JP2003330508A - ティーチングプログラムシステム - Google Patents

ティーチングプログラムシステム

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JP2003330508A
JP2003330508A JP2002173399A JP2002173399A JP2003330508A JP 2003330508 A JP2003330508 A JP 2003330508A JP 2002173399 A JP2002173399 A JP 2002173399A JP 2002173399 A JP2002173399 A JP 2002173399A JP 2003330508 A JP2003330508 A JP 2003330508A
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Osamu Watanabe
修 渡邉
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Daito Kogyo Co Ltd
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Daito Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高度な技術が必要なプログラマーは不要とな
り、制御プログラム作成が短時間に、且つ、自動的にで
きるようになる。 【解決手段】 ティーチングプログラムシステムのソフ
トをインストールした制御機器100の中で、メカ部1
01のならい動作(ティーチング)によってできたティ
ーチングデータ202をメモリ104に記憶させ実行す
ると、同じ動作を繰り返し、制御プログラム作成が不要
となる。このティーチングデータをブロック分けした
り、自動的に演算処理をすると、複雑な制御プログラム
を自動作成できる。また、制御プログラムの解析やフロ
ーチャート作成もできる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、機械、機器類を制御す
るシステムにおいて、ならい動作(ティーチング)によ
ってできる制御プログラム(ティーチングデータ)作成
装置に関するものである。ティーチングデータは、単に
それだけでも制御プログラムとなるが(当社特許出願済
(特願2000−177608))複雑な動作プログラ
ムにも変更でき、且つ、他のプログラム言語(ラダーチ
ャート、C言語、ベーシック、アセンブラ等の言語)と
相互変換できる為、各々のプログラム言語やフローチャ
ートとの翻訳装置ともなる。又、他のプログラム言語で
作った制御プログラムの不具合を見つけたり、フローチ
ャートやタイムチャートを作る制御プログラム解析装置
ともなる。シミュレーション等を使えば、自動制御プロ
グラム作成装置となる。 【0002】 【従来の技術】従来、機械、機器類を制御するシステム
には、次の様な物があった。 (イ)マイコン、PLC(プログラマブルコントロー
ラ)等を使って、人間がそのハードに合った言語で、制
御プログラムを作成する。 (ロ)PLCメーカーが一定のパターンの制御プログラ
ムを準備しておき、それによってPLCを動作させる。 (ハ)当社特許出願済(特願2000−177608)
のティーチングシーケンサーでは、制御システムのハー
ドが専用の物、又はPLCであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来は、次の様な欠点
があった。 (イ)高度な技術をもった制御技術者が長時間を費や
し、プログラム作成しなくてはならなかった。 (ロ)PLC(プログラマブルコントローラ)メーカー
の作った一定のパターンの制御プログラムでは、そのプ
ログラムを改造することができないし、一定のパターン
以外のプログラムが必要な時は対処できなかった。 (ハ)当社特許出願済(特願2000−177608)
のティーチングシーケンサーでは、制御システムのハー
ドが専用の物、又はPLCであり、簡単な動作しか自動
プログラムできなかった。 (ニ)各PLCメーカーでの制御プログラムの互換性が
なくAメーカーのPLC用に制御プログラム(ラダーチ
ャート)を作った場合、BメーカーのPLCにはコピー
して使えなかった。 (ホ)PLCやマイコンは、その言語(ラダーチャー
ト、C言語、ベーシック、アセンブラ等の言語)によっ
て互換性がなく、変換(翻訳)するものもなかった。 (ヘ)制御プログラムで使う言語(ラダーチャート、C
言語、ベーシック、アセンブラ等の言語)は、その特徴
と複雑さから制御プログラムの不具合を見つけるのが難
しい。よって、制御プログラムの自動解析を行うのは困
難である。 (ト)制御プログラム言語(ラダーチャート、C言語、
ベーシック、アセンブラ等の言語)で作られた制御プロ
グラムを、自動的にフローチャートにすることはできな
い。フローチャートが無かったり、制御プログラムが改
造されたりしていると、そのプログラムの内容を理解す
るには、長時間と手間を費やす必要があった。本発明
は、これらの欠点を除く為になされたものである。 【0004】 【課題を解決する為の手段】(イ)機械、機器類を制御
する機器(マイコン、PLC(プログラマブルコントロ
ーラ)、パソコン等の制御機器)が使用しているプログ
ラム言語で、ティーチングプログラムシステムを作る。 (ロ)図1の様に制御機器(100)にマイコンやPL
Cを使用し、ティーチングプログラムシステムのソフト
をインストールし、スイッチ類(102)やメカ部(シ
リンダー、モータ等のアクチュエータ)(101)を接
続すれば、当社特許出願済(特願2000−17760
8)のティーチングシーケンサーである。これは、なら
い動作を繰返し行える様にする自動プログラム作成装置
である。 (ハ)図2に示すように、ティーチングプログラムシス
テムを使ってできるプログラムがティーチングデータ
(202)である。これはステップ0から1ステップず
つ順に動作していくが、セレクト処理、分岐処理、並行
処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の複雑なプロ
グラム処理ができない。 (ニ)図21のような処理選択スイッチ(200)とブ
ロック分けスイッチ(201)を、予め準備しておき、
ティーチング時又はティーチング後に実行することによ
り、図3〜図8の様に自動プログラム変更ができる。こ
れにより複雑な動作プログラムの自動作成が可能とな
る。 (ホ)制御プログラム言語が何であろうと、ティーチン
グプログラムシステムは、ティーチングデータをその中
で自動作成するので、読むことができる。そのプログラ
ム言語でティーチングデータの入力の期待値が全て合致
したら次のステップのティーチングデータの出力を出せ
と命令を繰り返せば、自動的にそのプログラム言語に変
換したことになる。次に、他のプログラムをティーチン
グデータに変換するには実機(メカ部)又はシミュレー
ション又はダミーを用い、その制御プログラムで動作さ
せれば、ティーチングプログラムシステムは、ならい動
作によって自動的にティーチングデータを作成する。よ
って、他の制御プログラム言語(ラダーチャート、C言
語、ベーシック、アセンブラ等の言語)とティーチング
データは自動相互変換できる。 (ヘ)ティーチングデータは他のプログラム言語(ラダ
ーチャート、C言語、ベーシック、アセンブラ等の言
語)で作った制御プログラム上ではできない演算ができ
る。図31、図41のように、あるステップと次のステ
ップ入出力のデータを減算することにより、直接的な入
力と出力の変化を読み取ることができる。間接的には、
他の入力条件もあるが、プログラムは0ステップ(原
点)から連続して動いている為、それまでに条件として
入っている。同様にブロック単位での入力と出力の変化
も読み取ることができる。この入力と出力の変化を読み
取ることができる為、自動的に制御プログラムの解析デ
ータを作成し、入出力の必要な条件がひと目でわかる。
又、図42のように、この入力と出力の変化を並べてい
くと、フローチャートが自動的に作成できる。 (チ)ティーチングデータは、入出力をステップ毎にオ
ン・オフで表す制御プログラムなので不具合時や改造時
に、そのステップを見つけるのが非常に簡単で、変更し
易い。又、変更してからの他のステップに及ぼす影響が
ほとんど無い。 【0005】 【作 用】機械、機器類を制御するシステムにおいてテ
ィーチングプログラムシステムは次の様なことができ
る。 (イ)ならい動作(ティーチング)によって自動プログ
ラム作成する。 (ロ)処理選択スイッチとブロック分けスイッチによ
り、セレクト処理、分岐処理、並行処理、順次処理、ル
ープ処理、連続処理を自動的にプログラム修正できる。
又、プログラマー以外の人でも簡単に修正、改造ができ
る。 (ハ)ティーチングデータは、他の制御プログラム言語
(ラダーチャート、C言語、ベーシック、アセンブラ等
の言語)と互換性があるので、プログラマーによって
は、修正、改造に便利である。又、他言語と他言語の自
動翻訳ができる。メーカーの異なるPLC(プログラマ
ブルコントローラ)についても同様である。 (ニ)ティーチングデータは、演算できるので、制御プ
ログラム解析図やフローチャートを自動作成できる。 (ホ)ティーチング時に実機(メカ部)を使わずに、パ
ソコン等で作ったシミュレーション、又は、ダミー機器
を使えば、自動制御プログラム作成できる。将来、産業
用機械では、機械設計用CAD等のシミュレーションで
きるシステムとリンクして、機械設計の段階で、制御プ
ログラムを自動作成できるようになるであろう。(未実
現) 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (イ)まず、当社出願済み(特願2000−17760
8)のティーチングシーケンサにおいて、機械、機器類
を制御する制御機器(マイコン、PLC(プログラマブ
ルコントローラ)、パソコン等の制御機器)がティーチ
ングデータを作成する実施例を、図11を用いて述べ
る。なお、本機能の実現は、使用する言語に左右されな
い。制御機器が実行できるプログラム言語であればよ
い。 (a)図11に示すように制御機器(100)とメカ部
(101)とは、出力部(105)とセンサ入力部(1
06)とで接続される。出力部(105)の出力情報
(108)がメカ部(101)への制御信号となる。メ
カ部(101)のセンサ情報(107)はセンサ入力部
(106)で読み取る。また、手動スイッチ(102)
の情報も手動スイッチ入力部(103)で読み取る。 (b)ティーチング時、手動スイッチ(102)のオン
/オフはそのまま1対1に出力部(105)でメカ部
(101)に出力され、メカ部(101)の各アクチュ
エータを動作させる。これによりメカ部(101)の各
アクチュエータを自由に手動スイッチ(102)でオン
/オフ可能となる。すなわちティーチングしたいメカ部
(101)の動作を手動スイッチ(102)の動作で行
う。メカ部(101)側では各アクチュエータの動作に
よりセンサ情報(107)が変化し、この状態をセンサ
入力部(106)で読み取ることができる。 (c)動作させたいアクチュエータに対応する手動スイ
ッチ(102)のオン/オフ変化を手動スイッチ入力部
(103)で検出し、出力部(105)に伝達する直前
のメカ部(101)のセンサ情報(107)をセンサ入
力部(106)で読み取りメモリ(104)に格納す
る。(図11のの流れ) (d)次に手動スイッチ入力部(103)で検出された
状態をで格納されたセンサ情報と対にしてメモリに格
納する。(図11のの流れ)この対のデータがティー
チングデータ(202)の1ステップとなる。 (e)更に手動スイッチ入力部(103)で検出された
状態は出力部(105)を通してメカ部(101)に出
力される。(図11のの流れ) (f)メカ部(101)では、出力部(105)からの
出力情報(108)によりアクチュエータが動作し、セ
ンサ情報(107)が変化する。 (g)このの繰り返しにより、手動スイッチ(1
02)のオン/オフで動作させた出力情報(108)
と、出力するときのセンサ情報(107)とが対でメモ
リ(104)に格納されていく。この格納されたメモリ
情報がティーチングデータ(202)となる。 (h)本実施例では、出力情報と出力するときのセンサ
情報とが対でメモリに格納されているが、これに限定さ
れることはない。出力情報と出力した結果のセンサ情報
とが対でも構わない。 (i)また各ステップ毎に、ステップ実行間隔時間値、
エリアセンサ有効無効識別、ブロック識別等のステップ
固有の意味を持たすためのステップ属性をステップ毎に
付加することも可能である。 (j)ティーチングデータでなく、既に従来の方法(ラ
ダーチャート、C言語等のプログラミングによる)で動
作している制御機器の出力情報・センサ情報を出力情報
の変化毎に記録していくことによっても、ティーチング
データの作成ができる。これは、従来の方法で動作して
いる制御機器の動作をティーチングデータに変換された
事と同様の意味を持つ。 (ロ)上記(イ)での実施例では、セレクト処理、分岐
処理、並行処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の
処理をティーチングするのは困難である。予め図21の
ように制御機器に処理選択スイッチ(200)とブロッ
ク分けスイッチ(201)を準備しておき、ティーチン
グ時にステップ属性としてそれらを記憶するか、ティー
チング後にそれらの属性を付加する。処理実行時は、そ
れらのステップ属性を判断しながらティーチングステッ
プを実行することにより、セレクト処理、分岐処理、並
行処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の処理が実
行可能となる。図3のセレクト処理を例に実施例を示
す。 (a)ティーチング時、制御機器に接続された図21に
示すような処理選択スイッチ(200)とブロック分け
スイッチ(201)の状態を図22に示すように、ステ
ップ属性(205)の処理選択情報(206)とブロッ
ク情報(207)に付加する。 (b)実行時は、ステップ属性(205)の処理選択情
報(206)から処理を認識し、かつブロック情報(2
07)から実行するブロックを識別しながら実行する。
すなわち、処理選択情報(206)からセレクト処理で
あることが認識でき、ブロック分けスイッチ(201)
の状態と一致したブロック情報(207)を持つステッ
プを順次実行する。このときのフローチャートを図23
に示す。これによりブロック分けスイッチ(201)で
指定されたブロックを実行することができることから、
ブロック分けスイッチ(201)の指定で処理がセレク
トされたことになる。 (c)このように、行いたい処理の情報をステップ属性
として付加し、その属性を認識しながらステップを実行
することにより、図4から図8のように分岐処理、並行
処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の処理が実行
可能となる。 (d)なお、ステップ属性のフォーマットは図22に示
すような属性フォーマットに限定されるものではない。
また、属性を付加するタイミングは、本実施例のように
ティーチング時に処理選択スイッチとブロック分けスイ
ッチ等のステップ属性を自動的に付加する方法に限定さ
れるものでなく、ティーチング後にティーチングデータ
を直接修正し、ステップ属性を付加する方法、またはこ
れらの混合等も考えられる。 (ハ)ティーチングデータから他の言語(ラダーチャー
ト、C言語、ベーシック、アッセンブラ等の言語)への
変換例をラダーチャートへの変換で実施例を示す。 (a)実施例(イ)で作成されたティーチングデータの
センサ情報は、ティーチング時にそのステップの出力情
報を出力したときのセンサ情報である。これは、このセ
ンサ情報とメカ部のセンサ情報とが一致したときだけこ
のステップの出力情報を出力できることを意味する。実
行しようとするティーチングデータのセンサ情報と、メ
カ部のセンサ情報とが一致するまで待ち、一致したらそ
のステップの出力情報を出力して、ティーチングデータ
の1ステップ終了となる。 (b)ラダーチャートへの展開は、まず、図31のステ
ップnのセンサ情報(107)から“1”のセンサはA
接点、“0”のセンサはB接点としてラダーチャートに
展開し、その後に出力情報(108)から“1”のリレ
ーは(SET)、“0”のリレーは(RES)としてラ
ダーチャートに展開する。この展開をティーチングデー
タのステップ順に繰り返す。ラダーチャートに展開され
た様子を図32に示す。ここで、(SET)はリレーの
ON出力、(RES)はリレーのOFF出力を意味す
る。 (c)この図32から判るように、センサ情報が一致し
たら出力情報が出力されるようになっている。これは上
記(ハ)(a)で説明している動作と同じ動作を行うこ
とになる。これを順次実行することにより、ティーチン
グデータの動作と同じ動作を行うラダーチャートが実現
できる。このことは、ティーチングデータがラダーチャ
ートに展開されたことを意味する。 (d)このように、ティーチングデータのセンサ情報と
出力情報の一義的な展開は、何もラダーチャートだけに
限定されるのではなく、他の言語(C言語、ベーシッ
ク、アッセンブラ等の言語)においても同様に可能であ
る。すなわち、他の言語においても、「ティーチングデ
ータのセンサ情報とメカ部センサ情報とが一致したら出
力情報を出せ」との命令を繰り返せば良い。これによ
り、ティーチングデータは各種の言語に展開可能とな
る。 (e)ラダーチャートへの展開において既に当社にて実
施済みの画面例を次に示す。 図33はパソコンに取り込んだティーチングデータを表
示するティーチングデータ表示画面、図34は取り込ん
だティーチングデータをラダーチャートへの展開した後
の展開ラダーチャート画面である。 (ニ)ティーチングデータの出力情報とセンサ情報の変
化を前後のステップとの比較や、ブロック内での比較を
行うことにより、動作の解析や入出力の必要条件、不要
条件の解析がし易くなる解析データの自動作成、またこ
れら入出力の動作を自動的にフローチャートに落とすこ
とができるようになる。この実施例を次に示す。 (a)ティーチングデータの直前のステップとの比較を
行い、変化した出力情報とセンサ情報だけを拾い出す。
図31のティーチングデータにおいて、n+1ステップ
は直前のnステップから変化した出力情報とセンサ情報
を、次にn+2ステップは直前のn+1ステップから同
様に変化した出力情報とセンサ情報だけを拾い出す演算
を行うと図41のようになる。 (b)図41を見ると、nステップからn+2ステップ
の範囲で変化しない情報は表示されていない。このよう
に変化していない情報は表示されないため、入出力点数
の多いシステムにおいては更に入出力条件が大変見易い
表となり、異常時等の解析に有効である。 (c)更に、図41のステップ情報演算結果より、図4
2のようなセンサの変化を条件に出力の変化を出力する
というフローチャートが一義的に作成可能となる。 (d)本実施例では直前のステップとの比較で変化した
情報だけを見ているが、あるステップ範囲(たとえばあ
る処理ブロックの範囲内で変化するものは全て拾い出
す)で演算をすることも可能である。このように演算を
する範囲を変化させることにより、更に解析に有効な情
報が得られる。 (ホ)ティーチングデータの作成において実施例(イ)
ではメカ部が必須である。 ここで、メカ部を必要とせず、パソコン等でメカ部のシ
ミュレーションを行い、ティーチングデータを作成する
実施例を示す。 (a)パソコン等の図51シミュレーション画面におい
て、必要な出力情報とそれに対応するセンサ情報にチェ
ックマークを付ける事により、チェックマークされた出
力情報とセンサ情報とをティーチングデータの1ステッ
プとして自動的に記録する。このようにチェックマーク
された出力情報とセンサ情報とを順次記録していくこと
により、ティーチングデータを作成できる。実施済みの
シミュレーション画面を図52に示す。 (b)上記(ホ)(a)の実施例では、出力情報に対応
するセンサ情報は人手により入力している。アクチュエ
ータの動作は、与えられた出力情報に対するセンサ情報
は一義的に決定される。この条件をあらかじめシミュレ
ータに与えておけば、人手によるセンサ情報の入力は不
要となり、自動的にセンサ情報を作成できることにな
る。 (c)上記(ホ)(a)の実施例では、出力情報・セン
サ情報のチェックマーク入力でティーチングデータ作成
を行っているが、出力情報を与えたら該当する各アクチ
ュエータ(デバイス)の動きを視覚的に表現(実際と同
様の動きをディスプレイ上で表現)することも可能で、
更に入力が容易な使い易いシミュレーションが可能とな
る。出力情報を与えるときに、メカ部のセンサ情報が同
時に入り、その他のセンサ情報も分類できるため、各々
の出力と入力の関連付けができる。自動的に配線番号を
決定すれば、自動プログラム作成が可能となる。 (ヘ)実施例(ロ)では、セレクト処理、分岐処理、並
行処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の処理を実
現するには、図21に示す処理選択スイッチ(200)
やブロック分けスイッチ(201)をステップ属性(2
05)として付加する必要がある。これら属性を付加し
なくとも、ティーチングデータの演算を行うことによ
り、セレクト処理、分岐処理、並行処理、順次処理、ル
ープ処理、連続処理等の処理が実現できる。分岐処理を
例に実施例を示す。 (a)図61に処理の流れの異なる2つのティーチング
データの流れをフローで示す。この2つのティーチング
データから同一のティーチングデータを認識する演算を
行うことにより、図62の分岐処理が実現できる。 (b)これはティーチングデータであるからこそ容易に
演算できることである。 (c)図61および図62のAからGのボックスの内容
は、ティーチングデータの1ステップでも、またある動
作範囲をまとめたブロック指定されたティーチングデー
タの複数ステップでも良い。 (d)以上のことから、処理の流れの異なるティーチン
グデータを取得し、それら複数のティーチングデータを
演算することにより、複雑な処理でも実現可能である。 (e)実施例(ニ)で示しているようにティーチングデ
ータからフローチャートが作成可能であることから、処
理の流れが異なるティーチングデータを演算すれば複雑
な処理のフローチャート作成も実現できる。 【0007】 【発明の効果】本発明は、以上のように、ティーチング
データを利用することによって、従来の制御プログラム
の欠点を克服できる。この発明により以下のような効果
がある。機械、機器類を制御するシステムにおいて (イ)プログラマーが不要となる。又、プログラム開発
設計時間が不要となる。 (ロ)プログラムの修正、改造が自動的に、又は手動で
簡単にできる。 (ハ)ティーチングデータは、他の制御プログラム言語
と自動相互変換できる。又、他言語と他言語(例えばラ
ダーチャートとC言語)の変換もティーチングデータを
通して自動的に行える。 メーカーの異なるPLC(プログラマブルコントロー
ラ)についても同様に自動的に相互変換できる。 (ニ)制御プログラム解析図やフローチャートを自動作
成できる。 (ホ)制御プログラムを自動作成できる。 ティーチングプログラムシステムには以上の様な効果が
あり、機械、機器類を制御するシステムにおいてプログ
ラマー不要の自動プログラム作成装置であり、自動プロ
グラム変換装置である。
【図面の簡単な説明】 【図1】 ティーチングシーケンサー説明図。 【図2】 ティーチングプログラムシステムで作成され
たプログラムであるティーチングデータを示す図。 【図3】 セレクト処理において自動的にプログラム変
更される様子を示す図。 【図4】 分岐処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図5】 並行処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図6】 順次処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図7】 ループ処理において自動的にプログラム変更
される様子を示す図。 【図8】 連続処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図11】 ティーチングシーケンサーでのティーチン
グデータ作成の仕組みを示す説明図。 【図21】 各種処理の選択およびブロック分けを指示
するロータリスイッチの説明図。 【図22】 ティーチングデータのステップ属性の説明
図。 【図23】 セレクト処理を示すフローチャート図。 【図31】 ラダーチャートへ展開するティーチングデ
ータの内容を示す。 【図32】 ティーチングデータから展開されたラダー
チャートを示す。 【図33】 パソコンに取り込んだティーチングデータ
を表示するティーチングデータ表示画面 【図34】 パソコンに取り込んだティーチングデータ
からラダーチャートへ展開した後の展開ラダーチャート
画面。 【図41】 ティーチングデータのステップ情報演算結
果を示す図。 【図42】 ステップ情報演算結果から作成できるフロ
ーチャート図。 【図51】 出力情報とそれに対応するセンサ情報を入
力するシミュレーション画面。 【図52】 実施済みのシミュレーション画面。 【図61】 処理の流れが異なる2つのティーチングデ
ータフロー図。 【図62】 処理の流れが異なる2つのティーチングデ
ータから演算して実現できる分岐処理のフロー図。 【符号の説明】 100.制御機器 101.メカ部 102.手動スイッチ 103.手動スイッチ入力部 104.メモリ(ティーチングデータ格納用) 105.出力部 106.センサ入力部 107.センサ情報 108.出力情報 200.処理選択スイッチ 201.ブロック分けスイッチ 202.ティーチングデータ 205.ステップ属性 206.処理選択情報 207.ブロック情報
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年7月30日(2002.7.3
0) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】全文 【補正方法】変更 【補正内容】 【書類名】 明細書 【発明の名称】 ティーチングプログラムシステム 【特許請求の範囲】 【請求項1】 機械、機器類を制御するシステムに
おいて、ならい動作(ティーチング)によってできたテ
ィーチングデータを利用した制御プログラムシステム。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、機械、機器類を制御す
るシステムにおいて、ならい動作(ティーチング)によ
ってできる制御プログラム(ティーチングデータ)作成
装置に関するものである。ティーチングデータは、単に
それだけでも制御プログラムとなるが(当社特許出願済
(特願2000−177608))複雑な動作プログラ
ムにも変更でき、且つ、他のプログラム言語(ラダーチ
ャート、C言語、ベーシック、アセンブラ等の言語)と
相互変換できる為、各々のプログラム言語やフローチャ
ートとの翻訳装置ともなる。又、他のプログラム言語で
作った制御プログラムの不具合を見つけたり、フローチ
ャートやタイムチャートを作る制御プログラム解析装置
ともなる。シミュレーション等を使えば、自動制御プロ
グラム作成装置となる。 【0002】 【従来の技術】従来、機械、機器類を制御するシステム
には、次の様な物があった。 (イ)マイコン、PLC(プログラマブルコントロー
ラ)等を使って、人間がそのハードに合った言語で、制
御プログラムを作成する。 (ロ)PLCメーカーが一定のパターンの制御プログラ
ムを準備しておき、それによってPLCを動作させる。 (ハ)当社特許出願済(特願2000−177608)
のティーチングシーケンサーでは、制御システムのハー
ドが専用の物、又はPLCであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来は、次の様な欠点
があった。 (イ)高度な技術をもった制御技術者が長時間を費や
し、プログラム作成しなくてはならなかった。 (ロ)PLC(プログラマブルコントローラ)メーカー
の作った一定のパターンの制御プログラムでは、そのプ
ログラムを改造することができないし、一定のパターン
以外のプログラムが必要な時は対処できなかった。 (ハ)当社特許出願済(特願2000−177608)
のティーチングシーケンサーでは、制御システムのハー
ドが専用の物、又はPLCであり、簡単な動作しか自動
プログラムできなかった。 (ニ)各PLCメーカーでの制御プログラムの互換性が
なくAメーカーのPLC用に制御プログラム(ラダーチ
ャート)を作った場合、BメーカーのPLCにはコピー
して使えなかった。 (ホ)PLCやマイコンは、その言語(ラダーチャー
ト、C言語、ベーシック、アセンブラ等の言語)によっ
て互換性がなく、変換(翻訳)するものもなかった。 (ヘ)制御プログラムで使う言語(ラダーチャート、C
言語、ベーシック、アセンブラ等の言語)は、その特徴
と複雑さから制御プログラムの不具合を見つけるのが難
しい。よって、制御プログラムの自動解析を行うのは困
難である。 (ト)制御プログラム言語(ラダーチャート、C言語、
ベーシック、アセンブラ等の言語)で作られた制御プロ
グラムを、自動的にフローチャートにすることはできな
い。フローチャートが無かったり、制御プログラムが改
造されたりしていると、そのプログラムの内容を理解す
るには、長時間と手間を費やす必要があった。本発明
は、これらの欠点を除く為になされたものである。 【0004】 【課題を解決する為の手段】(イ)機械、機器類を制御
する機器(マイコン、PLC(プログラマブルコントロ
ーラ)、パソコン等の制御機器)が使用しているプログ
ラム言語で、ティーチングプログラムシステムを作る。 (ロ)図1の様に制御機器(100)にマイコンやPL
Cを使用し、ティーチングプログラムシステムのソフト
をインストールし、スイッチ類(102)やメカ部(シ
リンダー、モータ等のアクチュエータ)(101)を接
続すれば、当社特許出願済(特願2000−17760
8)のティーチングシーケンサーである。これは、なら
い動作を繰返し行える様にする自動プログラム作成装置
である。 (ハ)図2に示すように、ティーチングプログラムシス
テムを使ってできるプログラムがティーチングデータ
(202)である。これはステップ0から1ステップず
つ順に動作していくが、セレクト処理、分岐処理、並行
処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の複雑なプロ
グラム処理ができない。 (ニ)図10のような処理選択スイッチ(200)とブ
ロック分けスイッチ(201)を、予め準備しておき、
ティーチング時又はティーチング後に実行することによ
り、図3〜図8の様に自動プログラム変更ができる。こ
れにより複雑な動作プログラムの自動作成が可能とな
る。 (ホ)制御プログラム言語が何であろうと、ティーチン
グプログラムシステムは、ティーチングデータをその中
で自動作成するので、読むことができる。そのプログラ
ム言語でティーチングデータの入力の期待値が全て合致
したら次のステップのティーチングデータの出力を出せ
と命令を繰り返せば、自動的にそのプログラム言語に変
換したことになる。次に、他のプログラムをティーチン
グデータに変換するには実機(メカ部)又はシミュレー
ション又はダミーを用い、その制御プログラムで動作さ
せれば、ティーチングプログラムシステムは、ならい動
作によって自動的にティーチングデータを作成する。よ
って、他の制御プログラム言語(ラダーチャート、C言
語、ベーシック、アセンブラ等の言語)とティーチング
データは自動相互変換できる。 (ヘ)ティーチングデータは他のプログラム言語(ラダ
ーチャート、C言語、ベーシック、アセンブラ等の言
語)で作った制御プログラム上ではできない演算ができ
る。図13、図17のように、あるステップと次のステ
ップ入出力のデータを減算することにより、直接的な入
力と出力の変化を読み取ることができる。間接的には、
他の入力条件もあるが、プログラムは0ステップ(原
点)から連続して動いている為、それまでに条件として
入っている。同様にブロック単位での入力と出力の変化
も読み取ることができる。この入力と出力の変化を読み
取ることができる為、自動的に制御プログラムの解析デ
ータを作成し、入出力の必要な条件がひと目でわかる。
又、図18のように、この入力と出力の変化を並べてい
くと、フローチャートが自動的に作成できる。 (ト)ティーチングデータは、入出力をステップ毎にオ
ン・オフで表す制御プログラムなので不具合時や改造時
に、そのステップを見つけるのが非常に簡単で、変更し
易い。又、変更してからの他のステップに及ぼす影響が
ほとんど無い。 【0005】 【作 用】機械、機器類を制御するシステムにおいてテ
ィーチングプログラムシステムは次の様なことができ
る。 (イ)ならい動作(ティーチング)によって自動プログ
ラム作成する。 (ロ)処理選択スイッチとブロック分けスイッチによ
り、セレクト処理、分岐処理、並行処理、順次処理、ル
ープ処理、連続処理を自動的にプログラム修正できる。
又、プログラマー以外の人でも簡単に修正、改造ができ
る。 (ハ)ティーチングデータは、他の制御プログラム言語
(ラダーチャート、C言語、ベーシック、アセンブラ等
の言語)と互換性があるので、プログラマーによって
は、修正、改造に便利である。又、他言語と他言語の自
動翻訳ができる。メーカーの異なるPLC(プログラマ
ブルコントローラ)についても同様である。 (ニ)ティーチングデータは、演算できるので、制御プ
ログラム解析図やフローチャートを自動作成できる。 (ホ)ティーチング時に実機(メカ部)を使わずに、パ
ソコン等で作ったシミュレーション、又は、ダミー機器
を使えば、自動制御プログラム作成できる。将来、産業
用機械では、機械設計用CAD等のシミュレーションで
きるシステムとリンクして、機械設計の段階で、制御プ
ログラムを自動作成できるようになるであろう。(未実
現) 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (イ)まず、当社出願済み(特願2000−17760
8)のティーチングシーケンサにおいて、機械、機器類
を制御する制御機器(マイコン、PLC(プログラマブ
ルコントローラ)、パソコン等の制御機器)がティーチ
ングデータを作成する実施例を、図9を用いて述べる。
なお、本機能の実現は、使用する言語に左右されない。
制御機器が実行できるプログラム言語であればよい。 (a)図9に示すように制御機器(100)とメカ部
(101)とは、出力部(105)とセンサ入力部(1
06)とで接続される。出力部(105)の出力情報
(108)がメカ部(101)への制御信号となる。メ
カ部(101)のセンサ情報(107)はセンサ入力部
(106)で読み取る。また、手動スイッチ(102)
の情報も手動スイッチ入力部(103)で読み取る。 (b)ティーチング時、手動スイッチ(102)のオン
/オフはそのまま1対1に出力部(105)でメカ部
(101)に出力され、メカ部(101)の各アクチュ
エータを動作させる。これによりメカ部(101)の各
アクチュエータを自由に手動スイッチ(102)でオン
/オフ可能となる。すなわちティーチングしたいメカ部
(101)の動作を手動スイッチ(102)の動作で行
う。メカ部(101)側では各アクチュエータの動作に
よりセンサ情報(107)が変化し、この状態をセンサ
入力部(106)で読み取ることができる。 (c)動作させたいアクチュエータに対応する手動スイ
ッチ(102)のオン/オフ変化を手動スイッチ入力部
(103)で検出し、出力部(105)に伝達する直前
のメカ部(101)のセンサ情報(107)をセンサ入
力部(106)で読み取りメモリ(104)に格納す
る。(図9のの流れ) (d)次に手動スイッチ入力部(103)で検出された
状態をで格納されたセンサ情報と対にしてメモリに格
納する。(図9のの流れ)この対のデータがティーチ
ングデータ(202)の1ステップとなる。 (e)更に手動スイッチ入力部(103)で検出された
状態は出力部(105)を通してメカ部(101)に出
力される。(図9のの流れ) (f)メカ部(101)では、出力部(105)からの
出力情報(108)によりアクチュエータが動作し、セ
ンサ情報(107)が変化する。 (g)このの繰り返しにより、手動スイッチ(1
02)のオン/オフで動作させた出力情報(108)
と、出力するときのセンサ情報(107)とが対でメモ
リ(104)に格納されていく。この格納されたメモリ
情報がティーチングデータ(202)となる。 (h)本実施例では、出力情報と出力するときのセンサ
情報とが対でメモリに格納されているが、これに限定さ
れることはない。出力情報と出力した結果のセンサ情報
とが対でも構わない。 (i)また各ステップ毎に、ステップ実行間隔時間値、
エリアセンサ有効無効識別、ブロック識別等のステップ
固有の意味を持たすためのステップ属性をステップ毎に
付加することも可能である。 (j)ティーチングデータでなく、既に従来の方法(ラ
ダーチャート、C言語等のプログラミングによる)で動
作している制御機器の出力情報・センサ情報を出力情報
の変化毎に記録していくことによっても、ティーチング
データの作成ができる。これは、従来の方法で動作して
いる制御機器の動作をティーチングデータに変換された
事と同様の意味を持つ。 (ロ)上記(イ)での実施例では、セレクト処理、分岐
処理、並行処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の
処理をティーチングするのは困難である。予め図10の
ように制御機器に処理選択スイッチ(200)とブロッ
ク分けスイッチ(201)を準備しておき、ティーチン
グ時にステップ属性としてそれらを記憶するか、ティー
チング後にそれらの属性を付加する。処理実行時は、そ
れらのステップ属性を判断しながらティーチングステッ
プを実行することにより、セレクト処理、分岐処理、並
行処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の処理が実
行可能となる。図3のセレクト処理を例に実施例を示
す。 (a)ティーチング時、制御機器に接続された図10に
示すような処理選択スイッチ(200)とブロック分け
スイッチ(201)の状態を図11に示すように、ステ
ップ属性(205)の処理選択情報(206)とブロッ
ク情報(207)に付加する。 (b)実行時は、ステップ属性(205)の処理選択情
報(206)から処理を認識し、かつブロック情報(2
07)から実行するブロックを識別しながら実行する。
すなわち、処理選択情報(206)からセレクト処理で
あることが認識でき、ブロック分けスイッチ(201)
の状態と一致したブロック情報(207)を持つステッ
プを順次実行する。このときのフローチャートを図12
に示す。これによりブロック分けスイッチ(201)で
指定されたブロックを実行することができることから、
ブロック分けスイッチ(201)の指定で処理がセレク
トされたことになる。 (c)このように、行いたい処理の情報をステップ属性
として付加し、その属性を認識しながらステップを実行
することにより、図4から図8のように分岐処理、並行
処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の処理が実行
可能となる。 (d)なお、ステップ属性のフォーマットは図11に示
すような属性フォーマットに限定されるものではない。
また、属性を付加するタイミングは、本実施例のように
ティーチング時に処理選択スイッチとブロック分けスイ
ッチ等のステップ属性を自動的に付加する方法に限定さ
れるものでなく、ティーチング後にティーチングデータ
を直接修正し、ステップ属性を付加する方法、またはこ
れらの混合等も考えられる。 (ハ)ティーチングデータから他の言語(ラダーチャー
ト、C言語、ベーシック、アッセンブラ等の言語)への
変換例をラダーチャートへの変換で実施例を示す。 (a)実施例(イ)で作成されたティーチングデータの
センサ情報は、ティーチング時にそのステップの出力情
報を出力したときのセンサ情報である。これは、このセ
ンサ情報とメカ部のセンサ情報とが一致したときだけこ
のステップの出力情報を出力できることを意味する。実
行しようとするティーチングデータのセンサ情報と、メ
カ部のセンサ情報とが一致するまで待ち、一致したらそ
のステップの出力情報を出力して、ティーチングデータ
の1ステップ終了となる。 (b)ラダーチャートへの展開は、まず、図13のステ
ップnのセンサ情報(107)から“1”のセンサはA
接点、“0”のセンサはB接点としてラダーチャートに
展開し、その後に出力情報(108)から“1”のリレ
ーは(SET)、“0”のリレーは(RES)としてラ
ダーチャートに展開する。この展開をティーチングデー
タのステップ順に繰り返す。ラダーチャートに展開され
た様子を図14に示す。ここで、(SET)はリレーの
ON出力、(RES)はリレーのOFF出力を意味す
る。 (c)この図14から判るように、センサ情報が一致し
たら出力情報が出力されるようになっている。これは上
記(ハ)(a)で説明している動作と同じ動作を行うこ
とになる。これを順次実行することにより、ティーチン
グデータの動作と同じ動作を行うラダーチャートが実現
できる。このことは、ティーチングデータがラダーチャ
ートに展開されたことを意味する。 (d)このように、ティーチングデータのセンサ情報と
出力情報の一義的な展開は、何もラダーチャートだけに
限定されるのではなく、他の言語(C言語、ベーシッ
ク、アッセンブラ等の言語)においても同様に可能であ
る。すなわち、他の言語においても、「ティーチングデ
ータのセンサ情報とメカ部センサ情報とが一致したら出
力情報を出せ」との命令を繰り返せば良い。これによ
り、ティーチングデータは各種の言語に展開可能とな
る。 (e)ラダーチャートへの展開において既に当社にて実
施済みの画面例を次に示す。図15はパソコンに取り込
んだティーチングデータを表示するティーチングデータ
表示画面、図16は取り込んだティーチングデータをラ
ダーチャートへの展開した後の展開ラダーチャート画面
である。 (ニ)ティーチングデータの出力情報とセンサ情報の変
化を前後のステップとの比較や、ブロック内での比較を
行うことにより、動作の解析や入出力の必要条件、不要
条件の解析がし易くなる解析データの自動作成、またこ
れら入出力の動作を自動的にフローチャートに落とすこ
とができるようになる。この実施例を次に示す。 (a)ティーチングデータの直前のステップとの比較を
行い、変化した出力情報とセンサ情報だけを拾い出す。
図13のティーチングデータにおいて、n+1ステップ
は直前のnステップから変化した出力情報とセンサ情報
を、次にn+2ステップは直前のn+1ステップから同
様に変化した出力情報とセンサ情報だけを拾い出す演算
を行うと図17のようになる。 (b)図17を見ると、nステップからn+2ステップ
の範囲で変化しない情報は表示されていない。このよう
に変化していない情報は表示されないため、入出力点数
の多いシステムにおいては更に入出力条件が大変見易い
表となり、異常時等の解析に有効である。 (c)更に、図17のステップ情報演算結果より、図1
8のようなセンサの変化を条件に出力の変化を出力する
というフローチャートが一義的に作成可能となる。 (d)本実施例では直前のステップとの比較で変化した
情報だけを見ているが、あるステップ範囲(たとえばあ
る処理ブロックの範囲内で変化するものは全て拾い出
す)で演算をすることも可能である。このように演算を
する範囲を変化させることにより、更に解析に有効な情
報が得られる。 (ホ)ティーチングデータの作成において実施例(イ)
ではメカ部が必須である。ここで、メカ部を必要とせ
ず、パソコン等でメカ部のシミュレーションを行い、テ
ィーチングデータを作成する実施例を示す。 (a)パソコン等の図19シミュレーション画面におい
て、必要な出力情報とそれに対応するセンサ情報にチェ
ックマークを付ける事により、チェックマークされた出
力情報とセンサ情報とをティーチングデータの1ステッ
プとして自動的に記録する。このようにチェックマーク
された出力情報とセンサ情報とを順次記録していくこと
により、ティーチングデータを作成できる。実施済みの
シミュレーション画面を図20に示す。 (b)上記(ホ)(a)の実施例では、出力情報に対応
するセンサ情報は人手により入力している。アクチュエ
ータの動作は、与えられた出力情報に対するセンサ情報
は一義的に決定される。この条件をあらかじめシミュレ
ータに与えておけば、人手によるセンサ情報の入力は不
要となり、自動的にセンサ情報を作成できることにな
る。 (c)上記(ホ)(a)の実施例では、出力情報・セン
サ情報のチェックマーク入力でティーチングデータ作成
を行っているが、出力情報を与えたら該当する各アクチ
ュエータ(デバイス)の動きを視覚的に表現(実際と同
様の動きをディスプレイ上で表現)することも可能で、
更に入力が容易な使い易いシミュレーションが可能とな
る。出力情報を与えるときに、メカ部のセンサ情報が同
時に入り、その他のセンサ情報も分類できるため、各々
の出力と入力の関連付けができる。自動的に配線番号を
決定すれば、自動プログラム作成が可能となる。 (ヘ)実施例(ロ)では、セレクト処理、分岐処理、並
行処理、順次処理、ループ処理、連続処理等の処理を実
現するには、図10に示す処理選択スイッチ(200)
やブロック分けスイッチ(201)をステップ属性(2
05)として付加する必要がある。これら属性を付加し
なくとも、ティーチングデータの演算を行うことによ
り、セレクト処理、分岐処理、並行処理、順次処理、ル
ープ処理、連続処理等の処理が実現できる。分岐処理を
例に実施例を示す。 (a)図21に処理の流れの異なる2つのティーチング
データの流れをフローで示す。この2つのティーチング
データから同一のティーチングデータを認識する演算を
行うことにより、図22の分岐処理が実現できる。 (b)これはティーチングデータであるからこそ容易に
演算できることである。 (c)図21および図22のAからGのボックスの内容
は、ティーチングデータの1ステップでも、またある動
作範囲をまとめたブロック指定されたティーチングデー
タの複数ステップでも良い。 (d)以上のことから、処理の流れの異なるティーチン
グデータを取得し、それら複数のティーチングデータを
演算することにより、複雑な処理でも実現可能である。 (e)実施例(ニ)で示しているようにティーチングデ
ータからフローチャートが作成可能であることから、処
理の流れが異なるティーチングデータを演算すれば複雑
な処理のフローチャート作成も実現できる。 【0007】 【発明の効果】本発明は、以上のように、ティーチング
データを利用することによって、従来の制御プログラム
の欠点を克服できる。この発明により以下のような効果
がある。機械、機器類を制御するシステムにおいて (イ)プログラマーが不要となる。又、プログラム開発
設計時間が不要となる。 (ロ)プログラムの修正、改造が自動的に、又は手動で
簡単にできる。 (ハ)ティーチングデータは、他の制御プログラム言語
と自動相互変換できる。又、他言語と他言語(例えばラ
ダーチャートとC言語)の変換もティーチングデータを
通して自動的に行える。メーカーの異なるPLC(プロ
グラマブルコントローラ)についても同様に自動的に相
互変換できる。 (ニ)制御プログラム解析図やフローチャートを自動作
成できる。 (ホ)制御プログラムを自動作成できる。ティーチング
プログラムシステムには以上の様な効果があり、機械、
機器類を制御するシステムにおいてプログラマー不要の
自動プログラム作成装置であり、自動プログラム変換装
置である。 【図面の簡単な説明】 【図1】 ティーチングシーケンサー説明図。 【図2】 ティーチングプログラムシステムで作成され
たプログラムであるティーチングデータを示す図。 【図3】 セレクト処理において自動的にプログラム変
更される様子を示す図。 【図4】 分岐処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図5】 並行処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図6】 順次処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図7】 ループ処理において自動的にプログラム変更
される様子を示す図。 【図8】 連続処理において自動的にプログラム変更さ
れる様子を示す図。 【図9】 ティーチングシーケンサーでのティーチング
データ作成の仕組みを示す説明図。 【図10】 各種処理の選択およびブロック分けを指示
するロータリスイッチの説明図。 【図11】 ティーチングデータのステップ属性の説明
図。 【図12】 セレクト処理を示すフローチャート図。 【図13】 ラダーチャートへ展開するティーチングデ
ータの内容を示す。 【図14】 ティーチングデータから展開されたラダー
チャートを示す。 【図15】 パソコンに取り込んだティーチングデータ
を表示するティーチングデータ表示画面 【図16】 パソコンに取り込んだティーチングデータ
からラダーチャートへ展開した後の展開ラダーチャート
画面。 【図17】 ティーチングデータのステップ情報演算結
果を示す図。 【図18】 ステップ情報演算結果から作成できるフロ
ーチャート図。 【図19】 出力情報とそれに対応するセンサ情報を入
力するシミュレーション画面。 【図20】 実施済みのシミュレーション画面。 【図21】 処理の流れが異なる2つのティーチングデ
ータフロー図。 【図22】 処理の流れが異なる2つのティーチングデ
ータから演算して実現できる分岐処理のフロー図。 【符号の説明】 100.制御機器 101.メカ部 102.手動スイッチ 103.手動スイッチ入力部 104.メモリ(ティーチングデータ格納用) 105.出力部 106.センサ入力部 107.センサ情報 108.出力情報 200.処理選択スイッチ 201.ブロック分けスイッチ 202.ティーチングデータ 205.ステップ属性 206.処理選択情報 207.ブロック情報 【手続補正2】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】全図 【補正方法】変更 【補正内容】 【図2】 【図13】 【図17】 【図1】 【図3】 【図4】 【図6】 【図18】 【図19】 【図5】 【図7】 【図8】 【図10】 【図11】 【図9】 【図12】 【図22】 【図14】 【図15】 【図16】 【図20】 【図21】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 機械、機器類を制御するシステムに
    おいて、ならい動作(ティーチング)によってできたテ
    ィーチングデータを利用した制御プログラムシステム。
JP2002173399A 2002-05-10 2002-05-10 ティーチングプログラムシステム Pending JP2003330508A (ja)

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