JP2003332136A - 分割フェライトコアケース - Google Patents

分割フェライトコアケース

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JP2003332136A
JP2003332136A JP2002138134A JP2002138134A JP2003332136A JP 2003332136 A JP2003332136 A JP 2003332136A JP 2002138134 A JP2002138134 A JP 2002138134A JP 2002138134 A JP2002138134 A JP 2002138134A JP 2003332136 A JP2003332136 A JP 2003332136A
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ferrite core
split ferrite
core case
core
split
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JP2002138134A
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Yasuichi Takeuchi
保市 竹内
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Takeuchi Industry Co Ltd.
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Takeuchi Industry Co Ltd.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割フェライトコアの割れ、欠けを防止する
一方でケーブルの挟持性を高めることを可能にした分割
フェライトコアケースを提供する。 【解決手段】 互いに接するように対向配置され、内面
に設けられた凹部間にフラットケーブルを挟む一対の分
割フェライトコア10を保持するためのコアケース20
であって、分割フェライトコア10の長さ方向の両端部
にそれぞれ嵌合する筒体部21と、筒体部21の内面に
突設されて分割フェライトコア10の各外面に設けられ
た凹溝13に嵌合する突起部24と、筒体部21の側壁
から外方に突設され、分割フェライトコア10に嵌合し
たときに分割フェライトコア10によって挟持されるフ
ラットケーブルの表面に弾接して当該ケーブルを保持す
る弾接片部25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器等のケーブ
ルにおける電磁波障害(EMI)の対策として用いられ
るフェライトコアを保持するための分割フェライトコア
ケースに関し、特にフラッチケーブル用として用いて好
適な分割フェライトコアケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器に接続されるケーブルを通して
電磁波が電子機器内に侵入し、あるいは電子機器から放
射されることを防止するために、当該ケーブルに電磁波
を吸収する効果のあるフェライトコアを装着することが
行われている。このフェライトコアはケーブルを包囲す
るように装着することが好ましく、そのため環状あるい
は筒状に形成したフェライトコアにケーブルを挿通させ
る構成のフェライトコアが提供されている。しかしなが
ら、この種のフェライトコアはケーブルの一端からフェ
ライトコアに挿通させる必要があるため、既ににコネク
タや電子機器が接続されたケーブルに対して装着するこ
とは難しいという問題がある。そこで、フェライトコア
を一対の分割フェライトコアで構成し、両分割フェライ
トコアをケーブルの両側から挟むようにして装着するこ
とで前述の問題を解消している。
【0003】このような分割フェライトコアを用いたも
のとして、図8にフラットケーブル用の分割フェライト
コアを示す。この分割フェライトコアは、それぞれ内面
の中帯部に凹部11が形成され、外面の両端部に幅方向
の凹溝13が形成された一対の分割フェライトコア10
で構成され、両分割フェライトコア10の凹部11を対
向させて凹部11内にフラットケーブルFCを挟むよう
に配置した後、外面の両端側に設けられた凹溝13に線
状のスプリング50を掛合して両分割フェライトコア1
0を弾性力によって挟持する構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成では、各分割フェライトコア10の表面が露出されて
おり、一般にフェライトコアは磁性粉末を有機材料で結
合して固めた構成であるため、ケーブルに装着したとき
に外力を受けると比較的容易に割れや欠けが発生してし
まうという第1の問題点がある。特に、分割フェライト
コアでは両端部において外力を受け易く、この両端部に
おいて割れや欠けが発生するという障害が多数発生して
いる。
【0005】また、分割フェライトコアにおいて電磁波
吸収効果を高めるためには、両分割フェライトは両端部
において互いに内面が密接してケーブルの周囲に環状の
フェライトを構成することが必要であり、そのために分
割フェライトコアの凹部はフラットケーブルの厚みより
も大きくして余裕を確保しているが、これによって分割
フェライトコアでフラットケーブルを挟持したときにフ
ラットケーブルが凹部間で移動してしまい分割フェライ
トコアをケーブルに固定することができなくなるという
第2の問題点がある。
【0006】従来、この種の分割フェライトコアに対し
ては、図8に示したスプリングに代えて樹脂成形したコ
アケースを用いることが提案されており、分割フェライ
トコアの両端部にコアケースを装着することよって当該
両端部を被覆し、外力による割れや欠けを防止して前記
第1の問題点は解消することが可能とされている。しか
しながら、このコアケースは単に分割フェライトコアの
両端部を被覆するのみであるためフラットケーブルの挟
持性を高めることは困難であり、前記第2の問題点を解
消することは難しい。また、実公平7−45936号公
報に記載のようにコアケースを分割フェライトコアの長
さ方向にスライドしてフラットケーブルの挟持性を高め
るコアケースが提案されており、これによればコアケー
スによってフラットケーブルを挟持するために前記した
第2の問題点を解消することは可能であるが、コアケー
スをスライドしたときに分割フェライトコアの端部が露
出してしまことになり、前記第1の問題点を解消するこ
とは困難になる。このように、従来のコアケースでは前
記第1及び第2の問題点を共に解消することは困難であ
る。
【0007】本発明の目的は、前記した第1及び第2の
問題点を同時に解消することを可能にし、分割フェライ
トコアの割れ、欠けを防止する一方でケーブルの挟持性
を高めることを可能にした分割フェライトコアケースを
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の分割フェライト
コアケースは、内面に設けられた凹部間にケーブルを挟
んで互いに接するように対向配置された一対の分割フェ
ライトコアを保持するためのコアケースであって、分割
フェライトコアの長さ方向の両端部にそれぞれ嵌合する
筒体部と、筒体部の内面に突設されて分割フェライトコ
アの各外面に設けられた凹溝に嵌合する突起部と、筒体
部の外面に外方に突設され、分割フェライトコアに嵌合
したときに分割フェライトコアによって挟持されるケー
ブルの外面に弾接して当該ケーブルを保持する弾接片部
とを備えることを特徴とする。また、ケーブルがフラッ
トケーブルの場合には、コアケースにはフラットケーブ
ルの縁部が嵌挿可能なスリットを備え、弾接片部はスリ
ットを挟む位置において設けられた一対の弾接片で構成
される。
【0009】本発明によれば、コアケースを分割フェラ
イトコアに嵌合することで、分割フェライトコアの凹溝
にコアケースの突起部が嵌合して当接することで両分割
フェライトコアは両端の内面が互いに密接された状態が
保持され、凹部内に挟み込んだフラットケーブルにおけ
る電磁波を吸収除去することが可能になる。また、この
状態では分割フェライトコアの両端部はコアケースによ
って保護されるため、外力によって分割フェライトコア
ケースに割れや欠けが生じることが防止される。さら
に、フラットケーブルを用いた場合には、フラットケー
ブルの両縁部はコアケースのスリット内に嵌挿されると
ともにコアケースの両側において弾接片部の上下に対を
なす弾接片によって弾接状態に挟持されるため、フラッ
トケーブルはコアケースを介して分割フェライトコアに
対して長さ方向及び幅方向の位置が固定的なものとな
り、フラットケーブルに分割フェライトコアを固定する
ことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明にかかる分割フェライ
トコアと分割フェライトコアケースの実施形態の分割斜
視図であり、ここではフラットケーブル用の分割フェラ
イトコアケースに本発明を適用した例を示している。一
対の分割フェライトコア10は同一のものが用いられて
おり、それぞれ所要の厚みをした矩形板状に形成されて
おり、各内面を厚み方向に合わせた状態で使用される。
各分割フェライトコア10の内面の中帯部には長辺方向
にわたって凹部11が形成されており、これらの凹部1
1間にフラットケーブルを挟み込むとともに、凹部11
の両外側領域の内面12において互いの内面が密接され
るように構成される。また、前記各分割フェライトコア
10の外面の両端寄りの位置には短辺方向に延びる断面
が半円形をした凹溝13が形成されている。この凹溝1
3の前記分割フェライトコアの長辺方向の位置は前記凹
部11の両端位置に近い位置とされているが、特にこの
位置に限定されるものではない。
【0011】一方、本発明において特徴とされる分割フ
ェライトコアケース(以下、コアケースと称する)20
は、図2(a)〜(d)に正面図、右側面図、底面図、
背面図を示すように、前記一対の分割フェライトコア1
0が互いに合わせた状態のときにこれら分割フェライト
コア10の両端部にそれぞれ嵌合可能な矩形の容器状に
形成されている。すなわち、前記コアケース20は樹脂
成形によって形成されており、前記一対の分割フェライ
トコア10の短辺寸法にほぼ等しい内幅寸法で、かつ前
記一対の分割フェライトコア10を合わせた厚み寸法に
ほぼ等しい内高寸法をした上下、左右の各壁21u,2
1d,21l,21rからなる矩形の筒体部21を有し
ている。この筒体部21は、正面側開口においては上壁
21u及び下壁21dよりも左壁21l及び右壁21r
が筒軸方向に小寸法だけ突出されており、分割フェライ
トコア10の端部に嵌合する際に左右の両壁21l,2
1rをガイドにすることで嵌合を容易に行うことが可能
とされている。また、前記左右の両壁21l,21rに
は、高さ方向のほぼ中間位置に正面側開口から背面側に
向けて筒軸方向のほぼ中間位置にまでスリット22が切
り欠き形成されている。このスリット22は切り欠き端
にテーパ縁22aが形成されるとともに、前記分割フェ
ライトコア10により挟まれる図外のフラットケーブル
の幅方向の縁部に嵌挿可能な幅寸法に形成されている。
このようなスリット22が設けられていることにより分
割フェライトコア10の端部に嵌入する際に上壁21u
と下壁21dの間隔が広げられて嵌合を容易に行うとと
もに、そのスプリングバック力によって端部への嵌合状
態を確保することができるようになっている。
【0012】一方、前記筒体部21の背面側開口の四隅
部分からはそれぞれ内方に向けて4つのストッパ片23
が突出形成されており、これらのストッパ片23は前記
筒体部21を分割フェライトコア10の端部に嵌合した
ときに当該端部の端面に当接してコアケース20の嵌合
位置を係止するために設けられている。また、前記筒体
部21の前記上壁21uと下壁21dの各内面には、そ
れぞれ前記分割フェライトコア10の凹溝13に係合可
能な断面が半円形をした直線状の突起部24が内方に向
けて対向するように突出形成されている。なお、前記ス
トッパ片23から各突起部24までの長さ寸法は前記分
割フェライトコア10の端面から凹溝13までの長さ寸
法に等しくされている。さらに、前記筒体部21の正面
側開口寄りの前記左右の両壁21l,21rの各外面に
は、前記スリット22を上下に挟む位置にそれぞれ対を
なす弾接片25u,25dが外側に向けて突出形成され
ている。前記スリット22の下側の下側弾接片25dは
ほぼ水平方向に向けて突出形成されており、前記スリッ
ト22の上側の上側弾接片25uは左右の各壁21l,
21rの上端部よりの位置から先端が下方に向けて傾斜
され、先端が下側弾接片25dの先端に近接配置される
ようになっている。また、前記上側弾接片25uと下側
弾接片25dの角部は円弧状に形成されており、フラッ
トケーブルの縁部が両者間に嵌挿され易くなっている。
なお、これら上側弾接片25uと下側弾接片25dの各
先端の近接距離は前記フラットケーブルの厚み寸法より
も小さくされており、これらの弾接片によって弾接片部
25が構成されている。
【0013】以上の構成の分割フェライトコア及びコア
ケースをフラットケーブルに装着する場合には、先ず、
図3に示すように、一対の分割フェライトコアをフラッ
トケーブルの上下から対向するように重ねて両分割フェ
ライトコア間にフラットケーブルを挟み込む。このと
き、フラットケーブルは各分割フェライトコアの凹部内
において挟み込むようにし、同時に凹部の両端において
両分割フェライトコアの内面が互いに接する状態とす
る。
【0014】次いで、図4に示すように、互いに重ねら
れた分割フェライトコアの両端部にそれぞれコアケース
を嵌合する。図4(a),(b)は嵌合状態の側面図
と、一方のコアケースの断面図である。この嵌合に際し
ては各コアケース20の正面側開口内に両分割フェライ
トコア10の各端部を嵌入させる。このとき、コアケー
ス20では左右の側壁21l,21rをガイドとして利
用することで各端部を正面側開口内に案内して容易に嵌
入させることが可能である。また、嵌入時には分割フェ
ライトコア10の端面の縁部がコアケース20の上下壁
21u,21dの内面の突起部24に衝突されるが、左
右の側壁に設けたスリット22による変形によって上下
方向に開口寸法を拡大して突起部24を乗り越えること
ができ、嵌入を容易なものとする。そして、分割フェラ
イトコア10の端部がストッパ片23に当接するまで嵌
入すると、これと同時に突起部24が分割フェライトコ
ア10の凹溝13に対向する状態となり、両側壁のスプ
リングバック力によって突起部24が凹溝13に係合さ
れ、この係合力によってコアケース20の嵌合状態が安
定なものとなり、コアケース20が分割フェライトコア
10から自然に離脱するようなことが防止される。ここ
で、図4(b)に示すように、嵌合前における突起部2
4の各先端面の対向間隔Aを、前記分割フェライトコア
10の各凹溝13の底面の寸法A’よりも微小寸法だけ
小さい寸法とすることで、十分な嵌合力を得ることが可
能になる。
【0015】また、コアケース20を分割フェライトコ
ア10の端部に嵌合すると同時に、スリット22は切り
欠き端のテーパ縁22aに案内されてフラットケーブル
FCの幅方向の側縁部に嵌挿されて行き、同時にスリッ
ト22を上下に挟む上下の弾接片25u,25d間に挿
入されて行く。そして、コアケース20の嵌合が完了し
た時点では、フラットケーブルFCの側縁部は特に上側
弾接片25uが上面に弾性的に当接されることになり、
この上側弾接片25uと下側弾接片25dとによって厚
み方向に弾性的に挟持されることになる。
【0016】したがって、最終的に図5に示すようにコ
アケース20を分割フェライトコア10に嵌合すると、
分割フェライトコア10の凹溝13にコアケース20の
突起部24が嵌合して当接することで両分割フェライト
コア10は両端領域の内面12が互いに密接された状態
が保持される。これにより、凹部11内に挟み込んだフ
ラットケーブFCルを囲むようにフェライトコアループ
が形成されることになり、フラットケーブルFCにおけ
る電磁波を吸収除去することが可能になる。また、この
状態では分割フェライトコア10の両端部は樹脂製のコ
アケース20によって保護されるため、外力によって分
割フェライトコア10に割れや欠けが生じることが防止
される。
【0017】一方、一対の分割フェライトコア10間に
フラットケーブルFCを挟み込んだ状態において、前述
のように両端部の内面12が密接される構成とすること
で、フラットケーブルFCは分割フェライトコア10の
凹部11間において多少の余裕が生じることになるが、
フラットケーブルFCの側縁部はコアケース20のスリ
ット22内に嵌挿されるとともにコアケース20の両側
において弾接片部25の上下に対をなす弾接片25u,
25dによって弾接状態に挟持されるため、フラットケ
ーブルFCはコアケース20を介して分割フェライトコ
ア10に対して長さ方向及び幅方向の位置が固定的なも
のとなり、その結果フラットケーブルFCに分割フェラ
イトコア10を固定的に支持させることが可能になる。
【0018】ここで、前記実施形態ではコアケースを単
にフラットケーブルを挟む分割フェライトコアの両端部
に嵌合させるコアケースの例を示したが、コアケースを
電子機器のシャーシ等に固定する構造を備えることにに
より、当該コアケースを介してフラットケーブルをシャ
ーシ等に固定支持させるように構成することも可能であ
る。例えば、図6はコアケース20の下壁の下面に両面
テープ30を配設した側面図であり、この両面テープ3
0を図外のシャーシの表面に貼着することでコアケース
20をシャーシに固定し、分割フェライトコア10を介
してフラットケーブルをシャーシ面に沿って固定支持す
ることが可能になる。
【0019】また、図7(a),(b)はコアケースの
下壁の下面にファスナ40を設けた正面図と分割フェラ
イトコアに嵌合した状態の側面図である。前記ファスナ
40は下方に突出された支柱41の先端に楔状に設けら
れた一対の係合片42を備える矢尻部43と、前記下壁
21dの両側部に外側下方に延長される一対の翼片部4
4とで構成されている。このファスナ40は、図外のシ
ャーシに設けられた透孔に矢尻部43を嵌入して係合片
42を透孔の縁部に係合させ、かつ同時に翼片部44を
シャーシの表面に弾性的に当接させることで、矢尻部4
3によって生じる弾性復帰力によって係合片42での係
合状態を保持し、矢尻部43が透孔から離脱することを
防止するものである。このようにすることで、コアケー
ス20をシャーシに固定し、分割フェライトコア10を
介してフラットケーブルをシャーシに固定支持すること
ができる。この実施形態では分割フェライトコアの両端
部にそれぞれファスナを有するコアケースを嵌合した例
を示しているが、一方のコアケースにのみ適用しても良
いことは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コアケー
スを分割フェライトコアに嵌合することで、分割フェラ
イトコアの凹溝にコアケースの突起部が嵌合して当接す
ることで両分割フェライトコアは両端の内面が互いに密
接された状態が保持され、凹部内に挟み込んだフラット
ケーブルにおける電磁波を吸収除去することが可能にな
る。また、この状態では分割フェライトコアの両端部は
コアケースによって保護されるため、外力によって分割
フェライトコアケースに割れや欠けが生じることが防止
される。さらに、ケーブルとしてフラットケーブルを用
いた場合には、当該フラットケーブルの両縁部はコアケ
ースのスリット内に嵌挿されるとともにコアケースの両
側において弾接片部の上下に対をなす弾接片によって弾
接状態に挟持されるため、フラットケーブルはコアケー
スを介して分割フェライトコアに対して長さ方向及び幅
方向の位置が固定的なものとなり、フラットケーブルに
分割フェライトコアを固定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコアケースの分解斜視図であ
る。
【図2】図1のコアケースの正面図、右側面図、底面
図、背面図である。
【図3】コアケースの組立途中の状態の斜視図である。
【図4】コアケースを分割フェライトコアに嵌合した状
態の側面図と断面図である。
【図5】コアケースを分割フェライトコアに嵌合した最
終状態の斜視図である。
【図6】コアケースの他の実施形態の側面図である。
【図7】コアケースの更に他の実施形態の正面図と側面
図である。
【図8】従来の分割フェライトコアの構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 分割フェライトコア 11 凹部 12 内面 13 凹溝 20 コアケース 21 筐体部 22 スリット 23 ストッパ片 24 突起部 25 弾接片部 30 両面テープ 40 ファスナ FC フラットケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に設けられた凹部間にケーブルを挟
    んで互いに接するように対向配置される一対の分割フェ
    ライトコアを保持するためのコアケースであって、前記
    両分割フェライトコアの長さ方向の両端部にそれぞれ嵌
    合する筒体部と、前記筒体部の内面に突設されて前記分
    割フェライトコアの各外面に設けられた凹溝に嵌合する
    突起部と、前記筒体部の外面に外方に突設され、前記分
    割フェライトコアに嵌合したときに当該分割フェライト
    コアによって挟持されるケーブルの表面に弾接して当該
    ケーブルを保持する弾接片部とを備えることを特徴とす
    る分割フェライトコアケース。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルはフラットケーブルであ
    り、前記コアケースには前記フラットケーブルの側縁部
    が嵌挿可能なスリットを備え、前記弾接片部は前記スリ
    ットを挟む位置にそれぞれ設けられた一対の弾接片で構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の分割フェラ
    イトコアケース。
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