JP2003337604A - 調節計用パラメータ設定器 - Google Patents
調節計用パラメータ設定器Info
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Abstract
用パラメータ設定器を提供する。 【解決手段】 第1のスイッチ13の操作により、調節
計50からバラメータ情報を一括して読み出し、パラメ
ータ格納手段40に格納するとともに、第2のスイッチ
の操作14により、予め格納されたパラメータ情報をパ
ラメータ格納手段40から読み出し、一括して調節計5
0に対し書込みを行う調節計通信手段30を備えた調節
計用パラメータ設定器10によって調節計50からのパ
ラメータ読出しや書込みを簡易かつ迅速に行う。
Description
タ情報の読出し及び書込み、並びにパラメータ情報の表
示を行う設定器に関する。
度調節計(以下、「温調計」とする)が使われている。
このような温調計はPID制御によって燃焼温度を制御
するようになっている。そして、PID制御のためのパ
ラメータの読出し・書込みに関しては従来からパソコン
を用いたローダのアプリケーションプログラムツールを
用いていた。
て計装される温調計の台数も増え、多いところでは数百
台が設置される場合も珍しくない。このような工場で、
多台数の温調計に同じパラメータを書き込むことも多
い。
複数併設しているベルトコンベヤでは多数の温調計が使
われている。そして、個々の温調計において使用される
PID値はほぼ同じである。このような場合に1台の炉
の温調計からPIDのパラメータを読み出して他の温調
計にこのパラメータをコピーすることが多い。
み作業に対してパソコンローダを用いた従来の温調計パ
ラメータ設定作業においては以下のような様々な問題が
生じていた。
調計に対して同じパラメータデータを設定する等の単純
なパラメータ設定作業を行うにも関わらず、この設定作
業に使用するのに高価なノートパソコンを準備する必要
があった。このようなノートパソコンは多数の温調計に
対してそれぞれ同じパラメータ設定をする場合に明らか
にオーバースペックの設定器と言える。
に読み出したり書き込む場合であってもパソコンの電源
を確保したり専用ケーブルを必要としたり、パソコンと
OSの起動に時間がかかるなどの作業準備上の問題があ
った。
ン自体が重たいので操作者が移動する際労苦を伴い、ま
た操作時に画面を見ながらマウスなどでポインタを操り
画面上のボタンを何度も押さなければならないなど、煩
雑な作業を要していた。また、温調計の設置場所は操作
者が腰をかがめるような低い場所から一般的な人の身長
を超えた高さまで様々である。そして、設定のたび毎に
操作者がパソコンを片手で支えながら移動し、専用ケー
ブルで接続するなどの作業を行っていたのでパソコン自
体を落下させるなどの危険もあった。更に、パラメータ
の読出しや書込みを行うには所定のキー操作が必要であ
るため、操作性が良くないという問題もあった。
ては、パソコンのOSのWindows(登録商標)自
体もバージョンが変わるので、アプリケーションもこれ
に対応するバージョンにしなければならないという製品
上の問題もあった。さらに、日本語版のパソコンローダ
では外国においての作業に使用できず、現地作業用にこ
れを外国語版のローダに作り変えなければならないとい
う問題もあった。
するために、簡易な構成で現実の使い勝手に即した調節
計用パラメータ設定器を提供することにある。
めに、本発明にかかる調節計用パラメータ設定器は、第
1のスイッチと第2のスイッチを備え、第1のスイッチ
の操作により、調節計からパラメータ情報を一括して読
み出し、パラメータ格納手段に格納するとともに、第2
のスイッチの操作により、予め格納されたパラメータ情
報をパラメータ格納手段から読み出し、一括して調節計
に対し書込みを行う調節計通信手段を更に備えたことを
特徴としている。
計に設定されているパラメータ情報を読み出すことがで
きるとともに、調節計に対しパラメータ情報を書き込む
ことができる。即ち、単一の操作によりパラメータ情報
の読出しおよび書込みができるから、取り扱いが容易に
なる。
パラメータ設定器は、請求項1にかかる調節計用パラメ
ータ設定器において、パラメータ情報を表示する表示手
段を備えたことを特徴としている。
単一の操作によりパラメータ情報の読出しおよび書込み
ができるとともに、読出し・書込みに関するパラメータ
情報を確認しながら調節計のパラメータ設定を行うこと
ができる。
パラメータ設定器は、 請求項1にかかる調節計用パ
ラメータ設定器において、調節計の制御対象物について
の運転データを表示する表示手段を備えたことを特徴と
している。
タデータ読出し・書込みが一括してできるとともに、パ
ラメータデータの読出し・書込みと同時に調節計の現状
の運転状態を把握することができる。
タ設定器は好ましくは、上位通信機器から予め設定され
たパラメータ情報を一括して読み出し、パラメータ格納
手段に格納するとともに、予め格納されたパラメータ情
報をパラメータ格納手段から読み出し、一括して上位通
信機器に対し送信する上位通信機器通信手段を備えてい
るのが良い。
は、上位通信機器にて予め設定された任意のパラメータ
情報を簡易設定器に送信し保存することができるととも
に、逆に、簡易設定器に保存されたパラメータ情報を上
位通信機器に送信することができる。
ータ設定器が上位通信機器通信手段と調節計通信手段の
双方を備えることで、上位通信機器において設定された
パラメータ情報を簡易設定器を介して調節計に対し書き
込むことができるとともに、調節計に設定されているパ
ラメータ情報を簡易設定器を介して上位通信機器に対し
送信することもできる。
設定器は好ましくは、請求項3に記載の表示手段とは別
にパタメータ読出し・書込み状態を示す表示素子を備
え、パタメータ読出し状態と書込み状態とを区別させる
ようにこの表示素子を表示させるのが良い。
読み出しているときは第1の表示色にて表示素子を点滅
させ、読出しが完了したときは第1の表示色にて表示素
子を点灯させ、調節計に対しパラメータを書き込んでい
るときは、第2の表示色にて表示素子を点滅させ、書込
みが完了したときは、第2の表示色にて表示素子を点灯
させる表示素子を備えているのが良い。
り、調節計との通信の読出し中、書込み中、読出し完
了、書込み完了の各状態を判断することができ、通信が
確実になされたか否かを操作者が容易に認識できる。ま
た、これにより、簡易設定器の通信異常状態も迅速に把
握できる。
でも作業状態を容易に確認することができ、多数台の調
節計のパラメータ設定作業において作業効率を向上させ
ることを可能とする。
る調節計のパラメータ設定器(以下、これを単に「簡易
設定器」と呼ぶ)について図面に基づいて説明する。
ように樹脂でできた平面視異型たまご形状を備え、その
幅狭側端部(先端側端部)からは温調計(温度調節計)
50(図4)との通信用ジャック11が突出し、幅広側
端部(基端側端部)にはパソコン60(図4)との通信
用接続端子12が備わっている。なお、温調計50に接
続する方向が幅狭になっている理由は、温調計50の他
の端子と簡易設定器の通信用ジャック11との干渉を防
止するためである。
状から分かるように全体的に薄くなっている。そして、
簡易設定器全体の大きさは操作者が片手で保持できる程
度の大きさであり、いわゆるテレビのリモコン相当の大
きさを備えている。
す面)には、データ読出しボタン13とデータ書込みボ
タン14が所定間隔隔てて配置され、これらのボタンよ
りも簡易設定器先端側にLCDデータ表示部15が配置
されている。データ読出しボタン13は温調計50から
簡易設定器10へのデータ読出しを開始するボタンであ
り、データ書込みボタン14は、簡易設定器10から温
調計50へのデータ書込みを開始するボタンである。な
お、このデータ読出しボタン13、データ書込みボタン
14は上位通信機器(パソコン)60とのデータの読出
し、書込み時にも使用される。
14とLCDデータ表示部15との間には簡易設定器1
0の作動状態を表示するLED表示素子16が配置され
ている。
す面)には、4つの操作ボタン21〜24が並んで配置
されている。なお、これらの操作ボタン21〜24はそ
れぞれ、通信速度設定用スイッチ(21)、通信条件設
定用スイッチ(22)、データ格納バンク選択スイッチ
(23)、機能選択スイッチ(24)として機能してい
る。また、これらのボタンは開閉可能な透明プラスチッ
クカバー25で覆われており、操作者がカバー25を開
いた際にのみ操作できるようになっている。すなわち、
この簡易設定器10では、カバー25を必要に応じて開
き、基本的な設定以外のものをこの4個の付加的なボタ
ン21〜24で操作するようになっている。
接して電池収納部のカバー26が開閉可能に配置されて
いる。電池収納部には例えば単三乾電池等の入手容易な
乾電池やボタン電池が収容されるようになっている。し
かしながら、かかる電池収納部は必ずしも必要とせず、
温調計側が電力供給に対応していれば、通信用ジャック
11を介して温調計50から電力を供給しても良い。同
じく、パソコン60(図4)からUSB端子を介して簡
易設定器10に電力供給を行うようにしても良い。
器10を片手で握り、その通信用ジャック11を温調計
50のローダ端子に差し込み、LCDデータ表示部15
の表示内容を確認しながらデータ読出し・書込みボタン
13,14を指で操作できる。すなわち、簡易設定器1
0の持ち運びを片手でできるだけでなくパラメータデー
タの読出し・書込み作業についても全て片手で行うこと
ができる。
て説明する。簡易設定器内部の電気回路構成は、図4に
概略的に示すように、調節計通信手段31及び上位機器
(パソコン)通信手段32を有した通信手段30と、パ
ラメータデータを格納するパラメータデータ格納手段4
0とを備えている。そして、調節計通信手段31は通信
用ジャック11を介して温調計50と通信可能であり、
上位機器通信手段32はRS232C等の端子12及び
通信ケーブル61を介してパソコン60と通信可能とな
っている。
るパラメータデータは前述したLCDデータ表示部15
を含む表示手段33によって表示されるとともに、パラ
メータデータの読取り・書込み操作は上述したスイッチ
を含むスイッチ入力手段34を介して行われるようにな
っている。
上位通信機器(パソコン)60から書きこまれたデータ
をEEPROMなどの不揮発性のメモリに保存するよう
になっているので、簡易設定器10を使用しないときに
は記憶保持のための電源を特別に必要としない。
て、温調計50のパラメータデータを表示する機能のほ
かに、対象となる温調計50の現時点のPV値やMV値
を表示可能となっている。これによって、パラメータデ
ータの読出し・書込みと同時に温調計50のPV値等を
確認することができる。これは、特に表示部を設けてい
ない温調計に使用すると効果が大きい。
表示部15への表示内容の具体例を図5に示す。図5
(a)は温調計50から読み出したパラメータデータの
表示例である。一方、図5(b)は温調計50のPV値
を表示させた場合を示している。更に、図5(c)は簡
易設定器10の機能選択ボタン24でイベント機能を選
択した場合の現在のイベント内容を表示している。この
ように、表示手段33とスイッチ入力手段34によって
LCDデータ表示部15にパラメータデータに限らず様
々なデータを表示することができる。
は、温調計50のローダ端子に差し込み、温調計50に
パラメータデータを書き込んだり、逆に温調計50から
パラメータデータを読み出したりする端子である。この
通信用ジャック11はいわゆる携帯型オーディオステレ
オのミニジャックと同等品であり、送信線、受信線、及
びグランド線を備えている。従って、市販のオーディオ
ステレオ用ミニジャックを通信用ジャック11に流用す
ることが可能であり、製品のコスト低減を図ることがで
きる。
2にはRS−232Cが用いられているが、アダプタを
介してUSBやIEEE1394などの規格に適用でき
る通信にも対応可能となっている。
から書き込みたいパラメータデータを簡易設定器10に
ダウンロードしたり、簡易設定器10のパラメータデー
タをパソコン60に読み出したりすることができる。
温調計50との通信速度を、例えば4800 bps〜
38400bpsの間で調節できるようになっている。
と調節計50との通信速度設定モードになり、一定時間
押し続けるとパソコン60との通信速度設定モードに変
わるようになっている。ただし、端子12にアダプタを
介してUSBやIEEE1394を接続している場合
は、通信速度の設定はパソコン側が決めるようになって
いるので、RS−232Cの場合のみ速度設定を行う。
リティ、ストップビットなどの通信条件を設定できるよ
うになっている。より詳細には、ビット数は8ビットま
たは7ビットを選択可能で、パリティは偶数パリティ、
奇数パリティ、またはパリティ無しを選択可能で、スト
ップビット1又は2を選択可能なようになっている。
て説明する。収納バンクとはパラメータデータをセット
として記憶されているエリアのことであり、パソコンロ
ーダのファイル保存に相当する。そして、パソコンのハ
ードディスクから読み出してこの収納バンクの中に2,
3のセット値を入れておくようになっている。収納バン
ク選択ボタン23とはこのパラメータデータの相異なる
2,3のセット値の中から任意のセット値を選択できる
ボタンである。即ち、収納バンク選択ボタン23で複数
の温調計のパラメータデータを簡易設定器10の収納バ
ンクに格納することが可能である。
択するスイッチであり、この機能選択ボタン24を操作
することでPV値を表示できる。これによって、操作者
はパラメータデータの読出し・書込みを行いながら温調
計50の現在の運転状態を把握することができる。
ベントを選択し、警報の種類を温調計のアプリケーショ
ンに応じて適時選択することが可能である。
いけないアプリケーションではPV値がSP値を超えな
いようにするとか、半導体の製造装置のようにPV値を
SP値に急激に近づけなければいけないなどのアプリケ
ーション、又はアクチュエータ駆動のようにPV値をS
P値にゆっくりと近づける必要がある等のアプリケーシ
ョンの違いに応じて警報の種類を変えることができる。
書込み中/データ送受信完了を示すランプであり、単一
のランプの表示色や点灯・点滅状態、点滅周期を変える
ことで図6に示すように様々な通信状態のうち現在の通
信状態を操作者に的確に知らせる。
3を押して簡易設定器10が調節計(温調計)50から
パラメータデータ読出し中の場合、LED表示素子16
は青色点滅になり、この読出しが完了したときは青色点
灯となる。また、この読出し時に通信異常があった場合
は青色で低速点滅(点滅周期をゆっくりとした点滅)と
なる。一方、操作者がデータ書込みボタン14を押して
簡易設定器10から調節計50にパラメータデータ書込
み中の場合、LED表示素子16は赤色点滅になり、こ
の書込みが完了したときは赤色点灯となる。また、この
書込み時に通信異常があった場合は赤色で低速点滅とな
る。
0がデータ読出し中かデータ書込み中か、データ読出し
・書込みが完了したか、通信異常かを判断することがで
きる。
で、簡易設定器10を温調計50に接続した状態でパラ
メータデータ読出しボタン13を押すだけで、即ち単一
のスイッチ操作によってパラメータデータを一括して読
み出すことができる。また、同様の接続状態でデータ書
込みボタン14を押すだけで、パラメータデータを一括
して書き込むことができる。即ち、温調計50と簡易設
定器10との間の通信を一つのボタン操作だけでワンタ
ッチで行うことが可能になっている。さらに、温調計5
0と簡易設定器10との現在の通信状態を一目で確認す
ることが可能である。
パソコン60との具体的な通信手順について説明する。
なお、図7及び図9では調節計通信手段31の図示を省
略し、図11、図13及び図15では上位機器通信手段
32の図示を省略している。
にパラメータデータを格納する手順について説明する。
まず、パソコン60と簡易設定器10との間を通信ケー
ブル61で接続する。そして、図7及び図8に示すよう
に、パソコン60の特定のキー操作によってパラメータ
送信操作を行うと(ステップS11)、パソコン60か
ら簡易設定器10の上位機器通信手段32にパラメータ
データが送信される(ステップS12)。この送信され
たパラメータデータは簡易設定器10のパラメータデー
タ格納手段40に格納される(ステップS13)。
るごとに上述の手順を繰り返すことでパラメータデータ
のセットを複数組パラメータデータ格納手段40に格納
しても良い。
ータデータをパソコン60で読み出す手順について説明
する。図9及び図10に示すように、パソコン60の特
定のキー操作によってパラメータデータ読出し操作を行
うと(ステップS21)、パソコン60から簡易設定器
10に読出し要求が送信される(ステップS22)。こ
の読出し要求によって簡易設定器10の上位機器通信手
段32がパラメータデータ格納手段40からパラメータ
データを読み出し(ステップS23)、簡易設定器10
からパソコン60にパラメータデータが送信される(ス
テップS24)。そして、このパラメータデータはパソ
コン60のメモリに格納される(ステップS25)。
のパラメータデータ読出し手順について説明する。ま
ず、簡易設定器10の通信用ジャック11を温調計50
の端子に差し込む。次いで、図11及び図12に示すよ
うに、簡易設定器10にて読出しキー操作を行う(ステ
ップS31)。これは、簡易設定器のデータ読出しボタ
ン13を押圧することでワンタッチで行うことができ
る。これによって、簡易設定器10から温調計50に読
出し要求が送信される(ステップS32)。そして、温
調計50から簡易設定器10にパラメータデータが送信
される(ステップS33)。この送信されたパラメータ
データは簡易設定器10のパラメータデータ格納手段4
0に格納される(ステップS34)。
パラメータデータ書込み手順について説明する。図13
及び図14に示すように、簡易設定器10にて書込みキ
ー操作を行う(ステップS41)。これは、簡易設定器
10のデータ書込みボタン14を押圧することでワンタ
ッチで行うことができる。これによって、簡易設定器1
0のパラメータデータ格納手段40からパラメータデー
タが読み出される(ステップS42)。次いで、簡易設
定器10から温調計50にパラメータデータが送信され
る(ステップS43)。そして、送信されたパラメータ
データは温調計50のメモリに格納される(ステップS
44)。
0のPV値を表示する手順について説明する。
4においてPV表示を選択してデータ読出しボタン13
を押圧することで読出し操作を行う(ステップS5
1)。これによって、簡易設定器10から温調計50に
PV値読出し要求が送信され(ステップS52)、温調
計50から簡易設定器10にPV値の運転データが送信
される(ステップS53)。そして、この送信された運
転データは表示手段33、具体的には簡易設定器10の
LCDデータ表示部15に表示される(ステップS5
4)。なお、この運転データの表示内容の一例は図5で
説明済みである。
タデータを読み出して複数の温調計に同一のパラメータ
データを書き込む場合は、ステップS11〜S13の手
順を行ない、その後、パラメータデータを書き込みたい
温調計ごとにステップS41〜S44のパラメータデー
タ書込み動作を繰り返せば良い。このパラメータデータ
書込み動作に当たっては上述したように書込みボタンを
一回押圧するだけで行うことができるので複数の温調計
へのパラメータデータ設定作業を簡単かつ迅速に行うこ
とができる。一方、或る温調計のパラメータデータを他
の多数の温調計に書き込む(コピーする)場合は、ステ
ップS31〜S34の手順を行ない、その後、パラメー
タデータを書き込みたい温調計ごとにステップS41〜
S44のパラメータデータ書込み動作を繰り返せば良
い。このパラメータデータ読出し動作と書込み動作もデ
ータ読出しボタン13やデータ書込みボタン14をそれ
ぞれ一回づつ押圧するだけで行うことができるので複数
の温調計へのパラメータデータ設定作業を簡単かつ迅速
に行うことができる。
形態にかかる簡易設定器10によると、操作者は単一の
スイッチの操作により温調計50に設定されているパラ
メータデータを読み出すことができるとともに、温調計
50に対しパラメータデータを書き込むことができる。
を単純に次々に書きこむ際に重たく取りまわし悪いノー
トパソコンなどを用いることなく、簡単な書込み、読出
しが可能となる。そのため、ノートパソコンなどの高価
なツールをローダとして用意する必要が無い。
必要が無いので、例えば、クリーンルーム内などでの使
用においても、室内を汚染する危険が極めて低い。従っ
て、安全かつ確実に操作を完了する事が可能であるとと
もに、大幅な作業性の向上を図ることができる。
定用のボタン21は必ずしも必要としない。同様に温度
調節計からの読出しデータ格納バンク選択ボタン23も
必ずしも必要とせず、機能選択ボタン24も必ずしも必
要としない。
メータデータを読出し・書込みについて説明したが、必
ずしもこれに限定されず圧力調節計や流量調節計など、
様々な調節計に本発明にかかる調節計のパラメータ設定
器を適用できることは言うまでもない。
しくはボタン電池などの)一般に入手可能なバッテリで
動作するため特別な電源準備の心配が無いことに留意す
べきである。
接続されていないときは自動的に電源が切れ、接続され
た時点で電源が自動的に入るようにするのが好ましく、
これによって電源スイッチが不要となる。
はパソコン側から設定しても良い。
て、さまざまな設定を行うことが可能とすることで使い
勝手が向上する。これは各規格に合わせた端子形状を持
たせるか、もしくは上述したようにアダプタを接続する
事で可能となる。例えば、一般にはRS−232Cであ
るが、USBや、IEEE1394などの通信にもアダ
プタで対応できる。
節計用パラメータ設定器は、操作者が単一のスイッチ操
作により調節計に設定されているパラメータ情報を読み
出すことができるとともに、調節計に対しパラメータ情
報を書き込むことができる。即ち、単一の操作によりパ
ラメータ情報の読出しおよび書込みができるから、取り
扱いが容易になる。
パラメータ設定器は、パラメータ情報を表示する表示手
段を備えているので、操作者が読出し・書込みに関する
パラメータ情報を確認しながら調節計のパラメータ設定
を行うことができる。
パラメータ設定器は、調節計の制御対象物についての運
転データを表示する表示手段を備えているので、パラメ
ータデータ読出し・書込みが一括してできるとともに、
パラメータの読出し・書込みと同時に現状の調節計の状
態を把握することができる。
から示す図である。
路ブロック図である。
状態を説明する図である。
を説明する図である。
ータを送信する状態を示す回路ブロック図である。
フロー図である。
ータを送信する状態を示す回路ブロック図である。
るフロー図である。
タデータを読み出す状態を示す回路ブロック図である。
明するフロー図である。
タデータを書き込む状態を示す回路ブロック図である。
明するフロー図である。
確認を示す回路ブロック図である。
するフロー図である。
Claims (3)
- 【請求項1】第1のスイッチと第2のスイッチを備え、
前記第1のスイッチの操作により、調節計からパラメー
タ情報を一括して読み出し、パラメータ格納手段に格納
するとともに、 前記第2のスイッチの操作により、予め格納されたパラ
メータ情報をパラメータ格納手段から読み出し、一括し
て調節計に対し書き込む調節計通信手段を更に備えたこ
とを特徴とする調節計用パラメータ設定器。 - 【請求項2】前記パラメータ情報を表示する表示手段を
備えたことを特徴とする、請求項1に記載の調節計用パ
ラメータ設定器。 - 【請求項3】前記調節計が制御する対象物の運転データ
を表示する表示手段を備えたことを特徴とする、請求項
1に記載の調節計用パラメータ設定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002145326A JP2003337604A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 調節計用パラメータ設定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002145326A JP2003337604A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 調節計用パラメータ設定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003337604A true JP2003337604A (ja) | 2003-11-28 |
Family
ID=29704698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002145326A Pending JP2003337604A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 調節計用パラメータ設定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003337604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009223357A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Omron Corp | 機器およびそのパラメータ設定方法 |
JP2014041613A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Krohne Messtechnik Gmbh | フィールド機器のパラメタ設定方法、フィールド機器およびパラメタ設定システム |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002145326A patent/JP2003337604A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009223357A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Omron Corp | 機器およびそのパラメータ設定方法 |
JP2014041613A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Krohne Messtechnik Gmbh | フィールド機器のパラメタ設定方法、フィールド機器およびパラメタ設定システム |
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A02 | Decision of refusal |
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