JP2003324844A - マンションなどの集合住宅への高圧受電設備導入による電気料金シミュレーションシステム - Google Patents

マンションなどの集合住宅への高圧受電設備導入による電気料金シミュレーションシステム

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JP2003324844A
JP2003324844A JP2002132797A JP2002132797A JP2003324844A JP 2003324844 A JP2003324844 A JP 2003324844A JP 2002132797 A JP2002132797 A JP 2002132797A JP 2002132797 A JP2002132797 A JP 2002132797A JP 2003324844 A JP2003324844 A JP 2003324844A
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Yoshitaka Yano
義高 矢野
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KYUSHU DENKI KANRI JIGYO KYODO
KYUSHU DENKI KANRI JIGYO KYODO KUMIAI
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KYUSHU DENKI KANRI JIGYO KYODO
KYUSHU DENKI KANRI JIGYO KYODO KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対象マンションの管理者又は居住者が、対象
マンションの受電方式を低圧電力供給契約から高圧電力
供給契約に変更するかどうかの検討を適切に且つ容易に
行えるようにする。 【構成】 モニタ計測器で測定した複数日の時間帯別電
気使用量実績と対象マンションの居住者全部の年間の月
別電気使用量実績とに基づいて、年間の各日別・各時間
帯別の電気使用量を推測し、この推測した各時間帯別電
気使用量に基づいて、対象マンションが高圧電力供給契
約に変更したときの予想電気料金や予想電気料金削減額
を高精度にシミュレーションするための、マンションな
どの集合住宅への高圧受電設備導入による電気料金シミ
ュレーションシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンションなどの
集合住宅の居住者が低圧電力供給契約から高圧電力供給
契約に変更したときの電気料金の変化をシミュレーショ
ンするための、マンションなどの集合住宅への高圧受電
設備導入による電気料金シミュレーションシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マンションなどの集合住宅の
各居住者は、東京電力や九州電力などの電力会社と「低
圧電力供給契約」を締結して電力を利用している。この
「低圧電力供給契約」とは、送電線を流れる約6,00
0V以上の高圧電力を、電力会社側が管理する変圧器
(送電線の電柱などに設置されている)で約100V又
は約200Vの低圧電力に変換してもらい、その変換さ
れた低圧電力を利用者側に供給してもらう、という契約
である。
【0003】他方、従来より、官公庁、病院、百貨店な
どの大型施設では、東京電力や九州電力などの電力会社
と「高圧電力供給契約」(「業務用電力契約」)を締結
して電力を利用している。この「高圧電力供給契約」と
は、送電線を流れる約6,000V以上の高圧電力をそ
のまま利用者側に供給してもらい、利用者側が管理する
変圧器(利用者側の敷地内に設置される)で約100V
又は約200Vの低圧電力に変換して利用する、という
ものである。
【0004】一般に「高圧電力供給契約」(「業務用電
力契約」)では、電力会社が変圧器を設置・保守・管理
する必要がない等の理由から、「低圧電力供給契約」と
比較して基本料金及び電気量料金が低く設定されてい
る。しかしながら、一般の住宅では、変圧器を設置・保
守・管理することが実際上極めて困難でありコスト的に
も割に合わないため、「低圧電力供給契約」を締結して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、一戸建ての住宅
だけでなく、複数の住宅が集まっているマンションなど
の集合住宅でも、従来は、一戸建ての住宅と全く同様
に、各居住者が個別に電力会社と「低圧電力供給契約」
を締結している。
【0006】実際には、マンションなどの集合住宅で
は、その規模や立地その他の条件により、変圧器を設置
・保守・管理するコストよりも高圧電力供給契約に変更
することによる電気料金の低減のメリットが高い場合も
十分にあり得る。しかし、従来は、マンションの管理者
又は居住者は、マンションに高圧電力供給契約を適用す
るという発想を全く有しておらず、マンションの受電方
式を低圧電力供給契約から高圧電力供給契約に変更する
ことなど全く思い付かず、高圧電力供給契約へ変更する
ことによるメリットを検討することさえも全く想定して
いない、というのが実情である。
【0007】本発明はこのような従来技術の課題に着目
してなされたものであって、マンションなどの集合住宅
の管理者又は居住者(電力の素人)が、集合住宅の受電
方式を低圧電力供給契約から高圧電力供給契約に変更し
たときのメリット及びデメリットを容易に把握して、集
合住宅の受電方式を低圧電力供給契約から高圧電力供給
契約へ変更するかどうかの検討が容易にできるようにす
るための、マンションなどの集合住宅への高圧受電設備
導入による電気料金シミュレーションシステムを提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するための本発明によるマンションなどの集合
住宅への高圧受電設備導入による電気料金シミュレーシ
ョンシステムは、電力会社が提供する電力を「電力会社
側の変圧器で低圧に変換してから供給してもらう低圧電
力供給契約」により利用している集合住宅の居住者の全
部又は一部の年間における各月別の電気使用量の実績デ
ータを記録するための月別電気使用量実績データ記録手
段と、前記集合住宅の居住者の全部又は一部について計
測して得られた、複数日に渡る各日の午前零時から30
分毎に区分された1日当たり計48個の各時間帯別の電
気使用量の実績データを記録するための時間帯別電気使
用量実績データ記録手段と、前記月別電気使用量実績デ
ータ記録手段からの各月別電気使用量実績データに基づ
いて、前記集合住宅の居住者全部の、年間における各日
別の予想電気使用量を推測するための日別電気使用量推
測手段と、前記日別電気使用量推測手段からの各日別電
気使用量と前記時間帯別電気使用量実績データ記録手段
からの各時間帯別電気使用量実績データとに基づいて、
前記集合住宅の居住者全部の、1年間を1月1日の午前
零時から30分毎に区分して成る計17,520個の各
時間帯の電気使用量を推測するための時間帯別電気使用
量推測手段と、前記時間帯別電気使用量推測手段からの
各時間帯別予想電気使用量から、それらの中の最大の時
間帯別電気使用量すなわちデマンドを推測するためのデ
マンド推測手段と、電力会社が提供する電力を「高圧の
まま供給してもらい、それをユーザー側の高圧受電設備
の変圧器で低圧に変換してから使用する高圧電力供給契
約」により利用するときの複数の基本料金計算メニュー
及び電気量料金計算メニューを記録しておくための料金
計算メニュー記録手段と、前記デマンド推測手段からの
デマンドと前記料金計算メニュー記録手段からの複数の
基本料金計算メニューとに基づいて、前記集合住宅が高
圧電力供給契約に変更したときの予想基本料金であっ
て、電力会社が提供する複数の基本料金計算メニューの
全て又は一部にしたがって算出される各メニュー別予想
基本料金を求めるためのメニュー別基本料金推測手段
と、前記時間帯別電気使用量推測手段からの「年間にお
ける各時間帯別の予想電気使用量」と前記料金計算メニ
ュー記録手段からの複数の電気量料金計算メニューとに
基づいて、前記集合住宅が高圧電力供給契約に変更した
ときの予想電気量料金であって、電力会社が提供する複
数の電気量料金計算メニューの全て又は一部にしたがっ
て算出される各メニュー別の「夏季の3ヶ月間における
予想電気量料金、及び、その他季の9ヶ月間における予
想電気量料金」を求めるためのメニュー別電気量料金推
測手段と、前記メニュー別基本料金推測手段からの各メ
ニュー別予想基本料金と前記メニュー別電気量料金推測
手段からの各メニュー別予想電気量料金とに基づいて、
前記集合住宅が高圧電力供給契約に変更したときに年間
電力料金が最も安くなる推奨メニュー及びその推奨メニ
ューで計算した年間又は月別の予想電力料金を求めるた
めの電力料金推測手段と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】また、本発明のマンションなどの集合住宅
への高圧受電設備導入による電気料金シミュレーション
システムは、電力会社が提供する電力を「電力会社側の
変圧器で低圧に変換してから供給してもらう低圧電力供
給契約」により利用している集合住宅の居住者の全部又
は一部の各月別の電気使用量の実績データを記録するた
めの月別電気使用量実績データ記録手段と、一般的な集
合住宅における30分毎に区分された1日当たり計48
個の各時間帯別又は1年間当たり計17,520個の各
時間帯の電気使用量に関する標準的データであって集合
住宅又はその居住者の属性に対応した標準的データを記
録しておくための時間帯別標準電気使用量データベース
と、前記月別電気使用量実績データ記録手段からの各月
別電気使用量実績データに基づいて、前記集合住宅の居
住者全部の、各日別の予想電気使用量を推測するための
日別電気使用量推測手段と、前記日別電気使用量推測手
段からの各日別電気使用量と前記時間帯別標準電気使用
量データベースからの各時間帯別標準電気使用量データ
とに基づいて、前記集合住宅の居住者全部の、1年間を
1月1日の午前零時から30分毎に区分して成る計1
7,520個の各時間帯の電気使用量を推測するための
時間帯別電気使用量推測手段と、前記時間帯別電気使用
量推測手段からの各時間帯別電気使用量から、それらの
中の最大の時間帯別電気使用量すなわちデマンドを推測
するためのデマンド推測手段と、電力会社が提供する電
力を「高圧のまま供給してもらい、それをユーザー側の
高圧受電設備の変圧器で低圧に変換してから使用する高
圧電力供給契約」により利用するときの複数の基本料金
計算メニュー及び電気量料金計算メニューを記録してお
くための料金計算メニュー記録手段と、前記デマンド推
測手段からのデマンドと前記料金計算メニュー記録手段
からの複数の基本料金計算メニューとに基づいて、前記
集合住宅が高圧電力供給契約に変更したときの予想基本
料金であって、電力会社が提供する複数の基本料金計算
メニューの全て又は一部にしたがって算出される各メニ
ュー別予想基本料金を求めるためのメニュー別基本料金
推測手段と、前記時間帯別電気使用量推測手段からの
「年間における各時間帯別の予想電気使用量」と前記料
金計算メニュー記録手段からの複数の電気量料金計算メ
ニューとに基づいて、前記集合住宅が高圧電力供給契約
に変更したときの予想電気量料金であって、電力会社が
提供する複数の電気量料金計算メニューの全て又は一部
にしたがって算出される各メニュー別の「夏季の3ヶ月
間における予想電気量料金、及び、その他季の9ヶ月間
における予想電気量料金」を求めるためのメニュー別電
気量料金推測手段と、前記メニュー別基本料金推測手段
からの各メニュー別予想基本料金と前記メニュー別電気
量料金推測手段からの各メニュー別予想電気量料金とに
基づいて、前記集合住宅が高圧電力供給契約に変更した
ときに年間電力料金が最も安くなる推奨メニュー及びそ
の推奨メニューで計算した年間又は月別の予想電力料金
を求めるための電力料金推測手段と、を備えたことを特
徴とするものである。
【0010】また、本発明の電気料金シミュレーション
システムにおいては、前記時間帯別電気使用量実績デー
タ記録手段は、日祝日を含む複数日に渡る各日の午前零
時から30分毎に区分された1日当たり計48個の各時
間帯別の電気使用量を計測して得られた各日別及び各時
間帯別電気使用量実績データを記録するものであり、前
記時間帯別電気使用量実績データ記録手段からの各日別
電気使用量実績データに基づいて、前記集合住宅におけ
る平日の電気使用量と日祝日の電気使用量との比率を算
出するための平日及び日祝日比率算出手段を備え、前記
日別電気使用量推測手段は、前記月別電気使用量実績デ
ータ記録手段からの各月別電気使用量実績データだけで
なく、「前記平日及び日祝日比率算出手段から得られる
前記集合住宅における平日の電気使用量と日祝日の電気
使用量との比率、又は、一般的な集合住宅に適用できる
平日の電気使用量と日祝日の電気使用量との比率」に基
づいて、前記集合住宅の居住者全部の「平日と日祝日と
の使用量の相違をも考慮した、年間における各日別の予
想電気使用量」を推測するものである、ことが望まし
い。
【0011】また、本発明の電気料金シミュレーション
システムにおいては、前記集合住宅の居住者の全部又は
一部の1年間における各月別の電気料金の実績データを
記録するための月別電気料金実績データ記録手段と、前
記月別電気料金実績データからの月別電気料金又はこれ
から求められる年間電気料金と前記電気料金推測手段か
らの月別又は年間の予想電気料金とから、前記集合住宅
が低圧電力供給契約から高圧電力供給契約に変更したと
きの電気料金の予想削減額を出力するための予想削減額
出力手段と、を備えたことが望ましい。
【0012】また、本発明の電気料金シミュレーション
システムにおいては、前記集合住宅の戸数、各戸の面
積、各戸の窓の向き、各戸の電気負荷機器の種類及び個
数、又は、その立地している地域特性などを記録するた
めの集合住宅属性記録手段を備え、前記日別電気使用量
推測手段又は時間帯別電気使用量推測手段は、前記集合
住宅属性記録手段からの集合住宅属性をも考慮して前記
各日別電気使用量又は各時間帯別電気使用量を推測する
ものである、ことが望ましい。
【0013】また、本発明の電気料金シミュレーション
システムにおいては、前記集合住宅の居住者の年齢層、
家族構成、職種、又は性別などを記録するための居住者
属性記録手段を備え、前記日別電気使用量推測手段又は
時間帯別電気使用量推測手段は、前記居住者属性記録手
段からの居住者属性をも考慮して前記各日別電気使用量
又は各時間帯別電気使用量を推測するものである、こと
が望ましい。
【0014】また、本発明の電気料金シミュレーション
システムにおいては、低圧電力供給契約を利用している
集合住宅の居住者の全部又は一部の1又は複数月の電気
使用量の実績データを入力するための各月別電気使用量
実績データ入力画面と、前記集合住宅の居住者の全部又
は一部の1又は複数月の電気料金の実績データを入力す
るための各月別電気料金実績データ入力画面とを表示す
ると共に、後述のシミュレーションサーバーからのシミ
ュレーション結果の内容又はこのシミュレーション結果
に関するメッセージを表示するためのWebページを、
ネットワーク経由でアクセスしてきた集合住宅の管理者
又は居住者が保有するユーザー端末側に送信するための
Webサーバーと、前記ユーザー端末側から前記Web
ページを介して入力されたデータに基づいて、前記集合
住宅が高圧電力供給契約に変更したときの電気料金をシ
ミュレーションするためのシミュレーションサーバー
と、を備えたことが望ましい。
【0015】また、本発明の電気料金シミュレーション
システムにおいては、前記Webサーバーは、前記集合
住宅の戸数、各戸の面積、各戸の窓の向き、各戸の電気
負荷機器の種類及び個数、又は、その立地している地域
特性などから成る集合住宅属性を入力するための集合住
宅属性入力画面を表示するWebページ情報を前記ユー
ザー端末側に送信するものであり、前記シミュレーショ
ンサーバーは、前記のWebページから入力された集合
住宅属性をも考慮して電気料金をシミュレーションする
ものである、ことが望ましい。
【0016】さらに、本発明の電気料金シミュレーショ
ンシステムにおいては、前記Webサーバーは、前記集
合住宅の居住者の年齢層、家族構成、職種、又は性別な
どから成る居住者属性を入力するための居住者属性入力
画面を表示するWebページ情報を前記ユーザー端末側
に送信するものであり、前記シミュレーションサーバー
は、前記のWebページから入力された居住者属性をも
考慮して電気料金をシミュレーションするものである、
ことが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1) 図1は本発明の
実施形態1によるマンションへの高圧受電設備導入によ
る電気料金シミュレーションシステムの全体構成を示す
ブロック図である。図1において、1はマンションの管
理者又は居住者が保有するユーザー端末(インターネッ
ト接続機能と電子メール送受信機能を備えたパソコンや
携帯電話など)、2は前記ユーザー端末1からの要求に
より所定のWebページをインターネット3経由で送信
するためのWebサーバー、4は前記Webサーバー2
からの情報に基づいて後述の電気料金シミュレーション
を実行するためのシミュレーションサーバー、5は前記
シミュレーションサーバー4からのシミュレーション結
果を電子メールにより前記ユーザー端末1に送信するた
めのメールサーバーである。前記シミュレーションサー
バー4は、ハードディスクなどの記録媒体に記録された
プログラム及び一般的データと、前記Webサーバー2
から入力された個別のマンションに関するデータとに基
づいて、個別のマンションがその受電方式を低圧電力供
給契約から高圧電力供給契約に変更したときの電気料金
の変化をシミュレーションする。
【0018】なお、ここで、前記シミュレーションの内
容を説明する前に、あるマンションがその受電方式を低
圧電力供給契約から高圧電力供給契約に変更することの
経済的意味を説明しておく。
【0019】図2は九州電力が提供している低圧電力供
給契約による電気料金と高圧電力供給契約(業務用電
力)による電気料金の計算方式を説明するための図であ
る。低圧電力供給契約では、図2(a)に示すように、
大きくは、従量電灯100Vと、低圧電力(三相200
V)との2つのメニューが提供されている。低圧電力
(三相200V)は、マンションでは、共有部分である
エレベータの駆動用などに利用されている。他方、高圧
電力供給契約(業務用電力)では、図2(b)に示すよ
うに、基本料金と電気量料金とに別れているが、いずれ
も、低圧電力供給契約による場合よりも低額に設定され
ている。また、業務用電力では、業務用休日(日・祝
日)エコノミー料金の適用が受けられるようになってい
る。
【0020】また、図3は、あるマンションが低圧電力
供給契約から高圧電力供給契約に変更したときの受電設
備や電気料金の支払い方法の変更内容を説明するための
図である。従来のマンションでは、マンション内の各居
住者が個別に電力会社と低圧電力供給契約を締結してい
るため、送電線からの約6000V以上の高圧電力を電
力会社側の変圧器により約100V又は約200Vの低
圧電力に変換したものを各居住者が個別に受電し、電気
料金も各居住者が個別に電力会社に支払うようにしてい
る(「低圧個別受電」方式)。これに対して、そのマン
ションが全体として高圧電力供給契約を締結すると、送
電線からの約6000Vの高圧電力はそのままマンショ
ンの敷地内に設置された高圧受電設備に一括的に受電さ
れ、この高圧受電設備内の変圧器により約100V又は
約200Vに変換されてから各居住者に供給される。ま
た、電気料金も、高圧受電設備を管理する管理会社が一
括して電力会社に支払うと共に、管理会社が各居住者の
使用実績に応じて料金を請求するようにしている(「高
圧一括受電」方式)。
【0021】図3に示すように、マンションが低圧個別
受電から高圧一括受電に切り換えることにより、低単価
で電力の供給を受けることができ(図3においては、中
国電力が提供する電気料金メニューによる計算結果の例
を示している)、一般的には、各月又は年間の電気料金
が約25〜30%以上低減する。他方、高圧一括受電方
式に変更すると、低圧個別受電と比較して、高圧受電設
備の設置・保守・管理や各居住者への電気使用料金の集
金などの諸費用が余分に発生してしまう。しかし、実際
には、前記の電気料金の低減額が前記の諸費用を大きく
上回ることがほとんどで、その差額(差益)を、マンシ
ョン側に、修繕積立金などに充当できる「差益還元金」
として還元することが可能になる。
【0022】次に、図1のWebサーバー2及びシミュ
レーションサーバー4の構成を図4の概念ブロック図に
基づいて説明する。図4において、11はあるマンショ
ンの居住者の一部又は全部の月別電気料金の実績を入力
するための月別電気料金実績データ入力部、12は前記
マンションの居住者の一部又は全部の月別電気使用量の
実績を入力するための月別電気使用量実績データ入力
部、13は前記マンションの集合住宅属性(各集合住宅
の戸数、各戸の面積、各戸の主要な窓の向き、各戸の電
気負荷機器の種類及び数、立地特性など)を入力するた
めの集合住宅属性入力部、14は前記マンションの居住
者属性(居住者の平均的な年齢層、平均的な家族構成、
平均的な職種、主要な性別など)を入力するための居住
者属性入力部、である。前記各入力部11,12,1
3,14の各機能は前記Webサーバー2のハードディ
スクに記録されたプログラム及びデータにより実現され
ている。
【0023】また、図4において、21は前記月別電気
料金実績データ入力部11から入力された月別電気料金
実績データを記録するための月別電気料金実績データ記
録部、22は前記月別電気使用量実績データ入力部12
から入力された月別電気使用量実績データを記録するた
めの月別電気使用量実績データ記録部、23は前記集合
住宅属性入力部13から入力された集合住宅属性を記録
するための集合住宅属性記録部、24は前記居住者属性
入力部14から入力された居住者属性を記録するための
居住者属性記録部、である。
【0024】また、図4において、25は、一般的なマ
ンションにおいて、各季節別(特に、夏季とその他季と
の別)の電気使用量の変化を示す「季節別標準電気使用
量率」のデータ、1日の全体の電気使用量を例えば”1
00”としたときの1日を午前零時から30毎に区分し
て得られる計48個の各時間帯が占める電気使用量を比
率(%)で示す「時間帯別標準電気使用量率」のデー
タ、及び、1年間の全体の電気使用量を例えば”10
0”としたときの1年を1月1日の午前零時から30毎
に区分して得られる計17,520個の各時間帯が占め
る電気使用量を比率(%)で示す「時間帯別標準電気使
用量率」のデータなどを記録しておくための季節別・時
間帯別標準電気使用量率データベース、である。この季
節別・時間帯別標準電気使用量率データベース25は、
複数の集合住宅属性(戸数、各戸の面積、窓の向き、立
地特性、地域の気候など)及び居住者属性(平均的な家
族構成、平均的な職種、平均的な性別、平均的な年齢層
など)又はそれらの組み合わせに応じて、それぞれ複数
の季節別・時間帯別標準電気使用量率データを記録して
おくことが望ましい。
【0025】また、図4において、26は、前記マンシ
ョンの居住者の一部又は全部の数日間(休日を含む)に
おける時間帯別電気使用量実績データを記録するための
時間帯別電気使用量実績データ記録部である。前記の時
間帯別電気使用量実績データは、前記マンションに、そ
の居住者(望ましくは居住者全部)の時間帯別電気使用
量を測定するためのモニタ計測器27をマンションの配
電盤に数日間だけ設置し、その計測データを計測データ
入力部28から入力することにより、前記時間帯別電気
使用量実績データ記録部26に記録される。
【0026】また、図4において、29は前記マンショ
ンの居住者全部の各日別・各時間帯別の電気使用量を推
測するための日別・時間帯別電気使用量推測部である。
この日別・時間帯別電気使用量推測部29は、前記月別
電気使用量実績データ記録部22からの月別電気使用量
実績データと、前記季節別・時間帯別標準電気使用量率
データベース25からの一般的なマンションにおける季
節別・時間帯別標準使用量率データと、前記時間帯別電
気使用量実績データ記録部26からの時間帯別電気使用
量実績データ(前記マンションについての前記モニタ計
測器27による計測データが存在する場合)とに基づい
て、前記マンションの居住者全部の各日別・時間帯別の
電気使用量を推測する。すなわち、次の(A)又は
(B)のとおりである。
【0027】(A)前記マンションについての前記モニ
タ計測器27による計測データが存在する場合は、前記
日別・時間帯別電気使用量推測部29は、前記時間帯別
電気使用量実績データ記録部26からの時間帯別電気使
用量実績データから得られる「1日の全体の電気使用量
を”100”としたときの各時間帯別の使用量率(%)
データ」と、前記月別電気使用量実績データ記録部22
からの月別電気使用量実績データ(更に、これを日割り
計算することにより得られる各日別の予想電気使用量デ
ータ)とに基づいて、各時間帯別の予想電気使用量を推
測する。この場合、(イ)前記月別電気使用量実績デー
タ記録部22からの月別電気使用量実績データ(これを
日割り計算することにより得られる各日別の予想電気使
用量データ)が1年の全期間分存在する場合は、前記1
年間分の各日別予想電気使用量と前記時間帯別電気使用
量実績データとに基づいて、1年間を30分毎に区分し
た計17,520個の全ての時間帯について、それぞれ
の電気使用量を推測する。また、(ロ)前記月別電気使
用量実績データ記録部22からの月別電気使用量実績デ
ータが1又は数ヶ月分だけしか存在しない場合は、前記
実績データが存在する月についてはその実績データに基
づいて30分毎の各時間帯別の電気使用量を推測すると
共に、前記実績データが存在しない月については前記実
績データと前記季節別・時間帯別標準電気使用量率デー
タベース25からのデータ(各季節別標準電気使用量率
及び各時間帯別標準電気使用量率のデータ)とに基づい
て、それらの月の30分毎の各時間帯の電気使用量を推
測する。
【0028】(B)他方、前記マンションについての前
記モニタ計測器27による計測データが存在しない場合
は、前記日別・時間帯別電気使用量推測部29は、前記
季節別・時間帯別標準電気使用量率データベース25か
らの標準的なマンションの季節別・時間帯別標準電気使
用量率と、前記月別電気使用量実績データ記録部22か
らの月別電気使用量実績データ(更に、これを日割り計
算することにより得られる各日別の予想電気使用量デー
タ)とに基づいて、1年間の各時間帯別の予想電気使用
量を推測する。
【0029】また、前記季節別・時間帯別標準電気使用
量率データベース25には、各マンションの集合住宅属
性(戸数、各戸の面積、電気負荷機器の種類及び数、立
地特性、地域の気候など)や居住者属性(平均的な家族
構成、立地特性、主要な性別、平均的な年齢層など)に
対応した季節別・時間帯別の標準電気使用量率データが
記録されている。そこで、前記日別・時間帯別電気使用
量推測部29は、前記集合住宅属性記録部23からの前
記マンションの集合住宅属性と前記居住者属性記録部2
4からの前記マンションの居住者属性とをキーとして、
前記季節別・時間帯別標準電気使用量率データベース2
5から、前記マンションの各属性に最も適合する季節別
・時間帯別標準電気使用量率を抽出して、これを前記推
測のために使用することにより、前記年間の季節別・時
間帯別の電気使用量の推測精度をより高めるようにして
いる。
【0030】次に、図4において、30は前記日別・時
間帯別電気使用量推測部29で推測された1年間の計1
7,520個の各時間帯別の電気使用量の中の最大電気
使用量すなわちデマンドを推測するためのデマント推測
部である。また、31は図2(b)に示すような高圧電
力供給契約(業務用電力)の複数の電気料金メニューの
計算方式を記録しておくための電気料金メニュー記録部
である。また、32は前記デマンド推測部30で推測さ
れたデマンドと前記電気料金メニュー記録部31に記録
された複数の基本料金計算メニューとに基づいて、前記
マンションが高圧電力供給契約に変更したときの各メニ
ュー別の予想基本料金を推測するためのメニュー別基本
料金推測部である。また、33は前記日別・時間帯別電
気使用量推測部29で推測された1年間の計17,52
0個の各時間帯別の予想電気使用量と前記電気料金メニ
ュー記録部31に記録された複数の電気量料金計算メニ
ューとに基づいて、前記マンションが高圧電力供給契約
に変更したときの各メニュー別の予想電気量料金を推測
するためのメニュー別電気量料金推測部である。
【0031】また、図4において、34は前記メニュー
別基本料金推測部32からの各メニュー別予想基本料金
と前記メニュー別電気量料金推測部33からの各メニュ
ー別予想電気量料金とに基づいて、前記マンションが高
圧電力供給契約に変更したときに基本料金と電気量料金
とを併せたトータルの電気料金が最も低額になるメニュ
ー(推奨メニュー)による予想電気料金(年間の又は月
別の)を推測するための電気料金推測部である。また、
35は、前記電気料金推測部34からの前記推奨メニュ
ーによる予想電気料金(年間の又は月別の)と前記月別
電気料金実績データ記録部21からの電気料金実績デー
タとに基づいて、前記マンションが高圧電力供給契約に
変更したときに電気料金が従前よりも削減できる額(削
減額)をディスプレイ表示又はプリントアウトなどで出
力するための削減額出力部である。
【0032】次に、図1及び図4で説明した本実施形態
1のシステムによる、マンションへの高圧受電設備導入
による電気料金シミュレーションの動作の一例を説明す
る。前記シミュレーションサーバー4による電気料金シ
ミュレーションを希望するユーザー(マンションの管理
者又は居住者)は、Webサーバー2にインターネット
経由でアクセスし、シミュレーションのために必要なデ
ータ入力用画面の送信を要求する。図5はこのユーザー
側からの要求に基づいて、前記Webサーバー2がユー
ザー端末1側に送信したデータ入力用Webページを示
す図である。
【0033】この入力用Webページには、シミュレー
ションを希望する対象であるマンション名、ユーザー名
(入力者名)、住所、メールアドレス、電話番号、前月
(望ましくは前の1年間の各月)の電気料金、前月(望
ましくは前年各月)の電気使用量KVA、前月(望まし
くは前の1年間の各月)の電気使用量KW、現在の契約
KVA(約100Vの低圧電力の供給を受ける場合)、
現在の契約KW(約200Vの低圧電力の供給を受ける
場合)、マンションの総戸数、各戸の面積、各戸の主要
な窓の向き、エアコンの個数、立地特性(都市部、田園
地帯、ビジネス街、学生街、歓楽街などの用語がプルダ
ウンメニュー方式で選択できるようになっている)、平
均的家族構成、主要な性別・年齢層(女性専用マンショ
ンかどうか、高齢者専用マンションかどうかなどを入力
できるようになっている)などのデータを入力するため
の入力枠が表示されている。
【0034】図5のWebページからユーザーが必要な
データを入力すると、前記シミュレーションサーバー4
は直ちに(短時間内に)前述のような各推測を行って、
前記マンションが高圧電力供給契約に変更したときに電
気料金が最も低額になる推奨メニューによる予想電気料
金と、この予想電気料金によるときの従前の電気料金と
比較しての削減額とを出力する。このシミュレーション
結果は、前記ユーザーがデータ入力を行ってから短時間
内にWebページでユーザー側に提示される。
【0035】図6はこのシミュレーション結果を提示す
るWebページの一例を示す図である。このWebペー
ジには、現在の低圧電力供給契約による前記マンション
の居住者全部の電気料金額、前記マンションが高圧電力
供給契約に変更したときの予想電気料金額、前記予想電
気料金額と現在の低圧電力供給契約による電気料金との
差額(削減額)、前記差額(削減額)から高圧受電設備
の設置・保守・管理などの諸費用を差し引いた差益(マ
ンションが修繕積立金などに充当できる差益還元金)の
額などを表示する。また、このWebページでは表示で
きないシミュレーション結果の詳細情報(実施形態2に
ついて後述する図9及び図10に示す情報を参照)は、
メールサーバー5から、電子メールによりユーザー端末
1側に送信される。
【0036】以上のように、本発明の実施形態1によれ
ば、対象マンションの居住者の一部又は全部の月別電気
使用量実績や前記季節別・時間帯別電気使用量率データ
ベースに記録されたデータや前記モニター計測器からの
計測データなどに基づいて、対象マンションの年間の各
日別・各時間帯別の電気使用量を推測し、この推測した
時間帯別電気使用量に基づいて、対象マンションが高圧
電力供給契約に変更したときの予想電気料金と予想電気
料金削減額とをシミュレーションするようにしているの
で、対象マンションの管理者又は居住者は、電気料金に
関する知識が乏しくても、対象マンションが高圧電力供
給契約に変更したときのメリットとデメリットの検討を
極めて容易に行なえるようになる。
【0037】(実施形態2) 次に本発明の実施形態2
を説明する。この実施形態2では、シミュレーションの
ために必要なデータの入力をWebページを使用しない
で行うようにしている点で実施形態1と異なっている
が、それ以外の点(例えば、シミュレーションサーバー
4の内部構成など)は実施形態1に説明したところとほ
ぼ同様である。すなわち、本実施形態2では、図4の月
別電気料金実績データ入力部11、月別電気使用量実績
データ入力部12、集合住宅属性入力部13、及び居住
者属性入力部14によるデータ入力は、Webサーバー
2が提供するWebページからではなく、前記シミュレ
ーションサーバー4に直接に接続されたキーボードやマ
ウスなどから行なうようにしている(本実施形態2で
は、前記データの入力作業は、マンションの管理者又は
居住者などのユーザーが行うことも可能であるが、むし
ろ、高圧受電設備の設置を提案する業者側が行うことが
より望ましい)。
【0038】次に、本実施形態2におけるマンションへ
の高圧受電設備導入による電気料金のシミュレーション
動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、対象となるマンションの客観・一般情報(名称・住
所・外観など)を入力する(図7のステップS1)。次
に、対象となるマンションの居住者全部の「1日を30
分毎の計48個に区分した各時間帯別の電気使用量」を
計測するためのモニター計測器27をマンションに設置
し、休日(「国民の祝日に関する法律」に規定する休日
及び1月2,3,4日、5月1,2日、12月30,3
1日)を含む複数日に渡って、居住者全部の時間帯別電
気使用量の実績データを計測し、この計測データを前記
時間帯別電気使用量実績データ記録部26に入力する
(図7のステップS2)。図8は、このステップS2で
入力される対象マンションの居住者全部の2001/1
/11から1/15までの各時間帯別の電気使用量実績
データの一例を示すものである。
【0039】次に、前記マンションの居住者全部(全部
が困難なら一部でもよい)の1年間(1年間が困難なら
1又は数ヶ月でもよい)の月別の電気使用量実績及び電
気料金実績のデータを入力する(図7のステップS
3)。これらの月別の実績データは、電力会社から居住
者に毎月通知されているデータであるし、居住者が保存
していない場合でも、居住者全部の委任状があれば電力
会社から入手可能である。
【0040】次に、前記ステップS2で入力した数日間
に渡るモニタ計測器からの時間帯別電気使用量実績デー
タと、前記ステップS3で入力した1年間の月別電気使
用量実績データとに基づいて、1年間の各日別の電気使
用量、さらに、1年間を30分毎に分割して成る計1
7,520個の各時間帯別の電気使用量を推測する(図
7のステップS4)。
【0041】次に、前記ステップS4で推測した1年間
の各時間帯別の電気使用量に基づいて、年間最大時間帯
別使用量であるデマンド値を推定する(図7のステップ
S5)。さらに、前記ステップS5で推定した予想デマ
ンドと電力会社の基本料金メニューとから各メニュー別
の基本料金を推測すると共に、前記ステップS4で推測
した各時間帯別予想電気使用量と電力会社の電気量料金
メニューとから各メニュー別の電気量料金を推測し、各
メニュー別に予想基本料金と予想電気量料金とを併せた
トータルの予想電気料金を推測する(これらの推測に際
しては、時間帯別料金、夏季料金とその他季料金、日祝
日料金なども考慮して推測する)。そして、対象マンシ
ョンに対して推奨すべきメニュー(予想電気料金が最も
低額になるメニュー)を自動選択し、その選択した推奨
メニューによる予想電気料金と、その予想電気料金を従
前の電気料金と比較して得られる予想電気料金削減額を
出力する(図7のステップS6)。
【0042】図9は、このステップS7で出力された推
奨メニューによる予想基本料金、予想電気量料金(使用
料金)、予想電気料金(基本料金+使用料金)、及び、
予想電気料金削減額(年間及び月間)のシミュレーショ
ン結果を提示するための出力画面を示す図である。この
図9に示すシミュレーション結果は、Webページや電
子メールでユーザー側に送信してもよいし、プリントア
ウトしてユーザー側に提示するようにしてもよい。
【0043】また、図10は、前記ステップS7で推測
した各メニュー別の予想電気料金、予想電気料金削減
額、及び予想削減率を一覧で示すと共に、この一覧の中
から最も削減額及び削減率が大きいものを推奨プランと
して提示するための出力画面を示す図である。この図1
0に示すシミュレーション結果も、図9と同様に、We
bページや電子メールでユーザー側に送信してもよい
し、プリントアウトしてユーザー側に提示するようにし
てもよい。
【0044】次に、前記ステップS5で推定した予想デ
マンド値に基づいて、前記マンションに導入すべき高圧
受電設備の容量を選択・設計する(図7のステップS
7)。
【0045】さらに、前記ステップS7で設計した容量
を満たす高圧受電設備の設置・保守・管理及び個別の居
住者への電気利用料の集金業務などのための諸費用を推
定し、前記ステップS6で出力した電気料金削減額から
前記諸費用を差し引いて年間の予想「差益還元金額」を
出力する(図7のステップS8)。
【0046】以上のように、本発明の実施形態2によれ
ば、モニタ計測器で測定した時間帯別電気使用量と対象
マンションの居住者全部の年間の月別電気使用量実績と
に基づいて、年間の各日別・各時間帯別の電気使用量を
推測し、この推測した時間帯別電気使用量に基づいて、
対象マンションが高圧電力供給契約に変更したときの予
想電気料金と予想電気料金削減額とを高精度にシミュレ
ーションするようにしているので、対象マンションの管
理者又は居住者は、電気料金についての知識が乏しくて
も、対象マンションの受電方式を高圧電力供給契約に変
更するかどうかの検討を適切に且つ容易に行なえるよう
になる。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のマンシ
ョンなどの集合住宅(市営住宅などを含む)への高圧受
電設備導入による電気料金シミュレーションシステムに
よれば、対象マンションについてモニタ計測器で測定し
た複数日の時間帯別電気使用量実績データと対象マンシ
ョンの居住者全部(又は一部)の年間の月別電気使用量
実績データとに基づいて、対象マンションの年間の各日
別・各時間帯別の電気使用量を推測し、この推測した各
時間帯別電気使用量に基づいて、対象マンションが高圧
電力供給契約に変更したときの予想電気料金と予想電気
料金削減額とを高精度にシミュレーションするようにし
ているので、対象マンションの管理者又は居住者は、電
気料金についての知識が乏しくても、対象マンションの
受電方式を低圧電力供給契約から高圧電力供給契約に変
更するかどうかの検討を適切に且つ容易に行えるように
なる。
【0048】また、本発明では、前記季節別・時間帯別
電気使用量率データベースに記録された一般的なマンシ
ョンの季節別・時間帯別電気使用量率データや対象マン
ションの居住者全部(又は一部)の年間(又は1又は数
ヶ月)の月別電気使用量実績データなどに基づいて、対
象マンションの年間の各日別・各時間帯別の電気使用量
を推測することができるので、前記の対象マンションに
ついてモニタ計測器で測定した複数日の時間帯別電気使
用量実績データが存在しない場合でも、対象マンション
の年間の各日別・各時間帯別の電気使用量を推測し、こ
の推測した各時間帯別電気使用量に基づいて、対象マン
ションが高圧電力供給契約に変更したときの予想電気料
金と予想電気料金削減額とを高精度にシミュレーション
することができる。
【0049】また、本発明では、日・祝日を含む複数日
について前記モニタ計測器で対象マンションの各時間帯
別電気使用量を測定しそれを入力するようにしているの
で、対象となる集合住宅における平日と日・祝日との電
気使用量の違いをも考慮して、年間における各日別・各
時間帯別の電気使用量を推測することができる。
【0050】また、本発明では、集合住宅の個数、各戸
の面積、各戸の窓の向き、各戸の電気負荷機器の種類及
び個数、又は、その立地特性(ビジネス街・学生街・歓
楽街か、都市部か田園地帯かなどの属性、その地域の気
候の特性)などの集合住宅属性をも考慮して(前記の各
集合住宅属性により集合住宅全体の電力の使用状況は異
なりうる)、対象マンションの各日別・各時間帯別の電
気使用量を推測するようにしているので、各集合住宅の
集合住宅属性をも反映したきめ細かい予測が可能にな
る。
【0051】また、本発明では、集合住宅の居住者の平
均的な年齢層、家族構成、職種、又は性別などの居住者
属性をも考慮して(前記の各居住者属性により集合住宅
全体の電力の使用状況は異なりうる)、対象マンション
の各日別・各時間帯別の電気使用量を推測するようにし
ているので、各集合住宅の居住者属性をも反映したきめ
細かい予測が可能になる。
【0052】また、本発明では、集合住宅の居住者の電
気使用量の実績データや電気料金の実績データなどの電
気料金シミュレーションのために必要なデータを入力す
るための入力画面と、入力されたデータに基づいて行わ
れた電気料金シミュレーション結果を表示するための出
力画面とを、集合住宅の管理者又は居住者がインターネ
ット経由で閲覧可能なWebページで提供するようにし
ているので、マンションの管理者又は居住者は、極めて
容易に且つ手軽に、自分のマンションを現在の低圧電力
供給契約から高圧電力供給契約に変更したときのメリッ
トとデメリットの検討などを行えるようになる。
【0053】さらに、本発明では、集合住宅属性や居住
者属性などのデータをも集合住宅の管理者又は居住者が
Webページからインターネット経由で入力できるよう
にしているので、集合住宅の管理者又は居住者は、集合
住宅属性や居住者属性などをも反映させた、きめ細かい
高精度な電気料金シミュレーションを手軽に得られるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1によるマンションへの高
圧受電設備導入による電気料金シミュレーションシステ
ムの全体構成を示す概略ブロック図。
【図2】 電力会社が提供している低圧電力供給契約及
び高圧電力供給契約の電気料金メニューを示す図。
【図3】 マンションの従来の低圧個別受電方式と本実
施形態1のシミュレーションシステムにより提案できる
高圧一括受電方式とを対比して説明するための概念図。
【図4】 本実施形態1によるWebサーバー及びシミ
ュレーションサーバーの構成を説明するための概念ブロ
ック図。
【図5】 本実施形態1のWebサーバーにより表示さ
れるデータ入力用画面の一例を示す図。
【図6】 本実施形態1のWebサーバーにより表示さ
れるシミュレーション結果表示画面の一例を示す図。
【図7】 本発明の実施形態2によるマンションへの高
圧受電設備導入による電気料金シミュレーションシステ
ムの動作を示すフローチャート。
【図8】 本実施形態2のシステムに入力される対象マ
ンションの居住者全部の数日間の時間帯別電気使用量計
測データを示す図。
【図9】 本実施形態2によるシミュレーション結果の
一例を示す図。
【図10】 本実施形態2によるシミュレーション結果
に基づく対象マンションへの推奨プランの一例を示す
図。
【符号の説明】
1 ユーザー端末 2 Webサーバー 3 インターネット 4 シミュレーションサーバー 5 メールサーバー 11 月別電気料金実績データ入力部 12 月別電気使用量実績データ入力部 13 集合住宅属性入力部 14 居住者属性入力部 21 月別電気料金実績データ記録部 22 月別電気使用量実績データ記録部 23 集合住宅属性記録部 24 居住者属性記録部 25 季節別・時間帯別標準電気使用量率データベース 26 時間帯別電気使用量実績データ記録部 27 モニタ計測器 28 計測データ入力部 29 日別・時間帯別電気使用量推測部 30 デマンド推測部 31 電気料金メニュー記録部 32 メニュー別基本料金推測部 33 メニュー別電気量料金推測部 34 電気料金推測部 35 削減額出力部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力会社が提供する電力を「電力会社側
    の変圧器で低圧に変換してから供給してもらう低圧電力
    供給契約」により利用している集合住宅の居住者の全部
    又は一部の年間における各月別の電気使用量の実績デー
    タを記録するための月別電気使用量実績データ記録手段
    と、 前記集合住宅の居住者の全部又は一部について計測して
    得られた、複数日に渡る各日の午前零時から30分毎に
    区分された1日当たり計48個の各時間帯別の電気使用
    量の実績データを記録するための時間帯別電気使用量実
    績データ記録手段と、 前記月別電気使用量実績データ記録手段からの各月別電
    気使用量実績データに基づいて、前記集合住宅の居住者
    全部の、年間における各日別の電気使用量を推測するた
    めの日別電気使用量推測手段と、 前記日別電気使用量推測手段からの各日別予想電気使用
    量と前記時間帯別電気使用量実績データ記録手段からの
    各時間帯別電気使用量実績データとに基づいて、前記集
    合住宅の居住者全部の、1年間を1月1日の午前零時か
    ら30分毎に区分して成る計17,520個の各時間帯
    の電気使用量を推測するための時間帯別電気使用量推測
    手段と、 前記時間帯別電気使用量推測手段からの各時間帯別予想
    電気使用量から、それらの中の最大の時間帯別電気使用
    量すなわちデマンドを推測するためのデマンド推測手段
    と、 電力会社が提供する電力を「高圧のまま供給してもら
    い、それをユーザー側の高圧受電設備の変圧器で低圧に
    変換してから使用する高圧電力供給契約」により利用す
    るときの複数の基本料金計算メニュー及び電気量料金計
    算メニューを記録しておくための料金計算メニュー記録
    手段と、 前記デマンド推測手段からのデマンドと前記料金計算メ
    ニュー記録手段からの複数の基本料金計算メニューとに
    基づいて、前記集合住宅が高圧電力供給契約に変更した
    ときの予想基本料金であって、電力会社が提供する複数
    の基本料金計算メニューの全て又は一部にしたがって算
    出される各メニュー別予想基本料金を求めるためのメニ
    ュー別基本料金推測手段と、 前記時間帯別電気使用量推測手段からの「年間における
    各時間帯別の予想電気使用量」と前記料金計算メニュー
    記録手段からの複数の電気量料金計算メニューとに基づ
    いて、前記集合住宅が高圧電力供給契約に変更したとき
    の予想電気量料金であって、電力会社が提供する複数の
    電気量料金計算メニューの全て又は一部にしたがって算
    出される各メニュー別の「夏季の3ヶ月間における予想
    電気量料金、及び、その他季の9ヶ月間における予想電
    気量料金」を求めるためのメニュー別電気量料金推測手
    段と、 前記メニュー別基本料金推測手段からの各メニュー別予
    想基本料金と前記メニュー別電気量料金推測手段からの
    各メニュー別予想電気量料金とに基づいて、前記集合住
    宅が高圧電力供給契約に変更したときに年間電力料金が
    最も安くなる推奨メニュー及びその推奨メニューで計算
    した年間又は月別の予想電力料金を求めるための電力料
    金推測手段と、を備えたことを特徴とするマンションな
    どの集合住宅への高圧受電設備導入による電気料金シミ
    ュレーションシステム。
  2. 【請求項2】 電力会社が提供する電力を「電力会社側
    の変圧器で低圧に変換してから供給してもらう低圧電力
    供給契約」により利用している集合住宅の居住者の全部
    又は一部の各月別の電気使用量の実績データを記録する
    ための月別電気使用量実績データ記録手段と、 一般的な集合住宅における30分毎に区分された1日当
    たり計48個の各時間帯別又は1年間当たり計17,5
    20個の各時間帯の電気使用量に関する標準的データで
    あって集合住宅又はその居住者の属性に対応した標準的
    データを記録しておくための時間帯別標準電気使用量デ
    ータベースと、 前記月別電気使用量実績データ記録手段からの各月別電
    気使用量実績データに基づいて、前記集合住宅の居住者
    全部の、各日別の電気使用量を推測するための日別電気
    使用量推測手段と、 前記日別電気使用量推測手段からの各日別予想電気使用
    量と前記時間帯別標準電気使用量データベースからの各
    時間帯別標準電気使用量データとに基づいて、前記集合
    住宅の居住者全部の、1年間を1月1日の午前零時から
    30分毎に区分して成る計17,520個の各時間帯の
    電気使用量を推測するための時間帯別電気使用量推測手
    段と、 前記時間帯別電気使用量推測手段からの各時間帯別予想
    電気使用量から、それらの中の最大の時間帯別電気使用
    量すなわちデマンドを推測するためのデマンド推測手段
    と、 電力会社が提供する電力を「高圧のまま供給してもら
    い、それをユーザー側の高圧受電設備の変圧器で低圧に
    変換してから使用する高圧電力供給契約」により利用す
    るときの複数の基本料金計算メニュー及び電気量料金計
    算メニューを記録しておくための料金計算メニュー記録
    手段と、 前記デマンド推測手段からのデマンドと前記料金計算メ
    ニュー記録手段からの複数の基本料金計算メニューとに
    基づいて、前記集合住宅が高圧電力供給契約に変更した
    ときの予想基本料金であって、電力会社が提供する複数
    の基本料金計算メニューの全て又は一部にしたがって算
    出される各メニュー別予想基本料金を求めるためのメニ
    ュー別基本料金推測手段と、 前記時間帯別電気使用量推測手段からの「年間における
    各時間帯別の予想電気使用量」と前記料金計算メニュー
    記録手段からの複数の電気量料金計算メニューとに基づ
    いて、前記集合住宅が高圧電力供給契約に変更したとき
    の予想電気量料金であって、電力会社が提供する複数の
    電気量料金計算メニューの全て又は一部にしたがって算
    出される各メニュー別の「夏季の3ヶ月間における予想
    電気量料金、及び、その他季の9ヶ月間における予想電
    気量料金」を求めるためのメニュー別電気量料金推測手
    段と、 前記メニュー別基本料金推測手段からの各メニュー別予
    想基本料金と前記メニュー別電気量料金推測手段からの
    各メニュー別予想電気量料金とに基づいて、前記集合住
    宅が高圧電力供給契約に変更したときに年間電力料金が
    最も安くなる推奨メニュー及びその推奨メニューで計算
    した年間又は月別の予想電力料金を求めるための電力料
    金推測手段と、を備えたことを特徴とするマンションな
    どの集合住宅への高圧受電設備導入による電気料金シミ
    ュレーションシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記時間帯別電気使用量実績データ記録手段は、日祝日
    を含む複数日に渡る各日の午前零時から30分毎に区分
    された1日当たり計48個の各時間帯別の電気使用量を
    計測して得られた各日別及び各時間帯別電気使用量実績
    データを記録するものであり、 前記時間帯別電気使用量実績データ記録手段からの各日
    別電気使用量実績データに基づいて、前記集合住宅にお
    ける平日の電気使用量と日祝日の電気使用量との比率を
    算出するための平日及び日祝日比率算出手段を備え、 前記日別電気使用量推測手段は、前記月別電気使用量実
    績データ記録手段からの各月別電気使用量実績データだ
    けでなく、「前記平日及び日祝日比率算出手段から出力
    される前記集合住宅における平日の電気使用量と日祝日
    の電気使用量との比率、又は、一般的な集合住宅に適用
    できる平日の電気使用量と日祝日の電気使用量との比
    率」に基づいて、前記集合住宅の居住者全部の「平日と
    日祝日との使用量の相違をも考慮した、年間における各
    日別の予想電気使用量」を推測するものである、ことを
    特徴とするマンションなどの集合住宅への高圧受電設備
    導入による電気料金シミュレーションシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3において、さらに、 前記集合住宅の居住者の全部又は一部の1年間における
    各月別の電気料金の実績データを記録するための月別電
    気料金実績データ記録手段と、 前記月別電気料金実績データからの月別電気料金又はこ
    れから求められる年間電気料金と前記電気料金推測手段
    からの月別又は年間の予想電気料金とから、前記集合住
    宅が低圧電力供給契約から高圧電力供給契約に変更した
    ときの電気料金の予想削減額を出力するための予想削減
    額出力手段と、を備えたことを特徴とするマンションな
    どの集合住宅への高圧受電設備導入による電気料金シミ
    ュレーションシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記集合住宅の戸数、各戸の面積、各戸の窓の向き、各
    戸の電気負荷機器の種類及び個数、又は、その立地して
    いる地域特性などを記録するための集合住宅属性記録手
    段を備え、 前記日別電気使用量推測手段又は時間帯別電気使用量推
    測手段は、前記集合住宅属性記録手段からの集合住宅属
    性をも考慮して前記各日別電気使用量又は各時間帯別電
    気使用量を推測するものである、ことを特徴とするマン
    ションなどの集合住宅への高圧受電設備導入による電気
    料金シミュレーションシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記集合住宅の居住者の年齢層、家族構成、職種、又は
    性別などを記録するための居住者属性記録手段を備え、 前記日別電気使用量推測手段又は時間帯別電気使用量推
    測手段は、前記居住者属性記録手段からの居住者属性を
    も考慮して前記各日別電気使用量又は各時間帯別電気使
    用量を推測するものである、ことを特徴とするマンショ
    ンなどの集合住宅への高圧受電設備導入による電気料金
    シミュレーションシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかにおい
    て、さらに、 低圧電力供給契約を利用している集合住宅の居住者の全
    部又は一部の1又は複数月の電気使用量の実績データを
    入力するための各月別電気使用量実績データ入力画面
    と、前記集合住宅の居住者の全部又は一部の1又は複数
    月の電気料金の実績データを入力するための各月別電気
    料金実績データ入力画面とを表示すると共に、後述のシ
    ミュレーションサーバーからのシミュレーション結果の
    内容又はこのシミュレーション結果に関するメッセージ
    を表示するためのWebページを、ネットワーク経由で
    アクセスしてきた集合住宅の管理者又は居住者が保有す
    るユーザー端末側に送信するためのWebサーバーと、 前記ユーザー端末側から前記Webページを介して入力
    されたデータに基づいて、前記集合住宅が高圧電力供給
    契約に変更したときの電気料金をシミュレーションする
    ためのシミュレーションサーバーと、を備えたことを特
    徴とするマンションなどの集合住宅への高圧受電設備導
    入による電気料金シミュレーションシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、さらに、 前記Webサーバーは、前記集合住宅の戸数、各戸の面
    積、各戸の窓の向き、各戸の電気負荷機器の種類及び個
    数、又は、その立地している地域特性などから成る集合
    住宅属性を入力するための集合住宅属性入力画面を表示
    するWebページ情報を前記ユーザー端末側に送信する
    ものであり、 前記シミュレーションサーバーは、前記のWebページ
    から入力された集合住宅属性をも考慮して前記電気料金
    をシミュレーションするものである、ことを特徴とする
    マンションなどの集合住宅への高圧受電設備導入による
    電気料金シミュレーションシステム。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8において、さらに、 前記Webサーバーは、前記集合住宅の居住者の年齢
    層、家族構成、職種、又は性別などから成る居住者属性
    を入力するための居住者属性入力画面を表示するWeb
    ページ情報を前記ユーザー端末側に送信するものであ
    り、 前記シミュレーションサーバーは、前記のWebページ
    から入力された居住者属性をも考慮して前記電気料金を
    シミュレーションするものである、ことを特徴とするマ
    ンションなどの集合住宅への高圧受電設備導入による電
    気料金シミュレーションシステム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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