JP2003327132A - 車両用ステアリングコラム装置の製造方法 - Google Patents
車両用ステアリングコラム装置の製造方法Info
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Abstract
生しないようにし、溶接も不要にすること。 【解決手段】 車体側アッパーブラケット4を予め複数
の分割部品(本体4aと、張り出し部4cと)から構成
し、組立時には、これら複数の分割部品(本体4aと、
張り出し部4cと)を加締め工程により結合して、車体
側アッパーブラケット4を組み立てている。フランジ4
bには、加締め用凹部21が形成してあり、張り出し部
4cには、加締め凸部22が形成してある。また、本体
4aには、差し込み孔部23が形成してあり、張り出し
部4cには、差し込み凸部24が形成してある。
Description
数を減少し、端材も極力発生しないようにし、溶接も不
要にした車両用ステアリングコラム装置の製造方法に関
する。
りステアリングホイールに二次衝突することがあり、運
転者の保護を図る観点から、衝撃吸収式ステアリングコ
ラム装置が広く採用してある。
運転者が二次衝突して、その衝撃エネルギーが車両後方
から前方に向けて作用した際、ステアリングコラムは、
車体から離脱して、コラプスしながら車両前方に移動
し、この際に衝撃エネルギーを吸収している。
は、車両後方側のアッパーブラケットと、前方側のロア
ーブラケットとの2箇所で車体に支持して固定してい
る。
ーブラケットには、上述した衝撃吸収機構が設けてあ
り、その他、チルトやテレスコ位置のロック機構等も設
けてある。
は、チルトやテレスコ位置調節用操作時、ステアリング
コラムを傾動できるように、チルト中心としての支持ピ
ンが設けてあると共に、上記の二次衝突時、ステアリン
グコラムがコラプスして車両前方に移動した際に、ステ
アリングコラムをロアーブラケットから円滑に離脱させ
て、下方に落下させることなく車両前方に確実に案内す
るような構造が採用してある。また、ロアブラケットに
長孔を設け、テレスコ位置調節する方式もある。
ッパーブラケットやロアーブラケットは、従来、一枚の
板から打ち抜かれ、何段かの工程を経て製造されてい
る。
クを作り、折り曲げを何回か繰り返しているため、閉断
面を作る必要がある場合には、必然的に何回も折り曲げ
が必要になったり、強度が必要な場合には、端縁を合わ
せて溶接を行う必要がある。
の面積が大きくなり、実際に使われる金属量よりも多く
使うことになり、端材は廃棄することになることから、
無駄を極力少なくするため、ブランクの取り方に注意が
必要である。
されたものであって、折り曲げ回数・工数を減少し、端
材も極力発生しないようにし、溶接も不要にした車両用
ステアリングコラム装置の製造方法を提供することを目
的とする。
め、本発明に係る車両用ステアリングコラム装置の製造
方法は、ステアリングコラムをブラケットを介して車体
に支持して固定した車両用ステアリングコラム装置の製
造方法において、前記ブラケットを予め複数の分割部品
から構成し、組立時には、これら複数の分割部品を加締
め工程により結合して、前記ブラケットを組み立てるこ
とを特徴とする。
製造方法において、好ましくは前記分割部品は、間にス
テアリングコラムを通してステアリングコラム軸心に平
行に延びる2つの側面部と該側面部を繋ぐ接続部を一体
に有するU字形状本体部品と、該本体部品と仮に一体形
成すれば展開形状や組立工程が複雑になって前記側面部
から突出した形状と成る部分となる別体部品とから成
り、該本体部品の前記側面部と該別体部品とに係合部分
を設けて係合せしめ、該係合部分を加締めにより固定し
て前記ブラケットを構成することができる。
を予め複数の分割部品から構成し、組立時には、これら
複数の分割部品を加締め工程により結合して、ブラケッ
トを組み立てている。
ット)を、一枚の金属板から折り曲げて作り出すのでは
なく、幾つかの分割部品に予め分けて作り、これら分割
部品をそれぞれ加工した係合部にて加締め工程により結
合させて、加工し易くし、折り曲げ回数・工数を減ら
し、ひいては、製造コストを低減している。
め、ブランクの面積は少なくなり、無駄な端材を極力少
なくすることができる。
接をした時のガスが出ないため、環境にも配慮すること
ができ、また、溶接の熱によって変形すること等の影響
もなく、安定して作ることができる。
っていても、実際には結合されいないことがごく希にあ
るが、加締め工程であると、加締めているか否かを明瞭
に判断することができるため、表面からは判断できない
非結合の問題を回避することができる。
衝撃吸収式ステアリングコラム装置を図面を参照しつつ
説明する。
収式ステアリングコラム装置の側面図である。図2は、
図1のA−A線に沿った断面図である。図3は、車体側
アッパーブラケットの側面図である。図4(a)は、車
体側アッパーブラケットの本体の側面図であり、(b)
は、車体側アッパーブラケットのフランジの切欠き部の
平面図であり、(c)は、車体側アッパーブラケットの
張り出し部の側面図であり、(d)は、車体側アッパー
ブラケットの張り出し部の底面図である。
には、ステアリングシャフト2が回転自在に支持してあ
り、ステアリングシャフト2の上端には、ステアリング
ホイール3が装着してある。
ッパーブラケットと、前方側のロアーブラケットとの2
箇所で車体に支持して固定してある。
に固定した車体側アッパーブラケット4(チルトブラケ
ット)と、ステアリングコラム1に固定したコラム側ア
ッパーブラケット5(ディスタンスブラケット、図2)
とからなり、両アッパーブラケット4,5は、互いに圧
接してある。
間にして下方に延びるU字形状本体部の両側部から両側
に延びるフランジ部から成り、該フランジ部で車体構造
部材にボルトにより固設される。コラム側アッパーブラ
ケット5はコラム1の下部に固設されたコラム支持部5
aと、該コラム支持部5aから下向きに延び車体側アッ
パーブラケット4の両側部に圧接している両側部と該両
側部間を繋ぐ底部とから成る。
それぞれ、チルト調整用長孔6、6が形成してあり、ま
たコラム側アッパーブラケット5の両側部にはそれぞ
れ、丸孔7、7が形成してある(図2)。これらチルト
調整用長孔6、6と丸孔7、7には、チルト締付ボルト
8が通挿してあり、チルト締付ボルト8の一端には、ナ
ット9aを介して調整ナット9bによりチルト操作レバ
ー9が取付けてある。これらにより、チルトロック機構
が構成してある。なお、ステアリングコラム1のテレス
コ位置を調節可能にするために、丸孔7、7に代えて長
孔にしても良い。
ンジ4b、4bには、略U字状のコーティングプレート
10、10と、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収する
ための衝撃吸収プレート11、11とがボルト(図示
略)により車体に固定してある。
は、その基端部11aがボルト(図示略)により車体に
固定してあり、車体側アッパーブラケット4の略コ字状
の張り出し部4c内を車両前方に延在し、円弧状部11
bで湾曲折り返した後、張り出し部4c内を車両後方に
延在している。
ネルギーにより、コーティングプレート10が離脱し、
車体側アッパーブラケット4がステアリングコラム1と
共に車両前方に移動する。
端部11aがボルト(図示略)により車体に固定してあ
るため、車体側に残存したままである一方、円弧状部1
1b等は、車両前方に移動する車体側アッパーブラケッ
ト4の略コ字状の張り出し部4c内で塑性変形させられ
る(しごかれる)。この衝撃吸収プレート11の塑性変
形(しごき)により、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸
収することができる。これらにより、衝撃吸収機構が構
成してある。
リングコラム1に固定したコラム側ロアーブラケット1
2と、これに圧接する、車体に固定した車体側ロアーブ
ラケット13とからなる。
向に延在した軸方向長孔14が形成してあり、コラム側
ロアーブラケット12の軸方向長孔14と、車体側ロア
ーブラケット12とには、支持ピン15が通挿して、加
締めにより抜け止めしてある。ステアリングコラム1を
テレスコ位置調節可能にした場合、ステアリングコラム
は、この長孔14に沿って案内される。
では、車体側アッパーブラケット4を予め複数の分割部
品、すなわち本体部品4aと該本体部品とは別体部品と
しての張り出し部4cとから構成し、組立時には、これ
ら複数の分割部品(本体4aと、張り出し部4cと)を
加締め工程により結合して、車体側アッパーブラケット
4を組み立てている。
ッパーブラケット4の本体部品4aは、間にステアリン
グコラム1が延在する両側面部と該両側面部を接続する
接続部を一体に有するU字形状部と該U字形状部からコ
ラム側方に延びる車体取付用フランジ部4b、4bを一
体に有しており、該フランジ部4b、4bには、加締め
用凹部21、21が形成してある。別体部品である張り
出し部4cには、該フランジ部4b、4bの加締め用凹
部21、21にはまり合う加締め用凸部22が形成して
ある。また、本体部品4aには、差し込み孔部23が形
成してあり、これに対応して別体部品である張り出し部
4cには、差し込み凸部24が形成してある。張り出し
部4cの加締め用凸部22を加締め用凹部21に係合し
かつ差し込み凸部24を差し込み孔部23に係合してこ
れらを加締めることにより本体部品と別体部品とは加締
め結合されて車体側アッパーブラケット4が形成されて
いる。
ッパーブラケット4を、一枚の金属板から折り曲げて作
り出すのではなく、幾つかの分割部品(本体4aと、張
り出し部4cと)に予め分けて作り、これら分割部品
(本体4aと、張り出し部4cと)をそれぞれ加工した
係合部にて加締め工程により結合させることにより、加
工し易くし、折り曲げ回数・工数を減らし、ひいては、
製造コストを低減している。
り出し部4cと)に分けているため、ブランクの面積は
少なくなり、無駄な端材を極力少なくすることができ
る。
接をした時のガスが出ないため、環境にも配慮すること
ができ、また、溶接の熱によって変形すること等の影響
もなく、安定して作ることができる。
っていても、実際には結合されいないことがごく希にあ
るが、加締め工程であると、加締めているか否かを明瞭
に判断することができるため、表面からは判断できない
非結合の問題を回避することができる。
定されず、種々変形可能である。
ブラケットを予め複数の分割部品から構成し、組立時に
は、これら複数の分割部品を加締め工程により結合し
て、ブラケットを組み立てている。
ット)を、一枚の金属板から折り曲げて作り出すのでは
なく、幾つかの分割部品に予め分けて作り、これら分割
部品をそれぞれ加工した係合部にて加締め工程により結
合させて、加工し易くし、折り曲げ回数・工数を減ら
し、ひいては、製造コストを低減している。
め、ブランクの面積は少なくなり、無駄な端材を極力少
なくすることができる。
接をした時のガスが出ないため、環境にも配慮すること
ができ、また、溶接の熱によって変形すること等の影響
もなく、安定して作ることができる。
っていても、実際には結合されいないことがごく希にあ
るが、加締め工程であると、加締めているか否かを明瞭
に判断することができるため、表面からは判断できない
非結合の問題を回避することができる。
ングコラム装置の側面図である。
側面図であり、(b)は、車体側アッパーブラケットの
フランジの一部の切欠き部の平面図であり、(c)は、
車体側アッパーブラケットの張り出し部の側面図であ
り、(d)は、車体側アッパーブラケットの張り出し部
の底面図である。
長孔) 15 支持ピン 21 加締め用凹部 22 加締め用凸部 23 差し込み孔部 24 差し込み凸部
Claims (2)
- 【請求項1】ステアリングコラムをブラケットを介して
車体に支持して固定した車両用ステアリングコラム装置
の製造方法において、 前記ブラケットを予め複数の分割部品から構成し、組立
時には、これら複数の分割部品を加締め工程により結合
して、前記ブラケットを組み立てることを特徴とする車
両用ステアリングコラム装置の製造方法。 - 【請求項2】前記分割部品は、間にステアリングコラム
を通してステアリングコラム軸心に平行に延びる2つの
側面部と該側面部を繋ぐ接続部を一体に有するU字形状
本体部品と、該本体部品と仮に一体形成すれば展開形状
や組立工程が複雑になって前記側面部から突出した形状
と成る部分となる別体部品とから成り、該本体部品の前
記側面部と該別体部品とに係合部分を設けて係合せし
め、該係合部分を加締めにより固定して前記ブラケット
を構成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用ス
テアリングコラム装置の製造方法。
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- 2002-05-14 JP JP2002138807A patent/JP4182684B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2003
- 2003-05-13 CN CNA2007101418842A patent/CN101108628A/zh active Pending
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