JP2003339471A - ベンチ - Google Patents

ベンチ

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JP2003339471A
JP2003339471A JP2002152702A JP2002152702A JP2003339471A JP 2003339471 A JP2003339471 A JP 2003339471A JP 2002152702 A JP2002152702 A JP 2002152702A JP 2002152702 A JP2002152702 A JP 2002152702A JP 2003339471 A JP2003339471 A JP 2003339471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
bench
weight
water
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002152702A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kobayashi
務 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATO TATSUNAGA
Original Assignee
KATO TATSUNAGA
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C11/00Benches not otherwise provided for

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Special Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風や故意で転倒や移動することがなく安定性
に優れ、しかも据え付けや移設および撤去作業を簡単に
行うことのできるベンチを提供すること。 【解決手段】 座部7下方に水などを収容するタンク2
を設けたベンチ1を製作して、現場へ輸送して所定の場
所に据え付けした後、注入口3からタンク2に水などを
注入して重量を増加させることで安定性を確保でき、ま
たベンチ1を移設および撤去する際は、排出口4より水
を抜くことで再び軽量化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公園など公共の場
で使用されるベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】公園や歩道など大勢の人が行き交う公共
の場には、ベンチと呼ばれる長椅子が設置され、待ち合
わせや一時的な休息のために利用されている。ベンチは
野外で使用される場合が多く十分な耐久性が必要で、ま
た大腿部を支える座部や背中を支える背もたれ部は、汚
れが付着しにくいよう対策を取り、衣類と接触した際に
も被害を与えないことが望ましい。さらに着席時に不快
感を与えないよう、座部や背もたれ部の位置や角度およ
び材質などにも配慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ベンチの設置方法は多
様で、現地で型枠を組みコンクリートを流し込んで製作
する場合もあるが、通常は鋼材など金属製の板やパイプ
を加工して骨格と成るフレームを作り、座部や背もたれ
部と成る帯状の木材などをフレームに取り付ける構造が
最も普及している。この構造は工場で量産することが可
能で、完成後に現地に輸送して据え付けを行うため極力
軽量であることが望ましい。しかしベンチが軽量である
場合、強風のほか子供が背もたれ部の上に乗るなどで転
倒して人的物的被害を与える恐れがある。
【0004】このような問題はベンチの重量を大きくす
る、ベンチを支持する脚部の間隔を広げて安定性を増加
する、あるいはアンカーボルトを使用して地面に固定す
るなどの対策で解決できるものの、ベンチの重量を大き
くすると輸送や据え付けの際に作業性が悪くなり、また
コンクリートブロックなどの重りを使用する場合、座部
の裏側など限られた空間に取り付ける必要があり、作業
性が非常に悪い上に据え付け後に故意で重りを外される
こともある。また脚部の間隔を広げると周辺を通る人が
つまずく危険があり、花壇や車止めブロックなどに干渉
する場合があるなど設置が制約されやすい。アンカーボ
ルトは、地面がコンクリートなどで固められている場合
は問題ないものの、芝生や付き固められた土の上などで
は使用できず、また一度固定すると簡単には移動できな
い。
【0005】本発明はこうした実情を基に開発されたも
ので、風や故意で転倒や移動することがなく安定性に優
れ、しかも据え付けや移設および撤去作業を簡単に行う
ことのできるベンチの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】据え付け作業が簡単に行
える上、据え付け後は高い安定性を維持するには、請求
項1記載の発明のように、液体を収容するタンクを座部
の下方位置に備えているベンチが最適である。タンク内
の液体の量に応じてベンチの重量が変化するため、製造
時や輸送時はタンク内を空にすることで軽量化される
が、所定の位置に据え付けた際に水などの液体を注入し
て重量を増加させ、安定性を確保することができる。さ
らに据え付け後に移設したり撤去する場合は、タンクか
ら液体を抜き取り再び軽量化させることが可能である。
【0007】本発明のベンチは、大腿部の重量を受け止
める座部や、背中を受け止める背もたれ部や、座部や背
もたれ部を固定するフレームなどから構成され、これら
は従来と同様だが、タンクを備えている点が重要な特徴
である。なお本発明においては、背もたれ部を持たない
構造のほか、全体を一体成型した構造など、使用環境な
どに合わせた最適な形状を取り入れて良いが、タンクは
ベンチ本体と強固に結合されている必要がある。またタ
ンクが利用者の動作を阻害しないこと、および占有空間
を従来と同等に抑える必要があり、結果として設置場所
は座部と地面の間に限定される。
【0008】タンクとベンチは製造段階で一体化される
か、あるいは据え付け場所においてボルトなどで結合さ
れるが、タンクは単純な箱形状で体積の割には軽量でし
かも製造が簡単であり、ベンチ全体の重量は従来のもの
と大きな差はなく、費用の増加も限定的なものとなる。
タンク取り付けの例としては、ベンチを支えるフレーム
の構造を部分的に変えて、座部の下に枠状の支持部材を
組み、この上にタンクを置き双方間を断続的に溶接、あ
るいはボルトで固定するものや、また他の例としては、
タンクに脚の機能を兼用させて、この上にフレームを介
して座部や背もたれ部を固定するものも可能である。ベ
ンチが完成するとタンクは空の状態で据え付け場所まで
トラックに載せて移動して、所定の位置に降ろしてから
タンクに液体を注入する。
【0009】ベンチの安定性を確保するためタンクの容
量は大きい方が望ましく、仮に内部の寸法を長さ1.5
m,幅と高さ0.3mとした場合、130Kgの水を貯
えることが可能である。一般に重量が100Kgを越え
ると、複数の大人が力を合わせないと、持ち上げたり移
動させることはできず、風や子供の力に対して十分に抵
抗できる上、地面に近い位置にタンクを設置しており、
重心が低く安定性に優れている。なおタンクは、太陽光
中の紫外線を長期間浴びるなどの様々な外的要因に対し
て劣化せず、内部の水による腐食などにも耐えられるよ
う、ステンレス鋼板の溶接構造が最適である。
【0010】タンク内に注入する液体の種類は限定され
ないが、入手が簡単で安全性も問題のない水が最適であ
る。ベンチの設置場所は公園など、近隣に水道栓が確保
されていることが多く、仮に水道栓が存在しない場合
も、ポリタンクなどで輸送可能である。ただし水は気温
が下がると氷になり、また気温が上昇すると体積が増加
するため、タンクはこれらの変化に対応できる構造が要
求される。もしタンクが樹脂製であれば水の体積変化に
追従してタンクも一定の範囲で変形でき、また金属製で
あれば内部の圧力変化に抵抗できる。ただし水が凍結し
た際の圧力に耐えられない可能性があれば、不凍液など
を添加する場合もある。なお一部の不凍液は、不用意に
排出すると周辺環境に悪影響を与える危険があり、取り
扱いに注意を要するが、この問題を回避するため環境に
悪影響を与えない不凍液や添加剤の使用が望ましい。
【0011】請求項1記載の発明ではタンクの構造を特
に限定していないが、液体の蒸発を防止するため密閉構
造にする必要がある。そのため給排水を行うため、請求
項2記載の発明のように、タンクには液体を注入するた
めの注入口と、液体を排出するための排出口を備えてい
る必要がある。したがってタンク内の液体の流通は、上
部の注入口と底部の排出口を経由して行われ、注入口と
排出口のいずれも通常はキャップやプラグなどで塞がれ
ている。
【0012】注入口や排出口に取り付けられるキャップ
やプラグが汎用品の場合、簡単に着脱が可能であり、公
園の利用者などに発見されると興味本位で取り外される
恐れがある。したがって注入口や排出口は、目立たない
場所に設置すべきで、また着脱の際に特殊な工具を必要
とする四角頭付プラグや、六角穴付プラグなどの使用が
適している。より厳重な対策として塞ぎ板などでキャッ
プを覆い、外部から発見されにくい構造とすることも可
能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、背もたれ部8を持つベン
チ1の構造を示す斜視図で、基本的な外観は従来のもの
と同等で、大人3名が余裕で座れるよう約2mの長さを
有し、野外で使用されることを前提に腐食の少ない耐久
性に優れた材質を使用している。座部7や背もたれ部8
は、帯状の板材を複数平行に並べた構造で、雨水や落ち
葉などが堆積しないよう、板材の間には隙間が確保され
ている。二カ所に配置されたフレーム9により、座部7
と背もたれ部8は一体化され、人の重量など想定される
荷重に対して十分な強度を持ち、またフレーム9の底部
には、ボルト10を介して箱形状のタンク2が取り付け
られ、タンク2の底部が地面と接触するため安定性に問
題はない他、タンク2の側面には、注入口3と排出口4
が上下に並んで配置されている。なお図1(ロ)は、タ
ンク2単体の形状を示したもので、本来は(イ)のよう
に座部7などで覆い隠されている。
【0014】座部7と背もたれ部8は、着座時の快適性
を向上するため木質系やプラスチックス系の材料を使用
しており、金属のように座った瞬間、特有の冷たさを感
じることがなく、体重により数ミリ程度変形するため座
り心地に優れている。また座部7は雨水などを流れ落と
すため上面がわずかに傾斜しており、さらに撥水材を塗
布してあるため、汚れが雨水にとけ込んだ上で玉状にな
り、傾斜を滑り地面に落下する。タンク2はステンレス
鋼板を箱形状に組み立て、水漏れのないよう全周溶接が
行われており、夏期などの気温が高い際に内部の圧力が
上昇しても、十分に抵抗することが可能である。
【0015】図2(イ)はベンチ1の正面、(ロ)は右
側面、(ハ)はA−A断面形状を示し、約2mの長さで
図1と同形状である。タンク2は長さ1m,幅0.4
m,高さ0.3mでステンレス鋼板の厚さは約2mm、
単体の重量は約20Kg、容積は約110リットルで約
110Kgの水を貯えることができる。またベンチ1に
座った人の荷重はタンク2を経由して地面に伝達される
が、タンク2が閉じた箱形状で、しかも厚さが2mmも
確保されており強度上の問題は全くないほか、タンク2
の上面にはフレーム9を受け止めるプレートが設けら
れ、ここにボルト10を受け止める雌ネジが加工されて
おり、ベンチ1の組み立ては簡単である。なおボルト1
0の選定には、想定される外力を十分に検討する必要が
あり、タンク2とフレーム9が分離することは絶対に避
けるべきである。
【0016】タンク2の側面に設けられた注入口3およ
び排出口4は、ソケット5とプラグ6から構成されてお
り、ソケット5はタンク2の側面を貫通している。ソケ
ット5は、汎用品として販売されているもので中心に貫
通穴があり、貫通穴にはネジが加工されている。タンク
2は製造時に二カ所の穴加工が施されており、ここにソ
ケット5を差し込んで全周溶接を行い固定され、プラグ
6を取り付けると内部が密閉される。なおプラグ6は六
角穴付のものを使用し、対応する工具を持たないと着脱
は困難であり、またソケット5の内部に埋没するため子
供のいたずらで外れることはない。
【0017】ベンチ1の据え付けを行う場合、まず所定
の場所に置いた後、排出口4のプラグ6が緩んでいない
ことを確認してから注入口3のプラグ6を取り外し、ホ
ースなどをタンク2の内部に差し入れ水を注ぎ、満水に
なった時点でホースを抜き注入口3にプラグ6を取り付
ける。なおベンチ1を撤去するためタンク2の水を抜く
際は、排出口4のプラグ6を取り外すと同時に注入口3
のプラグ6も取り外してタンク2内部に空気を送る必要
がある。なお図2に示す注入口3や排出口4の構造は実
施形態の一例に過ぎず、これに限定されることはない。
【0018】本発明によるベンチ1は、着席人数や背も
たれ部8の有無などに応じて多彩な形態が可能で、また
座部7や背もたれ部8やフレーム9は、合成樹脂を素材
として一体成型する場合もある。図3に示す形態はいず
れも一人掛けで、タンク2の上部に座部7が直接載せら
れ、フレーム9が省略されている。(イ)と(ロ)は背
もたれ部8を持つ形式で、注入口3と排出口4は背面に
設けられ、目に付きにくいよう配慮されている。また
(ハ)と(ニ)は背もたれ部8を持たず、座部7だけの
簡単な構造で、注入口3と排出口4はタンク2底面に設
置され、通常は全く目に付くことはない。なおこの場
合、タンク2に水を入れた状態で風により移動すること
はないが、大人が力を合わせると移動可能で、水の出し
入れの際にはベンチ1を転倒させる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明により、ベンチにタ
ンクを設けることで、この内部に貯えられる水など液体
の量に応じて重量を一定の範囲で自在に調整できるた
め、輸送や据え付けの際は軽量化して作業効率を高めら
れるほか、据え付け後は液体の重量により極めて高い安
定性を確保することができる。
【0020】請求項2記載の発明により、タンク内部に
液体を流通させるための注入口や排出口が装備されるた
め、タンクを密閉化することが可能となり、液体の蒸発
などによる散逸を防止できるほか、液体をタンクから簡
単に抜くことができるためベンチの撤去作業も効率的に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)(ロ) 本発明によるベンチの一例を示す斜視図で、(イ)は全
体形状を、(ロ)はタンク単体の形状を示す。
【図2】(イ)(ロ)(ハ) 本発明によるベンチの一例で、(イ)は正面図、(ロ)
は右側面図、(ハ)はA−A部の断面図である。
【図3】(イ)(ロ)(ハ)(ニ) 本発明によるベンチの一例を示す斜視図で、(イ)と
(ロ)は一人掛けで背もたれ部を持つ形式で、(イ)は
正面寄りから見たもの、(ロ)は背面寄りから見たもの
である。また(ハ)と(ニ)は一人掛けで座部だけを持
つ形式で、(ハ)は正面寄りから見たもの、(ニ)は底
面寄りから見たものである。
【符号の説明】
1 ベンチ 2 タンク 3 注入口 4 排出口 5 ソケット 6 プラグ 7 座部 8 背もたれ部 9 フレーム 10 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容するタンク(2)を座部
    (7)の下方位置に備えていることを特徴とするベン
    チ。
  2. 【請求項2】 前記タンク(2)には、液体を注入する
    ための注入口(3)と、液体を排出するための排出口
    (4)を備えていることを特徴とする請求項1記載のベ
    ンチ。
JP2002152702A 2002-05-27 2002-05-27 ベンチ Pending JP2003339471A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137293A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Moon Hwan Park 野外ベンチ用ウレタン成形パネル及びその製造方法
JP2017221673A (ja) * 2011-10-07 2017-12-21 ウォルスタッド・ミラー,トニア 水その他の材料の一体的に貯蔵する家具
RU199530U1 (ru) * 2020-03-11 2020-09-07 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Казанский государственный архитектурно-строительный университет" (КазГАСУ) Скамейка с-образной формы, изготовленная на 3d-принтере
RU211130U1 (ru) * 2021-09-01 2022-05-23 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования «Казанский государственный архитектурно-строительный университет» (КазГАСУ) Облегченная скамейка с-образной формы для благоустройства городских пространств, изготовленная на 3d-принтере

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