JP2003332452A - 半導体識別回路 - Google Patents
半導体識別回路Info
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Abstract
導体集積回路装置又は半導体チップの識別を可能にした
半導体識別回路を提供する。 【解決手段】 互いに同じ製造過程をもって同一の形態
として形成された第1と第2ゲート回路を含み、上記第
1のゲート回路の第1の入力と出力とを接続し、上記第
2のゲート回路の第1の入力に上記第1のゲート回路の
共通接続された入力と出力を接続し、上記第1及び第2
のゲート回路の第2の入力には、動作制御信号を供給し
て動作状態のときに上記第1ゲート回路と第2ゲート回
路の論理しきい値の差によって決まる固有の識別情報を
上記第2のゲート回路の出力信号に基づいて形成する単
位識別回路の複数個を備える。
Description
路に関し、半導体集積回路装置又は半導体チップに固有
の識別情報を割り当て、個々の半導体集積回路装置又は
半導体チップの識別を行う技術に利用して有効な技術に
関するものである。
よって、後で説明する本発明に関連するとされるものと
して、特開平6−196435号公報、特開平10−0
55939号公報、特開平11−214274号公報、
特開平7−335509号公報、特開平7−05023
3号公報記載の発明が存在するとの報告を受けた。それ
ら公報に記載の発明は、いずれも、各チップに固有の識
別情報を書き込むために、格別な製造工程を要するもの
と認められる。しかし、それら公報には、後で説明する
本発明のように格別の製造工程の追加や変更を必要とし
ないでも済む半導体集積回路装置の識別方法に関する記
載は認められない。
は、それに固有の識別情報が付与されていれば、その識
別情報に基づいて種々の望むべき利用行為が可能とな
る。半導体集積回路装置に、その一個一個のようなレベ
ルで固有の識別情報を設定しておくことができるなら
ば、その固有の識別情報の利用の元で、本発明者が明ら
かにした後で説明するような新しい、製造方法や製品管
理技術を提供することができる。
段階で不具合が発生したような場合、その半導体集積回
路装置から固有の識別情報を得ることができるならば、
その不具合をもたらした要因の追求を容易にする。例え
ば、半導体メーカにとって、半導体集積回路装置の固有
の識別情報に基づいて、その製造時期、製造ライン、製
造ロット、検査来歴、設計情報、等々の情報を把握でき
る。それによって、不具合の発生要因の追求が容易にな
り、その対策も容易になる。
に付されるインク印刷法やレーザ刻印法によるようなマ
ーキングは、一種の識別情報とみなされ得る。その種の
マーキングは、半導体集積回路装置の製品型名が主体と
なっているが、その製品型名と共に、年、週などの製造
時期のコード表示が含まれることも有る。しかしなが
ら、その種のマーキング表示では、それによって表示可
能な情報量の少なさに応じて、工業製品として多量に製
造されたり長期間に渡って製造されたりする半導体集積
回路装置の一個一個のようなレベルでの固有の識別情報
を設定することは困難である。
プに対して、ヒューズ素子のようなプログラム可能な素
子を設定し、そのプログラム可能な素子に固有の識別情
報を与えることを想定することは可能である。しかしそ
の種の想定し得る技術は、元々の半導体集積回路装置が
プログラム素子を要しないものであったなら、そのプロ
グラム可能な素子のために新たな製造工程を要してしま
い、半導体集積回路装置の製造プロセスの複雑化や、価
格の上昇を引き起こしてしまう難点を持つ。半導体集積
回路装置が、元々、プログラム可能な素子を持っている
なら、新たな製造プロセスの複雑化は無い。その場合で
あっても、プログラム可能な素子に対して固有の認識情
報を書き込むための製造工程の追加や変更が必要とな
る。
既知の技術では、製品型名や固有情報を電気的に読み出
しできるような形態を持って半導体集積回路装置に書き
込むようにされる。しかしながら、その種の技術では、
上記と同様にその情報を書き込むための製造工程の追加
や変更が必要になる。
単な構成で個々の半導体集積回路装置又は半導体チップ
の識別を可能にした半導体識別回路を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、高い信頼性のもとに個々の
半導体集積回路装置又は半導体チップの識別を可能にし
た半導体識別回路を提供することにある。この発明の前
記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の
記述および添付図面から明らかになるであろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、互いに同じ製造過程をもって
同一の形態として形成された第1と第2ゲート回路を含
み、上記第1のゲート回路の第1の入力と出力とを接続
し、上記第2のゲート回路の第1の入力に上記第1のゲ
ート回路の共通接続された入力と出力を接続し、上記第
1及び第2のゲート回路の第2の入力には、動作制御信
号を供給して動作状態のときに上記第1ゲート回路と第
2ゲート回路の論理しきい値の差によって決まる固有の
識別情報を上記第2のゲート回路の出力信号に基づいて
形成する単位識別回路の複数個を備える。
識別回路の一実施例の基本的回路図が示されている。こ
の実施例では、2入力のナンドゲート回路G1〜G4が
用いられる。ゲート回路G1は、一方の入力と出力とが
結合される。このゲート回路G1の共通化された入出力
がゲート回路G2の一方の入力と接続される。ゲート回
路G2の出力はゲート回路G3の一方の入力に接続され
る。ゲート回路G3の出力はゲート回路G4の一方の入
力に接続される。そして、これらのゲート回路G1〜G
4の他方の入力には、動作制御信号Gが共通に供給され
る。
例の具体的回路図が示されている。ゲート回路G1は、
直列形態にされたNチャネルMOSFETQ1とQ3、
並列形態にされたPチャネルMOSFETQ2とQ4か
ら構成される。上記MOSFETQ1とQ3のゲートが
共通に接続されて第1の入力とされる。上記MOSFE
TQ2とQ4のゲートが共通に接続されて第2の入力と
される。上記MOSFETQ3のソースは回路の接地電
位VSSが供給され、上記MOSFETQ1のドレイン
は、PチャネルMOSFETQ2とQ4のドレインに接
続される。PチャネルMOSFETQ2とQ4のソース
には電源電圧VDDが印加される。他のゲート回路G2
〜G4も上記同様な回路により構成される。
回路装置の設計及び製造の上では、現実的に制御可能な
範囲内において、互いに同じ特性を持つように構成され
る。複数のゲート回路を互いに同じ特性とする技術につ
いて、以下に概略的に説明する。ゲート回路G1〜G4
において、その特性である論理しきい値は、概略的に
は、それを構成するPチャネルMOSFETとNチャネ
ルMOSFETとに決まると理解されているであろう。
その観点ではチャネル幅Wとチャネル長Lとの比W/L
は同じであるがサイズが異なるMOSFETによっても
同じ特性のCMOSゲート回路を構成できると理解され
得る。しかしながら、半導体集積回路装置の製造バラツ
キによる電気特性への影響は、異なったサイズの素子に
対しては異なったものとなる。
〜G4のそれぞれは、好適には、それぞれを構成する素
子の相互、すなわちPチャネル型MOSFETの相互、
及びNチャネル型MOSFETの相互が互いに同じ構
造、同じサイズを持って構成される。言うまでもなくそ
れら素子は、同じ素子は同じプロセスの元で一括製造さ
れると言う半導体集積回路装置の特徴に従って製造され
る。これによって複数のゲート回路G1〜G4は、半導
体集積回路装置の製造上の加工寸法のバラツキ、各種層
の厚さバラツキ、不純物濃度バラツキ等々の製造バラツ
キによる影響を均等に受けるようにされる。
られたゲート回路G1の出力電圧は、論理しきい値電圧
に到達する。ゲート回路G2が、完全に同じ電気的特性
を持っていれば、2つのゲート回路G1とG2の論理し
きい値は等しくなる。しかし、これは理想的な状態であ
り実際の半導体素子においては、僅かな特性の違いが存
在するため、ゲート回路G1とG2の論理しきい値電圧
に差が生じる。
ラツキの要因としては、MOSトランジスタ特性のバラ
ツキが支配的であると捉えてよい。そして、MOSトラ
ンジスタ特性のバラツキの原因としては、MOSトラン
ジスタのゲート幅や、ゲート絶縁膜膜厚、導電決定不純
物濃度とその分布などを挙げることができる。これらの
バラツキはマクロ的な部分とミクロ的とに分けることが
できる。マクロ的な部分としては、同一ロット内の複数
のウエハ間のゲート幅バラツキなどである。
部分のバラツキを利用するものであり、比較的に近接し
た位置に配置された素子問におけるバラツキを用いる。
このようなミクロ的なバラツキは、比較的に近接した素
子間にランダムに発生するものとして観測されるからで
ある。すなわち、図1のゲート回路G1とG2の論理し
きい値のバラツキもランダムであると考えられる。この
論理しきい値のバラツキが、本願の解決しようとする課
題である「半導体素子の持つ特徴的な特性のバラツキを
固有の識別情報として抽出する」という解決手段の基と
なっている。
理しきい値に生じるバラツキがNチャネル型MOSトラ
ンジスタの持つバラツキにPチャネル型MOSトランジ
スタの持つバラツキが加えれたものと見做すことがで
き、バラツキ範囲が広くなり識別番号ないし識別情報の
発生を効果的に行うようにすることができる。
路G1とG2の論理しきい値の大きさの判定する。つま
り、ゲート回路G1の短絡された入出力ノードの電圧
(論理しきい値に相当する)をゲート回路G2の入力と
して供給し、その大小比較結果を後段のゲート回路G
3、G4により増幅してCMOSレベルの2値信号を得
るものである。したがって、厳密にはゲート回路G3と
G4は、ゲート回路G1とG2のようにPチャネル型M
OSFETの相互、及びNチャネル型MOSFETの相
互が互いに同じ構造、同じサイズを持って構成される必
要は無いが、後述する理由から同じ構造、同じサイズを
持って構成される。
ゲート回路G1ないしG4をCMOSインバータ回路に
置き換えることができる。しかしながら、CMOSイン
バータ回路に置き換えると、上記入出力が短絡されたイ
ンバータ回路及びそれを受けるインバータ回路に大きな
貫通電流が流れてしまい、低消費電力をその特徴の1つ
とするCMOS回路には好ましくなくい。この実施例で
は、ゲート回路の他方の入力に動作制御信号Gを供給す
ることにより、上記識別情報を得るときのみに動作制御
信号Gをハイレベルとして、上記各ゲート回路G1〜G
4を一方の入力に供給された信号に従った動作、つまり
はインバータ回路と見做せるような動作を行わせること
によって上記識別情報を得るものである。かかる識別信
号を取り出した後は、上記動作制御信号をロウレベルに
し、各論理ゲート回路G1〜G4の出力信号をハイレベ
ルに固定させる。
例を説明するための波形図が示されている。動作制御信
号Gをロウレベルからハイレベルに変化させると、上記
各ゲート回路G1〜G4が実質的に動作状態となり、ゲ
ート回路G1の出力ノードN1がその論理しきい値に対
応した電圧にされる。ゲート回路G2は、その論理しき
い値によってノードN1の電圧を判定し、その出力ノー
ドN2の電位を決める。この例では、ゲート回路G1の
論理しきい値が、ゲート回路G2の論理しきい値により
も僅かに大きいので、ゲート回路G2での増幅動作によ
ってノードN2の電位が上記ノードN1に対して小さい
電圧にされる。このノードN2の電圧は、ゲート回路G
3により増幅されてノードN3のようにハイレベルに大
きくされる。そして、ゲート回路G4により更に増幅さ
れてノードN4のように回路の接地電位VSSに到達す
る。
動作制御信号Gがロウレベルであるとき、図2のNチャ
ネルMOSFETQ3、Q7、Q11、Q15がオフ状
態となり、前記のCMOSインバータ回路を用いた場合
のような貫通電流が抑制される。また、ゲート回路とし
てナンド(NAND)回路を用いた利点は、CMOS論
理LSIの標準素子であるため、適用する製品を限定し
ないことである。つまり、完全論理記述型回路で構成さ
れるため、回路設計が容易になるものである。
列のNチャネルMOSFETのQ3、Q7、Q11、Q
15のゲートに接続されているが、NチャネルMOSF
ETQ1、Q5、Q9、Q13に接続されて、ノードN
1、N2、N3はNチャネルMOSFETのQ3、Q
7、Q11、Q15のゲートに接続されてもよい。
なのは、個々のNAND素子中のMOSFETの信号接
続位置である。上記の停止状態では各ゲート回路G1〜
G4の出力すなわちノードN1、N2、N3の電位が自
動的に電源電圧となるため、それら信号の接続先のPチ
ャネルMOSFETのNBTIによる特性の変動を防止
できる効果がある。
が電界強度と温度とに依存するような電界ストレスによ
って不所望に変動することが有る。特にNBTI(Nega
tiveBias Temperature Instability)と称される現象
は、Pチャネル型MOSFETで顕著に現われる現象で
ある。この防御策として、目的外の時間においてPMO
Sのゲートに印加される電圧を高い電圧にする方法がよ
く用いられる。この実施例では、上記動作制御信号Gの
ハイレベルにより論理しきい値判定動作を行わせ、かか
る論理しきい値判定動作以外の時には、動作制御信号G
をロウレベルにしてPチャネル型MOSFETのゲート
には、電源電圧を供給するようにゲート電圧を固定電圧
にするものである。これにより、Pチャネル型MOSF
ETは、ゲート、ドレイン及びソースと基板(チャネ
ル)の全てが電源電圧に等しい同電位となり、上記MO
SFETの経時変化による論理しきい値の変動が極力抑
えられる。
号発生回路の一実施例の回路図が示されている。この実
施例は、図1の1ビット識別番号発生回路を4個連結
し、デコーダないしシフトレジスタの選択出力信号G0
〜G3の遷移に従い、出力端子N44から4ビツトの識
別番号を逐次取り出す回路例である。端子Tは、通常ハ
イレベル状態である。
識別番号発生回路UC0〜UC3のそれぞれは、前記図
1の半導体識別回路が用いられる。単位識別番号発生回
路UC0において、4段目のゲート回路G04は、前記
のように動作制御信号G0等で制御されるのではなく、
上記のように定常的にハイレベルにされる信号Tが供給
される。これにより、等価的にインバータ回路として動
作する。他の単位識別番号発生回路UC1〜UC3は、
上記4段目のゲート回路G14〜G34には、前段の単
位識別番号発生回路の出力信号が伝えられる。例えば、
最上段の単位識別番号発生回路UC0の出力信号は、上
記ゲート回路G04の出力信号がインバータ回路IV0
によって反転されて出力される。このインバータ回路I
V0の出力信号が、次段の単位識別番号発生回路UC1
の上記4段目のゲート回路G14のゲート制御信号とし
て入力される。
2及びUC3には、それぞれ4段目のゲート回路G1
4、G24及びG34の出力側にそれぞれインバータ回
路IV1、IV2、IV3が設けられ、上記インバータ
回路IV1の出力信号は次段の単位識別番号発生回路U
C2の4段目のゲート回路G24のゲート制御信号とし
て入力され、上記インバータ回路IV2の出力信号は次
段の単位識別番号発生回路UC3の4段目のゲート回路
G34のゲート制御信号として入力される。
3には、それを活性化するためのデコーダ又はシフトレ
ジスタで構成された選択回路の出力信号G0、G1、G
2及びG3が動作制御信号として供給されており、各出
力信号G0〜G3は、図5の#1から#4サイクルのご
とく遷移する。#5サイクル目は上記#1サイクルと同
じである。
レベルとなり、他の動作制御信号G1〜G3はロウレベ
ルとなる。上記信号G0のハイレベルにより単位識別番
号発生回路UC0が動作状態となり、ゲート回路G01
とG02の論理しきい値の大小に対応した信号がゲート
回路G03により増幅され、例えばN31のようにロウ
レベルにされる。この信号N31は、信号T1のハイレ
ベルによりゲートを開いて、等価的にインバータ回路と
して動作するゲート回路G04及びインバータ回路IV
0を介して増幅される。
上記のようにロウレベルであるので、第3段目のゲート
回路G13、G23及びG33の各出力信号はハイレベ
ルとなり、それぞれに対応した第4段目のゲート回路G
14、G24及びG34のゲートを開いて、インバータ
回路と等価な動作を行うものとされる。この結果、上記
単位識別番号発生回路UC0の上記信号N31に対応し
たインバータ回路IV0の出力信号のロウレベルは、そ
れ以降の各ゲート回路及びインバータ回路が等価的にイ
ンバータ回路の縦列回路となるので、それらによって順
次に伝えられて、出力N44からはN31に対応したロ
ウレベルの上記単位識別番号発生回路UC0の識別信号
が出力される。
レベルとなり、他の動作制御信号G0、G2、G3はロ
ウレベルとなる。上記信号G1のハイレベルにより単位
識別番号発生回路UC1が動作状態となり、ゲート回路
G11とG12の論理しきい値の大小に対応した信号が
ゲート回路G13により増幅され、例えばN32のよう
にロウレベルにされる。このとき、単位識別番号発生回
路UC0において信号T1のハイレベルと、動作制御信
号G0のロウレベルによるゲート回路G03の出力信号
N31のハイレベルとにより、ゲート回路G04の出力
信号がロウレベルとなり、インバータ回路IV0の出力
信号がハイレベルにされているので、ゲート回路G14
がゲートを開いて、上記N32の信号がゲート回路G1
4及びインバータ回路IV1を介して出力される。
上記のようにロウレベルであるので、第3段目のゲート
回路G23及びG33の各出力信号はハイレベルとな
り、それぞれに対応した第4段目のゲート回路G24及
びG34のゲートを開いて、インバータ回路と等価な動
作を行うものとされる。この結果、上記単位識別番号発
生回路UC1の上記信号N32に対応したインバータ回
路IV1の出力信号のロウレベルは、それ以降の各ゲー
ト回路及びインバータ回路が等価的にインバータ回路の
縦列回路となるので、それらによって順次に伝えられ
て、出力N44からはN32に対応したロウレベルの上
記単位識別番号発生回路UC1の識別信号が出力され
る。
レベルとなり、他の動作制御信号G0、G1、G3はロ
ウレベルとなる。上記信号G2のハイレベルにより単位
識別番号発生回路UC2が動作状態となり、ゲート回路
G21とG22の論理しきい値の大小に対応した信号が
ゲート回路G23により増幅され、例えばN33のよう
にハイレベルにされる。このとき、前段の単位識別番号
発生回路UC1において信号T1のハイレベルと、動作
制御信号G0、G1のロウレベルによるゲート回路G0
3の出力信号N31及びG13の出力信号N32のハイ
レベルにより、ゲート回路G14の出力信号がロウレベ
ルとなり、インバータ回路IV1の出力信号がハイレベ
ルにされているので、ゲート回路G24がゲートを開い
て、上記N33の信号がゲート回路G24及びインバー
タ回路IV2を介して出力される。
ようにロウレベルであるので、第3段目のゲート回路G
33の出力信号はハイレベルとなり、それぞれに対応し
た第4段目のゲート回路G34のゲートを開いて、イン
バータ回路と等価な動作を行うものとされる。この結
果、上記単位識別番号発生回路UC2の上記信号N33
に対応したインバータ回路IV2の出力信号のハイレベ
ルは、それ以降の各ゲート回路及びインバータ回路が等
価的にインバータ回路の縦列回路となるので、それらに
よって順次に伝えられて、出力N44からはN33に対
応したハイレベルの上記単位識別番号発生回路UC2の
識別信号が出力される。
レベルとなり、他の動作制御信号G0〜G2はロウレベ
ルとなる。上記信号G3のハイレベルにより単位識別番
号発生回路UC3が動作状態となり、ゲート回路G31
とG32の論理しきい値の大小に対応した信号がゲート
回路G33により増幅され、例えばN34のようにロウ
レベルにされる。このとき、前段の単位識別番号発生回
路UC2において信号T1のハイレベルと、動作制御信
号G0、G1、G2のロウレベルによるゲート回路G0
3の出力信号N31、G13の出力信号N32及びG2
3の出力信号N33のハイレベルにより、ゲート回路G
24の出力信号がロウレベルとなり、インバータ回路I
V2の出力信号がハイレベルにされているので、ゲート
回路G34がゲートを開いて、上記N34の信号をイン
バータ回路IV3を介して出力させる。
〜G3を発生させると、上記と同じ動作が繰り替えされ
るが、上記4ビット分の識別番号をレジスタ等の記憶回
路に保持しておけば、#5以降は全信号G0〜G3をロ
ウレベルに固定し、前記のような動作停止状態にして、
消費電流の削減と素子特性の劣化を防止する。
半導体の追跡があるが、そのためにはこの回路自体の信
頼性を工場出荷段階で保証することが重要である。通
常、半導体製品は出荷直前の最終検査の前に加速試験、
いわゆるバーインを行う。加速には、温度、印加電圧を
実使用条件より高く設定する環境加速の方法と、特定回
路の動作頻度を増やす方法が採られることが一般的であ
る。
路の動作頻度を増やすための方法を示している。サイク
ル#11は、待機状態にあたる。信号Tは、ハイレベル
にされる。サイクル#12は、待機状態にて、信号Tを
ロウレベルにする。チェイン接続されたナンドゲート回
路とインバータ回路G04、IV0、G14、IV1、
G24、IV2及びG34、IV3の状態が遷移する。
サイクル#13は、全ての1ビット識別番号活性回路U
C0〜UC3を活性化する。これにより、前記#1〜#
4サイクルのような通常動作に比べて4倍の活性化率を
作り出すことができる。そして、サイクル#14は、再
び待機状態に戻る。上記#11〜#13のサイクルを繰
り返すことにより、特定回路の動作頻度を増やして初期
不良の洗い出しを効率よく行うようにすることができ
る。
路は、デコーダ又はシフトレジスタで構成される。デコ
ーダの場合には、上記4つの動作制御信号を形成するた
めには、2ビットの信号を供給し、それをデコードして
上記4通り動作制御信号G0〜G3を形成する。全信号
G0〜G3をロウレベルにしたり、あるいはバーインの
ために全信号G0〜G3をハイレベルにするためには、
更に1ビットずつの制御信号が必要になる。シフトレジ
スタの場合には、ハイレベルを順次にシフトさせれば上
記通常動作のためのG0〜G3を発生させることができ
る。シフトレジスタの各ビットR0〜R3にロウレベル
を設定すれば上記動作停止状態を作り出すことができる
ので、バーインのために全信号G0〜G3をハイレベル
にするために、更に1ビットの制御信号を追加してゲー
ト回路を制御して各動作制御信号G0〜G3を強制的に
ハイレベルにするようにすればよい。
号発生回路の他の一実施例の回路図が示されている。こ
の実施例は、前記図4の変形例であり、各単位識別番号
発生回路UC0〜UC3が、4個のナンドゲート回路に
より構成される。つまり、図4の実施例において、各単
位識別番号発生回路UC0〜UC3のそれぞれにおい
て、第3段目のゲート回路G03〜G33と出力部に設
けられたインバータ回路IV0〜IV3とが省略され
る。このように素子数を節減しつつ機能は同等である。
また、インバータ回路を削除したことで、レイアウト的
な均等性が高まる利点がある。
べて回路を構成する場合、Nチャネル型MOSトランジ
スタのための単位領域の複数個、及びPチャネル型MO
Sトランジスタのための単位領域の複数個を行列状に配
列させることが容易である。すなわち、得るべき回路規
模に応じて、基本パターン繰返し単位が、半導体基板上
において規則正しく配置させることができる。このよう
な規則的なレイアウトではなく、同じ領域列を成すべき
複数の単位領域が、他の回路を構成する素子領域など挟
んで配置されてしまうようなことによって、互いに比較
的大きな距離を持って配置されるような場合、次のよう
な難点が生ずる。すなわち複数の単位領域が、半導体集
積回路装置の製造条件の変動に基づくようなパターンの
寸法のマクロ的な変動もしくはパターン歪みのマクロ的
な変動による影響を強く受けるようになり、相対的に大
きなパターン形状の相違を生ずることになる。
半導体チップに与えられてしまう機械的応力は、半導体
チップの部分部分によって異なる可能性が大きいので、
複数の単位領域の相互では互いに比較的大きく異なった
ものとなる可能性を持つ。回路に電源電流が流れること
によってもたらされる動作温度の上昇は、複数の単位領
域相互に対して一様でなくなる。ゲート絶縁膜の厚さ
や、導入不純物の微妙な濃度変化も、また複数の単位領
域相互が比較的離れていることによって比較的大きくな
ってしまう危険性を持つ。これに対して、規則的なレイ
アウトによる場合、同じ領域列に有る複数の単位領域
は、それらが比較的近接して配置され、互いに同じサイ
ズ、同じ方向を持って構成されていることから、上述の
ような相対的なパターン寸法、パターン歪み、機械的応
力、動作温度、膜厚、不純物濃度による影響を受け難
い。
集積回路装置を構成する回路素子、配線等を、いわゆる
サブミクロンレベルに微細化する上での有効な技術と理
解される。かかる位相シフトマスク技術では、マスクと
する感光材層を感光せしめる際の光の位相差のわずかな
変化にも起因して、得るべきパターンの左右形状の相違
のように、パターンに非対称性ないしは歪みをもたらす
ことが有る。規則的な素子レイアウトは、その種のパタ
ーン歪みが有っても、複数の単位領域相互の電気特性の
偏りを充分に小さくする事が可能である。
に、半導体におけるキャリヤ・モビリテイの結晶方位依
存性による影響もまた、前述のようなミクロ的な特性を
利用する本発明にとっては軽視できないものである。規
則的なレイアウトによる場合、第1領域列をなす複数の
ゲート電極層の全てが互いに同じ方向かつ同じパターン
とされていること、同様に第2領域列をなす複数のゲー
ト電極層の全ても互いに同じ方向かつ同じパターンとさ
れていることから、それら第1領域列に属するMOSト
ランジスタの相互、及び第2領域列に属するMOSトラ
ンジスタの相互は、上述の結晶方位性に基づく特性の違
いを生じない。
置を可能とする前記図6の実施例のような識別番号発生
回路は、半導体集積回路装置の設計上、及び製造上から
は、前述のようなマクロ的バラツキないしは特性の偏り
が、著しく小さくなるように考慮され、前述のようなミ
クロ的なバラツキを適切に利用できるように考慮された
ものであることが理解されるであろう。
ジスタの電気特性の偏りを更に充分に排除する必要が或
る場合には、図6の基本繰返し単位の複数によって構成
される全体配列の端部効果を解消するためのダミー領域
を設定することができる。ダミー領域は、上記全体配列
の上記端部を、レイアウト的に上記全体配列の内部と対
等にするための構成であり、少なくとも上記基本繰返し
単位における端部の複数の単位領域を持って構成する事
ができる。
は、上記全体配列における端部の外側がどのような構成
にされるかによって、かかる端部の加工形状が影響を受
けることが有り、また半導体基板とその表面の絶縁膜と
の間でもたらされる応力のような素子特性に影響を与え
かねない力の加わり方が、かかる端部とそれ以外の部分
と異なってくることがある。それらは電気特性の偏りを
もたらす要因ともなる。上のようなダミー領域を設定す
る場合には、上述の電気特性の偏りをもたらす要因を充
分に排除する。ダミー領域は、回路として利用しない領
域とすることも、電気特性の偏りを留意しなくて良い他
の回路を構成するための構成とすることもできる。
固定番号発生回路の一実施例の回路図が示されている。
前記図6のような多ビット識別番号発生回路から発生す
る、識別情報の一部を常に一定な値にするための方法を
示している。つまり、前記図6の識別番号発生回路を構
成する単位識別番号発生回路UC0〜UC3のうち、任
意の1つが図7の1ビット固定番号発生回路に置き換え
られる。1ビット固定番号発生回路は、スイッチSWが
設けられて、電源電圧VDDのようなハイレベル又は回
路の接地電位VSSのようなロウレベルを初段のゲート
回路に供給する。上記スイッチSWは、マスタースライ
ス方式によりゲート回路の入力端子を電源電圧線に接続
するか、あるいは回路の接地電位線に接続するかの選択
的な配線形成により実現される。あるいは、ヒューズの
切断の有無に置き換えることもできる。
号発生回路の一実施例のブロック図が示されている。こ
の実施例は、多ビット識別番号発生回路の故障被害を軽
減する方法に向けられている。前記図4や図6に示した
多ビット識別番号発生回路においては、複数の1ビット
識別番号発生回路をチェインに連結すことで容易にビッ
ト数を増やすことができる。しかし、連結数を増やす
と、その途中の一部が故障すると、全体の機能が停止あ
るいは低下してしまう危険性も高くなる。これでは、万
が一のサンプルの来歴調査のために備えた識別番号が取
り出せないという矛盾が生じる。
別番号発生回路を小さなブロックBL0,BL1等に分
けて、仮にその中の一つのブロックが故障してもその被
害が、そのブロック内に留まり、全体の機能を著しく低
下させないように工夫されている。例えば、各小ブロッ
クBL0,BL1等の前記図4又は図6の実施例のよう
にビット数を4ビットとし、かかるブロック数が32個
とすると、識別番号の総数は128ビットとなる。
コーダ又はレジスタによる選択回路により選択信号H
0,H1等を発生させ、小ブロックBL0、BL1…B
L31(図示せず)を選択信号H0、H1等により順次
に選択し、前記図4、図6等で説明した小ブロック内で
の単位識別番号発生回路のチェイン連結と同様にしてシ
リアルに出力させるようにするものである。この構成で
は、仮に、1ブロックが故障したとすると、全体の12
8ビット中の4ビット、すなわち約3%が欠落する。こ
の時、識別能力は低下するが、完全に機能を失うことを
防ぐことができる。予め、識別能力に余裕を持たせてお
けば、小規模の故障では全く問題を回避することができ
る。
号発生回路の一実施例のレイアウト図が示されている。
この実施例では、3入力のナンドゲート回路を用いて、
多ビット識別番号発生回路が行列配置される。例えば、
同図に代表として例示的に示されている1ビット識別番
号発生回路のように、入力A、B、Cの3入力を持つナ
ンドゲート回路の入力Aを列(COL)選択用に用い、
入力Bを行(ROW)選択用に用い、残りの入力Cを論
理しきい値の大小比較用に用いる。1ビット識別番号発
生回路では、初段のゲート回路の入力Cと出力とが接続
されて、その論理しきい値に対応した電圧を発生させ
る。第2段目のゲート回路は、その論理しきい値により
上記初段のゲート回路の論理しきい値の大小を比較す
る。第3段目と第4段目のゲート回路は、増幅回路とし
て動作するが、第3段目のゲート回路は入力Bが前段か
らの出力Piを受ける入力として用いられ、第4段目の
ゲート回路の出力は、次段の1ビット識別番号発生回路
への第3段目のゲート回路への入力信号とされる。
成する複数の1ビット識別番号発生回路の複数個(0〜
j)が上記第3と第4段目のゲート回路を用いてチェイ
ン連結され、同図において行方向に配置される。同様な
小ブロックの構成するチェイン連結された複数の1ビッ
ト識別番号発生回路の複数個(0〜i)が列方向に複数
個配置される。これにより、(j+1)×(i+1)ビ
ットからなる多ビットの識別番号発生回路が実現され
る。上記小ブロックは、前記図6の実施例のような単位
識別番号発生回路UC0〜UC3を上記行方向に直線的
に並べて配置されたものと等価である。ただし、行選択
のために上記3番目の入力端子が必要になるものであ
る。
回路を行選択信号RW0〜RWiと列選択信号COL0
〜COLjを発生させる。例えば、行選択信号RW0を
選択状態にし、列選択信号COL0〜COLjを順次に
選択すれば第1行目の0〜jの複数ビットの識別番号が
その出力部に設けられたゲート回路及び3状出力回路を
通して出力線PPに出力される。次に、行選択信号RW
1を選択状態にし、列選択信号COL0〜COLjを順
次に選択すれば第2行目の0〜jの複数ビットの識別番
号がその出力部に設けられたゲート回路及び3状出力回
路を通して出力される。以下、同様にして第i番目の行
までの各0〜jの複数ビットの識別番号を出力させるこ
とができる。
を規則的に半導体基板上にレイアウトする上で好適なも
のとなる。このような回路素子の半導体基板上への規則
的なレイアウト配置によって、前記のように半導体集積
回路装置の設計上、及び製造上からは、前述のようなマ
クロ的バラツキないしは特性の偏りが、著しく小さくな
るように考慮され、前述のようなミクロ的なバラツキを
適切に利用できるように考慮されたものである。行列配
置された単位識別番号発生回路と前記出力部との間、あ
るいは行選択回路や列選択回路の間又は他の回路領域と
の間には、適宜にダミー領域が配置される。
路の他の一実施例の基本的回路図が示されている。図1
0(A)では論理記号により回路構成を示し、図10
(B)は回路素子により回路構成を示している。図10
(A)に示したように、この実施例回路では、クロック
ドインバータ回路CN1〜CN4が用いられる。クロッ
クドインバータ回路CN1は、入力と出力とが結合され
る。このクロックドインバータ回路CN1の共通化され
た入出力がクロックドインバータ回路CN2の入力と接
続される。以下、クロックドインバータ回路CN3、C
N4も同様に直列形態に接続される。これらのクロック
ドインバータ回路CN1〜CN4のクロック端子には、
クロック信号GとG/が供給される。ここで、クロック
信号G/は、クロック信号Gの反転信号を表している。
この説明では、便宜上クロック信号G、G/としている
が、実際には前記動作制御信号Gである。
インバータ回路CN1は、電源電圧VDDと回路の接地
電位VSSの間に直列形態にされたNチャネルMOSF
ETQ1とQ3及びPチャネルMOSFETQ2とQ4
から構成される。上記MOSFETQ1とQ2のゲート
及びドレインがそれぞれ共通に接続されて入力及び出力
とされる。上記MOSFETQ3のゲートにはクロック
信号Gが供給され、MOSFETQ4のゲートにはクロ
ック信号G/が供給される。上記MOSFETQ3のソ
ースは回路の接地電位が供給され、上記MOSFETQ
4のソースは電源電圧VDDが供給される。他のクロッ
クドインバータ回路CN1〜CN4も上記同様な回路に
より構成される。
N4は、前記図1の実施例と同様に半導体集積回路装置
の設計及び製造の上では、現実的に制御可能な範囲内に
おいて、互いに同じ特性を持つように構成される。つま
り、かかる複数のクロックドインバータ回路CN1〜C
N4のそれぞれは、好適には、それぞれを構成する素子
の相互、すなわちPチャネル型MOSFETの相互、及
びNチャネル型MOSFETの相互が互いに同じ構造、
同じサイズを持って構成される。言うまでもなくそれら
素子は、同じ素子は同じプロセスの元で一括製造される
と言う半導体集積回路装置の特徴に従って製造される。
これによって複数のクロックドインバータ回路CN1〜
CN4は、半導体集積回路装置の製造上の加工寸法のバ
ラツキ、各種層の厚さバラツキ、不純物濃度バラツキ等
々の製造バラツキによる影響を均等に受けるようにされ
る。
クロックドインバータ回路CN1の出力電圧は、論理し
きい値電圧に到達する。クロックドインバータ回路CN
2が、完全に同じ電気的特性を持っていれば、2つのク
ロックドインバータ回路CN1とCN2の論理しきい値
は等しくなる。しかし、これは理想的な状態であり実際
の半導体素子においては、僅かな特性の違いが存在する
ため、クロックドインバータ回路CN1とCN2の論理
しきい値電圧に差が生じる。これをクロックドインバー
タ回路CN3、CN4により増幅して前記同様な1ビッ
トの識別番号を発生させる。
1〜CN4を用いた場合でも、前記2入力のナンドゲー
ト回路を用いた場合と同様に、回路が停止状態すなわち
クロック信号Gがロウレベル、クロック信号G/がハイ
レベルであるとき、図10(B)のNチャネルMOSF
ETQ3、Q7、Q11、Q15がオフ状態となり、P
チャネルMOSFETQ4、Q8、Q12、Q16がオ
フ状態となり、前記のCMOSインバータ回路を用いた
場合のような貫通電流が抑制される。
番号発生回路の他の一実施例の回路図が示されている。
この実施例は、図10の1ビット識別番号発生回路を4
個組み合わせて4ビットからなる識別番号を得るもので
ある。回路の簡素化のために増幅回路として動作するク
ロックドインバータ回路CN3、CN4は共用させられ
る。つまり、入力と出力とが共通接続された4つのクロ
ックドインバータ回路を並列に設け、それを4つのクロ
ックドインバータ回路の入力に共通に供給する。そし
て、上記4つのクロックドインバータ回路に対しては、
クロック端子に動作制御信号として相補信号A0,A0
/、A1,A1/、A2,A2/、A3,A3/が供給
される。これに対応して、増幅回路として動作するクロ
ックドインバータ回路のクロック端子にはG、G/の動
作制御信号が供給される。
0により、相補信号A0,A0/を活性化し、それに対
応した2つのクロックドインバータ回路を動作状態にし
て、その論理しきい値の差分に対応した信号を形成し、
それを動作制御信号G、G/により動作状態されたクロ
ックドインバータ回路により増幅して、出力段に設けら
れたラッチ回路に保持させる。
より、相補信号A1,A1/〜A3,A3/を順次に活
性化し、それに対応した2つのクロックドインバータ回
路を順次に動作状態にして、それぞれの論理しきい値の
差分に対応した信号を順次に形成し、それを動作制御信
号G、G/により動作状態されたクロックドインバータ
回路により増幅して、出力段に設けられたラッチ回路に
順次に保持させる。このようにして、出力から4ビット
の識別番号を得ることができる。
号発生回路の一実施例の具体的回路図が示されている。
上記各クロックドインバータ回路が前記図10(B)に
示したような直列形態のNチャネルMOSFET及びP
チャネルMOSFETから構成され、同じパターンの回
路素子が直列に並べて構成できることが判る。出力部に
設けられたラッチ回路を構成するCMOSインバータ回
路もクロックドインバータ回路と同様に4つのMOSF
ETで構成し、そのクロック端子には定常的に動作状態
になるようにPチャネルMOSFETのゲートには、回
路の接地電位を、NチャネルMOSFETのゲートには
電源電圧を供給するようにしてもよい。このようにすれ
ば、全回路が同じ回路構成となり、前記多ビットの識別
番号発生回路を規則的に半導体基板上にレイアウトする
上で好適なものとなる。
番号発生回路の更に他の一実施例の回路図が示されてい
る。この実施例は、図11の実施例の変形例であり、対
応する2つのクロックドインバータ回路が一対一に接続
されている。他は、前記図11の実施例と同様である。
この実施例でも回路の簡素化のために増幅回路として動
作する2つのクロックドインバータ回路は共用させら
れ、出力部にはラッチ回路が設けられている。
号発生回路の一実施例の具体的回路図が示されている。
上記各クロックドインバータ回路が前記図10(B)に
示したような直列形態のNチャネルMOSFET及びP
チャネルMOSFETから構成され、同じパターンの回
路素子が直列に並べて構成できることが判る。図12と
の相違は、前記のように2つのクロックドインバータ回
路を一対一に対応させて接続される部分のみであり、他
は前記図12の実施例と同様である。この実施例でも、
全回路を同じ回路構成とすることができ、前記多ビット
の識別番号発生回路を規則的に半導体基板上にレイアウ
トする上で好適なものとなる。
る半導体集積回路装置の識別システムにおける照合アル
ゴリズムの一実施例の構成図が示されている。ここでは
CMOSゲート回路の論理しきい値の比較結果情報を用
いた方法を説明するが、論理しきい値の大きさの順位を
用いる方法も全体の流れは同じである。以下の説明にお
いて、図面上の…等は、(1)(2)…等に置き換えて説
明している。
いる。 (1) 識別番号発生回路から256ビットのCMOSゲー
ト回路の論理しきい値の比較結果情報を読み出す。 (2) それを識別番号管理台帳に登録し、測定データなど
の情報を格納したデータベースと関連付けるために管理
番号を設ける。 (3) 登録数を1つ増やす。ここでは、新規に登録される
識別番号は、常に登録済みのものと重複しないことが前
提だが、新規登録時に登録済みのものとの重複を確認
し、何ならかの警告を発するというような手順を追加す
ることも有効である。
いる。このシステムでは、登録時と照合時の環境や条件
の違いによる識別番号の変動を許容することが特徴であ
る。 (1) 識別番号発生回路から256ビットのCMOSゲー
ト回路の論理しきい値の比較結果情報を読み出す。これ
を被識別番号という。 (2) 管理台帳から登録識別番号を順次取り出す。 (3) 登録識別番号と被識別番号を比較する。比較方法に
ついては、後述する。 (4) 登録識別番号と被識別番号の比較結果の違いが小さ
いものを一致候補にする。(2) 〜(4) 繰り返すことで、
最終的に全ての登録識別番号の中で最も違いが小さいも
のが同一最有力候補となる。
明図が示されている。被識別番号は、256ビットのC
MOSゲート回路の論理しきい値の比較結果出力の一部
である24ビットを取り出して示したものである。識別
番号1〜5は、登録識別番号である。その中の網掛け部
分は、被識別番号のビットと異なつた部分である。右端
に不一致ビット数の合計を示す。
ターンは、個々のユニット毎に特有であるから、同一ユ
ニットから出力された識別番号であるかは、パターンを
構成するビット数の一致の割合で判定できる。ここでの
識別番号は説明のための例に過ぎないが、識別番号5の
不一致ビット数が1で、それ以外は5から17と明らか
に識別番号5の一致率が際立つて高い。よつて識別番号
5を最有力候補とすることができる。
集積回路装置の一実施例の構成図が示されている。まず
本体LSIのプロープ検査を行う。この時、例えばLS
Iに搭載されたメモリ部に不良があった場合、不良メモ
リセルを予備メモリセルに置き換えるための救済情報を
作成する。通常の汎用メモリなどでは、この後レーザ救
済などを行うが、この実施例の半導体集積回路装置で
は、本体LSIはそのままダイシングされ組立てられ
る。さらにその後エージング、選別などの工程で検出さ
れた不良情報をプローブ検査時の救済情報に追加する。
最終救済情報は、プログラミング専用チップに書き込ま
れる。本体LSIとプログラム専用チップはマルチチッ
プモジュールとして組み合わせて使用する。
ルチチップモジュールの一実施例のブロック図が示され
ている。本体LSIとプログラム専用チップとは、デー
タ交換制御回路を通してクロックに同期してデータがシ
リルアルに伝達される。つまり、本体LSIの識別番号
発生回路で生成された識別番号は、データ交換制御回路
を通してプログラム専用チップに伝えられる。
ト分に対応した複数の登録番号(識別番号)とその欠陥
救済情報が一対一に対応してプログラミングデータとし
て保持されている。プログラム専用チップは、上記本体
LSIから前記データ交換制御回路を介して伝えられた
識別番号が計数器を介して被識別番号レジスタに登録さ
れる。
ミングデータの中の登録識別番号との比較照合を行う。
この照合動作は、前記図17に示したアルゴリズムに従
って登録時と照合時の環境や条件の違いによる識別番号
の変動を許容しつつ判定を行う。一致候補番号が検出さ
れると、プログラミングデータの中のレジスタデータが
データ読み出し回路に読み出される。そして、データ交
換制御回路を介して前記識別番号とは逆に、プログラム
専用チップから本体LSIに向けて、救済情報が伝えら
れる。この救済情報は、シリアル/パラレル変換されて
データレジスタに保持され、欠陥救済に用いられる。
に対応した複数チップの欠陥救済情報を持っているの
で、1ユニット分の複数の本体LSIに対して1種類の
プログラム専用チップが形成されて共通に組み合わされ
て用いられる。そのため、本体LSIとプログラム専用
チップとを一対一に対応させて製造、管理及び組み立て
る必要はない。
施例のブロック図が示されている。プログラム専用チッ
プは、特に制限されないが、識別番号解読回路、照合回
路及びプログラミングデータとデータ読み出し回路等か
ら構成される。登録識別番号、レジスタデータはフュー
ズのレーザー照射による選択的な切断によって登録され
る。
ズムに対応し、減算器を用いて減算結果の絶対値から比
較器1で上限値と比較して、乖離検出を行う。比較器2
では順次置き換えられる最小累積距離を基準にして上記
累算器から出力される累積距離を比較して判定回路によ
り、前記乖離検出信号とともに1〜Nから1つの一致候
補番号を出力する。この一致候補番号によりレジスタデ
ータが選択されて、データ読み出し回路に伝えられる。
上記データ読み出し回路は、ECC機能(誤り訂正機
能)を持つようにされる。これによりデータの信頼性が
高められる。
を搭載した半導体集積回路装置の、いわゆる後工程と言
われる一実施例の製造工程(1) ないし(13)の構成図が示
されている。この実施例では、本体LSIをDRAMと
SRAMが混載された大規模システムLSIとし、プロ
グラム専用チップはレーザ切断メタルフューズの使用を
前提としている。以下、図21図を用いて製造工程の流
れを説明する。
り試験する。DRAMやSRAMの不良メモリセル救済
情報、内部電源回路トリミング設定値、ディレイ回路設
定値などと一緒に、LSI内の識別番号をホストコンピ
ュータに転送する。ホストコンピュータは、送られた情
報やその他の製造管理情報などと連結しデータベースに
格納する。 (2) 本体LSIウエハをダイシングする。 (3) 本体LSIのみ、マルチチップモジュール基板に仮
実装する。本図では、本体LSIは1つであるが複数で
あることもある。
識別番号を読み出し、ホストコンピュータに送る。ホス
トコンピュータは、識別番号から本体LSIを認識し、
個々の本体LSIに必要な情報をテスタに返す。必要な
情報とは、上記の不良メモリセル救済情報や、本体LS
1識別情報などホストコンピュータによりデータベース
で管理されていたものである。これを本体LSIレジス
タ情報と呼ぶ。選別試験テスタは、本体LSIレジスタ
情報を、例えば不良メモリセル救済情報であれば、本体
LSI内の救済回路の救済アドレスレジスタに格納し、
内部電源回路設トリミング定値であれば内部回路内のト
リミング値設定レジスタに格納する。
報設定後、プローブ試験ではできないような高速動作試
験などを行う。さらにここで新たに不良になったものに
ついては、その不良情報をホストコンピュータに転送す
る。ホストコンピュータは、送られた不良情報とで採取
した情報を合わせ再救済や調整が可能であるか解析し、
再びデータベースに格納する。
に必要なレジスタ情報をプログラムする。さらに必要で
あれば、製造管理情報や、顧客情報、暗号、機能情報な
どのプログラムを行う。プログラム専用チップは、1チ
ップに複数の本体LSIの情報を格納できる。例えば、
100個の本体LSI分の容量があるとすると、レーザ
切断装置は、ホストコンピユータから100個の本体L
SI分の識別番号とレジスタ情報を受け取り、受け取っ
た情報をもとに、100個のプログラム専用チップに全
て同じ100本体LSI分のレジスタ情報をプログラム
する。
切断時間を見積もってみる。例えば、1個の本体LSI
当たりのプログラムビツト数が1000ビット、1個の
プログラム専用チップに100本体LS1分格納(登
録)できるとすると、1つのプログラム専用チップは1
0万本(1000×100)のヒユーズを搭載する。最
新のレーザ切断装置の能力は、毎秒5000パルス以上
であるので、約20秒で10万本すなわち1個のプログ
ラム専用チップの切断が可能である。100チップで
は、2000秒(33分)である。また、プログラム専
用チップの面積は、1つのフューズの大きさを15平方
マイクロンとすると、フューズ部だけで1.5平方ミリ
メートル、周辺回路やパッドを含めると約3平方ミリメ
ートルである。
め、プローブ検査を行う。なお本工程の前に、チップを
保護する保護膜を付ける工程を付加することもある。検
査データパターンは、ホストコンピュータから受け取
る。ここで、レーザ切断不良チップが発生することもあ
るので、前記工程(5) でプログラムされるチップ数は、
100個よりも多めとする。この数は歩留の実績によっ
て調整する。ここで、プログラム専用チップが本体LS
Iより少なく不足した場合、余った本体LSIは回収さ
れ別のグループに混成される。逆に、プログラム専用チ
ップが余った場合は廃棄する。いずれにしても損害にな
るが、貴重な本体LSIを廃棄するよりは経済的であ
る。
る。ダイシングされたチップは、工程(6) において同一
のプログラムがされた100個と余裕分がピックアップ
され、本体LSIに対応するグループ(ロット)にまと
められる。 (8) プログラム専用チップをマルチチップモジュールパ
ッケージに実装する。この時、前記工程(4) と(6) で対
応付けられたグル一プが組み合わされなければならな
い。しかし、個々の本体LSIとプログラム専用チップ
を一対一で対応させる必要がないので、従来の組立工程
と比べ大幅な工程の変更は必要ない。なお、本実施例で
は、本組立工程では後の分離工程(10)のために、完全な
封止やキャップは行わないとしているが、必ずしもこの
方法に限定するものではない。
終選別試験される。プログラム専用チツプには、上記実
施例では、100チップ分の救済情報が収められて(登
録されて)いる。ボード上の本体LSIが立ち上がる
際、本体LSIとプログラム専用チップの間でデータ交
換が行われる。具体的には、本体LSIから識別番号が
プログラム専用チップに送られ、プログラム専用チップ
は、送られた識別番号と登録された識別番号を比較し、
モジュールに実装された本体LSIを認識し、救済情報
など必要なレジスタ情報を本体LSIに送る。本体LS
Iは、送られたレジスタ情報をもとに内部の初期設定を
行う。その後、最終試験が行われる。含格したものは、
次の封止工程に送られ、不合格のものは、分離工程に送
られると同時に、不良情報がホストコンピュータに送ら
れ、再生可能であるか解析される。
止またはキヤップされ出荷される。 (11) 不合格品のうち再生可能可能品は、プログラム専
用チップが分離される。 (12) 再生可能品は回収され、新たな数量単位にまとめ
られる。 (13) 回収された再生可能品を、再び選別試験にかけ
る。その際、本体LSIから識別番号が読み出され、そ
れに対応する過去のプロープ試験情報、選別試験情報、
最終選別試験情報などがホストコンピュータから取り出
される。また図示していないが、この新たな再生可能品
について、非再生品と同様にプログラム専用チップが作
成され同様の工程を進行する。プログラム専用チップと
して、電気的にプログラム可能な素子によるものに置き
換えることもできる。この場合、工程数が削減できる。
を搭載した半導体集積回路装置を回路実装ボードに組み
立てる場合の一実施例の製造工程(1) ないし(15)の構成
図が示されている。
り試験する。DRAMやSRAMの不良メモリセル救済
情報、内部電源回路トリミング設定値、ディレイ回路設
定値などと一緒に、LSI内の識別番号をホストコンピ
ュータに転送する。ホストコンピュータは、送られた情
報やその他の製造管理情報などを連携しデータベースに
格納する。 (2) 本体LSIウエハをダイシングする。 (3) 本体LSIをパッケージに組み立てる。 (4) 図21の工程(4) と同じ。 (5) 図21の工程(5) と同じ。 (6) プログラム専用チップをダイシングする。ダイシン
グされたチップは、図21の実施例と同様に、本体LS
Iに対応するグループ(ロット)にまとめられる。
ドに実装する。この時、前記工程(4) と(6) とで対応付
けられたグループが組み合わされなければならない。し
かし、個々の本体LSIとプログラム専用チップを一対
一で対応させる必要がないので、従来の組立工程と比べ
大幅な工程の変更は必要ない。 (9) 完成したボードが実装試験される。ボード上の本体
LSIが立ち上がる際、本体LSIとプログラム専用チ
ップの間でデータ交換が行われる。本体LSIまたはプ
ログラム専用チップおよびボード実装にともなう不具合
が確認されたものは、分離工程に送られると同時に、不
良情報がホストコンピュータに送られ、再生可能である
か解析される。
る。 (11) 不合格品のうち再生可能ボードは、プログラム専
用チップが分離される。 (12) 再生可能ボードは回収され、新たな数量単位にま
とめられる。 (13) 回収された再生可能ボードに対するプログラム専
用チップが作られる。今回のレジスタ情報は、前回のレ
ジスタ情報に実装試験結果が加えられたものである。 (14) 回収されたボードは再び実装工程に戻され、前記
工程(13)で作成されたプログラム専用チップとともに1
つの実装ボードに実装され、以降同様の工程を進行す
る。 (15) 図21の工程(13)と同様。 なお、ここに示した実施例は、一実施例にすぎず、適用
される製品や既存の生産ラインの形態により変化する。
を搭載した半導体集積回路装置の他の一実施例の製造工
程(1) ないし(11)の構成図が示されている。 (1) 本体LSIをプローブ試験テスタにより試験する。
DRAMやSRAMの不良メモリセル救済情報、内部電
源回路トリミング設定値、ディレイ回路設定値などと一
緒に、LSI内の識別番号をホストコンピュータに転送
する。ホストコンピュータは、送られた情報やその他の
製造管理情報などを連携しデータベースに格納する。
済可能チップを選別する。 (3) 本体LSIをベビーボードに仮組み立てする。 (4) 組み立て不良などをチェック後に、エージングを行
う。このとき、ベビーボード上のチップからは識別番号
を読み出し、ホストコンピュータからは個々のチップに
対応した救済データを取り出、ベビーボード上のチップ
に格納させる。 (5) テスタによる選別を行う。 (6) ベビーボードから本体LSIを分離する。 (7) 本体LSIを出荷する。 (8) 顧客にて本体LSIと同時にプログラムデバイスを
回路実装ボードに実装する。
タをアクセスして上記実装された本体LSIに対応した
データを受け取り、上記プログラムデバイスに転送され
てデータを格納する。通信回線を用いずに例えばCDR
OMのような電子メディアを使って配布してもよい。 (11) 最終ボードをテスタにより選別する。
造方法においては、 (1) 本体LSIとプログラム専用チップの組み合わ
せは、プログラム専用チップに登録される本体LSI数
であるため、一対一の管理が不要となり、生産性が向上
するとともに既存の生産設備の変更が少なくて済む。
断フューズが使用できる。メタルフューズの他の電気的
プログラミング可能な素子に対しての長所は、標準CM
OSプロセスに対して変更が小規模、本体LS1の仕様
に合わせた設計変更が容易であり、プロセスの世代に依
存しないことなどである。標準プロセスからの変更点
は、最終配線層形成とパッシベーション工程である。
路でよいので面積が小さく、本体LSIのチップサイズ
低減になる。
回路を搭載すれば、本体チップにプログラマブル素子プ
ロセスを追加する必要がない。
(リペア)ができる。モジュールやポードに実装後に本
体LSIに修正や問題が発生した時、プログラム内容を
変更したチップを交換することで対応できる。
情報の交換を、ネツトワークを利用して実現することで
離れた場所の製造工場を使用することができ、経済的な
生産活動が可能となる。
発生回路の利用例の他の構成図が示されている。この実
施例は、企業間の電子部品調達市場における不正行為や
様々なトラブルを軽減することを目的としている。
記のようなチップ識別番号発生回路が組み込まれてい
る。工場すなわちメーカは、出荷品全てのチップ識別番
号を採取する。チップ識別番号は、ランダムであるので
管理上都合の良いLSI管理番号と対応させる。さらに
各種の管理情報、例えば生産ライン名や製造日などと関
連付ける。
る場合、製品を梱包したユニット(箱など)番号や顧客
番号などの帳票データなどの情報をデータベースの管理
情報に追加する。品物を受け取った顧客Aは、受け入れ
検査時にチップ識別番号を全LSIまたは抜き取ったL
SIから読み出す。次に顧客Aは、例えばインターネツ
トなどのネットワークを通じメーカのデータベースにア
クセスする。データベースから、入荷したユニツトに含
まれるLSIのチップ識別番号を取り出し、入荷したL
SIから読み出した識別番号と比較する。識別番号どう
しが一致すれば、製品の納入が正しいことが確認でき
る。この手法は汎用品でも顧客カスタム品でも可能であ
るが、特にカスタム品の場合有効である。
入する場合を想定してみる。工場出荷は、上記と同じで
ある。受け取った1次卸業者は、通常梱包を開梱しない
が、ユニット番号をメーカのサーバに照会すると同時
に、次の納品先情報などを登録する。さらに2次、3次
の卸業者も同様にする。最終顧客は、前記(1) と同様に
入荷したLSIの識別番号をLSIから読み出し、メー
カのデータベースに照会する。以上のシステムを構築す
ることで次のような効果が期待できる
を防止できる。 (3)返品による不良品および中古品の再販を防止でき
る。 (4)流通ルートの確認ができる。
回路を組み込んだ半導体チップの回路設計方法の一実施
例のフローチャート図が示されている。この実施例のよ
うな回路設計ソフトウェアをデザイン企業や製造専門企
業に提供する。あるいは、同一機能をEDAベンダのツ
ールに組み込むようにするものである。
る。 (2)メニューデータが生成される。2回目以後は、こ
のメニューデータを指定するだけで所望のIPを選択で
きる。 (3)メニューデータを分析し、違反などを検出する。 (4)メニューデータに従い、必要な情報を、ローカル
データベースから取り出す。ローカルデータベースにな
い最新の情報は、インターネット等のネットワークを介
し、製造専門会社のデータベース等から取得する。 (5)データベースから収集した情報をもとにに、ソフ
トIPに必要なデータを生成処理を行う。 (6)ソフトIPが生成可能か判断する。不可能であれ
ば、ハードIP設計を選択する。
回路を内蔵したLSI設計方法の一実施例のフローチャ
ート図が示されている。この実施例では、特に制限され
ないが、特定用途向けLSI(ASIC)の設計フロー
に向けられている。
計フローでのソフトIP生成の判断結果により、真理値
表やRTL記述、状態遷移図などからゲートレベルの論
理回路(ネットリスト)を生成する。また、図示してい
ないが、多くの場合、RTLなどは、VHDLやVeril
og HDL等の機能記述言語をもとに生成される。論理
合成の際必要とされるのは、セルライブラリ情報であ
り、これにはトランジスタレベルの接続情報や、ディレ
ー情報、レイアウト情報などが含まれている。また、通
常RTLなどには、制約情報と呼ばれるタイミング誤差
許容値やレイアウト配置間隔、最大信号配線長などの情
報が付加されている。DFTツールはゲートレベルの論
理回路にLSIの検査に有効な診断論理を付加し、自動
配置配線ツールによって最終的なレイアウトデータを作
成する。
類は、インバータやNAND(ナンド)、フリップフロ
ップなどの最も基本的な回路構成要素が主なものであ
る。一般にセルライブラリのデータ、例えばレイアウト
情報などは人手により作成される。しかし、規模が大き
い物や、例えばメモリのように基本的な機能は変わらな
いがその構成がわずかづつ異なる物については、自動セ
ル生成ツールやラムコンパイラなどが用いられることが
ある。
トIPについて簡単に説明する。現在、半導体産業にお
いて、特に特定用途向けLSI設計製造においては、顧
客(例えばゲーム機や自動車メーカなど)から受けた仕
様をもとに、設計から製造までを1つの企業で行う総合
企業形態と、設計だけを専業とするいわゆるLSIデザ
イン企業と、製造を専業とするいわゆるファンドリ企業
によって分業化される形態に分類される。
を供給する企業(IPベンダ)やそれらの流通市場や、
標準化支援団体などが生まれている。IPはLSIの設
計効率を向上する上でも重要な存在となってきており、
総合企業においても無視できないものとなっている。
と呼ばれるものがある。両者の違いを、LSIデザイン
企業とファンドリ企業による分業形態を対象した場合を
比較してみる。LSIデザイン企業(ファブレス企業)
は、顧客の仕様をもとに図68のVHDLやVerilog
HDL等の機能記述言語を用いたデータや、真理値表や
ネットリスト、RTL記述、状態遷移図などのデータ、
制約情報などを作成する。ただし、顧客自身が、これら
のデータまで作成しLSIデザイン企業に渡す場合もあ
る。
論理合成ツールを使用してネットリストを作成する。論
理合成の際に、用いられる回路素子は、セルライブラリ
に登録されているものに限られる。それらは、製品を製
造する製造専門会社が認定したものであり、一般に製造
会社が自ら提供するのは、先に述べたインバータ回路や
NANDゲート回路のような基本的なものである。
競争力をたかめるため、より複雑なものを提供してい
る。しかし、製造専門会社だけで、例えばPLLやSR
AM、演算回路など複雑で高機能な回路を準備すること
は困難であるため、それらを設計し供給するIPベンダ
が多く登場する。IPの中でもPLLなどは、回路自身
が複雑で、かつ使用するプロセスに特性が大きく依存す
るため、IPベンダは一般的にハードIPという形で供
給する。ハードIPは、簡単にいうとセルライブラリ
に、IPベンダが設計したセルレイアウトが登録される
ものである。それ故、ハードIPベンダはハードIPを
供給する場合に、製造専門会社はもちろん、そのプロセ
ス世代毎にもIPを変更し、製造会社の認定を受け、さ
らに各LSIデザイン企業の持つセルライブラリに登録
してもらわなければならない。
先のVHDLやVerilog HDL等の機能記述言語を用
いたデータや、真理値表やネットリスト、RTL記述、
状態遷移図などのデータ、制約情報などを、LSIデザ
イン企業やファンドリ企業、あるいはその上の顧客に供
給するのみである。そのため現在、特定用途向けLSI
の市場では、ソフトIPの普及が先行しており今後もそ
の優位性は変わらないと考えられる。また、ラムコンパ
イラもあくまでセルライブラリの部品の作成を自動化す
るものであり、ハードIPの範疇に含まれる。
は、IPの流通や普及の点で劣り、さらにハードIPを
供給する側にもプロセス毎の設計変更などの負担などの
短所がある。対して、この実施例の識別番号発生回路は
完全論理記述型回路で構成されるためソフトIP化が比
較的容易である。例えば、セルライブラリにCMOSナ
ンドゲート回路(当然ある)が既に登録されていれば、
ネットリストやRTL記述のみでIPを設計企業に供給
できる。自動配置配線処理は配置や配線の結果が不規則
でることが弱点として上げられるが、この実施例の識別
番号発生回路は、前記のような規則的な素子配置を考慮
したものであり、かかる自動配置配線処理にも好適なも
のとなる。
(以降、これを一般情報と呼ぶ)などを組み込む応用例
が増えている。例えば、製品の製造ライン番号や、製造
週番号、製品のグレード、製造管理情報であったりす
る。これらは、一般にレーザフューズやEPROMなど
を用いてID番号をプログラムしている。このプログラ
ムにおいて、当然レーザプログラムのミスはあってはな
らないし、しかも、レーザフューズ方式は、ほとんどウ
ェハ状態で加工されるが、レーザ工程以降の工程で変化
してもならない。その情報が、生命・財産にかかわる内
容のものであればなおさら重要である。
プがひとつひとつばらばらな状態では、レーザプログラ
ム時に書き込まれた一般情報は読み出すことはできて
も、それが正しいかどうかを確認することは、非常に困
難であるという重要な問題がある。その対策として次の
ようなものが考えられる。一つには、パリティビット付
加し、データの変動を検出するものである。パリティ検
査のための機能は、チップに内蔵してもよいが、測定器
において判定してもよい。しかし、厳密な意味で、チッ
プに書き込まれているデータを確認したことにはならな
い。
保するため、何らかの方法で読み出した一般情報を記録
する仕掛けを作り、情報の重複を確認する方法である。
この方法では、最悪重複したチップを全て不良品扱いと
することで製品の事故は防ぐことができる。しかし、現
実には複数のチップの読み出し情報が重複した場合、ど
れが正しいものであるか確認は困難であり、チップの管
理及び処置が複雑となる。つまり、先に上げた問題の本
質的な解決方法は、いったんばらばらにされたチップを
識別し、そのチップの正しい情報を知り得て、それと比
較することであると考えられる。
え、その情報を元に正しい番号をデータベース等から得
るという発想も考えられるが、それ自体を同じレーザフ
ューズで書き込んでも、それはいたちごっこになるだけ
である。
著、岩波新書刊)によれば、符号間の距離(例えばハミ
ング距離)が大きければ、それらに雑音が乗っても、元
の情報の変化の検出とさらに修復も可能であるというこ
とが周知(例えば、誤り訂正符合とその応用:映像情報
メディア学会編、オーム社刊)である。ここでは符合と
は、レーザフューズで書き込んだ情報であり、雑音とは
その一部が変化したことに相当する。
大きなチップ固有識別番号を加えることで、全体の情報
の一部が多少変化しても、他の識別番号すなわちチップ
と十分区別できるようになる。そこで、本願発明に係る
識別番号発生回路の利用が有効となるものである。
回路内蔵の半導体チップを用いた半導体集積回路装置の
製造方法の一実施例のフローチャート図が示されてい
る。一般情報とチップに符号間の距離の大きな固有の識
別番号を合わせた情報(以降、これを管理情報と呼ぶ)
を指示されたウェハ上のレーザフューズにプログラムす
る。固有識別番号は、内蔵の識別番号発生回路で生成さ
れたものが用いられる。
て、データベース上に保存され管理される。管理情報
は、例えば一般情報+チップの識別番号から構成され
る。上記一般情報の設定に、前記図7の固有情報回路を
利用することができる。
立て後の検査工程では、管理情報を読み出してデータベ
ースを参照し同一の管理情報があるか確認する。同一の
管理情報がデータベース内に存在すれば、レーザによる
プログラムは正しいと判定される。同一の管理情報がデ
ータベース内に見付からない時は、最も類似した管理情
報を抽出する。次に、読み出した情報と抽出した管理情
報のそれぞれの一般情報どうしを比較する。
ては、例えば電源電圧条件を変えるなど複数の条件で読
み出し、固有識別番号については1回のみ読み出すこと
で、短時間にデータの書き込みが十分安定しているか確
認することができる。なお、試験中は高速にデータベー
ス上の管理情報との照合を行う必要がある。例えば、検
査が始まる前に予め参照される管理情報のデータを試験
装置に付随するワークステーション等に格納しておいて
もよい。
速で正確な確認が出来るようになる。しかも、固有識別
番号の書き込みをレーザフューズ等で逐一行うと、加工
時間とチップ面積の増加をもたらす可能性があるが、本
願発明に係るゲート回路の論理しきい値のバラツキを用
いたチップ識別番号発生回路を用いることで、簡単にし
かも自動的に固有識別番号を得ることができる。
ーブ検査等で取得されたチップ識別番号および、ロット
やウェハ等の情報を、管理情報データベースに登録す
る。指示されたウェハ上のチップに対応する管理情報を
レーザフューズへ書き込むというものである。
回路を搭載した半導体チップを用いた半導体集積回路装
置の組み立て工程(いわゆる後工程)の一実施例のフロ
ーチャート図が示されている。
路によるID番号、ロット名、ウェハ番号、チップ番号
等をデータベースに登録する。 (2)登録時に既に登録されたID番号に類似した新た
なID番号が発生した場合、何らかの警告を発しチップ
を処置する。 (3)組み立て試験以降の工程では、既にチップはダイ
シング工程にてバラバラに分かれているため、識別番号
発生回路によるID番号と、工程番号、当該工程ロット
名をデータベースに登録する。 (4)本願に係る識別番号発生回路によって取得できる
ID番号は、組み立て工程の機械的、熱的ストレスやバ
ーイン工程の電気的ストレス等で変動する可能性がある
ため、最新検査工程で取得されたID番号をデータベー
スに格納する。 (5)後工程内のチップ追跡の必要がない場合、最終出
荷選別工程でのみ識別番号発生回路によるID番号を取
得しデータベースに登録する。 (6)各試験工程で、不良になったチップの既取得ID
番号情報は、削除するか印を付けて以降の検索処理時間
を軽減する。
たラインを示す記号や番号、製造した時期を示す年番号
や週番号が刻印されることがある。個別サンプルの識別
を行う上で、これらの刻印は検索のための情報となる。
そこで、出荷選別2では、識別番号発生回路によるID
番号とこれらの刻印情報をデータベースに登録する。共
通の刻印情報を持つチップでは、識別番号発生回路によ
るID番号は全て独立である必要があるが、異なる刻印
情報を持つチップでは、識別番号発生回路によるID番
号に同一あるいは類似しても構わない。すなわち、各チ
ップに搭載する識別番号発生回路によるID番号の識別
能力を抑えることが可能で、識別番号発生回路の規模お
よび識別番号のビット数を削減できる。 (8)各工程毎の識別番号発生回路によるID番号の登
録時に、ID番号をもとにロットの混入・混合を検出
し、何らかの警告を発する。
ス間がオンラインで直結しているが、現実には立地条件
により通信回線による接続が困難である場合や、通信速
度が遅い、バッチ処理が介在するなどの理由でリアルタ
イム性に欠けるような状況が発生する。そのような場
合、いったんローカルなデータベースに蓄える。さら
に、即時性が必要でない場合、記憶媒体に保存し、デー
タベースまで輸送するか、現物と一緒に、次工程に搬送
する。
などによって、データベースに集められるデータの形式
が異なる場合がある。そのような場合、データフォーマ
ットのを変換する処理を、データベース登録直前に挿入
すればよい。
回路を利用した半導体集積回路装置の救済方法の一実施
例の構成図が示されている。この実施例では、 (1) 本体チップのプローブ検査が実施される。この検査
によりDRAM等の救済データを識別番号発生回路から
取り出した識別番号とともにホストコンピュータに送
る。 (2) ダイシングして完全動作品と救済可能品のみを取り
出す。 (3) 救済データ専用EEPROMのプローブ試験を実施
する。 (4) 正常動作品をダイシングし、ストックして置く。 (5) 本体LSIと救済データ専用EEPROMを同一モ
ジュールに実装する。 (6) 実装済モジュールの本体LSIの識別番号を読み出
し、対応する救済データを救済データ専用EEPROM
に書き込む。 (7) 選別試験を行う。 (8) 良品LSIは出荷し、不良LSIのうち再度救済可
能なものはステップ前記(6) に戻り、対応する救済デー
タを救済データ専用EEPROMに書き込む。
簡単にしかも合理的に行うようにすることができる。な
お、半導体集積回路装置の救済の他にも上記識別番号を
利用した検査コストの低減が可能である。半ウェハ上に
半導体チップが形成された時点で行われるプローブ試験
において、例えば、フラッシュメモリのような半導体チ
ップでは、同じ回路機能で動作電圧が3.0V、2.5
V及び1.8Vのように異なるものを別品種として製造
するものがある。
よりテストを実施し、正しくメモリ動作が行われるか否
かの判定が行われる。この判定により良品とされた半導
体チップには、その識別番号に1.8V動作確認の電圧
情報が記録される。動作確認の情報は、半導体チップそ
れ自体に不揮発的に書き込み保持される。そのために、
半導体チップ内には、フラッシュメモリからなるような
管理メモリが設定される。
ては、2.5Vに電圧設定してメモリ動作が行われるか
否かの判定が行われる。この判定により良品とされた半
導体チップには、その識別番号に2.5V動作確認の電
圧情報が記録される。そして、上記2.5Vで不良とな
ったチップについては、2.5Vに電圧設定してメモリ
動作が行われるか否かの判定が行われる。この判定によ
り良品とされた半導体チップには、その識別番号に3.
0V動作確認の電圧情報が記録される。この3.0Vで
不良となったチップは不良チップとして廃棄される。
Vで動作するものとされた半導体チップについて、2.
5Vや3.0Vでの動作試験を行うことなく、2.5V
や3.0Vでの動作が可能なものとして扱われる。同様
に、上記2.5Vで動作するものとされた半導体チップ
について、3.0Vでの動作試験を行うことなく3.0
Vでの動作が可能なものとして扱われる。このため、
1.8Vで動作するものとされた半導体チップを2.5
Vや3.0Vでの動作させたときに不良となる可能性を
持つが、その確率は小さいと考えられるので逐一各電圧
での動作を行うことよりもそれを省略してテスト時間の
短縮化を図った方が全体としての製造のコストの低減が
可能になる。
立てるとき、あるいはマイクロプロセッサ等と組み合わ
せて1つの半導体集積回路装置として組み立てられると
き、上記識別番号からホストコンピュータに記憶された
動作電圧情報を得て、適合するものが組み合わられる。
このとき、2.5Vで動作する半導体集積回路装置は、
前記1.8Vの動作確認のチップも用いることができ、
3.0Vで動作する半導体集積回路装置は、前記1.8
Vと2.5Vで動作するチップも用いることができる。
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図1
において、ナンド(NAND)ゲートに代えて、ノア
(NOR)ゲート回路を用いるものであってもよい。た
だし、ノアゲート回路では、動作制御信号Gのハイレベ
ルによりロウレベルの出力信号を形成するので、次段の
ゲート回路のPチャネルMOSFETにはロウレベルの
電圧が与えられてしまうので、NBTIによる素子特性
の劣化の観点からは前記実施例のようなナンドゲートが
有効である。
け、電源投入時のみに上記識別番号発生回路を動作状態
にし、それ以外は、識別番号発生回路の全ての電源を遮
断してしまうことにより、ノアゲート回路を用いた場合
やCMOSクロックドインバータ回路を用いた場合の素
子特性の劣化を実質的に問題にならないようにするもの
であってもよい。この発明は、半導体集積回路装置又は
半導体チップに固有の識別情報を割り当てて、個々の半
導体集積回路装置又は半導体チップの識別を行うように
した半導体集積回路装置又は半導体チップの識別方法と
半導体集積回路装置の製造方法、半導体集積回路装置及
び半導体チップに広く利用することができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。互いに同じ製造過程をもって同一の形
態として形成された第1と第2ゲート回路を含み、上記
第1のゲート回路の第1の入力と出力とを接続し、上記
第2のゲート回路の第1の入力に上記第1のゲート回路
の共通接続された入力と出力を接続し、上記第1及び第
2のゲート回路の第2の入力には、動作制御信号を供給
して動作状態のときに上記第1ゲート回路と第2ゲート
回路の論理しきい値の差によって決まる固有の識別情報
を上記第2のゲート回路の出力信号に基づいて形成する
単位識別回路の複数個を備えることにより、論理しきい
値のバラツキに対応した固有の識別情報を簡単に効率よ
く得ることができるという効果が得られる。
す基本的回路図である。
回路図である。
ための波形図である。
実施例を示す回路図である。
するための波形図である。
の一実施例を示す回路図である。
路の一実施例を示す回路図である。
実施例を示すブロック図である。
実施例を示すレイアウト図である。
例を示す基本的回路図である。
他の一実施例を示す回路図である。
例を示す具体的回路図である。
更に他の一実施例を示す回路図である。
例を示す具体的回路図である。
ステムにおける照合アルゴリズムの登録方法の一実施例
を示す構成図である。
ステムにおける照合アルゴリズムの照合方法の一実施例
を示す構成図である。
る。
一実施例を示す構成図である。
ルの一実施例を示すブロック図である。
示すブロック図である。
体集積回路装置の一実施例の製造工程を説明するための
構成図である。
体集積回路装置を回路実装ボードに組み立てる場合の一
実施例の製造工程を説明するための構成図である。
体集積回路装置の他の一実施例の製造工程を説明するた
めの構成図である。
用例を説明するための構成図である。
だ半導体チップの回路設計方法の一実施例を示すフロー
チャート図である。
LSI設計方法の一実施例を示すフローチャート図であ
る。
体チップを用いた半導体集積回路装置の製造方法の一実
施例のフローチャート図である。
半導体チップを用いた半導体集積回路装置の組み立て工
程の一実施例を示すフローチャート図である。
半導体集積回路装置の救済方法の一実施例を示す構成図
である。
0〜IV3…インバータ回路、R0〜R3…デコーダ又
はレジスタ、SW…スイッチ、BL1,BL2…小ブロ
ック、CN1〜CN4…クロックドインバータ回路、Q
1〜Q16…MOSFET。
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに同じ製造過程をもって同一の形態
として形成された第1と第2ゲート回路を含み、 上記第1のゲート回路は、第1の入力と出力とが接続さ
れ、 上記第2のゲート回路の第1の入力は、上記第1のゲー
ト回路の共通接続された入力と出力に接続され、 上記第1及び第2のゲート回路の第2の入力には、動作
制御信号が供給されてなり、上記第1ゲート回路と第2
ゲート回路の論理しきい値の差によって決まる固有の識
別情報を上記第2のゲート回路の出力信号に基づいて形
成する単位識別番号発生回路の複数個を備えてなること
を特徴とする半導体識別回路。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記第2のゲート回路に対しては、第2のゲート回路と
同様な構成にされた1ないし複数のゲート回路が更に縦
列形態に接続されてなることを特徴とする半導体識別回
路。 - 【請求項3】 請求項2において、 上記複数の単位識別番号発生回路は、順序回路により形
成された動作制御信号に対応して順次に動作状態にさ
れ、 上記複数の単位識別番号発生回路の出力部には、上記動
作順序に対応した各単位識別番号発生回路の識別情報を
シリアルに出力させるゲート回路が設けられてなること
を特徴とする半導体識別回路。 - 【請求項4】 請求項3において、 上記各ゲート回路は、CMOS構成のゲート回路であ
り、上記動作制御信号により単位識別番号発生回路が非
動作状態にされるときに、次段のゲート回路のPチャネ
ルMOSFETをオフ状態にさせるものであることを特
徴とする半導体識別回路。 - 【請求項5】 請求項4において、 上記複数の単位識別番号発生回路は、行列配置されてな
り、 上記複数の単位識別番号発生回路を構成するゲート回路
は、3入力のゲート回路からなり、第1の入力により前
記論理しきい値を取り出し、第2の入力に行方向の動作
制御信号を供給し、第3の入力に列方向の動作制御信号
を供給してなることを特徴とする半導体識別回路。
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