JP2003331610A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2003331610A
JP2003331610A JP2002133202A JP2002133202A JP2003331610A JP 2003331610 A JP2003331610 A JP 2003331610A JP 2002133202 A JP2002133202 A JP 2002133202A JP 2002133202 A JP2002133202 A JP 2002133202A JP 2003331610 A JP2003331610 A JP 2003331610A
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back cover
block
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JP2002133202A
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Giichi Machida
義一 町田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様の車両用灯具の構成に合わせてバッ
クカバーを構成することを目的とする。 【解決手段】 車両用灯具1の構成に合わせて、各ブロ
ック14〜18から任意のブロック14〜18を選択
し、かつ、選択したブロック14〜18を嵌合ピン1
9、20と嵌合孔24、28、32とからなる結合手段
を介して任意に結合し、さらに、コネクタ部21と第1
バルブホルダ部25と第2バルブホルダ部29とにター
ミナル42〜49を固定すると共に、このターミナル4
2〜49の間にコード41を電気的に配線することによ
り、バックカバー4が構成されることとなる。この結
果、多種多様の車両用灯具の構成に合わせてバックカバ
ーを構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、リア
コンビネーションランプなどのように、複数個の光源バ
ルブがバックカバー(バルブホルダ、ソケットカバーな
ど)を介して取り付けられている車両用灯具にかかるも
のである。特に、この発明は、多種多様の車両用灯具の
構成に合わせてバックカバーを簡単に構成することがで
きる車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用灯具としては、たとえ
ば、特開平8−249919号公報、特許第31517
39号公報に記載のものがある。この車両用灯具は、ラ
ンプハウジングおよびランプレンズおよびバックカバー
により灯室が区画されており、バックカバーに複数個の
光源バルブをそれぞれ取り付け、この複数個の光源バル
ブを灯室内にそれぞれ配置するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種の車両用灯具においては、各車両用灯具の構成に合わ
せてバックカバーがそれぞれ専用に構成されているの
で、コストが高価であるなどの課題がある。
【0004】この発明は、多種多様の車両用灯具の構成
に合わせてバックカバーを簡単に構成することができる
車両用灯具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、バックカバーが複数個
のブロックから構成されており、各ブロックには、ブロ
ック相互を着脱可能に結合する結合手段が設けられてお
り、この結合手段が、嵌合孔またはおよび嵌合ピンを有
する一方の板部と、前記板部を受け、かつ、前記板部の
嵌合孔またはおよび嵌合ピンと嵌合する嵌合ピンまたは
および嵌合孔を有する他方の受部とから構成されてい
る、ことを特徴とする。
【0006】この結果、請求項1にかかる発明は、車両
用灯具の構成に合わせて、任意のブロックを選択し、か
つ、選択したブロックを結合手段を介して任意に結合す
ることにより、多種多様の車両用灯具の構成に合わせて
バックカバーを構成することができる。
【0007】しかも、請求項1にかかる発明は、板部を
受部に当てると共に、嵌合ピンを嵌合孔に嵌合させるこ
とにより、ブロック相互を簡単に結合することができ
る。すなわち、バックカバーを簡単に構成することがで
きる。
【0008】また、請求項2にかかる発明は、嵌合ピン
が弾性を有する割ピン構造とし、かつ、アンダーカット
による弾性係合凸部を有する、ことを特徴とする。
【0009】この結果、請求項2にかかる発明は、嵌合
ピンを嵌合孔に嵌合させることにより、嵌合ピンの弾性
係合凸部が嵌合孔の縁に弾性係合するので、嵌合ピンと
嵌合孔との嵌合が確実となり、ブロック相互の結合が確
実となる。
【0010】また、請求項3にかかる発明は、嵌合ピン
が嵌合孔に嵌合した後に加締め付けられる、ことを特徴
とする。
【0011】この結果、請求項3にかかる発明は、加締
め付けにより嵌合ピンと嵌合孔との嵌合が固定されるの
で、ブロック相互の結合強度が大きくなり、ブロック相
互が外れることがない。
【0012】また、請求項4にかかる発明は、ランプハ
ウジングに弾性リブを設け、この弾性リブに差し込み孔
を設ける、ことを特徴とする。
【0013】この結果、請求項4にかかる発明は、ブロ
ックの板部をランプハウジングの弾性リブの差し込み孔
に差し込むと共に、この弾性リブをブロックに弾性当接
させることにより、バックカバーをランプハウジングに
取り付けることができる。このように、請求項4にかか
る発明は、簡単な構造でかつ簡単な操作で、バックカバ
ーをランプハウジングに取り付けることができる。しか
も、請求項4にかかる発明は、ランプハウジングのう
ち、ブロックの板部に対応する位置のうち、任意の位置
に弾性リブを設けることにより、バックカバーをランプ
ハウジングに取り付けることができるので、バックカバ
ーとランプハウジングとの取付位置の自由度が増し、車
両用灯具の設計の自由度が増す。
【0014】また、請求項5にかかる発明は、ランプハ
ウジングには、嵌合孔に嵌合してバックカバーをランプ
ハウジングに取り付ける割ピン構造の嵌合ピンが設けら
れており、この嵌合ピンには、アンダーカットによる弾
性係合凸部が設けられている。
【0015】この結果、請求項5にかかる発明は、ブロ
ックの嵌合孔にランプハウジングの嵌合ピンを嵌合させ
て、嵌合ピンの弾性係合凸部を嵌合孔の縁に弾性係合さ
せることにより、バックカバーをランプハウジングに取
り付けることができる。このように、請求項5にかかる
発明は、簡単な構造でかつ簡単な操作で、バックカバー
をランプハウジングに取り付けることができる。しか
も、請求項5にかかる発明は、ランプハウジングのう
ち、ブロックの嵌合孔に対応する位置のうち、任意の位
置に割ピン構造の嵌合ピンを設けることにより、バック
カバーをランプハウジングに取り付けることができるの
で、バックカバーとランプハウジングとの取付位置の自
由度が増し、車両用灯具の設計の自由度が増す。
【0016】さらに、前記請求項4にかかる発明の板部
と弾性リブとの取付手段と、前記請求項5にかかる発明
の嵌合孔と割りピン構造の嵌合ピンとの取付手段とのう
ち、任意の取付手段を選択することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる車両用灯
具の実施の形態の1例を添付図面を参照して説明する。
なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるもの
ではない。
【0018】(実施の形態の構成の説明)図1におい
て、1は車両用灯具である。前記車両用灯具1は、たと
えば、自動車の後部の左右両側にそれぞれ装備されるリ
アコンビネーションランプである。以下、この車両用灯
具1の構成について説明する。
【0019】前記車両用灯具1は、相互に装着された合
成樹脂製のランプハウジング2とランプレンズ3とバッ
クカバー4とにより、第1灯室5と第2灯室6と第3灯
室7とがそれぞれ区画されている。
【0020】前記第1灯室5内には、第1光源バルブ8
と第1キャップ9と第1リフレクタ500とがそれぞれ
配置されている。前記第2灯室6内には、第2光源バル
ブ10と第2キャップ11と第2リフレクタ600とが
それぞれ配置されている。前記第3灯室7内には、第3
光源バルブ12と第3キャップ13と第3リフレクタ7
00とがそれぞれ配置されている。
【0021】前記第1光源バルブ8は、ダブルフィラメ
ントのウエッジベースタイプのバルブである。前記第1
キャップ9は、赤色の光透過性のキャップである。前記
第1リフレクタ500の表面には、反射面がアルミ蒸着
や銀塗装などにより設けられている。第1灯室5および
第1光源バルブ8および第1キャップ9および第1リフ
レクタ500は、リアコンビネーションランプのテール
ストップランプを構成する。すなわち、第1光源バルブ
8を点灯すると、第1光源バルブ8からの光は、第1キ
ャップ9を透過して、テール機能およびストップ機能の
赤色に着色される。このテール機能およびストップ機能
の赤色光は、第1リフレクタ500で反射されてランプ
レンズ3を透過して外部に所定の配光パターンで照射さ
れる。
【0022】前記第2光源バルブ10は、シングルフィ
ラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記
第2キャップ11は、アンバー色の光透過性のキャップ
である。前記第2リフレクタ600の表面には、反射面
がアルミ蒸着や銀塗装などにより設けられている。第2
灯室6および第2光源バルブ10および第2キャップ1
1および第2リフレクタ600は、リアコンビネーショ
ンランプのターンシグナルランプを構成する。すなわ
ち、第2光源バルブ10を点灯すると、第2光源バルブ
10からの光は、第2キャップ11を透過してターンシ
グナル機能のアンバー色に着色される。このターンシグ
ナル機能のアンバー光は、第2リフレクタ600で反射
されてランプレンズ3を透過して外部に所定の配光パタ
ーンで照射される。
【0023】前記第3光源バルブ12は、シングルフィ
ラメントのウエッジベースタイプのバルブである。前記
第3キャップ13は、無色の光透過性のキャップであ
る。前記第3リフレクタ700の表面には、反射面がア
ルミ蒸着や銀塗装などにより設けられている。第3灯室
7および第3光源バルブ12および第3キャップ13お
よび第3リフレクタ700は、リアコンビネーションラ
ンプのバックアップランプを構成する。すなわち、第3
光源バルブ12を点灯すると、第3光源バルブ12から
の光は、第3キャップ13を透過してバックアップ機能
の白色に着色される。このバックアップ機能の白色光
は、第3リフレクタ700で反射されてランプレンズ3
を透過して外部に所定の配光パターンで照射される。
【0024】前記バックカバー4は、図2のレイアウト
に示すように、1個のコネクタ用ブロック14と、1個
の第1バルブホルダ用ブロック15および2個の第2バ
ルブホルダ用ブロック16と、1個の第1ジョイント用
ブロック17および2個の第2ジョイント用ブロック1
8とから構成されている。
【0025】前記コネクタ用ブロック14は、図3に示
すように、正面(灯室5、6、7と対向する面)から見
てほぼ正方形の板形状のブロック体からなる。このコネ
クタ用ブロック14の中央部には、コネクタ部21が一
体に設けられている。また、このコネクタ用ブロック1
4の正面には、複数個の長円形状のコードガイド凸部2
2が一体に設けられている。さらに、このコネクタ用ブ
ロック14の4辺の中央には、長方形形状の板部23が
それぞれ一体に設けられている。この4枚の板部23に
は、3個の円形の嵌合孔24がそれぞれ設けられてい
る。また、4枚の板部23の端部正面側は、面取りされ
て傾斜している。
【0026】前記第1バルブホルダ用ブロック15は、
図4に示すように、正面(灯室5、6、7と対向する
面)から見てほぼ正方形の板形状のブロック体からな
る。この第1バルブホルダ用ブロック15の中央部に
は、第1バルブホルダ部25が一体に設けられている。
また、この第1バルブホルダ用ブロック15の正面に
は、複数個の長円形状のコードガイド凸部26が一体に
設けられている。さらに、この第1バルブホルダ用ブロ
ック15の4辺の中央には、長方形形状の板部27がそ
れぞれ一体に設けられている。この4枚の板部27に
は、3個の円形の嵌合孔28がそれぞれ設けられてい
る。また、4枚の板部27の端部正面側は、面取りされ
て傾斜している。
【0027】前記第2バルブホルダ用ブロック16は、
図5に示すように、正面(灯室5、6、7と対向する
面)から見てほぼ正方形の板形状のブロック体からな
る。この第2バルブホルダ用ブロック16の中央部に
は、第2バルブホルダ部29が一体に設けられている。
また、この第2バルブホルダ用ブロック16の正面に
は、複数個の長円形状のコードガイド凸部30が一体に
設けられている。さらに、この第2バルブホルダ用ブロ
ック16の4辺の中央には、長方形形状の板部31がそ
れぞれ一体に設けられている。この4枚の板部31に
は、3個の円形の嵌合孔32がそれぞれ設けられてい
る。なお、この図5に示す第2バルブホルダ用ブロック
16の側面図は、前記図4(B)および(C)に示す第
1バルブホルダ用ブロック15の側面図とほぼ同様であ
るから省略する。また、4枚の板部31の端部正面側が
面取りされて傾斜している。
【0028】前記第1ジョイント用ブロック17は、図
6に示すように、正面(灯室5、6、7と対向する面)
から見てほぼ正方形の板形状のブロック体からなる。こ
の第1ジョイント用ブロック17の正面には、複数個の
長円形状のコードガイド凸部33が一体に設けられてい
る。また、この第1ジョイント用ブロック17の4辺の
中央には、前記板部23、27、31を受ける受部34
がそれぞれ設けられている。この受部34には、3本の
嵌合ピン19が前記3個の嵌合孔24、28、32に対
応してそれぞれ設けられている。
【0029】前記第2ジョイント用ブロック18は、図
7に示すように、正面(灯室5、6、7と対向する面)
から見て長辺が前記正方形のブロック14、15、1
6、17の1辺とほぼ等しいほぼ長方形の板形状のブロ
ック体からなる。この第2ジョイント用ブロック18の
正面には、複数個の長円形状のコードガイド凸部35が
一体に設けられている。また、この第2ジョイント用ブ
ロック18の2長辺の中央には、前記板部23、27、
31を受ける受部36がそれぞれ設けられている。この
受部36には、3本の嵌合ピン20が前記3個の嵌合孔
24、28、32に対応してそれぞれ設けられている。
なお、前記嵌合孔24、28、32および前記嵌合ピン
19、20の数は、特に限定しない。
【0030】前記ブロック14〜18の材質としては、
たとえば、ポリアミド(PA、PA6、PA11、PA
12、PA66など)、ポリオキシメチレン(PO
M)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(AB
S)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、スチレンアクリロニトリル(A
S)、ポリプロピレン(PP)など、または、各樹脂の
ブレンドポリマー(ポリマーアロイ)としてのPC−P
ET、PC−ABS、PC−ASなど、または、各樹脂
にガラス繊維やタルクなどを混合したものなどであっ
て、耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性などを加味して適宜に
選択する。
【0031】前記板部23、27、31は、ブロック1
4、15、16の各辺の背面側に設けられている。一
方、前記受部34、36は、ブロック17、18の各辺
の背面側を凹ませて設けられている。この結果、板部2
3、27、31を受部34、36に受けると、各ブロッ
ク14〜18の正面側と背面側とは、面一となる。
【0032】また、前記嵌合ピン19、20は、図8に
示すように、弾性を有する割ピン構造をなす。しかも、
この嵌合ピン19、20の先端の周辺には、アンダーカ
ットによる玉縁形状の弾性係合凸部37が設けられてい
る。
【0033】ここで、嵌合ピン19、20を有するブロ
ック17、18は、PPなどの樹脂製からなるので、ス
ライド金型を使用せずに、アンダーカットにより弾性係
合凸部37を形成することができる。このために、金型
スライドを使用しないので、金型コストすなわち製造コ
ストが安価となる。
【0034】(バックカバー4の製造工程の説明)以
下、図2に示すレイアウトのバックカバー4の製造工程
について説明する。
【0035】まず、前記の各ブロック14、15、1
6、17、18を成形して、共通部品としてストックし
ておく。つづいて、この各ブロック14〜18の中から
車両用灯具1の構成に合ったブロックを選択する。この
例では、1個のコネクタ用ブロック14と、1個の第1
バルブホルダ用ブロック15および2個の第2バルブホ
ルダ用ブロック16と、1個の第1ジョイント用ブロッ
ク17および2個の第2ジョイント用ブロック18とを
それぞれ選択する。
【0036】それから、選択したブロック14〜18を
図2に示すレイアウトに配置すると共に、隣り合うブロ
ック同士を結合手段(板部23、27、31および受部
34、36と、嵌合孔24、28、32および嵌合ピン
19、20)を介して結合する。すなわち、図8(A)
中の実線矢印(ブロック14〜18の板面に対してほぼ
直交する方向の矢印)に示すように、前記コネクタ用ブ
ロック14および前記第1バルブホルダ用ブロック15
および2個の前記第2バルブホルダ用ブロック16側の
嵌合孔24、28、32に、前記第1ジョイント用ブロ
ック17および2個の前記第2ジョイント用ブロック1
8側の嵌合ピン19、20を嵌合させる。この結果、各
ブロック14〜18は、図8(B)および図9に示すよ
うに、前記結合手段を介して、相互に結合されることと
なる。
【0037】このとき、前記コネクタ用ブロック14お
よび前記第1バルブホルダ用ブロック15および2個の
前記第2バルブホルダ用ブロック16側の板部23、2
7、31は、前記第1ジョイント用ブロック17および
2個の前記第2ジョイント用ブロック18側の受部3
4、36に収納されてかつ当接する。このために、各ブ
ロック14〜18の正面側と背面側とは、面一となるの
で、特に、各ブロック14〜18の正面側にコード41
を配線する際の支障、すなわち、各ブロック14〜18
の正面側が段違いであることによる支障となることはな
い。
【0038】また、割ピン構造の嵌合ピン19、20
は、図8(A)中の点線矢印に示す弾性を有するので、
嵌合孔24、28、32に嵌合すると、嵌合ピン19、
20の弾性係合凸部37が嵌合孔24、28、32の縁
に弾性係合することとなる。このために、嵌合ピン1
9、20と嵌合孔24、28、32との嵌合が確実とな
り、ブロック14〜18相互の結合が確実となる。な
お、弾性係合凸部37を嵌合孔24、28、32の縁か
ら外すことにより、各ブロック14〜18の連結を外す
ことができる。
【0039】さらに、嵌合ピン19、20の弾性係合凸
部37は、各ブロック14〜18の背面側に突出するの
で、各ブロック14〜18の正面側にコード41を配線
する際の支障、すなわち、各ブロック14〜18の正面
側に突出物が突出することによる支障となることはな
い。
【0040】さらにまた、結合手段は、一方のブロック
14〜16に設けた板部23、27、31と、他方のブ
ロック17、18に設けた受部34、36と、板部2
3、27、31に設けた嵌合孔24、28、32と、受
部34、36に設けた嵌合ピン19、20とから構成さ
れているものである。このために、嵌合孔24、28、
32に嵌合ピン19、20を嵌合させたときの結合手段
の高さ(厚さ)は、ブロック14〜18の板厚に弾性係
合凸部37の高さ分を足した程度であるから、低く(薄
く)コンパクトにまとめることができる。
【0041】そして、図2に示すレイアウトに結合した
ブロック14〜18のコネクタ部21と第1バルブホル
ダ部25と第2バルブホルダ部29とに金属製のターミ
ナル42、43、44、45、46、47、48、49
を固定すると共に、このターミナル42〜49の間にコ
ード41を電気的に配線する。
【0042】すなわち、まず、コネクタ用ブロック14
のコネクタ部21と、第1バルブホルダ用ブロック15
の第1バルブホルダ部25と、2個の第2バルブホルダ
用ブロック16の第2バルブホルダ部29との間に、コ
ード41をコードガイド凸部22、26、30、33、
35によりガイドさせて配線する。このコード41の配
線は、ブロック14〜18の板面に対してほぼ直行する
方向から行われる。
【0043】コード41を配線した後に、ターミナル4
2〜49を所定のブロック14、15、16およびコー
ド41に食い切り構造で打ち込む。すなわち、コネクタ
部21およびコード41に4個の第1+ターミナル42
と1個の第1−ターミナル43とをそれぞれ打ち込んで
固定する。また、第1バルブホルダ部25およびコード
41に2個の第2+ターミナル44と1個の第2−ター
ミナル45とをそれぞれ打ち込んで固定する。さらに、
一方のターンシグナルランプ用の第2バルブホルダ部2
9およびコード41に1個の第3+ターミナル46と1
個の第3−ターミナル47とをそれぞれ打ち込んで固定
する。さらにまた、他方のバックアップランプ用の第2
バルブホルダ部29およびコード41に1個の第4+タ
ーミナル48と1個の第4−ターミナル49とをそれぞ
れ打ち込んで固定する。
【0044】この結果、前記コネクタ用ブロック14の
コネクタ部21は、電源側のコネクタ(図示せず)と電
気的にかつ着脱可能に接続することが可能となる。ま
た、前記第1バルブホルダ用ブロック15の第1バルブ
ホルダ部25は、前記第1光源バルブ8を電気的に接続
しかつ着脱可能に取り付けることが可能となる。さら
に、前記2個の第2バルブホルダ用ブロック16の第2
バルブホルダ部29は、前記第2光源バルブ10、前記
第3光源バルブ12を電気的に接続しかつ着脱可能に取
り付けることが可能となる。
【0045】以上のようにして、図2に示すバックカバ
ー4が製造され、かつ、構成されることとなる。
【0046】(車両用灯具1の組み付け構造および工程
の説明)つぎに、車両用灯具1の組み付け構造および工
程について説明する。
【0047】まず、組み付け構造について。図1
(B)、図10、図11に示すように、前記ランプハウ
ジング2には、弾性リブ38が前記板部23、27、3
1に対応する位置のうち、任意の位置に一体に設けられ
ている。この例では、2枚の弾性リブ38を1組として
1組もしくは複数組設けられている。
【0048】この弾性リブ38は、板厚が厚いランプハ
ウジング2側の厚板部分38Aと、板厚が薄い先端側の
薄板部分38Bとから構成されている。また、この厚板
部分38Aと薄板部分38Bとの間には、段部が設けら
れている。さらに、1組の弾性リブ38の薄板部分38
Bの対向する先端は、面取りされて傾斜している。この
弾性リブ38には、前記板部23、27、31が差し込
まれる差し込み孔39が設けられている。
【0049】つぎに、組み付け工程について。第1バル
ブホルダ25および2個の第2バルブホルダ部29に第
1光源バルブ8、第2光源バルブ10、第3光源バルブ
12を装備する。すなわち、各バルブホルダ部25、2
9中に、各光源バルブ8、10、12のウエッジベース
を差し込む。すると、各光源バルブ8、10、12のウ
エッジベースが各バルブホルダ部25,29の各ターミ
ナル44〜49により、着脱可能に装備され、かつ、電
気的に接続される。
【0050】それから、ランプハウジング2の弾性リブ
38にブロック14〜16の板部23、27、31を図
11(A)中の実線矢印方向に圧入する。すると、板部
23、27、31の傾斜面が薄板部分38Bの傾斜面に
当接し、弾性リブ38が弾性変形して図11(B)中の
実線矢印方向に外側に開く。板部23、27、31が差
し込み孔39に達したところで、弾性リブ38が弾性復
帰する。この結果、図10、図11(C)に示すよう
に、2枚の弾性リブ38がブロック14〜16に弾性当
接して弾性挟持すると共に、板部23、27、31が差
し込み孔39に差し込まれる。
【0051】このとき、弾性リブ38の厚板部分38A
と薄板部分38Bとの間には、段部が設けられているの
で、弾性リブ38の段部の角が直角に交差するブロック
14〜16と板部23、27、31とにそれぞれ確実に
当接する。このために、ランプハウジング2とバックカ
バー4との取付が確実となる。
【0052】これにより、ランプハウジング2にバック
カバー4が取り付けられる。このとき、各光源バルブ
8、10、12は、各灯室5、6、7内に配置される。
このようにして、図1に示す車両用灯具1が組み付けら
れて構成される。なお、図1(B)において、コード4
1およびコードガイド凸部22、26、30、33、3
5の図示を省略してある。また、板部23、27、31
を差し込み孔39から抜いて、ブロック14〜16と弾
性リブ38との弾性当接および弾性挟持を解除すれば、
バックカバー4をランプハウジング2から取り外すこと
ができる。
【0053】(実施の形態の作用効果の説明)この実施
の形態における車両用灯具は、以上のごとき構成からな
るので、下記の作用効果を達成することができる。
【0054】この実施の形態における車両用灯具は、前
記のように、車両用灯具1の構成に合わせて、各ブロッ
ク14〜18から任意のブロック14〜18を選択し、
かつ、選択したブロック14〜18を結合手段を介して
任意に結合し、さらに、コネクタ部21と第1バルブホ
ルダ部25と第2バルブホルダ部29とにターミナル4
2〜49を固定すると共に、このターミナル42〜49
の間にコード41を電気的に配線することにより、バッ
クカバー4が構成されることとなる。
【0055】これにより、この実施の形態における車両
用灯具は、多種多様の車両用灯具の構成に合わせてバッ
クカバーを構成することができる。しかも、この実施の
形態における車両用灯具は、バックカバーを構成する各
ブロック14〜18を共通化することができるので、コ
ストを安価にすることができる。
【0056】また、この実施の形態における車両用灯具
は、板部23、27、31を受部34、36に当てると
共に、嵌合ピン19、20を嵌合孔24、28、32に
嵌合させることにより、ブロック14〜18相互を簡単
に結合することができる。すなわち、バックカバー4を
簡単に構成することができる。
【0057】また、この実施の形態における車両用灯具
は、嵌合ピン19、20を嵌合孔24、28、32に嵌
合させることにより、嵌合ピン19、20の弾性係合凸
部37が嵌合孔24、28、32の縁に弾性係合するの
で、嵌合ピン19、20と嵌合孔24、28、32との
嵌合が確実となり、ブロック14〜18相互の結合が確
実となる。
【0058】また、この実施の形態における車両用灯具
は、ブロック14〜16の板部23、27、31をラン
プハウジング2の弾性リブ38の差し込み孔39に差し
込むと共に、この弾性リブ38をブロック14〜16に
弾性当接させることにより、バックカバー4をランプハ
ウジング2に取り付けることができる。このように、こ
の実施の形態における車両用灯具は、簡単な構造でかつ
簡単な操作で、バックカバー4をランプハウジング2に
取り付けることができる。
【0059】しかも、この実施の形態における車両用灯
具は、ランプハウジング2のうち、ブロック14〜16
の板部23、27、31に対応する位置のうち、任意の
位置に弾性リブ38を設けることにより、バックカバー
4をランプハウジング2に取り付けることができるの
で、バックカバー4とランプハウジング2との取付位置
の自由度が増し、車両用灯具の設計の自由度が増す。
【0060】また、この実施の形態における車両用灯具
は、ブロック14〜18にコードガイド凸部を設けたの
で、コード41を確実にかつ車両の振動や衝撃に耐え得
る安定した状態で配線することができる。
【0061】特に、この実施の形態における車両用灯具
は、コード41の配線作業や各ブロック14〜18の結
合作業を、ブロック14〜18の板面に対してほぼ直行
する方向において行うことができるので、取付加工(配
線作業や結合作業など)の自動化、すなわち、ロボット
化が期待できる。
【0062】(嵌合ピンの変形例の説明)図12は、嵌
合ピンの変形例を示す。この変形例の嵌合ピン40は、
加締め付け用の嵌合ピンである。すなわち、この嵌合ピ
ン40は、嵌合孔23、27、31に嵌合した後に加締
め付けられるものである。なお、図12(B)は、嵌合
ピン40が嵌合孔23、27、31に嵌合した状態を示
す。この図からも明らかなように、嵌合ピン40の先端
は、板部23、27、31から加締め付け代分突出して
いる。また、図12(C)は、嵌合ピン40が加締め付
けられた状態を示す。
【0063】この加締め付け用の嵌合ピン40は、嵌合
孔23、27、31との嵌合が固定され、ブロック14
〜18相互の結合強度が大きくなり、ブロック14〜1
8相互が外れることがない。
【0064】(ランプハウジングとバックカバーとの取
付手段の変形例の説明)図13は、ランプハウジングと
バックカバーとの取付手段の変形例を示す。この取付手
段の変形例は、ランプハウジング2に割ピン構造の嵌合
ピン50を設け、この嵌合ピン50にアンダーカットに
よる弾性係合凸部51を設けたものである。この弾性係
合凸部51は、前記弾性係合凸部37と同様に、図13
(B)中の破線矢印に示す弾性を有する。
【0065】この変形例の取付手段は、前記の嵌合ピン
19、20と嵌合孔24、28、31との嵌合と同様で
ある。すなわち、ブロック14〜16の嵌合孔24、2
8、32にランプハウジング2の嵌合ピン50を図13
(A)中の実線矢印方向に嵌合させて、嵌合ピン50の
弾性係合凸部51を嵌合孔24、28、32の縁に破線
弾性係合させることにより、バックカバー4をランプハ
ウジング2に取り付けることができる。このように、こ
の変形例の取付手段は、簡単な構造でかつ簡単な操作
で、バックカバー4をランプハウジング2に取り付ける
ことができる。なお、弾性係合凸部51を嵌合孔24、
28、32の縁から外すことにより、バックカバー4を
ランプハウジング2から取り外すことができる。
【0066】また、この変形例の取付手段は、ランプハ
ウジング2のうち、ブロック14〜16の嵌合孔24、
28、32に対応する位置のうち、任意の位置に割ピン
構造の嵌合ピン50を設けることにより、バックカバー
4をランプハウジング2に取り付けることができるの
で、バックカバー4とランプハウジング2との取付位置
の自由度が増し、車両用灯具の設計の自由度が増す。
【0067】さらに、この変形例の取付手段は、ランプ
ハウジング2を樹脂製にすることにより、スライド金型
を使用せずに、アンダーカットにより嵌合ピン50に弾
性係合凸部37を形成することができる。このために、
金型スライドを使用しないので、金型コストすなわち製
造コストが安価となる。
【0068】さらにまた、前記の板部23、27、31
と弾性リブ38との取付手段と、この変形例の取付手段
の嵌合孔24、28、32と割りピン構造の嵌合ピン5
0との取付手段とのうち、任意の取付手段を選択するこ
とができる。
【0069】(実施の形態以外の例の説明)なお、この
実施の形態における車両用灯具は、リアコンビネーショ
ンランプについて説明したが、この発明は、その他の車
両用灯具にも適用できる。
【0070】また、この実施の形態における車両用灯具
は、第1ジョイント用ブロック17、第2ジョイント用
ブロック18を使用したものである。ところが、この発
明は、第1ジョイント用ブロック17、第2ジョイント
用ブロック18を使用せずに、コネクタ用ブロック1
4、第1バルブホルダ用ブロック15、第2バルブホル
ダ用ブロック16のみを使用しても良い。また、コネク
タ用ブロック14と1種類のバルブホルダ用ブロックの
みを使用しても良い。この場合においては、1個の光源
バルブが灯室内に配置されることとなる。
【0071】さらに、この実施の形態における車両用灯
具は、ブロック14〜18にコードガイド凸部を設けた
ものであるが、この発明は、コードガイド凸部を設けな
くとも良い。しかも、前記ブロック14〜18のコード
ガイド凸部の形状は、長円形であるが、この発明におい
ては、長円形以外の形状、たとえば、正方形、長方形、
円形、楕円などでも良い。
【0072】さらにまた、この実施の形態における車両
用灯具は、一方のブロック14〜16に板部23、2
7、31を設け、他方のブロック17、18に受部3
4、36を設けたものである。ところが、この発明は、
一方のブロック14〜16に受部を設け、他方のブロッ
ク17、18に板部を設けても良い。または、ブロック
14〜18に板部と受部とを設けても良い。
【0073】さらにまた、この実施の形態における車両
用灯具は、板部23、27、31に嵌合孔24、28、
32を設け、受部34、36、ランプハウジング2に嵌
合ピン19、20、40、50を設けたものである。と
ころが、この発明は、板部23、27、31に嵌合ピン
を設け、受部34、36に嵌合孔を設けても良い。また
は、板部23、27、31および受部34、36に嵌合
ピンと嵌合孔とを設けても良い。
【0074】さらにまた、この実施の形態における車両
用灯具は、ブロック14〜16に板部23、27、31
を設け、ランプハウジング2男性リブ38を設けたもの
である。ところが、この発明は、ブロック14〜16に
弾性リブを設け、ランプハウジング2に板部を設けても
良い。または、ブロック14〜16およびランプハウジ
ング2に板部と弾性リブとを設けても良い。
【0075】さらにまた、この実施の形態における車両
用灯具は、各ブロック14〜18が正面から見て正方形
もしくは長方形をなすが、この発明においては、ブロッ
クの正面形状は、正方形もしくは長方形以外の形状、た
とえば、三角形、五角形以上の形状であっても良い。
【0076】なお、この実施の形態において、各リフレ
クタ500、600、700は、ランプハウジング2に
一体に設けられているものであるが、ランプハウジング
2と別体のものでも良い。
【0077】また、この実施の形態において、嵌合ピン
19、20、50の先端の周辺は、アンダーカットによ
る玉縁形状の弾性係合凸部37が設けられているが、ラ
ンス形状の弾性係合凸部でも良い。すなわち、嵌合ピン
19、20、50が嵌合孔24、28、32に一旦嵌合
された後にこの嵌合孔24、28、32から容易に外れ
ない形状の弾性係合凸部であれば良い。
【0078】さらに、この実施の形態において、嵌合ピ
ン19、20、50は、−形状の割ピン構造をなすが、
+形状の割ピン構造や三つ割の割ピン形状などでも良
い。
【0079】さらにまた、この実施の形態において、嵌
合ピン19、20、50の中央部のひけを防止するため
に、嵌合ピン19、20、50の肉厚を薄くしても良
い。たとえば、図8(A)の点線で示すように、肉盗み
(肉取り)しても良い。
【0080】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かる車両用灯具(請求項1)によれば、車両用灯具の構
成に合わせて、任意のブロックを選択し、かつ、選択し
たブロックを結合手段を介して任意に結合することによ
り、多種多様の車両用灯具の構成に合わせてバックカバ
ーを構成することができる。
【0081】しかも、この発明にかかる車両用灯具(請
求項1)によれば、板部を受部に当てると共に、嵌合ピ
ンを嵌合孔に嵌合させることにより、ブロック相互を簡
単に結合することができる。すなわち、バックカバーを
簡単に構成することができる。さらに、この発明にかか
る車両用灯具(請求項1)によれば、コードの配線作業
やブロックの結合作業を、ブロックの板面に対してほぼ
直行する方向において行うことができるので、取付加工
(配線作業や結合作業など)の自動化、すなわち、ロボ
ット化が期待できる。
【0082】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項2)によれば、嵌合ピンを嵌合孔に嵌合させることに
より、嵌合ピンの弾性係合凸部が嵌合孔の縁に弾性係合
するので、嵌合ピンと嵌合孔との嵌合が確実となり、ブ
ロック相互の結合が確実となる。
【0083】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項3)によれば、加締め付けにより嵌合ピンと嵌合孔と
の嵌合が固定されるので、ブロック相互の結合強度が大
きくなり、ブロック相互が外れることがない。
【0084】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項4)によれば、ブロックの板部をランプハウジングの
弾性リブの差し込み孔に差し込むと共に、この弾性リブ
をブロックに弾性当接させることにより、バックカバー
をランプハウジングに取り付けることができる。
【0085】このように、請求項4にかかる発明は、簡
単な構造でかつ簡単な操作で、バックカバーをランプハ
ウジングに取り付けることができる。しかも、請求項4
にかかる発明は、ランプハウジングのうち、ブロックの
板部に対応する位置のうち、任意の位置に弾性リブを設
けることにより、バックカバーをランプハウジングに取
り付けることができるので、バックカバーとランプハウ
ジングとの取付位置の自由度が増し、車両用灯具の設計
の自由度が増す。
【0086】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項5)によれば、ブロックの嵌合孔にランプハウジング
の嵌合ピンを嵌合させて、嵌合ピンの弾性係合凸部を嵌
合孔の縁に弾性係合させることにより、バックカバーを
ランプハウジングに取り付けることができる。
【0087】このように、請求項5にかかる発明は、簡
単な構造でかつ簡単な操作で、バックカバーをランプハ
ウジングに取り付けることができる。しかも、請求項5
にかかる発明は、ランプハウジングのうち、ブロックの
嵌合孔に対応する位置のうち、任意の位置に割ピン構造
の嵌合ピンを設けることにより、バックカバーをランプ
ハウジングに取り付けることができるので、バックカバ
ーとランプハウジングとの取付位置の自由度が増し、車
両用灯具の設計の自由度が増す。
【0088】さらに、この発明にかかる車両用灯具(請
求項4、5)によれば、板部と弾性リブとの取付手段
と、嵌合孔と割りピン構造の嵌合ピンとの取付手段との
うち、任意の取付手段を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、この発明の車両用灯具の実施の形態
を示す正面図、(B)は、(A)におけるB−B線断面
図である。
【図2】バックカバーのレイアウトを示す正面図であ
る。
【図3】(A)は、コネクタ用ブロックを示す正面図、
(B)は、(A)におけるB矢視図、(C)は、(A)
におけるC矢視図である。
【図4】(A)は、第1バルブホルダ用ブロックを示す
正面図、(B)は、(A)におけるB矢視図、(C)
は、(A)におけるC矢視図である。
【図5】第2バルブホルダ用ブロックを示す正面図であ
る。
【図6】(A)は、第1ジョイント用ブロックを示す正
面図、(B)は、(A)におけるB矢視図、(C)は、
(A)におけるC矢視図である。
【図7】(A)は、第2ジョイント用ブロックを示す正
面図、(B)は、(A)におけるB矢視図、(C)は、
(A)におけるC矢視図である。
【図8】(A)は、一方のブロックの嵌合ピンを他方の
ブロックの嵌合孔に嵌合させる前の状態を示す一部断面
図、(B)は、嵌合ピンを嵌合孔に嵌合させた状態を示
す一部断面図、(C)は、嵌合ピンを示す一部斜視図で
ある。
【図9】嵌合ピンが嵌合孔に嵌合した状態を示す一部斜
視図である。
【図10】ランプハウジングの弾性リブとブロックの板
部との取付状態を示す一部斜視図である。
【図11】(A)は、ランプハウジングの弾性リブにブ
ロックの板部を取り付ける前の状態を示す一部断面図、
(B)は、ランプハウジングの弾性リブにブロックの板
部を取り付ける途中の状態を示す一部断面図、(C)
は、ランプハウジングの弾性リブにブロックの板部を取
り付けた状態を示す一部断面図である。
【図12】(A)は、一方のブロックの嵌合ピンを他方
のブロックの嵌合孔に嵌合させる前の状態を示す一部断
面図、(B)は、嵌合ピンを嵌合孔に嵌合させた状態を
示す一部断面図、(C)は、嵌合ピンを加締め付けた状
態を示す一部断面図である。
【図13】(A)は、ランプハウジングの嵌合ピンをブ
ロックの嵌合孔に嵌合させる前の状態を示す一部断面
図、(B)は、嵌合ピンを嵌合孔に嵌合させた状態を示
す一部断面図である。
【符号の説明】
1 車両用灯具 2 ランプハウジング 3 ランプレンズ 4 バックカバー 5 第1灯室 6 第2灯室 7 第3灯室 8 第1光源バルブ 9 第1キャップ 10 第2光源バルブ 11 第2キャップ 12 第3光源バルブ 13 第3キャップ 14 コネクタ用ブロック 15 第1バルブホルダ用ブロック 16 第2バルブホルダ用ブロック 17 第1ジョイント用ブロック 18 第2ジョイント用ブロック 19 嵌合ピン 20 嵌合ピン 21 コネクタ部 22、26、30、33、35 コードガイド凸部 23、27、31 板部 24、28、32 嵌合孔 25 第1バルブホルダ部 29 第2バルブホルダ部 34、36 受部 37 弾性係合凸部 38 弾性リブ 38A 厚板部分 38B 薄板部分 39 差し込み孔 40 加締め付け用の嵌合ピン 41 コード 42〜49 金属製のターミナル 50 嵌合ピン 51 弾性係合凸部 500 第1リフレクタ 600 第2リフレクタ 700 第3リフレクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングおよびランプレンズお
    よびバックカバーにより灯室が区画されており、前記バ
    ックカバーには、1個もしくは複数個の光源バルブが取
    り付けられており、前記1個もしくは複数個の光源バル
    ブは、前記灯室内に配置されている車両用灯具におい
    て、 前記バックカバーは、複数個のブロックから構成されて
    おり、 前記各ブロックには、ブロック相互を結合する結合手段
    が設けられており、 前記結合手段は、嵌合孔またはおよび嵌合ピンを有する
    一方の板部と、前記板部を受け、かつ、前記板部の嵌合
    孔またはおよび嵌合ピンと嵌合する嵌合ピンまたはおよ
    び嵌合孔を有する他方の受部とから構成されている、 ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記嵌合ピンは、弾性を有する割ピン構
    造とし、かつ、アンダーカットによる弾性係合凸部を有
    する、ことを特徴とする請求項1に記載された車両用灯
    具。
  3. 【請求項3】 前記嵌合ピンは、前記嵌合孔に嵌合した
    後に加締め付けられる、ことを特徴とする請求項1に記
    載された車両用灯具。
  4. 【請求項4】 前記ランプハウジングには、前記ブロッ
    クに弾性当接して前記バックカバーを前記ランプハウジ
    ングに取り付ける弾性リブが設けられており、前記弾性
    リブには、前記板部が差し込まれる差し込み孔が設けら
    れている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    つに記載された車両用灯具。
  5. 【請求項5】 前記ランプハウジングには、前記嵌合孔
    に嵌合して前記バックカバーを前記ランプハウジングに
    取り付ける嵌合ピンが設けられており、前記嵌合ピン
    は、弾性を有する割ピン構造とし、かつ、アンダーカッ
    トによる弾性係合凸部を有する、ことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1つに記載された車両用灯具。
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