JP2003331990A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2003331990A
JP2003331990A JP2002136507A JP2002136507A JP2003331990A JP 2003331990 A JP2003331990 A JP 2003331990A JP 2002136507 A JP2002136507 A JP 2002136507A JP 2002136507 A JP2002136507 A JP 2002136507A JP 2003331990 A JP2003331990 A JP 2003331990A
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Fumie Tagami
ふみえ 田上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、それぞれのコンタクトの接触部の
磨耗が少なく、かつ、傷つけたり、削ったりすることが
なく、安定した接続を得ることができる電気コネクタを
提供することである。 【解決手段】 本発明の目的は、プラグコネクタとレセ
プタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネクタ
1において、一方のコネクタに少なくとも1以上の圧入
部を設けるとともに圧入部に弾性を持たせる手段を一方
のコネクタに設け、プラグコネクタとレセプタクルコネ
クタとが嵌合した際に嵌合ガタを無くすことで達成でき
る。例えば、圧入部としてレセプタクルコネクタ30の
ハウジング32に少なくとも1以上の凸部40を設け、
圧入部に弾性を持たせる手段として凸部40の内側に貫
通孔42若しくは止め孔を設け、嵌合ガタを無くすため
にプラグコネクタ70のブロック72の嵌合口16の内
側寸法よりハウジング32の外径寸法を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグコネクタと
レセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合する電気コネ
クタに関するものであって、特に嵌合の際のガタ止め防
止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気コネクタは、プラグコネクタとレセ
プタクルコネクタとが着脱自在に嵌合できる構造になっ
ている。図10は、従来のプラグコネクタとレセプタク
ルコネクタの斜視図である。プラグコネクタ及びレセプ
タクルコネクタは、所要数のコンタクト(プラグコンタ
クト、レセプタクルコンタクト)とこのコンタクトが保
持・固定される絶縁物(ブロック(プラグ側)、ハウジ
ング(レセプタクル側))とを備えている。前記ハウジ
ングには前記ブロックに挿入される嵌入部が設けられ、
前記ブロックには前記嵌入部が入る嵌合口が設けられて
いる。前記嵌入部と前記嵌合口との関係は、嵌合し易い
ように0.1〜0.2mm程度のガタがあるように設け
られている。前記プラグコネクタと前記レセプタクルコ
ネクタとが嵌合すると、前記プラグコンタクトの接触部
とレセプタクルコンタクトの接触部とが接触し、電気的
に導通するようになっている。それぞれの接触部には、
導電性の良い金メッキ等の表面処理が施してある。コス
トを考慮して、前記表面処理は出来る限り薄く施してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような構造で
は、振動などのに前記嵌入部と前記嵌合口とのガタの分
だけプラグコンタクトの接触部とレセプタクルコンタク
トの接触部との間で摺動が起こり、この余分な摺動によ
り両方のコンタクトに磨耗や摩擦が生じ、前記表面処理
が剥離してしまうことがあり、しいては接続不良に繋が
ると言った解決すべき課題があった。前記摺動がそれぞ
れのコンタクトの幅方向で起こった場合は、前記嵌入部
と前記嵌合口とのガタが大きいと、それぞれのコンタク
トの幅方向のエッジ部分で、それぞれの前記接触部を傷
つけたり、削ったりすることがあり、しいては接続不良
に繋がると言った問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、それぞれのコンタクトの接触部の磨
耗が少なく、かつ、傷つけたり、削ったりすることがな
く、安定した接続を得ることができる電気コネクタを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、プラグ
コネクタとレセプタクルコネクタとが着脱自在に嵌合す
る電気コネクタ1において、前記一方のコネクタに少な
くとも1以上の圧入部を設けるとともに該圧入部に弾性
を持たせる手段を前記一方のコネクタに設け、前記プラ
グコネクタと前記レセプタクルコネクタとが嵌合した際
に嵌合ガタを無くすことで達成できる。
【0006】
【作用】レセプタクルコネクタ30の嵌入部36がプラ
グコネクタ10の嵌合口16に挿入されていくと、一方
のコネクタ10、30に設けた圧入部に他方のコネクタ
30、10が接触しながら押し込まれ、所謂軽圧入の状
態になる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、前記圧入部と該圧入部
に弾性を持たせる手段の組合せによって、次のような実
施の形態が考えられる。
【0008】第1形態は、前記圧入部として該レセプタ
クルコネクタ30のハウジング32に少なくとも1以上
の凸部40を設け、前記圧入部に弾性を持たせる前記手
段として前記凸部40の内側に貫通孔42若しくは止め
孔を設け、嵌合ガタを無くすために前記プラグコネクタ
70のブロック72の嵌合口16の内側寸法より前記ハ
ウジング32の嵌入部36の外径寸法を大きくする。
【0009】第2形態は、前記圧入部として該レセプタ
クルコネクタ301のハウジング321に少なくとも1
以上の突起50を設け、前記圧入部に弾性を持たせる前
記手段として前記突起50の内側にスリット52を設
け、嵌合ガタを無くすために前記プラグコネクタ70の
ブロック72の嵌合口16の内側寸法より前記ハウジン
グ321の嵌入部36の外径寸法を大きくする。
【0010】第3形態は、前記圧入部として該プラグコ
ネクタ10のブロック12の嵌合口16内に少なくとも
1以上の突出部20を設け、前記圧入部に弾性を持たせ
る前記手段として前記突出部20の周囲にスリット溝2
2を設け、嵌合ガタを無くすために前記レセプタクルコ
ネクタ60のハウジング62の嵌入部36の外径寸法よ
り前記プラグコネクタ10のブロック12の嵌合口16
の内側寸法を小さくする。
【0011】第4形態は、前記圧入部として該レセプタ
クルコネクタ302、303のハウジング322、32
3に少なくとも1以上の凸部40若しくは突起50を設
け、前記圧入部に弾性を持たせる前記手段として前記プ
ラグコネクタ101のブロック121の前記レセプタク
ルコネクタ302、303の凸部40若しくは突起50
に対応した位置にスリット溝22を設け、嵌合ガタを無
くすために前記プラグコネクタ101のブロック121
の嵌合口16の内側寸法より前記ハウジング322、3
23の嵌入部36の外径寸法を大きくする。
【0012】第5形態は、前記圧入部として該プラグコ
ネクタ102のブロック122の嵌合口16内に少なく
とも1以上の突出部20を設け、前記圧入部に弾性を持
たせる前記手段として前記レセプタクルコネクタ304
のハウジング324の前記プラグコネクタ102の突出
部20に対応した位置に貫通孔42若しくは止め孔又は
スリット52を設け、嵌合ガタを無くすために前記レセ
プタクルコネクタ304のハウジング324の嵌入部3
6の外径寸法より前記プラグコネクタ102のブロック
122の嵌合口16の内側寸法を小さくする。
【0013】第1、第2、第4形態は、前記ハウジング
の嵌合長手方向両側に前記凸部40若しくは前記突起5
0を設け、前記凸部40若しくは前記突起50に弾性を
持たせるようにする。前記ハウジング32の嵌合長手方
向両側に前記凸部40若しくは前記突起50を設け、前
記凸部40若しくは前記突起50に弾性を持たせる。弾
性を持たせることで、プラグコネクタとレセプタルコネ
クタとが嵌合する際にスムーズにレセプタクルコネクタ
をプラグコネクタに挿入できる。
【0014】第3、第5形態は、前記ブロックの嵌合長
手方向両側に前記突出部20を設け、前記突出部20に
弾性を持たせるようにする。
【0015】第1から第5形態は、前記プラグコネクタ
と前記レセプタクルコネクタとが嵌合する際に、前記凸
部40若しくは前記突起50又は前記突出部20によっ
て嵌合のガタを無くすようにする。また、前記プラグコ
ネクタと前記レセプタクルコネクタとが嵌合する際に、
前記凸部40若しくは前記突起50によって嵌合のガタ
を無くすようにする。このように嵌合のガタを無くすこ
とで、両コネクタが嵌合した状態で、振動等により両コ
ネクタがガタつくことがなく、しいては両コネクタのそ
れぞれのコンタクト14、34の接触部が摺動すること
が無くなる。
【0016】第3、第5形態は、該プラグコネクタのブ
ロックのスリット溝22を略U字形状若しくは略コ字形
状にする。
【0017】
【実施例】形態別の実施例の説明に入る前に、共通部分
について説明する。言うまでもなく、本発明の電気コネ
クタ1は、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとを
備え、着脱自在に嵌合できる構造になっている。前記レ
セプタクルコネクタは、所要数のレセプタクルコンタク
ト34と該レセプタクルコンタクト34が挿入・固定さ
れるハウジングとを備えている。前記ハウジングは従来
同様に電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射
出成形によって作成され、その材質は弾性や寸法安定性
等が要求されるので、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)や液晶ポリマーやポリフェニレンサルファイド
(PPS)やポリカーボネイト(PC)やポリエチレン
テレフタレート(PET)等を挙げることができる。前
記ハウジングには、前記プラグコネクタの嵌合口16に
入る嵌入部36が設けられている。
【0018】前記レセプタクルコンタクト34は金属製
であり、公知技術のプレス加工によって作成され、導電
性やバネ性が要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリ
ン青銅等を挙げることができる。前記レセプタクルコン
タクト34は、プラグコンタクト14に接触する接触部
と前記ハウジングに保持・固定される固定部と基板やケ
ーブル等に接続される接続部とを備えている。前記接触
部には、従来同様に導電性の良い金メッキ等の表面処理
が施してあり、コストを考慮して前記表面処理は出来る
限り薄く施している。前記接触部の形状としては、プラ
グコンタクト14の接触部18を傷付けないように、一
般的に湾曲してあることが多い。前記レセプタクルコン
タクト34は前記ハウジングに圧入や引っ掛け(ラン
ス)等によって固定されている。
【0019】前記プラグコネクタも、所要数のプラグコ
ンタクト14と該プラグコンタクト14が挿入・固定さ
れるブロックとを備えている。前記ブロックは従来同様
に電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成
形によって作成され、その材質は弾性や寸法安定性等が
要求されるので、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)や液晶ポリマーやポリフェニレンサルファイド(P
PS)やポリカーボネイト(PC)やポリエチレンテレ
フタレート(PET)等を挙げることができる。前記ブ
ロックには、前記レセプタクルコネクタのハウジングが
挿入される嵌合口16が設けられている。
【0020】前記プラグコンタクト14も金属製であ
り、公知技術のプレス加工によって作成され、導電性や
バネ性が要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青
銅等を挙げることができる。前記プラグコンタクト14
は、レセプタクルコンタクト34に接触する接触部18
と前記ブロックに保持・固定される固定部と基板やケー
ブル等に接続される接続部とを備えている。前記接触部
18には、従来同様に導電性の良い金メッキ等の表面処
理が施してあり、コストを考慮して前記表面処理は出来
る限り薄く施している。前記プラグコンタクト14は前
記ブロックに圧入や引っ掛け(ランス)等によって固定
されている。
【0021】まず、図1に基づいて、第1形態の実施例
について説明する。図1は、第1形態のプラグコネクタ
とレセプタクルコネクタの斜視図である。前記プラグコ
ネクタは、従来と同様の構造のものを使用しているの
で、説明を省略する。第1形態のレセプタクルコネクタ
30について説明すると、前記レセプタクルコネクタ3
0のハウジング32には、前記プラグコネクタ70のブ
ロック72の嵌合口16に挿入される嵌入部36が設け
られ、この嵌入部36は前記ブロック12の嵌合口16
より小さくしてある。前記ハウジング32の嵌入部36
に少なくとも1以上の凸部40を設ける。この凸部40
の役割は、プラグコネクタ70とレセプタクルコネクタ
30とが嵌合した際に、両コネクタ70、30の嵌合ガ
タを無くすためのものである。前記凸部40を設ける位
置としては、上記役割を満足すれば嵌合長手方向でも幅
方向のどちらでも良く、また、大きさは役割を満足し、
かつ、プラグコネクタ70のブロック72の強度等を考
慮して適宜設計する。前記凸部40の数量としては、プ
ラグコネクタ70にレセプタクルコネクタ30を挿入す
る際のバランスを考えると嵌合長手方向若しくは幅方向
に設けるにしろ、図1のように両側に設けた方が良い。
前記凸部40が設けられた側の嵌入部36の外径寸法
は、前記プラグコネクタ70のブロック72の嵌合口1
6の内側寸法より大きくなっている。即ち、図1の場合
には、嵌合長手方向両側に設けた凸部40間の寸法が、
前記プラグコネクタ70のブロック72の嵌合口16の
内側寸法より大きくなっている。前記凸部40の嵌合方
向には、前記ブロック72の嵌合口16に挿入し易いよ
うに誘い部44として、C面取りやR形状にしてある。
【0022】また、前記凸部40の内側には、貫通孔4
2若しくは止め孔を設ける。この貫通孔42若しくは止
め孔を設ける役割は、前記凸部40に弾性を持たせるよ
うにするものである。前記貫通孔42若しくは止め孔の
大きさは、役割を満足できればよく、ハウジング32の
強度や電気コネクタ1の大きさ等を考慮して適宜設計し
ている。前記貫通孔42若しくは止め孔の位置として
は、役割を満足するような位置に適宜設計されている。
【0023】次に、図2に基づいて、第2形態の実施例
について説明する。図2は、第2形態のプラグコネクタ
とレセプタクルコネクタの斜視図である。前記プラグコ
ネクタは、従来と同様の構造のものを使用しているの
で、説明を省略する。前記レセプタクルコネクタ301
のハウジング321には、前記プラグコネクタ70のブ
ロック72の嵌合口16に挿入される嵌入部36が設け
られ、この嵌入部36は前記ブロック72の嵌合口16
より小さくしてある。前記ハウジング321の嵌入部3
6に少なくとも1以上の突起50を設ける。この突起5
0の役割は、上述した第1形態の凸部40と同様に、プ
ラグコネクタ70とレセプタクルコネクタ301とが嵌
合した際に、両コネクタ70、301の嵌合ガタを無く
すためのものである。前記突起50を設ける位置として
は、上記役割を満足すれば嵌合長手方向でも幅方向のど
ちらでも良く、また、大きさは役割を満足し、かつ、プ
ラグコネクタ70のブロック72の強度等を考慮して適
宜設計する。前記突起50の数量としては、プラグコネ
クタ70にレセプタクルコネクタ301を挿入する際の
バランスを考えると嵌合長手方向若しくは幅方向に設け
るにしろ、図2のように両側に設けた方が良い。前記突
起50が設けられた側の嵌入部36の外径寸法は、前記
プラグコネクタ70のブロック72の嵌合口16の内側
寸法より大きくなっている。即ち、図2の場合には、嵌
合長手方向両側に設けた突起50間の寸法が、前記プラ
グコネクタ10のブロック12の嵌合口16の内側寸法
より大きくなっている。前記突起50の嵌合方向には、
前記ブロック12の嵌合口16に挿入し易いように誘い
部44として、C面取りやR形状にしてある。
【0024】また、前記突起50の内側には、スリット
52を設ける。このスリット52を設ける役割は、第1
形態の貫通孔42若しくは止め孔と同様に前記突起50
に弾性を持たせるようにするものである。前記スリット
52の大きさは、役割を満足できればよく、ハウジング
321の強度や電気コネクタ1の大きさ等を考慮して適
宜設計している。前記スリット52の位置としては、役
割を満足するような位置に適宜設計されている。
【0025】次に、図3と図4に基づいて、第3形態の
実施例について説明する。図3は第3形態のプラグコネ
クタとレセプタクルコネクタの斜視図であり、図4は図
3のプラグコネクタの正面図である。前記レセプタクル
コネクタ60は、従来と同様の構造のものを使用してい
るので、説明を省略する。前記プラグコネクタ10のブ
ロック12には、前記レセプタクルコネクタ60のハウ
ジング62の嵌入部36が挿入される嵌合口16が設け
られ、この嵌合口16は前記ハウジング62の嵌入部3
6より大きくしてある。前記ブロック12の嵌合口16
の内側に少なくとも1以上の突出部20を設ける。この
突出部20の役割は、上述した第1形態の凸部40や第
2形態の突起50と同様に、プラグコネクタ10とレセ
プタクルコネクタ60とが嵌合した際に、両コネクタ1
0、60の嵌合ガタを無くすためのものである。前記突
出部20を設ける位置としては、上記役割を満足すれば
嵌合長手方向でも幅方向のどちらでも良く、また、大き
さは役割を満足し、かつ、前記ブロック12の強度等を
考慮して適宜設計する。前記突出部20の数量として
は、プラグコネクタ10にレセプタクルコネクタ60を
挿入する際のバランスを考えると嵌合長手方向若しくは
幅方向に設けるにしろ、図3のように両側に設けた方が
良い。前記突出部20が設けられた側の内側寸法は、前
記レセプタクルコネクタ60のハウジング62の嵌入部
36の外径寸法より小さくなっている。即ち、図3の場
合には、嵌合長手方向両側に設けた突出部20間の寸法
が、前記レセプタクルコネクタ60のハウジング62の
嵌入部36の外径寸法より小さくなっている。前記突出
部20の嵌合方向には、前記ハウジング62の嵌入部3
6が挿入し易いように誘い部44として、C面取りやR
形状にしてある。
【0026】また、前記突出部2の周囲には、スリット
溝22を設ける。このスリット溝22を設ける役割は、
第1形態の貫通孔42若しくは止め孔や第2形態のスリ
ット52と同様に前記突出部20に弾性を持たせるよう
にするものである。前記スリット溝22の大きさは、役
割を満足できればよく、ブロック12の強度や電気コネ
クタ1の大きさ等を考慮して適宜設計している。前記ス
リット溝22の位置としては、役割を満足するような位
置に適宜設計されている。前記スリット溝22の形状と
しては、上記役割やブロック12の強度を考慮して適宜
設計するが、図3のよう略コ字形状若しくは略U字形状
にすることが望ましい。
【0027】次に、図5と図6及び図7に基づいて、第
4形態の実施例について説明する。図5と図6は第4形
態のプラグコネクタとレセプタクルコネクタの斜視図で
あり、図7は図5及び図6のプラグコネクタの正面図で
ある。図5は第1形態と同様にレセプタクルコネクタ3
02のハウジング322の嵌入部36に少なくとも1以
上の凸部40を設けたものであり、図6は第2形態と同
様にレセプタクルコネクタ303のハウジング323の
嵌入部36に少なくとも1以上の突起50を設けたもの
である。これらの凸部40若しくは突起50の役割や数
量等は、上述した第1形態若しくは第2形態と同様であ
る。第1形態の貫通孔42若しくは止め孔又は第2形態
のスリット52に代えて、第4形態ではプラグコネクタ
121に前記凸部40若しくは突起50に対応した位置
に、第3形態と同様のスリット溝22を設けた。このス
リット溝22の役割や数量等は、上述の第3形態と同様
である。
【0028】次に、図8と図9に基づいて、第5形態の
実施例について説明する。図8は第5形態のプラグコネ
クタとレセプタクルコネクタの斜視図であり、図9は図
8のプラグコネクタの正面図である。プラグコネクタ1
02側には、第3形態と同様にブロック122の嵌合口
16の内側に少なくとも1以上の突出部20を設けたも
のであり、該突出部20の役割や数量等は、上述した第
3形態と同様である。レセプタクルコネクタ304側に
は、第3形態のスリット溝22に代えて、前記プラグコ
ネクタ122の突出部20に対応した位置に、第1形態
や第2形態同様に第1形態の貫通孔42若しくは止め孔
又は第2形態のスリット52を設けた。これらの貫通孔
42若しくは止め孔又はスリット52の役割や数量等
は、上述の第1形態又は第2形態と同様である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電気コネクタによると、次のような優れた効果が
得られる。 (1)プラグコネクタかレセプタクルコネクタの一方の
コネクタに少なくとも1以上の圧入部を設けるとともに
該圧入部に弾性を持たせる手段を前記一方のコネクタに
設け、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタ
とが嵌合した際に嵌合ガタを無くしているので、衝撃等
によるコンタクト同士の摺動が無くなり、接触部の磨耗
が少なく、かつ、傷つけたり、削ったりすることがな
く、安定した接続を得ることができる。
【0030】(2)第1形態によれば、前記圧入部とし
て該レセプタクルコネクタ30のハウジング32に少な
くとも1以上の凸部40を設け、前記圧入部に弾性を持
たせる前記手段として前記凸部40の内側に貫通孔42
若しくは止め孔を設け、嵌合ガタを無くすために前記プ
ラグコネクタ70のブロック72の嵌合口16の内側寸
法より前記ハウジング32の外径寸法を大きくしている
ので、衝撃等によるコンタクト同士の摺動が無くなり、
接触部の磨耗が少なく、かつ、傷つけたり、削ったりす
ることがなく、安定した接続を得ることができるととも
に凸部40は弾性を有する為に、軽圧入の状態でも挿入
がし易くできる。
【0031】(3)第2形態によれば、前記圧入部とし
て該レセプタクルコネクタ301のハウジング321に
少なくとも1以上の突起50を設け、前記圧入部に弾性
を持たせる前記手段として前記突起50の内側にスリッ
ト52を設け、嵌合ガタを無くすために前記プラグコネ
クタ70のブロック72の嵌合口16の内側寸法より前
記ハウジング321の外径寸法を大きくしているので、
衝撃等によるコンタクト同士の摺動が無くなり、接触部
の磨耗が少なく、かつ、傷つけたり、削ったりすること
がなく、安定した接続を得ることができるとともに突起
50は弾性を有する為に、軽圧入の状態でも挿入がし易
くできる。
【0032】(4)第3形態によれば、前記圧入部とし
て該プラグコネクタ10のブロック12の嵌合口16内
に少なくとも1以上の突出部20を設け、前記圧入部に
弾性を持たせる前記手段として前記突出部20の周囲に
スリット溝22を設け、嵌合ガタを無くすために前記レ
セプタクルコネクタ60のハウジング62の外径寸法よ
り前記プラグコネクタ10のブロック12の嵌合口16
の内側寸法を小さくしているので、衝撃等によるコンタ
クト同士の摺動が無くなり、接触部の磨耗が少なく、か
つ、傷つけたり、削ったりすることがなく、安定した接
続を得ることができるとともに突出部20は弾性を有す
る為に、軽圧入の状態でも挿入がし易くできる。
【0033】(5)第4形態によれば、前記圧入部とし
て該レセプタクルコネクタ302、302のハウジング
322、323に少なくとも1以上の凸部40若しくは
突起50を設け、前記圧入部に弾性を持たせる前記手段
として前記プラグコネクタ101のブロック121の前
記レセプタクルコネクタ302、302の凸部40若し
くは突起50に対応した位置にスリット溝22を設け、
嵌合ガタを無くすために前記プラグコネクタ101のブ
ロック121の嵌合口16の内側寸法より前記ハウジン
グ322、323の外径寸法を大きくしているので、衝
撃等によるコンタクト同士の摺動が無くなり、接触部の
磨耗が少なく、かつ、傷つけたり、削ったりすることが
なく、安定した接続を得ることができるとともに凸部4
0若しくは突起50は弾性を有する為に、軽圧入の状態
でも挿入がし易くできる。
【0034】(6)第5形態によれば、前記圧入部とし
て該プラグコネクタ102のブロック122の嵌合口1
6内に少なくとも1以上の突出部20を設け、前記圧入
部に弾性を持たせる前記手段として前記レセプタクルコ
ネクタ304のハウジング324の前記プラグコネクタ
102の突出部20に対応した位置に貫通孔42若しく
は止め孔又はスリット52を設け、嵌合ガタを無くすた
めに前記レセプタクルコネクタ304のハウジング32
4の外径寸法より前記プラグコネクタ102のブロック
122の嵌合口16の内側寸法を小さくしているので、
衝撃等によるコンタクト同士の摺動が無くなり、接触部
の磨耗が少なく、かつ、傷つけたり、削ったりすること
がなく、安定した接続を得ることができるとともに突出
部20は弾性を有する為に、軽圧入の状態でも挿入がし
易くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態のプラグコネクタとレセプタクルコネ
クタとの斜視図である。
【図2】第2形態のプラグコネクタとレセプタクルコネ
クタの斜視図である。
【図3】第3形態のプラグコネクタとレセプタクルコネ
クタの斜視図である。
【図4】図3のプラグコネクタの正面図である。
【図5】第4形態のプラグコネクタとレセプタクルコネ
クタの斜視図である。
【図6】別の第4形態のプラグコネクタとレセプタクル
コネクタの斜視図である。
【図7】図5又は図6のプラグコネクタの正面図であ
る。
【図8】第5形態のプラグコネクタとレセプタクルコネ
クタの斜視図である。
【図9】図8のプラグコネクタの正面図である。
【図10】従来のプラグコネクタとレセプタクルコネク
タの斜視図である。
【符号の説明】
1 電気コ
ネクタ 10、101、102、70 プラグ
コネクタ 12、121、122、72 ブロッ
ク 14 プラグ
コンタクト 16 嵌合口 18 接触部 20 突出部 22 スリッ
ト溝 30、301、302、303、304、60 レセプ
タクルコネクタ 32、321、322、323、324、62 ハウジ
ング 34 レセプ
タクルコンタクト 36 嵌入部 38 フラン
ジ部 40 凸部 42 貫通孔 44 誘い部 46 挿入孔 50 突起 52 スリッ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグコネクタとレセプタクルコネクタ
    とが着脱自在に嵌合する電気コネクタにおいて、 前記一方のコネクタに少なくとも1以上の圧入部を設け
    るとともに該圧入部に弾性を持たせる手段を前記一方の
    コネクタに設け、前記プラグコネクタと前記レセプタク
    ルコネクタとが嵌合した際に嵌合ガタを無くしたことを
    特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記圧入部として該レセプタクルコネク
    タのハウジングに少なくとも1以上の凸部を設け、前記
    圧入部に弾性を持たせる前記手段として前記凸部の内側
    に貫通孔若しくは止め孔を設け、嵌合ガタを無くすため
    に前記プラグコネクタのブロックの嵌合口の内側寸法よ
    り前記ハウジングの嵌入部の外径寸法を大きくしたこと
    を特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記圧入部として該レセプタクルコネク
    タのハウジングに少なくとも1以上の突起を設け、前記
    圧入部に弾性を持たせる前記手段として前記突起の内側
    にスリットを設け、嵌合ガタを無くすために前記プラグ
    コネクタのブロックの嵌合口の内側寸法より前記ハウジ
    ングの嵌入部の外径寸法を大きくしたことを特徴とする
    請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記圧入部として該プラグコネクタのブ
    ロックの嵌合口内に少なくとも1以上の突出部を設け、
    前記圧入部に弾性を持たせる前記手段として前記突出部
    の周囲にスリット溝を設け、嵌合ガタを無くすために前
    記レセプタクルコネクタのハウジングの嵌入部の外径寸
    法より前記プラグコネクタのブロックの嵌合口の内側寸
    法を小さくしたことを特徴とする請求項1記載の電気コ
    ネクタ。
  5. 【請求項5】 前記圧入部として該レセプタクルコネク
    タのハウジングに少なくとも1以上の凸部若しくは突起
    を設け、前記圧入部に弾性を持たせる前記手段として前
    記プラグコネクタのブロックの前記レセプタクルコネク
    タの凸部若しくは突起部に対応した位置にスリット溝を
    設け、嵌合ガタを無くすために前記プラグコネクタのブ
    ロックの嵌合口の内側寸法より前記ハウジングの嵌入部
    の外径寸法を大きくしたことを特徴とする請求項1記載
    の電気コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記圧入部として該プラグコネクタのブ
    ロックの嵌合口内に少なくとも1以上の突出部を設け、
    前記圧入部に弾性を持たせる前記手段として前記レセプ
    タクルコネクタのハウジングの前記プラグコネクタの突
    出部に対応した位置に貫通孔若しくは止め孔又はスリッ
    トを設け、嵌合ガタを無くすために前記レセプタクルコ
    ネクタのハウジングの嵌入部の外径寸法より前記プラグ
    コネクタのブロックの嵌合口の内側寸法を小さくしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングの嵌合長手方向両側に前
    記凸部若しくは前記突起を設け、前記凸部若しくは前記
    突起に弾性を持たせたことを特徴とする請求項2、3、
    5記載の電気コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記ブロックの嵌合長手方向両側に前記
    突出部を設け、前記突出部に弾性を持たせたことを特徴
    とする請求項4又は6記載の電気コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記プラグコネクタと前記レセプタクル
    コネクタとが嵌合する際に、前記凸部若しくは前記突起
    又は前記突出部によって嵌合のガタを無くしたことを特
    徴とする請求項2から6記載の電気コネクタ。
  10. 【請求項10】 該プラグコネクタのブロックのスリッ
    ト溝を略U字形状若しくは略コ字形状にしたことを特徴
    とする請求項4又は6記載の電気コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008262773A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Honda Tsushin Kogyo Co Ltd レセプタクルハウジングとレセプタクルコネクタ
JP2017507463A (ja) * 2014-03-14 2017-03-16 エルリ プロダクション ゲーエムベーハー アンド コー. カーゲー 逆極性保護

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