JP2003333758A - 二次電池の充電方法 - Google Patents
二次電池の充電方法Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 二次電池の種類や、その充電状態に関わら
ず、二次電池を過充電することなく確実に、かつ短時間
で充電することが可能な二次電池の充電方法を提供す
る。 【解決手段】 電源部2に並列接続された二次電池1と
コンデンサ3とを結ぶ回路を遮断した状態で、コンデン
サ3に電源電圧を一定時間印加して蓄電した後、二次電
池1とコンデンサ3とを結ぶ回路を接続し、コンデンサ
3に蓄電された電荷を二次電池1に転送することによっ
て、二次電池1の充電を行う。また、上記コンデンサ3
との回路を遮断した状態で二次電池1に所定電圧を印加
し、このとき流れる電流値iを検出すると共に、上記電
流値iを所定の判定基準値Jと比較して、電流値iが判
定基準値Jよりも大きいときは、上記蓄電、転送制御を
繰り返し行う一方、電流値iが判定基準値J以下のとき
は、二次電池1の充電を停止する。
ず、二次電池を過充電することなく確実に、かつ短時間
で充電することが可能な二次電池の充電方法を提供す
る。 【解決手段】 電源部2に並列接続された二次電池1と
コンデンサ3とを結ぶ回路を遮断した状態で、コンデン
サ3に電源電圧を一定時間印加して蓄電した後、二次電
池1とコンデンサ3とを結ぶ回路を接続し、コンデンサ
3に蓄電された電荷を二次電池1に転送することによっ
て、二次電池1の充電を行う。また、上記コンデンサ3
との回路を遮断した状態で二次電池1に所定電圧を印加
し、このとき流れる電流値iを検出すると共に、上記電
流値iを所定の判定基準値Jと比較して、電流値iが判
定基準値Jよりも大きいときは、上記蓄電、転送制御を
繰り返し行う一方、電流値iが判定基準値J以下のとき
は、二次電池1の充電を停止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉛蓄電池、ニッ
ケル−カドミウム電池、ニッケル−水素金属電池、リチ
ウムイオン電池等の二次電池の充電方法に関するもので
ある。
ケル−カドミウム電池、ニッケル−水素金属電池、リチ
ウムイオン電池等の二次電池の充電方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルカメラ、ディジタルム
ービー、ノートパソコン等の電子機器、携帯電話等の通
信機器、電動工具、掃除機といった動力機器等の電源
に、二次電池を使用するケースが著しく増加してきてい
る。上記二次電池とは、充放電を繰り返し行うことがで
きる電池をいい、電気エネルギーを化学エネルギーに変
換して蓄え、また逆に蓄えた化学エネルギーを電気エネ
ルギーに変換して利用される。上記二次電池のうちで実
用的に使用されている代表的なものとしては、ニッケル
−カドミウム電池、ニッケル−水素金属電池、リチウム
イオン電池、NAS電池等が挙げられる。
ービー、ノートパソコン等の電子機器、携帯電話等の通
信機器、電動工具、掃除機といった動力機器等の電源
に、二次電池を使用するケースが著しく増加してきてい
る。上記二次電池とは、充放電を繰り返し行うことがで
きる電池をいい、電気エネルギーを化学エネルギーに変
換して蓄え、また逆に蓄えた化学エネルギーを電気エネ
ルギーに変換して利用される。上記二次電池のうちで実
用的に使用されている代表的なものとしては、ニッケル
−カドミウム電池、ニッケル−水素金属電池、リチウム
イオン電池、NAS電池等が挙げられる。
【0003】ところで、上記二次電池の内部で生じる起
電反応、放電反応は、化学的反応や、電気的反応、及び
これら両反応が相互に関わる複雑なエネルギー変換、及
び授受が伴い、また、そこにはこれら種々の反応に対す
る時間的要素が介在する。従ってこれらの反応を考慮し
ながら充電を行う必要があり、過度に電流を流して充電
を行えば、意図しない発熱反応や、膨潤等の異常で、電
池の内部構造を破壊してしまう場合がある。また、そこ
までには至らないにしても、上記二次電池の内部構造を
劣化させ、電池寿命は縮まり、サイクル使用回数を減少
させてしまうことになる。
電反応、放電反応は、化学的反応や、電気的反応、及び
これら両反応が相互に関わる複雑なエネルギー変換、及
び授受が伴い、また、そこにはこれら種々の反応に対す
る時間的要素が介在する。従ってこれらの反応を考慮し
ながら充電を行う必要があり、過度に電流を流して充電
を行えば、意図しない発熱反応や、膨潤等の異常で、電
池の内部構造を破壊してしまう場合がある。また、そこ
までには至らないにしても、上記二次電池の内部構造を
劣化させ、電池寿命は縮まり、サイクル使用回数を減少
させてしまうことになる。
【0004】そこで、従来では上記二次電池が適切に充
電されるように、上記二次電池の充電装置の制御部に、
充電時間の進行に伴い印加電圧を変化させるようなプロ
グラムを組み込み、上記プログラムによる制御に従って
二次電池に電圧を印加するように構成している。また、
上記充電装置に二次電池の電圧を検出する電池電圧検出
部を設け、上記電池電圧を制御量として、被充電電池の
充電終了を判定制御する充電装置も数多く出願されてい
る。
電されるように、上記二次電池の充電装置の制御部に、
充電時間の進行に伴い印加電圧を変化させるようなプロ
グラムを組み込み、上記プログラムによる制御に従って
二次電池に電圧を印加するように構成している。また、
上記充電装置に二次電池の電圧を検出する電池電圧検出
部を設け、上記電池電圧を制御量として、被充電電池の
充電終了を判定制御する充電装置も数多く出願されてい
る。
【0005】例えば、特開平8−9563号公報におけ
る二次電池充電装置は、被充電電池の定電流による充電
電圧の負の電位差を検出する電圧検出回路と、上記被充
電電池の定電流に伴う単位時間当りの電池温度の変化
(温度微分値)を検出する温度検出回路と、上記電圧検
出回路で検出した負の電位差及び温度微分値と予め設定
した各基準値とをそれぞれ対比して、充電スイッチを制
御する充電制御回路とで構成され、検出された負の電位
差及び温度微分値が、予め選択設定した基準となる負の
電位差及び温度微分値に到達したときを充電の終了とし
て制御している。このように公知技術においては、充電
装置の制御部で、電池電圧の検出値、あるいはその温度
値を制御量として被充電電池の状態を監視し、充電終了
状態を判定している。
る二次電池充電装置は、被充電電池の定電流による充電
電圧の負の電位差を検出する電圧検出回路と、上記被充
電電池の定電流に伴う単位時間当りの電池温度の変化
(温度微分値)を検出する温度検出回路と、上記電圧検
出回路で検出した負の電位差及び温度微分値と予め設定
した各基準値とをそれぞれ対比して、充電スイッチを制
御する充電制御回路とで構成され、検出された負の電位
差及び温度微分値が、予め選択設定した基準となる負の
電位差及び温度微分値に到達したときを充電の終了とし
て制御している。このように公知技術においては、充電
装置の制御部で、電池電圧の検出値、あるいはその温度
値を制御量として被充電電池の状態を監視し、充電終了
状態を判定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな充電終了検出方法を二次電池の状態を無視して単純
に適用していくと以下に示すような種々の不都合が生じ
ることになる。すなわち、その電極種や、電解質種の違
い、また電池構造の違い等、二次電池の種類によって充
電時における特性は異なり、また同一種、同型番の二次
電池であっても、受電時の環境条件の違い、上記二次電
池の使用履歴、電気化学的遍歴等によってその特性が大
きく異なる。このため、従来のような同一パターンでの
充電は結果的に過充電となることがあり、これによっ
て、二次電池内部で異常な化学反応を引き起こして発熱
し、電気エネルギーが熱エネルギーに変換されるため充
電効率が低下するといった問題がある。また、ガスの発
生により二次電池の内圧が上昇して漏液する危険性もあ
る。この結果、充電/放電の繰り返しに必要な二次電池
の内部構造に欠陥が生じ、そのサイクル寿命が縮まって
しまうという問題が生じている。
うな充電終了検出方法を二次電池の状態を無視して単純
に適用していくと以下に示すような種々の不都合が生じ
ることになる。すなわち、その電極種や、電解質種の違
い、また電池構造の違い等、二次電池の種類によって充
電時における特性は異なり、また同一種、同型番の二次
電池であっても、受電時の環境条件の違い、上記二次電
池の使用履歴、電気化学的遍歴等によってその特性が大
きく異なる。このため、従来のような同一パターンでの
充電は結果的に過充電となることがあり、これによっ
て、二次電池内部で異常な化学反応を引き起こして発熱
し、電気エネルギーが熱エネルギーに変換されるため充
電効率が低下するといった問題がある。また、ガスの発
生により二次電池の内圧が上昇して漏液する危険性もあ
る。この結果、充電/放電の繰り返しに必要な二次電池
の内部構造に欠陥が生じ、そのサイクル寿命が縮まって
しまうという問題が生じている。
【0007】また、上記二次電池の充電時間は出来る限
り短いことが望ましいが、上記したような同一パターン
での充電では、二次電池の種類によっては充電時におけ
る印加電圧がその定格値よりも低いことがあり、この場
合は特に、充電が完了するまでにかなりの時間を要する
という問題がある。
り短いことが望ましいが、上記したような同一パターン
での充電では、二次電池の種類によっては充電時におけ
る印加電圧がその定格値よりも低いことがあり、この場
合は特に、充電が完了するまでにかなりの時間を要する
という問題がある。
【0008】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、二次電池の種類
や、その充電状態に関わらず、二次電池を過充電するこ
となく確実に、かつ短時間で充電することが可能な二次
電池の充電方法を提供することにある。
になされたものであって、その目的は、二次電池の種類
や、その充電状態に関わらず、二次電池を過充電するこ
となく確実に、かつ短時間で充電することが可能な二次
電池の充電方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の二次電
池の充電方法は、二次電池1の充電制御方法において、
電源部2に並列接続された上記二次電池1とコンデンサ
3とを結ぶ回路を遮断した状態で、コンデンサ3に電源
電圧を一定時間印加して蓄電した後、上記二次電池1と
コンデンサ3とを結ぶ回路を接続し、上記コンデンサ3
に蓄電された電荷を二次電池1に転送することによっ
て、二次電池1を充電するように構成したことを特徴と
している。
池の充電方法は、二次電池1の充電制御方法において、
電源部2に並列接続された上記二次電池1とコンデンサ
3とを結ぶ回路を遮断した状態で、コンデンサ3に電源
電圧を一定時間印加して蓄電した後、上記二次電池1と
コンデンサ3とを結ぶ回路を接続し、上記コンデンサ3
に蓄電された電荷を二次電池1に転送することによっ
て、二次電池1を充電するように構成したことを特徴と
している。
【0010】上記請求項1の二次電池の充電方法では、
コンデンサ3に蓄えた電荷を二次電池1に転送すること
によって、二次電池1を充電するように構成している。
この方法によれば、二次電池1への電荷の注入量がカウ
ントし易くなると共に、大容量のコンデンサ3を媒体と
すれば、短時間に多くの電荷を二次電池1に注入するこ
と、すなわち大電流を流すことができるため、充電時間
の短縮化を図ることができる。また、高額な大電流回路
を必要とせず、しかも制御は極めて容易であるため、低
コストで実施可能であると共に、信頼性の向上を図るこ
ともできる。
コンデンサ3に蓄えた電荷を二次電池1に転送すること
によって、二次電池1を充電するように構成している。
この方法によれば、二次電池1への電荷の注入量がカウ
ントし易くなると共に、大容量のコンデンサ3を媒体と
すれば、短時間に多くの電荷を二次電池1に注入するこ
と、すなわち大電流を流すことができるため、充電時間
の短縮化を図ることができる。また、高額な大電流回路
を必要とせず、しかも制御は極めて容易であるため、低
コストで実施可能であると共に、信頼性の向上を図るこ
ともできる。
【0011】また請求項2の二次電池の充電方法は、上
記コンデンサ3との回路を遮断した状態で二次電池1に
所定電圧を印加し、このとき流れる電流値iを検出する
と共に、上記電流値iを所定の判定基準値Jと比較し
て、上記電流値iが判定基準値Jよりも大きいときは、
上記蓄電、転送制御を繰り返し行う一方、上記電流値i
が判定基準値J以下のときは、二次電池1の充電を停止
するように構成したことを特徴としている。
記コンデンサ3との回路を遮断した状態で二次電池1に
所定電圧を印加し、このとき流れる電流値iを検出する
と共に、上記電流値iを所定の判定基準値Jと比較し
て、上記電流値iが判定基準値Jよりも大きいときは、
上記蓄電、転送制御を繰り返し行う一方、上記電流値i
が判定基準値J以下のときは、二次電池1の充電を停止
するように構成したことを特徴としている。
【0012】上記請求項2の二次電池の充電方法では、
二次電池1に流れる電流値iを検出することで、二次電
池1の充電状態を定期的に観測するようにしたことによ
って、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこ
となく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池1
の内部構造に損傷を与えるのを防止することができるた
め、サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。
二次電池1に流れる電流値iを検出することで、二次電
池1の充電状態を定期的に観測するようにしたことによ
って、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこ
となく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池1
の内部構造に損傷を与えるのを防止することができるた
め、サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。
【0013】さらに請求項3の二次電池の充電方法は、
上記電源部2とは別のチェック電源部6を設け、このチ
ェック電源部6から上記二次電池1に所定電圧を印加す
るように構成したことを特徴としている。
上記電源部2とは別のチェック電源部6を設け、このチ
ェック電源部6から上記二次電池1に所定電圧を印加す
るように構成したことを特徴としている。
【0014】上記請求項3の二次電池の充電方法では、
電源部2とは別のチェック電源部6を設けることによっ
て、上記コンデンサ3の蓄電期間中に、二次電池1の充
電状態の観測を行うことができるため、一段と充電時間
の短縮化を図ることができる。
電源部2とは別のチェック電源部6を設けることによっ
て、上記コンデンサ3の蓄電期間中に、二次電池1の充
電状態の観測を行うことができるため、一段と充電時間
の短縮化を図ることができる。
【0015】また請求項4の二次電池の充電方法は、上
記所定電圧は、満充電平衡電圧(Eeq)であることを特
徴としている。
記所定電圧は、満充電平衡電圧(Eeq)であることを特
徴としている。
【0016】上記請求項4の二次電池の充電方法では、
上記所定電圧に、満充電平衡電圧Eeqを用いれば、いか
なる二次電池1に対しても、検出された電流値iがゼロ
以下となれば満充電状態に達していると判断することが
できるため、容易かつ正確に満充電か否かを判断するこ
とができる。
上記所定電圧に、満充電平衡電圧Eeqを用いれば、いか
なる二次電池1に対しても、検出された電流値iがゼロ
以下となれば満充電状態に達していると判断することが
できるため、容易かつ正確に満充電か否かを判断するこ
とができる。
【0017】さらに請求項5の二次電池の充電方法は、
上記コンデンサ3との回路を遮断した状態で、二次電池
1の開放電圧Eを検出すると共に、上記開放電圧Eを満
充電平衡電圧Eeqと比較して、上記開放電圧Eが満充電
平衡電圧Eeqよりも小さいときは、上記蓄電、転送制御
を繰り返し行う一方、上記開放電圧Eが満充電平衡電圧
Eeq以上のときは、二次電池1の充電を停止するように
構成したことを特徴としている。
上記コンデンサ3との回路を遮断した状態で、二次電池
1の開放電圧Eを検出すると共に、上記開放電圧Eを満
充電平衡電圧Eeqと比較して、上記開放電圧Eが満充電
平衡電圧Eeqよりも小さいときは、上記蓄電、転送制御
を繰り返し行う一方、上記開放電圧Eが満充電平衡電圧
Eeq以上のときは、二次電池1の充電を停止するように
構成したことを特徴としている。
【0018】上記請求項5の二次電池の充電方法では、
二次電池1の開放電圧Eを検出することで、二次電池1
の充電状態を定期的に観測するようにしたことによっ
て、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこと
なく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池1の
内部構造に損傷を与えるのを防止することができるた
め、サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。
またこの方法によれば、上記コンデンサ3の蓄電期間中
に、二次電池1の充電状態の観測を行うことができるた
め、一段と充電時間の短縮化を図ることができる。
二次電池1の開放電圧Eを検出することで、二次電池1
の充電状態を定期的に観測するようにしたことによっ
て、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこと
なく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池1の
内部構造に損傷を与えるのを防止することができるた
め、サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。
またこの方法によれば、上記コンデンサ3の蓄電期間中
に、二次電池1の充電状態の観測を行うことができるた
め、一段と充電時間の短縮化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の二次電池の充電
方法の具体的な実施の形態について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1はこの発明の第1実施形態にお
ける二次電池の充電装置の回路構成を示すブロック図で
ある。図において、1は二次電池、2は電源部であり、
上記電源部2は商用交流電気を直流に変換する変圧、整
流回路を含んでいる。また3は大容量のコンデンサ(電
解コンデンサ、電気二重層コンデンサ等)であり、電源
部2に並列に上記コンデンサ3と二次電池1とが接続さ
れている。さらに上記電源部2とコンデンサ3とを結ぶ
回路にはスイッチSW1が、また上記コンデンサ3と二
次電池1とを結ぶ回路にはスイッチSW2がそれぞれ介
設されている。また4は上記二次電池1の電流を検出す
るための電流検出部であり、この電流検出部4で検出さ
れた電流値iを制御部5に送信するように構成してい
る。ここで、上記制御部5では、上記各スイッチSW
1、SW2の開閉操作や、上記二次電池1が満充電に達
したか否かの判断等が行われる。また6は上記制御部5
からの指令に基づいて上記二次電池1にチェック電圧を
印加するためのチェック電源部である。
方法の具体的な実施の形態について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1はこの発明の第1実施形態にお
ける二次電池の充電装置の回路構成を示すブロック図で
ある。図において、1は二次電池、2は電源部であり、
上記電源部2は商用交流電気を直流に変換する変圧、整
流回路を含んでいる。また3は大容量のコンデンサ(電
解コンデンサ、電気二重層コンデンサ等)であり、電源
部2に並列に上記コンデンサ3と二次電池1とが接続さ
れている。さらに上記電源部2とコンデンサ3とを結ぶ
回路にはスイッチSW1が、また上記コンデンサ3と二
次電池1とを結ぶ回路にはスイッチSW2がそれぞれ介
設されている。また4は上記二次電池1の電流を検出す
るための電流検出部であり、この電流検出部4で検出さ
れた電流値iを制御部5に送信するように構成してい
る。ここで、上記制御部5では、上記各スイッチSW
1、SW2の開閉操作や、上記二次電池1が満充電に達
したか否かの判断等が行われる。また6は上記制御部5
からの指令に基づいて上記二次電池1にチェック電圧を
印加するためのチェック電源部である。
【0020】上記に示すような充電装置を用いて二次電
池1を充電する方法としては、まず、図1に示す回路中
のスイッチSW1を閉、スイッチSW2を開とした状態
でコンデンサ3に所定の電源電圧を印加して蓄電を行
い、その後スイッチSW1を開、スイッチSW2を閉に
切り替えて、上記コンデンサ3に蓄電された電荷を二次
電池1に転送するという制御を繰り返し行うことによっ
て、二次電池1を充電するように構成している。この
際、上記二次電池1が満充電状態に達しているか否かを
判断する方法としては、上記コンデンサ3の蓄電時、す
なわち上記コンデンサ3と二次電池1とを結ぶ回路が遮
断された状態において、上記二次電池1にチェック電圧
Ecを印加し、このとき二次電池1に流れる電流値iを
検出することによって、二次電池の満充電状態を把握す
るように構成している。以下では、上記判断方法を説明
する上で基本となる二次電池1の各充電率に対する充電
電圧と充電電流の特性について説明する。
池1を充電する方法としては、まず、図1に示す回路中
のスイッチSW1を閉、スイッチSW2を開とした状態
でコンデンサ3に所定の電源電圧を印加して蓄電を行
い、その後スイッチSW1を開、スイッチSW2を閉に
切り替えて、上記コンデンサ3に蓄電された電荷を二次
電池1に転送するという制御を繰り返し行うことによっ
て、二次電池1を充電するように構成している。この
際、上記二次電池1が満充電状態に達しているか否かを
判断する方法としては、上記コンデンサ3の蓄電時、す
なわち上記コンデンサ3と二次電池1とを結ぶ回路が遮
断された状態において、上記二次電池1にチェック電圧
Ecを印加し、このとき二次電池1に流れる電流値iを
検出することによって、二次電池の満充電状態を把握す
るように構成している。以下では、上記判断方法を説明
する上で基本となる二次電池1の各充電率に対する充電
電圧と充電電流の特性について説明する。
【0021】図2は上記二次電池1の充電率ごとの電流
−電圧特性を示すグラフである。図2において、グラフ
の横軸には電池端子電圧を、また縦軸には充電電流をと
っており、充電率が異なる各二次電池1の電圧−電流特
性をそれぞれ示している。すなわち図における破線で示
す曲線は、二次電池1の充電率が略0%の状態(電池が
なくなった状態)を示しており、この場合は標準電圧E
0(公称電圧)より低い電圧を印加しても充電電流が流
れ出す。ここで上記標準電圧E0は、二次電池1の正
極、負極を構成する物質によって決まる定数で、例え
ば、ニッケル−カドミウム二次電池の場合は約1.2V
となる。また、上記印加電圧を上昇させていくにつれ
て、略それに比例して充電電流も増大するが、所定の電
圧を過ぎると、印加電圧に対する充電電流の増加率は減
少し、上に凸の曲線を辿り、さらに昇圧すると、充電電
流はほとんど上昇しなくなり、さらには電流ピーク値を
経て充電電流が減少し始める。
−電圧特性を示すグラフである。図2において、グラフ
の横軸には電池端子電圧を、また縦軸には充電電流をと
っており、充電率が異なる各二次電池1の電圧−電流特
性をそれぞれ示している。すなわち図における破線で示
す曲線は、二次電池1の充電率が略0%の状態(電池が
なくなった状態)を示しており、この場合は標準電圧E
0(公称電圧)より低い電圧を印加しても充電電流が流
れ出す。ここで上記標準電圧E0は、二次電池1の正
極、負極を構成する物質によって決まる定数で、例え
ば、ニッケル−カドミウム二次電池の場合は約1.2V
となる。また、上記印加電圧を上昇させていくにつれ
て、略それに比例して充電電流も増大するが、所定の電
圧を過ぎると、印加電圧に対する充電電流の増加率は減
少し、上に凸の曲線を辿り、さらに昇圧すると、充電電
流はほとんど上昇しなくなり、さらには電流ピーク値を
経て充電電流が減少し始める。
【0022】また、同図の一点鎖線で示す充電率が約5
0%の状態では、充電率が略0%のときよりも充電電圧
の立ち上がり電圧(開放電圧E)が高くなり、上記電流
ピーク値の電圧は逆に低くなる。そして、同図の二点鎖
線で示す充電率が約90%の状態では、充電率が約50
%のときよりもさらに充電電圧の立ち上がり電圧が高く
なり、電流ピーク値の電圧もさらに低くなる。そして、
同図の実線で示す100%の状態では、充電率が約90
%のときよりもさらに充電電圧の立ち上がり電圧が高く
なり、電流ピーク値の電圧もさらに低くなる。一方、上
記充電率に対する立ち上がり電圧の上昇率については、
満充電状態に近づくにつれて減少する傾向にある。
0%の状態では、充電率が略0%のときよりも充電電圧
の立ち上がり電圧(開放電圧E)が高くなり、上記電流
ピーク値の電圧は逆に低くなる。そして、同図の二点鎖
線で示す充電率が約90%の状態では、充電率が約50
%のときよりもさらに充電電圧の立ち上がり電圧が高く
なり、電流ピーク値の電圧もさらに低くなる。そして、
同図の実線で示す100%の状態では、充電率が約90
%のときよりもさらに充電電圧の立ち上がり電圧が高く
なり、電流ピーク値の電圧もさらに低くなる。一方、上
記充電率に対する立ち上がり電圧の上昇率については、
満充電状態に近づくにつれて減少する傾向にある。
【0023】さらに図2において、斜線で示す領域D、
すなわち上記電流ピーク値を連ねた境界線よりも電圧の
高い領域では、活物質の酸化還元反応がさらに進んで、
電気分解反応を引き起こす不可逆化学反応領域Dとな
る。この不可逆化学反応領域Dでは、意図しない発熱反
応や、膨潤等の異常により、ともすれば二次電池1の内
部構造の破壊に繋がる恐れがある。またそこまでには至
らないにしても、不可逆反応が伸展し、二次電池1のサ
イクル寿命に大きな影響を与えてしまうため、上記不可
逆化学反応領域Dに達しないように充電制御することが
必要となる。
すなわち上記電流ピーク値を連ねた境界線よりも電圧の
高い領域では、活物質の酸化還元反応がさらに進んで、
電気分解反応を引き起こす不可逆化学反応領域Dとな
る。この不可逆化学反応領域Dでは、意図しない発熱反
応や、膨潤等の異常により、ともすれば二次電池1の内
部構造の破壊に繋がる恐れがある。またそこまでには至
らないにしても、不可逆反応が伸展し、二次電池1のサ
イクル寿命に大きな影響を与えてしまうため、上記不可
逆化学反応領域Dに達しないように充電制御することが
必要となる。
【0024】ところで、上記二次電池1の蓄電容量は、
充電電流と充電時間との積で求められる。これより充電
時間を短くしようとすれば、充電電流を増やすことが必
要である。そこで、図2に示す上記充電率が略0%の二
次電池1の端子電圧を、比較的に高い充電電流を流すこ
とが可能な充電印加電圧値Esに固定して充電を行った
場合について検討する。同図において、上記充電電流は
時間と共にIsoからIsdに減少し、このIsdで上記不可逆
化学反応領域Dの上限に達し、ここで満充電となる。し
かしながら、上記所定の充電印加電圧値Esにおいて満
充電となるときの充電電流の値Isdは、必ずしも一定値
をとるわけではなく、同一メーカにおける同一機種の二
次電池1同士でも30%程度の差が生じることがある。
まして他メーカにおける同一機種においては、50%程
度、あるいはそれ以上の差が生じることがあるため、実
際の充電では、このIsdで満充電状態を判断して充電を
終了するとなると、機種によっては過度に充電が進ん
で、不可逆化学反応領域Dに達するものもあり、適切で
はない。これに対して、上記二次電池1の端子電圧を、
満充電平衡電圧Eeqに固定して充電するようにすると、
この場合は満充電状態で充電電流が略0となるため、充
電終了の判定が行いやすく、また不可逆化学反応領域D
に達することもないため、二次電池1の内部構造に損傷
を与える心配がない。しかしながら、上記充電印加電圧
値Esで充電する場合に比べて、充電電流が低いため、
上記充電時間が桁違いに長くなってしまう。
充電電流と充電時間との積で求められる。これより充電
時間を短くしようとすれば、充電電流を増やすことが必
要である。そこで、図2に示す上記充電率が略0%の二
次電池1の端子電圧を、比較的に高い充電電流を流すこ
とが可能な充電印加電圧値Esに固定して充電を行った
場合について検討する。同図において、上記充電電流は
時間と共にIsoからIsdに減少し、このIsdで上記不可逆
化学反応領域Dの上限に達し、ここで満充電となる。し
かしながら、上記所定の充電印加電圧値Esにおいて満
充電となるときの充電電流の値Isdは、必ずしも一定値
をとるわけではなく、同一メーカにおける同一機種の二
次電池1同士でも30%程度の差が生じることがある。
まして他メーカにおける同一機種においては、50%程
度、あるいはそれ以上の差が生じることがあるため、実
際の充電では、このIsdで満充電状態を判断して充電を
終了するとなると、機種によっては過度に充電が進ん
で、不可逆化学反応領域Dに達するものもあり、適切で
はない。これに対して、上記二次電池1の端子電圧を、
満充電平衡電圧Eeqに固定して充電するようにすると、
この場合は満充電状態で充電電流が略0となるため、充
電終了の判定が行いやすく、また不可逆化学反応領域D
に達することもないため、二次電池1の内部構造に損傷
を与える心配がない。しかしながら、上記充電印加電圧
値Esで充電する場合に比べて、充電電流が低いため、
上記充電時間が桁違いに長くなってしまう。
【0025】そこでこの第1実施形態では、上記二次電
池1の充電特性に鑑み、上記したような制御、すなわ
ち、上記二次電池1に定期的にチェック電圧Ecを印加
し、このとき流れる電流値iを検出することで、二次電
池の充電状態を把握することによって、上記二次電池1
に損傷を与えることなく、急速充電を行うように構成し
た。
池1の充電特性に鑑み、上記したような制御、すなわ
ち、上記二次電池1に定期的にチェック電圧Ecを印加
し、このとき流れる電流値iを検出することで、二次電
池の充電状態を把握することによって、上記二次電池1
に損傷を与えることなく、急速充電を行うように構成し
た。
【0026】図3に、上記第1実施形態における二次電
池1の充電方法についての制御フローチャートを示す。
まず上記ステップS1において、ユーザが何等かの充電
開始操作を行うと、制御部5からの指令に基づいて、図
1に示す回路中のスイッチSW1を閉じて、スイッチS
W2を開くように制御される(ステップS2)。次にス
テップS3において、上記大容量のコンデンサ3に所定
の電源電圧、例えば満充電平衡電圧Eeq以上の電圧がT
1時間継続して印加され、これによってコンデンサ3に
電荷が蓄電される。またこの際、ステップS4におい
て、上記コンデンサ3との接続が遮断された状態にある
二次電池1に、チェック電源部6によるチェック電圧、
すなわちこの実施形態においては満充電平衡電圧Eeqが
印加され、このとき二次電池1に流れる電流値iが電流
検出部5で検出される(ステップS5)。ここで、上記
満充電平衡電圧Eeqとは、ニッケルカドミウム、ニッケ
ル水素、リチウムイオン二次電池等の種類と型番によっ
て予め設定される値であり、例えば、ニッケルカドミウ
ム二次電池の場合は約1.4Vが選択される。次にステ
ップS6では、予め定められた判定基準値J(充電完了
時に検出されると考えられる電流値)と検出された上記
電流値iとを比較して、検出された電流値iが判定基準
値Jよりも大きければ、ステップS7に移行して、今度
は回路中のスイッチSW1を開いて、スイッチSW2を
閉じるように制御される。すると、上記コンデンサ3に
蓄えられていた電荷が二次電池1に転送され、これによ
って二次電池1の充電が行われる(ステップS8)。そ
して、T2時間経過後、再びステップS2に戻ってスイ
ッチSW1、SW2の開閉切り替えを行い、コンデンサ
3への蓄電、転送等の上記制御が繰り返し行われる。一
方、上記ステップS6において、検出された電流値iが
判定基準値J以下となれば、上記二次電池1は満充電状
態にあるとして、ここで充電が停止されるように制御さ
れている。
池1の充電方法についての制御フローチャートを示す。
まず上記ステップS1において、ユーザが何等かの充電
開始操作を行うと、制御部5からの指令に基づいて、図
1に示す回路中のスイッチSW1を閉じて、スイッチS
W2を開くように制御される(ステップS2)。次にス
テップS3において、上記大容量のコンデンサ3に所定
の電源電圧、例えば満充電平衡電圧Eeq以上の電圧がT
1時間継続して印加され、これによってコンデンサ3に
電荷が蓄電される。またこの際、ステップS4におい
て、上記コンデンサ3との接続が遮断された状態にある
二次電池1に、チェック電源部6によるチェック電圧、
すなわちこの実施形態においては満充電平衡電圧Eeqが
印加され、このとき二次電池1に流れる電流値iが電流
検出部5で検出される(ステップS5)。ここで、上記
満充電平衡電圧Eeqとは、ニッケルカドミウム、ニッケ
ル水素、リチウムイオン二次電池等の種類と型番によっ
て予め設定される値であり、例えば、ニッケルカドミウ
ム二次電池の場合は約1.4Vが選択される。次にステ
ップS6では、予め定められた判定基準値J(充電完了
時に検出されると考えられる電流値)と検出された上記
電流値iとを比較して、検出された電流値iが判定基準
値Jよりも大きければ、ステップS7に移行して、今度
は回路中のスイッチSW1を開いて、スイッチSW2を
閉じるように制御される。すると、上記コンデンサ3に
蓄えられていた電荷が二次電池1に転送され、これによ
って二次電池1の充電が行われる(ステップS8)。そ
して、T2時間経過後、再びステップS2に戻ってスイ
ッチSW1、SW2の開閉切り替えを行い、コンデンサ
3への蓄電、転送等の上記制御が繰り返し行われる。一
方、上記ステップS6において、検出された電流値iが
判定基準値J以下となれば、上記二次電池1は満充電状
態にあるとして、ここで充電が停止されるように制御さ
れている。
【0027】ところで、上記チェック電圧に満充電平衡
電圧Eeqを用いた場合、図2のグラフに示したように、
充電率100%(満充電状態)で電流値iが略ゼロにな
るため、判定が行い易く実施に好適である。しかしなが
らこの場合も、実際には電池によって極僅かながらバラ
ツキが生じるため、これによる過充電を防止しようとす
れば、上記判定基準値Jの値としては0mAよりもやや
大きな値、例えば、10mA程度で設定するのが好まし
い。
電圧Eeqを用いた場合、図2のグラフに示したように、
充電率100%(満充電状態)で電流値iが略ゼロにな
るため、判定が行い易く実施に好適である。しかしなが
らこの場合も、実際には電池によって極僅かながらバラ
ツキが生じるため、これによる過充電を防止しようとす
れば、上記判定基準値Jの値としては0mAよりもやや
大きな値、例えば、10mA程度で設定するのが好まし
い。
【0028】以上のように上記第1実施形態における二
次電池1の充電方法によれば、一旦コンデンサ3に蓄え
た電荷を、二次電池1に転送することで充電を行うよう
に構成したことによって、二次電池1への電荷の注入量
がカウントし易くなると共に、大容量のコンデンサ3を
媒体としているため、短時間に多くの電荷を二次電池1
に注入すること、すなわち大電流を流すことができ、こ
れによって充電時間の短縮化を図ることができる。ま
た、上記二次電池1には定期的に満充電平衡電圧Eeq
(チェック電圧)が印加され、この際に流れる電流値i
を検出することで、二次電池1の充電状態を把握するよ
うに構成されているため、二次電池1が過充電となって
過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすことな
く、満充電状態まで適正に充電することができる。この
結果、二次電池1の内部構造に損傷を与えるのを防止す
ることができるため、サイクル寿命を飛躍的に向上させ
ることができる。またこの際、上記二次電池1には、上
記電源部2とは別に設けられたチェック電源部6から上
記チェック電圧が印加されるように構成されているた
め、上記コンデンサ3の蓄電期間中に二次電池1の充電
状態の観測を行うことが可能となり、一段と充電時間の
短縮化を図ることができる。さらにこの充電方法によれ
ば、高額な大電流回路を必要とせず、回路構成が簡単で
あると共に、その制御方法も極めて容易であるため、信
頼性の向上を図ることもできる。
次電池1の充電方法によれば、一旦コンデンサ3に蓄え
た電荷を、二次電池1に転送することで充電を行うよう
に構成したことによって、二次電池1への電荷の注入量
がカウントし易くなると共に、大容量のコンデンサ3を
媒体としているため、短時間に多くの電荷を二次電池1
に注入すること、すなわち大電流を流すことができ、こ
れによって充電時間の短縮化を図ることができる。ま
た、上記二次電池1には定期的に満充電平衡電圧Eeq
(チェック電圧)が印加され、この際に流れる電流値i
を検出することで、二次電池1の充電状態を把握するよ
うに構成されているため、二次電池1が過充電となって
過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすことな
く、満充電状態まで適正に充電することができる。この
結果、二次電池1の内部構造に損傷を与えるのを防止す
ることができるため、サイクル寿命を飛躍的に向上させ
ることができる。またこの際、上記二次電池1には、上
記電源部2とは別に設けられたチェック電源部6から上
記チェック電圧が印加されるように構成されているた
め、上記コンデンサ3の蓄電期間中に二次電池1の充電
状態の観測を行うことが可能となり、一段と充電時間の
短縮化を図ることができる。さらにこの充電方法によれ
ば、高額な大電流回路を必要とせず、回路構成が簡単で
あると共に、その制御方法も極めて容易であるため、信
頼性の向上を図ることもできる。
【0029】次に、この発明の第2実施形態における二
次電池の充電方法について説明する。この実施形態にお
いては、上記第1実施形態における図1のチェック電源
部6を削除すると共に、上記電流検出部4の替わりに電
圧検出部を設け、上記二次電池1の電圧を測定すること
によって二次電池1が満充電状態に達しているか否かを
判断するように構成した点が異なる。具体的な判断方法
としては、上記コンデンサ3の蓄電時、すなわち上記コ
ンデンサ3と二次電池1とを結ぶ回路が遮断された状態
において、二次電池1の開放電圧E(Eα、Eβ、Eγ
等)を検出し、このとき検出された開放電圧Eが満充電
平衡電圧Eeqよりも小さければ充電を継続し、満充電平
衡電圧Eeq以上であれば、充電を停止するように構成し
ている。
次電池の充電方法について説明する。この実施形態にお
いては、上記第1実施形態における図1のチェック電源
部6を削除すると共に、上記電流検出部4の替わりに電
圧検出部を設け、上記二次電池1の電圧を測定すること
によって二次電池1が満充電状態に達しているか否かを
判断するように構成した点が異なる。具体的な判断方法
としては、上記コンデンサ3の蓄電時、すなわち上記コ
ンデンサ3と二次電池1とを結ぶ回路が遮断された状態
において、二次電池1の開放電圧E(Eα、Eβ、Eγ
等)を検出し、このとき検出された開放電圧Eが満充電
平衡電圧Eeqよりも小さければ充電を継続し、満充電平
衡電圧Eeq以上であれば、充電を停止するように構成し
ている。
【0030】図4は、上記第2実施形態における二次電
池1の充電方法についての制御フローチャートを示して
いる。まず上記ステップS1において、ユーザが何等か
の充電開始操作を行うと、制御部5からの指令に基づい
て、図1に示す回路中のスイッチSW1を閉じて、スイ
ッチSW2を開くように制御される(ステップS2)。
次にステップS3において、上記大容量のコンデンサ3
に所定の電源電圧、例えば満充電平衡電圧Eeq以上の電
圧がT1時間継続して印加され、これによってコンデン
サ3に電荷が蓄電される。またこの際、上記コンデンサ
3との接続が遮断された状態にある二次電池1の開放電
圧E(Eα、Eβ、Eγ等)が電圧検出部で検出される
(ステップS4)。次にステップS5では、検出された
上記開放電圧Eと満充電平衡電圧Eeqとを比較して、上
記開放電圧Eが満充電平衡電圧Eeqよりも小さければ、
ステップS6に移行して、今度は回路中のスイッチSW
1を開いて、スイッチSW2を閉じるように制御され
る。すると、上記コンデンサ3に蓄えられていた電荷が
二次電池1に転送され、これによって二次電池1の充電
が行われる(ステップS7)。そして、T2時間経過
後、再びステップS2に戻ってスイッチSW1、SW2
の開閉切り替えを行い、コンデンサ3への蓄電、転送等
の上記制御が繰り返し行われる。一方、上記ステップS
5において、検出された開放電圧Eが満充電平衡電圧E
eq以上となれば、上記二次電池1は満充電状態にあると
して、ここで充電が停止されるように制御されている。
なお、この実施形態におけるその他の構成、及び作用効
果は、上記第1実施形態と略同様であるため、その説明
を省略する。
池1の充電方法についての制御フローチャートを示して
いる。まず上記ステップS1において、ユーザが何等か
の充電開始操作を行うと、制御部5からの指令に基づい
て、図1に示す回路中のスイッチSW1を閉じて、スイ
ッチSW2を開くように制御される(ステップS2)。
次にステップS3において、上記大容量のコンデンサ3
に所定の電源電圧、例えば満充電平衡電圧Eeq以上の電
圧がT1時間継続して印加され、これによってコンデン
サ3に電荷が蓄電される。またこの際、上記コンデンサ
3との接続が遮断された状態にある二次電池1の開放電
圧E(Eα、Eβ、Eγ等)が電圧検出部で検出される
(ステップS4)。次にステップS5では、検出された
上記開放電圧Eと満充電平衡電圧Eeqとを比較して、上
記開放電圧Eが満充電平衡電圧Eeqよりも小さければ、
ステップS6に移行して、今度は回路中のスイッチSW
1を開いて、スイッチSW2を閉じるように制御され
る。すると、上記コンデンサ3に蓄えられていた電荷が
二次電池1に転送され、これによって二次電池1の充電
が行われる(ステップS7)。そして、T2時間経過
後、再びステップS2に戻ってスイッチSW1、SW2
の開閉切り替えを行い、コンデンサ3への蓄電、転送等
の上記制御が繰り返し行われる。一方、上記ステップS
5において、検出された開放電圧Eが満充電平衡電圧E
eq以上となれば、上記二次電池1は満充電状態にあると
して、ここで充電が停止されるように制御されている。
なお、この実施形態におけるその他の構成、及び作用効
果は、上記第1実施形態と略同様であるため、その説明
を省略する。
【0031】以上にこの発明の二次電池1の充電方法の
具体的な実施の形態について説明をしたが、この発明は
上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の
範囲内で種々変更して実施することが可能である。すな
わち、上記第1実施形態においては、上記二次電池1に
満充電平衡電圧Eeqを印加したときの電流値iを検出す
るように構成したが、印加する電圧は上記満充電平衡電
圧Eeqに限定するものではない。さらに、上記第1実施
形態のように、電源部2とは別にチェック電源部6を設
ければ、コンデンサ3の蓄電期間を利用して、二次電池
1の充電状態の観測を行うことができるため好ましい
が、上記二次電池1に電源部2で制御された電圧を印加
するように構成することも可能である。
具体的な実施の形態について説明をしたが、この発明は
上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の
範囲内で種々変更して実施することが可能である。すな
わち、上記第1実施形態においては、上記二次電池1に
満充電平衡電圧Eeqを印加したときの電流値iを検出す
るように構成したが、印加する電圧は上記満充電平衡電
圧Eeqに限定するものではない。さらに、上記第1実施
形態のように、電源部2とは別にチェック電源部6を設
ければ、コンデンサ3の蓄電期間を利用して、二次電池
1の充電状態の観測を行うことができるため好ましい
が、上記二次電池1に電源部2で制御された電圧を印加
するように構成することも可能である。
【0032】
【実施例】次に、この発明における二次電池1の充電の
基本回路の構成を示した図5(a)〜(c)の各等価回
路をもとに、過渡現象理論に従って、1回の蓄電で二次
電池1に転送される電荷量と、満充電までに要する充電
時間とを理論的に求めた。その結果を以下に示す。ここ
で図5(a)は、上記図1のブロック図における充電の
基本回路構成を示した等価回路であり、(b)は上記回
路中のスイッチSW1を閉、スイッチSW2を開とし
て、コンデンサ3の蓄電をT1時間行う場合の等価回路
を、また(c)はスイッチSW1を閉、スイッチSW2
を開として、上記コンデンサ3に蓄えられた電荷を二次
電池1にT2時間転送する場合の等価回路を示してい
る。また、図におけるEは電源電圧、rは電源2の内部
抵抗、Cはコンデンサ3の静電容量、Rは二次電池1の
内部抵抗であり、コンデンサ3の残留電荷による初期電
圧をVとすると、1回目の蓄電で二次電池1に転送され
る電荷量Q1は次式(数1)で表される。
基本回路の構成を示した図5(a)〜(c)の各等価回
路をもとに、過渡現象理論に従って、1回の蓄電で二次
電池1に転送される電荷量と、満充電までに要する充電
時間とを理論的に求めた。その結果を以下に示す。ここ
で図5(a)は、上記図1のブロック図における充電の
基本回路構成を示した等価回路であり、(b)は上記回
路中のスイッチSW1を閉、スイッチSW2を開とし
て、コンデンサ3の蓄電をT1時間行う場合の等価回路
を、また(c)はスイッチSW1を閉、スイッチSW2
を開として、上記コンデンサ3に蓄えられた電荷を二次
電池1にT2時間転送する場合の等価回路を示してい
る。また、図におけるEは電源電圧、rは電源2の内部
抵抗、Cはコンデンサ3の静電容量、Rは二次電池1の
内部抵抗であり、コンデンサ3の残留電荷による初期電
圧をVとすると、1回目の蓄電で二次電池1に転送され
る電荷量Q1は次式(数1)で表される。
【0033】
【数1】
【0034】また、同様に2回目の蓄電で二次電池1に
転送される電荷量Q2を数2に示す。
転送される電荷量Q2を数2に示す。
【0035】
【数2】
【0036】さらに、同様に3回目の蓄電で二次電池1
に転送される電荷量Q3を数3に示す。
に転送される電荷量Q3を数3に示す。
【0037】
【数3】
【0038】上記数1〜数3に示す式から、一般にn回
目の蓄電で二次電池1に転送される電荷量Qnを数4に
示す。
目の蓄電で二次電池1に転送される電荷量Qnを数4に
示す。
【0039】
【数4】
【0040】ここで、上数4式におけるα=T1/r
C、β=T2/RCを示している。これより、電源2の
内部抵抗rを1Ω、電源電圧Eを50V、二次電池1の
内部抵抗Rを1Ω、コンデンサ3の静電容量Cを1F、
コンデンサ3の初期電圧Vを0V、時間T1、T2をそれ
ぞれ1secと仮定した場合における各電荷量Q1、
Q2、Q3を求めと、Q1=11.63C(クーロン)、Q
2=10.00C、Q3=10.26Cという値が得られ
る。これより、二次電池1に転送される平均電荷量を2
sec当り約10.00Cと仮定すると、1600mA
hの二次電池を充電するのに要する時間は、約5分で充
電完了となる。
C、β=T2/RCを示している。これより、電源2の
内部抵抗rを1Ω、電源電圧Eを50V、二次電池1の
内部抵抗Rを1Ω、コンデンサ3の静電容量Cを1F、
コンデンサ3の初期電圧Vを0V、時間T1、T2をそれ
ぞれ1secと仮定した場合における各電荷量Q1、
Q2、Q3を求めと、Q1=11.63C(クーロン)、Q
2=10.00C、Q3=10.26Cという値が得られ
る。これより、二次電池1に転送される平均電荷量を2
sec当り約10.00Cと仮定すると、1600mA
hの二次電池を充電するのに要する時間は、約5分で充
電完了となる。
【0041】
【発明の効果】以上のように上記請求項1の二次電池の
充電方法によれば、二次電池への電荷の注入量がカウン
トし易くなると共に、大容量のコンデンサを媒体とすれ
ば、短時間に多くの電荷を二次電池に注入すること、す
なわち大電流を流すことができるため、充電時間の短縮
化を図ることができる。また、高額な大電流回路を必要
とせず、しかも制御は極めて容易であるため、低コスト
で実施可能であると共に、信頼性の向上を図ることもで
きる。
充電方法によれば、二次電池への電荷の注入量がカウン
トし易くなると共に、大容量のコンデンサを媒体とすれ
ば、短時間に多くの電荷を二次電池に注入すること、す
なわち大電流を流すことができるため、充電時間の短縮
化を図ることができる。また、高額な大電流回路を必要
とせず、しかも制御は極めて容易であるため、低コスト
で実施可能であると共に、信頼性の向上を図ることもで
きる。
【0042】上記請求項2の二次電池の充電方法によれ
ば、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこと
なく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池の内
部構造に損傷を与えるのを防止することができるため、
サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。
ば、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこと
なく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池の内
部構造に損傷を与えるのを防止することができるため、
サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。
【0043】上記請求項3の二次電池の充電方法によれ
ば、上記コンデンサの蓄電期間中に、二次電池の充電状
態の観測を行うことができるため、一段と充電時間の短
縮化を図ることができる。
ば、上記コンデンサの蓄電期間中に、二次電池の充電状
態の観測を行うことができるため、一段と充電時間の短
縮化を図ることができる。
【0044】上記請求項4の二次電池の充電方法によれ
ば、いかなる二次電池に対しても、検出された電流値が
ゼロ以下となれば満充電状態に達していると判断するこ
とができるため、容易かつ正確に満充電か否かを判断す
ることができる。
ば、いかなる二次電池に対しても、検出された電流値が
ゼロ以下となれば満充電状態に達していると判断するこ
とができるため、容易かつ正確に満充電か否かを判断す
ることができる。
【0045】上記請求項5の二次電池の充電方法によれ
ば、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこと
なく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池の内
部構造に損傷を与えるのを防止することができるため、
サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。ま
た、上記コンデンサの蓄電期間中に、二次電池の充電状
態の観測を行うことができるため、一段と充電時間の短
縮化を図ることができる。
ば、過度な化学反応(酸化還元反応)を引き起こすこと
なく、満充電状態まで適正に充電が行え、二次電池の内
部構造に損傷を与えるのを防止することができるため、
サイクル寿命を飛躍的に向上させることができる。ま
た、上記コンデンサの蓄電期間中に、二次電池の充電状
態の観測を行うことができるため、一段と充電時間の短
縮化を図ることができる。
【図1】この発明の第1実施形態における二次電池の充
電装置の回路構成を示すブロック図である。
電装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】上記二次電池の充電率ごとの電流−電圧特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図3】上記第1実施形態における二次電池の充電方法
を示す制御フローチャートである。
を示す制御フローチャートである。
【図4】第2実施形態における二次電池の充電方法を示
す制御フローチャートである。
す制御フローチャートである。
【図5】上記二次電池の充電装置の基本構成を示す等価
回路である。
回路である。
1 二次電池
2 電源部
3 コンデンサ
4 電流検出部
5 制御部
6 チェック電源部
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ
i 電流値
J 判定基準値
E 開放電圧
Eeq 満充電平衡電圧
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松井 繁朋
兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番2
号 財団法人新産業創造研究機構内
Fターム(参考) 5G003 AA08 BA01 CA04 CA16 CC08
5H030 AA02 AA03 AS11 BB01 BB08
FF43 FF44
Claims (5)
- 【請求項1】 二次電池(1)の充電制御方法におい
て、電源部(2)に並列接続された上記二次電池(1)
とコンデンサ(3)とを結ぶ回路を遮断した状態で、コ
ンデンサ(3)に電源電圧を一定時間印加して蓄電した
後、上記二次電池(1)とコンデンサ(3)とを結ぶ回
路を接続し、上記コンデンサ(3)に蓄電された電荷を
二次電池(1)に転送することによって、二次電池
(1)を充電するように構成したことを特徴とする二次
電池の充電方法。 - 【請求項2】 上記コンデンサ(3)との回路を遮断し
た状態で二次電池(1)に所定電圧を印加し、このとき
流れる電流値(i)を検出すると共に、上記電流値(i)
を所定の判定基準値(J)と比較して、上記電流値
(i)が判定基準値(J)よりも大きいときは、上記蓄
電、転送制御を繰り返し行う一方、上記電流値(i)が
判定基準値(J)以下のときは、二次電池(1)の充電
を停止するように構成したことを特徴とする請求項1の
二次電池の充電方法。 - 【請求項3】 上記電源部(2)とは別のチェック電源
部(6)を設け、このチェック電源部(6)から上記二
次電池(1)に所定電圧を印加するように構成したこと
を特徴とする請求項2の二次電池の充電方法。 - 【請求項4】 上記所定電圧は、満充電平衡電圧(Ee
q)であることを特徴とする請求項2又は請求項3の二
次電池の充電方法。 - 【請求項5】 上記コンデンサ(3)との回路を遮断し
た状態で、二次電池(1)の開放電圧(E)を検出する
と共に、上記開放電圧(E)を満充電平衡電圧(Eeq)
と比較して、上記開放電圧(E)が満充電平衡電圧(E
eq)よりも小さいときは、上記蓄電、転送制御を繰り返
し行う一方、上記開放電圧(E)が満充電平衡電圧(E
eq)以上のときは、二次電池(1)の充電を停止するよ
うに構成したことを特徴とする請求項1の二次電池の充
電方法。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007033752A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 充放電システム |
JP2011015556A (ja) * | 2009-07-02 | 2011-01-20 | Techno Core International Kk | 二次電池の充電装置及び二次電池の充電方法 |
-
2002
- 2002-05-17 JP JP2002142606A patent/JP2003333758A/ja active Pending
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