JP2003323765A - ディジタルデータ再生装置 - Google Patents

ディジタルデータ再生装置

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JP2003323765A JP2003044537A JP2003044537A JP2003323765A JP 2003323765 A JP2003323765 A JP 2003323765A JP 2003044537 A JP2003044537 A JP 2003044537A JP 2003044537 A JP2003044537 A JP 2003044537A JP 2003323765 A JP2003323765 A JP 2003323765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路の制御遅延に起因するデータエラー
領域を処理することを目的とする。 【解決手段】 ディジタルデータを記憶する記憶手段4
と、ディジタルデータの位相を制御する位相制御回路1
1と、読み取りヘッド2の記録媒体上の記録トラックか
らのオフトラックを検出するオフトラック検出手段5と
を備え、オフトラック検出手段5で検出されたオフトラ
ックフラグ信号と位相制御回路11の位相同期状態を表
す位相フラグ信号とに基づいて、記憶手段4への記憶動
作を制御して、制御回路の制御遅延に起因するデータエ
ラー領域を処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ、磁気
ディスク、光ディスクなどの記録媒体を使用するディジ
タル記録再生装置から記録データの再生を行なうディジ
タルデータ再生装置(国際特許分類G11B 20/1
0)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録再生装置は大容量化と読
み取り精度の向上が求められており、ディジタルデータ
再生装置において、PRML(Partial Response Maxim
um Likelihood)方式などのディジタル信号処理技術が
導入されている。そのディジタル信号処理を行なうため
に、アナログ再生信号をディジタル再生信号に変換する
時の位相制御について、特許文献1(特開平9−231
506号公報)には、アナログ/ディジタル変換器にお
いて非同期にサンプルされたディジタル再生信号から、
補間を用いてアナログ再生信号に同期したディジタルデ
ータを生成するディジタルタイミングリカバリ(Digita
l Timing Recovery、以下、DTRと略す)回路が提案
されている。
【0003】ここで、記録媒体から読み出された信号か
ら記録データを再生する従来のディジタルデータ再生装
置の構成例を図10に示す。読み取りヘッド101によ
って記録媒体100から読み出されたアナログ再生信号
はアナログ/ディジタル変換器102においてアナログ
再生信号とは非同期のタイミングでサンプルされ、ディ
ジタル再生信号に変換される。次に、ディジタル再生信
号は、補正回路103においてディジタルの補正処理が
施された後、DTR回路104に入力される。DTR回
路104によって生成されたディジタルデータは検出器
105に入力され、記録データの再生処理が行なわれ
る。
【0004】このとき、再生装置においてオフトラック
が発生するとアナログ再生信号の振幅が小さくなるた
め、位相同期を維持することは困難になり、位相制御が
不安定なことに起因するデータ再生エラーが発生する。
その後、再生装置において再びオントラックしてアナロ
グ再生信号の振幅が大きくなると、位相制御が開始さ
れ、一定の制御遅延を費やした後に再び位相制御が安定
して、位相同期が行なわれる。
【0005】又、特許文献2(特開平10−64176
号公報)には、磁気ヘッドのオフトラックを検出するオ
フトラック検出回路とホストシステムからの書き込みデ
ータを格納するデータバッファメモリとを有し、データ
書き込み中にオフトラック検出回路でオフトラックが検
出されるとデータ書き込み終了後、当該オフトラックが
生じたセクタからデータを読み出し、この読み出しデー
タとデータバッファメモリに格納されている書き込みデ
ータとを比較して所定のデータ処理を行うことが記載さ
れている。
【0006】また、入力データの欠落があると、データ
欠落後、入力データ信号自体に欠陥がなくても、位相同
期応答が不安定から安定になるまでの期間、データエラ
ーとなる。復号データエラーの発生時、復号データエラ
ーとなる期間を短縮するため、位相同期応答の不安定な
期間を位相同期信号回路への入力信号と逆順にサンプリ
ングデータを処理する方法が特許文献3(特開2000
−48490号公報)に記載されているが、本発明と
は、信号データの検出方法及び制御方法が異なってい
る。
【0007】
【特許文献1】特開平9−231506号公報
【特許文献2】特開平10−64176号公報
【特許文献3】特開2000−48490号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディジタルデータ再生装置においては、位相制御が
開始されてから位相同期が行なわれるまでの間は、本来
はデータ再生が可能な状態のアナログ再生信号が入力さ
れているにも関わらず、位相制御が不安定なため、デー
タ再生エラーとなってしまう。それは、トラックの先頭
からデータ再生を行なう時には、位相制御のための領域
が用意されているが、トラックの途中で位相制御を行な
う場合には、必ずしも位相制御のための領域が用意され
ているとは限らず、データ領域を用いて制御引き込みを
行なうことになるためである。
【0009】近年は、記憶容量の大容量化を実現するた
めに、記録媒体のトラックピッチはますます狭くなって
来ている。この狭トラックの記録媒体に対して正確に記
録再生を行なうには、非常に精密な記録再生装置のメカ
精度が要求されるが、その実現は段々と困難になりつつ
ある。特に、可換媒体を利用した記録再生装置では、装
置ごとのメカ精度のばらつきの影響を受けてしまう。そ
のため、正常に記録されたトラックを再生する時のトラ
ッキングが不安定になり、オフトラックが発生してしま
ったり、逆に、トラック書き込み時にトラック曲がりな
どを生じてしまい、トラッキングは正常であってもトラ
ックの途中でオフトラックが発生するなど、トラッキン
グ外れが頻繁に起こり得る。それにより、データ再生エ
ラーが頻発し、エラー訂正を行なってもカバーしきれな
い場合が発生する。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、制御遅延のためにデータエラーとな
った部分を再生するディジタルデータ再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のディジタルデータ再生装置は、記録媒体か
らデータの読み出しを行うディジタルデータ再生装置で
あって、前記記録媒体から読み取りヘッドにより読み取
られた再生信号をディジタルデータに変換するA/D変
換手段と、前記ディジタルデータを記憶する記憶手段
と、前記ディジタルデータの位相を制御し、位相同期状
態を示す位相フラグ信号を生成する位相制御回路と、前
記読み取りヘッドの前記記録媒体上の記録トラックから
のオフトラックを検出するオフトラック検出手段とを備
え、前記オフトラック検出手段で検出される検出信号と
前記位相制御回路で生成される位相フラグ信号とに基づ
いて、前記記憶手段への記憶動作を制御することを特徴
としたものである。
【0012】また、本発明は、記録媒体からデータの読
み出しを行うディジタルデータ再生装置であって、前記
記録媒体から読み取りヘッドにより読み取られた再生信
号をディジタルデータに変換するA/D変換手段と、前
記ディジタルデータを記憶する記憶手段と、前記読み取
りヘッドの前記記録媒体上の記録トラックからのオフト
ラックを検出するオフトラック検出手段と、前記ディジ
タルデータの補正処理に用いる補正値と補正処理の所定
の位相同期状態を示す位相フラグ信号を生成する補正手
段と、前記補正値を格納するレジスタと、前記記憶手段
から読み出したディジタルデータを前記レジスタに格納
された補正値を前記補正手段の初期値として用いて補正
し、その補正されたディジタルデータを時間的に逆順に
並び替える順序変換回路とを備え、前記オフトラック検
出手段で検出される検出信号と前記補正手段の所定の位
相同期状態を示す位相フラグ出力信号とに基づいて、前
記記憶手段への記憶動作を制御することを特徴としたも
のである。
【0013】また、本発明は、記録媒体からデータの読
み出しを行うディジタルデータ再生装置であって、記録
媒体から読み取りヘッドにより読み取られた再生信号を
ディジタルデータに変換するA/D変換手段と、前記A
/D変換手段から直接出力されるディジタルデータの補
正処理に用いる補正値と補正処理の位相同期状態を示す
位相フラグ信号を生成する第1の補正手段と、前記補正
値を格納するレジスタと、前記A/D手段にて変換され
たディジタルデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶されたディジタルデータの補正処理を行う第2
の補正手段と、前記第2の補正手段の出力信号を時間的
に逆順に並び替える順序変換回路と、前記読み取りヘッ
ドの前記記録媒体上の記録トラックからのオフトラック
を検出するオフトラック検出手段とを有し、前記記憶手
段は、前記オフトラック検出手段が、オフトラック状態
からオントラック状態へ遷移した検出時点から前記第1
の補正手段の動作が所定の安定状態を示す前記位相フラ
グ信号を検出した時点までの間記憶し、その記憶動作
後、前記記憶手段に記憶されたディジタルデータが記憶
された順序と逆順に読み出されて前記補正値を用いて補
正され、前記順序変換回路にて前記補正されたディジタ
ルデータを逆順に並び替えられることを特徴としたもの
である。
【0014】また、本発明は、記録媒体からデータの読
み出しを行うディジタルデータ再生装置であって、前記
記録媒体を順方向再生と逆方向再生を行うために、前記
記録媒体と読み取りヘッドを制御する再生制御手段と、
前記記録媒体から前記読み取りヘッドにより読み取られ
た再生信号をディジタルデータに変換するA/D変換手
段と、前記読み取りヘッドの前記記録媒体上の記録トラ
ックからのオフトラックを検出するオフトラック検出手
段と、前記ディジタルデータの補正処理を行う補正手段
と、前記補正手段の補正値を格納するレジスタと、前記
補正手段からの出力信号のディジタルデータの時間的順
序を逆順に並び替える順序変換回路とを有し、前記記録
トラックの順方向データ再生時、前記オフトラック検出
手段が、オフトラック状態からオントラック状態へ遷移
した検出時点から前記補正手段が所定の安定状態を検出
すると、前記補正回路の安定状態時の補正値を前記レジ
スタに格納し、当該トラックの順方向再生の終了後、前
記再生制御回路が当該トラックの逆方向データ再生を前
記レジスタに格納された補正値を前記補正手段の初期値
として用いて行い、その逆方向再生時に得られたデータ
を前記順序変換回路により逆順に並び替えられることを
特徴としたものである。
【0015】また、本発明は、記録媒体から読み出しヘ
ッドを用いてデータの読み出しを行うディジタルデータ
再生装置であって、前記読み取りヘッドの前記記録媒体
上の記録トラックからのオフトラックを検出するオフト
ラック検出手段と、前記ディジタルデータの補正処理に
用いる補正値と補正処理の所定の制御状態を示す位相フ
ラグ信号を生成する補正手段と、前記補正手段にて、補
正されたディジタルデータを時間的に逆順に並び替える
順序変換回路とを有し、前記順序変換回路は、前記補正
手段の出力信号のディジタルデータを逆順に並び替える
ためのメモリと前記ディジタルデータ中に同期パターン
を検出して同期フラグ信号を生成する同期パターン検出
器とを備え、前記メモリは、前記オフトラック検出手段
で検出された検出信号と前記補正手段で生成される位相
フラグ信号と前記同期パターン検出器で生成される同期
フラグ信号に基づいて、記憶動作が制御されることを特
徴としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施
の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の
形態に限定されるものではない。 (実施の形態1)以下に、本発明の実施の形態1につい
て、図1と図5から図8を参照して説明する。図1は、
本実施の形態1によるディジタルデータ再生装置の構成
を示すブロック図である。
【0017】図1において、読み取りヘッド2は、記録
媒体1からアナログ再生信号を読み出し、アナログ/デ
ィジタル変換器3に出力する。アナログ/ディジタル変
換器3は、上記アナログ再生信号とは非同期のサンプリ
ングクロック(図示せず)によって上記アナログ再生信
号をサンプリングし、ディジタル再生信号に変換し、メ
モリ4とオフトラック検出器5とセレクタ6に出力する
ものである。メモリ4は、マイコン7から記憶命令が与
えられた時に上記アナログ/ディジタル変換器3より出
力されたディジタル再生信号を記憶し、マイコン7から
読み出し命令が与えられた時、上記記憶したディジタル
再生信号を記憶した順番とは逆に出力するものである。
【0018】例えば、N個の入力信号が m(0)、m
(1)、・・・、m(N−1)の順に記憶された場合、
出力はm(N−1)、・・・、m(1)、m(0)の順
となる。
【0019】オフトラック検出器5は、上記アナログ/
ディジタル変換器3の出力であるディジタル再生信号を
用いてオフトラック状態を検出し、検出結果をオフトラ
ックフラグとしてマイコン7に出力する。このオフトラ
ックの検出方法としては、上記ディジタル再生信号の振
幅を所定のしきい値と比較し、しきい値よりも小さい状
態が続いたとき、読み取りヘッド2がオフトラックして
いると判定する。なお、オフトラック検出器5から出力
されるオフトラックフラグは、オフトラックの時は
“1”、オントラックの時は“0”となる。
【0020】特に、記録媒体1が磁気テープの場合に
は、通常アジマス記録が採用されており、トラックのず
れを敏感に検出することができる。そして、記録トラッ
ク幅に対し、読み取りヘッド2が幅広である場合には、
トラックがヘッド上にオンしている限り、読み取りヘッ
ド2がずれてもデータ再生信号の振幅の減少が少なく、
あまり問題とならないが、記録密度が上がり、ヘッド幅
がトラック幅と同等或いはそれ以下の幅の狭いヘッドに
なった場合に、オフトラック状態のデータ処理が問題と
なってくる。トラッキング誤差は、通常各トラックの先
頭と末尾でのみ検出され、途中では、トラッキングは固
定で動作する構成となっており、途中でのトラッキング
曲がりなどに対してより有効な再生処理が得られる。
又、アジマス記録されている場合、隣接トラックの影響
を受けることがほとんどなく磁気テープのオフトラック
状態の検出が正確にできる。
【0021】セレクタ6は、マイコン7の出力である切
替信号に基づいてアナログ/ディジタル変換器3の出力
あるいはメモリ4の出力を選択し、直流(Direct Curre
nt、以下DCと略す)制御回路8に出力する。なお、切
替信号が“0”の場合、アナログ/ディジタル変換器3
から出力されるディジタル再生信号を選択し、切替信号
が“1”の場合、メモリ4から出力されるディジタル再
生信号を選択する。
【0022】マイコン7は、各種命令を発行して装置全
体を制御するものであり、オフトラック検出器5の出力
であるオフトラックフラグと、ディジタルタイミングリ
カバリ(Digital Timinng Recovery、以下DTRと略
す)回路11の出力である位相フラグとに基づいて切替
信号をセレクタ6及びセレクタ13に出力する。なお、
マイコン7は、オフトラック検出器5から出力されたオ
フトラックフラグが“0”の場合、切替信号を“0”に
設定し、オフトラックフラグが“1”の場合は切替信号
を“1”に設定してセレクタ6及びセレクタ13に出力
する。また、マイコン7は、オフトラック検出器5がオ
ントラック状態を検出した場合(オフトラックフラグが
“0”)、上記アナログ/ディジタル変換器3から出力
されたディジタル再生信号の再生処理を行ない、オフト
ラック状態を検出した場合(オフトラックフラグが
“1”)、上記メモリ4に記憶されたディジタル再生信
号の再生処理を行なうように制御する。
【0023】DC制御回路8は、セレクタ6により選択
されたディジタル再生信号のDC成分を除去してDC補
正値をレジスタ9に出力し、DC成分を除去したディジ
タル再生信号は振幅制御回路10に出力する。
【0024】ここで、DC制御回路8について図5を用
いてさらに詳細に説明する。図5はDC制御回路8の構
成を示すブロック図である。
【0025】図5において、DC制御回路8は、加算器
51とDC補正値生成回路52から構成される。DC補
正値生成回路52は、加算器51の出力信号からDC成
分を検出し、DC補正値を生成し、レジスタ9及び加算
器51に出力する。次に、加算器51は、DC補正値を
入力信号に加算し、DC成分の除去を行ない振幅制御回
路10へ出力する。なお、DC制御回路8のDC制御処
理開始のタイミングはマイコン7によって制御され、D
C制御開始時のDC補正値には、レジスタ9が出力する
初期値が用いられる。
【0026】レジスタ9は、マイコン7から格納の命令
が与えられた時に、DC制御回路8から出力されたDC
補正値と、振幅制御回路10から出力された振幅補正値
と、DTR回路11から出力された周波数補正値とを格
納する。そして、格納した値をDC制御回路8と振幅制
御回路10とDTR回路11に出力する。振幅制御回路
10は、DC制御回路8の出力信号の振幅変動を補正し
て振幅補正値をレジスタ9に出力し、振幅変動を補正し
たディジタル再生信号をDTR回路11に出力する。
【0027】ここで、振幅制御回路10について図6を
用いてさらに詳細に説明する。図6は、振幅制御回路1
0の構成を示すブロック図である。
【0028】図6において、振幅制御回路10は、乗算
器61と極性判定器62と振幅補正値生成回路63とセ
レクタ64で構成される。振幅補正値生成回路63は、
乗算器61の出力信号の振幅レベルを検出し、乗算器6
1の出力信号の振幅レベルと目標レベルの差を求める。
さらに、振幅補正値回路63は、乗算器61の出力信号
の正側と負側の振幅レベルとを比較し、上下非対称が存
在する場合には正側と負側のそれぞれ別々に振幅補正が
行なえるように、正側の振幅補正値と負側の振幅補正値
を生成し、セレクタ64及びレジスタ9に出力する。極
性判定器62は、入力信号の極性を判定し、セレクタ6
4に出力する。セレクタ64は、極性判定器62の判定
結果に基づいて正側の振幅補正値あるいは負側の振幅補
正値を選択し、乗算器61に出力する。乗算器61は、
振幅補正値を入力信号に乗算して振幅制御を行ない、振
幅補正値生成回路63及びDTR回路11に出力する。
なお、振幅制御回路10の制御開始のタイミングはマイ
コン7によって制御され、振幅制御開始時の正側の振幅
補正値と負側の振幅補正値には、レジスタ9が出力する
初期値が用いられる。
【0029】DTR回路11は、振幅制御回路10の出
力信号の周波数と位相の制御を行なう。そして、周波数
補正値はレジスタ9に出力し、位相同期情報は位相フラ
グとしてマイコン7に出力し、位相制御したディジタル
再生信号は順序変換回路12及びセレクタ13に出力す
る。
【0030】ここで、DTR回路11について図7を用
いてさらに詳細に説明する。図7はDTR回路11の構
成を示すブロック図である。
【0031】図7において、DTR回路11は、FIR
フィルタ71と係数選択器72と位相誤差検出器73と
ループフィルタ74と位相判定器75と位相同期判定器
76とを備えたものである。
【0032】FIRフィルタ71は、振幅制御回路10
から出力された信号と、係数選択器72の出力である補
間係数との畳み込み演算を行ない、位相誤差検出器73
とセレクタ7及び順序変換回路12へ出力する。位相誤
差検出器73は、FIRフィルタ71の出力信号から、
上記ディジタル再生信号と所定のサンプルポイントとの
振幅値に対応する基準位相との位相誤差を検出し、その
検出された位相誤差を位相同期判定器76及びループフ
ィルタ74へ出力する。ループフィルタ74は、位相誤
差検出器73の出力である位相誤差から、周波数補正値
を生成し、位相判定器75及びレジスタ9に周波数補正
値を出力する。位相判定器75はループフィルタ74の
出力である周波数補正値から、1クロックごとの位相補
正量である位相補正値を決定し、係数選択器72に出力
する。係数選択器72は、補間係数テーブルを有し、こ
の補間係数テーブルから、位相判定器75の出力である
位相補正量に対応する補間係数の組を選択し、FIRフ
ィルタ71に出力する。
【0033】即ち、パーシャルレスポンス方式(PRM
L方式)においては、非同期にサンプリングされたデー
タから同期した所望のサンプルデータを補間により生成
する。具体的には、PRML方式におけるゼロクロスポ
イントのサンプルデータの振幅を検出し、その振幅に対
応する位相の変移の傾きが周波数のずれを表すので、そ
の傾きを所定の値にするためにFIRフィルタ71で補
間(位相回転)していく。
【0034】補間係数テーブルとは、位相補正量と補間
係数を対応させて係数選択器72内に格納されているも
のであり、補間係数をCnとし、位相補正量をτとする
と、補間係数Cnは(数1)式から求められる。 Cn(τ)=(sin(π×(nT−τ)))/(π×(nT−τ))…(数1) (ただし、n=0、1、2、...) このように、(数1)式を用いて、位相補正量ごとに各
タップの係数を求め、補間係数テーブルを作成してい
る。
【0035】位相同期判定器76は、位相誤差検出器7
3の出力である位相誤差から位相同期の判定を行ない、
位相制御が安定している時は位相フラグを“1”に、位
相制御が不安定な時には位相フラグを“0”にしてマイ
コン7に出力する。すなわち、DC制御と振幅制御を受
けたディジタル再生信号が、その再生信号中の(同期部
分の)位相と所定の基準信号との位相がロックしている
とき、位相フラグが“1”になる。 なお、DTR回路
11の位相制御開始のタイミングはマイコン7によって
制御され、位相制御開始時の周波数補正値には、レジス
タ9が出力する初期値が用いられる。
【0036】以上のように、ディジタル再生信号の補正
手段として、DC制御回路、振幅制御回路、DTR回路
を含み、それらの補正制御処理であるDC制御と振幅制
御とDTRでの位相制御を行い、補正制御の安定状態の
補正値をレジスタ9に格納する。順序変換回路12は、
DTR回路11の出力信号の順序を時間的に逆になるよ
う並び替えし、セレクタ13に出力する。セレクタ13
は、マイコン7から出力された切替信号に基づいてDT
R回路11の出力信号あるいは順序変換回路12の出力
信号を選択し、データ検出部14に出力する。
【0037】なお、セレクタ13は、切替信号が“0”
の場合(オフトラックフラグが“0”の場合)、DTR
回路11の出力信号を選択し、切替信号が“1”の場合
(オフトラックフラグが“1”の場合)、順序変換回路
12の出力信号を選択する。データ検出部14は、セレ
クタ13により選択されたディジタル再生信号を2値化
した後、次段へ出力する。
【0038】以上のように構成されたディジタルデータ
再生装置の動作について説明する。通常、アナログ/デ
ィジタル変換器3から出力されたディジタル再生信号の
再生処理を行なうとき、切替信号は“0”に設定され、
DC制御回路8と振幅制御回路10とDTR回路11と
データ検出器14とを用いて、上記アナログ/ディジタ
ル変換器3の出力であるディジタル再生信号から記録デ
ータが検出される。一方、メモリ4に記憶されたディジ
タル再生信号の再生処理を行なうとき、切替信号は
“1”に設定され、DC制御回路8と振幅制御回路10
とDTR回路11と順序変換回路12とデータ検出器1
4とを用いて、上記メモリ4に記憶されたディジタルデ
ータ再生信号から記録データが検出される。
【0039】次に、ディジタル再生信号のメモリ4への
記憶動作について説明する。マイコン7は、オフトラッ
ク検出器5から出力されたオフトラックフラグが“1”
から“0”に変化したとき、つまり、読み取りヘッド2
のトラック状態がオフトラック状態からオントラック状
態に変化したとき、マイコン7からメモリ4へ記録命令
が発行され、上記アナログ/ディジタル変換器3から出
力されたディジタル再生信号は、メモリ4に記録され
る。次にDTR回路11から出力される位相フラグが
“0”から“1”に変化したとき、つまり、DC制御と
振幅制御と位相制御の各制御が安定したとき、マイコン
7からメモリ4への記録動作の停止命令が発行され、上
記メモリ4への記憶動作が停止する。その後、オフトラ
ックフラグが“0”から“1”に変化したとき、つま
り、読み取りヘッド2のトラック状態がオントラック状
態からオフトラック状態に変化したとき、マイコン7か
らメモリ4へ読み出し命令が発行され、上記メモリ4に
記憶されているディジタル再生信号は、メモリ4から読
み出され、セレクタ6へ出力される。
【0040】次に、メモリ4に記憶されたディジタル再
生信号の再生処理について説明する。メモリ4に記憶さ
れたディジタル再生信号は、記憶された順番とは逆の順
番にメモリ4から出力される。従って、DC制御回路8
と振幅制御回路10とDTR回路11に入力される信号
は、アナログ/ディジタル変換器3から出力されるディ
ジタル再生信号の順番とは時間的に逆の信号になる。つ
まり、DC制御回路8と振幅制御回路10とDTR回路
11においては、アナログ/ディジタル変換器3から出
力されるディジタル再生信号を制御処理する場合とは時
間的に逆向きに制御処理が行われる。そのため、DTR
回路11の出力信号は、アナログ/ディジタル変換器3
から出力されたディジタル再生信号を処理する場合と時
間的には逆の位相同期した信号となる。このDTR回路
11の出力信号は、順序変換回路12にて、アナログ/
ディジタル変換器3のディジタル再生信号を再生する順
番と時間的に同じ順番になるよう順序変換され、セレク
タ13を介してデータ検出器14に入力され、記録デー
タの検出が行なわれる。
【0041】なお、DC制御回路8と振幅制御回路10
は信号の振幅方向にのみ依存して制御を行なっているた
め、入力信号が時間的に逆であっても、回路構成を変更
する必要はない。DTR回路11についても、周波数補
正の向きが同じであることと、DTR回路11がナイキ
スト補間を行なうが、係数選択器72内の補間係数テー
ブルの補間係数が、位相の進みと遅れに対して逆向きに
対称になっていることから、回路の構成を変更せずに、
位相制御を行なうことが出来る。
【0042】次に、メモリ4に記憶された信号の再生処
理においてDC制御回路8と振幅制御回路10とDTR
回路11が制御を開始する時の初期値設定について説明
する。オフトラックフラグが“1”から“0”に変化し
た後で位相フラグが“0”から“1”に変化した時に、
マイコン7から補正値の格納命令が出力され、レジスタ
9にDC制御回路8と振幅制御回路10とDTR回路1
1の補正値が格納される。次にメモリ4に記憶されたデ
ィジタル再生信号の再生処理を開始する時は、レジスタ
9に格納された制御情報である補正値を用いて位相フラ
グが“0”から“1”に変化した時のディジタル再生信
号から制御を行なうため、制御が安定するまでの遅延時
間をなくして、再生処理を行うことができる。
【0043】上述の処理によって、上記ディジタル再生
信号の再生処理では、DC制御と振幅制御と位相制御を
開始した後制御が安定するまでのデータエラーとなる領
域を、制御が安定した時の制御情報を用いて、逆順に再
生処理することができる。即ち、制御が安定した所から
制御を開始した所(オフトラック状態からオントラック
状態への遷移を検出した時点)まで時間的に逆順に再生
処理を行ない、記録データの検出を行なうことが出来
る。
【0044】次に、図8を用いて具体的な記録データの
再生動作について説明する。図8において、(a)は書
き込み時にトラック曲がりが発生したトラックの一例で
あり、(b)は上記トラックを再生したときのアナログ
再生信号のエンベロープ、(c)はオフトラックフラグ
を示すものである。
【0045】時刻A〜Bまでは、オフトラック検出器5
によりオフトラックであることが検出され、オフトラッ
クフラグ“1”がマイコン7に出力され、切替信号は
“1”に設定される。このとき、トラックからのデータ
読み始めからオフトラックしているため、再生処理は行
われない。
【0046】時刻Bのとき、トラックはオフトラックか
らオントラックに変化するため、オフトラック検出器5
から出力されるオフトラックフラグは“1”から“0”
に変化する。そして、マイコン7により切替信号は
“0”に設定され、上記ディジタル再生信号の再生処理
を開始する。このとき、DC制御回路8と振幅制御回路
10とDTR回路11は各制御処理を開始すると同時
に、メモリ4への上記ディジタル再生信号の記憶を開始
する。
【0047】時刻Cのとき、DC制御回路8と振幅制御
回路10とDTR回路11の各制御処理が安定し、DT
R回路11から出力される位相フラグが“0”から
“1”に変化する。このとき、上記ディジタル再生信号
のメモリ4への記憶を停止し、DC制御回路8と振幅制
御回路10とDTR回路11の補正値をレジスタ9に、
格納する。
【0048】時刻Dのとき、トラックはオントラックか
らオフトラックに変化するため、オフトラック検出器5
から出力されるオフトラックフラグが“0”から“1”
に変化する。このとき、時刻Bから時刻Cまでの間に記
憶・BR>オていたディジタル再生信号がメモリ4から出力
され、マイコン7では切替信号を“1”に設定して、メ
モリ4に記憶されたディジタル再生信号の再生処理を行
なう。
【0049】このように、上記アナログ/ディジタル変
換器3から出力されたディジタル再生信号の再生処理で
は、時刻Bから時刻Cまではデータエラーとなり、時刻
Cから時刻Dまでの記録データが検出される。一方、メ
モリ4に記憶されたディジタル再生信号の再生処理で
は、時刻Bから時刻Cまでの記録データが検出される。
最終的にはオフトラック検出器5でオントラックと判定
された時刻Bから時刻Dまでの記録データが再生され
る。即ち、通常の再生処理では、制御遅延のためにデー
タエラーとなる時刻Bから時刻Cまでの領域の記録デー
タを有効にすることができる。
【0050】このような本実施の形態1によるディジタ
ルデータ再生装置では、上述した制御遅延のためにデー
タエラーとなるデータ領域の信号をメモリに記憶し、記
憶した信号の再生処理をオフトラック状態が発生した時
に行なうようにしたので、トラックピッチが狭いために
トラッキング外れが頻発するような場合や、ノントラッ
キング再生のような隣接トラックを含む再生が起こるよ
うな場合に、連続データ再生動作(ストリーミング動
作)を妨げることなく、制御遅延によるデータエラー領
域の再生処理を行なうことができる。
【0051】ノントラッキング方式では、トラックごと
に、所定のトラック位置でトラッキング合わせをした後
は、固定トラッキングで再生していく方式であり、ヘッ
ドが隣接のトラックの影響を受ける再生が生じるが、上
述したオフトラック検出を利用して、制御遅延によりデ
ータエラーとなる領域のデータ再生が可能となる。特
に、アジマス記録方式のテープの場合、アジマス角の異
なるヘッドを近接して配置して、ほぼ同じトラック上を
異なるアジマス角を有するヘッドがノントラッキング再
生で移動して信号を再生する際に、隣接トラックの影響
をほとんど受けることなくオフトラック状態の検出がで
き、データの高記録密度化に対応することができる。
【0052】また、ディスクの場合にも、同様にノント
ラッキング方式が採用できることは、もちろんである。 (実施の形態2)以下に、本発明の実施の形態2につい
て、図2を参照して説明する。上記実施の形態1による
ディジタルデータ再生装置の構成との違いは、セレクタ
6とセレクタ13を省いた点と、DC制御回路21と振
幅制御回路22とDTR回路23とを設けた点である。
【0053】図2は、本実施の形態2によるディジタル
データ再生装置の構成を示すブロック図であり、図1と
同一または相当する構成要素は同じ符号を付加し、説明
を省略する。なお、DC制御回路8とDC制御回路2
1、振幅制御回路10と振幅制御回路22、DTR回路
11とDTR回路23は同じ構成であるので、説明を省
略する。
【0054】図2において、アナログ/ディジタル変換
器3から出力されたディジタル再生信号は、DC制御回
路8と振幅制御回路10とDTR回路11とデータ検出
部14を用いて記録データの検出が行なわれる。オフト
ラックフラグが“1”から“0”に変化した時に、マイ
コン7からメモリ4に対する記憶命令が発行され、メモ
リ4に上記ディジタル再生信号の記憶を開始させる。次
に、DTR回路11が出力する位相フラグが“0”から
“1”に変化した時に、マイコン7からメモリ4からの
読み出し命令が発行されるが、それに先立って、上記デ
ィジタル再生信号のメモリ4への記憶を停止させ、マイ
コン7から補正値の格納命令が発行され、レジスタ9に
DC制御回路8と振幅制御回路10とDTR回路11の
各補正値を格納させる。そして、続けて記憶したディジ
タル再生信号がメモリ4から読み出されDC制御回路2
1に出力される。
【0055】即ち、位相フラグが“0”から“1”に変
化すると、まず、メモリ4の記憶動作を停止し、補正手
段のそれぞれの補正値をレジスタ9に格納する。そし
て、レジスタ9に格納されている補正値を利用してメモ
リ4の読み出し動作を開始する。
【0056】DC制御回路21と振幅制御回路22とD
TR回路23では、レジスタ9から出力される補正値を
用いて各制御処理を開始する。なお、上記実施の形態1
と同様に、メモリ4に記憶されたディジタル再生信号は
逆順に出力され、DC制御回路21と振幅制御回路22
とDTR回路23で処理された後、順序変換回路12で
順序が戻され、データ検出部14に入力されて記録デー
タの検出が行なわれる。
【0057】上述の処理によって、A/D変換器3から
の直接のディジタル再生信号の再生処理を行ないつつ、
メモリ4に記憶された信号の再生処理を行なうことがで
きる。従って、上記A/D変喚器3からの直接のディジ
タル再生信号の再生処理では、DC制御と振幅制御と位
相制御を開始した後、制御が安定するまではデータエラ
ーとなる領域を、制御が安定した時の制御情報を用い
て、制御が安定した所から制御を開始した所まで逆順に
再生処理を行ない、記録データの検出を行なうことが出
来る。
【0058】このような本実施の形態2によるディジタ
ルデータ再生装置では、ディジタル再生信号の再生処理
と、ディジタル再生信号の再生処理で制御遅延のために
データエラーとなった領域の再生処理を並行して行なう
ようにしたので、トラックピッチが狭いためにトラッキ
ング外れが頻発するような場合や、ノントラッキング再
生のようなトラックをまたぐ再生を行なう場合に、連続
データ再生動作(ストリーミング動作)を妨げることな
く、制御遅延によるデータエラー領域の再処理を行なう
ことができる。 (実施の形態3)以下に、本発明の実施の形態3につい
て、図3と図8を用いて説明する。上記実施の形態1に
よるディジタルデータ再生装置の構成と異なる点は、ア
ナログ/ディジタル変換器3の出力信号を記憶するメモ
リ4とアナログ/ディジタル変換器3の出力信号とメモ
リ4の出力信号の選択を行なうセレクタ6を省いた点
と、記録媒体1のトラックを逆方向からも再生すること
が出来る再生制御回路31を設けた点である。
【0059】図3は本実施の形態3によるディジタルデ
ータ再生装置の構成を示すブロック図である。図3にお
いて、図1と同一または相当する構成要素については同
じ符号を付加し、説明を省略する。
【0060】図3において、再生制御回路31はマイコ
ン7が指定する記録媒体1上のトラックを、順方向と逆
方向の両方向からデータ再生を行なうように記録媒体1
と読み取りヘッド2を制御する。
【0061】以上のように構成されたディジタルデータ
再生装置の動作について説明する。通常は、記録媒体1
のトラックは順方向に読み出されて、アナログ/ディジ
タル変換器3によってディジタル再生信号に変換され
る。マイコン7は切替信号を“0”に設定して、上記デ
ィジタル再生信号はDC制御回路8と振幅制御回路10
とDTR回路11とデータ検出部14を用いて記録デー
タが検出される。上述したデータ再生処理を行なってい
るときに、オフトラックフラグが“1”から“0”に変
化すると、マイコン7はそのトラックを逆方向から再生
することを決定する。そしてマイコン7は、オフトラッ
クフラグが“1”から“0”に変化した後位相フラグが
“0”から“1”に変化した時にレジスタ9にDC制御
回路8と振幅制御回路10とDTR回路11の補正値を
格納させる。上記トラックの再生が終わると、マイコン
7は再生制御回路31に上記トラックを逆方向から再生
させる。同時にマイコン7は切替信号を“1”に設定し
て、逆方向再生されたディジタル再生信号からDC制御
回路8と振幅制御回路10とDTR回路11と順序変換
回路12とデータ検出部14を用いて記録データの検出
を行なう。
【0062】ここで、トラックから逆方向再生されたデ
ィジタル再生信号をDC制御回路8と振幅制御回路10
とDTR回路11と順序変換回路を用いて処理する手順
は、実施の形態1で説明した、メモリ4に記憶された信
号を処理する手順と同様である。
【0063】図8に示したトラックを再生する場合、通
常のデータ再生では図8(c)の時刻Aから順にアナロ
グ/ディジタル変換器3に入力され、記録データの検出
が行なわれる。時刻Bでオフトラックフラグが“1”か
ら“0”に変化しているため、マイコン7は逆順のデー
タ再生を行なうことを決定し、時刻Cで位相フラグが
“0”から“1”に変化した時、レジスタ9に補正値の
格納をさせる。そして、トラックの再生が終了した後、
マイコン7は切替信号を“1”に設定し、さらに再生制
御回路31にトラックの逆方向の再生を開始させる。ト
ラックを逆方向に再生すると、図8(c)の時刻Eから
時刻Aに向かってアナログ/ディジタル変換器3に入力
され、記録データの検出が行なわれる。通常のデータ再
生では、時刻Cから時刻Dまでの記録データが検出さ
れ、逆方向の再生では時刻Dから後の制御が安定した所
から時刻Bまでの記録データが検出される。最終的には
順方向と逆方向の2度のデータ再生によって、時刻Bか
ら時刻Dまでの記録データが再生される。
【0064】即ち、順方向再生時の補正回路の安定した
状態の格納された補正値をレジスタ9より読み出して、
それらを使用して時刻CからBまで間の信号を逆方向再
生して、有効な再生データを得ることができる。
【0065】このような本実施の形態3によるディジタ
ルデータ再生装置では、トラックを順方向からデータ再
生する処理と逆方向からデータ再生する処理を行なうの
で、トラックピッチが狭いためにトラッキング外れが頻
発するような場合や、ノントラッキング再生のようなト
ラックをまたぐ再生を行なう場合に、上に説明した時刻
Bから時刻Cまでの再生ディジタルデータを記憶するメ
モリ手段を用いることなく、制御遅延によるデータエラ
ー領域の再処理を行なうことができる。 (実施の形態4)以下に本発明の実施の形態4にかかる
ディジタルデータ再生装置について、図4と図9を用い
て、順序変換路4の構成とディジタルデータ再生信号中
の同期パターンを利用した再生処理について説明する。
【0066】図4は順序変換回路12の構成を示すブロ
ック図であり、順序変換回路12は、レベル検出器41
とパターン判定器42とメモリ43とを備えたものであ
る。
【0067】図4において、レベル検出器41は、順序
変換回路12に入力された入力信号(DTR回路から出
力された信号)を所定のしきい値を用いてレベル検出を
行ない、2値データに変換する。パターン判定器42
は、レベル検出器41から出力された2値データ系列か
ら同期パターンに一致するパターンを検索し、SYNC
フラグとしてメモリ43に出力する。なお、SYNCフ
ラグは同期パターンが検出された時に“1”となり、そ
れ以外は“0”である。つまり、同期パターンを検出す
るとSNCフラグ(即ち、同期フラグ信号)を出力す
る。また、パターン判定器42に入力される2値データ
系列は記録データとは時間的に逆順になっているので、
逆順に入力される同期パターンを検索して判定できるよ
うに構成される。メモリ43は、図1で示したメモリ4
とほぼ同様の構成であるが、その記憶動作は、オフトラ
ックフラグ信号と、位相フラグ信号とSYNCフラグ信
号の制御信号で制御される。
【0068】以上のように構成された順序変換回路12
の動作について説明する。順序変換回路12に入力され
た入力信号は、メモリ43とレベル検出器41に入力さ
れる。メモリ43に入力された入力信号は、記憶され
る。また、レベル検出器41に入力された入力信号は2
値化され、パターン判定器42に入力され、同期パター
ンの検出が行なわれる。そして、パターン判定器42に
おいて同期パターンが検出されると、SYNCフラグが
“1”になり、メモリ43に記憶された信号は入力され
た順番とは逆順に出力される。
【0069】順序変換回路12への処理すべきディジタ
ルデータ量を知るために、メモリ4に記憶されるデータ
量をサンプリングクロックをカウントして判定すること
ができる。そして、制御遅延により生じるデータエラー
量のブロック数に対応するディジタルデータの同期パタ
ーン部の数を知ることができる。そしてメモリ43に
は、時刻Bから計数された数の同期パターン部までのデ
ィジタルデータを記憶し、順序変換して出力する。
【0070】上記図4に示した順序変換回路12を用い
たディジタルデータ再生装置の動作について説明する。
【0071】例えば、1つのトラックが図9(a)に示
すように、同期パターンとDATAエリアで構成される
ブロックが並んだフォーマットであり、即ち、同期信号
部分とデータのブロック部分が一体となって有効な記録
データを構成している場合を説明する。このようなトラ
ックを再生した時にオフトラックが発生した場合、図9
(b)に示すようにオフトラックフラグが時刻Aで
“1”から“0”に変化し、位相フラグが時刻Bで、
“0”から“1”に変化したとすると、順序変換回路1
2には時刻Bから順に時刻Aまでの信号が入力される。
ここで、同期パターンを検出してメモリ43の出力開始
を制御した場合には、時刻Bから同期パターンまでの必
要な領域のみを記憶した後、同期パターンから順に時刻
Bまでの信号を出力する。これにより、時刻Aから同期
パターンまでの信号を記憶して出力する処理を行なう必
要がなくなり、順序変換にかかる時間を短縮することが
できる。
【0072】トラック内に同期パターンとDATAエリ
アが一体となるブロックが複数個から構成されるデータ
フォーマットにおいて、トラック曲がりが発生している
と、周期的にオフトラック状態が発生し、その場合に上
述した順序変換処理時間の短縮に有効である。
【0073】このような実施の形態4によるディジタル
データ再生装置では、再生信号に含まれる同期パターン
を検出して順序変換の範囲を制御するようにするので、
制御遅延によるデータエラーの領域の再処理にかかる時
間を短縮させることが可能となる。
【0074】なお、同期パターンとDATAエリアから
なるブロックが、ディジタル再生信号の変化状態によっ
ては、オントラック状態となっていても、位相フラグ信
号が安定状態を示す”1“に立ち上がるまでの時間が長
くなる場合がある。また、順序変換回路12には、A/
D変換器3からの直接のデータ信号処理時でも同期パタ
ーンの検出動作が可能であり、同期パターンが検出され
ると同期フラグを出力する。従って、DTR回路11か
らの出力である位相フラグ信号と上述の同期フラグ信号
のOR接続をして、どちらか一方が検出されると、前述
のメモリ4の記憶を停止して記憶動作を制御する構成も
可能で、全体的な再生処理時間の短縮を図ることができ
る。更に、同期パターンが連続して検出された場合に同
期フラグを出力する構成や、その同期フラグと位相フラ
グ信号とのOR接続として所定の安定状態を検出する構
成も可能である。
【0075】
【発明の効果】このように、本発明の記載のディジタル
データ再生装置によれば、制御遅延のためにデータエラ
ーとなった領域を再生することができる。
【0076】また、オフトラック検出手段の出力信号と
位相同期情報とを用いて記憶手段への記憶を制御してい
るので、メモリーの容量を有効に使用することができ
る。更に、同期パターンを利用することにより、順序変
換回路でのディジタル再生信号を位相フラグ検出時から
同期パターン検出時点まで記憶することにより記憶量の
減少と処理時間を短縮することができる。
【0077】また、順方向再生と逆方向再生制御動作を
行うことにより、ディジタル再生信号の記憶手段を省略
して、制御遅延によるデータエラーの領域を、逆方向か
ら補正処理を行なうことができる。
【0078】更に、所定の安定状態の検出を位相フラグ
信号と同期フラグ信号の両信号を用いて制御状態の安定
状態を判定し、再生処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるディジタルデータ
再生装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2によるディジタルデータ
再生装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3によるディジタルデータ
再生装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態における順序変換回路の構
成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態における直流制御回路の構
成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態における振幅制御回路の構
成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態におけるディジタルタイミ
ングリカバリ回路の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態における記録トラックの形
状と再生信号のエンベロープとの関係の一例を示す図
【図9】本発明の実施の形態における記録データのトラ
ックフォーマットと、オフトラックフラグと位相フラグ
との関係の一例を示す図
【図10】従来のディジタルデータ再生装置の構成例を
示すブロック図
【符号の説明】
1、100 記録媒体 2、101 読み取りヘッド 3、102 アナログ/ディジタル変換器 4、43 メモリ 5 オフトラック検出器 6、13、64 セレクタ 7 マイコン 8、21 直流制御回路 9 レジスタ 10、22 振幅制御回路 11、23,104 ディジタルタイミングリカバリ回
路 12 順序変換回路 14 データ検出部 31 再生制御回路 41 レベル検出器 42 パターン判定器 51 加算器 52 直流補正値生成回路 61 乗算器 62 極性判定器 63 振幅補正値生成回路 71 FIRフィルタ 72 係数選択器 73 位相誤差検出器 74 ループフィルタ 75 位相判定器 76 位相同期判定器 103 補正回路 104 ディジタルタイミングリカバリ回路 105 検出器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からデータの読み出しを行うデ
    ィジタルデータ再生装置であって、 前記記録媒体から読み取りヘッドにより読み取られた再
    生信号をディジタルデータに変換するA/D変換手段
    と、 前記ディジタルデータを記憶する記憶手段と、 前記ディジタルデータの位相を制御し、位相同期状態を
    示す位相フラグ信号を生成する位相制御回路と、 前記読み取りヘッドの前記記録媒体上の記録トラックか
    らのオフトラックを検出しオフトラックフラグ信号を生
    成するオフトラック検出手段とを備え、 前記オフトラック検出手段で生成されるオフトラックフ
    ラグ信号と前記位相制御回路で生成される位相フラグ信
    号とに基づいて、前記記憶手段への記憶動作を制御する
    ことを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記記憶手段は、前
    記オフトラック検出手段が、オフトラック状態からオン
    トラック状態へ遷移した検出時点から前記位相制御回路
    の安定状態を示す位相フラグ信号が出力された時点の
    間、記憶することを特徴とするディジタルデータ再生装
    置。
  3. 【請求項3】 記録媒体からデータの読み出しを行うデ
    ィジタルデータ再生装置であって、 前記記録媒体から読み取りヘッドにより読み取られた再
    生信号をディジタルデータに変換するA/D変換手段
    と、 前記ディジタルデータを記憶する記憶手段と、 前記読み取りヘッドの前記記録媒体上の記録トラックか
    らのオフトラックを検出し、オフトラックフラグ信号を
    生成するオフトラック検出手段と、 前記ディジタルデータの補正処理に用いる補正値と補正
    処理の所定の位相同期状態を示す位相フラグ信号を生成
    する補正手段と、 前記補正値を格納するレジスタと、 前記記憶手段から読み出したディジタルデータを前記レ
    ジスタに格納された補正値を前記補正手段の初期値とし
    て用いて補正し、その補正されたディジタルデータを時
    間的に逆順に並び替える順序変換回路とを備え、 前記オフトラック検出手段で生成されるオフトラックフ
    ラグ信号と前記補正手段で生成される位相フラグ信号と
    に基づいて、前記記憶手段への記憶動作を制御すること
    を特徴とするディジタルデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記記憶手段は、前
    記オフトラック検出手段が、オフトラック状態からオン
    トラック状態へ遷移した検出時点から前記補正手段の安
    定状態を示す位相フラグ信号が出力された時点の間、記
    憶することを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記記憶手段からの
    読み出し動作は、前記記憶手段に入力されたディジタル
    データの順序と、逆順に読み出されることを特徴とする
    ディジタルデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記補正手段は、前
    記ディジタルデータの直流成分を除去し、直流成分補正
    値を生成する直流制御手段と、 前記直流制御手段から出力されるディジタルデータの振
    幅変動を補正し、振幅補正値を生成する振幅制御手段
    と、 前記振幅制御手段から出力されるディジタルデータの位
    相制御をし、位相補正値と位相フラグ信号を生成する位
    相制御手段とを備え、 前記位相制御手段で生成される前記位相フラグ信号に基
    づいて、前記直流成分補正値、前記振幅補正値、及び前
    記位相補正値を前記レジスタに格納することを特徴とす
    るディジタルデータ再生装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体からデータの読み出しを行うデ
    ィジタルデータ再生装置であって、 記録媒体から読み取りヘッドにより読み取られた再生信
    号をディジタルデータに変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段から直接出力されるディジタルデー
    タの補正処理に用いる補正値と補正処理の位相同期状態
    を示す位相フラグ信号を生成する第1の補正手段と、 前記補正値を格納するレジスタと、 前記A/D手段にて変換されたディジタルデータを記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたディジタルデータの補正処理
    を行う第2の補正手段と、 前記第2の補正手段の出力信号を時間的に逆順に並び替
    える順序変換回路と、 前記読み取りヘッドの前記記録媒体上の記録トラックか
    らのオフトラックを検出するオフトラック検出手段とを
    有し、 前記記憶手段は、前記オフトラック検出手段が、オフト
    ラック状態からオントラック状態へ遷移した検出時点か
    ら前記第1の補正手段の動作が所定の安定状態を示す前
    記位相フラグ信号を検出した時点までの間記憶し、その
    記憶動作後、前記記憶手段に記憶されたディジタルデー
    タが記憶された順序と逆順に読み出されて前記補正値を
    用いて補正され、前記順序変換回路にて前記補正された
    ディジタルデータを逆順に並び替えられることを特徴と
    するディジタルデータ再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1の補正手段
    は、前記ディジタルデータの直流成分を除去し、直流成
    分補正値を生成する直流制御手段と、 前記直流制御手段から出力されるディジタルデータの振
    幅変動を補正し、振幅補正値を生成する振幅制御手段
    と、 前記振幅制御手段から出力されるディジタルデータの位
    相を制御し、位相補正値と位相同期状態を示す位相フラ
    グ信号を生成する位相制御手段とを備え、 前記位相フラグ信号に基づいて、前記第1の補正手段に
    て生成される直流成分補正値、振幅補正値、及び位相補
    正値を前記レジスタに格納することを特徴とするディジ
    タルデータ再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載において、前記第2の補
    正手段は、前記レジスタに格納された補正値を用いて、
    前記記憶手段から出力されるディジタルデータを補正処
    理することを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体からデータの読み出しを行う
    ディジタルデータ再生装置であって、 前記記録媒体を順方向再生と逆方向再生を行うために、
    前記記録媒体と読み取りヘッドを制御する再生制御手段
    と、 前記記録媒体から前記読み取りヘッドにより読み取られ
    た再生信号をディジタルデータに変換するA/D変換手
    段と、 前記読み取りヘッドの前記記録媒体上の記録トラックか
    らのオフトラックを検出するオフトラック検出手段と、 前記ディジタルデータの補正処理に用いる補正値と補正
    処理の位相同期状態を示す位相フラグ信号を生成する補
    正手段と 前記補正手段の補正値を格納するレジスタと、 前記補正手段からの出力信号のディジタルデータの時間
    的順序を逆順に並び替える順序変換回路とを有し、 前記記録トラックの順方向データ再生時、前記オフトラ
    ック検出手段が、オフトラック状態からオントラック状
    態へ遷移した検出時点から前記補正手段が所定の安定状
    態を示す前記位相フラグ信号を検出すると、前記補正回
    路の安定状態時の補正値を前記レジスタに格納し、当該
    トラックの順方向再生の終了後、前記再生制御回路が当
    該トラックの逆方向データ再生を前記レジスタに格納さ
    れた補正値を前記補正手段の初期値として用いて行い、
    その逆方向再生時に得られたデータを前記順序変換回路
    により逆順に並び替えられることを特徴とするディジタ
    ルデータ再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記補正手段
    は、前記ディジタル再生信号の直流成分を除去し、直流
    成分補正値を生成する直流制御手段と、 前記直流制御手段から出力されるディジタルデータの振
    幅変動を補正し、振幅補正値を生成する振幅制御手段
    と、 前記振幅制御手段から出力されるディジタルデータの位
    相を制御し、位相補正値と位相同期状態を示す位相フラ
    グ信号を生成する位相制御手段とを備え、 前記位相フラグ信号に基づいて、前記補正手段にて生成
    される直流成分補正値、振幅補正値、及び位相制御補正
    値を前記レジスタに格納することを特徴とするディジタ
    ルデータ再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項3と請求項7と請求項10のい
    ずれかの一に記載のディジタルデータ再生装置におい
    て、 上記順序変換回路は、該順序変換回路に入力されたディ
    ジタルデータを記憶するメモリと、 前記メモリに入力されるディジタルデータ中に所定の同
    期パターンを検出するパターン判定器とを備え、 前記同期パターンを検出すると同期フラグ信号を出力す
    ることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記順序変換回
    路は、前記補正手段が安定状態を表す位相フラグ信号を
    生成した時点から前記同期パターンが検出されるまでの
    間のディジタルデータを処理することを特徴とするディ
    ジタルデータ再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項12において、前記順序変換回
    路は、前記補正手段の所定の安定状態を示す位相フラグ
    信号が生成された時点から同期パターンまでのディジタ
    ルデータを、ディジタルデータの入力順序と逆順に並び
    替えることを特徴とするディジタルデータ再生装置。
  15. 【請求項15】 記録媒体から読み出しヘッドを用いて
    データの読み出しを行うディジタルデータ再生装置であ
    って、 前記読み取りヘッドの前記記録媒体上の記録トラックか
    らのオフトラックを検出しオフトラックフラグ信号を生
    成するオフトラック検出手段と、前記ディジタルデータ
    の補正処理に用いる補正値と補正処理の所定の位相同期
    状態を示す位相フラグ信号を生成する補正手段と、 前記補正手段にて、補正されたディジタルデータを時間
    的に逆順に並び替える順序変換回路とを有し、 前記順序変換回路は、前記補正手段の出力信号のディジ
    タルデータを逆順に並び替えるためのメモリと前記ディ
    ジタルデータ中に同期パターンを検出して同期フラグ信
    号を生成する同期パターン検出器とを備え、前記メモリ
    は、前記オフトラック検出手段で生成されたオフトラッ
    クフラグ信号と前記補正手段で生成される位相フラグ信
    号と前記同期パターン検出器で生成される同期フラグ信
    号に基づいて、記憶動作が制御されることを特徴とする
    ディジタルデータ再生装置。
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