JP2003337829A - 端末装置、サーバ、および、プログラム - Google Patents

端末装置、サーバ、および、プログラム

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JP2003337829A
JP2003337829A JP2002144812A JP2002144812A JP2003337829A JP 2003337829 A JP2003337829 A JP 2003337829A JP 2002144812 A JP2002144812 A JP 2002144812A JP 2002144812 A JP2002144812 A JP 2002144812A JP 2003337829 A JP2003337829 A JP 2003337829A
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Katsuhiko Kondo
克彦 近藤
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Takumi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、個人の生活環境や人生設計
を鑑みた最適な情報を個人に提供すると共に、個人の人
生設計などに対する情報検索の余地や考察の余地を示唆
し、長期にわたって個人の生活を支援することである。 【解決手段】 イベント管理部34は、人生におけるイ
ベントの発生時期と、そのイベントに関わる金銭の額を
イベントDB35に記憶する。検索処理部38は、イベ
ントDB35に記憶されたイベントの発生時期が到来す
ると、個人情報DB33や通信履歴DB39に記憶され
た情報に基づいて、該当するイベントに関わる情報を検
索するための検索条件を生成して検索サーバ2に送信す
る。また、シミュレーション部40は、金銭情報DB3
7に記憶された利用者の所持金の時間変動について、イ
ベントDB35に記憶された情報を基に演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個々人が想定する
人生設計に基づいて必要な情報を提供し、また、不測の
事態に備えるために人生シミュレーションを行う、端末
装置、サーバ、および、プログラムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、コンピュータネットワークに
よる情報通信手段が普及し、個人が手軽に多くの情報を
収集できるようになった。ネットワークを介して情報を
入手する一般的な方法は、個人が端末から所望の情報を
有する装置にアクセスして、情報提供を依頼する。依頼
を受けた装置は、指定された情報を読み出して該当する
端末に送信する。このように、情報を有する装置に対し
て「要求」し、また要求された装置が「応答」すること
で、情報交換が成される。
【0003】すなわち、ネットワークを介して情報を入
手するためには、利用者が、予め所望の情報を有する装
置(サーバ)の存在や、アドレス、情報名などを承知し
ておく必要がある。ところが、コンピュータネットワー
クでは、どの装置でも情報源となり得、また、複数の情
報を発信することができる。言い換えれば、情報発信源
となる装置の数や送信可能な情報の数は無数にあり、い
ずれの装置にいずれの情報が保有されるかについて個人
が把握することは不可能に近い。
【0004】そこで、膨大な情報の中から特定の情報を
抽出するための検索エンジンが多く開発・実用化されて
いる。この検索エンジンを利用することによって、利用
者は、その情報の存在について未知と既知とに拘わら
ず、端末を用いて所定の装置に情報提供の「要求」を送
信することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワーク通
信によれば、個人が自ら情報を収集しない限り、その個
人のニーズに適合した情報が自動的に提供されることは
なかった。例えば、従来においても、個人が予め何らか
のメーリングリストやホームページに登録することで、
所定の情報が提供されるといったシステムは数多く存在
する。しかし、これらの多くは、特定・不特定多数の情
報を受信者の生活背景に拘わらず一方的に送信するもの
であり、必ずしもその時その瞬間の個人の境遇に適合し
た情報を提供するものではなかった。中には、性別や年
齢などのカテゴリに応じて送信する情報内容を選別して
個人に提供するものもあるが、更に個人の生活環境にま
で掘り下げて必要な情報を的確に選定して提供するもの
はなかった。
【0006】また、本発明の背景には、ネットワーク上
に様々な情報が存在しているにもかかわらず、それらの
膨大な情報を活用して、個人の生活を一生にわたって支
援するような総合的な情報を提供するシステムが存在し
ないことにある。また、個人がそれと気づく前に、特定
の情報について検索したり、プランを考察したりする余
地・必要性を個人に示唆するようなシステムも存在しな
かった。
【0007】本発明の課題は、個人の生活環境や人生設
計を鑑みた最適な情報を個人に提供すると共に、個人の
人生設計などに対する情報検索の余地や考察の余地を示
唆し、長期にわたって個人の生活を支援することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
検索条件に基づいて情報を検索する検索サーバと通信回
線を介して接続される端末装置において、利用者入力に
応答して、人生におけるイベントと、その発生時期と、
を対応付けて設定する設定手段(例えば、図3に示すイ
ベント管理部34)と、日時を計時する計時手段(例え
ば、図3に示すイベント管理部34)と、前記設定手段
により設定された前記発生時期が到来する際、当該発生
時期に対応するイベントに関する情報を検索するための
検索条件を生成する検索条件生成手段(例えば、図3に
示す検索処理部38;図21に示す自動検索処理)と、
前記検索条件生成手段により生成された検索条件を前記
検索サーバに送信し、また、前記検索サーバから検索結
果を受信する通信手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】また、請求項7記載の発明は、端末装置と
通信回線を介して接続されるとともに、所定のデータベ
ース(例えば、図29に示す情報DB411)を具備ま
たは通信回線を介して接続可能に構成されるサーバ(例
えば、本実施の形態における検索サーバ2)において、
前記端末装置から受信する情報に基づいて、人生におけ
るイベントと、発生時期と、を対応付けて設定する設定
手段(例えば、図29に示すイベント管理部404)
と、日時を計時する計時手段(例えば、図3に示すイベ
ント管理部404)と、前記設定手段により設定された
前記発生時期が到来する際、当該発生時期に対応するイ
ベントに関する情報を検索するための検索条件を生成す
る検索条件生成手段(例えば、図29に示す検索条件生
成部408)と、前記検索条件生成手段により生成され
た検索条件に基づいて情報を前記データベースから検索
し、検索結果を前記端末装置に送信する手段(例えば、
図29に示すサーチエンジン410)と、を備えること
を特徴とする。
【0010】請求項11記載の発明は、検索条件に基づ
いて情報を検索する検索サーバと通信回線を介して接続
される端末装置に対して、利用者入力に応答して、人生
におけるイベントと、その発生時期と、を対応付けて設
定する設定手段(例えば、図3に示すイベント管理部3
4)と、日時を計時する時計手段(例えば、図3に示す
イベント管理部34)と、前記設定手段により設定され
た前記発生時期が到来する際、当該発生時期に対応する
イベントに関する情報を検索するための検索条件を生成
する検索条件生成手段(例えば、図3に示す検索処理部
38)と、前記検索条件生成手段により生成された検索
条件を前記検索サーバに送信し、また、前記検索サーバ
から検索結果を受信する通信手段と、を機能させること
を特徴とするプログラムである。
【0011】ここで、人生におけるイベントとは、例え
ば、人生における行事や催し、行為を含む意であり、例
えば、学校への入学・卒業、就職・転職、結婚、出産、
といった比較的大きなイベントから、車や家などの購
入、運動会、花見、海外旅行、などといった比較的時間
的要素の短いイベントまで、あらゆる行為・行動を含
む。また、物を購入した際の支払いや、ローン・分割払
いなどの金銭の支払いなどの行為、あるいは、給料日や
ボーナス日、お小遣い日などの行事をイベントに含めて
もかまわない。
【0012】この請求項1、7、11に記載の発明によ
れば、端末装置、あるいは、サーバは、利用者入力に応
答して設定したイベントとその発生時期について、発生
時期が到来すると自動的にそのイベントに関連する情報
を検索する。すなわち、利用者は、イベントとその発生
時期さえ設定すれば、必要な情報が必要なときに自動的
に検索されて閲覧することができる。また、例えば、イ
ベントの発生時期よりも若干早めに情報を検索するよう
に設定すれば、利用者に対してイベントの発生時期の到
来が間近であることを知らせる機能としても利用するこ
とができる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、検索条件に
基づいて情報を検索する検索サーバと通信回線を介して
接続される端末装置において、利用者の所持金を記憶す
る記憶手段(例えば、図3に示す金銭情報DB37)
と、利用者入力に応答して、人生におけるイベントと、
その発生時期と、を対応付けて設定する設定手段(例え
ば、図3に示すイベント管理部34)と、仮想日時を計
時する計時手段(例えば、図3に示すシミュレーション
部40)と、前記設定手段により設定されたイベントに
関わる金銭の額を設定する手段(例えば、図3に示すイ
ベント管理部34)と、仮想日時が、前記設定手段によ
り設定された前記発生時期に到達した際、当該発生時期
に対応するイベントに関わる金銭の額を、前記利用者の
所持金に対して加算若しくは減算することで、時間経過
に対する前記利用者の所持金の変化を演算する演算手段
(例えば、図3に示すシミュレーション部40)と、仮
想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時期
に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関す
る情報を検索するための検索条件を生成する検索条件生
成手段(例えば、図3に示す検索処理部38)と、前記
検索条件生成手段により生成された検索条件を前記検索
サーバに送信し、また、前記検索サーバから検索結果を
受信する通信手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項8記載の発明は、端末装置と
通信回線を介して接続されるとともに、所定のデータベ
ース(例えば、図29に示す情報DB411)を具備ま
たは通信回線を介して接続可能に構成されるサーバにお
いて、前記端末装置の利用者の所持金を記憶する記憶手
段(例えば、図29に示す金銭情報DB407)と、前
記端末装置から受信する情報に基づいて、人生における
イベントと、その発生時期と、を対応付けて設定する設
定手段(例えば、図29に示すイベント管理部404)
と、仮想日時を計時する計時手段(例えば、図29に示
すシミュレーション部409)と、前記設定手段により
設定されたイベントに関わる金銭の額を設定する手段
(例えば、図29に示すイベント管理部404)と、仮
想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時期
に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関わ
る金銭の額を、前記利用者の所持金に対して加算若しく
は減算することで、時間経過に対する前記利用者の所持
金の変化を演算する演算手段(例えば、図29に示すシ
ミュレーション部409)と、仮想日時が、前記設定手
段により設定された前記発生時期に到達した際、当該発
生時期に対応するイベントに関する情報を検索するため
の検索条件を生成する検索条件生成手段(例えば、図2
9に示す検索条件生成部408)と、前記検索条件生成
手段による検索条件に基づいて情報を検索し、その検索
結果を前記端末装置に送信する手段(例えば、図29に
示すサーチエンジン410)と、を備えることを特徴と
する。
【0015】また、請求項12記載の発明は、検索条件
に基づいて情報を検索する検索サーバと通信回線を介し
て接続される端末装置に対して、利用者の所持金を記憶
する記憶手段(例えば、図3に示す金銭情報DB37)
と、利用者入力に応答して、人生におけるイベントと、
その発生時期と、を対応付けて設定する設定手段(例え
ば、図3に示すイベント管理部34)と、仮想日時を計
時する時計手段(例えば、図3に示すシミュレーション
部40)と、前記設定手段により設定されたイベントに
関わる金銭の額を設定する手段(例えば、図3に示すイ
ベント管理部34)と、仮想日時が、前記設定手段によ
り設定された前記発生時期に到達した際、当該発生時期
に対応するイベントに関わる金銭の額を、前記利用者の
所持金に対して加算若しくは減算することで、時間経過
に対する前記利用者の所持金の変化を演算する演算手段
(例えば、図3に示すシミュレーション部40)と、仮
想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時期
に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関す
る情報を検索するための検索条件を生成する検索条件生
成手段(例えば、図3に示す検索処理部38)と、前記
検索条件生成手段により生成された検索条件を前記検索
サーバに送信し、また、前記検索サーバから検索結果を
受信する通信手段と、を機能させることを特徴とするプ
ログラムである。
【0016】この請求項2、8、12に記載の発明によ
れば、端末装置、あるいは、サーバは、利用者入力に応
答してイベントの発生時期を設定し、また、イベントに
関わる金銭の額を設定する。そして、時間経過に対する
利用者の所持金の変化についてシミュレーション(演
算)を行う。すなわち、仮想日時を計時して、仮想日時
がイベントの発生時期に到達すると、対応するイベント
の金銭額を、利用者の所持金に対して減算または加算す
る。したがって、利用者は、時間軸に沿ってイベントの
発生時期を指定することで人生設計を行うと共に、時間
経過に伴う所持金の動向をシミュレーションによって見
ることができる。このとき、シミュレーションの結果に
ついて不都合があれば、利用者は、計画を立て直した
り、今後の自分の行動(消費生活)について考え直した
り、といった行為をすることとなり、利用者の消費生
活、人生設計などの支援をすることができる。
【0017】また、端末装置またはサーバは、仮想日時
がイベントの発生時期に到達した際に、そのイベントに
関連する情報を検索する。したがって、利用者は、所持
金の変化についてシミュレーションをした折、気になる
点がある場合には、各イベントについて検索された結果
を閲覧して、更により良い人生設計を考察することがで
きる。すなわち、利用者が人生設計を立てるにあたる、
より良い環境を提供することができる。
【0018】また、請求項3記載の発明のように、請求
項2に記載の端末装置において、前記検索条件生成手段
は、仮想日時が、前記設定手段により設定された前記発
生時期に到達した際、前記演算手段による演算結果が所
定条件を満たす場合に、当該発生時期に対応するイベン
トに関する情報を検索するための検索条件を生成するこ
ととしてもよい。
【0019】また、請求項9記載の発明のように、請求
項8に記載のサーバにおいて、前記検索条件生成手段
は、仮想時間が、前記設定手段により設定された前記発
生時期に到達した際、前記演算手段による演算結果が所
定条件を満たす場合に、当該発生時期に対応するイベン
トに関する情報を検索するための検索条件を生成するこ
ととしてもよい。
【0020】この請求項3または9に記載の発明によれ
ば、検索条件設定手段は、仮想時間が発生時期に到達
し、且つ、演算結果が所定の条件を満たす場合にのみ、
イベントに関する情報を検索する。したがって、例え
ば、複数のイベントについて設定した場合であっても、
その全てについて情報検索することなく、必要と予測さ
れる情報のみを検索して利用者に提供することができ
る。例えば、利用者の所持金がマイナスになる場合に情
報を検索するように設定すれば、赤字の原因(イベン
ト)を自動的に割り出して関連する情報を検索し、利用
者に提供することができる。
【0021】また、請求項4記載の発明のように、請求
項1から3のいずれかに記載の端末装置において、利用
者入力に応答して、前記利用者の経歴、身元、環境、思
考形態、趣味・趣向、の少なくとも1つの情報を登録す
る登録手段(例えば、図3に示す個人情報管理部32)
を更に備え、前記検索条件生成手段が、前記登録手段に
より登録された情報に基づいて検索条件を生成するよう
にしてもよい。
【0022】また、請求項10記載の発明のように、請
求項7から9のいずれかに記載のサーバにおいて、前記
端末装置から受信する情報に基づいて、当該端末装置の
利用者の経歴、身元、環境、思考形態、趣味・趣向、の
少なくとも1つの情報を登録する登録手段(例えば、図
29に示す個人情報管理部402)を更に備え、前記検
索条件生成手段が、前記登録手段により登録された情報
に基づいて検索条件を生成するようにしてもよい。
【0023】この請求項4または10に記載の発明によ
れば、検索条件生成手段が、利用者の経歴や身元、環
境、思考形態、趣味・趣向などの情報に基づいて検索条
件を生成する。したがって、イベントについて自動的に
情報を検索する際、無闇に多量の情報を検索して利用者
に提供するのではなく、利用者のニーズに合った最適な
情報を利用者に提供することができる。
【0024】また、請求項5記載の発明のように、請求
項1から3のいずれかに記載の端末装置において、利用
者入力に応答して、前記利用者の経歴、身元、環境、思
考形態、趣味・趣向、の少なくとも1つの情報を登録す
る登録手段(例えば、図3に示す個人情報管理部32)
と、前記通信手段により前記検索サーバから受信した検
索結果について、前記登録手段により登録された情報に
基づいて絞り込みを行う手段(例えば、図3に示す検索
処理部38)と、を更に備えることとしてもよい。
【0025】この請求項5に記載の発明によれば、端末
装置は、検索サーバから受信した検索結果について、利
用者の経歴や身元、環境、思考形態、趣味・趣向などの
情報に基づいて絞り込みをすることができる。すなわ
ち、イベントに関する情報を検索した場合において、検
索サーバから膨大な検索結果を受信した場合であって
も、利用者の個性や性格、生活環境などに合わせて絞り
込みを行い、利用者の希望に適う情報のみを提供するこ
とができる。
【0026】また、請求項6記載の発明は、端末装置と
通信回線を介して接続されるサーバにおいて、前記端末
装置の利用者の所持金を記憶する記憶手段(例えば、図
29に示す金銭情報DB407)と、前記端末装置から
受信する情報に基づいて、人生におけるイベントと、そ
の発生時期と、を対応付けて設定する設定手段(例え
ば、図29に示すイベント管理部404)と、仮想日時
を計時する計時手段(例えば、図29に示すシミュレー
ション部409)と、前記設定手段により設定されたイ
ベントに関わる金銭の額を設定する手段(例えば、図2
9に示すイベント管理部404)と、仮想日時が、前記
設定手段により設定された発生時期に到達した時、当該
発生時期に対応するイベントに関わる金銭の額を、前記
利用者の所持金に対して加算若しくは減算することで、
時間経過に対する前記利用者の所持金の変化を演算する
演算手段(例えば、図29に示すシミュレーション部4
09)と、前記演算手段による演算結果を前記端末装置
に対して送信する手段と、を備えることを特徴とする。
【0027】この請求項6に記載の発明によれば、サー
バは、イベントの発生時期、および、イベントに関わる
金銭の額を設定する。そして、時間経過に対する利用者
の所持金の変化についてシミュレーション(演算)を行
う。すなわち、仮想日時を計時して、仮想日時がイベン
トの発生時期に到達すると、対応するイベントの金銭額
を、利用者の所持金から減算または、所持金に加算す
る。したがって、利用者は、時間軸に沿ってイベントの
発生時期を指定することで人生設計を行うと共に、時間
経過に伴う所持金の動向をシミュレーションによって見
ることができる。このとき、シミュレーションの結果に
ついて不都合があれば、利用者は、計画を立て直した
り、不都合を発生させた原因について情報を検索した
り、といった行為をすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について、図面を参照して説明する。本発明の特徴は、
パーソナルコンピュータや携帯小型端末など(以下、単
にコンピュータという)の使用環境を利用者の性格や生
活背景などに合わせて最適化することで、利用者の社会
生活を支援することである。換言すれば、利用者がコン
ピュータを用いて情報を検索したり、スケジュールを立
てるときの刹那的な目的を満たすだけでなく、利用者の
一生(人生)スケールで情報収集や個人情報の管理など
を総合的に行う。
【0029】具体的には、ネットワーク上から情報を検
索する際、利用者により入力されたキーワードをそのま
ま用いて検索するのではなく、利用者の個人情報や通信
履歴に基づいて自動的に検索条件を生成し、利用者の好
みや性格にあった情報を検索する。また、利用者の指示
に応答して情報を検索するだけでなく、利用者の人生に
おいて必要と予測される情報を自動的に検索して利用者
に提供する。更に、本実施の形態では、利用者により設
定された人生設計や購入計画、金銭状況などに基づい
て、利用者の資産動向についてシミュレーションする。
【0030】なお、以下では、検索サーバと端末装置と
からなる情報提供システムによって本発明を実現する場
合を例に説明するが、本発明の適用については以下の方
法に限定する必要はない。また、検索サーバとは、ネッ
トワーク上のあらゆる情報をデータベース(DB)に蓄
え、端末装置からの要求に応答して適宜必要な情報を検
索し、端末装置に提供する機能を有するものである。一
方、端末装置は、利用者により操作されるものであっ
て、検索サーバから受信した情報や利用者の入力指示に
応答して画面表示を行うものである。
【0031】図1は、情報提供システムの接続形態の一
例を示す図である。同図によれば、情報提供システム1
は、検索サーバ2と、端末装置3−1〜3−3(以下、
単に端末装置3という)と、サーバ4−1〜4−3(以
下、単にサーバ4という)と、ネットワーク5とから構
成され、検索サーバ2、端末装置3、サーバ4が、ネッ
トワーク5を介して接続されている。なお、サーバ4
は、ネットワーク5を介して接続される各装置からの要
求に応答して情報を提供するものである。以下では、サ
ーバ4をサイトともいう。
【0032】検索サーバ2は、ディスプレイ2a、キー
ボード2b、マウス2c、検索サーバ本体2d、とから
構成されている。検索サーバ本体2dは、ネットワーク
5を介して入力される端末装置3からの要求に応答し
て、各種処理を実行したり、要求された情報を検索した
りし、更に、必要に応じて処理結果や検索結果を端末装
置3に送信する。なお、検索サーバ2の管理者は、ディ
スプレイ2aを見ながらキーボード2bやマウス2cを
用いて検索サーバ2の設定やデータ入力等の操作を行
う。
【0033】一方、端末装置3は、ディスプレイ3a、
キーボード3b、マウス3c、端末装置本体3dとから
構成されている。端末装置本体3dは、検索サーバ2と
通信を行ったり、検索サーバ2から受信する情報やキー
ボード3bやマウス3cから入力される情報に基づいて
各種処理を実行し、その処理結果をディスプレイ3aに
表示するための処理を行う。なお、端末装置3の利用者
は、ディスプレイ3aを見ながらキーボード3bやマウ
ス3cを操作して、個人情報や人生設計、購入計画など
を入力したり、情報検索の指示を入力したり、シミュレ
ーションの実行指示を入力したりする。
【0034】図2は、端末装置3のディスプレイ3aに
表示するメニュー画面10の一例を示す図である。同図
によれば、メニュー画面10には、画面の縁近傍に0歳
から70歳までの年齢の経年がコの字形の図形として表
されている。また、20歳時点に顔型マーク10aが表
示され、利用者の年齢が現在20歳であることが示され
ている。また、画面の中央近傍には、「人生設計」、
「購入計画」、「家計簿」、「シミュレーション」、
「情報検索」、「案内閲覧(未読・既読)」、「個人情
報設定」といった文字が表示されている。利用者は、マ
ウス3c等によりこれらの文字を選択することができ
る。例えば、利用者が「人生設計」を選択した場合に
は、人生におけるイベントの時期および内容について利
用者が設定するための画面に移行する。また、画面の下
方には、「未読案内3件」と描かれた枠が表示されてい
る。すなわち、利用者が未だ閲覧していない情報が3件
存在することを示している。
【0035】ところで、利用者により入力された個人情
報や金銭情報などを管理したり、自動的に検索条件を生
成したり、利用者の入力指示に応答してシミュレーショ
ンを実行したりする装置は、端末装置3であっても良い
し、検索サーバ2であっても良い。あるいは、端末装置
3と検索サーバ2とが処理を分担して行っても良い。以
下では、第1の実施形態にて、端末装置3が情報管理、
検索条件の生成、シミュレーション、といった各種処理
を実行する場合について説明し、第2の実施形態にて、
情報管理、検索条件の生成、シミュレーション、といっ
た各種処理を検索サーバ2が実行する場合を例に説明す
る。
【0036】(第1の実施形態)以下に、本発明の第1
の実施形態について説明する。まず機能について詳細に
説明する。図3は、本第1の実施形態における検索サー
バ2と端末装置3の機能構成を説明するための図であ
る。同図によれば、検索サーバ2は、サーチエンジン2
0とデータベース(情報DB21)とを有する。ここ
で、サーチエンジン20とは、端末装置3から入力され
る検索指示に従って目的の情報を情報DB21から検索
したり、情報DB21に蓄積される情報を管理するシス
テムである。また、情報DB21には、ネットワーク5
を介して接続されるサーバ4の情報(すなわち、サイト
情報)が複数記憶される他、管理者によって入力された
情報や、他のサーバ4から受信した情報が記憶される。
例えば、特定の企業の情報が記憶されたり、管理者が入
力するトピックスなどを記憶しても良い。
【0037】なお、サーチエンジンによる検索方法は、
従来に知られた如何なる方法であってもかまわない。例
えば、インターネット上の情報を検索する際には、ディ
レクトリー型サーチエンジンや、ロボット型サーチエン
ジンなどがよく知られている。検索サーバ2のサーチエ
ンジン20は、これらのいずれであってもよいし、それ
以外のものであっても、ネットワーク5上から情報を検
索するものであれば、如何なる物であってもかまわな
い。
【0038】なお、ディレクトリー型では、サイト情報
が、カテゴリ毎に分類されてデータベースに記憶されて
いる。一般に、カテゴリは階層構造を有する場合が多
く、利用者は、上層のカテゴリから順に最下層のカテゴ
リまで選択を進める。検索サーバ2は、最下層のカテゴ
リが選択されると、そのカテゴリに属するサイト情報を
利用者に対して提供する。このとき、最下層のカテゴリ
に属するサイト数が多い場合には、一般に利用者は、検
索条件を指定して、その最下層のカテゴリの中から所望
の情報を検索させている。
【0039】一方、ロボット型では、検索ロボットと呼
ばれる検索プログラムが、定期的にネットワーク5上を
巡回して自動的にサイト情報を収集し、データベースに
記憶する。サイト情報を検索する際には、利用者により
指定されたキーワードや条件に一致若しくは類似する情
報を有するサイトをデータベースの中から抽出して、利
用者に提供している。
【0040】端末装置3は、入力部30と、表示部31
と、個人情報管理部32と、個人情報DB33と、イベ
ント管理部34と、イベントDB35と、金銭管理部3
6と、金銭情報DB37と、検索処理部38と、通信履
歴DB39と、シミュレーション部40と、を有する。
以下に、各機能部について説明する。
【0041】まず、入力部30について説明する。入力
部30は、利用者により入力された情報を判定する機能
部である。すなわち、入力部30は、図1に示した端末
装置3のキーボード3bやマウス3cといった入力手段
から入力される情報を解析し、いずれの機能部によって
処理される情報かについて判断する。
【0042】表示部31について説明する。表示部31
は、図1に示した端末装置3のディスプレイ3aに表示
するための画像を生成する機能部である。すなわち、表
示部31は、端末装置3の各機能部により処理された結
果に基づいて画像を生成し、ディスプレイ3aに表示す
る処理を行う。具体的には、入力部30の処理結果、個
人情報管理部32の処理結果、イベント管理部34によ
る処理結果、金銭管理部36による処理結果、検索処理
部38による処理結果、シミュレーション部40による
処理結果、などに基づいて画像を生成してディスプレイ
3aに表示する。また、検索サーバ2から検索結果を受
信した場合には、その検索結果を利用者に閲覧させるた
めの画像を生成してディスプレイ3aに表示する。
【0043】個人情報管理部32について説明する。個
人情報管理部32とは、個人情報を記憶するデータベー
ス(個人情報DB33)を管理する機能部である。すな
わち、必要に応じて個人情報DB33から情報を読み出
したり、個人情報DB33に情報を書き込んだりする。
個人情報DB33には、利用者のIDやクレジットカー
ドの番号、住所、電話番号などの身元情報や、性別、血
液型、趣味・趣向、嗜好、現在勤める会社名、学校名、
塾などの現在の利用者の状況や、過去に卒業した小学
校、中学校、高校、大学、出生地、生年月日といった履
歴などが記憶される。
【0044】図4は、個人情報DB33の格納形式の一
例を示す図である。同図によれば、個人情報DB33に
は、カテゴリ名と、入力された情報の項目と、内容と、
がそれぞれ対応付けて記憶されている。このように、個
人情報管理部32は、利用者により入力された情報につ
いて、カテゴリに分類すると共に、項目と対応付けて個
人情報DB33に記憶する。また、個人情報管理部32
は、他の機能部による処理過程にて個人情報が必要とな
った場合には、要求されるカテゴリや項目に基づいて個
人情報DB33から情報を読み出す処理を行う。
【0045】なお、個人情報をカテゴリに分類したり、
名称を設定する処理は、利用者の入力指示に基づいて行
っても良いし、プログラムに従って自動的に行っても良
い。プログラムに基づいて行う方法としては、例えば、
個人情報を登録するための入力画面を表示し、その入力
画面に対する個人情報の入力に基づいてカテゴリや名称
を決定したり、個人情報に含まれるキーワードを基に分
類しても良い。
【0046】イベント管理部34について説明する。イ
ベント管理部34は、主にイベント情報を記憶するデー
タベース(イベントDB35)を管理する機能部であ
る。すなわち、利用者により入力された情報をイベント
DB35に登録したり、利用者入力に応答してイベント
DB35内の情報を更新したり、他の機能部による処理
過程にて必要になった情報をイベントDB35から読み
出したりする。また、必要に応じてイベントDB35に
記憶されたイベント情報を自動的に読み出して、その読
み出したイベントに関連する情報を検索処理部38に検
索させる機能(自動呼出し機能)を有する。
【0047】ここで、イベントとは、人生における行事
や催し、行為を含む意であり、例えば、学校への入学・
卒業、就職・転職、結婚、出産、といった比較的大きな
イベントから、車や家などの購入、運動会、花見、海外
旅行、などといった比較的時間的要素の短いイベントま
で、あらゆる行為・行動を含む。
【0048】なお、イベント管理部34は、図2に示し
たメニュー画面10にて、利用者により「人生設計」が
選択された場合と、「購入計画」が選択された場合とで
それぞれ異なる格納形式で情報を記憶する。
【0049】まず、「人生設計」が選択された場合の処
理について説明する。図5は、メニュー画面10にて、
「人生設計」が選択された場合における、入力画面10
0の一例を示す図である。同図によれば、入力画面10
0には、既に設定されたイベントを表示するための時間
表101と、これから設定するイベント名を入力するた
めの入力領域102と、そのイベントの発生時期あるい
は期間を入力するための入力領域103と、そのイベン
トが周期的に発生するものである場合にその発生周期を
指定するための入力領域104と、が表示されている。
【0050】また、入力画面100の左側には、イベン
ト表示欄106が表示されている。イベント表示欄10
6には人生における一般的なイベントが表示されてい
る。利用者がマウス3cによりイベント表示欄106に
表示されたイベントを選択すると、表示部31は、イベ
ント名の入力領域102に選択されたイベント名を表示
する。また、画面右下には、コメント入力欄105が表
示されており、利用者がイベントに関連する事項を自由
に入力できる形態になっている。
【0051】時間表101には、画面に対して横方向に
一本の直線101aが描かれている。係る直線101a
は、時間軸を示しており、左端がゼロ歳時を示し、右端
が平均寿命を示している。また、時間表101には、時
間軸101aに沿って、既に設定されたイベント名、各
イベントの発生時期(年月日)、その時期における利用
者の年齢がそれぞれ表示されている。すなわち、イベン
トDB35は、メニュー画面10にて「人生設計」が選
択されると、時間表101を生成するために必要な情報
をイベントDB35から読み出す処理を行う。利用者
は、この時間表101を見ながら、新たに追加するイベ
ントを考察して入力することとなる。
【0052】イベント管理部34は、利用者により入力
されたイベント情報について、利用者から登録する指示
が入力されると、そのイベント情報を時間表101に追
加表示すると共に、イベントDB35内の人生設計情報
35aに追加登録する。
【0053】図6は、人生設計情報35aの格納形式の
一例を示す図である。同図によれば、人生設計情報35
aには、イベントの発生日時(期日・期間・周期など)
と、そのイベントの発生日時における利用者の年齢と、
イベント名と、コメントとがそれぞれ対応付けて記憶さ
れている。利用者の年齢については、イベント管理部3
4が、個人情報DB33に登録された利用者の生年月日
と、イベントの発生時期とに基づいて計算して、該当す
る欄に書き込む。
【0054】続いて、「購入計画」が選択された場合の
処理について説明する。図7は、メニュー画面10に
て、「購入計画」が選択された場合における、購入計画
入力画面110の一例を示す図である。同図によれば、
購入計画入力画面110には、人生設計を表示するため
の時間表111と、購入希望対象を入力するための入力
領域112と、希望購入価格を入力するための入力領域
113と、希望購入期日を入力するための入力領域11
4と、支払い方法を指定するための領域115と、コメ
ントを入力するための入力領域116とがそれぞれ表示
されている。利用者は、マウス3c等により入力する項
目(入力領域)を指定し、希望の事項をキーボード3b
によって入力する。
【0055】時間表111は、図5に示した時間表10
1と同様に、時間軸111aと、既に設定されたイベン
ト名や購入計画と、イベントの時期・購入希望時期と、
利用者の年齢とがそれぞれ対応付けて表示されている。
すなわち、イベント管理部34は、図2に示したメニュ
ー画面10にて、「購入計画」が選択された場合にも、
表示部31が時間表111を生成するために必要な情報
をイベントDB35から読み出す処理を行う。利用者
は、時間表111を見ながら、購入計画を入力すること
となる。
【0056】イベント管理部34は、利用者により入力
された購入計画について、登録する指示が入力される
と、その入力された購入計画を時間表111に追加表示
すると共に、イベントDB35内の購入計画情報35b
に追加登録する。
【0057】図8は、購入計画情報35bの格納形式の
一例を示す図である。同図によれば、購入計画情報35
bには、購入日時と、その時期における利用者の年齢
と、希望購入対象と、その金額と、支払い方法と、コメ
ントとがそれぞれ対応付けて記憶されている。年齢につ
いては、イベント管理部34が、個人情報DB33に登
録された利用者の生年月日と、購入日時とに基づいて計
算して登録する。
【0058】続いて、イベント管理部34による自動呼
出し機能について説明する。本第1の実施の形態では、
端末装置3は、実時間が、イベント管理部34に登録さ
れたイベントの発生時期に接近すると、自動的にそのイ
ベントに関連する情報を検索するための検索条件を生成
して検索サーバ2に送信する。すなわち、イベント管理
部34は、計時処理によって実時間を計時すると共に、
イベントDB35に記憶されたイベントについて、その
発生日時と実時間とを比較し、実時間が発生日時に接近
したイベントについてイベントDB35から読み出す処
理を行う。そして、後述する検索処理部38がイベント
管理部34により読み出されたイベントについて検索条
件を生成して検索サーバ2に送信する。
【0059】なお、自動的に検索条件を生成して検索サ
ーバ2に送信した後、検索サーバ2から検索結果を受信
した場合には、受信した検索結果を一時的に保存し、図
2のメニュー画面10に示すように、「未読案内」を表
示する。利用者により「未読案内」が選択されると、一
時的に保存しておいた検索結果をディスプレイ3aに表
示する。
【0060】金銭管理部36について説明する。金銭管
理部36は、金銭情報を記憶するデータベース(金銭情
報DB37)を管理する機能部である。すなわち、金銭
管理部36は、利用者の入力に基づいて、金銭情報DB
37に新たな情報を追加したり、金銭情報DB37に記
憶された情報について更新したり、削除したりする。ま
た、必要に応じて金銭情報DB37に記憶された情報を
読み出す処理を行う。例えば、図2に示すメニュー画面
10にて、利用者により「家計簿」が選択された場合に
は、金銭情報DB37から必要な情報を読み出して、金
銭状況を画面上に表示する。このとき、利用者から値を
変更する指示が入力された場合には、その入力内容に応
答して金銭情報DB37に登録された情報を更新する。
あるいは、シミュレーション部40が利用者の所持金に
ついて演算処理を行う場合には、その演算処理にて必要
となる情報を金銭情報DB37から読み出す。
【0061】なお、金銭情報DB37には、図3の機能
図に示すように、貯金情報37aと財産・出入金情報3
7bとが記憶される。貯金情報37aとは、現在(実時
間)における利用者の実際の貯金額を記憶したものであ
る。また、財産・出入金情報37bとは、現実の利用者
の財産情報や、ローンなどの支出情報、入金が予定され
た情報などを記憶したものである。すなわち、図8に示
した購入計画情報35bには、仮想的な支出情報が記憶
されるのに対し、財産・出入金情報37bには、現実に
利用者に支払い義務が課せられた情報などが記憶されて
いる。また、ここでの財産とは、土地・建物・物品・有
価証券など、金銭以外の金銭的価値を有するものを指
す。
【0062】図9は、貯金情報37aの格納形式の一例
を示す図である。同図によれば、貯金情報37aには、
貯金額と、月々の予定貯金額と、貯金増減額とがそれぞ
れ項目別に記憶されている。ここで、貯金増減額とは、
常に一定の額を貯金するのではなく、一定期間毎に貯金
する額を変化させる場合の増減を示すものである。例え
ば、2年間隔で3万円づつ増やす場合には、貯金情報3
7aにおける貯金増減額の項目の額・内容の欄に、金額
(3万円)と、増減周期(2年)とを登録する。
【0063】図10は、財産・出入金情報37bの格納
形式の一例を示す図である。同図によれば、財産・出入
金情報37bには、財産や支出といった内容を分類する
ためのカテゴリと、項目と、その項目における額あるい
は内容と、備考とがそれぞれ対応付けて記憶されてい
る。例えば、利用者が財産として土地を所有する場合に
は、金銭管理部36は、利用者入力に応答して、カテゴ
リを「財産」、項目を「土地」とし、額・内容の欄に、
その土地の面積、場所(地名)、等を記憶する。あるい
は、利用者にローンの支払い義務がある場合には、金銭
管理部36は、利用者入力に応答して、カテゴリを「支
出」、項目を「ローン」として記憶すると共に、額・内
容の欄に月々の返済額と、返済日を記憶する。
【0064】検索処理部38について説明する。検索処
理部38は、検索条件を生成する機能部である。具体的
には、利用者の個人情報や通信履歴に基づいて検索条件
を生成したり、検索サーバ2から受信した検索結果につ
いて更に絞り込むための検索条件を生成したり、通信履
歴を登録・管理したり、といった機能を有する。利用者
の個人情報や通信履歴に基づいて検索条件を生成した
り、検索結果について絞り込みをする処理方法は様々に
考えられるが、以下にその一例について説明する。
【0065】なお、検索処理部38は、検索条件を生成
する際に、利用者入力に応答してする場合と、自動
的にする場合と、がある。の利用者入力に応答して検
索条件を生成する場合とは、例えば、メニュー画面10
やその他の画面表示中に、利用者により「情報検索」が
選択された場合などが該当する。また、の自動的に検
索条件を生成する場合とは、例えば、イベント管理部3
4がイベントDB35に記憶されたイベントについて発
生時期を判定して読み出したときに、自動的に検索条件
を生成する場合が該当する。
【0066】まず、利用者入力に応答して検索条件を生
成する場合について説明する。図11は、キーワード入
力画面120の一例を示す図であり、利用者により「情
報検索」が選択された場合に表示する画面である。同図
によれば、キーワード入力画面120には、キーワード
を入力するための入力領域121が表示されている。利
用者は、マウス3c等により入力領域121を選択し、
キーボード3bによりキーワードを入力する。このと
き、利用者がキーワードのみを入力して検索ボタン12
2を選択した場合には、検索処理部38は、入力された
キーワードに追加条件を付加せずに検索サーバ2に送信
して検索させる。
【0067】また、図11に示すキーワード入力画面1
20の下方には、「検索条件自動設定」と「通信履歴か
ら検索」が表示されている。「検索条件自動設定」と
は、検索処理部38が個人情報DB33に記憶された個
人情報に基づいて自動的に追加条件を生成することを示
している。一方、「検索条件から検索」とは、検索処理
部38が、通信履歴DB39に記憶された通信履歴の中
から、利用者により入力されたキーワードに関連する情
報を検索する処理を示している。
【0068】以下、「検索条件自動設定」について説明
する。検索処理部38は、キーワード入力画面120に
て利用者により「検索条件自動設定」が選択されると、
分類選択画面を表示して、利用者に検索分類を選択させ
る。
【0069】図12は、分類選択画面の一例を示す図で
ある。同図によれば、分類選択画面130には、利用者
により入力されたキーワードを表示するための領域13
1と、検索ボタン132と、検索分類一覧133とが表
示されている。検索分類一覧133には、「就職」、
「転職」、「勉強」、「食事・レストラン」といった各
検索分類が表示されており、利用者がマウス3c等によ
り選択できるようになっている。このとき、利用者が検
索分類を選択せずに検索ボタン132を選択した場合に
は、検索処理部38は、追加条件を生成せずに、利用者
に入力されたキーワードを検索サーバ2に送信する。あ
るいは、利用者が、キーワードを入力せずに、検索分類
のみを選択して検索ボタン132を押した場合には、選
択された検索分類名をキーワードとして設定する。
【0070】検索分類一覧133に表示された各検索分
類には、条件生成プログラムが対応している。この条件
生成プログラムとは、対応する検索分類に関する検索条
件を生成するためのプログラムである。例えば、検索分
類「食事・レストラン」には、個人情報DB33から、
現住所、職場の住所、通勤手段といった地域的条件を抽
出したり、辛いものが好きだとか、和食が好きだとかい
った、嗜好条件を抽出したり、宴会好きだとか、体育会
系だとかいった、趣味・趣向条件を抽出したりするため
の条件生成プログラムが対応している。図13は、各検
索分類と、検索条件を生成するための条件生成プログラ
ムとを対応付けた関連テーブル41の一例を示す図であ
る。同図に示すように、検索分類の1つ1つに対して検
索条件を生成するためのプログラムが対応している。
【0071】検索処理部38は、分類選択画面133に
て、利用者により検索分類が選択されると、関連テーブ
ル41から対応する条件生成プログラムを読み出す。そ
して、その条件生成プログラムに従って個人情報DB3
3から必要な情報を読み出して、入力されたキーワード
に対する追加条件を生成する。このとき、個人情報DB
33から読み出した情報について、優先順位を設定して
追加条件を決定しても良い。例えば、利用者により入力
されたキーワードAに対して、個人情報DB33から情
報B、情報Cを読み出した場合に、情報Bを最優先の情
報とし、(A&B)or(A&B&C)を検索条件として
生成する。このように、個人情報の内容に応じて検索式
を様々に構成しても良いことは勿論である。さて、検索
処理部38は、検索条件を生成すると、その生成した検
索条件を検索サーバ2に送信する。
【0072】続いて以下に、「通信履歴から検索」につ
いて説明する。その前に、まず通信履歴について説明す
る。一般に、インターネットなどのネットワークから所
望の情報を検索するとき、検索サイトを用いて探し出す
だけでなく、サイト間のリンクをたどって探し出すこと
がある。サイト間のリンクをたどるとは、1のサイト上
に表示された他のサイトのアドレスにアクセスして、1
のサイトから他のサイトへとジャンプし、サイト間を渡
り行くことを意味する。すなわち、閲覧中のサイトに他
のサイトのアドレスが表示されていれば、利用者はその
表示されたアドレスのサイトに簡単に移行して閲覧する
ことができる。
【0073】通信履歴DB39には、このサイト間の移
動について、移行前のサイトの情報と、移行後のサイト
の情報とが対応付けて記憶されている。図14は、通信
履歴DB39の格納形式の一例を示す図である。同図に
よれば、通信履歴DB39には、サイト情報が2つづつ
対応付けて記憶されており、左側に記憶された情報が移
行前の情報を、右側に記憶された情報が移行後の情報を
示している。例えば、サイトAからサイトBへと通信を
ジャンプさせた場合には、左側にサイトAの情報が記憶
され、右側にサイトBの情報が記憶される。
【0074】なお、通信履歴DB39に記憶するサイト
情報には、サイトのアドレス、タイトル、要約などの情
報が含まれる。また、検索サーバ2から受信した検索結
果の中からサイトを選択して移行した場合には、移行前
のサイト情報としてキーワードや検索条件を含めてもか
まわない。
【0075】このように、外部機器との通信過程につい
て、移行前と移行後とを対応付けて記憶すれば、過去に
閲覧したサイトについて、サイトAからサイトBへ、サ
イトBからサイトCへ、…、といった具合に個々のサイ
トが連結する。このサイト間の連結は、通信回数(すな
わち、情報検索回数)が増せば増すほど、リンクをたど
ればたどるほど、複雑な形態となる。ところで、複数の
サイトの中から1の移行先(サイト)を選択する作業
は、利用者の性格、判断力、趣味などの個性が反映され
るものである。すなわち、通信履歴における情報間の連
結形態は、個々人によって異なり、この通信履歴に沿っ
て情報を検索すれば、より利用者の好みや習慣に合った
情報をより迅速に検索できることとなる。
【0076】さて、検索処理部38は、図11に示した
キーワード入力画面120にて、利用者により「通信履
歴から検索」が選択されると、通信履歴DB39に記憶
された情報の中から、入力されたキーワードに関連する
情報を抽出して、ディスプレイ3aに表示させる。な
お、キーワード入力画面120によれば、「通信履歴か
ら検索」の文字の右隣に、第何次検索まで行うかについ
て利用者に指定させるための入力領域が表示されてい
る。この検索次とは、検索する範囲を指定するためのも
のである。
【0077】図15は、検索次について説明するための
図である。検索処理部38は、通信履歴DB39から情
報を検索する際、まず、入力されたキーワードに一致、
もしくは、類似する情報を抽出する。これが第0次検索
である。ここで、類似する情報とは、キーワードの一部
若しくは全部が含まれる情報を意味する。次いで、検索
処理部38は、通信履歴DB39の中から第0次検索に
て検索した情報の隣に記憶された情報を抽出する。例え
ば、第0次検索にて抽出した情報が通信履歴DB39の
右側に記憶されている場合にはその左側の情報を、左側
に記憶されている場合にはその右側の情報を抽出する。
これが第1次検索である(図15(a))。続いて、検
索処理部38は、通信履歴DB39の中から第1次検索
にて検索した情報の隣に記憶された情報を抽出する。こ
れが第2次検索である(図15(b))。同様に、第2
次検索により抽出した情報の隣に記憶された情報を抽出
する処理が、第3次検索となる(図15(c))。この
ように、検索処理部38は、利用者によって指定された
検索次数分、検索処理を繰り返す。
【0078】図16は、通信履歴に基づく情報検索の結
果を表示する結果表示画面140の一例を示す図であ
る。同図によれば、結果表示画面140には、情報間の
連結形態を図示する領域141と、利用者により入力さ
れたキーワードを表示するための領域142と、抽出し
た情報を表示するための領域143とが表示されてい
る。利用者は、表示されたアドレスをマウス3cによっ
て選択することで、所望の情報を閲覧することができ
る。
【0079】以下に、利用者入力に応答して検索条件を
生成する場合(検索処理)の動作について説明する。図
17は、検索処理部38による検索処理の一例を説明す
るためのフローチャートである。検索処理部38は、検
索指示の入力有無を判定する(ステップS1)。検索指
示が入力されない場合には、本処理を終了する。一方、
検索指示が入力された場合には、いずれの検索方法を採
用するかについて利用者入力を判定する(ステップS
2)。
【0080】ステップS2にて、「通信履歴から検索」
が選択された場合には、利用者入力に応答して検索次を
決定する(ステップS3)。ここでは、検索次=nとす
る。次いで、検索次を数えるための変数iを0にする
(ステップS4)。更に、変数iに1を加算して(ステ
ップS5)、通信履歴DB39に記憶された情報の中か
ら第i次検索を行う(ステップS6)。第i次検索が完
了すると、次に、iがnに等しいか以下否かを判定する
(ステップS7)。i<nの場合には、ステップS5に
戻って処理を繰り返す。一方、ステップS7において、
i=nが成り立つ場合には、ステップS14に移行す
る。
【0081】ステップS2にて、指示が入力されずに検
索ボタンが選択された場合には、利用者により入力され
たキーワードをそのまま検索条件として設定する(ステ
ップS8)。そして、ステップS12に移行する。
【0082】ステップS2にて、「検索条件自動設定」
が選択された場合には、分類選択画面130(図12参
照)を表示して、利用者に検索分類を選択させる(ステ
ップS9)。利用者により検索分類が選択されると、選
択された検索分類に対応する条件生成プログラムを関連
テーブル41から読み出す(ステップS10)。そし
て、読み出した条件生成プログラムに従って個人情報D
B33から情報を抽出し、検索条件を生成する(ステッ
プS11)。
【0083】ステップS8あるいはステップS11にて
生成された検索条件を検索サーバ2に送信する(ステッ
プS12)。また、検索サーバ2から検索結果を受信す
ると(ステップS13)、ディスプレイ3aに表示して
(ステップS14)、本処理を終了する。
【0084】続いて、検索結果の絞り込み機能について
説明する。ここで、絞り込み機能とは、上述の通り、検
索サーバ2から受信する検索結果について、利用者の好
みや性格に合わせて絞り込み条件を生成する機能であ
る。
【0085】図18は、検索サーバ2から受信した検索
結果を表示する検索結果画面150の一例を示す図であ
る。同図によれば、検索結果画面150には、検索キー
ワードを表示するための領域151と、ヒット件数を表
示するための領域152と、絞り込み種類を表示する領
域153と、検索にヒットした情報を表示する領域15
4と、がそれぞれ表示されている。利用者は、マウス3
cにより検索された結果についてタイトル、内容、アド
レスなどを選択することによって、所望のサイトに移行
することができる。なお、絞り込み条件を生成するため
に、利用者は、絞り込み種類「個人情報」、「通信履
歴」、「条件指定」のいずれかをマウス3cにより選択
して再検索を行う。
【0086】「個人情報」が選択された場合には、上述
の検索処理と同様に、利用者に検索分類を選択させる。
すなわち、図12に示したような分類選択画面130を
表示する。そして、利用者により選択された検索分類に
対応する条件生成プログラムを関連テーブル41から読
み出し、その読み出した条件生成プログラムに従って検
索条件を生成する。更に、その生成した検索条件を検索
サーバ2に送信する。
【0087】一方、「通信履歴」が選択された場合に
は、検索処理部38は、通信履歴DB39に記憶された
情報に基づいて、検索サーバ2から受信した検索結果に
ついて絞り込みを行う。具体的には、まず、検索サーバ
2から受信した検索結果について、通信履歴DB39に
記憶された情報と一致若しくは類似する情報が存在する
か否かを判定する。すなわち、第0次検索を行う。一致
する情報が存在する場合には、その一致する情報を通信
履歴DB39から読み出し、更に、利用者により指定さ
れた検索次まで検索を繰り返す。
【0088】以下、絞り込み処理の動作について説明す
る。図19は、検索処理部38による絞り込み処理を説
明するためのフローチャートである。図19に示す絞り
込み処理は、図17に示す検索処理とほぼ同等である。
以下では、異なる点のみを説明する。
【0089】検索処理部38は、検索サーバ2から検索
結果を受信すると、図18に示したような検索結果画面
150を表示する。検索処理部38は、まず、この表示
した検索結果画面150に対して、利用者から絞り込み
の指示が入力されたか否かを判定する(ステップS2
0)。このとき、絞り込む指示が入力されない場合に
は、本処理を終了する。一方、ステップS20にて、絞
り込みを行う指示が入力された場合には、利用者入力を
判定し、「通信履歴」に基づいて絞り込みを行うのか、
「個人情報」に基づいて絞り込みを行うのか、利用者が
「条件指定」を行うのか、について判定する(ステップ
S21)。
【0090】ステップS21にて、「通信履歴」が選択
された場合には、検索処理(図17参照)における、
「通信履歴から検索」が選択された場合と同様の処理を
行う。また、ステップS21にて、「個人情報」が選択
された場合には、検索処理(図17参照)における、
「検索条件自動設定」が選択された場合と同様の処理を
行う。
【0091】一方、ステップS21にて、「条件指定」
が選択された場合には、利用者入力に応答して検索条件
を生成する(ステップS27)。そして、その生成した
検索条件を検索サーバ2に送信し(ステップS31)、
更に、検索サーバ2から検索結果を受信すると(ステッ
プS32)、ディスプレイ3aに受信した検索結果を表
示して(ステップS33)、本処理を終了する。
【0092】以上のように、利用者入力に応答して検索
条件を生成する場合には、まず利用者に個人情報に基づ
く検索(検索条件自動設定)と、通信履歴に基づく検索
(通信履歴から検索)のいずれかを選択させる。個人情
報に基づく検索が選択された場合には、利用者に検索分
類を選択させて、その選択された検索分類に対応する条
件生成プログラムに従って検索条件を生成する。一方、
通信履歴に基づく検索が選択された場合には、通信履歴
DB39に記憶された情報の中から利用者により入力さ
れたキーワードに関連する情報を検索する。また、検索
サーバ2から受信した検索結果について絞り込みを行う
場合には、利用者に検索分類を選択させて、その選択さ
れた検索分類に対応する条件生成プログラムに従って検
索条件を生成する。
【0093】次に、自動的に検索条件を生成する場合に
ついて説明する。検索処理部38は、イベント管理部3
4によりイベントDB35からイベントが読み出された
場合に、そのイベントに関する情報を検索するための検
索条件を自動的に生成する。その際、検索処理部38
は、個人情報DB33に記憶された情報に基づいて利用
者の背景や性格にあった情報を検索するための検索条件
を生成する。ただし、個人情報DB33には、利用者に
関連する様々な情報が記憶されており、その全ての情報
が全てのイベントに関連するわけではない。そのため、
イベント毎に、検索条件を生成するためのプログラムを
設定する必要がある。
【0094】そこで、予め主なイベントに対する検索条
件を生成するためのプログラムを用意する。ここで、主
なイベントとは、例えば、小学校から大学までの入学・
卒業、就職、転職、結婚、家やマンションの購入などと
いった、人生で人が通過する一般的なイベントを指す。
図20は、主なイベントと、検索条件を生成するための
条件生成プログラムとを対応付けた対応テーブル42の
一例を示す図である。同図によれば、対応テーブル42
には、各イベント名と、条件生成プログラムとが対応付
けて記憶されている。検索処理部38は、イベント管理
部34がイベントDB35からイベントを読み出すと、
そのイベントと一致するイベントを対応テーブル42の
中から読み出して、検索条件を生成する。
【0095】以下、自動検索処理の動作について説明す
る。図21は、イベント管理部34と、検索処理部38
と、による自動検索処理を説明するためのフローチャー
トである。なお、イベント管理部34は、以下の処理に
ついて一定時間毎に繰り返し実行する。
【0096】まず、イベント管理部34は、イベントD
B35に記憶されたイベントの中から順にイベントの発
生時期tEを読み出す(ステップS40)。そして、そ
の読み出したイベントの発生時期tEと実時間tRとの差
(tE−tR)を算出し、差が閾値Tよりも大きいか否か
を判定する(ステップS41)。差が閾値Tよりも大き
い場合(tE−tR>T)には、ステップS46に移行す
る。一方、差が閾値T以下の場合(tE−tR≦T)に
は、実時間が発生時間に接近したものとして、発生時期
Eに対応するイベントをイベントDB35から読み出
す(ステップS42)。
【0097】検索処理部38は、イベント管理部34に
よってイベントが読み出されると、対応テーブル42の
中に、係るイベント名が記憶されているか否かを判定す
る(ステップS43)。存在しない場合には、イベント
名をキーワードとして設定し、ステップS45に移行す
る。一方、ステップS43にて、対応テーブル42の中
に読み出されたイベント名が存在する場合には、そのイ
ベント名に対応する条件生成プログラムを読み出す。更
に、その読み出した条件生成プログラムに従って、個人
情報DB33から情報を抽出して、検索条件を生成する
(ステップS44)。検索処理部38は、キーワード、
若しくは、検索条件を生成すると、検索サーバ2に送信
する(ステップS45)。
【0098】続いて、イベント管理部34は、イベント
DB35に未処理のイベントが存在するか否かについて
判定し(ステップS46)、未処理のイベントが存在す
る場合には、ステップS40に戻って、処理を繰り返
す。一方、ステップS46にて、イベントDB35内の
全てのイベントについて処理を終了したと判定した場合
には、本処理を終了する。
【0099】なお、図21に示す自動検索処理のフロー
チャートによれば、イベントの発生時期を判定する(ス
テップS41)際に、全てのイベントについて同じ閾値
Tに基づいて発生時期の接近有無を調べることとした
が、イベント毎に異なる時間を設定してもかまわない。
例えば、「小学校卒業」というイベントについては、イ
ベント発生時期の2ヶ月前から情報を検索するように設
定し、「中学校入学」というイベントについては、イベ
ント発生時期の半年前から情報を検索するように設定し
てもよい。なお、閾値Tの値の設定については、個々人
が自由に設定できるようにしても良いし、デフォルトの
値が設定されているようにしてもよい。
【0100】続いて、シミュレーション部40について
説明する。シミュレーション部40は、イベントDB3
5や金銭情報DB37に記憶された情報に基づいて、時
間経過に伴う利用者の所持金の変化を演算する機能部で
ある。
【0101】図22は、利用者によりシミュレーション
を実行する指示が入力されたときの設定画面160の一
例を示している。同図によれば、設定画面160には、
既に設定されたイベントを時間軸に沿って表示するため
の時間表161と、演算処理を行う時間範囲を入力する
ための入力領域162と、が表示されている。時間表1
61には、時間軸161aと、利用者の履歴や、既に設
定された人生設計・購入計画、および各イベントの発生
時期、およびその時期における利用者の年齢とが表示さ
れている。時間軸161aの左端はゼロ歳時を示し、右
端は平均寿命を示している。利用者は、この時間表16
1を見ながら、演算の時間範囲を考察して入力すること
となる。
【0102】また、設定画面160の下方には、財産
(ここでは、金銭的価値を有する金銭以外のものを指
す)を演算に算入するか否かを選択するための表示がな
されている。利用者により「全財産を算入する」が選択
された場合には、利用者の貯金情報37aだけでなく、
財産についても演算に算入する。そのため金銭管理部3
6は、金銭情報DB37に記憶された全ての情報を読み
出す。一方、「貯金額のみを計算に入れる」が選択され
た場合には、金銭管理部36は、金銭情報DB37か
ら、貯金情報37aを読み出すと共に、財産・出入金情
報37bに記憶された情報のうち、カテゴリが「財産」
であるもの以外の情報を読み出す。
【0103】なお、シミュレーション部40は、利用者
によりシミュレーションの時間範囲が指定されると、そ
の指定された範囲の時間軸をクローズアップして表示画
面に表示する。図23は、利用者によりシミュレーショ
ンの時間範囲が指定された後の設定画面170の一例を
示す図である。同図によれば、設定画面170には、時
間表171が表示されると共に、指定された演算の時間
範囲と、毎月の貯金額とが表示される。毎月の貯金額
は、貯金情報37aに記憶された値を読み出して表示し
たものである。
【0104】また、図23に示す設定画面170の左下
方には、詳細設定欄172が表示されている。この詳細
設定欄172とは、金額が設定されていないイベントや
財産について、利用者に金額を設定させるための領域で
ある。例えば、利用者が結婚というイベントについて、
購入計画としてではなく、人生設計の1つとして設定し
た場合には、結婚に費やす希望費用が設定されていな
い。係る場合には、詳細設定欄172にイベント「結
婚」を表示して利用者に額を指定させる。また、図10
の財産・出入金情報37bに示したように、金銭以外の
財産については額が設定されていない。したがって、利
用者により「全財産を算入する」が選択された場合に
は、各財産名を詳細設定欄172に表示して、利用者に
額を指定させる。
【0105】このとき、例えば、利用者が「結婚」に係
る費用の相場を知らず、現実的な金額を指定できない場
合がある。あるいは、土地などの財産については、常に
一定の金額ではないため、利用者が現在における土地の
値段を把握していない場合がある。そこで、詳細設定欄
172に表示されたイベント名や財産名を利用者が選択
すると、自動的に選択されたイベントや財産に関する情
報を検索するように設定してもよい。
【0106】さて、図23に示す設定画面170におい
て、利用者からシミュレーションを開始する指示が入力
されると、イベントDB35に記憶された情報と、金銭
情報DB37に記憶された情報とに基づいて演算処理を
開始する。すなわち、利用者の所持金の時間変化を計算
する。なお、ここでは単位時間を設定し、単位時間毎の
所持金額を算出することとする。この単位時間は、指定
された時間範囲の長さに応じて決定してもよいし、固定
的な値であってもよい。例えば、時間範囲が20年であ
る場合には、単位期間を3月とし、時間範囲が1年であ
る場合には、単位期間を1週間とする、といった具合
に、設定された時間範囲に応じて単位期間を設定する。
【0107】図24は、シミュレーション部40による
演算処理の一例を説明するためのフローチャートであ
る。同図によれば、シミュレーション部40は、まず、
利用者入力に応答して時間範囲(TS≦t≦TG)を決定
する(ステップS50)。また、この時間範囲の長さに
応じて単位時間Δtを決定する(ステップS51)。そ
して、時間と利用者の所持金について初期値を決定する
(ステップS52)。時間の初期値T0は、利用者によ
り設定された時間TSである。また、所持金について
は、金銭情報DB37に記憶された情報に基づいて決定
する。例えば、財産を算入しない場合には、貯金情報3
7aに記憶された貯金額が利用者の所持金の初期値M0
となる。また、財産を算入する場合には、図23に示し
た詳細設定欄172にて入力された財産の金額を貯金額
に加算して、初期値M0を決定する。
【0108】続いて、シミュレーション部40は、時間
経過を数えるための変数iを0に設定し(ステップS5
3)、更に、変数iに1を加算する(ステップS5
4)。そして、i番目における時間T(i)を計算する
(ステップS55)。すなわち、T(i)=T(i-1)+
Δtを算出する。更に、イベントDB35と金銭情報D
B37に記憶されたイベントの発生時期を判定して、期
間(T(i-1)≦t<T(i))の範囲内にイベントが存
在するか否かを判定する(ステップS56)。ただしこ
こでは、イベントには、イベントDB35に記憶された
イベントだけでなく、金銭情報DB37に記憶された入
金情報や支出情報を含むこととする。期間(T(i-1)
≦t<T(i))にイベントが存在しない場合には、i
番目の所持金G(i)を、G(i)=G(i-1)として
(ステップS57)、ステップS60に移行する。
【0109】一方、ステップS56にて、期間(T(i-
1)≦t<T(i))イベントが存在する場合には、該当
する個々のイベントの額を加算し、総額Iを算出する
(ステップS58)。そして、算出した総額Iと、i−
1番目の所持金の額G(i-1)とから、i番目の所持金
G(i)を計算する(ステップS59)。続いて、T
(i)が、最終時間TGよりも大きいか否かを判断し(ス
テップS60)、小さい場合には、ステップS54に戻
って処理を繰り返す。一方、大きい場合には、本処理を
終了する。
【0110】なお、シミュレーション部40は、演算処
理が終了すると、演算結果についてグラフを生成する。
図25は、演算結果を表示する演算結果画面180の一
例を示す図である。同図によれば、演算結果画面180
には、演算処理の結果を表示するグラフ181と、演算
処理により得られた利用者の所持金の最終値182と、
借金総額の最終値183と、が表示されている。グラフ
181における、縦軸181aは利用者の所持金額を示
し、横軸181bは時間を示している。利用者は、この
グラフ181に表示された金額の変動を見て、人生設計
や購入計画について再考察することができる。
【0111】ところで、設定された条件によっては、演
算結果について支出が所持金額よりも多くなる場合があ
る。係る場合には、シミュレーション部40は、設定さ
れた時間範囲内において所持金の値を負にした要因とな
るイベントや購入計画を判定して、演算結果画面180
に表示する。図26は、所持金に負が発生する場合の演
算結果画面190の一例を示す図である。同図によれ
ば、演算結果画面190には、グラフ191と、所持金
の最終値192と、借金総額の最終値193と、が表示
されると共に、画面左中央に赤字の要因194が表示さ
れている。このように、赤字が発生する原因が表示され
ることで、利用者は、設定した人生設計、購入計画で
は、希望する価格の車や家を購入することが困難である
ことを見ることとなる。このとき、利用者は、再設定を
選択して積立金額を変更したり、車や家の希望価格を変
更して再度シミュレーションを行うこともできる。
【0112】また、赤字要因として表示されたイベント
について、情報検索できるように設定してもよい。例え
ば、利用者が赤字要因として表示されたイベントの1つ
を選択した場合、検索処理部38がその選択されたイベ
ントについて自動的に検索条件を生成して検索サーバ2
に送信する、といった具合に設定する。なお、検索条件
を生成する際、利用者により選択されたイベントが、人
生における主なイベントである場合には、対応する条件
生成プログラムを読み出して検索条件を生成する。一
方、選択されたイベントが主なイベントではない場合に
は、そのイベント名をキーワードとして検索サーバ2に
送信する。
【0113】以下に、シミュレーション部40による動
作について説明する。図27は、シミュレーション処理
について説明するフローチャートである。同図によれ
ば、シミュレーション部40は、利用者によるシミュレ
ーションの実行指示の有無を判定する(ステップS7
0)。シミュレーションを実行する指示が入力されない
場合には、本処理を終了する。一方、ステップS70に
て、シミュレーションを実行する指示が入力された場合
には、金銭管理部36が金銭情報DB37から、必要な
情報を読み出す(ステップS71)。
【0114】次いで、シミュレーション部40は、利用
者による入力指示に応答してシミュレーションの時間範
囲を設定すると共に、イベントDB35の中から、設定
した時間範囲に属するイベントを読み出す(ステップS
72)。すなわち、設定した時間範囲に発生時期がある
イベントについてイベントDB35から読み出す。そし
て、図23に示したように、時間表171を全人生スケ
ールから、設定した時間範囲のスケールにクローズアッ
プして表示する。
【0115】また、価格未設定の事象の存在有無を判定
する(ステップS73)。すなわち、価格が設定されて
いないイベントや金銭額が設定されていない財産の存在
有無を判定する。未設定の事象が存在する場合には、利
用者の入力指示に応答して設定を変更する処理を実行し
(ステップS74)、ステップS72に戻って処理を繰
り返す。
【0116】さて、ステップS74にて、全ての事象に
ついて価格が設定されると、シミュレーション部40
は、ステップS71、ステップS72にて読み出した金
銭情報、イベント情報に基づいて演算処理を行う(ステ
ップS75)。演算処理が終了すると、その結果につい
て、グラフを生成する(ステップS76)。更に、利用
者の所持金について、値が0より小さくなる時期の存在
有無を判定する(ステップS77)。所持金が常に0よ
り大きい場合には、ステップS79に移行する。一方、
所持金が0よりも小さくなる時期が存在する場合には、
その要因となるイベントを判定する(ステップS7
8)。また、ステップS76にて生成したグラフと、所
持金の最終値と、貯金高が0より小さくなる要因(ある
場合にのみ)とを演算結果画面180(もしくは、演算
結果画面190)に表示する。
【0117】なお、演算結果画面にて、利用者により情
報検索をする指示が入力されたか否かを判定し(ステッ
プS79)、入力されない場合には、本処理を終了す
る。一方、情報検索を行う指示が入力された場合には、
検索処理部38は、検索条件を生成する処理を開始す
る。まず、対応テーブル42の中に、利用者により指定
されたイベントが存在するか否かを判定する(ステップ
S80)。対応するイベントが存在しない場合には、そ
のイベント名をキーワードとして検索サーバ2に送信す
る(ステップS82)。一方、対応テーブル42に該当
するイベント名が存在する場合には、対応テーブル42
の中から対応する条件生成プログラムを読み出し、検索
条件を生成する。すなわち、読み出した条件生成プログ
ラムに基づいて、個人情報DB33から適当な情報を読
み出し、検索条件を生成する(ステップS81)。そし
て、その生成した検索条件を検索サーバ2に送信する
(ステップS82)。なお、表示部31は、検索サーバ
2から検索結果を受信すると、その検索結果をディスプ
レイ3aに表示して(ステップS83)、本処理を終了
する。
【0118】なお、図27に示すシミュレーション処理
において、利用者の所持金が0より小さくなると、その
要因を判定して演算結果画面192に表示することとし
たが、要因を抽出する閾値を0に限定する必要はなく、
利用者入力に応答して自由に設定可能な構成にしても良
いことは勿論である。あるいは、演算結果に基づいてイ
ベントを抽出する条件を、利用者入力に応答して設定可
能な構成にしてもよい。すなわち、利用者が自由にイベ
ントを抽出する条件を設定できるようにしてもよい。ま
た、図27に示すフローチャートでは、演算結果に基づ
いて抽出したイベントについて、利用者の入力指示に従
って検索有無を決定することとしたが、抽出したイベン
トについて全て自動的に情報を検索するようにしてもよ
い。
【0119】続いて、検索サーバ2と端末装置3の構成
について説明する。図28は、検索サーバ2および端末
装置3のハードウエア構成の一例を示す図である。同図
によれば、検索サーバ2は、CPU200と、入力装置
210と、表示装置220と、記憶装置230と、情報
記憶媒体240と、RAM250と、通信装置260
と、を有する。同様に、端末装置3は、CPU300
と、入力装置310と、表示装置320と、記憶装置3
30と、情報記憶媒体340と、RAM350と、通信
装置360と、を有する。
【0120】検索サーバ2のCPU200は、情報記憶
媒体240に格納されるシステムプログラムおよび当該
システムに対応する各種アプリケーションプログラムを
読み出して、RAM250内のプログラム展開エリア
(不図示)に一時的に格納する。そして、入力装置21
0から入力される入力指示や、通信装置260を介して
受信する情報に応じて、RAM250に展開したプログ
ラムに従って各種処理を実行する。また、その処理結果
をRAM250に格納すると共に、必要に応じて表示装
置220に表示したり、通信装置260からネットワー
ク5を介して端末装置3に送信させる。また、CPU2
00は、上述のサーチエンジン20の機能を実行する。
すなわち、端末装置3から要求された情報を情報記憶媒
体240に記憶された情報の中から検索したり、情報記
憶媒体240に記憶された情報を管理・制御する処理を
実行する。
【0121】端末装置3のCPU300は、検索サーバ
2のCPU200と同様に、情報記憶媒体340に格納
されるシステムプログラム、当該システムに対応する各
種アプリケーションプログラムを読み出して、RAM3
50のプログラム展開エリアに一時的に格納し、入力装
置310や通信装置360から入力される各種情報に基
づいて、RAM350に展開したプログラムに従って各
種処理を行う。その処理結果については、RAM350
に格納したり、必要に応じて表示装置320に表示した
り、通信装置360からネットワーク5を介して検索サ
ーバ2に送信したり、といった処理をする。
【0122】ただし、端末装置3のCPU300は、上
記汎用的な処理だけでなく、図3を用いて説明した各機
能部による機能を実現するための処理を行う。すなわ
ち、個人情報管理部32、イベント管理部34、金銭管
理部36、検索処理部38、シミュレーション部40、
等の機能を実現するための処理を行う。例えば、入力装
置310から入力される情報を個人情報DB33や、イ
ベントDB35、金銭情報DB37に格納したり、各デ
ータベースに記憶される情報に基づいて検索条件を生成
し、通信装置360から検索サーバ2に送信させたり、
各データベースに記憶される情報に基づいてシミュレー
ションを行ったりする。
【0123】検索サーバ2の入力装置210は、図1に
示した検索サーバ2のキーボード2bおよびマウス2c
に相当するものであり、管理者の入力操作に基づいて信
号を生成し、CPU200に出力する処理を行う。同様
に、端末装置3の入力装置310は、図1に示した端末
装置3のキーボード3bやマウス3cに相当するもので
あり、利用者の入力装置に基づいて信号を生成し、CP
U300に出力する処理を行う。なお、入力装置210
および入力装置310は、一般に、キーボードやマウス
により構成されることが一般的であるが、その他、タブ
レット、タッチパネル、トラックボールなどのデバイス
を含むものとしてもよい。
【0124】検索サーバ2の表示装置220は、図1に
示した検索サーバ2のディスプレイ2aを含むものであ
り、CPU200から指示される画像を、RAM25
0、情報記憶媒体240等に記憶された情報に基づいて
生成し、ディスプレイ2aに表示するものである。同様
に、端末装置3の表示装置320は、図1に示された端
末装置3のディスプレイ3aを含むものであり、CPU
300から指示される画像を、RAM350、情報記憶
媒体340等に記憶された情報に基づいて生成して、デ
ィスプレイ3aに表示するものである。なお、ディスプ
レイ3aは、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディス
プレイ、TV、プラズマディスプレイ、プロジェクター
等のいずれによって実現してもかまわない。
【0125】検索サーバ2の記憶装置230は、プログ
ラムやデータ等が予め記憶されている情報記憶倍対24
0を有しており、CPU200からの指示に応答して、
指定された情報を情報記憶媒体240から読み出した
り、指定された情報を情報記憶媒体240の所与の格納
エリアに格納する処理を行う。同様に、端末装置3の記
憶装置330は、プログラムやデータ等が予め記憶され
ている情報記憶媒体340を有しており、CPU300
からの指示に応答して、指定された情報を情報記憶媒体
340から読み出したり、指定された情報を情報記憶媒
体340の所与の格納エリアに格納する処理を行う。検
索サーバ2の情報記憶媒体240および端末装置3の情
報記憶媒体340は、それぞれ磁気的、光学的記憶媒
体、若しくは半導体メモリにより構成されており、それ
ぞれ記憶装置230・記憶装置330に固定的に設けた
もの、着脱自在に装着するものなどを含む。
【0126】ところで、検索サーバ2の情報記憶媒体2
40には、CPU200が各種処理を行うためのシステ
ムプログラム、当該システムプログラムに対応するアプ
リケーションプログラムが記憶されると共に、情報DB
21が記憶される。更に、情報記憶媒体240には、C
PU200が、端末装置3から受信する検索条件に基づ
いて情報DB21から情報を検索するためのプログラ
ム、情報DB21内に記憶された情報を管理するための
プログラムなどが含まれる。
【0127】一方、端末装置3の情報記憶媒体340に
は、CPU300が各種処理を行うためのシステムプロ
グラム、当該システムプログラムに対応するアプリケー
ションプログラムが記憶されると共に、個人情報DB3
3、イベントDB35、金銭情報DB37、通信履歴D
B39などが記憶される。更に、CPU300が、図3
に示した各種機能を実現するために必要なプログラムや
データを記憶する。
【0128】例えば、情報記憶媒体340は、CPU3
00が、図3に示した入力部30の機能を実現するため
のプログラムと、表示部31の機能を実現するためのプ
ログラムと、個人情報管理部32の機能を実現するため
のプログラムと、イベント管理部34の機能を実現する
ためのプログラムと、金銭管理部36の機能を実現する
ためのプログラムと、検索処理部38の機能を実現する
ためのプログラムと、シミュレーション部40の機能を
実現するためのプログラムと、などを記憶する。
【0129】更に、情報記憶媒体340は、図13に示
した関連テーブル41と、図20示した対応テーブル4
2を記憶すると共に、個人情報DB33と、イベントD
B35と、金銭情報DB37と、通信履歴DB39と、
を記憶する。
【0130】検索サーバ2のRAM250は、CPU2
00がプログラムを処理する際に展開するプログラム展
開エリア、入力指示や入力データ、各種処理結果を一時
的に格納するワークエリアを有する。同様に、端末装置
3のRAM350は、CPU300がプログラムを処理
する際に展開するプログラム展開エリア、入力指示や入
力データ、各種処理結果を一時的に格納するワークエリ
アを有する。
【0131】検索サーバ2の通信装置260は、モデム
(MODEM:MOdulator/DEModulator )またはターミ
ナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)等によって構
成され、CPU200から入力される情報を電話回線、
ISDN回線等のネットワーク5を介して端末装置3に
送信するための制御を行う。同様に、端末装置3の通信
装置360は、モデム、または、ターミナルアダプタ等
によって構成され、CPU300から入力される情報を
電話回線、ISDN回線等のネットワーク5を介して検
索サーバ2に送信するための処理を行う。
【0132】ここに、モデムは、電話回線を介してパー
ソナルコンピュータ等の外部機器との通信を行うため
に、CPU200若しくはCPU300によって処理さ
れたデジタルデータを電話回線の周波数帯域に合ったア
ナログ信号に変調し、また、電話回線を介して入力され
たアナログ信号をデジタル信号に復調する装置であり、
ターミナルアダプタは、ISDN回線を介してパーソナ
ルコンピュータ等の外部機器との通信を行うために、既
存のインターフェースをISDNに対応するインターフ
ェースに変換する装置である。
【0133】以上のように、本第1の実施形態によれ
ば、端末装置3が利用者の個人情報や人生設計、購入計
画、通信履歴などの情報を管理し、また、管理した情報
に基づいて資産変動についてシミュレーションを行った
り、利用者の性格や経歴に合った検索条件を自動的に生
成して検索サーバ2に送信したりする。したがって、利
用者は、この端末装置3を単なるスケジュール機能やネ
ットワーク通信機能つきの端末装置3として利用するだ
けでなく、個人に特化した情報管理ツール、情報提供ツ
ール、人生設計支援ツールとして、使用することができ
る。
【0134】(第2の実施形態)以下に、第2の実施形
態について説明する。本第2の実施形態では、検索サー
バ2が、端末装置3から受信する情報に基づいて、複数
の利用者の情報を管理し、個々の利用者を識別して情報
検索を行ったり、シミュレーションを実行する。検索サ
ーバ2と端末装置3の接続形態は、図1に示した第1の
実施形態における検索サーバ2と端末装置3の接続形態
と同等である。すなわち、ネットワーク5に対して、検
索サーバ2と、複数の端末装置3と、複数のサーバ4
と、が接続されており、検索サーバ2と、端末装置3
と、サーバ4と、の間の情報交換がネットワーク5を介
して行われる。
【0135】図29は、本第2の実施形態における検索
サーバ2と端末装置3の機能構成の一例を示す図であ
る。まず、検索サーバ2について説明する。同図によれ
ば、検索サーバ2は、利用者コード管理部400と、利
用者DB401と、個人情報管理部402と、個人情報
DB403と、イベント管理部404と、イベントDB
405と、金銭管理部406と、金銭情報DB407
と、検索条件生成部408と、シミュレーション部40
9と、サーチエンジン410と、情報DB411とを有
する。以下に、各機能部について説明する。
【0136】利用者コード管理部400は、利用者を識
別するための利用者コードを生成し、また、生成した利
用者コードを利用者DB401に登録して管理する機能
部である。図30は、利用者DB401の格納形式の一
例を示す図である。同図によれば、利用者DB401に
は、パスワードと利用者コードとが対応付けて記憶され
ている。すなわち、利用者コード管理部400は、利用
者コードをパスワードと対応付けて管理する。
【0137】例えば、利用者コード管理部400は、端
末装置3から通信を開始する要求を受信すると、端末装
置3に対してパスワードを要求する。端末装置3からパ
スワードを受信した場合には、利用者DB401の中か
ら対応する利用者コードを読み出して端末装置3に送信
する。一方、端末装置3からパスワードが送信されず、
新規に登録する要求を受信した場合には、利用者コード
を生成して端末装置3に送信すると共に、端末装置3か
ら受信するパスワードと対応付けて利用者DB401に
格納する。
【0138】なお、端末装置3は、検索サーバ2との間
で通信を実行する際、検索サーバ2(利用者コード管理
部400)から受信する利用者コードを一時的に記憶
し、検索サーバ2に情報を送信するときには、一時記憶
した利用者コードを添付して送信する。一方、検索サー
バ2は、端末装置3から受信する情報に添付された利用
者コードに基づいて利用者を判別し、各種処理を実行す
る。
【0139】個人情報管理部402は、図3に示した端
末装置3の個人情報管理部32と同等の機能を実現する
機能部である。すなわち、個人情報DB403を管理す
る機能部であり、端末装置3から受信する情報に基づい
て、個人情報DB403に情報を追加登録したり、更新
したり、必要に応じて情報を読み出したりする。ただ
し、個人情報管理部402は、端末装置3から受信する
情報について、個人情報DB403に登録する際、利用
者コード管理部400によって生成された利用者コード
と対応付けて登録する。また、各種処理を実行する際に
は、該当する利用者コードに対応する情報を読み出す。
【0140】イベント管理部404は、図3に示した端
末装置3のイベント管理部34とほぼ同等の機能を実現
する機能部であり、イベントDB405を管理する機能
部である。ただし、イベント管理部404は、個々人の
人生設計や購入計画をイベントDB405に登録する
際、利用者コード管理部400によって生成された利用
者コードと対応付けて記憶する。一方、情報を読み出す
際には、該当する利用者コードに対応する情報を読み出
す。
【0141】金銭管理部406は、図3に示した端末装
置3の金銭管理部36とほぼ同等の機能を実現する機能
部であり、金銭情報DB37を管理する機能部である。
ただし、金銭管理部403は、個々人の金銭情報を金銭
情報DB407に記憶する際、利用者コード管理部40
0によって生成された利用者コードと対応付けて記憶す
る。一方、情報を読み出す際には、該当する利用者コー
ドに対応する情報を読み出す。
【0142】検索条件生成部408は、図3に示した端
末装置3の検索処理部38とほぼ同等の機能を実現する
機能部である。すなわち、個人情報に基づいて検索条件
を生成する機能、通信履歴から情報を検索する機能、サ
ーチエンジン410による検索結果について絞り込み条
件を生成する機能、イベント管理部404が読み出した
イベントに関連する情報を検索するための検索条件を自
動的に生成する機能、などを有する。
【0143】ただし、検索条件生成部408は、通信履
歴から情報を検索する際には、端末装置3から受信する
通信履歴データに基づいて行う。上記第1の実施形態で
は、検索処理部38が通信履歴を逐次記憶し、その記憶
した通信履歴に基づいて検索を行うこととしたが、本第
2の実施形態では、検索条件生成部408は、個々の端
末装置3の通信履歴を記憶せず、検索を実行する度に端
末装置3から通信履歴を受信し、その受信した通信履歴
に基づいて検索処理を実行する。
【0144】また、検索条件生成部408は、イベント
管理部404が読み出したイベントについて自動的に情
報検索を行った場合には、その検索結果を利用者コード
と対応付けて保存する。そして、端末装置3から検索結
果を要求されたときに、その端末装置3から受信した利
用者コードに対応する検索結果を読み出して端末装置3
に送信する。
【0145】シミュレーション部409は、図3に示し
た端末装置3のシミュレーション部40とほぼ同等の機
能を実現する機能部である。すなわち、シミュレーショ
ン部409は、端末装置3からの要求に応答して、個人
情報DB403に記憶された情報、イベントDB405
に記憶された情報、金銭情報DB407に記憶された情
報、などに基づいて利用者の所持金の動向について演算
処理を行う。その際、端末装置3に対して、図22に示
した設定画面160を表示するための情報を送信して、
利用者にシミュレーションの時間範囲を指定させる。端
末装置3から時間範囲を指定する情報を受信すると、そ
の指定された時間範囲内の演算処理を実行し、更に、そ
の結果を該当する端末装置3に送信する。
【0146】サーチエンジン410は、端末装置3から
受信するキーワードや、検索条件生成部408が生成す
る検索条件に従って、情報DB411から情報を検索し
たり、情報DB411に蓄積される情報を管理するシス
テムである。また、検索した結果については、該当する
端末装置3に対して送信する機能を有する。なお、情報
DB411には、ネットワーク5上に存在する情報や、
管理者によって入力された情報が記憶されている。
【0147】次に、端末装置3について説明する。図2
9によれば、端末装置3は、入力・送信部500と、受
信・表示部501と、通信履歴管理部502と、通信履
歴DB503とを備える。
【0148】入力・送信部500は、利用者により入力
された情報を解析し、入力された情報を必要に応じてネ
ットワーク5を介して接続される外部機器に送信する機
能部である。なお、入力・送信部500は、検索サーバ
2との間で通信を実行する際には、検索サーバ2から受
信した利用者コードを一時記憶し、利用者により入力さ
れた情報について検索サーバ2に送信する際には、一時
記憶した利用者コードを添付して送信する。
【0149】受信・表示部501は、ネットワーク5を
介して接続される外部機器から受信した情報について解
析すると共に、外部機器から受信した情報に基づいて画
像データを生成してディスプレイに表示する機能部であ
る。また、受信・表示部501は、入力・送信部500
による処理結果に基づいて、画像データを生成してディ
スプレイに表示する処理も行う。
【0150】通信履歴管理部502は、通信履歴DB5
03を管理する機能部であり、通信履歴DB503から
情報を読み出したり、書き込んだりする機能を有する。
通信履歴DB503の格納形式は、図14に示した通信
履歴DB39と同等である。すなわち、通信履歴管理部
502は、端末装置3がネットワーク5を介した外部機
器から外部機器へと通信相手をジャンプさせた場合に、
その移動前と移動後の情報をそれぞれ対応付けて記憶す
る。また、検索サーバ2から通信履歴の要求を受信した
場合には、通信履歴DB503から必要な情報を読み出
して、検索サーバ2に送信する。
【0151】なお、検索サーバ2と端末装置3のハード
ウエア構成については、図29を用いて説明した第1の
実施形態における検索サーバ2と端末装置3の構成と同
等である。
【0152】すなわち、検索サーバ2は、少なくとも、
CPU200と、入力装置210と、表示装置220
と、記憶装置230と、情報記憶媒体240と、RAM
250と、通信装置260と、から構成され、各装置の
主な機能・動作は、第1の実施形態にて説明した通りで
ある。また、同様に、端末装置3は、少なくとも、CP
U300と、入力装置310と、表示装置320と、記
憶装置330と、情報記憶媒体340と、RAM350
と、通信装置360と、から構成され、各部の主な機能
・動作は、第1の実施形態にて説明した通りである。
【0153】ただし、本第2の実施形態では、検索サー
バ2の情報記憶媒体240は、図29に示した個人情報
DB403と、イベントDB405と、金銭情報DB4
70と、情報DB411とを記憶する。また、情報記憶
媒体240には、CPU200が、上述の利用者コード
管理部400の機能を実現するためのプログラムと、個
人情報管理部402の機能を実現するためのプログラム
と、イベント管理部404の機能を実現するためのプロ
グラムと、金銭管理部406の機能を実現するためのプ
ログラムと、検索情報生成部408の機能を実現するた
めのプログラムと、シミュレーション部409の機能を
実現するためのプログラムと、サーチエンジン410の
機能を実現するためのプログラムと、をそれぞれ記憶す
る。更に、検索情報生成部408が検索条件を生成する
ために必要な、関連テーブル41(図13参照)と、対
応テーブル42(図20参照)と、を記憶する。すなわ
ち、検索サーバ2のCPU200は、情報記憶媒体24
0に記憶された情報(プログラムやデータ)に従って、
上述した各機能を実現するための処理を行う。
【0154】一方、本第2の実施形態における端末装置
3の情報記憶媒体340には、少なくとも、通信履歴D
B503が格納される他、上述の、入力・送信部500
の機能を実現するためのプログラムと、受信・表示部5
01の機能を実現するためのプログラムと、通信履歴管
理部502の機能を実現するためのプログラムと、が記
憶される。すなわち、端末装置3のCPU300は、情
報記憶媒体340に記憶された情報(プログラムやデー
タ)に従って、上述した各機能を実現するための処理を
行う。
【0155】以上第2の実施形態では、検索サーバ2が
個々の利用者の個人情報やイベント情報、金銭情報を管
理し、また、必要に応じて自動的に情報を検索したり、
個々の利用者の背景や経歴に合わせた情報を検索する。
また、端末装置3から受信する利用者の入力指示に応答
して、利用者の所持金の動向についてシミュレーション
を行う。このように、検索サーバ2が複数の利用者の情
報を一元的に管理し、また、複数の利用者からの要求に
応答して各種処理を実行する。したがって、人生設計を
サポートする会員制の情報提供システムとしてビジネス
を展開することができる。
【0156】以上に本発明の実施例について詳細に説明
した。このように、個人情報や金銭情報の管理、利用者
の人生設計や購入計画にあった情報検索、利用者の所持
金の変動に関するシミュレーション、などを総合的に行
うことによって、利用者に生活プランの考察を促して不
測の事態に備える手助けをすると共に、長期にわたって
利用者の生活を支援することが可能となる。
【0157】なお、上記第1の実施形態、第2の実施形
態では、表示画面や利用者による選択方法、処理の方法
まで詳細な例を示したが、本発明の適用については、こ
れらの微細な設定に限定されるものではなく、適宜変更
しても良いことは勿論である。
【0158】例えば、上記説明では、個人情報に基づい
て検索条件を生成する場合について説明したが、これ以
外にも、利用者の思考形態に基づいて検索条件を生成し
てもよい。利用者の思考形態とは、例えば、ニューラル
ネットワークなどの技術で知られる方法などがある。
【0159】より詳細には、例えば、利用者が使用する
コンピュータ上に会話システムを導入し、コンピュータ
上の仮想人物と利用者との間で会話を実行させる。その
際、仮想人物と利用者との間で交わされた言葉の履歴
を、図14に示した通信履歴と同様に記憶する。すなわ
ち、仮想人物の発言と、利用者の発言とを対応付けて記
憶する。このように、言葉と言葉を連結させていくこと
でネットワークが形成され、利用者の思考形態が具体化
される。この言葉の連結関係を利用して、検索条件を生
成すれば、利用者の好みや性格にあった検索条件を生成
することができる。例えば、利用者が入力したキーワー
ドに対して、関連する言葉を会話履歴から読み出し、キ
ーワードに付加して検索条件を生成する。このように、
利用者の思考形態を利用すれば、より利用者の好みや性
格、考え方が反映された自動検索を実現することができ
る。
【0160】
【発明の効果】本発明によれば、利用者入力に応答し
て、人生におけるイベントとその発生時期を設定する。
そして、その発生時期が接近すると、そのイベントに関
連する情報を自動的に検索して利用者に対して提供す
る。すなわち、利用者のスケジュールにあった情報を自
動的に検索して利用者に提供することができる。また、
情報を検索する際に、利用者の個人情報や通信履歴(す
なわち、利用者の思考形態)などに基づいて検索条件を
生成する。したがって、膨大な情報の中から、利用者の
好みや生活環境などにあったより最適な情報を抽出して
利用者に提供することができる。また、イベントと、そ
の発生時期と、そのイベントに関する金銭の額と、を対
応付けて記憶し、これらの情報に基づいて利用者の所持
金の変動についてシミュレーションを行う。したがっ
て、利用者は、シミュレーションの結果を見て、自らの
人生設計や購入計画を考察し、不測の事態に備えること
ができる。更に、これらの総合によって、ネットワーク
上の情報を活用して利用者の生活を支援すると共に、利
用者の人生設計や購入計画について考察する余地や必要
性を示唆することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報提供システムの接続形態の一例を示す図で
ある。
【図2】メニュー画面の一例を示す図である。
【図3】第1の実施形態における検索サーバと端末装置
の機能構成を示す図である。
【図4】個人情報DBの格納形式の一例を示す図であ
る。
【図5】人生設計を入力するための入力画面の一例を示
す図である。
【図6】人生設計情報の格納形式の一例を示す図であ
る。
【図7】購入計画を入力するための入力画面の一例を示
す図である。
【図8】購入計画情報の格納形式の一例を示す図であ
る。
【図9】貯金情報の格納形式の一例を示す図である。
【図10】財産・出入金情報の格納形式の一例を示す図
である。
【図11】キーワード入力画面の一例を示す図である。
【図12】分類選択画面の一例を示す図である。
【図13】関連テーブルの一例を示す図である。
【図14】通信履歴DBの格納形式の一例を示す図であ
る。
【図15】検索次について説明するための図である。
【図16】通信履歴に基づく検索結果を表示する結果表
示画面の一例を示す図である。
【図17】検索処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図18】検索結果を表示する検索結果画面の一例を示
す図である。
【図19】絞り込み処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図20】対応テーブルの一例を示す図である。
【図21】自動検索処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図22】演算処理の設定画面の一例を示している。
【図23】時間範囲指定後における演算処理の設定画面
の一例を示す図である。
【図24】演算処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図25】演算結果画面の一例を示す図である。
【図26】所持金に負が存在する場合の演算結果画面の
一例を示す図である。
【図27】シミュレーション処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図28】検索サーバと端末装置のハードウエア構成を
説明するための図である。
【図29】第2の実施形態における検索サーバと端末装
置の機能構成を示す図である。
【図30】利用者DBの格納形式の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 検索サーバ 20 サーチエンジン 21 情報DB 3 端末装置 30 入力部 31 表示部 32 個人情報管理部 33 個人情報DB 34 イベント管理部 35 イベントDB 36 金銭管理部 37 金銭情報DB 38 検索処理部 39 通信履歴DB 40 シミュレーション部 2 検索サーバ 400 利用者コード管理部 401 利用者DB 402 個人情報管理部 403 個人情報DB 404 イベント管理部 405 イベントDB 406 金銭管理部 407 金銭情報DB 408 検索条件生成部 409 シミュレーション部 410 サーチエンジン 411 情報DB 3 端末装置 500 入力・送信部 501 受信・表示部 502 通信履歴生成部 503 通信履歴DB 5 ネットワーク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検索条件に基づいて情報を検索する検索サ
    ーバと通信回線を介して接続される端末装置において、 利用者入力に応答して、人生におけるイベントと、その
    発生時期と、を対応付けて設定する設定手段と、 日時を計時する計時手段と、 前記設定手段により設定された前記発生時期が到来する
    際、当該発生時期に対応するイベントに関する情報を検
    索するための検索条件を生成する検索条件生成手段と、 前記検索条件生成手段により生成された検索条件を前記
    検索サーバに送信し、また、前記検索サーバから検索結
    果を受信する通信手段と、 を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】検索条件に基づいて情報を検索する検索サ
    ーバと通信回線を介して接続される端末装置において、 利用者の所持金を記憶する記憶手段と、 利用者入力に応答して、人生におけるイベントと、その
    発生時期と、を対応付けて設定する設定手段と、 仮想日時を計時する計時手段と、 前記設定手段により設定されたイベントに関わる金銭の
    額を設定する手段と、 仮想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時
    期に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関
    わる金銭の額を、前記利用者の所持金に対して加算若し
    くは減算することで、時間経過に対する前記利用者の所
    持金の変化を演算する演算手段と、 仮想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時
    期に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関
    する情報を検索するための検索条件を生成する検索条件
    生成手段と、 前記検索条件生成手段により生成された検索条件を前記
    検索サーバに送信し、また、前記検索サーバから検索結
    果を受信する通信手段と、 を備えることを特徴とする端末装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記検索条件生成手段は、仮想日時が、前記設定手段に
    より設定された前記発生時期に到達した際、前記演算手
    段による演算結果が所定条件を満たす場合に、当該発生
    時期に対応するイベントに関する情報を検索するための
    検索条件を生成することを特徴とする端末装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかにおいて、 利用者入力に応答して、前記利用者の経歴、身元、環
    境、思考形態、趣味・趣向、の少なくとも1つの情報を
    登録する登録手段を更に備え、 前記検索条件生成手段は、前記登録手段により登録され
    た情報に基づいて検索条件を生成することを特徴とする
    端末装置。
  5. 【請求項5】請求項1から3のいずれかにおいて、 利用者入力に応答して、前記利用者の経歴、身元、環
    境、思考形態、趣味・趣向、の少なくとも1つの情報を
    登録する登録手段と、 前記通信手段により前記検索サーバから受信した検索結
    果について、前記登録手段により登録された情報に基づ
    いて絞り込みを行う手段と、 を更に備えることを特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】端末装置と通信回線を介して接続されるサ
    ーバにおいて、 前記端末装置の利用者の所持金を記憶する記憶手段と、 前記端末装置から受信する情報に基づいて、人生におけ
    るイベントと、その発生時期と、を対応付けて設定する
    設定手段と、 仮想日時を計時する計時手段と、 前記設定手段により設定されたイベントに関わる金銭の
    額を設定する手段と、 仮想日時が、前記設定手段により設定された発生時期に
    到達した時、当該発生時期に対応するイベントに関わる
    金銭の額を、前記利用者の所持金に対して加算若しくは
    減算することで、時間経過に対する前記利用者の所持金
    の変化を演算する演算手段と、 前記演算手段による演算結果を前記端末装置に対して送
    信する手段と、 を備えることを特徴とするサーバ。
  7. 【請求項7】端末装置と通信回線を介して接続されると
    ともに、所定のデータベースを具備または通信回線を介
    して接続可能に構成されるサーバにおいて、 前記端末装置から受信する情報に基づいて、人生におけ
    るイベントと、発生時期と、を対応付けて設定する設定
    手段と、 日時を計時する計時手段と、 前記設定手段により設定された前記発生時期が到来する
    際、当該発生時期に対応するイベントに関する情報を検
    索するための検索条件を生成する検索条件生成手段と、 前記検索条件生成手段により生成された検索条件に基づ
    いて情報を前記データベースから検索し、検索結果を前
    記端末装置に送信する手段と、 を備えることを特徴とするサーバ。
  8. 【請求項8】端末装置と通信回線を介して接続されると
    ともに、所定のデータベースを具備または通信回線を介
    して接続可能に構成されるサーバにおいて、 前記端末装置の利用者の所持金を記憶する記憶手段と、 前記端末装置から受信する情報に基づいて、人生におけ
    るイベントと、その発生時期と、を対応付けて設定する
    設定手段と、 仮想日時を計時する計時手段と、 前記設定手段により設定されたイベントに関わる金銭の
    額を設定する手段と、 仮想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時
    期に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関
    わる金銭の額を、前記利用者の所持金に対して加算若し
    くは減算することで、時間経過に対する前記利用者の所
    持金の変化を演算する演算手段と、 仮想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時
    期に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関
    する情報を検索するための検索条件を生成する検索条件
    生成手段と、 前記検索条件生成手段による検索条件に基づいて情報を
    検索し、その検索結果を前記端末装置に送信する手段
    と、 を備えることを特徴とするサーバ。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記検索条件生成手段は、仮想時間が、前記設定手段に
    より設定された前記発生時期に到達した際、前記演算手
    段による演算結果が所定条件を満たす場合に、当該発生
    時期に対応するイベントに関する情報を検索するための
    検索条件を生成することを特徴とするサーバ。
  10. 【請求項10】請求項7から9のいずれかにおいて、 前記端末装置から受信する情報に基づいて、当該端末装
    置の利用者の経歴、身元、環境、思考形態、趣味・趣
    向、の少なくとも1つの情報を登録する登録手段を更に
    備え、 前記検索条件生成手段は、前記登録手段により登録され
    た情報に基づいて検索条件を生成することを特徴とする
    サーバ。
  11. 【請求項11】検索条件に基づいて情報を検索する検索
    サーバと通信回線を介して接続される端末装置に対し
    て、 利用者入力に応答して、人生におけるイベントと、その
    発生時期と、を対応付けて設定する設定手段と、 日時を計時する時計手段と、 前記設定手段により設定された前記発生時期が到来する
    際、当該発生時期に対応するイベントに関する情報を検
    索するための検索条件を生成する検索条件生成手段と、 前記検索条件生成手段により生成された検索条件を前記
    検索サーバに送信し、また、前記検索サーバから検索結
    果を受信する通信手段と、 を機能させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】検索条件に基づいて情報を検索する検索
    サーバと通信回線を介して接続される端末装置に対し
    て、 利用者の所持金を記憶する記憶手段と、 利用者入力に応答して、人生におけるイベントと、その
    発生時期と、を対応付けて設定する設定手段と、 仮想日時を計時する時計手段と、 前記設定手段により設定されたイベントに関わる金銭の
    額を設定する手段と、 仮想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時
    期に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関
    わる金銭の額を、前記利用者の所持金に対して加算若し
    くは減算することで、時間経過に対する前記利用者の所
    持金の変化を演算する演算手段と、 仮想日時が、前記設定手段により設定された前記発生時
    期に到達した際、当該発生時期に対応するイベントに関
    する情報を検索するための検索条件を生成する検索条件
    生成手段と、 前記検索条件生成手段により生成された検索条件を前記
    検索サーバに送信し、また、前記検索サーバから検索結
    果を受信する通信手段と、 を機能させるためのプログラム。
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