JP2003323611A6 - 衛星撮影画像のオルソ補正処理方法 - Google Patents

衛星撮影画像のオルソ補正処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地上基準点がなくても適用でき、画像全体で誤差の発散がなく、計算量が過大とならず、地表面の起伏に起因する倒れ込み歪を補正可能とする。
【解決手段】基準回転楕円体地球モデル23の海抜標高ゼロの基準面26aに対して、複数の異なる標高の基準面26b〜26dを設定し、補正画像5を等間隔の格子でブロック1,2,3,……に分割し、これらブロック毎に、かつ各基準面26a〜26d毎に、バイリニア関数による歪みのモデル式を求める。さらに、補正画像5の各画素位置A’について、該当するブロックの標高データDEMの値を直接挟む上下の標高の2つの基準面のモデル式を用いて、夫々の標高値に対応する観測画像の画素位置を計算し、標高データDEMの値により、該2つの画素位置を線形補間して、所望の観測画像の画素位置を求める。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星から撮影した地上画像の歪みを補正する画像処理方法に係り、特に、地表の起伏に起因する歪みを補正するオルソ補正処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
始めに、衛星から撮影した画像(衛星画像)とその補正の原理について説明する。
【0003】
図6は衛星による画像撮影の説明図であって、1は衛星、2は地表、3は地表観測線である。
【0004】
同図において、衛星1は、下方に向けて搭載したセンサ(図示せず)で地表2からの電磁波を検知することにより、地表2を撮影する。かかるセンサが衛星用センサとして一般的なCCDなどのラインセンサである場合、かかるセンサは、それを構成する1列のセル(センサ素子)の配列方向が衛星1の進行方向Lに直交するようにして、配置されており、かかるセンサによって同時に観測される地表2上の範囲が地表観測線3である。かかる地表観測線3は衛星1とともにその進行方向Lに移動し、この移動とともに各セルの検知データが所定のサンプリング周期で取り込まれる。かかる検知データの取込みタイミングは全セル同時である。この地表観測線3全体のデータが衛星画像の1ライン分に相当するものであり、従って、1回のデータ取込み(1サンプリング)で撮影画像の1ラインに相当するデータを取得することになる。このようにして、衛星1の軌道上の進行に伴い、地表観測線3による一定の幅(Swath)で地表2が連続観測される。
【0005】
図7はこのようにして得られた衛星画像の補正の原理を示す図であり、4が観測画像、5が補正画像である。
【0006】
同図において、以上の衛星による撮影画像は、観測画像4として、地上に送られる。かかる観測画像4は、衛星の軌道や姿勢の揺らぎ,センサの光学系の歪み,地球表面の形状などの要因により、その画像の形状に歪みが生じている。このため、衛星による撮影画像の利用のためには、この観測画像4の歪みを補正し、所定の地図投影法に従った補正画像5に変換する必要がある。ここで、かかる補正は、観測画像4の画素A(p,l)からこれに対応する補正画像5の画素A’(x,y)への写像を行なうものであるが、これを写像Fという。
【0007】
なお、観測画像4は、衛星1でのセンサのセルの配列方向(即ち、地表観測線3の長手方向)をp座標、衛星1の進行方向Lをl座標とするp−l座標系で表わされ、また、補正画像5は、観測画像4のp座標に対応する方向をx座標、観測画像4のl座標に対応する方向をy座標とするx−y座標系で表わされる。
【0008】
図8はかかる観測画像4の補正処理を示すフロ一チャートである。
【0009】
図7に示す補正画像5では、画素が等間隔に配列・設定されているものであり、これに対し、観測画像4では、上記のような歪みのため、補正画像5の各画素に対応する画素位置は等間隔に配列されない。図8に示す補正処理は、補正画像5における各画素位置毎に、その画素位置に相当する観測画像4での画素位置の画素を見つけ出し、これを補正画像5での該当する画素位置に位置付けるものである。
【0010】
図8において、かかる補正は、歪みのモデリング100とリサンプリング101とからなっている。歪みのモデリング100では、補正画像5における各画素位置毎に、その画素位置に相当する観測画像4での画素位置を求めるものである。図7についてみると、予め作成された歪モデル6を用いて、補正画像5での画素A’(x,y)の位置に対応する観測画像4の画素A(p,l)の位置を求めるものである。そのためには、写像Fの逆写像F-1を求める必要がある。
【0011】
ここで、歪モデル6は、かかる観測画像4の撮影時での衛星の軌道や姿勢の揺らぎ,センサの光学系の歪みなどから予測されるされるもの、あるいは衛星の観測結果などから得られるものである。
【0012】
また、リサンプリング101では、歪みのモデリング100で補正画像5での画素A’(x,y)の位置に対応する観測画像4の画素A(p,l)の位置が求まると、この画素A(p,l)の位置での画素の強度を求め、それを補正画像5の画素A’(x,y)での画素の強度とするものである。
【0013】
図9は図8におけるリサンプリング101の説明図であって、図7に示した観測画像4と補正画像5とでもって説明する。なお、7は観測画像4での画素の中心位置(以下、画素位置という)である。
【0014】
同図において、図8で説明した歪みのモデリング100により、補正画像5の画素A’(x,y)の位置に対応する観測画像4の画素A(p,l)の位置が求まるのであるが、画素A(p,l)の位置は、図示するように、一般にセンサによる観測データの画素位置7に一致しない。そこで、この画素A(p,l)の位置における観測データの強度を、この画素A(p,l)の位置の周辺の実際に得られた画素位置7の画素強度から補間によって求める必要がある。このための補間方法としては、Nearest Neighbor,Bilinear,Cubic Convolutionなどの補間式が一般に用いられる。
【0015】
ところで、従来、上記の原理に基づく衛星観測画像データの第1の補正方法としては、オルソ補正の方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【0016】
これは、図8の歪みのモデリング100を次の数1で表わすものである。
【0017】
【数1】
Figure 2003323611
この式はRational polynomial methodと呼ばれるものであって、撮影した画像毎にその都度、x,y,zの多項式の係数を、地上基準点GCP(Ground ControlPoint)を用いることにより、以下に説明するように計算して求め、得られた係数を用いた数1により、補正画像5の各画素位置に対する観測画像4の位置を求めるものである。
【0018】
図10はかかる地上基準点を用いた第1の補正方法の説明図である。
【0019】
同図において、観測画像4において、複数の地上基準点Gi(i=1,2,……)、例えば、3個の地上基準点G1,G2,G3を選定する。かかる地上基準点は、観測画像4で形状や位置が鮮明に識別できるものであり、かつこれら地上基準点の位置に対応する補正画像5での位置座標が、地図からの読み取りにより、あるいは測量により、正確に得られるものである。補正画像5では、これら地上基準点G1,G2,G3に対応する位置を夫々G1’,G2’,G3’として示している。
【0020】
このようにして、観測画像4での複数の地上基準点Gi(pi,li)とこれらに対応する補正画像5での位置Gi’(xi,yi,zi)とが求まると、これら地上基準点Gi(pi,li)の画素座標値と位置Gi’(xi,yi,zi)の地図座標値とから、数1で示す多項式の未知の係数を最小自乗法で求めることができ、これにより、逆写像F-1が可能となる。なお、多項式の次数は、地上基準点GCPの数や歪みの状況に応じて適宜設定する。
【0021】
この第1の方法によると、観測対象地域の標高データDEM(Digital ElevationModel)と地上基準点とがあれば、衛星の軌道データ,姿勢データ或いは衛星のセンサの光学モデルがなくても、歪みのモデリング及びそれを用いた補正処理が可能である、という利点がある。
【0022】
また、従来の衛星観測画像データの第2の補正方法としては、非オルソ補正、即ち、地表の標高による起伏を考慮しない方法として、次のような方法も知られている。これは、衛星の軌道データや姿勢データ,衛星のセンサの光学モデルを用いた幾何モデルによる方法である。この方法は、補正画像を等間隔の格子でもってブロックに分け、ブロック毎に歪みのモデル式を求めることに特徴がある。
【0023】
図11はこの第2の補正方法での格子によるブロック分けを説明するための図である。
【0024】
同図において、補正画像5において、縦横に等間隔に格子8を設定し、かかる格子8により、補正画像5を複数のブロック9に区分する。補正画像5での画素位置は、かかるブロック9により、ブロック分けされている。そして、これら格子8が交差する各格子点10に対応する観測画像4の位置を逆写像F-1により求め、得られたこれらの位置を格子点12とする格子13を設定し、かかる格子13により、観測画像4もブロック11によって区分されることになる。一例として、観測画像4での格子点Aが補正画像5での格子点A’の逆写像F-1として求められたものとし、これら格子点A’,Aが対応するものであることを示している。
【0025】
そして、観測画像4のブロック11は補正画像5のいずれかのブロック9と対応することになり、観測画像4と補正画像5とでブロック11,9間が一対一に対応することになる。なお、ブロック9,11は、これらの中で歪みが近似的に均一となるように、設定されるものであり、隣り合うブロック間では、歪みが異なっていてもよい。但し、隣り合うブロックの境界で歪みが連続するように、逆写像F-1が設定されるものである。
【0026】
ここで、逆写像F-1として、次の数2で示すバイリニア関数を用いる。
【0027】
【数2】
Figure 2003323611
ここで、数2では、x,yの0次,1次の項とxyの項とからなり、これにより、隣り合うブロックの境界で歪みが連続するようにしている。なお、x2,y2以上の高次の項を含ませると、隣り合うブロックの境界で歪みの不連続性(段差)が生ずることになり、これをなくすためには、多くの高次の項を付加して画面全体を1つのブロックとみなして計算する必要があり、計算が非常に複雑で時間がかかるものとなる。ここでは、歪みが均一とみてよい程度の大きさのブロックに画像4,5を分割し、このブロック毎にバイリニア関数を求め、これによって逆写像F-1を行なうものであるから、数2のような簡単な式でもって逆写像F-1を行なうことができるのである。この場合、上記のように、xyの項を付加することにより、隣り合うブロックの境界で歪みが連続するようにしているのである。
【0028】
図12は上記のバイリニア関数での係数a0,a1,a2,a3,b0,b1,b2,b3の算出方法を示すフローチャートである。
【0029】
同図において、この計算は、格子点計算200と係数算出201とから構成されている。
【0030】
図11を例にして説明すると、格子点計算200は、補正画像5の各格子点A’(x,y)に対する観測画像4での座標位置A(p,l)を求めるものである。これには、写像F-1が必要となるが、これは、一般に、地上基準点なしには直接得られないので、写像Fの幾何学計算の繰り返し収束演算を用いて求める。
【0031】
図13は写像Fの幾何学計算を示すフローチャートであり、図14は観測画像4の一部の画素位置の配列を示す図である。また、図15は写像Fの幾何学計算の説明のための図である。写像Fは、座標値A(p,l)に対する格子点A’(x,y)を求めるものである。なお、図13における軌道データ14,姿勢データ15,センサ光学モデル16,画素位置データ17が、図8における歪モデル6に相当するものである。
【0032】
図14では、4個の画素位置A1(p1,l1)、A2(p2,l1)、A3(p2,l2)、A4(p1,l2)を示している。まず、画素位置A1(p1,l1)を例にして、図13に示す計算を説明する。
【0033】
図13及び図15において、画素位置A1(p1,l1)の座標値l1からその画素位置A1の撮影時刻tが得られる(ステップ300)。衛星1の軌道データ14と得られた撮影時刻tとから座標値l1の撮影時の衛星1の慣性空間における位置(衛星位置)が得られ(ステップ301)、この衛星位置と衛星1でのセンサの光学モデル16とから座標値l1の撮影時のセンサの光学中心の慣性空間での位置(センサ光学中心)19が得られる(ステップ302)。
【0034】
また、ステップ300で得られた撮影時刻tと衛星1の姿勢データ15とからこの撮影時刻tでの衛星1の慣性空間における姿勢(衛星姿勢)が得られ(ステップ303)、この衛星姿勢とセンサの光学モデル16と画素位置データ17(ここでは、画素位置A1(p1,l1)での座標値p1)とから、センサ面20上のこの座標値p1に該当するセンサ素子(即ち、セル)の位置21を通る、画素位置A1(p1,l1)に対する視線ベクトル22が慣性空間で求められる(ステップ304)。そして、ステップ302で求めたセンサ光学中心19から延びる視線ベクトル22と地表モデル23との交点24が得られる(ステップ305)。この交点24が観測画像4の画素位置A1(p1,l1)の地表モデル23上の緯度,経度で示される位置を表わするものであり、これと所定の地図投影法18による計算により、補正画像5での画素位置A1(p1,l1)に対応する座標位置A’(x,y)を求める。なお、地表モデル23としては、通常、回転楕円体を用いる。
【0035】
ところで、このようにして求めた画素位置A1(p1,l1)に対応する座標位置A’(x,y)は、補正画像5で設定された格子点10(図11)とは一致しない。そこで、図14での画素位置A1(p1,l1)に隣接する画素位置、例えば、画素位置A2(p2,l1)を選択し、これについて同様の計算を行ない、補正画像5での画素位置A2(p2,l1)に対応する座標位置A’(x,y)を求める。そして、これでも補正画像5で設定された格子点10と一致しない場合には、再び他の画素位置を選択して同様の計算を行ない、というようにして繰り返し計算を行なって計算結果が補正画像5の格子点10に収束するようにしていき、例えば、4ないし5回程度の計算により、補正画像5の格子点A’(x,y)に対応する観測画像4の画素位置A(p,l)が近似的に求める。
【0036】
そして、かかる計算を補正画像5の格子点10毎に行ない、補正画像5の各格子点10に対応する観測画像4の画素位置A(p,l)が得られることになる。以上が図12における格子点計算200である。
【0037】
図12における係数算出201では、図11に示す補正画像5の各ブロック9毎に上記数2で示すバイリニア関数の係数a0,a1,a2,a3,b1,b2,b3を求めるものである。つまり、ブロック9毎にバイリニア関数を求めるものである。
【0038】
例えば、図16に示すように、補正画像5でのブロック9に対して、観測画像4では、ブロック11が対応するものとすると、ブロック11内の画素をブロック9内に逆写像F-1するためのバイリニア関数を求めるのが、この係数算出201である。このために、これらブロック9,11の四隅の格子点の座標値を用いて数2のa0,a1,a2,a3,b1,b2,b3を求める。
【0039】
ここで、ブロック9での四隅の格子点A1’(x1,y1),A2’(x2,y1),A3’(x2,y2),A4’(x1,y2)はブロック11の四隅の格子点(画素位置)A1(p1,l1),A2(p2,l2),A3(p3,l3),A4(p4,l4)に対応するものであり、従って、ブロック9,11の四隅の格子点の座標対((x1,y1),(p1,l1))、((x2,y1),(p2,l2))、((x2,y2),(p3,l3))、((x1,y2),(p4,l4))から、次の数3で示す連立方程式、即ち、
【数3】
Figure 2003323611
を解くことにより、所望の係数a0,a1,a2,a3,b1,b2,b3が得られる。このようにして得られたこれら係数を数2に代入することにより、これらブロック9,11に対するバイリニア関数が得られ、これがブロック9内の画素位置に対するブロック11内の画素位置を示すことになる。なお、かかるバイリニア関数により、ブロック9内の画素位置がブロック11内の画素位置に一致しない場合には、図9で説明したような補間処理を行なうことはいうまでもない。
【0040】
そして、以上のような係数算出201(図12)を補正画像5のブロック9毎に行なうことにより、これらブロック9毎のバイリニア関数が得られることになり、観測画像4から補正画像5への逆写像F-1が可能となる。
【0041】
この第2の方法には、(1)ブロック毎のバイリニアモデルなので、第1の方法のごとき最小自乗法に起因する誤差の発散がない、(2)ブロックの境界で歪みモデルが連続である、(3)数3を用いるので、補正画像の1点1点の位置座標の計算の演算量が数1の多項式に比べて小さい、(4)地上基準点がなくてもモデリングができる、(5)なお、地上基準点がある場合にそれを用いて衛星の軌道データ、姿勢データに含まれる誤差を推定し、それを補正することにより、よりモデリングの精度が高められるという利点がある。
【0042】
【非特許文献1】
Demystification of IKONOS by Thierry Toutin and Philip Cheng Earth Observation Magazine vol.9,No.7,pp.17-21,2000
【0043】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記第1の補正方法では、(1)モデリングのために地上基準点が必須であり、地図などが整備されていない地域などで地上基準点が得られない場合に適用ができない、(2)モデリングの精度が地上基準点の数,配置に依存し、かかる数,配置によっては、多項式の係数の推定精度が劣化し、特に、地上基準点以外での誤差が発散する恐れがある、(3)補正画像の一つ一つに対して、上記数1の計算が必要となり、補正処理の計算量が大きくなるという問題点があった。
【0044】
また、上記第2の補正方法は、地表面が起伏しない回転楕円体モデルで近似しているので、観測対象地域の標高データDEMを考慮し、地面の起伏に起因する倒れ込み歪を考慮したオルソ補正には、そのまま適用できない、という問題があった。
【0045】
ここで、図17により、地面の起伏に起因する倒れ込み歪について説明する。
【0046】
同図において、上記第2の補正方法によると、回転楕円体の地表モデル23に対し、実際には、起伏した地表面25がある。そこで、衛星10の撮影により、上記のようにして観測画像4を得る場合、センサ面20でのセルSについてみると、このセルSは、上記のようにして求めたセンサ光学中心19と視線ベクトル22とにより、地表モデル23との交点P1を所定の地図投影法で表わした座標を補正画像の画素位置とするものであるが、実際には、起伏する地表面25との交点Qを通る鉛直線と地表モデル23との交点P2を所定の地図投影法で表わした座標が正しい補正画像の画素位置となるものである。これら交点P1と交点P2との位置ずれに相当する補正画像上の位置ずれを倒れ込み歪δという。
【0047】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、地上基準点を必要とせず、画像全体で誤差の発散がなくて計算量が過大となることなく、しかも、地表面の起伏に起因する倒れ込み歪を補正可能とした衛星画像のオルソ補正方法を提供することにある。
【0048】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、基準回転楕円体地球モデルの海抜標高ゼロの基準面に対して、複数の相異なる標高の基準面を設定し、補正画像を等間隔の格子でブロックに分割し、ブロック毎に、かつ上記複数の標高の基準面毎に、バイリニア関数による歪みのモデル式を求めるものである。
【0049】
また、本発明は、補正画像の各画素位置について、該当するブロックでの画素位置の標高の値を挟む上下の標高の2つの基準面のモデル式を用いて、夫々の標高値に対応する観測画像の画素位置を計算し、標高データの値により、観測画像のこれら2つの画素位置を線形補間して、観測画像の画素位置を求めるものである。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
【0051】
図1は本発明による衛星撮影画像のオルソ補正処理方法の一実施形態を示す説明図であって、26a,26b,26c,26dは基準面である。
【0052】
同図において、地表面25を断面で示しており、補正画像5上で複数の相異なる標高の基準面26a,26b,26c,26dを設定する。ここで、基準面26aは基準回転楕円体の地表モデル23の海抜標高ゼロ(HO=0)の基準面とし、基準面26bは標高H1の基準面、基準面26cは標高H2の基準面、基準面26dは標高H3の基準面であり、H0<H1<H2<H3である。なお、標高H1,H2,H3は夫々、所望とするように適宜設定される。
【0053】
図1では、ブロック1,2,3を示している。そして、ブロック毎に各基準面でのバイリニア関数を求め、これを用いることにより、各基準面毎にその画素位置に対する観測画像での画素位置を求める。このようにして求めた基準面での画素位置と観測画像4での画素位置との対応関係を用いて、地表面25上での画素位置と観測画像4での画素位置との対応関係を求めるものであり、これにより、地表面25の起伏に起因する歪をなくすようにするものである。
【0054】
以下、かかる処理について説明する。
【0055】
図2はこの実施形態の補正処理を示すフローチャートであって、図8に示した補正処理での歪みのモデリング処理100に相当するものである。
【0056】
補正画像5には、図1に示したように、複数の基準面26a〜26dが設定されており、これら基準面に、互いに対応するようにして、先の従来技術と同様、等間隔の格子によってブロックが設定されている。補正画像を等間隔の格子によりブロックに区分する。
【0057】
いま、補正画像4での着目画素A’の座標を、この着目画像A’が起伏する地表面25上にあって標高データDEMで与えられる標高zを有していることから、(x,y,z)と表わすことにする。
【0058】
そこで、図2において、まず、着目画素A’の座標値(x,y)をもとに該当するブロックを求める(ステップ400)。図1の場合、ブロック1が求められる。
【0059】
次に、この着目画素A’の標高zをもとに、この着目画素A’の位置を直接上下に挟む2つの基準面を求める。この標高値zが標高値Hi(但し、i=0,1,2,……)の基準面と標高値Hi+1の基準面との間、即ち、
【数4】
Figure 2003323611
であるとき、標高値Hi,Hi+1の基準面を求める。図1の場合、標高値H0の基準面26aと標高値H1の基準面26bとが求まることになる(ステップ401)。なお、ブロック2の点Bでは、標高値H0の基準面26aと標高値H1の基準面26bとが求まり、点Cでは、標高値H1の基準面26bと標高値H2の基準面26cとが求まる。
【0060】
そして、求めた標高値Hiの基準面での上記数2で示すバイリニア関数の係数a0,a1,a2,a3,b0,b1,b2,b3を後述する方法で求め、これら係数を用いたバイリニア関数を用いて、標高値Hiの基準面での画素位置Ai'(xi,yi)に対応する観測画像5での座標値Ai(pi,li)を求める(ステップ402)。同様にして、標高値Hi+1の基準面における画素位置Ai+1’(xi+1,yi+1)に対応する観測画像4での座標値Ai+1(pi+1,li+1)を求める。図1の場合には、標高値H0の基準面26aでの画素位置A0'(x0,y0,z0)に対応する観測画像5での座標値A0(p0,l0)と、標高値H1の基準面26bにおける画素位置A1’(x1,y1,z1)に対応する観測画像4での座標値A1(p1,l1)が求まることになる(ステップ123)。
【0061】
次に、観測画像4において、座標値Ai+1と座標値Aiとから着目画素A’の標高zに対する座標値位置A(p,l)を、次の数5により、
【数5】
Figure 2003323611
線形補間して求める(ステップ404)。
【0062】
図3は図2におけるステップ402,403でのバイリニア関数の係数の算出方法を示すフローチャートである。
【0063】
同図において、標高が異なる各基準面毎に、図12で説明した計算を行なうものである。ここで、格子点計算500は図12での格子点計算200と同様のものであり、係数算出501も図12での係数算出201と同様のものである。格子点計算500での写像Fの幾何学計算も、図13に示したものと同様である。但し、図3に示す計算では、計算の基準となる基準面が標高値Hiに応じて変更されるものである。
【0064】
これを図4でもって説明すると、補正画像5での同じブロックの標高値H0 ,Hi,Hi+1の基準面26a,26i,26i+1について、基準面26aでの位置P0に対し、基準面26i,26i+1では、この位置P0の真上の位置Pi,Pi+1(即ち、位置P0と緯度経度が同じ位置)が対応する。そこで、基準面26aでの位置P0に対するセンサ面20でのセルをS1とすると、基準面26iでの位置Piに対するセンサ面20でのセルはセルS2であり、基準面26i+1での位置Pi+1に対するセンサ面20でのセルはセルS3である。
【0065】
このように、同じ緯度,経度の位置であっても、標高が異なる基準面に応じてセルが異なることなり、従って、基準面に応じてセルを異ならせる処理、即ち、図13での座標値p及びlを修正することが必要となる。
【0066】
図5は複数の標高が異なる基準面に対する観測画像4での格子点の写像を示す図であり、27a,27b,27c,27dはブロックである。
【0067】
同図において、ブロック27aは図1での基準面26aに対する領域でのブロック1に対応するものであり、ブロック27bは同じく基準面26bに対する領域でのブロック1に対応するものであり、ブロック27cは同じく基準面26cに対する領域でのブロック1に、ブロック27dは同じく基準面26dに対する領域でのブロック1に夫々対応するものである。このように、補正画像5の同じブロックであっても、基準面26a,26b,26c,26d毎に観測画像4でのブロックが異なることになる。これは、図3での格子点計算500において、図13における座標値17を標高に応じて修正したことによるものである。
【0068】
このようにして、格子点計算500により、補正画像5の基準面毎の格子点位置とこれに対する観測画像4での画素位置が求まると、係数算出501により、図12に示した係数算出201と同様にして、各基準面でのブロック毎に上記数2で示すバイリニア関数の係数a0,a1,a2,a3,b0,b1,b2,b3が求められ、各基準面でのブロック毎のバイリニア関数が得られる。
【0069】
そこで、例えば、図1での補正画像4でのブロック1の標高値zの画素位置A’に対する観測画像4での画素位置Aを求める場合には、得られたバイリニア関数により、この画素位置A’を直接挟む基準面26a,26bのブロック1に対する観測画像4でのブロック27a,27b(図5)において、基準面26aでの画素位置A’に対応する画素位置Aa’に対する観測画像4の画素位置Aaをブロック27aから求め、基準面26bでの画素位置A’に対応する画素位置Ab’に対する観測画像4の画素位置Abをブロック27bから求め、これらの得られた画素位置Aa,Abでもって画素位置A’の標高値zに応じた補間処理を行なうことにより、補正画像5での画素位置A’(x,y,z)に対する観測画像4での画素位置A(p,l)が得られることになる。
【0070】
なお、基準面の標高Hiの選定には、次の条件、即ち、
(1)各ブロックについて、該ブロック内の標高値データDEMの最小値と最大値との範囲をカバーするに十分な数の相異なる標高を持つ基準面を設定すること
(2)隣接するブロックの境界で歪みモデルが連続となるように、隣接する2つのブロック夫々の標高値データDEMの変動範囲の共通部分を越える最小の基準標高値とこの共通部分を下まわる最大の基準標高値との間に合まれる全ての基準面の標高値は、これら隣接するブロックで共通の値を設定すること
を考慮する必要がある。
【0071】
なお、この(2)について、図1のブロック2,3を例にして説明すると、ブロック2での標高値の変化は h1〜h3であり、ブロック3での標高値の変化はh2〜h4である。ここで、h1<h2<h3<h4であると、標高の変化範囲h2〜h3は、その範囲でブロック2での標高の変動範囲とブロック3での標高の変動範囲とが重なっており、これがブロック2,3での「隣接する2つのブロック夫々の標高値データDEMの変動範囲の共通部分」である。また、上記の「共通部分を越える最小の基準標高値」は標高値H2であり、また、「共通部分を下まわる最大の基準標高値」は標高値H1である。そして、かかる標高値H1,H2間に基準面を設定するときには、かかる基準面の標高値はブロック2とブロック3とで同じでなければならないとするものである。
【0072】
また、標高Hiの間隔は、ブロック内の標高値データDEMの変動の大きさ、ブロックのオフネデイア角(衛星10の直下点から計った斜視角の大きさ)によって決定できる。
【0073】
即ち、バイリニアモデルの近似誤差と倒れ込み量の標高値に対する線形近似誤差との合計が、補正後の誤差の許容値の範囲に収まればよい。定性的には、ブロック内の標高変動が大きいとき、斜視角が大きいとき、夫々倒れ込み量及びその線形近似誤差が大きくなるので、標高Hiの間隔を小さくする必要がある。予めこの近似誤差をモデル計算などにより推定して、間隔を決めることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、(1)与えられた標高データDEMを用いて、地表面の起伏に起因する倒れ込み歪を補正できる、(2)ブロック毎のバイリニアモデルなので、Rational polynomial methodの多項式を最小自乗法で求めることに起因する誤差の発散がない、(3)ブロックの境界で歪みモデルが連続である、(4)地上基準点がなくても、モデリングができる、(5)地上基準点がある場合には、それを用いて衛星の軌道データや姿勢データに含まれる誤差を推定し、それを補正することにより、モデリングの精度がより高められ、補正精度を向上できるという効果が得られる。これにより、精度と計算量の両面で実用的な衛星画像のオルソ補正方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衛星撮影画像のオルソ補正処理方法の一実施形態を示す説明図である。
【図2】図1に示す実施形態の補正処理を示すフローチャートである。
【図3】図2におけるステップ402,403でのバイリニア関数の係数の算出方法を示すフローチャートである。
【図4】図3における格子点計算500の説明図である。
【図5】複数の標高が異なる基準面に対する観測画像の格子点の写像を示す図である。
【図6】衛星による画像撮影の説明図である。
【図7】衛星画像の補正の原理を示す図である。
【図8】観測画像の補正処理を示すフロ一チャートである。
【図9】図8におけるリサンプリングの説明図である。
【図10】地上基準点を用いた観測画像の第1の補正方法の説明図である。
【図11】観測画像の第2の補正方法での格子点,ブロックを説明するための図である。
【図12】バイリニア関数での係数の算出方法を示すフローチャートである。
【図13】図12における格子点計算200での写像Fの幾何学計算を示すフローチャートである。
【図14】観測画像の一部の画素位置の配列を示す図である。
【図15】図13での写像Fの幾何学計算の説明のための図である。
【図16】補正画像と観測画像とでのブロックの関係を説明するための図である。
【図17】標高による倒れ込み歪を説明するための図である。
【符号の説明】
1 衛星
2 地表
3 地表観測線
4 観測画像
5 補正画像
6 歪モデル
7 画素位置
8 格子
9 ブロック
10 格子点
11 ブロック
12 格子点
13 格子
14 軌道データ
15 姿勢データ
16 センサ光学モデル
17 座標値
18 地図投影法
19 センサ光学中心
20 センサ面
21 センサ素子位置
22 視線ベクトル
23 地表モデル
24 交点
25 地表面
26a〜26d,26i,26i+1 基準面
27a〜27d ブロック

Claims (2)

  1. 補正画像の画素位置と衛星による観測画像の画素位置とを対応づける歪みのモデリング処理と、該歪のモデリング処理に従って該観測画像の画素強度を補間するリサンプリング処理とからなる衛星撮影画像のオルソ補正処理方法において、
    該歪みのモデリング処理が、基準回転楕円体地球モデルの海抜標高ゼロの基準面に対して、複数の相異なる標高の基準面を設定するとともに、該補正画像を等間隔の格子でもって複数のブロックに分割し、
    該補正画像の各画素位置に該当する該ブロックを求め、求めた該ブロックにおける該画素位置の標高の値を挟む上下の2つの基準面を求め、該ブロックの該基準面毎に求めたバイリニア関数による歪みのモデル式を用いて、夫々の標高値に対応する観測画像の画素位置を計算し、該補正画像の該画素位置の標高の値により、計算した2つの該画素位置を線形補間して、該補正画像での該画素位置に対する観測画像の画素位置を求めることを特徴とする衛星観測画像のオルソ補正処理方法。
  2. 請求項1において、
    前記各ブロックでは、前記ブロック内の画素位置の標高の値の最小値と最大値とによる範囲を力バーするに十分な数の相異なる標高の基準面が設定され、
    隣接する2つのブロックでの標高の値の変動範囲の共通部分を越える最小の基準標高値と該共通部分を下まわる最大の基準標高値との間に含まれる全ての基準面の標高の値がこれら隣接するブロックで共通の値であることを特徴とする衛星観測画像のオルソ補正処理方法。
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