JP2003333384A - 電子カメラシステムおよびモニタ用ファインダユニット - Google Patents

電子カメラシステムおよびモニタ用ファインダユニット

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JP2003333384A
JP2003333384A JP2002139773A JP2002139773A JP2003333384A JP 2003333384 A JP2003333384 A JP 2003333384A JP 2002139773 A JP2002139773 A JP 2002139773A JP 2002139773 A JP2002139773 A JP 2002139773A JP 2003333384 A JP2003333384 A JP 2003333384A
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JP2002139773A
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Hisaki Furuyama
久樹 古山
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエスト位置に構えた電子カメラの表示モニタ
の画像を観察するファインダユニットを得る。 【解決手段】カメラ本体70の表示モニタ32の表示面
側に、ウエストレベルユニット60を装着する。ウエス
トレベルユニット60は、ミラー61と、操作部材66
とを有し、表示モニタ32から出射される光線67Bお
よび67Tをそれぞれ上方に折り曲げて出射する。カメ
ラ本体70は、ウエストレベルユニット60の装着を検
出すると、表示モニタ32の表示画像の上下を反転させ
る。これにより、表示モニタ32から出射される光線6
7B、67Tをミラー61が反射することにより、表示
モニタ32の反転画像がミラー61でさらに反転され、
撮影者にとって正しい向きで観察される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに備え
られる表示モニタの画像をファインダユニットで観察す
る電子カメラシステム、およびこのモニタ用ファインダ
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影した電子画像を表示する表示用モニ
タを備えた電子カメラが知られている。一般に、電子カ
メラの表示用モニタは、カメラボディの裏側(撮影レン
ズが装着される面と反対側)に設けられることが多い。
したがって、電子カメラの使用者は、電子カメラの裏側
から表示用モニタを覗かないと表示画像を確認すること
が困難である。このような電子カメラにおいて、表示用
モニタによる画像を裏側以外の方向から観察したいとい
う要求がある。たとえば、撮影者が電子カメラをウエス
ト位置に構えた場合は、撮影者の目の位置、すなわち、
電子カメラの上方から表示用モニタを観察できると都合
がよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カメラボディに対して
可動な表示用モニタを設け、観察したい方向に表示用モ
ニタの表示面を向けるようにするとカメラの構造が複雑
になる。このため、表示用モニタを固定したまま使用す
る従来技術に比べて、カメラの大型化やコスト上昇につ
ながるおそれがある。
【0004】本発明の目的は、電子カメラを複雑化する
ことなく簡単な構成で、カメラボディの表示モニタ以外
の方向から当該表示モニタによる画像を観察するように
した電子カメラシステム、およびこのモニタ用ファイン
ダユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電子カメラの表示モニタをモニタ用ファインダユニ
ットを通して観察する電子カメラシステムに適用され
る。そして、画像およびキャラクタの少なくとも一方を
表示する表示モニタ、モニタ用ファインダユニットが装
着されると検出信号を出力するユニット検出センサ、お
よびユニット検出センサによって検出信号が出力されて
いるとき、表示モニタに表示される画像の向きを所定の
反転軸に対して反転させるように表示用データを変換す
る表示データ変換回路を備える電子カメラと、電子カメ
ラの表示モニタからの光線が入射する位置に装着するた
めの装着部材、および表示モニタからの光線を当該表示
モニタの表示面の法線と交差する方向へ折り曲げる反射
部材を備えるモニタ用ファインダユニットとを有するこ
とにより、上述した目的を達成する。上記モニタ用ファ
インダユニットはさらに、電子カメラに備えられる操作
部材が操作されることによって電子カメラが行う所定の
動作と同一の動作を電子カメラが行うように電子カメラ
へ操作信号を出力する操作部材を備えてもよい。上記モ
ニタ用ファインダユニットは、ユニット検出センサによ
って装着が検出された第1の装着位置、および第1の装
着位置に対して表示モニタの表示面の法線の回りに90
度回転した第2の装着位置のいずれか一方に装着するよ
うにしてよい。この場合のユニット検出センサは、第1
の位置にモニタ用ファインダユニットの装着を検出する
と第1の検出信号を出力し、第2の位置にモニタ用ファ
インダユニットの装着を検出すると第2の検出信号を出
力するように構成してもよい。この場合の表示データ変
換回路は、ユニット検出センサから出力された第1の検
出信号および第2の検出信号に応じて反転軸を変更して
もよい。表示データ変換回路は、ユニット検出センサか
ら第1の検出信号が出力されるとき、表示モニタの表示
面内の第1の反転軸によって画像を反転するように表示
用データを変換し、第2の検出信号が出力されるとき、
表示面内で第1の反転軸に直交する第2の反転軸によっ
て画像を反転するように表示用データを変換することも
できる。表示データ変換回路は、表示用データを変換す
る際に画像以外の表示内容の配列方向を変えるように表
示用データをさらに変換することもできる。請求項6に
記載の発明によるモニタ用ファインダユニットは、電子
カメラの表示モニタからの光線が入射する位置に装着す
る装着部材と、表示モニタからの光線を当該表示モニタ
の表示面の法線と交差する方向へ折り曲げる反射部材と
を備えることにより、上述した目的を達成する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
よる一眼レフ電子スチルカメラを説明する図である。図
1において、電子スチルカメラは、カメラ本体70と、
カメラ本体70に着脱されるファインダ装置80と、レ
ンズ91および絞り92を内蔵してカメラ本体70に着
脱される交換レンズ90とを備える。
【0007】交換レンズ90を通過してカメラ本体70
に入射した被写体光束は、レリーズ操作前に点線で示す
位置にあるクイックリターンミラー71でファインダ装
置80に導かれてファインダマット81に結像するとと
もに、被写体光束の一部はサブミラー74で反射されて
焦点検出装置73にも結像する。ファインダーマット8
1に結像した被写体光束はさらに、ペンタプリズム82
で接眼レンズ83に導かれる一方、プリズム84と結像
レンズ85とを通過してホワイトバランス検出センサ8
6にも導かれ、ホワイトバランス検出センサ86上に被
写体像を結像する。
【0008】レリーズ操作されると、クイックリターン
ミラー71が実線で示す位置に回動される。被写体光束
は、所定時間開かれるシャッタ74を通過し、CCDイ
メージセンサなどによって構成される撮像素子75上に
結像する。なお、焦点検出装置73および撮像素子75
は、撮影レンズ91に対して共役な位置に配設されてい
る。
【0009】図2は、上述した電子スチルカメラの回路
ブロック図である。不図示のレリーズ操作部材からCP
U21にレリーズ半押し操作信号が入力されると、CP
U21が焦点検出装置36に撮影レンズ91の焦点調節
状態の検出を指示する。レンズ駆動装置37は、焦点検
出装置36による検出結果に応じて撮影レンズ91を合
焦位置へ駆動する。これにより、交換レンズ90を介し
て入射する被写体光束が撮像素子75上で結像する。C
PU21はさらに、タイミングジェネレータ24および
ドライバ25を駆動して撮像素子75を駆動制御する。
アナログ信号処理回路27とA/D変換回路28の動作
タイミングは、タイミングジェネレータ24により制御
される。
【0010】半押し操作信号に続いて全押し操作信号が
レリーズ操作部材(不図示)からCPU21へ入力され
ると、CPU21が撮影シーケンスを開始させる。これ
により、クイックリターンミラー71が上方に回動さ
れ、交換レンズ90からの被写体光束が撮像素子75の
撮像面上に結像される。撮像素子75は、被写体像の明
るさに応じた信号電荷を蓄積する。撮像素子75に蓄積
された信号電荷はドライバ25から供給される駆動信号
によって吐き出され、AGC回路やCDS回路などを含
むアナログ信号処理回路27へ入力される。アナログ信
号処理回路27に入力されたアナログ画像信号は、ゲイ
ンコントロール、雑音除去等のアナログ処理が施された
後、A/D変換回路28によってデジタル信号に変換さ
れる。デジタル変換された画像信号は、たとえば、AS
ICとして構成される画像処理CPU29に導かれ、ホ
ワイトバランス調整、輪郭補償、ガンマ補正等の画像前
処理が行われる。
【0011】画像前処理が行なわれた画像データに対し
てはさらに、JPEG圧縮のためのフォーマット処理
(画像後処理)が行なわれ、フォーマット処理後の画像
データが一時的にバッファメモリ30に格納される。
【0012】バッファメモリ30に格納された画像デー
タは、表示画像作成回路31により表示用の画像データ
に処理され、LCD等で構成される表示モニタ32に撮
影結果として表示される。また、バッファメモリ30に
記憶された画像データは、圧縮回路33によりJPEG
方式で所定の比率にデータ圧縮を受け、フラッシュメモ
リなどによって構成されたメモリカードなどの記録媒体
34に記録される。
【0013】ホワイトバランス調整は、画像処理CPU
29で行われる。A/D変換回路28から出力される
R,G,B各色の画像信号のうち、R色とB色の画像信
号に対してホワイトバランス調整用のRゲインとBゲイ
ンとがそれぞれかけ合わされる。これらホワイトバラン
ス調整用のRゲイン、Bゲインは、ホワイトバランス検
出回路35で決定される。
【0014】ホワイトバランス検出回路35は、被写体
の色を検出するホワイトバランス検出センサ35A(8
6)と、ホワイトバランス検出センサ35Aから出力さ
れるアナログ色信号をデジタル色信号に変換するA/D
変換回路35Bと、変換されたデジタル色信号に基づい
てホワイトバランス調整係数(ホワイトバランス調整ゲ
イン)を生成するCPU35Cとを含む。
【0015】CPU35Cは、ホワイトバランス検出セ
ンサ35Aから出力される色信号を用いて、たとえば、
色信号の平均値を白またはグレーなどの無彩色にするよ
うに、すなわち、R、G、B色の色信号成分の比を1:
1:1にするようにホワイトバランス調整係数を算出す
る。レリーズ操作後に撮像素子75によって撮影用の被
写体像が撮像されると、画像処理CPU29は、撮像素
子75による画像信号に対してCPU35Cで算出され
ているホワイトバランス調整用ゲインを用いてホワイト
バランス調整を行う。
【0016】ホワイトバランス検出センサ35Aは、被
写体輝度の検出にも用いられる。CPU21は、ホワイ
トバランス検出センサ35Aから出力される色信号の出
力レベルを用いて、所定の測光演算を行うことにより被
写体輝度を算出する。算出された被写体輝度は、不図示
の感度設定部材によって設定されている感光部材の露光
感度情報、ならびにレンズ情報入力部38から入力され
ている絞り92による絞り値情報とともに露光演算に用
いられる。たとえば、絞り優先露出演算を行うように設
定されている場合に、露光演算によって得られるシャッ
タ秒時により撮影時の露光制御が行われる。
【0017】CPU21は、メニュー操作時などに表示
モニタ32にメニュー表示するための表示データ(キャ
ラクタデータ)の生成も行う。CPU21は、メニュー
操作時にメニュー表示用データを生成し、バッファメモ
リ30に格納する。メニュー表示データは、表示画像作
成回路31により表示用のキャラクタデータに処理さ
れ、表示モニタ32にメニュー画面として表示される。
【0018】本発明は、上述した電子スチルカメラに装
着される表示モニタ32用ウエストレベルユニットに特
徴を有する。このウエストレベルユニットは、撮影者が
電子スチルカメラをウエストレベルに構えた場合など
に、表示モニタ32に表示される画像を図1の矢印の方
向から観察するために用いられる。
【0019】図1において、カメラ本体70の表示モニ
タ32の表示面側にウエストレベルユニット60が装着
されている。ウエストレベルユニット60は、ミラー6
1と、操作部材66とを有し、表示モニタ32から出射
される光線67Bおよび67Tを、それぞれ図1の上方
(図1の例では、表示モニタ32の表示面の法線と直交
する向き)に折り曲げて出射するように構成されてい
る。なお、光線67Bは画像の下端を示し、光線67T
は画像の上端を示す。
【0020】図3は、ウエストレベルユニット60を装
着する前のカメラ本体70を表示モニタ32側から見た
図である。図3において、電子スチルカメラが正位置
(横位置)に構えられており、撮影画像が表示モニタ3
2に表示されている。表示画像左上の「2」は、たとえ
ば、撮影コマ数を示す。表示モニタ32の下側に、操作
部材62A〜62Eが設けられている。操作部材62A
〜62Eは、たとえば、モニタ表示オン/オフ操作、メ
ニュー操作など表示モニタ32に表示された内容を見な
がら操作したり、表示モニタ32に関連する操作を行う
操作部材である。
【0021】カメラ本体70の表示モニタ32の周囲
に、ウエストレベルユニット60を装着するための装着
部材が設けられている。表示モニタ32の上側に装着部
材65Tが、下側に装着部材65Bが、右側に装着部材
65Rが、左側に装着部材65Lがそれぞれ設けられて
いる。カメラ本体70が横位置の場合、上記装着部材6
5T、65B、65R、65Lのうち装着部材65Lお
よび65Rが、ウエストレベルユニット60に2箇所設
けられている装着部材(不図示)とそれぞれ嵌合する。
これにより、ウエストレベルユニット60が横位置用に
装着される。図1は、ウエストレベルユニット60が横
位置用に装着された図である。
【0022】カメラ本体70が縦位置の場合、上記装着
部材65T、65B、65R、65Lのうち装着部材6
5Tおよび65Bが、ウエストレベルユニット60に2
箇所設けられている装着部材(不図示)とそれぞれ嵌合
する。これにより、ウエストレベルユニット60が縦位
置用に装着される。図4は、ウエストレベルユニット6
0が縦位置用に装着された図である。なお、ミラー61
は、ウエストレベルユニット60が横位置、縦位置のい
ずれに装着された場合でも、表示モニタ32のアスペク
ト比によらず表示画像をけられなく映すように十分なサ
イズのミラーによって構成されている。
【0023】図3において、カメラ本体70の表示モニ
タ32の周囲にはさらに、装着部材65Lの近傍にイン
ターフェイス64Hが、装着部材65Tの近傍にインタ
ーフェイス65Vがそれぞれ設けられている。ウエスト
レベルユニット60が横位置用に装着されるとき、カメ
ラ本体70は、インターフェイス64Hを介してカメラ
本体70とウエストレベルユニット60との間で信号を
送受する。送受する信号は、たとえば、ウエストレベル
ユニット60(図1)に設けられる操作部材66による
操作信号である。
【0024】装着部材65Lにはウエストレベルユニッ
ト検出センサ63Hが配設されている。ウエストレベル
ユニット検出センサ63Hは、ウエストレベルユニット
60が横位置用に装着されると横位置装着検出信号をC
PU21(図2)へ送出する。
【0025】図5は、図3のカメラ本体70にウエスト
レベルユニット60を横位置用に装着した図である。C
PU21は、横位置装着検出信号が入力されると表示画
像作成回路31に指令を出力し、表示モニタ32に表示
中の画像の上下を反転させる。表示画像作成回路31
は、図5において表示モニタ32による画面の中心を通
る水平線を反転軸AXHにして、この反転軸AXHに対
して画像の上下を反転するように表示画像データを変換
する。この結果、ウエストレベルユニット60を装着す
る前(図3)に比べて、表示モニタ32の表示画像の向
きが上下に反転する。なお、図5において、表示モニタ
32による表示画像をはじめウエストレベルユニット6
0の陰で直接観察することができないものは、それぞれ
破線によって示している。
【0026】図6は、図5のカメラ本体70およびウエ
ストレベルユニット60を上(図5の矢印方向)から見
た図である。図6において、表示モニタ32から出射さ
れる光線をミラー61が反射することにより、表示モニ
タ32の上下反転画像がミラー61でさらに反転され、
撮影者にとって正しい向きに観察される。操作部材66
(66A〜66E)は、カメラ本体70の操作部材62
A〜62Eの代わりにモニタ表示オン/オフ操作、メニ
ュー操作などを行う操作部材である。
【0027】一方、図4のようにウエストレベルユニッ
ト60が縦位置用に装着されるとき、カメラ本体70
は、インターフェイス64V(図3)を介してカメラ本
体70とウエストレベルユニット60との間で信号を送
受する。装着部材65Tにはウエストレベルユニット検
出センサ63Vが配設されている。ウエストレベルユニ
ット検出センサ63Vは、ウエストレベルユニット60
が縦位置用に装着されると縦位置装着検出信号をCPU
21(図2)へ送出する。
【0028】図7は、図3のカメラ本体70にウエスト
レベルユニット60を縦位置用に装着した図である。C
PU21は、縦位置装着検出信号が入力されると表示画
像作成回路31に指令を出力し、図3の表示モニタ32
に表示中の画像の左右を反転させる。表示画像作成回路
31は、図7において表示モニタ32による画面の中心
を通る垂直線を反転軸AXVにして、この反転軸AXV
に対して画像の左右を反転するように表示画像データを
変換する。この結果、ウエストレベルユニット60を装
着する前(図3)に比べて、表示モニタ32の表示画像
の向きが左右に反転する。図7において、表示モニタ3
2による表示画像をはじめウエストレベルユニット60
の陰で直接観察することができないものは、それぞれ破
線によって示している。なお、実際にウエストレベルユ
ニット60が縦位置用に装着される場合は、図7の右側
を上にするようにカメラ本体70が縦位置に構えられ
る。図7の表示画像例は、実際にカメラを縦位置に構え
た場合に得られる画像と異なるが、便宜上図3の表示画
像を用いて説明したものである。
【0029】表示モニタ32から出射される光線をミラ
ー61が反射することにより、表示モニタ32の左右反
転画像がミラー61でさらに反転され、撮影者が図4お
よび図7の矢印方向から観察すると撮影者にとって正し
い向きに観察される。操作部材66(66A〜66E)
は、カメラ本体70の操作部材62A〜62Eの代わり
にモニタ表示オン/オフ操作、メニュー操作などを行う
操作部材である。
【0030】以上の説明では、表示モニタ32に画像が
表示される場合を例にあげて説明した。メニュー操作時
のキャラクタ表示について説明する。キャラクタは、文
字、数字、記号、マークなど画像以外に表示モニタ32
に表示されるものである。図8は、ウエストレベルユニ
ット60を装着する前のカメラ本体70を表示モニタ3
2側から見た図である。図8において、電子スチルカメ
ラが正位置(横位置)の状態でメニュー画面が表示モニ
タ32に表示されている。このメニュー画面は、たとえ
ば、撮影画像にタイトルをつけるためのものである。
【0031】カメラ本体70にウエストレベルユニット
60を横位置用に装着する場合は、表示モニタ32に画
像を表示するときと同様に、キャラクタ表示の上下を反
転させる。すなわち、CPU21は、横位置装着検出信
号が入力されると表示画像作成回路31に指令を出力
し、表示モニタ32に表示中のキャラクタ画像の上下を
反転させる。この結果、撮影者は、ウエストレベルユニ
ット60を通して表示モニタ32によるキャラクタ表示
を観察することができる。この場合の観察画像は、図8
の表示モニタ32によるキャラクタ表示と同様に、横長
画面でキャラクタ表示が横書きであり、画面の長手方向
とキャラクタの配列方向とが一致する。
【0032】カメラ本体70にウエストレベルユニット
60を縦位置用に装着する場合は、表示モニタ32に画
像を表示するときと同様にキャラクタ表示の左右を反転
させた後から、さらにキャラクタ表示を90度回転させ
る。図9は、図8のカメラ本体70にウエストレベルユ
ニット60を縦位置用に装着した図である。CPU21
は、縦位置装着検出信号が入力されると表示画像作成回
路31に指令を出力し、表示モニタ32に表示中のキャ
ラクタ画像の左右を反転させる。表示画像作成回路31
はさらに、左右反転後のキャラクタ画像を反時計回り方
向に90度回転させる。この結果、ウエストレベルユニ
ット60を装着する前(図8)に比べて、表示モニタ3
2の表示キャラクタが裏返し後に90度回転される(図
9)。図9において、表示モニタ32による表示画像を
はじめウエストレベルユニット60の陰で直接観察する
ことができないものは、それぞれ破線によって示してい
る。ただし、キャラクタについてはわかりやすくするた
めに実線で示している。なお、実際にウエストレベルユ
ニット60が縦位置用に装着される場合は、たとえば、
図9の右側を上にするようにカメラ本体70が縦位置に
構えられる。
【0033】図10は、図9のカメラ本体70およびウ
エストレベルユニット60を右(図9の矢印方向)から
見た図である。図10において、表示モニタ32から出
射される光線をミラー61が反射することにより、表示
モニタ32の裏返しおよび回転されたキャラクタ画像が
ミラー61でさらに反転され、撮影者が図9の矢印方向
から観察すると撮影者にとって正しい向きに観察され
る。この場合の観察画像は、図10に示されるように縦
長画面でキャラクタ表示が横書きであり、図8の表示モ
ニタ32によるキャラクタ表示と異なり、画面の長手方
向とキャラクタの配列方向とは一致しない。操作部材6
6(66A〜66E)は、カメラ本体70の操作部材6
2A〜62Eの代わりにモニタ表示オン/オフ操作、メ
ニュー操作などを行う操作部材である。
【0034】以上説明した実施の形態によれば、次の作
用効果が得られる。 (1)表示モニタ32の表示画像を反射するミラー61
を有するウエストレベルユニット60を、カメラ本体7
0の横位置および縦位置に応じてそれぞれ装着するよう
にした。横位置用に装着する場合、カメラ本体70の装
着部材65T、65B、65R、65Lのうち装着部材
65Lおよび65Rと、ウエストレベルユニット60の
2箇所の装着部材(不図示)とをそれぞれ嵌合させる。
縦位置用に装着する場合、カメラ本体70の装着部材6
5Tおよび65Bと、ウエストレベルユニット60の2
箇所の装着部材(不図示)とをそれぞれ嵌合させる。こ
れにより、撮影者がカメラをウエスト位置に構える際、
横位置および縦位置のいずれに構える場合でも、撮影者
がウエストレベルユニット60を通して表示モニタ32
による画像を観察することができる。 (2)ウエストレベルユニット60をカメラ本体70に
着脱可能に構成したので、表示モニタ32を観察するた
めの可動式ファインダをカメラ本体に備える場合に比べ
て、カメラ本体の複雑化、大型化、ならびにコスト上昇
を抑えることができる。 (3)カメラ本体70にウエストレベルユニット検出セ
ンサ63H(63V)を設け、ウエストレベルユニット
60が横位置および縦位置のいずれに装着されたかを検
出する。CPU21は、横位置装着が検出されると表示
モニタ32の表示画像の上下を反転し、縦位置装着が検
出されると表示画像の左右を反転する。この結果、表示
モニタ32から出射される光線をミラー61が反射する
ことにより、表示モニタ32の反転画像がミラー61で
さらに反転され、撮影者にとって正しい向きで観察でき
る。 (4)表示モニタ32にメニューなどのキャラクタ表示
を行うとき、CPU21は、横位置装着が検出されると
表示モニタ32のキャラクタ画像の上下を反転し、縦位
置装着が検出されるとキャラクタ画像の左右を反転した
上で反時計回りに90度回転させるようにした。この結
果、表示モニタ32によるキャラクタ画像がミラー61
でさらに反転され、ウエストレベルユニット60で観察
する撮影者にとって読みやすく表示することができる。
横位置装着の場合は、撮影者にとって横長画面でキャラ
クタ表示も横書きで観察される。縦位置装着の場合は、
撮影者にとって縦長画面でキャラクタ表示は横書きで観
測される。撮影者は、カメラの縦位置/横位置にかかわ
らず常に横書きでキャラクタ表示を観察できるので、数
値やアルファベット表示を行う場合には、とくに読みや
すい。
【0035】以上の説明では、ミラー61が表示モニタ
32から出射された光線67B、67Tを表示モニタ3
2の表示面の法線(図1では右向き)に対して直交する
向き(図1では上向き)に折り曲げる例を説明した。光
線を折り曲げる向きは、上記法線に直交する向きに限ら
ず、法線と交差する向きであれば、いずれの向きに折り
曲げてもよい。
【0036】上述した説明では、ウエストレベルユニッ
ト60の縦位置装着が検出された場合に、撮影画像とと
もに表示モニタ32に表示されているキャラクタ、たと
えば、図3に表示される撮影コマ数「2」の表示を、画
像とともに反転軸AXVに対して左右を反転させるのみ
(図7)でキャラクタの配列方向を変えない例を説明し
た。この代わりに、コマ数「2」の表示方向(配列方
向)を変えてもよい。この場合、ウエストレベルユニッ
ト60の縦位置装着が検出された時点で「2」のキャラ
クタ表示をあらかじめ用意される反転軸AXVに対して
反転させた上で向きを90度回転させる。これにより、
表示モニタ32が画像とキャラクタとをオーバレイ表示
する場合に、撮影者は、カメラの縦位置/横位置にかか
わらず常に撮影者にとって正しい向きで撮影コマ数
「2」などのキャラクタ表示を観察できるようになる。
【0037】上述した例では、ウエストレベルユニット
60を縦位置に装着する場合にキャラクタ表示の配列方
向を90度変化させるようにしたが、ウエストレベルユ
ニット60を横位置に装着する場合にもキャラクタ表示
の配列方向を90度変化させてよい。たとえば、図6に
おいて、撮影者が図6の左側を手前にしてウエストレベ
ルユニット60を観察したい場合がある。このとき、図
6の状態ではコマ数を示す「2」が撮影者にとって横向
きになる。そこで、キャラクタ表示の配列方向を90度
変化させると、撮影者にとって正しい向きでコマ数
「2」などのキャラクタ表示を行うことができる。
【0038】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明する。モニタ用ファインダユニットは、たとえば、ウ
エストレベルユニット60によって構成される。表示デ
ータ変換回路は、たとえば、表示画像作成回路31によ
って構成される。表示面の法線と交差する方向は、たと
えば、法線(図1では右向き)に対して直交する向き
(図1では上向き)が対応する。反射部材は、たとえ
ば、ミラー61によって構成される。第1の装着位置
は、たとえば、横位置が対応する。第2の装着位置は、
たとえば、縦位置が対応する。配列方向は、たとえば、
キャラクタの表示方向が対応する。なお、本発明の特徴
的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限
定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で電子カメ
ラの表示モニタによる画像を電子カメラの表示モニタ側
以外の方向から観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による一眼レフ電子スチ
ルカメラを説明する図である。
【図2】電子スチルカメラの回路ブロック図である。
【図3】ウエストレベルユニットを装着する前のカメラ
本体を表示モニタ側から見た図である。
【図4】ウエストレベルユニットが縦位置用に装着され
た図である。
【図5】図3のカメラ本体にウエストレベルユニットを
横位置用に装着した図である。
【図6】図5のカメラ本体およびウエストレベルユニッ
トを矢印方向から見た図である。
【図7】図3のカメラ本体にウエストレベルユニットを
縦位置用に装着した図である。
【図8】ウエストレベルユニットを装着する前のカメラ
本体を表示モニタ側から見た図である。
【図9】図8のカメラ本体にウエストレベルユニットを
縦位置用に装着した図である。
【図10】図9のカメラ本体およびウエストレベルユニ
ットを矢印方向から見た図である。
【符号の説明】
21…CPU、 31…表示画像
作成回路、32…表示モニタ、 60
…ウエストレベルユニット、61…ミラー、
62(62A〜62E)…操作部材、63(63H,63
V)…ウエストレベルユニット検出センサ、65(65T,65
B,65L,65R)…装着部材、 66(66A〜66E)…操作部
材、67(67T,67B)…光線、 70…カメ
ラ本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子カメラの表示モニタをモニタ用ファイ
    ンダユニットを通して観察する電子カメラシステムにお
    いて、 画像およびキャラクタの少なくとも一方を表示する表示
    モニタ、前記モニタ用ファインダユニットが装着される
    と検出信号を出力するユニット検出センサ、および前記
    ユニット検出センサによって前記検出信号が出力されて
    いるとき、前記表示モニタに表示される画像の向きを所
    定の反転軸に対して反転させるように表示用データを変
    換する表示データ変換回路を備える電子カメラと、 前記電子カメラの表示モニタからの光線が入射する位置
    に装着するための装着部材、および前記表示モニタから
    の光線を当該表示モニタの表示面の法線と交差する方向
    へ折り曲げる反射部材を備えるモニタ用ファインダユニ
    ットとを有することを特徴とする電子カメラシステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子カメラシステムにお
    いて、 前記モニタ用ファインダユニットは、前記電子カメラに
    備えられる操作部材が操作されることによって前記電子
    カメラが行う所定の動作と同一の動作を前記電子カメラ
    が行うように前記電子カメラへ操作信号を出力する操作
    部材をさらに備えることを特徴とする電子カメラシステ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の電子カメラシス
    テムにおいて、 前記モニタ用ファインダユニットは、前記ユニット検出
    センサによって前記装着が検出された第1の装着位置、
    および前記第1の装着位置に対して前記表示モニタの表
    示面の法線の回りに90度回転した第2の装着位置のい
    ずれか一方に装着され、 前記ユニット検出センサは、前記第1の位置に前記モニ
    タ用ファインダユニットの装着を検出すると第1の検出
    信号を出力し、前記第2の位置に前記モニタ用ファイン
    ダユニットの装着を検出すると第2の検出信号を出力
    し、 前記表示データ変換回路は、前記ユニット検出センサか
    ら出力された前記第1の検出信号および前記第2の検出
    信号に応じて前記反転軸を変更することを特徴とする電
    子カメラシステム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電子カメラシステムにお
    いて、 前記表示データ変換回路は、前記ユニット検出センサか
    ら前記第1の検出信号が出力されるとき、前記表示モニ
    タの表示面内の第1の反転軸によって画像を反転するよ
    うに表示用データを変換し、前記第2の検出信号が出力
    されるとき、前記表示面内で前記第1の反転軸と直交す
    る第2の反転軸によって画像を反転するように表示用デ
    ータを変換することを特徴とする電子カメラシステム。
  5. 【請求項5】請求項3または4のいずれかに記載の電子
    カメラシステムにおいて、 前記表示データ変換回路は、前記表示用データを変換す
    る際に画像以外の表示内容の配列方向を変えるように前
    記表示用データをさらに変換することを特徴とする電子
    カメラシステム。
  6. 【請求項6】電子カメラの表示モニタからの光線が入射
    する位置に装着する装着部材と、 前記表示モニタからの光線を当該表示モニタの表示面の
    法線と交差する方向へ折り曲げる反射部材とを備えるこ
    とを特徴とするモニタ用ファインダユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233014A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Canon Inc 撮像装置

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