JP2003325520A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2003325520A
JP2003325520A JP2002134888A JP2002134888A JP2003325520A JP 2003325520 A JP2003325520 A JP 2003325520A JP 2002134888 A JP2002134888 A JP 2002134888A JP 2002134888 A JP2002134888 A JP 2002134888A JP 2003325520 A JP2003325520 A JP 2003325520A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波診断装置において、変位量の大きい対
象組織の変位を精度よく測定する。 【解決手段】 第1周波数の超音波と第1周波数より低
い第2周波数の超音波を用いて対象組織の変位量を計測
する。変位前後の2つの第2受信信号104a,104
bの相互間の位相差から参照変位量Dを演算する。変位
前後の2つの第1受信信号102a,102bの相互間
で生じた位相差の折り返しについて、参照変位量Dをλ
/2で除して得た整数mで折り返し回数が求められる
(λは第1周波数の超音波の波長)。次に第1受信信号
の変位計測窓106と変位前のゼロクロス点Rをm*
(λ/2)だけ変位方向にシフトし、点Rに対応する点
Sと、変位後のゼロクロス点Uとの相互間の位相差から
みかけ変位量Δdを求める。対象組織の変位量は、m*
(λ/2)+Δdで算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
係り、特に対象組織の変位量を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】対象組織の変位量を測定するには、対象
組織に超音波を繰り返し送受信して、受信信号の位相を
比較し、その位相差から変位量を求める方法が用いられ
る。図6は、上記方法を説明するため、時間とともに変
位する対象組織11に対して、探触子22から超音波1
3を繰り返し送信し、対象組織11から超音波15が反
射され探触子22に戻る様子を示したものである。
(a),(b)は、それぞれ時刻T=t1,t2における
対象組織11の変化状態を示す。対象組織11は時間経
過とともに探触子22側に変位し、それに応じて対象組
織11の表面と探触子22の間隔が時間経過とともに小
さくなる。
【0003】そこで、時刻T=t1において超音波13
を送信し、対象組織11の表面から反射された超音波1
5を探触子22が受信した信号波形を#1とする。同様
に時刻T=t2に送信した超音波に対応する受信信号波
形を#2とする。
【0004】図7は、横軸に時間、縦軸に振幅をとり、
対象組織11の表面に相当する受信信号波形#1,#2
を示したものである。それぞれの受信信号波形について
の時間軸の原点は、それぞれの超音波の送信時刻を基準
に取った。図7に示すように、対象組織11の変位の大
きさに応じ、これらの受信信号#1,#2の相互間に位
相差が生ずる。例えば受信信号#1,#2のそれぞれに
つき、その波形の立上り側のゼロクロス点の相互間の差
で位相差Δθ21を求めることができる。位相差Δθ21
大きさは、図6から理解できるように、対象組織11と
探触子22との距離、つまり対象組織11の変位量に基
づくものである。ここで、2πの位相差が超音波の1波
長の長さに相当するので、求められた位相差から変位量
を算出できる。したがって、対象組織に超音波を繰り返
し送受信して、受信信号の位相を比較し、その位相差か
ら刻々と変化する変位量の時間変化を求めることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、変位量が大きくなり、受信信号相互間の位相差が±
π以上となると、以下に述べる位相差に関する公知の
「折り返し」の問題が起こり、測定可能な最大変位量に制
限が出る。
【0006】図8は、位相差に関する折り返しの問題を
説明するため、受信信号相互間の位相差が±π以上とな
る2個の受信信号#1と#3を、図7と同じ表し方で示
したものである。図8において、受信信号#1の立上り
側ゼロクロス点を点Rとすると、信号波形の1波長は2
πに相当するので、受信信号#1を基準とした位相差の
識別は、点Rを中心とした±πの位相差の範囲に対応す
る点Sと点Tの範囲内でのみ有効に行うことができる。
いま、対象組織の変位量が大きく、その変位量に対応し
た受信信号#3の変化が、受信信号#1との相互間の位
相差Δθ31がπを超えているときは、受信信号#1に関
する位相差の有効識別範囲の点Sと点Tの範囲外に、受
信信号#3の真のゼロクロス点Uがくる。このとき、受
信信号#1に関する位相差の有効識別範囲の点Sと点T
の範囲内でも、受信信号#3は他のゼロクロス点Vをも
つ。したがって、いまの場合、受信信号#1のゼロクロ
ス点Rから位相差Δθ31だけ離れた真のゼロクロス点U
でなく、位相差[2π−Δθ31]だけ離れた他のゼロク
ロス点Vを位相差の算出に用いてしまう。
【0007】このように、位相差が±πを超えると、観
測する位相差の折り返しが起こるために、位相差から変
位量を求める方法は、位相差に関し±πの範囲の測定に
制限される。したがって、測定可能な最大変位量は、超
音波の波長をλとして、±λ/2の範囲に制限され、こ
れを超える大きな変位量を測定することができない。
【0008】超音波の周波数を低くして、波長λを大き
くすれば大きな変位量の測定が可能になるが、変位量の
測定精度が低くなる。
【0009】一方、超音波の送信する間隔を短くし、変
位量の測定時刻t1,t2の間隔を短くすれば、送信間隔
内の対象組織の変位量が小さくなるので、位相差を±π
の範囲に納めるようにすることができる。しかし、超音
波のパルス繰り返し時間(Pulse Repetit
ion Time:PRT)を短くすることになり、周
知のように、対象組織の診断深さが浅くなる制限が出
る。
【0010】また、対象組織の測定点、例えば血管の前
壁にトラッキングゲートを設定し、血管壁の変位を逐次
検出するトラッキング機能において、位相検出を用いて
血管前壁の変位の逐次検出を行うときは同様の問題が起
こることがある。すなわち、この場合のトラッキングゲ
ートの変位計測可能な窓幅は、超音波の波長をλとし
て、±λ/2であるので、血管前壁が±λ/2以上変位
するときは、トラッキングゲートはその変位に追随でき
ないか、あるいは誤った動作をする。
【0011】本発明の目的は、かかる従来技術の課題を
解決し、変位量の大きい対象組織の変位を精度よく測定
する超音波診断装置を提供することである。他の目的
は、対象組織の診断深さを変えることなく、変位量の大
きい対象組織の変位を精度よく測定する超音波診断装置
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る超音波診断装置は、対象組織に対し、
送受信シーケンスに従って、第1周波数の超音波を繰り
返し送受信して複数の第1受信信号を出力し、前記第1
周波数より低い第2周波数の超音波を繰り返し送受信し
て複数の第2受信信号を出力する送受信手段と、前記複
数の第1受信信号についての相互間の第1位相差と、前
記複数の第2受信信号についての相互間の第2位相差と
に基づいて、対象組織の変位量を演算する変位量演算手
段と、を備えることを特徴とする。
【0013】この構成により、短い波長の第1周波数の
超音波による計測と、長い波長の第2周波数の超音波に
よる計測の両者の利点を生かして、変位量の大きい対象
組織の変位を精度よく測定することができる。変位量
は、位置、速度などの測定量を含む。
【0014】望ましくは、前記変位量演算手段は、前記
複数の第1受信信号の相互間の波形比較により前記第1
位相差を演算する第1位相差演算部と、前記複数の第2
受信信号の相互間の波形比較により前記第2位相差を演
算する第2位相差演算部と、前記第2位相差に基づい
て、前記第1位相差に関する折り返しの有無および回数
を判定する判定部と、前記判定部の判定結果に従い、前
記第1位相差に基づいて前記対象組織の変位量を演算す
る変位量演算部と、を備える。
【0015】この構成により、第1周波数の超音波につ
いてその位相差の折り返しにより識別できない部分があ
るか否か、あるときは何回折り返しがあるかを判別す
る。その結果を用いることで、第1周波数の超音波のP
RTを変えることなく、第1周波数の超音波について位
相差の折り返しで制限される測定可能な最大変位量を超
える分を、第2周波数の超音波を用いた位相差の測定で
補うことができる。したがって対象組織の診断深さを変
えることなく、変位量の大きい対象組織の変位を精度よ
く測定することができる。
【0016】望ましくは、前記送受信シーケンスは、前
記第1周波数の超音波と前記第2周波数の超音波とを交
互に送信する送受信シーケンスである。
【0017】この構成により、第1位相差と第2位相差
とを相互に近接した時刻で測定できるので、それらの測
定値の同時性がよく、対象組織の変位量を正確に演算で
きる。また、対象組織の変位量を短時間で演算できる。
【0018】望ましくは、前記折り返し回数は、前記第
1位相差の1回の折り返し当たりの単位変位量で前記第
2位相差に相当する参照変位量を除することにより算出
される整数である。
【0019】望ましくは、前記変位量演算部は、前記第
1位相差から演算される見かけの変位量と、前記折り返
し回数に前記単位変位量を乗じて得られる折り返し変位
量とに基づいて前記対象組織の変位量を演算する。
【0020】ここで見かけ変位量は、位相差の折り返し
が生じている状態での第1位相差に基づいて演算される
見かけの変位量である。したがって、見かけ変位量と、
折り返しの生じた大きな変位量すなわち折り返し変位量
とから、対象組織の変位量を得ることができる。
【0021】望ましくは、前記見かけ変位量は、前記位
相差の折り返しが生じない変位量観測範囲である変位計
測窓を、変位方向に前記折り返し変位量分だけシフトさ
せて演算される。
【0022】ここで変位計測窓は、長さの次元では、第
1超音波の波長をλとして、±λ/2の幅を有するもの
とできる。また、±λ/2の幅に対応する時間幅または
位相幅であってもよい。
【0023】望ましくは、前記見かけ変位量は、前記変
位計測窓のシフトにあわせ、上記変位計測窓内における
変位前の第1受信信号の変位量測定のための特徴点の位
置を、変位方向に前記折り返し変位量分だけシフトさ
せ、上記シフトさせた変位計測窓内における変位前後の
前記特徴点の位置の差から演算される。
【0024】ここで特徴点の位置は、第1受信信号のゼ
ロクロス点の位置とすることができる。また、第1受信
信号の他の点、例えばピーク点の位置等を特徴点の位置
とすることもできる。位置は、距離についての位置の
他、時間、位相についての位置でもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を用い、本発明に係る
実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の原
理説明図である。(a)は、縦軸に振幅、横軸に時間を
取り、変位前の対象組織に対し第1周波数の超音波を送
信して得られた第1受信信号102aを実線で、変位後
の対象組織に対し第1周波数の超音波を送信して得られ
た第1受信信号102bを破線で示してある。同様に、
(b)は、第1周波数より低い第2周波数の超音波を変
位前の対象組織に対し送信して得られた第2受信信号1
04aを実線で、変位後の対象組織に対し第2周波数の
超音波を送信して得られた第2受信信号104bを破線
で示してある。(a)と(b)の時間軸の原点は、同じ
位置として配列した。
【0026】すでに図7で説明したように、対象組織の
変位量は、変位前の受信信号のゼロクロス点と変位後の
受信信号のゼロクロス点との相互間の変化から求められ
る。図1(a)の第1受信信号102a,102bの相
互間においては、変位前後でゼロクロス点が点Rから点
Uへ変化し、図1(b)の第2受信信号104a,10
4bの相互間においては、変位前後でゼロクロス点が点
Pから点Qへ変化している。ここで、第1受信信号10
2a,102b相互間におけるゼロクロス点の変化は±
πを超えているので、図8で説明した位相差の折り返し
問題が起こっている。したがって、真のゼロクロス点は
Uであるが、従来技術では、位相差の折り返しによって
現れる他のゼロクロス点Vを観測してしまい、ゼロクロ
ス点Vに基づいて位相差の算出を行ってしまう。
【0027】第1周波数の超音波の変位量計測において
は、位相差の折り返しが起こらない範囲、つまり±λ/
2の範囲で高精度の計測ができる。したがって、±λ/
2の範囲が、変位量を有効に観測できる変位計測窓であ
る。
【0028】これに対し、第2周波数は第1周波数より
周波数が低く、(b)に示すように第2受信信号におけ
るゼロクロス点の変化について位相差の折り返しが起こ
っていない。そこで、変位前後の2つの第2受信信号の
ゼロクロス点の変化、すなわち点Pと点Qとの相互間の
位相差から変位量を演算することができる。この変位量
を参照変位量Dと呼ぶことにする。参照変位量は、全体
変位量を表しているが、周波数の低い第2周波数の超音
波を用いて算出するので、第1周波数の超音波を用いて
算出する値に比べて、精度が低下する。
【0029】図1(a)において、上記のように点Rと
点Uとの間の位相差はπを超え、位相差の折り返しが起
こっているので、位相差の折り返しの回数を求める。位
相差の折り返しは、±πを単位として起こる。変位量の
次元で換算すると±λ/2を単位として起こる。したが
って、参照変位量Dをλ/2で除した整数をmとする
と、mが位相差の折り返し回数になる。図示した例で
は、λは第1周波数の超音波の波長であるので、(a)
と(b)を比較して、位相差の折り返し回数mは1であ
る。
【0030】いま、位相差の折り返し回数をmとしてm
*(±λ/2)に相当する変位量を、折り返し回数に相
当する変位量という意味で折り返しで生じた変位量ある
いは単に折り返し変位量ということにする。
【0031】全変位量から折り返しで生じた変位量を差
し引いた変位量の大きさをΔdと表すとすると、Δdは
±λ/2の範囲の大きさ、すなわち第1受信信号の変位
計測窓内の大きさであり、この部分は高精度の変位量計
測ができる。Δdは高精度ではあるが、上記のように全
変位量を表さず、±λ/2の範囲の成分のみを表す、い
わば見かけの変位量である。
【0032】見かけ変位量Δdは、変位計測窓をm*
(λ/2)だけ変位方向にシフトすることで計測でき
る。つまり、図1(a)において、変位前の変位計測窓
106は、点Tと点Sの範囲である。この点Tと点Sの
範囲の変位計測窓106内では、変位後の第1受信信号
のゼロクロス点は点Vとして観測される。すでに述べた
ように点Vは、変位量を示す真のゼロクロス点ではな
い。そこで、点Tと点Sの範囲の変位計測窓106をm
*(λ/2)だけ変位方向にシフトする。
【0033】図1において、変位方向は時間軸で進み方
向(右方向)であり、m=1であるから、変位計測窓1
06をλ/2だけ時間軸に沿い進み方向にシフトする。
シフト後の変位計測窓108内で、変位後の第1受信信
号のゼロクロス点は点Uとして観測される。すなわち、
変位計測窓をm*(λ/2)だけ変位方向にシフトする
ことで、シフト後の変位計測窓108内で、真のゼロク
ロス点Uを検出できる。
【0034】検出された真のゼロクロス点Uを用いて、
見かけ変位量Δdを算出するには、変位前の第1受信信
号のゼロクロス点Rの位置も変位計測窓のシフトととも
にシフトすればよい。図1(a)の場合、ゼロクロス点
Rの位置を、変位方向にλ/2だけシフトすると、点S
の位置になる。そこで、図7の説明に従い、点Sと点U
の間の位相差から見かけ変位量Δdを求めることができ
る。
【0035】したがって、対象組織の変位量は、折り返
しで生じた変位量m*(λ/2)に、それを超えた±λ
/2の範囲の見かけ変位量Δdを加算して求めることが
できる。図1の場合ではm=1であるから、対象組織の
変位量は、(λ/2)+Δdとして求められる。このよ
うに、変位量の大きい場合、周波数の高い第1受信信号
で位相差の折り返しが起こっても、周波数の低い第2受
信信号の参照変位量Dを用い、その折り返し回数mを算
出して補うことで、生体組織の変位量を精度よく測定で
きる。
【0036】なお、点Vは変位量を示す真のゼロクロス
点ではないが、点Vと点Rの位相差は、(λ/2)−Δ
dの値に相当するので、点Tと点Sの範囲の変位計測窓
をシフトせずに、その範囲で検出されるゼロクロス点V
を用いて(λ/2)−Δdを求め、この値から−Δdを
演算することもできる。この場合、Δdに付される符号
が正負逆になる。
【0037】また、第1受信信号の変位前のゼロクロス
点Rを変位計測窓のシフトとともにシフトする他に、変
位計測窓の基準位置、例えば時間軸で最も遅れ側の点
(図1では変位計測窓106,108のそれぞれ左端)
を基準位置と定め、その基準位置からのゼロクロス点の
位置の変化からΔdを求めることもできる。すなわち、
変位前の変位計測窓106の左端から変位前のゼロクロ
ス点Rの位置までの量と、変位後の変位計測窓108の
左端と変位後の真のゼロクロス点U点の位置までの量を
比較して、Δdを求めることもできる。
【0038】図2は、超音波診断装置20のブロック図
である。図2において、探触子22は、超音波の送波お
よびエコーの受波を行う超音波探触子で、例えば、被検
者の体表面上に当接して用いられる。探触子22内には
図示されていないアレイ振動子が設けられる。アレイ振
動子は複数の振動素子からなり、アレイ振動子により超
音波ビームが形成される。この超音波ビームは電子走査
され、その電子走査方式としては、例えば電子リニア走
査や電子セクタ走査を用いることができる。
【0039】送受信部24は、送信回路26と受信回路
28とを備え、探触子22と接続される。送受信部は、
後述する送受信制御回路32の制御の下で、超音波の送
受信により、断層画像用の超音波ビームと、これとは別
に変位量計測用の2つの異なる周波数の超音波ビームを
形成し、受信信号を出力する回路である。より詳しく
は、送信回路26は、アレイ振動子の各チャネルごとに
遅延された送信信号を供給する回路である。受信回路2
8は、探触子22からのエコー信号を増幅し、各チャネ
ル間の受信信号の位相差を調整する整相加算等の処理を
行い、受信信号としてBモード信号処理部36と変位量
演算部38に出力する回路である。
【0040】送受信制御回路32の制御の下で、探触子
22から断層画像用の超音波ビームが生体内に走査され
る走査面10の様子を図2中に示す。後述するように、
断層画像用の超音波のエコー信号は信号処理および表示
処理がなされ、走査面10に断層画像として表示され
る。ユーザは、この断層画像を見ながら、対象組織11
の変位量計測個所、例えば血管の前壁点Aにつき、点A
を通過する方位を設定できる。その設定に基づき送受信
制御回路32の制御の下で、探触子22からその方位に
第1周波数の超音波12の送受信と、第1周波数より低
い第2周波数の超音波14の送受信が交互に行われる。
例えば第1周波数を8MHz、第2周波数を4MHzと
することができる。
【0041】図3は、送受信制御回路32により制御さ
れる第1周波数の超音波と第2周波数の超音波の送信タ
イミングチャートである。図3は横軸に時間をとり、上
段に同期クロックを、中段に第1周波数の超音波の送信
タイミングを、下段に第2周波数の超音波の送信タイミ
ングを示した。このように、第1周波数の超音波の送信
と第2周波数の超音波の送信は、一定の送信間隔で交互
に行われる。
【0042】再び図2に戻り、Bモード信号処理部36
は、断層画像用の超音波について受信回路28から出力
される整相加算後の受信信号に基づき、エコー信号の包
絡振幅を抽出する検波、包絡振幅信号の対数圧縮等の処
理を行う回路である。信号処理の結果は、表示処理部4
2に出力される。
【0043】変位量演算部38は、変位量計測用の超音
波について受信回路28から受取った2つの異なる周波
数の超音波の受信信号から、対象組織11の変位量を演
算する機能を有する。具体的には、後述するユーザによ
り設定されたトラッキングゲートによって、対象組織1
1である血管前壁の点Aの位置をトラッキングし、点A
の変位量を演算する機能を有する。トラッキング機能
は、後述する制御部30の制御の下において、設定され
たトラッキングゲート内で、位相を検出し、血管前壁の
点Aの変位を逐次検出する機能である。変位量を演算す
る機能のさらに詳細については後に詳述する。変位量演
算の結果は表示処理部42に出力される。
【0044】トラッキングゲートの位相検出に基づく変
位計測窓の範囲は、超音波の波長をλとして±λ/2な
ので、この範囲を超えるときは、位相差の折り返しの問
題が起こる。したがって、制御部30の制御の下で、図
1で説明したと同様に、生じた位相差の折り返し回数を
mとして、m*(λ/2)だけ変位方向に変位計測窓を
シフトさせることで、±λ/2の範囲を超える変位量の
場合でも誤動作することなくトラッキング機能を行うこ
とができる。
【0045】表示処理部42は、Bモード信号処理部3
6の出力からBモード断層画像を形成し、変位量演算部
38の演算結果を示す数値やグラフの表示に必要な処理
を行う回路である。変位量に関するグラフとしては、例
えば変位量の時間変化を示すグラフ等である。また、こ
れらの画像を合成する機能も有している回路である。表
示処理部42は、いわゆるディジタルスキャンコンバー
タ(DSC)や各種の画像処理回路によって構成するこ
とができる。形成されたBモード断層画像と変位量に関
する画像は、表示器44に出力される。
【0046】表示器44は、表示処理部42により形成
されたBモード断層画像や変位量の演算結果を示す数値
やグラフを表示する。また、例えば血管前壁の変位量の
他に、血管後壁の変位量を計測し、その結果をあわせて
表示することもできる。さらに、血管前壁の変位量と血
管後壁の変位量から血管の直径を演算し、その結果を表
示することもできる。
【0047】入力部46は、後述の制御部30と接続さ
れ、ユーザにより、超音波診断装置20の動作モードの
選択や必要なデータの入力が行われるスイッチ、キーボ
ード、トラックボール等である。例えば、ユーザは、入
力部46を用いて、動作モードとして変位計測を選択で
きる。また、ユーザは、表示器44の画面を見ながらト
ラックボール等を操作して断層画像上で変位量計測を行
う点Aを通過する所定の方位を設定でき、点Aの位置に
変位量計測のためのトラッキングゲートを設定できる。
【0048】制御部30は、超音波診断装置20の各構
成と接続され、それぞれの制御を行うコントローラであ
る。制御部30は、上記の送受信部24を制御する送受
信制御回路32を備える。
【0049】制御部30は、変位量計測のための超音波
ビームの方位を設定する制御を行う機能を有する。すな
わち、入力部46から入力された所定の方位に、第1周
波数の超音波と第1周波数より低い第2周波数の超音波
の方位を設定する制御を行う機能を有する。また、制御
部30は、変位量計測のためのトラッキングを制御する
機能を有する。すなわち、入力部46からなされたトラ
ッキングゲートの設定に基づき、血管前壁の点Aの変位
を逐次検出するトラッキングを制御する機能を有する。
【0050】図4は、変位量演算部38の詳細ブロック
図である。変位量演算部38は、受信回路28が繰り返
し出力する複数の第1受信信号50を記憶する第1受信
信号メモリ54、複数の第2受信信号52を記憶する第
2受信信号メモリ56、および変位量演算回路58を備
え、変位前後の2つの第1受信信号と変位前後の2つの
第2受信信号の計4個の受信信号に基づき、対象組織の
変位量60を演算し出力する機能を有する。
【0051】第1受信信号メモリ54は、受信回路28
から受取った複数の第1受信信号50を記憶する半導体
メモリ等の記憶装置である。同様に第2受信信号メモリ
56は、受信回路28から受取った複数の第2受信信号
52を記憶する記憶装置である。各受信信号の受信順序
の対応付けは、例えばメモリのアドレス等に対応付けて
管理される。
【0052】変位量演算回路58の中の参照変位量演算
器62は、第2受信信号メモリ56から変位前後の2つ
の第2受信信号を読み出し、図7で説明した方法に従
い、その信号相互間の位相差である第2位相差を求め、
その第2位相差に基づき参照変位量Dを演算する機能を
有する。
【0053】変位量判定器64は、演算された参照変位
量Dに基づき、図1で説明した方法に従い、位相差の折
り返しの有無とその回数を判定する機能を有する。すな
わち、参照変位量Dを第1周波数の超音波の波長をλと
してλ/2で除したときに得られる整数部分mが、位相
差の折り返しの回数である。判定式の形で示すと、次式
を満たす整数mが位相差の折り返し回数である。m=0
のときは位相差の折り返しが生じていない。
【数1】 m*(λ/2)≦D≦(m+1)*(λ/2) ・・・・(1)
【0054】見かけ変位量演算器66は、図1で説明し
た方法に従い、判定された位相差の折り返し回数mに従
って、第1受信信号の変位計測窓をシフトし、見かけ変
位量Δdを演算する機能を有する。図1で説明した方法
を再言すれば、まず変位前後の2つの第1受信信号を第
1受信信号メモリ54から読出した後、第1受信信号の
変位計測窓を、折り返し変位量m*(λ/2)だけ変位
方向にシフトし、その状態で変位後の第1受信信号のゼ
ロクロス点Uの位置を求める。そして、変位前の第1受
信信号のゼロクロス点Rの位置を、折り返し変位量m*
(λ/2)だけ変位方向にシフトした点Sと点Uとの相
互間の位相差から見かけ変位量Δdが算出される。
【0055】対象組織変位量演算器68は、位相差の折
り返し回数mに従って、対象組織の変位量を演算する機
能を有する。すなわち、mが0以外の整数のときは、見
かけ変位量Δdと、折り返し変位量m*(λ/2)とを
加算し、m*(λ/2)+Δdを演算し、その値を対象
組織の変位量60として表示処理部42に出力する機能
を有する。また、mが0のときは、変位前後の2つの第
1受信信号を第1受信信号メモリ54から読出し、図7
で説明した方法に従い、変位前後の第1受信信号の位相
差から求めた変位量をそのまま対象組織の変位量として
表示処理部42に出力する機能を有する。
【0056】図5は、対象組織の変位量演算の手順をフ
ローチャートで示したものである。
【0057】まず受信した第1受信信号を第1受信信号
メモリに順次記憶する(S10)。同様に受信した第2
受信信号を第2受信信号メモリに順次記憶する(S1
2)。
【0058】次に第2受信信号メモリから変位前後の2
つの第2受信信号を読出し、参照変位量演算器におい
て、その相互間の位相差から参照変位量Dを演算する
(S14)。
【0059】そして、変位量判定器で、参照変位量Dを
用いて、第1周波数の位相差の折り返しの有無と、その
回数mを判定する(S16)。折り返しの回数mは、式
(1)が成立するmを算出することで求めることができ
る。
【0060】次に、見かけ変位量演算器は、第1受信信
号メモリから、変位前後の2つの第1受信信号を読出す
(S18)。そして、mが0以外の整数のときは、図1
で説明した方法に従い、変位前の第1受信信号の変位計
測窓をm*(λ/2)だけ変位方向にシフトさせた上
で、変位前後の第1受信信号の相互間の位相差を求め、
その位相差における見かけ変位量Δdを演算する(S2
0)。
【0061】そして、m*(λ/2)+Δdを演算する
(S22)。この値を、対象組織の変位量とすることが
できる。
【0062】上記の加算、乗算等の四則演算処理は、演
算処理装置を用いて行うことができる。また、演算処理
装置に代わり、数式化したメモリを用い、必要なパラメ
ータ、例えば折り返し回数m、λ、参照変位量D等をメ
モリに入力して数式を処理し、同じ結果を得ることもで
きる。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る超音波診断装置によれば、
対象組織の診断深さを変えることなく、変位量の大きい
対象組織の変位を精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態の超音波診断装置の
ブロック図である。
【図3】 第1周波数の超音波と第2周波数の超音波の
送信タイミングチャートである。
【図4】 変位量演算部の詳細ブロック図である。
【図5】 対象組織の変位量演算のフローチャートであ
る。
【図6】 位相差から変位量を求める原理の説明図であ
る。
【図7】 2つの受信信号相互間の位相差の関係を示す
図である。
【図8】 位相差に関する折り返しの問題を説明する図
である。
【符号の説明】
10 走査面、11 対象組織、12 第1周波数の超
音波、14 第2周波数の超音波、20 超音波診断装
置、22 探触子、24 送受信部、26 送信回路、
28 受信回路、30 制御部、32 送受信制御回
路、36 Bモード信号処理部、38 変位量演算部、
54 第1受信信号メモリ、56 第2受信信号メモ
リ、58 変位量演算回路、62 参照変位量演算器、
64 変位量判定器、66 見かけ変位量演算器、68
対象組織変位量演算器、106,108 変位計測
窓。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 AA02 CC02 DD06 EE11 GB03 HH46 HH49 JB08 JB24 JB26 JB27 JB29 JB32 JC16 LL05 4C601 EE09 GB01 GB03 GB04 HH26 HH35 JB16 JB17 JB34 JB35 JB37 JB39 JB40 JB45 JB47 JC15 JC20 KK12 LL01 LL05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象組織に対し、送受信シーケンスに従
    って、第1周波数の超音波を繰り返し送受信して複数の
    第1受信信号を出力し、前記第1周波数より低い第2周
    波数の超音波を繰り返し送受信して複数の第2受信信号
    を出力する送受信手段と、 前記複数の第1受信信号についての相互間の第1位相差
    と、前記複数の第2受信信号についての相互間の第2位
    相差とに基づいて、対象組織の変位量を演算する変位量
    演算手段と、 を備えることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記変位量演算手段は、 前記複数の第1受信信号の相互間の波形比較により前記
    第1位相差を演算する第1位相差演算部と、 前記複数の第2受信信号の相互間の波形比較により前記
    第2位相差を演算する第2位相差演算部と、 前記第2位相差に基づいて、前記第1位相差に関する折
    り返しの有無および回数を判定する判定部と、 前記判定部の判定結果に従い、前記第1位相差に基づい
    て前記対象組織の変位量を演算する変位量演算部と、 を備えることを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記送受信シーケンスは、 前記第1周波数の超音波と前記第2周波数の超音波とを
    交互に送信する送受信シーケンスであることを特徴とす
    る超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記折り返し回数は、 前記第1位相差の1回の折り返し当たりの単位変位量で
    前記第2位相差に相当する参照変位量を除することによ
    り算出される整数であることを特徴とする超音波診断装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記変位量演算部は、 前記第1位相差から演算される見かけ変位量と、前記折
    り返し回数に前記単位変位量を乗じて得られる折り返し
    変位量とに基づいて前記対象組織の変位量を演算するこ
    とを特徴とする超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記見かけ変位量は、 前記位相差の折り返しが生じない変位量観測範囲である
    変位計測窓を、変位方向に前記折り返し変位量分だけシ
    フトさせて演算されることを特徴とする超音波診断装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記見かけ変位量は、 前記変位計測窓のシフトにあわせ、上記変位計測窓内に
    おける変位前の第1受信信号の変位量測定のための特徴
    点の位置を、変位方向に前記折り返し変位量分だけシフ
    トさせ、上記シフトさせた変位計測窓内における変位前
    後の前記特徴点の位置の差から演算されることを特徴と
    する超音波診断装置。
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