JP2003333581A - コンテンツ表示システム、コンテンツ表示装置、サーバ、電子機器、コンテンツ表示方法 - Google Patents

コンテンツ表示システム、コンテンツ表示装置、サーバ、電子機器、コンテンツ表示方法

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JP2003333581A
JP2003333581A JP2002137593A JP2002137593A JP2003333581A JP 2003333581 A JP2003333581 A JP 2003333581A JP 2002137593 A JP2002137593 A JP 2002137593A JP 2002137593 A JP2002137593 A JP 2002137593A JP 2003333581 A JP2003333581 A JP 2003333581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールド全体が撮影されたマルチメディア
コンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を
容易に理解させるための付加的な情報を提供すること
で、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実
現できるコンテンツ表示システム、コンテンツ表示装
置、サーバ、電子機器、コンテンツ表示方法を提供す
る。 【解決手段】 表示画面450上に1つのフィールド全
体を映し出す映像を表示する。また、トレーシングサー
バ430において対象物のトレース情報は管理し、これ
に基づいて作成したトレース情報画面450aを表示画
面450又は携帯電話機510を介してユーザへ提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ表示シ
ステム、コンテンツ表示装置、サーバ、電子機器、コン
テンツ表示方法に関し、特に1つのイベントに関してフ
ィールド全体を表示するコンテンツ表示システム、コン
テンツ表示装置、サーバ、電子機器、コンテンツ表示方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばサッカーの試合や野球の試
合等は、複数のカメラでフィールドの特定部分を拡大し
て撮影したものを部分的につなぎ合わせることで1つの
番組に編集されて放送されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに1つに編集された番組は、あらゆるユーザを対象と
して作成されているため、ユーザ毎に所望される映像を
的確に提供することができず、真に満足できる番組を放
送することが困難であった。
【0004】特にサッカーの試合や野球の試合やオート
レース等では、フィールド上の複数箇所又は全体に動き
が生じることが多く、これらを一度にユーザへ呈示する
ことは不可能であった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、フィールド全体が撮影されたマルチメディアコ
ンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内容を容
易に理解させるための付加的な情報を提供することで、
よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現で
きるコンテンツ表示システム、コンテンツ表示装置、サ
ーバ、電子機器、コンテンツ表示方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、所定のフィールド全体が撮
影されたマルチメディアコンテンツを表示するコンテン
ツ表示システムであって、前記所定のフィールド上に存
在する1つ以上の対象物の位置情報を、前記マルチメデ
ィアコンテンツに併せて表示することを特徴としてい
る。
【0007】これにより、本発明では、フィールド全体
が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチ
メディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付
加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコン
テンツが楽しめる環境を提供できる。
【0008】更に、請求項2記載の発明は、上記のコン
テンツ表示システムであって、前記位置情報に併せて、
前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上
の対象物の所定期間の軌跡を表示することを特徴として
いる。
【0009】これにより、本発明では、提供する付加的
な情報をより詳細なものとすることで、よりマルチメデ
ィアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0010】更に、請求項3記載の発明は、上記のコン
テンツ表示システムであって、前記対象物の位置情報
を、前記マルチメディアコンテンツと同一面であって、
該マルチメディアコンテンツの上下左右何れかから所定
間隔を隔てた領域に表示することを特徴としている。
【0011】これにより、本発明では、全体が映し出さ
れた画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利
便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0012】更に、請求項4記載の発明は、上記のコン
テンツ表示システムであって、前記対象物の位置情報
を、携帯型電子機器又は携帯電話機に配信することを特
徴としている。
【0013】これにより、本発明では、ユーザの手元で
付加的な情報を参照することが可能となるため、ユーザ
はより明確且つ容易にイベント全体を把握することが可
能となる。
【0014】また、請求項5記載の発明は、所定のフィ
ールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツを表
示するコンテンツ表示装置であって、前記所定のフィー
ルド上に存在する1つ以上の対象物の位置情報を、前記
マルチメディアコンテンツに併せて表示することを特徴
としている。
【0015】これにより、本発明では、フィールド全体
が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチ
メディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付
加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコン
テンツが楽しめる環境を実現できる。
【0016】更に、請求項6記載の発明は、上記のコン
テンツ表示装置であって、前記位置情報に併せて、前記
1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対
象物の所定期間の軌跡を表示することを特徴としてい
る。
【0017】これにより、本発明では、提供する付加的
な情報をより詳細なものとすることで、よりマルチメデ
ィアコンテンツが楽しめる環境を実現できる。
【0018】更に、請求項7記載の発明は、上記のコン
テンツ表示装置であって、前記対象物の位置情報を、前
記マルチメディアコンテンツと同一面であって、該マル
チメディアコンテンツの上下左右何れかから所定間隔を
隔てた領域に表示することを特徴としている。
【0019】これにより、本発明では、全体が映し出さ
れた画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利
便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0020】また、請求項8記載の発明は、所定のフィ
ールド上に存在する1つ以上の対象物の位置情報を管理
するサーバであって、前記1つ以上の対象物の前記所定
のフィールド上における位置情報を生成する対象物位置
情報生成手段と、前記1つ以上の対象物の位置情報に基
づいて、前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該
1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を描画したトレース
情報画面を作成するトレース情報画面作成手段と、前記
トレース情報画面を前記所定のフィールド全体が撮影さ
れたマルチメディアコンテンツに併せて表示させるトレ
ース情報画面表示手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0021】これにより、本発明では、フィールド全体
が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチ
メディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付
加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコン
テンツが楽しめる環境を実現できるサーバが提供され
る。
【0022】また、請求項9記載の発明は、1つ以上の
対象物の所定のフィールド上における位置情報を生成
し、生成した該位置情報に基づいて、前記1つ以上の対
象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期
間の軌跡を描画したトレース情報画面を作成するサーバ
に所定のネットワークを介して接続可能な電子機器であ
って、前記所定のフィールド全体が撮影されたマルチメ
ディアコンテンツに併せて前記トレース情報画面を表示
することを特徴としている。
【0023】これにより、本発明では、ユーザの手元で
付加的な情報を参照することを可能にし、より明確且つ
容易にイベント全体を把握させることが可能となる電子
機器が提供される。
【0024】また、請求項10記載の発明は、所定のフ
ィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツを
表示するコンテンツ表示方法であって、前記1つ以上の
対象物の前記所定のフィールド上における位置情報を生
成する対象物位置情報生成行程と、前記1つ以上の対象
物の位置情報に基づいて、前記1つ以上の対象物の識別
情報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を
描画したトレース情報画面を作成するトレース情報画面
作成行程と、前記とレース情報画面を前記マルチメディ
アコンテンツに併せて表示する表示行程と、を有するこ
とを特徴としている。
【0025】これにより、本発明では、フィールド全体
が撮影されたマルチメディアコンテンツと共に、マルチ
メディアコンテンツの内容を容易に理解させるための付
加的な情報を提供することで、よりマルチメディアコン
テンツが楽しめる環境を提供できる。
【0026】更に、請求項11記載の発明は、上記のコ
ンテンツ表示方法であって、前記表示行程は、前記トレ
ース情報画面を、前記マルチメディアコンテンツと同一
面であって、該マルチメディアコンテンツの上下左右何
れかから所定間隔を隔てた領域に表示することを特徴と
している。
【0027】これにより、本発明では、全体が映し出さ
れた画面と同一面に付加的な情報が表示されるため、利
便性よく映像と情報とを提供することが可能となる。
【0028】更に、請求項12記載の発明は、上記のコ
ンテンツ表示方法であって、前記表示行程は、前記とレ
ース情報画面を、携帯型電子機器又は携帯電話機に配信
して表示させることを特徴としている。
【0029】これにより、本発明では、ユーザの手元で
付加的な情報を参照することが可能となるため、ユーザ
はより明確且つ容易にイベント全体を把握することが可
能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】〔原理〕本発明を説明するにあた
り、本発明の原理について触れる。
【0031】本発明は、映像や音声等のマルチメディア
コンテンツをユーザに提供する際に付加的な情報を利用
することで、より詳細且つ明確にマルチメディアコンテ
ンツが楽しめる環境を提供するものである。
【0032】例えばサッカー等では、フィールド全体を
1つの画面で表示した場合、視聴者にどの選手が何をし
ているかを明確に伝えることが困難である。そこで本発
明では、映像として映し出されている1つ以上の対象物
に関して、これのフィールド上での位置情報や識別情報
等の付加的な情報(以下の説明におけるトレース情報に
対応)もユーザに呈示する。これにより本発明では、同
時に多くの情報を視聴者に明確に伝えることができ、マ
ルチメディアコンテンツをより楽しめる環境を実現する
ことが可能となる。
【0033】また、このような付加的な情報を提供する
ために、本発明では、例えば人物や動物や乗り物等の移
動するものから木や建築物等のその場に静止しているも
の(以下、対象物という)の位置や速度等の情報をトレ
ースする。
【0034】このように、マルチメディアコンテンツの
内容を容易に理解させるための付加的な情報を提供する
ことで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境
を提供することが、本発明の主たる目的である。
【0035】以下、本発明を好適に実施した形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0036】〔第1の実施例〕まず、本発明の第1の実
施例について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の
説明では、取得されたマルチメディアコンテンツをリア
ルタイムで放送する、所謂、生放送の場合について説明
する。
【0037】図1及び図2は、本発明のシステム構成を
示すブロック図である。尚、図1にはマルチメディアコ
ンテンツの制作側の構成とトレース情報(以下において
詳細に説明する)を収集する構成とが示され、図2には
マルチメディアコンテンツの配信やトレース情報を提供
する側の構成が示されている。
【0038】・マルチメディアコンテンツ制作側図1を
参照すると本実施例では、マルチメディアコンテンツを
制作する構成として、カメラ110と、マイクロフォン
(以下、マイクと略す)120と、カメラ110及び/
又はマイク120から入力された映像/音声データに所
定の処理を施し、フィールド200全体を映し出すマル
チメディアコンテンツを制作するマルチメディアデータ
処理システム130と、マルチメディアデータ処理シス
テム130で制作されたマルチメディアコンテンツを所
定の放送回線を介して送信する送信局140と、マルチ
メディアデータ処理システム130から入力されたマル
チメディアコンテンツを蓄積するマルチメディアコンテ
ンツデータベース(以下、データベースをDBと略す)
150と、が設けられている。尚、マルチメディアコン
テンツDB150は、例えばリレーショナルデータベー
スで構成できるが、これに限定されず、通常のファイル
形式やその他の形態で構成されても良い。
【0039】この構成において、フィールド全体がカメ
ラ110により一度に撮影される。尚、本実施例による
カメラ110は、図3に示すように、例えば3つのカメ
ラ(110a,110b,110c)から成る3面シー
ムレスカメラで構成され、それぞれのカメラ110a,
110b,110cに領域A,B,Cが、メインレンズ
111及びスプリッタ112を介して入力される。即
ち、カメラ110aで領域Aを撮影し、カメラ110b
で領域Bを撮影し、カメラ110cで領域Cを撮影する
ことで、フィールド200全体の映像を同時に撮影す
る。尚、本実施例では、使用するカメラ110を3面の
シームレスカメラとするが、これに限定されず、フィー
ルド200全体を撮影することが可能であれば如何様に
も変形して良い。
【0040】カメラ110a,110b,110cで取
得された映像データは、各々独立してマルチメディアデ
ータ処理システム130に入力される。但し、個々の映
像データには、時間情報を示すタイムコードが含まれて
おり、相互及び後述における音声データとの同期が図れ
るように構成されている。尚、カメラ110とマルチメ
ディアデータ処理システム130とを接続する通信回線
には、例えばシリアル伝送用の同軸ケーブルや無線回線
等が適用されるが、これに限るものではない。
【0041】また同様に、マイク130も複数設けら
れ、各々において集音された音声データが独立してマル
チメディアデータ処理システム130へ入力される。但
し、個々の音声データにも、映像データと同様に、時間
情報を示すタイムコードが含まれており、相互及び映像
データとの同期が図れるように構成されている。尚、マ
イク130とマルチメディアデータ処理システム130
とを接続する通信回線には、例えば光ケーブルや同軸ケ
ーブルや無線回線等が用いられたシリアル回線やパラレ
ル回線等が適用されるが、これに限るものではない。
【0042】マルチメディアデータ処理システム130
では、入力された映像データ及び/又は音声データに基
づいて、フィールド全体を表示するマルチメディアコン
テンツが制作される。図4に本実施例によるマルチメデ
ィアデータ処理システム130のブロック構成を示す。
但し、図4では音声データに関する処理機構を省略す
る。図4を参照すると、マルチメディアデータ処理シス
テム130は、入力された3つの映像データに関して隣
接する映像データを結合するためののりしろ部を生成す
るのりしろ生成部131と、隣接する映像間で重畳させ
る領域(のりしろ部)にクロスフェード処理を施すクロ
スフェード処理部132と、を有して構成される。
【0043】この構成による処理行程を図5を用いて説
明する。のりしろ生成部131は、図5(a)から
(b)に示すように、入力された3つの映像における中
央の映像から両隣の映像を合成するためののりしろ部
(重畳させる領域)を生成し、これを右/左側の映像に
合成する。クロスフェード処理部132は、図5(b)
から(c)に示すように、のりしろ部にクロスフェード
処理を施し、結果として3つのマルチメディアコンテン
ツを制作する。これにより、プロジェクタ430a,4
30b,430cでフィールド全体の映像を表示画面4
50上に表示する際に、重畳された領域をなめらかにす
ることができる。
【0044】このように制作されたマルチメディアコン
テンツは個々に送信局140へ出力される。また、マル
チメディアデータ処理システム130は、入力された映
像/音声データ(以下、マルチメディアデータという)
や制作したマルチメディアコンテンツをマルチメディア
コンテンツDB150に入力する。尚、マルチメディア
コンテンツDB150は、1つのイベントに関する複数
のマルチメディアコンテンツをひとまとまりとして関連
付けて格納しておく。この際、このまとまりを一意に識
別するための識別情報(以下、イベント識別情報とい
う)を対応付けて登録すると良い。また、マルチメディ
アデータ処理システム130と送信局140とを結ぶ回
線、及び、マルチメディアデータ処理システム130と
コンテンツDB150とを結ぶ回線は、例えば光ケーブ
ルや同軸ケーブルや無線回線等が用いられたシリアル回
線やパラレル回線等が適用されるが、これに限るもので
はない。また、マルチメディアコンテンツDB150に
関しては、第2の実施例で詳細に説明する。
【0045】放送局140は、入力されたマルチメディ
アコンテンツに所定の処理を施したのち、これを放送回
線10へ送出する。この際、放送回線10は、衛星又は
地上波を利用したアナログ/ディジタル放送網であって
も、また、光ケーブルや同軸ケーブル等を利用した通信
網であってもCATV(Community Ante
nna Television/Common Ant
enna Television/Cable Tel
evision System/Cableand T
ele−communication Televis
ion System)ネットワークであっても、IS
DN(Integrated Services Di
gital Network)やxDSL(x Dig
ital Subscriber Line)等を利用
した通信網であっても良い。図6に本実施例による送信
局140のブロック構成を示す。
【0046】図6を参照すると、送信局140は、入力
されたマルチメディアコンテンツを圧縮・符号化するエ
ンコーダ141と、圧縮・符号化されたマルチメディア
コンテンツを多重化する多重化部142と、多重化され
たマルチメディアコンテンツから誤り訂正符号を算出し
て、これをマルチメディアコンテンツに付加する誤り訂
正符号付加部143と、誤り訂正符号が付加されたマル
チメディアコンテンツをQPSK(Quadratur
e Phase Shift Keying)等の変調
方式を用いて変調し、映像/音声信号として送出する変
調部144と、を有して構成される。また、映像/音声
信号は、送信アンテナ145より放送回線10を介して
人工衛星300へ送信されて放送されるか、図示しない
ケーブル等へ送出される。
【0047】また、エンコーダ141による圧縮・符号
化は、マルチメディアデータ処理システム130から個
々に入力されたマルチメディアコンテンツに対して行わ
れる。ここで、符号化方式としては、例えばMPEG
(Moving Picture Experts G
roup)−2やMPEG―4やMotion JPE
G−2000等や、或いはPCM(Pulse Cod
e Modulation)やADPCM(Adapt
ive Differential PulseCod
e Modulation)等が適用できる。
【0048】尚、カメラ110やマイク120やマルチ
メディアデータ処理システム130や送信局140に
は、既存のアナログ/ディジタル放送会社や衛星(ディ
ジタル)放送会社やケーブルテレビ会社等の放送局を適
用することもできる。この場合、放送局は、カメラ11
0やマイク120で取得された映像/音声データを無線
や光ケーブル等を用いて放送局へ送信し、放送局におい
て画像/音声処理やエンコードや多重化や誤り訂正符号
の付加や変調等を行った後、空きチャネル又は番組とし
て割り当てておいたチャネルへこれを送出する。
【0049】・トレース情報収集側 次に、図1における撮影対象物の位置や移動速度等の情
報(以下、トレース情報という)を収集する構成につい
て説明する。
【0050】本実施例において、撮影の対象物、例えば
スポーツ選手には、小型の発振器210a,210b,
…(以下、任意の発振器の符号を210とする)が取り
付けられている。また、審判員やボールやその他の物品
等を対象物として発振器210を取り付けても良い。発
振器210は、自己に割り当てられた識別番号を電気信
号(以下、識別信号という)として無線回線を介して送
出するものである。発振器210のブロック構成を図7
に示す。また、識別信号は、例えば数秒間隔で定期的
に、且つ、受信アンテナ220まで届く程度以上の送信
電力レベルで送信されるものとする。尚、本実施例にお
ける発振器210は、上記構成に限定されるものでな
く、自己の位置を常時若しくは定期的に認識させ得るも
のであれば種々変形して実施することができる。
【0051】図7を参照すると、本実施例による発振器
210は、コイル等で構成された発電部212と、発電
された電力を蓄える蓄電部213と、変調された識別信
号を送信する送信部214と、が筐体211で包含され
るように構成される。また、送信アンテナ215は、対
象物にとって邪魔とならないよう、筐体211内部に設
けられる。但し、この構成において、発電部212と蓄
電部213とを電池等に置き換えても良い。
【0052】発振器210より送出された識別信号は、
複数の受信アンテナ220a,220b,220c(以
下、任意の受信アンテナを220という)で受信され、
各々に設けられた受信処理部230a,230b,23
0c(以下、任意の受信処理部を230という)へ入力
される。
【0053】受信処理部230では、入力された識別信
号から識別情報が抽出されると共に、受信した識別信号
の強度(受信電力レベル)が検出される。この構成を図
8に示す。図8を参照すると、受信処理部230は、受
信アンテナ220からの信号を入力する入力部231
と、入力された信号を復調し、これから識別番号を抽出
する識別番号抽出部232と、同じく入力された信号か
ら受信電力レベルを検出する電力レベル検出部233
と、抽出された識別番号及び検出された受信電力レベル
との情報がペイロード部(データ領域)に格納されたパ
ケットを生成するパケット生成部234と、生成された
パケットを位置検出処理部240へ出力する出力部23
5と、を有して構成されている。また、パケット生成部
233は、識別番号及び受信電力レベルが入力された時
点の時間情報又は入力部231に受信アンテナ220か
ら識別信号が入力された時点の時間情報と、自己の受信
処理部230を一意に識別するための識別情報(以下、
受信アンテナ識別情報という)と、も含ませて上記のパ
ケットを生成する。尚、受信処理部230と位置検出処
理部240とは、例えばLAN(Local Area
Network)で接続されており、相互がパケット
交換の方式で通信を行うが、これに限るものではない。
但し、他の通信方式を採用した場合、その構成に適合す
るようにパケット生成部234と出力部235との構成
が変更される。
【0054】位置検出処理部240では、入力されたパ
ケットに含まれた識別情報と受信電力レベルと時間情報
と受信アンテナ識別情報とに基づいて発振器210の位
置が検出される。この構成を図9に示す。図9を参照す
ると、位置検出処理部240は、受信処理部230から
出力されたパケットを入力する入力部241と、入力さ
れたパケットにおけるペイロード部を参照して、これか
ら識別番号と受信電力レベルと時間情報と受信アンテナ
識別情報とを特定するパケット解析部242と、特定さ
れた識別番号と受信電力レベルと受信アンテナ識別情報
とに基づいて、各発振器210の位置を検出する位置検
出部243と、位置検出部243で検出された位置の情
報(以下、位置情報という)と識別番号と時間情報とが
ペイロード部に格納されたパケットを生成するパケット
生成部244と、生成されたパケットをLAN20を介
してトレーシングサーバ440(図2参照)へ出力する
出力部245と、を有して構成されている。尚、位置検
出処理部240とトレーシングサーバ440とは、例え
ばLAN20で接続されており、相互がパケット交換の
方式で通信を行う。又は、この回線はLAN20に限定
されず、所定の専用回線や公衆回線網やインターネット
等であってもよい。但し、他の通信方式を採用した場
合、その構成に適合するようにパケット生成部244と
出力部245との構成が変更される。
【0055】また、位置検出部243が発振器210の
位置を検出する際の動作について説明する。位置検出部
243は複数の受信処理部230(図3に示す例では、
3つの受信処理部230a,230b,230c)から
入力されたパケットに基づいて各発振器210の位置を
特定する。即ち、位置検出部240は、パケット解析部
242から入力された情報における識別番号と時間情報
と受信アンテナ識別情報とに基づいて、発振器210か
ら出力された1回の識別信号に関する受信電圧レベルを
特定し、このレベル比若しくはレベル差に基づいて発振
器210の位置を特定する。これは例えば、図3に示す
ように、受信処理部230aで得られた受信電力レベル
(これをレベルaとする)と、受信処理部230bで得
られた受信電力レベル(これをレベルbとする)と、受
信処理部230cで得られた受信電力レベル(これをレ
ベルcとする)と、に基づいて、中心を各受信アンテナ
の位置とし、半径がこれらの比に依存する円をフィール
ド上に描くことができる。この際、3つの円全てが交わ
る点(図3中、交点210X)が存在するとすると、各
円の半径が決定される。これにより、発振器210の位
置が特定される。尚、位置は、フィールド上の1点を原
点とした2次元座標で与えられるものとする。
【0056】・マルチメディアコンテンツ配信側 次に、マルチメディアコンテンツをユーザへ配信する側
の構成について図面を用いて詳細に説明する。
【0057】図2を参照すると、マルチメディアコンテ
ンツを配信する側として、人工衛星300(又は所定の
ケーブル)より送信された映像/音声信号を受信する受
信アンテナ410と、受信アンテナ410から入力され
た映像/音声信号を復調し、その後、誤り訂正や分離や
復号化等の処理を施す受信処理部420a,420b,
420c(以下、任意の受信処理部の符号を420とす
る)と、受信処理部420から入力されたマルチメディ
アコンテンツを表示画面450上に結像するプロジェク
タ430a,430b,430c(以下、任意のプロジ
ェクタを430とする)と、LAN20を介して入力さ
れた発振器210の位置情報に基づいて、対象物の位置
及び軌跡が描画されたトレース画像を生成するトレーシ
ングサーバ440と、を有して構成されている。
【0058】この構成において、ユーザ側の再生機器と
しては、タワー型やディスクトップ型やノートブック型
やラップトップ型やパームトップ型等のパーソナルコン
ピュータや携帯電話機(次世代携帯電話機を含む)やP
DA(Personal Digital Assis
tants)等、マルチメディアコンテンツを再生する
ハードウェア又はソフトウェアが組み込まれた電子機器
を適用することが可能である。この場合、ユーザ側の再
生機器とトレーシングサーバ440とを結ぶネットワー
クには、この再生機器に応じて、インターネットや公衆
回線網やISDNやxDSLや移動体通信網等が適用さ
れる。本実施例では、再生機器に携帯電話機510を適
用し、また、これとトレーシングサーバ440とを結ぶ
回線に移動体通信網30を適用した場合について説明す
る。尚、ユーザ側の再生機器には、デジタルテレビ等を
適用しても良い。
【0059】受信処理部420の構成を図10を用いて
詳細に説明する。図10を参照すると、受信処理部42
0は、受信アンテナ410で受信された映像/音声信号
を復調する復調部421と、復調された映像/音声信号
に含まれている誤り訂正符号に基づいて受信データの誤
り訂正を行う誤り訂正処理部422と、誤り訂正された
受信データから所定のマルチメディアコンテンツを分離
する多重信号分離部423と、分離されたマルチメディ
アコンテンツを復号化し、伸張するデコーダ424と、
を有して構成される。また、デコーダ424で伸張され
たマルチメディアコンテンツは、プロジェクタ430
a,430b,430cへそれぞれ出力される。尚、受
信処理部420とプロジェクタ430とを結ぶ回線は、
同軸ケーブル等を利用したアナログ/デジタル回線とす
るが、これに限定されず、種々変形してもよい。
【0060】プロジェクタ430は、上述にもあるよう
に、入力されたマルチメディアコンテンツを表示画面4
50上に結像し、1つの画面を形成する。これにより、
表示画面450上にはフィールド200全体が映し出さ
れた映像が表示される。この表示例を図11に示す。ま
た、図11に示すように、フィールド200全体を表示
する領域の上下左右何れかには、トレーシングサーバ4
40より入力された画像(トレース情報画面450a)
が表示される。このトレース情報画面450aは、発振
器210を付けた選手若しくは物品(対象物)の現在位
置を表示するものである。また、トレース情報画面45
0aには、各対象物の動き情報を表示するために、所定
期間(例えば10秒や1分)の軌跡(450b)も表示
するよう構成しても良い。更に、このトレース情報画面
450aでは、どのマーク(プロットされた点)がどの
選手又は物品(対象物)であるかを明確に伝えるための
符号(450c)が表示されるよう構成されると良い。
この符号としては、選手や物品のイニシャルや背番号等
を適用することができる。トレース情報画面450aの
一例を図12に示す。但し、画面中における符号の
“X”は対象が例えば物品(例えばボール)であること
を示している。
【0061】次に、トレーシングサーバ440について
図面を用いて詳細に説明する。図13は、トレーシング
サーバ440の構成を示すブロック図である。但し、各
ブロックは、ハードウェアで実現しても、ソフトウェア
で実現しても良い。また、このトレーシングサーバ44
0は、単一のコンピュータで構成しても、複数のコンピ
ュータを用いて構成しても良い。図13を参照すると、
トレーシングサーバ440は、トレース情報を生成し、
トレース情報画面を出力する構成として、LAN20を
介して位置検出処理部240から出力された位置情報と
識別番号と時間情報とが含まれたパケットを入力する入
力部4401と、入力されたパケットを解析して位置情
報と識別情報と時間情報とを特定するパケット解析部4
402と、特定された位置情報と識別情報と時間情報と
に基づいてトレース情報を生成するトレース情報生成部
4403、サーバ外部又は内部に設けられ、生成された
トレース情報を蓄積するトレース情報蓄積部441と、
蓄積されたトレース情報から上述したトレース情報画面
を作成するトレース画像作成部4404と、作成したト
レース情報画面を所定のネットワークを介して表示画面
440へ出力する出力部4405と、を有する。ここで
出力部4405は、例えばビデオカード等で構成される
ものであり、設けれているディスプレイコネクタ等を介
して表示画面450へトレース情報画面を送信する。ま
た、表示画面450側では、図示しないプロジェクタ若
しくはモニタ等を用いて、トレーシングサーバ440か
ら入力されたトレース情報画面450aを表示する。
【0062】また、トレーシングサーバ440は、携帯
電話機510からの要求に応じてトレース情報画面を携
帯電話機510へ送信する用構成すると良い。このため
にトレーシングサーバ440には、移動体通信回線30
を介して携帯電話機510からの要求等を入力するため
の入力部4406と、トレース画像作成部4404で作
成されたトレース情報が面を移動体通信回線30を介し
て携帯電話機510へ送信する出力部4407と、が設
けられ、トレース画像作成部510が入力部4406か
ら入力された要求に応じて出力部4405へトレース情
報画面を出力するよう構成される。
【0063】ここで、上記のトレース情報を生成し、ト
レース情報画面を出力する構成を更に詳細に説明する。
入力部4401を介してパケットが入力されると、パケ
ット解析部4402は、パケットにおけるペイロード部
から位置情報と識別番号と時間情報とを特定し、これを
トレース情報生成部4403へ入力する。トレース情報
生成部4403は、入力された位置情報と識別番号と時
間情報とをそれぞれトレース情報蓄積部441の所定の
領域に格納する。また、トレース情報生成部4403
は、例えば入力された位置情報と識別番号と時間情報
と、及びトレース情報蓄積部441に格納されている位
置情報と識別情報と時間情報と、に基づいて、対象物の
移動速度(正確には発振器210の移動速度)を算出
し、これもトレース情報蓄積部441の所定の領域に格
納するよう構成しても良い。ここで、トレース情報蓄積
部441のデータ構成を図14に示す。
【0064】図14を参照すると、トレース情報蓄積部
441は、1つの識別番号に関して、対応するマルチメ
ディアコンテンツの識別情報(イベント識別情報)と時
間情報と位置情報と速度情報とを対応付けて格納してい
る。尚、位置情報は、実際のフィールド(競技場)での
座標であっても、予め用意しているフィールドの画像
(以下、フィールド画像という)における座標であって
もよい。但し、どちらの場合でも、原点を例えばフィー
ルドにおける左下や中心とするとよい。また、トレーシ
ングサーバ440は、イベント識別情報をトレース情報
蓄積部441に入力することで、特定のトレース情報を
読み出す。
【0065】更に、トレース画像作成部4404は、ト
レース画像を作成する際、最新の位置情報を各対象物
(識別番号)毎に参照し、これを予め用意しているフィ
ールドの画像上にプロットする。また軌跡は、対象物毎
に所定期間分の位置情報を参照し、これを線で結ぶこと
で描画される。更に、各点には合わせて読み出された符
号や速度情報等も表示されるよう構成すると良い。
【0066】以上のように構成・動作することで、本実
施例では、フィールド全体をユーザへ表示すると共に、
このフィールド上での選手等の動きを明確にユーザへ呈
示するため、マルチメディアコンテンツをより明確且つ
楽しめる環境が提供される。
【0067】〔第2の実施例〕次に、本発明を好適に実
施した第2の実施例について図面を用いて詳細に説明す
る。尚、第1の実施例では、マルチメディアコンテンツ
をリアルタイムで放送する際のサービスについて説明し
た。これに対し、以下で説明する第2の実施例では、マ
ルチメディアコンテンツを一時保管し、録画映像として
提供する。
【0068】本実施例によるシステム構成は、第1の実
施例で説明したものと同様のものを適用できる(図1及
び図2参照)。また、図中、各ブロックの構成も第1の
実施例と同様のものを適用できる。
【0069】この構成において、カメラ110及び/又
はマイク120からマルチメディアデータ処理システム
130に入力されたマルチメディアデータは、加工前又
は加工後にマルチメディアコンテンツDB150に一時
蓄積される。但し、加工後の場合は、マルチメディアコ
ンテンツに相当する。また、加工前に蓄積されたマルチ
メディアデータは、後の処理においてマルチメディアコ
ンテンツDB150から読み出され、マルチメディアデ
ータ処理システム130において加工がなされる。ま
た、送信時にマルチメディアデータ処理システム130
により読み出されたマルチメディアコンテンツは、第1
の実施例と同様に送信局140を介して所定の放送回線
10へ送出される。
【0070】本実施例において表示画面450には、第
1の実施例と同様に、フィールド200全体の映像とト
レース情報画面450aとが表示される。更に、本実施
例においてトレーシングサーバ440には、現在どのマ
ルチメディアコンテンツが放送されているかが設定され
る。従って、携帯電話機510に表示させる操作画面や
トレース情報画面450aもこのマルチメディアコンテ
ンツに対応したものがトレーシングサーバ440におい
て作成され、提供される。尚、この設定にはイベント識
別情報を用いることができる。また、トレーシングサー
バ440はこれに応じて対応するトレース情報をトレー
ス情報蓄積部441から読み出し、トレース情報画面を
作成してユーザへ提供する。この際、トレーシングサー
バ440は、放送しているマルチメディアコンテンツの
タイムコードに基づいて現在何れのシーンかを特定し
て、対応するトレース画像を作成する。
【0071】このように構成・動作することで、本実施
例では、第1の実施例と同様に、フィールド全体をユー
ザへ表示すると共に、このフィールド上での選手等の動
きを明確にユーザへ呈示するため、マルチメディアコン
テンツをより明確且つ楽しめる環境が提供される。尚、
他の構成は第1の実施例と同様であるため、ここでは説
明を省略する。
【0072】〔まとめ〕以上、説明したように、本発明
によれば、サッカーの試合やオートレース中継等のイベ
ントにおいて、全体を放送できると共に、対象物の時間
に沿った動き(移動)もユーザに視覚的に与えることが
可能となるため、よりマルチメディアコンテンツを明確
に理解し、楽しめる環境を提供することができる。
【0073】また、上記した各実施例は、本発明を好適
に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を
逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なも
のである。
【0074】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、フィールド全体が撮影されたマルチメデ
ィアコンテンツと共に、マルチメディアコンテンツの内
容を容易に理解させるための付加的な情報を提供するこ
とで、よりマルチメディアコンテンツが楽しめる環境を
提供できる。
【0075】更に、請求項2記載の発明によれば、提供
する付加的な情報をより詳細なものとすることで、より
マルチメディアコンテンツが楽しめる環境を提供でき
る。
【0076】更に、請求項3記載の発明によれば、全体
が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示され
るため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能
となる。
【0077】更に、請求項4記載の発明によれば、ユー
ザの手元で付加的な情報を参照することが可能となるた
め、ユーザはより明確且つ容易にイベント全体を把握す
ることが可能となる。
【0078】また、請求項5記載の発明によれば、フィ
ールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共
に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させ
るための付加的な情報を提供することで、よりマルチメ
ディアコンテンツが楽しめる環境を実現できる。
【0079】更に、請求項6記載の発明によれば、提供
する付加的な情報をより詳細なものとすることで、より
マルチメディアコンテンツが楽しめる環境を実現でき
る。
【0080】更に、請求項7記載の発明によれば、全体
が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示され
るため、利便性よく映像と情報とを提供することが可能
となる。
【0081】また、請求項8記載の発明によれば、フィ
ールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと共
に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解させ
るための付加的な情報を提供することで、よりマルチメ
ディアコンテンツが楽しめる環境を実現できるサーバが
提供される。
【0082】また、請求項9記載の発明によれば、ユー
ザの手元で付加的な情報を参照することを可能にし、よ
り明確且つ容易にイベント全体を把握させることが可能
となる電子機器が提供される。
【0083】また、請求項10記載の発明によれば、フ
ィールド全体が撮影されたマルチメディアコンテンツと
共に、マルチメディアコンテンツの内容を容易に理解さ
せるための付加的な情報を提供することで、よりマルチ
メディアコンテンツが楽しめる環境を提供できる。
【0084】更に、請求項11記載の発明によれば、全
体が映し出された画面と同一面に付加的な情報が表示さ
れるため、利便性よく映像と情報とを提供することが可
能となる。
【0085】更に、請求項12記載の発明によれば、ユ
ーザの手元で付加的な情報を参照することが可能となる
ため、ユーザはより明確且つ容易にイベント全体を把握
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるシステム構成を示
す図である(1)。
【図2】本発明の第1の実施例によるシステム構成を示
す図である(2)。
【図3】本発明の第1の実施例におけるカメラ110の
構成及び発振器210の位置を示す図である。
【図4】図1におけるマルチメディアデータ処理システ
ム130の構成を示すブロック図である。
【図5】マルチメディアデータ処理システム130によ
る処理内容を説明するための図である。
【図6】図1における送信局140の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図1における発振器210の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】図1における受信処理部230の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図1における位置検出処理部240の構成を示
すブロック図である。
【図10】図2における受信処理部420の構成を示す
ブロック図である。
【図11】図2における表示画面450の画面例を示す
図である。
【図12】図11におけるトレース情報画面450aの
例を示す図である。
【図13】図2におけるトレーシングサーバ440の構
成を示すブロック図である。
【図14】図12におけるトレース情報蓄積部441の
データ構成を示すテーブルである。
【符号の説明】
10 放送回線 20 LAN 30 移動体通信網 110 カメラ 111 メインレンズ 112 スプリッタ 120 マイク 130 マルチメディアデータ処理システム 131 のりしろ生成部 132 クロスフェード処理部 140 送信局 141 エンコーダ 142 多重化部 143 誤り訂正符号付加部 144 変調部 145、215 送信アンテナ 150 マルチメディアコンテンツデータベース 200 フィールド 210a、210b 発振器 210X 交点 211 筐体 212 発電部 213 蓄電部 214 送信部 220a、220b、220c、410 受信アンテナ 230a、230b、230c 受信処理部 231、241、4401、4406 入力部 232 識別番号抽出部 233 電力レベル検出部 234 パケット生成部 235、245、4405、4407 出力部 240 位置検出処理部 242、4402 パケット解析部 243 位置検出部 244 パケット生成部 300 人工衛星 420a、420b、420c 受信処理部 421 復調部 422 誤り訂正処理部 423 多重信号分離部 424 デコーダ 430a、430b、430c プロジェクタ 440 トレーシングサーバ 441 トレース情報蓄積部 450 表示画面 450a トレース情報画面 510 携帯電話機 4403 トレース情報生成部 4404 トレース画像作成部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のフィールド全体が撮影されたマル
    チメディアコンテンツを表示するコンテンツ表示システ
    ムであって、 前記所定のフィールド上に存在する1つ以上の対象物の
    位置情報を、前記マルチメディアコンテンツに併せて表
    示することを特徴とするコンテンツ表示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記コンテンツ表示シス
    テムであって、 前記位置情報に併せて、前記1つ以上の対象物の識別情
    報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を表
    示することを特徴とするコンテンツ表示システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の前記コンテンツ表
    示システムであって、 前記対象物の位置情報を、前記マルチメディアコンテン
    ツと同一面であって、該マルチメディアコンテンツの上
    下左右何れかから所定間隔を隔てた領域に表示すること
    を特徴とするコンテンツ表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の前記コンテンツ表
    示システムであって、 前記対象物の位置情報を、携帯型電子機器又は携帯電話
    機に配信することを特徴とするコンテンツ表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 所定のフィールド全体が撮影されたマル
    チメディアコンテンツを表示するコンテンツ表示装置で
    あって、 前記所定のフィールド上に存在する1つ以上の対象物の
    位置情報を、前記マルチメディアコンテンツに併せて表
    示することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の前記コンテンツ表示装置
    であって、 前記位置情報に併せて、前記1つ以上の対象物の識別情
    報及び/又は該1つ以上の対象物の所定期間の軌跡を表
    示することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の前記コンテンツ表
    示装置であって、 前記対象物の位置情報を、前記マルチメディアコンテン
    ツと同一面であって、該マルチメディアコンテンツの上
    下左右何れかから所定間隔を隔てた領域に表示すること
    を特徴とするコンテンツ表示装置。
  8. 【請求項8】 所定のフィールド上に存在する1つ以上
    の対象物の位置情報を管理するサーバであって、 前記1つ以上の対象物の前記所定のフィールド上におけ
    る位置情報を生成する対象物位置情報生成手段と、 前記1つ以上の対象物の位置情報に基づいて、前記1つ
    以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物
    の所定期間の軌跡を描画したトレース情報画面を作成す
    るトレース情報画面作成手段と、 前記トレース情報画面を前記所定のフィールド全体が撮
    影されたマルチメディアコンテンツに併せて表示させる
    トレース情報画面表示手段と、 を有することを特徴とするサーバ。
  9. 【請求項9】 1つ以上の対象物の所定のフィールド上
    における位置情報を生成し、生成した該位置情報に基づ
    いて、前記1つ以上の対象物の識別情報及び/又は該1
    つ以上の対象物の所定期間の軌跡を描画したトレース情
    報画面を作成するサーバに所定のネットワークを介して
    接続可能な電子機器であって、 前記所定のフィールド全体が撮影されたマルチメディア
    コンテンツに併せて前記トレース情報画面を表示するこ
    とを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 所定のフィールド全体が撮影されたマ
    ルチメディアコンテンツを表示するコンテンツ表示方法
    であって、 前記1つ以上の対象物の前記所定のフィールド上におけ
    る位置情報を生成する対象物位置情報生成行程と、 前記1つ以上の対象物の位置情報に基づいて、前記1つ
    以上の対象物の識別情報及び/又は該1つ以上の対象物
    の所定期間の軌跡を描画したトレース情報画面を作成す
    るトレース情報画面作成行程と、 前記とレース情報画面を前記マルチメディアコンテンツ
    に併せて表示する表示行程と、 を有することを特徴とするコンテンツ表示方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の前記コンテンツ表示
    方法であって、 前記表示行程は、前記トレース情報画面を、前記マルチ
    メディアコンテンツと同一面であって、該マルチメディ
    アコンテンツの上下左右何れかから所定間隔を隔てた領
    域に表示することを特徴とするコンテンツ表示方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の前記コンテンツ表示
    方法であって、 前記表示行程は、前記とレース情報画面を、携帯型電子
    機器又は携帯電話機に配信して表示させることを特徴と
    するコンテンツ表示方法。
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