JP2003329708A - 発信装置付電力量計 - Google Patents

発信装置付電力量計

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JP2003329708A
JP2003329708A JP2002141292A JP2002141292A JP2003329708A JP 2003329708 A JP2003329708 A JP 2003329708A JP 2002141292 A JP2002141292 A JP 2002141292A JP 2002141292 A JP2002141292 A JP 2002141292A JP 2003329708 A JP2003329708 A JP 2003329708A
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power
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Shigeto Toita
滋人 戸板
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 これまでの発信装置付電力量計
では、パルスオン時間とパルスオフ時間の比が確保でき
る最大のパルス幅(パルスオン時間)を判別し、その結
果に基いてパルスを出力するようしているので、パルス
幅の設定処理が必要であると共に、パルス幅の設定値に
よっては受量器がパルスを認識するのに必要なパルスオ
フ時間を確保できなくなることが生じ、受量器が正常に
計量できないという問題があった。 【解決手段】 配電回路から入力される電力に比
例する周波数でパルスを出力する計測手段と、パルスを
分周したパルスを出力する制御手段と、分周したパルス
を受量器に発信する発信装置と、受量器が受信可能なパ
ルスオフ時間を記憶する記憶手段とを有し、制御手段
は、計測手段から入力されたパルスを、記憶手段に記憶
されたパルスオフ時間に基づいて分周する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電回路の電力量
に比例するパルスを受量器に発信する発信装置付電力量
計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より提案されている発信装置付電力
量計には、例えば、特公平6−105269号公報に示
されたものがある。図4は、この発信装置付電力量計の
配電系統における配線図、図5は、発信装置付電力量計
のブロック図、図6は、この発信装置付電力量計のパル
ス出力の制御フローチャートである。
【0003】図4中、発信装置付電力量計101は、負
荷102と接続され、負荷102で消費する電力量を発
信装置付電力量計101で計測できるようになってい
る。
【0004】図5は、この発信装置付電力量計101の
構成を示すブロック図であり、図中、発信装置付電力量
計101は、発信装置付電力量計101に入力された電
圧、電流を電力に乗算すると共に乗算した電力に比例し
た周波数のパルスを発生する計測部103と、計測部1
03に入力される定格電圧、定格電流を設定する定格設
定スイッチ104と、例えば、1,10,100などの
乗率を設定する乗率切替スイッチ105と、発信装置付
電力量計101に接続される変圧器PTおよび変流器C
Tの比率を乗率切替スイッチ105で設定された値で除
算した値を設定する設定変成比設定スイッチ106と、
外部へ出力される出力パルス重みの倍率を設定するパル
ス重み倍率設定スイッチ107と、定格設定スイッチ1
04により設定された電圧・電流の定格に従って定めら
れる定格別定数と設定変成比設定スイッチ106による
設定変成比及びパルス重み倍率設定スイッチ107によ
る出力パルス重みの倍率から入力パルスの分周値を計算
し計測部103からの入力パルスを計数してこれが分周
値に一致した時に出力パルスを1個発信しこの出力パル
スを計数する計量値カウンタを具備したマイクロコンピ
ュータ部108と、マイクロコンピュータ部108の出
力パルスを図示しない外部の受量器へ出力する発信装置
109とを有する。
【0005】次に、図6のフローチャートにより、この
ように構成された発信装置付電力量計101の動作を説
明する。なお、例として、三相3線式で、定格110V
/5A、設定変成比200、乗率1、パルス重み倍率1
/100の場合について説明する。
【0006】計測部103からの入力パルスについての
入力パルス定数は1,800,000P/kWh=50
0P/kWsとして、図6(a)のメインルーチンにお
いて、ステップ1で設定条件が定まると、ステップ2に
おいて、入力パルス定数に対する出力パルス定数の比、
即ち、入力パルスに対する出力パルスの分周値は、定格
により適当な分周値となるよう予め定められる定格別定
数を18,000として、分周値=(18,000/2
00×100/100)=90と計算される。
【0007】なお、これで、出力パルス定数は20,0
00P/kWhとなる。ステップ3において、三相3線
式で110V/5A定格の定格電力は、√3×110V
×5A≒0.953kWであるから、定格負荷の場合の
1時間あたりの出力パルスは、1,800,000×
0.953×(1/90)≒19,060パルスとな
り、入力範囲を定格の1.5倍まで許容するから、1
9,060×1.5=28,590となる。
【0008】この場合のパルス周期は、3,600÷2
8,592=126msとなるので、パルスオン時間1
20ms、パルスオフ時間24ms以上で、パルス周期
144ms以上という規定を満足しなくなると判別す
る。従って、ステップ3からステップ7に進む。ステッ
プ7では、パルス幅(パルスオン時間)が60msの場
合、パルスオン時間60ms、パルスオフ時間12ms
以上、パルス周期72ms以上という規定を満足するか
どうかを判別するが、パルス周期が前記計算の通り12
6msであるから、パルスオン時間60ms、パルスオ
フ時間66msとなって、規定を満足すると判別する。
【0009】以上述べたように、パルス幅として120
msと60msとを予め定め、ステップ3と7とによ
り、オン・オフ時間の比が確保できる最大のパルス幅を
判別する。前記の例では、60msが最大のパルス幅で
あると判別している。計測部103からパルスが入力す
る毎に、図6(b)の入力パルス割込みルーチンを実行
し、ステップ12でマイクロコンピュータ部108に内
蔵されるパルスカウンタの計数値を+1する。そして、
図6(a)のメインルーチンに戻る。
【0010】ステップ8で、パルスカウンタの計数値が
分周値(=90)に等しくなると、ステップ9でパルス
オン時間60ms、パルスオフ時間12ms以上の1パ
ルスを発信装置109に送り、発信装置109にパルス
幅60msの発信パルスを出力させる。ステップ10で
はパルスカウンタをリセットする。パルスカウンタは分
周器として機能するものであり、分周値90の入力パル
スを計数するごとにマイクロコンピュータ部108は一
つの発信パルスを発信装置109から出力させる。
【0011】定格、設定変成比、乗率が前記の場合と同
じで、パルス重み倍率が1/10に設定された場合に
は、分周値=(18,000/200)×(100/1
0)=900とステップ2で計算される。ステップ3に
おいて、定格負荷の3倍の場合の1時間当たりの出力パ
ルス数を5,718パルスと計算し、パルス周期を63
0msと計算する。従って、パルスオン時間120m
s、パルスオフ時間510msとなり、規定を満足する
と判別し、ステップ4へ進む。ステップ4でパルスカウ
ンタの計数値が分周値(=90)に等しくなると、ステ
ップ5でパルス幅120msの発信パルスを発信装置1
09が出力するように制御する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、予めパル
ス幅を設定(前述した例では60msと120ms)
し、パルスオン時間、パルスオフ時間の比が確保できる
最大のパルス幅を判別し、その結果に基いてパルスを出
力するようしているので、パルス幅の設定処理が必要で
あると共に、パルス幅の設定値によっては受量器がパル
スを認識するのに必要なパルスオフ時間を確保できなく
なることが生じ、受量器が正常に計量できないという問
題があった。
【0013】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、パルス幅の設定処理を不要にす
ると共に、発信装置から出力された出力パルスを受量器
が確実に認識して計量できるようにすることを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】配電回路から入力される
電力に比例する周波数でパルスを出力する計測手段と、
パルスを分周したパルスを出力する制御手段と、分周し
たパルスを受量器に発信する発信装置と、受量器が受信
可能なパルスオフ時間を記憶する記憶手段とを有し、制
御手段は、計測手段から入力されたパルスを、記憶手段
に記憶されたパルスオフ時間に基づいて分周する。
【0015】また、制御手段は、配電回路の想定される
最大負荷電力から算出した周期から、受量器が受信可能
な最小パルスオフ時間を減算した値を、分周したパルス
のパルスオン時間とする。
【0016】さらに、制御手段は、配電回路の電力が想
定した最大負荷電力以上のときには、分周したパルスを
記憶手段に記憶し、電力が想定した最大負荷電力未満に
なったときに記憶手段から分周したパルスを取り出す。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の発信装置付電力
量計の構成を示すブロック図、図2はこの発明の発信装
置付電力量計の動作を示すタイムチャート、図3はこの
発明の発信装置付電力量計の動作を示すフローチャート
である。
【0018】図1中、発信装置付電力量計1は、変圧
器、変流器が接続された配電回路から電圧値V、電流値
Iが入力され、これらより電力を演算し、この電力に比
例した周波数のパルスを出力する計測手段2と、この計
測手段2から出力されたパルスをカウントして電力量を
計量し、このカウントしたパルスを分周し、分周したパ
ルスを出力する制御部3aと、この制御部3aから出力
された分周したパルスを外部に出力する発信装置4とを
有する。この制御部3aには、さらに、相線の種別、定
格電圧、及び定格電流の設定情報を記憶する記憶手段5
と、発信装置4から発信される分周されたパルスの1パ
ルス当たりが何kWhに相当するかを設定し1パルスの
重みであるパルス単位を設定するパルス単位設定手段6
と、発信装置付電力量計1の相線の種別、定格電圧、及
び定格電流等を外部より通信により設定するための設定
インタフェース手段7と、制御部3aが計量した電力量
を表示する表示手段8とが設けられている。なお、図中
の点線で示すように、これらのうちでも少なくとも制御
部3aとパルス単位設定手段6とから構成され、パルス
をパルス単位に基づいて分周する機能を有する部分を制
御手段3bとする。このような、構成を有する発信装置
付電力量計1は受量器9と信号(分周したパルス等)の
送受信をし、発信装置4が出力した分周したパルスを、
カウントする機能を有するものである。
【0019】このように構成された発信装置付電力量計
1の設定について説明する。なお、ここでは、相線種別
が単相3線式、定格電圧100V、定格電流120A、
パルス単位設定手段6の設定が0.01kWh/pの仕
様の発信装置付電力量計を例とする。
【0020】はじめに、発信装置付電力量計1の設定イ
ンタフェース手段7を介して、記憶手段5に発信装置付
電力量計1の相線種別、定格電圧、定格電流及び受量器
9がパルスを認識するのに必要なパルスオフ時間T1と
いった各種パラメータを設定記憶させる。
【0021】次に、パルス単位設定手段6に対して、制
御部3aが分周したパルスの1パルスの重みであるパル
ス出力単位を10、1、0.1又は0.01(kWh/
p)の中から選択して設定する。ここでは、前述したよ
うに0.01(kWh/p)を選択するものとする。な
お、pは1パルスを示しており、単位(kWh/p)は
1パルス当たりの電力量である。
【0022】このようにして、パルス出力単位が設定さ
れ、記憶手段5に記憶された相線種別、定格電圧、定格
電流が読み込まれた制御部3aでは、これらに基づいて
分周したパルスのパルス周期Tが演算され、発信装置4
から出力されるパルスオン時間T2が、前述したパルス
周期Tとパルスオフ時間T1との差として決定される。
【0023】いま、単相3線方式で定格電圧100V、
定格電流120Aが発信装置付電力量計1に入力された
場合、計測手段2では1時間(1h)当たりの電力量を
求めるために以下の演算が行われる。 100(V)×120(A)×2×1(h)=24kW
【0024】ここで、この実施の形態では、配電回路に
かかる最大負荷電力を通常の電力に対して200%と想
定し、200%の過負荷に対して正常に分周したパルス
を出力できるように考慮すると以下の電力量の計量を行
うことになる。 24(kWh)×2=48(kWh)
【0025】いま、発信装置4のパルス出力単位は0.
01(kWh/p)を選択しているため、分周したパル
ス周期Tを求めるために、1秒当たりの分周したパルス
の本数を求めると以下のようになる。 48(kWh)/0.01(kWh/p)/3600
(s)=1.33(p/s)
【0026】これは、1秒当たり1.33本のパルスが
出力されることを示しており、この値の逆数をとれば、
分周したパルス1本ずつが出力される間隔、すなわち、
周期Tは、以下のとおりとなる。 T=1/1.33=750(ms)
【0027】このようにして、200%の過負荷に対し
て正常に分周したパルスを出力できるように考慮して分
周したパルスの周期Tが求められる。一方、記憶手段5
に記憶された受量器9が分周したパルスを認識するため
に必要なパルスオフ時間T1は、基本的に受量器9の性
能によって決定されるものである。ここでは、パルスオ
フ時間T1を100msとする。これらの値より、パル
スオン時間T2は、以下のとおりとなる。 T2=T−T1=750(ms)−100(ms)=6
50(ms)
【0028】以上により、分周したパルスの設定は終了
する。一方、この分周したパルスは計測手段2から制御
部3aに入力されたパルスに基づくものであるから、こ
のパルスについても設定する必要がある。
【0029】この計測手段2は定格電力を入力すると1
秒間に1000本のパルスを出力するように設計されて
いるものであり、分周したパルスの1本当たりが0.0
1(kWh)と定められていることから、0.01(k
Wh)を計量するために必要な計測手段2から制御部3
aに出力されるパルスの本数は以下のように計算され
る。 1000(本/s)×3600(s)/24(kWh)
×0.01(kWh)=1500(本)
【0030】以上のように、発信装置付電力量計1は、
最大過負荷と想定した200%の過負荷以内であれば、
計測手段2から制御部3aに入力されるパルスを150
0本(0.01kWh)計量する毎に分周したパルス
(パルスオン時間T2が650msのパルス)を1本出
力する。これにより、発信装置付電力量計1は受量器9
に対して電力量を正常に伝えることができる。
【0031】このように最大過負荷を想定し、これに対
応できるパルスオン時間を予め求め、これをパルスオン
時間として固定することで、最大過負荷の範囲内ではパ
ルスオン時間の設定を変える必要がなく、パルスオフ時
間を確保できなくなるということもない。
【0032】次に、このように設定された発信装置付電
力量計1による電力量の計測処理について図2及び図3
を用いて説明する。図3において、発信装置付電力量計
1が動作すると、制御部3aは計測手段2からのパルス
の本数のカウントを開始する(s1)。次に、制御部3
aはパルスの本数が想定された最大負荷(この実施の形
態では1500本)に達したか否かの判定をし(s
2)、想定された最大負荷に達していなかったらs1に
戻り、再度パルスの本数のカウントを行う。s2でパル
スが想定された最大負荷に達している場合、パルスカウ
ント値を0にリセットし(s3)、新たにパルスが出力
され、パルスカウントを開始する。
【0033】次に、制御部3aで、分周したパルスのパ
ルスオフ時間T1が経過した後、計測手段2からのパル
スカウント値が定格負荷を超えるか否かを判定する(s
4)。ここで定格負荷とは100%の負荷状態であり、
計測手段2から制御部3aに入力されるパルスの本数が
750本の時が定格負荷である。s4で計測手段2から
入力されたパルスが、定格負荷(つまりパルスが750
本)を超える場合、発信装置4から出力していない分周
されたパルスの本数をデータとして記憶手段5に記憶す
る(s5)。なお、複数パルスの場合、次々にデータと
して加算する。
【0034】また、s4で計測手段2から入力されたパ
ルスが750本以下と判定された場合、発信装置4から
制御部3aで分周されたパルス(パルスオン時間T2+
パルスオフ時間T1)を出力する(s6)。
【0035】次に、記憶手段5に出力しないで記憶され
たパルスがあるか否かを判定し(s7)、パルスが記憶
されていない場合、s1へ戻り、制御部3aは計測手段
2から入力されたパルスのカウントを継続する。一方、
s7で記憶手段5にパルスが記憶されている場合、この
処理ではs4で定格負荷(750パルス)以下と判定さ
れた状態でs6で1パルス出力しただけであるから、も
う1パルス出力する時間的余裕がある。したがって、発
信装置4から分周されたパルス(パルスオン時間T2+
パルスオフ時間T1)を出力するとともに、記憶手段5
に記憶されたパルスの本数のデータから1パルス分減算
する(s8)。
【0036】ここで、s4で計測手段2から制御部3a
に入力されるパルスが定格負荷を超えるか否かを判定
し、超える場合はs5で一旦分周されたパルスを記憶手
段5に記憶し、s7でこの記憶手段5に分周されたパル
スが記憶されているか否かを判定し、記憶されていれば
s8で発信装置4から出力する理由について図3に基づ
いて説明する。
【0037】図2(a)のタイムチャートは、計測手段
2から制御部3aに一定の間隔でパルスが1500本ず
つ出力されていることと、このパルスに対応して制御部
3aが発信装置4から分周されたパルスを一定の遅れ時
間後に発信していることを示している。図中、1500
本ずつのパルスの群10〜13が一定間隔で制御部3a
に入力されると、制御部3aで分周されたパルス14〜
17が一定間隔で発信装置4から発信される。なお、こ
れらのパルス14〜17はパルスオン時間T2とパルス
オフ時間T1とを有している。
【0038】これは、図3のフローチャートでいえば、
s4で計測手段2から制御部3aへ出力されるパルスが
定格負荷以下であり、s6で発信装置4から分周された
パルスを出力し、s7で記憶手段5に分周されたパルス
が記憶されておらず、再度s1に戻って、制御部3aで
パルスカウントが始まる一連の処理を実行可能な状態を
示すものである。
【0039】一方、図2(b)のタイムチャートは、は
じめ、計測手段2から制御部3aに一定の間隔で150
0本ずつのパルスの群18〜19が出力されているが、
パルスの群20〜23については、負荷が200%を超
えた状態であり一定の間隔でパルスの群が出力されてい
た18〜19に比べより短い時間で1500本に達する
状態が続き、パルスの群24で負荷が下がっている。こ
れに対して発信装置4から発信される分周されたパルス
25〜26までは一定間隔で制御部3aに入力されたパ
ルスの群20〜21に対応して、一定間隔で発信され
る。しかし、パルスの群20以降の200%を超える負
荷となった状態では、本来、パルスの群が一定間隔なら
図中に点線で示したようなパルスの群27が制御部3a
から発信装置4へ出力され発信装置4から発信されるべ
きであるが、分周されたパルス26との間でパルスオン
時間T2及びパルスオフ時間T1(この実施の形態では
それぞれ650msと100ms)が確保できなくな
り、パルスとしての意味がなくなる。そのため、分周さ
れたパルス27を発信装置4には出力せずにパルスの本
数のデータとして記憶手段5に一旦記憶させる。
【0040】その後、パルスの群24で負荷が下がるの
で、このパルスの群の一つ前のパルスの群23に対応し
て分周されたパルス28を発信装置4から発信し、続け
て、制御部3aが記憶手段5に記憶されている分周した
パルス27の本数のデータを読み出し、分周されたパル
ス29、30として発信装置4から発信する。このよう
にして、パルスの群21〜22に対応する分周したパル
スも負荷状況が下がったタイミングに合わせて発信され
る。
【0041】これは、図3のフローチャートでいえば、
s4で計測手段2から制御部3aへ出力されるパルスが
定格負荷を超えており、s5で制御部3aで分周された
パルスの本数をデータとして記憶手段5に記憶させ、s
7で記憶手段5に記憶されている分周されたパルスを読
み出して、s8でこれを発信装置4から発信し、記憶手
段5のパルスの本数のデータから1パルス分減算する一
連の処理を示している。
【0042】これにより、パルスオン時間の設定処理が
不要となり、処理が簡略化される。
【0043】また、配電回路の負荷電力が想定した最大
負荷電力以上のときに制御部3aは発信装置4からパル
スを出力せずにパルスの本数のデータとして記憶手段5
に記憶させ、電力が所定の定格負荷電力以下になったと
きにこのデータを発信装置4から出力させるようにした
ので、負荷電力が異常に大きくなった場合にも、受量器
9は発信装置付電力量計1の発信装置4からの出力パル
スを正常に計量することができる。
【0044】
【発明の効果】このようにすることで、パルス幅の設定
を考えずに簡単な設定で電力量を計量することができ
る。また、負荷電力が異常に大きくなった場合にも、受
量器は発信装置付電力量計の発信装置からの出力パルス
を正常に計量することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の発信装置付電力量計の構成を示す
ブロック図である。
【図2】 この発明の発信装置付電力量計の動作を示す
タイムチャートである。
【図3】 この発明の発信装置付電力量計の動作を示す
フローチャートである。
【図4】 従来の発信装置付電力量計の配電系統におけ
る配線図である。
【図5】 従来の発信装置付電力量計のブロック図あ
る。
【図6】 従来の発信装置付電力量計のパルス出力の制
御フローチャートである。
【符号の説明】
1 発信装置付電力量計、 2 計測手段、 3a 制
御部、 3b 制御手段、 4 発信装置、 5 記憶
手段、 6 パルス単位設定手段、 7 設定インタフ
ェース手段、 8 表示手段、 9 受量器、 10〜
13 パルスの群、 14〜17 分周されたパルス、
18〜24 パルスの群、 25〜26 分周された
パルス、 27 パルスの群、28〜30 分周された
パルス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電回路から入力される電力に比例する周
    波数でパルスを出力する計測手段と、前記パルスを分周
    したパルスを出力する制御手段と、前記分周したパルス
    を受量器に発信する発信装置と、前記受量器が受信可能
    なパルスオフ時間を記憶する記憶手段とを有し、前記制
    御手段は、前記計測手段から入力されたパルスを、前記
    記憶手段に記憶された前記パルスオフ時間に基づいて分
    周することを特徴とする発信装置付電力量計。
  2. 【請求項2】制御手段は、配電回路の想定される最大負
    荷電力から算出した周期から、受量器が受信可能な最小
    パルスオフ時間を減算した値を、分周したパルスのパル
    スオン時間とすることを特徴とする請求項1記載の発信
    装置付電力量計。
  3. 【請求項3】制御手段は、配電回路の電力が想定した最
    大負荷電力以上のときには、分周したパルスを記憶手段
    に記憶し、前記電力が前記想定した最大負荷電力未満に
    なったときに前記記憶手段から前記分周したパルスを取
    り出すことを特徴とする請求項1及び請求項2いずれか
    記載の発信装置付電力量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181748A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Mitsubishi Electric Corp 電力制限器
JP2011137782A (ja) * 2010-01-04 2011-07-14 Mitsubishi Electric Corp 電力計測装置及び電力計測システム
FR3041837A1 (fr) * 2015-09-30 2017-03-31 Electricite De France Procede de sommation d'impulsions electriques et dispositif associe
CN113721530A (zh) * 2021-09-06 2021-11-30 江苏斯菲尔电气股份有限公司 一种用于电能表的可自定义脉冲输出系统及方法

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