JP2003324243A - 波長可変半導体レーザ装置 - Google Patents

波長可変半導体レーザ装置

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JP2003324243A
JP2003324243A JP2002131251A JP2002131251A JP2003324243A JP 2003324243 A JP2003324243 A JP 2003324243A JP 2002131251 A JP2002131251 A JP 2002131251A JP 2002131251 A JP2002131251 A JP 2002131251A JP 2003324243 A JP2003324243 A JP 2003324243A
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JP2002131251A
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Tomokazu Mukohara
智一 向原
Tatsuo Kurobe
立郎 黒部
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ特性、波長可変特性が良好なTTGレ
ーザ型の波長可変半導体レーザ装置を提供する。 【解決手段】 回折格子を活性層の下部に配設したこと
により、第1上部クラッド層の膜厚を薄くすることで
き、第1上部クラッド層からコンタクト層へ漏れるリー
ク電流を抑制し、活性層及び波長可変層への電流注入効
率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長可変半導体レ
ーザ装置に関し、特に、レーザ特性及び波長可変特性が
良好なTTGレーザ型の波長可変半導体レーザ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】WDMシステムの急速な発展により、W
DMシステムで多重化される波長数は200ch以上に
も及んでいて、波長数(チャンネル数)に見合った数の
レーザが信号光源として必要とされている。WDMシス
テムの安定した運営のためには、万が一の信号光源の停
止を考慮して、発振波長が同じレーザをスペア(Spar
e、予備)として信号光源のレーザ数だけ保持する必要
がある。つまり、チャンネル数と同じ数のスペア・レー
ザが必要になる。これでは、WDMシステムの設備及び
運営コストが増大し、経済的ではない。
【0003】そこで、1つのレーザ素子で多数の異なる
波長のレーザ光を出力できる波長可変レーザ、特に波長
可変分布帰還型レーザ素子が注目されている。つまり、
波長可変分布帰還型レーザ素子を複数の信号光源レーザ
のスペアとして用意し、波長可変させて波長の異なる所
望のレーザ光を出射させることにより、WDMシステム
のレーザのスペア在庫量の軽減と、システムの運営費の
低コスト化とを実現することができる。
【0004】従来、WDMシステム等の長距離伝送シス
テムに応用された波長可変レーザは、主として、半導体
レーザ素子の温度環境を変えることにより発振波長を可
変にする波長可変分布帰還型レーザ素子である。ここ
で、図2を参照して、温度により発振波長を可変にする
従来の波長可変分布帰還型レーザ素子の構成を説明す
る。波長可変レーザ30は、DFBレーザ31と、DF
Bレーザ31の基板側に設けられた温度−電気制御器
(Thermo-Electric Cooler(以下、TECという))3
2とを備え、TEC32によってDFBレーザ31単体
の動作温度を変化させ、DFBレーザ31の回折格子3
3及び埋め込み層35の屈折率を変化させることによ
り、波長を可変にする。図2中、34は活性層である。
尚、活性層34は、基板と回折格子との間にあっても良
く、また図2に示すように、回折格子33の上にあって
もよい。
【0005】しかし、上述した従来の波長可変レーザに
は、以下の問題があった。第1の問題は、動作温度の低
温側(下限温度)がTECの能力により、動作温度の高
温側(上限温度)がDFBレーザ自体の信頼性により、
夫々決定されるので、低温側での波長から高温側での波
長の間の波長可変幅は、せいぜい、2〜3nm程度であ
って、比較的狭いことである。また、第2の問題は、波
長スイッチングに30秒以上を要し、波長スイッチング
速度が遅いことである。これでは、この種の波長可変レ
ーザをメトロ用のダイナミック(dynamic)な波長アド
・ドロップ(Add drop)回路などに適用しようとして
も、波長可変幅が狭すぎ、また波長スイッチング速度が
遅すぎて、適用できない。
【0006】ところで、波長可変幅が30nm以上と広
く、スイッチング速度が比較的速い波長可変レーザとし
て、多重極DFBレーザ、或いはSG(Sampled Gratin
g)−DFBレーザを挙げることができる。SG−DF
Bレーザ40は、例えば図3に示すように、それぞれ、
独立した電極41、42、43及び44と共通電極45
とを有する、左側DBR領域46と、利得制御領域47
と、位相制御領域48と、右側DBR領域49とを、連
続したチャンネル導波路構造内にモノリシックに集積化
したものである。
【0007】しかし、DBRレーザは、基本的に、波長
変化に伴いモード飛び(モードホッピング)という現象
がおこり、波長をITU−グリッド(Grid)に精度良く
制御することが難しいという波長不安定の問題があり、
SG−DBRレーザも例外ではない。このため、SG−
DBRレーザをWDMシステムの信号光源レーザのスペ
アとして用いることは、実用的に好ましくはない。
【0008】一方、DFBレーザは、基本的には、モー
ド飛び現象が生じない構成を備えている。そこで、DF
Bレーザを用いた波長可変幅が広い波長可変レーザが望
まれる。波長可変型DFBレーザの一つとして、例えば
特開平2−116188号公報に示されるように、TT
Gレーザ(Tunable Twin Guided Laser)と呼ばれるD
FBレーザが、報告されている。TTGレーザは、活性
層、回折格子、及び波長可変層(チューニング層)を結
晶成長方向に積層した構造を有し、活性層とは独立して
波長可変層に電流を注入することにより、その部分の屈
折率を変化させて発振波長を変化させる方式の波長可変
レーザである。
【0009】ここで、図4を参照して、前掲公報の従来
のTTGレーザの構成を説明する。TTGレーザ50
は、p−InP半導体基板51上に、順次に形成され
た、p−InP緩衝層52、p−InGaAsP回折格
子53、InGaAsP活性層54、InGaAsP反
メルトパック層55、n−InP中心層56、InGa
AsP波長変化層57、p−InP被覆層58、及びp
−主コンタクト層59の積層構造を備えている。積層構
造はストライプ状リッジとして形成され、リッジの両側
及び半導体基板51上がn−埋め込み層60で埋め込ま
れている。
【0010】主コンタクト層59上には、第2p側電極
61が設けてある。また、埋め込み層60上には、高濃
度ドープ側方接触層62を介してn側電極63が設けて
ある。また、p−InP半導体基板51の裏面には、第
1p側電極64が設けてある。図4中、65が絶縁膜で
ある。第1p側電極64とn側電極63との対が共振器
構造の電極であり、第2p側電極61とn側電極63と
の対が波長可変層への電流注入のための電極である。以
上の構成により、TTGレーザは、10nm程度の可変
幅を有し、モード飛びのない波長可変レーザであると評
価されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
TTGレーザは、モード飛びのない波長可変レーザを実
現している。しかし、このTTGレーザは、レーザ特性
及び波長可変特性が実用的に満足できるレベルに達して
いないという問題があった。そこで、本発明の目的は、
レーザ特性、波長可変特性が良好なTTGレーザ型の波
長可変半導体レーザ装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来のTT
Gレーザのレーザ特性及び波長可変特性が満足できるレ
ベルに達していない原因の一つは、活性層への電流注入
の電流ブロック構造や波長可変層への電流注入の電流ブ
ロック構造の電流ブロック機能が良好でないことにある
と考え、種々の実験の末に、本発明を完成するに到っ
た。
【0013】上記目的を達成するために、本発明に係る
波長可変半導体レーザ装置は、第1導電型の半導体基板
上に形成された、第1導電型の第1上部クラッド層と、
第1導電型の下部クラッド層と、前記第1上部クラッド
層と前記下部クラッド層との間に挟まれた波長可変層及
び活性層と、前記波長可変層と前記活性層との間に挟ま
れた第2導電型の中間層と、前記活性層と前記下部クラ
ッド層との間に、又は前記下部クラッド層中に配設され
た回折格子とを有する積層構造からなるメサと、前記メ
サの両側を埋め込む第2導電型のコンタクト層と、前記
コンタクト層の両側及び上面を埋め込むと共に該コンタ
クト層の一部を露出させる埋め込み層と、前記メサの上
面及び前記埋め込み層上に設けられた第1導電型の第2
上部クラッド層と、前記第2上部クラッド層の上面及び
前記半導体基板の裏面に夫々設けられた、第1及び第2
の第1導電側電極と、前記コンタクト層の露出部分に設
けられた第2導電側電極とを備えることを特徴としてい
る。
【0014】本発明では、回折格子を活性層の下部に配
設したことにより、第1上部クラッド層の膜厚を薄くす
ることでき、第1上部クラッド層からコンタクト層へ漏
れるリーク電流を抑制し、活性層及び波長可変層への電
流注入効率を高め、レーザ特性及び波長可変特性の良好
な波長可変半導体レーザ装置を実現することができる。
【0015】本発明の好適な実施態様では、前記第1上
部クラッド層がp型であり、かつ前記第1上部クラッド
層のキャリア濃度が7×1017cm-3〜2×1018cm
-3の範囲にあり、かつ膜厚が0.3μm以下である。第
1上部クラッド層の膜厚を上記値にすることにより、第
1上部クラッド層からコンタクト層へのリーク電流を最
も効果的に抑制することができ、活性層及び波長可変層
への電流注入効率を更に高めることができる。また、第
1上部クラッド層のキャリア濃度を上記範囲に設定する
ことにより、波長可変半導体レーザ装置の素子抵抗を大
幅に低減することができる。
【0016】本発明の好適な実施態様では、前記埋め込
み層は、順次に堆積された第1導電型の第1電流ブロッ
ク層及び第2導電型の第2電流ブロック層を含む。埋め
込み層が、第1導電型の第1電流ブロック層と第2導電
型の第2電流ブロック層とを含むことにより、第2上部
クラッド層/第2電流ブロック層/第1電流ブロック層
/コンタクト層の電流ブロック構造が形成され、第1電
流ブロック層と第2電流ブロック層との間に形成される
pn接合に逆方向電圧が印加されるようにして電流をブ
ロックし、活性層及び波長可変層への電流注入効率を更
に高めることができる。
【0017】本発明の好適な実施態様では、前記第1電
流ブロック層は、前記第2電流ブロック層とコンタクト
層との間のリーク電流を阻止するのに十分な厚みを有す
る。第1電流ブロック層が十分な厚みを有することによ
り、メサ側部の上部近傍で、コンタクト層から第1電流
ブロック層を介して第2電流ブロック層へ、更にこれか
ら第2上部クラッド層へ漏れるリーク電流を抑制するこ
とができ、活性層及び波長可変層への電流注入効率を更
に高めることができる。この厚みとしては、約0.2μ
m以上であればよい。
【0018】本発明の好適な実施態様では、前記コンタ
クト層と前記下部クラッド層との間、前記コンタクト層
と前記電流ブロック層との間、前記電流ブロック層と前
記第2上部クラッド層との間の少なくとも1箇所に介在
する、Alを含む半導体層のAlを酸化してなるAl酸
化層を更に備える。Al酸化層を備えることにより、電
流ブロック構造における電流ブロック機能を高め、活性
層及び波長可変層への電流注入効率を更に高めることが
できる。本発明の好適な実施態様では、前記電流ブロッ
ク層内の前記第2導電側電極に対向する位置に延在す
る、Alを含む半導体層のAlを酸化してなるAl酸化
層を更に備える。この位置にAl酸化層を備えることに
より、上記と同様の効果が得られる。
【0019】本発明は、特に前記活性層の閉じ込め係数
が3%以上で、前記回折格子の結合係数が30cm-1
上で、前記波長可変層の閉じ込め係数が30%以上であ
る波長可変半導体レーザ装置に適用することにより、良
好な効果が得られる。
【0020】本発明の好適な実施態様では、前記半導体
基板の前記第2導電側電極に対向する位置に形成された
第2導電型の第3電流ブロック層を更に備える。第3電
流ブロック層を備えることにより、半導体基板/第3電
流ブロック層/下部クラッド層/コンタクト層の電流ブ
ロック構造が形成され、第3電流ブロック層と下部クラ
ッド層との間に形成されるpn接合に逆方向電圧が印加
されるようにして電流をブロックし、活性層及び波長可
変層への電流注入効率を更に高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係る波長可変半導体レーザ装
置の実施形態の一例であって、図1は本実施形態例の波
長可変半導体レーザ装置の構成を示す断面図である。波
長可変半導体レーザ装置10は、n−InP電流ブロッ
ク層12として機能する0.5μm厚みのn型拡散層が
形成されたp−InP基板11を有し、そのp−InP
基板11上に順次に形成された、膜厚2μmのp−In
P下部クラッド層13、膜厚0.3μmの波長可変層
(チューニング層)14、キャリア濃度1×1018cm
-3で膜厚0.1μmのn−InP第1中間層15、n−
回折格子16、及び回折格子16を埋め込んだキャリア
濃度1×1018cm-3で膜厚0.1μmのn−InP第
2中間層17、MQW活性層18、及び、キャリア濃度
1×1018cm-3で膜厚0.25μmのp−InP第1
上部クラッド層19から成る積層構造を有する。p−I
nP下部クラッド層13の一部、及び波長可変層14か
ら上の積層構造は、幅1.2μmのストライプ状メサと
して形成される。
【0022】メサの両側面及びメサの底部から延びるp
−InP下部クラッド層13上には、キャリア濃度が2
×1018cm-3で、メサ側部近傍を除いて一定の膜厚
0.6μmを有するn−InPコンタクト層20が設け
られている。n−InPコンタクト層20の両側部及び
上面は、キャリア濃度が1.5×1018cm-3で、メサ
側部近傍を除いて一定の膜厚0.6μmを有するp−I
nP電流ブロック層21、及び、キャリア濃度が2×1
18cm-3で、メサ側部近傍を除いて一定の膜厚0.6
μmを有するn−InP電流ブロック層22で埋め込ま
れる。p−InP電流ブロック層21は、メサ近傍を含
む全ての領域で、n−InP電流ブロック層22とn−
InPコンタクト層20との間のリーク電流を阻止する
のに十分な厚みを有する。p−InP電流ブロック層2
1の外側には、n−InPコンタクト層20が一部露出
している。
【0023】p−InP第1上部クラッド層19、p−
InP電流ブロック層21の露出面、及びn−InP電
流ブロック層22上には、p−InP第2上部クラッド
層23、及びp−InPキャップ層24が順次に積層さ
れている。p−InPキャップ層24の上面及びp−I
nP基板11の裏面には夫々、第1p側電極25及び第
2p側電極26として、Ti/Pt/Auの金属積層膜
が設けられている。また、外部に露出しているn−In
Pコンタクト層20上には、n側電極27として、Au
Ge/Ni/Auの金属積層膜が設けてある。本実施形
態例の波長可変半導体レーザ装置10では、MQW活性
層18への電流注入は第1p側電極25とn側電極27
とにより行われ、また、波長可変層14への電流注入は
第2p側電極26とn側電極27とにより行われる。
【0024】p−InP電流ブロック層21とn−In
P電流ブロック層22とを積層して設けたことにより、
p−InP第2上部クラッド層23/n−InP電流ブ
ロック層22/p−InP電流ブロック層21/n−I
nPコンタクト層20からなる電流ブロック構造が形成
される。これによって、メサ側部のn側電極27を設け
た側のp−InP電流ブロック層21とn−InP電流
ブロック層22で形成されるpn接合に逆方向電圧が印
可されるようにして電流をブロックし、活性層及び波長
可変層への電流注入効率を高める。また、n−InP電
流ブロック層12は、p−InP基板11の表面部分で
あって、n側電極27に対向する位置に形成され、p−
InP基板11/n−InP電流ブロック層12/p−
InP下部クラッド層13/n−InPコンタクト層2
0からなる電流ブロック構造を形成する。n−InP電
流ブロック層12とp−InP下部クラッド層13とで
形成されるpn接合に逆方向電圧が印可されるようにし
て電流をブロックし、活性層及び波長可変層への電流注
入効率を更に高める。
【0025】更に、p−InP第1上部クラッド層19
の膜厚を充分に薄くすることにより、p−InP第1上
部クラッド層19からn−InPコンタクト層20への
リーク電流を抑制し、活性層及び波長可変層への電流注
入効率を更に高める。また、p−InP第1上部クラッ
ド層19のキャリア濃度として前述の値を採ることによ
り、素子抵抗を大幅に低減する。更に、p−InP電流
ブロック層21が、メサ側部近傍を含む全ての領域で、
十分な厚みを有することにより、n−InPコンタクト
層20からp−InP電流ブロック層21を介してn−
InP電流ブロック層22へ、更にp−InP第2上部
クラッド層23へ漏れるリーク電流を抑制し、活性層及
び波長可変層への電流注入効率を更に高める。
【0026】本実施形態例の波長可変半導体レーザ装置
10は、電流ブロック構造として、上述の構成を採るこ
とにより、活性層及び波長可変層への電流注入効率を高
め、レーザ特性及び波長可変特性の良好な波長可変半導
体レーザ装置を実現している。
【0027】上記実施形態例の波長可変半導体レーザ装
置10では、p−InP電流ブロック層21及びn−I
nP電流ブロック層22でコンタクト層20の両側及び
上面を埋め込んだが、これに代えて、Feドープ高抵抗
層とn−電流ブロック層で埋め込んでも同様の効果が得
られる。また、n−InP電流ブロック層12を設ける
領域は、第2p側電極26からn側電極27に向かう電
流の通路を確保するため、メサの下部を除いた領域であ
ればよい。更に、波長可変半導体レーザ装置10で、メ
サ側部のn側電極27を設けた側のn−InPコンタク
ト層20とp−InP下部クラッド層13との間、n側
電極27を設けた側のn−InPコンタクト層20とp
−InP電流ブロック層21との間、n側電極27を設
けた側のp−InP電流ブロック層21とn−InP電
流ブロック層22との間、n側電極27を設けた側のn
−InP電流ブロック層22とp−InP第2上部クラ
ッド層23との間、n−InP電流ブロック層12とp
−InP下部クラッド層13との間の少なくとも1箇所
に、AlAs層などのAlを含む半導体層のAlを酸化
してなるAl酸化層を備えることにより、電流ブロック
構造の効率を更に高めることができる。或いは、これに
代えて、n側電極27を設けた側のp−InP電流ブロ
ック層21内、n−InP電流ブロック層22内にこの
Al酸化層を設けてもよい。
【0028】図1を更に参照して、本実施形態例の波長
可変半導体レーザ装置10の作製方法を説明する。ま
ず、p−InP基板11上にSiN膜(図示なし)を塗
布形成し、このSiN膜上にレジストパターンを転写
し、n−InP電流ブロック層12を形成する領域以外
の領域を覆う幅10μmのSiNマスク(図示なし)を
形成する。SiNマスクをエッチングマスクとするドラ
イエッチングにより、p−InP基板11を深さ0.5
μmでエッチングする。エッチングガスには、塩酸系の
ものを用いる。次いで、SiNマスクを選択成長マスク
とする選択成長法により、p−InP基板11をエッチ
ングした領域にn−InP電流ブロック層12を埋め込
む。その後SiNマスクを除去する。
【0029】次いで、p−InP基板11の露出面上及
びn−InP電流ブロック層12の上面に、順次に、膜
厚が2μmのp−InP下部クラッド層13、膜厚が
0.3μmの波長可変層14、キャリア濃度が1×10
18cm-3で、膜厚が0.1μmのn−InP第1中間層
15、及びn−回折格子形成層(図示なし)を成長させ
る。成長には、MOCVD法等を用いる。n−回折格子
形成層をエッチングして、回折格子16を形成し、続い
て、回折格子16を埋め込みつつ、順次に、キャリア濃
度が1×1018cm-3で、膜厚が0.1μmのn−In
P第2中間層17、MQW活性層18、キャリア濃度が
1×1018cm-3で、膜厚が0.25μmの第1上部ク
ラッド層19を成長させて、積層構造を形成する。
【0030】次いで、メサ幅が1.2μmになり、かつ
p−InP下部クラッド層13が薄く残るように積層構
造をエッチングすることによって、メサストライプを形
成する。続いて、メサの両側部及びメサの両側部のp−
InP下部クラッド層13上に、キャリア濃度が2×1
18cm-3で、メサ側部近傍を除く膜厚が0.6μmの
n−InPコンタクト層20、キャリア濃度が1.5×
1018cm-3で、メサ側部近傍を除く膜厚が0.6μm
のp−InP電流ブロック層21、及びキャリア濃度が
2×1018cm-3で、メサ側部近傍を除く膜厚が0.6
μmのn−InP電流ブロック層22を成長させて、メ
サを埋め込む。このときp−InP電流ブロック層21
は、メサ側部近傍を含む全ての領域で、n−InP電流
ブロック層22とn−InPコンタクト層20との間の
リーク電流を阻止するのに十分な厚みを有するように埋
め込む。続いて、全面に、p−InP第2上部クラッド
層23、p−InPキャップ層24を成長させる。
【0031】次いで、メサ幅より大きな幅で、p−In
Pキャップ層24、p−InP第2上部クラッド層2
3、n−InP電流ブロック層22、及びp−InP電
流ブロック層21をエッチングして、n−InPコンタ
クト層20を露出させる。p−InPキャップ層24上
及びp−InP基板11の裏面に、第1p側電極25及
び第2p側電極26として、Ti/Pt/Auの金属積
層膜を設け、また、露出しているn−InPコンタクト
層20上に、n側電極27として、AuGe/Ni/A
uの金属積層膜を設ける。
【0032】本実施形態例の波長可変半導体レーザ装置
10を試作した。埋め込み層の構造によって波長可変層
14及びMQW活性層18への電流注入効率を高めたこ
とにより、通常でのしきい値電流は15mAと良好であ
った。「通常での」とは、共振器長が400μmで、A
R膜及びHR膜を共振器構造の端面に有する波長可変半
導体レーザ装置10のしきい値電流を室温で測定した値
を言う。また、本実施形態例の波長可変半導体レーザ装
置10では、n−回折格子16の結合係数が50c
-1、MQW活性層18の閉じ込め係数が4%、波長可
変層14の閉じ込め係数が40%であった。更に、波長
可変層14に電流注入を行い、注入電流の電流値50m
Aで6.5nmの波長可変幅を達成できることを確認し
た。これは、波長可変層14への電流注入効率が、前述
のように電流ブロックの効果を高めたことにより著しく
向上したことによる。更に、波長可変半導体レーザ装置
10の抵抗−電流特性を調べたところ、図6のグラフ
(i)のようになり、素子抵抗が電流値約30mA程度
までに大きく低下し5Ω程度となり、これ以上の電流値
で安定する特性が得られた。
【0033】比較例1 本実施形態例の波長可変半導体レーザ装置10の性能を
評価するために、実施形態例の波長可変半導体レーザ装
置10における第1上部クラッド層19のキャリア濃度
を1×1018cm-3から5×1017cm-3に変更した波
長可変半導体レーザ装置を比較例1のレーザ装置として
作製した。抵抗−電流特性を調べたところ、図7(a)
のグラフ(ii)のようになった。グラフ(i)に前述の
波長可変半導体レーザ装置10の抵抗−電流特性を示
す。同図より、波長可変半導体レーザ装置10では、電
流値30mA程度までに抵抗値が5Ω程度まで低下する
のに対して、比較例1のレーザ装置では、電流値30m
A程度までに抵抗値が10Ω程度までしか低下しない。
従って、本実施形態例の波長可変半導体レーザ装置10
は、第1上部クラッド層19のキャリア濃度を1×10
18cm-3とした構成により、素子抵抗を大幅に低減して
いると言える。
【0034】比較例2 本実施形態例の波長可変半導体レーザ装置10の性能を
評価するために、波長可変半導体レーザ装置10におけ
る第1上部クラッド層19の膜厚を250nmから40
0nmに変更した波長可変半導体レーザ装置を比較例2
のレーザ装置として作製した。抵抗−電流特性を調べた
ところ、図7(b)のグラフ(iii)のようになった。
グラフ(i)に前述の波長可変半導体レーザ装置10の
抵抗−電流特性を示す。同図より、波長可変半導体レー
ザ装置10では、電流値30mAより大きい電流値で抵
抗値が安定しているのに対して、比較例2の試料では、
電流値30mAより大きい電流値でも減少が大きい。こ
れは、第1上部クラッド層19からn−InPコンタク
ト層20へ漏れるリーク電流が発生しているためと考え
られる。従って、本実施形態例の波長可変半導体レーザ
装置10は、第1上部クラッド層19の膜厚を250n
mとした構成により、第1上部クラッド層19からn−
InPコンタクト層20へのリーク電流を効果的に抑制
していると言える。
【0035】比較例3 本実施形態例の波長可変半導体レーザ装置10の性能を
評価するために、図5に示す比較例3の波長可変半導体
レーザ装置70を試作した。波長可変半導体レーザ装置
70は、実施形態例の波長可変半導体レーザ装置10に
おけるp−InP電流ブロック層21とn−InP電流
ブロック層22に代えて、p−InP電流ブロック層7
1とn−InP電流ブロック層72を有する。また、n
−InPコンタクト層20、p−InP電流ブロック層
71、及びn−InP電流ブロック層72とがメサ側部
の上部近傍28で同時に接することを除いて、実施形態
例の波長可変半導体レーザ装置10と同様の構成を備え
る。同図中で、図1に示す波長可変半導体レーザ装置1
0と同様の構成を有する部分については、同じ符号を付
した。
【0036】波長可変半導体レーザ装置70の抵抗−電
流特性を調べたところ図8のグラフ(iv)のようになっ
た。グラフ(i)に前述の波長可変半導体レーザ装置1
0の抵抗−電流特性を示す。同図より、波長可変半導体
レーザ装置10では、電流値30mAより大きい電流値
で抵抗値が安定しているのに対して、波長可変半導体レ
ーザ装置70では、電流値30mAより大きい電流値で
も減少が大きい。これは、波長可変半導体レーザ装置7
0では、メサ側部の上部近傍28で、n−InPコンタ
クト層20からp−InP電流ブロック層71を介して
n−InP電流ブロック層72へ漏れ、更に第2上部ク
ラッド層23へと漏れるリーク電流が発生しているため
と考えられる。従って、本実施形態例の波長可変半導体
レーザ装置10は、p−InP電流ブロック層21が、
メサ側部近傍を含む全ての領域で、十分な厚みを有する
とした構成により、前述のリーク電流を効果的に抑制し
ていると言える。
【0037】上述により、本実施形態例の波長可変半導
体レーザ装置10は、従来のTTGレーザ型の波長可変
レーザと比較して、レーザ特性及び波長可変特性が良好
な波長可変半導体レーザ装置を実現していると言える。
尚、n−InP電流ブロック層12は、p−InP基板
11上にn−InP電流ブロック層12を形成する領域
以外の領域を覆うマスク(図示なし)を形成した後、S
iを200KeV、ドーズ量5×1012cm-2のイオン
打込みを行い、800℃10分のアニールを経ることに
よっても形成することが可能である。また、n−InP
電流ブロック層12は、Siを800℃40分の熱拡散
を行うことによっても形成することが可能である。
【0038】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の波長可変半導体レーザ装置
は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではな
く、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施
した波長可変半導体レーザ装置も、本発明の範囲に含ま
れる。例えば、実施形態例で示した成膜方法、化合物半
導体層の組成及び膜厚、リッジ幅、プロセス条件等は、
本発明の理解を容易にするための一つの例示であって、
本発明はこの例示に限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、回折格子を活性層の下
部に配設したことにより、第1上部クラッド層の膜厚を
薄くすることでき、第1上部クラッド層からコンタクト
層へ漏れるリーク電流を抑制し、活性層及び波長可変層
への電流注入効率を高めることができるので、従来のT
TGレーザに比べてレーザ特性及び波長可変特性の良好
な波長可変半導体レーザ装置を実現することができる。
本発明に係る波長可変半導体レーザ装置は、長距離から
メトロまで広い分野での応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の波長可変半導体レーザ装置の構成
を示す断面図である。
【図2】従来の波長可変分布帰還型レーザ素子の構成を
示す断面図である。
【図3】SG−DBRレーザの構成を示す断面図であ
る。
【図4】従来のTTGレーザの構成を示す断面図であ
る。
【図5】比較例3の波長可変半導体レーザ装置を示す断
面図である。
【図6】図6は、実施形態例の波長可変半導体レーザ装
置の抵抗−電流特性を示すグラフである。
【図7】図7(a)は、比較例1の波長可変半導体レー
ザ装置の抵抗−電流特性を示すグラフであり、図7
(b)は、比較例2の波長可変半導体レーザ装置の抵抗
−電流特性を示すグラフである。
【図8】比較例3の波長可変半導体レーザ装置の抵抗−
電流特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 実施形態例の波長可変半導体レーザ装置 11 p−InP基板 12 n−InP電流ブロック層 13 p−InP下部クラッド層 14 波長可変層 15 n−InP第1中間層 16 n−回折格子 17 n−InP第2中間層 18 MQW活性層 19 p−InP第1上部クラッド層 20 n−InPコンタクト層 21 p−InP電流ブロック層 22 n−InP電流ブロック層 23 p−InP第2上部クラッド層 24 p−InPキャップ層 25 第1p側電極 26 第2p側電極 27 n側電極 28 メサ側部の上部近傍 30 従来の波長可変レーザ 31 DFBレーザ 32 TEC 33 回折格子 34 活性層 40 SG−DBRレーザ 41、42、43、44 電極 45 共通電極 46 左側DBR領域 47 利得制御領域 48 位相制御領域 49 右側DBR領域 50 TTGレーザ 51 p−InP半導体基板 52 p−InP緩衝層 53 p−InGaAsP回折格子 54 InGaAsP活性層 55 InGaAsP反メルトパック層 56 n−InP中心層 57 InGaAsP波長変化層 58 p−InP被覆層 59 p−主コンタクト層 60 n−埋め込み層 61 第2p側電極 62 高濃度ドープ側方接触層 63 n側電極 64 第1p側電極 65 絶縁膜 70 比較例3の波長可変半導体レーザ装置 71 p−InP電流ブロック層 72 n−InP電流ブロック層
フロントページの続き Fターム(参考) 5F073 AA22 AA51 AA61 AA64 AA74 AA89 CA12 CB11 DA05 DA12 DA27 DA35

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に形成され
    た、第1導電型の第1上部クラッド層と、第1導電型の
    下部クラッド層と、前記第1上部クラッド層と前記下部
    クラッド層との間に挟まれた波長可変層及び活性層と、
    前記波長可変層と前記活性層との間に挟まれた第2導電
    型の中間層と、前記活性層と前記下部クラッド層との間
    に、又は前記下部クラッド層中に配設された回折格子と
    を有する積層構造からなるメサと、 前記メサの両側を埋め込む第2導電型のコンタクト層
    と、 前記コンタクト層の両側及び上面を埋め込むと共に該コ
    ンタクト層の一部を露出させる埋め込み層と、 前記メサの上面及び前記埋め込み層上に設けられた第1
    導電型の第2上部クラッド層と、 前記第2上部クラッド層の上面及び前記半導体基板の裏
    面に夫々設けられた、第1及び第2の第1導電側電極
    と、 前記コンタクト層の露出部分に設けられた第2導電側電
    極とを備えることを特徴とする波長可変半導体レーザ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1上部クラッド層がp型であり、
    前記第1上部クラッド層のキャリア濃度が7×1017
    -3〜2×1018cm-3の範囲にあり、且つ膜厚が0.
    3μm以下である、請求項1に記載の波長可変半導体レ
    ーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記埋め込み層は、順次に堆積された第
    1導電型の第1電流ブロック層及び第2導電型の第2電
    流ブロック層を含むことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の波長可変半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電流ブロック層は、前記第2電
    流ブロック層と前記コンタクト層との間のリーク電流を
    阻止するのに十分な厚みを有する、請求項3に記載の波
    長可変半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記コンタクト層と前記下部クラッド層
    との間、前記コンタクト層と前記埋め込み層との間、前
    記電流ブロック層と前記第2上部クラッド層との間の少
    なくとも1箇所に介在する、Alを含む半導体層のAl
    を酸化してなるAl酸化層を更に備える、請求項3又は
    4に記載の波長可変半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記電流ブロック層内の前記第2導電側
    電極に対向する位置に延在する、Alを含む半導体層の
    Alを酸化してなるAl酸化層を更に備える、請求項3
    又は4に記載の波長可変半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記活性層の閉じ込め係数が3%以上
    で、前記回折格子の結合係数が30cm-1以上で、前記
    波長可変層の閉じ込め係数が30%以上である、請求項
    1〜6のいずれかに記載の波長可変半導体レーザ装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板の前記第2導電側電極に
    対向する位置に形成された第2導電型の第3電流ブロッ
    ク層を更に備える、請求項1〜7のいずれかに記載の波
    長可変半導体レーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7106772B2 (en) * 2003-02-05 2006-09-12 Fujitsu Limited Distributed feedback semiconductor laser

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