JP2003326248A - 廃水浄化処理方法、その方法を使用する装置、及びその装置の収納用建物 - Google Patents

廃水浄化処理方法、その方法を使用する装置、及びその装置の収納用建物

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JP2003326248A
JP2003326248A JP2002131919A JP2002131919A JP2003326248A JP 2003326248 A JP2003326248 A JP 2003326248A JP 2002131919 A JP2002131919 A JP 2002131919A JP 2002131919 A JP2002131919 A JP 2002131919A JP 2003326248 A JP2003326248 A JP 2003326248A
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wastewater
tank main
vaporization tank
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Hiroshi Hatayama
宏 籏山
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】不純物質を含む廃水を簡単、安価に浄化処理す
る。 【解決手段】 本装置1aを、円筒形状の気化槽本体2
と、気化槽本体2内の吸水材5に風を吹き付ける送風機
構とから構成する。送風機構を、気化槽本体2内の吸水
材5を撹拌する撹拌送風機構6と、一方端を気化槽本体
2の下部に連結すると共に他方端を気化槽本体2の上部
に連結した通気管7と、気化槽本体2と通気管7との間
で吸水材5を循環させる循環機構11とから構成する。
この装置1aによって、廃水を吸水材5に吸収させ、撹
拌送風機構6と循環機構11とを用いて気化槽本体2内
でその吸水材5に風を吹き付けることによって、吸水材
5に吸収された廃水中の水分を気化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活廃水、産業廃
水等の不純物質を含んだ廃水の浄化処理方法およびその
方法を使用する廃水浄化処理装置と、その装置を収納す
る収納用建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場廃水、畜産廃水、生活廃水等の不純
物質を含んだ廃水を、浄化処理施設等の敷地内で浄化処
理するための方法としては、その廃水に酸・アルカリ等
を加えて不純物質と化学反応させた後にフィルタによっ
て沈殿物を濾過する方法、活性汚泥法により不純物質を
バクテリアによって分解する方法(いわゆる活性汚泥
法)、電気分解によって不純物質を分解する方法、オゾ
ンを用いて不純物質を分解する方法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃水を
化学反応させた後にフィルタによって濾過する方法で
は、メチルセルロース等、酸・アルカリと反応しない不
純物質や、硫酸銅、重金属等の有害物質を含む廃水を十
分に浄化することができない。また、バクテリアを利用
した活性汚泥法では、強酸や強アルカリ等の廃水を浄化
することができない。一方、電気分解によって不純物質
を分解する方法、オゾンを用いて不純物質を分解する方
法は、いずれも複雑な処理装置を必要とするため、浄化
処理に多大なコストがかかる。
【0004】さらに、上述した浄化処理方法によれば、
浄化処理された廃水は、最終的に下水道等の公共施設、
河川等に排出されるので、排出基準値を満たすように不
純物質を除去して浄化処理を行ったとしても、浄化処理
が不十分である場合には、大量の水による希釈処理が必
要となり、例えば地下水の枯渇を招くという問題点があ
った。
【0005】本発明の課題は、上記従来の廃水の浄化処
理方法が有する問題点を解消すべく、メチルセルロー
ス、硫酸銅、重金属等の不純物質を含んだ廃水や、強酸
や強アルカリ等の浄化処理しにくい廃水を、簡素な工程
で安価に浄化処理できると共に、下水道等の公共施設や
河川等に放流していた浄化処理済みの廃水を無くすこと
のできる廃水浄化処理方法及びその方法を使用する装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】係る本発明の構成のう
ち、請求項1に記載された発明は、廃水を、吸水性材料
からなる物質に吸収させ、その物質に風を吹き付けるこ
とによって、物質に吸収された廃水中の水分を気化させ
ることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載された発明は、吸水性材料
からなる物質を撹拌させながら、廃水を、前記物質に吸
収させ、その物質に風を吹き付けることによって、物質
に吸収された廃水中の水分を気化させることを特徴とす
る。
【0008】請求項3に記載された発明は、気化槽本体
と、気化槽本体内の吸水性材料からなる物質に風を吹き
付ける送風機構とを有し、送風機構によってその物質の
水分を気化させるように構成される。
【0009】請求項4に記載された発明は、送風機構
が、気化槽本体内の物質を撹拌する撹拌送風機構と、一
方端を気化槽本体の下部に連結すると共に他方端を気化
槽本体の上部に連結した通気管と、気化槽本体と通気管
との間で物質を循環させる循環機構とからように構成さ
れる。
【0010】請求項5に記載された発明は、気化槽本体
と、気化槽本体内の吸水性材料からなる物質に風を吹き
付ける送風機構と、気化槽本体内の物質を撹拌する撹拌
羽根回転機構とを有し、送風機構と撹拌羽根回転機構と
によってその物質の水分を気化させるように構成され
る。
【0011】請求項6に記載された発明は、物質が、シ
ート状に形成されてなるように構成される。
【0012】請求項7に記載された発明は、物質が、チ
ップ状に形成されてなるように構成される。
【0013】請求項8に記載された発明は、物質が、粗
粉末状に形成されてなるように構成される。
【0014】請求項9に記載された発明は、廃水の量に
対して、5倍以上の容積を持つ物質が使用されてなるよ
うに構成される。
【0015】請求項10に記載された発明は、請求項3
乃至請求項9の何れかに記載の廃水浄化処理装置を収納
する建物であって、建物本体の天井面と内壁面とに連続
して貼設されるシート状吸水材と、透水性コンクリート
によって、上面が水平となり、下面が傾斜するよう形成
されたコンクリート床と、前記コンクリート床の傾斜し
た下面と接合するように設けられた防水コンクリート層
とからなるように構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明に係る廃水
浄化処理方法およびその方法を使用する装置に好適に使
用される吸水性材料からなる物質(以下、「吸水材」と
する)の実施形態の一例を示す。図1(a)の吸水材5
aは、多孔性で吸水性に富む植物繊維或いは合成繊維
や、ポリウレタン等の発泡性合成樹脂を原材料として生
成したスポンジ状体であり、そのスポンジ状体を例えば
裁断することによって略10mm角の立方体形チップ状
に形成されている。尚、形状は、立方体形に限らず、球
形、金平糖形、直方体形、俵形、リング形等のチップ状
に形成しても良い。図1(b)の吸水材5bは、脱脂
綿、フェルト等の不織布を原材料として、直径略10m
mの球形チップ状に形成されている。尚、形状は、球形
に限らず、立方体形、直方体形、俵形等のチップ状に形
成しても良い。このチップ状の吸水材5a,5bによれ
ば、市場に広く流通しているいわゆるスポンジや脱脂綿
等を原材料として使用することができ、浄化処理コスト
を抑えることができる。また、大型のチップ状に形成す
ることで、取り扱いが容易になる。
【0017】図2の吸水材5cは、図1(a)の吸水材
5a等のスポンジ状体、吸水性の高いココヤシ殻、サト
ウキビの絞り滓、大鋸屑等の天然植物繊維を原材料と
し、それを例えばクラッシャー等により粉砕して4メッ
シュ以下の粗粉末状に形成されている。この粗粉末状の
吸水材5cによれば、優れた吸水、乾燥機能を備えた天
然資材である植物繊維粗粉末を使用することができ、例
えば産業廃棄物としてその処分に苦慮していたココヤシ
殻、サトウキビ絞り滓、大鋸屑等を利用すれば、廃棄物
発生防止に大きく貢献できる。また世界的に大量に存在
する植物繊維粗粉末は安価に入手可能であり、浄化処理
コストを抑えることができる。
【0018】図3(a)の吸水材5dは、フェルト等の
天然繊維やポリエステル等の合成繊維からなる不織布を
原材料として生成したシート状体であり、このシート状
体は支持部材等によって、平らなシート状に形成されて
いる。図3(b)の吸水材5eは、一枚の長尺帯状の不
織布を支持部材14によって支持することによって、平
らなシート状に形成されている。図3(c)の吸水材5
fのように、折り目を付けたシート状に形成したり、図
3(d)の吸水材5gのように、断面波形のシート状に
形成しても良い。また、シート状の吸水材は、吸収材5
d,5f,5gの内から選択してそれらを張り合わせて
構成しても良い。さらに、シート状の吸水材は、並設し
た2枚の網状板の間隙に図1(a),図1(b)のチッ
プ状吸収材5a,5bや図2の粗粉末状吸水材5cを多
量に充填することによって、シート状に形成しても良
い。このシート状の吸水材5d,5e,5f,5gによ
れば、多量の吸水材を散乱させることなく一度に取り扱
うことができる。特に、吸水材5f,5gによれば、表
面積を大きくして浄化処理効率を向上させることができ
る。また折れ曲がりにくくなり、構造強度を高めること
ができる。
【0019】図4は、本発明に係る廃水浄化処理方法を
好適に使用することができる廃水浄化処理装置の第1実
施形態を示す。図4の廃水浄化処理装置1aには、吸水
材5として、チップ状の吸水材である図1(a)の吸水
材5a、図1(b)の吸水材5bまたは粗粉末状の吸水
材である図2の吸水材5cが使用されている。
【0020】本装置1aは、円筒形状の気化槽本体2
と、気化槽本体2内の吸水材5に風を吹き付ける送風機
構とから構成されている。送風機構は、気化槽本体2内
の吸水材5を撹拌する撹拌送風機構6と、一方端を気化
槽本体2の下部に連結すると共に他方端を気化槽本体2
の上部に連結した通気管7と、気化槽本体2と通気管7
との間で吸水材5を循環させる循環機構11とから構成
されている。この装置1aでは、送風機構である撹拌送
風機構6と循環機構11とを使用して吸水材5を撹拌さ
せながら、廃水を吸水材5に吸収させ、気化槽本体2内
でその吸水材5に風を吹き付けることによって、吸水材
5に吸収された廃水中の水分を気化させる廃水浄化処理
方法が使用される。
【0021】気化槽本体2は、設置場所に4本の脚30
で支持され円筒形状に形成された胴体部2aと、その胴
体部2aの上端辺全周から内側上方に絞り込んで形成さ
れた上部絞り込み部2bと、下端辺全周から内側下方に
絞り込んで形成された下部絞り込み部2cとから構成さ
れている。気化槽本体2の上部には、上部絞り込み部2
bを介して、胴体部2aよりも小径の円筒形状に形成さ
れた排気筒12が胴体部2aの軸線と一致するように配
設されている。下部絞り込み部2cは、気化槽本体2の
底面部として設けられ、その下部絞り込み部2cの中心
に設けられた吸水材5の排出口18に向けて周囲から下
り傾斜するようにすり鉢状に形成されている。
【0022】吸水材5の排出口18には、開閉弁18a
が設けられており、この開閉弁18aを介して通気管7
が接続されている。通気管7は、排出口18から下部絞
り込み部2cの下側を外方に向けて通る底部通気管7c
と、胴体部2aの側面を鉛直方向に通る側部通気管7b
と、胴体部2aと上部絞り込み部2bとの境界部付近か
ら気化槽本体2内に挿通される上部通気管7aとから構
成されている。底部通気管7cの一方端は排出口18に
接続され、同他方端は、水平方向と鉛直方向との間で管
軸方向が徐々に変位されるように曲げ形成された接続管
7dを介して、側部通気管7bの下端に接続されてい
る。底部通気管7cの中間部には、多量の高圧エアを生
成可能なブロア17から水平方向に突設されたブロア送
風管17aが鋭角的に合流するように接続されている。
【0023】側部通気管7bの下端には、ダンパー8a
を備えた吸水材5の供給管8が下方に延設されている。
供給管8の下端には吸水材供給口8bが設けられてい
る。供給管8は、接続管7dに対して鋭角的に合流する
ように接続されている。上部通気管7aは管軸方向が徐
々に変位されるように曲げ形成され、一方端が側部通気
管7bの上端に接続され、同他方端が胴体部2aと上部
絞り込み部2bとの境界位置付近から気化槽本体2内に
挿通されている。気化槽本体2内に挿通された他方端
は、気化槽本体2内に吸水材5を放入する吸水材放入口
4として、胴体部2a内の上部に下方を向くように配置
されている。このように通気管7は、その一方端を気化
槽本体2の下部に連結すると共に、他方端を気化槽本体
2の上部に連結するように構成されている。循環機構1
1は、通気管7とブロア17とから構成され、気化槽本
体2と通気管7との間で吸水材5を循環させるようにな
っている。
【0024】気化槽本体2には、気化槽本体内の吸水材
5を撹拌する撹拌送風機構6が設けられている。撹拌送
風機構6は、気化槽本体2に設けた送風口6aと、気化
槽本体2の外部に設けた外気取込口6cと、外気取込口
6cから取り込んだ外気を送風口6aに送り込む送風機
6bとから構成されている。送風口6aは、胴体部2a
の側面に縦長の長方形状に穿設されている。送風口6a
は、気化槽本体2に隣接するように付設した多量のエア
を生成可能な送風機6b、例えばタンジェンシャルファ
ンに接続されている。この送風機6bは、外気を送風口
6aから胴体部2a内の円周に沿って送り込むように送
風口6aに配管接続されている。また送風機6bには、
生成された多量のエアの温度を上昇可能とするヒータ1
0が設けられている。
【0025】送風機6b及びヒータ10は、気化槽本体
2の側面に設けた収納部13内に収納されている。収納
部13は、胴体部2aの半径にほぼ等しい幅と、胴体部
2aの高さにほぼ等しい長さに形成された2枚の壁状体
13a,13bを気化槽本体2の側方に立設することに
よって区画形成されている。2枚の壁状体13a,13
bは、互いの一方長辺部を接合して直交するように立設
され、他方長辺部を胴体部2aの側面に夫々固着して収
納部13を形成している。2枚の壁状体の内、一方の壁
状体13aには、送風機6b、ヒータ10及び送風口6
aを点検するための長方形状の点検窓6dが開閉自在に
縦長に設けられている。点検窓6dは、パンチングメタ
ルで通気可能に形成されており、送風機6bが外気を取
り込むための外気取込口6cでもある。また胴体部本体
2側面の点検窓6dを開いた位置には、気化槽本体2内
の吸収体5を吸い出すバキューマ(図示略)を取り付け
るためのバキューマ取付口19が設けられている。本装
置1aでは、上述した撹拌送風機構6、収納部13及び
バキューマ取付口19を一組として、2組が筒軸対象位
置の2箇所に夫々設けられている。
【0026】排気筒12の下端部と上部絞り込み部2b
との境界部には、浄化処理対象となる廃水を廃水槽本体
2内に導入する廃水導入管3に接続されると共に、その
導入された廃水を散水する廃水散水管23が設けられて
いる。廃水散水管23は、排気筒12の内面全周に沿っ
てリング状に形成されている。また廃水散水管23に
は、気化槽本体2内の下方に廃水を散水するための多数
の細孔23aが設けられている。排気筒12内の廃水散
水管23の上部には、網目粗さが150〜200メッシ
ュのネットによって形成されたプレフィルタ16が止め
金具16aにより着脱自在に設けられている。さらに上
部には、上向き或いは下向きに風向きを切換自在に構成
されたファン15が配置されている。そして排気筒12
の最上端開放部には、網目粗さが80〜100メッシュ
のネットによって形成されたメインフィルタ21が張設
されている。そのメインフィルタ21の中央上部にはバ
イブレータ22が配設され、バイブレータ22から四方
に、その振動を伝達する振動伝達部材としての棒体22
aがメインフィルタ21上面に接するように延設されて
いる。バイブレータ22によって棒体22aを介してメ
インフィルタ21を振動させ、メインフィルタ21に付
着した塵埃を下方に落として目詰まりを解消することが
できる。
【0027】上記構成の循環機構11による吸水材5の
循環工程について説明する。 (a1)本装置1aにおいて、開閉弁18aの開放によ
って、気化槽本体2と通気管7とが開通状態になる。同
様に、供給管8のダンパ8aが開かれ、吸水材供給口8
bと接続管7dとが開通状態になる。 (a2)この状態でブロア17で生成された高圧エアが
ブロア送風管17aから底部通気管7cに送り込まれ
る。高圧エアは、接続管7d、側部通気管7b、上部通
気管7aを通り吸水材放入口4から気化槽本体2内に放
入される。 (a3)供給される吸水材5は、高圧エアが接続管7d
を通過する際に供給管8内の気圧が低下することによっ
て、吸水材供給口8bから吸い込まれ、供給管8を通り
接続管7dの高圧エアの流れに合流される。合流した吸
水材5は、高圧エアと共に側部通気管7bを上昇し、放
入口4から気化槽本体2内に放入される。
【0028】(a4)放入された吸水材5は下方に落下
し、すり鉢状に形成された下り傾斜に沿って排出口18
周辺に集まる。 (a5)排出口18周辺に集まった吸水材5は、高圧エ
アがブロア送風管17aから底部通気管7cに送り込ま
れる際に、ブロア送風管17aと合流する底部通気管7
cの中間部での気圧が低下することによって、高圧エア
と共に、排出口18から吸い出されるように底部通気管
2cに排出される。 (a6)そして、排出された吸水材5と高圧エアは、底
部通気管7cの中間部で再びブロア17で生成された高
圧エアと合流し、側部通気管7bを上昇し、再び放入口
4から気化槽本体2内に放入される。このように、吸水
材5は、高圧エアと共に気化槽本体2と通気管7との間
を一方向に循環する。循環する吸水材5の供給量が所要
量に達した時に、ダンパ8aが閉じられそれ以上の吸水
材5の供給が停止される。この循環機構によれば、吸水
材5が循環されるので、吸水材5の全周面に風を吹き付
けることができ、気化効率を向上させることができる。
加えて、吸収材5の全周面から廃水を吸収させることが
でき、廃水中の不純物質の付着量を高めることができ
る。
【0029】次に、撹拌送風機構6による吸水材5の撹
拌工程について説明する。 (a7)本装置1aにおいて、循環機構11によって高
圧エアと共に循環する吸水材5は放入口4から気化槽本
体2内に放入される。 (a8)同時に、胴体部2aの側面に設けられた送風口
6aから外気が胴体部2a内の円周に沿って送り込ま
れ、筒軸周り方向に旋回する旋回エアが生成される。ま
た、旋回エアは、気化槽本体2内の空気を軸周りに循環
させている。下向きの高圧エアと軸周りの旋回エアが合
成されることによって、吸水材5は渦巻き状に撹拌され
る。この撹拌送風機構6によれば、吸水材5が撹拌され
るので、吸水材5の全周面に風を吹き付けることがで
き、気化効率を向上させることができる。加えて、吸収
材5の全周面から廃水を吸収させることができ、廃水中
の不純物質の付着量を高めることができる。
【0030】次に、本装置1aによる廃水浄化処理工程
について説明する。 (a9)本装置1aにおいて、前述の循環機構11及び
撹拌送風機構6によって、吸水材5は、気化槽本体2と
通気管7との間で循環すると共に気化槽本体2内で撹拌
されている。 (a10)この状態で、排気筒12の下端部と上部絞り
込み部2bとの境界部に設けられた廃水散水管23の細
孔23aから、浄化処理対象となる廃水が廃水槽本体2
内の下方に散水される。廃水には、水分と共に微小粒の
不純物質が含まれている。この時、廃水は、気化槽本体
2内に供給された吸水材5の容積が装置1a内の廃水量
に対して5倍以上になるように散水されることが望まし
い。吸水材5の容積を、気化槽本体2内における廃水の
量に対して、5倍以上に保つことによって、吸収材5の
吸水性能を超える量の過剰な廃水の散水を防止すること
ができ、浄化処理効率を向上できる。 (a11)散水された廃水は、微小粒の不純物質と共に
吸水材5内に急速に吸収され分散される。この廃水を含
んだ吸水材5は、撹拌されながら下方に落下する。落下
する際の吸水材5には、高圧エアと旋回エアが吹き付け
られ、吸水材5中の水分が急速に気化される。気化され
た水分は、排気筒12から外部へ排気される。一方廃水
中の不純物質は吸水材5の表面及び内部に付着し残留す
る。付着残留した不純物質は、吸水材5と共に回収され
る。
【0031】このような工程によれば、微小粒の不純物
質を含む廃水に対して、吸収材5に吸収させた廃水の水
分を気化させることによって、吸水材5に不純物質を付
着させ残留させることができる。よって、不純物質を吸
水材5と共に容易に回収することができ、廃水の全ての
水分を気化させて無くすことができる。さらに、不純物
質を含んだ廃水を公共の下水道施設や河川、湖或いは海
洋等、外部に放出することを無くすことが可能となる。
【0032】このような本装置1aによれば、循環機構
11によって生成された高圧エアと撹拌送風機構6によ
って生成された旋回エアとにより、その吸水材5を撹拌
させながら吸収材5に風を吹き付け、吸収させた廃水を
気化させるという簡単明瞭な工程で浄化処理することが
でき、装置1aを安価で容易に製作することができる。
併せて、外部への廃水の放出を無くすことが可能となる
ので、従来の廃水浄化処理のように、公共の下水道施設
等への放出のために不純物質の濃度をその排出基準値に
まで減少させる必要が無くなる。よって、廃水の希釈の
ための大量の水が不要となり、例えば地下水の枯渇を防
止することが可能となる。撹拌送風機構6と循環機構1
1を設けたので、気化槽本体2内に導入された総ての吸
水材5に平均的にまんべんなく廃水を吸収させ、風を吹
き付けることができる。したがって、吸水量と気化量を
共に高めて浄化処理効率を向上することができる。
【0033】また、ヒータ10を設置したので、本装置
1a内温度を上昇させることが可能となり、常温下では
もちろん、低温下でも効率良く廃水を気化させることが
できる。例えば冬季の寒冷地においても浄化性能を維持
して本装置1aを使用することができる。また、繰り返
し本装置1aに使用した吸水材5は、コンクリート固化
等により、建材、ガーデニング資材等に成形可能であ
り、その他、土質改良材等に再利用することが可能であ
る。
【0034】図5は、第1実施形態の別の実施例を示
す。本装置1bは、円筒形状の気化槽本体2と、気化槽
本体2内の吸水材5に風を吹き付ける送風機構とから構
成されている。送風機構は、気化槽本体2内の吸水材5
を撹拌する撹拌送風機構6と、一方端を気化槽本体2の
下部に連結すると共に他方端を気化槽本体2の上部に連
結した通気管7と、気化槽本体2と通気管7との間で吸
水材5を循環させる循環機構11とから構成されてい
る。本装置1bでは、撹拌送風機構6を構成する送風機
6bが装置の外側に配置されている。送風機6bの近傍
には、高圧エアを生成して通気管7に送り込むブロア1
7が設けられている。また送風機6bで生成された撹拌
エアは、パンチングメタル等の板材によって通気可能に
形成された下部絞り込み部2cを通して吸水材5に吹き
付けられている。その他の構成は装置1aと同様であ
る。この浄化処理装置1bによっても、浄化処理装置1
aと同様の作用効果を得ることができる。
【0035】図6は、本発明に係る廃水浄化処理方法を
好適に使用することができる廃水浄化処理装置の第2実
施形態を示す。図6の廃水浄化処理装置1cには、吸水
材5として、チップ状の吸水材である図1(a)の吸水
材5aまたは図1(b)の吸水材5bが使用されてい
る。本装置1cは、気化槽本体27と、廃水を気化槽本
体27内に散水する散水機構25と、吸水材5に風を吹
き付ける送風機構26とを備えて構成されている。この
装置1cでは、散水機構25を使用して廃水を吸水材5
に吸収させ、送風機構26を使用して気化槽本体27内
でその吸水材5に風を吹き付けることによって、吸水材
5に吸収された廃水中の水分を気化させる廃水浄化処理
方法が使用される。
【0036】気化槽本体27は、円筒形状に形成された
胴体部27aと、その胴体部27aの下端辺全周から内
側下方に絞り込んで形成された下部絞り込み部27cと
から構成されている。下部絞り込み部27cは、気化槽
本体27の底面部として設けられ、その下部絞り込み部
27cの中心に向けて周囲から下り傾斜するようにすり
鉢状に形成されている。下部絞り込み部27cは、パン
チングメタル等、30メッシュ程の目粗さで多数の細孔
が穿設された板材によって形成されている。気化槽本体
27の上部には防塵フィルタ28を介して排気ファン2
9が設けられている。また、防塵フィルタ28下には、
浄化処理対象となる廃水を導入するための廃水導入管3
1が胴体部27aの外部から挿通されて配管処理されて
いる。さらに廃水導入管31の下には、吸収体5を気化
槽本体27内に供給するための吸収体供給口32が設け
られている。
【0037】また気化槽本体27は立方体形状のベース
箱体33に立設されている。ベース箱体33は、一辺が
胴体部27aの直径と等しく、また高さが下部絞り込み
部27cの高さに合わせて形成されている。気化槽本体
27は、その下部絞り込み部27cがベース箱体内33
に収納され、胴体部27aがベース箱体33上に表われ
るようにベース箱体33に取り付けられている。ベース
箱体33の4角には、装置1cを設置面に支持するため
の脚30が4脚設けられている。
【0038】散水機構25は、廃水を散水する散水アー
ム25aと、散水アーム25aが装着される散水管回転
軸25bと、散水管回転軸25bの駆動用モータ34と
から構成されている。駆動用モータ34はその回転軸が
気化槽本体27の筒軸と一致するように下部絞り込み部
27cの下部に配置されている。散水管回転軸25bは
中空の管状体によって形成されている。散水管回転軸2
5bの下端は、密閉され駆動用モータ34の回転軸に連
結されている。また、散水管回転軸25bの上端は開放
され、防塵フィルタ28の下方に気化槽本体27の筒軸
と一致するように配置された軸受け35に挿通されてい
る。開放された散水管回転軸25bの上端は、散水管回
転軸25bが単独で回転可能となるようジョイント部3
5aを介して廃水導入管31が接続されている。
【0039】散水管回転軸25bには、2本の散水アー
ム25aが軸対象に水平方向に突設されている。夫々の
散水アーム25aは、胴体部27aよりも小径の回転軌
跡を描く長さで形成されると共に、湾曲した同一の形状
に形成されている。散水アーム25aは、散水管回転軸
25bと同様の中空の管状体によって形成されている。
散水アーム25aの先端部は密閉され、基端部は散水管
回転軸25bと連通されている。また散水アーム25a
には、下方に廃水を散水するための細孔36aが多数穿
設されている。
【0040】送風機構26は、上部の円筒形状のステン
レスネットによって形成された吸気口26aと、下部の
シロッコファン等の送風機26bとによって構成されて
いる。送風機機構26は、ベース箱体33上面の4角に
4基設けられている。送風機26bはベース箱体33内
に埋設されている。また送風機26bには、温風を生成
可能なヒータが内蔵されている。
【0041】上記構成の廃水浄化処理装置1cによる廃
水浄化処理工程について説明する。 (b1)本装置1cにおいて、吸水材5が吸水材供給口
32から気化槽本体27内に供給される。吸水材5は、
胴体部27aと下部絞り込み部27cとの境界線付近ま
で供給される。 (b2)送風機構26である4基の送風機26bは、吸
気口26aから外気を取入れると同時に気化用エアを生
成している。気化用エアは、下部絞り込み部27cの網
目を介して、吸水材5に勢い良く吹き付けられる。 (b3)吸水材5に吹き付けられた気化用エアは、吸水
材5の堆積層を通過し、防塵フィルタ28で塵埃が除去
されて外部へ排気される。この時、排気ファン29が動
作し、気化用エアは排気ファン29によって気化槽本体
27内で停滞することなく円滑に排気される。
【0042】(b4)この状態において、浄化処理対象
となる廃水が散水機構25によって間欠的に吸水材5に
散水される。つまり、一定の間隔をおいて回転動作する
駆動用モータ34によって散水管回転軸25bが駆動さ
れ、廃水は回転中にのみ散水アーム25aから吸水材5
に散水される。廃水には、水分と共に微小粒の不純物質
が含まれている。 (b5)散水された廃水は、微小粒の不純物質と共に吸
水材5内に急速に吸収され分散される。吹き付けられた
気化用エアによって吸水材5中の水分が急速に気化され
る。気化された水分は、気化用エアと共に防塵フィルタ
28、排気ファン29を介して外部へ排気される。一方
廃水中の不純物質は吸水材5内に付着する。付着した不
純物質は、吸水材5と共に回収される。
【0043】この廃水浄化処理装置1cによっても、装
置1aと同様の作用効果を得ることができる。また、散
水機構25によって散水管回転軸25bに突設した2本
の散水アーム25aを回転させながら廃水を散水でき、
散水量の偏りを無くして気化槽本体27内全体の吸水材
5を使って廃水を吸収させることが可能になり、浄化処
理能力を向上できる。さらに、送風機構26によって吸
水材5に風を吹き付け気化させるので、吸水材5はほと
んど動くことがなく、摩擦等による吸水材5の劣化を抑
え、吸水材5の寿命を延ばすことができる。
【0044】図7は、本発明に係る廃水浄化処理方法を
好適に使用することができる廃水浄化処理装置の第3実
施形態を示す。図7の廃水浄化処理装置1dには、吸水
材5として、シート状の吸水材である図3(a)〜図3
(d)の吸水材5d〜5gが使用されている。本装置1
dは、設置面に4本の脚30で支持される直方体形状の
気化槽本体40と、気化槽本体40内に着脱自在に配置
されるシート状に形成された吸水材5と、廃水を吸水材
5に散水する散水機構41と、吸水材5に風を吹き付け
る送風機構42とを備えて構成されている。この装置1
dによって、廃水を吸水材5に吸収させ、送風機構42
を使用して気化槽本体40内でその吸水材5に風を吹き
付けることによって、吸水材5に吸収された廃水中の水
分を気化させる廃水浄化処理方法が使用される。
【0045】気化槽本体40は直方体の短手側側面を両
面ともに取り除いた管状に形成されている。気化槽本体
40の一方の開放面には送風機構42が収納される送風
機収納部43が配置され、他方の開放面には円筒形状の
排気筒44を上部に備えた排気導出部45が設けられて
いる。
【0046】気化槽本体40内には、複数の吸水材5を
等間隔に配設するための吸水材枠46が設けられてい
る。吸水材枠46は、送風側の第1吸水材枠46aと排
気側の第2吸水材枠46bとによって構成されている。
第1及び第2吸水材枠46a,46bの上部梁47a及
び下部梁47bには、吸水材5を支持する上部及び下部
支持具48a,48bが設けられている。上部及び下部
支持具48a,48bは、吸水材5の上辺及び下辺を支
持し、複数の吸水材5を等間隔に並設させると共に夫々
のシート面を気化槽本体40の両側開放面に対して直交
するように配置させている。また吸水材5は上部及び下
部支持具48a,48bによって気化槽本体40の開放
面から着脱可能に支持されている。本装置1dでは、吸
水材5は、縦が約1800mm、横が約900mmの形
状寸法で形成され、第1及び第2吸水材枠46a,46
bに隣接間隔が5〜10mmで夫々20枚配設されてい
る。
【0047】また気化槽本体40内には、散水機構41
が設けられている。散水機構41は、廃水を貯める貯水
槽49と、貯水槽49の廃水を吸い上げる吸上げポンプ
50と、吸い上げられた廃水を散水する散水管51とに
よって構成されている。貯水槽49は気化槽本体40の
下面をトレー状に形成して設けられている。貯水槽49
の底面には、底面中央部から送風機側に寄った位置に排
出口52が設けられている。また底面は、底面周端から
排出口52に対して下り傾斜するように形成されてい
る。貯水槽49には、廃水を導入するための廃水導入管
53の先端口が接続されている。
【0048】排出口52には、廃水の吸上げ管54が接
続されている。吸上げ管54は、貯水槽49の下側に設
けられた吸上げポンプ50を介し送風機側の開放面に沿
って吸水材枠46の上部まで配設されている。上部まで
配設された吸上げ管54は分岐され、夫々の分岐端は吸
水材枠46の上部に平行に設けられた2本の散水管51
に接続されている。2本の散水管51は気化槽本体40
の開放面に対して直交方向に配設され、各先端は閉鎖さ
れている。散水管51には、下方の吸水材5に廃水を散
水するための複数の細孔51aが穿設されている。
【0049】送風機構42は、縦長のタンジェンシャル
ファン等の2基の送風機42aと、それらの送風機42
aを収納すると共に開放面の全面を覆うように形成され
た送風機収納部43と、外気を取り込む吸気口56とか
ら構成されている。2基の送風機42aは、開放面から
気化槽本体40内に向けて送風されるように、開放面の
縦中心線に対して対称位置に間隔をおいて配設されてい
る。送風機収納部43は、その開放面の縦横寸法を気化
槽本体40の開放面の縦横寸法に一致させ、厚み寸法を
2基の送風機42aが配置可能となるように確保し、両
側面を非開放面の中央部に穿設された縦長の吸気口56
まで絞った形状に形成されている。送風機収納部43
は、その開放面を気化槽本体40の開放面に合わせて、
2基の送風機42aを収納すると共に気化槽本体40の
開放面の全面を覆うように気化槽本体40に固着されて
いる。縦長の吸気口56にはパンチングメタル等の網状
板がはめ込まれている。
【0050】排気導出部45は、その開放面の縦横寸法
を気化槽本体40の他方開放面の縦横寸法に一致させ、
厚み寸法を上部の排気筒44の直径に合わせ、両側面を
排気筒44に接するまで絞り込み、底面を上方に傾斜さ
せた形状に形成されている。排気導出部45は、その開
放面を気化槽本体40の開放面に合わせて、気化槽本体
40の開放面の全面を覆うように気化槽本体40に固着
されている。排気筒44の上部には防塵フィルタ44a
が設けられ、排気筒44の最上部には排気ファン44b
が設けられている。また排気筒44の内面には、螺旋壁
44cが突設されている。螺旋壁を突設したので、排気
を一定方向の渦状にまとめることができ、排気効率を向
上できる。
【0051】上記構成の浄化処理装置1dによる廃水浄
化処理工程について説明する。 (c1)本装置1dにおいて、2基の送風機42aは、
気化用エアを生成し、隣り合う吸水材5の間隙に沿って
排気筒44側に通過するように、気化用エアを吸水材5
に吹き付ける。 (c2)一方、浄化処理対象となる廃水が廃水導入管5
3から貯水槽49に導入され、所要位置まで貯められ
る。廃水には水分と共に微小粒の不純物質が含まれてい
る。 (c3)貯水槽49の廃水は、吸上げポンプ50によっ
て排出口52から吸上げられ散水管から下方の吸水材5
に散水される。 (c4)散水された廃水は、微小粒の不純物質と共に吸
水材5内に急速に吸収され分散される。吹き付けられた
気化用エアによって吸水材5中の水分は、急速に気化さ
れる。気化された水分は、気化用エアと共に防塵フィル
タ44a、排気ファン44bを介して排気筒44から外
部へ排気される。一方廃水中の不純物質は吸水材5内に
付着する。付着した不純物質は、吸水材5と共に回収さ
れる。 (c5)また、吸収できずに吸水材5から落下した廃水
は、貯水槽49に受け止められ廃水導入管53から導入
された廃水と共に再び散水管51から散水される。
【0052】この廃水浄化処理装置1dによっても、装
置1aと同様の作用効果を得ることができる。また送風
機42aのみで水分を気化させるので、構造を簡素化で
き小型化できる。さらに、吸水材5としてシート状の吸
水材5d〜5gを使用したので、多量の吸水材5を散乱
させることなく一度に取り扱うことができ、吸水材5の
交換作業や不純物質の回収作業等の保守作業が容易にな
る。尚、縦長に立設した2基の送風機42aは、横長に
横設して設けても良い。
【0053】図8は、本発明に係る廃水浄化処理方法を
好適に使用することができる廃水浄化処理装置の第4実
施形態を示す。図8の廃水浄化処理装置1eには、吸水
材5として、チップ状の吸水材である図1(a)の吸水
材5a、図1(b)の吸水材5bまたは粗粉末状の吸水
材である図2の吸水材5cが使用されている。本装置1
eは、横長の略立方体形状の気化槽本体60と、気化槽
本体60内の吸水材5に風を吹き付ける送風機構61
と、気化槽本体60内の吸水材5を撹拌する撹拌羽根回
転機構62とから構成されている。この装置1eでは、
撹拌羽根回転機構62を使用して吸収材5を撹拌させな
がら、廃水を吸水材5に吸収させ、送風機構61を使用
して気化槽本体60内でその吸水材5に風を吹き付ける
ことによって、吸水材5に吸収された廃水中の水分を気
化させる廃水浄化処理方法が使用される。
【0054】気化槽本体60は、横長の略立方体形状に
形成されている。気化槽本体60の底部には、断面略J
字形状の2枚の底板60aが左右対称形となるように並
設されている。各底板60aの上部には、気化槽本体6
0内の吸水材5に風を吹き付ける送風機構61として、
高圧エアーを噴き出すタンジェンシャルファン等の送風
機61aが横設されている。各送風機61aにはヒータ
が内蔵されている。送風路63は、底板60aの底面を
回り込むように形成され、高圧エアーの取入れ口64か
ら底板60aの半円端辺まで等幅に形成され、底板60
aを回り込む際に先細りする形状に形成されている。ま
た底板60aには多量の細孔60bが穿設されている。
撹拌回転羽根機構62は撹拌モータ65と回転軸66と
撹拌羽根67とから構成されている。底板60aには、
撹拌モータ65に連結された回転軸66が、底板60a
の曲面軸と一致するように横向きに配置されている。撹
拌羽根67は、支持部材67aと2本の螺旋体67bと
から構成され、回転軸66に支持部材67aを介して螺
旋体67bを固着することにより2重螺旋状に形成され
ている。尚、螺旋体67bの本数を増減してもよい。撹
拌羽根67の上方には、廃水を下方へ散水する散水管6
8が設けられている。また撹拌モータ65には近接して
加温中継タンク71が設けられている。
【0055】この装置1eにおいて、気化槽本体60内
に供給された吸水材5は2本の撹拌羽根67によって撹
拌され、送風機61aで生成された高圧エアーは、送風
路63を通り、底板60aの多量の細孔60bから噴き
出し、吸水材5に吹き付けられる。浄化処理対象となる
廃水は、加温中継タンク71で約40°Cに温められた
後に廃水導入管68から下方へ散水される。また送風機
構61で生成される高圧エアーの温度は、散水される廃
水の水温と同じになるように、送風機61aのヒータに
よって温度調整されている。このように廃水の水温を高
くすると共に高圧エアーの温度もそれと等しくなるよう
に高めることによって、廃水の気化効率を向上させるこ
とができる。2本の撹拌羽根67は、底板60aの内面
を外側から内側へなぞるように、互いに逆回転する。
【0056】散水された廃水は、微小粒の不純物質と共
に吸水材5内に急速に吸収され分散される。吹き付けら
れた高圧エアによって吸水材5中の水分が急速に気化さ
れる。気化された水分は、排気部69から外部へ排気さ
れる。一方廃水中の不純物質は吸水材5内に付着する。
付着した不純物質は、吸水材5と共に回収される。この
浄化処理装置1eによっても、浄化処理装置1aと同様
の作用効果を得ることができる。さらに2重螺旋状の撹
拌羽根67を簡易に構成することができる。また、撹拌
羽根67によって吸収材5を強制的に撹拌するので、吸
水材5の気化槽本体60内における偏在を防止すること
ができる。さらに、送風路63を基端から先端に徐々に
細くなるように先細りする形状に形成したので、基端か
ら先端のどの位置においても一定の風圧の風を吸水材5
に吹き付けることが可能となる。
【0057】図9は、第4実施形態の別の実施例を示
す。本装置1fは、縦長の略立方体形状の気化槽本体6
0と、気化槽本体60内の吸水材5に風を吹き付ける送
風機構61と、気化槽本体60内の吸水材5を撹拌する
撹拌羽根回転機構62とから構成されている。本装置1
fにおいて、撹拌羽根回転機構62を構成する撹拌羽根
67は、回転軸66を鉛直方向に合わせて気化槽本体6
0内に立設されている。回転軸66は撹拌モータ65に
接続されている。撹拌羽根67は、回転軸66周りに4
本の撹拌アーム70が水平方向に突設され、軸方向に4
組配置されて構成されている。夫々の撹拌アーム70に
は、その先端部及び基端部に傾斜板70aが設けられて
いる。その他の構成は装置1eと同様である。この浄化
処理装置1fによっても、浄化処理装置1aと同様の作
用効果を得ることができる。さらに、回転軸に4本の撹
拌アームを4組設けたので、より強力に吸水材5を撹拌
できる。また撹拌アーム70に傾斜板70aを装着した
ので、吸水材5の上下方向の撹拌をスムーズにすること
ができる。また撹拌アーム70の突設本数を増減しても
良い。さらに傾斜板70aを撹拌アーム70の先端部及
び基端部の何れか一方に設けても良い。また撹拌アーム
70を水平よりも上向き或いは下向きに突設しても良
い。
【0058】図10及び図11は、本発明に係る廃水の
浄化処理装置収納用建物の一実施形態を示す。廃水の浄
化処理装置収納用建物1gには、例えば図4の廃水浄化
処理装置1aが収納されている。本建物1gは、建物本
体75の天井面76と内壁面77とに連続して貼設され
るシート状吸水材78と、透水性コンクリートによっ
て、上面が水平となり、下面が傾斜するよう形成された
コンクリート床79と、そのコンクリート床79の傾斜
した下面と接合するように設けられた防水コンクリート
層80とから構成されている。
【0059】建物本体75には、縦5基×横8基の計4
0基の廃水浄化処理装置1aが収納されている。天井面
76は傾斜の緩い斜面となるように形成され、内壁面7
7は鉛直方向に立設されている。天井面76には開閉自
在な天窓81が等間隔に複数設けられている。天井面7
6の天頂部には、排気ファン82が設置されている。天
井面76には、天窓81及び排気ファン82等の設置部
分を除き、その全面にシート状吸水材78が貼設されて
いる。また内壁面77にも、同様にシート状吸水材78
が貼設されている。天井面76と内壁面77との境界部
にも、シート状吸水材78が途切れない様に、隙間が無
く連続して貼設されている。シート状吸水材78は、天
然繊維や合成繊維を原材料とした織布或いは不織布、天
然植物や合成樹脂を原材料としたスポンジ状体等によっ
て、厚みが略10mmのシート状に形成されている。ま
た植物繊維粗粉末を固化してシート状に形成したもので
も良い。
【0060】装置1aが設置されたコンクリート床79
は、透水性コンクリートによって形成されている。透水
性コンクリートは、内部に隙間を有するよう固化するこ
とで、通気及び透水可能に構成されている。コンクリー
ト床79は、厚みを変えて形成されている。すなわち、
コンクリート床79の上面である床面は水平を保ち、一
方下面が、建物中央から両側方向に下り勾配となるよう
に傾斜を付けて形成されている。床面からの厚みが最大
となるコンクリート床79の側部面は、建物1gの周囲
に観葉植物83の植え込みスペースを設けるために確保
された延設部84の建物側の側面に接合されている。延
設部84はコンクリート床79と同様の透水性コンクリ
ートによってトレー状に形成され、植え込み用土85が
充填され、観葉植物83が植え込まれている。この場所
によって厚みの異なるコンクリート床79、延設部84
の下面には、地下への浸水を防ぐために、防水コンクリ
ート層80がその全体に接合するように同一の勾配で設
けられている。また延設部84の外側には側溝86が防
水コンクリート層80と接合するように配置されてい
る。
【0061】上記構成の建物1gにおいて、装置1aか
ら排出された廃水の水分は、天井面76や内壁面77に
貼設したシート状吸水材78で露を結び結露水として吸
収される。吸収された結露水は、シート状吸水材78に
誘導され天井面76と内壁面77を伝ってコンクリート
床79や延設部84の植え込み用土85に流れ落ちる。
コンクリート床79や延設部84の底面を通過した結露
水は、それらの下面に接合された下り勾配の防水コンク
リート層80に沿って建物1g外側の側溝86に流れ込
む。また屋内で床面を透過した廃水、例えば清掃時に生
じる廃水、も同様に側溝86に流れ込む。
【0062】この建物1gによれば、天井面76と内壁
面77とに連続してシート状吸水材78を貼設し、コン
クリート床79を透水性コンクリートで形成しその下面
に防水コンクリート層80を接合するように設けたの
で、装置1aの排気によって建物1g内面に生ずる結露
水を屋外に排出することができる。またシート状吸水材
78は防音材としての機能も果たし、装置1aで発生す
る動作音を建物1g外部に漏れない様にすることも可能
である。また延設部84を結露水が流れ込むように設け
たので、観葉植物83の植え込み用の水として利用する
こともできる。その場合には、観葉植物83によって結
露水を葉面発散させて側溝に流れ込む結露水を無くした
り、観葉植物83として美観を感じさせる花や緑樹等を
植えて建物1gに対して好印象を与えることが可能であ
る。尚、コンクリート床79及び延設部84を形成する
透水性コンクリートは、装置1aの使用済の吸水材5を
母材として構成することもできる。シート状吸水材78
は天井面76と内壁面77との全面に限らず、部分的に
設けても良い。
【0063】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、廃水の浄化処理量にあわせて廃水浄化処理
装置1a〜1fを複数基配設したり、或いは夫々の気化
槽本体の容量を増減させる等、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施す
ることも可能である。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、微小粒の不純
物質を含む廃水に対して、吸収材に吸収させた廃水の水
分を気化させることによって、吸水材に不純物質を付着
させ残留させることができる。よって、不純物質を吸水
材と共に容易に回収することができ、廃水の全ての水分
を気化させて無くすことができる。よって、不純物質を
含んだ廃水を公共の下水道施設や河川、湖或いは海洋
等、外部に放出することを無くすことが可能となる。
【0065】請求項2の発明によれば、物質が撹拌され
ているので、吸水材の全面に風を吹き付けることがで
き、気化効率を向上させることができる。加えて、吸収
材の全面から廃水を吸収させることができ、廃水中の不
純物質の付着量を高めることができる。
【0066】請求項3の発明によれば、廃水を吸水材に
吸収させ、送風機構によって生成されたエアをその物質
に吹き付けることによって、吸収させた廃水を気化させ
るという簡単明瞭な工程で浄化処理することができ、装
置を安価で容易に製作することができる。併せて、外部
への廃水の放出を無くすことが可能となるので、従来の
廃水浄化処理のように、公共の下水道施設等への放出の
ために不純物質の濃度をその排出基準値にまで減少させ
る必要が無くなる。よって、廃水の希釈のための大量の
水が不要となり、例えば地下水の枯渇を防止することが
可能となる。
【0067】請求項4の発明によれば、撹拌送風機構と
循環機構を設けたので、気化槽本体内に導入された総て
の吸水材に平均的にまんべんなく廃水を吸収させ、風を
吹き付けることができる。したがって、吸水量と気化量
を共に高めて浄化処理効率を向上することができる。
【0068】請求項5の発明によれば、撹拌羽根回転機
構によって物質が撹拌されるので、送風機構によって吸
水材の全面に風を吹き付けることができ、気化効率を向
上させることができる。加えて、吸収材の全面から廃水
を吸収させることができ、廃水中の不純物質の付着量を
高めることができる。
【0069】請求項6の発明によれば、多量の吸水材を
散乱させることなく一度に取り扱うことができ、吸水材
の交換作業や不純物質の回収作業等の保守作業が容易に
なる。
【0070】請求項7の発明によれば、市場に広く流通
しているいわゆるスポンジや脱脂綿等を原材料として使
用することができ、浄化処理コストを抑えることができ
る。また、大型のチップ状に形成することで、取り扱い
が容易になる。
【0071】請求項8の発明によれば、優れた吸水、乾
燥機能を備えた天然資材である植物繊維粗粉末を使用す
ることができ、例えば産業廃棄物としてその処分に苦慮
していたココヤシ殻、サトウキビ絞り滓、大鋸屑等を利
用すれば、廃棄物発生防止に大きく貢献できる。また世
界的に大量に存在する植物繊維粗粉末は安価に入手可能
であり、浄化処理コストを抑えることができる。
【0072】請求項9の発明によれば、気化槽本体内に
おける廃水の量に対して、吸水材の容積を5倍以上に保
つことによって、吸水材の吸水性能を超える量の過剰な
廃水の導入を防止することができ、浄化処理効率を向上
できる。
【0073】請求項10の発明によれば、天井面と内壁
面とに連続してシート状吸水材を貼設し、床面を透水性
コンクリートで形成したので、装置の排気によって建物
内面に生ずる結露水を屋外に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸水材の一実施形態を示す外観斜視図であり
(a)は立方体チップ状、(b)は球形チップ状の吸水
材を示す。
【図2】吸水材の一実施形態を示す外観斜視図であり、
粗粉末状の吸水材を示す。
【図3】吸水材の一実施形態を示す外観斜視図であり、
(a)〜(d)はシート状の吸収材の各種形態を示す。
【図4】本発明に係る廃水の浄化処理装置の第1実施形
態を示す要部断面図であり、(a)は正面図、(b)は
底面図である。
【図5】第1実施形態の別の実施例を示す要部断面図で
あり、正面図である。
【図6】本発明に係る廃水の浄化処理装置の第2実施形
態を示す要部断面図であり、(a)は平面図、(b)は
正面図である。
【図7】本発明に係る廃水の浄化処理装置の第3実施形
態を示す要部断面図であり、(a)は平面図、(b)は
正面図、(c)は側面図である。
【図8】本発明に係る廃水の浄化処理装置の第4実施形
態を示す要部断面図であり、(a)は正面図、(b)は
側面図である。
【図9】第4実施形態の別の実施例を示す説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図10】本発明に係る廃水の浄化処理装置収納用建物
の一実施形態を示す要部断面図であり、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図11】図10の廃水の浄化処理装置収納用建物の要
部断面図である。
【符号の説明】
1a〜1f・・廃水浄化処理装置、1g・・建物(廃水
浄化処理装置収納用建物)、5a〜5g・・物質として
の吸水材、2,27,40,60・・気化槽本体、2
6,42,61・・送風機構、6・・撹拌送風機構、7
・・通気管、11・・循環機構、62・・撹拌羽根回転
機構、75・・建物本体、76・・天井面、77・・内
壁面、78・・シート状吸水材、79・・コンクリート
床、80・・防水コンクリート層。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃水を、吸水性材料からなる物質に吸収
    させ、その物質に風を吹き付けることによって、物質に
    吸収された廃水中の水分を気化させることを特徴とする
    廃水浄化処理方法。
  2. 【請求項2】 吸水性材料からなる物質を撹拌させなが
    ら、廃水を、前記物質に吸収させ、その物質に風を吹き
    付けることによって、物質に吸収された廃水中の水分を
    気化させることを特徴とする廃水浄化処理方法。
  3. 【請求項3】 気化槽本体と、気化槽本体内の吸水性材
    料からなる物質に風を吹き付ける送風機構とを有し、送
    風機構によってその物質の水分を気化させることを特徴
    とする廃水浄化処理装置。
  4. 【請求項4】 送風機構が、気化槽本体内の物質を撹拌
    する撹拌送風機構と、一方端を気化槽本体の下部に連結
    すると共に他方端を気化槽本体の上部に連結した通気管
    と、気化槽本体と通気管との間で物質を循環させる循環
    機構とからなる請求項3に記載の廃水浄化処理装置。
  5. 【請求項5】 気化槽本体と、気化槽本体内の吸水性材
    料からなる物質に風を吹き付ける送風機構と、気化槽本
    体内の物質を撹拌する撹拌羽根回転機構とを有し、送風
    機構と撹拌羽根回転機構とによってその物質の水分を気
    化させることを特徴とする廃水浄化処理装置。
  6. 【請求項6】 物質が、シート状に形成されてなる請求
    項3に記載の廃水浄化処理装置。
  7. 【請求項7】 物質が、チップ状に形成されてなる請求
    項3乃至請求項5の何れかに記載の廃水浄化処理装置。
  8. 【請求項8】 物質が、粗粉末状に形成されてなる請求
    項3乃至請求項5の何れかに記載の廃水浄化処理装置。
  9. 【請求項9】 廃水の量に対して、5倍以上の容積を持
    つ物質が使用されてなる請求項3乃至請求項8の何れか
    に記載の廃水浄化処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項3乃至請求項9の何れかに記載
    の廃水浄化処理装置を収納する建物であって、建物本体
    の天井面と内壁面とに貼設されるシート状吸水材と、透
    水性コンクリートによって、上面が水平となり、下面が
    傾斜するよう形成されたコンクリート床と、前記コンク
    リート床の傾斜した下面と接合するように設けられた防
    水コンクリート層とからなる廃水浄化処理装置収納用建
    物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018192434A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 博 前島 排水浄化処理装置
JP2020081950A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 博 前島 排水浄化処理装置

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JP2018192434A (ja) * 2017-05-18 2018-12-06 博 前島 排水浄化処理装置
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