JP2003329384A - 蓄熱装置 - Google Patents

蓄熱装置

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JP2003329384A
JP2003329384A JP2002139082A JP2002139082A JP2003329384A JP 2003329384 A JP2003329384 A JP 2003329384A JP 2002139082 A JP2002139082 A JP 2002139082A JP 2002139082 A JP2002139082 A JP 2002139082A JP 2003329384 A JP2003329384 A JP 2003329384A
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pipe
heat
insulating tank
heat insulating
tank
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JP2002139082A
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Yukihiko Saito
行彦 斉藤
Shigenobu Takagi
茂伸 高木
Yoichi Murase
洋一 村瀬
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
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    • F28D20/02Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00 using latent heat
    • F28D20/021Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00 using latent heat the latent heat storage material and the heat-exchanging means being enclosed in one container
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/04Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being spirally coiled
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱タンクの大きさに応じて巻回パイプが容
易に対応可能となると共に、一回路長を長くすることが
でき、パイプの始端口及び終端口を半減させることがで
きる蓄熱装置を提供する。 【解決手段】 有底円筒形の断熱タンクと、断熱タンク
の直交する直径方向に十字状に延在して交差し且つ上下
面にパイプ支持用の複数の凹部27が断熱タンクの半径
方向に間隔を隔てて設けられたパイプ支持部材21と、
断熱タンクの上部に付設される供給ヘッダ及び排出ヘッ
ダとを具備し、始端が供給ヘッダに接続され終端が排出
ヘッダに接続されて前記断熱タンク内にブラインを導く
一本のパイプ19を、凹部27に保持させながら渦巻き
状に巻回してパイプ支持部材21の上下面に亘って二段
に装着し、このパイプ19の装着されたパイプ支持部材
21を断熱タンクの軸線方向に複数段収容した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夜間電力を利用し
て蓄熱媒体を凍らせ、この蓄熱媒体に蓄えられた潜熱と
しての冷熱を取出し可能とした氷蓄熱装置や、蓄熱媒体
を加熱し、温熱を利用する温熱蓄熱装置などの蓄熱装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、蓄熱タンクに貯留した水等の
蓄熱媒体を冷却して凍らせ、蓄熱媒体の潜熱として冷熱
を蓄える氷蓄熱装置が知られている。この種の氷蓄熱装
置は、一般的に空調機と組み合わせて利用されている。
つまり、夜間に製氷を行って冷熱を蓄える一方、昼間に
は蓄えた冷熱を利用して冷房運転を行う。このような運
転により、安価な深夜電力を利用して空調機の運転コス
トを低減すると共に、夜間と昼間の電力需要の平準化を
図っている。また、蓄熱媒体に温熱を蓄熱することで、
その蓄えられた温熱を昼間に利用する温熱蓄熱装置など
もある。
【0003】従来、この種の蓄熱装置1としては、例え
ば図7,図8に示すように、円筒状の有底タンク2と、
このタンク2内に収納されるブラインを導く渦巻き状の
パイプ3と、このパイプ3の内外両端を接続する外部ヘ
ッダ4,内部ヘッダ5とを備える。ただし図例はパイプ
3は2本のパイプ3a,3bを平行に渦巻き状に巻回
し、かつ上下に間隔を存して多数配置した例を示し、ヘ
ッダ4,5はそれぞれ2本4a,4b及び5a,5bを
備え、ヘッダ4a,5aは連結管6aにより、またヘッ
ダ4b,5bは連結管6bにより連結して、一方のヘッ
ダ4a,5a側を供給ヘッダ、他方のヘッダ4b,5b
側を排出ヘッダとし、パイプ3aの一端は外部ヘッダ4
aに、他端は内部ヘッダ5bに、またパイプ3bは一端
を外部ヘッダ4bに、他端は内部ヘッダ5aに接続す
る。それぞれのパイプ相互は間隔保持板(図示省略)に
より所定間隔で保持され、多数の段を形成する。図7
中、7は、それぞれ外部ヘッダ4,内部ヘッダ5とパイ
プ3とを接続する周知の接続金具を示す。
【0004】これにより、ブライン液は一方の外部ヘッ
ダ4aからパイプ3aへ供給され、内方に向って流れて
内部ヘッダ5bから排出され、他方のパイプ3bにはブ
ラインが内部ヘッダ5aから供給され、外方に向って流
れ、外部ヘッダ4bから排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の蓄熱装置は、各段に巻回されたパイプが一段ご
とに成形され、且つ各パイプ相互を所定間隔で間隔保持
板によって固定して、一体構造となっていたため、有底
タンクの大きさ変更に対して、容易に対応できない欠点
があった。また、一本のパイプが一段で巻回されるの
で、半径の小さいタンクの場合には一回路のパイプ長が
十分に確保できないことがあり、熱交換効率が低くなる
場合があった。さらに、巻回パイプ一段で一回路となる
ため、パイプの始端口及び終端口が多数となり、それに
伴ってパイプ接続継ぎ手、所謂ニップル等を使用した接
続箇所が増加し、部材コスト、組み付け作業コストが増
大する不利があった。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、断熱タンクの大きさに応じて巻回パイプが容易に対
応可能となると共に、一回路長を長くすることができ、
しかも、パイプの始端口及び終端口を半減させることが
できる蓄熱装置を提供し、もって、汎用性、熱交換効率
の向上、及び部材コスト、組み付け作業コストの低減を
図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の請求項1記載の蓄熱装置11
は、有底円筒形の断熱タンク13と、該断熱タンク13
の直交する直径方向に十字状に延在して交差し且つ上下
面にパイプ支持用の複数の凹部27が前記断熱タンク1
3の半径方向に間隔を隔てて設けられたパイプ支持部材
21と、前記断熱タンク13の上部に付設される供給ヘ
ッダ29及び排出ヘッダ31とを具備し、始端19aが
前記供給ヘッダ29に接続され終端19bが前記排出ヘ
ッダ31に接続されて前記断熱タンク13内にブライン
を導くパイプ19を、前記凹部27に保持させながら渦
巻き状に巻回して前記パイプ支持部材21の上面及び下
面のそれぞれの面に装着し、前記パイプ19の装着され
た前記パイプ支持部材21を前記断熱タンク13の軸線
方向に複数段収容したことを特徴とする。
【0008】この蓄熱装置11では、断熱タンク13の
大きさの変更に対し、パイプ支持部材21の段数やパイ
プ支持部材21の半径長が変更されることで、巻回パイ
プ19が、断熱タンク13に収容可能な大きさに容易に
対応可能となる。
【0009】請求項2記載の蓄熱装置11は、有底円筒
形の断熱タンク13と、該断熱タンク13の直交する直
径方向に十字状に延在して交差し且つ上下面にパイプ支
持用の複数の凹部27が前記断熱タンク13の半径方向
に間隔を隔てて設けられたパイプ支持部材21と、前記
断熱タンク13の上部に付設される供給ヘッダ29及び
排出ヘッダ31とを具備し、始端19aが前記供給ヘッ
ダ29に接続され終端19bが前記排出ヘッダ31に接
続されて前記断熱タンク13内にブラインを導く一本の
パイプ19を、前記凹部27に保持させながら渦巻き状
に巻回して前記パイプ支持部材21の上下面に亘って二
段に装着し、前記パイプ19の装着された前記パイプ支
持部材21を前記断熱タンク13の軸線方向に複数段収
容したことを特徴とする。
【0010】この蓄熱装置11では、断熱タンク13の
大きさの変更に対し、パイプ支持部材21の段数やパイ
プ支持部材21の半径長が変更されることで、巻回パイ
プ19が、断熱タンク13に収容可能な大きさに容易に
対応可能となる。また、パイプ支持部材21の上下面に
一本のパイプ19が二段で装着されるので、従来の一回
路一段のパイプ巻回構造に比べて一回路長が長くなり、
パイプ19を通るブラインと断熱タンク13内に貯留さ
れた蓄熱媒体との熱交換率が高まり、熱交換効率が向上
する。さらに、二段で巻回されたパイプ19が一回路と
なるので、パイプ19の始端口及び終端口が半減し、そ
れに伴ってパイプ接続継ぎ手、所謂ニップル33等の数
が削減され、部材コスト、組み付け作業コストの低減が
可能となる。
【0011】請求項3記載の蓄熱装置は、請求項1記載
の蓄熱装置11において、前記パイプ19を、前記パイ
プ支持部材21の交差中心から所定半径長の領域を除い
て巻回することによって、前記断熱タンク13の中央部
に軸線方向の中空部41を形成し、該中空部41に前記
供給ヘッダ29及び前記排出ヘッダ31を収容したこと
を特徴とする。
【0012】この蓄熱装置11では、断熱タンク13の
中央部に形成された軸線方向の中空部41に、供給ヘッ
ダ29及び排出ヘッダ31が収容され、断熱タンク13
の上部に確保していた、供給ヘッダ29及び排出ヘッダ
31を配設するためのスペースが不要になる。これによ
り、その分、断熱タンク13が高さ方向に小型化可能と
なる。
【0013】請求項4記載の蓄熱装置は、請求項1また
は2または3記載の蓄熱装置において、前記各パイプ支
持部材21の上下面をそれぞれ対向状態で重合させ、前
記断熱タンク13内に収容したことを特徴とする。
【0014】この蓄熱装置11では、断熱タンク13内
に収容される複数段のパイプ支持部材21が、断熱タン
ク13の軸線方向(上下方向)に整列され、断熱タンク
13内におけるパイプ支持部材21の占有空間を小さく
でき、断熱タンク13内における熱交換効率が良好とな
り、かつ、軸線方向の中空部41を略真直に形成させる
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る蓄熱装置の好
適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明に係る蓄熱装置の概略を表す一部分を切り欠い
た斜視図、図2は図1に示した蓄熱装置の蓋を外した状
態の平面図、図3は図1に示した蓄熱装置の縦断面図、
図4はパイプ支持部材の斜視図、図5は図4に示したパ
イプ支持部材を構成する桟材の側面図、図6はヘッダ部
近傍の側面図である。
【0016】図1に示すように、本実施の形態による蓄
熱装置11は、有底円筒形の断熱タンク13によって外
殻が形成されている。断熱タンク13の壁部は、積層構
造を有している。すなわち、ポリエチレン製の本体13
aと、ポリエチレンフォーム製の断熱材13bと、アル
ミ板13cとを内側から順次積層してなる。円筒状とな
った本体13aの内側は、蓄熱媒体となる例えば水の貯
留空間15となっている。この貯留空間15は、断熱材
からなる蓋17によって閉鎖される。
【0017】断熱タンク13の貯留空間15には、図2
に示すように、渦巻き状に巻回したパイプ19が図3に
示すように、複数段収容されている。
【0018】このパイプ19は、例えばポリオレフィン
系樹脂管や架橋ポリエチレン管等からなる。架橋ポリエ
チレンとしては、水と接触させるだけで架橋が可能で、
架橋により耐熱性、耐薬品性、耐クリープ性が大幅に向
上するシラン架橋性樹脂を好適に用いることができる。
【0019】パイプ19は、図4に示すパイプ支持部材
21によって支持される。パイプ支持部材21は、断熱
タンク13の直交する直径方向に十字状に延在して交差
する一対の桟材23a,23bからなる。
【0020】図5に示すように、一方の桟材23aの中
央部には下方から切除した切欠25が形成されている。
図示は省略するが、他方の桟材23bの中央部には上方
から切除した切欠が形成されている。従って、桟材23
a,23b同士は、この切欠25同士を差し入れること
で、図4に示す十字状に組み立てられる。
【0021】このように十字状に組み立てられるパイプ
支持部材21の上下面には、複数の凹部27が断熱タン
ク13の半径方向に間隔を隔てて設けられている。
【0022】この凹部27は、パイプ19が所定の力で
保持できるような例えばC字形状となっている。パイプ
支持部材21は、例えば木材や合成樹脂素材、あるいは
再生プラスチック等からなり、容易に切断可能となって
いる。つまり、種々のサイズの断熱タンク13に合わせ
て、半径方向の長さが所望の長さで調整できるようにな
っている。
【0023】本実施の形態では、断熱タンク13の上部
に、断熱タンク13の直径方向に延在する供給ヘッダ2
9と、排出ヘッダ31とを付設している。供給ヘッダ2
9及び排出ヘッダ31は、断熱タンク13の上部開口に
架設されたアングル材37に支持固定される。
【0024】供給ヘッダ29及び排出ヘッダ31は、一
端に接続フランジ35が取り付けられ、他端が閉塞され
ている。この供給ヘッダ29及び排出ヘッダ31には、
後述するように、上記のパイプ19の始端及び終端が接
続される。
【0025】上記したパイプ支持部材21には、始端1
9aが供給ヘッダ29に接続され、終端19bが排出ヘ
ッダ31に接続される一本のパイプ19を、凹部27に
保持させながら渦巻き状に巻回して、上下面に亘って二
段に装着している。パイプ19は、例えば始端19aが
パイプ支持部材21の下面外側の凹部27から下面内側
へと巻回され、渦巻きの中心部を通過してパイプ支持部
材21の上面側へと挿通され、今度はパイプ支持部材2
1の上面内側の凹部27から上面外側へと巻回される。
【0026】従って、このような巻回構造とした場合に
は、パイプ19の始端19aが下面側巻回パイプ19の
外周から引き出され、終端19bが上面側巻回パイプ1
9の外周から引き出されることになる。このようにして
引き出された始端19a,終端19bは、図3に示すよ
うに、供給ヘッダ29、排出ヘッダ31に接続される。
【0027】このようにして上下面にパイプ19を巻回
したパイプ支持部材21は、断熱タンク13の軸線方向
に複数段、好ましくは各パイプ支持部材21の上下面を
それぞれ対向状態で重合し、図3に示すように軸線方向
(上下方向)に端面が略真直となるように断熱タンク1
3内に収容される。なお、図3にはパイプ19の始端1
9a及び終端19bがそれぞれ一本ずつしか例示されて
いないが、始端19a及び終端19bは、図6に示すよ
うに、パイプ支持部材21の段数分、供給ヘッダ29,
排出ヘッダ31に接続される。
【0028】このように構成した蓄熱装置11によれ
ば、断熱タンク13の大きさの変更に対し、パイプ支持
部材21の段数や、パイプ支持部材21の半径長が変更
されることで、巻回パイプ19が、断熱タンク13に収
容可能な大きさに容易に対応可能となる。
【0029】また、パイプ支持部材21の上下面に一本
のパイプ19が二段で装着されるので、従来の一回路一
段のパイプ巻回構造に比べて一回路長が長くなり、パイ
プ19を通るブラインと断熱タンク内に貯留された蓄熱
媒体との熱交換率が高まり、熱交換効率が向上する。
【0030】さらに、二段で巻回されたパイプ19が一
回路となるので、パイプ19の始端口及び終端口の数が
半減し、それに伴って図6に示すパイプ接続継ぎ手、所
謂ニップル等33が削減され、部材コスト、組み付け作
業コストの低減が可能となる。
【0031】また、上記の実施の形態では、パイプ19
の始端19aが下面側巻回パイプ19の外周から引き出
され、終端19bが上面側巻回パイプ19の外周から引
き出されるので、ブラインの入口と出口の位置を近接で
きる利点もある。
【0032】なお、上記した実施の形態では、供給ヘッ
ダ29及び排出ヘッダ31を、断熱タンク13の上部
に、直径方向に延在させて付設する場合を例に説明した
が、本発明に係る蓄熱装置は、上記の実施の形態の変形
例として、パイプ19を、パイプ支持部材21の交差中
心から所定半径長の領域を除いて巻回することによっ
て、断熱タンク13の中央部に軸線方向の中空部41
(図2参照)を形成し、この中空部41に、供給ヘッダ
29及び排出ヘッダ31を縦方向に収容するものとして
もよい。
【0033】この場合、パイプ19は、例えば始端19
aがパイプ支持部材21の下面内側の凹部27から下面
外側へと巻回され、渦巻きの外側で上面側へと渡り、今
度はパイプ支持部材21の上面外側の凹部27から上面
内側へと巻回される。従って、このような巻回構造とし
た場合には、パイプ19の始端19aが下面側巻回パイ
プ19の内周から中空部41へ引き出され、終端19b
が上面側巻回パイプ19の内周から中空部41へ引き出
されることになる。このようにして引き出された始端1
9a,終端19bは、中空部41に収容した供給ヘッダ
29,排出ヘッダ31に接続される。
【0034】このような構造とすることにより、断熱タ
ンク13の中央部に形成された軸線方向の中空部41
に、供給ヘッダ29及び排出ヘッダ31が収容され、断
熱タンクの上部に確保していた、供給ヘッダ29及び排
出ヘッダ31を配設するためのスペースが不要になる。
これにより、その分、断熱タンク13が高さ方向に小型
化可能となる。
【0035】また、上述した実施の形態では、パイプ1
9を、パイプ支持部材21の上下面に亘って二段に装着
され、すなわち、上下面に連続するように一本のパイプ
19のみで構成する例について述べたが、このパイプ支
持部材21の上面と下面とのそれぞれにパイプ19を装
着し、すなわち、上面の各凹部27に一本のパイプ19
を装着し、下面の各凹部27に一本のパイプ19を装着
して、1つ(1段)のパイプ支持部材21に上下で二本
のパイプ19を用い構成させることとしても良い。この
例においても、断熱タンク13の大きさの変更に対し、
パイプ支持部材21を段数及び半径長の変更が可能であ
り、この断熱タンク13に収容可能な大きさに容易に変
更が可能となる。
【0036】さらに、本発明の蓄熱装置としては、蓄熱
媒体を凍らせ、冷熱を取り出す氷蓄熱装置として構成が
可能であるとともに、蓄熱媒体を加熱し、温熱を利用す
る温熱蓄熱装置としても構成することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の蓄熱装置によれば、有底円筒形の断熱タンク
と、十字状に交差して上下面に複数の凹部が設けられた
パイプ支持部材と、供給ヘッダ及び排出ヘッダとを具備
し、始端が供給ヘッダに接続され終端が排出ヘッダに接
続されるパイプを、凹部に保持させながら渦巻き状に巻
回してパイプ支持部材の上面及び下面のそれぞれの面に
装着し、このパイプの装着されたパイプ支持部材を断熱
タンクの軸線方向に複数段収容したので、断熱タンクの
大きさの変更に対し、パイプ支持部材の段数やパイプ支
持部材の半径長を変更することで、巻回パイプを、断熱
タンクに収容可能な大きさに容易に対応させることがで
きる。
【0038】請求項2記載の蓄熱装置によれば、上記請
求項1記載の蓄熱装置と同様に、断熱タンクの大きさの
変更に対し、パイプ支持部材の段数やパイプ支持部材の
半径長を変更することで、巻回パイプを、断熱タンクに
収容可能な大きさに容易に対応させることが可能とな
る。また、パイプ支持部材の上下面に一本のパイプが二
段で装着されるので、従来の一回路一段のパイプ巻回構
造に比べて一回路長を長くすることができ、熱交換効率
を向上させることができる。さらに、二段で一回路とな
るので、パイプの始端口及び終端口の数を半減させるこ
とができ、部材コスト、組み付け作業コストを低減する
ことができる。
【0039】請求項3記載の蓄熱装置によれば、パイプ
を、パイプ支持部材の交差中心から所定半径長の領域を
除いて巻回することによって、断熱タンクの中央部に軸
線方向の中空部を形成し、この中空部に供給ヘッダ及び
排出ヘッダを収容したので、断熱タンクの上部に確保し
ていた、供給ヘッダ及び排出ヘッダを配設するためのス
ペースが不要になり、その分、断熱タンクを高さ方向に
小型化することができる。
【0040】請求項4記載の蓄熱装置によれば、各パイ
プ支持部材の上下面をそれぞれ対向状態で重合させ、前
記断熱タンク内に収容する構成とすることで、断熱タン
ク内に収容される複数段のパイプ支持部材が、断熱タン
クの軸線方向に整列され、断熱タンク内におけるパイプ
支持部材の占有空間を小さくでき、断熱タンク内におけ
る熱交換効率が良好となり、かつ、軸線方向の中空部を
略真直に形成させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓄熱装置の概略を表す一部分を切
り欠いた斜視図である。
【図2】図1に示した蓄熱装置の蓋を外した状態の平面
図である。
【図3】図1に示した蓄熱装置の縦断面図である。
【図4】パイプ支持部材の斜視図である。
【図5】図4に示したパイプ支持部材を構成する桟材の
側面図である。
【図6】ヘッダ部近傍の側面図である。
【図7】従来の蓄熱装置の平面図である。
【図8】図7に示した蓄熱装置の縦断面図である。
【符号の説明】
11…蓄熱装置 13…断熱タンク 19…パイプ 19a…始端 19b…終端 21…パイプ支持部材 27…凹部 29…供給ヘッダ 31…排出ヘッダ 41…中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 洋一 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒形の断熱タンクと、該断熱タン
    クの直交する直径方向に十字状に延在して交差し且つ上
    下面にパイプ支持用の複数の凹部が前記断熱タンクの半
    径方向に間隔を隔てて設けられたパイプ支持部材と、前
    記断熱タンクの上部に付設される供給ヘッダ及び排出ヘ
    ッダとを具備し、 始端が前記供給ヘッダに接続され終端が前記排出ヘッダ
    に接続されて前記断熱タンク内にブラインを導くパイプ
    を、前記凹部に保持させながら渦巻き状に巻回して前記
    パイプ支持部材の上面及び下面のそれぞれの面に装着
    し、 前記パイプの装着された前記パイプ支持部材を前記断熱
    タンクの軸線方向に複数段収容したことを特徴とする蓄
    熱装置。
  2. 【請求項2】 有底円筒形の断熱タンクと、該断熱タン
    クの直交する直径方向に十字状に延在して交差し且つ上
    下面にパイプ支持用の複数の凹部が前記断熱タンクの半
    径方向に間隔を隔てて設けられたパイプ支持部材と、前
    記断熱タンクの上部に付設される供給ヘッダ及び排出ヘ
    ッダとを具備し、 始端が前記供給ヘッダに接続され終端が前記排出ヘッダ
    に接続されて前記断熱タンク内にブラインを導く一本の
    パイプを、前記凹部に保持させながら渦巻き状に巻回し
    て前記パイプ支持部材の上下面に亘って二段に装着し、 前記パイプの装着された前記パイプ支持部材を前記断熱
    タンクの軸線方向に複数段収容したことを特徴とする蓄
    熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の蓄熱装置におい
    て、 前記パイプを、前記パイプ支持部材の交差中心から所定
    半径長の領域を除いて巻回することによって、前記断熱
    タンクの中央部に軸線方向の中空部を形成し、該中空部
    に前記供給ヘッダ及び前記排出ヘッダを収容したことを
    特徴とする蓄熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3記載の蓄熱装
    置において、 前記各パイプ支持部材の上下面をそれぞれ対向状態で重
    合させ、前記断熱タンク内に収容したことを特徴とする
    蓄熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013011402A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Mitsubishi Plastics Inc 熱交換用部材及び熱交換器
CN104612834A (zh) * 2014-11-27 2015-05-13 北京航空航天大学 一种适用于航空发动机的螺旋管式换热器
WO2015089760A1 (zh) * 2013-12-18 2015-06-25 徐生恒 蓄能罐式地能采集装置及使用该装置的空调系统

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