード)をレーザ照準器に用い、これらを被温度測定
対象物の色に応じて使い分けるための切換え手段を設け
ることで、被温度測定対象物の色と異なる色(波長領
域)のマーカービームを照射し、測定箇所を視覚的に明
確にすることを可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射温度計が測定
する位置を表示する方法に関するものであり、また、測
定位置を表示する機能を備えたレーザ照準器を付属させ
たことを特徴とする放射温度計に関する。
する位置を表示する方法に関するものであり、また、測
定位置を表示する機能を備えたレーザ照準器を付属させ
たことを特徴とする放射温度計に関する。
【0002】
【従来の技術】放射温度計とは、被測対象物から発散さ
れる赤外光等の放射エネルギーを、測定用光学系により
光量−電気信号変換素子上に集光させることにより、被
測定対象物の温度測定を非接触で行うものである。この
とき、被測定体の測定箇所を特定するために、測定対象
物に対して照準合わせをするために照準用マーカービー
ム発生装置(照準装置)が用いられることが一般的であ
る。
れる赤外光等の放射エネルギーを、測定用光学系により
光量−電気信号変換素子上に集光させることにより、被
測定対象物の温度測定を非接触で行うものである。この
とき、被測定体の測定箇所を特定するために、測定対象
物に対して照準合わせをするために照準用マーカービー
ム発生装置(照準装置)が用いられることが一般的であ
る。
【0003】その照準装置は、例えば図5に示すように
構成される。同図にて、符号1は光源となるレーザダイ
オード、2はコリメートレンズ、3はハーフミラー、4
は反射ミラーで、これらで照準装置を構成している。な
お、5は赤外線検出器、6は集光レンズ、7は測定対象
物である。
構成される。同図にて、符号1は光源となるレーザダイ
オード、2はコリメートレンズ、3はハーフミラー、4
は反射ミラーで、これらで照準装置を構成している。な
お、5は赤外線検出器、6は集光レンズ、7は測定対象
物である。
【0004】上述のような構成により、レーザダイオー
ド1から照射されたビームI0 はコリメートレンズ2
を介してハーフミラー3に入射し、その一部が反射され
てマーカービームI1となり測定対象物7上にマーカー
ポイントM1として投射される。一方、ハーフミラー3
を透過した光は反射ミラー4で反射されてマーカービー
ムI2 となり測定対象物7上にマーカーポイントM2
として投射される。
ド1から照射されたビームI0 はコリメートレンズ2
を介してハーフミラー3に入射し、その一部が反射され
てマーカービームI1となり測定対象物7上にマーカー
ポイントM1として投射される。一方、ハーフミラー3
を透過した光は反射ミラー4で反射されてマーカービー
ムI2 となり測定対象物7上にマーカーポイントM2
として投射される。
【0005】従って、その両マーカーポイントM1,M
2 間を直径とする円形内の領域が測定対象領域とな
り、測定作業者はその円形内に測定対象物7を捉えるこ
とにより、誤りのない温度測定が可能となるのである。
2 間を直径とする円形内の領域が測定対象領域とな
り、測定作業者はその円形内に測定対象物7を捉えるこ
とにより、誤りのない温度測定が可能となるのである。
【0006】一般に、温度測定を行う手法として放射温
度計を用いる場合の一つの例として、被測定対象物の表
面温度が高温(数百〜数千℃)のある場合が挙げられ
る。このような被測定対象物を測定する手法としては、
非接触の測定が可能な放射温度計を用いるのが最も適し
ていることがよく知られている。
度計を用いる場合の一つの例として、被測定対象物の表
面温度が高温(数百〜数千℃)のある場合が挙げられ
る。このような被測定対象物を測定する手法としては、
非接触の測定が可能な放射温度計を用いるのが最も適し
ていることがよく知られている。
【0007】このとき、上記の照準用マーカービームと
して一般には赤色のレーザダイオード(波長:630〜
670nm)が用いられている。これは、レーザダイオ
ードとして一般に普及しているのが赤色レーザダイオー
ドのみであり、その他の色(波長)のレーザダイオード
がそれほど容易に入手できるものではなく、また、入手
できたとしても非常に高価であったり、性能的に不充分
であったりしたためであり、放射温度計に搭載されるこ
とはなかった。
して一般には赤色のレーザダイオード(波長:630〜
670nm)が用いられている。これは、レーザダイオ
ードとして一般に普及しているのが赤色レーザダイオー
ドのみであり、その他の色(波長)のレーザダイオード
がそれほど容易に入手できるものではなく、また、入手
できたとしても非常に高価であったり、性能的に不充分
であったりしたためであり、放射温度計に搭載されるこ
とはなかった。
【0008】しかしながら、上記のようなマーカポイン
トM2を照準として使用すると、被測定対象物(または
被測定対象物の表面)が高温で、橙空赤色(波長:60
0nm〜700nm)の光を発光するものである場合、
測定対象物とマーカポイントが視覚的に判別しにくいと
いう事態が生じる。この場合、現在行っている被測定対
象物の温度測定箇所が判別できず、実際に測定した箇所
を正確に把握して測定を行いたい場合に不都合が生じる
ことがある。
トM2を照準として使用すると、被測定対象物(または
被測定対象物の表面)が高温で、橙空赤色(波長:60
0nm〜700nm)の光を発光するものである場合、
測定対象物とマーカポイントが視覚的に判別しにくいと
いう事態が生じる。この場合、現在行っている被測定対
象物の温度測定箇所が判別できず、実際に測定した箇所
を正確に把握して測定を行いたい場合に不都合が生じる
ことがある。
【0009】本発明は、前述のような高温物体等を被測
定対象物とした場合においても、視覚的に判別容易な照
準マーカを照射することを目的としており、そのため
に、請求項1においては、光源となるレーザダイオード
と、前記レーザダイオードから生じる光を反射または集
光するための光学系群よりなる放射温度計のレーザ照準
器において、前記光源として600nm以下の波長の光
を生じるレーザダイオードを用いたことを特徴としてい
るレーザ照準器付放射温度計を提案している。
定対象物とした場合においても、視覚的に判別容易な照
準マーカを照射することを目的としており、そのため
に、請求項1においては、光源となるレーザダイオード
と、前記レーザダイオードから生じる光を反射または集
光するための光学系群よりなる放射温度計のレーザ照準
器において、前記光源として600nm以下の波長の光
を生じるレーザダイオードを用いたことを特徴としてい
るレーザ照準器付放射温度計を提案している。
【0010】また、請求項2に記載のレーザ照準器付放
射温度計においては、複数の光源と、前記レーザダイオ
ードから生じる光を反射または集光するための光学系群
よりなる放射温度計のレーザ照準器において、前記複数
の光源がそれぞれ異なる波長の光を生じるレーザダイオ
ードであって、前記複数の光源からの光を切換える手段
を設けたことを特徴としている。
射温度計においては、複数の光源と、前記レーザダイオ
ードから生じる光を反射または集光するための光学系群
よりなる放射温度計のレーザ照準器において、前記複数
の光源がそれぞれ異なる波長の光を生じるレーザダイオ
ードであって、前記複数の光源からの光を切換える手段
を設けたことを特徴としている。
【0011】さらに、前記複数の光源のうち少なくとも
1つの光源が波長600nm以下の光を照射するレーザ
ダイオードであってもよい。(請求項3)
1つの光源が波長600nm以下の光を照射するレーザ
ダイオードであってもよい。(請求項3)
【0012】請求項4においては、光源として波長60
0nm以下の光を発生させるレーザダイオードを用いて
放射温度計の測定位置を表示させることを特徴とする、
放射温度計における測定位置表示方法を提案している。
0nm以下の光を発生させるレーザダイオードを用いて
放射温度計の測定位置を表示させることを特徴とする、
放射温度計における測定位置表示方法を提案している。
【0013】以下、本発明の実施形態について説明す
る。図1は、本発明を実現するための第1実施例を示す
図であり、図5と同じ構成を表す要素については基本的
に同じ符号を付している。10は光源となるレーザダイ
オードであり、ここでは波長500〜590nmを光を
発生させる緑色レーザダイオードを用いている。2、
3、4はそれぞれコリメートレンズ、ハーフミラー、反
射ミラーを表しており、緑色レーザダイオードより照射
されたビームI0 は、図5に示す照準装置と同様に、
コリメートレンズ2を介してハーフミラー3に入射し、
その一部が反射されてマーカービームI1 となり測定対
象物7上にマーカーポイントM1として投射される一
方、ハーフミラー3を透過した光は反射ミラー4で反射
されてマーカービームI2となり測定対象物7上にマー
カーポイントM2として投射される。
る。図1は、本発明を実現するための第1実施例を示す
図であり、図5と同じ構成を表す要素については基本的
に同じ符号を付している。10は光源となるレーザダイ
オードであり、ここでは波長500〜590nmを光を
発生させる緑色レーザダイオードを用いている。2、
3、4はそれぞれコリメートレンズ、ハーフミラー、反
射ミラーを表しており、緑色レーザダイオードより照射
されたビームI0 は、図5に示す照準装置と同様に、
コリメートレンズ2を介してハーフミラー3に入射し、
その一部が反射されてマーカービームI1 となり測定対
象物7上にマーカーポイントM1として投射される一
方、ハーフミラー3を透過した光は反射ミラー4で反射
されてマーカービームI2となり測定対象物7上にマー
カーポイントM2として投射される。
【0014】ここで、被測定対象物7は、例えば溶鉱炉
中の溶融した金属(鉄、銅など)やガラスなどといった
高温で橙〜赤色の波長の光を発光するものであり、この
上に緑色(波長領域:500nm〜590nm)のマー
カービームが照射されることで、温度測定を行っている
位置を視覚的に判別容易にすることが可能となる。当然
のことながら、マーカービームに用いる光の波長は前述
の波長領域に限定されるものではなく、例えば青色(波
長領域:500nm以下)のマーカービームを用いても
よい。この場合、光源10は青色レーザダイオードであ
る必要がある。
中の溶融した金属(鉄、銅など)やガラスなどといった
高温で橙〜赤色の波長の光を発光するものであり、この
上に緑色(波長領域:500nm〜590nm)のマー
カービームが照射されることで、温度測定を行っている
位置を視覚的に判別容易にすることが可能となる。当然
のことながら、マーカービームに用いる光の波長は前述
の波長領域に限定されるものではなく、例えば青色(波
長領域:500nm以下)のマーカービームを用いても
よい。この場合、光源10は青色レーザダイオードであ
る必要がある。
【0015】次に、図2に示された本発明の第2の実施
例を説明する。図2において、図1(または図5)と相
違する点は、光源(11,12)が複数備えられてお
り、これらの各光源がそれぞれ異なる波長領域の光を照
射する光源である点である。また、これらの光源のう
ち、どの光源をレーザ照準器に用いるかを切換える手段
として、切換え手段20が設けられている。より詳細に
説明すると、光源11は通常の波長領域600nm〜の
赤色レーザダイオード、光源12は波長領域560〜5
90nmの緑色レーザダイオードである。
例を説明する。図2において、図1(または図5)と相
違する点は、光源(11,12)が複数備えられてお
り、これらの各光源がそれぞれ異なる波長領域の光を照
射する光源である点である。また、これらの光源のう
ち、どの光源をレーザ照準器に用いるかを切換える手段
として、切換え手段20が設けられている。より詳細に
説明すると、光源11は通常の波長領域600nm〜の
赤色レーザダイオード、光源12は波長領域560〜5
90nmの緑色レーザダイオードである。
【0016】さらに、切換え手段20は、光源11、1
2と電源21を電気的にONするための電気回路制御を
行うものであり、スイッチなどの電気的切換え手段によ
って使用する光源を選択するためのものである。この切
換え手段20は、電気的に光源を切換えるものに限定さ
れるものではなく、光源10、11、12をすべてON
の状態にしておき、光路を切換える機能を有した切換え
手段であってもよい。ただし、この場合、放射温度計内
に設けられる複数の光源を常にONの状態にしておくた
め、それぞれの光源から発生する熱を放熱させる必要が
ある。その解決手段として、放射温度計の外側に通気の
ための孔をあけておくなどの手段が考えられる。
2と電源21を電気的にONするための電気回路制御を
行うものであり、スイッチなどの電気的切換え手段によ
って使用する光源を選択するためのものである。この切
換え手段20は、電気的に光源を切換えるものに限定さ
れるものではなく、光源10、11、12をすべてON
の状態にしておき、光路を切換える機能を有した切換え
手段であってもよい。ただし、この場合、放射温度計内
に設けられる複数の光源を常にONの状態にしておくた
め、それぞれの光源から発生する熱を放熱させる必要が
ある。その解決手段として、放射温度計の外側に通気の
ための孔をあけておくなどの手段が考えられる。
【0017】この第2実施例において、放射温度計の使
用者は、切換え手段20を切換えることによって被測定
対象物の種類に応じたレーザ照準器に用いる光源の使い
分けが可能となり、これによって、温度測定している箇
所を視覚的に把握できないという事態が生じることはな
くなる。
用者は、切換え手段20を切換えることによって被測定
対象物の種類に応じたレーザ照準器に用いる光源の使い
分けが可能となり、これによって、温度測定している箇
所を視覚的に把握できないという事態が生じることはな
くなる。
【0018】また、第2実施例において、それぞれ異な
る波長領域の光を照射する複数の光源として、赤色レー
ザダイオードおよび緑色レーザダイオードを用いたが、
本発明はこれらの色(波長領域)の光源に限定するもの
ではなく、例えば青色レーザダイオードと赤色または緑
色のレーザダイオードを組合せてもよい。または、放射
温度計内に組み込むレーザ照射用の複数の光源は、2つ
だけでなく必要に応じて3つ以上の光源(例えば赤・緑
・青色のレーザダイオード)を組み込んでもよい。
る波長領域の光を照射する複数の光源として、赤色レー
ザダイオードおよび緑色レーザダイオードを用いたが、
本発明はこれらの色(波長領域)の光源に限定するもの
ではなく、例えば青色レーザダイオードと赤色または緑
色のレーザダイオードを組合せてもよい。または、放射
温度計内に組み込むレーザ照射用の複数の光源は、2つ
だけでなく必要に応じて3つ以上の光源(例えば赤・緑
・青色のレーザダイオード)を組み込んでもよい。
【0019】さらに、図3に示された本発明の第3実施
例を説明する。図3において、30は画像情報取得手段
であり、CCDカメラなどのカメラ手段からなる。前記
画像情報取得手段は、被測定対象物に対向して設けられ
ており、被測定対象物表面の色情報を画像情報として取
得する機能を有するものである。前述のように取得され
た色情報は、CPU、メモリなどより構成される演算手
段40によって解析され、RGB比などの情報に変換さ
れる。さらに、演算手段40内に記憶されたプログラム
によって、これらのRGBデータとしての情報に基づい
て、被測定対象物表面の色を判別し、現在測定しようと
している被測定対象物に用いるべきレーザ照準の色(波
長)に最適な光源を選択する。
例を説明する。図3において、30は画像情報取得手段
であり、CCDカメラなどのカメラ手段からなる。前記
画像情報取得手段は、被測定対象物に対向して設けられ
ており、被測定対象物表面の色情報を画像情報として取
得する機能を有するものである。前述のように取得され
た色情報は、CPU、メモリなどより構成される演算手
段40によって解析され、RGB比などの情報に変換さ
れる。さらに、演算手段40内に記憶されたプログラム
によって、これらのRGBデータとしての情報に基づい
て、被測定対象物表面の色を判別し、現在測定しようと
している被測定対象物に用いるべきレーザ照準の色(波
長)に最適な光源を選択する。
【0020】前述の演算手段40内に記憶されているプ
ログラムの一例を図4に示す。まず、第1ステップとし
て、CCDカメラなどから得られた被測定対象物の画像
情報をメモリ内に取り込み、次に、画像をRGBデータ
に基づいて解析する(ステップ2)。解析された結果よ
り、被測定対象物の色がどの波長領域に含まれているか
を判断し(ステップ3)、その結果、被測定対象物の色
に対して適切な波長領域の光を照射する光源を選択する
(ステップ4)。この選択に応じて、切換え手段20を
自動的に切換え(ステップ5)、選択した光源を用いて
レーザ照準を行う。本実施例においては、光源の切換え
手段20として、電気的に切換えを行う手段を用いると
より簡単に光源の切換えを行うことが可能となる。
ログラムの一例を図4に示す。まず、第1ステップとし
て、CCDカメラなどから得られた被測定対象物の画像
情報をメモリ内に取り込み、次に、画像をRGBデータ
に基づいて解析する(ステップ2)。解析された結果よ
り、被測定対象物の色がどの波長領域に含まれているか
を判断し(ステップ3)、その結果、被測定対象物の色
に対して適切な波長領域の光を照射する光源を選択する
(ステップ4)。この選択に応じて、切換え手段20を
自動的に切換え(ステップ5)、選択した光源を用いて
レーザ照準を行う。本実施例においては、光源の切換え
手段20として、電気的に切換えを行う手段を用いると
より簡単に光源の切換えを行うことが可能となる。
【0021】上述したステップ3について、被測定対象
物の色がどの波長領域に含まれているかを判断する方法
としては、予めRGBデータの各色のデータ(赤・緑・
青)の各数値について、どの色が多く含まれているかに
ついて分類するといった手法が考えられる。
物の色がどの波長領域に含まれているかを判断する方法
としては、予めRGBデータの各色のデータ(赤・緑・
青)の各数値について、どの色が多く含まれているかに
ついて分類するといった手法が考えられる。
【0022】第3実施例において、画像情報取得手段3
0は、取得する被測定対象物の色についての情報とし
て、マーカービーム内または温度測定エリア内について
の情報を取得しても、それ以外のエリアについての情報
を取得してもよい。すなわち、放射温度計内において画
像情報取得手段30が設けられる位置は、被測定対象物
の表面を撮影できる位置であればどこに設けてあっても
よい。
0は、取得する被測定対象物の色についての情報とし
て、マーカービーム内または温度測定エリア内について
の情報を取得しても、それ以外のエリアについての情報
を取得してもよい。すなわち、放射温度計内において画
像情報取得手段30が設けられる位置は、被測定対象物
の表面を撮影できる位置であればどこに設けてあっても
よい。
【0023】以上に記載した本発明によれば、従来赤色
のみのレーザ照準を用いていた放射温度計において、他
の色(波長領域)の光源をレーザ照準器に用いること
で、被測定対象物の表面とレーザ照準(マーカービー
ム)を視覚的に明確に区別することが可能になり、温度
測定箇所を明確に定めることができる。さらに、被測定
対象物の表面の色に応じて、波長領域の異なる光源をレ
ーザ照準に切換えて用いることで、さまざまな色の被測
定対象物の温度計測を行う場合においても、マーカービ
ームの色を使い分けることが可能となるという効果があ
る。
のみのレーザ照準を用いていた放射温度計において、他
の色(波長領域)の光源をレーザ照準器に用いること
で、被測定対象物の表面とレーザ照準(マーカービー
ム)を視覚的に明確に区別することが可能になり、温度
測定箇所を明確に定めることができる。さらに、被測定
対象物の表面の色に応じて、波長領域の異なる光源をレ
ーザ照準に切換えて用いることで、さまざまな色の被測
定対象物の温度計測を行う場合においても、マーカービ
ームの色を使い分けることが可能となるという効果があ
る。
【図1】本発明の放射温度計の照準装置の第1実施例に
おける要部構成図である。
おける要部構成図である。
【図2】本発明の放射温度計の照準装置の第2施例にお
ける要部構成図である。
ける要部構成図である。
【図3】本発明の放射温度計の照準装置の第3施例にお
ける要部構成図である。
ける要部構成図である。
【図4】本発明の放射温度計の照準装置の第3施例にお
いて、被測定対象物の表面の色に応じて照準装置の光源
を自動的に切換えるためのフローチャートを表す図であ
る。
いて、被測定対象物の表面の色に応じて照準装置の光源
を自動的に切換えるためのフローチャートを表す図であ
る。
【図5】従来の放射温度計の照準装置の一例を示す要部
構成図である。
構成図である。
1、10、11、12…光源、2…コリメートレンズ、
3…ハーフミラー、4…反射ミラー、7…測定対象物、
20…切換え手段、30…画像情報取得手段、40…演
算手段
3…ハーフミラー、4…反射ミラー、7…測定対象物、
20…切換え手段、30…画像情報取得手段、40…演
算手段
Claims (4)
- 【請求項1】光源となるレーザダイオードと、前記レー
ザダイオードから生じる光を反射または集光するための
光学系群よりなる放射温度計のレーザ照準器において、
前記光源として600nm以下の波長の光を生じるレー
ザダイオードを用いたことを特徴とするレーザ照準器付
放射温度計。 - 【請求項2】複数の光源と、前記光源から生じる光を反
射または集光するための光学系群よりなる放射温度計の
レーザ照準器において、前記複数の光源がそれぞれ異な
る波長の光を生じるレーザダイオードであって、前記複
数の光源からの光を切換える手段を設けたことを特徴と
するレーザ照準器付放射温度計。 - 【請求項3】前記複数の光源のうち少なくとも1つの光
源が波長600nm以下の光を照射するレーザダイオー
ドであることを特徴とする請求項3に記載のレーザ照準
器付放射温度計。 - 【請求項4】光源として波長600nm以下の光を発生
させるレーザダイオードを用いて放射温度計の測定位置
を表示させることを特徴とする、放射温度計における測
定位置表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002146718A JP2003344165A (ja) | 2002-05-21 | 2002-05-21 | レーザ照準器付放射温度計および放射温度計の測定位置表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002146718A JP2003344165A (ja) | 2002-05-21 | 2002-05-21 | レーザ照準器付放射温度計および放射温度計の測定位置表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003344165A true JP2003344165A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29766413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002146718A Withdrawn JP2003344165A (ja) | 2002-05-21 | 2002-05-21 | レーザ照準器付放射温度計および放射温度計の測定位置表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003344165A (ja) |
-
2002
- 2002-05-21 JP JP2002146718A patent/JP2003344165A/ja not_active Withdrawn
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