JP2003324656A - 撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003324656A
JP2003324656A JP2002132307A JP2002132307A JP2003324656A JP 2003324656 A JP2003324656 A JP 2003324656A JP 2002132307 A JP2002132307 A JP 2002132307A JP 2002132307 A JP2002132307 A JP 2002132307A JP 2003324656 A JP2003324656 A JP 2003324656A
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誠司 小林
Tomoo Mitsunaga
知生 光永
Hiroaki Ono
博明 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解像度を優先して補間処理を行う解像度優先
モードと、ダイナミックレンジの拡大を優先して補間処
理を行うダイナミックレンジ優先モードを切り替えて使
用することができるディジタルスチルカメラを実現す
る。 【解決手段】 撮像部21は、隣り合う画素の撮影時の
感度が異なり、また、隣り合う画素の有する色成分が異
なる画像を撮像し、画像処理部25に供給する。画像処
理部25は、設定される撮影モードに対応し、撮像部2
1が生成した感度モザイク画像を元にして、広ダイナミ
ックレンジ画像または高解像度画像を生成する。自動露
出制御部26は、撮像部21が生成したモニタ画像に基
づき、設定される撮影モードに対応して撮像部21の露
出を制御する。本発明は、例えば、ディジタルスチルカ
メラに適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置および方
法、記録媒体、並びにプログラムに関し、例えば、広ダ
イナミックレンジの画像信号を取得するダイナミックレ
ンジ優先撮影モードと、高解像度の画像信号を取得する
解像度優先撮影モードを適応的に切り替える場合に用い
て好適な撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログ
ラムに関する。
【0002】
【背景の技術】従来、CCD(Charge Coupled Device)、CM
OS(Complementary Mental-Oxide Semiconductor)などの
固体撮像素子を用いたディジタルスチルカメラによって
取得する画像信号のダイナミックレンジを広域化する技
術がある。
【0003】この技術は、例えば、シャッタ速度および
絞りを調整することによって露出を変化させて連続的に
撮影する方法、感度が異なる複数の撮像素子を用いる方
法、感度モザイク画像(後述)を用いる方法などがあ
る。
【0004】感度モザイク画像を用いる方法は、例え
ば、文献「S. K. Nayar and T. Mitsunaga, “High Dyn
amic Range Imaging: Spatially Varying Pixel Exposu
res”,Proc. of Computer Vision and Pattern Recogni
tion 2000, Vol. 1, pp. 472-479, June, 2000」(以
下、文献1と記述する)には、開示されている。
【0005】文献1に開示されている感度モザイク画像
を用いる方法の概要について、図1を参照して説明す
る。撮像部1は、被写体の光学像を集光するレンズ、光
の入射量を制限する絞り、および複数の受光素子からな
る撮像素子など(いずれも不図示)から構成される。
【0006】図2は、撮像素子の一例を示している。1
個の矩形が1個の受光素子に相当する。撮像素子を構成
する受光素子のうち、例えば図示するように市松模様状
に位置する受光素子3aは、光の透過を制限するND(N
eutral Density)フィルタ等で覆われている。それに対
して、受光素子3bは、光の透過を制限するNDフィル
タ等で覆われていない。
【0007】これにより、受光素子3aは、被写体のダ
イナミックレンジに対して、主に明るい方の帯域に感度
を有することとなり、受光素子3bは、被写体のダイナ
ミックレンジに対して、主に暗い方の帯域に感度を有す
ることとなる。
【0008】したがって、このような撮像素子からなる
撮像部1が出力する画像は、隣接する画素の撮影時の感
度が異なるものとなる。以下、このような画像を、感度
モザイク画像を記述する。
【0009】画像処理部2は、撮像部1によって撮影さ
れた感度モザイク画像を、全ての画素の撮影時の感度が
均一になるように空間的に補間して広ダイナミックレン
ジ画像を生成する。
【0010】上述した感度モザイク画像を撮影する方法
によれば、連続的に露出することなく、1回の露出で広
ダイナミックレンジ画像を取得することができる。ま
た、複数の撮像素子を必要とせず、1つの撮像素子を用
いるので、装置規模の大型化と製造コストの増加を抑え
ることが可能である。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した感度モザイク画像を撮影する方法では、各受光素
子が被写体の異なる輝度帯域を撮像しているので、撮影
された感度モザイク画像のうち、日向や照明が当たる明
るい方の領域では、高感度の受光素子3bに蓄積される
電荷が飽和したものとなってしまい、反対に、日陰や照
明の当たらない暗い方の領域では、低感度の受光素子3
aに蓄積される電荷はノイズに埋もれたものとなってし
まう。
【0012】したがって、撮影された感度モザイク画像
のうち、明るすぎる領域や暗すぎる領域では、信頼でき
る信号のサンプリング周波数が低下してしまい、このよ
うな感度モザイク画像を補間して得られる広ダイナミッ
クレンジ画像の解像度が劣化してしまうという課題があ
った。
【0013】さらに、上述した感度モザイク画像を撮影
する方法では、ダイナミックレンジの拡大を目的として
いるため、被写体の実際のダイナミックレンジが狭い場
合においても、ダイナミックレンジを拡大するように処
理してしまうので、それに起因して、最終的に得られる
画像の解像度が劣化してしまうことがあった。
【0014】ところで、特開2000−78463号公
報には、露出時間が異なる2つの撮像素子を備え、広ダ
イナミックレンジ優先モード、画質優先モード、および
中間モードを手動で切り替えることができる画像取り込
み装置が開示されているが、このような2つの撮像素子
を備える装置は、単板式撮像素子を用いる装置に比較し
て、装置の小型化や製造コストの削減が不利である課題
があった。
【0015】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、解像度を優先して補間処理を行う解像度優
先モードと、ダイナミックレンジの拡大を優先して補間
処理を行うダイナミックレンジ優先モードを設け、被写
体のダイナミックレンジに応じてこれらのモードを切り
替えて使用することにより、解像度の劣化を引き起こさ
ずに撮影することができるディジタルスチルカメラを実
現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、被
写体を撮像して、対応する感度モザイク画像を生成する
撮像手段と、少なくともダイナミックレンジ優先撮影モ
ードおよび解像度優先撮影モードを含む撮影モードのう
ちの1つの撮影モードを指定する指定手段と、撮影モー
ドに従い、撮像手段の露出を制御する露出制御手段と、
撮影モードに従い、撮像手段によって撮像された感度モ
ザイク画像を元にして、広ダイナミックレンジ画像また
は高解像度画像を生成する画像処理手段とを含むことを
特徴とする。
【0017】本発明の撮像装置は、被写体のダイナミッ
クレンジを測定する測定手段をさらに含むことができ
る。
【0018】本発明の撮像装置は、測定手段によって測
定された被写体のダイナミックレンジに基づいて、撮影
モードを、ダイナミックレンジ優先撮影モードまたは解
像度優先撮影モードに決定する決定手段をさらに含むこ
とができる。
【0019】前記露出制御手段は、ダイナミックレンジ
優先撮影モードにおいて、低感度の受光素子によって撮
像された低感度画素の飽和レベルが被写体のダイナミッ
クレンジの上限値に一致するように露出を制御し、像度
優先撮影モードにおいて、高感度の受光素子によって撮
像された高感度画素の飽和レベルが被写体のダイナミッ
クレンジの上限値に一致するように露出を制御するよう
にすることができる。
【0020】前記決定手段は、被写体のダイナミックレ
ンジが受光素子のダイナミクレンジよりも広い場合、撮
影モードをダイナミックレンジ優先撮影モードに決定
し、被写体のダイナミックレンジが受光素子のダイナミ
クレンジよりも狭い場合、撮影モードを解像度優先撮影
モードに決定するようにすることができる。
【0021】前記画像処理手段は、ダイナミックレンジ
優先撮影モードにおいて欠落画素を補間し、解像度優先
撮影モードにおいて欠落画素を補間しない欠落画素補間
手段を含むようにすることができる。
【0022】本発明の撮像方法は、被写体を撮像して、
対応する感度モザイク画像を生成する撮像ステップと、
少なくともダイナミックレンジ優先撮影モードおよび解
像度優先撮影モードを含む撮影モードのうちの1つの撮
影モードを指定する指定ステップと、撮影モードに従
い、撮像ステップの処理での露出を制御する露出制御ス
テップと、撮影モードに従い、撮像ステップの処理で撮
像された感度モザイク画像を元にして、広ダイナミック
レンジ画像または高解像度画像を生成する画像処理ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0023】本発明の記録媒体のプログラムは、少なく
ともダイナミックレンジ優先撮影モードおよび解像度優
先撮影モードを含む撮影モードのうちの1つの撮影モー
ドを指定する指定ステップと、撮影モードに従い、露出
を制御する露出制御ステップと、撮影モードに従い、撮
像された感度モザイク画像を元にして、広ダイナミック
レンジ画像または高解像度画像を生成する画像処理ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0024】本発明のプログラムは、少なくともダイナ
ミックレンジ優先撮影モードおよび解像度優先撮影モー
ドを含む撮影モードのうちの1つの撮影モードを指定す
る指定ステップと、撮影モードに従い、露出を制御する
露出制御ステップと、撮影モードに従い、撮像された感
度モザイク画像を元にして、広ダイナミックレンジ画像
または高解像度画像を生成する画像処理ステップとをコ
ンピュータに実行させることを特徴とする。
【0025】本発明の撮像装置および方法、並びにプロ
グラムにおいては、少なくともダイナミックレンジ優先
撮影モードおよび解像度優先撮影モードを含む撮影モー
ドのうちの1つの撮影モードが指定され、撮影モードに
従って露出が制御され、撮影モードに従って、撮像され
た感度モザイク画像を元にして、広ダイナミックレンジ
画像または高解像度画像が生成される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したディジタ
ルスチルカメラの構成例について、図を参照して説明す
る。図3は、本発明を適用したディジタルスチルカメラ
の外観を示す斜視図である。このディジタルスチルカメ
ラ11の正面には、レンズ12が設けられている。ディ
ジタルスチルカメラ11の上面には、撮影タイミングを
指示するためのレリーズボタン13、撮影モードを設定
するための撮影モードスイッチ14、および露出モード
を設定するための露出モードダイヤル15が設けられて
いる。
【0027】図4は、ディジタルスチルカメラ11の上
面図である。レリーズボタン13は、ユーザが露出制御
の開始を指示するときに半押しすることができ、撮影タ
イミングを指示するときに全押しすることができるよう
になされている。
【0028】撮影モードスイッチ14は、通常のダイナ
ミックレンジであって解像度劣化が少ない高解像画像を
取得できる解像度優先(HR)撮影モード、通常のダイ
ナミックレンジよりも広いダイナミックレンジの画像信
号を取得できるダイナミックレンジ優先(WDR)撮影
モード、および解像度優先撮影モードまたはダイナミッ
クレンジ優先撮影モードを自動的に選択する自動選択
(AUTO)撮影モードのいずれかの撮影モードをユー
ザが選択できるようになされている。
【0029】露出モードダイヤル15は、予め設定され
たシャッタ速度と絞りで露出量が決定されるプログラム
(P)自動露出モード、絞りを優先して露出量が決定さ
れる絞り優先(A)自動露出モード、シャッタ速度を優
先して露出量が決定されるシャッタ優先(S)自動露出
モード、または撮影度にユーザがシャッタ速度と絞りを
決定するマニュアル(M)露出のいずれかの露出をユー
ザが選択できるようになされている。
【0030】図5は、ディジタルカメラ11の内部構成
例を示している。撮像部21は、被写体の光学像を集光
するレンズ12、光の入射量を制限する絞り22、入射
光の透過を制限するNDフィルタ23、および複数の受
光素子からなる単板式固体撮像素子24から構成され
る。なお、NDフィルタ23の代わりに、光の透過を制
限する他のフィルタ等を用いてもよい。
【0031】図6は、単板式固体撮像素子24の構成を
示している。1個の矩形が1個の受光素子に相当する。
単板式固体撮像素子24を構成する受光素子のうち、例
えば図示するように市松模様状に配置された受光素子4
1aだけが、光の透過を制限するNDフィルタ23で覆
われている。それに対して、受光素子41bは、光の透
過を制限するNDフィルタ23で覆われていない。
【0032】これにより、受光素子41aは、被写体の
ダイナミックレンジに対して、主に明るい方の帯域に感
度を有することとなり、受光素子41bは、被写体のダ
イナミックレンジに対して、主に暗い方の帯域に感度を
有することとなる。以下、受光素子41aを低感度受光
素子41a、受光素子41bを高感度受光素子41bと
も記述する。
【0033】さらに、単板式固体撮像素子24の各受光
素子は、RGB等の各色成分が例えばベイヤ配列をなし
ている色フィルタ(不図示)に覆われている。
【0034】このように構成される撮像部21は、隣り
合う画素の撮影時の感度が異なり、また、隣り合う画素
の有する色成分が異なる画像を撮像し、画像処理部25
に供給する。以下、撮像部21によって画像処理部25
に供給される画像を、感度モザイク画像と記述する。
【0035】また、撮像部21は、例えば、感度モザイ
ク画像の画素を行単位で間引くことにより、逐次、モニ
タ画像を生成して自動露出制御部26に出力する。な
お、モニタ画像は、高感度で撮影された画素と低感度で
撮影された画素の配置や割合、各色成分を有する画素の
配置や割合が、感度モザイク画像のそれと同一となるよ
うになされている。
【0036】画像処理部25は、設定される撮影モード
に対応し、撮像部21が生成した感度モザイク画像を元
にして、広ダイナミックレンジ画像または高解像度画像
を生成する。自動露出制御部26は、撮像部21が生成
したモニタ画像に基づき、設定される撮影モードに対応
して撮像部21の露出を制御する。
【0037】制御部27は、記録媒体28に記憶されて
いる制御用プログラムと操作部29から入力される操作
信号に基づいて自動露出制御部26および画像処理部2
5を制御する。
【0038】レリーズボタン13乃至露出モードダイヤ
ル15に相当する操作部29は、レリーズボタン13乃
至露出モードダイヤル15に対するユーザの操作に対応
する操作信号を制御部27に出力する。
【0039】図7は、単板式固体撮像素子24を構成す
る低感度受光素子41aおよび高感度受光素子41bそ
れぞれの輝度に対する感度帯域を模式的に示している。
図示するように、低感度受光素子41aと高感度受光素
子41bのダイナミックレンジ(すなわち、感度帯域の
幅)は同一であり、それぞれの感度帯域の一部が重なる
ようになされている。この重なり具合は、撮像部21に
設けられるNDフィルタ23の透過率によって決定され
る。したがって、低感度受光素子41aの感度帯域と高
感度受光素子41bの感度帯域との相対的な位置関係
は、NDフィルタ23の透過率を変えない限り固定とさ
れている。
【0040】なお、低感度受光素子41aの感度帯域と
高感度受光素子41bの感度帯域は、その相対的な位置
関係を崩すことなく、設定される撮影モードに対応して
制御される撮像部21の露出(シャッタ速度および絞
り)に応じて、任意の方向にシフトされる。
【0041】ここで、撮影モードに対応して制御される
低感度受光素子41aおよび高感度受光素子41bそれ
ぞれの感度帯域の関係について、図8乃至図11に示す
ヒストグラムを参照して説明する。なお、図8乃至図1
1において、各横軸は、輝度レベルの対数を示してお
り、縦軸は、分布の度数を示している。
【0042】始めに、ダイナミックレンジ優先撮影モー
ドに対応する低感度受光素子41aおよび高感度受光素
子41bそれぞれの感度帯域の制御について説明する。
ダイナミックレンジ優先撮影モードにおいては、被写体
のダイナミックレンジのうち、明るい方の領域を低感度
受光素子41aが受け持ち、暗い方の領域を高感度受光
素子41bが受け持つように自動露出を制御する。具体
的には、被写体の輝度ヒストグラムの上限値に、低感度
受光素子41aの飽和レベルが一致するように撮像素子
21の露出が制御される。
【0043】なお、ダイナミックレンジ優先撮影モード
において、低感度受光素子41aおよび高感度受光素子
41bのノイズレベルよりも低い輝度の画素はノイズ成
分が支配的であってその値の信頼性が低いので、切り捨
てるようになされている。また、それぞれの飽和レベル
よりも高い輝度の画素は、その値が被写体の実際の輝度
に対応していないので、切り捨てるようになされてい
る。なお、切り捨てられた画素(欠落画素)は、周囲の
画素を用いた補間によって復元される。その詳細は後述
する。
【0044】図8は、被写体の輝度ダイナミックレンジ
が、低感度受光素子41aのダイナミックレンジ(また
は高感度受光素子41bのダイナミックレンジ)よりも
広い場合の例を示している。
【0045】図8Aは、被写体の輝度ヒストグラムを示
している。以下、被写体の輝度ヒストグラムを3つに領
域に分割して領域a乃至cと記述する。
【0046】図8Bは、低感度受光素子41aのダイナ
ミックレンジ(両矢印で示す)と低感度受光素子41a
に対応する画素(以下、低感度画素と記述する)の輝度
ヒストグラムを示している。図示するように、低感度受
光素子41aでは、被写体の輝度ヒストグラムの暗い方
の領域aの情報が欠落したものとなる。なお、低感度受
光素子41aのダイナミックレンジの下限側の分布は、
被写体の輝度ヒストグラムの暗い方の領域aの存在に起
因して、被写体の輝度ヒストグラムよりも度数が高くな
る。
【0047】図8Cは、高感度受光素子41bのダイナ
ミックレンジ(両矢印で示す)と高感度受光素子41b
に対応する画素(以下、高感度画素と記述する)の輝度
ヒストグラムを示している。図示するように、高感度受
光素子41bでは、被写体の輝度ヒストグラムの明るい
方の領域cの情報が欠落したものとなる。なお、高感度
受光素子41bのダイナミックレンジの上限側の分布
は、被写体の輝度ヒストグラムの明るい方の領域cの存
在に起因して、被写体の輝度ヒストグラムよりも度数が
高くなる。
【0048】図8の場合、明るい方の領域cは、低感度
受光素子41aによって情報が取得され、暗い方の領域
aは、高感度受光素子41bによって情報が取得される
ので、これらの情報を空間的に補間することにより、広
ダイナミックレンジ画像を生成することができる。この
とき、中間の領域bでは、高感度画素および低感度画素
の情報があるので解像度の劣化は生じないが、暗い方の
領域aおよび明るい方の領域cでは、高感度画素または
低感度画素の一方しか情報がないので、解像度の劣化が
生じる。
【0049】また、図8のように、被写体のダイナミッ
クレンジが受光素子のダイナミックレンジよりも広い場
合、通常の撮像素子で発生するような白とび(飽和)や
黒つぶれ(ノイズ)を引き起こさない広ダイナミックレ
ンジ画像を出力することができる。
【0050】図9は、被写体の輝度ダイナミックレンジ
が、低感度受光素子41aのダイナミックレンジ(また
は高感度受光素子41bのダイナミックレンジ)よりも
狭い場合の例を示している。
【0051】図9Aは、被写体の輝度ヒストグラムを示
している。以下、被写体の輝度ヒストグラムを2つの領
域に分割して領域d,eと記述する。
【0052】図9Bは、低感度受光素子41aのダイナ
ミックレンジ(両矢印で示す)と低感度画素の輝度ヒス
トグラムを示している。図示するように、低感度受光素
子41aは、被写体の輝度ヒストグラムの全ての領域
d,eの情報を取得できることになる。
【0053】図9Cは、高感度受光素子41bのダイナ
ミックレンジ(両矢印で示す)と高感度画素の輝度ヒス
トグラムを示している。図示するように、高感度受光素
子41bでは、被写体の輝度ヒストグラムの明るい方の
領域eの情報が欠落したものとなる。なお、高感度受光
素子41bのダイナミックレンジの上限側の分布は、被
写体の輝度ヒストグラムの明るい方の領域eの存在に起
因して、被写体の輝度ヒストグラムよりも度数が高くな
る。
【0054】図9の場合、輝度ヒストグラムの全ての領
域d,eは、低感度受光素子41aによって情報が取得
され、暗い方の領域dは、高感度受光素子41bによっ
て情報が取得されるので、これらの情報を空間的に補間
することにより、広ダイナミックレンジ画像を生成する
ことができる。このとき、暗い方の領域dでは、高感度
画素および低感度画素の情報があるので解像度の劣化は
生じないが、明るい方の領域eでは、低感度画素の一方
しか情報がないので、解像度の劣化が生じる。また、暗
い領域dでは、高感度画素は信号対雑音比(SNR)が
大きいため、低感度画素のみで撮像する場合(通常のCC
Dカメラの露出設定)に比べてSNRが向上する。
【0055】次に、解像度優先撮影モードに対応する低
感度受光素子41aおよび高感度受光素子41bそれぞ
れの感度帯域の制御について説明する。解像度優先撮影
モードは、被写体のダイナミックレンジが、図10に示
すように、低感度受光素子41aのダイナミックレンジ
(または高感度受光素子41bのダイナミックレンジ)
よりも狭い場合に適した撮影モードである。
【0056】解像度優先撮影モードにおいては、飽和す
る画素が発生しないように、具体的には、被写体の輝度
ヒストグラムの上限値に、高感度受光素子41bの飽和
レベルが一致するように撮像素子21の露出が制御され
る。
【0057】なお、解像度優先撮影モードにおいて、低
感度受光素子41aおよび高感度受光素子41bのノイ
ズレベルよりも低い輝度の画素はノイズ成分が支配的で
はあるが、欠落画素の補間を行わないので、そのまま保
持するようになされている。
【0058】図10Aは、被写体の輝度ヒストグラムを
示している。以下、被写体の輝度ヒストグラムを2つに
領域に分割して領域f,gと記述する。
【0059】図10Bは、低感度受光素子41aのダイ
ナミックレンジ(両矢印で示す)と低感度画素の輝度ヒ
ストグラムを示している。図示するように、低感度受光
素子41aでは、被写体の輝度ヒストグラムの全ての領
域f,gの情報を取得することができる。しかしなが
ら、ノイズレベルを下回る領域fはノイズ成分が支配的
になるために被写体のヒストグラムを正しく保存できて
いない。
【0060】図10Cは、高感度受光素子41bのダイ
ナミックレンジ(両矢印で示す)と高感度画素の輝度ヒ
ストグラムを示している。図示するように、高感度受光
素子41bでは、被写体の輝度ヒストグラムの全ての領
域f,gの情報を取得することができる。
【0061】図10の場合、被写体の輝度ヒストグラム
の明るい方の領域gでは、画素欠落が発生せず解像度が
維持される。一方、暗い方の領域fでは、ノイズレベル
を下回る輝度の画素ではノイズ成分が支配的になってい
るが、高感度画素を用いてある程度のノイズ除去を行う
ことが可能である。また、暗い方の領域fでは視覚的に
も感受性が低いために輝度の増幅を行わない限りノイズ
が目立つことはない。
【0062】図11は、被写体のダイナミックレンジ
が、低感度受光素子41aのダイナミックレンジ(また
は高感度受光素子41bのダイナミックレンジ)よりも
広い場合の例を示している。
【0063】図11Aは、被写体の輝度ヒストグラムを
示している。以下、被写体の輝度ヒストグラムを5つに
領域に分割して領域h乃至lと記述する。
【0064】図11Bは、低感度受光素子41aのダイ
ナミックレンジ(両矢印で示す)と低感度画素の輝度ヒ
ストグラムを示している。図示するように、低感度受光
素子41aでは、被写体の輝度ヒストグラムのうち、領
域k,lの情報を取得することができる。ただし、ノイ
ズレベルを下回る領域kはノイズ成分が支配的となる。
また、低感度受光素子41aでは、領域h乃至jの情報
を取得することができない。
【0065】図11Cは、高感度受光素子41bのダイ
ナミックレンジ(両矢印で示す)と高感度画素の輝度ヒ
ストグラムを示している。図示するように、高感度受光
素子41bでは、被写体の輝度ヒストグラムのうち、領
域i乃至lの情報を取得することができる。
【0066】図11の場合、明るい方の領域lでは低解
像度画素と高解像度画素が存在するので解像度が維持さ
れているが、低感度受光素子41aのノイズレベル以下
の領域kではノイズが目立ち、さらに低感度受光素子4
1aのダイナミックレンジよりも暗い領域i,jでは解
像度劣化が発生する。さらに、高感度受光素子41bの
ダイナミックレンジよりも暗い領域hでは全ての画素の
情報が欠落してしまう。したがって、解像度優先モード
では、受光素子のダイナミックレンジよりも広いダイナ
ミックレンジを撮像することはできない。
【0067】次に、図12は、画像処理部25の構成例
を示している。画像処理部25は、撮影モード選択部6
3によって決定される撮影モードに従って動作する。図
中において、実線はダイナミックレンジ優先撮影モード
における画像信号の流れを示し、破線は解像度優先撮影
モードにおける画像信号の流れを示している。
【0068】ダイナミックレンジ優先撮影モードにおい
て、第1クリッピング部51は、撮像部21からの感度
モザイク画像のうち、低感度受光素子41aと高感度受
光素子41bのそれぞれの飽和レベルを上回る画素を飽
和レベルで置換(クリッピング)し、それぞれのノイズ
レベルを下回る画素をノイズレベルで置換(クリッピン
グ)する。
【0069】ダイナミックレンジ優先撮影モードにおい
て、感度均一化部52は、第1クリッピング部51から
入力されるクリッピングされた感度モザイク画像の各画
素に所定のゲインを乗算して、全ての画素の撮影時にお
ける感度を均一化する。以下、感度が均一化された画像
を、感度均一化画像と記述する。
【0070】ダイナミックレンジ優先撮影モードにおい
て、欠落画素補間部54は、感度均一化部52からの感
度均一化画像のうち、第1クリッピング部51によって
クリッピングされた画素(すなわち、正しい値を有して
いない欠落画素)を、周囲の画素を用いて補間する。
【0071】ダイナミックレンジ優先撮影モードにおい
て、カラーデモザイク部55は、欠落画素補間部54か
らの各画素が単一の色成分だけを有する画像に色補間処
理を施すことにより、各画素が全ての色成分を有してい
る画像、すなわち、広ダイナミック画像を生成する。
【0072】解像度優先撮影モードにおいて、感度均一
化部52は、撮像部21から入力される感度モザイク画
像の各画素に所定のゲインを乗算して、全ての画素の撮
影時における感度を均一化する。
【0073】解像度優先撮影モードにおいて、第2クリ
ッピング部53は、感度均一化部52からの感度均一化
画像のうち、予め設定された飽和レベルを上回る画素を
飽和レベルで置換する。なお、第2クリッピング部53
では、ノイズレベルを下回る画素のクリッピングは行わ
れない。
【0074】解像度優先撮影モードにおいて、カラーデ
モザイク部55は、第2クリッピング部53からの各画
素が単一の色成分だけを有する画像に色補間処理を施す
ことにより、各画素が全ての色成分を有している画像、
すなわち高解像度画像を生成する。
【0075】図13は、自動露出制御部26の構成例を
示している。感度均一化部61は、撮像部21からの高
感度画素と低感度画素からなるモニタ画像の各画素に所
定のゲインを乗算することによって、全ての画素の撮影
時における感度を均一化する。
【0076】ヒストグラム検波部62は、図14に示す
ような感度が均一化されたモニタ画像の輝度のヒストグ
ラムを生成し、さらに、図15に示すような累積ヒスト
グラムを生成して、被写体のダイナミックレンジの上限
値と下限値を検出する。
【0077】なお、図14および図15において、横軸
は、感度が均一化されたモニタ画像の輝度を1で正規化
した値を示しており、縦軸は、度数を1で正規化した値
を示している。被写体のダイナミックレンジの上限値と
しては、累積ヒストグラムにおいて予め設定されている
上限閾値に対応する輝度を検出する。被写体のダイナミ
ックレンジの下限値としては、累積ヒストグラムにおい
て予め設定されている下限閾値に対応する輝度を検出す
る。
【0078】撮影モード選択部63は、撮影モード選択
スイッチ14が自動選択撮影モードのスイッチングされ
ている場合、ヒストグラム検波部62によって検出され
た被写体のダイナミックレンジに基づき、撮影モードを
解像度優先撮影モードまたはダイナミックレンジ優先撮
影モードに決定する。撮影モード選択部63によって選
択された撮影モード(解像度優先撮影モード、またはダ
イナミックレンジ優先撮影モード)は、制御部27を介
して画像処理部25に通知される。
【0079】露出量算出部64は、ユーザまたは撮影モ
ード選択部63によって決定された撮影モードおよびヒ
ストグラム検波部62で検出されるダイナミックレンジ
の上限値に基づき、絞り22の設定値とシャッタ速度の
設定値を決定して、対応する制御信号を撮像部21に出
力する。
【0080】なお、自動露出制御部26を構成する感度
均一化部61乃至露出量算出部64は、露出制御が目標
値になるまで繰り返し動作するようになされている。
【0081】次に、自動露出制御部26による露出制御
処理について、図16のフローチャートを参照して説明
する。この露出制御処理は、レリーズボタン13が半押
しされたときに開始される。
【0082】ステップS1において、感度均一化部61
は、撮像部21によって逐次生成されるモニタ画像の画
素の感度を均一化する。ヒストグラム検波部62は、感
度が均一化されたモニタ画像の輝度のヒストグラムを生
成し、さらに累積ヒストグラムを生成して、被写体のダ
イナミックレンジの上限値と下限値を検出する。
【0083】ステップS2において、撮影モード選択部
63は、撮影モード選択スイッチ14が解像度優先撮影
モードにスイッチングされているか、あるいは撮影モー
ド選択スイッチ14が自動選択撮影モードにスイッチン
グされていて、かつ、後述するステップS10の処理に
おいて撮影モードを解像度優先撮影モードに決定したか
否かを判定する。撮影モード選択スイッチ14が解像度
優先撮影モードにスイッチングされている、あるいは撮
影モード選択スイッチ14が自動選択撮影モードにスイ
ッチングされていて、かつ、自己が撮影モードを解像度
優先撮影モードに決定したと判定された場合、処理はス
テップS3に進む。
【0084】ステップS3において、露出量算出部64
は、ヒストグラム検波部62で検出される被写体のダイ
ナミックレンジの上限値に基づき、現在の露出が解像度
優先撮影モードの目標とする状態(被写体のダイナミッ
クレンジの上限値と、高感度受光素子41bの飽和レベ
ルが一致した状態)であるか否かを判定する。現在の露
出が解像度優先撮影モードの目標とする状態ではないと
判定された場合、処理はステップS4に進む。
【0085】ステップS4において、露出量算出部64
は、被写体のダイナミックレンジの上限値と、高感度受
光素子41bの飽和レベルが一致するように、絞り22
の設定値とシャッタ速度の設定値を決定して、対応する
制御信号を撮像部21に出力する。処理はステップS1
に戻り、それ以降の処理が繰り返され、ステップS3に
おいて、現在の露出が解像度優先撮影モードの目標とす
る状態であると判定された場合、露出制御処理は終了さ
れる。この後、レリーズボタン13が全押しされれば、
適切な露出の高感度画像が生成されることになる。
【0086】ステップS2において、撮影モード選択ス
イッチ14が解像度優先撮影モードにスイッチングされ
ていない、あるいは撮影モード選択スイッチ14が自動
選択撮影モードにスイッチングされていて、かつ、後述
するステップ10の処理において撮影モードが解像度優
先撮影モードに決定していないと判定された場合、処理
はステップS5に進む。
【0087】ステップS5において、露出量算出部64
は、ヒストグラム検波部62で検出される被写体のダイ
ナミックレンジの上限値に基づき、現在の露出がダイナ
ミックレンジ優先撮影モードの目標とする状態(被写体
のダイナミックレンジの上限値と、低感度受光素子41
aの飽和レベルが一致した状態)であるか否かを判定す
る。現在の露出がダイナミックレンジ優先撮影モードの
目標とする状態ではない判定された場合、処理はステッ
プS6に進む。
【0088】ステップS6において、露出量算出部64
は、被写体のダイナミックレンジの上限値と、低感度受
光素子41aの飽和レベルが一致するように、絞り22
の設定値とシャッタ速度の設定値を決定して、対応する
制御信号を撮像部21に出力する。処理はステップS1
に戻り、それ以降の処理が繰り返され、ステップS5に
おいて、現在の露出がダイナミックレンジ優先撮影モー
ドの目標とする状態であると判定された場合、処理はス
テップS7に進む。
【0089】ステップS7において、撮影モード選択部
63は、撮影モード選択スイッチ14がダイナミックレ
ンジ優先撮影モードにスイッチングされているか否かを
判定する。撮影モード選択スイッチ14がダイナミック
レンジ優先撮影モードにスイッチングされていると判定
された場合、露出制御処理は終了される。この後、レリ
ーズボタン13が全押しされれば、適切な露出の高感度
画像が生成されることになる。
【0090】ステップS7において、撮影モード選択部
63は、撮影モード選択スイッチ14がダイナミックレ
ンジ優先撮影モードにスイッチングされていないと判定
された場合、すなわち、撮影モード選択スイッチ14が
自動選択露出モードにスイッチングされていると判定さ
れた場合、処理はステップS8に進む。ステップS8に
おいて、ヒストグラム検波部62は、被写体の累積ヒス
トグラムに基づき、被写体のダイナミックレンジを算出
する。
【0091】ステップS9において、撮影モード選択部
63は、被写体のダイナミックレンジが、低感度受光素
子41a(または高感度受光素子41b)のダイナミッ
クレンジよりも広いか否かを判定する。被写体のダイナ
ミックレンジが、低感度受光素子41a(または高感度
受光素子41b)のダイナミックレンジよりも広くない
と判定された場合、処理はステップS10に進む。ステ
ップS10において、撮影モード選択部63は、撮影モ
ードをダイナミックレンジ優先撮影モードに決定し、制
御部27を介して画像処理部25に通知する。露出制御
処理は終了される。この後、レリーズボタン13が全押
しされれば、適切な露出の高感度画像が生成されること
になる。
【0092】ステップS9において、被写体のダイナミ
ックレンジが、低感度受光素子41a(または高感度受
光素子41b)のダイナミックレンジよりも広いと判定
された場合、処理はステップS11に進む。ステップS
11において、撮影モード選択部63は、撮影モードを
解像度優先撮影モードに決定し、制御部27を介して画
像処理部25に通知する。処理はステップS2に戻り、
それ以降の処理が繰り返される。以上、自動露出制御部
26による露出制御処理の説明を終了する。
【0093】次に、自動露出制御部26による露出制御
処理の一例について、図17乃至図20を参照して説明
する。なお、図17乃至図20は、同一の被写体に対応
するモニタ画像であり、横軸は感度が均一化されたモニ
タ画像の輝度を1で正規化した値を示しており、縦軸は
度数を1で正規化した値を示している。
【0094】図17は、自動露出制御処理の過程におけ
るモニタ画像の累積ヒストグラムのであり、過露出の状
態を示している。このような場合、モニタ画像の画素は
飽和してしまうものが多いので、累積ヒストグラムの上
限値は、輝度の最大値(すなわち、1)に近い値になっ
ている。
【0095】図18は、自動露出制御処理の過程におけ
る累積ヒストグラムの他の一例であり、露出不足の状態
を示している。このような場合、モニタ画像の画素の輝
度は飽和レベルに達しておらず、累積ヒストグラムの上
限値は飽和レベルよりも低い値になっている。
【0096】図19は、ダイナミックレンジ優先撮影モ
ードとして露出制御が終了された状態のモニタ画像の累
積ヒストグラムを示している。
【0097】図17のような過露出の状態を、図19の
ような状態とするためには、露出量をCD0(図17)
だけ減少させて、図17の上限値が図19に示す低感度
画素41aの飽和レベルに一致するように制御する。反
対に、図18のような露出不足の状態を、図19のよう
な状態とするためには、露出量をCD1(図18)だけ
増加させて、図18の上限値が図19に示す低感度画素
41aの飽和レベルに一致するように制御する。これに
より、ダイナミックレンジ優先撮影モードでは、低感度
受光素子41aおよび高感度受光素子41bからなる単
板式固体撮像素子24が有するダイナミックレンジを最
大限に活用することが可能となる。
【0098】図20は、解像度優先撮影モードとして露
出制御が終了された状態のモニタ画像の累積ヒストグラ
ムを示している。
【0099】図17のような過露出の状態を、図20の
ような状態とするためには、露出量をCr0(図17)
だけ減少させて、図17の上限値が図20に示す高感度
画素41bの飽和レベルに一致するように制御する。反
対に、図18のような露出不足の状態を、図20のよう
な状態とするためには、露出量をCR1(図18)だけ
減少させて、図18の上限値が図20に示す高感度画素
41bの飽和レベルに一致するように制御する。これに
より、解像度優先撮影モードでは、低感度受光素子41
a(または高感度受光素子41b)のダイナミックレン
ジで画像取得することが可能である。
【0100】なお、図20に示した例では、被写体のダ
イナミックレンジが低感度受光素子41a(または高感
度受光素子41b)のダイナミックレンジよりも広いの
で、暗い部分はつぶれてしまっている。
【0101】ただし、撮影モード選択スイッチ14が自
動選択撮影モードにスイッチングされていれば、このよ
うに被写体のダイナミックレンジが低感度受光素子41
a(または高感度受光素子41b)のダイナミックレン
ジよりも広い場合には、ダイナミックレンジ優先撮影モ
ードに決定されるので、図19に示すような結果を得る
ことができる。
【0102】なお、本発明は、本実施の形態のようなデ
ィジタルスチルカメラの他、画像処理を実施するあらゆ
る機器に適用することが可能である。
【0103】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれ
ているコンピュータ、または、各種のプログラムをイン
ストールすることで、各種の機能を実行することが可能
な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、例え
ば図5の記録媒体28からインストールされる。
【0104】この記録媒体25は、磁気ディスク(フレ
キシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compa
ct Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile D
isc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含
む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメ
ディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予
め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラム
が記録されているROMやハードディスクなどで構成され
る。
【0105】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、解像度
を優先して補間処理を行う解像度優先モードと、ダイナ
ミックレンジの拡大を優先して補間処理を行うダイナミ
ックレンジ優先モードを、被写体のダイナミックレンジ
に応じて切り替えて使用することができ、さらに、画像
の解像度の劣化を引き起こすことがないディジタルスチ
ルカメラを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文献1に開示されている感度モザイク画像を用
いる方法の概要を説明するためのブロック図である。
【図2】図1の撮像部1に含まれる撮像素子の一例を示
している。
【図3】本発明を適用したディジタルスチルカメラ11
の外観を示す斜視図である。
【図4】ディジタルスチルカメラ11の上面図である。
【図5】ディジタルカメラ11の内部構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】図5の単板式固体撮像素子24を構成する低感
度受光素子41aおよび高感度受光素子41bの配置を
示す図である。
【図7】単板式固体撮像素子24を構成する低感度受光
素子41aおよび高感度受光素子41bそれぞれの輝度
に対する感度帯域を模式的に示す図である。
【図8】撮影モードに対応して制御される低感度受光素
子41aおよび高感度受光素子41bそれぞれの感度帯
域の関係を説明するための図である。
【図9】撮影モードに対応して制御される低感度受光素
子41aおよび高感度受光素子41bそれぞれの感度帯
域の関係を説明するための図である。
【図10】撮影モードに対応して制御される低感度受光
素子41aおよび高感度受光素子41bそれぞれの感度
帯域の関係を説明するための図である。
【図11】撮影モードに対応して制御される低感度受光
素子41aおよび高感度受光素子41bそれぞれの感度
帯域の関係を説明するための図である。
【図12】図5の画像処理部25の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図13】図5の自動露出制御部26の構成例を示すブ
ロック図である。
【図14】ヒストグラム検波部62が生成する、感度が
均一化されたモニタ画像の輝度のヒストグラムの一例を
示す図である。
【図15】ヒストグラム検波部62が生成する、感度が
均一化されたモニタ画像の輝度の累積ヒストグラムの一
例を示す図である。
【図16】自動露出制御部26による露出制御処理を説
明するフローチャートである。
【図17】自動露出制御部26による露出制御処理の一
例を説明するための図である。
【図18】自動露出制御部26による露出制御処理の一
例を説明するための図である。
【図19】自動露出制御部26による露出制御処理の一
例を説明するための図である。
【図20】自動露出制御部26による露出制御処理の一
例を説明するための図である。
【符号の説明】
11 ディジタルスチルカメラ, 12 レンズ, 1
3 レリーズボタン,14 撮影モード選択スイッチ,
15 露出モードダイヤル, 21 撮像部, 22
絞り, 23 NDフィルタ, 24 単板式固体撮
像素子, 25 画像処理部, 26 自動露出制御
部, 27 制御部, 28 記録媒体, 29 操作
部, 41a 低感度受光素子, 41b 高感度受光
素子,51 第1クリッピング部, 52 感度均一化
部, 53 第2クリッピング部, 54 欠落画素補
間部, 55 カラーデモザイク部, 61 感度均一
化部, 62 ヒストグラム検波部, 63 撮影モー
ド選択部, 64 露出量算出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00 (72)発明者 小野 博明 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB02 AC42 AC69 5C024 BX01 CX37 CX43 CX51 DX01 DX04 EX52 GX22 HX50 5C065 AA03 BB11 CC01 CC08 DD02 DD17 EE03 EE17 GG13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低感度と高感度の受光素子が所定のパタ
    ーンで配置されている単板式固体撮像素子を備える撮像
    装置において、 被写体を撮像して、対応する感度モザイク画像を生成す
    る撮像手段と、 少なくともダイナミックレンジ優先撮影モードおよび解
    像度優先撮影モードを含む撮影モードのうちの1つの前
    記撮影モードを指定する指定手段と、 前記撮影モードに従い、前記撮像手段の露出を制御する
    露出制御手段と、 前記撮影モードに従い、前記撮像手段によって撮像され
    た前記感度モザイク画像を元にして、広ダイナミックレ
    ンジ画像または高解像度画像を生成する画像処理手段と
    を含むことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記被写体のダイナミックレンジを測定
    する測定手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に
    記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記測定手段によって測定された前記被
    写体のダイナミックレンジに基づいて、前記撮影モード
    を、前記ダイナミックレンジ優先撮影モードまたは前記
    解像度優先撮影モードに決定する決定手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記露出制御手段は、前記ダイナミック
    レンジ優先撮影モードにおいて、前記低感度の受光素子
    によって撮像された低感度画素の飽和レベルが前記被写
    体のダイナミックレンジの上限値に一致するように前記
    露出を制御し、前記解像度優先撮影モードにおいて、前
    記高感度の受光素子によって撮像された高感度画素の飽
    和レベルが前記被写体のダイナミックレンジの上限値に
    一致するように前記露出を制御することを特徴とする請
    求項2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記決定手段は、前記被写体のダイナミ
    ックレンジが前記受光素子のダイナミクレンジよりも広
    い場合、前記撮影モードを前記ダイナミックレンジ優先
    撮影モードに決定し、前記被写体のダイナミックレンジ
    が前記受光素子のダイナミクレンジよりも狭い場合、前
    記撮影モードを前記解像度優先撮影モードに決定するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、 前記ダイナミックレンジ優先撮影モードにおいて欠落画
    素を補間し、前記解像度優先撮影モードにおいて前記欠
    落画素を補間しない欠落画素補間手段を含むことを特徴
    とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 低感度と高感度の受光素子が所定のパタ
    ーンで配置されている単板式固体撮像素子を備える撮像
    装置の撮像方法において、 被写体を撮像して、対応する感度モザイク画像を生成す
    る撮像ステップと、 少なくともダイナミックレンジ優先撮影モードおよび解
    像度優先撮影モードを含む撮影モードのうちの1つの前
    記撮影モードを指定する指定ステップと、 前記撮影モードに従い、前記撮像ステップの処理での露
    出を制御する露出制御ステップと、 前記撮影モードに従い、前記撮像ステップの処理で撮像
    された前記感度モザイク画像を元にして、広ダイナミッ
    クレンジ画像または高解像度画像を生成する画像処理ス
    テップとを含むことを特徴とする撮像方法。
  8. 【請求項8】 低感度と高感度の受光素子が所定のパタ
    ーンで配置されている単板式固体撮像素子を備える撮像
    装置を制御するためのプログラムであって、 少なくともダイナミックレンジ優先撮影モードおよび解
    像度優先撮影モードを含む撮影モードのうちの1つの前
    記撮影モードを指定する指定ステップと、 前記撮影モードに従い、露出を制御する露出制御ステッ
    プと、 前記撮影モードに従い、撮像された感度モザイク画像を
    元にして、広ダイナミックレンジ画像または高解像度画
    像を生成する画像処理ステップとを含むことを特徴とす
    るコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録され
    ている記録媒体。
  9. 【請求項9】 低感度と高感度の受光素子が所定のパタ
    ーンで配置されている単板式固体撮像素子を備える撮像
    装置を制御するコンピュータに、 少なくともダイナミックレンジ優先撮影モードおよび解
    像度優先撮影モードを含む撮影モードのうちの1つの前
    記撮影モードを指定する指定ステップと、 前記撮影モードに従い、露出を制御する露出制御ステッ
    プと、 前記撮影モードに従い、撮像された感度モザイク画像を
    元にして、広ダイナミックレンジ画像または高解像度画
    像を生成する画像処理ステップとを実行させるプログラ
    ム。
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