JP2003335269A - あおり開閉補助装置の取付構造 - Google Patents
あおり開閉補助装置の取付構造Info
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- JP2003335269A JP2003335269A JP2002142562A JP2002142562A JP2003335269A JP 2003335269 A JP2003335269 A JP 2003335269A JP 2002142562 A JP2002142562 A JP 2002142562A JP 2002142562 A JP2002142562 A JP 2002142562A JP 2003335269 A JP2003335269 A JP 2003335269A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 あおり開閉補助装置を、その本来の機能が十
分に発揮可能な位置に容易に且つ確実に取り付け得る構
造を提供する。 【解決手段】 車両の荷台の床の下部において、車両の
前後方向に所定距離を隔てて配設された複数の横根太5
6のうち、互いに隣り合うもの同士の間に、それらを連
結する連結部材66を架設し、この連結部材66に対し
て、あおり開閉補助装置10を固定することにより、か
かるあおり開閉補助装置10を、車両の荷台の床の下側
に取り付けるように構成した。
分に発揮可能な位置に容易に且つ確実に取り付け得る構
造を提供する。 【解決手段】 車両の荷台の床の下部において、車両の
前後方向に所定距離を隔てて配設された複数の横根太5
6のうち、互いに隣り合うもの同士の間に、それらを連
結する連結部材66を架設し、この連結部材66に対し
て、あおり開閉補助装置10を固定することにより、か
かるあおり開閉補助装置10を、車両の荷台の床の下側
に取り付けるように構成した。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、あおり開閉補助装置の取付構造
に係り、特に、車両の荷台の床の下側に、あおり開閉補
助装置を有利に取り付け得るあおり開閉補助装置の取付
構造に関するものである。
に係り、特に、車両の荷台の床の下側に、あおり開閉補
助装置を有利に取り付け得るあおり開閉補助装置の取付
構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】よく知られているように、車両の荷台の床
の側部において、車両の前後方向に延びるように設けら
れるあおりは、通常、床の側部に沿って延びるように配
設されるサイドレール(側枠)に対して、ヒンジを介し
て取り付けられていることによって、上下に開閉せしめ
られるようになっているのであるが、例えば、トラック
やトレーラの荷台等のように、長さが長い荷台の床に設
けられるあおりは、不可避的に全長が長くなり、その分
だけ重量も増大するため、人力だけで、開閉作業を行な
おうとすると、作業者の労力負担が、極めて甚大なもの
となる。そこで、そのような車両の荷台の床の下側に
は、多くの場合、ばねの付勢力等を利用して、大重量の
あおりの開閉を補助することにより、その開閉作業を容
易とした、所謂あおり開閉補助装置が取り付けられて、
開閉作業者の労力負担の軽減が図られているのである。
の側部において、車両の前後方向に延びるように設けら
れるあおりは、通常、床の側部に沿って延びるように配
設されるサイドレール(側枠)に対して、ヒンジを介し
て取り付けられていることによって、上下に開閉せしめ
られるようになっているのであるが、例えば、トラック
やトレーラの荷台等のように、長さが長い荷台の床に設
けられるあおりは、不可避的に全長が長くなり、その分
だけ重量も増大するため、人力だけで、開閉作業を行な
おうとすると、作業者の労力負担が、極めて甚大なもの
となる。そこで、そのような車両の荷台の床の下側に
は、多くの場合、ばねの付勢力等を利用して、大重量の
あおりの開閉を補助することにより、その開閉作業を容
易とした、所謂あおり開閉補助装置が取り付けられて、
開閉作業者の労力負担の軽減が図られているのである。
【0003】ところで、このようなあおり開閉補助装置
は、一般に、あおりが設けられる荷台の床の側部の下側
に配置されて、サイドレールに対して、その内側面との
対向部位においてボルト固定され、また、床の下部に設
けられた、車両の前後方向に対して直角な横方向に延び
る横根太に対しても、その側面との対向部位において、
取付ブラケット等を介して、補助的にボルト固定されて
いる。
は、一般に、あおりが設けられる荷台の床の側部の下側
に配置されて、サイドレールに対して、その内側面との
対向部位においてボルト固定され、また、床の下部に設
けられた、車両の前後方向に対して直角な横方向に延び
る横根太に対しても、その側面との対向部位において、
取付ブラケット等を介して、補助的にボルト固定されて
いる。
【0004】ところが、通常、荷台の床の下側における
サイドレールの内側には、例えば、ロープ等の緊締具を
引っ掛けるために床に取り付けられた床フックの床下へ
の突出部分を取り囲みつつ、かかる床フックの床への取
付孔を覆蓋する床フックカバー等、あおり開閉補助装置
をサイドレールの内側にボルト固定する上で障害となる
様々な部材が、数多く配設されているのである。
サイドレールの内側には、例えば、ロープ等の緊締具を
引っ掛けるために床に取り付けられた床フックの床下へ
の突出部分を取り囲みつつ、かかる床フックの床への取
付孔を覆蓋する床フックカバー等、あおり開閉補助装置
をサイドレールの内側にボルト固定する上で障害となる
様々な部材が、数多く配設されているのである。
【0005】それ故、従来では、荷台の床の下側へのあ
おり開閉補助装置の取付作業に先だって、その取付位置
を決定する際に、上記せる如き床フックカバー等の障害
物の配設部位を除いた、制限された位置の中から、あお
りの長さ方向のバランスを考慮しつつ、あおりの開閉を
良好に補助し得る取付位置を決定するのに手間がかか
り、そのために、そのような取付位置の位置決め作業、
ひいてはあおり開閉補助装置の取付に要する作業全体
が、極めて面倒なものとなっていたのであり、また、か
かる取付位置の位置決め作業を行なっても、必ずしも、
あおりの長さ方向においてバランスの良い位置にあおり
開閉補助装置を取り付けることが出来るとは限らないこ
とから、あおりの開閉を補助して、容易と為すあおり開
閉補助装置本来の機能を十分に発揮させることが困難と
なる恐れさえもあったのである。
おり開閉補助装置の取付作業に先だって、その取付位置
を決定する際に、上記せる如き床フックカバー等の障害
物の配設部位を除いた、制限された位置の中から、あお
りの長さ方向のバランスを考慮しつつ、あおりの開閉を
良好に補助し得る取付位置を決定するのに手間がかか
り、そのために、そのような取付位置の位置決め作業、
ひいてはあおり開閉補助装置の取付に要する作業全体
が、極めて面倒なものとなっていたのであり、また、か
かる取付位置の位置決め作業を行なっても、必ずしも、
あおりの長さ方向においてバランスの良い位置にあおり
開閉補助装置を取り付けることが出来るとは限らないこ
とから、あおりの開閉を補助して、容易と為すあおり開
閉補助装置本来の機能を十分に発揮させることが困難と
なる恐れさえもあったのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述せる如き事
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、 あおり開閉補助装置を、荷台の床の下
側において、あおりの開閉を補助して、容易となす機能
を十分に発揮し得る位置に、確実に且つ容易に取り付け
ることが出来るあおり開閉補助装置の取付構造を提供す
ることにある。
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、 あおり開閉補助装置を、荷台の床の下
側において、あおりの開閉を補助して、容易となす機能
を十分に発揮し得る位置に、確実に且つ容易に取り付け
ることが出来るあおり開閉補助装置の取付構造を提供す
ることにある。
【0007】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、車両の荷台の床の側部において、該車両
の前後方向に延びるように設けられたあおりの開閉を補
助して、容易とするあおり開閉補助装置を、該床の下側
に取り付けるための構造であって、前記荷台の床の下部
における、前記車両の前後方向に所定距離を隔てた複数
の位置に、該前後方向に対して直角な横方向に延出し
て、それぞれ設けられた複数の横根太のうち、該前後方
向において互いに隣り合うもの同士の間に、それらを連
結する連結部材を架設すると共に、かかる連結部材に対
して、前記あおり開閉補助装置を固定することにより、
該あおり開閉補助装置を前記荷台の床の下側に取り付け
るようにしたことを特徴とするあおり開閉補助装置の取
付構造を、その要旨とするものである。
解決のために、車両の荷台の床の側部において、該車両
の前後方向に延びるように設けられたあおりの開閉を補
助して、容易とするあおり開閉補助装置を、該床の下側
に取り付けるための構造であって、前記荷台の床の下部
における、前記車両の前後方向に所定距離を隔てた複数
の位置に、該前後方向に対して直角な横方向に延出し
て、それぞれ設けられた複数の横根太のうち、該前後方
向において互いに隣り合うもの同士の間に、それらを連
結する連結部材を架設すると共に、かかる連結部材に対
して、前記あおり開閉補助装置を固定することにより、
該あおり開閉補助装置を前記荷台の床の下側に取り付け
るようにしたことを特徴とするあおり開閉補助装置の取
付構造を、その要旨とするものである。
【0008】すなわち、この本発明に従うあおり開閉補
助装置の取付構造にあっては、荷台の床の下側に設けら
れた複数の横根太のうち、車両の前後方向において互い
に隣り合う横根太同士の間に架設された連結部材に対し
て、あおり開閉補助装置を取り付けるようにしたもので
あるところから、あおり開閉補助装置を、サイドレール
の内側にボルト固定する必要が皆無ならしめられ得るの
であり、それによって、互いに隣り合う横根太同士の間
におけるサイドレールの内側に、床フックカバー等、あ
おり開閉補助装置をサイドレールの内側にボルト固定す
る上で障害となる部材が配設されている場合にも、例え
ば、連結部材を、それらの障害物から十分に離間させた
位置において、互いに隣り合う横根太同士の間に架設す
れば、かかる障害物等にて、何等干渉せしめられること
なく、それら互いに隣り合う横根太同士の間に、あおり
開閉補助装置を確実に取り付けることが出来るのであ
る。
助装置の取付構造にあっては、荷台の床の下側に設けら
れた複数の横根太のうち、車両の前後方向において互い
に隣り合う横根太同士の間に架設された連結部材に対し
て、あおり開閉補助装置を取り付けるようにしたもので
あるところから、あおり開閉補助装置を、サイドレール
の内側にボルト固定する必要が皆無ならしめられ得るの
であり、それによって、互いに隣り合う横根太同士の間
におけるサイドレールの内側に、床フックカバー等、あ
おり開閉補助装置をサイドレールの内側にボルト固定す
る上で障害となる部材が配設されている場合にも、例え
ば、連結部材を、それらの障害物から十分に離間させた
位置において、互いに隣り合う横根太同士の間に架設す
れば、かかる障害物等にて、何等干渉せしめられること
なく、それら互いに隣り合う横根太同士の間に、あおり
開閉補助装置を確実に取り付けることが出来るのであ
る。
【0009】それ故、かかる本発明に従うあおり開閉補
助装置の取付構造においては、互いに隣り合う横根太同
士の間であれば、あおり開閉補助装置を任意の位置に取
り付けることが可能となり、それによって、荷台の床の
下側へのあおり開閉補助装置の取付作業に先だって、そ
の取付位置を位置決めする際に、床フックカバー等の前
記障害物の配設部位に何等制限されることなく、あおり
の長さ方向のバランス等を考慮して、あおりの開閉を良
好に補助し得る取付位置を、容易に且つ迅速に位置決め
することが出来るのである。
助装置の取付構造においては、互いに隣り合う横根太同
士の間であれば、あおり開閉補助装置を任意の位置に取
り付けることが可能となり、それによって、荷台の床の
下側へのあおり開閉補助装置の取付作業に先だって、そ
の取付位置を位置決めする際に、床フックカバー等の前
記障害物の配設部位に何等制限されることなく、あおり
の長さ方向のバランス等を考慮して、あおりの開閉を良
好に補助し得る取付位置を、容易に且つ迅速に位置決め
することが出来るのである。
【0010】従って、かくの如き本発明に従うあおり開
閉補助装置の取付構造によれば、あおり開閉補助装置
を、荷台の床の下側において、あおりの開閉を補助し
て、容易となす機能を十分に発揮し得る位置に、確実に
且つ容易に取り付けることが出来るのである。
閉補助装置の取付構造によれば、あおり開閉補助装置
を、荷台の床の下側において、あおりの開閉を補助し
て、容易となす機能を十分に発揮し得る位置に、確実に
且つ容易に取り付けることが出来るのである。
【0011】なお、このような本発明に従うあおり開閉
補助装置の取付構造の好ましい態様の一つによれば、前
記あおり開閉補助装置が、前記車両の前後方向に対して
直角な横方向に移動可能に配置されたロードバーと、該
ロードバーと前記あおりとを連結して、該あおりの開閉
に伴って、該ロードバーを該横方向に移動せしめるリン
ク機構と、該ロードバーに連結されて、該あおりの開作
動に伴って、該ロードバーが該横方向の一方側に移動せ
しめられる際に、該ロードバーに対して、その移動方向
とは反対方向への付勢力を作用せしめるコイルばねとを
含んで構成されることとなる。
補助装置の取付構造の好ましい態様の一つによれば、前
記あおり開閉補助装置が、前記車両の前後方向に対して
直角な横方向に移動可能に配置されたロードバーと、該
ロードバーと前記あおりとを連結して、該あおりの開閉
に伴って、該ロードバーを該横方向に移動せしめるリン
ク機構と、該ロードバーに連結されて、該あおりの開作
動に伴って、該ロードバーが該横方向の一方側に移動せ
しめられる際に、該ロードバーに対して、その移動方向
とは反対方向への付勢力を作用せしめるコイルばねとを
含んで構成されることとなる。
【0012】かかる構成を有するあおり開閉補助装置の
取付構造によれば、サイドレールの内側に配設される、
前記床フックカバーの如き障害物の大きさ等に応じて、
例えば、ロードバーの長さやリンク機構の配置形態等を
適宜に変更することによって、あおり開閉補助装置を、
その作動状態に障害が生ぜしめられることなく、様々な
大きさの障害物の何れによっても何等干渉せしめられな
い位置に、有利に取り付けることが出来、その結果とし
て、あおり開閉補助装置が、本来の機能をより十分に且
つ確実に発揮され得る状態で、荷台の床の下側に、更に
一層有利に且つ容易に取り付けられ得ることとなるので
ある。
取付構造によれば、サイドレールの内側に配設される、
前記床フックカバーの如き障害物の大きさ等に応じて、
例えば、ロードバーの長さやリンク機構の配置形態等を
適宜に変更することによって、あおり開閉補助装置を、
その作動状態に障害が生ぜしめられることなく、様々な
大きさの障害物の何れによっても何等干渉せしめられな
い位置に、有利に取り付けることが出来、その結果とし
て、あおり開閉補助装置が、本来の機能をより十分に且
つ確実に発揮され得る状態で、荷台の床の下側に、更に
一層有利に且つ容易に取り付けられ得ることとなるので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るあおり開閉補
助装置の取付構造の構成について、図面を参照しつつ、
更に具体的に明らかにすることとする。
助装置の取付構造の構成について、図面を参照しつつ、
更に具体的に明らかにすることとする。
【0014】先ず、図1には、本発明に従う取付構造に
従って車両の荷台の床の下側に取り付けられたあおり開
閉補助装置の一実施形態が、その縦断面形態において、
概略的に示されている。かかる図1から明らかなよう
に、本実施形態のあおり開閉補助装置10は、金属又は
樹脂製の円筒体からなり、車両の前後方向(図1中、紙
面に垂直な方向)に対して直角な横方向(図1中、左右
方向)に延びるように位置せしめられた本体ケーシング
11と、それに対して固着されて一体化せしめられた金
属製の本体フレーム12とを有している。また、この本
体フレーム12は、円筒体からなる本体ケーシング11
の一方側の開口部を、その中心部分を除いて閉塞する平
板状の閉塞部14と、かかる閉塞部14の本体ケーシン
グ11に対する固着側とは反対側の面において、車両の
前後方向に所定の間隔を開けて対向した状態で、車両の
横方向(本体ケーシング11の軸方向)に向かって一体
的に延び出す一対の支持部16,16(図1には一つの
みを示す)とを有して、構成されている。
従って車両の荷台の床の下側に取り付けられたあおり開
閉補助装置の一実施形態が、その縦断面形態において、
概略的に示されている。かかる図1から明らかなよう
に、本実施形態のあおり開閉補助装置10は、金属又は
樹脂製の円筒体からなり、車両の前後方向(図1中、紙
面に垂直な方向)に対して直角な横方向(図1中、左右
方向)に延びるように位置せしめられた本体ケーシング
11と、それに対して固着されて一体化せしめられた金
属製の本体フレーム12とを有している。また、この本
体フレーム12は、円筒体からなる本体ケーシング11
の一方側の開口部を、その中心部分を除いて閉塞する平
板状の閉塞部14と、かかる閉塞部14の本体ケーシン
グ11に対する固着側とは反対側の面において、車両の
前後方向に所定の間隔を開けて対向した状態で、車両の
横方向(本体ケーシング11の軸方向)に向かって一体
的に延び出す一対の支持部16,16(図1には一つの
みを示す)とを有して、構成されている。
【0015】そして、そのような本体フレーム12と一
体化された本体ケーシング11内には、圧縮コイルばね
18が、その一端部を、本体フレーム12の閉塞部14
に係合させた状態で、圧縮変形可能に収容されていると
共に、本体ケーシング11よりも長さが長く、且つ圧縮
コイルばね18の内径よりも十分に小さな外径を有する
金属棒からなるロードバー20が、圧縮コイルばね18
に挿通された状態で、同軸的に配置されている。
体化された本体ケーシング11内には、圧縮コイルばね
18が、その一端部を、本体フレーム12の閉塞部14
に係合させた状態で、圧縮変形可能に収容されていると
共に、本体ケーシング11よりも長さが長く、且つ圧縮
コイルばね18の内径よりも十分に小さな外径を有する
金属棒からなるロードバー20が、圧縮コイルばね18
に挿通された状態で、同軸的に配置されている。
【0016】また、この本体ケーシング11内に配置さ
れたロードバー20は、軸方向(長さ方向)の一端部
に、車両の前後方向に延びる内孔を有し、且つ本体フレ
ーム12の閉塞部14にて一部が閉塞せしめられた本体
ケーシング11の開口部を通過可能な大きさを備えた円
筒状のピン挿通部22が一体形成されている一方、その
他端部には、圧縮コイルばね18の外径と略同一の外径
を有する皿状の座金24が、挿通されて、移動不能に固
定されている。そして、このようなロードバー20が、
ピン挿通部22を、本体ケーシング11の本体フレーム
12が一体的に設けられる開口部側に位置せしめると共
に、座金24を、圧縮コイルばね18の閉塞部14との
係合側とは反対側の端部に係合させた状態で、本体ケー
シング11内に配置されている。
れたロードバー20は、軸方向(長さ方向)の一端部
に、車両の前後方向に延びる内孔を有し、且つ本体フレ
ーム12の閉塞部14にて一部が閉塞せしめられた本体
ケーシング11の開口部を通過可能な大きさを備えた円
筒状のピン挿通部22が一体形成されている一方、その
他端部には、圧縮コイルばね18の外径と略同一の外径
を有する皿状の座金24が、挿通されて、移動不能に固
定されている。そして、このようなロードバー20が、
ピン挿通部22を、本体ケーシング11の本体フレーム
12が一体的に設けられる開口部側に位置せしめると共
に、座金24を、圧縮コイルばね18の閉塞部14との
係合側とは反対側の端部に係合させた状態で、本体ケー
シング11内に配置されている。
【0017】これによって、ロードバー20が、本体ケ
ーシング11の本体フレーム12配設側開口部を通じ
て、ピン挿通部22を本体ケーシング11内から突出/
引込移動させつつ、全体において、本体ケーシング11
内を、その軸方向、つまり車両の横方向に移動せしめら
れ得るようになっており、また、ピン挿通部22が、本
体ケーシング11内から突出せしめられる方向(図1
中、右方向)に移動せしめられた際に、圧縮コイルばね
18が、座金24にて押圧されて、圧縮せしめられ、以
て、ロードバー20に対して、その移動方向とは反対の
方向(図1中、左方向)に付勢力乃至は復元力を作用せ
しめ得るようになっているのである。
ーシング11の本体フレーム12配設側開口部を通じ
て、ピン挿通部22を本体ケーシング11内から突出/
引込移動させつつ、全体において、本体ケーシング11
内を、その軸方向、つまり車両の横方向に移動せしめら
れ得るようになっており、また、ピン挿通部22が、本
体ケーシング11内から突出せしめられる方向(図1
中、右方向)に移動せしめられた際に、圧縮コイルばね
18が、座金24にて押圧されて、圧縮せしめられ、以
て、ロードバー20に対して、その移動方向とは反対の
方向(図1中、左方向)に付勢力乃至は復元力を作用せ
しめ得るようになっているのである。
【0018】一方、本体フレーム12においては、閉塞
部14から一体的に延び出す一対の支持部16,16間
において、前記ロードバー20のピン挿通部22の突出
移動位置に、車両の前後方向に延びるローラ26が、軸
支されており、また、そのようなローラ26の下方に
は、ローラ26と平行に延びるピン28が、それら一対
の支持部16,16の間に架設されている。
部14から一体的に延び出す一対の支持部16,16間
において、前記ロードバー20のピン挿通部22の突出
移動位置に、車両の前後方向に延びるローラ26が、軸
支されており、また、そのようなローラ26の下方に
は、ローラ26と平行に延びるピン28が、それら一対
の支持部16,16の間に架設されている。
【0019】そして、ここでは、かかるローラ26上
に、所定長さをもって、本体ケーシング11の本体フレ
ーム12配設側開口部から、車両の横方向に延びる、断
面コ字状の金属板からなる第一リンク30が載置されて
おり、この第一リンク30が、本体ケーシング11側の
端部において、車両の前後方向に延びるように設けられ
たピン32を、ロードバー20のピン挿通部22内に挿
通せしめることにより、かかるピン32回りにおいて上
下方向に回動可能とされた状態で、ロードバー20に連
結されている。
に、所定長さをもって、本体ケーシング11の本体フレ
ーム12配設側開口部から、車両の横方向に延びる、断
面コ字状の金属板からなる第一リンク30が載置されて
おり、この第一リンク30が、本体ケーシング11側の
端部において、車両の前後方向に延びるように設けられ
たピン32を、ロードバー20のピン挿通部22内に挿
通せしめることにより、かかるピン32回りにおいて上
下方向に回動可能とされた状態で、ロードバー20に連
結されている。
【0020】これによって、第一リンク30が、車両の
横方向へのロードバー20の移動に伴って、一対の支持
部16,16の間で、ローラ26を回転させつつ、車両
の横方向に、ロードバー20と一体移動せしめられ得る
ようになっているのである。なお、この第一リンク30
においては、ロードバー20との連結側とは反対側の端
部にも、車両の前後方向に延びるピン34が、設けられ
ている。
横方向へのロードバー20の移動に伴って、一対の支持
部16,16の間で、ローラ26を回転させつつ、車両
の横方向に、ロードバー20と一体移動せしめられ得る
ようになっているのである。なお、この第一リンク30
においては、ロードバー20との連結側とは反対側の端
部にも、車両の前後方向に延びるピン34が、設けられ
ている。
【0021】一方、一対の支持部16,16間におい
て、ローラ26の下方に設けられたピン28には、断面
コ字状の所定長さを有する金属板からなる第二リンク3
6が、その長さ方向の一端部において、上下方向に回動
可能に取り付けられている。また、この第二リンク34
の長さ方向の中間部と他端部とには、二つのピン38,
40が、一対の支持部16,16間に設けられたローラ
26やピン28と平行となる、車両の前後方向に延びる
ように、それぞれ一つずつ設けられている。
て、ローラ26の下方に設けられたピン28には、断面
コ字状の所定長さを有する金属板からなる第二リンク3
6が、その長さ方向の一端部において、上下方向に回動
可能に取り付けられている。また、この第二リンク34
の長さ方向の中間部と他端部とには、二つのピン38,
40が、一対の支持部16,16間に設けられたローラ
26やピン28と平行となる、車両の前後方向に延びる
ように、それぞれ一つずつ設けられている。
【0022】そして、かかる第二リンク36の長さ方向
中間部に設けられたピン38に対して、第一リンク30
や第二リンク36と同様な形状と所定の長さを有する第
三リンク42が、その長さ方向の一端部において、上下
方向に回動可能に取り付けられており、また、この第三
リンク42は、長さ方向の他端部において、前記第一リ
ンク30のロードバー20との連結側とは反対側の端部
に設けられたピン34に対しても、上下方向に回動可能
に取り付けられている。
中間部に設けられたピン38に対して、第一リンク30
や第二リンク36と同様な形状と所定の長さを有する第
三リンク42が、その長さ方向の一端部において、上下
方向に回動可能に取り付けられており、また、この第三
リンク42は、長さ方向の他端部において、前記第一リ
ンク30のロードバー20との連結側とは反対側の端部
に設けられたピン34に対しても、上下方向に回動可能
に取り付けられている。
【0023】さらに、第二リンク36の長さ方向他端部
に設けられたピン40に対しては、車両の荷台の床44
の側部において、車両の前後方向に延びるように設けら
れたあおり46の外面に対して、長さ方向の一端部にお
いて上下方向に回動可能に取り付けられた、断面コ字状
の金属板からなる第四リンク48が、その長さ方向の他
端部において、上下方向に回動可能に取り付けられてい
る。なお、このあおり46は、従来と同様に、荷台の床
44の側部に対して、図示しないヒンジを介して取り付
けられることにより、上下方向への回動に伴って開閉せ
しめられるように構成されている。
に設けられたピン40に対しては、車両の荷台の床44
の側部において、車両の前後方向に延びるように設けら
れたあおり46の外面に対して、長さ方向の一端部にお
いて上下方向に回動可能に取り付けられた、断面コ字状
の金属板からなる第四リンク48が、その長さ方向の他
端部において、上下方向に回動可能に取り付けられてい
る。なお、このあおり46は、従来と同様に、荷台の床
44の側部に対して、図示しないヒンジを介して取り付
けられることにより、上下方向への回動に伴って開閉せ
しめられるように構成されている。
【0024】かくして、ここでは、あおり46が、下方
に回動せしめられて、開作動せしめられる際に、第四リ
ンク48が上方に回動せしめられつつ、第二リンク36
と第三リンク42が、それぞれ下方に回動せしめられ、
それに伴って、第一リンク30とロードバー20とが、
車両の横方向に向かって一体移動せしめられる。そし
て、それによって、圧縮コイルばね18が圧縮せしめら
れて、ロードバー20に対して、その移動方向とは反対
方向に付勢力乃至は復元力が作用せしめられ、その結
果、あおり46の開作動時において、作業者が負担すべ
き荷重の大きさが、圧縮コイルばね18の付勢力により
軽減され、以て、その開作動が、補助されて、容易なら
しめられ得るようになっているのである。
に回動せしめられて、開作動せしめられる際に、第四リ
ンク48が上方に回動せしめられつつ、第二リンク36
と第三リンク42が、それぞれ下方に回動せしめられ、
それに伴って、第一リンク30とロードバー20とが、
車両の横方向に向かって一体移動せしめられる。そし
て、それによって、圧縮コイルばね18が圧縮せしめら
れて、ロードバー20に対して、その移動方向とは反対
方向に付勢力乃至は復元力が作用せしめられ、その結
果、あおり46の開作動時において、作業者が負担すべ
き荷重の大きさが、圧縮コイルばね18の付勢力により
軽減され、以て、その開作動が、補助されて、容易なら
しめられ得るようになっているのである。
【0025】また、あおり46が開状態とされた位置か
ら閉作動せしめられる際には、第二、第三、及び第四リ
ンク36,42,48が、あおり46の開作動時とは逆
の方向に回動せしめられると共に、ロードバー20と第
一リンク30が、車両の横方向において、あおり46の
開作動時とは逆の方向に移動せしめられ、それによっ
て、圧縮状態とされた圧縮コイルばね18が、圧縮され
る前の状態に復元せしめられて、そのときに、ロードバ
ー20に対して復元力が作用せしめられる。その結果、
あおり46の閉作動時において、作業者が負担すべき荷
重の大きさが、圧縮コイルばね18の復元力により軽減
され、以て、その閉作動が、補助されて、容易ならしめ
られ得るようになっているのである。このことから明ら
かなように、本実施形態では、第一〜第四リンク30,
36,42,48と、それら第一〜第四リンク30,3
6,42,48同士を連結する複数のピン34,38,
40にて、リンク機構が構成されているのである。
ら閉作動せしめられる際には、第二、第三、及び第四リ
ンク36,42,48が、あおり46の開作動時とは逆
の方向に回動せしめられると共に、ロードバー20と第
一リンク30が、車両の横方向において、あおり46の
開作動時とは逆の方向に移動せしめられ、それによっ
て、圧縮状態とされた圧縮コイルばね18が、圧縮され
る前の状態に復元せしめられて、そのときに、ロードバ
ー20に対して復元力が作用せしめられる。その結果、
あおり46の閉作動時において、作業者が負担すべき荷
重の大きさが、圧縮コイルばね18の復元力により軽減
され、以て、その閉作動が、補助されて、容易ならしめ
られ得るようになっているのである。このことから明ら
かなように、本実施形態では、第一〜第四リンク30,
36,42,48と、それら第一〜第四リンク30,3
6,42,48同士を連結する複数のピン34,38,
40にて、リンク機構が構成されているのである。
【0026】而して、本実施形態においては、かくの如
き構造とされたあおり開閉補助装置10が、従来には見
られない特別な構造をもって、車両の床44の下側に取
り付けられているのである。
き構造とされたあおり開閉補助装置10が、従来には見
られない特別な構造をもって、車両の床44の下側に取
り付けられているのである。
【0027】すなわち、ここでは、図2及び図3に示さ
れる如く、本体フレーム12の上部に、金属平板からな
る取付ステー50が、閉塞部14と一対の支持部16,
16に跨がって固着されている。また、この取付ステー
50には、それを厚さ方向に貫通するボルト孔が、複数
(ここでは四つ)設けられている。
れる如く、本体フレーム12の上部に、金属平板からな
る取付ステー50が、閉塞部14と一対の支持部16,
16に跨がって固着されている。また、この取付ステー
50には、それを厚さ方向に貫通するボルト孔が、複数
(ここでは四つ)設けられている。
【0028】一方、車両の床44の下部における、車両
の前後方向に一定の距離を隔てた複数の位置には、C字
鋼からなる横根太56が、車両の横方向に延出して、そ
れぞれ設けられており、また、それら複数の横根太56
のうち、車両の前後方向に互いに隣り合うもの同士の間
において、床44の側部に沿って延びるサイドレール5
8の内側には、あおり開閉補助装置10を取り付けるた
めの連結板66が、配置されている。
の前後方向に一定の距離を隔てた複数の位置には、C字
鋼からなる横根太56が、車両の横方向に延出して、そ
れぞれ設けられており、また、それら複数の横根太56
のうち、車両の前後方向に互いに隣り合うもの同士の間
において、床44の側部に沿って延びるサイドレール5
8の内側には、あおり開閉補助装置10を取り付けるた
めの連結板66が、配置されている。
【0029】この連結板66は、図1乃至図3から明ら
かなように、あおり開閉補助装置10の本体フレーム1
2の上部に固着された取付ステー50と略同一な幅と、
互いに隣り合う二つの横根太56,56の間の距離と略
同一な長さとを有する金属平板からなっており、取付ス
テー50に設けられたボルト孔と同一の径を有するボル
ト孔68が、複数(ここでは、8個)設けられ、またそ
の四隅には、締結孔54が、それぞれ一つずつ形成され
ている。なお、かかる連結板66に設けられた複数のボ
ルト孔68は、連結板66の長さ方向において互いに異
なる複数の所定位置で、取付ステー50を連結板66に
重ね合わせた際に、取付ステー50の四つのボルト孔に
対して、四つのものが各々対応位置するように、配置さ
れている。また、かかる連結板66の幅方向一方側の端
部には、位置決めのための屈曲部70が、設けられてい
る。
かなように、あおり開閉補助装置10の本体フレーム1
2の上部に固着された取付ステー50と略同一な幅と、
互いに隣り合う二つの横根太56,56の間の距離と略
同一な長さとを有する金属平板からなっており、取付ス
テー50に設けられたボルト孔と同一の径を有するボル
ト孔68が、複数(ここでは、8個)設けられ、またそ
の四隅には、締結孔54が、それぞれ一つずつ形成され
ている。なお、かかる連結板66に設けられた複数のボ
ルト孔68は、連結板66の長さ方向において互いに異
なる複数の所定位置で、取付ステー50を連結板66に
重ね合わせた際に、取付ステー50の四つのボルト孔に
対して、四つのものが各々対応位置するように、配置さ
れている。また、かかる連結板66の幅方向一方側の端
部には、位置決めのための屈曲部70が、設けられてい
る。
【0030】そして、ここでは、特に、車両の前後方向
において互いに隣り合う横根太56同士の間に位置する
サイドレール58の内側に、床44の側方側端部に設け
られた床フック62における、床44の下側に突出位置
せしめられた部分を取り囲む床フックカバー64が設け
られているため、後述する如くして、連結板66にあお
り開閉補助装置10を取り付けた際に、かかるあおり開
閉補助装置10を床フックカバー64に対して干渉(接
触)せしめることのないような位置において、連結板6
6が、車両の前後方向に互いに隣り合う二つの横根太5
6,56の各側面にそれぞれボルト固定された断面L字
状の固定金具72に対して、四隅に設けられた締結孔5
4に挿通された締結ボルト74にて締結せしめられるこ
とにより、それら二つの横根太56,56の間に、それ
らを車両の前後方向において連結する状態で、架設され
ているのである。
において互いに隣り合う横根太56同士の間に位置する
サイドレール58の内側に、床44の側方側端部に設け
られた床フック62における、床44の下側に突出位置
せしめられた部分を取り囲む床フックカバー64が設け
られているため、後述する如くして、連結板66にあお
り開閉補助装置10を取り付けた際に、かかるあおり開
閉補助装置10を床フックカバー64に対して干渉(接
触)せしめることのないような位置において、連結板6
6が、車両の前後方向に互いに隣り合う二つの横根太5
6,56の各側面にそれぞれボルト固定された断面L字
状の固定金具72に対して、四隅に設けられた締結孔5
4に挿通された締結ボルト74にて締結せしめられるこ
とにより、それら二つの横根太56,56の間に、それ
らを車両の前後方向において連結する状態で、架設され
ているのである。
【0031】而して、取付ステー50が固着されたあお
り開閉補助装置10が、車両の前後方向に互いに隣り合
う二つの横根太56,56の間における、前記床フック
カバー64に干渉しないサイドレール58の内側におい
て、二つの横根太56,56の間に架設された連結板6
6の下側から、本体フレーム12に固着された取付ステ
ー50を、連結板66に重ね合わせて、位置せしめられ
た状態下で、互いに対応する連結板66のボルト孔68
と取付ステー50とに対して、それぞれ挿通された固定
ボルト76がナット締めされることにより、かかる連結
板66に固定され、以て、車両の床44の下側におい
て、サイドレール58の内側に設けられた床フックカバ
ー64に何等干渉することなく、取り付けられるように
なっているのである。
り開閉補助装置10が、車両の前後方向に互いに隣り合
う二つの横根太56,56の間における、前記床フック
カバー64に干渉しないサイドレール58の内側におい
て、二つの横根太56,56の間に架設された連結板6
6の下側から、本体フレーム12に固着された取付ステ
ー50を、連結板66に重ね合わせて、位置せしめられ
た状態下で、互いに対応する連結板66のボルト孔68
と取付ステー50とに対して、それぞれ挿通された固定
ボルト76がナット締めされることにより、かかる連結
板66に固定され、以て、車両の床44の下側におい
て、サイドレール58の内側に設けられた床フックカバ
ー64に何等干渉することなく、取り付けられるように
なっているのである。
【0032】このように、本実施形態においては、車両
の荷台の床44の下部におけるサイドレール58の内側
において、車両の前後方向に互いに隣り合って設けられ
た横根太56,56同士の間に、連結板66が、それら
の横根太56,56同士を連結するように設けられてい
ることによって、サイドレール58の内側に床フックカ
バー64が設けられているにも拘わらず、そのような床
フックカバー64に何等干渉することなく、あおり開閉
補助装置10が、連結板66に取り付けられて、床44
の下側に配設されるようになっているところから、サイ
ドレール58の内側に床フックカバー64等の様々な部
材が設けられていても、そのような床44の下側におけ
るサイドレール58の内側へのあおり開閉補助装置10
の取付位置に制限が加えられるようなことが有利に解消
され得るのである。
の荷台の床44の下部におけるサイドレール58の内側
において、車両の前後方向に互いに隣り合って設けられ
た横根太56,56同士の間に、連結板66が、それら
の横根太56,56同士を連結するように設けられてい
ることによって、サイドレール58の内側に床フックカ
バー64が設けられているにも拘わらず、そのような床
フックカバー64に何等干渉することなく、あおり開閉
補助装置10が、連結板66に取り付けられて、床44
の下側に配設されるようになっているところから、サイ
ドレール58の内側に床フックカバー64等の様々な部
材が設けられていても、そのような床44の下側におけ
るサイドレール58の内側へのあおり開閉補助装置10
の取付位置に制限が加えられるようなことが有利に解消
され得るのである。
【0033】従って、かくの如き本実施形態によれば、
床44の下側へのあおり開閉補助装置10の取付位置と
して、あおり46の長さ方向のバランスが良く、あおり
46の開閉を良好に補助し得る位置を、容易に且つ迅速
に決定することが出来、その結果として、あおり開閉補
助装置10を、車両の荷台の床44の下側において、あ
おり46の開閉を補助して、容易となす機能を十分に発
揮し得る位置に、確実に且つ容易に取り付けることが可
能となるのである。
床44の下側へのあおり開閉補助装置10の取付位置と
して、あおり46の長さ方向のバランスが良く、あおり
46の開閉を良好に補助し得る位置を、容易に且つ迅速
に決定することが出来、その結果として、あおり開閉補
助装置10を、車両の荷台の床44の下側において、あ
おり46の開閉を補助して、容易となす機能を十分に発
揮し得る位置に、確実に且つ容易に取り付けることが可
能となるのである。
【0034】また、本実施形態における開閉補助装置1
0にあっては、あおり46が開閉せしめられる際に、車
両の横方向に移動せしめられて、圧縮コイルばね18の
付勢力乃至は復元力に基づいて、あおり46の開閉を補
助する作用力を発揮するロードバー20が、第一〜第四
リンク30,36,42,48を介して、あおり46に
連結されていることにより、床フックカバー64が配設
されたサイドレール58の内側において、あおり開閉補
助装置10が、あおり46の開閉を補助して容易とな
す、本来の機能をより十分に且つ確実に発揮され得る状
態で、荷台の床44の下側に、一層有利に且つ容易に取
り付けられ得ているのである。
0にあっては、あおり46が開閉せしめられる際に、車
両の横方向に移動せしめられて、圧縮コイルばね18の
付勢力乃至は復元力に基づいて、あおり46の開閉を補
助する作用力を発揮するロードバー20が、第一〜第四
リンク30,36,42,48を介して、あおり46に
連結されていることにより、床フックカバー64が配設
されたサイドレール58の内側において、あおり開閉補
助装置10が、あおり46の開閉を補助して容易とな
す、本来の機能をより十分に且つ確実に発揮され得る状
態で、荷台の床44の下側に、一層有利に且つ容易に取
り付けられ得ているのである。
【0035】以上、本発明の具体的な構成について詳述
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないものであ
って、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも
受けるものではない。
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないものであ
って、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも
受けるものではない。
【0036】例えば、連結部材たる連結板66の二つの
横根太56,56に対する架設構造も、前記実施形態に
示されるものに、決して限定されるものではなく、例え
ば、固定金具72等を用いることなく、連結板66を二
つの横根太56,56にそれぞれ直接に取り付けて、そ
れらの間に架設することも、勿論可能である。
横根太56,56に対する架設構造も、前記実施形態に
示されるものに、決して限定されるものではなく、例え
ば、固定金具72等を用いることなく、連結板66を二
つの横根太56,56にそれぞれ直接に取り付けて、そ
れらの間に架設することも、勿論可能である。
【0037】また、前記実施形態では、あおり開閉補助
装置10の本体フレーム12に取付ステー50を固定
し、この取付ステー50を連結板66に固定することに
より、あおり開閉補助装置10が、連結板66に対して
取り付けられていたが、取付が可能であれば、そのよな
取付ステー50を介することなく、あおり開閉補助装置
10を、連結板66に対して直接に取り付けるようにし
ても、何等差し支えないのである。
装置10の本体フレーム12に取付ステー50を固定
し、この取付ステー50を連結板66に固定することに
より、あおり開閉補助装置10が、連結板66に対して
取り付けられていたが、取付が可能であれば、そのよな
取付ステー50を介することなく、あおり開閉補助装置
10を、連結板66に対して直接に取り付けるようにし
ても、何等差し支えないのである。
【0038】さらに、あおり開閉補助装置10の構造
も、車両の荷台の床44の側部において、車両の前後方
向に延びるように設けられたあおり46の開閉を補助し
て、容易とし得るものであれば、前記実施形態に示され
るものに、特に限定されるものでないことは、勿論であ
る。
も、車両の荷台の床44の側部において、車両の前後方
向に延びるように設けられたあおり46の開閉を補助し
て、容易とし得るものであれば、前記実施形態に示され
るものに、特に限定されるものでないことは、勿論であ
る。
【0039】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0040】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に従うあおり開閉補助装置の取付構造によれば、あお
り開閉補助装置を、荷台の床の下側において、あおりの
開閉を補助して、容易となす機能を十分に発揮し得る位
置に、確実に且つ容易に取り付けることが出来るのであ
る。
明に従うあおり開閉補助装置の取付構造によれば、あお
り開閉補助装置を、荷台の床の下側において、あおりの
開閉を補助して、容易となす機能を十分に発揮し得る位
置に、確実に且つ容易に取り付けることが出来るのであ
る。
【図1】本発明に従う取付構造に従って車両の荷台の床
の下側に取り付けられたあおり開閉補助装置の一例を示
す縦断面説明図である。
の下側に取り付けられたあおり開閉補助装置の一例を示
す縦断面説明図である。
【図2】図1におけるII−II断面説明図である。
【図3】図1におけるIII−III断面説明図である。
10 あおり開閉補助装置 11 本体ケー
シング 12 本体フレーム 14 閉塞部 16 支持部 18 圧縮コイ
ルばね 20 ロードバー 24 座金 28,32,34,38,40 ピン 30,36,42,48 リンク 44 床 46 あおり 56 横根太 58 サイドレ
ール 64 床フックカバー 66 連結板
シング 12 本体フレーム 14 閉塞部 16 支持部 18 圧縮コイ
ルばね 20 ロードバー 24 座金 28,32,34,38,40 ピン 30,36,42,48 リンク 44 床 46 あおり 56 横根太 58 サイドレ
ール 64 床フックカバー 66 連結板
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の荷台の床の側部において、該車両
の前後方向に延びるように設けられたあおりの開閉を補
助して、容易とするあおり開閉補助装置を、該床の下側
に取り付けるための構造であって、 前記荷台の床の下部における、前記車両の前後方向に所
定距離を隔てた複数の位置に、該前後方向に対して直角
な横方向に延出して、それぞれ設けられた複数の横根太
のうち、該前後方向において互いに隣り合うもの同士の
間に、それらを連結する連結部材を架設すると共に、か
かる連結部材に対して、前記あおり開閉補助装置を固定
することにより、該あおり開閉補助装置を前記荷台の床
の下側に取り付けるようにしたことを特徴とするあおり
開閉補助装置の取付構造。 - 【請求項2】 前記あおり開閉補助装置が、前記車両の
前後方向に対して直角な横方向に移動可能に配置された
ロードバーと、該ロードバーと前記あおりとを連結し
て、該あおりの開閉に伴って、該ロードバーを該横方向
に移動せしめるリンク機構と、該ロードバーに連結され
て、該あおりの開作動に伴って、該ロードバーが該横方
向の一方側に移動せしめられる際に、該ロードバーに対
して、その移動方向とは反対方向への付勢力を作用せし
めるコイルばねとを含んで構成されている請求項1に記
載のあおり開閉補助装置の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142562A JP2003335269A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | あおり開閉補助装置の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142562A JP2003335269A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | あおり開閉補助装置の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003335269A true JP2003335269A (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=29702814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002142562A Pending JP2003335269A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | あおり開閉補助装置の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003335269A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008087690A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Sanko Kiki Co Ltd | あおり板の開閉補助装置 |
JP2015196468A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 株式会社トランテックス | トラック荷台の下部構造及びトラック |
US10052271B2 (en) | 2013-03-12 | 2018-08-21 | The Procter & Gamble Company | Antiperspirant compositions |
-
2002
- 2002-05-17 JP JP2002142562A patent/JP2003335269A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008087690A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Sanko Kiki Co Ltd | あおり板の開閉補助装置 |
US10052271B2 (en) | 2013-03-12 | 2018-08-21 | The Procter & Gamble Company | Antiperspirant compositions |
JP2015196468A (ja) * | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 株式会社トランテックス | トラック荷台の下部構造及びトラック |
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