JP2003331269A

JP2003331269A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Info

Publication number: JP2003331269A
Application number: JP2002138840A
Authority: JP
Inventors: Satoyuki Tsuribe; 智行釣部; Masato Nishizawa; 眞人西澤; Chihiro Ueki; 千尋植木; Misa Sano; みさ佐野; Yoshiyuki Matsuyama; 好幸松山; Ryosuke Iida; 亮介飯田; Chikei Ide; 稚恵井出; Sachiko Shiina; 幸子椎名
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2002-05-14
Filing date: 2002-05-14
Publication date: 2003-11-21

Abstract

(57)【要約】【課題】指紋認証やコードのデコードを行う画像処理
において、少ないメモリ容量でかつ処理速度を短縮でき
る画像処理装置を提供する。【解決手段】指紋を一部分ずつ順次読み取るセンサ10
1と、センサ101が読み取った部分画像を一時的に蓄積す
るバッファ102と、バッファ102から部分画像を順次取り
出し、この部分画像を重ね合わせて合成画像を生成する
合成画像生成手段103、104と、センサ101が読み取った
部分画像を、センサ101が次の部分画像を読み取る前に
重ね合わせて合成画像を生成するように、センサ101、
バッファ102及び合成画像生成手段103、104にタイミン
グ信号を出力するタイミング信号発生手段106とを設け
ている。指紋やコードあるいは文字原稿の部分画像を重
ね合わせて指紋やコードあるいは文字原稿の合成画像を
完成するまでの時間を短縮でき、指紋やコードあるいは
文字原稿の部分画像を格納するバッファ102の容量を削
減できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、指紋認証やバーコ
ード、２次元コードの読み取り、あるいはスキャナーの
ＯＣＲ動作を行うための画像処理装置と、その画像処理
方法と、画像処理の手順を規定するコンピュータプログ
ラムに関し、特に、迅速な処理を可能にするものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、バーコードの読み取りは、読み取
り装置をバーコードに対して相対的に移動して、その読
み取りが行われている。指紋認証などのために指紋を読
み取る場合にも、同様に、センサと指とを相対的に移動
し、この運動中にセンサで得られた指紋の部分画像を再
構成して指紋全体の画像を生成する方法及び装置が知ら
れており、特開平１０−９１７６９号公報などに記載さ
れている。この装置は、図１２に示すように、横幅が指
と同じ（１ｃｍ〜２．５ｃｍ）で縦幅が０．５ｍｍ〜５
ｍｍ程度の細長いセンサ（ＣＣＤ）１２０１と、センサ
１２０１で読み取った指紋の部分画像を蓄積する画像メ
モリ１２０３と、画像メモリ１２０３に蓄積した部分画
像を合成して指紋の全体像を生成し、指紋認証動作を行
うマイクロプロセッサ１２０２と、マイクロプロセッサ
１２０２の処理動作を規定するプログラムが格納された
プログラムメモリ１２０４とを備えている。

【０００３】従来の指紋読み取り装置は、図１３に示す
ように、露光１画像、露光２画像、‥、露光Ｎ画像のそ
れぞれの部分画像を読み出して画像メモリ１２０３に画
像の蓄積を行い、画像の蓄積が終了すると、マイクロプ
ロセッサ１２０４がＮ枚の部分画像を図１３のように重
ね合わせて最もマッチングする位置で画像合成を順次行
い、画像合成が終了して指紋全体の画像が得られた時点
で指紋認証動作を行っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、指紋の部分画像を全てメモリに蓄積して
から、部分画像を合成して指紋の全体画像やコードの全
体画像を得ているため、部分画像の枚数だけのメモリ容
量が必要となる。また、メモリ容量が多くなると、指紋
の部分画像を指紋の全体画像に合成する際の時間も長く
なり、指紋認証を開始する時間が遅延する。そのため、
指紋画像取得開始から認証終了までの時間が長くなって
しまう。

【０００５】本発明は、指紋認証を行う画像処理または
バーコードや２次元コードのデコードを行う画像処理、
あるいは文字原稿の文字認識のための画像処理におい
て、少ないメモリ容量で処理することができ、かつ、処
理速度が短縮できる画像処理装置及び画像処理方法を提
供し、また、その画像処理方法を規定するプログラムを
提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置に
は、読み取り画像を一部分ずつ順次読み取る部分画像取
得手段と、部分画像取得手段が読み取った部分画像を一
時的に蓄積する部分画像蓄積手段と、部分画像蓄積手段
から部分画像を順次取り出し、この部分画像を重ね合わ
せて合成画像を生成する合成画像生成手段と、部分画像
取得手段が読み取った部分画像を、部分画像取得手段が
次の部分画像の読み取りを終える前に重ね合わせて合成
画像を生成するように、部分画像取得手段、部分画像蓄
積手段及び合成画像生成手段にタイミング信号を出力す
るタイミング信号発生手段とを設けている。

【０００７】また、本発明の画像処理方法では、読み取
り画像を一部分ずつ順次読み取り、読み取った部分画像
をバッファに一時的に蓄積し、読み取り画像の次の部分
画像の読み取りを終える前に、バッファに蓄積した部分
画像を取り出して、それ以前に読み取った読み取り画像
の部分画像に重ね合わせて合成画像を生成するようにし
ている。

【０００８】また、本発明のプログラムは、コンピュー
タに、指紋の画像を一部分ずつ読み取る手順と、読み取
った指紋の部分画像をバッファに一時的に蓄積する手順
と、指紋の次の部分画像の読み取りを終える前に、バッ
ファに蓄積した指紋の部分画像を取り出して、それ以前
に読み取った指紋の部分画像に重ね合わせて合成画像を
生成する手順と、指紋の部分画像の全てを重ね合わせて
生成した指紋の合成画像を用いて認証を行う手順とを実
行させることを規定している。

【０００９】また、コンピュータに、コードの画像を一
部分ずつ読み取る手順と、読み取ったコードの部分画像
をバッファに一時的に蓄積する手順と、コードの次の部
分画像の読み取りを終える前に、バッファに蓄積したコ
ードの部分画像を取り出して、それ以前に読み取ったコ
ードの部分画像に重ね合わせて合成画像を生成する手順
と、コードの部分画像の全てを重ね合わせて生成したコ
ードの合成画像を対象としてデコードを行う手順とを実
行させることを規定している。

【００１０】また、コンピュータに、文字原稿の画像を
一部分ずつ読み取る手順と、読み取った文字原稿の部分
画像をバッファに一時的に蓄積する手順と、文字原稿の
次の部分画像の読み取りを終える前に、バッファに蓄積
した文字原稿の部分画像を取り出して、それ以前に読み
取った文字原稿の部分画像に重ね合わせて合成画像を生
成する手順と、文字原稿の部分画像の全てを重ね合わせ
て生成した文字原稿の合成画像を対象として文字を認識
する手順とを実行させることを規定している。

【００１１】本発明は、こうした構成により、指紋やコ
ード、あるいは文字原稿の部分画像の全てを重ね合わせ
て、指紋やコード、あるいは文字原稿の合成画像を完成
するまでの時間を短縮することができ、また、指紋やコ
ード、あるいは文字原稿の部分画像を格納するメモリの
容量を削減することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。（第１の実施の形態）本発明の第１の実施の形態におけ
る画像処理装置のブロック図を図１に示している。この
画像処理装置は、指紋画像を得るためのセンサ１０１
と、センサ１０１から定期的に出力される指紋の部分画
像を蓄積し、センサ１０１が画像を出力するごとに、蓄
積している部分画像を定期的に更新する指紋部分画像メ
モリ１０２と、指紋部分画像メモリ１０２から出力され
た指紋部分画像を重ね合わせた合成画像が蓄積される合
成画像メモリ１０４と、指紋部分画像メモリ１０２に蓄
積されている指紋部分画像と合成画像メモリ１０４に蓄
積されている合成画像とを比較し、両者の重なりが最も
類似しているところを合成位置として指紋部分画像を合
成画像に重ねる合成位置算出回路１０３と、合成画像メ
モリ１０４に指紋全体の合成画像が蓄積されたとき、こ
の指紋画像を用いて指紋認証を行う認証回路１０５と、
各部の動作のタイミングを規定するタイミング信号を発
生するタイミング発生回路１０６とを備えている。

【００１３】この装置では、センサ１０１から定期的に
出力される指紋の部分画像が指紋部分画像メモリ１０２
に一時蓄積された後、合成画像メモリ１０４に送られ、
合成画像メモリ１０４に蓄積されている、それまでの指
紋部分画像の合成画像に、一部分を重ね合わせて合成さ
れる。このとき、合成位置算出回路１０３は、指紋部分
画像メモリ１０２に蓄積されている指紋部分画像と、合
成画像メモリ１０４に蓄積されている画像とを比較し、
両者の重なりが最も類似しているところを合成位置とす
る。

【００１４】こうして指紋部分画像メモリ１０２の指紋
部分画像が合成画像メモリ１０４に送られて、合成位置
算出回路１０３が算出した合成位置に重ね書きされるこ
とにより、センサ１０１からの画像が合成画像メモリ１
０４上に合成される。合成画像メモリ１０４上に指紋の
全体画像が合成され、合成動作が完了すると、認証回路
１０５は指紋認証を行う。

【００１５】次に実際の動作タイミングについて図２を
用いて説明する。ここではセンサ１０１は光学的に指紋
を読み取るイメージセンサを例としている。第１の露光
〜第Ｎの露光のそれぞれの期間でイメージセンサのフォ
トダイオードに指紋画像が蓄積され、露光が終了した時
点で指紋部分画像メモリ１０２にそれぞれ読み出しが行
われ、第１の露光画像読み出しから第Ｎの露光画像読み
出しのＮ回に渡って画像が更新される。

【００１６】第１の露光に対応する指紋の部分画像は、
指紋部分画像メモリ１０２に「第１の露光画像読み出
し」が行われ書き込まれた後、合成画像メモリ１０４に
書き込まれる。次に、第２の露光に対応する指紋の部分
画像は「第２の露光画像読み出し」が行われ、指紋部分
画像メモリ１０２に書き込まれた後、合成位置算出回路
１０３に入力される。また、合成画像メモリ１０４に書
き込まれている第１の露光に対応する指紋の部分画像が
読み出されて合成位置算出回路１０３に入力される。合
成位置算出回路１０３は、入力された合成画像メモリ１
０４の画像の位置を基準として指紋部分画像メモリ１０
２の画像が最も類似している相対的な位置を求め、その
相対位置情報を合成画像メモリ１０４に送る。合成画像
メモリ１０４は、この相対位置情報に基づいて指紋部分
画像メモリ１０２の指紋画像を重ね合わせて「第１の合
成」処理として新たな合成画像をつくる。同様にして図
３のように合成画像メモリ１０４に順次、指紋の部分画
像を重ね書きしていく「第２の合成」〜「第（Ｎ−１）
の合成」の動作により、指紋の全体画像を得ることがで
きる。

【００１７】これらの動作は、タイミング発生回路106
が各部に出力するタイミング信号に基づいて連携を取っ
て行われる。なお、図３の合成方法は、図１４の従来例
の重ね合わせ動作と同じである。

【００１８】図７のフロー図は、この画像処理装置の動
作手順を示している。センサ１０１が指紋の部分画像を
取得すると（ステップ７０１）、指紋の部分画像をバッ
ファ領域（指紋部分画像メモリ１０２）に蓄積した後
（ステップ７０２）、部分画像を重ね合わせて規定時間
内に合成画像を生成し、合成画像メモリ１０４に蓄積す
る（ステップ７０３）。画像取得が終了していなけれ
ば、ステップ７０１に戻って、ステップ７０１〜ステッ
プ７０３の処理を繰り返し（ステップ７０４）、画像取
得が終了すると、指紋認証を行う（ステップ７０５）。
なお、この動作は、処理手順をプログラムに規定し、こ
のプログラムで規定した処理をコンピュータ（ＣＰＵ）
に行わせることにより実現できる。

【００１９】このように、本発明の第１の実施の形態に
おける画像処理装置では、センサ１０１から指紋の部分
画像を順次取得する合間に指紋画像を合成する位置を合
成位置算出回路１０３で算出し、合成画像メモリ１０４
に指紋の部分画像を重ね書きすることにより画像合成が
終了するため、指紋画像取得終了後、速やかに指紋認証
を開始することができるという利点を有している。ま
た、全ての部分画像を取得してから画像合成する従来例
よりも使用メモリを減らすことができるという利点を有
している。

【００２０】（第２の実施の形態）本発明の第２の実施
の形態では、コードの部分画像を読み取ってコードの全
体像を合成した後、コードをデコードする画像処理装置
について説明する。この画像処理装置は、図４に示すよ
うに、コード画像を得るためのセンサ４０１と、センサ
４０１が取得したコード画像を一時蓄積するコード部分
画像メモリ４０２と、コードの部分画像の合成画像を蓄
積する合成画像メモリ４０４と、コードの合成画像に重
ねる部分画像の重ね位置を算出する合成位置算出回路４
０３と、コードの全体像が合成されたとき、それをデコ
ードするデコード回路４０５と、各部の動作のタイミン
グを規定するタイミング信号を発生するタイミング発生
回路４０６とを備えている。

【００２１】図５は、この画像処理装置の動作タイミン
グを示しており、また、図８のフロー図は、この画像処
理装置の動作手順を示している。また、図６は、コード
の部分画像を重ね書きする様子を示している。

【００２２】この装置における動作は、実質的に第１の
実施形態の装置の動作タイミング（図２）及び動作手順
（図７）と同じであり、ただ、読み取りの対象が、指紋
では無く、コードである点、また、画像合成が完了した
後、認証処理では無く、デコード処理を行う点だけが違
っている。また、図８に示す動作手順は、第１の実施形
態と同様、処理手順をプログラムに規定し、このプログ
ラムで規定した処理をコンピュータ（ＣＰＵ）に行わせ
ることにより実現できる。

【００２３】この画像処理装置においても、コードの部
分画像を順次取得する合間に、コードの部分画像を重ね
書きして、取得された部分画像の画像合成を終えている
ため、コード画像取得終了後に、速やかにコードのデコ
ードを開始することができるという利点を有する。ま
た、全ての部分画像を取得してから画像合成する従来例
よりも使用バッファを減らすことができるという利点を
有する。

【００２４】なお、この実施の形態では、コードをデコ
ードする方法について示したが、スキャナーのＯＣＲ動
作も同様にして実現可能であり、合成済みの文字原稿
を、文字認識手段により速やかに認識することができ
る。

【００２５】（第３の実施の形態）本発明の第３の実施
の形態では、画像処理装置の合成位置検出回路について
説明する。図９は、合成位置検出回路９０１の構成をブ
ロック図で示している。この合成位置検出回路９０１
は、入力された画像の時間的に前のフレームと現在のフ
レームとを重ね合わせて、重なり部分の画像を抽出する
重ね合わせ回路９０２と、抽出された重なり部分におい
て前のフレームと現在のフレームとの画素の差分をとる
画素を選択する画素選択回路９０３と、画素選択回路９
０３が選択した画素の差分を取り、その累計値を、重ね
合わせ位置を変えたときの画素の差分の累計値と比較す
る画素比較回路９０４と、画素比較回路９０４の結果に
基づいて差分が最小になる重ね合わせ位置を決定する位
置決定回路９０５とを備えている。

【００２６】この合成位置検出回路９０１では、重ね合
わせ回路９０２が、入力された画像について時間的に前
のフレームと現在のフレームとの重ね合わせを行い、重
なり部分の画像を抽出する。画素選択回路９０３は、抽
出された重なり部分について時間的に前のフレームと現
在のフレームとの画素の差分をとる画素を選択する。画
素が選択されると選択信号が画素比較回路９０４に送ら
れる。画素比較回路９０４は、抽出された重なり部分の
画像に対して、画素選択回路９０３の制御に基づいて、
画素の差分を取る。そして、重ね合わせ位置を違えたと
きの画素の差分との比較を行う。位置決定回路９０５
は、画素比較回路９０４の結果により差分が最小になる
重ね合わせ位置に合成位置を決めて出力する。

【００２７】次に、図１０を用いて詳しい動作を説明す
る。時間的に前のフレームと現在のフレームとを重ね合
わせ、その重なり部分において、画素選択回路９０３は
図１０の差をとるべき画素の選択を行う。特に、画素選
択回路９０３は、重なり部分が少ない場合でも合成位置
の検出ができるように、図１０で示すように、選択する
画素を均等でなく、前フレームの下側に偏った選択を行
う。そして、画素比較回路９０４は、時間的に前のフレ
ームと現在のフレームとにおける選択された画素につい
てそれぞれ差分計算を行い、重なり部分全体における画
素レベル差の累計を求める。

【００２８】重ね合わせ回路９０２が順次重ね合わせ位
置を変え、それぞれの重ね合わせ位置において画素レベ
ルの差の累計がそれぞれ求まると、位置決定回路９０５
に送られる。位置決定回路９０５は、その画素レベルの
差の累計で最も小さいときの重ね合わせ位置を検出し、
時間的に前のフレームと現在のフレームとの合成位置と
して出力する。

【００２９】図１１のフロー図は、この合成位置検出回
路９０１の動作手順を示している。重ね合わせ回路９０
２は、時間的に前のフレームと現在のフレームとを重ね
合わせ、前のフレームと現在のフレームとの相対的な位
置を決める（ステップ１１０１）。画素選択回路９０３
は、時間的に前のフレームと現在のフレームとが重なっ
た部分において、ある位置の一画素分の差分処理を行う
かどうかを判断する（ステップ１１０２）。差分処理を
行う画素について、画素比較回路９０４は、時間的に前
のフレームと現在のフレームとの一画素分のレベル差を
求め（ステップ１１０３）、ステップ１１０３で求めた
画素レベルの差を、画素レベル差の累計に加算する（ス
テップ１１０４）。このステップ１１０２〜ステップ１
１０４の処理を、重なり部分の画素レベル差の累計処理
が終了するまで繰り返す（ステップ１１０５）。重なり
部分の画素レベル差の累計処理が終了すると、差分の累
計結果に対して、同様な手順で求めた過去の画素レベル
差分の累計結果と比べて小さいかどうかを判定する（ス
テップ１１０６）。小さいと判断されれば、ステップ１
１０１で決めた位置を新たな合成位置とする（ステップ
１１０７）。次いで、フレームの重ね合わせ位置をずら
して、ステップ１１０１〜ステップ１１０７の手順を繰
り返し、合成位置の更新が無くなれば処理を終了する
（ステップ１１０８）。

【００３０】このように、本発明の第３の実施の形態に
おける合成位置検出回路では、時間的に前のフレームと
現在のフレームとの重なり部分において、フレームの下
側に偏って選択した画素の差分処理を行うので、重なり
部分が少ない場合でも演算量を少なくしつつ合成位置の
精度向上を図ることができるという利点を有する。

【００３１】なお、本発明の実施の形態で示した画像処
理装置の動作を規定するプログラムは、記録媒体に記録
して、他の画像処理装置にインストールすることも可能
である。

【００３２】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像処理装置及び画像処理方法では、指紋やコード、
あるいは文字原稿の部分画像の全てを重ね合わせて、指
紋やコード、あるいは文字原稿の合成画像を完成するま
での時間を短縮することができ、指紋の認証やコードの
デコード、あるいは文字原稿の認識を迅速に行うことが
できる。また、指紋やコード、あるいは文字原稿の部分
画像を格納するメモリの容量を削減することができ、装
置の小型化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態における画像処理装
置の構成を示すブロック図

【図２】本発明の第１の実施の形態における動作タイミ
ング図

【図３】本発明の第１の実施の形態における画像合成の
動作を示す図

【図４】本発明の第２の実施の形態における画像処理装
置の構成を示すブロック図

【図５】本発明の第２の実施の形態における動作タイミ
ング図

【図６】本発明の第２の実施の形態における画像合成の
動作を示す図

【図７】本発明の第１の実施の形態における画像処理方
法の処理フロー図

【図８】本発明の第２の実施の形態における画像処方法
の処理フロー図

【図９】本発明の第３の実施の形態における画像処理装
置の合成位置検出回路の構成を示すブロック図

【図１０】本発明の第３の実施の形態における差分処理
を行う対象画素を示す図

【図１１】本発明の第３の実施の形態における画像処理
方法の処理フロー図

【図１２】従来の指紋読み取り装置の構成を示すブロッ
ク図

【図１３】従来の指紋読み取り装置の動作タイミング図

【図１４】従来の指紋読み取り装置の画像合成動作を示
す図

【符号の説明】

１０１センサ１０２指紋部分画像メモリ１０３合成位置算出回路１０４合成画像メモリ１０５認証回路１０６タイミング発生回路４０１センサ４０２コード部分画像メモリ４０３合成位置算出回路４０４合成画像メモリ４０５デコード回路４０６タイミング発生回路９０１合成位置算出回路９０２重ね合わせ回路９０３画素選択回路９０４画素比較回路９０５位置決定回路１２０１センサ１２０２マイクロプロセッサ１２０３画像メモリ１２０４プログラムメモリ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者植木千尋神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１号松下通信工業株式会社内 (72)発明者佐野みさ神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１号松下通信工業株式会社内 (72)発明者松山好幸神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１号松下通信工業株式会社内 (72)発明者飯田亮介神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１号松下通信工業株式会社内 (72)発明者井出稚恵神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１号松下通信工業株式会社内 (72)発明者椎名幸子神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１号松下通信工業株式会社内Ｆターム(参考） 5B029 AA01 BB02 CC08 CC24 CC30 5B047 AA25 BA03 BB02 BC15 CA07 CA14 CB21 5B057 AA20 CA12 CA18 CB12 CE08 CH01 CH11 5L096 BA15 BA17 FA14 FA69 GA07 LA05 LA12

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】読み取り画像を一部分ずつ順次読み取る
部分画像取得手段と、前記部分画像取得手段が読み取った部分画像を一時的に
蓄積する部分画像蓄積手段と、前記部分画像蓄積手段から前記部分画像を順次取り出
し、前記部分画像を重ね合わせて合成画像を生成する合
成画像生成手段と、前記部分画像取得手段が読み取った前記部分画像を、前
記部分画像取得手段が次の部分画像の読み取りを終える
前に重ね合わせて前記合成画像を生成するように、前記
部分画像取得手段、部分画像蓄積手段及び合成画像生成
手段にタイミング信号を出力するタイミング信号発生手
段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項２】前記部分画像取得手段は、前記読み取り
画像として指紋の部分画像を読み取り、前記合成画像生
成手段が前記指紋の部分画像の全てを重ね合わせて生成
した前記指紋の合成画像を用いて認証を行う認証手段を
備えることを特徴とする請求項１に記載の画像処理装
置。
【請求項３】前記部分画像取得手段は、前記読み取り
画像としてコードの部分画像を読み取り、前記合成画像
生成手段が前記コードの部分画像の全てを重ね合わせて
生成した前記コードの合成画像をデコードするデコード
手段を備えることを特徴とする請求項１に記載の画像処
理装置。
【請求項４】前記部分画像取得手段は、前記読み取り
画像として文字原稿の部分画像を読み取り、前記合成画
像生成手段が前記文字原稿の部分画像の全てを重ね合わ
せて生成した前記文字原稿の合成画像から文字原稿を認
識する文字認識手段を備えることを特徴とする請求項１
に記載の画像処理装置。
【請求項５】前記合成画像生成手段は、時間的に前に
得られた前記部分画像の端の部分に最新の前記部分画像
の端の部分を重ね合わせる重ね合わせ手段と、前記重ね
合わせ手段が重ね合わせた部分の双方の前記部分画像の
画素レベルを比較し、最もレベル差が小さい位置を前記
最新の部分画像の重ね合わせ位置として決定する合成位
置決め手段とを備えることを特徴とする請求項１に記載
の画像処理装置。
【請求項６】読み取り画像を一部分ずつ順次読み取
り、読み取った部分画像をバッファに一時的に蓄積し、
前記読み取り画像の次の部分画像の読み取りを終える前
に、前記バッファに蓄積した前記部分画像を取り出し
て、それ以前に読み取った前記読み取り画像の部分画像
に重ね合わせて合成画像を生成することを特徴とする画
像処理方法。
【請求項７】前記読み取り画像として指紋の画像を一
部分ずつ読み取り、前記指紋の部分画像の全てを重ね合
わせて生成した前記指紋の合成画像を用いて認証を行う
ことを特徴とする請求項６に記載の画像処理方法。
【請求項８】前記読み取り画像としてコードの画像を
一部分ずつ読み取り、前記コードの部分画像の全てを重
ね合わせて生成した前記コードの合成画像をデコードす
ることを特徴とする請求項６に記載の画像処理方法。
【請求項９】前記読み取り画像として文字原稿の画像
を一部分ずつ読み取り、前記文字原稿の部分画像の全て
を重ね合わせて生成した前記文字原稿の合成画像の文字
を認識することを特徴とする請求項６に記載の画像処理
方法。
【請求項１０】前記バッファに蓄積した前記部分画像
を取り出して、それ以前に読み取った前記部分画像に重
ね合わせるとき、時間的に前に読み取った前記部分画像
の端の部分に前記バッファから取り出した前記部分画像
の端の部分を重ね合わせて、重ね合わせた部分の双方の
前記部分画像の画素レベルを比較し、最もレベル差が小
さい位置を前記バッファから取り出した前記部分画像の
重ね合わせ位置として決定することを特徴とする請求項
６に記載の画像処理方法。
【請求項１１】コンピュータに、指紋の画像を一部分
ずつ読み取る手順と、読み取った前記指紋の部分画像を
バッファに一時的に蓄積する手順と、前記指紋の次の部
分画像の読み取りを終える前に、前記バッファに蓄積し
た前記指紋の部分画像を取り出して、それ以前に読み取
った前記指紋の部分画像に重ね合わせて合成画像を生成
する手順と、前記指紋の部分画像の全てを重ね合わせて
生成した前記指紋の合成画像を用いて認証を行う手順と
を実行させるためのプログラム。
【請求項１２】コンピュータに、コードの画像を一部
分ずつ読み取る手順と、読み取った前記コードの部分画
像をバッファに一時的に蓄積する手順と、前記コードの
次の部分画像の読み取りを終える前に、前記バッファに
蓄積した前記コードの部分画像を取り出して、それ以前
に読み取った前記コードの部分画像に重ね合わせて合成
画像を生成する手順と、前記コードの部分画像の全てを
重ね合わせて生成した前記コードの合成画像を対象とし
てデコードを行う手順とを実行させるためのプログラ
ム。
【請求項１３】コンピュータに、文字原稿の画像を一
部分ずつ読み取る手順と、読み取った前記文字原稿の部
分画像をバッファに一時的に蓄積する手順と、前記文字
原稿の次の部分画像の読み取りを終える前に、前記バッ
ファに蓄積した前記文字原稿の部分画像を取り出して、
それ以前に読み取った前記文字原稿の部分画像に重ね合
わせて合成画像を生成する手順と、前記文字原稿の部分
画像の全てを重ね合わせて生成した前記文字原稿の合成
画像を対象として文字を認識する手順とを実行させるた
めのプログラム。
【請求項１４】請求項１１、請求項１２または請求項
１３に記載のプログラムを記録した記録媒体。