JP2003343887A - 携帯用空気浄化装置 - Google Patents
携帯用空気浄化装置Info
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- JP2003343887A JP2003343887A JP2002153557A JP2002153557A JP2003343887A JP 2003343887 A JP2003343887 A JP 2003343887A JP 2002153557 A JP2002153557 A JP 2002153557A JP 2002153557 A JP2002153557 A JP 2002153557A JP 2003343887 A JP2003343887 A JP 2003343887A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 正負両方のイオンを発生させることにより、
殺菌効果を高め、これらのイオンを空気中に放出するこ
とで空気清浄機能の強化を図った携帯に便利な空気浄化
装置を提供する。 【解決手段】 高電圧発生装置６の出力に接続された電
圧印加電極４及び前記電圧印加電極４に対向して配置さ
れた接地電極５及び前記電圧印加電極４と前記接地電極
５の間に設けられた誘電体３を有するイオン発生素子１
と、送風装置８と、前記高電圧発生装置６と前記送風装
置８の電源７とを本体１０内部に備え、前記高電圧発生
装置６を前記電源７によって駆動することにより、交番
極性のパルス電圧を前記電圧印加電極４に供給して前記
接地電極５の近傍の空気をイオン化し、前記本体１０内
部に形成された空気入口１１から空気出口１２に至る送
風路１３で正イオンと負イオンを発生させ、前記送風装
置８の駆動によって空気入口１１から取り込んだ空気に
これらのイオンを乗せて空気出口１２から送り出すこと
を特徴とする携帯用空気浄化装置。
殺菌効果を高め、これらのイオンを空気中に放出するこ
とで空気清浄機能の強化を図った携帯に便利な空気浄化
装置を提供する。 【解決手段】 高電圧発生装置６の出力に接続された電
圧印加電極４及び前記電圧印加電極４に対向して配置さ
れた接地電極５及び前記電圧印加電極４と前記接地電極
５の間に設けられた誘電体３を有するイオン発生素子１
と、送風装置８と、前記高電圧発生装置６と前記送風装
置８の電源７とを本体１０内部に備え、前記高電圧発生
装置６を前記電源７によって駆動することにより、交番
極性のパルス電圧を前記電圧印加電極４に供給して前記
接地電極５の近傍の空気をイオン化し、前記本体１０内
部に形成された空気入口１１から空気出口１２に至る送
風路１３で正イオンと負イオンを発生させ、前記送風装
置８の駆動によって空気入口１１から取り込んだ空気に
これらのイオンを乗せて空気出口１２から送り出すこと
を特徴とする携帯用空気浄化装置。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に持ち出して
使用できる携帯用空気浄化装置に関するものである。
使用できる携帯用空気浄化装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から手軽に持ち運べる小型の空気清
浄機が開発されており、その一例が特開平10-180139号
公報に開示されている。図７は、この空気清浄機の構成
を示している。8ｋＶの直流電力供給源である高電圧回
路部３２に、針状のエミッタ・ポイント２６が取り付け
られている。9Ｖ電池２２によって高電圧回路部３２が
駆動されと、エミッタ・ポイント２６の周りにコロナ放
電が発生し、それによって空気がイオン化され、オゾ
ン、及び電子の衝突による分解により、病原菌や汚染物
質が破壊される。そして、空気の微粒子が、接地電極に
設定された金属製のグリッド２４に引き付けられ、清浄
化された大量の空気が外部へ送り出される。これによっ
て、快適な生活環境を提供することができる。
浄機が開発されており、その一例が特開平10-180139号
公報に開示されている。図７は、この空気清浄機の構成
を示している。8ｋＶの直流電力供給源である高電圧回
路部３２に、針状のエミッタ・ポイント２６が取り付け
られている。9Ｖ電池２２によって高電圧回路部３２が
駆動されと、エミッタ・ポイント２６の周りにコロナ放
電が発生し、それによって空気がイオン化され、オゾ
ン、及び電子の衝突による分解により、病原菌や汚染物
質が破壊される。そして、空気の微粒子が、接地電極に
設定された金属製のグリッド２４に引き付けられ、清浄
化された大量の空気が外部へ送り出される。これによっ
て、快適な生活環境を提供することができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の空気清浄機では、高電圧回路部３２によって直流電
力をエミッタ・ポイント２６に供給するようになってい
るため、エミッタ・ポイント２６の電位は常に正か負の
一方となる。したがって、エミッタ・ポイント２６の周
囲で発生する空気イオンの極性も正か負のいずれかとな
る。特に、この公報の空気清浄機では、負極性の電力を
エミッタ・ポイント２６に供給して、負イオンを大量に
発生させるようにしている。
来の空気清浄機では、高電圧回路部３２によって直流電
力をエミッタ・ポイント２６に供給するようになってい
るため、エミッタ・ポイント２６の電位は常に正か負の
一方となる。したがって、エミッタ・ポイント２６の周
囲で発生する空気イオンの極性も正か負のいずれかとな
る。特に、この公報の空気清浄機では、負極性の電力を
エミッタ・ポイント２６に供給して、負イオンを大量に
発生させるようにしている。
【０００４】空気中に発生させたイオンが充分な殺菌作
用を発揮するためには、正負両方の極性のイオンを発生
させる必要があることが実験により裏付けられている。
しかしながら、この公報に掲載された空気清浄機では、
上記の通り、負イオンが大量に生成することになるた
め、思うような殺菌効果（空気清浄効果）が得られない
という問題があった。
用を発揮するためには、正負両方の極性のイオンを発生
させる必要があることが実験により裏付けられている。
しかしながら、この公報に掲載された空気清浄機では、
上記の通り、負イオンが大量に生成することになるた
め、思うような殺菌効果（空気清浄効果）が得られない
という問題があった。
【０００５】本発明は、正負両方のイオンを発生させる
ことにより、殺菌効果を高め、これらのイオンを空気中
に放出することで空気清浄機能の強化を図った携帯に便
利な空気浄化装置を提供することを目的とする。
ことにより、殺菌効果を高め、これらのイオンを空気中
に放出することで空気清浄機能の強化を図った携帯に便
利な空気浄化装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の携帯用空気浄化装置は、本体内部にイオン発
生素子を備え、正イオンと負イオンを空気中に放出し、
空気中に浮遊する細菌を除去することを特徴としてい
る。
に本発明の携帯用空気浄化装置は、本体内部にイオン発
生素子を備え、正イオンと負イオンを空気中に放出し、
空気中に浮遊する細菌を除去することを特徴としてい
る。
【０００７】具体的には、高電圧発生装置の出力に接続
された電圧印加電極及び前記電圧印加電極に対向して配
置された接地電極及び前記電圧印加電極と前記接地電極
の間に設けられた誘電体を有するイオン発生素子と、送
風装置と、前記高電圧発生装置と前記送風装置の電源と
を本体内部に備え、前記高電圧発生装置を前記電源によ
って駆動することにより、交番極性のパルス電圧を前記
電圧印加電極に供給して前記接地電極の近傍の空気をイ
オン化し、前記本体内部に形成された空気入口から空気
出口に至る送風路で正イオンと負イオンを発生させ、前
記送風装置の駆動によって空気入口から取り込んだ空気
にこれらのイオンを乗せて空気出口から送り出すもので
ある。
された電圧印加電極及び前記電圧印加電極に対向して配
置された接地電極及び前記電圧印加電極と前記接地電極
の間に設けられた誘電体を有するイオン発生素子と、送
風装置と、前記高電圧発生装置と前記送風装置の電源と
を本体内部に備え、前記高電圧発生装置を前記電源によ
って駆動することにより、交番極性のパルス電圧を前記
電圧印加電極に供給して前記接地電極の近傍の空気をイ
オン化し、前記本体内部に形成された空気入口から空気
出口に至る送風路で正イオンと負イオンを発生させ、前
記送風装置の駆動によって空気入口から取り込んだ空気
にこれらのイオンを乗せて空気出口から送り出すもので
ある。
【０００８】あるいは、高電圧発生装置の出力に接続さ
れた電圧印加電極及び前記電圧印加電極に対向して配置
された接地電極及び前記電圧印加電極と前記接地電極の
間に設けられた誘電体を有するイオン発生素子と、前記
高電圧発生装置の電源とを本体内部に備え、前記高電圧
発生装置を前記電源によって駆動することにより、交番
極性のパルス電圧を前記電圧印加電極に供給して前記接
地電極の近傍の空気をイオン化し、前記本体内部に形成
された空気入口から空気出口に至る送風路で正イオンと
負イオンを発生させ、人間の呼吸によって空気入口から
吹き込まれた吐息にこれらのイオンを乗せて空気出口か
ら送り出すものである。
れた電圧印加電極及び前記電圧印加電極に対向して配置
された接地電極及び前記電圧印加電極と前記接地電極の
間に設けられた誘電体を有するイオン発生素子と、前記
高電圧発生装置の電源とを本体内部に備え、前記高電圧
発生装置を前記電源によって駆動することにより、交番
極性のパルス電圧を前記電圧印加電極に供給して前記接
地電極の近傍の空気をイオン化し、前記本体内部に形成
された空気入口から空気出口に至る送風路で正イオンと
負イオンを発生させ、人間の呼吸によって空気入口から
吹き込まれた吐息にこれらのイオンを乗せて空気出口か
ら送り出すものである。
【０００９】電源には、携帯性に優れた着脱可能な電池
やバッテリー等を使用できる。したがって、使い勝手が
向上する。
やバッテリー等を使用できる。したがって、使い勝手が
向上する。
【００１０】また、空気出口の近傍にオゾン分解触媒を
設けておくと、有害なオゾンは分解、除去されるため、
安心して空気浄化装置を使用できる。
設けておくと、有害なオゾンは分解、除去されるため、
安心して空気浄化装置を使用できる。
【００１１】さらに、本体の振動を検知する振動センサ
ーを備えることで、この振動センサーの検知結果に基づ
いてイオン発生素子の駆動を制御することができるよう
になる。したがって、屋外の歩行中等、状況に応じて効
率よくイオンを発生させることができる。
ーを備えることで、この振動センサーの検知結果に基づ
いてイオン発生素子の駆動を制御することができるよう
になる。したがって、屋外の歩行中等、状況に応じて効
率よくイオンを発生させることができる。
【００１２】本発明の携帯用空気浄化装置は、例えばマ
スク型に加工することにより、本体を顔に装着して、マ
スクとして使用することができる。あるいはペンダント
型に加工することにより、本体を身体に装着することが
できる。さらには、ブローチ型に加工して、本体を衣服
に取り付けられるようにしてもよい。
スク型に加工することにより、本体を顔に装着して、マ
スクとして使用することができる。あるいはペンダント
型に加工することにより、本体を身体に装着することが
できる。さらには、ブローチ型に加工して、本体を衣服
に取り付けられるようにしてもよい。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の第１の実施形態を図面を
参照して説明する。図１は、第１の実施形態の携帯用空
気清浄機の構成を示す概略断面図である。図１に示すよ
うに、この携帯用空気浄化装置は、イオン発生素子１
と、ファン等の送風装置８と、これらを駆動するための
電源７とを本体１０内に備えている。
参照して説明する。図１は、第１の実施形態の携帯用空
気清浄機の構成を示す概略断面図である。図１に示すよ
うに、この携帯用空気浄化装置は、イオン発生素子１
と、ファン等の送風装置８と、これらを駆動するための
電源７とを本体１０内に備えている。
【００１４】イオン発生素子１は、後述するイオン発生
電極体２と高電圧発生装置６を備えている。電源７は、
高電圧発生装置６を駆動させるためのものであり、バッ
テリー、電池などの携帯可能な電源を好適に使用するこ
とができる。電源７を切り離すことにより、空気浄化装
置の携帯性が向上し、突然の電池切れにも電池交換によ
って簡単に対応できるようになる。
電極体２と高電圧発生装置６を備えている。電源７は、
高電圧発生装置６を駆動させるためのものであり、バッ
テリー、電池などの携帯可能な電源を好適に使用するこ
とができる。電源７を切り離すことにより、空気浄化装
置の携帯性が向上し、突然の電池切れにも電池交換によ
って簡単に対応できるようになる。
【００１５】イオン発生電極体２は、図２に示すよう
に、平面型ガラス板などから成る誘電体板３と、その誘
電体板３の片側の面に密着するように配設した板状の電
圧印加電極４と、その誘電体板３の他方の面に密着する
ように配置された格子状の接地電極５とを備えている。
誘電体板３は、平面型ガラス板等から成っている。ま
た、電圧印加電極４は、高電圧発生装置６の出力に接続
されている。
に、平面型ガラス板などから成る誘電体板３と、その誘
電体板３の片側の面に密着するように配設した板状の電
圧印加電極４と、その誘電体板３の他方の面に密着する
ように配置された格子状の接地電極５とを備えている。
誘電体板３は、平面型ガラス板等から成っている。ま
た、電圧印加電極４は、高電圧発生装置６の出力に接続
されている。
【００１６】以上のように構成されたイオン発生素子１
において、高電圧のパルス電圧を電圧印加電極４に印加
すると、接地電極５の近傍の空間（放電プラズマ領域
９）で沿面放電が起きる。この沿面放電により、放電プ
ラズマ領域９の空気中の分子が解離および電離され、正
イオンと負イオンの両方の極性のイオンが発生する。す
なわち、交番極性のパルス電圧が印加されることによ
り、正極性の電圧が印加されたときに正イオンが発生
し、負極性の電圧が印加されたときに負イオンが発生す
る。
において、高電圧のパルス電圧を電圧印加電極４に印加
すると、接地電極５の近傍の空間（放電プラズマ領域
９）で沿面放電が起きる。この沿面放電により、放電プ
ラズマ領域９の空気中の分子が解離および電離され、正
イオンと負イオンの両方の極性のイオンが発生する。す
なわち、交番極性のパルス電圧が印加されることによ
り、正極性の電圧が印加されたときに正イオンが発生
し、負極性の電圧が印加されたときに負イオンが発生す
る。
【００１７】また、印加する電圧波形を制御して、負極
性の電圧の印加時間またはパルス回数を正極性よりも多
くすることや負極性の印加電圧を正極性よりも高くする
ことで、負イオンの豊富な空気を作り出すことができ、
リラックス効果が期待できる。なお、電極材料は金、白
金、タングステンおよびステンレス等の耐食性金属が望
ましい。また、誘電体材料はチタン酸バリウム、アルミ
ナ、石英およびホウ珪酸等の耐食性絶縁体が望ましい。
性の電圧の印加時間またはパルス回数を正極性よりも多
くすることや負極性の印加電圧を正極性よりも高くする
ことで、負イオンの豊富な空気を作り出すことができ、
リラックス効果が期待できる。なお、電極材料は金、白
金、タングステンおよびステンレス等の耐食性金属が望
ましい。また、誘電体材料はチタン酸バリウム、アルミ
ナ、石英およびホウ珪酸等の耐食性絶縁体が望ましい。
【００１８】本体１０の側面には空気入口１１が開口形
成され、先端面には空気出口１２が開口されている。し
たがって、送風装置８の運転によって、空気入口１１か
ら外部の空気が取り込まれ、本体１０内部に形成された
送風路１３を通って空気出口１２から送り出される。こ
れにより、イオン発生素子１の動作で発生した正イオン
と負イオンを空気に乗せて送出することができる。
成され、先端面には空気出口１２が開口されている。し
たがって、送風装置８の運転によって、空気入口１１か
ら外部の空気が取り込まれ、本体１０内部に形成された
送風路１３を通って空気出口１２から送り出される。こ
れにより、イオン発生素子１の動作で発生した正イオン
と負イオンを空気に乗せて送出することができる。
【００１９】ここで、負イオンと正イオンの作用によっ
て空気中の浮遊細菌が殺菌除去される仕組みについて簡
単に説明する。イオン発生素子１の動作によって誘電体
板３の表面のプラズマ放電領域９で沿面放電が起こり、
空気中に含まれる水蒸気の分子を負イオンと正イオンに
電離させる。
て空気中の浮遊細菌が殺菌除去される仕組みについて簡
単に説明する。イオン発生素子１の動作によって誘電体
板３の表面のプラズマ放電領域９で沿面放電が起こり、
空気中に含まれる水蒸気の分子を負イオンと正イオンに
電離させる。
【００２０】このとき、正イオンとしては、水素イオン
水和物Ｈ+（Ｈ2Ｏ）mが生成し、負イオンとしては、酸
素イオン水和物Ｏ2-（Ｈ2Ｏ）nが生成する。ここで、
ｍ，ｎはいずれも任意の自然数である。
水和物Ｈ+（Ｈ2Ｏ）mが生成し、負イオンとしては、酸
素イオン水和物Ｏ2-（Ｈ2Ｏ）nが生成する。ここで、
ｍ，ｎはいずれも任意の自然数である。
【００２１】これらのイオンが空気中の細菌の表面に付
着すると、次式のように、直ちに活性種である水酸化ラ
ジカル（ＯＨ・）を生成し、細菌の細胞から水素原子を
引き抜いて殺菌するのである。なお、この化学反応は酸
化反応であって、上記のラジカルＯＨ・には殺菌のみな
らず、空気中に含まれる臭いの元となる様々な分子を酸
化して無臭化する作用もある。
着すると、次式のように、直ちに活性種である水酸化ラ
ジカル（ＯＨ・）を生成し、細菌の細胞から水素原子を
引き抜いて殺菌するのである。なお、この化学反応は酸
化反応であって、上記のラジカルＯＨ・には殺菌のみな
らず、空気中に含まれる臭いの元となる様々な分子を酸
化して無臭化する作用もある。
【００２２】
H+(H2O)n＋O2 -(H2O)m→・OH＋1/2O2＋(ｎ＋ｍ)H2O ・・・（１）
H+(H2O)n＋H+(H2O)n'＋O2 -(H2O)m＋O2 -(H2O)m'
→2・OH＋O2＋(ｎ＋ｎ’＋ｍ＋ｍ’)H2O ・・・（２）
H+(H2O)n＋H+(H2O)n'＋O2 -(H2O)m＋O2 -(H2O)m'
→2H2O2＋O2＋(ｎ＋ｎ’＋ｍ＋ｍ’)H2O ・・・（３）
【００２３】具体的な実施例を以下に説明する。図３
は、正イオンと負イオンをそれぞれ3万個/ccずつ両方放
出した場合と負イオンのみの濃度3万個/ccを放出した場
合での、空気中の浮遊細菌残存率の経時変化を示してい
る。温度25℃、相対湿度42％の雰囲気の縦2.0ｍ、横2.5
ｍ、高さ2.7ｍの密閉された対象区域において、イオン
発生素子１を設置し、高電圧発生装置６により電圧印加
電極４にピーク電圧±３ｋＶ、印加電圧幅２０μｓのパ
ルス高電圧を印加することにより、イオンを空気中に送
出させながら、送風装置８を駆動して風量4ｍ3/minで区
域内の空気を攪拌した。
は、正イオンと負イオンをそれぞれ3万個/ccずつ両方放
出した場合と負イオンのみの濃度3万個/ccを放出した場
合での、空気中の浮遊細菌残存率の経時変化を示してい
る。温度25℃、相対湿度42％の雰囲気の縦2.0ｍ、横2.5
ｍ、高さ2.7ｍの密閉された対象区域において、イオン
発生素子１を設置し、高電圧発生装置６により電圧印加
電極４にピーク電圧±３ｋＶ、印加電圧幅２０μｓのパ
ルス高電圧を印加することにより、イオンを空気中に送
出させながら、送風装置８を駆動して風量4ｍ3/minで区
域内の空気を攪拌した。
【００２４】そして、大腸菌をミスト状に濃度1,000個/
ｍ3程度散布し、ドイツBiotest社製RCSエアサンプラー
を用いて毎分40リットルで4分間採取して菌数を測定し
た。ここで、自然減衰を考慮に入れて、残存率は自然減
衰比（ブランク比）をとった。1時間後、正イオンと負
イオンを放出した場合は、細菌の残存率が16％であり、
84％の除去効果が見られたが、負イオンのみでは残存率
85％で時間変化が見られず、空気中の浮遊菌の除去効果
がほとんどないことが明らかとなった。
ｍ3程度散布し、ドイツBiotest社製RCSエアサンプラー
を用いて毎分40リットルで4分間採取して菌数を測定し
た。ここで、自然減衰を考慮に入れて、残存率は自然減
衰比（ブランク比）をとった。1時間後、正イオンと負
イオンを放出した場合は、細菌の残存率が16％であり、
84％の除去効果が見られたが、負イオンのみでは残存率
85％で時間変化が見られず、空気中の浮遊菌の除去効果
がほとんどないことが明らかとなった。
【００２５】次に、携帯用空気浄化装置の使用形態につ
いて説明する。電源７をオンにすると、イオン発生素子
１と送風装置８が駆動され、空気入口１１から外部の空
気が取り込まれるとともに、本体１０内部の空気入口１
１から空気出口１２に至る送風路１３で、正イオンと負
イオンが発生する。これらのイオンは取り込まれた空気
に乗って送られ、空気出口１２から放出される。そし
て、上述の作用によって浄化装置の着用者の周囲の空気
中の浮遊細菌を殺菌し、空気が浄化される。これによ
り、例えば、ウィルスによるインフルエンザ、細菌によ
る院内感染、カビ菌等のアレルゲン物質の吸引が予防で
きる。
いて説明する。電源７をオンにすると、イオン発生素子
１と送風装置８が駆動され、空気入口１１から外部の空
気が取り込まれるとともに、本体１０内部の空気入口１
１から空気出口１２に至る送風路１３で、正イオンと負
イオンが発生する。これらのイオンは取り込まれた空気
に乗って送られ、空気出口１２から放出される。そし
て、上述の作用によって浄化装置の着用者の周囲の空気
中の浮遊細菌を殺菌し、空気が浄化される。これによ
り、例えば、ウィルスによるインフルエンザ、細菌によ
る院内感染、カビ菌等のアレルゲン物質の吸引が予防で
きる。
【００２６】また、本体１０に振動センサーを配設し、
その検知結果に基づいてイオン発生素子１の動作を制御
するようにすると、例えば、屋外の歩行中等にイオン発
生素子１を動作させ、病原菌の少ない室内で座っている
ときは動作させないようにすることができる。これによ
り、装着者の状況に応じて効率的にイオンを放出させる
ことができるだけでなく、電源７の消耗を抑えることが
でき、電池やバッテリーを長持ちさせることができる。
その検知結果に基づいてイオン発生素子１の動作を制御
するようにすると、例えば、屋外の歩行中等にイオン発
生素子１を動作させ、病原菌の少ない室内で座っている
ときは動作させないようにすることができる。これによ
り、装着者の状況に応じて効率的にイオンを放出させる
ことができるだけでなく、電源７の消耗を抑えることが
でき、電池やバッテリーを長持ちさせることができる。
【００２７】また、空気出口１２にオゾン分解触媒フィ
ルター（図示せず）を設けておくと、イオンとともに副
次的に生成する有害なオゾンを分解して本体１０の外部
に漏れないようにすることができる。図４は、携帯用空
気浄化装置の空気出口１２に200セルハニカム状オゾン
分解触媒フィルターを設置した場合と、フィルターを設
けなかった場合のイオン濃度及びオゾン濃度を示してい
る。フィルターの設置によりイオン濃度は10％程度しか
減少しないが、オゾンは0.001ppm以下しか検出されなか
った。したがって、オゾン分解触媒フィルターを設ける
ことにより、イオン濃度をほとんど下げずに有害なオゾ
ンのみを除去することが可能となる。なお、オゾン分解
触媒としては酸化マンガン、酸化鉄等の金属酸化物及び
白金、金等の貴金属を用いると効果的である。
ルター（図示せず）を設けておくと、イオンとともに副
次的に生成する有害なオゾンを分解して本体１０の外部
に漏れないようにすることができる。図４は、携帯用空
気浄化装置の空気出口１２に200セルハニカム状オゾン
分解触媒フィルターを設置した場合と、フィルターを設
けなかった場合のイオン濃度及びオゾン濃度を示してい
る。フィルターの設置によりイオン濃度は10％程度しか
減少しないが、オゾンは0.001ppm以下しか検出されなか
った。したがって、オゾン分解触媒フィルターを設ける
ことにより、イオン濃度をほとんど下げずに有害なオゾ
ンのみを除去することが可能となる。なお、オゾン分解
触媒としては酸化マンガン、酸化鉄等の金属酸化物及び
白金、金等の貴金属を用いると効果的である。
【００２８】次に、本発明の第２の実施形態について説
明する。図５は、イオン発生素子を備えたペンダント型
の携帯用空気浄化装置の構成を示す図である。この空気
浄化装置は、電線１４によりイオン発生素子１と電源７
とが本体１０内外で繋がれており、電線１４を首に掛け
てペンダントとして携帯できるようになっている。電線
１４は、イオン発生素子１の高電圧発生装置６に接続さ
れている。
明する。図５は、イオン発生素子を備えたペンダント型
の携帯用空気浄化装置の構成を示す図である。この空気
浄化装置は、電線１４によりイオン発生素子１と電源７
とが本体１０内外で繋がれており、電線１４を首に掛け
てペンダントとして携帯できるようになっている。電線
１４は、イオン発生素子１の高電圧発生装置６に接続さ
れている。
【００２９】この携帯用空気浄化装置の使用形態につい
て説明する。ペンダント型の空気浄化装置を首に掛けて
電源７をオンにすると、イオン発生素子１と送風装置８
が駆動され、空気入口１１から外部の空気が取り込まれ
るとともに、本体１０内部の空気入口１１から空気出口
１２に至る送風路１３で、正イオンと負イオンが発生す
る。これらのイオンは取り込まれた空気に乗って送ら
れ、空気出口１２から放出される。そして、上述の作用
によって浄化装置の着用者の周囲の空気中の浮遊細菌を
殺菌し、空気が浄化される。これにより、例えば、ウィ
ルスによるインフルエンザ、細菌による院内感染、カビ
菌等のアレルゲン物質の吸引が予防できる。
て説明する。ペンダント型の空気浄化装置を首に掛けて
電源７をオンにすると、イオン発生素子１と送風装置８
が駆動され、空気入口１１から外部の空気が取り込まれ
るとともに、本体１０内部の空気入口１１から空気出口
１２に至る送風路１３で、正イオンと負イオンが発生す
る。これらのイオンは取り込まれた空気に乗って送ら
れ、空気出口１２から放出される。そして、上述の作用
によって浄化装置の着用者の周囲の空気中の浮遊細菌を
殺菌し、空気が浄化される。これにより、例えば、ウィ
ルスによるインフルエンザ、細菌による院内感染、カビ
菌等のアレルゲン物質の吸引が予防できる。
【００３０】また、本体１０に振動センサーを配設し、
その検知結果に基づいてイオン発生素子１の動作を制御
するようにすると、例えば、屋外の歩行中等にイオン発
生素子１を動作させ、病原菌の少ない室内で座っている
ときは動作させないようにすることができる。これによ
り、装着者の状況に応じて効率的にイオンを放出させる
ことができるだけでなく、電源７の消耗を抑えることが
でき、電池やバッテリーを長持ちさせることができる。
その検知結果に基づいてイオン発生素子１の動作を制御
するようにすると、例えば、屋外の歩行中等にイオン発
生素子１を動作させ、病原菌の少ない室内で座っている
ときは動作させないようにすることができる。これによ
り、装着者の状況に応じて効率的にイオンを放出させる
ことができるだけでなく、電源７の消耗を抑えることが
でき、電池やバッテリーを長持ちさせることができる。
【００３１】次に、本発明の第３の実施形態について説
明する。図６は、イオン発生素子を備えたマスク型の空
気浄化装置の構成を示す図である。この空気浄化装置
は、人間の口元に押し当てるマスク部分１５が通気性を
有する不織布等から成っており、このマスク部分１５の
両端に一対のイオン発生素子１，１を搭載している。イ
オン発生素子１の構成については上述した通りであるの
で、ここでは繰り返さない。
明する。図６は、イオン発生素子を備えたマスク型の空
気浄化装置の構成を示す図である。この空気浄化装置
は、人間の口元に押し当てるマスク部分１５が通気性を
有する不織布等から成っており、このマスク部分１５の
両端に一対のイオン発生素子１，１を搭載している。イ
オン発生素子１の構成については上述した通りであるの
で、ここでは繰り返さない。
【００３２】そして、各イオン発生素子１の高電圧発生
回路６に電線１４が２本ずつ接続され、中央で電源７に
繋いで輪を作っている。したがって、マスク部分１５を
口元に当て、電線１４を両耳に引っ掛けることで、空気
浄化装置を顔に装着してマスクとして使用することがで
きる。電源７としては、携帯に便利なバッテリーや電池
等を使用することができる。
回路６に電線１４が２本ずつ接続され、中央で電源７に
繋いで輪を作っている。したがって、マスク部分１５を
口元に当て、電線１４を両耳に引っ掛けることで、空気
浄化装置を顔に装着してマスクとして使用することがで
きる。電源７としては、携帯に便利なバッテリーや電池
等を使用することができる。
【００３３】人間の呼吸を通して吸入される空気中に
は、ウィルス、カビ菌のアレルゲン物質に代表される多
くの細菌や微生物が存在している。このような汚い空気
を吸い込むと、例えば、インフルエンザ、院内感染、花
粉症といった種々の病気を誘発するが、本発明のマスク
型空気浄化装置の装着によって効果的に予防できる。
は、ウィルス、カビ菌のアレルゲン物質に代表される多
くの細菌や微生物が存在している。このような汚い空気
を吸い込むと、例えば、インフルエンザ、院内感染、花
粉症といった種々の病気を誘発するが、本発明のマスク
型空気浄化装置の装着によって効果的に予防できる。
【００３４】すなわち、この空気浄化装置を装着して電
源７をオンにすると、イオン発生素子１の動作によって
正イオンと負イオンが発生し、さらに生成するラジカル
や過酸化水素の作用で吸入する空気を殺菌して、細菌が
原因の感染症や病気を予防することができる。また、吐
き出した息に含まれる臭い成分を分解、除去することも
可能であり、口臭の予防もできる。
源７をオンにすると、イオン発生素子１の動作によって
正イオンと負イオンが発生し、さらに生成するラジカル
や過酸化水素の作用で吸入する空気を殺菌して、細菌が
原因の感染症や病気を予防することができる。また、吐
き出した息に含まれる臭い成分を分解、除去することも
可能であり、口臭の予防もできる。
【００３５】また、マスク部分１５に振動センサーを配
設し、その検知結果に基づいてイオン発生素子１の動作
を制御するようにすると、例えば、屋外の歩行中等にイ
オン発生素子１を動作させ、病原菌の少ない室内で座っ
ているときは動作させないようにすることができる。こ
れにより、装着者の状況に応じて効率的にイオンを放出
させることができるだけでなく、電源７の消耗を抑える
ことができ、電池やバッテリーを長持ちさせることがで
きる。
設し、その検知結果に基づいてイオン発生素子１の動作
を制御するようにすると、例えば、屋外の歩行中等にイ
オン発生素子１を動作させ、病原菌の少ない室内で座っ
ているときは動作させないようにすることができる。こ
れにより、装着者の状況に応じて効率的にイオンを放出
させることができるだけでなく、電源７の消耗を抑える
ことができ、電池やバッテリーを長持ちさせることがで
きる。
【００３６】
【発明の効果】本発明の携帯用空気浄化装置を身に付け
ることにより、正イオン及び負イオンを発生させて装着
者の周囲の空気や吸引空気を殺菌し、浄化することがで
きる。これにより、細菌、カビ菌及びウィルス等が原因
で起こる病気やアレルギー性疾患の予防や感染防止が図
られる。
ることにより、正イオン及び負イオンを発生させて装着
者の周囲の空気や吸引空気を殺菌し、浄化することがで
きる。これにより、細菌、カビ菌及びウィルス等が原因
で起こる病気やアレルギー性疾患の予防や感染防止が図
られる。
【図１】 本発明の第１の実施形態の携帯用空気浄化装
置の概略断面図である。
置の概略断面図である。
【図２】 イオン発生電極体の概略断面図である。
【図３】 イオン発生素子による空気中浮遊細菌の残存
率を示す図である。
率を示す図である。
【図４】 図１のイオン発生素子を備えた携帯用空気浄
化装置の空気出口にオゾン分解触媒フィルターを設置し
た場合と、フィルターを設けなかった場合のイオン濃度
及びオゾン濃度を示す図である。
化装置の空気出口にオゾン分解触媒フィルターを設置し
た場合と、フィルターを設けなかった場合のイオン濃度
及びオゾン濃度を示す図である。
【図５】 本発明の第２の実施形態のペンダント型携帯
用空気浄化装置の概略断面図である。
用空気浄化装置の概略断面図である。
【図６】 本発明の第３の実施形態のマスク型携帯用空
気浄化装置の概略断面図である。
気浄化装置の概略断面図である。
【図７】 従来の携帯用空気清浄機の構成を示す斜視図
である。
である。
１ イオン発生素子
２ イオン発生電極体
３ 誘電体板
４ 電圧印加電極
５ 接地電極
６ 高電圧発生装置
７ 電源
８ 送風装置
１０ 本体
１１ 空気入口
１２ 空気出口
１３ 送風路
１４ 電線
１５ マスク部分
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｂ０３Ｃ 3/40 Ｂ０３Ｃ 3/40 Ａ
Ｃ
3/68 3/68 Ｚ
(72)発明者 清水 善弘
大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ
ャープ株式会社内
(72)発明者 大谷 哲幸
大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ
ャープ株式会社内
(72)発明者 野島 秀雄
大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ
ャープ株式会社内
Ｆターム(参考） 4C058 AA12 AA19 AA28 BB02 EE03
4C080 AA09 BB02 BB05 CC01 QQ01
QQ11 QQ17
4D054 AA11 BA19 CA01 EA30
Claims (9)
- 【請求項１】 本体内部にイオン発生素子を備え、正イ
オンと負イオンを空気中に放出し、空気中に浮遊する細
菌を除去することを特徴とする携帯用空気浄化装置。 - 【請求項２】 高電圧発生装置の出力に接続された電圧
印加電極及び前記電圧印加電極に対向して配置された接
地電極及び前記電圧印加電極と前記接地電極の間に設け
られた誘電体を有するイオン発生素子と、送風装置と、
前記高電圧発生装置と前記送風装置の電源とを本体内部
に備え、前記高電圧発生装置を前記電源によって駆動す
ることにより、交番極性のパルス電圧を前記電圧印加電
極に供給して前記接地電極の近傍の空気をイオン化し、
前記本体内部に形成された空気入口から空気出口に至る
送風路で正イオンと負イオンを発生させ、前記送風装置
の駆動によって空気入口から取り込んだ空気にこれらの
イオンを乗せて空気出口から送り出すことを特徴とする
携帯用空気浄化装置。 - 【請求項３】 高電圧発生装置の出力に接続された電圧
印加電極及び前記電圧印加電極に対向して配置された接
地電極及び前記電圧印加電極と前記接地電極の間に設け
られた誘電体を有するイオン発生素子と、前記高電圧発
生装置の電源とを本体内部に備え、前記高電圧発生装置
を前記電源によって駆動することにより、交番極性のパ
ルス電圧を前記電圧印加電極に供給して前記接地電極の
近傍の空気をイオン化し、前記本体内部に形成された空
気入口から空気出口に至る送風路で正イオンと負イオン
を発生させ、人間の呼吸によって空気入口から吹き込ま
れた吐息にこれらのイオンを乗せて空気出口から送り出
すことを特徴とする携帯用空気浄化装置。 - 【請求項４】 前記電源が着脱可能な電池やバッテリー
であることを特徴とする請求項２または３に記載の携帯
用空気浄化装置。 - 【請求項５】 前記空気出口の近傍にオゾン分解触媒を
設けたことを特徴とする請求項２〜４のいずれかに記載
の携帯用空気浄化装置。 - 【請求項６】 さらに、前記本体の振動を検知する振動
センサーを備え、この振動センサーの検知結果に基づい
て前記イオン発生素子の駆動を制御するようにしたこと
を特徴とする請求項２〜５のいずれかに記載の携帯用空
気浄化装置。 - 【請求項７】 前記本体を顔に装着して呼吸することが
できるようにしたことを特徴とする請求項２〜６のいず
れかに記載の携帯用空気浄化装置。 - 【請求項８】 前記本体を身体に着用できるようにした
ことを特徴とする請求項２〜６のいずれかに記載の携帯
用空気浄化装置。 - 【請求項９】 前記本体を衣服に取り付けられるように
したことを特徴とする請求項２〜６のいずれかに記載の
携帯用空気浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002153557A JP2003343887A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 携帯用空気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002153557A JP2003343887A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 携帯用空気浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003343887A true JP2003343887A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29770568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002153557A Pending JP2003343887A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 携帯用空気浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003343887A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102228712A (zh) * | 2011-06-22 | 2011-11-02 | 苏州领锋环境科技有限公司 | 空气净化器 |
| CN101922763B (zh) * | 2009-12-31 | 2012-10-10 | 周云正 | 空气净化装置 |
| CN101922766B (zh) * | 2009-12-31 | 2012-10-10 | 周云正 | 空气消毒净化中央空调机 |
| CN101922765B (zh) * | 2009-12-31 | 2012-10-10 | 周云正 | 装有非热等离子体空气消毒净化器的洁净室 |
| JP2013175318A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Sharp Corp | イオン発生装置 |
| CN103968529A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-08-06 | 新乡市平原工业滤器有限公司 | 板式过滤器及使用该板式过滤器的空气净化器 |
| CN103994499A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-08-20 | 南京大学 | 一种等离子体协同钼酸铋薄膜催化空气净化装置 |
| CN105783126A (zh) * | 2016-03-05 | 2016-07-20 | 马骏 | 一种基于差分放大原理的便携式空气净化器 |
| CN112028026A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-12-04 | 杭州富阳万博空分设备有限公司 | 一种救护车用制氧设备及其使用方法 |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002153557A patent/JP2003343887A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101922763B (zh) * | 2009-12-31 | 2012-10-10 | 周云正 | 空气净化装置 |
| CN101922766B (zh) * | 2009-12-31 | 2012-10-10 | 周云正 | 空气消毒净化中央空调机 |
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| CN103994499A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-08-20 | 南京大学 | 一种等离子体协同钼酸铋薄膜催化空气净化装置 |
| CN105783126A (zh) * | 2016-03-05 | 2016-07-20 | 马骏 | 一种基于差分放大原理的便携式空气净化器 |
| CN112028026A (zh) * | 2020-09-02 | 2020-12-04 | 杭州富阳万博空分设备有限公司 | 一种救护车用制氧设备及其使用方法 |
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