JP2003332006A - 表示パネル検査用ソケットおよびこれに用いる調整機構 - Google Patents

表示パネル検査用ソケットおよびこれに用いる調整機構

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JP2003332006A JP2002134159A JP2002134159A JP2003332006A JP 2003332006 A JP2003332006 A JP 2003332006A JP 2002134159 A JP2002134159 A JP 2002134159A JP 2002134159 A JP2002134159 A JP 2002134159A JP 2003332006 A JP2003332006 A JP 2003332006A
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    • H01R33/76Holders with sockets, clips, or analogous contacts adapted for axially-sliding engagement with parallely-arranged pins, blades, or analogous contacts on counterpart, e.g. electronic tube socket
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S439/00Electrical connectors
    • Y10S439/912Electrical connectors with testing means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示パネルの電極端子とソケットの接触子と
の接触位置を精度よく調整し、コンパクト化、部品点数
の削減、製造効率の向上及びコストの低廉化を図ること
ができ、調整機構の共通化、標準化を図ることができる
表示パネル検査用ソケットおよびこれに用いる調整機構
を提供すること。 【解決手段】 調整機構64が、配線基板もしくはIC
タブ63を端子整列方向に平行移動させることによって
端子整列方向における接触位置を調整可能とされ、配線
基板もしくはICタブ63を配線基板もしくはICタブ
63の平面と同一面内において回転させることによって
回転方向における接触位置を調整可能とされてなり、ソ
ケット本体54には、調整機構64が個別に配設されて
なること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示パネル検査用ソケ
ットおよびこれに用いる調整機構に係り、特に、表示パ
ネルの電極端子に接触可能とされた複数の接触子と前記
表示パネルの電極端子との接触位置を調整可能とされた
調整機構を有する表示パネル検査用ソケットおよびこれ
に用いる調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレクトロルミネセンスパネル
や液晶表示素子用パネルなどの表示パネルは、基板上に
信号入力用の多数の電極端子を備えており、これら表示
パネルの製造工程においては、駆動用ICタブなどの周
辺回路との接続前に表示欠陥箇所や表示品位などの検査
が行われる。従来から、このような表示パネルの検査を
行う手段として、表示パネルの電極端子を外部駆動回路
に電気的に接続させる表示パネル検査用ソケットが使用
されている。このような表示パネル検査用ソケットは、
例えば、電極端子の整列方向に沿って長尺とされたガラ
ス板等の支持基板を有しており、この支持基板上には、
配線基板としての複数のコンタクトフィルムが、支持基
板の長手方向に相互に隣位するように並設されている。
そして、各コンタクトフィルムの前記電極端子に対峙す
る位置には、各電極端子と電気的に接続可能とされた複
数の接触子が、電極端子の整列方向に沿うようにして整
列形成されている。
【0003】しかし、このような表示パネル検査用ソケ
ットにおいては、近年、表示パネルの電極ピッチの微細
化にともない、コンタクトフィルムを並設する際に、並
設区間内の接触子の累積ピッチ誤差を、検査に耐え得る
許容範囲内にとどめることが困難になっており、これに
ともなって、電極端子と接触子とを全区間にわたりショ
ートのない状態で適正に接触させることが技術上の課題
とされていた。
【0004】かかる問題を解決すべく、本出願人は、特
願2000−279505号において、図11乃至図2
3に示すような表示パネル検査用ソケット1を提案し
た。
【0005】すなわち、図11および図12に示すよう
に、前記表示パネル検査用ソケット1は、図示しないソ
ケット本体に、図11に破線で示す表示パネル8の電極
端子7の整列方向に沿って長尺とされた支持基板2を有
している。支持基板2の上面側には、複数の接触子3が
整列配置された配線基板としてのコンタクトフィルム4
が、長手方向に互いに隣位するようにして複数個並設し
て配置されている。図13に示すように、各コンタクト
フィルム4は、取付け板5上に、例えば両面粘着シート
等を介して粘着されることにより取付けられている。取
付け板5の接触子3側の端部には、段部5aが形成され
ており、この段部5aと、コンタクトフィルム4の裏面
との間には、シリコンゴム等からなる弾性部材6が配設
されている。
【0006】そして、図12に示すように、前記表示パ
ネル検査用ソケット1は、表示パネル8の電極端子7と
コンタクトフィルム4の接触子3との接触位置を調整す
るための調整機構9を有している。
【0007】この調整機構9は、コンタクトフィルム4
を電極端子7の整列方向に沿って平行移動させるための
平行リンク機構10(図12、図14参照)を有してい
る。図14および図15に示すように、平行リンク機構
10を構成する支持基板2は、金属プレートを切り欠く
ことにより、次のような所定の形状とされている。すな
わち、支持基板2はコンタクトフィルム4の幅毎に区分
けされて形成された複数の不動部11を有しており、各
不動部11は、ソケット本体に不動状態に保持されてい
る。
【0008】各不動部11の電極端子7側には、切り欠
きによって隔てられた可動部12が形成されており、こ
の可動部12は、図15における下方に屈曲された屈曲
部位12aを有する略L字形状とされている。各可動部
12の屈曲部位12aは、不動部11の図15における
右側端部近傍に位置している。そして、不動部11と可
動部12とは、支持基板2の長手方向に対して直交す
る、2本の連結アーム14,15によって連結されてい
る。そして、連結アーム14,15が不動部11との連
結部14b,15bを支点として図15における時計方
向あるいは反時計方向に回動動作を行うことができ、こ
の連結アーム14,15の回動動作にともなって可動部
12が電極端子7の整列方向に沿って平行移動すること
ができるようになっている。
【0009】また、各可動部12には、この可動部12
に対してコンタクトフィルム4を保持するための取付け
板5(図13参照)との連結を行うための1個の連結用
貫通孔17が形成されている。さらに、各可動部12に
は、連結の際の位置決めを行うための一対の位置決め孔
18が、連結用貫通孔17を挟むようにして支持基板2
の長手方向に所定の間隔を設けて形成されている。
【0010】一方、図16および図17に示すように、
取付け板5の連結用貫通孔17に対応する位置には、例
えば、ねじ穴等の締結孔19が形成されている。また、
各位置決め孔18に対応する位置には、略円柱状の位置
決めピン21が下方の可動部12側に突出するように形
成されており、この位置決めピン21は、位置決め孔1
8に挿入されている。尚、図16は取付け板5の上面、
すなわちコンタクトフィルム4を支持する側の面を示す
ものであり、一方、図17は取付け板5の下面(裏面)
を示すものである。そして、可動部12と取付け板5と
は、図12に示すように例えばネジ等の締結部材22を
可動部12の図12における下面側から連結用貫通孔1
7を通して取付け板5の下面側に貫通させ、この貫通さ
せた締結部材22を締結孔19に係合させることによっ
て着脱可能に連結されている。従って、可動部12の平
行移動にともなって可動部12に取付け板5を介して固
定されたコンタクトフィルム4を電極端子7の整列方向
に沿って平行移動させることができるようになってい
る。尚、締結部材22の長さは、締結時にその先端部が
締結孔19内に留まるような長さとされており、コンタ
クトフィルム4の取付けを妨げないようになっているこ
とは言うまでもない。
【0011】そして、可動部12と不動部11との間に
は、図14に示すように平行リンク機構10をコンタク
トフィルム4の平行移動を妨げる方向に付勢する付勢手
段24が配設されている。
【0012】すなわち、図15に示すように、不動部1
1には、支持基板2の長手方向に沿って長尺とされた切
り欠き部25が形成されている。この切り欠き部25に
は、図15に示すように可動部12を一方向(図14に
おいて左方向)に付勢するための付勢手段24が配置さ
れており、この付勢手段24は、図18に示すように、
その一端部が固定ピン26を介して不動部11に固着さ
れるとともに、他端部が固定ピン27を介して可動部1
2の屈曲部位12aに固着されるようにして配設されて
いる。この付勢手段24は、例えばコイルばねが用いら
れる。この付勢手段24は、可動部12が平行移動する
際に、平行リンク機構10が揺動あるいは振動すること
を防止することにも寄与する。
【0013】さらに、調整機構9は、電極端子7と接触
子3との接触位置を調整する際に平行リンク機構10を
付勢手段の付勢力に抗する方向に押動するための押動手
段を有している。
【0014】図19に示すように、この押動手段は、可
動部12および不動部11の下面側に、これら可動部1
2および不動部11の平面に対して直交する方向(図1
9における下方)に屈折された板状弾性部材30を有し
ている。この板状弾性部材30は、その屈伸方向と付勢
手段24の付勢方向とが平行になるようにして、その両
端部はそれぞれ固定ピン32,33を介して可動部12
または不動部11に固定されている。
【0015】また、不動部11には、その回転動作にと
もなって板状弾性部材30をその屈折状態を解消する方
向(図19において上方)に押圧変形させるための回転
押圧部材34が配設されている。この回転押圧部材34
は、ボルト39とナット45により構成されており、ボ
ルト39は、不動部11の上面側に、外部から回転力を
付与するための回転力付与部位としての頭部35とこれ
に連設される円柱形状の軸部38とを有している。図1
4に示すように、頭部35の上面側には、例えば六角レ
ンチ等の回転力を付与する工具が係合可能とされた係合
溝36が形成されている。
【0016】一方、図19に示すように、ボルト39の
軸部38(図23参照)は、不動部11に形成された貫
通孔40(図15、図19)を通して不動部11の上面
側から下面側に達しており、軸部38の先端部には、板
状弾性部材30を介してナット45が螺合されている。
【0017】この板状弾性部材30は、図20に示すよ
うに、軸部38に対応する位置には、平面形状が支持部
材2の長手方向に沿って長尺とされた長孔43が形成さ
れており、この長孔43を通してボルト39の軸部38
が板状弾性部材30の図19における下方へ貫通されて
いる。そして、板状弾性部材30の下方へ貫通された軸
部38にはナット45が螺合されており、このナット4
5の図19における上面には、板状弾性部材30の屈折
部位30aが当接されている。このナット45は、図1
9に示すように板状弾性部材30に形成されている一対
の当接保持部47によって回転方向の動きを規制されて
いるので、板状弾性部材30は、ボルト39の図11ま
たは図14における反時計方向への回転にともなって不
動部11から離間する方向へ移動し、時計方向への回転
にともなって不動部11側へ移動するようになってい
る。
【0018】不動部11の上面であってボルト39の頭
部35に対応する位置には、この頭部35の平面形状に
沿った頭部側切り欠き部46が形成されており、この頭
部側切り欠き部46を介して頭部35が不動部11の下
面側に没入された状態になっている。
【0019】一方、図21および図22に示すように、
板状弾性部材30の屈折部位30aには、この屈折部位
30aとナット45との当接状態を保持するために上述
した一対の当接保持部47が、ナット45の外周を保持
するようにして形成されている。このため、ボルト39
に対して図11または図14における時計方向への回転
力を付与することによって、ナット45が板状弾性部材
30の屈折部位30aを当接させた状態で不動部11側
へ移動することができるため、ナット45を介して板状
弾性部材30をその屈折形状が解消される方向に押圧す
ることができるようになっている。
【0020】このような構成を有する押動手段により、
電極端子7と接触子3との接触位置を調整する際に、平
行リンク機構10を付勢手段24の付勢力に抗する方向
に押動することができるため、表示パネル側の電極端子
7に対する接触子3の接触位置調整を安定的かつ高精度
に行うことができるようになっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな表示パネル検査用ソケット1においては、複数個の
調整機構9を1つのプレートをベースにして電極端子7
の整列方向に連設して形成する構造であるため、製造が
コスト高になるという問題があった。また、この調整機
構9を他の形態の表示パネル検査用ソケットにそのまま
転用することができないので、いわゆる部品の共通化、
標準化が困難であるという問題もあった。また、調整機
構9の1ヶ所が故障した場合は、1つのプレートがベー
スとなっているため、すべての調整機構9をソケット本
体から取り外して交換しなければならないという問題も
あった。
【0022】さらに、前述した付勢手段24等の存在に
より、部品点数が多くなるとともに、各調整機構9の厚
さが厚くなってしまう。そのため、特に装置の厚み方向
についてのコンパクト化を図ることができず、製造コス
トも高価になってしまっていた。また、調整機構9が厚
くなれば、検査対象が透過型の液晶表示パネルの場合に
は、点灯試験の際にバックライトと表示パネルとの距離
が離れてしまうため、実使用状態と同じような観察がで
きなくなり、適正な評価を行うことができないという問
題もあった。
【0023】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
もので、表示パネルの電極端子と検査用ソケットの接触
子との接触位置の調整を精度よく行うことができ、か
つ、装置のコンパクト化、部品点数の削減、製造効率の
向上および製造コストの低廉化を図ることができ、あわ
せて種々のソケットに対応すべく調整機構の共通化、標
準化を図ることができる表示パネル検査用ソケットおよ
びこれに用いる調整機構を提供することを目的とするも
のである。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る表示パネル検査用ソケットの特
徴は、調整機構が、前記配線基板もしくは前記ICタブ
を前記電極端子の整列方向に平行移動させることによっ
て電極端子の整列方向における接触子の接触位置を調整
可能とされるとともに、前記配線基板もしくは前記IC
タブをこれら配線基板もしくはICタブの平面と同一面
内において回転させることによって回転方向における接
触子の接触位置を調整可能とされてなり、かつ、ソケッ
ト本体には、前記調整機構が個別に配設されてなる点に
ある。
【0025】そして、このような構成を採用したことに
より、各調整機構を別個独立の簡易な構造にすることが
でき、ソケット本体に対する調整機構の取付けや取り外
しを簡便に行うことができ、また、調整機構を種々のソ
ケットに適用して部品の共通化、標準化を図ることがで
き、さらに、回転方向における接触子の接触位置をも調
整可能とすることによってより微細な接触位置の調整を
行うことができる。
【0026】請求項2に係る表示パネル検査用ソケット
の特徴は、請求項1において、前記調整機構が、前記配
線基板もしくは前記ICタブを取付け可能とされ前記電
極端子の整列方向に沿って移動自在とされた平行移動部
と、この平行移動部と対向するように配置され前記平行
移動部の平面と同一面内で回転可能とされた回転基部
と、この回転基部と前記平行移動部とを連結する連結ア
ームと、前記平行移動部を前記電極端子の整列方向へ移
動するように押動する押動機構と、前記回転基部を回転
方向へ移動させる回転機構とを有する点にある。
【0027】そして、このような構成を採用したことに
より、押動機構によって平行移動部を端子整列方向に平
行移動させて、平行移動部に取り付けられた配線基板も
しくはICタブを端子整列方向移動させることができ、
かつ、回転機構によって回転基部を回転させることによ
り、回転基部に連結アームを介して連結された平行移動
部を配線基板もしくはICタブとともに回転基部と同方
向に回転させることができるため、端子整列方向および
回転基部の回転方向における接触子の接触位置を適正に
調整することができ、さらに、調整機構を簡易な構造に
することができ、装置の小型化・薄型化を図ることがで
きる。
【0028】請求項3に係る表示パネル検査用ソケット
の特徴は、請求項2において、前記押動機構が、前記平
行移動部における前記回転基部に対峙する位置に形成さ
れた、前記電極端子の整列方向に対して回転基部側に傾
斜する斜面からなる被押圧部と、この被押圧部に対向す
る位置に配置され、外部から回転力を付与することによ
って前記平行移動部側に向けて移動することにより、前
記被押圧部を押圧可能とされた平行移動部押圧部材とを
有する点にある。
【0029】そして、このような構成を採用したことに
より、平行移動部押圧部材の回転量を調整することによ
って平行移動部の平行移動量を簡便かつ高精度に制御す
ることができるため、接触子の位置調整をさらに適正に
行うことができ、また、押圧機構を簡易な構造にするこ
とができるため、より有効に装置の小型化や薄型化を図
ることができる。
【0030】請求項4に係る表示パネル検査用ソケット
の特徴は、請求項2または請求項3において、前記回転
機構が、前記回転基部の電極端子の整列方向における一
端部の近傍に設けた、外部から回転力を付与することに
よって前記回転基部を回転方向の一方向へ押圧する回転
基部押圧部材と、前記回転基部における前記一端部に対
向する他端部の近傍に設けた、前記回転基部を前記回転
方向の一方向に抗する方向に付勢する付勢部材とを有す
る点にある。
【0031】そして、このような構成を採用したことに
より、回転基部押圧部材の回転量を調整することによっ
て回転基部の回転量を簡便かつ高精度に制御することが
できるため、接触子の接触位置の調整をさらに適正に行
うことができ、また、回転機構を簡易な構造にすること
ができるため、より有効に装置の小型化や薄型化を図る
ことができる。
【0032】請求項5に係る調整機構の特徴は、前記配
線基板もしくは前記ICタブを前記電極端子の整列方向
に対して平行に移動させることによって電極端子の整列
方向における接触子の接触位置を調整可能とされるとと
もに、前記配線基板もしくは前記ICタブをこれら配線
基板もしくはICタブの平面と同一面内において回転さ
せることによって回転方向における接触子の接触位置を
調整可能とされてなる点にある。
【0033】そして、このような構成を採用したことに
より、調整機構自体を別個独立の簡易な構造にすること
ができ、ソケット本体に対する取付けや取り外しを簡便
に行うことができ、また、種々のソケットに適用して部
品の共通化、標準化を図ることができ、さらに、回転方
向における接触子の接触位置を調整することによってよ
り微細な接触位置の調整を行うことができる。
【0034】請求項6に係る調整機構の特徴は、請求項
5において、前記配線基板もしくは前記ICタブを取付
け可能とされ、前記電極端子の整列方向に沿って移動自
在とされた平行移動部と、この平行移動部と対向するよ
うに配置され前記平行移動部の平面と同一面内で回転可
能とされた回転基部と、この回転基部と前記平行移動部
とを連結する連結アームと、前記平行移動部を前記電極
端子の整列方向へ移動するように押動する押動機構と、
前記回転基部を回転方向へ移動させる回転機構とを有す
る点にある。
【0035】そして、このような構成を採用したことに
より、押動機構によって平行移動部を端子整列方向に平
行移動させて、平行移動部に取り付けられた配線基板も
しくはICタブを端子整列方向移動させることができ、
かつ、回転機構によって回転基部を回転させることによ
り、回転基部に連結アームを介して連結された平行移動
部を配線基板もしくはICタブとともに回転基部と同方
向に回転させることができるため、端子整列方向および
回転方向における接触子の接触位置を適正に調整するこ
とができ、さらに、簡易な構造にすることができ、小型
化・薄型化を図ることができる。
【0036】請求項7に係る調整機構の特徴は、請求項
6において、前記押動機構が、前記平行移動部における
前記回転基部に対峙する位置に形成された、前記電極端
子の整列方向に対して回転基部側に傾斜する斜面からな
る被押圧部と、この被押圧部に対向する位置に配置さ
れ、回転動作によって前記平行移動部側に移動可能とさ
れ、この移動にともなって前記被押圧部を押圧可能とさ
れた平行移動部押圧部材とを有する点にある。
【0037】そして、このような構成を採用したことに
より、平行移動部押圧部材の回転量を調整することによ
って平行移動部の平行移動量を簡便かつ高精度に制御す
ることができるため、接触子の位置調整をさらに適正に
行うことができ、また、押圧機構を簡易な構造にするこ
とができるため、より有効に装置の小型化や薄型化を図
ることができる。
【0038】請求項8に係る調整機構の特徴は、請求項
6または請求項7において、前記回転機構が、前記回転
基部の電極端子の整列方向における一端部の近傍に設け
た、外部から回転力を付与することによって前記回転基
部を回転方向の一方向へ押圧する回転基部押圧部材と、
前記回転基部における前記一端部に対向する他端部の近
傍に設けた、前記回転基部を前記回転方向の一方向に抗
する方向に付勢する付勢部材とを有する点にある。
【0039】そして、このような構成を採用したことに
より、回転基部押圧部材の回転量を調整することによっ
て回転基部の回転量を簡便かつ高精度に制御することが
できるため、接触子の接触位置の調整をさらに適正に行
うことができ、また、回転機構を簡易な構造にすること
ができるため、より有効に装置の小型化や薄型化を図る
ことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示パネル検
査用ソケットおよびこれに用いる調整機構の実施形態に
ついて、図1乃至図10を参照して説明する。
【0041】図1および図2に示すように、本実施形態
における表示パネル検査用ソケット50は、ソケット本
体54を構成する平面略正方形状の基板51を有してい
る。この基板51の内側の領域(図1における上側に示
す一定領域)は、開口52とされており、この平面略長
方形状の開口52の部分に表示パネル56が装着されて
点灯検査等が行われる(図9参照)。尚、検査対象とな
る表示パネル56が透過型の液晶表示パネルである場合
には、この開口52を通して表示パネル56の表示光を
図2における下方又は上方へ透過することができるよう
になっている。また、基板51上における開口52の各
角部の位置には、表示パネル56の角部をガイドし保持
するための4個の保持部58,59,60,61が、開
口52よりも図1においてわずかに内側に突出するよう
に配設されている。また、各保持部58,59,60,
61のうち、図1において上側に位置する一対の保持部
58,60の近傍には、これら保持部58,60に位置
された表示パネル56の角部上面に接触し、この角部を
圧接保持するための角部用圧接保持部材113が配設さ
れている。この角部押圧保持部材113は、図2におけ
る時計方向および反時計方向に回動可能に保持された棒
状の回動軸部113aを有している。この回動軸部11
3aの外側の端部には、棒状のレバー113bが前記回
動軸部113aと一体的に形成されており、このレバー
113bを介して前記回動軸部113aを回動させるこ
とができるようになっている。一方、前記回動軸部11
3aの内側の端部には、棒状の押圧保持部113cが、
前記回動軸部113aに直交するようにして前記回動軸
部113aと一体的に形成されている。前記押圧保持部
113cは、前記回動軸部113aの回動にともなって
その先端部を前記表示パネル56の角部上面に接離させ
るようになっている。
【0042】この圧接保持部材113は、例えばバネ等
の付勢力を介して表示パネル56の角部に圧接可能とさ
れている。さらに、この圧接保持部材113は、表示パ
ネル56への圧接位置において、圧接状態を固定的に保
持されるようになっている。例えば、圧接保持部材11
3の一部を基板51上に設けられた図示しない嵌合部に
嵌合させることによって圧接状態を保持するようにして
もよい。
【0043】また、基板51上における開口の側端部に
は、保持部58,59,60,61にその角部が保持さ
れた表示パネル56の側端部を一方向に押圧するための
一対の側端部押圧部材114が配設されている。この側
端部押圧部材114は、例えばバネ等の付勢力を介して
表示パネル56の側端部に圧接可能とされており、この
付勢力によってソケット本体54に装着された表示パネ
ル56は、図1における下方向及び右方向に押圧される
ことにより保持部61を基準として位置決めされる。
【0044】このようにして、表示パネル56はソケッ
ト本体54に装着される(図9参照)。
【0045】なお、表示パネル56をソケット本体54
に装着する際には、表示パネル56の電極端子7が形成
されている側の面を下向きとして装着する。また、本実
施形態においては、表示パネル56の電極端子7は一辺
にのみ形成されており、この辺を開口52の内周縁の図
1における下端部側に位置させるようにして装着する。
【0046】基板51上における開口52の下端縁に近
傍する位置には、表示パネル56の電極端子7と接触子
3との接触位置を調整するための複数(図1において6
個)の調整機構64が、図1において横方向となる電極
端子7の整列方向(以下、「端子整列方向」と称する)
に互いに隣位するようにして配設されている。尚、これ
ら各調整機構64は、個々に着脱することが可能となっ
ている。
【0047】本実施形態における調整機構64は、前述
した表示パネル検査用ソケット1のように複数の調整機
構9を一体的に連設した構成とは異なり、各調整機構6
4が別個独立の構成を有している。そして、各調整機構
64が1個単位でソケット本体54に取付けされるよう
になっている。この結果、ソケット本体54に対する各
調整機構64の取付けや取り外しあるいは持ち運びを簡
便に行うことができるようになっている。また、調整機
構64を1個単位で取付け、取外しができるように構成
されているので、検査対象となる表示パネル56の種類
が異なる種々のソケットに対しても組み合わせて適用す
ることができ、部品の共通化、標準化を図ることが可能
となっている。さらに、調整機構64が故障した場合に
おいても故障した特定の調整機構64のみを取り外せば
よいため、修理という観点からも利便性を向上すること
ができるようになっている。
【0048】各調整機構64は、図1および図3に示す
ように、端子整列方向に長尺とされた全体位置調整板6
5上に着脱可能に取付けられており、この全体位置調整
板65は、図6に示すように、偏心カム機構67の回転
動作によって端子整列方向に移動可能とされている。全
体位置調整板65の端子整列方向側の一端部(図6にお
ける右端部)上には、円形の調整摘み66が、回転軸6
6aを中心に回転可能に配設されている。回転軸66a
には、その回転中心が回転軸66aよりも半径方向にず
れた円形の偏心カム67aが固設されている。そして、
全体位置調整板65の図6における右端部には、右方に
延出された一対の棒状の延出部65a,65bが、図6
における上下方向に所定の間隔を設けて形成されてお
り、この一対の延出部65a,65bの間には、偏心カ
ム67aが位置している。一対の延出部65a,65b
の先端部には、前記全体位置調整板65を端子整列方向
の一方向(図6において左方向)に付勢する板ばね67
bが架設されており、この板ばね67bには、偏心カム
67aの外周面が当接している。
【0049】従って、各調整機構64を取付けた全体位
置調整板65を端子整列方向に沿って平行移動させるこ
とによって、まず、接触子3全体の電極端子7に対する
接触位置を調整することができるようになっている。ま
た、全体位置調整板65は、その表面が基板51の表面
と同一平面上に位置するように基板51内に埋設されて
いる。これにより、ソケットの薄型化を図ることができ
るようになっている。なお、各調整機構64による個別
的な位置調整については後述する。
【0050】図3に示すように、各調整機構64は、前
記全体位置調整板65上に平面略長方形状の取付板69
を有している。この取付板69上における図3の右側と
なる電極端子7の近傍位置側には、図4に示す平面略長
方形状の板状の平行リンクプレート200が取付られて
いる。この平行リンクプレート200は、例えば金属プ
レートを切り抜くことにより所定の形状に形成されてお
り、回転基部71、平行移動部70及びこれらを連結す
る一対の連結アーム73,74を有する構成とされてい
る。平行移動部70は、取付板69上を摺動可能とされ
ている。一方、取付板69上における図3のほぼ中央に
は、端子整列方向の寸法が平行移動部70とほぼ同寸法
とされた回転基部71が、平行移動部70と対向するよ
うに配設されており、回転基部71と平行移動部70と
は、両者の端子整列方向における両端部に形成された一
対の連結アーム73,74によって互いに連結されてい
る。なお、平行リンクプレート200は、例えば、焼き
入れをしたスチールやばね鋼等の弾性を有する材料によ
って好適に形成することができる。
【0051】次に、まず平行移動部70についてさらに
詳述すると、平行移動部70上には、複数の接触子3を
形成した図示しないフレキシブル配線基板(FPC)等
の配線基板あるいはICタブ63を着脱可能に貼り付け
るための貼付板75が取着されている。この貼付板75
は、接触子3の接触位置の調整を行う際の衝撃を吸収す
る観点から、例えば、シリコンゴム等の緩衝性の材料に
よって形成するようにしてもよい。
【0052】そして、平行移動部70には、この平行移
動部70を端子整列方向に沿って平行移動させるための
押動機構76が配設されている(図1参照)。
【0053】図4に示すように、平行移動部70の、回
転基部71に対峙する端辺には、平行移動部70と同一
平面上に、平面略台形状の延出部77が回転基部71側
に向かって延出形成されている。この延出部77におけ
る端子整列方向の両端部には、端子整列方向から回転基
部71側に向かって傾斜する傾斜面からなる一対の被押
圧部77a,77bが形成されている。さらに、図4お
よび図5に示すように、回転基部71における前述した
一対の被押圧部77a,77bに臨む位置には、平行移
動部70の長手方向に対して直交する方向に長尺とされ
た一対の孔79,80が穿設されており、各孔79,8
0の内周面には、図示しない螺旋状の溝部が形成されて
いる。そして、各孔79,80には、図6に示すよう
に、軸状の平行移動部押圧部材81,82が、回転基部
71を貫通するように配設されており、この平行移動部
押圧部材81,82の外周には、図示しない螺旋状の突
起部が各孔79,80の溝部に沿うように形成されてい
る。この平行移動部押圧部材81,82の後端部(図6
参照)には、外部から回転力を付与するための例えば六
角穴等の回転力付与部83が形成されており、この回転
力付与部83に六角レンチ等の工具を係合させることに
よって平行移動部押圧部材81,82に回転力を付与す
ることができるようになっている。このため、平行移動
部押圧部材81,82を回転させることによって平行移
動部押圧部材81,82を平行移動部側へ螺進させるこ
とができるようになっている。また、平行移動部70側
への移動状態において、平行移動部押圧部材81,82
は、その先端部を延出部77に形成された被押圧部77
a,77bに当接させるようになっている。そして、当
接状態から平行移動部押圧部材81,82をさらに平行
移動部70側に移動させると、被押圧部77a,77b
を介して平行移動部70に対して端子整列方向の押圧力
が作用する。この押圧力により、平行移動部70を端子
整列方向に押動することができるようになっている。
【0054】なお、図4に示すように、両被押圧部77
a,77bは、平行移動部押圧部材81,82による押
圧によって、端子整列方向における互いに対抗する方向
に押圧力を受けるように形成されている。
【0055】従って、平行移動部70を端子整列方向に
おける一方向に移動させる際には、両被押圧部77a,
77bのうちの一方にのみ、これに対応する一方の平行
移動部押圧部材81,82によって押圧力を付与するこ
とが望ましい。このとき、他方の平行移動部押圧部材8
1,82は、平行移動部70による当該一方向への平行
移動を妨げないように被押圧部77a,77bからわず
かに離間させておくことが望ましい。
【0056】このような押動機構76によって平行移動
部70を端子整列方向に移動させることができるため、
この平行移動部70上に貼付板75を介して貼り付けら
れた配線基板もしくはICタブ63を端子整列方向に移
動させることができ、端子整列方向における電極端子7
に対する接触子3の接触位置を精密に調整することがで
きるようになっている。また、平行移動部押圧部材8
1,82の回転量を調整することによって平行移動部7
0の平行移動量を簡便かつ高精度に制御することができ
るため、接触子3の接触位置をさらに適正に調整するこ
とができるようになっている。さらに、前述した付勢手
段24(図12参照)のように調整機構9の厚み方向の
寸法を大きくとるような構成部は設けられていないた
め、形状の薄型化を図ることができるようになってい
る。なお、前記平行移動部押圧部材81,82は、例え
ば、六角穴付き止めネジのような締結部材であってもよ
い。また、被押圧部77a,77bの形成数や形成位置
は、設計コンセプトに応じて適宜変更してもよい。
【0057】次に、回転基部71についてさらに詳述す
ると、図4に示すように、回転基部71の中央部には、
円形の貫通孔84が穿設されている。この貫通孔84に
は、図6に示す回転支持軸85が挿入されており、この
回転支持軸85は、取付板69上に固定されている。従
って、回転支持軸85を中心に回転基部71を平行移動
部70と同一平面内において図1における時計方向およ
び反時計方向に回転させることができるようになってい
る。また、回転基部71と平行移動部70とは連結アー
ム73,74を介して連結されているため、回転基部7
1の回転にともなって平行移動部70を一体的に回転さ
せることができるようになっている。なお、回転支持軸
85は、例えば止めネジの外周に、回転基部71の厚み
に相当する長さの円筒状の軸受けを遊嵌したものであっ
てもよい。
【0058】そして、回転基部71の近傍位置には、こ
の回転基部71を回転させる回転機構86が設けられて
いる。
【0059】すなわち、取付板69上であって図3にお
ける回転基部71の左側には、端子整列方向の寸法が回
転基部71と同寸法とされた平面略長方形のプレート状
の回転機構保持部88が、回転基部71に対向するよう
に配設されている。
【0060】回転機構保持部88の図6における右端部
近傍には、回転基部71側に長尺とされた孔90が穿設
されており、この孔90の内周面には、図示しない螺旋
状の溝部が形成されている。そして、孔90には、軸状
の回転基部押圧部材91が回転機構保持部88を貫通す
るように配設されており、この回転基部押圧部材91の
外周には、図示しない螺旋状の突起部が孔90内周の溝
部に沿うように形成されている。また、回転基部押圧部
材91の後端部(図1において下端部)には、外部から
回転力を付与するための例えば六角穴等の回転力付与部
92が形成されており、この回転力付与部92に六角レ
ンチ等の工具を係合させることによって回転基部押圧部
材91に回転力を付与することができるようになってい
る。このため、回転基部押圧部材91を回転させること
によって回転基部押圧部材91を回転基部71側へ螺進
するように移動させ得るようになっている。さらに、回
転基部押圧部材91の先端部には、回転基部91の図6
における右端部近傍部位が当接されている。これによ
り、回転基部押圧部材91を回転させることによって回
転基部押圧部材91に当接された回転基部71を、この
回転基部71の回転方向の一方向(図1、図6において
反時計方向)に押圧することができるようになってい
る。この結果、回転基部71を回転方向の一方向に回転
させることができるようになっている。
【0061】一方、回転機構保持部88の図6における
左端部近傍には、軸状の付勢部材94が回転機構保持部
88を貫通するように配設されており、この付勢部材9
4の先端部には、回転基部71の図6における左端部近
傍部位が当接されている。これにより、回転基部71
を、前述した回転基部押圧部材91による押圧の際の回
転方向に抗する方向(図1、図6における時計方向)に
付勢することができるようになっている。
【0062】従って、回転基部押圧部材91に回転力を
付与することによって、回転基部71に連結アーム7
3,74を介して連結された平行移動部70を、回転基
部71と一体的に回転させることができ、平行移動部7
0に貼付板75を介して固定された配線基板あるいはI
Cタブ63を回転基部71と同方向に回転させることが
できるようになっている。これにより、回転方向におけ
る接触子3の接触位置を調整することができるようにな
っている。
【0063】また、回転基部押圧部材91の回転量を調
整することによって、回転基部71の回転量を簡便かつ
高精度に制御することができるため、接触子3の接触位
置を適正に調整することができるようになっている。さ
らに、回転機構86を前述のような簡易な構造にするこ
とができるため、より有効に装置の小型化や薄型化を図
ることができるようになっている。
【0064】なお、前記回転基部押圧部材91は、例え
ば六角穴付き止めネジのような締結部材であってもよ
い。また、付勢部材94は、例えばスプリングプランジ
ャ等のばねによって軸方向に付勢された軸状の部材等で
あってもよい。
【0065】さらに、回転基部71における端子整列方
向の両端部近傍には、回転基部71の回転方向に沿って
わずかに長尺な一対の長孔95,96が穿設されてい
る。これらの長孔95,96には、棒状のストッパ97
が遊挿されており、このストッパ97は取付板69上に
固定されている。従って、回転基部71の回転を安定的
に保持することができるようになっている。
【0066】前述した平行リンクプレート200におけ
る一対の連結アーム73,74と、平行移動部70との
連結部、および回転基部71との連結部には、図4に示
すように、前記連結アーム73,74の他の部位よりも
端子整列方向側の寸法が小さな薄肉部98a,98b,
98c,98dが形成されている。この薄肉部98a,
98b,98c,98dによって平行移動部70の平行
移動を円滑に行うことができるようになっている。
【0067】以上のように構成された調整機構64によ
って、接触子3の端子整列方向における接触位置の調整
のみならず、回転基部71の回転方向における調整をも
行うことができるため、接触子3の接触位置の調整をさ
らに高精度に行うことができるようになっている。
【0068】そして、基板51上における各調整機構6
4の図2における左方位置には、図2における横方向に
長尺とされた載置台99が配設されている。この載置台
99上には、貼付板75上にICタブ63を貼り付ける
場合は、このICタブ63を駆動するためのICタブ駆
動用配線基板100が載置されるようになっている(図
7,図8参照)。一方、貼付板75上にフレキシブル配
線基板(FPC)等の図示しない配線基板を貼り付ける
場合は、この配線基板の延長部分が載置されるようにな
っている。
【0069】また、載置台99における、前述した平行
移動部押圧部材81,82および回転基部押圧部材91
に対峙する位置には、図6に示すように、六角レンチ等
の工具を挿入するための長尺な挿入孔102,103,
104が形成されている。調整機構64を調整する際に
は、挿入孔102,103,104を通して工具を図6
における下方側からソケット内に挿入し、図6における
上方側に位置する平行移動部押圧部材81,82または
回転基部押圧部材91にそれぞれ係合させるようになっ
ている。
【0070】さらに、各調整機構64の上には、図9お
よび図10に示すように、各調整機構64へのICタブ
63あるいは配線基板の貼り付け状態においてこれらI
Cタブ63や配線基板を上方から押さえるための第1押
さえ板106が、端子整列方向に整列されたすべての調
整機構64にわたる長さに形成されている。この第1押
さえ板106は、ネジ等の固定部材107によって基板
51上に着脱可能とされている。
【0071】また、基板51上における載置台99の外
側位置には、図3に示すように、載置台99と同じ厚さ
を有する押さえ板取付部108が配設されている。この
押さえ板取付部108には、載置台99に載置されたI
Cタブ駆動用配線基板100あるいは配線基板の延長部
分を上方から押さえるための第2押さえ板109が、I
Cタブ駆動用配線基板100あるいは配線基板の延長部
分を間に挟んだ状態で着脱可能に配設されている。
【0072】さらに、基板51の図2における上面およ
び下面には、複数の柱状のスペーサ110が取付けられ
ている。これらのスペーサ110によって、表示パネル
検査用ソケット50を上下逆にして検査を行う場合にお
いても、ソケット50が配置される配置面から表示パネ
ル56までの距離がほぼ等しくなるため、表示パネル5
6が透過型の液晶表示パネルである場合においては、図
示しないバックライト等の面光源から表示パネル56ま
での距離を等しくすることができるようになっている。
これにより、バックライトに対して表示パネル56の表
示画面側を対向させた状態で検査を行う場合において
も、表示画面の裏面を対向させて検査を行う場合におい
ても、同一な条件のもとで適正な点灯評価を行うことが
できる。
【0073】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0074】表示パネル56を使用時における実際の表
示と同じ状態に点灯させていわゆる実駆動による検査を
行う場合には、図3、図7および図8に示すように、平
行移動部70上の貼付板75にICタブ63を貼り付け
たものを用いてソケット50を組み立てる。
【0075】載置台99上には、このICタブ63を駆
動するためのICタブ駆動用配線基板100を載置す
る。
【0076】このとき、図3に示すように、ICタブ6
3とICタブ駆動用配線基板100との間には、これら
ICタブ63とICタブ駆動用配線基板100とを中継
するための中継用配線基板111を配設する必要があ
る。ここで、この中継用配線基板111をICタブ駆動
用配線基板100と同じ厚さにした場合、調整機構64
による調整の際に、中継用配線基板111の剛性によっ
て回転基部71の回転や平行移動部70の平行移動が妨
げられ、高精度な調整に支障をきたす虞がある。
【0077】従って、ICタブ63を用いて検査を行う
ソケットの場合には、図3に示すように、中継用配線基
板111の一部を薄肉のフレキシブル配線基板111a
によって形成することが望ましい。
【0078】載置台99上にICタブ駆動用配線基板1
00を載置した後、図7および図8に示すように、IC
タブ駆動用配線基板100上に第2押さえ板109を取
り付けてICタブ駆動用配線基板111を載置台99上
に保持する。
【0079】このようにして組み立てたソケット50を
用いて実際に検査を行う際には、まず、図9および図1
0に示すように、ソケット本体54に表示パネル56を
装着する。このとき、保持部58,60上への表示パネ
ル56の保持を妨げないように、装着の初期段階におい
ては、前記押圧保持部113cを上方へ回動させて開口
52の外側へ退避させておく。そして、保持部58,6
0上への表示パネル56の保持が完了した後に、前記押
圧保持部113cを表示パネル56側に回動させて表示
パネル56の角部表面を押圧し表示パネル56の装着が
完了する。
【0080】次に、接触子3と電極端子7との位置調整
を行う。まず、接触子3全体の電極端子7に対する接触
位置を調整する。この調整は、調整つまみ66を回転さ
せることによって、同軸上の偏心カム67aを偏心回転
させる。これにより、偏心カム67aの外周に当接され
た板ばね67aが、その付勢力に抗する方向に押動さ
れ、これにともなって、前記板ばね67aが固定された
前記全体位置調整機構65が端子整列方向に沿って平行
移動する。これによって、接触子3全体の電極端子7に
対する接触位置を調整することができる。
【0081】接触子3全体の接触位置の調整が完了した
後、更に、各調整機構64ごとに個別に接触子3の接触
位置を調整する。
【0082】すなわち、調整機構64によって端子整列
方向における接触子3の接触位置を調整する場合は、載
置台99に形成された一対の挿入孔102,103を通
して六角レンチ等の工具をソケット本体54内へ挿入す
る。そして、工具の先端部をそれぞれ平行移動部押圧部
材81,82の回転力付与部83に係合させた後、両平
行移動部押圧部材81,82に係合した両工具を片方ず
つ任意に回転させる。
【0083】これにより、平行移動部押圧部材81,8
2の先端部が被押圧部77a,77bに当接する。この
状態でさらに平行移動部押圧部材81,82を回転させ
ると、この平行移動部押圧部材81,82によって被押
圧部77a,77bが押圧され、この結果、平行移動部
70が端子整列方向に平行移動する。
【0084】これにより、平行移動部70に貼付板75
を介して貼り付けられたICタブ63を端子整列方向に
移動させることができ、ICタブ63に形成された接触
子3の端子整列方向における接触位置を調整することが
できる。
【0085】より具体的には、平行移動部70を図6に
おける右方に平行移動させる場合は、図6における左側
の平行移動部押圧部材81を被押圧部77aを押圧する
方向に移動させるとともに、右側の平行移動部押圧部材
82を被押圧部77bから遠ざかる方向へ移動させる。
また、平行移動部70を左方に平行移動させる場合は、
これとは逆に図6における右側の平行移動部押圧部材8
2を被押圧部77bを押圧する方向へ移動させるととも
に、左側の平行移動部押圧部材81を被押圧部77aか
ら遠ざかる方向へ移動させればよい。
【0086】次に、調整機構64によって回転方向にお
ける接触子3の接触位置を調整する場合は、載置台99
に形成された挿入孔104を介して工具をソケット本体
54内に挿入し、この工具の先端部を回転基部押圧部材
91の回転力付与部92に係合させる。この状態で工具
を一方向に回転させることによって、回転基部押圧部材
91の先端部に当接された回転基部71が、回転方向に
おける一方向(図6における反時計方向)に押圧され
る。これによって、回転基部71に連結アーム73,7
4を介して連結された平行移動部70を反時計方向に回
転させることができ、この平行移動部70に貼付板75
を介して貼り付けられたICタブ63を同方向に回転さ
せることができる。
【0087】一方、工具を逆回転させて回転基部押圧部
材91を回転基部71から離間する方向に退避させる
と、付勢部材94の付勢力によって回転基部71を回転
方向における前述した一方向に抗する方向(図6におけ
る時計方向)に回転させることができる。これによっ
て、回転基部71に連結された平行移動部70を時計方
向に回転させることができ、この平行移動部70上のI
Cタブ63を同方向に回転させることができる。
【0088】この結果、平行移動部70上のICタブ6
3を図6における時計方向または反時計方向に任意に回
転させることができ、ICタブ63に形成された接触子
3による回転方向における接触位置の調整を行うことが
できる。
【0089】このようにして接触子3と表示パネル56
の各電極端子7との位置調整が完了したら、ICタブ6
3上に第1押さえ板106を取付け、ネジ等の固定部材
107を締め付けることにより固定するとともにICタ
ブ63上の接触子3を各電極端子7に押圧し、これらを
電気的に安定した接触状態とし、その後の検査に供す
る。
【0090】なお、表示パネル56を実駆動しないで通
常の状態に点灯して検査を行う場合には、ICタブ63
の代わりに、貼付板75上にフレキシブル配線基板を貼
り付け、載置台99上に、フレキシブル配線基板の延長
部分を載置する。このような通常の点灯を行う場合にお
いても、調整機構64によってフレキシブル配線基板を
端子整列方向および回転方向に移動させて接触位置の調
整を適正に行うことができる。
【0091】したがって、本実施形態によれば、端子整
列方向および回転方向における接触子の接触位置の調整
を可能ならしめたことによって、表示パネル56の電極
端子7とソケット50側の接触子3とを確実に接触させ
ることが可能となり、より適正且つ効率良く点灯検査を
行うことができる。さらに、各調整機構64を別個独立
の構成にしたことによって、ソケット本体54に対する
各調整機構64の交換を個別に且つ容易に行うことがで
き、利便性を向上することができる。また、調整機構6
4を種々のソケットに共通して使用することができ、独
立した部品として共通化、標準化を図ることができる。
さらにまた、調整機構64を、前述した平行移動部7
0、回転基部71、押圧機構76および回転機構86等
によって簡易に形成することができるため、製造コスト
の低廉化、薄型化を図ることができる。特に、調整機構
64を薄型にした場合、表示パネル56が液晶パネルの
場合には、面光源との距離を、製品段階における実際の
表示装置に近いものとすることができる。この結果、実
際の使用状態に近い状態で検査を行うことができ、より
適正な評価を行うことができる。
【0092】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。例えば、本実施形態は、表示パネル以外の
電気部品にも適用可能なものである。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1に係
る表示パネル検査用ソケットによれば、表示パネルの電
極端子と配線基板の接触子との接触位置の調整を高精度
に行うことによって適正且つ効率良く検査を行うことが
でき、また、検査そのものの信頼性を向上させることが
できる。また、装置のコンパクト化、部品点数の削減、
製造効率および利便性の向上、製造コストの低廉化、さ
らには、調整機構の共通化、標準化を図ることができ
る。
【0094】請求項2に係る表示パネル検査用ソケット
によれば、請求項1に係る表示パネル検査用ソケットの
効果に加えて、さらに有効に装置のコンパクト化、製造
コストの低廉化を図ることができる。
【0095】請求項3に係る表示パネル検査用ソケット
によれば、請求項2に係る表示パネル検査用ソケットの
効果に加えて、接触子の位置調整をさらに高精度に行う
ことができ、また、押圧機構を簡易な構造にすることが
できるため、より有効に装置の小型化や薄型化を図るこ
とができる。
【0096】請求項4に係る表示パネル検査用ソケット
によれば、請求項2または請求項3に係る表示パネル検
査用ソケットの効果に加えて、接触子の接触位置の調整
をさらに高精度に行うことができ、また、回転機構を簡
易な構造にすることができるため、より有効に装置の小
型化や薄型化を図ることができる。
【0097】請求項5に係る調整機構によれば、表示パ
ネルの電極端子と配線基板の接触子との接触位置の調整
を適正に行うことができ、かつ、装置のコンパクト化、
製造効率の向上、製造コストの低廉化および利便性の向
上、さらには、製品の共通化、標準化を図ることができ
る。
【0098】請求項6に係る調整機構によれば、請求項
5に係る調整機構の効果に加えて、さらに有効に装置の
コンパクト化、製造コストの低廉化を図ることができ
る。
【0099】請求項7に係る調整機構によれば、請求項
6に係る調整機構の効果に加えて、接触子の位置調整を
さらに高精度に行うことができ、また、押圧機構を簡易
な構造にすることができるため、より有効に装置の小型
化や薄型化を図ることができる。
【0100】請求項8に係る調整機構によれば、請求項
6または請求項7に係る調整機構の効果に加えて、接触
子の接触位置の調整をさらに高精度に行うことができ、
また、回転機構を簡易な構造にすることができるため、
より有効に装置の小型化や薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る表示パネル検査用ソケットおよ
びこれに用いる調整機構の実施形態において調整機構上
の貼付板上へICタブを貼り付けていない状態を示す平
面図
【図2】 図1の右側面図
【図3】 本発明に係る表示パネル検査用ソケットおよ
びこれに用いる調整機構の実施形態において、調整機構
の周辺の構成を示した図9の縦断面図
【図4】 本発明に係る表示パネル検査用ソケットおよ
びこれに用いる調整機構の実施形態において、平行リン
クプレート(平行移動部および回動基部)の構成を示し
た平面図
【図5】 図4の正面図
【図6】 本発明に係る表示パネル検査用ソケットおよ
びこれに用いる調整機構の実施形態において、調整機構
の周辺の構成を示した平面拡大図
【図7】 本発明に係る表示パネル検査用ソケットおよ
びこれに用いる調整機構の実施形態において、調整機構
上の貼付板上へICタブを貼り付けた状態を示した平面
【図8】 図7の右側面図
【図9】 本発明に係る表示パネル検査用ソケットおよ
びこれに用いる調整機構の実施形態において、ソケット
本体への表示パネルの設置完了状態を示した平面図
【図10】 図9の右側面図
【図11】 従来の表示パネル検査用ソケットにおける
接触子部分を示す平面図
【図12】 図11のA−A線に沿った縦断面図
【図13】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、コンタクトフィルムの取付け板への取付け状態を示
す側面図
【図14】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、調整機構を示す平面図
【図15】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、平行リンク機構を構成する可動部および不動部なら
びに連結アームを示す平面図
【図16】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、取付け板を示す平面図
【図17】 従来の表示パネル検査用ソケットにおいて
取付け板を示す下面図
【図18】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、付勢手段を示す図14のB−B線に沿った横断面図
【図19】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、押動手段を示す側面図
【図20】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、板状弾性部材を示す平面図
【図21】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、板状弾性部材を示す図20の正面図
【図22】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、板状弾性部材を示す図20の左側面図
【図23】 従来の表示パネル検査用ソケットにおい
て、表示パネル検査用ソケットの使用状態を示す断面図
【符号の説明】
3 接触子 7 電極端子 54 ソケット本体 56 表示パネル 63 ICタブ 64 調整機構 70 平行移動部 71 回転基部 73,74 連結アーム 76 押動機構 77 延出部 77a,77b 被押圧部 81,82 平行移動部押圧部材 86 回転機構 91 回転基部押圧部材 94 付勢部材 200 平行リンクプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G011 AA15 AC06 AC14 AF02 2G036 BA33 CA02 2H088 FA11 FA18 MA20 5E024 CA22 CB01 5G435 AA17 BB05 BB12 CC09 KK05 KK10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極端子が整列配置された表示パ
    ネルの各電極端子に接触可能とされた複数の接触子を有
    する配線基板およびICタブの少なくとも一方を有し、
    前記接触子による前記電極端子への接触位置を調整可能
    とされた調整機構を有する表示パネル検査用ソケットに
    おいて、 前記調整機構は、前記配線基板もしくは前記ICタブを
    前記電極端子の整列方向に平行移動させることによって
    電極端子の整列方向における接触子の接触位置を調整可
    能とされるとともに、前記配線基板もしくは前記ICタ
    ブをこれら配線基板もしくはICタブの平面と同一面内
    において回転させることによって回転方向における接触
    子の接触位置を調整可能とされてなり、かつ、ソケット
    本体には、前記調整機構が個別に配設されてなることを
    特徴とする表示パネル検査用ソケット。
  2. 【請求項2】 前記調整機構は、前記配線基板もしくは
    前記ICタブを取付け可能とされ前記電極端子の整列方
    向に沿って移動自在とされた平行移動部と、この平行移
    動部と対向するように配置され前記平行移動部の平面と
    同一面内で回転可能とされた回転基部と、この回転基部
    と前記平行移動部とを連結する連結アームと、前記平行
    移動部を前記電極端子の整列方向へ移動するように押動
    する押動機構と、前記回転基部を回転方向へ移動させる
    回転機構とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    表示パネル検査用ソケット。
  3. 【請求項3】 前記押動機構は、前記平行移動部におけ
    る前記回転基部に対峙する位置に形成された、前記電極
    端子の整列方向に対して回転基部側に傾斜する斜面から
    なる被押圧部と、この被押圧部に対向する位置に配置さ
    れ、外部から回転力を付与することによって前記平行移
    動部側に向けて移動することにより、前記被押圧部を押
    圧可能とされた平行移動部押圧部材とを有することを特
    徴とする請求項2に記載の表示パネル検査用ソケット。
  4. 【請求項4】 前記回転機構は、前記回転基部の電極端
    子の整列方向における一端部の近傍に設けた、外部から
    回転力を付与することによって前記回転基部を回転方向
    の一方向へ押圧する回転基部押圧部材と、前記回転基部
    における前記一端部に対向する他端部の近傍に設けた、
    前記回転基部を前記回転方向の一方向に抗する方向に付
    勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載の表示パネル検査用ソケット。
  5. 【請求項5】 複数の電極端子が整列配置された表示パ
    ネルの各電極端子に接触可能とされた複数の接触子を有
    する配線基板およびICタブの少なくとも一方を有し、
    前記接触子による前記電極端子への接触位置を調整可能
    とされた表示パネル検査用ソケットの調整機構におい
    て、 前記配線基板もしくは前記ICタブを前記電極端子の整
    列方向に対して平行に移動させることによって電極端子
    の整列方向における接触子の接触位置を調整可能とされ
    るとともに、前記配線基板もしくは前記ICタブをこれ
    ら配線基板もしくはICタブの平面と同一面内において
    回転させることによって回転方向における接触子の接触
    位置を調整可能とされてなることを特徴とする調整機
    構。
  6. 【請求項6】 前記配線基板もしくは前記ICタブを取
    付け可能とされ、前記電極端子の整列方向に沿って移動
    自在とされた平行移動部と、この平行移動部と対向する
    ように配置され前記平行移動部の平面と同一面内で回転
    可能とされた回転基部と、この回転基部と前記平行移動
    部とを連結する連結アームと、前記平行移動部を前記電
    極端子の整列方向へ移動するように押動する押動機構
    と、前記回転基部を回転方向へ移動させる回転機構とを
    有することを特徴とする請求項5に記載の調整機構。
  7. 【請求項7】 前記押動機構は、前記平行移動部におけ
    る前記回転基部に対峙する位置に形成された、前記電極
    端子の整列方向に対して回転基部側に傾斜する斜面から
    なる被押圧部と、この被押圧部に対向する位置に配置さ
    れ、回転動作によって前記平行移動部側に移動可能とさ
    れ、この移動にともなって前記被押圧部を押圧可能とさ
    れた平行移動部押圧部材とを有することを特徴とする請
    求項6に記載の調整機構。
  8. 【請求項8】 前記回転機構は、前記回転基部の電極端
    子の整列方向における一端部の近傍に設けた、外部から
    回転力を付与することによって前記回転基部を回転方向
    の一方向へ押圧する回転基部押圧部材と、前記回転基部
    における前記一端部に対向する他端部の近傍に設けた、
    前記回転基部を前記回転方向の一方向に抗する方向に付
    勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項6ま
    たは請求項7に記載の調整機構。
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