JP2003329328A - ニードル弁およびパルス管冷凍機 - Google Patents
ニードル弁およびパルス管冷凍機Info
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- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B9/00—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
- F25B9/14—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
- F25B9/145—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle pulse-tube cycle
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/14—Compression machines, plants or systems characterised by the cycle used
- F25B2309/1408—Pulse-tube cycles with pulse tube having U-turn or L-turn type geometrical arrangements
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- F25B2309/14241—Pulse tubes with basic schematic including an orifice reservoir multiple inlet pulse tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 位相調整が容易かつ安定にできるニードル
弁、および、パルス波の位相を容易かつ安定に制御でき
るパルス管冷凍機を提供すること。 【解決手段】 このニードル弁は、ニードル部２２とガ
イド部２６,２７とを有する弁体２０と、このガイド部
２６,２７と嵌合して弁体２０を本体２１に支持するガ
イドリング２４,２５とを備える。このニードル弁は、
絞り穴２９に嵌合するニードル部２２の長さを調節し
て、流路抵抗を適切な値に調節できる。また、ガイドリ
ング２４,２５とガイド部２６,２７との嵌合により、絞
り穴２９とこの絞り穴２９に嵌合するニードル部２２と
を精度よく同心に保って、流路抵抗の変動を抑制するこ
とができる。
弁、および、パルス波の位相を容易かつ安定に制御でき
るパルス管冷凍機を提供すること。 【解決手段】 このニードル弁は、ニードル部２２とガ
イド部２６,２７とを有する弁体２０と、このガイド部
２６,２７と嵌合して弁体２０を本体２１に支持するガ
イドリング２４,２５とを備える。このニードル弁は、
絞り穴２９に嵌合するニードル部２２の長さを調節し
て、流路抵抗を適切な値に調節できる。また、ガイドリ
ング２４,２５とガイド部２６,２７との嵌合により、絞
り穴２９とこの絞り穴２９に嵌合するニードル部２２と
を精度よく同心に保って、流路抵抗の変動を抑制するこ
とができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニードル弁および
パルス管冷凍機に関する。
パルス管冷凍機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、パルス管冷凍機は、図示しない
が、コンプレッサと、鉛等の蓄冷材が充填された蓄冷器
と、この蓄冷器の一端をコンプレッサの吐出側と吸込側
に切換接続する切換弁と、上記蓄冷器の他端に低温端が
接続されたパルス管と、上記パルス管の高温端を、上記
切換弁と上記蓄冷器との間に接続するラインに設けた位
相調整部とを備える。
が、コンプレッサと、鉛等の蓄冷材が充填された蓄冷器
と、この蓄冷器の一端をコンプレッサの吐出側と吸込側
に切換接続する切換弁と、上記蓄冷器の他端に低温端が
接続されたパルス管と、上記パルス管の高温端を、上記
切換弁と上記蓄冷器との間に接続するラインに設けた位
相調整部とを備える。
【０００３】上記位相調整部は、円板に絞り穴を設けて
構成している。
構成している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパルス管冷凍機では、位相調整部が固定式の絞り穴
であるため、機差に応じて位相調整をすることができな
いという問題がある。
来のパルス管冷凍機では、位相調整部が固定式の絞り穴
であるため、機差に応じて位相調整をすることができな
いという問題がある。
【０００５】また、位相調整部としてニードル弁を用い
ることが考えられるが、ニードル弁では、弁体と本体と
をネジ部で固定するため、ネジ部の遊びによって、絞り
穴とニードル弁体の同心度が一定にならない。つまり、
ニードル弁体が絞り穴に対して偏心して有効な絞り開度
を安定に制御することができないという問題がある。
ることが考えられるが、ニードル弁では、弁体と本体と
をネジ部で固定するため、ネジ部の遊びによって、絞り
穴とニードル弁体の同心度が一定にならない。つまり、
ニードル弁体が絞り穴に対して偏心して有効な絞り開度
を安定に制御することができないという問題がある。
【０００６】そこで、本発明の目的は、位相調整が容易
かつ安定にできるニードル弁、および、パルス波の位相
を容易かつ安定に制御できるパルス管冷凍機を提供する
ことにある。
かつ安定にできるニードル弁、および、パルス波の位相
を容易かつ安定に制御できるパルス管冷凍機を提供する
ことにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明のニードル弁は、絞り穴とネジ穴と
ガイド穴を有する本体と、上記絞り穴に嵌合するニード
ル部と上記ネジ穴に螺合するネジ部とガイド部とを有す
る弁体と、上記弁体のガイド部と上記本体のガイド穴に
嵌合して上記弁体を本体に支持するガイドリングとを備
えることを特徴としている。
め、請求項１の発明のニードル弁は、絞り穴とネジ穴と
ガイド穴を有する本体と、上記絞り穴に嵌合するニード
ル部と上記ネジ穴に螺合するネジ部とガイド部とを有す
る弁体と、上記弁体のガイド部と上記本体のガイド穴に
嵌合して上記弁体を本体に支持するガイドリングとを備
えることを特徴としている。
【０００８】上記構成のニードル弁によれば、上記ネジ
穴に対してネジ部を回転させて、弁体を進退させて上記
ニードル部を進退させ、上記絞り穴に嵌合する上記ニー
ドル部の長さを調節することができる。したがって、こ
のニードル弁を通過する流体の抵抗値を容易に適切な値
に調節することができる。
穴に対してネジ部を回転させて、弁体を進退させて上記
ニードル部を進退させ、上記絞り穴に嵌合する上記ニー
ドル部の長さを調節することができる。したがって、こ
のニードル弁を通過する流体の抵抗値を容易に適切な値
に調節することができる。
【０００９】また、上記弁体のガイド部に、上記本体の
ガイド部に嵌合しているガイドリングが嵌合しているか
ら、上記弁体は、ニードル部が絞り穴に対して偏心しな
いように同心に精度高く支持される。つまり、上記本体
のネジ穴と弁体のネジ部との間にネジ部の遊びやガタが
存在しても、上記ガイド穴と、ガイドリングと、ガイド
部によって、上記絞り穴とこの絞り穴に嵌合するニード
ル部とを同心に保つことができるので、ニードル弁の抵
抗値の変動を抑制することができる。
ガイド部に嵌合しているガイドリングが嵌合しているか
ら、上記弁体は、ニードル部が絞り穴に対して偏心しな
いように同心に精度高く支持される。つまり、上記本体
のネジ穴と弁体のネジ部との間にネジ部の遊びやガタが
存在しても、上記ガイド穴と、ガイドリングと、ガイド
部によって、上記絞り穴とこの絞り穴に嵌合するニード
ル部とを同心に保つことができるので、ニードル弁の抵
抗値の変動を抑制することができる。
【００１０】また、請求項２の発明のニードル弁は、請
求項１に記載のニードル弁において、上記ガイド部は、
上記弁体のネジ部の両側にあり、かつ、上記両ガイド部
にそれぞれ上記ガイドリングが嵌合していることを特徴
としている。
求項１に記載のニードル弁において、上記ガイド部は、
上記弁体のネジ部の両側にあり、かつ、上記両ガイド部
にそれぞれ上記ガイドリングが嵌合していることを特徴
としている。
【００１１】請求項２の発明のニードル弁によれば、上
記ガイドリングと嵌合する上記ガイド部が、上記弁体の
ネジ部の両側に存在するので、上記ネジ部の両側でガイ
ドリングで弁体のガイド部を支持して、ニードル部を絞
り穴に精度高く同心に位置させることができる。
記ガイドリングと嵌合する上記ガイド部が、上記弁体の
ネジ部の両側に存在するので、上記ネジ部の両側でガイ
ドリングで弁体のガイド部を支持して、ニードル部を絞
り穴に精度高く同心に位置させることができる。
【００１２】また、請求項３の発明のパルス管冷凍機
は、コンプレッサと、蓄冷器と、上記コンプレッサの吐
出側と吸込側を上記蓄冷器に切り換え接続する切換弁
と、上記蓄冷器に接続されたパルス管と、上記パルス管
の高温端を上記切換弁と上記蓄冷器との間に接続するラ
インに設けられた位相調整部とを備えるパルス管冷凍機
において、上記位相調整部は、請求項１または２に記載
のニードル弁であることを特徴としている。
は、コンプレッサと、蓄冷器と、上記コンプレッサの吐
出側と吸込側を上記蓄冷器に切り換え接続する切換弁
と、上記蓄冷器に接続されたパルス管と、上記パルス管
の高温端を上記切換弁と上記蓄冷器との間に接続するラ
インに設けられた位相調整部とを備えるパルス管冷凍機
において、上記位相調整部は、請求項１または２に記載
のニードル弁であることを特徴としている。
【００１３】上記構成のパルス管冷凍機によれば、蓄冷
器の蓄冷材等によって抵抗等に個体差によるばらつきが
生じて作動ガスのパルス波の位相が変動しても、上記絞
り穴に嵌り込むニードル部の長さを調整することによっ
て、上記位相の変動を補償してパルス管冷凍機が生じる
冷熱量を最大にすることができる。したがって、パルス
管冷凍機の冷却効率を上記ばらつきによらず最大にする
ことができる。
器の蓄冷材等によって抵抗等に個体差によるばらつきが
生じて作動ガスのパルス波の位相が変動しても、上記絞
り穴に嵌り込むニードル部の長さを調整することによっ
て、上記位相の変動を補償してパルス管冷凍機が生じる
冷熱量を最大にすることができる。したがって、パルス
管冷凍機の冷却効率を上記ばらつきによらず最大にする
ことができる。
【００１４】また、上記請求項３のパルス管冷凍機によ
れば、上記ガイドリングが、上記弁体のガイド部および
上記本体のガイド穴に嵌合することによって、上記弁体
を本体に安定に精度高く支持することができる。したが
って、ネジ部に遊びやガタが存在しても、上記絞り穴と
この絞り穴に嵌合するニードル部とを同心に保つことが
できる。したがって、ニードル弁に対する抵抗値の変動
を抑制して、作動ガスのパルス波の位相を安定に制御す
ることができる。
れば、上記ガイドリングが、上記弁体のガイド部および
上記本体のガイド穴に嵌合することによって、上記弁体
を本体に安定に精度高く支持することができる。したが
って、ネジ部に遊びやガタが存在しても、上記絞り穴と
この絞り穴に嵌合するニードル部とを同心に保つことが
できる。したがって、ニードル弁に対する抵抗値の変動
を抑制して、作動ガスのパルス波の位相を安定に制御す
ることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
により詳細に説明する。
【００１６】図１は、この発明のパルス管冷凍機を示す
図である。このパルス管冷凍機は、コンプレッサ１と、
鉛等の蓄冷材が充填された蓄冷器２と、この蓄冷器２の
一端に接続されたライン３をコンプレッサ１の吐出側と
吸込側に切換接続する切換弁４と、上記蓄冷器２の他端
に低温端が接続されたパルス管５と、上記パルス管５の
高温側とライン６を介してつながるバッファタンク７と
を備える。
図である。このパルス管冷凍機は、コンプレッサ１と、
鉛等の蓄冷材が充填された蓄冷器２と、この蓄冷器２の
一端に接続されたライン３をコンプレッサ１の吐出側と
吸込側に切換接続する切換弁４と、上記蓄冷器２の他端
に低温端が接続されたパルス管５と、上記パルス管５の
高温側とライン６を介してつながるバッファタンク７と
を備える。
【００１７】上記蓄冷器２と上記切換弁４とを接続する
ライン３と、上記パルス管５の高温端と上記バッファタ
ンク７とを接続するライン６とは、ライン８によって連
通されている。上記ライン８には位相調整部９が設けら
れ、上記ライン６における上記ライン８との接続部より
もバッファタンク７側のライン部分には、位相調整部１
０が設けられている。
ライン３と、上記パルス管５の高温端と上記バッファタ
ンク７とを接続するライン６とは、ライン８によって連
通されている。上記ライン８には位相調整部９が設けら
れ、上記ライン６における上記ライン８との接続部より
もバッファタンク７側のライン部分には、位相調整部１
０が設けられている。
【００１８】図２は、図１に示すパルス管冷凍機の上記
位相調整部９の断面図である。この位相調整部９は、ニ
ードル弁で構成され、このニードル弁は、本体２１と、
弁体２０と、ガイドリング２４,２５とから成ってい
る。尚、上記位相調整部１０は、上記位相調整部９と全
く同一構造を有する。
位相調整部９の断面図である。この位相調整部９は、ニ
ードル弁で構成され、このニードル弁は、本体２１と、
弁体２０と、ガイドリング２４,２５とから成ってい
る。尚、上記位相調整部１０は、上記位相調整部９と全
く同一構造を有する。
【００１９】上記本体２１は、パルス管冷凍機の一部か
ら構成されており、上記ライン８の一部で構成される円
筒形状の絞り穴２９と、上記ガイドリング２４,２５と
嵌合する円筒形状のガイド穴３２,３３と、ネジ穴３５
とを備えている。
ら構成されており、上記ライン８の一部で構成される円
筒形状の絞り穴２９と、上記ガイドリング２４,２５と
嵌合する円筒形状のガイド穴３２,３３と、ネジ穴３５
とを備えている。
【００２０】一方、上記弁体２０は、上記本体２１のネ
ジ穴３５に螺合するネジ部２３と、このネジ部２３の一
端に連なる円柱形状のガイド部２７と、上記ネジ部２３
の他端に連なる円柱形状のガイド部２６と、このガイド
部２６の上記ネジ部２３と反対側の端に連なるテーパ部
２８と、このテーパ部２８の一端に連なる先細りの細長
いニードル部２２とから成っている。
ジ穴３５に螺合するネジ部２３と、このネジ部２３の一
端に連なる円柱形状のガイド部２７と、上記ネジ部２３
の他端に連なる円柱形状のガイド部２６と、このガイド
部２６の上記ネジ部２３と反対側の端に連なるテーパ部
２８と、このテーパ部２８の一端に連なる先細りの細長
いニードル部２２とから成っている。
【００２１】上記円柱形状のガイド部２６,２７は、上
記ガイドリング２４,２５の中心の貫通穴に密に嵌合し
ている。上記ガイドリング２４,２５は、上記本体２１
のガイド穴３１,３２に密に嵌合すると共に、上記ガイ
ド部２６,２７を支持することによって、上記ニードル
部２２が上記絞り穴２９に対して偏心することを防止し
て、上記円筒形状の絞り穴２９とこの絞り穴２９に嵌合
する先細りのニードル部２２とを精度高く同心に保って
いる。
記ガイドリング２４,２５の中心の貫通穴に密に嵌合し
ている。上記ガイドリング２４,２５は、上記本体２１
のガイド穴３１,３２に密に嵌合すると共に、上記ガイ
ド部２６,２７を支持することによって、上記ニードル
部２２が上記絞り穴２９に対して偏心することを防止し
て、上記円筒形状の絞り穴２９とこの絞り穴２９に嵌合
する先細りのニードル部２２とを精度高く同心に保って
いる。
【００２２】このニードル弁は、弁体２０の一端のガイ
ド部２７の端面に設けられたマイナス溝３０をドライバ
を挿入して、上記弁体２０を、ネジ部２３を回転させて
進退させて、上記絞り穴２９に嵌合するニードル部分の
長さを調整し、作動ガスのニードル弁に対する抵抗値を
適切な値に調節することができるようになっている。
ド部２７の端面に設けられたマイナス溝３０をドライバ
を挿入して、上記弁体２０を、ネジ部２３を回転させて
進退させて、上記絞り穴２９に嵌合するニードル部分の
長さを調整し、作動ガスのニードル弁に対する抵抗値を
適切な値に調節することができるようになっている。
【００２３】上記構成のパルス管冷凍機によれば、蓄冷
器２の蓄冷材によって作動ガスの流れの抵抗等に個体差
によるばらつきが生じて、作動ガスのパルス波の位相が
変動しても、上記絞り穴２９に嵌合する上記先細りの細
長いニードル部２２の長さを調節することによって、上
記位相の変動を補償してパルス管冷凍機が生じる冷熱量
を最大にすることができる。したがって、パルス管冷凍
機の冷却効率を上記ばらつきによらず最大にすることが
できる。
器２の蓄冷材によって作動ガスの流れの抵抗等に個体差
によるばらつきが生じて、作動ガスのパルス波の位相が
変動しても、上記絞り穴２９に嵌合する上記先細りの細
長いニードル部２２の長さを調節することによって、上
記位相の変動を補償してパルス管冷凍機が生じる冷熱量
を最大にすることができる。したがって、パルス管冷凍
機の冷却効率を上記ばらつきによらず最大にすることが
できる。
【００２４】また、上記パルス管冷凍機によれば、上記
ガイドリング２４,２５が、上記弁体２０のガイド部２
６,２７および上記本体２１のガイド穴３１,３２と嵌合
することによって、上記ネジ部２３の遊びやガタが存在
しても、上記絞り穴２９の中心とこの絞り穴２９に嵌合
するニードル部２２とを同心に保つことができる。した
がって、ニードル弁の抵抗値の変動を抑制して、上記作
動ガスのパルス波の位相を安定に制御することができ
る。
ガイドリング２４,２５が、上記弁体２０のガイド部２
６,２７および上記本体２１のガイド穴３１,３２と嵌合
することによって、上記ネジ部２３の遊びやガタが存在
しても、上記絞り穴２９の中心とこの絞り穴２９に嵌合
するニードル部２２とを同心に保つことができる。した
がって、ニードル弁の抵抗値の変動を抑制して、上記作
動ガスのパルス波の位相を安定に制御することができ
る。
【００２５】また、上記実施形態のパルス管冷凍機によ
れば、上記ガイドリング２４,２５と嵌合する上記ガイ
ド部２６,２７が、上記弁体２０のネジ部２３の両側に
存在するので、上記ネジ部２３の両側でガイドリング２
４,２５で弁体２０のガイド部２６,２７を支持して、ニ
ードル部２２を絞り穴２６に精度高く同心に位置させる
ことができる。したがって、ニードル弁の抵抗値の変動
をいっそう抑制できる。
れば、上記ガイドリング２４,２５と嵌合する上記ガイ
ド部２６,２７が、上記弁体２０のネジ部２３の両側に
存在するので、上記ネジ部２３の両側でガイドリング２
４,２５で弁体２０のガイド部２６,２７を支持して、ニ
ードル部２２を絞り穴２６に精度高く同心に位置させる
ことができる。したがって、ニードル弁の抵抗値の変動
をいっそう抑制できる。
【００２６】尚、上記実施形態のパルス管冷凍機では、
ニードル弁から成る位相調整部９,１０を、上記パルス
管５の高温端と上記バッファタンク７を接続するライン
６と、上記蓄冷器２と上記切換弁４との間と、上記パル
ス管５の高温側とを接続するライン８とに二つ設けた
が、バッファタンク７および位相調整部１０を省略して
もよい。また、上記実施形態では、ガイド部２６,２７
とガイドリング２４,２５をネジ部２３の両側に設けた
が、ネジ部の片側だけに設けても良い。
ニードル弁から成る位相調整部９,１０を、上記パルス
管５の高温端と上記バッファタンク７を接続するライン
６と、上記蓄冷器２と上記切換弁４との間と、上記パル
ス管５の高温側とを接続するライン８とに二つ設けた
が、バッファタンク７および位相調整部１０を省略して
もよい。また、上記実施形態では、ガイド部２６,２７
とガイドリング２４,２５をネジ部２３の両側に設けた
が、ネジ部の片側だけに設けても良い。
【００２７】また、上記実施形態のパルス管冷凍機のニ
ードル弁では、上記ガイド部２６の一端に、この一端と
連なるテーパ部２８を設けたが、テーパ部２８を省略し
て上記ニードル部２２を上記ガイド部２６に直接接続し
ても良い。
ードル弁では、上記ガイド部２６の一端に、この一端と
連なるテーパ部２８を設けたが、テーパ部２８を省略し
て上記ニードル部２２を上記ガイド部２６に直接接続し
ても良い。
【００２８】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項１の発
明のニードル弁は、絞り穴とネジ穴とガイド穴を有する
本体と、上記絞り穴に嵌合するニードル部とネジ穴に螺
合するネジ部とガイド部とを有する弁体と、上記弁体の
ガイド部と上記本体のガイド穴に嵌合して上記弁体を本
体に支持するガイドリングとを備えているので、上記ネ
ジ部を回転させて、上記ニードル部を進退させ、上記絞
り穴に嵌合する上記ニードル部の長さを調節することが
できる。したがって、このニードル弁を通過する流体の
抵抗値を簡単に適切な値に調節することができる。
明のニードル弁は、絞り穴とネジ穴とガイド穴を有する
本体と、上記絞り穴に嵌合するニードル部とネジ穴に螺
合するネジ部とガイド部とを有する弁体と、上記弁体の
ガイド部と上記本体のガイド穴に嵌合して上記弁体を本
体に支持するガイドリングとを備えているので、上記ネ
ジ部を回転させて、上記ニードル部を進退させ、上記絞
り穴に嵌合する上記ニードル部の長さを調節することが
できる。したがって、このニードル弁を通過する流体の
抵抗値を簡単に適切な値に調節することができる。
【００２９】また、請求項１の発明のニードル弁によれ
ば、上記弁体のガイド部に、上記本体のガイド部に嵌合
しているガイドリングが嵌合しているから、上記弁体
は、ニードル部が絞り穴に対して偏心しないように同心
に精度高く支持することができる。したがって、上記本
体のネジ穴と弁体のネジ部との間に遊びやガタが存在し
ても、上記絞り穴とこの絞り穴に嵌合するニードル部と
を精度高く同心に保って、ニードル弁の抵抗値の変動を
抑制することができる。
ば、上記弁体のガイド部に、上記本体のガイド部に嵌合
しているガイドリングが嵌合しているから、上記弁体
は、ニードル部が絞り穴に対して偏心しないように同心
に精度高く支持することができる。したがって、上記本
体のネジ穴と弁体のネジ部との間に遊びやガタが存在し
ても、上記絞り穴とこの絞り穴に嵌合するニードル部と
を精度高く同心に保って、ニードル弁の抵抗値の変動を
抑制することができる。
【００３０】また、請求項２の発明のニードル弁によれ
ば、ガイドリングと嵌合するガイド部を弁体のネジ部の
両側に設けているので、上記ネジ部の両側でガイドリン
グで弁体のガイド部を支持して、ニードル部を絞り穴に
精度高く同心に位置させることができる。
ば、ガイドリングと嵌合するガイド部を弁体のネジ部の
両側に設けているので、上記ネジ部の両側でガイドリン
グで弁体のガイド部を支持して、ニードル部を絞り穴に
精度高く同心に位置させることができる。
【００３１】また、請求項３の発明のパルス管冷凍機に
よれば、位相調整部として請求項１または２に記載のニ
ードル弁を用いているので、蓄冷器の蓄冷材等によって
作動ガスの流れの抵抗等に個体差によるばらつきが生じ
て作動ガスのパルス波の位相が変動しても、上記絞り穴
に嵌り込むニードル部の長さを調整することによって、
上記位相の変動を調整してパルス管冷凍機が生じる冷熱
量を最大にすることができる。したがって、パルス管冷
凍機の冷却効率を上記ばらつきによらず最大にすること
ができる。
よれば、位相調整部として請求項１または２に記載のニ
ードル弁を用いているので、蓄冷器の蓄冷材等によって
作動ガスの流れの抵抗等に個体差によるばらつきが生じ
て作動ガスのパルス波の位相が変動しても、上記絞り穴
に嵌り込むニードル部の長さを調整することによって、
上記位相の変動を調整してパルス管冷凍機が生じる冷熱
量を最大にすることができる。したがって、パルス管冷
凍機の冷却効率を上記ばらつきによらず最大にすること
ができる。
【００３２】また、請求項３の発明のパルス管冷凍機に
よれば、上記ガイドリングが上記弁体のガイド部および
本体のガイド穴と嵌合することによって、ネジ部の遊び
やガタが存在しても、上記絞り穴とこの絞り穴に嵌合す
るニードル部とを精度高く同心に保つことができるの
で、上記ニードル弁の流路抵抗の変動を抑制して、作動
ガスのパルス波の位相を安定に制御することができる。
よれば、上記ガイドリングが上記弁体のガイド部および
本体のガイド穴と嵌合することによって、ネジ部の遊び
やガタが存在しても、上記絞り穴とこの絞り穴に嵌合す
るニードル部とを精度高く同心に保つことができるの
で、上記ニードル弁の流路抵抗の変動を抑制して、作動
ガスのパルス波の位相を安定に制御することができる。
【図１】 この発明のパルス管冷凍機の回路図である。
【図２】 この発明のパルス管冷凍機の位相調整部とし
てのニードル弁の断面図である。
てのニードル弁の断面図である。
１ コンプレッサ
２ 蓄冷器
４ 切換弁
５ パルス管
８ ライン
９,１０ 位相調整部
２０ 弁体
２１ 本体
２２ ニードル部
２３ ネジ部
２４,２５ ガイドリング
２６,２７ ガイド部
２９ 絞り穴
３１,３２ ガイド穴
３５ ネジ穴
Claims (3)
- 【請求項１】 絞り穴（２９）とネジ穴（３５）とガイ
ド穴（３１,３２）を有する本体（２１）と、 上記絞り穴（２９）に嵌合するニードル部（２２）と上
記ネジ穴（３５）に螺合するネジ部（２３）とガイド部
（２６,２７）とを有する弁体（２０）と、 上記弁体（２０）のガイド部（２６,２７）と上記本体
（２１）のガイド穴（３１,３２）に嵌合して上記弁体
（２０）を本体（２１）に支持するガイドリング（２
４,２５）とを備えることを特徴とするニードル弁。 - 【請求項２】 請求項１に記載のニードル弁において、
上記ガイド部（２６,２７）は、上記弁体（２０）のネ
ジ部（２３）の両側にあり、かつ、上記両ガイド部（２
６,２７）にそれぞれ上記ガイドリング（２４,２５）が
嵌合していることを特徴とするニードル弁。 - 【請求項３】 コンプレッサ（１）と、蓄冷器（２）
と、上記コンプレッサ（１）の吐出側と吸込側を上記蓄
冷器（２）に切り換え接続する切換弁（４）と、上記蓄
冷器（２）に接続されたパルス管（５）と、上記パルス
管（５）の高温端を上記切換弁（４）と上記蓄冷器
（２）との間に接続するライン（８）に設けられた位相
調整部（９）とを備えるパルス管冷凍機において、 上記位相調整部（９）は、請求項１または２に記載のニ
ードル弁であることを特徴とするパルス管冷凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002136993A JP2003329328A (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | ニードル弁およびパルス管冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002136993A JP2003329328A (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | ニードル弁およびパルス管冷凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003329328A true JP2003329328A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29698873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002136993A Pending JP2003329328A (ja) | 2002-05-13 | 2002-05-13 | ニードル弁およびパルス管冷凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003329328A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20160069593A1 (en) * | 2014-09-10 | 2016-03-10 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Pulse tube refrigerator |
| CN106286850A (zh) * | 2015-05-27 | 2017-01-04 | 同济大学 | 一种阀芯、提升阀及提升阀的应用 |
-
2002
- 2002-05-13 JP JP2002136993A patent/JP2003329328A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20160069593A1 (en) * | 2014-09-10 | 2016-03-10 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Pulse tube refrigerator |
| CN105402923A (zh) * | 2014-09-10 | 2016-03-16 | 住友重机械工业株式会社 | 脉冲管制冷机 |
| JP2016057013A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | 住友重機械工業株式会社 | パルス管冷凍機 |
| CN105402923B (zh) * | 2014-09-10 | 2017-11-14 | 住友重机械工业株式会社 | 脉冲管制冷机 |
| US10060656B2 (en) | 2014-09-10 | 2018-08-28 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Pulse tube refrigerator |
| CN106286850A (zh) * | 2015-05-27 | 2017-01-04 | 同济大学 | 一种阀芯、提升阀及提升阀的应用 |
| CN106286850B (zh) * | 2015-05-27 | 2018-12-18 | 同济大学 | 一种阀芯、提升阀及提升阀的应用 |
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