JP2003330412A - アクティブマトリックス型ディスプレイ及びスイッチ回路 - Google Patents

アクティブマトリックス型ディスプレイ及びスイッチ回路

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JP2003330412A
JP2003330412A JP2002134928A JP2002134928A JP2003330412A JP 2003330412 A JP2003330412 A JP 2003330412A JP 2002134928 A JP2002134928 A JP 2002134928A JP 2002134928 A JP2002134928 A JP 2002134928A JP 2003330412 A JP2003330412 A JP 2003330412A
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transistor
scanning
circuit
signal
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JP2002134928A
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Masanobu Omura
昌伸 大村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリックス型ディスプレイ等に
おいて、輝度情報書き込み状態から保持状態に移行する
とき、画素内部回路の駆動電流を発生するトランジスタ
のゲートに接続されたコンデンサの電圧が、スイッチ回
路の寄生容量を介した容量分割により、移行直前に書き
込まれた電圧を正確に保持することができない。 【解決手段】 コンデンサに接続されたスイッチ回路を
p型の第1トランジスタ(T2)とn型の第2トランジ
スタ(T3)とで構成し、該2つのトランジスタの第1
主電極同士及び第2主電極同士を互いに接続しておく。
そして、スイッチ回路を導通状態又は非導通状態とする
際には、第1トランジスタ及び第2トランジスタを同時
に導通状態又は非導通状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネッセンス素子(有機EL素子)などの、電流によっ
て輝度が制御される発光素子を各画素に備えたディスプ
レイに関するものであり、より詳しくは、各画素内部に
設けられた絶縁ゲート型電界効果トランジスタなどの能
動素子によって発光素子に電流を供給するアクティブマ
トリックス型ディスプレイ、及びこれに好適に使用可能
なスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有機EL素子を用いたディスプレ
イが開発されており、その駆動方法として、単純マトリ
ックス方式とアクティブマトリックス方式がある。前者
は構造が単純であるが大型且つ高精細のディスプレイの
実現が困難である為に、アクティブマトリックス方式の
開発が盛んに行われている。
【0003】有機EL素子を多数使用しアクティブマト
リックス方式により駆動する場合、各画素には、発光素
子に供給する駆動電流を制御する絶縁ゲート型電界効果
トランジスタ、所謂薄膜トランジスタ(TFT)が接続
されており、このTFTを制御することで有機EL素子
の発光動作を制御している。なお、先述したTFTはア
モルファスシリコン或いはポリシリコンを用いたものが
現在主流となっている。
【0004】(従来例1)図7は、特開平8−2346
83号公報に開示された1画素分の画素回路の等価回路
を示す。
【0005】画素が備える画素回路は、発光素子OLE
D、第1の薄膜トランジスタTFT1、第2の薄膜トラ
ンジスタTFT2、および、コンデンサCから構成され
る。有機EL素子は一般的に整流特性があるため、OL
ED(有機発光ダイオード)と呼ばれる場合があり、図
中では、ダイオードの記号を用いている。ただし、発光
素子は必ずしもOLEDに限るものではなく、素子に流
れる電流によって輝度が制御される発光素子であればよ
いし、また、必ずしも整流特性が要求されるものでもな
い。図7では、p型トランジスタTFT1のソースを電
源電位Vddに、ドレインは発光素子OLEDのアノー
ドに接続し、発光素子OLEDのカソードはGND電位
に接続されている。一方、p型トランジスタTFT2の
ゲートは走査線Scan(本明細書中では、説明の簡素
化のため、走査信号等の符号と、該走査信号等を与える
走査線等の符号とを同じ符号にて示す)に、ソースはデ
ータ線Dataに、ドレインはコンデンサC及びTFT
1のゲートに接続され、コンデンサの他端は電源電位V
ddに接続されている。データ線Dataには輝度情報
となる基準電圧源が接続されている。
【0006】画素を動作させる為に、まず、走査線Sc
anからの走査信号によりTFT2をON状態にし、デ
ータ線Dataに輝度情報を表すデータ電位Vwを印加
するとコンデンサCが充電または放電が行われ、TFT
1のゲート電位はデータ電位Vwに一致する。走査線S
canからの走査信号によりTFT2がOFF状態にな
ると、TFT1のゲート電位はコンデンサCによって保
持され、TFT1のゲート・ソース電圧Vgsに応じた
電流が発光素子OLEDに供給され、その電流量に応じ
た輝度で発光しつづける。
【0007】(従来例2)図8は、特開2001−14
7659に開示された1画素分の画素回路の等価回路を
示す。
【0008】画素が備える画素回路は、発光素子に流れ
る駆動電流を制御する第1の薄膜トランジスタTFT
1、TFT1のゲートに接続された走査線Scan1か
らの走査信号によって動作する第1のスイッチ回路とな
る第2の薄膜トランジスタTFT2、輝度情報を持つ信
号電流を電圧に変換する変換用の第3の薄膜トランジス
タTFT3、走査線Scan2からの走査信号によって
画素回路とデータ線とを接続もしくは遮断するデータ取
り込み用の第4の薄膜トランジスタTFT4、TFT1
のゲート・ソース電圧を保持するコンデンサC、及び発
光素子OLEDから構成される。
【0009】図8では、TFT1、TFT3のソースお
よびコンデンサCの一端は電源電位Vddに接続され、
TFT1のゲートとTFT3のゲートとコンデンサCの
他端はTFT2のドレインに接続されている。TFT1
のドレインは発光素子OLEDのアノードに接続され、
発光素子OLEDのカソードはGND電位に接続されて
いる。TFT3のドレインはTFT2のソースとTFT
4のドレインに接続される。TFT4のソースはデータ
線Dataに接続されている。TFT2のゲートは走査
線Scan1、TFT4のゲートは走査線Scan2に
接続されている。データ線Dataには輝度情報を与え
る基準電流源Iwが接続されている。
【0010】画素を動作させる為に、まず、走査線Sc
an1、Scan2からの走査信号によりTFT2、T
FT4がON状態になると、TFT1とTFT3はカレ
ントミラー構造を有することになり、信号電流IwをT
FT3に取り込み、TFT1はカレントミラー比に従っ
て電流発生し発光素子OLEDに電流を流すと同時に、
TFT3のゲートに発生した電圧をコンデンサCに保持
する。走査線Scan1、Scan2からの走査信号に
よりTFT2、TFT4がOFF状態になると、TFT
1とTFT3のカレントミラー構造は解除され、コンデ
ンサCに保持された電圧に従ってTFT1が電流を発光
素子OLEDに流し続け、発光素子はその電流量に相当
した輝度で発光し続ける。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先述し
た従来例では、どちらの場合においても走査が終了しス
イッチ回路であるTFT2がON状態からOFF状態に
移行するとき、移行直前にコンデンサCに書き込まれて
いた電圧が正確に保持することができないという問題が
存在する。この問題を以下に説明する。
【0012】図9は、この問題を説明するための従来例
1の形態の画素回路の一部の等価回路図であるが、この
ことは従来例2に対しても同様に考えることができる。
【0013】図9においては、従来例1の構造で問題と
なる部分としてTFT1とTFT2とコンデンサCに関
して示してある。即ち、スイッチ回路となるTFT2の
ゲート・ドレイン間には、必ず寄生容量Cgdが存在す
る。
【0014】しかしながら、書き込み動作中にTFT1
のゲートに書き込まれた電圧Vg=Vwが、保持動作に
移行するとき、走査信号Scanの信号電圧振幅が、寄
生容量CgdとコンデンサCとの容量分割により、TF
T1のゲートに書き込まれた電圧Vg≠Vwにしてしま
う。
【0015】例えば、書き込み動作時のコンデンサCの
両端の電位差を(Vdd−Vg)W=3[V]、コンデ
ンサCと寄生容量Cgdとの比率をC:Cgd=9:
1、走査信号Scanの信号電圧振幅Vsw=5[V]
としたとき、保持動作に移行した時の電圧(Vdd−V
g)Hは以下のようになる。
【0016】
【数1】
【0017】また、本発明者は、図9に示す回路構成で
シミュレーションを用いて上記現象を確認した。
【0018】シミュレーションを行うにあたって、TF
T2が導通状態にあるときにTFT1の出力電流Idに
所望の電流になるような電圧Vwを与え、コンデンサC
は実現可能な容量値にし、走査信号Scanの信号電圧
振幅Vsw=5[V]とした。
【0019】図11はそのシミュレーション結果であ
る。(a)は走査信号Scanを、(b)はコンデンサ
Cの両端の電位差Vgs(TFT1のゲート・ソース間
電圧)を、(c)はTFT1の出力電流Idを示してお
り、(a)が示すScan=Low(0V)の時間が、
TFT2が導通状態になっている。なお、(b)及び
(c)に関しては、時間0での値(Vgso、Ido)
をもとに規格化して示している。これからも分かるよう
に、スイッチ動作が行われるとコンデンサCの両端の電
位差が変化し、これに伴い、TFT1の出力電流Idが
変化していることが分かる。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の発明は、電流制御型の発光素子を少なくとも含
む画素回路を備えた画素を複数配置してマトリックス状
に配線し、画素回路の制御を行うための、走査側の配線
に接続された走査側駆動回路とデータ側の配線に接続さ
れたデータ側駆動回路と、を少なくとも有するアクティ
ブマトリックス型ディスプレイであって、画素回路は、
データ側駆動回路から与えられる制御電圧に基づいて発
光素子に流す駆動電流を制御するための電圧制御電流源
と、該電圧制御電流源の制御電圧入力端子とデータ側駆
動回路との間に接続されたスイッチ回路と、を少なくと
も備え、電圧制御電流源は、制御電圧を記憶するための
電圧記憶回路を含み、該電圧記憶回路は少なくとも制御
電圧入力端子に接続されており、スイッチ回路は、導通
状態又は非導通状態に応じて、電圧制御電流源を電圧制
御可能状態又は制御電圧保持状態のいずれかに制御可能
であり、p型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタであ
る第1トランジスタとn型の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタである第2トランジスタとで構成され、該2つ
のトランジスタは、第1主電極同士及び第2主電極同士
が互いに接続されており、走査側駆動回路は、スイッチ
回路を導通状態又は非導通状態とするために、第1トラ
ンジスタ及び第2トランジスタを同時に導通状態又は非
導通状態とする信号を出力可能であることを特徴とする
アクティブマトリックス型ディスプレイである。
【0021】本発明は、上記第1の発明において、「走
査側駆動回路は、第1トランジスタのゲート電極に入力
される第1走査信号と第2トランジスタのゲート電極に
入力される第2走査信号として、信号極性が互いに反転
した関係にある第1走査信号及び第2走査信号を同時に
出力可能であること」、「スイッチ回路の2端子のうち
制御電圧入力端子に接続された側の端子である出力端子
と第1トランジスタのゲート電極との間の電気容量Cp
と、前記出力端子と第2トランジスタのゲート電極との
間の電気容量Cnと、第1走査信号の信号電圧振幅であ
る信号電圧振幅Vswpと、第2走査信号の信号電圧振
幅である信号電圧振幅Vswnとが、Cp×Vswp=
Cn×Vswnの関係にあること」、をその好ましい態
様として含むものであり、更には、「走査側駆動回路
が、信号電圧振幅Vswpと信号電圧振幅Vswnとが
等しいように第1走査信号と第2走査信号とを出力する
機能を有し、スイッチ回路においては、第1トランジス
タと第2トランジスタとが有する電気容量CpとCnと
が等しいこと」、又は、「走査側駆動回路が、Cp×V
swp=Cn×Vswnの関係を満たす信号電圧振幅V
swpと信号電圧振幅Vswnとを有するように第1走
査信号と第2走査信号とを出力する機能を有するこ
と」、をその好ましい態様として含むものである。
【0022】上記課題を解決するための第2の発明は、
電圧供給手段と電圧記憶手段との間に接続され、導通状
態又は非導通状態に応じて、電圧記憶手段を電圧制御可
能状態又は電圧保持状態のいずれかに制御するスイッチ
回路であって、p型の絶縁ゲート型電界効果トランジス
タとn型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとで構成
され、該2つのトランジスタは、第1主電極同士及び第
2主電極同士が互いに接続されていることを特徴とする
スイッチ回路である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を示しながら本発明を詳細に説明するが、本発明はこれ
らの形態に限られるものではない。
【0024】特に、発光素子に関しては、発光素子に流
れる駆動電流に応じて輝度が変化する電流制御型の発光
素子である有機EL素子を用いた好ましい形態を示して
いるが、素子に流れる電流によって輝度が制御される発
光素子であればよい。また、有機EL素子は一般的に整
流特性があるため、OLED(有機発光ダイオード)と
呼ばれる場合があり、図中では、符号としてOLEDを
用い、またダイオードの記号を用いて示してが、本発明
においては必ずしも整流特性が要求されるものでもな
い。
【0025】また、説明を分かりやすくするため、電流
の方向を仮定してトランジスタの第1主電極、第2主電
極をソース、ドレインとして示している。
【0026】(実施形態1)図1は、本発明のアクティ
ブマトリックス型ディスプレイを構成する画素回路の第
1の実施形態を示す概略構成図である。
【0027】画素回路は、発光素子OLED、p型薄膜
トランジスタT1、薄膜トランジスタとして形成したp
型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタである第1トラ
ンジスタT2、薄膜トランジスタとして形成したn型の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタである第2トランジ
スタT3、および、コンデンサCから構成される。
【0028】T1とCとは、OLEDに駆動電流Idを
供給する本発明の電圧制御電流源に対応し、T1のドレ
インにはOLEDのアノードが接続されている。T1の
ソースは電源電位Vddに、OLEDのカソードはGN
Dに接続されている。本発明の制御電圧入力端子に対応
するT1のゲートには、電圧制御電流源の制御電圧を記
録保持する為の本発明の電圧記憶回路に対応するコンデ
ンサCが接続されており、さらにT2のドレインおよび
T3のドレインが接続されている。
【0029】T2とT3とは、本発明のスイッチ回路を
構成しており、T2のソースとT3のソース、及びT2
のドレインとT3のドレインとが接続されている。T2
のソースおよびT3のソースはスイッチ回路の入力端子
として画素領域外部に設置されたデータ側駆動回路(不
図示)の輝度情報を持つ基準電圧源Vwに接続されてい
る。なお、T1のゲートに接続された側の端子であるT
2のドレイン及びT3のドレインが接続された端子はス
イッチ回路の出力端子となる。
【0030】また、コンデンサCの他端は電源電位Vd
dに接続されている。
【0031】T2のゲートには走査線ScanAが、T
3のゲートには走査線ScanBが接続されており、こ
れらの走査線は不図示の走査側駆動回路に接続される。
【0032】本実施形態が示す構成において、走査線S
canAからの第1走査信号ScanA=Low,走査
線ScanBからの第2走査信号ScanB=High
のときT2,T3がすべて導通状態となり、電圧制御電
流源が電圧制御可能状態となって、データ側駆動回路か
ら出力される電圧VwがT1のゲートおよびコンデンサ
Cに書き込まれ、T1の出力電流(ドレイン電流)を駆
動電流IdとしてOLEDに供給する。
【0033】また、第1、第2走査信号が、ScanA
=High,ScanB=Lowのとき、T2,T3が
全て非導通状態となり、電圧制御電流源が制御電圧保持
状態となって、電圧Vwの書き込みは行われず、コンデ
ンサCに書き込まれた電圧Vgを保持し、保持された電
圧Vgで駆動電流を決定しOLEDに電流を供給する。
【0034】本実施形態が示す構造における重要なこと
は、図4に示すように、スイッチ回路を構成するT2,
T3に関して、T2のゲート・ドレイン間の寄生容量C
gdp(本発明の電気容量Cp)、T3のゲート・ドレ
イン間の寄生容量Cgdn(本発明の電気容量Cn)と
し、また、T2のゲートに入力される第1走査信号の信
号電圧振幅Vswp、T3のゲートに入力される第2走
査信号の信号電圧振幅Vswnとしたとき、 Cgdp×Vswp=Cgdn×Vswn…(式2) が成立するように、T2,T3のトランジスタサイズ、
及び/又は走査側駆動回路が出力する信号電圧振幅を設
計することである。これには、出来上がった第1、第2
トランジスタの寄生容量に合わせて走査側駆動回路が出
力する信号電圧振幅を変えても良いし、走査側駆動回路
が出力する第1走査信号、第2走査信号の信号電圧振幅
を等しくし且つ寄生容量も第1トランジスタ、第2トラ
ンジスタにおいて等しくなるようにトランジスタを形成
するという方法でも良い。
【0035】このような本発明の構成を用いることで、
従来問題であった書き込み動作時(電圧制御可能状態)
から保持動作時(制御電圧保持状態)に移行したとき発
生するゲート電圧Vgの変動という課題が解決される。
以下にその理由を示す。尚、ここでは一例として、以下
に示す条件で説明する。即ち、コンデンサCと、第1ト
ランジスタT2の寄生容量Cgdpと、第2トランジス
タT3の寄生容量Cgdnとの比率を、C:Cgdp:
Cgdn=9:1:1、第1走査信号ScanAの信号
電圧振幅Vswp=5[V]、第2走査信号ScanB
の信号電圧振幅Vswn=5[V]、書き込み動作時の
コンデンサCの両端の電位差を(Vdd−Vg)W=3
[V]として説明する。
【0036】第1、第2走査信号ScanA,Scan
Bによって電圧制御可能状態から制御電圧保持状態に移
行した時の電圧(Vdd−Vg)Hは以下のようにな
る。
【0037】
【数2】
【0038】すなわち、コンデンサCに接続されるスイ
ッチ回路を、Cgdp=Cgdnとなる第1トランジス
タと第2トランジスタとで構成し、Vswp=Vswn
となる第1、第2走査信号ScanA,ScanBを入
力することにより、第1トランジスタによるスイッチン
グ動作時に起こる容量分割の影響と、第2トランジスタ
によるスイッチング動作時に起こる容量分割の影響が相
殺するように動作するので、電圧制御可能状態から制御
電圧保持状態に移行してもゲート電圧Vgには電圧変動
が起こらない。
【0039】また、本発明者は、図4に示す回路の構成
で、T2のトランジスタサイズ、T1のゲートに接続さ
れているコンデンサCの容量値および、走査信号Sca
nAの信号電圧振幅Vswpを従来のときと同じにし、
走査信号ScanBの信号電圧振幅Vswnの電圧値を
Vswpと同じにし、Cgdp×Vswp=Cgdn×
Vswnが成立するようにT3のトランジスタサイズを
設定し、従来技術の課題を説明した時と同様にシミュレ
ーションを用いてゲート電圧Vgが変化しないことを確
認した。
【0040】図10はそのシミュレーション結果であ
る。(a)は走査信号ScanA,ScanBを、
(b)はコンデンサCの両端の電位差Vgs(T1のゲ
ート・ソース間電圧)を、(c)はTFT1の出力電流
Idを示しており、(a)が示す第1走査信号Scan
A=Low(0V)の時間が、T2が導通状態になって
いる。なお、(b)及び(c)に関しては、時間0での
値(Vgso、Ido)をもとに規格化して示してい
る。これからも分かるように、スイッチ動作が行われて
も、コンデンサCの両端の電位差が変化せず、T1の出
力電流Idも変化していないことが分かる。また、スイ
ッチングされた瞬時においては微小な変化をしている
が、これは実動作上の時間を考慮すると無視できるもの
である。
【0041】上述したように、本実施形態では、説明を
簡単化するために、Cgdp=Cgdn、Vswp=V
swnとして説明してきたが、必ずしもこの限りでなく
(式2)が成立すれば良いので、CgdpとCgdnが
等しくない場合は、VswpとVswnの電圧振幅値を
変化させ、Cgdp×Vswp=Cgdn×Vswnが
成立するようにしても構わない。さらに、必ずしも(式
2)が厳密に成立するように設計する必要はなく、少な
くとも本発明のようにスイッチ回路をp型の絶縁ゲート
型電界効果トランジスタである第1トランジスタとn型
の絶縁ゲート型電界効果トランジスタである第2トラン
ジスタとで構成し、該2つのトランジスタは、第1主電
極同士及び第2主電極同士が互いに接続されていて、ス
イッチ回路を導通状態又は非導通状態とする際には、第
1トランジスタ及び第2トランジスタを同時に導通状態
又は非導通状態とすることにより、保持すべき電圧の変
動を減少させることが可能である。
【0042】また、本実施形態では、電圧制御電流源を
p型トランジスタを用いて構成したものになっている
が、n型トランジスタで構成したものについても容易に
推測できるので、その記述は省略する。
【0043】なお、本実施形態では、トランジスタとし
てアモルファスシリコン或いはポリシリコンを用いた絶
縁ゲート型電界効果薄膜トランジスタを念頭において説
明しているが、必ずしもシリコン系材料によるトランジ
スタを使用することに限らず、化合物半導体或いは有機
半導体などで形成されたトランジスタでも本実施形態と
同様の効果を得ることができるトランジスタであれば、
本発明に用いるトランジスタの種類は限定されるもので
はない。
【0044】さらに、本発明は、電圧制御電流源を画素
回路に設置し、該電圧制御電流源の制御電圧入力端子
に、制御電圧を保持する電圧記憶回路と、該電圧記憶回
路に画素領域外部より電圧を書き込む或いは電圧の書き
込みを禁止し保持するといった電圧制御可能状態、制御
電圧保持状態を制御するスイッチ回路が接続された構造
を含むものであれば、本実施形態が示す画素回路に限定
するものではない。
【0045】(実施形態2)図2は、本発明のアクティ
ブマトリックス型ディスプレイを構成する画素回路の第
2の実施形態を示す概略構成図である。図2において、
図1と同じ符号は同じものを示している。
【0046】画素回路は、発光素子OLED、p型薄膜
トランジスタT1、第1トランジスタT2、第2トラン
ジスタT3、p型薄膜トランジスタT4、n型トランジ
スタT5、および、コンデンサCから構成される。
【0047】T1とCとは、OLEDに駆動電流Idを
供給する電圧制御電流源を構成し、T1のドレインには
OLEDのアノードが接続されている。T1のソースは
電源電位Vddに、OLEDのカソードはGNDに接続
されている。T1のゲートには、電圧制御電流源の制御
電圧を記録保持する為のコンデンサCと、T4のゲート
と、T2のドレインおよびT3のドレインが接続されて
いる。
【0048】T2とT3は、ソース同士及びドレイン同
士が接続されて本発明のスイッチ回路を構成している。
T2のソースおよびT3のソースはスイッチ回路の入力
端子になる。なお、T1のゲートに接続された側の端子
であるT2のドレイン及びT3のドレインが接続された
端子はスイッチ回路の出力端子となる。
【0049】コンデンサCの他端とT4のソースは電源
電位Vddに接続されている。T4のドレインは、スイ
ッチ回路の入力端子とT5のドレインに接続されてい
る。T5は第2のスイッチ回路となり、T5のソースは
画素領域外部に設置されたデータ側駆動回路(不図示)
の輝度情報を持つ基準電流源Iwに接続されている。
【0050】T2のゲートには走査線ScanAが、T
3のゲートには走査線ScanBが、T5のゲートには
走査線ScanCが接続されており、これらの走査線は
不図示の走査側駆動回路に接続される。
【0051】本実施形態が示す構成において、第1、第
2走査信号ScanA=Low,ScanB=Hig
h,及び第3の走査信号ScanC=Highのとき、
T2,T3,T5が全て導通状態となり、T4とT1は
カレントミラー構造となり、データ側駆動回路から出力
される電流Iwをカレントミラー比に応じてOLEDに
駆動電流Idとして電流を供給すると共に、コンデンサ
CにT1のゲート電圧Vgを書き込む。
【0052】また、走査信号ScanA=High,S
canB=Low,ScanC=Lowのとき、T2,
T3,T5が全て非導通状態となり、T4とT1のカレ
ントミラー構造は解除され、電流Iwを画素回路に取り
込まず、コンデンサCに書き込まれた電圧Vgを保持
し、保持された電圧Vgで駆動電流Idを決定しOLE
Dに電流を供給する。
【0053】本実施形態の構成においても、T1,T
2,T3,Cに着目したならば、図4に示す等価回路と
同様の構造を有しているので、実施形態1と同様に、走
査信号ScanAの信号電圧振幅Vswpと走査信号S
canBの信号電圧振幅Vswnが等しいとき、スイッ
チ回路を構成するT2のゲート・ドレイン間の寄生容量
CgdpとT3のゲート・ドレイン間の寄生容量Cgd
nが等しくなるように設計すればよく、T2,T3の駆
動能力に観点を置いて設計するものではない。また、本
実施形態においても、実施形態1において示したその他
の好ましい形態を適用可能であり、これらは全て実施形
態1と同様の効果が得られるものである。
【0054】(実施形態3)図3は、本発明のアクティ
ブマトリックス型ディスプレイを構成する画素回路の第
3の実施形態を示す概略構成図である。図3において
も、図1と同じ符号は同じものを示している。
【0055】画素回路は、発光素子OLED、p型薄膜
トランジスタT1、第1トランジスタT2、第2トラン
ジスタT3、p型薄膜トランジスタT4、T5、n型薄
膜トランジスタT6、および、コンデンサCから構成さ
れる。
【0056】T1とCとは、OLEDに駆動電流Idを
供給する電圧制御電流源を構成し、T1のドレインには
OLEDのアノードが接続されている。T1のゲートに
は、電圧制御電流源の制御電圧を記録保持する為のコン
デンサCとT2のドレインおよびT3ドレインが接続さ
れている。
【0057】T2のソース同士及びドレイン同士が接続
されて本発明のスイッチ回路を構成している。T2のソ
ースおよびT3のソースはスイッチ回路の入力端子とし
て画素領域外部に設置されたデータ側駆動回路に接続さ
れている。なお、T1のゲートに接続された側の端子で
あるT2のドレイン及びT3のドレインが接続された端
子はスイッチ回路の出力端子となる。
【0058】T1のソースはT4のドレイン及びゲート
とT5のゲートに接続されている。T4のソース及びT
5のソースは電源電位Vddに接続されており、T4,
T5はカレントミラー構造になっている。このカレント
ミラーでOLEDに流れる駆動電流Idを検出してモニ
タ電流Imを出力する。T5のドレインにはT6のドレ
インが接続されており、T6のソースは画素領域外部に
設置されたデータ線駆動回路に接続されている。T6は
第2のスイッチ回路を構成している。コンデンサCの他
端は電源電位Vddに、OLEDのカソードはGNDに
接続されている。
【0059】T2のゲートには走査線ScanAが、T
3のゲートには走査線ScanBが、T6のゲートには
走査線ScanCが接続されており、これらの走査線は
不図示の走査側駆動回路に接続される。
【0060】データ側駆動回路3は、輝度情報を持つ基
準電流源Idと、電流Idを電圧Vdに変換する抵抗R
1と、画素回路から出力されたモニタ電流Imを電圧V
mに変換する抵抗R2と、電圧Vmを正極入力端子に、
および、電圧Vdを負極入力端子に接続された電圧比較
器AMP1が設置され、AMP1の出力は画素回路のス
イッチ回路に接続されている。
【0061】本実施形態が示す構成において、第1、第
2走査信号ScanA=Low,ScanB=Hig
h,及び第3の走査信号ScanC=Highのとき、
T2,T3,T6が全て導通状態となり、画素回路から
出力されるモニタ電流Imをデータ側駆動回路に取りこ
み、このモニタ電流をImに基づいて、所望の輝度が得
られる駆動電流IdがOLEDに流れるようにAMP1
を用いてT1のゲート電圧を制御し、コンデンサCにそ
の制御電圧Vgを書き込む。この制御を駆動電流設定制
御とよぶ。
【0062】また、走査信号ScanA=High,S
canB=Low,ScanC=Lowのとき、T2,
T3,T6が全て非導通状態となり、データ側駆動回路
からの制御は行われず、コンデンサCに書き込まれた電
圧Vgを保持し、保持された電圧Vgで駆動電流Idが
決定されOLEDに電流が供給される。
【0063】本実施形態構成においても、T1,T2,
T3,Cに着目したならば、基本的に図4に示す等価回
路と同様の構造を有しているとみなすことができるの
で、実施形態1と同様に、走査信号ScanAの信号電
圧振幅Vswpと走査信号ScanBの信号電圧振幅V
swnが等しいとき、スイッチ回路を構成するT2のゲ
ート・ドレイン間の寄生容量CgdpとT3のゲート・
ドレイン間の寄生容量Cgdnが等しくなるように設計
すればよく、T2,T3の駆動能力に観点を置いて設計
するものではない。また、本実施形態においても、実施
形態1において示したその他の好ましい形態を適用可能
であり、これらは全て実施形態1と同様の効果が得られ
るものである。
【0064】以上、実施形態1〜3に示したように、本
発明は、特定された画素回路だけに有効なものではな
く、電圧制御電流源を持ち、その制御電圧をコンデンサ
に記録保持させ、そのコンデンサに電圧を書き込む或い
は電圧を保持する状態を制御するスイッチ回路が接続さ
れた構造を有するもの全てにおいて、制御電圧を正確に
コンデンサに書き込み保持する動作に非常に有効な手段
である。
【0065】また、本発明に含まれる、電圧供給手段と
電圧記憶手段との間に接続され、導通状態又は非導通状
態に応じて、電圧記憶手段を、電圧制御可能状態又は電
圧保持状態のいずれかに制御するスイッチ回路であっ
て、p型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとn型の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタとで構成され、該2
つのトランジスタは、第1主電極同士及び第2主電極同
士が互いに接続されていることを特徴とするスイッチ回
路は、上記のような実施形態1〜3に含まれるスイッチ
回路等も全て含むものであり、電圧供給手段は上記のデ
ータ側駆動回路に、電圧記憶手段は上記コンデンサC等
の電圧記憶回路に、電圧保持状態は上記の制御電圧保持
状態に夫々対応する。
【0066】このようなスイッチ回路は、実施形態1に
おいて説明したような効果により、スイッチ回路が導通
状態から非導通状態に移行する際に、電圧記憶手段に保
持すべき電圧が変動することを抑制することが可能であ
るという利点を有する。
【0067】(実施形態4)図5は、本発明のアクティ
ブマトリックス型ディスプレイの一実施形態を示す概略
構成図であり、実施形態3で示した構成の画素回路を含
むアクティブマトリックス型ディスプレイの全体の構成
を示すものである。図6は、図5に示した本実施形態の
構成のアクティブマトリックス型ディスプレイにおける
走査信号とデータ信号のタイミングチャートである。
【0068】図5では、M×N個の画素を有するアクテ
ィブマトリックス型ディスプレイの一部を示している。
データ線(データ側の配線)方向に並ぶ画素(図5では
縦方向に並ぶ画素)のVw端子は全て接続されており、
同様にIm端子も全て接続され、画素領域外部に設置さ
れたデータ側駆動回路に接続されている。また、走査線
(走査側の配線)方向に並ぶ画素(図5では横方向に並
ぶ画素)のScanA端子、ScanB端子、Scan
C端子は各々全て走査側駆動回路に接続されている。
尚、図中には記載していないが、走査側駆動回路とデー
タ側駆動回路は同期して動作する必要があるので、タイ
ミング情報のやり取りを行っている。また、図5中には
記載していないが、システムから送られてくる輝度情報
はデータ側駆動回路に入力される。
【0069】本実施形態での動作を説明する。
【0070】1ライン目の走査を開始すると、まず走査
信号ScanC1をHighレベルにし、同時にデータ
側駆動回路内の輝度情報を持つ基準電流源Idを画像情
報に基づいた電流値に設定する。次に、走査信号Sca
nA1をLowレベル、走査信号ScanB1をHig
hレベルにし、選択された各画素は駆動電流設定制御が
開始される。
【0071】規定時間内に1ライン目の駆動電流設定制
御を終了し、2ライン目の制御を行う。1ライン目の制
御終了にあたっては、まず走査信号ScanA1をHi
ghレベルに、走査信号ScanB1をLowレベルに
し、続いて走査信号ScanC1をLowレベルにす
る。これと同時に、2ライン目の動作を開始する。制御
が終了したラインでは、次回の走査まで画素回路内のコ
ンデンサに保持された制御電圧に基づいて駆動電流を発
生させ発光素子に電流を供給しつづける。
【0072】なお、上記説明では、走査信号Scan
A、ScanBの変化タイミングと、走査信号Scan
Cの変化タイミングとに時間差を設けた好ましい形態を
示しているが、これは制御電圧をコンデンサに正確に書
き込む為であり、必ずしもこの限りではない。
【0073】また、各画素の発光動作の説明に関して
は、実施形態3で示しているので説明を省く。
【0074】また、本実施形態においては、実施形態3
の画素回路を用いた場合のアクティブマトリックス型デ
ィスプレイを示したが、実施形態1、2の画素回路を用
いても、走査線の数等を変更する等の設計変更を適宜行
うことにより、同様にしてアクティブマトリックス型デ
ィスプレイを構成することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明を使用した場
合、各画素回路に含まれるスイッチ回路を導通状態、非
導通状態とすることにより、電圧制御電流源を電圧制御
可能状態から制御電圧保持状態に移行するときに、従来
問題であったスイッチング動作時に起こる容量分割によ
る電圧制御電流源の制御電圧の変化が発生せず、正確に
輝度情報に基づいた制御電圧を各電圧記憶回路に書き込
むことができ、高精度な画像を出力することができる。
【0076】また、本発明は、特定された画素回路だけ
に有効なものではなく、電圧制御電流源等に含まれるコ
ンデンサ等の電圧記憶手段を持ち、データ側駆動回路等
の電圧供給手段から与えられる制御電圧等を電圧記憶手
段に記録保持させ、その電圧記憶手段に電圧を書き込む
或いは電圧を保持する状態を制御するスイッチ回路が接
続された構造を有するもの全てにおいて非常に有効な手
段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクティブマトリックス型ディスプレ
イを構成する画素回路の第1の実施形態を示す概略構成
図である。
【図2】本発明のアクティブマトリックス型ディスプレ
イを構成する画素回路の第2の実施形態を示す概略構成
図である。
【図3】本発明のアクティブマトリックス型ディスプレ
イを構成する画素回路の第3の実施形態を示す概略構成
図である。
【図4】本発明の動作原理を説明するための画素回路の
一部の等価回路図である。
【図5】本発明のアクティブマトリックス型ディスプレ
イの一実施形態を示す概略構成図である。
【図6】図5に示した構成の本発明のアクティブマトリ
ックス型ディスプレイにおける走査信号とデータ信号の
タイミングチャートである。
【図7】従来例1のアクティブマトリックス型ディスプ
レイを構成する画素回路を示す概略構成図である。
【図8】従来例2のアクティブマトリックス型ディスプ
レイを構成する画素回路を示す概略構成図である。
【図9】従来技術の課題を説明するための画素回路の一
部の等価回路図である。
【図10】本発明の構成を有する画素回路における、入
力される走査信号に対する制御電圧と駆動電流との変動
のシミュレーション結果である。
【図11】従来技術の構成を有する画素回路における、
入力される走査信号に対する制御電圧と駆動電流との変
動のシミュレーション結果である。
【符号の説明】
1 画素回路 2 走査側駆動回路 3 データ側駆動回路 OLED 発光素子 T2 第1トランジスタ T3 第2トランジスタ ScanA 第1走査信号 ScanB 第2走査信号 C コンデンサ R1,R2 抵抗 Vw 基準電圧源 Id,Iw 基準電流源 AMP1 電圧比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H05B 33/14 A H05B 33/14 H01L 29/78 614

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流制御型の発光素子を少なくとも含む
    画素回路を備えた画素を複数配置してマトリックス状に
    配線し、画素回路の制御を行うための、走査側の配線に
    接続された走査側駆動回路とデータ側の配線に接続され
    たデータ側駆動回路と、を少なくとも有するアクティブ
    マトリックス型ディスプレイであって、 画素回路は、データ側駆動回路から与えられる制御電圧
    に基づいて発光素子に流す駆動電流を制御するための電
    圧制御電流源と、該電圧制御電流源の制御電圧入力端子
    とデータ側駆動回路との間に接続されたスイッチ回路
    と、を少なくとも備え、 電圧制御電流源は、制御電圧を記憶するための電圧記憶
    回路を含み、該電圧記憶回路は少なくとも制御電圧入力
    端子に接続されており、 スイッチ回路は、導通状態又は非導通状態に応じて、電
    圧制御電流源を電圧制御可能状態又は制御電圧保持状態
    のいずれかに制御可能であり、p型の絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタである第1トランジスタとn型の絶縁
    ゲート型電界効果トランジスタである第2トランジスタ
    とで構成され、該2つのトランジスタは、第1主電極同
    士及び第2主電極同士が互いに接続されており、 走査側駆動回路は、スイッチ回路を導通状態又は非導通
    状態とするために、第1トランジスタ及び第2トランジ
    スタを同時に導通状態又は非導通状態とする信号を出力
    可能であることを特徴とするアクティブマトリックス型
    ディスプレイ。
  2. 【請求項2】 走査側駆動回路は、第1トランジスタの
    ゲート電極に入力される第1走査信号と第2トランジス
    タのゲート電極に入力される第2走査信号として、信号
    極性が互いに反転した関係にある第1走査信号及び第2
    走査信号を同時に出力可能であることを特徴とする請求
    項1に記載のアクティブマトリックス型ディスプレイ。
  3. 【請求項3】 スイッチ回路の2端子のうち制御電圧入
    力端子に接続された側の端子である出力端子と第1トラ
    ンジスタのゲート電極との間の電気容量Cpと、前記出
    力端子と第2トランジスタのゲート電極との間の電気容
    量Cnと、第1走査信号の信号電圧振幅である信号電圧
    振幅Vswpと、第2走査信号の信号電圧振幅である信
    号電圧振幅Vswnとが、Cp×Vswp=Cn×Vs
    wnの関係にあることを特徴とする請求項2に記載のア
    クティブマトリクス型ディスプレイ。
  4. 【請求項4】 走査側駆動回路が、信号電圧振幅Vsw
    pと信号電圧振幅Vswnとが等しいように第1走査信
    号と第2走査信号とを出力する機能を有し、 スイッチ回路においては、第1トランジスタと第2トラ
    ンジスタとが有する電気容量CpとCnとが等しいこと
    を特徴とする請求項3に記載のアクティブマトリックス
    型ディスプレイ。
  5. 【請求項5】 走査側駆動回路が、Cp×Vswp=C
    n×Vswnの関係を満たす信号電圧振幅Vswpと信
    号電圧振幅Vswnとを有するように第1走査信号と第
    2走査信号とを出力する機能を有することを特徴とする
    請求項3に記載のアクティブマトリックス型ディスプレ
    イ。
  6. 【請求項6】 電圧供給手段と電圧記憶手段との間に接
    続され、導通状態又は非導通状態に応じて、電圧記憶手
    段を電圧制御可能状態又は電圧保持状態のいずれかに制
    御するスイッチ回路であって、 p型の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとn型の絶縁
    ゲート型電界効果トランジスタとで構成され、該2つの
    トランジスタは、第1主電極同士及び第2主電極同士が
    互いに接続されていることを特徴とするスイッチ回路。
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