JP2003343764A - 支承用バンド - Google Patents
支承用バンドInfo
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- JP2003343764A JP2003343764A JP2002150698A JP2002150698A JP2003343764A JP 2003343764 A JP2003343764 A JP 2003343764A JP 2002150698 A JP2002150698 A JP 2002150698A JP 2002150698 A JP2002150698 A JP 2002150698A JP 2003343764 A JP2003343764 A JP 2003343764A
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- retaining
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高い精度を必要とせずに形成することがで
き、支承体を確実に支承できることで安全であると共
に、量産にも適した支承用バンドの提供。 【解決手段】 支承体に巻き回して支承体を支承する折
曲自在な板状のバンド体の長さ方向に所定間隔を置いて
挿通孔を設け、前記挿通孔は、前記バンド体の長さ方向
に対して斜設方向に、係止部の最大幅部の挿通を許容す
る斜設挿通部と、前記係止部の最小幅部を孔端部に配し
た際、前記最大幅部の抜脱を不能とする抜け止め挿通部
と、この抜け止め挿通部に前記最小幅部を係止した状態
では前記係止部を回動しない限りは係止部の孔中央側へ
の移行を阻止する中央移行阻止部とを有する孔縁形状に
設定し、前記バンド体の先端部をねじって前記係止部を
前記バンド体の長さ方向に対して傾けて前記斜設挿通部
を介して挿通して逆方向に戻り回動させることで、前記
バンド体を輪状止めし得るように構成した支承用バン
ド。
き、支承体を確実に支承できることで安全であると共
に、量産にも適した支承用バンドの提供。 【解決手段】 支承体に巻き回して支承体を支承する折
曲自在な板状のバンド体の長さ方向に所定間隔を置いて
挿通孔を設け、前記挿通孔は、前記バンド体の長さ方向
に対して斜設方向に、係止部の最大幅部の挿通を許容す
る斜設挿通部と、前記係止部の最小幅部を孔端部に配し
た際、前記最大幅部の抜脱を不能とする抜け止め挿通部
と、この抜け止め挿通部に前記最小幅部を係止した状態
では前記係止部を回動しない限りは係止部の孔中央側へ
の移行を阻止する中央移行阻止部とを有する孔縁形状に
設定し、前記バンド体の先端部をねじって前記係止部を
前記バンド体の長さ方向に対して傾けて前記斜設挿通部
を介して挿通して逆方向に戻り回動させることで、前記
バンド体を輪状止めし得るように構成した支承用バン
ド。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミフリーダク
トや換気パイプ等の支承体の吊り下げ支承に用いられる
支承用バンドに関するものである。
トや換気パイプ等の支承体の吊り下げ支承に用いられる
支承用バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
アルミフリーダクトや換気パイプ等の支承体Aの吊り下
げ支承には、支承用バンドが使用されている。
アルミフリーダクトや換気パイプ等の支承体Aの吊り下
げ支承には、支承用バンドが使用されている。
【0003】図8に示すように従来の支承用バンドのバ
ンド体21は、挿通孔22を設けた挿通孔形成部24(挿通孔
の形状については後述する。)と係止部23とを繰り返し
連設形成したものである。
ンド体21は、挿通孔22を設けた挿通孔形成部24(挿通孔
の形状については後述する。)と係止部23とを繰り返し
連設形成したものである。
【0004】この従来のバンド体21は、繰り返し連設形
成されているため、係止部23を一端に残して、係止部23
と挿通孔形成部24との間を切断することで、使いやすい
長さにして使用することができ、この先端の係止部23は
最大幅部23Aを有する先端部と、この先端部と挿通孔形
成部24との間の、最小幅部23Bを有する基端部とから成
っている。
成されているため、係止部23を一端に残して、係止部23
と挿通孔形成部24との間を切断することで、使いやすい
長さにして使用することができ、この先端の係止部23は
最大幅部23Aを有する先端部と、この先端部と挿通孔形
成部24との間の、最小幅部23Bを有する基端部とから成
っている。
【0005】前記挿通孔22の形状は、上下方向を長さ方
向とした略長方形であり、その幅を前記係止部23の最大
幅部23Aより小さく前記最小幅部23Bよりは大きい開口
幅とし、この挿通孔22の中央部22Aだけを前記最大幅部
23Aより幅広に形成している。
向とした略長方形であり、その幅を前記係止部23の最大
幅部23Aより小さく前記最小幅部23Bよりは大きい開口
幅とし、この挿通孔22の中央部22Aだけを前記最大幅部
23Aより幅広に形成している。
【0006】従って、この従来のバンド体21を用いて、
換気パイプ等の支承体Aを梁等の柱体Cに吊り下げ支承
する際には、使いやすい適当な長さに切断したこのバン
ド体21を図9に示すように支承体Aに巻き回して、選択
した挿通孔22の幅広の中央部22Aに係止部23の先端部か
ら基端部まで挿通し、この挿通した係止部23の基端部を
下方の挿通孔22の孔端部22Bまで動かして配設すること
で、係止部23の最大幅部23Aは挿通孔22の孔端部22Bを
通れないため抜け止め状態となり、係止部23は挿通孔22
に係止され、この輪状となったバンド体21を梁等の柱体
Cにネジ7で止着することで、支承体Aを吊り下げ支承
していた。
換気パイプ等の支承体Aを梁等の柱体Cに吊り下げ支承
する際には、使いやすい適当な長さに切断したこのバン
ド体21を図9に示すように支承体Aに巻き回して、選択
した挿通孔22の幅広の中央部22Aに係止部23の先端部か
ら基端部まで挿通し、この挿通した係止部23の基端部を
下方の挿通孔22の孔端部22Bまで動かして配設すること
で、係止部23の最大幅部23Aは挿通孔22の孔端部22Bを
通れないため抜け止め状態となり、係止部23は挿通孔22
に係止され、この輪状となったバンド体21を梁等の柱体
Cにネジ7で止着することで、支承体Aを吊り下げ支承
していた。
【0007】しかし、係止部23を下方の孔端部22Bまで
動かしただけでは、輪状としたバンド体21が弾性により
板状に戻ろうとする力や、下方からの小さな衝撃等によ
って、係止部23は容易に上方の挿通孔22の中央部22Aま
で移行してしまい、抜け止め状態とした係止部23の先端
部が挿通孔22の中央部22Aを通って抜け外れるおそれが
あり、確実に支承できない。
動かしただけでは、輪状としたバンド体21が弾性により
板状に戻ろうとする力や、下方からの小さな衝撃等によ
って、係止部23は容易に上方の挿通孔22の中央部22Aま
で移行してしまい、抜け止め状態とした係止部23の先端
部が挿通孔22の中央部22Aを通って抜け外れるおそれが
あり、確実に支承できない。
【0008】そこで、孔端部22Bの左右内側両縁に凸部
22Cを設け、この凸部22Cを、係止部23を下方へ動かし
て孔端部22Bに配設する際には、ある程度の力をかける
ことで乗り越えることができ、係止部23を孔端部22Bに
配設するように形成すると共に、逆に孔端部22Bに配設
された係止部23が上方へ移行する際には、それを阻止し
て係止を維持できるように形成することで上記問題点を
解決している。
22Cを設け、この凸部22Cを、係止部23を下方へ動かし
て孔端部22Bに配設する際には、ある程度の力をかける
ことで乗り越えることができ、係止部23を孔端部22Bに
配設するように形成すると共に、逆に孔端部22Bに配設
された係止部23が上方へ移行する際には、それを阻止し
て係止を維持できるように形成することで上記問題点を
解決している。
【0009】しかしながら、この孔端部22Bの左右内側
両縁に設けられる凸部22Cは、上記の相反する二つの役
割を持つように形成しなければならず、この凸部22Cの
張り出しが少しでも過剰の場合には、係止部23を挿通孔
22に配設さえできれば確実に係止できることとなるが、
凸部22Cを乗り越える際に非常に大きな力が必要となる
ため、係止部23の孔端部22Bへの配設がスムーズに行え
なかったり若しくは不能となり、逆に張り出しが少しで
も不足の場合には係止部23を配設するのは容易となる
が、係止部23の上方への移行を阻止することが困難若し
くは不能となるため、この凸部22Cを過不足なく形成す
るには支承用バンドの製作に極めて高い精度が要求され
ることになり、打ち抜き形成のみによっては容易に製作
できず、コスト高になってしまうため、このような凸部
22Cの実現は極めて難しかったのが現状である。
両縁に設けられる凸部22Cは、上記の相反する二つの役
割を持つように形成しなければならず、この凸部22Cの
張り出しが少しでも過剰の場合には、係止部23を挿通孔
22に配設さえできれば確実に係止できることとなるが、
凸部22Cを乗り越える際に非常に大きな力が必要となる
ため、係止部23の孔端部22Bへの配設がスムーズに行え
なかったり若しくは不能となり、逆に張り出しが少しで
も不足の場合には係止部23を配設するのは容易となる
が、係止部23の上方への移行を阻止することが困難若し
くは不能となるため、この凸部22Cを過不足なく形成す
るには支承用バンドの製作に極めて高い精度が要求され
ることになり、打ち抜き形成のみによっては容易に製作
できず、コスト高になってしまうため、このような凸部
22Cの実現は極めて難しかったのが現状である。
【0010】そのため、従来の支承用バンドは、凸部22
Cを適切な大きさに製作できずに、十分な係止作用を得
ることができず、係止部23に下方から力が加わると、容
易に上方へ移行してしまい、抜け外れるおそれが多分に
あった。
Cを適切な大きさに製作できずに、十分な係止作用を得
ることができず、係止部23に下方から力が加わると、容
易に上方へ移行してしまい、抜け外れるおそれが多分に
あった。
【0011】本発明は、このような現状に鑑み、バンド
体1先端をねじって係止部3を傾けて挿通孔2に挿通し
て、この係止部3を逆方向に戻り回動させることによ
り、抜け止め状態とするように挿通孔2を形成すること
で、係止部3を回動しない限りは挿通孔2の中央部への
移行を阻止して係止することができ、従来の、係止部23
を下方に動かして挿通孔22に係止する場合と比べ、たと
え下方から力が加わっても、回動しない限りは係止を維
持できるため、極めて外れにくく、更に、回動する場合
には通過を許容するが、回動しないで単に上下方向に動
かす場合には通過を阻止し、挿通孔2の中央部への移行
を確実に阻止する中央移行阻止部2Cを挿通孔2に形成
することで、より確実に係止部3を挿通孔2に係止する
ことができ、また、この中央移行阻止部2Cは、従来の
ような相反する二つの役割をもった凸部を形成する必要
はなく、係止部3を回動しない場合の上方への動きを阻
止し得る形状であればよいため、高い精度を必要とせず
に形成することができることから製作容易となり、支承
体Aを確実に支承できることで安全であると共に、量産
にも適した秀れた構造の画期的な支承用バンドを提供す
るものである。
体1先端をねじって係止部3を傾けて挿通孔2に挿通し
て、この係止部3を逆方向に戻り回動させることによ
り、抜け止め状態とするように挿通孔2を形成すること
で、係止部3を回動しない限りは挿通孔2の中央部への
移行を阻止して係止することができ、従来の、係止部23
を下方に動かして挿通孔22に係止する場合と比べ、たと
え下方から力が加わっても、回動しない限りは係止を維
持できるため、極めて外れにくく、更に、回動する場合
には通過を許容するが、回動しないで単に上下方向に動
かす場合には通過を阻止し、挿通孔2の中央部への移行
を確実に阻止する中央移行阻止部2Cを挿通孔2に形成
することで、より確実に係止部3を挿通孔2に係止する
ことができ、また、この中央移行阻止部2Cは、従来の
ような相反する二つの役割をもった凸部を形成する必要
はなく、係止部3を回動しない場合の上方への動きを阻
止し得る形状であればよいため、高い精度を必要とせず
に形成することができることから製作容易となり、支承
体Aを確実に支承できることで安全であると共に、量産
にも適した秀れた構造の画期的な支承用バンドを提供す
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0013】支承体Aに巻き回して支承体Aを支承する
折曲自在な板状のバンド体1の長さ方向に所定間隔を置
いて挿通孔2を設け、この挿通孔2を選択して挿通係止
する係止部3を前記バンド体1の先端部に設け、前記挿
通孔2は、前記バンド体1の長さ方向に対して斜設方向
に、前記係止部3の最大幅部3Aの挿通を許容する斜設
挿通部2Aと、前記係止部3の最小幅部3Bを孔端部に
配した際、前記最大幅部3Aの抜脱を不能とする抜け止
め挿通部2Bと、この抜け止め挿通部2Bに前記最小幅
部2Bを係止した状態では前記係止部3を回動しない限
りは係止部3の孔中央側への移行を阻止する中央移行阻
止部2Cとを有する孔縁形状に設定し、前記バンド体1
の先端部をねじって前記係止部3を前記バンド体1の長
さ方向に対して傾けて前記斜設挿通部2Aを介して挿通
して逆方向に戻り回動させることで、前記最小幅部3B
を前記抜け止め挿通部2Bに移行して抜け止め状態とし
て係止部3を挿通孔2に係止し、前記バンド体1を輪状
止めし得るように構成したことを特徴とする支承用バン
ドに係るものである。
折曲自在な板状のバンド体1の長さ方向に所定間隔を置
いて挿通孔2を設け、この挿通孔2を選択して挿通係止
する係止部3を前記バンド体1の先端部に設け、前記挿
通孔2は、前記バンド体1の長さ方向に対して斜設方向
に、前記係止部3の最大幅部3Aの挿通を許容する斜設
挿通部2Aと、前記係止部3の最小幅部3Bを孔端部に
配した際、前記最大幅部3Aの抜脱を不能とする抜け止
め挿通部2Bと、この抜け止め挿通部2Bに前記最小幅
部2Bを係止した状態では前記係止部3を回動しない限
りは係止部3の孔中央側への移行を阻止する中央移行阻
止部2Cとを有する孔縁形状に設定し、前記バンド体1
の先端部をねじって前記係止部3を前記バンド体1の長
さ方向に対して傾けて前記斜設挿通部2Aを介して挿通
して逆方向に戻り回動させることで、前記最小幅部3B
を前記抜け止め挿通部2Bに移行して抜け止め状態とし
て係止部3を挿通孔2に係止し、前記バンド体1を輪状
止めし得るように構成したことを特徴とする支承用バン
ドに係るものである。
【0014】また、前記抜け止め挿通部2Bの中央側孔
縁に内方へ突出する突出縁を形成して前記中央移行阻止
部2Cを設け、前記斜設挿通部2Aの一側に前記係止部
3の最小幅部3Bの一側を押し付け、この押し付けた一
側を支点に係止部3を回動した際、前記中央移行阻止部
2Cに阻止されずに前記係止部3の最小幅部3Bを前記
抜け止め挿通部2Bに配設できるように前記挿通孔2の
孔縁形状を設定し、この抜け止め挿通部2Bの孔幅を前
記最小幅部3Bより大きく前記最大幅部3Aより小さく
設定することで係止部3は抜け止め状態となり、且つ前
記中央移行阻止部2Cにより係止部3を回動して傾けな
い限り孔中央側への移行が阻止され係止されるように構
成したことを特徴とする請求項1記載の支承用バンドに
係るものである。
縁に内方へ突出する突出縁を形成して前記中央移行阻止
部2Cを設け、前記斜設挿通部2Aの一側に前記係止部
3の最小幅部3Bの一側を押し付け、この押し付けた一
側を支点に係止部3を回動した際、前記中央移行阻止部
2Cに阻止されずに前記係止部3の最小幅部3Bを前記
抜け止め挿通部2Bに配設できるように前記挿通孔2の
孔縁形状を設定し、この抜け止め挿通部2Bの孔幅を前
記最小幅部3Bより大きく前記最大幅部3Aより小さく
設定することで係止部3は抜け止め状態となり、且つ前
記中央移行阻止部2Cにより係止部3を回動して傾けな
い限り孔中央側への移行が阻止され係止されるように構
成したことを特徴とする請求項1記載の支承用バンドに
係るものである。
【0015】また、前記挿通孔2の孔縁形状を前記バン
ド体1の長さ方向に対して斜設した対角方向に幅広な開
口部が形成されるように構成し、この幅広な開口部は前
記係止部3の最大幅部3Aよりやや大きい幅に設定して
前記斜設挿通部2Aを形成し、前記挿通孔2の孔端部
は、内方への突出縁を境にした端部側を前記最小幅部3
Bよりやや幅広いが前記最大幅部3Aより幅狭い前記抜
け止め挿通部2Bを形成し、この抜け止め挿通部2Bの
一側は前記斜設挿通部2Aの一側部となるように形成
し、前記内方への突出縁を前記中央移行阻止部2Cとし
たことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載
の支承用バンドに係るものである。
ド体1の長さ方向に対して斜設した対角方向に幅広な開
口部が形成されるように構成し、この幅広な開口部は前
記係止部3の最大幅部3Aよりやや大きい幅に設定して
前記斜設挿通部2Aを形成し、前記挿通孔2の孔端部
は、内方への突出縁を境にした端部側を前記最小幅部3
Bよりやや幅広いが前記最大幅部3Aより幅狭い前記抜
け止め挿通部2Bを形成し、この抜け止め挿通部2Bの
一側は前記斜設挿通部2Aの一側部となるように形成
し、前記内方への突出縁を前記中央移行阻止部2Cとし
たことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載
の支承用バンドに係るものである。
【0016】また、前記係止部3と前記挿通孔2を形成
した挿通孔形成部4とを繰り返し連設形成して前記バン
ド体1を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1項に記載の支承用バンドに係るものである。
した挿通孔形成部4とを繰り返し連設形成して前記バン
ド体1を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1項に記載の支承用バンドに係るものである。
【0017】また、前記係止部3に止着用孔5を設けた
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
支承用バンドに係るものである。
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
支承用バンドに係るものである。
【0018】また、前記挿通孔2を止着用孔6として使
用し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載の支承用バンドに係るものであ
る。
用し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載の支承用バンドに係るものであ
る。
【0019】また、前記挿通孔2を前記係止部3に形成
した止着用孔5より大きな止着用孔6として使用し得る
ように構成したことを特徴とする請求項6記載の支承用
バンドに係るものである。
した止着用孔5より大きな止着用孔6として使用し得る
ように構成したことを特徴とする請求項6記載の支承用
バンドに係るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0021】バンド体1を用いて支承体Aを例えば梁に
吊り下げ支承する場合、梁に一端部を止着固定するバン
ド体1を支承体Aに巻き回してバンド体1の長さ方向に
複数設けた挿通孔2を選択し、この挿通孔2の幅広な斜
設挿通部2Aに、バンド体1をねじって先端部の係止部
3を傾けて挿通する。
吊り下げ支承する場合、梁に一端部を止着固定するバン
ド体1を支承体Aに巻き回してバンド体1の長さ方向に
複数設けた挿通孔2を選択し、この挿通孔2の幅広な斜
設挿通部2Aに、バンド体1をねじって先端部の係止部
3を傾けて挿通する。
【0022】即ち、係止部3の先端部の最大幅部3Aか
ら、係止部3の最小幅部3Bを有する基端部まで挿通す
る。
ら、係止部3の最小幅部3Bを有する基端部まで挿通す
る。
【0023】この基端部まで挿通した係止部3を逆方向
に戻り回動させることで、最小幅部3Bを、抜け止め挿
通部2Bに移行すると、この抜け止め挿通部2Bは、係
止部3の最大幅部3Aより開口幅が幅狭であるため、抜
け止め状態となる。
に戻り回動させることで、最小幅部3Bを、抜け止め挿
通部2Bに移行すると、この抜け止め挿通部2Bは、係
止部3の最大幅部3Aより開口幅が幅狭であるため、抜
け止め状態となる。
【0024】従って、この抜け止め挿通部2Bに最大幅
部3Aを有する係止部3を抜け止め状態として配設する
ことで、係止部3を再び回動しない限りは、挿通孔2中
央部への移行は中央移行阻止部2Cにより阻止されて、
係止部3は挿通孔2に係止する。
部3Aを有する係止部3を抜け止め状態として配設する
ことで、係止部3を再び回動しない限りは、挿通孔2中
央部への移行は中央移行阻止部2Cにより阻止されて、
係止部3は挿通孔2に係止する。
【0025】よって、上記構成のバンド体1を用いて支
承体Aを吊り下げ支承すると、抜け止め挿通部2Bに配
設された係止部3は、中央移行阻止部2Cによって確実
に係止されているため、従来の単に下方へ動かして配設
する場合と比べ、係止部3を回動しない限りは、中央移
行阻止部2Cによって上方へ移動しないため、たとえ下
方から力が加わっても容易に外れず安全であり、支承体
Aを確実に支承することができる。
承体Aを吊り下げ支承すると、抜け止め挿通部2Bに配
設された係止部3は、中央移行阻止部2Cによって確実
に係止されているため、従来の単に下方へ動かして配設
する場合と比べ、係止部3を回動しない限りは、中央移
行阻止部2Cによって上方へ移動しないため、たとえ下
方から力が加わっても容易に外れず安全であり、支承体
Aを確実に支承することができる。
【0026】また、中央移行阻止部2Cは、従来のよう
な上方向への移動は阻止し、下方向への移動は円滑に行
えるという相反する二つの役割をもった凸部を形成する
必要はなく、係止部3を回動する際には通過を許容し、
係止部3を回動しないで単に上方に動く場合にのみ、上
方への移行を阻止するというように形成すればよく、中
央移行阻止部2Cは従来の凸部と比べて高い精度を必要
とせずに形成できることとなる。
な上方向への移動は阻止し、下方向への移動は円滑に行
えるという相反する二つの役割をもった凸部を形成する
必要はなく、係止部3を回動する際には通過を許容し、
係止部3を回動しないで単に上方に動く場合にのみ、上
方への移行を阻止するというように形成すればよく、中
央移行阻止部2Cは従来の凸部と比べて高い精度を必要
とせずに形成できることとなる。
【0027】そのため、例えば打ち抜き形成によって挿
通孔2を形成した際、中央移行阻止部2Cの形状にばら
つきが生じても、あるいは多少ラフに形成しても、係止
部3の上方への移行を確実に阻止することができ回動も
スムーズに行えるため、従来、下方への移行がスムーズ
にでき、上方への移行を阻止して係止を行う凸部の精度
要求のため、打ち抜き形成は難しいとされていた挿通孔
2を容易に形成することができることとなり、バンド体
1の量産は容易となるためコスト安に製作できる。
通孔2を形成した際、中央移行阻止部2Cの形状にばら
つきが生じても、あるいは多少ラフに形成しても、係止
部3の上方への移行を確実に阻止することができ回動も
スムーズに行えるため、従来、下方への移行がスムーズ
にでき、上方への移行を阻止して係止を行う凸部の精度
要求のため、打ち抜き形成は難しいとされていた挿通孔
2を容易に形成することができることとなり、バンド体
1の量産は容易となるためコスト安に製作できる。
【0028】また、例えば、抜け止め挿通部2Bの中央
側孔縁に内方へ突出する突出縁を形成して中央移行阻止
部2Cを設け、斜設挿通部2Aの一側に係止部3の最小
幅部3Bの一側を押し付け、この押し付けた一側を支点
に係止部3を回動した際、中央移行阻止部2Cに阻止さ
れずに係止部3の最小幅部3Bを抜け止め挿通部2Bに
配設できるように挿通孔2の孔縁形状を設定し、この抜
け止め挿通部2Bの孔幅を最小幅部3Bより大きく最大
幅部3Aより小さく設定することで係止部3は抜け止め
状態となり、且つ中央移行阻止部2Cにより係止部3を
回動して傾けない限り孔中央側への移行が阻止され係止
されるように構成した場合には、突出縁によって確実に
係止部3と挿通孔2を係止することにより、一層確実に
支承体Aを支承でき、また、係止部3を押し付けて回動
するため、力を伝えやすくなることから、回動をより容
易にできるようになり、更に、係止部3を斜設挿通部2
Aの一側に押し付けて回動することで、挿通孔2をより
広く使うことができるため、突出縁を形成してもスムー
ズに最小幅部3Bを抜け止め挿通部2Bに配設すること
ができる。
側孔縁に内方へ突出する突出縁を形成して中央移行阻止
部2Cを設け、斜設挿通部2Aの一側に係止部3の最小
幅部3Bの一側を押し付け、この押し付けた一側を支点
に係止部3を回動した際、中央移行阻止部2Cに阻止さ
れずに係止部3の最小幅部3Bを抜け止め挿通部2Bに
配設できるように挿通孔2の孔縁形状を設定し、この抜
け止め挿通部2Bの孔幅を最小幅部3Bより大きく最大
幅部3Aより小さく設定することで係止部3は抜け止め
状態となり、且つ中央移行阻止部2Cにより係止部3を
回動して傾けない限り孔中央側への移行が阻止され係止
されるように構成した場合には、突出縁によって確実に
係止部3と挿通孔2を係止することにより、一層確実に
支承体Aを支承でき、また、係止部3を押し付けて回動
するため、力を伝えやすくなることから、回動をより容
易にできるようになり、更に、係止部3を斜設挿通部2
Aの一側に押し付けて回動することで、挿通孔2をより
広く使うことができるため、突出縁を形成してもスムー
ズに最小幅部3Bを抜け止め挿通部2Bに配設すること
ができる。
【0029】また、例えば、挿通孔2の孔縁形状をバン
ド体1の長さ方向に対して斜設した対角方向に幅広な開
口部が形成されるように構成し、この幅広な開口部は係
止部3の最大幅部3Aよりやや大きい幅に設定して斜設
挿通部2Aを形成し、挿通孔2の孔端部は、内方への突
出縁を境にした端部側を最小幅部3Bよりやや幅広いが
最大幅部3Aより幅狭い抜け止め挿通部2Bを形成し、
この抜け止め挿通部2Bの一側は斜設挿通部2Aの一側
部となるように形成し、内方への突出縁を中央移行阻止
部2Cとした場合には、挿通孔2の孔縁形状がより単純
化できるため、挿通孔2の形成が容易となり、また、係
止部3を挿通孔2に挿通してから、係止部3を回動する
動作への移行が極めて容易となり、よりスムーズに係止
部3を挿通孔2に挿通係止できる。
ド体1の長さ方向に対して斜設した対角方向に幅広な開
口部が形成されるように構成し、この幅広な開口部は係
止部3の最大幅部3Aよりやや大きい幅に設定して斜設
挿通部2Aを形成し、挿通孔2の孔端部は、内方への突
出縁を境にした端部側を最小幅部3Bよりやや幅広いが
最大幅部3Aより幅狭い抜け止め挿通部2Bを形成し、
この抜け止め挿通部2Bの一側は斜設挿通部2Aの一側
部となるように形成し、内方への突出縁を中央移行阻止
部2Cとした場合には、挿通孔2の孔縁形状がより単純
化できるため、挿通孔2の形成が容易となり、また、係
止部3を挿通孔2に挿通してから、係止部3を回動する
動作への移行が極めて容易となり、よりスムーズに係止
部3を挿通孔2に挿通係止できる。
【0030】また、例えば、係止部3と挿通孔2を形成
した挿通孔形成部4とを繰り返し連設形成してバンド体
1を構成した場合には、バンド体1の係止部3と挿通孔
形成部4との間であればどの部分であっても、切り分け
た部分を係止部3とすることができるため、使用者が使
い易い長さに切り分けて使用することができる。
した挿通孔形成部4とを繰り返し連設形成してバンド体
1を構成した場合には、バンド体1の係止部3と挿通孔
形成部4との間であればどの部分であっても、切り分け
た部分を係止部3とすることができるため、使用者が使
い易い長さに切り分けて使用することができる。
【0031】また、例えば、係止部3に止着用孔5を設
けた場合には、他に止着用部を設けずとも梁等にネジ等
によって容易に止着することができる。
けた場合には、他に止着用部を設けずとも梁等にネジ等
によって容易に止着することができる。
【0032】また、例えば、挿通孔2を止着用孔6とし
て使用し得るように構成した場合には、既に開いている
孔を利用して、止着用孔6とすることができ形成が極め
て容易となる。
て使用し得るように構成した場合には、既に開いている
孔を利用して、止着用孔6とすることができ形成が極め
て容易となる。
【0033】また、例えば、挿通孔2を係止部3に形成
した止着用孔5より大きな止着用孔6として使用し得る
ように構成した場合には、より大きな留め具、例えばよ
り径の大きなボルト・ナット等を用いて、一層確実に梁
等に止着できる。
した止着用孔5より大きな止着用孔6として使用し得る
ように構成した場合には、より大きな留め具、例えばよ
り径の大きなボルト・ナット等を用いて、一層確実に梁
等に止着できる。
【0034】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0035】本実施例の、支承体Aに巻き回して支承体
Aを梁等に吊り下げ支承する折曲自在な板状のバンド体
1は図1に示すように、係止部3と挿通孔2を形成した
挿通孔形成部4とを繰り返し連設形成することで構成さ
れている。
Aを梁等に吊り下げ支承する折曲自在な板状のバンド体
1は図1に示すように、係止部3と挿通孔2を形成した
挿通孔形成部4とを繰り返し連設形成することで構成さ
れている。
【0036】本実施例は図2に示すように、挿通孔2の
孔縁形状を、右上部と左下部との対角方向を孔外方に突
出させることで開口幅を幅広く形成して斜設挿通部2A
とし、下部の平坦な縁部の側部を孔外方に突出させ、一
側を斜設挿通部2Aと共有するように形成して抜け止め
挿通部2Bとし、抜け止め挿通部2Bの右側内縁を孔内
部に突出させて、この突出縁を中央移行阻止部2Cとす
るように形成している。
孔縁形状を、右上部と左下部との対角方向を孔外方に突
出させることで開口幅を幅広く形成して斜設挿通部2A
とし、下部の平坦な縁部の側部を孔外方に突出させ、一
側を斜設挿通部2Aと共有するように形成して抜け止め
挿通部2Bとし、抜け止め挿通部2Bの右側内縁を孔内
部に突出させて、この突出縁を中央移行阻止部2Cとす
るように形成している。
【0037】各部を具体的に説明すると、斜設挿通部2
Aは、係止部3の最大幅部3Aよりやや幅広に形成し
て、最大幅部3Aの通過を許容するように構成した。
Aは、係止部3の最大幅部3Aよりやや幅広に形成し
て、最大幅部3Aの通過を許容するように構成した。
【0038】抜け止め挿通部2Bは、係止部3の最小幅
部3Bよりやや幅広いが最大幅部3Aより幅狭く形成
し、最小幅部3Bを有する基端部を配設して、最大幅部
3Aを抜け止め状態にできるように構成し、また、孔外
方に突出させた側部の孔端部近くを幅広に、遠くを幅狭
に形成し、最も幅狭の部分では係止部3の最小幅部3B
よりもやや幅狭くなるように形成することで、係止部3
を回動することで係止部3の基端部を配設でき、回動し
ないで単に移行しようとする場合には、阻止し得るよう
に構成した。
部3Bよりやや幅広いが最大幅部3Aより幅狭く形成
し、最小幅部3Bを有する基端部を配設して、最大幅部
3Aを抜け止め状態にできるように構成し、また、孔外
方に突出させた側部の孔端部近くを幅広に、遠くを幅狭
に形成し、最も幅狭の部分では係止部3の最小幅部3B
よりもやや幅狭くなるように形成することで、係止部3
を回動することで係止部3の基端部を配設でき、回動し
ないで単に移行しようとする場合には、阻止し得るよう
に構成した。
【0039】中央移行阻止部2Cは、この突出縁によっ
て最も幅狭となる部分を最小幅部3Bより幅狭に形成し
て、回動しないで単に上方へ移行しようとする場合に
は、確実に移行を阻止するように構成し、また、中央移
行阻止部2Cから、抜け止め挿通部2Bと共有する斜設
挿通部2Aの一側までの幅は、最小幅部3Bが通過する
ことができるように形成し、この一側に押し付けて回動
することで最小幅部3Bの通過を許容できるように構成
した。
て最も幅狭となる部分を最小幅部3Bより幅狭に形成し
て、回動しないで単に上方へ移行しようとする場合に
は、確実に移行を阻止するように構成し、また、中央移
行阻止部2Cから、抜け止め挿通部2Bと共有する斜設
挿通部2Aの一側までの幅は、最小幅部3Bが通過する
ことができるように形成し、この一側に押し付けて回動
することで最小幅部3Bの通過を許容できるように構成
した。
【0040】尚、挿通孔2左上部の孔外方に大きく弧状
縁とした部分は、この挿通孔2を止着用孔6として用い
る際、図7に示すようにバンド体1を例えば、より径の
大きなボルト8・ナット9で梁等の柱体Cに止着できる
ように形成した止着用部2Dである。
縁とした部分は、この挿通孔2を止着用孔6として用い
る際、図7に示すようにバンド体1を例えば、より径の
大きなボルト8・ナット9で梁等の柱体Cに止着できる
ように形成した止着用部2Dである。
【0041】係止部3は図2に示すように、角を落とし
た略長方形の幅広の部分を先端部、この先端部と挿通孔
形成部4の間の短く幅狭い頸部を基端部として形成して
いる。
た略長方形の幅広の部分を先端部、この先端部と挿通孔
形成部4の間の短く幅狭い頸部を基端部として形成して
いる。
【0042】具体的には、先端部の最大幅部3Aは、斜
設挿通部2Aよりやや幅狭いが、抜け止め挿通部2Bよ
りやや幅広く形成し、斜設挿通部2Aは通過でき、抜け
止め挿通部2Bは通過不能となるように構成した。
設挿通部2Aよりやや幅狭いが、抜け止め挿通部2Bよ
りやや幅広く形成し、斜設挿通部2Aは通過でき、抜け
止め挿通部2Bは通過不能となるように構成した。
【0043】基端部の最小幅部3Bは、抜け止め挿通部
2Bよりやや幅狭く、中央移行阻止部2Cによって最も
幅狭となった部分より幅広となるように形成し、抜け止
め挿通部2Bに配設することができ、配設したあとは回
動しないで単に上方へ移行する場合には移行が阻止され
るように構成した。
2Bよりやや幅狭く、中央移行阻止部2Cによって最も
幅狭となった部分より幅広となるように形成し、抜け止
め挿通部2Bに配設することができ、配設したあとは回
動しないで単に上方へ移行する場合には移行が阻止され
るように構成した。
【0044】また、係止部3に止着用孔5を設けてもよ
く、その場合には図6のように、ネジ7を使って確実に
梁等の柱体Cに止着できることとなる。
く、その場合には図6のように、ネジ7を使って確実に
梁等の柱体Cに止着できることとなる。
【0045】上記構成のバンド体1を用いて換気パイプ
(支承体A)を梁に吊り下げ支承するには、適当な長さ
に切ったバンド体1を、換気パイプに巻き回して、挿通
孔2に係止部3を挿通係止し、梁に止着用孔5又は止着
用孔6を通じてネジ7やボルト8・ナット9等を用いて
止着することで支承される。
(支承体A)を梁に吊り下げ支承するには、適当な長さ
に切ったバンド体1を、換気パイプに巻き回して、挿通
孔2に係止部3を挿通係止し、梁に止着用孔5又は止着
用孔6を通じてネジ7やボルト8・ナット9等を用いて
止着することで支承される。
【0046】具体的には、バンド体1の先端部をねじっ
て係止部3を斜設挿通部2Aに合わせて傾けて(図3)
係止部3を斜設挿通部2Aに基端部まで挿通し、係止部
3の最小幅部3Bの一側を挿通孔2の斜設挿通部2Aの
一側に押し付けて、この押し付けた一側を支点に係止部
3を回動することで、中央移行阻止部2Cを通過し、最
大幅部3Aを抜け止め状態として係止部3は抜け止め挿
通部2Bに配設され(図4)、この配設された係止部3
は、回動して傾けない限りは、孔中央への移行が阻止さ
れ係止されることとなり、更に、中央移行阻止部2Cに
よって、より確実に係止部3を挿通孔2に係止すること
ができ、係止部3を回動しない限りは通過を阻止され
る。
て係止部3を斜設挿通部2Aに合わせて傾けて(図3)
係止部3を斜設挿通部2Aに基端部まで挿通し、係止部
3の最小幅部3Bの一側を挿通孔2の斜設挿通部2Aの
一側に押し付けて、この押し付けた一側を支点に係止部
3を回動することで、中央移行阻止部2Cを通過し、最
大幅部3Aを抜け止め状態として係止部3は抜け止め挿
通部2Bに配設され(図4)、この配設された係止部3
は、回動して傾けない限りは、孔中央への移行が阻止さ
れ係止されることとなり、更に、中央移行阻止部2Cに
よって、より確実に係止部3を挿通孔2に係止すること
ができ、係止部3を回動しない限りは通過を阻止され
る。
【0047】よって、係止部3に下方から力が加わって
もバンド体1は輪状を維持することができ、挿通孔2を
止着用孔6として梁にボルト8・ナット9を用いて止着
することで、換気パイプを梁に確実に吊り下げ支承する
ことができ、また、中央移行阻止部2Cは、係止部3を
回動しない場合の上方への動きを阻止し得る形状であれ
ばよいため、高い精度を必要とせずに形成することがで
きることからバンド体1は製作容易となる。
もバンド体1は輪状を維持することができ、挿通孔2を
止着用孔6として梁にボルト8・ナット9を用いて止着
することで、換気パイプを梁に確実に吊り下げ支承する
ことができ、また、中央移行阻止部2Cは、係止部3を
回動しない場合の上方への動きを阻止し得る形状であれ
ばよいため、高い精度を必要とせずに形成することがで
きることからバンド体1は製作容易となる。
【0048】従って、上記構成のバンド体1を用いて支
承体Aを吊り下げ支承すると、係止部3は回動して抜け
止め挿通部2Bに抜け止め状態で配設され、中央移行阻
止部2Cによってより確実に係止されるため、回動しな
い限りは、たとえ下方から力が加わっても容易に外れず
安全であり、換気パイプを確実に支承することができ、
また、高い精度を必要としないから打ち抜き形成によっ
て製作することができ、確実に換気パイプを吊り下げ支
承するだけでなく、量産にも適したバンド体1となる。
承体Aを吊り下げ支承すると、係止部3は回動して抜け
止め挿通部2Bに抜け止め状態で配設され、中央移行阻
止部2Cによってより確実に係止されるため、回動しな
い限りは、たとえ下方から力が加わっても容易に外れず
安全であり、換気パイプを確実に支承することができ、
また、高い精度を必要としないから打ち抜き形成によっ
て製作することができ、確実に換気パイプを吊り下げ支
承するだけでなく、量産にも適したバンド体1となる。
【0049】また、図5に示すように、ネジ等によって
は止着することができない例えばアングルBには、バン
ド体1をループ状にして吊り下げ支承することができ
る。
は止着することができない例えばアングルBには、バン
ド体1をループ状にして吊り下げ支承することができ
る。
【0050】また、斜設挿通部2Aを共通部として、抜
け止め挿通部2Bと中央移行阻止部2Cを夫々対称にも
う一組挿通孔2に形成してもよく、その場合、バンド体
1の上下方向を気にせずに支承体Aを支承することがで
きる。
け止め挿通部2Bと中央移行阻止部2Cを夫々対称にも
う一組挿通孔2に形成してもよく、その場合、バンド体
1の上下方向を気にせずに支承体Aを支承することがで
きる。
【0051】また、抜け止め挿通部2Bを精度良く形成
して、下方への移行はスムーズにでき、上方への移行を
阻止して係止できるように形成してもよく、その場合、
一層確実に係止部3を挿通孔2に係止できる。
して、下方への移行はスムーズにでき、上方への移行を
阻止して係止できるように形成してもよく、その場合、
一層確実に係止部3を挿通孔2に係止できる。
【0052】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、バ
ンド体先端をねじって係止部を傾けて挿通孔に挿通し
て、この係止部を逆方向に戻り回動させることにより、
抜け止め状態とするように挿通孔を形成することで、係
止部を回動しない限りは挿通孔の中央部への移行を阻止
して係止することができ、従来の、係止部を垂下して挿
通孔に係止する場合と比べ、たとえ下方から力が加わっ
ても、回動しない限りは係止を維持できるため、極めて
外れにくく、更に、中央移行阻止部を挿通孔に形成する
ことで、より確実に係止部を挿通孔に係止することがで
き、また、この中央移行阻止部は、従来のような相反す
る二つの役割をもった凸部を形成する必要はなく、係止
部を回動しない場合の上方への動きを阻止し得る形状で
あればよいため、高い精度を必要とせずに形成すること
ができることから製作容易となり、支承体を確実に支承
できることで安全であると共に、量産にも適した秀れた
構造の画期的な支承用バンドとなる。
ンド体先端をねじって係止部を傾けて挿通孔に挿通し
て、この係止部を逆方向に戻り回動させることにより、
抜け止め状態とするように挿通孔を形成することで、係
止部を回動しない限りは挿通孔の中央部への移行を阻止
して係止することができ、従来の、係止部を垂下して挿
通孔に係止する場合と比べ、たとえ下方から力が加わっ
ても、回動しない限りは係止を維持できるため、極めて
外れにくく、更に、中央移行阻止部を挿通孔に形成する
ことで、より確実に係止部を挿通孔に係止することがで
き、また、この中央移行阻止部は、従来のような相反す
る二つの役割をもった凸部を形成する必要はなく、係止
部を回動しない場合の上方への動きを阻止し得る形状で
あればよいため、高い精度を必要とせずに形成すること
ができることから製作容易となり、支承体を確実に支承
できることで安全であると共に、量産にも適した秀れた
構造の画期的な支承用バンドとなる。
【0053】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、突出縁によっ
て確実に係止部と挿通孔を係止することにより、一層確
実に支承体を支承でき、また、力を加えやすくなるた
め、係止部の回動をより容易にできるようになり、更
に、挿通孔をより広く使うことができるため、中央移行
阻止部として突出縁を形成しても阻止されずスムーズに
最小幅部を抜け止め挿通部に配設することができる一層
実用的で秀れた構造の画期的な支承用バンドとなる。
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、突出縁によっ
て確実に係止部と挿通孔を係止することにより、一層確
実に支承体を支承でき、また、力を加えやすくなるた
め、係止部の回動をより容易にできるようになり、更
に、挿通孔をより広く使うことができるため、中央移行
阻止部として突出縁を形成しても阻止されずスムーズに
最小幅部を抜け止め挿通部に配設することができる一層
実用的で秀れた構造の画期的な支承用バンドとなる。
【0054】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、挿通孔の
孔縁形状の形成が容易となり、また、係止部を挿通孔に
挿通してから、係止部を回動する動作への移行が極めて
容易となり、よりスムーズに係止部を挿通孔に挿通係止
できるため、極めて扱い易く一層実用的で秀れた構造の
画期的な支承用バンドとなる。
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、挿通孔の
孔縁形状の形成が容易となり、また、係止部を挿通孔に
挿通してから、係止部を回動する動作への移行が極めて
容易となり、よりスムーズに係止部を挿通孔に挿通係止
できるため、極めて扱い易く一層実用的で秀れた構造の
画期的な支承用バンドとなる。
【0055】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、使用者は
使い易い長さに自由に切り分けて調整することができる
バンド体となり一層実用的で秀れた構造の画期的な支承
用バンドとなる。
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、使用者は
使い易い長さに自由に切り分けて調整することができる
バンド体となり一層実用的で秀れた構造の画期的な支承
用バンドとなる。
【0056】また、請求項5記載の発明においては、前
記請求項1〜4記載の発明の作用効果に加え、梁等に容
易に止着できるようになり一層実用的で秀れた構造の画
期的な支承用バンドとなる。
記請求項1〜4記載の発明の作用効果に加え、梁等に容
易に止着できるようになり一層実用的で秀れた構造の画
期的な支承用バンドとなる。
【0057】また、請求項6記載の発明においては、前
記請求項1〜5記載の発明の作用効果に加え、既に開い
ている孔を利用して、止着用孔6とすることができる一
層実用的で秀れた構造の画期的な支承用バンドとなる。
記請求項1〜5記載の発明の作用効果に加え、既に開い
ている孔を利用して、止着用孔6とすることができる一
層実用的で秀れた構造の画期的な支承用バンドとなる。
【0058】また、請求項7記載の発明においては、前
記請求項6記載の発明の作用効果に加え、より径の大き
な留め具を用いることができ、より確実にバンド体を梁
等に止着できる一層実用的で秀れた構造の画期的な支承
用バンドとなる。
記請求項6記載の発明の作用効果に加え、より径の大き
な留め具を用いることができ、より確実にバンド体を梁
等に止着できる一層実用的で秀れた構造の画期的な支承
用バンドとなる。
【図1】本実施例の説明平面図である。
【図2】本実施例の拡大説明平面図である。
【図3】本実施例の係止部挿通係止前の説明斜視図であ
る。
る。
【図4】本実施例の係止部挿通係止後の説明斜視図であ
る。
る。
【図5】本実施例のアングルにバンド体をループ状とし
て吊り下げ支承した場合の説明側面図である。
て吊り下げ支承した場合の説明側面図である。
【図6】本実施例の係止部に設けた止着用孔を用いて止
着した場合の説明側面図である。
着した場合の説明側面図である。
【図7】本実施例の挿通孔と止着用孔を兼用として形成
し、この止着用孔を用いて止着した場合の説明側面図で
ある。
し、この止着用孔を用いて止着した場合の説明側面図で
ある。
【図8】従来例の説明平面図である。
【図9】従来例の使用状態の説明斜視図である。
1 バンド体
2 挿通孔
2A 斜設挿通部
2B 抜け止め挿通部
2C 中央移行阻止部
3 係止部
3A 最大幅部
3B 最小幅部
4 挿通孔形成部
5 止着用孔
6 止着用孔
A 支承体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3H023 AA05 AB04 AC21 AD08 AE02
3J022 DA11 DA17 DA18 EA16 EB03
EB14 EC17 EC22 ED24 FB03
FB07 FB12 GA04 GA11 GA22
GB43 GB45 GB52 GB75
Claims (7)
- 【請求項1】 支承体に巻き回して支承体を支承する折
曲自在な板状のバンド体の長さ方向に所定間隔を置いて
挿通孔を設け、この挿通孔を選択して挿通係止する係止
部を前記バンド体の先端部に設け、前記挿通孔は、前記
バンド体の長さ方向に対して斜設方向に、前記係止部の
最大幅部の挿通を許容する斜設挿通部と、前記係止部の
最小幅部を孔端部に配した際、前記最大幅部の抜脱を不
能とする抜け止め挿通部と、この抜け止め挿通部に前記
最小幅部を係止した状態では前記係止部を回動しない限
りは係止部の孔中央側への移行を阻止する中央移行阻止
部とを有する孔縁形状に設定し、前記バンド体の先端部
をねじって前記係止部を前記バンド体の長さ方向に対し
て傾けて前記斜設挿通部を介して挿通して逆方向に戻り
回動させることで、前記最小幅部を前記抜け止め挿通部
に移行して抜け止め状態として係止部を挿通孔に係止
し、前記バンド体を輪状止めし得るように構成したこと
を特徴とする支承用バンド。 - 【請求項2】 前記抜け止め挿通部の中央側孔縁に内方
へ突出する突出縁を形成して前記中央移行阻止部を設
け、前記斜設挿通部の一側に前記係止部の最小幅部の一
側を押し付け、この押し付けた一側を支点に係止部を回
動した際、前記中央移行阻止部に阻止されずに前記係止
部の最小幅部を前記抜け止め挿通部に配設できるように
前記挿通孔の孔縁形状を設定し、この抜け止め挿通部の
孔幅を前記最小幅部より大きく前記最大幅部より小さく
設定することで係止部は抜け止め状態となり、且つ前記
中央移行阻止部により係止部を回動して傾けない限り孔
中央側への移行が阻止され係止されるように構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の支承用バンド。 - 【請求項3】 前記挿通孔の孔縁形状を前記バンド体の
長さ方向に対して斜設した対角方向に幅広な開口部が形
成されるように構成し、この幅広な開口部は前記係止部
の最大幅部よりやや大きい幅に設定して前記斜設挿通部
を形成し、前記挿通孔の孔端部は、内方への突出縁を境
にした端部側を前記最小幅部よりやや幅広いが前記最大
幅部より幅狭い前記抜け止め挿通部を形成し、この抜け
止め挿通部の一側は前記斜設挿通部の一側部となるよう
に形成し、前記内方への突出縁を前記中央移行阻止部と
したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記
載の支承用バンド。 - 【請求項4】 前記係止部と前記挿通孔を形成した挿通
孔形成部とを繰り返し連設形成して前記バンド体を構成
したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
載の支承用バンド。 - 【請求項5】 前記係止部に止着用孔を設けたことを特
徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の支承用バ
ンド。 - 【請求項6】 前記挿通孔を止着用孔として使用し得る
ように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の支承用バンド。 - 【請求項7】 前記挿通孔を前記係止部に形成した止着
用孔より大きな止着用孔として使用し得るように構成し
たことを特徴とする請求項6記載の支承用バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002150698A JP2003343764A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 支承用バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002150698A JP2003343764A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 支承用バンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003343764A true JP2003343764A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29768490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002150698A Pending JP2003343764A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 支承用バンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003343764A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006271872A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Keakomu:Kk | 固定バンド |
JP2013112151A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Autoliv Development Ab | ガス供給装置およびエアバッグ装置 |
-
2002
- 2002-05-24 JP JP2002150698A patent/JP2003343764A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006271872A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Keakomu:Kk | 固定バンド |
JP2013112151A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Autoliv Development Ab | ガス供給装置およびエアバッグ装置 |
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