JP2003339597A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003339597A
JP2003339597A JP2002148098A JP2002148098A JP2003339597A JP 2003339597 A JP2003339597 A JP 2003339597A JP 2002148098 A JP2002148098 A JP 2002148098A JP 2002148098 A JP2002148098 A JP 2002148098A JP 2003339597 A JP2003339597 A JP 2003339597A
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pipe
suction
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air passage
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JP2002148098A
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Tsugiyoshi Ono
次良 小野
Kenji Harada
健司 原田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水部材の取り外しおよび乾燥を容易にでき
る電気掃除機を提供する。 【解決手段】 延長外管21の嵌合部26の内周面に吸水部
材28を着脱自在に取り付ける。延長内管22の内管吸込風
路35の内周面に吸水部材37を着脱自在に取り付ける。使
用者が誤って水分を吸い込んでも吸水部材28,37にて集
塵室よりも吸込側の吸込風路内で吸い取る。吸い込んだ
水分から電動送風機を保護できる。吸水した吸水部材2
8,37を延長外管21の嵌合部26と延長内管22の接続受口4
3とから容易に取り外しできる。延長管14を手許操作部
から取り外し延長管14から床ブラシを取り外す。吸水部
材28,37を延長外管21の嵌合部26と延長内管22の接続受
口43とから外気に接触させて吸水部材28,37を容易に乾
燥できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機を備え
た電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は、掃除機本
体を備えており、この掃除機本体には、電動送風機が収
容されている。また、この掃除機本体内には電動送風機
の吸込側と連通した集塵部が形成されており、掃除機本
体におけるこの集塵部の吸込側には、接続口である本体
吸込口が開口して形成されている。さらに、電動送風機
の吸込側であるこの電動送風機と集塵部との間には、た
とえば不織布などの吸水部材が取り付けられている。ま
たさらに、本体吸込口には、ホース体、延長管および床
ブラシが順次連通接続されており、これらホース体、延
長管および床ブラシにて吸込風路が形成されている。
【0003】そして、電動送風機を駆動させて床ブラシ
から塵埃を空気とともに吸い込むと、この吸い込まれた
空気が吸込風となり、この吸込風とともに塵埃が延長管
内およびホース体内を順次通過して吸込口から集塵部内
へと吸い込まれ、この集塵部内に集塵される。このと
き、使用者が誤って水分を吸い込んだ際には、この水分
が吸込風とともに延長管、ホース体、および集塵部を順
次通過した後吸水部材にて吸い取り、すなわち吸水され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電気掃除機では、吸水部材が集塵部と電動送風機との間
に取り付けられていることにより、この吸水部材を取り
外す際には掃除機本体をたとえば分解などして開けなけ
ればならず、この吸水部材を取り外したり乾燥したりす
ることが容易でないという問題点を有している。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、吸水部材の取り外しおよび乾燥を容易にできる電気
掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
電動送風機の吸込側に連通されてこの電動送風機の駆動
により空気とともに吸い込まれた塵埃が集塵される集塵
部と、この集塵部の吸込側に連通される吸込風路と、こ
の吸込風路内の少なくとも一部に設けられ電動送風機の
駆動により吸い込まれた空気に含まれる水分を吸い取る
吸水部材とを具備したものである。そして、電動送風機
の駆動により吸い込まれた空気に含まれる水分を吸い取
る吸水部材を集塵部の吸込側に連通される吸込風路内の
少なくとも一部に設けることにより、吸い込まれてしま
った水分から電動送風機を保護するとともに、吸水部材
の取り外しおよび乾燥を容易にすることが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の一実
施の形態の構成を図1および図2を参照して説明する。
【0008】図1および図2において、1は掃除機本体
で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機
2の駆動にて吸い込まれた空気、すなわち吸込風を、こ
の電動送風機2の前側における掃除機本体1内に着脱可
能に収容された袋状の集塵部としての集塵パック3内を
通過させて、この集塵パック3にて塵埃を集塵する電気
掃除機である。
【0009】また、この掃除機本体1は、上面を開口し
た合成樹脂製の下部ケース4、およびこの下部ケース4
の後部上面を開閉可能に閉塞する上部ケース5が、前面
を含む周縁にバンパ6を挟持して接合され前側上面部を
開口したケース体としての本体ケース7を有している。
この本体ケース7には、前側上面部の開口を開閉自在に
閉塞する開閉蓋としての蓋体8を回動自在に軸支して形
成されている。
【0010】そして、本体ケース7の進行方向における
前側下面には、旋回自在かつ回転可能な図示しない旋回
輪が取り付けられている。また、本体ケース7の進行方
向における後側側面には、大径の従動後輪9が回転自在
にそれぞれ設けられている。よって、掃除機本体1は、
図示しない旋回輪および従動後輪9により被掃除面とし
ての床面上を走行可能である。
【0011】さらに、掃除機本体1の前側略中央には、
電動送風機2の駆動により外部から空気を吸引する吸込
口としての電動送風機2の吸込側である本体吸込口11が
開口している。この本体吸込口11には、彎曲可能かつ伸
縮自在な細長略円筒状の接続管であるホース体12が着脱
自在に連通接続される。このホース体12の吸込側である
先端側には、電動送風機2の動作モードが選択可能な手
許操作部13が取り付けられており、この手許操作部13の
吸込側である先端側には、伸縮可能な延長管14が着脱自
在に連通接続される。また、この延長管14の吸込側であ
る先端側には、吸込口体としての床ブラシ15が着脱自在
に連通接続される。そして、これらホース体12、手許操
作部13、延長管14、および床ブラシ15により吸込風路16
が形成される。
【0012】ここで、手許操作部13には、掃除機本体1
内の電動送風機2の駆動状態を所定の状態に設定するパ
ワーコントロールスイッチである設定ボタン17が複数取
り付けられている。これら設定ボタン17は、掃除機本体
1内の電動送風機2および図示しない電源部とホース体
12内を経由して電気的に接続されている。このため、こ
れら設定ボタン17は、電動送風機2の駆動状態を所定の
状態に設定して操作できる。また、手許操作部13には、
掃除する際に使用者が把持する把持部18がこの手許操作
部13の基端側、すなわちホース体12とこの手許操作部13
との接続部側に突出して形成されている。さらに、この
手許操作部13の先端側は、延長管14が着脱自在に嵌挿接
続可能な延長管接続受口19となっており、この延長管接
続受口19には、この延長管接続受口19の上側内周面から
下方に向けて突出した接続クランプ20が取り付けられて
いる。
【0013】そして、図1に示すように、延長管14は、
この延長管14の排気側としての基端側である延長外管2
1、およびこの延長管14の先端側である延長内管22を備
えている。この延長外管21は、内部が軸方向に沿って上
下方向に細長平板状の外管隔壁23にて仕切られている。
この結果、この延長外管21内の外管隔壁23にて仕切られ
た下方に外管吸込風路24が形成され、この外管隔壁23に
て仕切られた延長外管21の上方に外管排気風路25が形成
される。また、この延長外管21における外管吸込風路24
の基端側の端部には、縮径された嵌合部26が形成されて
いる。そして、この嵌合部26および手許操作部13の延長
管接続受口19により、分割部27が形成されており、この
分割部27を介して吸込風路16は分割可能となっている。
【0014】さらに、嵌合部26の内周面には、この嵌合
部26の内径寸法と略等しい外径寸法を有した円筒状の吸
水部材28がこの嵌合部26の内周面の略全域に亘って着脱
可能に取り付けられている。この吸水部材28は、たとえ
ば不織布、あるいはウレタン材などの吸水性が高い材質
にて形成されており、延長管14内を通過する吸込風に含
まれる水分を吸い取り、すなわち吸水する。
【0015】そして、嵌合部26の外管吸込風路24におけ
る基端側の端部の外周面には、この嵌合部26の周方向に
沿った断面凹溝状の保持溝31が形成されており、この延
長外管21の保持溝31には、略円環状の外周シール部32が
嵌合されている。またさらに、嵌合部26の外周面の上側
には、手許操作部13の接続クランプ20が嵌合されて手許
操作部13に対して延長管14を保持するための凹状のクラ
ンプ受部33が形成されている。この結果、延長管14を手
許操作部13の延長管接続受口19に嵌挿して接続した際
に、延長管14の外周シール部32が手許操作部13の延長管
接続受口19の内周面に当接してこれら延長管14および手
許操作部13が気密に連通されるとともに、接続クランプ
20がクランプ受部33に嵌合してこの延長管14の手許操作
部13からの抜けが防止される。
【0016】一方、延長内管22は、延長外管21の内径寸
法よりも外形寸法が小径に形成されており、この延長外
管21の外管吸込風路24における先端側の端部から挿入さ
れて位置決め固定されている。この延長内管22は、延長
外管21と同様に内部が軸方向に沿って上下方向に細長平
板状の内管隔壁34で仕切られている。この結果、この延
長内管22内の内管隔壁34にて仕切られた下方に内管吸込
風路35が形成され、この内管隔壁34にて仕切られた延長
内管22の上方に内管排気風路36が形成される。よって、
延長管14は、延長内管22を延長外管21に挿入した状態
で、この延長内管22の内管吸込風路35が延長外管21の外
管吸込風路24に連通するとともに、延長内管22の内管排
気風路36が延長外管21の外管排気風路25に連通した二重
管構造に形成されている。
【0017】さらに、延長内管22の内管吸込風路35内に
は、この内管吸込風路35の内径寸法と略等しい外径寸法
を有した円筒状の吸水部材37が、この内管吸込風路35の
内周面の略全域に亘って着脱可能に取り付けられてい
る。この吸水部材37は、吸水部材28と同一の材質にて形
成されており、この内管吸込風路35内を通過する吸込風
に含まれる水分を吸い取る。
【0018】また、延長外管21の外管吸込風路24におけ
る先端側の上側の外周面には、調整ボタン40が取り付け
られており、この調整ボタン40の下面には、ロック体41
が取り付けられている。さらに、延長内管22の外周面に
は、このロック体41が嵌合され、この延長外管21に対し
て延長内管22を位置決め固定する位置決め凹部42が軸方
向に間隔をおいて複数形成されている。延長管14は、こ
のロック体41をいずれかの位置決め凹部42に嵌合するこ
とによりこの延長管14の軸方向に沿って長さを可変、す
なわち伸縮できる。そして、延長内管22の内管吸込風路
35における先端側には、床ブラシ15の排気側である基端
側が着脱可能に嵌挿接続可能な被接続口としての接続受
口43が形成されている。この接続受口43は、延長内管22
における延長外管21に挿入された部分より外形寸法が拡
開されている。また、この接続受口43の上側には、この
接続受口43の上側内周面から下方に向けて突出した接続
クランプ44が形成されている。
【0019】さらに、床ブラシ15の基端側には、嵌合部
45が形成されている。この嵌合部45は、延長管14の嵌合
部26と同一の形状を有しており、延長管14の延長内管22
における接続受口43に嵌挿されてこの延長内管22の接続
クランプ44にて延長管14に着脱自在に接続される。これ
ら嵌合部45および延長管14の延長内管22の接続受口43に
て分割部46が形成されており、この分割部46を介して吸
込風路16は分割可能となっている。そして、床ブラシ15
は、延長管14、手許操作部13およびホース体12を介して
掃除機本体1の本体吸込口11に連通させた状態で、この
掃除機本体1の電動送風機2を起動させた際に、塵埃を
吸込風とともに吸い込み電動送風機2を通過した排気風
を床面に吹き付けた後、回収する。
【0020】またさらに、本体吸込口11に連通した掃除
機本体1内の前側には、集塵パックが着脱可能に取り付
けられて収容される集塵部としての集塵室47が区画形成
されている。また、掃除機本体1内の後側には、この集
塵室47に連通し内部に電動送風機2が収容される図示し
ない電動送風機室が区画形成されている。このため、集
塵室47は、電動送風機2の吸込側に連通されており、電
動送風機2の駆動にて本体吸込口11から吸い込まれた吸
込風は、集塵室47を通過した後、電動送風機2に吸い込
まれてこの電動送風機2から図示しない排気口を介して
掃除機本体1の外部へと排気される。
【0021】そして、掃除機本体1内における電動送風
機室の後側には、制御手段としての制御部48が配設され
ている。この制御部48を介して電動送風機2の駆動が制
御される。
【0022】次に、上記第1の実施の形態の動作を説明
する。
【0023】まず、掃除機本体1の蓋体8を本体ケース
7に対して回動させて掃除機本体1の集塵室47を開口
し、この集塵室47に図示しない集塵パックを取り付けた
後、蓋体8を本体ケース7に対して回動させて集塵室47
を閉塞する。
【0024】次いで、床ブラシ15の嵌合部45を延長管14
の延長内管22の接続受口43に嵌挿してこの床ブラシ15を
延長管14の延長内管22の先端側に連通接続し、延長管14
の嵌合部26を手許操作部13の延長管接続受口19に嵌挿し
てこの延長管14を手許操作部13の先端側に連通接続する
とともに、この手許操作部13に接続されたホース体12の
基端側を掃除機本体1の本体吸込口11に連通接続する。
【0025】この状態で、掃除機本体1から図示しない
電源コードを引き出して、この電源コードの図示しない
プラグ部を壁面の図示しないコンセント部に接続する。
【0026】この後、手許操作部13の把持部18を把持し
た状態で、この手許操作部13の所定の設定ボタン17をオ
ンし、掃除機本体1内の電動送風機2を駆動させる。
【0027】すると、床ブラシ15の先端から空気ととも
に塵埃が吸い込まれて吸込風となる。そして、この塵埃
を含んだ吸込風は、床ブラシ15から延長管14およびホー
ス体12を順次通過する。
【0028】このとき、たとえば使用者が誤って水分を
吸い込んだ際には、延長管14内に取り付けられた吸水部
材37および吸水部材28にてこの吸込風が延長管14内を通
過する際に水分を吸い取る。
【0029】この後、吸込風は掃除機本体1の本体吸込
口11へと導かれてこの掃除機本体1の集塵室47内に収容
された集塵パックへと送られ、この集塵パック内へと送
られた吸込風に漂う塵埃は、この集塵パックを通過する
際に、この集塵パックに捕捉されて、この集塵パック内
に集塵される。
【0030】さらに、この集塵パックを通過した吸込風
は、電動送風機2を通過して排気風となり、掃除機本体
1の図示しない排気口を介してこの掃除機本体1の外部
へと排気される。
【0031】上述したように、上記第1の実施の形態に
よれば、吸水部材28,37を、集塵室47の吸込側の吸込風
路16内に取り付けることにより、使用者が誤って水分を
吸い込んでも、これら吸水部材28,37にて集塵室47より
も吸込側の吸込風路16内で吸い取りできる。この結果、
この水分の集塵室47、あるいは電動送風機2への到達を
抑制し、この水分が集塵室47に入り込んでこの集塵室47
内に取り付けられた紙パックを破損して電動送風機2に
入り込んだり、この水分が電動送風機2に入り込んでこ
の電動送風機2が漏電、あるいは短絡、いわゆるショー
トして破損したりすることなどを防止できる。
【0032】また、分割部27を構成する延長管14の延長
外管21の嵌合部26の内周面に吸水部材28を着脱自在に取
り付けるとともに、分割部46を構成する延長管14の延長
内管22の接続受口43の近傍である内管吸込風路35の内周
面に吸水部材37を着脱自在に取り付ける。この結果、こ
の水分を吸い取った吸水部材28,37を、掃除機本体2を
分解などすることなくそれぞれ延長外管21の嵌合部26お
よび延長内管22の接続受口43から容易に取り外しでき
る。
【0033】さらに、これら取り外した吸水部材28,37
は、たとえば水分を絞るなどして乾燥させることによ
り、再度延長管14内に取り付けて使用できる。
【0034】そして、吸水部材28,37をそれぞれ分割部
27,46の近傍に取り付けたことにより、これら吸水部材
28,37を延長管14から取り外さなくても、この延長管14
を手許操作部13から取り外し、この延長管14から床ブラ
シ15を取り外すと、吸水部材28,37をそれぞれ延長外管
21の嵌合部26および延長内管22の接続受口43から容易に
外気に接触させることができるため、これら吸水部材2
8,37を容易に乾燥できる。
【0035】またさらに、吸水部材37を延長内管22内に
取り付けたことにより、この吸水部材37がこの延長管14
の伸縮の妨げにならず延長管14を容易に伸縮できる。
【0036】次に、本発明の電気掃除機の第2の実施の
形態の構成を図3を参照して説明する。
【0037】この図2に示す実施の形態は、図1および
図2に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有してい
るが、床ブラシ15は、吸込側である先端側に左右方向に
長手矩形状のノズルケース51を有しており、このノズル
ケース51の下面には、この床ブラシ15を床面に設置した
際にこの床面に対向する開口部52が形成されている。ま
た、このノズルケース51内には、このノズルケース51の
長手方向に略沿って細長略円筒状に形成された回転清掃
体53が回転可能に軸支されている。この回転清掃体53
は、電動送風機2の駆動により開口部52から吸い込まれ
る吸込風により回転する。
【0038】また、床ブラシ15の嵌合部45の内部は、軸
方向に沿って上下方向に細長平板状の隔壁54にて仕切ら
れている。このため、この床ブラシ15の嵌合部45は、隔
壁54にて仕切られた下方に嵌合部吸込風路55が形成さ
れ、この隔壁54にて仕切られた上方に嵌合部排気風路56
が形成される。この結果、床ブラシ15の嵌合部45を延長
管14の延長内管22に嵌挿させると、この嵌合部45の嵌合
部吸込風路55および嵌合部排気風路56と、延長内管22の
内管吸込風路35および内管排気風路36とがそれぞれ気密
に連通接続される。
【0039】さらに、この床ブラシ15の嵌合部吸込風路
55の内周面には、この嵌合部吸込風路55の内径寸法と略
等しい外径寸法を有した円筒状の吸水部材57が、この嵌
合部45の内周面の略全域に亘って着脱可能に取り付けら
れている。この吸水部材57は、吸水部材28,37と同一の
材質にて形成されており、この床ブラシ15を通過する吸
込風に含まれる水分を吸い取る。
【0040】そして、掃除機本体1の集塵室47に図示し
ない集塵パックを取り付けた後、床ブラシ15、延長管1
4、および手許操作部13をそれぞれ連通接続させてホー
ス体12の基端側を掃除機本体1の本体吸込口11に連通接
続して電動送風機2を駆動させると、床ブラシ15の開口
部52から空気とともに塵埃が吸い込まれて吸込風とな
る。
【0041】このとき、たとえば使用者が誤って水分を
吸い込んだ際には、床ブラシ15内に取り付けられた吸水
部材57にてこの吸込風が床ブラシ15内を通過する際に水
分を吸い取る。
【0042】上述したように、上記第2の実施の形態に
よれば、集塵室47の吸込側である吸込風路16内の分割部
46の近傍に吸水部材57を取り付けるなど図1および図2
に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、こ
の図1および図2に示す実施の形態と同様の作用効果を
奏することができる。
【0043】また、吸水部材57を吸込風路16の先端であ
る床ブラシ15に取り付けたことにより、開口部52から吸
い込まれた吸込風に含まれる水分を吸水部材57にてこの
吸込風路16のより先端側で吸い取りできるため、この床
ブラシが連通接続される延長管14、この延長管14が連通
接続される手許操作部13、あるいはホース体12内などに
この吸込風に含まれる水分が付着することを防止でき
る。この結果、この床ブラシ15だけを延長管14から取り
外して吸水部材57を乾燥させればよく、延長管14などを
乾燥させなくてもよいため、吸水部材57をより容易に乾
燥できる。
【0044】なお、上記第2の実施の形態において、防
水処理された電動機をノズルケース51内に取り付け、手
許操作部13の設定ボタン17にてこの電動機の駆動を制御
して回転清掃体53をこの電動機にて回転させてもよい。
【0045】次に、本発明の電気掃除機の第3の実施の
形態の構成を図4を参照して説明する。
【0046】この図4に示す実施の形態は、図1および
図2に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有してい
るが、手許操作部13の内周面には、この手許操作部13の
内径寸法と略等しい外径寸法を有した円筒状の吸水部材
61が、接続クランプ20とこの手許操作部13に取り付けら
れたホース体12の先端部との間の略全域に亘って着脱可
能に取り付けられている。この結果、吸水部材61は、こ
の吸水部材61の軸方向におけるホース体12側の一端側
が、この吸水部材61の軸方向における他端側に対して屈
曲している。この吸水部材61は、この手許操作部13内を
通過する吸込風に含まれる水分を吸い取る。
【0047】そして、掃除機本体1の集塵室47に図示し
ない集塵パックを取り付けた後、床ブラシ15、延長管1
4、および手許操作部13をそれぞれ連通接続させてホー
ス体12の基端側を掃除機本体1の本体吸込口11に連通接
続して電動送風機2を駆動させると、床ブラシ15の開口
部52から空気とともに塵埃が吸い込まれて吸込風とな
る。
【0048】このとき、たとえば使用者が誤って水分を
吸い込んだ際には、手許操作部13内に取り付けられた吸
水部材61にてこの吸込風が手許操作部13内を通過する際
に水分を吸い取る。
【0049】上述したように、上記第3の実施の形態に
よれば、集塵室47の吸込側である吸込風路16内の分割部
27の近傍に吸水部材61を取り付けるなど図1および図2
に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、こ
の図1および図2に示す実施の形態と同様の作用効果を
奏することができる。
【0050】また、吸水部材61を手許操作部13内に取り
付けたことにより、この手許操作部13に沿ってこの吸水
部材61が屈曲するため、電動送風機2の駆動による吸込
風がこの吸水部材61内を通過する際にこの屈曲した部分
に衝突するので、吸込風路16内に別個に屈曲部などを設
けて電動送風機2による吸込力を低下させることなく、
この吸込風に含まれる水分をより確実にこの吸水部材61
にて吸い取りできる。
【0051】さらに、使用者にて把持される手許操作部
13内に吸水部材61を取り付けたことにより、この手許操
作部13の把持部18を使用者が把持した状態でこの手許操
作部13と延長管14との接続を外してこの吸水部材61を容
易に取り外して乾燥できる。
【0052】なお、上記第3の実施の形態において、吸
水部材61は、床ブラシ15の屈曲部内、あるいはホース体
12内など、吸込風路16の屈曲する部分に取り付ければ、
手許操作部13内に取り付けた場合と同様の作用効果を奏
することができる。
【0053】また、上記各実施の形態をそれぞれ任意に
組み合わせて、吸込風に含まれる水分をより確実に吸い
取りさせてもよい。
【0054】さらに、吸水部材28,37,57,61をたとえ
ば紙などにて形成し、使い捨て可能にしてもよい。
【0055】そして、吸水部材28,37,57,61は、それ
ぞれ吸込風路16と一体に設けられていてもよい。
【0056】またさらに、集塵室47を、たとえば手許操
作部13の近傍など、本体吸込口11よりも吸込側に設け、
吸水部材28,37,57,61をこの集塵室47よりも先端側の
吸込風路16内に設けてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、電動送風機の駆動によ
り吸い込まれた空気に含まれる水分を吸い取る吸水部材
を集塵部の吸込側に連通される吸込風路内の少なくとも
一部に取り付けることにより、吸い込まれてしまった水
分から電動送風機を保護するとともに、吸水部材の取り
外しおよび乾燥を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1の実施の形態の一部
を示す断面図である。
【図2】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図3】本発明の電気掃除機の第2の実施の形態の一部
を示す断面図である。
【図4】本発明の電気掃除機の第3の実施の形態の一部
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 電動送風機 16 吸込風路 27,46 分割部 28,37,57,61 吸水部材 47 集塵部としての集塵室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を収容した掃除機本体と、 前記電動送風機の吸込側に連通されてこの電動送風機の
    駆動により空気とともに吸い込まれた塵埃が集塵される
    集塵部と、 この集塵部の吸込側に連通される吸込風路と、 この吸込風路内の少なくとも一部に設けられ前記電動送
    風機の駆動により吸い込まれた空気に含まれる水分を吸
    い取る吸水部材とを具備したことを特徴とした電気掃除
    機。
  2. 【請求項2】 吸水部材は、吸込風路内に着脱可能に取
    り付けられたことを特徴とした請求項1記載の電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】 吸込風路は、分割部を介して分割可能で
    あり、 吸水部材は、前記吸込風路内における分割部の近傍に取
    り付けられたことを特徴とした請求項1または2記載の
    電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188221A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機用吸込具
CN110522348A (zh) * 2019-09-30 2019-12-03 杭州财保科技有限公司 一种可拆卸的家用手持吸尘器的自动除水装置

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