JP2003331626A - 光源変換装置、点光源、演色性制御方法、そのプログラムおよび電子機器 - Google Patents

光源変換装置、点光源、演色性制御方法、そのプログラムおよび電子機器

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JP2003331626A JP2002116688A JP2002116688A JP2003331626A JP 2003331626 A JP2003331626 A JP 2003331626A JP 2002116688 A JP2002116688 A JP 2002116688A JP 2002116688 A JP2002116688 A JP 2002116688A JP 2003331626 A JP2003331626 A JP 2003331626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の液晶パネル用バックライトには点光源
である白色LEDが用いられる。それ故、その点光源か
らの光を高効率、均一かつ安価に、線光源にし、さらに
面光源にする必要がある。その一方、液晶パネルは、偏
光方向を揃えた光源が必要である。そこで、少数の点光
源を用いて、偏光方向の揃った線光源状の光を放射する
光源変換装置を提供する。 【解決手段】 点光源10からの光を偏光分離板41a
により、P偏光の光とS偏光の光を分離する。そのS偏
光の光を半波長板41bを介しP偏光の光に変換する。
それらのP偏光の光を複数合成して線光源にし、導光板
20により面光源にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学素子のバ
ックライトに用いて好適な光源変換装置、点光源、演色
性制御方法、そのプログラムおよび電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】透過型の液晶表示素子等の電気光学素子に
おいては、画像を表示する際に背面からバックライトを
照射する必要がある。小型の液晶表示素子においては、
このバックライトとして、白色LEDが多用されてい
る。すなわち、点光源である白色LEDを、複数個直線
状に配列し、これらLEDから放射される線光源状の光
を導光板の一側面から入射すると、導光板の正面からほ
ぼ一様な輝度の光が放射され、この光が液晶表示素子等
によって変調されることによって画像が表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の白色L
EDを用いて線光源状の光を生成しようとすると、白色
LEDの数が多くなり、コストアップにつながる。ま
た、白色LEDの数を減らして1個あたりの輝度を高く
すると、各LEDの中間部分が暗くなり、画像に輝度ム
ラが生じるという問題がある。また、白色LEDから放
射される光は様々な偏光方向の光を合成して成るもので
あり、実際に液晶表示素子等を透過できる光はある偏光
方向を有する成分のみであるから、消費電力に対する最
終的な発光効率が悪くなるという問題があった。また、
白色LEDは青色発光LEDに、黄色に発光する蛍光物
質を塗り、白色化している。一方、透過型の液晶表示パ
ネルはRGBの各色フィルタを画素ごとに用いてカラー
表示している。したがって、色フィルタの分光特性とL
EDの発光スペクトルが異なり、特に赤色の発光量が少
なく、赤色の発色不足による色の再現性に問題点があっ
た。さらに、半透過型の液晶表示パネルにおいては、バ
ックライトによる発光の他に外光も反射して表示に用い
られる。太陽光か蛍光灯等による照明かによって、この
外光の波長成分が異なり、それにより同じ明るさの外光
であっても、表示に用いられる液晶パネルの反射する光
は、外光に依存するため色相が変化する。このため、外
光によって色の見え方が異なる。この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであり、少ない数の点光源を用
いて、偏光方向の揃った線光源状の光を生成できる光源
変換装置を提供することを第1の目的としている。さら
には、電気光学素子全体としての色相の変化(色むら)
を解消することを第2の目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の一の見地にあっては、点光源から放射される光
を、線光源状に変換する光源変換装置であって、前記点
光源から放射される光の光軸に対して傾斜して設けら
れ、所定の偏光方向を有する第1の成分を透過させると
ともに、該第1の成分に対して偏光方向が直交する第2
の成分を反射させる偏光分離板と、前記透過した第1の
成分の偏光方向または前記反射された第2の成分の偏光
方向を90°回転させる半波長板と、前記偏光分離板を
透過した第1の成分と、前記半波長板を介して放射され
た第2の成分とが平行に放射されるように、これら第1
および第2の成分のうち少なくとも一方を反射する反射
板とを有することを特徴とする。さらに、上記光源変換
装置においては、前記偏光分離板、前記半波長板および
前記反射板から成る一組の光源変換部を複数組有し、各
光源変換部から放射される前記第1および第2の成分が
直線状に配列されるように前記各光源変換部を配置する
とよい。さらに、前記光源変換部が前記点光源から離れ
るほど、前記偏光分離板、前記半波長板および前記反射
板の面積を広くしてもよい。さらに、前記点光源から前
記各光源変換部に対して光を伝搬する伝搬部材であっ
て、前記点光源から該伝搬部材の各部に放射される光
を、前記各光源変換部に向かって反射する微小プリズム
を表面に形成した伝搬部材をさらに設けてもよい。ま
た、前記偏光分離板、前記半波長板および前記反射板を
介して放射された光が一端から入射される長尺状の伝搬
部材であって、該伝搬部材の各部に放射される光を該伝
搬部材の一側面に向かって反射する微小プリズムを表面
に形成してもよい。また、本発明は、他の見地において
は白色発光素子と、前記白色発光素子と同様の配光特性
を有し同時に点灯される単色あるいは複数色の有色発光
素子とを近接配置して成る点光源である事を特徴とす
る。さらに、前記有色発光素子は、赤色発光素子、緑色
発光素子あるいは青色発光素子から構成されていてもよ
い。さらに、上記点光源においては、外光の強度および
該外光の色成分強度が検出可能な光センサと、前記外光
の強度によって、前記白色発光素子の光強度を調節する
白色強度調節手段と、前記色成分強度によって、前記有
色発光素子の光強度を調節する色強度調節手段とを有し
てもよい。また、本発明は、他の見地においては、外光
の強度および該外光の色成分強度を検出する光センサの
検出結果に基づいて、白色発光素子と、該白色発光素子
の同様の配光特性を有し同時に点灯される単数あるいは
複数の有色発光素子とから成る光源の演色性を制御する
演色性制御方法であって、前記外光の強度が強くなる
と、前記白色発光素子の強度と前記有色発光素子の強度
とを上昇させる一方、前記外光の強度が弱くなると、前
記白色発光素子の強度と前記有色発光素子の強度とを下
降させる過程と、前記外光の色成分強度のバランスに応
じて前記有色発光素子の強度を増減する過程とを有する
演色性制御方法であることを特徴とする。さらに、前記
有色発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子あるいは
青色発光素子から構成されていてもよい。さらに、前記
演色性制御方法をプログラムによって実行してもよい。
さらに、本発明は、他の見地においては、白色発光素子
と、該白色発光素子と同様の配光特性を有し同時に点灯
される赤色発光素子、緑色発光素子あるいは青色発光素
子からなる単数あるいは複数の有色発光素子とから成る
光源と、前記光源から放射される光を変調して画像を表
示する電気光学素子と、該電気光学素子の表示方向と同
一方向の画像を撮像する撮像素子と、該撮像素子を前記
光センサとして、前記演色性制御方法を実行する演色性
制御手段とを有する電子機器であることを特徴とする。
さらに、前記有色発光素子は、赤色発光素子、緑色発光
素子あるいは青色発光素子から構成されていてもよい。
さらに、各光源変換部から放射される前記第1および第
2の成分が直線状に配列されるように前記各光源変換部
を配置した本発明の光源変換装置においては、前記点光
源を有し、前記白色発光素子の中心と前記有色発光素子
の中心とを結んだ軸が、線状の出射光および前記各光源
変換部による出射光軸に対して垂直になるように構成し
てもよい。さらに、本発明の点光源においては前記光セ
ンサに撮像素子を用いてもよい。さらに、本発明の演色
性制御方法においては、前記光センサに撮像素子を用い
てもよい。さらに、本発明のプログラムにおいては、前
記光センサに撮像素子を用いてもよい。さらに、撮像素
子を用いた本発明の演色性制御方法においては、前記撮
像素子に入射する光量を調整するための制御信号を前記
外光の強度検出信号として用いてもよい。さらに、撮像
素子を用いた本発明のプログラムにおいては、前記撮像
素子に入射する光量を調整するための制御信号を前記外
光の強度検出信号として用いてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】1. 第一実施形態 (1)第一実施形態の構成 次に、本発明による一実施形態である光源変換装置の全
体構成を図1および図2を参照し説明する。図1におい
て、10は点光源であり、代表的には白色LEDが用い
られ、それはインコヒーレント光源であるのでランダム
な偏光成分を有する。20は導光板であり、その四方の
側面は略長方形状にされ、他の二方の側面は台形形状に
されている。導光板20は一側面20aから入射した線
状の光を液晶表示素子30に対向する面から面状に出射
する。液晶表示素子は、略直方体形状をしており、導光
板20の側面近傍に配置されている。その液晶表示素子
30は、導光板20から放射された光を変調し、これに
よって画像を表示する。40は伝搬部材であり、略直方
体形状をしている。その伝搬部材40は導光板20の側
面20aの近傍に配置されており、伝搬部材40の片端
40aに点光源10が設けられている。
【0006】次に、伝搬部材40の内部構成を図2
(a)を参照して説明する。図において、点光源10は
集光レンズ10aを有しており、放射された光はここで
集光されあるいは平行光にされる。41、42、43、
44は光源変換部であり、それぞれ大きさが異なり、集
光レンズ10の光軸方向に、点光源10から離れるほど
大きな光源変換部が配置されている。それぞれの光源変
換部は以下の光学素子で構成される。41a、42a、
43a、44aは偏光分離板であり、入射軸に対して4
5度傾斜して設けられている。それらの偏光分離板は3
M社「DUAL BRIGHTNESS ENHANCED FILM(DBEF、商
品名)」や、誘電体多層膜を用いた偏光ビームスプリッ
タなどが用いられる。41b、42b、43b、44b
は半波長板(λ/2板)であり、光の偏波面を90度回
転させる機能を有する。41c、42c、43c、44
cは反射板であり、光軸方向より45度傾斜して配置さ
れている。
【0007】(2)第一実施形態の動作 集光レンズ10aによって集光された点光源10からの
可視光が、伝搬部材40に入射され、その一部が光源変
換部41に入射され、他の一部の光が光源変換部42に
入射され、他の一部の光が光源変換部43に入射され、
残りの光が光源変換部44に入射される。ここで、各光
源変換部41から44に入射される光の光量は導光板2
0に対する放射面積に比例するように設定すると好適で
ある。これにより、各部の輝度を均一にすることができ
る。
【0008】ここで、光源変換部41の動作を図2
(b)を用いて説明する。点光源10からの光はランダ
ムな偏光成分を持つところ、互いに直角な偏光成分(P
波、S波)に分解して考察することが出来る。ここで、
光が媒体の境界面に入射するとき、入射光線と入射点に
おける境界面の法線とを含む面を入射面といい、その入
射面に平行な成分をP偏光の光(P波)、その入射面に
垂直な成分をS偏光の光(S波)という。
【0009】白色LEDからの入射光軸に対して45度
傾斜された偏光分離板41aは、S偏光の光のみ透過
し、P偏光の光を反射する機能を有する。それ故、P偏
光およびS偏光の光の双方を含んだ点光源10からの光
は、偏光分離板41aを透過するS偏光のみの光と、偏
光分離板に反射される光はP偏光のみの光とに分離され
る。
【0010】偏光分離板41aを透過したS偏光の光
は、半波長板41bに入射される。入射された光は偏波
面が90度回転され出射されるため、P偏光の光に変換
される。そのP偏光の光は反射板41cにより反射さ
れ、光源変換部41から出射される。なお、偏光分離板
41aにおいて反射されたP偏光の光は、直接的に光源
変換部41から出射される。P偏光のみとなるため、偏
光成分のそろった光となる。
【0011】光源変換部42、43、44の動作も同様
であり、それぞれの光源変換部に入射された点光源10
からの光が出射され、線光源として合成された後に、伝
搬部材40の近傍に配置された導光板20に入射され
る。液晶は、通常偏光板によって、1偏光成分の光を変
調することによって、画像を表示する。この液晶に用い
られるバックライトの偏光成分がそろうことによって、
通常捨てられていたもう一つの偏光成分も液晶表示素子
30によって使用されるため、原理的には2倍の利用効
率になる。DBEFを液晶表示素子30の下に平行に敷
く場合には、どちらかの偏光しか通さないように構成す
る場合には、複数の反射が行われ、1.5倍程度の利用
効率しか得られない。この場合に比べ、高効率に光を利
用できる利点がある。また、さらに点光源である白色L
EDを面光源に拡張する過程において、偏光変換素子を
効果的に配置することによって、発光むらが少なく、小
型のバックライトを提供することができる。DBEF
は、誘電体多層膜によって作られるフィルム素材である
が、高価であり、液晶表示素子30の下に全面にわたっ
て敷き詰める場合よりも、本発明のように、線光源に変
換する過程において使用する場合の方が、圧倒的に小さ
な面積で済むため、低価格に性能のよいバックライトを
提供できるメリットがある。
【0012】2. 第二実施形態 (1)第二実施形態の構成 第一実施形態は点光源10を伝搬部材40の片端に配置
したが、伝搬部材の両端に点光源を配置することも可能
である。以下、本発明の第二実施形態である光源変換装
置の構成を図3を参照し説明する。図において、11は
点光源であり、50は伝搬部材であり、51、52、5
3、54は光源変換部である。点光源10および点光源
11は伝搬部材50の両端に配置され、光源変換部5
1、52の入射側(偏光分離板側)が点光源10に向け
られ、光源変換部53、54の入射側(偏光分離板側)
が点光源11に向けられる。光源変換部51および光源
変換部53は同一形状にされ、光源変換部52および光
源変換部54も同一形状にされているが、光源変換部5
2、54の方が、光源変換部51、53よりも大きくな
るように構成されている。
【0013】さらに、51a、52a、53a、54a
は偏光分離板であり、51b、52b、53b、54b
は半波長板であり、51c、52c、53c、54cは
反射板である。それ故、光源変換部51、52、53、
54は先に示した光源変換部41の機能と同様の機能を
有する。
【0014】(2)第二実施形態の動作 点光源10からの集光された光は、光源変換部51およ
び光源変換部52に入射され、P偏光の光のみが、点光
源10に対する光軸に対して直角方向に出射されて、導
光板20の側面20aに入射される。一方、点光源11
からの集光された光は光源変換部53および光源変換部
54に入射され、P偏光の光のみが、光軸に対して直角
方向に出射されて、導光板20の側面20aに入射され
る。
【0015】したがって、第一実施形態のように点光源
10のみの光を用いて導光板20に入射されるよりも、
2倍の光量が得られる。また、点光源および光源変換部
が左右対称に配置されているので、より均一な線光源が
得られる。
【0016】3. 第三実施形態 (1)第三実施形態の構成 第一実施形態は点光源10を伝搬部材40の片端に、第
二実施形態は点光源10および点光源11を伝搬部材5
0の両端に配置したが、点光源をさらに多数用いて、線
状に配置することも可能である。以下、本発明の第三実
施形態である光源変換装置の構成を図4(a)を参照し
説明する。図において、12は点光源であり、60は伝
搬部材であり、61、62、63は光源変換部である。
点光源10、11、12は伝搬部材60の出射側と反対
側の側面に配置されている。
【0017】ここで、光源変換部61の構造を図4
(b)を参照して説明する。図において、61aは偏光
分離板であり、61bは半波長板であり、61cは反射
板である。偏光分離板61aは点光源10の光軸に対し
て45度傾斜して設けられている。反射板61cは偏光
分離板61aに対して平行に、かつ、偏光分離板61a
の入射光を遮光しないように設けられている。半波長板
61bは、光軸に対して垂直に、かつ、偏光分離板61
aからの出射光を遮光しないように設けられている。な
お、光源変換部62、63も同様な構造を有している。
【0018】(2)第三実施形態の動作 点光源10からの光が、光源変換部61に、点光源11
からの光が光源変換部62に、点光源12からの光が光
源変換部63にそれぞれ集光されて入射される。ここ
で、光源変換部61における動作を図4(b)を参照し
て説明する。光源変換部61に入射されたP偏光および
S偏光の光を含んだランダムな光のうち、偏光分離板6
1aによりP偏光の光のみが透過され、S偏光の光のみ
が反射される。その反射されたS偏光の光は反射板61
cにより点光源10の光軸に対して平行に反射される。
その反射されたS偏光の光は半波長板61bを透過する
ことにより偏波面が90度回転し、P偏光の光に変換さ
れる。なお、偏光分離板61aにより透過したP偏光の
光はそのまま出射される。
【0019】各々の光源変換部61、62、63から出
射されたP偏光の光が集合することにより、伝搬部材6
0から線光源状の光が放射され、その光は、近傍に配置
された導光板20に入射される。
【0020】この実施形態では第二の実施形態よりも、
多数の点光源を用いることが出来るので、より大きな光
強度が得られ、あるいはより長い線光源が得られる。ま
た、高い密度で点光源および光源変換部を設けることに
よりより均一な線光源が得られる。また、同一形状の光
源変換部を用いることが出来るので、製造工程がより簡
易になる。
【0021】4. 第四実施形態 (1)第四実施形態の構成 第三実施形態では、一個の点光源10に対して一個の光
源変換部61を設けたが、一個の点光源に対して複数の
光源変換部を設けることも可能である。以下、本発明の
第四実施形態である光源変換装置の構成を図5(a)を
参照し説明する。図において、13、14、15は点光
源である。70は伝搬部材であり、一側面に線状の微少
プリズム70a,70a,…が多数形成され、さらに点
光源13、14、15の外形に適合したスペース部70
b、70c、70dが形成されている。微少プリズム7
0aは入射した光を所定角度で反射する機能を有する。
また、71、72、73等は光源変換部である。
【0022】ここで、光源変換部71の構成を図5
(b)を参照して説明する。71aは偏光分離板であ
り、71bは半波長板であり、71cおよび71dは反
射板である。偏光分離板71aは入射軸に対して45度
に傾斜しており、反射板71cは偏光分離板71aに対
して平行に、かつ、偏光分離板71aへの入射光を遮光
しないように設けられている。半波長板71bは入射軸
に対して垂直に、かつ、偏光分離板71aの透過光を遮
光しないように設けられている。反射板71dは、入射
軸に対して垂直に、かつ、偏光分離板71aの入射光
と、その透過光と、半波長板71bの透過光とを遮光し
ないように設けられている。なお、光源変換部72、7
3も同様な構成を有している。
【0023】(2)第四実施形態の動作 点光源13、14,15からの出射光の一部は各光源変
換部71,72,73,…の反射板71d,72d,7
3d,…によって反射され、さらに微少プリズム70a
によって反射され、光源変換部71、72、73、…に
入射される。また、出射光の他の一部は微少プリズムに
よって直接反射され、光源変換部71、72、73に入
射される。また、反射板71dにおいて反射されず、微
少プリズム70a,70a,…によっても反射されなか
った点光源13からの出射光は直接光源変換部71、7
2、73、…に入射される。その結果、光源変換部7
1、72、73からの出射光はP偏光のみの光に変換さ
れ、導光板20の側面20aに入射される。なお、光源
変換部71、72、73の動作は前述した光源変換部4
1の動作と同様である。
【0024】ここで、微少プリズム70aの動作原理を
図5(c)を参照して説明する。点光源13からの出射
光は任意の放射角を有しているので、反射板71dを反
射する際にも多くの反射角を有している。微少プリズム
70aの角度は、その反射光が光源変換部71、72、
73、…の入射光軸に平行になるように設けられてい
る。したがって、微少プリズム70aを多数設けること
により、均一かつ平行な光線が得られる。
【0025】この実施形態では第三の実施形態と同様
に、多数の点光源を用いることが出来るので、より大き
な光強度が得られ、あるいはより長い線光源が得られ
る。また、高い密度で点光源および光源変換部を設ける
ことによりより均一な線光源が得られる。また、同一形
状の光源変換部を用いることが出来るので、製造工程が
より簡易になる。
【0026】5. 第五実施形態 (1)第五実施形態の構成 上述した実施の形態は光源変換部を複数用いたが、光源
変換部を一つのみで構成することも可能である。この場
合の実施の形態の構成を図6を参照して説明する。図に
おいて、80は長尺状の伝搬部材であり、80aは微少
プリズムである。また、81は偏光分離板であり、82
は半波長板であり、83および84は反射板である。8
1、82、83の位置関係は第三実施形態の図4(b)
の位置関係と同様である。
【0027】(2)第五実施形態の動作 点光源10からの集光された光が、偏光分離板81に入
射され、P偏光のみにされた透過光が伝搬部材80に入
射される。一方、偏光分離板81を反射したS偏光のみ
の光は、半波長板82を通過することによりP偏光にさ
れ、反射板83において反射され、伝搬部材80に入射
される。
【0028】ここで、点光源10からの光は集光してい
るので、偏光分離板81および反射板83からの光は多
くの出射角の光を有している。一方、微少プリズム80
a,80a,…の反射光が導光板20に直角に入射する
ように、微少プリズム80a,80a,…の各々のプリ
ズムの角度が設けられている。したがって、微少プリズ
ム80a,80a,…を多数設けることにより、均一な
線光源が得られる。その結果、導光板20には、P偏光
のみの線状の光が端面に垂直に入射される。また、微少
プリズム80a,80a,…によって反射されなかった
光は反射板84によって反射される。
【0029】6. 第六実施形態 (1)第六実施形態の構成 上記実施形態は、点光源からの光を偏光分離板に入射
し、その後線光源に変換していたが、点光源からの光を
線光源に変換してから、その線光源を偏光分離板に入射
して偏波面を揃えることも可能である。本実施の形態の
構成を図7(a)を参照して説明する。図において、2
0は導光板であり、95は光源変換部である。また、9
0は長尺状の伝搬部材であり、その上面には微少プリズ
ム90aが形成されている。
【0030】図7(a)のA−A’断面図を図7(b)
に示し、これを参照して光源変換部95の構成を説明す
る。92は略長方形状の半波長板であり、伝搬部材90
の長手方向に対して平行に設けられている。91は略長
方形状の偏光分離板であり、半波長板92に対して45
度に傾斜して設けられている。93は略長方形状の反射
板であり、偏光分離板91に対して平行に設けられてい
る。
【0031】(2)第六実施形態の動作 点光源10からの集光した光が伝搬部材90に入射され
ると、微少プリズム90a.90a,…によって、線光
源に変換される。その線光源の光が偏光分離板91に入
射するとP偏光の光のみが透過され、導光板20に入射
される。一方、偏光分離板91によって反射されたS偏
光の光は半波長板92によってP偏光の光に変換され、
反射板93により反射され、導光板20に入射される。
【0032】7. 第七実施形態 (1)第七実施形態の構成 第六実施形態は、点光源10を伝搬部材90の片端に設
けていたが、点光源を伝搬部材の両端に設けることも可
能である。本実施形態の構成図を図8に示す。図におい
て、100は伝搬部材であり、微少プリズム100a,
100a,…を設けている。105は光源変換部であ
り、第六実施形態の光源変換部95と同様の構成であ
る。20は導光板であり、線光源を面光源に変換する。
【0033】(2)第七実施形態の動作 点光源10、11からの光は伝搬部材100の両側面か
ら入射し、微少プリズム100a,100a,…によっ
て、線光源に変換される。そして、光源変換部105に
より、P偏光のみの光にされ、導光板20に入射され
る。
【0034】8. 第八実施形態 (1)第八実施形態の構成 第1実施形態から第七実施形態までは白色LEDのみを
用いていたが、白色LEDおよび赤色LEDを用いても
構成することが可能である。本実施形態の構成図を図9
に示す。図において、210は白色発光素子であり、白
色LEDが用いられ、楕円形状の集光レンズを内蔵して
いる。220は、赤色発光素子であり、白色発光素子2
10と同様の配光特性を有している。また、導光板20
の厚さ方向が楕円の短軸方向に一致するように、白色発
光素子210と近接配置されている。35は液晶表示素
子であり、半透過型液晶表示素子が用いられる。ここ
で、半透過型液晶表示素子は、透過型液晶表示素子の下
層部に半透過反射板を設け透過光と外光の反射光とを変
調して画像を表示するものである。なお、20は導光板
であり、40は伝搬部材であり、41,42,43,4
4は光源変換部であり、それらの機能は前述したとおり
である。
【0035】(2)第八実施形態の動作原理 白色LEDは青色発光LEDに黄色に発光する蛍光物質
を塗り、白色化している。それ故、白色LEDの放射光
は赤の色成分が少ない傾向にあるので、赤色LEDを適
切な発光強度にして赤の波長成分を補強することで、彩
色性の優れたバックライトを提供することができる。白
色光および赤色光は、伝搬部材40に平行して入射さ
れ、それらの入射光がP偏光のみの光に変換される。そ
して、そのP偏光のみの白色光および赤色光は平行して
導光板20に入射される。ここで、白色発光素子210
と赤色発光素子220とは、楕円状の配光特性を有し、
白色発光素子の中心と赤色発光素子の中心とを結んだ軸
が、線状の出射光および光源変換部41、42、43、
44による出射光軸に対して垂直になるように構成され
ている(図9)。その結果、導光板20の厚さ方向に平
行に白色光および赤色光が入射される。それにより、白
色光と赤色光とは液晶表示素子35に重畳して入射され
るため赤の色むらが液晶表示素子35の表面に現われな
い。つまり、点光源を面発光のバックライトに変換して
いるが、点光源時に、赤色を補充しているため、点光源
から線光源へ、線光源から面光源として光を拡張する過
程において、光むらを均一にすることができる。このた
め、赤色LEDを追加しても、液晶表示素子30には、
均一に赤色光が拡散される。
【0036】9.第九実施形態 (1)第九実施形態の構成 第八実施形態は、白色発光素子210および赤色発光素
子220の発光強度を一定にしていたが、白色発光素子
210および赤色発光素子220の光強度を光センサを
用いて調整することも可能である。本実施形態の発光強
度制御回路の構成図を図10に示す。図10(a)にお
いて、250は光センサであり、複数のフォトダイオー
ドが用いられる。単独でのフォトダイオードにより外光
の光強度が検出され、赤色、青色、緑色のカラーフィル
タを併用して、各色成分強度が検出される。260はC
PU回路であり、後述するフローチャートに従って各部
が制御される。270は、白色発光素子駆動回路、28
0は赤色発光素子駆動回路であり、各発光素子の発光強
度を可変する機能を有する。ここで、図10(b)は白
色発光素子駆動回路270を示す図である。275はス
イッチ素子であり、FETが用いられる。そのFETは
ゲート、ドレイン、ソースの三端子を有し、ドレイン電
圧のON−OFFに従ってドレイン電流がON−OFF
する機能を有する。スイッチ素子のソース端は接地さ
れ、ドレイン端は白色発光素子210のカソード端に接
続される。白色発光素子210のアノード端は抵抗27
6を介して電源電圧VDDに接続される。なお、赤色発
光素子駆動回路280も同様の構成である。
【0037】(2)第九実施形態の動作 半透過型液晶表示素子においては、半透過反射板の上部
に有色蛍光体が画素ごとに形成される。外光の波長分布
によって、その蛍光体の発光強度が変化する現象を補償
するために、外光の光強度および各色成分強度が光セン
サ250を用いて検出され、白色発光素子210および
赤色発光素子220の光強度がそれぞれ調節される。そ
のための動作を図11のフローチャートを参照して説明
する。このフローは所定時間ごとに起動され、一定の時
間間隔で光強度が調節される。また、これらの時間平均
をとることにより外光のノイズ変動を除去することが可
能となる。ステップSP101においては、光センサ2
50を用いて外光の光強度および各色成分強度が測定さ
れ、ステップSP102に進む。
【0038】ステップSP102においては、光強度が
強いか否かの判定が行われる。光強度が強ければ「YE
S」と判定されステップSP103に進む。ステップS
P103において、白色発光素子210および赤色発光
素子220の発光強度が上昇され、ステップSP105
に進む。ここで、各発光素子の発光強度は、パルス幅変
調によって輝度調節され、発光素子に流れる電流のデュ
ーティ比を可変することによって行われる。すなわち、
図10(b)において、発光素子210の最大電流値を
抵抗276によって制限し、スイッチ素子275に印加
される矩形波状のゲート電圧のデューティ比を可変し、
発光素子に流れる電流値のデューティ比を可変すること
によって行われる。一方、光強度が弱ければ「NO」と
判定され、白色発光素子210および赤色発光素子22
0の発光強度が低下され、ステップSP105に進む。
ステップSP105においては、光バランスが悪いか否
かが判定される。光バランスは光センサ250の色強度
測定値を用いて判定され、特に外光が白熱電球のときは
赤色強度が強く光バランスが悪くなる傾向にある。光バ
ランスが良ければ、「NO」と判定され処理が終了す
る。一方、光バランスが悪ければ、「YES」と判定さ
れ、ステップSP106に進む。ステップSP106に
おいては、赤色発光素子220の発光強度が調節され、
処理が終了する。ここで、赤色発光素子の発光強度の補
正量は、外光の色強度および白色発光素子の光強度によ
って換算された補正テーブルによって定められる。
【0039】10.第十実施形態 第九実施形態は、光センサに複数のフォトダイオードを
用い、単独のフォトダイオードにより外光の光強度を検
出し、赤色、青色、緑色のカラーフィルタを併用して、
各色成分強度を検出したが、撮像素子(CCD、CMO
S等)を用いてこれらを検出することも可能である。こ
れは、外光を計測するために特別なセンサを用いず、T
V電話用などの撮像のために用いられている撮像素子を
表示の補正にも使用することで、装置の部品点数を減ら
し、低価格に本機能を提供することができる。本実施形
態の演色性制御方法およびそのプログラムを用いた電子
機器(携帯電話)の外観図を図12に示す。図の携帯電
話の撮像素子は、TV電話用に用いるため液晶表示素子
35に入射する光と平行な光が、その撮像素子に入射す
るように取り付けられている。また、撮像素子が任意の
方向に向くことが出来るように構成されている場合にお
いては、液晶表示素子に入射する光と平行な光が、その
撮像素子に入射するときに、図11のフローが所定時間
ごとに起動される。なお、図12の電子機器は、常に撮
像素子250が液晶表示素子35に入射する光と平行な
光が、その撮像素子250に入射するので、常に、図1
1のフローが所定時間ごとに起動される。
【0040】また、CCDのダイナミックレンジは狭い
ため、絞り、シャッタースピード等で入射光量の自動調
整を行われる。この自動調整のための信号と、撮像した
信号とを光強度信号として用いることにより、白色発光
素子の発光強度制御が行われる。このため、新たにCC
Dの駆動制御を追加せずに、本発明の機能を動作させる
ことが可能である。
【0041】11.第十一実施形態 第八実施形態は白色発光素子および赤色発光素子を用い
て構成したが、白色発光素子と、赤色発光素子、緑色発
光素子、青色発光素子を単色あるいは複数色組み合わせ
た有色発光素子とを用いて構成することも可能である。
半透過型液晶素子に用いられる蛍光体の特性により、必
要な有色光の補強をすることが可能になる。また、第八
実施形態においては、楕円形状の集光レンズを有する白
色発光素子および赤色発光素子を用いて実現したが、円
形の集光レンズを用いても、白色発光素子と有色発光素
子とが同様な配光特性を有していれば実現可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、点光源から放射さ
れた光を偏光分離板によって第1および第2の成分に分
離し、半波長板によってこれら成分の偏光方向を揃え、
反射板によってこれら成分を平行に放射させる構成によ
れば、少ない数の点光源によって、偏光方向が揃った線
光源状の光を生成できる。さらに、白色発光素子のみな
らず有色発光素子を用いている構成によれば、各有色発
光素子の光強度を調整することにより、液晶表示素子の
演色性を向上させることが出来る。さらに、外光の強度
および色成分強度を測定し、各発光素子の光強度を上昇
あるいは低下させる構成によれば、外光の波長分布に偏
りが生じていても演色性を向上させることが出来る。さ
らに、白色発光素子の中心と有色発光素子の中心とを結
んだ軸が、線状の出射光および前記各光源変換部による
出射光軸に対して垂直になるように構成された光源変換
装置によれば、線光源を面光源に変換する導光板を用い
ることにより均一な面光源を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態である光源変換装置を
用いた液晶表示装置の斜視図である。
【図2】 本発明の第一実施形態の伝搬部材の構成およ
び光源変換部の動作原理を示す図である。
【図3】 本発明の第二実施形態の伝搬部材の構成を示
す図である。
【図4】 本発明の第三実施形態の伝搬部材の構成およ
びその動作原理を示す図である。
【図5】 本発明の第四実施形態の伝搬部材の構成およ
びその動作原理および微少プリズムの動作原理を示す図
である。
【図6】 本発明の第五実施形態の伝搬部材の構成を示
す図である。
【図7】 本発明の第六実施形態の伝搬部材および光源
変換部の構成およびその動作原理を示す図である。
【図8】 本発明の第七実施形態である光源変換装置の
全体図を示す図である。
【図9】 本発明の第八実施形態である光源変換装置の
全体図を示す図である。
【図10】 本発明の第九実施形態である発光強度制御
回路の構成図および駆動回路を示す図である。
【図11】 演色性を制御するためのフローチャートを
示す図である。
【図12】 本発明の一実施形態である電子機器(携帯
電話)の外観図である。
【符号の説明】
10,11,12,13,14,15…点光源、10a
…集光レンズ、20…導光板、30…液晶表示素子、3
5…液晶表示素子(半透過型液晶表示素子)、41a,
2a,43a,44a,51a,52a,53a,54
a,61a,71a,72a、81…偏光分離板 、4
1b,42b,43b,44b,51b,52b,53
b,54b,61b,71b、82…半波長板、41
c,42c,43c,44c,51c,52c,53
c,54c,61c,71c…反射板、71d、83、
84…反射板、41,42,43,44,51,52,
53,64,61,62,63,71,72,73,9
5,105…光源変換部、70a、80a、90a、1
00a…微少プリズム、40,50,60,70,8
0,90,100…伝搬部材、210…白色発光素子、
220…赤色発光素子、250…光センサ(CCD)、
260…CPU、270…白色発光素子駆動回路、28
0…赤色発光素子駆動回路、275…スイッチ素子(F
ET)、276…抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 27/28 G02B 27/28 Z // F21Y 101:02 F21Y 101:02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点光源から放射される光を、線光源状に
    変換する光源変換装置であって、 前記点光源から放射される光の光軸に対して傾斜して設
    けられ、所定の偏光方向を有する第1の成分を透過させ
    るとともに、該第1の成分に対して偏光方向が直交する
    第2の成分を反射させる偏光分離板と、 前記透過した第1の成分の偏光方向または前記反射され
    た第2の成分の偏光方向を90°回転させる半波長板
    と、 前記偏光分離板を透過した第1の成分と、前記半波長板
    を介して放射された第2の成分とが平行に放射されるよ
    うに、これら第1および第2の成分のうち少なくとも一
    方を反射する反射板とを有することを特徴とする光源変
    換装置。
  2. 【請求項2】 前記偏光分離板、前記半波長板および前
    記反射板から成る一組の光源変換部を複数組有し、 各光源変換部から放射される前記第1および第2の成分
    が直線状に配列されるように前記各光源変換部を配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の光源変換装置。
  3. 【請求項3】 前記光源変換部が前記点光源から離れる
    ほど、前記偏光分離板、前記半波長板および前記反射板
    の面積を広くしたことを特徴とする請求項2記載の光源
    変換装置。
  4. 【請求項4】 前記点光源から前記各光源変換部に対し
    て光を伝搬する伝搬部材であって、前記点光源から該伝
    搬部材の各部に放射される光を、前記各光源変換部に向
    かって反射する微小プリズムを表面に形成した伝搬部材
    をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の光源
    変換装置。
  5. 【請求項5】 前記偏光分離板、前記半波長板および前
    記反射板を介して放射された光が一端から入射される長
    尺状の伝搬部材であって、該伝搬部材の各部に放射され
    る光を該伝搬部材の一側面に向かって反射する微小プリ
    ズムを表面に形成した伝搬部材をさらに具備することを
    特徴とする請求項1記載の光源変換装置。
  6. 【請求項6】 白色発光素子と、 前記白色発光素子と同様の配光特性を有し同時に点灯さ
    れる単色あるいは複数色の有色発光素子とを近接配置し
    て成る事を特徴とする点光源。
  7. 【請求項7】 前記有色発光素子は、 赤色発光素子、緑色発光素子あるいは青色発光素子から
    構成される事を特徴とする請求項6記載の点光源。
  8. 【請求項8】 外光の強度および該外光の色成分強度が
    検出可能な光センサと、 前記外光の強度によって、前記白色発光素子の光強度を
    調節する白色強度調節手段と、 前記色成分強度によって、前記有色発光素子の光強度を
    調節する色強度調節手段とを有する事を特徴とする請求
    項6記載の点光源。
  9. 【請求項9】 外光の強度および該外光の色成分強度を
    検出する光センサの検出結果に基づいて、白色発光素子
    と、該白色発光素子と同様の配光特性を有し同時に点灯
    される単数あるいは複数の有色発光素子とから成る光源
    の演色性を制御する演色性制御方法であって、 前記外光の強度が強くなると、前記白色発光素子の強度
    と前記有色発光素子の強度とを上昇させる一方、前記外
    光の強度が弱くなると、前記白色発光素子の強度と前記
    有色発光素子の強度とを下降させる過程と、 前記外光の色成分強度のバランスに応じて前記有色発光
    素子の強度を増減する過程とを有することを特徴とする
    演色性制御方法。
  10. 【請求項10】 前記有色発光素子は、赤色発光素子、
    緑色発光素子あるいは青色発光素子から構成されること
    を特徴とする請求項9記載の演色性制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の演色性制御方法を実行
    させることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 白色発光素子と、該白色発光素子と同
    様の配光特性を有し同時に点灯される単数あるいは複数
    の有色発光素子とから成る光源と、 前記光源から放射される光を変調して画像を表示する電
    気光学素子と、 該電気光学素子の表示方向と同一方向の画像を撮像する
    撮像素子と、 該撮像素子を前記光センサとして、請求項9記載の演色
    性制御方法を実行する演色性制御手段とを有することを
    特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】 前記有色発光素子は、赤色発光素子、
    緑色発光素子あるいは青色発光素子から構成されること
    を特徴とする請求項12記載の電子機器。
  14. 【請求項14】 請求項6記載の点光源を有し、 前記白色発光素子の中心と前記有色発光素子の中心とを
    結んだ軸が、線状の出射光および前記各光源変換部によ
    る出射光軸に対して垂直になるように構成された請求項
    2ないし5の何れかに記載の光源変換装置。
  15. 【請求項15】 前記光センサに撮像素子を用いること
    を特徴とする請求項8記載の点光源。
  16. 【請求項16】 前記光センサに撮像素子を用いること
    を特徴とする請求項9記載の演色性制御方法。
  17. 【請求項17】 前記光センサに撮像素子を用いること
    を特徴とする請求項11記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記撮像素子に入射する光量を調整す
    るための制御信号を前記外光の強度検出信号として用い
    ることを特徴とする請求項16記載の演色性制御方法。
  19. 【請求項19】 前記撮像素子に入射する光量を調整す
    るための制御信号を前記外光の強度検出信号として用い
    ることを特徴とする請求項17記載のプログラム。
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