JP2003325682A - 磁気を用いた人体環境生成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自律神経の興奮やアンバランスを正常に戻し
て健康促進を図ることができる磁気を用いた人体環境生
成装置を提供する。 【解決手段】 磁気を用いた人体環境生成装置１０は、
少なくとも人体を収容可能な本体１１と、この本体１１
の内壁１３に設けられた複数の永久磁石２１とを備え
る。本体１１の内壁１３を永久磁石２１が吸着可能な材
料にて構成する。永久磁石２１を複数個の収納ケース２
０内に収納する。収納ケース２０を非磁性材料にて構成
する。隣接する永久磁石２１を、相互に異なる極性とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、磁気を用いた人体
環境生成装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】人間は血液によって新陳代謝が行なわれ
て健康を維持しているのは既に周知である。年齢が増加
するに伴って血管がもろくなったり、また、老廃物によ
り血管が細くなると血行が悪くなり色々な身体機能傷害
を起こしてしまう。この血管の拡張・収縮をつかさどっ
ているのは自律神経で、自律神経は脳からの指令を受け
ない特殊な神経であり、絶えず内臓に分布している血管
を刺激している。このため、自律神経が興奮したり、低
下するなどのアンバランスを起こすと血行が悪くなっ
て、腰痛やコリなどの身体機能傷害がしていた。自律神
経の興奮やアンバランスを正常に戻す方法として磁気に
よる方法が知られている。

【０００３】人体に磁気を作用させると電流が生じ、こ
れによって血管壁にイオンが増加して自律神経の興奮や
アンバランスを正常に戻り血行が良くなるとされてい
る。このように、磁気が血行を良くして体の健康に保つ
ということは既に知られてる。東洋医学では古くからツ
ボに永久磁石の粒をおいて腰痛や肩コリを治療する方法
が伝えられてる。そこで、コリの部分に磁気を貼り付け
るものや、磁気ネックレスを首に掛けるものなど磁気を
使って健康を回復することができる数多くの健康器具が
知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
の磁気健康器具は首や肩或いは腰などに自律神経の興奮
やアンバランスが生じて身体機能傷害が発生してからそ
れらの箇所に永久磁石の粒をおいて部分的に血行を良く
しているのが現状であった。この場合、首や肩及び腰な
どの自律神経の興奮やアンバランスが生じて身体機能傷
害が発生する以前に血行を良くしてしまえば身体機能障
害を起こさずに済む。そこで、身体機能傷害が発生する
以前に体全体の健康促進を図ることができる磁気を用い
た人体環境生成装置の開発が望まれていた。

【０００５】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、自律神経の興奮やアンバラ
ンスを正常に戻して健康促進を図ることができる磁気を
用いた人体環境生成装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】即ち、本発明の磁気を用
いた人体環境生成装置は、少なくとも人体を収容可能な
本体と、この本体の内壁に設けられた複数の永久磁石と
を備え、隣接する永久磁石を、相互に異なる極性とした
ことを特徴とする。

【０００７】また、請求項２の発明の磁気を用いた人体
環境生成装置は、上記に加えて、本体内に腰掛け椅子を
配置したことを特徴とする。

【０００８】また、請求項３の発明の磁気を用いた人体
環境生成装置は、請求項１又は請求項２に加えて、永久
磁石を複数個収納ケース内に収納し、本体の内壁に吸着
させたことを特徴とする。

【０００９】また、請求項４の発明の磁気を用いた人体
環境生成装置は、請求項３に加えて、収納ケースは非磁
性材料にて構成されていることを特徴とする。

【００１０】また、請求項５の発明の磁気を用いた人体
環境生成装置は、請求項１、請求項２、請求項３又は請
求項４に加えて、本体の内壁は永久磁石が吸着可能な材
料にて構成されていることを特徴とする。

【００１１】更に、請求項６の発明の磁気を用いた人体
環境生成装置は、請求項１、請求項２、請求項３、請求
項４又は請求項５に加えて、本体に移動用キャスターを
設けたことを特徴とする。

【００１２】更にまた、請求項７の発明の磁気を用いた
人体環境生成装置は、請求項１、請求項２、請求項３、
請求項４、請求項５又は請求項６に加えて、本体に把手
を設けたことを特徴とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図１は本発明の磁気を用いた人体環境
生成装置１０の斜視図を示している。図中１１は本体
で、この本体１１は内部に通常の大人が寝て入れる長
さ、及び、腰掛け椅子１５を取り付けて容易に腰掛けら
れる大きさの高さ約１３００ｍｍ、幅約８００ｍｍ、奥
行き約２１０４ｍｍを呈している。

【００１４】本体１１はフレーム１２と内壁１３にて構
成されており、フレーム１２は横フレーム１２Ａと縦フ
レーム１２Ｂとから構成され、縦フレーム１２Ｂは略楕
円形に形成されて本体１１の前後方向に複数設けられて
いる（図２、図３）。該縦フレーム１２Ｂの周囲には所
定の間隔で横フレーム１２Ａが設けられており、これら
の複数の縦フレーム１２Ｂ及び縦フレーム１２Ｂは図示
しないがネジ、或いは溶接にて固定されている。

【００１５】フレーム１２内側全面には複数の内壁１３
・・・が敷き詰められており、これら複数の内壁１３・
・・はこれもまた図示しないがネジ、或いは溶接にてフ
レーム１２に固定されている。該内壁１３は、永久磁石
が吸着可能なステンレス（ＳＵＳ−４３０）板などの材
料にて構成されている。そして、本体１１はフレーム１
２内側に内壁１３が設けられた状態で、奥行き前後を略
楕円形状に開口したドーム形状を呈している。尚、内壁
１３をネジにてフレーム１２内側に固定する場合、ネジ
が本体１１内側に突出しない皿ネジが使用される。

【００１６】本体１１の開口縁部には把手１４が設けら
れており、この把手１４は上下方向に延在して本体１１
一側の開口縁部両側のフレーム１２（縦フレーム１２
Ｂ）に取り付けられている。該把手１４は永久磁石が吸
着しないステンレスパイプ等にて構成されると共に、把
手１４は側面略コ字状に折曲され両端が図示しないネ
ジ、或いは溶接にて縦フレーム１２Ｂに強固に固定され
ている。

【００１７】また、本体１１の左右外側には複数の支柱
１７・・・が上下方向に延在して設けられており、これ
らの支柱１７・・・は本体１１の前後端部の縦フレーム
１２Ｂ、１２Ｂと、この前後端部の縦フレーム１２Ｂ、
１２Ｂの略中間に取り付けられている（図４）。これら
の支柱１７・・・は永久磁石が吸着しないステンレスの
四筒形の柱にて構成されると共に、図示しないネジ、或
いは溶接にてフレーム１２（縦フレーム１２Ｂ）に強固
に固定されている。該各支柱１７・・・の下端には本体
１２より突出した位置にそれぞれ移動用のキャスター１
６が固定されており、このキャスター１６によって、本
体１１（磁気を用いた人体環境生成装置１０）は移動自
在に構成されている。

【００１８】また、本体１１内部には永久磁石が吸着し
ない床板１８が設けられており、この床板１８には肘掛
け１５Ａが設けられた腰掛け椅子１５がボルトにて固定
されている。該腰掛け椅子１５は背もたれの傾斜角度を
容易に変えることができる所謂リクライニング式のもの
で、背もたれを起こしたときは、腰掛け椅子１５に大人
が腰掛けられ、背もたれを倒したときは、腰掛け椅子１
５に大人が寝られるように構成している。尚、床板１８
は後述する永久磁石２１に吸着させることにより、本体
１１に固定しているが、床板１８の本体１１に接触する
部分全てを吸着させると、床板１８を永久磁石２１から
離すことができなくなってしまうので、床板１８の本体
１１に接触する部分の一部だけ永久磁石２１に吸着可能
な金属を設けている。また、１８Ａは補強部材であり床
板１８が変形しないように設けられている。

【００１９】前記、本体１１の内壁１３には永久磁石２
１が複数収納された収納ケース２０が複数密着配置され
ると共に、収納ケース２０に収納した永久磁石２１によ
ってた吸着固定されている（図５）。収納ケース２０
は、前述同様永久磁石２１が吸着しないステンレス板な
どの非磁性材料にて構成されると共に、一面を開口し永
久磁石２１を６個収納可能な内ケース２０Ａと、この内
ケース２０Ａを収納可能な角筒形の外ケース２０Ｂとか
ら構成されている（図６、図７）。尚、収納ケース２０
はステンレス板以外に非磁性材料であれば真鍮板、銅
板、アルミ板、合成樹脂板などを用いても差し支えな
い。

【００２０】該永久磁石２１は、ネオジム系の磁石で強
力な磁気を有すると共に、円柱形を呈している。この永
久磁石２１は、円柱形の長手方向一面をＮ極、他面をＳ
極の２極の永久磁石で、内ケース２０Ａの一側からＮ
極、Ｓ極、Ｎ極、Ｓ極、Ｎ極、Ｓ極と６個の永久磁石２
１を収納している。この場合、内ケース２０Ａの開口側
がＮ極、Ｓ極、Ｎ極、Ｓ極、Ｎ極、Ｓ極と配列されてい
る。これによって、内ケース２０Ａに収納した一側の永
久磁石２１をＮ極、他側の永久磁石２１をＳ極としてい
る。

【００２１】そして、６個の永久磁石２１が収納された
内ケース２０Ａを外ケース２０Ｂ内に収納する。これに
よって、収納ケース２０内に収納した永久磁石２１の脱
落を防止することが可能となると共に、永久磁石２１の
取り扱いは収納ケース２０単位で行なえるので取り扱い
が容易となる。

【００２２】そして、収納ケース２０を直列に配列する
場合、内ケース２０Ａの一側の永久磁石２１をＮ極、他
側の永久磁石２１をＳ極としているので、内ケース２０
Ａの一側（この場合、永久磁石２１の極性はＮ極）に他
の収納ケース２０の他側（この場合、永久磁石２１の極
性はＳ極）を吸着させることができる。即ち、収納ケー
ス２０の一側或いは他側が吸着する状態で直列に並べる
だけで、直列に並べた複数の収納ケース２０内の永久磁
石２１の極性、即ち、隣接する各永久磁石２１・・・を
相互にＮ極とＳ極との異なる極性に配列することができ
る。

【００２３】また、収納ケース２０を並列に設置する場
合、内ケース２０Ａの一側からＮ極、Ｓ極、Ｎ極、Ｓ
極、Ｎ極、Ｓ極と６個の永久磁石２１を収納しているの
で、一方の収納ケース２０の一側と他方の収納ケース２
０の他側を合わせれば、一方の収納ケース２０内の永久
磁石２１のＮ極、Ｓ極、Ｎ極、Ｓ極、Ｎ極、Ｓ極に対し
て他の収納ケース２０内の永久磁石２１はＳ極、Ｎ極、
Ｓ極、Ｎ極、Ｓ極、Ｎ極に配置することができ、両収納
ケース２０、２０は吸着する。即ち、収納ケース２０の
一側或いは他側が吸着する状態で並列に並べるだけで、
並列に並べた収納ケース２０、２０内の永久磁石２１の
極性、即ち、隣接する各永久磁石２１・・・を相互にＮ
極とＳ極との異なる極性に配列することができる（図
７）。

【００２４】そして、本体１１の内壁１３全面に上記配
列で収納ケース２０を吸着させ固定する（図５）。この
場合、収納ケース２０は収納ケース２０内に収納した永
久磁石２１の磁力で内壁１３に固定させているが、永久
磁石２１をネオジム系の強力な磁石を使用しているの
で、ネジ止め、或いは接着などにより固定しなくても強
固に固定することができる。尚、本体１１内壁１３は内
壁１３全面に収納ケース２０を密着配置した状態で、隣
接するそれぞれの永久磁石２１の極性が相互にＮ極とＳ
極との異なる極性にて配置できる寸法にて構成されてい
る。

【００２５】一方、永久磁石２１を相互に異なる極性で
配置すると、永久磁石２１の磁気（磁力線２１Ａ）は、
隣接する永久磁石２１との間に形成される。そして、内
壁１３に吸着されて相互に隣接する永久磁石２１の磁力
線２１Ａは、内壁１３を通って相互に吸引する磁力線２
１Ａ（図中実線）が形成される。また、内壁１３の反対
側では各永久磁石２１・・・が吸着可能な材料（内壁１
３）がないので、永久磁石２１の磁力線２１Ａ（図中実
線）は空間に形成される（図９実線矢印範囲内）。

【００２６】即ち、内壁１３内面に吸着固定した各永久
磁石２１・・・の内壁１３側の磁力線２１Ａは内壁１３
内に形成され、反対側は本体１１内の空間１１Ａに形成
される（この場合、各永久磁石２１面に沿って形成され
る）。この場合、本体１１内の空間１１Ａは周囲に形成
した永久磁石２１の磁気で無磁極無磁場環境を形成する
ことができる。これにより、本体１１内には本体１１外
部の環境磁場（例えば地磁気等）の影響を受けない空間
１１Ａを形成することが可能となる。尚、磁力線が空間
より永久磁石が吸着可能な材料内を通過しやすいのは従
来より周知の技術であるため、詳細な説明を省略する。

【００２７】このように、少なくとも人体を収容可能な
本体１１と、この本体１１の内壁１３に設けられた複数
の永久磁石２１と、本体１１内に腰掛け椅子１５を配置
したので、隣接するそれぞれの永久磁石２１・・・を相
互に異なる極性としているので、本体１１内に外部の環
境磁場の影響を受けない空間１１Ａ（無磁極無磁場環
境）を形成することができる。この場合、腰掛け椅子１
５に腰掛け、無磁極無磁場環境に人体を置くことによっ
て、血行を良くしてリラクゼーション効果を得ることが
可能となるので、血行不良による腰痛や肩コリ、或い
は、それらに伴う身体機能傷害や、心身ストレスなどの
改善を行なうことができるようになる。これにより、自
律神経の興奮やアンバランスを正常な状態に戻して好適
な人体環境を生成することができるようになる。

【００２８】また、永久磁石２１を複数個の収納ケース
２０内にそれぞれ所定数量収納し、本体１１の内壁１３
に吸着させているので、多数の永久磁石２１が集まって
一塊りに吸着してしまうのどの不都合を未然に阻止する
ことができる。この場合、短時間でＳ極、Ｎ極、Ｓ極、
Ｎ極と交互に異なる極性の永久磁石２１を本体１１内壁
１３へ吸着させることが可能となり、本体１１内壁１３
への永久磁石２１の吸着作業を極めて向上させることが
できる。これにより、本体１１内壁１３へ永久磁石２１
を吸着固定するための作業時間を大幅に短縮することが
でき、磁気を用いた人体環境生成装置１０のコストの低
減を図ることができる。

【００２９】また、収納ケース２０を非磁性材料にて構
成しているので、収納ケース２０に永久磁石２１が吸着
することがない。これにより、収納ケース２０内への永
久磁石２１の収納作業性を大幅に向上させることが可能
となると共に、収納ケース２０内に収納した永久磁石２
１の磁力線２１Ａを収納ケース２０の外に出すことが可
能となる。これにより、収納ケース２０に永久磁石２１
を収納したまま収納ケース２０を内壁１３に吸着させる
ことが可能となるので、複数の永久磁石２１・・・を本
体１１内壁１３へ吸着させる作業を大幅に向上させるこ
とができる。

【００３０】また、本体１１内壁１３を永久磁石２１が
吸着可能なステンレス板にて構成しているので、格別な
ネジや、接着剤などを使用しなくても、本体１１内壁１
３に永久磁石２１を固定することが可能となるので、永
久磁石２１の取り付け作業性を大幅に向上することがで
きる。

【００３１】また、本体１１に移動用キャスター１６を
設けているので、本体１１内部に多数（この場合、本体
１２内壁１３には数万個の永久磁石２１が取り付けられ
ている）の永久磁石２１を設けた重い磁気を用いた人体
環境生成装置１０を容易に移動することができる。これ
により、磁気を用いた人体環境生成装置１０を何処にで
も容易に移動することが可能となる。

【００３２】本体１１の開口縁部に把手１４を設けたの
で、本体１１の移動方向を容易に変えることが可能とな
る。これにより、本体１１を容易に移動させることがで
きるようになるので、磁気を用いた人体環境生成装置１
０の利便性を大幅に向上することができる。

【００３３】尚、実施例では、収納ケース２０に永久磁
石２１を６個収納したが、収納ケース２０内に収納する
永久磁石２１の数はこの数に限らず、永久磁石２１を１
０個、或いは６個を一列として２列（この場合、隣接す
る永久磁石２１の極性がＮ極とＳ極の異なる極性で収納
する）、３列収納しても差し支えない。即ち、即ち、本
体１１内に設けた各収納ケース２０内の永久磁石２１が
相互に異なる極性にでき、複数の永久磁石２１を収納し
た収納ケース２０を容易に取り扱うことができれば、収
納ケース２０の大きさは上記大きさに限るものでない。

【００３４】

【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、少な
くとも人体を収容可能な本体と、この本体の内壁に設け
られた複数の永久磁石とを備え、隣接する永久磁石を、
相互に異なる極性としたので、本体内に外部の環境磁場
の影響を受けない空間を形成することができるようにな
る。これにより、本体内に無磁極無磁場環境を形成する
ことが可能となるので、本体内に入れば体全体の健康促
進を図ることができるようになるものである。

【００３５】また、請求項２の発明によれば、上記に加
えて、本体内に腰掛け椅子を配置したので、腰掛け椅子
に腰掛け無磁極無磁場環境に人体を置くことによって、
リラクゼーション効果や血行を良くすることが可能とな
る。これにより、血行不良による腰痛や肩コリ、或い
は、それらに伴う身体機能傷害や、心身ストレスなどの
改善を行なうことができるようになる。従って、自律神
経の興奮やアンバランスを正常な状態に戻して好適な人
体環境を生成することができるようになるものである。

【００３６】また、請求項３の発明によれば、請求項１
又は請求項２に加えて、永久磁石を複数個の収納ケース
内に収納し、本体の内壁に吸着させたので、多数の永久
磁石が集まって一塊りに吸着してしまうのどの不都合を
未然に阻止することができるようになる。これにより、
短時間で交互に異なる極性の永久磁石を本体内壁へ吸着
させることが可能となる。従って、本体内壁への永久磁
石の吸着作業を極めて向上させることができるようにな
るものである。

【００３７】特に、収納ケース内に複数個の永久磁石を
例えばＳ極、Ｎ極、Ｓ極、Ｎ極と交互に異なる極性で収
納しているので、本体内壁へ永久磁石を吸着固定するた
めの作業時間を大幅に短縮することができるようになる
ものである。

【００３８】また、請求項４の発明によれば、請求項３
に加えて、収納ケースは非磁性材料にて構成されている
ので、収納ケースに永久磁石が吸着することがない。こ
れにより、収納ケース内への永久磁石の収納作業性を大
幅に向上させることが可能となる。従って、極めて容易
に永久磁石を収納ケースに収納することができるように
なるものである。

【００３９】特に、収納ケースを永久磁石が吸着しない
非磁性材料にて構成しているので、収納ケース内に収納
した永久磁石の磁力線を収納ケースの外に出すことが可
能となる。これにより、永久磁石を収納ケースに収納し
たまま、当該収納ケースを内壁に吸着させることが可能
となる。従って、本体内壁へ複数の永久磁石を吸着させ
る作業を大幅に向上させることができるようになるもの
である。

【００４０】また、請求項５の発明によれば、請求項
１、請求項２、請求項３又は請求項４に加えて、本体の
内壁は永久磁石が吸着可能な材料にて構成されているの
で、例えば、ネジや、接着剤などで格別に永久磁石を固
定しなくても、本体内壁に永久磁石を吸着し強固に固定
することが可能となる。これにより、永久磁石の取り付
け作業工数を大幅に削減することができるようになるも
のである。

【００４１】更に、請求項６の発明によれば、請求項
１、請求項２、請求項３、請求項４又は請求項５に加え
て、本体に移動用キャスターを設けたので、多数の永久
磁石を取り付けた重い本体でも容易に移動することがで
きるようになる。これにより、本体を何処にでも容易に
移動することが可能となる。従って、本体を移動したい
場所に容易に移動できるので、磁気を用いた人体環境生
成装置の利便性を大幅に向上させることができるように
なるものである。

【００４２】更にまた、請求項７の発明によれば、請求
項１、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５又は請
求項６に加えて、本体に把手を設けたので、本体の移動
方向を容易に変えることが可能となる。これにより、更
に本体を容易に移動させることができるようになる。従
って、磁気を用いた人体環境生成装置の利便性を更に向
上させることができるようになるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の磁気を用いた人体環境生成装置の斜視
図である。

【図２】本発明の磁気を用いた人体環境生成装置の正面
図である。

【図３】本体内部を示す磁気を用いた人体環境生成装置
の斜視図である。

【図４】一部本体内部を示す磁気を用いた人体環境生成
装置の側面図である。

【図５】収納ケースを配置した本体内壁の斜視図であ
る。

【図６】隣接する永久磁石を異なる極性で収納した内ケ
ースの斜視図である。

【図７】永久磁石を収納した収納ケースの斜視図であ
る。

【図８】本体内壁に吸着した収納ケース内の永久磁石の
極性を示す図である。

【図９】隣接する永久磁石の磁気（磁力線）を示す図で
ある。

【図１０】外部の環境磁場の影響を受けない無磁極無磁
場環境を形成した本体の正面図である。

【符号の説明】

１０ 磁気を用いた人体環境生成装置 １１ 本体 １１Ａ 空間 １２ フレーム １３ 内壁 １４ 把手 １５ 腰掛け椅子 １６ キャスター １８ 床板 ２０ 収納ケース ２１ 永久磁石 ２１Ａ 磁力線

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 万井 正章 京都府京都市左京区一乗寺出口１ Ｆターム(参考） 4C106 AA01 CC40 DD11

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも人体を収容可能な本体と、こ
   の本体の内壁に設けられた複数の永久磁石とを備え、 隣接する前記永久磁石を、相互に異なる極性としたこと
   を特徴とする磁気を用いた人体環境生成装置。
2. 【請求項２】 前記本体内に腰掛け椅子を配置したこと
   を特徴とする請求項１の磁気を用いた人体環境生成装
   置。
3. 【請求項３】 前記永久磁石を複数個収納ケース内に収
   納し、前記本体の内壁に吸着させたことを特徴とする請
   求項１又は請求項２の磁気を用いた人体環境生成装置。
4. 【請求項４】 前記収納ケースは非磁性材料にて構成さ
   れていることを特徴とする請求項３の磁気を用いた人体
   環境生成装置。
5. 【請求項５】 前記本体の内壁は前記永久磁石が吸着可
   能な材料にて構成されていることを特徴とする請求項
   １、請求項２、請求項３又は請求項４の磁気を用いた人
   体環境生成装置。
6. 【請求項６】 前記本体に移動用キャスターを設けたこ
   とを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３、請求項
   ４又は請求項５の磁気を用いた人体環境生成装置。
7. 【請求項７】 前記本体に把手を設けたことを特徴とす
   る請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５
   又は請求項６の磁気を用いた人体環境生成装置。