JP2003323973A - エレクトロルミネッセンス表示装置 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス表示装置

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JP2003323973A
JP2003323973A JP2002127422A JP2002127422A JP2003323973A JP 2003323973 A JP2003323973 A JP 2003323973A JP 2002127422 A JP2002127422 A JP 2002127422A JP 2002127422 A JP2002127422 A JP 2002127422A JP 2003323973 A JP2003323973 A JP 2003323973A
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high thermal
electroluminescent display
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Toru Sasaya
亨 笹谷
Tetsuji Komura
小村哲司
Hideki Matsuoka
英樹 松岡
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】EL発光に伴う表示パネルの温度上昇を抑え、
EL素子の劣化を防止する。 【解決手段】表面にエレクトロルミネッセンス素子10
1を備えた第1のガラス基板100と、第1のガラス基
板100とシール樹脂105を用いて貼り合わされた第
2のガラス基板200と、第2のガラス基板のポケット
部201に形成された乾燥剤層202と、を具備してお
り、乾燥剤層202の表面が、金属シート等から成る高
熱伝導層203で被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス表示装置に関し、特にエレクトロルミネッセン
ス表示装置の封止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロルミネッセンス(Elec
tro Luminescence:以下、「EL」と称する。)素子
を用いたEL表示装置が、CRTやLCDに代わる表示
装置として注目されている。
【0003】このEL素子は水分に弱いため、EL表示
パネルでは、乾燥剤が塗布された金属キャップやガラス
キャップで蓋をする構造が知られている。図8はそのよ
うな従来のEL表示パネルの構造を示す断面図である。
【0004】第1のガラス基板70は、その表面に多数
のEL素子71が形成された表示領域を有している。こ
の第1のガラス基板70は、エポキシ樹脂等から成るシ
ール樹脂75を用いてキャップ用の第2のガラス基板8
0と貼り合わされている。第2のガラス基板80には、
上記表示領域に対応した領域に凹部81(以下、ポケッ
ト部81という)がエッチングによって形成されてお
り、このポケット部81に水分等の湿気を吸収するため
の乾燥剤層82が塗布されている。
【0005】ここで、ポケット部81を設けている理由
は、乾燥剤層82とEL素子11との間のスペースを確
保して、乾燥剤層82がEL素子71に接触し、EL素
子71に損傷を与えるのを防止するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】EL素子71は発光す
るときに発熱するため、EL素子71が形成された第1
のガラス基板70の温度が上昇する。ところが、従来の
構造では放熱性が悪いために、この温度上昇が急激に起
こり、EL素子の寿命が低下する原因となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、第1の
ガラス基板に形成されたEL素子が発生した熱を素速
く、対向する第2のガラス基板側に逃がすことによっ
て、第1のガラス基板の温度上昇を抑え、その劣化を防
止する構造を提供するものである。
【0008】本発明の主な特徴構成は、以下の通りであ
る。
【0009】第1に、表面にエレクトロルミネッセンス
素子を備えた第1の基板と、前記第1の基板と貼り合わ
された第2の基板と、前記第2の基板の表面に形成され
た乾燥剤層と、を具備するエレクトロルミネッセンス表
示装置において、前記乾燥剤層の表面が高熱伝導層で被
覆されていることである。
【0010】第2に、表面にエレクトロルミネッセンス
素子を備えた第1の基板と、前記第1の基板と貼り合わ
された第2の基板と、前記第2の基板の表面に形成され
た乾燥剤層と、を具備するエレクトロルミネッセンス表
示装置において、前記乾燥剤層は高熱伝導性材料が混合
されて成るものである。
【0011】第3に、表面にエレクトロルミネッセンス
素子を備えた第1の基板と、前記第1の基板と貼り合わ
された第2の基板と、前記第2の基板の表面に形成され
た高熱伝導層と、前記高熱伝導層上に形成された乾燥剤
層と、を具備することである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
るエレクトロルミネッセンス表示装置を示す平面図であ
る。図2は、図1におけるA−A’線における断面図で
ある。
【0013】第1のガラス基板100(表示パネル)
は、その表面に多数のEL素子101が形成された表示
領域を有している。その厚みは、0.7mm程度であ
る。この表示領域は、複数の画素がマトリクス状に配置
され、各画素毎にEL素子101が配置されている。そ
のような画素の詳細な構造については後述する。
【0014】第2のガラス基板200は、上記第1のガ
ラス基板100に蓋をするためのガラス基板であり、そ
の厚みは0.7mm程度である。この第2のガラス基板
200には、あらかじめ上記表示領域に対応した領域に
凹部201(以下、ポケット部201という)がエッチ
ングによって形成されている。ポケット部201の深さ
は0.3mm程度である。そして、このポケット部20
1に水分等の湿気を吸収するための乾燥剤層202が塗
布されている。乾燥剤層202は、例えば、粉末状の酸
化カルシウムや酸化バリウム等、及び接着剤として樹脂
を溶剤に溶かした状態にして、ポケット部201の底部
に塗布し、更にUV照射や加熱処理を行うことで硬化さ
せる。
【0015】そして、乾燥剤層202は、高熱伝導層2
03によって被覆されている。高熱伝導層203は、例
えばその厚さが10μm〜100μm程度の金属シート
で構成することができる。金属シートの材質としては金
属であれば何でも良いが例えばアルミニウム等が挙げら
れる。そして、高熱伝導層203には図3に示すよう
に、多数の通気孔204が形成されていることが好まし
い。これは、乾燥剤層203の通気性を良くして乾燥剤
としての機能を損なわないようにするためである。
【0016】そして、第1のガラス基板100と第2の
ガラス基板200とは、Nガス雰囲気のチャンバー内
で、エポキシ樹脂等から成るシール樹脂105を用いて
貼り合わされる。これにより、高熱伝導層203と第1
のガラス基板100との間にはNガスが充填され、N
ガス層102が形成される。
【0017】そして、乾燥剤層202とEL素子101
との間には、高熱伝導層203が挟まれた構造となるの
で、EL素子101の発光時に発せられた熱は、高熱伝
導層203を通して、第2のガラス基板203側に素速
く放熱される。これにより、第1のガラス基板100の
温度上昇が抑えられるので、EL素子101の劣化を防
止することができる。
【0018】ここで、乾燥剤層202の厚さは、EL素
子101を損傷するおそれがない範囲内で、できるかぎ
り厚くすることが望ましい。その厚さは、具体的にはポ
ケット部201の深さの1/2程度で、0.1mm〜
0.2mmである。これは熱伝導率が低いNガス層1
02を薄くするためである。
【0019】(第2の実施形態)図4は本発明の第2の
実施形態に係るエレクトロルミネッセンス表示装置を示
す断面図である。この図4は図1のA−A’線における
断面図に対応している。
【0020】なお、図において、図2と同一の構成部分
については同一の符号を付している。
【0021】本実施形態では、ポケット部201に形成
された乾燥剤層205は高熱伝導性材料が混合されてい
る。この乾燥剤層205は、例えば、粉末状の酸化カル
シウムまたは酸化バリウム及び樹脂に加えて、高熱伝導
性材料を混合して溶剤に溶かしたものである。高熱伝導
材料としては、本発明者の検討によれば導電性微粒子、
例えば導電性ファイバーやカーボンナノチューブが適し
ている。
【0022】高熱伝導材料の混合比率を高くすることで
乾燥剤層205の熱伝導率は高まる。しかし、混合比率
が高すぎると乾燥剤の効果が小さくなり、混合比率が小
さすぎれば熱伝導が悪くなってしまう。そこで、実用的
な混合比としては、10重量%〜60重量%であると考
えられる。
【0023】かかる構造によれば、EL素子101の発
光時に発せられた熱は、高熱伝導率の乾燥剤層205を
通して、第2のガラス基板203側に素速く放熱され
る。これにより、第1のガラス基板100の温度上昇が
抑えられるので、EL素子101の劣化を防止すること
ができる。
【0024】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、乾燥剤層205の厚さは、EL素子10
1を損傷するおそれがない範囲内で、できるかぎり厚く
することが望ましい。その厚さは、具体的にはポケット
部201の深さの1/2程度で、0.1mm〜0.2m
mである。熱伝導率が低いNガス層102を薄くする
ためである。
【0025】(第3の実施形態)図5は本発明の第3の
実施形態に係るエレクトロルミネッセンス表示装置を示
す断面図である。この図5は図1のA−A’線における
断面図に対応している。なお、図において、図2と同一
の構成部分については同一の符号を付している。
【0026】本実施形態では、第2のガラス基板200
のポケット部201に高熱伝導層206が被着形成され
ており、この高熱伝導層206上に乾燥剤層202が塗
布形成されている構造である。高熱伝導層206は、例
えばアルミニウムやクロム等の金属をスパッタ法、溶射
法、あるいは蒸着法を用いて形成することができる。そ
の厚さは、20μm〜30μm程度が適当である。
【0027】かかる構造によれば、EL素子101の発
光時に発せられた熱は、高熱伝導層206を通して、第
2のガラス基板203側に素速く放熱される。これによ
り、第1のガラス基板100の温度上昇が抑えられるの
で、EL素子101の劣化を防止することができる。
【0028】なお、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様に、乾燥剤層202の厚さは、EL素子10
1を損傷するおそれがない範囲内で、できるかぎり厚く
することが望ましい。その厚さは、具体的にはポケット
部201の深さの1/2程度で、0.1mm〜0.2m
mである。熱伝導率が低いNガス層102を薄くする
ためである。
【0029】次に、上記第1乃至第3の実施形態に共通
に適用されるEL表示装置の表示画素の構成例について
説明する。
【0030】図6に有機EL表示装置の表示画素付近を
示す平面図を示し、図7(a)に図6中のA−A線に沿
った断面図を示し、図7(b)に図6中のB−B線に沿
った断面図を示す。
【0031】図6及び図7に示すように、ゲート信号線
51とドレイン信号線52とに囲まれた領域に表示画素
115が形成されており、マトリクス状に配置されてい
る。
【0032】この表示画素115には、自発光素子であ
る有機EL素子60と、この有機EL素子60に電流を
供給するタイミングを制御するスイッチング用TFT3
0と、有機EL素子60に電流を供給する駆動用TFT
40と、保持容量とが配置されている。なお、有機EL
素子60は、第1の電極である陽極61と発光材料から
なる発光素子層と、第2の電極である陰極65とから成
っている。
【0033】即ち、両信号線51,52の交点付近には
スイッチング用TFTである第1のTFT30が備えら
れており、そのTFT30のソース33sは保持容量電
極線54との間で容量をなす容量電極55を兼ねるとと
もに、EL素子駆動用TFTである第2のTFT40の
ゲート41に接続されており、第2のTFTのソース4
3sは有機EL素子60の陽極61に接続され、他方の
ドレイン43dは有機EL素子60に供給される電流源
である駆動電源線53に接続されている。
【0034】また、ゲート信号線51と並行に保持容量
電極線54が配置されている。この保持容量電極線54
はクロム等から成っており、ゲート絶縁膜12を介して
TFTのソース33sと接続された容量電極55との間
で電荷を蓄積して容量を成している。この保持容量56
は、第2のTFT40のゲート電極41に印加される電
圧を保持するために設けられている。
【0035】図7に示すように、有機EL表示装置は、
ガラスや合成樹脂などから成る基板又は導電性を有する
基板あるいは半導体基板等の基板10上に、TFT及び
有機EL素子を順に積層形成して成る。ただし、基板1
0として導電性を有する基板及び半導体基板を用いる場
合には、これらの基板10上にSiO2やSiNなどの
絶縁膜を形成した上に第1、第2のTFT及び有機EL
素子を形成する。いずれのTFTともに、ゲート電極が
ゲート絶縁膜を介して能動層の上方にあるいわゆるトッ
プゲート構造である。
【0036】まず、スイッチング用TFTである第1の
TFT30について説明する。
【0037】図7(a)に示すように、石英ガラス、無
アルカリガラス等からなる絶縁性基板10上に、非晶質
シリコン膜(以下、「a−Si膜」と称する。)をCV
D法等にて成膜し、そのa−Si膜にレーザ光を照射し
て溶融再結晶化させて多結晶シリコン膜(以下、「p−
Si膜」と称する。)とし、これを能動層33とする。
その上に、SiO2膜、SiN膜の単層あるいは積層体
をゲート絶縁膜32として形成する。更にその上に、C
r、Moなどの高融点金属からなるゲート電極31を兼
ねたゲート信号線51及びAlから成るドレイン信号線
52を備えており、有機EL素子の駆動電源でありAl
から成る駆動電源線53が配置されている。
【0038】そして、ゲート絶縁膜32及び能動層33
上の全面には、SiO2膜、SiN膜及びSiO2膜の順
に積層された層間絶縁膜15が形成されており、ドレイ
ン33dに対応して設けたコンタクトホールにAl等の
金属を充填したドレイン電極36が設けられ、更に全面
に有機樹脂から成り表面を平坦にする平坦化絶縁膜17
が形成されている。
【0039】次に、有機EL素子の駆動用TFTである
第2のTFT40について説明する。図7(b)に示す
ように、石英ガラス、無アルカリガラス等からなる絶縁
性基板10上に、a−Si膜にレーザ光を照射して多結
晶化してなる能動層43、ゲート絶縁膜12、及びC
r、Moなどの高融点金属からなるゲート電極41が順
に形成されており、その能動層43には、チャネル43
cと、このチャネル43cの両側にソース43s及びド
レイン43dが設けられている。そして、ゲート絶縁膜
12及び能動層43上の全面に、SiO2膜、SiN膜
及びSiO2膜の順に積層された層間絶縁膜15を形成
し、ドレイン43dに対応して設けたコンタクトホール
にAl等の金属を充填して駆動電源に接続された駆動電
源線53が配置されている。更に全面に例えば有機樹脂
から成り表面を平坦にする平坦化絶縁膜17を備えてい
る。そして、その平坦化絶縁膜17のソース43sに対
応した位置にコンタクトホールを形成し、このコンタク
トホールを介してソース43sとコンタクトしたITO
から成る透明電極、即ち有機EL素子の陽極61を平坦
化絶縁膜17上に設けている。この陽極61は各表示画
素ごとに島状に分離形成されている。
【0040】有機EL素子60は、ITO(Indium Tin
Oxide)等の透明電極から成る陽極61、MTDATA
(4,4-bis(3-methylphenylphenylamino)biphenyl)から
成る第1ホール輸送層、TPD(4 ,4,4-tris(3-methyl
phenylphenylamino)triphenylanine)からなる第2ホー
ル輸送層から成るホール輸送層62、キナクリドン(Qu
inacridone)誘導体を含むBebq2(10-ベンゾ〔h〕
キノリノール−ベリリウム錯体)から成る発光層63、
及びBebq2から成る電子輸送層64、マグネシウム
・インジウム合金もしくはアルミニウム、もしくはアル
ミニウム合金から成る陰極65が、この順番で積層形成
された構造である。
【0041】なお、平坦化絶縁膜17上にはさらに第2
の平坦化絶縁膜66が形成されている。そして、陽極6
1上については、第2の平坦化絶縁膜66が除去された
構造としている。
【0042】有機EL素子60は、陽極61から注入さ
れたホールと、陰極65から注入された電子とが発光層
の内部で再結合し、発光層を形成する有機分子を励起し
て励起子が生じる。この励起子が放射失活する過程で発
光層から光が放たれ、この光が透明な陽極61から透明
絶縁基板を介して外部へ放出されて発光する。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、EL素子が形成された
第1のガラス基板(表示パネル)と、EL素子に蓋をす
る第2のガラス基板とを貼り合わせたエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の封止構造において、EL素子と乾燥
剤層との間に高熱伝導層を挟むようにしたので、EL素
子が発光した際の発熱を第2のガラス基板側に素速く逃
がすことによって、第1のガラス基板の温度上昇を抑
え、EL素子の劣化を防止することができる。
【0044】また、乾燥剤層に金属微粒子等の高熱伝導
材料を混合することにより、同様の効果を得ることがで
きる。
【0045】さらにまた、乾燥剤層の下層に、金属層等
から成る高熱伝導層を敷くことにより、同様の効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエレクトロルミ
ネッセンス表示装置の平面図である。
【図2】図1のA−A’線における断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る高熱伝導層の斜
視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るエレクトロルミ
ネッセンス表示装置の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るエレクトロルミ
ネッセンス表示装置の断面図である。
【図6】有機EL表示装置の表示画素付近を示す平面図
である。
【図7】有機EL表示装置の表示画素の断面図である。
【図8】従来例に係るエレクトロルミネッセンス表示装
置の断面図である。
【符号の説明】
100 第1のガラス基板 101 EL素子 1
02 Nガス層 150 シール樹脂 200 第2のガラス基板
201 ポケット部 202 乾燥剤層 203 高熱伝導層 204
通気孔 205 乾燥剤層 206 高熱伝導層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 英樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB11 AB13 AB14 BB01 BB04 BB05 DB03 FA02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にエレクトロルミネッセンス素子を
    備えた第1の基板と、前記第1の基板と貼り合わされた
    第2の基板と、前記第2の基板の表面に形成された乾燥
    剤層と、を具備するエレクトロルミネッセンス表示装置
    において、前記乾燥剤層の表面が高熱伝導層で被覆され
    ていることを特徴とするエレクトロルミネッセンス表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記高熱伝導層は金属シートから成るこ
    とを特徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセン
    ス表示装置。
  3. 【請求項3】 前記高熱伝導層の表面に多数の通気孔が
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    エレクトロルミネッセンス表示装置。
  4. 【請求項4】 前記乾燥剤層は前記第2の基板の表面に
    形成された凹部に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  5. 【請求項5】 前記高熱伝導層と前記第1の基板の間の
    空間に不活性ガスが充填されていることを特徴とする請
    求項1記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  6. 【請求項6】 表面にエレクトロルミネッセンス素子を
    備えた第1の基板と、前記第1の基板と貼り合わされた
    第2の基板と、前記第2の基板の表面に形成された乾燥
    剤層と、を具備するエレクトロルミネッセンス表示装置
    において、前記乾燥剤層は高熱伝導性材料が混合されて
    成ることを特徴とするエレクトロルミネッセンス表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記高熱伝導性材料は導電性微粒子であ
    ることを特徴とする請求項6記載のエレクトロルミネッ
    センス表示装置。
  8. 【請求項8】 前記導電性微粒子は、導電性ファイバー
    であることを特徴とする請求項7記載のエレクトロルミ
    ネッセンス表示装置。
  9. 【請求項9】 前記導電性微粒子は、カーボンナノチュ
    ーブであることを特徴とする請求項7記載のエレクトロ
    ルミネッセンス表示装置。
  10. 【請求項10】 前記乾燥剤層と前記第1の基板の間の
    空間に不活性ガスが充填されていることを特徴とする請
    求項6記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  11. 【請求項11】 表面にエレクトロルミネッセンス素子
    を備えた第1の基板と、前記第1の基板と貼り合わされ
    た第2の基板と、前記第2の基板の表面に形成された高
    熱伝導層と、前記高熱伝導層上に形成された乾燥剤層
    と、を具備することを特徴とするエレクトロルミネッセ
    ンス表示装置。
  12. 【請求項12】 前記高熱伝導層は前記第2の基板の表
    面に形成された凹部に形成されていることを特徴とする
    請求項11記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
  13. 【請求項13】 前記高熱伝導層は金属シートであるこ
    とを特徴とする請求項11又は12記載のエレクトロル
    ミネッセンス表示装置。
  14. 【請求項14】 前記乾燥剤層と前記第1の基板の間の
    空間に不活性ガスが充填されていることを特徴とする請
    求項11記載のエレクトロルミネッセンス表示装置。
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