JP2003323954A - 電気部品用ソケット及びそのソケットカバー - Google Patents

電気部品用ソケット及びそのソケットカバー

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JP2003323954A
JP2003323954A JP2002128873A JP2002128873A JP2003323954A JP 2003323954 A JP2003323954 A JP 2003323954A JP 2002128873 A JP2002128873 A JP 2002128873A JP 2002128873 A JP2002128873 A JP 2002128873A JP 2003323954 A JP2003323954 A JP 2003323954A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さの異なるICパッケージ等の電気部品で
あってもその接続端子とソケット本体部に設けたコンタ
クトピンとの電気的接触状態を安定化できる電気部品用
ソケット及びそのソケットカバーを提供するものであ
る。 【解決手段】 ソケットカバー3が、電気部品に当接し
てこれを固定状態に保持すると共に一面に異なる高さの
ボスA〜Dを複数備えたパッド33と、該パッド33を
一面に装着可能に保持すると共に該パッド33の異なる
高さのボスA〜Dのうち一番低いボスDを当接させた状
態としたときに、他のボスA〜Cに対応した位置にボス
の逃げ部341a〜341iを備えたカバー本体部31
とを有して構成されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICパッケージ等
の電気部品を着脱自在に保持し他の電気回路装置に接続
する電気部品用ソケット及びそのソケットカバー関し、
詳しくは、高さの異なるICパッケージ等の電気部品で
あってもその接続端子とソケット本体部に設けたコンタ
クトピンとの電気的接触状態を安定化できる電気部品用
ソケット及びそのソケットカバーに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気部品用ソケットは、
図13に示すように、上面に電気部品を載置する載置部
52が形成されたソケット本体部51と、この載置部5
2に載置される電気部品の接続端子に接触可能に設けら
れたコンタクトピン53と、載置部52に載置される電
気部品を固定状態に保持しその接続端子をコンタクトピ
ン53に接触維持するソケットカバー54とを備えて構
成されていた。電気部品はICパッケージ等であり、こ
のような電気部品用ソケットは、通常、ICソケットと
呼ばれる。以下、電気部品をICパッケージと記載す
る。
【0003】ソケットカバー54は、カバー本体部54
1と、係止レバー542と、パッド543と、ハウジン
グ544とを有している。ここで、カバー本体部541
は、ソケットカバー54の本体部を形成するものであ
り、係止レバー542は、カバー本体部541の側辺部
に回転自在に取り付けられ、ソケット本体部51に係止
してソケットカバー54を固定できるようにしたもので
ある。
【0004】パッド543は、ソケット本体部51側の
面にICパッケージの接続端子部(サブストレート部)
を押さえる端子押さえ部545と、ICパッケージ本体
をパッド内部に逃すための凹陥部546を備え、ねじ5
47によってハウジング544に密接させて固定できる
ようにその裏面は平坦面に形成されている。
【0005】また、ハウジング544は、カバー本体部
541の中央に、例えば、接着剤で接着して一体的に備
えたものであり、パッド543を装着固定して保持する
ためにパッド543を当接する面は平坦に形成されてい
る。そして、ナット548を備えてねじ547によって
パッド543を着脱自在に固定できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電気部品用ソケットは、上述のような構成であった
ため次のような問題を有していた。即ち、パッド543
のソケット本体部側の裏面及びハウジング544のパッ
ド装着面が平坦面で形成されているため、パッド543
をハウジング544に装着したとき、パッド543のソ
ケットカバー54の下面に対する突き出し量が一定とな
り、可変することができなかった。従って、接続端子部
の厚みの異なるICパッケージには一種類のパッドでは
対応することができず、通常は、接続端子部の厚みが最
も厚いICパッケージに合わせてパッド543の高さ
(突き出し量)を設定し、接続端子部の厚みの薄いIC
パッケージに対しては、ハウジング545とパッド54
3間に適当な厚みのスペーサを介在させて対応してい
た。
【0007】したがって、複数種類のスペーサが互いに
混入しないように日常的管理が必要であり、スペーサの
保管・管理が煩雑となる問題があった。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、高さの異なるICパッケージ等の電気部品であっ
てもその接続端子とソケット本体部に設けたコンタクト
ピンとの電気的接触状態を安定化できる電気部品用ソケ
ット及びそのソケットカバーを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電気部品用ソケットは、上面に電気部
品を載置する載置部が形成されたソケット本体部と、上
記載置部に載置される電気部品を固定状態に保持するソ
ケットカバーとを備えたものであって、上記ソケットカ
バーが、電気部品に当接してこれを固定状態に保持する
と共に一面に異なる高さのボスを複数備えたパッドと、
該パッドを一面に装着可能に保持すると共に該パッドの
異なる高さのボスのうち一番低いボスを当接させた状態
としたときに、他のボスに対応した位置にボスの逃げ部
を備えたカバー本体部とを有して構成されているもので
ある。
【0010】このような構成により、パッドの一面に異
なる高さのボスを複数備え、該異なる高さのボスのうち
一番低いボスをカバー本体部の一面に当接させた状態と
したときに、該カバー本体部の上記一面の他のボスに対
応した位置にボスの逃げ部を備え、該逃げ部に上記他の
ボスを逃してパッドをカバー本体部に装着可能に保持
し、上記パッドの他の面を電気部品に当接させてこれを
固定状態に保持する。これにより、上記異なる高さのボ
スのうちから一つを選択し、これをカバー本体部に当接
させ、カバー本体部の一面に対するパッドの突き出し量
を調整して、接続端子部の高さの異なる複数種類の電気
部品に対しても一つのパッドで安定した固定状態を確保
する。
【0011】また、上記パッドに複数備えられた異なる
高さのボスは、前記パッドの円周方向に所定の角度だけ
離間して配設したものである。これにより、上記パッド
の円周方向への回転で上記異なる高さのボスのうちから
選択された一のボスをカバー本体部下面に当接させる。
【0012】そして、上記パッドに複数備えられた異な
る高さのボスは、同一高さのボスについて少なくとも3
個、所定の角度だけ離間して配設したものである。これ
により、上記少なくとも3個のボスでカバー本体部下面
への当接を安定させる。
【0013】また、上記パッドは、上記異なる高さのボ
スについて同一高さのボスを1乃至2個、所定の角度だ
け離間して配設し、当該パッドの中央部に柱状または筒
状の凸部材を備えて、上記カバー本体部の中央に備えた
凹部若しくは孔と嵌合するようにしたものである。これ
により、上記パッドの中央部に備えた柱状または筒状の
凸部材と、上記ソケットカバーの中央に備えた凹部若し
くは孔とを嵌合させてソケットカバー下面に当接するボ
スの数が1乃至2個であっても、パッドの固定姿勢を安
定に確保する。
【0014】さらに、上記パッドは、上記カバー本体部
下面に装着保持された状態にて、上記異なる高さのボス
のうち上記カバー本体部下面と当接しているボスを識別
するための識別手段を備えたものである。これにより、
上記識別手段でカバー本体部下面に当接するボスの識別
判断をする。
【0015】また、本発明のソケットカバーは、ソケッ
ト本体部に形成した載置部に載置される電気部品を固定
状態に保持するものであって、上記電気部品に当接して
これを固定状態に保持すると共に、一面に異なる高さの
ボスを複数備えたパッドと、該パッドを一面に装着可能
に保持すると共に、該パッドの異なる高さのボスのうち
一番低いボスを当接させた状態としたときに、他のボス
に対応した位置にボスの逃げ部を備えたカバー本体部と
を有して構成されているものである。
【0016】このような構成により、パッドの一面に異
なる高さのボスを複数備え、該異なる高さのボスのうち
一番低いボスをカバー本体部の一面に当接させた状態と
したときに、該カバー本体部の上記一面の他のボスに対
応した位置にボスの逃げ部を備え、該逃げ部に上記他の
ボスを逃してパッドをカバー本体部に装着可能に保持
し、上記パッドの他の面を電気部品に当接させてこれを
固定状態に保持する。これにより、上記異なる高さのボ
スのうちから一つを選択し、これをカバー本体部に当接
させ、カバー本体部の一面に対するパッドの突き出し量
を調整して、接続端子部の高さの異なる複数種類の電気
部品に対しても一つのパッドで安定した固定状態を確保
する。
【0017】また、上記パッドに複数備えられた異なる
高さのボスは、前記パッドの円周方向に所定の角度だけ
離間して配設したものである。これにより、上記パッド
の円周方向への回転で上記異なる高さのボスのうちから
選択された一のボスをカバー本体部下面に当接させる。
【0018】そして、上記パッドに複数備えられた異な
る高さのボスは、同一高さのボスについて少なくとも3
個、所定の角度だけ離間して配設したものである。これ
により、上記少なくとも3個のボスでカバー本体部下面
への当接を安定させる。
【0019】また、上記パッドは、上記異なる高さのボ
スについて同一高さのボスを1乃至2個、所定の角度だ
け離間して配設し、当該パッドの中央部に柱状または筒
状の凸部材を備えて、上記カバー本体部の中央に備えた
凹部若しくは孔と嵌合するようにしたものである。これ
により、上記パッドの中央部に備えた柱状または筒状の
凸部材と、上記カバー本体部の中央に備えた凹部若しく
は孔とを嵌合させてカバー本体部の下面に当接するボス
の数が1乃至2個であっても、パッドの固定姿勢を安定
に確保する。
【0020】さらに、上記パッドは、上記カバー本体部
下面に装着保持された状態にて、上記異なる高さのボス
のうち上記カバー本体部下面と当接しているボスを識別
するための識別手段を備えたものである。これにより、
上記識別手段でカバー本体部下面に当接するボスの識別
判断をする。
【0021】また、本発明による電気部品用ソケット
は、上面に電気部品を載置する載置部が形成されたソケ
ット本体部と、前記載置部に載置される電気部品を固定
状態に保持するソケットカバーと、を備えたものであっ
て、上記ソケットカバーが、一面に異なる高さのボスを
複数備えたカバー本体部と、上記電気部品に当接してこ
れを固定状態に保持すると共に上記カバー本体部の一面
に対して装着可能とされ、上記カバー本体部の異なる高
さのボスのうち一番低いボスを当接させた状態としたと
きに、他のボスに対応した位置にボスの逃げ部を備えた
パッドと有して構成されているものである。
【0022】このような構成により、カバー本体部の一
面に異なる高さのボスを複数備え、該異なる高さのボス
のうち一番低いボスをパッドの一面に当接させた状態と
したときに、該パッドの上記一面の他のボスに対応した
位置にボスの逃げ部を備え、該逃げ部に上記他のボスを
逃してパッドをカバー本体部に装着可能に保持し、上記
パッドの他の面を電気部品に当接させてこれを固定状態
に保持する。これにより、上記異なる高さのボスのうち
から一つを選択し、これをパッドに当接させ、カバー本
体部の一面に対するパッドの突き出し量を調整して、接
続端子部の高さの異なる複数種類の電気部品に対しても
一つのパッドで安定した固定状態を確保する。
【0023】また、本発明によるソケットカバーは、ソ
ケット本体部に形成した載置部に載置される電気部品を
固定状態に保持するものであって、一面に異なる高さの
ボスを複数備えたカバー本体部と、上記電気部品に当接
してこれを固定状態に保持すると共に上記カバー本体部
の一面に対して装着可能とされ、上記カバー本体部の異
なる高さのボスのうち一番低いボスを当接させた状態と
したときに、他のボスに対応した位置にボスの逃げ部を
備えたパッドとを有して構成されたものである。
【0024】このような構成により、カバー本体部の一
面に異なる高さのボスを複数備え、該異なる高さのボス
のうち一番低いボスをパッドの一面に当接させた状態と
したときに、該パッドの上記一面の他のボスに対応した
位置にボスの逃げ部を備え、該逃げ部に上記他のボスを
逃してパッドをカバー本体部に装着可能に保持し、上記
パッドの他の面を電気部品に当接させてこれを固定状態
に保持する。これにより、上記異なる高さのボスのうち
から一つを選択し、これをパッドに当接させ、カバー本
体部の一面に対するパッドの突き出し量を調整して、接
続端子部の高さの異なる複数種類の電気部品に対しても
一つのパッドで安定した固定状態を確保する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による電
気部品用ソケットの実施の形態を示す一部断面側面図で
あり、図2は、本発明のソケット本体部の上面図であ
る。この電気部品用ソケットは、ICパッケージ等の電
気部品を着脱自在に保持し、ICパッケージ等の初期不
良を取り除くバーインテストやハンドラテスト等におい
て他の電気回路装置(テスト装置)に接続するもので、
図1に示すように、ソケット本体部1と、コンタクトピ
ン2と、ソケットカバー3とを備えたものである。
【0026】電気用部品としてのICパッケージは、デ
バイスを封入した矩形状のパッケージ本体に接続端子を
設けたもので、パッケージ本体の形状や接続端子の種類
により、リード型、PGA(Pin Grid Array)型、BG
A(Ball Grid Array)型等がある。以下の説明では、
図3に示すように、内部に集積回路を有し、表面を樹脂
等により封止された正方形状のパッケージ本体21を、
パッケージ本体21の電極と接続端子部22とを接続す
る配線が設けられた基板(サブストレートともいう)上
に形成し、基板下面の周縁部に沿って半田ボールの接続
端子22をマトリクス状に配列して突出させたBGA型
のICパッケージ20を例に説明する。このBGA型の
ICパッケージ20は、接続端子22が配設された基板
の部位である接続端子部23の厚みtが、例えば、0.45
mm,0.55mm,0.65mm,0.75mmのようにICの種類によ
って異なる厚みを有している。
【0027】ソケット本体部1は、図1及び図2に示す
ように、上面にICパッケージ20を載置する載置部1
1が形成されたものであり、載置部11の四隅に略L形
に立設された位置決め片12a〜12fにより位置決め
してICパッケージ20を載置部11に載置できるよう
にしており、例えば、ポリエーテルイミドの樹脂製部品
である。その構成の一例を具体的に説明すると、図1に
示すように、ソケット本体部1の上面内側に凹陥部13
が形成され、この凹陥部13の上方にフローティングプ
レート14がソケット本体部1に対して上下動可能に設
けられており、凹陥部13に装着したばね15でフロー
ティングプレート14を常時上向きに押圧している。そ
して、このフローティングプレート14の上面を載置部
11としている。なお、フローティングプレート14の
面内には、ICパッケージ20の接続端子22に対応す
る各位置に、接続端子22を受け入れるピン導入孔16
が穿設されている(図2参照)。また、載置部11の構
造としては、上述のフローティング方式に限られず、固
定式のものであってもよい。
【0028】また、コンタクトピン2は、載置部11に
載置されるICパッケージ20の接続端子22に接触し
て電気的に接続可能に設けられており、例えば、真鍮等
からなる良電導性のものである。その具体例を挙げれ
ば、パイプ状の外装内部にばねで上方(外方)に付勢さ
れた態様でピンを備えた構成を有するものであり、その
外装をソケット本体部に固定し、ピンの先端部が図2に
示す導入孔16に合致するように位置付けられている。
【0029】そして、ソケットカバー3は、図1に示す
ように、載置部11に載置されるICパッケージ20を
固定状態に保持しその接続端子22を上記コンタクトピ
ン2に接触維持させるものであり、カバー本体部31
と、係止レバー32と、パッド33とを有して構成して
いる。
【0030】ここで、カバー本体部31は、ソケットカ
バー3の本体部を形成するものであり、例えば、ポリエ
ーテルイミドの樹脂製部品である。そして、その中央部
にはハウジング34を接着して一体的に備え、パッド3
3を固定保持できるようにしている。なお、ハウジング
34の構成は後に詳述する。
【0031】係止レバー32は、図1に示すように、カ
バー本体部31の側辺部に枢軸ピン321によって回転
自在に取り付けられ、弦巻ばね322によって常時起立
方向(図1中反時計回り)に付勢されて、ソケット本体
部1に係止してソケットカバー3を固定できるようにし
たものである。
【0032】パッド33は、図1に示すように、ICパ
ッケージ20に当接してこれを固定状態に保持すると共
に、図4及び図5に示すように、一方の面に異なる高さ
のボスA〜Dを複数備え、カバー本体部31に着脱可能
とされたものであり、異なる高さのボスA〜Dをハウジ
ング側対向面33aに備え、ボスA〜Dの中心部にはパ
ッド33をハウジング34にねじ止め固定させるための
ねじを通す挿通孔331が形成されている。異なる高さ
のボスA〜Dは、パッド33の中心を円の中心とする円
周方向に、所定の角度だけ離間して配設されており、同
一高さのボスについて少なくとも3個、所定の角度だけ
離間して配設されている。また、パッド33は、ハウジ
ング34に装着保持された状態において、異なる高さの
ボスA〜Dのうちハウジング34と当接しているボス
A,B,C,Dを識別するための識別手段を備えてお
り、識別手段について、その一例を示せば、例えば、図
4に示すパッド33の一つの角隅に設けた面取り部33
5である。なお、識別手段は面取り部335に限定され
ず、パッド33の外側端部に備えた切欠きまたはペイン
ティングのマーク等であってもよい。
【0033】ここで、パッド33の構成の一例を具体的
に説明する。パッド33は前述したように高さの異なる
ボスA,B,C,Dの4種類備え、図4に示すように、
それぞれボスA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3,D
1〜D3の3個を有し、各3個が互いに120度離間し
て同一円周上に配設されている。また、ボスA1〜D
1,A2〜D2またはA3〜D3についてはそれぞれ3
0度だけずらして配置したものである。一方、パッド3
3は、そのソケット本体部側面33bの外周に沿ってI
Cパッケージ20の接続端子部(サブストレート部)2
3を押さえる端子押さえ部332と、その内側にICパ
ッケージ本体21をパッド33内部に逃すための凹陥部
333を備えており、中央部にはICパッケージ20が
発する熱を放熱するための貫通孔334を備えている。
ただし、貫通孔334は無くてもよい。そして、パッド
33は、例えば、ポリエーテルイミドの樹脂で作られ
る。
【0034】また、ハウジング34は、パッド33を装
着固定して保持するものであり、図6及び図7に示すよ
うに、パッド33を固定して保持した状態において、異
なる高さのボスA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3,
D1〜D3のうち、一番低いボスD1〜D3をハウジン
グ34と当接させた状態としたときに、他のボスA1〜
A3,B1〜B3,C1〜C3に対応した位置にこれら
他のボスA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3をハウジ
ング34内部に逃すための逃げ部341a〜341iを
パッド側対向面34aに備え、ハウジング34に当接す
るボスA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3,D1〜D
3の貫通孔に対応した位置にはナットがインサートされ
たねじ孔342を備えたものであり、例えば、エコノー
ル、ウルテム等の樹脂で作られている。上記逃げ部34
1a〜341iの位置を具体的に説明すれば、同一円周
上で120度だけ離間して備えた3個のねじ孔342に
よって挟まれる各部分に、30度だけずらして3個の逃
げ部341a〜341c,341d〜341fまたは3
41g〜341iを備えている。また、ハウジング34
の中央部には、ICパッケージ20が発する熱を放熱す
るための貫通孔343を備えているが、パッド33の場
合と同様に無くてもかまわない。なお、ハウジング34
は、ハウジング部分としてカバー本体部31と同一体と
して形成し、カバー本体部31に逃げ部341a〜34
1i及びねじ孔342を備えてもよい。
【0035】次に、本発明の電気部品用ソケットの使用
について説明する。図8に示すように、ICパッケージ
20がソケット本体部1の載置部11に載置される。こ
のとき、ICパッケージ20は、載置部11の四隅に立
設した位置決め片12a〜12h(図2参照)により位
置決めして載置されるため、ICパッケージ20の下面
に備えた半田ボールの接続端子22はフローティングプ
レート14のピン導入孔16に受け入れられ、ソケット
本体部1に備えたコンタクトピン22とを正しい対応関
係に位置決される。
【0036】一方、図1に示すように、ソケットカバー
3はICパッケージ20の接続端子部23を抑えて、接
続端子22とコンタクトピン2との安定した接触状態を
確保させるために、カバー本体部31の中央部に備えた
ハウジング34にパッド33がねじ止め固定される。こ
の際、前述したようにICパッケージ20の接続端子部
23の厚みt(図3参照)が種類によって異なるため、
載置するICパッケージ20の接続端子部23の厚みt
に適合したボスA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3,
D1〜D3のうち1種類が選択される。即ち、後述する
方法により選択したボスA1〜A3,B1〜B3,C1
〜C3またはD1〜D3をハウジング34と当接させ、
パッド33のソケットカバー3の下面、即ちハウジング
34の下面からの突き出し量を調節する。そして、選択
されたボスA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3または
D1〜D3の中央に備えた挿通孔331を介してパッド
33をハウジング34にねじ止め固定する。
【0037】次に、ソケットカバー3を、パッド33に
備えた端子押さえ部332がICパッケージ20の接続
端子部23を押さえ得る状態にソケット本体部1上に載
置し、ソケットカバー3の係止レバー32によってソケ
ット本体部1に係止して両者を一体化させる。これによ
り、パッド33によってICパッケージ20が所定量だ
け下方に押され、フローティングプレート14が下方に
移動し、ICパッケージ20の接続端子22とコンタク
トピン2とが電気的に接続される(図9参照)。
【0038】ここで、パッド33について、ICパッケ
ージ20の接続端子部23の厚みtに対応して、ボスA
1〜A3,B1〜B3,C1〜C3,D1〜D3を適宜
選択してパッド33の突き出し量を調整する方法を、図
10を参照して説明する。図10は、パッド33の上面
図であり、ハウジング34の逃げ部341a〜341i
との関係を明確にするために当該逃げ部341a〜34
1iを破線で示し重ねて表示する。図10において、ボ
スA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3,D1〜D3の
背丈はボスA1〜A3,ボスB1〜B3,ボスC1〜C
3,ボスD1〜D3の順に低くなっている。なお、図1
0においては、説明に不要なボスA1〜A3,B1〜B
3,C1〜C3,D1〜D3の中心にそれぞれ備えた挿
通孔331及びパッドの中央部に備えた貫通孔334は
省略している。
【0039】先ず、ICパッケージ20の接続端子部2
3の厚みtが、例えば、一番薄い0.45mmである場合に
は、パッド33の突き出し量を最大にする必要がある。
即ち、背丈の一番高いボスA1〜A3を選択してハウジ
ング34に当接させなければならない。この場合、パッ
ド33を図10(a)の状態にセットする。このとき、
背丈の一番高いボスA1〜A3がハウジング34に当接
して他のボスB1〜B3,ボスC1〜C3,ボスD1〜
D3はハウジング34の面から離間した状態となるため
パッド33の突出し量を最大とすることができる。これ
により、ICパッケージ20の接続端子部23を適切に
押圧して固定させることができる。
【0040】次に、ICパッケージ20の接続端子部2
3の厚みtが、例えば、二番目に薄い0.55mmである場合
には、パッド33の突き出し量を二番目に多い状態にす
る必要がある。この場合、パッド33を図10(a)の
状態から同図において左回りに90度回転して(b)の
状態にセットする。このとき、ボスA1〜A3はそれぞ
れハウジング34に設けた逃げ部341c,341f,
341iに落ち、二番目に背丈の高いボスB1〜B3が
ハウジング34と当接するためパッド33の突出し量を
二番目に多い状態とすることができる。一方、背丈の低
いボスC1〜C3,ボスD1〜D3はハウジング34の
面から離間している。これにより、ICパッケージ20
の接続端子部23を適切に押圧して固定させることがで
きる。
【0041】同様にして、ICパッケージ20の接続端
子部23の厚みtが、例えば、0.65mmである場合には、
パッド33の突き出し量を三番目に多い状態にする必要
がある。この場合、パッド33を図10(b)の状態か
ら同図において左回りに90度回転させ(c)の状態に
セットする。このとき、背丈の高いボスA1〜A3,ボ
スB1〜B3はそれぞれハウジングに設けた逃げ部34
1b,341c,341e,341f,341h,34
1iに落ち、三番目に高いボスC1〜C3がハウジング
34と当接することになるためパッド33の突出し量を
三番目に多い状態とし、接続端子部23の厚みの0.65mm
に対応させることができる。このとき、一番低いボスD
1〜D3はハウジング34面から離間している。これに
より、ICパッケージ20の接続端子部23を適切に押
圧して固定させることができる。
【0042】また、ICパッケージ20の接続端子部2
3の厚みtが、例えば、0.75mmである場合には、パッド
33の突き出し量を最小にする必要がある。この場合、
パッド33を図10(c)の状態からさらに左回りに9
0度回転させ(d)の状態にセットする。このとき、背
丈の高いボスA1〜A3,B1〜B3,C1〜C3はそ
れぞれハウジング34に設けた逃げ部341a〜341
iに落ち、一番背丈の低いボスD1〜D3がハウジング
34と当接することになるためパッド33の突出し量を
最も少なくでき、接続端子部23の厚みの0.75mmに対応
させることができる。これにより、ICパッケージ20
の接続端子部23を適切に押圧して固定させることがで
きる。
【0043】なお、ボスA1〜A3,B1〜B3,C1
〜C3,D1〜D3の選択を容易にするために、例えば
図4または図10に示すように、パッドの一つの角隅に
面取り部335を形成すると共に、カバー本体部31の
例えば当該パッド33の四隅に対応した位置にa,b,
c,dなる識別マークを付してもよい。この場合、パッ
ド33の面取り部335をカバー本体部31に付した識
別マークa〜dのいずれかに合わせることによって、ハ
ウジング34に当接させるボスA〜Dの種類を容易に識
別判断することが可能となる。
【0044】次に、ソケットカバーのパッドの構成につ
いて他の実施形態を説明する。図11は、パッドの他の
実施形態を示す上面図である。図12は、図11のパッ
ドをハウジングに固定した状態を模式的に示す部分断面
側面図である。
【0045】このパッド110は、異なる高さのボスA
〜Dと、凸部材111と、端子押さえ部112と、凹陥
部113とを有し、異なる高さのボスA〜Dはハウジン
グ側対向面110aに複数備えたものであり、同一高さ
のボスA,B,CまたはDを1乃至2個、所定の角度だ
け離間して配設したものである。具体的には、図11に
示すように、異なる高さのボスA〜Dをそれぞれ1個備
え、それぞれ30度だけずらして配置したものである。
また、凸部材111はパッド110の中央部に備えた円
柱状または円筒状の部材であり、外形寸法の公差を小さ
く形成して後に説明するハウジング120の凹部若しく
は孔121と嵌合してパッド110の固定姿勢を一定に
保つ作用をする。なお、凸部材111は円柱状または円
筒状に限られるものではなく、角柱状または多角形の筒
状であってもかまわない。
【0046】さらに、端子押さえ部112は、図12に
示すように、パッド110のソケット本体側面110b
の外周に沿って備えられたものであり、ICパッケージ
20の接続端子部23を押圧する部分である。そして、
凹陥部113は、ICパッケージ20のパッケージ本体
21をパッド110内部に逃すものであり、端子押さえ
部112の内側に設けられている。また、パッド110
は、その4つの角隅の内いずれか一つを切欠いて面取り
部115を形成し、選択するボスA〜Dの識別マークと
して使用する。
【0047】パッド110と同時に使用されるハウジン
グ120は、基本的には図6に示す構成のものがそのま
ま適用できるが、その中央に凸部材111が嵌合する凹
部若しくは孔121を備えたものであり、パッド110
の姿勢を一定に保てるようにその内径寸法の公差を小さ
く形成したものである。
【0048】次に、本発明のパッド110についてその
使用について説明する。なお、基本的には図10の場合
と同様であるため、その概要のみを説明する。先ず、ソ
ケット本体部1に載置するICパッケージ20の種類に
応じて、その接続端子部23の厚みtに対応したボスA
〜Dを選択する。ボスA〜Dの選択方法は、前述したよ
うにパッド110を所定の方向に所定の角度だけ回転し
て行う。具体的には、パッド110の面取り部115
と、カバー本体部31の当該パッド110の四隅に対応
させて付した識別マークa〜dとを利用して行うことが
できる。
【0049】例えば、図11において、当該状態を背丈
の一番高いボスAがハウジング120と当接している状
態とすると、2番目に高いボスBを選択するためには、
図11においてパッド110を左回りに90度回転する
ことによって、パッド110の面取り部115をカバー
本体部31に付したボスBの識別マークbに合わせる。
このとき、ボスAはハウジング120に備えた逃げ部
(図示省略)に落ち、ボスBがハウジングに当接する。
【0050】ボスBの次に背丈の高いボスCを選択する
場合には、さらに90度回転して、面取り部115をカ
バー本体部31のボスCの識別マークcに合わせる。こ
のとき、ボスA,Bはハウジング120に備えた逃げ部
(図示省略)に落ち、ボスCがハウジングに当接する。
【0051】そして、一番低いボスDを選択する場合
は、さらにまた90度回転して、面取り部115をカバ
ー本体部31のボスDの識別マークdに合わせる。この
とき、ボスA〜Cはハウジング120に備えた逃げ部
(図示省略)に落ち、ボスDがハウジング120に当接
する。
【0052】いずれの場合においても、パッド110の
凸部材111とハウジング120中央の孔121とが高
精度に嵌合するため、ハウジング120に当接している
ボスA,B,CまたはDが1個であってもパッド110
のハウジング120に対する固定姿勢を一定に保つこと
ができる。
【0053】なお、識別マークは前述したものに限られ
ず、パッド33(または110)をハウジング34(ま
たは120)に固定する際に、取り付けの初期位置が明
確となるようなマークがパッド33(または110)及
びカバー本体部31に備えられていればよい。
【0054】また、上記実施の形態においては、いずれ
の場合においても、異なる高さのボスをパッド側に設け
るとともに、そのパッドを収容するボスの逃げ部をカバ
ー本体部の下面に設けたものを示したが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、異なる高さのボスをカバー本
体部側に設け、そのパッドを収容するボスの逃げ部をパ
ッド側に設けるものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1及び請求項6に係る発明によれば、接続端子部
の高さの異なる複数種類のICパッケージに対しても、
一つのパッドに備えた、異なる高さのボスのうちから選
択された一のボスをカバー本体部に当接させ、他のボス
はカバー本体部に設けた逃げ部に逃すことによって、カ
バー本体部の下面に対するパッドの突き出し量を、接続
端子部の高さに適合した状態に調節することができる。
したがって、種類の異なるICパッケージに対しても、
唯一つのパッドで対応することができるため、パッドの
保管・管理が容易になる。
【0056】また、請求項2〜3及び請求項7〜8に係
る発明によれば、パッドの突き出し量を調整するには、
パッドを所定方向に所定の角度だけ回転して、異なる高
さのボスのうちからカバー本体部の下面に当接させるボ
スを選択して行うことができる。したがって、パッドの
カバー本体部に対する配設位置は変動しないから、電気
部品用ソケットの形状をコンパクトに形成できる。
【0057】さらに、請求項4及び請求項9に係る発明
によれば、カバー本体部の下面に当接するボスの数が1
乃至2個であっても、パッドに備える凸部材とハウジン
グに備える貫通孔とを嵌合させてパッドの姿勢を安定さ
せることができる。したがって、この場合も、種類の異
なるICパッケージに対して唯一つのパッドで対応する
ことができるため、パッドの保管・管理が容易になる。
【0058】さらにまた、請求項5及び請求項10に係
る発明によれば、ソケットカバーまたはカバー本体部の
下面に当接するボスの識別判断を識別マークによって容
易に行うことができる。したがって、作業能率が向上す
る。
【0059】また、請求項11及び請求項12に係る発
明によれば、接続端子部の高さの異なる複数種類のIC
パッケージに対しても、カバー本体部に備えた、異なる
高さのボスのうちから選択された一のボスをパッドに当
接させ、他のボスはパッドに設けた逃げ部に逃すことに
よって、カバー本体部の下面に対するパッドの突き出し
量を、接続端子部の高さに適合した状態に調節すること
ができる。したがって、種類の異なるICパッケージに
対しても、唯一つのパッドで対応することができるた
め、パッドの保管・管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電気部品用ソケットの実施の形
態を示す一部断面側面図図である。
【図2】 本発明のソケット本体部の上面図である。
【図3】 本発明に適用される電気部品の一例を示す説
明図である。
【図4】 ソケットカバーのパッドの一実施形態を示す
平面図である。
【図5】 図4のX−X線断面図であって、要部を拡大
して示す模式図である。
【図6】 図4に示すパッドとともに本発明に適用され
るハウジングの構成を示す底面図である。
【図7】 図6のY―Y線断面図である。
【図8】 ICパッケージのソケット本体部への載置状
態を示す説明図である。
【図9】 ICパッケージの接続端子とソケット本体部
のコンタクトピンの接触状態を示す断面図である。
【図10】パッドの突き出し量を調整する方法を示す説
明図である。
【図11】ソケットカバーのパッドの他の実施形態を示
す平面図である。
【図12】図11に示すパッドとハウジングが嵌合した
状態を示す一部断面側面図である。
【図13】従来例の電気部品用ソケットを示す一部断面
側面図図である。
【符号の説明】
1…ソケット本体部 2…コンタクトピン 3…ソケットカバー 31…カバー本体部 32…係止レバー 33,110…パッド 33a,110a…ハウジング側対向面 34,120…ハウジング 34a…パッド側対向面 115,335…面取り部 121…孔 341a〜341i…逃げ部 A〜D…ボス

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に電気部品を載置する載置部が形成さ
    れたソケット本体部と、前記載置部に載置される電気部
    品を固定状態に保持するソケットカバーと、を備えた電
    気部品用ソケットであって、 前記ソケットカバーが、電気部品に当接してこれを固定
    状態に保持すると共に一面に異なる高さのボスを複数備
    えたパッドと、該パッドを一面に装着可能に保持すると
    共に該パッドの異なる高さのボスのうち一番低いボスを
    当接させた状態としたときに、他のボスに対応した位置
    にボスの逃げ部を備えたカバー本体部とを有して構成さ
    れていることを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 【請求項2】前記パッドに複数備えられた異なる高さの
    ボスは、前記パッドの円周方向に所定の角度だけ離間し
    て配設されていることを特徴とする請求項1記載の電気
    部品用ソケット。
  3. 【請求項3】前記パッドに複数備えられた異なる高さの
    ボスは、同一高さのボスについて少なくとも3個、所定
    の角度だけ離間して配設されていることを特徴とする請
    求項2記載の電気部品用ソケット。
  4. 【請求項4】前記パッドは、前記異なる高さのボスにつ
    いて同一高さのボスを1乃至2個、所定の角度だけ離間
    して配設し、前記パッドの中央部に柱状または筒状の凸
    部材を備えて、前記カバー本体部の中央に備えた凹部若
    しくは孔と嵌合するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の電気部品用ソケット。
  5. 【請求項5】前記パッドは、前記カバー本体部下面に装
    着保持された状態にて、前記異なる高さのボスのうち前
    記カバー本体部下面と当接しているボスを識別するため
    の識別手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の電気部品用ソケット。
  6. 【請求項6】ソケット本体部に形成した載置部に載置さ
    れる電気部品を固定状態に保持する電気部品用ソケット
    のソケットカバーであって、 前記電気部品に当接してこれを固定状態に保持すると共
    に、一面に異なる高さのボスを複数備えたパッドと、 該パッドを一面に装着可能に保持すると共に、該パッド
    の異なる高さのボスのうち一番低いボスを当接させた状
    態としたときに、他のボスに対応した位置にボスの逃げ
    部を備えたカバー本体部とを有して構成されていること
    を特徴とするソケットカバー。
  7. 【請求項7】前記パッドに複数備えられた異なる高さの
    ボスは、前記パッドの円周方向に所定の角度だけ離間し
    て配設されていることを特徴とする請求項6記載のソケ
    ットカバー。
  8. 【請求項8】前記パッドに複数備えられた異なる高さの
    ボスは、同一高さのボスについて少なくとも3個、所定
    の角度だけ離間して配設されていることを特徴とする請
    求項7記載のソケットカバー。
  9. 【請求項9】前記パッドは、前記異なる高さのボスにつ
    いて同一高さのボスを1乃至2個、所定の角度だけ離間
    して配設し、前記パッドの中央部に柱状または筒状の凸
    部材を備えて、前記カバー本体部の中央に備えた凹部若
    しくは孔と嵌合するようにしたことを特徴とする請求項
    6記載のソケットカバー。
  10. 【請求項10】前記パッドは、前記カバー本体部に装着
    保持された状態にて、前記異なる高さのボスのうち前記
    カバー本体部下面と当接しているボスを識別するための
    識別手段を備えていることを特徴とする請求項6〜9の
    いずれか1項に記載のソケットカバー。
  11. 【請求項11】上面に電気部品を載置する載置部が形成
    されたソケット本体部と、前記載置部に載置される電気
    部品を固定状態に保持するソケットカバーと、を備えた
    電気部品用ソケットであって、 前記ソケットカバーが、一面に異なる高さのボスを複数
    備えたカバー本体部と、前記電気部品に当接してこれを
    固定状態に保持すると共に前記カバー本体部の一面に対
    して装着可能とされ、前記カバー本体部の異なる高さの
    ボスのうち一番低いボスを当接させた状態としたとき
    に、他のボスに対応した位置にボスの逃げ部を備えたパ
    ッドと有して構成されていることを特徴とする電気部品
    用ソケット。
  12. 【請求項12】ソケット本体部に形成した載置部に載置
    される電気部品を固定状態に保持する電気部品用ソケッ
    トのソケットカバーであって、 一面に異なる高さのボスを複数備えたカバー本体部と、 前記電気部品に当接してこれを固定状態に保持すると共
    に前記カバー本体部の一面に対して装着可能とされ、前
    記カバー本体部の異なる高さのボスのうち一番低いボス
    を当接させた状態としたときに、他のボスに対応した位
    置にボスの逃げ部を備えたパッドとを有して構成されて
    いることを特徴とするソケットカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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