JP2003337217A - 光学フィルター及び画像表示装置 - Google Patents

光学フィルター及び画像表示装置

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JP2003337217A
JP2003337217A JP2002144699A JP2002144699A JP2003337217A JP 2003337217 A JP2003337217 A JP 2003337217A JP 2002144699 A JP2002144699 A JP 2002144699A JP 2002144699 A JP2002144699 A JP 2002144699A JP 2003337217 A JP2003337217 A JP 2003337217A
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optical filter
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light beam
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JP2002144699A
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English (en)
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Hiroki Kikuchi
啓記 菊池
Hitoshi Tamada
仁志 玉田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間変調素子を用いた画像表示装置におい
て、所定次数の回折光に含まれるノイズ成分を除去し、
これにより、上記所定次数の回折光により形成される画
像の劣化を改善する。 【解決手段】 複数の特定の波長(R、G、B)におけ
るレーザー光Lr、Lg、Lb(光ビーム)の1次回折光
±Lo1を透過する透光部12を有するシュリーレンフィ
ルター7(光学フィルター)であって、上記透光部のう
ち、各特定の波長の光ビームに対応する各別の透過領域
Pr、Pg、Pbに、該特定の波長の光ビームの所定次数
の回折光のみが透過する分光フィルター13r、13g、
13bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学フィルター及
びこれを用いた画像表示装置に関する。詳しくは、光学
フィルターを用いて表示した画像の画質の向上を図る技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションディスプレイと称する
画像表示装置では、空間変調素子として液晶パネルや、
DMD(Digital Micromirror Device)等が用いられて
きたが、近時、マイクロマシン技術によるアクティブ駆
動式のグレーティング(回折格子)を用いたディスプレ
イが開発されて注目を集めている。使用する回折格子型
素子は、「グレーティングライトバルブ(Grating Ligh
t Valve)」(以下、「GLV」と略記する。)と呼ば
れ、従来の空間変調素子を使った場合に比べて、継ぎ目
のない(シームレス)鮮明で明るい画像を表示できるこ
と及びマイクロマシン技術を用いて安価なコストで作成
できること、そして、高速動作が可能であること等の特
長を有している。
【0003】図9において、GLVaの動作原理を説明
する。
【0004】GLVaは反射型のセグメントが用いられ
ており、多数の微小リボン(メンブレンともいう。)
b、c、b、c、・・・がエアギャップをもって基板d
上に並列配置された構成を有している(図9参照)。リ
ボンb、c、b、c、・・・は、たとえば、6本一組で
1ピクセルを構成し、縦方向に多数、たとえば、108
0個のピクセルが配置され、GLVaの全体はライン状
でその大きさは、例えば、縦寸法28mm、横幅寸法(リ
ボンの長さ)200μmに形成されている。
【0005】1ピクセルを構成する6本のリボンb、
c、b、c、b、cのうち、1本おきの3本のリボン
b、b、bには共通の電圧が印加されるような、配線及
び電気回路が形成されており、電圧を印加しない場合
(ピクセル消灯時:Pixel Off)、6本のリボンはフラ
ットな反射鏡として作用し、入射光Liは鏡面反射する
(図9(a)参照)。
【0006】一方、電圧を印加すると(ピクセル点灯
時:Pixel On)、静電力により、リボンb、b、bは基
板d側に変位し、リボンb、c、b、c、b、cは回折
格子として機能し、反射光Loは鏡面反射成分(0次
光)Lo0、回折成分(±1次回折光)±Lo1に分離され
る(図9(b)参照)。変位量が入射光Liの波長の4
分の1のとき、1次回折光±Lo1の強度がが最大とな
る。
【0007】尚、図中に示す光ビーム「+Lo1、Lo0、
−Lo1」はGLVaによる回折光を表しており、「+L
o1」が+1次回折光、「Lo0」が0次(回折)光、−L
o1が−1次回折光をそれぞれ示す。
【0008】そして、GLVaを用いて画像を形成する
には、GLVaによって分離された0次光Lo0を遮蔽し
て、1次回折光±Lo1だけを取り出すことにより、画素
単位の強度変調が実現され、1次元空間変調素子として
機能する。
【0009】そこで、この1次回折光±Lo1のみを選択
するために、GLVaのフーリエ面で空間的フィルタリ
ング(シュリーレンフィルタリング)を行う光学フィル
ター(一般にシュリーレンフィルターといわれてい
る。)eが必要である。
【0010】図10はシュリーレンフィルター光学系の
要部について示したものである。図10では図示しない
光源からの光ビームが、シリンドリカルレンズfにより
集光されてGLVaに照射され、その回折光がレンズ
g、シュリーレンフィルターe、レンズhをこの順で透
過して出射される。
【0011】なお、シュリーレンフィルターeには、1
次回折光±Lo1だけを透過させるシュリーレンフィルタ
ー(以下、「透過型シュリーレンフィルター」とい
う。)と、1次回折光±Lo1だけを反射させるシュリー
レンフィルター(以下、「反射型シュリーレンフィルタ
ー」という。)とがある。また、ここで「透過」には単
なる「通過」も含まれるものとする。以下、同じ。
【0012】透過型シュリーレンフィルターは、遮蔽板
に±1次回折光を透過させるための開口又は透過部を形
成することにより構成され、また、反射型シュリーレン
フィルターは、遮蔽板に1次回折光±Lo1を反射させる
ための反射部を形成することにより構成されている。
【0013】ここでは、透過型シュリーレンフィルター
eを例に挙げて説明する(図10、図11参照)。
【0014】透過型シュリーレンフィルターeは、遮蔽
板iに適宜離間した位置に2つの矩形状の開口j、jが
形成されており、該開口j、jは1次回折光±Lo1だけ
が透過する大きさに形成され、これにより、0次光Lo0
が遮蔽されて、1次回折光±Lo1だけがフィルタリング
される(図10、図11参照)。なお、図11(a)は
図10におけるX矢視図であり、(b)はシュリーレン
フィルターを光軸方向から見た図である。
【0015】ところで、上記したGLVa及びシュリー
レンフィルターeを用いてフルカラーの2次元画像を表
示するためには、R(赤)G(緑)B(青)の3色(以
下単に、「RGB」という。)のレーザー光(それぞれ
「赤色レーザー光」Lr、「緑色レーザー光」Lg、「青
色レーザー光」Lb、という。)を用い、それぞれに対
応する3枚のGLV(空間変調素子)a、a、aを照明
する必要がある(図12参照)。
【0016】すなわち、3色のレーザー光源LdR、L
dG、LdBからのレーザー光Lr、Lg、Lbを、上記
シリンドリカルレンズf、f、fによりライン状の照明
に変換し、それによって得られたライン状の照射光をR
GB各色に対応する各別のGLVa、a、aで反射させ
て1次回折光±Lo1を発生させる。RGB3色に対応し
た3枚のGLV(空間変調素子)a、a、aは光学的に
共役な位置に配置される。
【0017】そして、上述したようにGLVa、a、a
を画像信号で制御することにより、1次回折光±Lo1が
変調され、無段階の階調を実現することができ、1次元
画像が作られる(図10、図12参照)。
【0018】これらRGB各色のレーザー光Lr、Lg、
Lbを色合成フィルターk、lにより合成した後、上記
シュリーレンフィルターeにより、1次回折光±Lo1の
みを透過又は反射させる。シュリーレンフィルターe
は、±1次回折光とそれ以外の方向に反射/回折される
光とをできるだけ高いコントラストで分離するために、
それらが互いに最も空間的に分離した位置、すなわち、
瞳位置(瞳面ともいう。)Iに配置される(図12参
照)。
【0019】瞳位置Iに配置された1枚のシュリーレン
フィルターeによって、3つのGLVa、a、a(空間
変調素子)による1次回折光±Lo1がフィルタリングさ
れる(図10、図12参照)。
【0020】次に、1次回折光±Lo1を投影レンズ系m
を介してガルバノミラーnで走査することにより、スク
リーンo上に2次元画像が表示される(図12参照)。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、シュリーレンフィルターeの開口j、jは、±1
次回折光とそれ以外の光(0次光とその他の次数の回折
光)とを分離する必要があり、3色RGB同時に機能さ
せる必要があるため、本来1色のために必要な開口サイ
ズよりも広く形成されている。そのため、シュリーレン
フィルターeの開口j、jを透過するノイズ光が増えて
しまい、これが2次元画像を劣化させてしまうという問
題があった。
【0022】すなわち、RGBのレーザー光Lr、Lg、
Lbの1次回折光±Lo1r、±Lo1g、±Lo1bは、その回
折角がそれぞれ相違するため、各RGBの1次回折光±
Lo1r、±Lo1g、±Lo1bの瞳位置Iでのフーリエ像F
b、Fg、Frの分布は、図13に示すように、中心側か
ら波長の短いB(青)、G(緑)、R(赤)の順に形成
される。なお、瞳位置Iのほぼ中心に描いたものは、0
次光の像であり、0次光は正反射なので角度が「0°」
であり、RGBのレーザー光Lr、Lg、Lbの反射光Lo
0が重なって形成される。
【0023】そして、上記シュリーレンフィルターeの
開口jは、このように形成されたRGBのレーザー光L
b、Lg、Lrのフーリエ像Fb、Fg、Frを同時に透過さ
せるために、これらを含む範囲(大きさ)に形成される
必要がある(図14参照)。
【0024】一方、通常デバイス製造上、画素を構成す
るリボンb、c、b、c、・・・の形状や表面状態を表
示領域全体において均一に作製することは難しく、その
ため、リボンb、b、・・・を動作させていない状態で
も凹凸が発生してしまい、均一な黒画像(ピクセル消灯
時:Pixel Offの状態)を得ることができない。
【0025】そして、リボンの印加電圧がゼロの際、理
想的にはGLVaから出射されるレーザー光は正反射成
分しか持たないが、現実には表面の微少な粗さに起因す
る散乱や、リボンb、c、・・・が傾斜することなどに
由来して回折や散乱が存在する。そのうち、反射表面の
ゴミやリボンb、c、・・・の欠陥があると、強い散乱
が発生する。
【0026】また、シュリーレンフィルターeは、GL
Va、a、aの1次回折光±Lo1と0次光Lo0をコント
ラスト高く分離するよう配置されているが、上記欠陥に
起因する散乱成分は、その散乱角度方向が広く分布する
ため、ある成分は1次回折光±Lo1と同じ方向に散乱し
てしまい、上述したように、他の領域を通して異なる波
長のノイズ光がシュリーレンフィルターeを透過して画
質の劣化を招いていた。
【0027】なお、こうした散乱成分(ノイズ成分)
は、シュリーレンフィルターにより画像光と分離するこ
とのできないノイズ光となる。理想的にはシュリーレン
フィルターの開口サイズをできる限り小さくすることに
より、ノイズ光強度を小さくし、画像のS/N比(Sign
al-Noise ratio)を改善することができるのだが、上述
したように、従来のGLVレーザプロジェクションディ
スプレーにあっては、1枚のシュリーレンフィルターe
でRGB3色の1次回折光±Lo1を同時に透過させよう
としていたため、上記開口j、jの大きさを小さくする
ことができなかった。
【0028】そこで、本発明は、所定次数の回折光に含
まれるノイズ成分を除去し、これにより、上記所定次数
の回折光により形成される画像の劣化を改善することを
課題とする。
【0029】また、空間変調素子を用いた画像表示装置
において、空間変調素子の画素を構成するリボンの形状
や表面状態を均一に作製することが困難であることに起
因する、画質の劣化を改善することを課題とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビ
ームの所定次数の回折光を透過又は反射する透過部又は
反射部を有する光学フィルターであって、上記透過部又
は反射部のうち、各特定の波長の光ビームに対応する各
別の透過領域又は反射領域は、該特定の波長の光ビーム
の所定次数の回折光のみを透過又は反射するようにした
ものである。
【0031】また、本発明画像表示装置は、それぞれ異
なる波長の光ビームを各別に出射する複数の光源と、上
記各光源から出射された光ビームをライン状の領域に照
射する各ライン照明系と、配列された多数の画像構造を
有し上記各ライン照明系により照射された光ビームの所
定次数の回折光を上記各画素について各別に発生させる
機能を有する空間変調素子と、該空間変調素子により発
生した所定次数の回折光のみを透過又は反射させること
によって強度変調を行う光学フィルターと、該光学フィ
ルターによりフィルタリングされた所定次数の回折光を
投影して1次元画像を形成する投影レンズ系と、該投影
レンズ系により形成された1次元画像を2次元画像に変
換する光走査器とを有する画像表示装置であって、上記
光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビームの所定
次数の回折光を透過又は反射する透過部又は反射部を有
し、上記透過部又は反射部のうち、各特定の波長の光ビ
ームに対応する各別の透過領域又は反射領域は、該特定
の波長の光ビームの所定次数の回折光のみを透過又は反
射するようにしたものである。
【0032】したがって、本発明によれば、光学フィル
ターにより、特定の単一波長の光ビームのうち、強度変
調された所定次数の回折光のみを透過又は反射する。
【0033】また、別の本発明光学フィルターは、複数
の特定の波長の光ビームの所定次数の回折光を透過又は
反射する透過部又は反射部を有する光学フィルターであ
って、上記透過部又は反射部のうち、視感度の高い光ビ
ーム以外の特定の波長の光ビームが透過又は反射する透
過領域又は反射領域において、上記視感度の高い光ビー
ムが透過しないように又は反射しないようにしたもので
ある。
【0034】また、別の本発明画像表示装置は、それぞ
れ異なる波長の光ビームを各別に出射する複数の光源
と、上記各光源から出射された光ビームをライン状の領
域に照射する各ライン照明系と、配列された多数の画像
構造を有し上記各ライン照明系により照射された光ビー
ムの所定次数の回折光を上記各画素について各別に発生
させる機能を有する空間変調素子と、該空間変調素子に
より発生した所定次数の回折光のみを透過又は反射させ
ることによって強度変調を行う光学フィルターと、該光
学フィルターによりフィルタリングされた所定次数の回
折光を投影して1次元画像を形成する投影レンズ系と、
該投影レンズ系により形成された1次元画像を2次元画
像に変換する光走査器とを有する画像表示装置であっ
て、上記光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビー
ムの所定次数の回折光を透過又は反射する透過部又は反
射部を有し、上記透過部又は反射部のうち、視感度の高
い光ビーム以外の特定の波長の光ビームが透過又は反射
する透過領域又は反射領域において、上記視感度の高い
光ビームが透過しないように又は反射しないようにした
ものである。
【0035】したがって、別の本発明によれば、視感度
の高い光ビームのノイズ成分の透過又は反射を制限す
る。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明は、複数の特定波長の光ビ
ームを用い、これら波長の光ビームの所定次数の回折光
を変調して2次元画像を得る光学的構成に関するもので
ある。例えば、画像表示装置への適用においては、フロ
ントプロジェクション(前面投射)型、リアプロジェク
ション(背面投射)型のレーザーディスプレイが挙げら
れるが、その他、レーザープリンタ、あるいはディジタ
ル画像データから映画フィルムへの記録装置等、印刷や
記録を含む画像装置に広く用いることができる。
【0037】以下に、本発明の詳細を添付図面に示した
各実施の形態に従って説明する。
【0038】先ず、画像表示装置1の概要を説明する。
【0039】画像表示装置1は、3色のRGBのレーザ
ー光源2r、2g、2bと、レーザー光源2r、2g、
2bから照射されたレーザー光Lr、Lg、Lbの強度分
布の均一化を図るラインジェネレータエキスパンダ光学
系3、3、3と、上記レーザー光源2r、2g、2bか
らのレーザー光Lr、Lg、Lbをライン状の領域に照射
するフォーカスレンズ4、4、4と、1次回折光±Lo1
を発生させ、1次元画像を形成すべく1次元空間変調を
行うGLV5、5、5と、各RGBのレーザー光Lr、
Lg、Lbを合成する色合成フィルター6、6と、上記G
LV5、5、5により発生させた1次回折光±Lo1のみ
を透過させ、0次光を遮蔽する光学フィルター(以下、
「シュリーレンフィルター」という。)7と、該シュリ
ーレンフィルター7によりフィルタリングされた1次回
折光±Lo1を投影する投影レンズ系8と、1次元画像を
2次元画像に変換するためのガルバノミラー9と、2次
元画像を表示するスクリーン10とを有する(図1参
照)。なお、上記フォーカスレンズ4には、ライン照明
を形成するために、一般的には円筒レンズが用いられ
る。
【0040】レーザー光源2r、2g、2bとしては、
R(赤:642nm)、B(青:457nm)、G(緑:5
32nm)のように極めて狭帯域の単一波長のレーザー光
源を用いる。なお、図1においては図示を省略したが、
各色のレーザー光源2r、2g、2bは、各別に複数
個、例えば、4つがライン状に配列されており(図2参
照)、上記ラインジェネレータエキスパンダ光学系3及
びフォーカスレンズ4を介して、ライン状のレーザー光
Lr、Lg、Lbに変換され、これにより、後段のGLV
5、5、5の素子全体をライン状に一様に照明する。
【0041】具体的には、ライン状のレーザー光Lr、
Lg、Lbによる照明は、横方向については、GLVピク
セルサイズ相当(幅25μm)まで絞り込まれ(図2
(a)参照)、縦方向(GLV長軸方向)については、
GLV素子全体を一様に照明する、長さ30mm程度のテ
レセントリック照明とされ(図2(b)参照)、照明の
Fナンバーは「4」程度であるようにされる。
【0042】GLV5は上記従来例で説明したものと同
様であり、反射型の空間変調素子であるのでその詳細は
省略する。
【0043】GLV5のリボンは、その長さ200μm
程度、幅3〜4μm程度で、シリコンプロセスによって
形成されており、GLV5にはリボンがリボンの短軸方
向に数千本配列された形状をしており、該リボンが6本
一組で、1ピクセルが形成される。例えば、1080個
の素子からなるGLVは、6480本のリボンが縦に配
列されている。なお、本発明で用いる空間変調素子はG
LVに限らず、光線方向の変化によって強度変調を行う
空間変調素子、例えば、DMDなどでも応用可能であ
る。また、反射型の空間変調素子に限らず、透過型の空
間変調素子を用いるようにしても良い。
【0044】シュリーレンフィルター7は、投影レンズ
系8の瞳位置Iに配設されている。これは、1次回折光
±Lo1とそれ以外の方向に反射/回折される光とをでき
るだけ高いコントラストで分離するためであり、それら
が互いに最も空間的に分離した位置が瞳位置Iであるか
らである。
【0045】シュリーレンフィルター7は、透明板に遮
光膜を成膜した遮光板11の所定2箇所に透光部12、
12を形成し、該透光部12、12に所定のフィルター
13、13を設けたものである。
【0046】シュリーレンフィルター7の2つの透光部
12、12は、光軸が通る点を含む水平線を中心に、所
定距離離間して形成されている。
【0047】該透光部12、12は、上記従来の技術の
欄で説明した開口j、jと同じ大きさに形成されてい
る。すなわち、各透光部12には、3色のRGBのレー
ザー光Lr、Lg、Lbの1次回折光+Lo1r、+Lo1g、
+Lo1b又は1次回折光−Lo1r、−Lo1g、−Lo1bが同
時に透過できる大きさに形成されている。
【0048】ここで、投影レンズ系8の瞳位置Iでの強
度分布は上記従来の技術(図13)で説明したものと同
じであるので、よって、図13を用いて説明する。
【0049】すなわち、0次光Lo0は正反射なので、角
度は「0」であり、3色のRGBの0次光Lo0は瞳位置
Iの中心に重なる。一方、1次回折光±Lo1は、瞳位置
Iにおいて、中心より(投影レンズ系8の焦点距離)×
(回折角)の高さの位置に各フーリエ像Fb、Fg、Fr
を形成する。ここで回折角はラジアン単位である。
【0050】ここで3枚のGLV5、5、5の回折格子
周期が等しい場合、3色のRGBのレーザー光Lr、L
g、Lbの回折角はそれぞれ異なるため、1次回折光±L
o1は瞳位置Iで異なる位置にフーリエ像Fb、Fg、Fr
を形成する。図13に示すとおり、遮光板11の中心側
から波長の短い順に、青(B)、緑(G)、赤(R)の
1次回折光Lo1r、Lo1g、Lo1bに対応するフーリエ像
Fb、Fg、Frが分布し、上記透光部12、12はこれ
らフーリエ像Fb、Fg、Frを含む大きさに形成されて
いる。
【0051】そして、各透光部12は、その幅方向でほ
ぼ等間隔に3つの領域に分割された部位に対応して分光
特性を有する各別のフィルター(以下、「分光フィルタ
ー」という。)13b、13g、13rが成膜される。な
お、透光部12の上記3つの領域は、それぞれ上記各レ
ーザー光Lr、Lg、Lbの1次回折光Lo1が透過される
領域であり、以下、透過領域Pr、Pg、Pbという。
【0052】3つの分光フィルター13b、13g、13
rは、遮光板11の中心側から波長の短い順に、青色レ
ーザー光Lbのみ透過する分光フィルター13b、緑色レ
ーザー光Lgのみを透過する分光フィルター13g、赤色
レーザー光Lrのみを透過する分光フィルター13rとさ
れ、これら各分光フィルター13b、13g、13rの中
心部に上記フーリエ像Fb、Fg、Frが形成されるよう
になっている。
【0053】分光フィルター13bは、青色レーザー光
Lbに対しては透過率100%で、緑色レーザー光Lg及
び赤色レーザー光Lrに対しては透過率0%、分光フィ
ルター13gは、緑色レーザー光Lgに対しては透過率1
00%で、青色レーザー光Lb及び赤色レーザー光Lrに
対しては透過率0%、分光フィルター13rは、赤色レ
ーザー光Lrに対しては透過率100%で、緑色レーザ
ー光Lg及び青色レーザー光Lbに対しては透過率0%と
なっており、このような分光フィルター13b、13g、
13rの分光特性はこれらの波長のみで実現されれば良
く、誘電多層膜の干渉型フィルターにより容易に実現可
能である。
【0054】これにより、3色のRGBのレーザー光L
r、Lg、Lbを1つのシュリーレンフィルター7で透過
させるとき、3色のRGBのレーザー光Lr、Lg、Lb
の各1次回折光±Lo1r、±Lo1g、±Lo1bは、その本
来のフーリエ像Fr、Fg、Fbを形成する部位しか透過
することができず、よって、その信号成分のみが各別の
分光フィルター13b、13g又は13rを透過し、ノイ
ズ成分は他の分光フィルター13g及び13r、13r及
び13b、13b及び13gによって、それぞれカットさ
れる。
【0055】すなわち、3色のRGBの各レーザー光L
r、Lg、Lbについて、シュリーレンフィルター7の透
光部12、12のサイズを実効的に理想的に最小とする
ことができ、結果として、ノイズ成分の除去効果を最大
にすることができ、画像表示装置1の画質の改善を図る
ことができる。
【0056】このように、ノイズ成分が除去された、1
次回折光±Lo1のみが投影レンズ系8を介してガルバノ
ミラー9で走査されてスクリーン10上に2次元画像と
して表示されることになる(図1参照)。
【0057】なお、GLV5、5、5やガルバノミラー
9などの駆動制御手段については図示及び説明を省略す
る。また、本発明画像表示装置1はガルバノミラー9に
限らず、ポリゴンミラーなどのような他の機械式光走査
器を用いることにより、1次元画像を2次元画像に変換
することが可能である。
【0058】上記第1の実施の形態において、シュリー
レンフィルター7を、透明板に遮光膜を成膜し、所定の
部位に透光部12、12を形成して、該透光部12、1
2に分光フィルター13、13を成膜したものとして説
明したが、本発明はこれに限らず、遮光性のある基板に
開口を形成し、該開口に所定の分光フィルターを嵌め込
むようにしても良い。
【0059】図4は、第1の実施の形態にかかるシュリ
ーレンフィルター7の変形例を示すのもので、この変形
例にかかるシュリーレンフィルター7Aは、透光部1
2、12に設けた分光フィルター20、20の透過率を
連続的に徐々に変化させたものである。
【0060】すなわち、上記第1の実施の形態にかかる
シュリーレンフィルター7の分光フィルター13b、1
3g、13rは、各別の波長のレーザー光Lr、Lg又はL
bのみを透過させる透過率を有するものであったが、こ
の変形例にかかる分光フィルター20はその透過率が、
徐々に変化するようになっており、各透過領域Pr、P
g、Pb間での境界をなくしたものである。
【0061】このようなタイプの干渉フィルターの一例
として、Edmund Optics社のVREILリニアバンドパスフィ
ルターが挙げられる。RGB3色の瞳位置Iは、それぞ
れのレーザー光Lr、Lg、Lbの波長にほぼ比例した位
置関係になるので、こうした位置に対して線形に透過波
長帯が変化する干渉フィルターによって、それぞれの波
長に対して最適な透過と他の波長に対してのスクリーニ
ングが実現される。
【0062】このような分光フィルター20にあって
も、上記RGB各色のレーザー光Lr、Lg、Lbのフー
リエ像Fr、Fg、Fbが形成される部位において、その
波長のレーザー光Lr、Lg、Lbによる1次回折光±Lo
1r、±Lo1g、±Lo1bのみ透過することができるため、
ノイズ成分が除去され信号成分のみが通過され、よっ
て、画像表示装置1の画質の改善を図ることができる。
【0063】図5は、本発明光学フィルターの第2の実
施の形態を示すものである。
【0064】この第2の実施の形態が前記第1の実施の
形態と比較して相違する点は、シュリーレンフィルター
7Bが、ノイズ成分に関しては、視感度の強い波長の光
ビームのノイズ成分をより確実に除去するものであるの
で、図面には要部のみを示し、また、その説明は上記相
違点についてのみ行い、他の部分については図面の各部
に前記第1の実施の形態に係る光学フィルターにおける
同様の部分に付した符号と同じ符号を付すことによりそ
の説明を省略する。。
【0065】具体的には、緑色光は、青色や赤色に比べ
て視感度が高く、緑色の散乱ノイズは他の色に比べて認
識しやすい。そのため、画質改善には緑色光源によるノ
イズを除去することが有用であり、緑光の散乱ノイズを
低減することを目的として、いわゆる、ノッチフィルタ
ーをシュリーレンフィルター7Bに使用する(図5参
照)。
【0066】ノッチフィルターは、特定の波長帯のみ透
過率が0%となり、そのほかの波長帯においては十分高
い透過率を示すものである。ここでは、緑(532nm)
の透過率が0%で赤(642nm)青(457nm)の透過
率が100%付近のフィルターを使用する。
【0067】このようなノッチフィルターは誘電体多層
膜による干渉フィルターにより比較的容易に作製可能で
あるが、ホログラフィックノッチフィルターも使用可能
である。ホログラフィックノッチフィルターとは、ホロ
グラム手法により、フィルター内部に正弦波的に屈折率
変調が形成され、この屈折率変調の干渉効果により、特
定の波長のみ透過率を0%にし、その他の波長の透過率
を100%付近にするフィルターである。このフィルタ
ーの特徴は、バンド幅を極めて狭帯域化できることであ
る。
【0068】この第2の実施の形態において用いたノッ
チフィルター30は、その全体の形状が矩形の平板状を
呈し、その中央部に横長な矩形のスリット31が形成さ
れており、このようなノッチフィルター30は上記遮光
板11の透光部12、12を覆うように設けられ、ま
た、上記スリット31は、透光部12のほぼ中央部で上
記緑色レーザー光Lgのフーリエ像Fgが形成される部位
に対応する位置に設けられる。これにより、シュリーレ
ンフィルター7Bの透光部12のうち、上記緑色レーザ
ー光Lgのフーリエ像Fgに対応する位置は、素通しとな
り、他の部分はノッチフィルター30により覆われる
(図5参照)。
【0069】しかして、各色のレーザー光Lr、Lg、L
bの1次回折光±Lo1r、±Lo1g、±Lo1bがシュリーレ
ンフィルター7Bの透光部12を透過しようとすると
き、緑色レーザー光Lgの信号成分は、上記ノッチフィ
ルター30のスリット31を透過し、緑色レーザー光L
gのノイズ成分がノッチフィルター30により除去され
る。
【0070】特に、上記スリット31の幅を狭く設定す
ることにより、緑色レーザー光Lgが透過できるバンド
幅を極めて狭帯域化することができ、その分、散乱ノイ
ズの低減化に貢献し、画質の劣化を防止することができ
る。
【0071】また、赤色レーザー光Lr及び青色レーザ
ー光Lbはノッチフィルター30を透過するため、赤色
及び青色の画像信号はそのまま後段に伝わることにな
る。また、このとき、赤色レーザー光Lr及び青色レー
ザー光Lbのノイズ成分がノッチフィルター30を透過
してしまうが、上述のように、これらの色は視感度が低
く、よって、2次元画像の画像ノイズとしては、目立た
ないので、視覚的に、認識されることは少なく、画質の
劣化は目立たない。
【0072】この第2の実施の形態にあっては、シュリ
ーレンフィルター7Bの透光部12、12を覆うフィル
ターを1種類のもので構成することができるため、安価
に製造することができる。
【0073】図6及び図7は、本発明の第3の実施の形
態を示すもので、この第3の実施の形態にかかるシュリ
ーレンフィルター7Cは、上記第2の実施の形態におけ
るノッチフィルター30に形成したスリット31の幅を
変更可能にしたものである。
【0074】すなわち、このシュリーレンフィルター7
Cの各透光部12には、2つの帯状のノッチフィルター
40、40がそれぞれ配設され、該ノッチフィルター4
0、40はその長手方向の一端部においてアクチュエー
ター41を介して上記遮光板11に支持されている。な
お、ノッチフィルター40、40の支持は、上述したよ
うに一端をアクチュエータ41に支持するようにしても
良いが、アクチュエータ41を2つ設けて、ノッチフィ
ルター40、40の両端を支持するようにしても良い。
【0075】ノッチフィルター40、40は、シュリー
レンフィルター7Cの各透光部12のほぼ中心部を空け
てその回折角の大きい側と小さい側とにそれぞれ配置さ
れており、ノッチフィルター40と40とはその間の間
隔42が、透光部12のほぼ中央部で上記緑色レーザー
光Lgのフーリエ像Fgが形成される部位に対応する位置
に配設される。該間隙42は、上記第2の実施の形態に
おけるノッチフィルター30のスリット31に相当する
ものである。
【0076】上記アクチュエータ41の駆動は、外部信
号により為され、これにより、2つのノッチフィルター
40、40は互いに離間又は接近するように移動され、
上記間隔42が変更可能とされる。
【0077】これにより、緑色レーザーLgが透過する
バンド帯域を広げたり、狭めたりすることができ、全体
として明るい画像が表示されていて、散乱ノイズを低減
するよりは十分高い解像度を実現したいときは、上記間
隙42を広くして、緑色の開口サイズを広くする。
【0078】一方、暗い画面で、解像度を確保するより
は散乱ノイズを低減したい場合は、上記間隙42を狭く
して、緑色レーザーLgが透過できる幅を小さくする。
これらは、画面の切り換えのタイミングで行えば良く、
アクチュエータ41はビデオフレームレート(60Hz)
程度で機能すればよく、一般的なモータやソレノイドな
どが十分使用可能である。
【0079】また、アクチュエータ41の駆動タイミン
グとして、例えば、画像信号のうち、輝度信号を用いて
行うことができる。
【0080】図8は、本発明の第4の実施の形態を示す
もので、この第4の実施の形態にかかる画像表示装置1
Dは、上記第1の実施の形態にかかる画像表示装置1に
おけるシュリーレンフィルター7に透過型のものを使用
したのに対して、この実施の形態にかかるシュリーレン
フィルター7Dには反射型のものを用いた点で相違す
る。したがって、上記第1の実施の形態にかかる画像表
示装置1と相違する部分について主に説明し、第1の実
施の形態における部分と同様の部分については、第1の
実施の形態における同様の部分に付した同一の符号を付
すことによりその説明を省略する。
【0081】画像表示装置1Dは、3色のRGBのレー
ザー光源2r、2g、2bと、レーザー光源2r、2
g、2bから照射されたレーザー光Lr、Lg、Lbの強
度分布の均一化を図るラインジェネレータエキスパンダ
光学系3、3、3と、上記レーザー光源2r、2g、2
bからのレーザー光Lr、Lg、Lbをライン状の領域に
照射するフォーカスレンズ4、4、4と、1次回折光±
Lo1を発生させ、1次元画像を形成すべく1次元空間変
調を行うGLV5、5、5と、各RGBのレーザー光L
r、Lg、Lbを合成する色合成フィルター6、6と、上
記GLV5、5、5により発生された1次回折光±Lo1
による1次元画像信号をそのまま後段に伝達するオフナ
ーリレー50と、上記GLV5、5、5により発生され
た1次回折光±Lo1のみを反射させ、0次光を遮蔽する
シュリーレンフィルター7Dと、該シュリーレンフィル
ター7Dによりフィルタリングされた1次回折光±Lo1
を投影する投影レンズ系8と、1次元画像を2次元画像
に変換するためのガルバノミラー9と、2次元画像を表
示するスクリーン10とを有する(図8参照)。
【0082】オフナーリレー50は、比較的曲率の大き
な凹面鏡51と、該凹面鏡51に対向するように配置さ
れ、同心状で曲率が小さい凸面52に形成された反射部
とで構成されている。
【0083】また、オフナーリレー50の瞳位置I、す
なわち、凸面52上には、1次回折光±Lo1のみを反射
する反射面が形成され、これにより、シュリーレンフィ
ルター7Dが構成されている。
【0084】具体的には、表面が凸面52をした透明基
板のフーリエ像Fr、Fg、Fbが形成される部位に反射
コートなどを形成することにより反射部が形成され、他
の部分、すなわち、0次光や高次回折光などが入光する
部位には、このような反射コートが形成されていない。
これにより、0次光及び高次回折光が、反射しないよう
になっている。また、凸面52の上記反射面における反
射コートに空間的反射率が変化するような機能を持たせ
るか、或いは、反射面の前に、空間的透過率が変化する
ようなフィルターを配置して、上記各実施の形態に示し
たシュリーレンフィルター7などと同等な機能を実現す
ることができる。
【0085】しかして、各色(RGB)に対応するGL
V5、5、5により発生した各色(RGB)の1次回折
光±Lo1r、±Lo1g、±Lo1bは、上記色合成フィルタ
ー6、6を介して同一の光路上に乗り、オフナーリレー
50に入光する。
【0086】オフナーリレー50に入光した各色レーザ
ー光Lr、Lg、Lbは、その凸面52、すなわち、シュ
リーレンフィルター7Dにおいて、上記各1次回折光±
Lo1r、±Lo1g、±Lo1bのフーリエ像Fr、Fg、Fbが
形成され、該1次回折光±Lo1のみが反射されて、後段
に伝播されると共に、0次光、他の高次回折光及びノイ
ズ成分は除去される。
【0087】そして、ノイズ成分が除去された、1次回
折光±Lo1のみが投影レンズ系8を介してガルバノミラ
ー9で走査されてスクリーン10上に2次元画像として
表示されることになる(図8参照)。
【0088】このような反射型のシュリーレンフィルタ
ー7Dにあっても、上記RGB各色のレーザー光Lr、
Lg、Lbのフーリエ像Fr、Fg、Fbが形成される部位
において、その波長のレーザー光Lr、Lg、Lbによる
1次回折光±Lo1r、±Lo1g、±Lo1bのみを反射する
ようにしたため、ノイズ成分が除去され信号成分のみが
反射され、よって、画像表示装置1Dの画質の改善を図
ることができる。
【0089】このように、レーザー光Lr、Lg、Lbの
光路中の中間像を形成するリレー光学系(オフナーリレ
ー50)の瞳位置Iにシュリーレンフィルター7Dを配
置する場合にも、本発明を適用することができる。
【0090】なお、上記各実施の形態において、±1次
回折光を光学フィルターによりフィルタリングして強度
変調したものについて説明したが、本発明は、±2次回
折光や1次回折光のうちでも一方の+1次回折光又は−
1次回折光のみをフィルタリングして1次元画像を形成
し、これを2次元画像に変換するようにしても良い。
【0091】この他、上記各実施の形態において示した
各部の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当
たって行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
ることがあってはならないものである。
【0092】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビ
ームの所定次数の回折光を透過又は反射する透過部又は
反射部を有する光学フィルターであって、上記透過部又
は反射部のうち、各特定の波長の光ビームに対応する各
別の透過領域又は反射領域は、該特定の波長の光ビーム
の所定次数の回折光のみを透過又は反射するようにした
ことを特徴とする。
【0093】また、本発明画像表示装置は、それぞれ異
なる波長の光ビームを各別に出射する複数の光源と、上
記各光源から出射された光ビームをライン状の領域に照
射する各ライン照明系と、配列された多数の画像構造を
有し上記各ライン照明系により照射された光ビームの所
定次数の回折光を上記各画素について各別に発生させる
機能を有する空間変調素子と、該空間変調素子により発
生した所定次数の回折光のみを透過又は反射させること
によって強度変調を行う光学フィルターと、該光学フィ
ルターによりフィルタリングされた所定次数の回折光を
投影して1次元画像を形成する投影レンズ系と、該投影
レンズ系により形成された1次元画像を2次元画像に変
換する光走査器とを有する画像表示装置であって、上記
光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビームの所定
次数の回折光を透過又は反射する透過部又は反射部を有
し、上記透過部又は反射部のうち、各特定の波長の光ビ
ームに対応する各別の透過領域又は反射領域は、該特定
の波長の光ビームの所定次数の回折光のみを透過又は反
射するようにしたことを特徴とする。
【0094】したがって、本発明によれば、光学フィル
ターの透過部又は反射部のうち、各特定の波長の光ビー
ムに対応する各別の透過領域又は反射領域は、該特定の
波長の光ビームの所定次数の回折光のみを透過又は反射
するようにしたので、透過領域又は反射領域の大きさを
実効的に最小とすることができ、結果として、ノイズ成
分の除去効果を最大にすることができ、画像表示装置の
画質の改善を図ることができる。
【0095】また、別の本発明光学フィルターは、複数
の特定の波長の光ビームの所定次数の回折光を透過又は
反射する透過部又は反射部を有する光学フィルターであ
って、上記透過部又は反射部のうち、視感度の高い光ビ
ーム以外の特定の波長の光ビームが透過又は反射する透
過領域又は反射領域において、上記視感度の高い光ビー
ムが透過しないように又は反射しないようにしたもので
ある。
【0096】また、別の本発明画像表示装置は、それぞ
れ異なる波長の光ビームを各別に出射する複数の光源
と、上記各光源から出射された光ビームをライン状の領
域に照射する各ライン照明系と、配列された多数の画像
構造を有し上記各ライン照明系により照射された光ビー
ムの所定次数の回折光を上記各画素について各別に発生
させる機能を有する空間変調素子と、該空間変調素子に
より発生した所定次数の回折光のみを透過又は反射させ
ることによって強度変調を行う光学フィルターと、該光
学フィルターによりフィルタリングされた所定次数の回
折光を投影して1次元画像を形成する投影レンズ系と、
該投影レンズ系により形成された1次元画像を2次元画
像に変換する光走査器とを有する画像表示装置であっ
て、上記光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビー
ムの所定次数の回折光を透過又は反射する透過部又は反
射部を有し、上記透過部又は反射部のうち、視感度の高
い光ビーム以外の特定の波長の光ビームが透過又は反射
する透過領域又は反射領域において、上記視感度の高い
光ビームが透過しないように又は反射しないようにした
ものである。
【0097】したがって、別の本発明によれば、光学フ
ィルターの透過部又は反射部のうち、視感度の高い光ビ
ーム以外の特定の波長の光ビームが透過又は反射する透
過領域又は反射領域において、上記視感度の高い光ビー
ムが透過しないように又は反射しないようにしたので、
ノイズ成分として認識されやすい視感度の高い光ビーム
の透過率又は反射率を抑制することができ、さらなる画
質改善を図ることができる。
【0098】請求項2、請求項4、請求項7又は請求項
9に記載した発明は、上記複数の特定の波長の光ビーム
を、赤色レーザー光、緑色レーザー光、青色レーザー光
としたので、フルカラーの2次元画像を形成することが
できる。
【0099】請求項5又は請求項10に記載した発明に
よれば、視感度の高い光ビームが透過又は反射する透過
領域又は反射領域の回折方向の大きさを外部信号に基づ
き変更するようにしたので、視感度の高い光ビームが透
過又は反射するバンド帯域を広げたり、狭めたりするこ
とができ、画像の明暗に対応させて、さらなる画質の改
善を図ることができる。
【0100】請求項11又は請求項13に記載した発明
によれば、光学フィルターを投影レンズ系の瞳位置近傍
に配置したので、信号成分とノイズ成分とを最も効率よ
く分離して、ノイズ成分を除去することができ、よっ
て、さらなる画質の改善を図ることができる。
【0101】請求項12又は請求項14に記載した発明
によれば、光学フィルターを中間像を形成するためのリ
レー光学系の瞳位置近傍に配置したので、信号成分とノ
イズ成分とを最も効率よく分離して、ノイズ成分を除去
することができ、よって、さらなる画質の改善を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に、本発明画像表示装置の第
1の実施の形態を示すものであり、本図は画像表示装置
全体を説明するための概略図である。
【図2】ライン状照明を形成するための構成を示す概略
図である。
【図3】シュリーレンフィルターの正面図である。
【図4】シュリーレンフィルターの変形例を示す正面図
である。
【図5】第2の実施の形態にかかるシュリーレンフィル
ターを示す正面図である。
【図6】図7と共に、第3の実施の形態にかかるシュリ
ーレンフィルターを示すものであり、本図は2つのノッ
チフィルターの間隙を広げた状態を示すものである。
【図7】2つのノッチフィルターの間隙を狭めた状態を
示すものである。
【図8】第4の実施の形態にかかる画像表示装置を示す
もので、その全体を説明するための概略図である。
【図9】図10乃至図14と共に、従来の画像表示装置
を示すものであり、本図はGLVを拡大して示す断面図
であり、(a)はピクセルオフの状態を、(b)はピク
セルオンの状態を示す。
【図10】GLVとシュリーレンフィルターとの光学的
関係を概略的に示す斜視図である。
【図11】シュリーレンフィルターにより回折光がフィ
ルタリングされる様子を示すもので、(a)は図10に
おけるX矢視図、(b)はシュリーレンフィルターを光
軸方向から見た図である。
【図12】従来の画像表示装置の全体を示す概略図であ
る。
【図13】瞳位置でのフーリエ像を示す正面図である。
【図14】シュリーレンフィルターの正面図である。
【符号の説明】
1…画像表示装置、2r…レーザー光源、2g…レーザ
ー光源、2b…レーザー光源、4…フォーカスレンズ
(ライン照明系)、5…GLV(空間変調素子)、7…
シュリーレンフィルター(光学フィルター)、8…投影
レンズ系、9…ガルバノミラー(光走査器)、12…透
光部、Lo1…1次回折光(所定次数の回折光)、Lr…
赤色レーザー光(特定の波長の光ビーム)、Lg…緑色
レーザー光(特定の波長の光ビームうち視感度の高い光
ビーム)、Lb…青色レーザー光(特定の波長の光ビー
ム)、I…瞳位置、P…透過領域、7A…シュリーレン
フィルター(光学フィルター)、7B…シュリーレンフ
ィルター(光学フィルター)、7C…シュリーレンフィ
ルター(光学フィルター)、1D…画像表示装置、7D
…シュリーレンフィルター(光学フィルター)、50…
オフナーリレー(リレー光学系)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 26/10 103 G02B 26/10 103 27/18 27/18 Z G03B 21/00 G03B 21/00 Z Fターム(参考) 2H045 AB01 BA24 BA32 DA02 2H048 GA01 GA13 2H049 AA02 AA06 AA50 AA53 AA58 AA60 AA64 2K103 AA01 AA04 BA01 BA11 BC23 BC34 CA26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の特定の波長の光ビームの所定次数
    の回折光を透過又は反射する透過部又は反射部を有する
    光学フィルターであって、 上記透過部又は反射部のうち、各特定の波長の光ビーム
    に対応する各別の透過領域又は反射領域は、該特定の波
    長の光ビームの所定次数の回折光のみを透過又は反射す
    るようにしたことを特徴とする光学フィルター。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した光学フィルターであ
    って、 上記複数の特定の波長の光ビームが、赤色レーザー光、
    緑色レーザー光、青色レーザー光であることを特徴とす
    る光学フィルター。
  3. 【請求項3】 複数の特定の波長の光ビームの所定次数
    の回折光を透過又は反射する透過部又は反射部を有する
    光学フィルターであって、 上記透過部又は反射部のうち、視感度の高い光ビーム以
    外の特定の波長の光ビームが透過又は反射する透過領域
    又は反射領域において、上記視感度の高い光ビームが透
    過しないように又は反射しないようにしたことを特徴と
    する光学フィルター。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した光学フィルターであ
    って、 上記複数の特定の波長の光ビームが、赤色レーザー光、
    緑色レーザー光、青色レーザー光であり、視感度の高い
    光ビームが緑色レーザー光であることを特徴とする光学
    フィルター。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載した光学フィルターであ
    って、 視感度の高い光ビームが透過又は反射する透過領域又は
    反射領域の回折方向の大きさを外部信号に基づき変更す
    るようにしたことを特徴とする光学フィルター。
  6. 【請求項6】 それぞれ異なる波長の光ビームを各別に
    出射する複数の光源と、上記各光源から出射された光ビ
    ームをライン状の領域に照射する各ライン照明系と、配
    列された多数の画像構造を有し上記各ライン照明系によ
    り照射された光ビームの所定次数の回折光を上記各画素
    について各別に発生させる機能を有する空間変調素子
    と、該空間変調素子により発生した所定次数の回折光の
    みを透過又は反射させることによって強度変調を行う光
    学フィルターと、該光学フィルターによりフィルタリン
    グされた所定次数の回折光を投影して1次元画像を形成
    する投影レンズ系と、該投影レンズ系により形成された
    1次元画像を2次元画像に変換する光走査器とを有する
    画像表示装置であって、 上記光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビームの
    所定次数の回折光を透過又は反射する透過部又は反射部
    を有し、 上記透過部又は反射部のうち、各特定の波長の光ビーム
    に対応する各別の透過領域又は反射領域は、該特定の波
    長の光ビームの所定次数の回折光のみを透過又は反射す
    るようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した画像表示装置であっ
    て、 上記複数の特定の波長の光ビームが、赤色レーザー光、
    緑色レーザー光、青色レーザー光であることを特徴とす
    る画像表示装置。
  8. 【請求項8】 それぞれ異なる波長の光ビームを各別に
    出射する複数の光源と、上記各光源から出射された光ビ
    ームをライン状の領域に照射する各ライン照明系と、配
    列された多数の画像構造を有し上記各ライン照明系によ
    り照射された光ビームの所定次数の回折光を上記各画素
    について各別に発生させる機能を有する空間変調素子
    と、該空間変調素子により発生した所定次数の回折光の
    みを透過又は反射させることによって強度変調を行う光
    学フィルターと、該光学フィルターによりフィルタリン
    グされた所定次数の回折光を投影して1次元画像を形成
    する投影レンズ系と、該投影レンズ系により形成された
    1次元画像を2次元画像に変換する光走査器とを有する
    画像表示装置であって、 上記光学フィルターは、複数の特定の波長の光ビームの
    所定次数の回折光を透過又は反射する透過部又は反射部
    を有し、 上記透過部又は反射部のうち、視感度の高い光ビーム以
    外の特定の波長の光ビームが透過又は反射する透過領域
    又は反射領域において、上記視感度の高い光ビームが透
    過しないように又は反射しないようにしたことを特徴と
    する画像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した画像表示装置であっ
    て、 上記複数の特定の波長の光ビームが、赤色レーザー光、
    緑色レーザー光、青色レーザー光であり、 視感度の高い光ビームが緑色レーザー光であることを特
    徴とする画像表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載した画像表示装置であ
    って、 視感度の高い光ビームが透過又は反射する透過領域又は
    反射領域の回折方向の大きさを外部信号に基づき変更す
    るようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載した画像表示装置であ
    って、 上記光学フィルターが投影レンズ系の瞳位置近傍に配置
    されたことを特徴とする画像表示装置。
  12. 【請求項12】 請求項6に記載した画像表示装置であ
    って、 上記投影レンズ系の前段に配され、中間像を形成するリ
    レー光学系を有し、 上記光学フィルターが上記リレー光学系の瞳位置近傍に
    配置されたことを特徴とする画像表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載した画像表示装置であ
    って、 上記光学フィルターが投影レンズ系の瞳位置近傍に配置
    されたことを特徴とする画像表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項8に記載した画像表示装置であ
    って、 上記投影レンズ系の前段に配され、中間像を形成するリ
    レー光学系を有し、 上記光学フィルターが上記リレー光学系の瞳位置近傍に
    配置されたことを特徴とする画像表示装置。
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