JP2003335847A - 発泡体用ポリエステル樹脂 - Google Patents

発泡体用ポリエステル樹脂

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JP2003335847A
JP2003335847A JP2002146374A JP2002146374A JP2003335847A JP 2003335847 A JP2003335847 A JP 2003335847A JP 2002146374 A JP2002146374 A JP 2002146374A JP 2002146374 A JP2002146374 A JP 2002146374A JP 2003335847 A JP2003335847 A JP 2003335847A
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polyester resin
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dicarboxylic acid
foam
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Tsuyoshi Ikeda
剛志 池田
Takashi Hirokane
岳志 広兼
Shojiro Kuwabara
章二郎 桑原
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立気泡率が高く、かつ耐熱性にも優れたポ
リエステル発泡体の製造が可能なポリエステル樹脂を提
供する。 【解決手段】 ジカルボン酸構成単位とジオール構成単
位とを有するポリエステル樹脂であって、少なくともジ
カルボン酸構成単位又はジオール構成単位のいずれかの
構成単位に各構成単位に対して1〜60モル%の割合で
環状アセタール骨格を有する単位を含むポリエステル樹
脂であって、平衡コンプライアンスJe0とゼロ剪断粘度
η0の積Je0η0が500〜500,000秒の範囲であ
る発泡体用ポリエステル樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立気泡率が高い
優れた発泡体の得られる発泡体用ポリエステル樹脂であ
って、さらには耐熱性をも優れた発泡体の得られる発泡
体用ポリエステル樹脂、該ポリエステル樹脂を基材樹脂
とする発泡体及び該発泡体の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートをはじめと
する線状芳香族ポリエステル樹脂は、機械的性能、耐薬
品性、寸法安定性等に優れているため、射出成形品、ブ
ロー成形品、フィルム、繊維などの広範囲な用途に用い
られている。しかしながら、該線状芳香族ポリエステル
樹脂を溶融押出発泡の基材樹脂として用いた場合、溶融
時の粘弾性が小さいため、独立気泡率の高い良好な発泡
体を得ることは極めて困難であり、また耐熱性は必ずし
も良好で無いため、高い耐熱性の要求される用途への利
用には制限があった。
【0003】これまでに溶融時の粘弾性を改良する方法
として、線状芳香族ポリエステルを押出発泡成形する際
にジグリシジルエステルを混合する方法(特公昭61−
48409号公報)、線状芳香族ポリエステル樹脂を押
出発泡成形する際に、1分子中に2個以上の酸無水物基
を有する化合物を該樹脂に混合する方法(特公平5−1
5736号公報)や前記と同様の酸無水物を特定の金属
化合物基を有する化合物を該樹脂に混合する方法(特公
平5−47575号公報)等の方法が開示されている。
しかしこれらの方法は線状ポリエステル樹脂に混合され
る添加剤の量が極めて少量であり、またこの添加量が少
し変化するだけで発泡体の品質が大きく変わるため、安
定的な製造が難しく、生産性が低い方法である。
【0004】一方、溶融粘弾性を改良する別の方法とし
て、分岐状ポリエステルを用いる方法が提案されてい
る。例えば分子量分布(質量平均分子量/数平均分子
量)が5.0〜21.0のポリエステル樹脂を押出発泡
成形する方法(特許2521854号公報)、平衡コン
プライアンスが1.0×10-42/N以上であり、且
つZ平均分子量が1×106以上またはZ平均分子量と
重量平均分子量との比の値が3以上である芳香族ポリエ
ステル樹脂を押出発泡成形する方法(特開平9−194
622号公報)、Z平均分子量が1×106以上で、分
岐パラメーターが0.8以下のポリエステル樹脂を押出
発泡成形する方法(特開平11−166067号公報)
が開示されている。
【0005】これらの方法はポリエステル樹脂を製造す
る際にグリセリンやピロメリット酸といった3官能以上
の化合物を添加することにより、分岐を生じさせて溶融
粘弾性を高めている。しかし、必要な粘弾性を発現させ
るために3官能以上の化合物の添加量を増やすと反応槽
からの取り出しや溶融成形が困難となる。このため、こ
れらの分岐状ポリエステル樹脂は充分な粘弾性を有して
いない。
【0006】また、特開平10−298335号公報で
は平衡コンプライアンスJe0とゼロ剪断粘度η0の積J
e0η0が2.0秒以上である芳香族ポリエステル系樹脂
を押出発泡成形する方法が開示されている。しかし、公
報中にはJe0η0は溶融成形を容易に行えるようにする
ためには好ましくは70秒以下、更に好ましくは50秒
以下であることが望ましい、と記載されており、実施例
に示されている樹脂のJ e0η0は13〜22秒の例のみ
である。このようにいずれの公報においても発泡成形に
好適な溶融粘弾性(例えばJe0η0が500秒以上)を
有し、且つ容易に発泡成形を行えるポリエステル樹脂に
ついては開示されていない。
【0007】更に、前記方法は、線状芳香族ポリエステ
ルと比較して耐熱性が全く改善されていない。樹脂の耐
熱性を改善する方法としては、芳香族ポリエステル樹脂
のジカルボン酸成分として2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸とテレフタル酸の混合物を使用した芳香族ポリエス
テル系樹脂の発泡体が提案されている(特開平11−1
47969号公報)。しかし、テレフタル酸の代わりに
2,6−ナフタレンジカルボン酸用いると、耐熱性が改
善されるものの、結晶化速度が増加し、その結果、独立
気泡率の高い良好な発泡体を得ることは困難である。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、独立気泡
率が高い優れたポリエステル発泡体の製造が可能なポリ
エステル樹脂、更には耐熱性にも優れたポリエステル発
泡体の製造が可能なポリエステル樹脂を提供するととも
に、該ポリエステル樹脂からの発泡体及びその製造方法
を提供することをその課題とする。
【0009】
【本発明が解決しようとする手段】本発明者らは前記課
題を解決すべく鋭意検討の結果、環状アセタール骨格を
有する特定の発泡体用ポリエステル樹脂は、独立気泡率
が高い優れたポリエステル発泡体の製造が可能であり、
更には耐熱性にも優れたポリエステル発泡体となりうる
ことを見出し、本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、ジカルボン酸構成単
位とジオール構成単位とを有するポリエステル樹脂であ
って、少なくともジカルボン酸構成単位又はジオール構
成単位のいずれかの構成単位に各構成単位に対して1〜
60モル%の割合で環状アセタール骨格を有する単位を
含むポリエステル樹脂であって、平衡コンプライアンス
e0とゼロ剪断粘度η0の積Je0η0が500〜500,
000秒の範囲である発泡体用ポリエステル樹脂に関す
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の方法について詳細
に説明する。本発明の発泡体用ポリエステル樹脂に用い
る環状アセタール骨格を有するジオール単位としては一
般式(1)又は(2)で表されるジオール単位が好まし
く、これらの具体例として3,9−ビス(1,1−ジメ
チル−2−ヒドロキシエチル)2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン単位、5−メチロ
ール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒド
ロキシエチル)1,3−ジオキサン単位等が例示でき
る。
【0012】
【化5】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数が1
〜10の脂肪族基、炭素数が3〜10の脂環式基、及び
炭素数が6〜10の芳香族基からなる群から選ばれる有
機基を表す。)
【0013】
【化6】 (式中、R1は前記と同様であり、R3は炭素数が1〜1
0の脂肪族基、炭素数が3〜10の脂環式基、及び炭素
数が6〜10の芳香族基からなる群から選ばれる有機基
を表す。)
【0014】また、環状アセタール骨格を有するジカル
ボン酸単位としては、一般式(3)、又は(4)で表さ
れるジカルボン酸単位が好ましく、具体例として、3,
9−ビス(1,1−ジメチル−2−カルボキシエチル)
2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウン
デカン単位、5−カルボキシ−5−エチル−2−(1,
1−ジメチル−2−カルボキシエチル)1,3−ジオキ
サン単位等が例示できる。
【0015】
【化7】 (一般式(3)中、R4、R5、R6は、炭素数が1〜1
0の脂肪族基、脂環基、及び芳香族基からなる群から選
ばれる有機基を表し、R7は、H、メチル基、エチル
基、又はイソプロピル基を示す。)
【0016】
【化8】 (一般式(4)中、R3、R4、R6は、炭素数が1〜1
0の脂肪族基、脂環基、及び芳香族基からなる群から選
ばれる有機基を表し、R7は、H、メチル基、エチル
基、又はイソプロピル基を示す。)
【0017】本発明の発泡体用ポリエステル樹脂の環状
アセタール骨格を有するジオール単位以外のジオール単
位としては特に制限はされないが、エチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ネオペンチルグリコール等の脂肪族ジオール類、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブ
チレングリコール等のポリエーテル化合物類、1,3−
シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、1,2−デカヒドロナフタレンジメタノ
ール、1,3−デカヒドロナフタレンジメタノール、
1,4−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,5−
デカヒドロナフタレンジメタノール、1,6−デカヒド
ロナフタレンジメタノール、2,7−デカヒドロナフタ
レンジメタノール、テトラリンジメタノール、ノルボル
ネンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール、ペ
ンタシクロドデカンジメタノール等の脂環式ジオール
類、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビスフェノー
ル、メチレンビスフェノール(ビスフェノールF)、
4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール(ビスフ
ェノールZ)、4,4’−スルホニルビスフェノール
(ビスフェノールS)等ビスフェノール類及びビスフェ
ノール類のアルキレンオキシド付加物、ヒドロキノン、
レゾルシン、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルベンゾフェノン等の芳香族ジヒド
ロキシ化合物及び芳香族ジヒドロキシ化合物のアルキレ
ンオキシド付加物等のジオール単位を例示できる。
【0018】本発明の発泡体用ポリエステル樹脂の環状
アセタール骨格を有するジカルボン酸単位以外のジカル
ボン酸単位としては、特に制限はされないが、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、デカンジカルボン
酸、ノルボルナンジカルボン酸、トリシクロデカンジカ
ルボン酸、ペンタシクロドデカンジカルボン酸等の脂肪
族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、2−メチルテレフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ビフェニルジカルボン酸、テトラリンジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸等のジカルボン酸単位を例示で
きる。
【0019】本発明の発泡体用ポリエステル樹脂は、少
なくともジカルボン酸構成単位又はジオール構成単位の
いずれかの構成単位に各構成単位に対して1〜60モル
%の割合で環状アセタール骨格を有する単位を含むポリ
エステル樹脂である。環状アセタール骨格を有するジカ
ルボン酸単位、環状アセタール骨格を有するジオール単
位を上記割合とすることにより、本発明の発泡体用ポリ
エステル樹脂は溶融粘弾性と耐熱性に優れた樹脂とな
る。
【0020】本発明のポリエステル樹脂の機械的性能を
考慮する場合、ジカルボン酸構成単位としては芳香族ジ
カルボン酸単位が含まれることが好ましく、更に経済性
等の面から特にテレフタル酸単位が好ましい。ジカルボ
ン酸構成単位に占める芳香族ジカルボン酸単位の割合
は、好ましくは70モル%以上、より好ましくは80モ
ル%以上、特に好ましくは90モル%以上である。ジカ
ルボン酸構成単位中の芳香族ジカルボン酸単位を上記の
割合とすることにより、本発明の発泡体用ポリエステル
樹脂は耐熱性、溶融粘弾性、機械的性能に優れたものと
なる。
【0021】更に、本発明の発泡体用ポリエステル樹脂
として、芳香族ジカルボン酸単位を70モル%以上含む
ジカルボン酸構成単位、並びに環状アセタール骨格を有
するジオール単位が1〜60モル%、及びエチレングリ
コール単位が20〜99モル%を含むジオール構成単位
からなる発泡体用ポリエステル樹脂が挙げられる。ジカ
ルボン酸構成単位、ジオール構成単位を上記の割合とす
ることにより、本発明の発泡体用ポリエステル樹脂は特
に機械的性能、耐熱性、溶融粘弾性に優れるという特長
が得られる。
【0022】特に、耐熱性を考慮した場合、環状アセタ
ール骨格を有する単位は3,9−ビス(1,1−ジメチ
ル−2−ヒドロキシエチル)2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ〔5.5〕ウンデカン単位であることが好
ましい。更に、溶融粘弾性、耐熱性、機械的性能、経済
性のバランスを考慮すると、ジカルボン酸構成単位及び
ジオール構成単位の組み合わせとしてテレフタル酸単
位、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシ
エチル)2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.
5〕ウンデカン単位及びエチレングリコール単位からな
るポリエステル樹脂であることが好ましい。
【0023】本発明の発泡体用ポリエステル樹脂を製造
する方法に特に制限はなく、従来公知の方法を適用する
ことが出来る。例えばエステル交換法、直接エステル化
法等の溶融重合法、または溶液重合法を挙げることが出
来る。エステル交換触媒、エステル化触媒、エーテル化
防止剤、また重合に用いる重合触媒、熱安定剤、光安定
剤等の各種安定剤、重合調整剤等も従来既知のものを用
いることが出来る。エステル交換触媒として、マンガ
ン、コバルト、亜鉛、チタン、カルシウム等の化合物、
またエステル化触媒として、マンガン、コバルト、亜
鉛、チタン、カルシウム等の化合物、またエーテル化防
止剤としてアミン化合物等が例示される。
【0024】重縮合触媒としてはゲルマニウム、アンチ
モン、スズ、チタン等の化合物が例示される。また熱安
定剤としてリン酸、亜リン酸、フェニルホスホン酸等の
各種リン化合物を加えることも有効である。その他光安
定剤、耐電防止剤、滑剤、酸化防止剤、離型剤等を加え
ても良い。また、直接エステル化法において、スラリー
性改善のために水を加えても良い。
【0025】本発明においてポリエステル樹脂の平衡コ
ンプライアンスJe0とゼロ剪断粘度η0の積Je0η0は、
以下の方法により測定される。まず、応力制御型の溶融
粘弾性測定装置を用い、試料をコーンアンドプレートに
はさみ、280℃で溶融させた後、一定応力σを加えて
試料に生ずる歪みγ(t)を測定する。このとき時間t
におけるクリープコンプライアンスJ(t)は次式
(I)で定義される。 J(t)=γ(t)/σ (I) 得られた歪みの値からJ(t)を求め、クリープ曲線を
作成する。
【0026】又、このクリープコンプライアンスは次式
(II)のように近似的に表される。 J(t)=Je0+t/η0 (II) ここでη0はゼロ剪断粘度、Je0が平衡コンプライアン
スである。従って前記式(II)の様にクリープ曲線を直
線で近似し、その直線の切片の傾きから平衡コンプライ
アンスJe0とゼロ剪断粘度η0を算出する。
【0027】本発明の発泡体用ポリエステル樹脂のJe0
η0は、500〜500,000秒、好ましくは1,0
00〜100,000秒、更に好ましくは5,000〜
80,000秒の範囲である。Je0η0が上記範囲の発
泡体用ポリエステル樹脂の場合、発泡成形性に優れ、独
立気泡率の高い発泡体が容易に製造できる。本発明でい
う発泡体とは、ポリエステル樹脂に気泡を生成させ、安
定化したものである。製造方法としては、主に、樹脂に
発泡剤を含浸させた後、加熱して発泡させる方法と、溶
融樹脂に高温高圧下にて発泡剤を練り混み、大気圧等の
低圧下に移動させることにより発泡させる方法などがあ
るが、特に限定はされない。
【0028】また、発泡体の形状として、型内発泡成形
体及び押出発泡成形体等の成形体があるが特に限定され
ない。なお、型内発泡成形体とは、樹脂をビーズ状に発
泡させた後、金型内で加熱・成形・冷却して得られたも
のをいう。また、押出発泡成形体とは、樹脂を押出機内
で発泡剤の存在下に溶融混練し、次いで低圧下に押出成
形することにより得られたものをいう。いずれにして
も、本発明の発泡体は見かけ密度が0.03〜1.1g
/cm3、好ましくは0.03〜1.0g/cm3ある。
見かけ密度が1.1g/cm3を越えると発泡させたメ
リット(軽量化、断熱性の向上効果)が小さく、逆に
0.03g/cm3未満であると独立気泡率を高くする
ことが困難になってしまう。
【0029】本発明の発泡体の内、見かけ密度が0.0
3〜1.1g/cm3、厚みが0.2〜7mm、独立気
泡率が少なくとも50%のシート状を呈するもの(発泡
シート)は熱成形性に優れるので好ましい。熱成形に使
用される発泡シートの独立気泡率は70%以上がより好
ましい。そのような発泡シートは、上記ポリエステル樹
脂を発泡剤と共に押出機内においてポリエステル樹脂の
溶融する温度で溶融混練して、次いで押出機先端に備え
付けられたダイスより低圧下に押出発泡させてシート化
することにより得られる。
【0030】前記発泡剤としては、不活性ガス、飽和脂
肪族炭化水素、飽和脂環族炭化水素、芳香族炭化水素、
ハロゲン化炭化水素、エーテル、ケトン等で、これらは
単独又は2種以上組み合わせて用いられる。具体的に
は、炭酸ガス、窒素、メタン、エタン、ノルマルブタ
ン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタン、ネ
オペンタン、ノルマルヘキサン、2−メチルペンタン、
3−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3
−ジメチルブタン、メチルシクロプロパン、シクロペン
タン、1,1−ジメチルシクロプロパン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロペンタン、エチルシクロブタン、1,
1,2−トリメチルシクロプロパン、ベンゼン、1,
1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1−ジルフル
オロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタ
ン、トリクロルトリフルオロエチレン、ジクロルテトラ
フルオロエチレン、ジメチルエーテル、2−エトキシエ
タノール、アセトン、エチルメチルケトン、アセチルア
セトン等が挙げられる。発泡剤の使用量は、目標とする
発泡体の見掛け密度に応じて適宜選定されるが、通常は、
ポリエステル樹脂1kgに対して0.05〜3モル用い
られる。発泡剤がポリエステル樹脂1kgに対して0.
05モル未満では部分的に発泡した不均質な発泡体が得
られたり、また3モルを超えると、ダイスでのガスシー
ルが不安定になり良好な発泡体が得られにくくなる。
【0031】前記ポリエステル樹脂を溶融し、その溶融
物を発泡剤と混合して低圧帯域に押出して発泡体を得る
に当り、溶融混合と冷却とをそれぞれ一台以上の押出機
で行うことが望ましい。すなわち、一般に押出発泡は、
樹脂を溶融し発泡剤を加えた後、樹脂が発泡に適した粘
度に達するまで冷却することによって行われる。このた
め、樹脂と発泡剤との溶融混合においては、高回転で十
分に混練することが望まれ、冷却においては冷却効率を
高めるために、可能な限りせん断発熱を押えて低回転で
押出すことが望まれる。従って、溶融混合と発泡のため
の冷却とを、一台の押出機で行う方法を採ると、十分な
冷却を行なうために低回転で押し出す必要があるため
に、樹脂と発泡剤の混練が不十分となりやすく発泡状態
が悪化したり、押出機の吐出量が低下し生産性が低下す
るといった問題を生じる。
【0032】このため、本発明においては、溶融混合と
冷却を各々一台以上の押出機で行なうことが好ましい。
押出機の形状、種類は特に限定されるものではない。更
に、本発明の発泡体の製造においてはタルクのような気
泡調節剤を混合したり、アイオノマーのような熱可塑性
樹脂、無機繊維や無機紛体の如き無機充填剤、難燃剤、
帯電防止剤、酸化防止剤、着色剤等を適宜混合してもよ
い。
【0033】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
する。但し本発明はこれらの実施例により限定するもの
ではない。尚、実施例、比較例中、ジメチルテレフタレ
ートを「DMT」と、3,9−ビス(2−カルボキシエ
チル)2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,
5〕ウンデカンを「SPD」と、5−カルボキシ−5−
エチル−2−(1,1−ジメチル−2−カルボキシエチ
ル)−1,3−ジオキサンを「DOD」と、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸ジメチルを「NDC」と、ピロメ
リット酸を「PMDA」と、エチレングリコールを「E
G」と、ネオペンチルグリコールを「NPG」と、1,
4−シクロヘキサンジメタノールを「CHDM」と、
3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチ
ル)2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕
ウンデカンを「SPG」と、5−メチロール−5−エチ
ル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)
−1,3−ジオキサンを「DOG」と略記する。
【0034】実施例1〜4、比較例1〜5 ジカルボン酸成分として表中に記載のモル比のDMT、
又はDMT−SPD、DMT−DOD、DMT−ND
C、もしくはDMT−PMDAの混合物を、ジオール成
分としてEG、又はEG−SPG、DOG−EG、CH
DM−EG、もしくはNPG−EGの混合物を用いて重
縮合させポリエステル樹脂を得た。次いで、該樹脂に、
樹脂100質量部あたり核剤としてタルク1.5質量部
を加え、このものを原料樹脂として、第一押出機(溶融
混練用)に供給し、加熱、溶融、混練した後、発泡剤と
してイソブタンをポリエステル樹脂100質量部当たり
1.7質量部を押出機内に圧入して溶融混練し、次いで
当該溶融混練物を第二押出機に供給し表に示す温度(表
中には発泡温度と表記した。この温度はダイスへ入る直
前の溶融樹脂の温度である。)にて押出機先端の環状ダ
イスより押出し、これをチューブ状の発泡体としてその
内面側をマンドレル(円柱状冷却ドラム)表面に接触さ
せると共に発泡体外面に空気を吹き付けながら内外面を
冷却しつつ引き取り、次いで押出方向に沿って切り開
き、発泡シートを得た。得られた発泡シートの性状及び
熱成形の結果を併せて表に示す。なお、ポリマーの物性
の測定等は以下の方法によった。尚、比較例4において
は安定して押出するのが困難であった。
【0035】(1)樹脂の評価方法 (i)ガラス転移温度 ポリエステル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、(株)
島津製作所製、示査走査型熱量計(型式:DSC/TA
−50WS)を使用し、試料約10mgをアルミニウム
製非密封容器に入れ、窒素ガス(30ml/min)気
流中昇温速度20℃/minで測定した。 (ii)極限粘度 混合溶媒(フェノール/1,1,2,2−テトラクロロ
エタン(質量比):6/4)を用いて25℃恒温下で測
定した。 (iii)平衡コンプライアンス及びゼロ剪断粘度 芳香族ポリエステル樹脂をプレス成形して得られる厚さ
1.4mm、直径25mmの円盤を測定試料とした。測
定装置はHAAKE社製、溶融粘弾性測定装置(型式:
RS75)を用い、前記試料を直径25mmのコーンア
ンドプレートにはさみ、280℃で溶融させた後そのま
ま5000秒静置し、一定応力50N/m2を加えて時
計方向にねじり続け、クリープコンプライアンスJ
(t)を280℃で測定した。かくして測定された式
(I) J(t)=γ(t)/σ (I) で表されるクリープコンプライアンスJ(t)のクリー
プ曲線を式(II) J(t)=Je0+t/η0 (II) の様に直線近似し、かかる直線の切片から平衡コンプラ
イアンスJe0及び曲線の傾きからゼロ剪断粘度η0を算
出した。
【0036】(2)発泡シートの評価 (i)耐熱性 発泡体シートから、押出方向を縦、幅方向を横として、
縦、横100mmの正方形試験片を切り出し、この試験
片を85℃のオーブン内で30分加熱し、加熱後の縦及
び横方向の収縮率が10%を越えたシートを耐熱性不良
とした。 (ii)独立気泡率 発泡シートの独立気泡率は、ASTM−D2856−7
0に記載されている手順Cに従って、東芝ベックマン
(株)製、空気比較式比重計(型式:930型)を使用
して測定した。発泡シートを縦25mm、横25mmの
サイズに切り出し、厚みが25mmに最も近くなるよう
複数枚のシートを重ねてサンプルカップ内に収容し、真
の体積Vxを測定した。次式に基づき独立気泡率S(N
=3の平均値)を求めた。 S(%)=(Vx−W/ρ)×100/(Va−W/
ρ) Vx:上記方法で測定された複数枚の発泡シートの真の
体積(cm3)であり、発泡シートを構成する樹脂の容
積と、発泡シート内の独立気泡部分の気泡全容積との和
に相当する。 Va:測定に使用されたカットサンプルの外寸から計算
されたカットサンプルの見掛け上の体積(cm3)。 W:測定に使用されたカットサンプル全重量(g)。 ρ:発泡シートを構成する樹脂の密度(g/cm3) 独立気泡率については以下に示す評価基準に基づき評価
を行った。 A:独立気泡率が70%以上の場合。 B:独立気泡率が50%以上、70%未満の場合。 C:独立気泡率が50%未満の場合。
【0037】(iii)熱成形性 開口部の直径160mm、深さ35mmの丼形状の金型
を用い、単発成形機にて発泡シートを熱成形した。熱成
形性の評価は以下の基準にて行った。 ○:賦形性も良好で、ナキ〔表面の亀裂〕、割れの発生
が無い事。 ▲:賦形性はあるが、所々ナキ等の発生が見られる。 ×:原反自体に伸びが無く、賦形性が無い。
【0038】 表1実施例番号 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 樹脂組成(重量%) ジカルボン酸成分(モル%) DMT 100 100 100 − DMT/SPD − − − 80/20 ジオール成分(モル%) SPG/EG 45/55 20/80 − − DOG/EG − − 40/60 − EG − − − 100 ポリエステル樹脂評価結果 ガラス転移温度(℃) 110 95 93 95 極限粘度(dl/g)0.70 0.75 0.70 0.70 Je0η0(102秒) 450 320 103 299 発泡シート評価結果 厚み(mm) 1.7 1.8 1.7 1.8 独立気泡率(%) A A A A 耐熱性(℃) 良好 良好 良好 良好 熱成形性 ○ ○ ○ ○
【0039】 表2実施例番号 実施例5 実施例6 実施例7 樹脂組成(重量%) ジカルボン酸成分(モル%) DMT − 100 100 DMT/DOD 80/20 − − ジオール成分(モル%) EG 100 − − EG/SPG 45/55 45/55 − ポリエステル樹脂評価結果 ガラス転移温度(℃) 95 110 110 極限粘度(dl/g) 0.73 0.68 0.65 Je0η0(102秒) 144 98 57 発泡シート評価結果 厚み(mm) 1.8 1.7 1.6 独立気泡率(%) A A A 耐熱性(℃) 良好 良好 良好 熱成形性 ○ ○ ○
【0040】 表3比較例番号 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 樹脂組成(重量%) ジカルボン酸成分(モル%) DMT 100 − 100 − DMT/NDC − 50/50 − − DMT/PMDA − − − 95/5 ジオール成分(モル%) CHDM/EG 33/67 − − − EG − 100 − 100 NPG/EG − − 30/70 − ポリエステル樹脂評価結果 ガラス転移温度(℃) 81 100 75 80 極限粘度(dl/g)0.70 0.75 0.70 溶解せず Je0η0(102秒) 0.2 0.1 0.1 23 発泡シート評価結果 厚み(mm) 1.3 1.1 1.5 シートできず 独立気泡率(%) A C A − 耐熱性(℃) 不良 良好 不良 − 熱成形性 ○ × ○ −
【0041】
【発明の効果】本発明の発泡体用ポリエステル樹脂は、
独立気泡率が高く、耐熱性に優れた発泡体を提供するこ
とができ、食品容器包装材、梱包緩衝材などの有用な素
材として用いることができ、本発明の工業的意義は大き
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 章二郎 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 Fターム(参考) 4F074 AA66 BA38 CA22 CA25 DA02 DA12 4J029 AA01 AB01 AC02 AD10 AE18 BA02 BA03 BA04 BA05 BA10 BB04A BB05A BB10A BB13A BC05A BD03A BD10 BE05A BF09 BF14A BF25 BF30 BH02 CA02 CA04 CA05 CB04A CB05A CB06A CB10A CC05A CD03 CD07 CF19 DB11 HA05 HB07 JE182

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸構成単位とジオール構成単
    位とを有するポリエステル樹脂であって、少なくともジ
    カルボン酸構成単位又はジオール構成単位のいずれかの
    構成単位に各構成単位に対して1〜60モル%の割合で
    環状アセタール骨格を有する単位を含むポリエステル樹
    脂であって、平衡コンプライアンスJe0とゼロ剪断粘度
    η0の積Je0η0が500〜500,000秒の範囲であ
    る発泡体用ポリエステル樹脂。
  2. 【請求項2】 ポリエステル樹脂が少なくとも芳香族ジ
    カルボン酸単位を70モル%以上含むジカルボン酸構成
    単位、並びに環状アセタール骨格を有するジオール単位
    を1〜60モル%、及びエチレングリコール単位を20
    〜99モル%含むポリエステル樹脂である請求項1記載
    の発泡体用ポリエステル樹脂。
  3. 【請求項3】 芳香族ジカルボン酸単位がテレフタル酸
    単位である請求項2記載の発泡体用ポリエステル樹脂。
  4. 【請求項4】 環状アセタール骨格を有するジオールが
    一般式(1)もしくは(2)及び/又は環状アセタール
    骨格を有するジカルボン酸が一般式(3)もしくは
    (4)で表される請求項1ないし3のいずれかに記載の
    発泡体用ポリエステル樹脂。 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、炭素数が1
    〜10の脂肪族基、炭素数が3〜10の脂環式基、及び
    炭素数が6〜10の芳香族基からなる群から選ばれる有
    機基を表す。) 【化2】 (式中、R1は前記と同様であり、R3は炭素数が1〜1
    0の脂肪族基、炭素数が3〜10の脂環式基、及び炭素
    数が6〜10の芳香族基からなる群から選ばれる有機基
    を表す。) 【化3】 (一般式(3)中、R4、R5、R6は、炭素数が1〜1
    0の脂肪族基、脂環基、及び芳香族基からなる群から選
    ばれる有機基を表し、R7は、H、メチル基、エチル
    基、又はイソプロピル基を示す。) 【化4】 (一般式(4)中、R3、R4、R6は炭素数が1〜10
    の脂肪族基、脂環基、及び芳香族基からなる群から選ば
    れる有機基を表し、R7はH、メチル基、エチル基、又
    はイソプロピル基を示す。)
  5. 【請求項5】 環状アセタール骨格を有するジオール単
    位が、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキ
    シエチル)2,4,8,10−テトラオキサスピロ
    〔5,5〕ウンデカン単位、もしくは5−メチロール−
    5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシ
    エチル)−1,3−ジオキサン、又は環状アセタール骨
    格を有するジカルボン酸単位が、3,9−ビス(2−カ
    ルボキシエチル)2,4,8,10−テトラオキサスピ
    ロ〔5,5〕ウンデカン単位、もしくは5−カルボキシ
    −5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−カルボキ
    シエチル)−1,3−ジオキサン単位である請求項1な
    いし4のいずれかに記載の発泡体用ポリエステル樹脂。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の発泡
    体用ポリエステル樹脂を基材樹脂とする見かけ密度が
    0.03〜1.1g/cm3のポリエステル樹脂発泡
    体。
  7. 【請求項7】 見かけ密度が0.03〜1.1g/cm
    3、厚みが0.2〜7mm、独立気泡率が少なくとも5
    0%のシート状を呈することを特徴とする請求項6記載
    のポリエステル樹脂発泡体。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5のいずれか記載の発泡
    体用ポリエステル樹脂を、押出機内で発泡剤の存在下に
    溶融混練し、次いで押出すことを特徴とするポリエステ
    ル樹脂発泡体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007514027A (ja) * 2003-12-12 2007-05-31 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト ペレット状の発泡性フィラー含有熱可塑性ポリマー材料から構成される成形用発泡成形体
JP2011500585A (ja) * 2007-10-09 2011-01-06 サジティス・インコーポレイテッド ポリケタール化合物、合成および用途
JP2012007055A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Jsp Corp ポリカーボネート系樹脂発泡成形体の製造方法

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