JP2003323276A - 情報処理装置および印刷装置およびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents

情報処理装置および印刷装置およびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム

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JP2003323276A
JP2003323276A JP2002130232A JP2002130232A JP2003323276A JP 2003323276 A JP2003323276 A JP 2003323276A JP 2002130232 A JP2002130232 A JP 2002130232A JP 2002130232 A JP2002130232 A JP 2002130232A JP 2003323276 A JP2003323276 A JP 2003323276A
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Masaji Munekuni
雅次 宗國
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、正常に用紙出力が完了して印
刷装置にジョブログとして登録されたプリントジョブ
と、再送信される可能性のあるプリントジョブとを選別
し、不要なプリントジョブを確実に削除するジョブ管理
を行えることである。 【解決手段】 プリンタ20に送信されたプリントジョ
ブをハードディスク18に記憶した状態で、プリントジ
ョブに所定の識別情報を付加してプリンタ20に送信し
た後、CPU14がプリンタ20のジョブログ格納部2
1で管理されるジョブログを取得し、該取得されたジョ
ブログに基づき記憶されているプリントジョブの削除処
理を制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置と通信し
てプリントジョブを送信する情報処理装置および印刷装
置およびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り
可能な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ(PC)
にプリンタが接続され、PCのプリンタドライバにより
生成されたプリントジョブをPCに接続されたプリンタ
に送信し、プリンタで印刷を行うプリンティングシステ
ムでは、PCが生成した複数の印刷要求(プリントジョ
ブ)をプリンタに順次送信し、プリンタで印刷を行って
いる。
【0003】また、PC内で生成したプリントジョブの
削除は、PCがプリンタにプリントジョブの送信が完了
した時点で実行される。このようなプリンティングシス
テムでは、印刷データ送信後にプリンタに印刷処理を続
行できないような障害が発生すると、プリンタがすべて
のページの印刷を完了していない場合でも、PC内のプ
リントジョブは失われてしまい、当該プリントジョブに
対する印刷処理を続行することができない。
【0004】このような事態を回避するために、PCか
らプリンタにジョブを送信する際に、ジョブに固有のジ
ョブIDを付加して送信し、プリンタは用紙排出後に該
プリントジョブのジョブIDをネットワークボードの資
源情報管理領域として機能するMIB(Managem
ent Infomation Base)と呼ばれる
領域に書き込み、その領域のジョブIDをPCが一定時
間毎に、例えば簡易ネットワーク制御プロトコル(SN
MP)を介して取得し、該プリントジョブのジョブID
と同一であれば、該プリントジョブの印刷完了確認とし
て、その時点でPC内の、例えばハードディスク等にス
プールされている該プリントジョブを削除するように構
成したものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンティングシステムにおいては、PCがMIBに書
き込まれたジョブIDを取得する前に、次のプリントジ
ョブの印刷が完了すると、前のプリントジョブのジョブ
IDは次のプリントジョブのジョブIDに上書きされて
消えてしまい、前のジョブは、印刷が完了したかどうか
を確認できなくなる事態が発生する。この場合、PC側
では、確認できなかった前のジョブの印刷データをPC
上から削除されることなく記憶装置上に残存し続ける。
【0006】このような事態を回避するため、例えば印
刷ジョブの順序が変更されていないと考えて、次のジョ
ブの印刷が完了したことを確認した場合に、前のジョブ
が印刷が完了したものとみなしていた。
【0007】この場合、印刷完了確認は、不確実なもの
であり、また、印刷ジョブの順序がプリンタ内部で変更
可能となる構成を備えるプリンタの場合には、上記のよ
うな制御を行えないという問題点があった。
【0008】さらに、PCとプリンタが、インタフェー
スポート、例えばパラレルインタフェースポートにより
直接接続されていた場合には、プリンタ側にMIB領域
が確保されていないため、上記のような制御そのものも
適用できないという問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の第1の目的は、印刷装置に送
信されたプリントジョブを記憶した状態で、プリントジ
ョブに所定の識別情報を付加して印刷装置に送信した
後、印刷装置で管理されるジョブログを取得し、該取得
されたジョブログに基づき記憶されているプリントジョ
ブの削除処理を制御することにより、印刷装置がネット
ワークボードを備えているかどうかに左右されることな
く、簡単な構成で、正常に用紙出力が完了して印刷装置
にジョブログとして登録されたプリントジョブと、再送
信される可能性のあるプリントジョブとを選別し、不要
なプリントジョブを確実に削除するジョブ管理を行える
ジョブ管理環境を容易に構築できる情報処理装置および
ジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記
憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0010】第2の目的は、プリントジョブに対する用
紙出力状態を調査して、用紙出力状態から正常終了した
プリントジョブをジョブログを作成して記憶装置に登録
し、情報処理装置からのジョブログ取得要求に基づき登
録されたジョブログを情報処理装置に送信することによ
り、印刷装置がネットワークボードを備えているかどう
かに左右されることなく、簡単な構成で、正常に用紙出
力が完了して印刷装置にジョブログとして登録されたプ
リントジョブと、再送信される可能性のあるプリントジ
ョブとを選別するための情報を情報処理装置に通知でき
るジョブ管理環境を容易に構築できる印刷装置およびジ
ョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶
媒体およびプログラムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、印刷装置と通信してプリントジョブを送信する情報
処理装置であって、前記プリントジョブに所定の識別情
報を付加する付加手段(図1に示すCPU14の付加処
理機能に相当)と、前記印刷装置に送信されたプリント
ジョブを記憶する記憶手段(図1に示すハードディスク
18等に相当)と、前記印刷装置に送信されたプリント
ジョブに対して前記印刷装置で管理されるジョブログを
取得する取得手段(図1に示すCPU14の取得処理機
能に相当)と、前記取得手段により取得されたジョブロ
グに基づき、前記記憶手段に記憶されているプリントジ
ョブの削除処理を制御する第1の制御手段(図1に示す
CPU14のジョブ処理機能に相当)とを有することを
特徴とする。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記転送手段
による前記プリントジョブの転送後、前記印刷装置で所
定の障害が発生しているか否かを判断する判断手段(図
1に示すCPU14の判断処理機能に相当)と、前記判
断手段により所定の障害が発生していると判断した場
合、該転送されたプリントジョブに対する再印刷あるい
は印刷中止を指示する指示手段(図1に示すキーボード
12,マウス13により図示しないユーザインタフェー
スを介して指示する構成に相当)と、前記指示手段によ
る印刷中止指示に基づき、前記記憶手段に記憶されたプ
リントジョブを削除し、前記指示手段による再印刷指示
に基づき、前記記憶手段に記憶されたプリントジョブを
前記印刷装置に再送する第2の制御手段(図1に示すC
PU14のジョブ処理機能に相当)とを有することを特
徴とする。
【0013】本発明に係る第3の発明は、前記印刷装置
とネットワークを介して通信可能であることを特徴とす
る。
【0014】本発明に係る第4の発明は、前記印刷装置
と双方向インタフェースを介して通信可能であることを
特徴とする。
【0015】本発明に係る第5の発明は、情報処理装置
から送信されるプリントジョブを解析して印刷処理を行
う印刷装置であって、前記プリントジョブに対する用紙
出力状態を調査する調査手段(図1に示す印刷制御部2
3の調査機能に相当)と、前記調査手段による用紙出力
状態から正常終了したプリントジョブをジョブログを作
成して記憶装置(図1に示すジョブログ格納部21に相
当)に登録するログ管理手段(図1に示す印刷制御部2
3のログ管理機能に相当)と、前記情報処理装置からの
ジョブログ取得要求に基づき、前記記憶装置に登録され
たジョブログを前記情報処理装置に送信する送信手段
(図1に示す印刷制御部23のログ送信機能に相当)と
を有することを特徴とする。
【0016】本発明に係る第6の発明は、前記記憶装置
は、不揮発性記憶メモリであることを特徴とする。
【0017】本発明に係る第7の発明は、前記情報処理
装置とネットワークを介して通信可能であることを特徴
とする。
【0018】本発明に係る第8の発明は、前記情報処理
装置と双方向インタフェースを介して通信可能であるこ
とを特徴とする。
【0019】本発明に係る第9の発明は、印刷装置と通
信してプリントジョブを送信する情報処理装置における
ジョブ処理方法であって、前記プリントジョブに所定の
識別情報を付加する付加ステップ(図示しない)と、前
記印刷装置に送信されたプリントジョブを記憶手段に記
憶する記憶ステップ(図示しない)と、前記印刷装置に
送信されたプリントジョブに対して前記印刷装置で管理
されるジョブログを取得する取得ステップ(図2に示す
ステップ(301))と、前記取得ステップにより取得
されたジョブログに基づき、前記記憶手段に記憶されて
いるプリントジョブの削除処理を制御する第1の制御ス
テップ(図2に示すステップ(304),(307))
とを有することを特徴とする。
【0020】本発明に係る第10の発明は、前記転送ス
テップによる前記プリントジョブの転送後、前記印刷装
置で所定の障害が発生しているか否かを判断する判断ス
テップ(図2に示すステップ(303))と、前記判断
ステップにより所定の障害が発生していると判断した場
合、該転送されたプリントジョブに対する再印刷あるい
は印刷中止を指示する指示ステップ(図2に示すステッ
プ(306))と、前記指示ステップによる印刷中止指
示に基づき、前記記憶手段に記憶されたプリントジョブ
を削除し、前記指示ステップによる再印刷指示に基づ
き、前記記憶手段に記憶されたプリントジョブを前記印
刷装置に再送する第2の制御ステップ(図2に示すステ
ップ(307))とを有することを特徴とする。
【0021】本発明に係る第11の発明は、前記印刷装
置とネットワークを介して通信可能であることを特徴と
する。
【0022】本発明に係る第12の発明は、前記印刷装
置と双方向インタフェースを介して通信可能であること
を特徴とする。
【0023】本発明に係る第13の発明は、情報処理装
置から送信されるプリントジョブを解析して印刷処理を
行う印刷装置におけるジョブ処理方法であって、前記プ
リントジョブに対する用紙出力状態を調査する調査ステ
ップ(図示しない)と、前記調査ステップによる用紙出
力状態から正常終了したプリントジョブをジョブログを
作成して記憶装置に登録するログ管理ステップ(図示し
ない)と、前記情報処理装置からのジョブログ取得要求
に基づき、前記記憶装置に登録されたジョブログを前記
情報処理装置に送信する送信ステップ(図示しない)と
を有することを特徴とする。
【0024】本発明に係る第14の発明は、前記記憶装
置は、不揮発性記憶メモリであることを特徴とする。
【0025】本発明に係る第15の発明は、前記情報処
理装置とネットワークを介して通信可能であることを特
徴とする。
【0026】本発明に係る第16の発明は、前記情報処
理装置と双方向インタフェースを介して通信可能である
ことを特徴とする。
【0027】本発明に係る第17の発明は、第9〜第1
6の発明のいずれかのジョブ処理方法を実現するプログ
ラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
【0028】本発明に係る第18の発明は、第9〜第1
6の発明のいずれかのジョブ処理方法を実現するプログ
ラムであることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
す情報処理装置,印刷制御装置を適用可能なプリンティ
ングシステムの一例を示すブロック図であり、例えばネ
ットワークを介して通信可能なプリンタに対応する。な
お、本発明を適用可能なプリンティングシステムは、上
記のようにネットワークを介してPCとプリンタとが接
続される場合に限らず、PCとプリンタとがパラレルイ
ンタフェースポート介して接続される場合にも適用可能
である。
【0030】図1に示すPC10において、14はCP
Uで、キーボード12,マウス13等の入力手段からの
指示に基づき、ディスプレイ11に、ハードディスク1
8に記憶される例えばアプリケーションに基づく操作画
面表示を行う。
【0031】16はRAMで、CPU14のワークメモ
リとして機能する。17はROMで、フォントROM,
プログラムROMから構成されている。15は送受信部
で、いわゆるネットワークカード(NIC)で構成され
ている。NETはネットワークである。
【0032】なお、本実施形態において、印刷データ
は、ハードディスク18に格納されるが、PC10に直
接またはネットワークを介して接続される記憶装置、例
えばフレキシブルディスクやそれに準ずる外部記憶装置
に格納される構成であってもよい。
【0033】プリンタ20において、22は送受信部
で、PC10の送受信部15とネットワークNETを介
して双方向通信可能に構成されている。
【0034】21は例えば不揮発性メモリ媒体で構成さ
れるジョブログ格納部で、課金のためのジョブログや、
PC10からのプリントジョブ結果情報に関する正常終
了状態情報等を格納する。なお、ジョブログ格納部21
の内容は、プリンタ20の電源が切られた状態であって
もその情報は消えることはない。
【0035】23は印刷制御部で、送受信部22を介し
て受信したPC10からのプリントジョブを解析処理す
る。24は印刷データ生成部で、印刷制御部23で解析
されたプリントジョブに従いオブジェクトを印刷部25
が出力可能なラスタイメージに展開処理するための印刷
データを生成する。26は用紙出力部で、排出状態が印
刷制御部23に通知される。
【0036】なお、印刷部25は、印刷データに基づく
ラスタイメージを印刷するエンジンを備え、例えばイン
クジェットエンジンであれば、インクジェットヘッドの
駆動を制御してインク滴を搬送される用紙上に吐出して
画像を出力したり、レーザユニットである場合には、レ
ーザビームを感光体上に走査露光して形成される潜像を
トナーにより顕像化して搬送される記録紙に転写、定着
等を行い画像を出力する。
【0037】このように構成されたプリンティングシス
テムにおいて、プリンタ20の印刷制御部23は、PC
10から発行されるコントロールコマンドにより、プリ
ントジョブの受信,印刷,印刷後の用紙の排出,ジョブ
ログ格納部21に対するジョブログの記録、PC10へ
のジョブログの送信処理を制御する。
【0038】なお、ジョブログ格納部21は、1つのジ
ョブの印刷後、そのジョブのすべての用紙が排出された
後に、所定の項目(印刷正常終了)が記録される。例え
ば印刷が行われなかった場合や、印刷が行われた場合で
あっても、用紙の排出が紙詰まりなどで正常に行われな
かった場合には、所定の項目(印刷正常終了状態)が記
録されない。
【0039】また、上記用紙出力部26は、印刷後の用
紙をトレイなどに排出し、完全に排出されたことを検知
する手段(各種のセンサが用紙搬送路,排紙口,給紙口
等に配置されている)を備え、印刷制御部23にその検
出状態が通知されて、印刷制御部23が排紙状況を認知
することができるように構成されている。
【0040】図2は、本発明に係る情報処理装置におけ
るデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、
PC10によるジョブログに基づくプリントジョブ管理
処理手順に対応する。なお、(301)〜(307)は
各ステップを示す。
【0041】まず、ユーザが、キーボード12またはマ
ウス13などにより印刷処理を実行指示すると、PC1
0は、HD18に格納され、プリントジョブ送信指定さ
れた印刷データに固有のIDを付加し、送受信部15よ
りプリンタ20の送受信部22に対して当該プリントジ
ョブを送信する(301)。
【0042】これを受けて、プリンタ20においては、
送受信部22が受信したプリントジョブから印刷データ
生成部24にて用紙に印刷できるラスタイメージデータ
を生成して、印刷部25にて用紙に印刷処理を行う。そ
の後、印刷された用紙を用紙出力部26により排出す
る。用紙出力部は、用紙が排出されたことを検知し、印
刷制御部23がこの信号を受け取ると、プリントジョブ
より取り出したジョブ情報に基づいて、固有のIDと印
刷結果を含む図示しない項目をジョブログ格納部21に
格納する。
【0043】そして、PC10は、プリンタ20のジョ
ブログ取得要求をプリンタ20に発行して、プリンタ2
0からジョブログ格納部21に格納されているジョブロ
グを取得する(302)。
【0044】なお、一度読み取ったジョブに関するログ
は、プリンタ20から削除されるか、特定のマークが付
加されて、2度は読み取られる対象から除外されるもの
として、ネットワーク上のトラフィックを削減してい
る。
【0045】次に、受信したジョブログをCPU14が
解析して、何らかの障害が発生しているか否かを判断し
(303)、何らかの障害が発生していると判断した場
合には、ディスプレイ11に当該プリントジョブを再印
刷するか、中止するかを選択する画面を表示して、その
時、ユーザが選択指示した項目が「再印刷」/または
「中止」のいずれであるかを判断し(306)、ユーザ
が「再印刷」を選択したと判断した場合には、ステップ
(301)へ戻り、プリンタ20に対してプリントジョ
ブの再送信処理を行う。
【0046】一方、ステップ(306)で、ユーザが
「中止」を選択したと判断した場合には、PC10内
の、例えばハードディスク18に格納されている印刷デ
ータとしてのプリントジョブを削除して(307)、処
理を終了する。
【0047】一方、ステップ(303)で、障害が発生
していないと判断した場合は、PC10が取得したジョ
ブログを解析して、プリンタ20に送信したプリントジ
ョブに付加されたジョブIDと同じジョブIDがあるか
どうかを判断して(304)、同じジョブIDがあった
と判断した場合には、該プリントジョブの印刷が正常に
完了したものとみなして、ステップ(307)へ進み、
プリントジョブの削除処理を行い、処理を終了する。
【0048】一方、ステップ(304)で、ログに付加
されたジョブIDと同じジョブIDがないと判断した場
合は、ユーザが設定したN秒を待って(305)、ステ
ップ(302)へ戻り、ジョブログ取得処理を再開す
る。
【0049】これにより、プリンタ20に送信したプリ
ントジョブの排紙を検出した時点を捉えてジョブログを
ジョブログ格納部21に記録管理し、該ジョブログ格納
部21の内容をPC10が取得コマンドを発行すること
により取得されるジョブログをPC10が解析して、ハ
ードディスク18等に記憶している送信済みのプリント
ジョブの削除処理を実行するので、プリンタ20で何ら
かの障害が発生していることに起因して印刷終了がログ
として記録されていないプリントジョブを削除してしま
う事態を回避できるため、従来であれば再印刷不能とな
るプリントジョブを速やかに再印刷処理することが可能
となる。
【0050】また、本実施形態では、ネットワークボー
ド上の記憶領域を利用しないので、ネットワーク環境の
プリンティングシステムであっても、あるいはパラレル
インタフェースで接続されるプリンティングシステムで
あっても、印刷が完了したかどうかを確認して、印刷完
了してプリントジョブを速やかに削除して、印刷完了し
ていないプリントジョブのみを記憶管理するというエラ
ーリカバリ処理を円滑に行うことができる。
【0051】〔他の実施形態〕以下、図3に示すメモリ
マップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み出し
可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0052】図3は、本発明に係る情報処理装置で読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0053】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0054】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0055】本実施形態における図2に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。
【0056】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0057】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0058】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードデ
ィスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,
CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0059】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0060】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
処理装置およびジョブ処理方法およびコンピュータが読
み取り可能な記憶媒体およびプログラムによれば、印刷
装置に送信されたプリントジョブを記憶した状態で、プ
リントジョブに所定の識別情報を付加して印刷装置に送
信した後、印刷装置で管理されるジョブログを取得し、
該取得されたジョブログに基づき記憶されているプリン
トジョブの削除処理を制御するので、印刷装置がネット
ワークボードを備えているかどうかに左右されることな
く、簡単な構成で、正常に用紙出力が完了して印刷装置
にジョブログとして登録されたプリントジョブと、再送
信される可能性のあるプリントジョブとを選別し、不要
なプリントジョブを確実に削除するジョブ管理を行え
る。
【0062】また、本発明に係る印刷装置およびジョブ
処理方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体
およびプログラムによれば、プリントジョブに対する用
紙出力状態を調査して、用紙出力状態から正常終了した
プリントジョブをジョブログを作成して記憶装置に登録
し、情報処理装置からのジョブログ取得要求に基づき登
録されたジョブログを情報処理装置に送信するので、印
刷装置がネットワークボードを備えているかどうかに左
右されることなく、簡単な構成で、正常に用紙出力が完
了して印刷装置にジョブログとして登録されたプリント
ジョブと、再送信される可能性のあるプリントジョブと
を選別するための情報を情報処理装置に通知できるジョ
ブ管理環境を容易に構築できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す情報処理装置,印刷
制御装置を適用可能なプリンティングシステムの一例を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【符号の説明】
10 PC 11 ディスプレイ 12 キーボード 13 マウス 14 CPU 15 送受信部 16 RAM 17 ROM 18 HD 20 プリンタ 21 ジョブログ格納部 22 送受信部 23 印刷制御部 24 印刷データ生成部 25 印刷部 26 用紙出力部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置と通信してプリントジョブを送
    信する情報処理装置であって、 前記プリントジョブに所定の識別情報を付加する付加手
    段と、 前記印刷装置に送信されたプリントジョブを記憶する記
    憶手段と、 前記印刷装置に送信されたプリントジョブに対して前記
    印刷装置で管理されるジョブログを取得する取得手段
    と、 前記取得手段により取得されたジョブログに基づき、前
    記記憶手段に記憶されているプリントジョブの削除処理
    を制御する第1の制御手段と、を有することを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記転送手段による前記プリントジョブ
    の転送後、前記印刷装置で所定の障害が発生しているか
    否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により所定の障害が発生していると判断し
    た場合、該転送されたプリントジョブに対する再印刷あ
    るいは印刷中止を指示する指示手段と、 前記指示手段による印刷中止指示に基づき、前記記憶手
    段に記憶されたプリントジョブを削除し、前記指示手段
    による再印刷指示に基づき、前記記憶手段に記憶された
    プリントジョブを前記印刷装置に再送する第2の制御手
    段と、を有することを特徴とする請求項1記載の情報処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷装置とネットワークを介して通
    信可能であることを特徴とする請求項1または2記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷装置と双方向インタフェースを
    介して通信可能であることを特徴とする請求項1または
    2記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 情報処理装置から送信されるプリントジ
    ョブを解析して印刷処理を行う印刷装置であって、 前記プリントジョブに対する用紙出力状態を調査する調
    査手段と、 前記調査手段による用紙出力状態から正常終了したプリ
    ントジョブをジョブログを作成して記憶装置に登録する
    ログ管理手段と、 前記情報処理装置からのジョブログ取得要求に基づき、
    前記記憶装置に登録されたジョブログを前記情報処理装
    置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置は、不揮発性記憶メモリで
    あることを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記情報処理装置とネットワークを介し
    て通信可能であることを特徴とする請求項5または6記
    載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置と双方向インタフェー
    スを介して通信可能であることを特徴とする請求項5ま
    たは6記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 印刷装置と通信してプリントジョブを送
    信する情報処理装置におけるジョブ処理方法であって、 前記プリントジョブに所定の識別情報を付加する付加ス
    テップと、 前記印刷装置に送信されたプリントジョブを記憶手段に
    記憶する記憶ステップと、 前記印刷装置に送信されたプリントジョブに対して前記
    印刷装置で管理されるジョブログを取得する取得ステッ
    プと、 前記取得ステップにより取得されたジョブログに基づ
    き、前記記憶手段に記憶されているプリントジョブの削
    除処理を制御する第1の制御ステップと、を有すること
    を特徴とするジョブ処理方法。
  10. 【請求項10】 前記転送ステップによる前記プリント
    ジョブの転送後、前記印刷装置で所定の障害が発生して
    いるか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップにより所定の障害が発生していると判
    断した場合、該転送されたプリントジョブに対する再印
    刷あるいは印刷中止を指示する指示ステップと、 前記指示ステップによる印刷中止指示に基づき、前記記
    憶手段に記憶されたプリントジョブを削除し、前記指示
    ステップによる再印刷指示に基づき、前記記憶手段に記
    憶されたプリントジョブを前記印刷装置に再送する第2
    の制御ステップと、 を有することを特徴とする請求項9記載のジョブ処理方
    法。
  11. 【請求項11】 前記印刷装置とネットワークを介して
    通信可能であることを特徴とする請求項9または10記
    載のジョブ処理方法。
  12. 【請求項12】 前記印刷装置と双方向インタフェース
    を介して通信可能であることを特徴とする請求項9また
    は10記載のジョブ処理方法。
  13. 【請求項13】 情報処理装置から送信されるプリント
    ジョブを解析して印刷処理を行う印刷装置におけるジョ
    ブ処理方法であって、 前記プリントジョブに対する用紙出力状態を調査する調
    査ステップと、 前記調査ステップによる用紙出力状態から正常終了した
    プリントジョブをジョブログを作成して記憶装置に登録
    するログ管理ステップと、 前記情報処理装置からのジョブログ取得要求に基づき、
    前記記憶装置に登録されたジョブログを前記情報処理装
    置に送信する送信ステップと、を有することを特徴とす
    るジョブ処理方法。
  14. 【請求項14】 前記記憶装置は、不揮発性記憶メモリ
    であることを特徴とする請求項13記載のジョブ処理方
    法。
  15. 【請求項15】 前記情報処理装置とネットワークを介
    して通信可能であることを特徴とする請求項13または
    14記載のジョブ処理方法。
  16. 【請求項16】 前記情報処理装置と双方向インタフェ
    ースを介して通信可能であることを特徴とする請求項1
    3または14記載のジョブ処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項9〜16のいずれかに記載のジ
    ョブ処理方法を実現するプログラムを記憶したことを特
    徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  18. 【請求項18】 請求項9〜16のいずれかに記載のジ
    ョブ処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006309755A (ja) * 2005-04-15 2006-11-09 Toshiba Corp タグ情報を使用してコマンドバッファから廃棄されたエントリを除去するシステム及び方法
US8520238B2 (en) 2008-12-08 2013-08-27 Oki Data Corporation Printing apparatus and printing system having fault recovery
US8625124B2 (en) 2006-07-06 2014-01-07 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming device capable of transmitting document to another device

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