JP2003322825A - 自動立体光学装置 - Google Patents

自動立体光学装置

Info

Publication number
JP2003322825A
JP2003322825A JP2003057203A JP2003057203A JP2003322825A JP 2003322825 A JP2003322825 A JP 2003322825A JP 2003057203 A JP2003057203 A JP 2003057203A JP 2003057203 A JP2003057203 A JP 2003057203A JP 2003322825 A JP2003322825 A JP 2003322825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pupil
autostereoscopic
curved
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003057203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4233357B2 (ja
Inventor
John A Agostinelli
ジョン・アルフォンス・アゴスティネリ
Joshua M Cobb
ジョシュア・エム・コッブ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2003322825A publication Critical patent/JP2003322825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4233357B2 publication Critical patent/JP4233357B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/20Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes
    • G02B30/26Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images by providing first and second parallax images to an observer's left and right eyes of the autostereoscopic type
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/363Image reproducers using image projection screens
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/10Processing, recording or transmission of stereoscopic or multi-view image signals
    • H04N13/194Transmission of image signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/324Colour aspects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実質的に単心的な自動立体光学装置を提供す
る。 【解決手段】 実質的に単心的配置の光学部品が、可撓
性光導波路を用いた共振ファイバ・スキャナ(137)
の共振作動により、電子的にスキャンされた仮想画像を
立体表示し、さらにボールレンズアセンブリ(30)を
用いて、湾曲鏡(24)の焦点表層(22)の近くに、
中間実像画像として投射する。左右中間画像要素の各々
を形成するために、別々の左右画像生成システム(7
0)は、各々、変調光線をボールレンズアセンブリ(3
0)によって投影用曲面(40)上へ向ける、光ファイ
バ(138)の共振カンチレバー部(139)を含む、
共振ファイバ・スキャナ(137)を含んでいる。光学
構成要素の単心的配置は、看者(12)の対応する左右
の視覚瞳孔(14)に左右のスキャン・ボールレンズ瞳
孔を結像し、投影構成要素のための単一の曲率中心を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電子的に生
成された画像を見るための自動立体表示システムに関
し、特に、非常に広い視野および大きな出口瞳孔を提供
するために、光学部品の単心配置を有する、画像形成用
共振光ファイバ部材を用いた、左右の目の画像を生成す
る装置および方法に関連する。
【0002】
【従来の技術】自動立体表示システムの潜在的価値は、
娯楽およびシミュレーション分野で特に広く認められて
いる。自動立体表示システムは「浸入(immersi
on)」システムを含み、非常に広い視野を有する三次
元画像で看者を視覚的に囲むことにより、看者に現実的
な視覚経験を提供することを目的とする。これを含む、
立体ディスプレイのより大きな集合と差別化するものと
して、本自動立体ディスプレイは、例えば、ゴーグル、
ヘッドギア、または特別な眼鏡など、いかなるタイプの
着用可能装置にも、いかなる必要条件を付加しない点で
特徴づけられる。すなわち、自動立体ディスプレイは、
「自然な」視覚状況を看者に提供しようとするものであ
る。
【0003】非特許文献1において、キンツ(G.J.
Kintz)は、自動立体ディスプレイに広い視野を提
供する、1つの方法を開示している。キンツ(Kint
z)方式を用いると、いかなる眼鏡またはヘッドギアも
使用する必要はない。しかし、看者の頭部は、LEDエ
ミッタのアレイを有する急速回転球状シェルの範囲内に
配置されなければならず、視準された仮想画像を形成す
るために、単心的な鏡により、結像される。キンツ(K
intz)の設計は、広い視野を有する実際的な自動立
体的システムに、1つの解決法を提供するものの、この
設計は相当な欠点を有している。キンツ(Kintz)
の設計の不利な点の1つは、看者の頭部が、急速回転し
ている表層の近傍になければならないことである。こう
した方法では、回転表層上の構成要素との接触による事
故および損傷の可能性を、最小化する処置が必要とな
る。保護遮蔽が備えられていてさえ、急速可動表層の近
くは、少なくとも、看者に若干の不安を引き起こすよう
なものであった。加えて、この種のシステムの使用は、
頭部運動に相当な制約を課す。
【0004】看者の眼球上へ1対のプロジェクタの出口
瞳孔を結像させて作動する、自動立体システムの1クラ
スが、ベントン(S.A.Benton)、スロウエ
(T.E.Slowe)、クロップ(A.B.Krop
p)、およびスミス(S.L.Smith)による非特
許文献2に概説されている。非特許文献2で、ベントン
(Benton)により概説されているように、瞳孔結
像は、大きなレンズまたは鏡を用いて実行可能である。
看者は、結像瞳孔と眼球が一致する限り、いかなる種類
のアイ・ウエアも着用せずに、乱れのない立体的情景を
見ることが出来る。
【0005】瞳孔結像を用いた自動立体ディスプレイ・
システムにより提供される、視覚経験の値およびリアル
な品質が、広い視野および大きな出口瞳孔を有する、三
次元画像を表示することにより強化されていることは、
直ちに認めることが出来る。この種のシステムは、看者
が、我慢し難い状態で頭部運動を拘束されることもな
く、さらに、看者がゴーグルまたは他の装置を着用する
必要もなく、快適に座っていることが出来る場合、臨場
感ある視覚機能には最も効果的なものである。完全に満
足し得る三次元視覚のためには、こうしたシステムは、
左右の眼球に、別々の高解像度画像を提供しなければな
らない。こうしたシステムが、実際の床面積も容積もほ
とんど占めないにもかかわらず、視野の深さ並びに幅に
対して錯覚を引き起こすという小型化設計であれば、最
も有利となることもまた、直ちに認識されることであ
る。最も臨場感ある視覚経験を与えるには、看者に、遠
く離れているように見えるように配置された、仮想画像
を提供しなければならない。
【0006】また、よせ運動および遠近調節に関連す
る、デプスキュー間のコンフリクトが、逆に視覚経験に
効果をもたらすことはよく知られている。よせ運動は、
看者の目が、視野の中で、対象物の別々の画像を融合さ
せようと、交差する度合いに関連する。よせ運動が減少
すると、知覚された対象物はより遠くにあることにな
る。遠近調節は、看者の眼球のレンズが、注目している
対象物の網膜上の焦点を維持する形に変化する必要条件
に関連している。看者が、暫時よせ運動および遠近調節
のためのデプスキューが合わなくなる状態に置かれる
と、看者の奥行き感覚の一時的な低下が起こり得ること
が知られている。また、遠近調節キューが遠い画像位置
と一致する場合、奥行き感覚に対するこの負の効果が緩
和可能であることも知られている。
【0007】従来の自動立体ディスプレイ装置の実施例
は、特許文献1(リチャーズ(Richards))に
おいて、開示されており、そこでは、着座した看者は、
各眼球用の別々のプロジェクタから発生し、多くの鏡か
ら成る画像処理システムを用いて、看者の方へ向かう画
像によって生成される、明瞭な三次元視覚の効果を経験
する。
【0008】立体結像の従来の解決の、若干の方法につ
いて上述したが、改良の余地は残っている。例えば、若
干の初期の立体視システムは、三次元視覚経験を提供す
るために、特別な被り物、ゴーグルまたは眼鏡を使用し
た。こうしたシステムの実施例として1つだけ挙げる
と、デンティンガー(Dentinger)他によると
特許文献2では、三次元効果を出すために、各眼球に選
択的に適切な画像を送るよう、看者が一組の受動的な極
性を持つ眼鏡を着用することを必要とする、投影表示シ
ステムを開示している。
【0009】確かに、若干の状況では、例えば、シミュ
レーション・アプリケーションのように、立体視のため
にある種のヘッドギアが適当と考え得ることもある。こ
うしたアプリケーションのために、特許文献3(フィッ
シャー(Fisher))では、立体視覚に広い視野を
提供する、投影表示ヘッドギアを開示している。しか
し、可能ならば、看者がいかなる種類の装置も着用する
必要のない、自動立体視を提供することが有利であり、
これは、特許文献1の装置で開示されている。頭部運動
にある程度の自由を実現することも有利な点である。対
照的に、特許文献4(ウォーカー(Walker)他)
では、看者の頭部が、一定の位置において維持される、
ハング‐グライディング・シミュレーション・システム
を開示している。この種の解決法が、特許文献4(ウォ
ーカー(Walker)他)で開示される限られたシミ
ュレーション環境で許容され、さらに装置の全体的な光
学設計を単純化することが出来ても、頭部運動の制約
は、浸入システムの不利な点だと言える。特に、特許文
献4(ウォーカー(Walker))は、狭い視覚開口
を導入し、効果的に視野を制限した。複合した、軸外し
方向に配置された従来の投影レンズは、所望の瞳孔サイ
ズ出力を得るために用いるスケーリングで、特許文献4
において開示された装置で使用される。
【0010】多くのシステムが、2つの異なる距離にあ
る、2台のスクリーンのビームスプリッタを通って、看
者に提供されることにより、看者に立体効果を提供する
ために開発され、特許文献5(ビルズ(Biles))
において開示されているように、それによって立体画像
結像錯覚を引き起こした。しかし、この種のシステム
は、小さな視覚角度に限られ、したがって、臨場感ある
視覚経験を提供することに適していない。加えて、この
種のシステムを用いて表示される画像は、看者のごく近
傍に示される実像であるため、恐らく、それに見合った
上述のよせ運動/遠近調節課題を導くことになる。
【0011】一般に、よせ運動/遠近調節効果を最小化
するために、三次元視覚システムは、実写であれ、仮想
であれ、看者から比較的遠い距離に、1対の立体画像を
表示しなければならない。実像のために、大きな表示ス
クリーンを使用しなければならないこの方法は、看者か
ら適度な距離をおいて配置されるのが好ましい。しか
し、特許文献4(ウォーカー(Walker)他)にお
いて開示されているように、仮想画像のために、比較的
小さくカーブした鏡が使用可能である。カーブした鏡
は、コリメータとして作用し、看者から遠い距離に仮想
画像を提供する。立体的結像の他のシステムは、非特許
文献3で開示されており、そこでは、伸張可能な膜鏡を
使用している。非特許文献3(マッケイ(McKay)
論文)において開示される装置が、小さな出口瞳孔を提
供するにもかかわらず、この瞳孔が、投影光学を単純に
拡大・縮小することにより、いくぶん拡大可能であった
と考えられる。しかし、従来の投影光学の使用、さら
に、膜鏡湾曲を制限する次元上の制約のために、非特許
文献3(マッケイ(McKay)論文)で開示される装
置は、視野を制限するものであった。
【0012】また、湾曲鏡は、立体システムの実像を提
供するために用いられ、そこでは、湾曲鏡はコリメータ
として使われていない。この種のシステムは、特許文献
6(ケンプ(Kempf))、および、特許文献7(デ
ンビス(Davis)他)などで開示されている。しか
し、小さな視野のみが必要とされる場合、このようなシ
ステムは一般に適切である。
【0013】特に、既存の立体表示の解決は、画像が曲
面から投射されている場合でさえ、その画像を平面スク
リーンに映している。これは、結果として、望ましくな
い歪曲、および他の画像異常を導くことになりかねず、
さらに視野を拘束し、全体的に画質を制限する。
【0014】光学的遠近法から、瞳孔結像を用いる自動
立体的な設計が有利であることが分る。瞳孔結像のため
に設計されたシステムは、左右の瞳孔へ対応する別々の
画像を提供し最も自然な視覚状況を提供し、さらには、
ゴーグルもしくは特別なヘッドギアのいかなる必要性も
除去しなければならない。加えて、この種のシステム
が、若干の運動の自由を可能にし、超広角視野を実現す
るために、看者に対して、可能な限り大きな瞳孔を提供
することが有利である。光学技術において、これらの各
必要条件が、単独で達成されるのは困難であろうという
ことは、認識されるものである。理想的な自動立体的な
結像システムは、より完全で満足し得る、リアルな視覚
経験を提供するために、双方の必要条件のための要求に
応じなければならない。加えて、この種のシステムは、
高輝度および高コントラストを伴った、リアルな結像の
ための、充分な解像度を提供しなければならない。さら
に、小さなフットプリントを有するシステムの必要性か
ら生じる物理的制約、および、各眼球に向けられる別画
像が有効に間隔を置かれ、目視のために正しく分離され
るよう、眼間分離を踏まえた大きさの制約も考慮されね
ばならない。眼間距離制約が、単に投影レンズを拡大・
縮小することによって与えられた超広角視野では、より
大きな瞳孔直径を達成する能力を制限する点に注意する
ことは、有益である。
【0015】単心的な画像処理システムは、例えば、特
許文献8(オフナー(Offner))において開示さ
れるように、重要な効果を平坦な目的物の高解像度結像
に提供することを示し、さらにそれは、球面鏡の配置
が、装置拡大のために設計される結像システムの、曲率
中心と一致するようにすることを教示する。特許文献8
(オフナー(Offner))の特許において開示され
る、単心的な装置は、多くの画像異常タイプを最小化
し、概念的に直接的であり、さらに、高解像度光反射式
結像システムに於ける、簡略光学設計を可能にしてい
る。鏡およびレンズの単心的配置は、また、特許文献9
(シェーファー(Shafer))おいて開示されてい
るように、広い視野を有する望遠システムに効果を提供
することが知られている。しかし、全体的な単純性のた
めの、さらに、歪曲および光学異常を最小化するための
単心設計の効果は認知可能であるが、同時にこの種の設
計概念は、合理的に小規模な総体的フットプリントを持
ち、広い視野と大きな出口瞳孔を必要とする浸入システ
ムを実現することは困難であると言える。さらに、完全
な単心設計は、左右の瞳孔のための別々の画像を必要と
する、フル立体結像に必要な条件を満たさない。
【0016】特許文献4において開示されているよう
に、従来の広視野の投影レンズは、瞳孔結像自動立体デ
ィスプレイの投影レンズとして使用可能である。しか
し、従来の方法に伴う多くの不利な点がある。効果的浸
入視覚のために必要とされるような、角視野が可能な広
角レンズ・システムは、非常に複雑で、高価なものであ
る。例えば、ドイツ、イェナ(Jena)のカールツァ
イス社(Carl−Zeiss−Stiftung)に
より製造される登録商標ビオゴン(Biogon
レンズのような、大きなフォーマット・カメラ用の典型
的広角度レンズは、75度の角視野が可能である。ビオ
ゴン(Biogon)レンズは、7つの構成要素レンズ
から成り、直径80mmを超えるにもかかわらず、10
mmの瞳孔を提供するだけである。より大きな瞳孔サイ
ズのために、レンズは大きさを拡大・縮小される必要が
ある;しかし、視覚位置の眼間距離と関連して、この種
のレンズ・ボディの大きな直径は、自動立体浸入システ
ムのための重要な設計問題を導く。左右の目のアセンブ
リが並んで配置可能となるための、高価なレンズ切断
は、それによって、人間の眼間分離を有した、一貫して
間隔を置かれる1対のレンズ瞳孔を達成し、困難な製造
課題を引き起こしている。眼間距離の限界は、各々の目
のための投影装置の空間の位置決めを拘束し、レンズの
単純なスケーリングによる瞳孔サイズのスケーリングを
排除している。さらに、効果的浸入システムは、最も都
合よく、好ましくは90度を十分に超える非常に広い視
野を可能にし、好ましくは20mm以上の大きな直径の
出口瞳孔を提供する。
【0017】大きな視野の視覚アプリケーションの代わ
りとして、ボール・レンズが専門光学的機能に使用さ
れ、特に、小型化されたボール・レンズは、ファイバー
・オプティックス継手および伝送アプリケーションに使
用されたが、例えば、特許文献10(ジェウエル(Je
well))においては、結合装置内でのミニチュア・
ボール・レンズの有利な使用が開示されている。より大
きなスケール上では、ボール・レンズが天文追跡装置の
範囲内で利用可能なことが、特許文献11マントラバデ
ィ(Mantravadi)他)において開示されてい
る。特許文献11マントラバディ(Mantravad
i)他の特許)では、ボール・レンズは、最小の軸外し
異常、もしくは最小の歪曲で、60度を超える広い視野
を実現するため導入されている。特に、固有の光軸の欠
如が都合よく使われ、その結果、ボール・レンズを通過
するあらゆる主要な光線は、それ自身の光軸を定めるよ
う考慮可能である。入射光の角度変化に関連する照明減
少が小さいため、単一のボール・レンズは、このアプリ
ケーションにおいて、宇宙から複数のセンサまで有利に
光を導くために用いられている。特に、ボール・レンズ
の出力での光検出器は、湾曲した焦点面に沿って配置さ
れる。
【0018】広角結像用の球状またはボール・レンズの
利点は、また、特許文献12(ビリングロス(Bill
ing−Ross)他)において開示される、宇宙船の
姿勢決定装置において利用されている。ここでは、鏡ア
レイにより、光線をボール・レンズに通過させる。この
レンズの形状は、レンズを通過する光線が、画像表層に
対して通常の入射であるため、有利である。光線は、こ
のようにレンズの中心方向へ屈折し、結果として広い視
野を有する結像システムとなる。
【0019】ボール・レンズ特徴を利用した、他の専門
的な使用は、特許文献13(ヘイフォード(Hayfo
rd)他)において開示されている。特許文献13(ヘ
イフォード(Hayford)他の特許)の光学配列で
は、例えば非線形経路に沿った、CRT生成2次元画像
の伝送方向を指示し、結果として、パイロット用ヘッド
ギアに付属したボール・レンズが、コリメートされた入
力画像を、パイロットから見て光学上無限遠にあるよう
に結像させるものである。
【0020】ボール・レンズの、広角視覚能力の他の用
途は、特許文献14(トンプソン(Thompso
n))において開示されており、それは夜間視用の両眼
光学対物レンズの一部として、ボール・レンズを使用す
ることを教示している。
【0021】上述の、画像映写においてボール・レンズ
の使用を開示する、特許文献14および特許文献13で
は、サポート光学、広い視野結像とともに提供される、
ボール・レンズの全体的な能力が示唆されている。しか
し、特に画像が投射されるよう電子的処理をする、この
種の臨場感ある結像アプリケーション装置での有効利用
には、解決しなければならない多くの課題がある。例え
ば、従来の電子画像プレゼンテーション技術は、空間の
光モジュレータなどの装置を用いて、平坦な表層上へ画
像を提供する。平坦な視野結像でのボール・レンズの性
能は、極めて貧しい。
【0022】広い視野を提供するいかなる種類の光学投
影でも、浸入システムが対処しなければならない、別の
基本光学の限界がある。重要な限界は、ラグランジュ不
変量により賦課される。いかなる結像システムも、ラグ
ランジュ不変量に適合し、それによって、瞳孔サイズお
よびセミフイールド・アングルの製品は、画像サイズお
よび口径数の製品に等しく、光学的システムのための不
変量となる。画像生成器として、比較的小さな口径数を
通して操作可能な、比較的小さな空間光モジュレータま
たは類似したピクセル配列を使用する場合、これは限界
となり得る。なぜなら、装置に関連するラグランジュ値
が小さいからである。しかし、大きな視野に大きな瞳孔
サイズ(すなわち大きな口径数)を提供する、単心結像
システムでは、ラグランジュ値は本質的に大きな値とな
る。このように、この単心画像処理システムが、小さな
ラグランジュ値を有する空間光モジュレータで使われる
場合、画像処理システムの視野もしくは口径のいずれか
または両方が、ラグランジュ値のこうした不適当な組合
せにより、余盛不足となってしまう。ラグランジュ不変
量の詳細な説明のために、非特許文献4が参照される。
【0023】出願中の米国特許出願第09/738,7
47号および米国特許出願第09/854,699号
は、ボール・レンズを用いた広い視野投影の自動立体結
像システムの能力を利用している。これらの同時係属出
願の双方で、各眼球用の投射ボール・レンズに設けられ
る。ソース画像は、完全な二次元画像として発表され、
表層に提示される。これらの各アプリケーションで開示
される画像源は、LCD、DMDまたは類似した装置な
どの二次元アレイである。画像源は、代わりに、走査さ
れた電子ビームにより発生する場合でも、完全な二次元
画像をボール・レンズ投影光学に提供するCRTで可能
であった。
【0024】高輝度画像源が広視野の自動立体結像のた
めに最も有利であることは、光学技術の当業者により認
知され得るものである。しかし、LCDまたはDMDベ
ースのシステムは、従来の自動立体システムに適切な輝
度レベルを達成するために、複合的で高価な、強力な照
明装置を必要とする。他方、CRTおよびOLED技術
は、広視野の自動立体結像に高輝度を提供するような解
決法を提示していない。このように、自動立体結像装置
に十分に適合した、単純で低コストの高輝度画像源の必
要性が認識されている。
【0025】例えば、共振ファイバ光学スキャンは、内
視鏡器材などの診断器具数として提案されている。非特
許文献5は、2次元のスキャン・アプリケーションの振
動する、可撓性光ファイバの使用を記載しており、そこ
では、入力検知機能にスキャンが使われている。共振周
波数で動かされる場合、光ファイバ要素は、周期的な形
で所与の規則的パターンをたどるよう、領域全体を可制
御的にスキャン可能である。この能力を用いて、特許文
献15(シーベル(Seibel)他)は、画像獲得シ
ステムのスキャン構成要素としての、可撓性光ファイバ
の被制御屈折の方法を開示している。
【0026】その一方で、上記の論文において言及され
たように、また、特許文献15に述べられているよう
に、共振ファイバスキャンは、この技術を画像投影装置
などの画像形成に用いる場合、利点がある。
【0027】
【特許文献1】米国特許第5,671,992号明細書
【特許文献2】米国特許第6,034,717号明細書
【特許文献3】米国特許第5,572,229号明細書
【特許文献4】米国特許第5,908,300号明細書
【特許文献5】米国特許第5,255,028号明細書
【特許文献6】米国特許第4,623,223号明細書
【特許文献7】米国特許第4,799,763号明細書
【特許文献8】米国特許第3,748,015号明細書
【特許文献9】米国特許第4,331,390号明細書
【特許文献10】米国特許第5,940,564号明細
【特許文献11】米国特許第5,206,499号明細
【特許文献12】米国特許第5,319,968号明細
【特許文献13】米国特許第4,854,688号明細
【特許文献14】米国特許第4,124,978号明細
【特許文献15】米国特許第6,294,775号明細
【非特許文献1】SID99ダイジェストの中の論文、
「球面パノラマ仮想ディスプレイにおける自動立体的な
特性(Autostereoscopic Prope
rties of Spherical Panora
mic VirtualDisplays)」。
【非特許文献2】論文、立体ディスプレイおよびヴァー
チャル・リアリティ・システム(Stereoscop
ic Display and Virtual Re
ality System)VI、SPIE、1999
年1月、「マイクロポラライザに基づく多数ビューア自
動立体ディスプレイ(Micropolarizer−
based multiple−viewer aut
ostereoscopic display)」。
【非特許文献3】立体ディスプレイおよびヴァーチャル
・リアリティ・システム(Stereoscopic
Display and Virtual Reali
ty System)VII、SPIE会報、3957
巻における、「膜鏡に基礎をおいた、テレ・オペレーシ
ョンおよびテレ・プレゼンス・アプリケーションのため
の自動立体ディスプレイ(Membrane mirr
or basedautostereoscopic
display for tele−operatio
n and telepresence applic
ations)」(マッケイ、メア、メイソン、レビー
(McKay、Mair、Mason、Revi
e))。
【非特許文献4】ウォーレン J.スミス(warre
n J.Smith)による「モデム光学の工学、光学
的システムの設計(Modem optical en
gineering the design of o
ptical systems)」マックグローヒル
(McGraw−Hill)社出版の42−45頁。
【非特許文献5】エリック J.シーベル(Eric
J.Seibel)、クインY.J.スミスウィック
(Quinn Y.J.Smithwick)、クリス
M.ブラウン(Chris M.Brown)、および
パー G.レインホール(Per G.Reinhal
l)による論文、「単一ファイバ内視鏡:小型、高解像
度および広視野のための一般設計(Single fi
ber endoscope:general des
ign for small size,high r
esolution,and wide field
of view)」、SPIE会報、(Proceed
ings of SPIE)、第4158巻(2001
年)29−39頁。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】このように、立体結像
のための必要条件のいくつかを満たす、若干の従来から
のアプローチがある一方で、電子的に生成された画像の
知覚のための、改良された自動立体結像の解決の必要性
がある。ここでの解決とは、構造的に単純な装置を提供
し、異常および画像歪曲を最小化して、広い視野、大き
な瞳孔サイズ、高輝度、および低下されたコストのため
の、所望の必要条件を満たすことである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、看者の
左瞳で目視する左視覚画像、および看者の右瞳で目視す
る右視覚画像からなる立体仮想画像を表示するための、
実質的に単心的な自動立体光学装置を提供することであ
り、この装置は、以下を含む: (a) 左画像生成システム、および、同様に構成され
た右画像生成システム、ここでは、左右の画像生成シス
テムの各々は、画像ピクセルのアレイから成る第1中間
曲面画像を形成し、各画像生成システムは以下を含む: (a1) スキャン・パターンに従って配列された一連
の画像ピクセルとして、変調された光を発するための光
源; (a2) 光源に結合した入力端、および屈折用可撓性
出力端、変調された光を発する出力端を有する光導波
路; (a3) スキャン・パターンに従って光導波路の、前
記可撓性出力端を偏向させるアクチュエータ; (a4) スキャン・パターンに従ってアクチュエータ
で偏向されるにつれて、光導波路の出力端から発される
変調光を受信することにより、第1中間曲面画像をその
上に形成するための曲面; (a5) それにより第1中間湾曲画像を形成するスキ
ャン・パターンに従って、光導波路の可撓性出力端から
発される変調光を、曲面上へリレーするための光リレー
要素; (b) 左画像生成システムから第2中間湾曲画像を形
成するために、左画像生成システムから第1中間湾曲画
像を投射するための、左ボールレンズ瞳孔を有する左ボ
ールレンズアセンブリ; (c) 右画像生成システムから第2中間湾曲画像を形
成するために、右画像生成システムから第1中間湾曲画
像を投射するための、右ボールレンズ瞳孔を有する右ボ
ールレンズアセンブリ; (d) 左視覚瞳孔に左ボールレンズ瞳孔の実像を形成
し、右視覚瞳孔に右ボール・レンズ瞳孔の実像を形成す
るために配置した湾曲鏡;および、左画像生成システム
からの第2中間湾曲画像、および、右画像生成システム
からの第2中間湾曲画像から、仮想立体画像を形成する
湾曲鏡。
【0030】
【作用】本発明の特徴は、光学部品の単心配置を用い、
これにより設計を単純化し、歪曲を最小化して、大きな
出口瞳孔を持つ広い視野を提供することである。
【0031】本発明のさらなる特徴は、スキャンされた
中間画像を提供するための共振ファイバー光学画像源の
使用である。
【0032】本発明のさらなる特徴は、必要とされる光
学コンポーネントの数を最小化する構成、ビームスプリ
ッターの必要を除去する構成さえ含んだ、多数の構成を
可能にするという点である。
【0033】
【発明の効果】本発明の効果は、画像源としての高価な
二次元表層の必要性を除去し、それに代わって、より安
価なスキャンされた共振ファイバー光学源を用いること
である。
【0034】本発明のさらなる効果は、投影用中間画像
の生成に、安価な、明るい光源が使用出来ることであ
る。
【0035】本発明のさらなる効果は、小規模フットプ
リントを有する表示システムに搭載可能なように、光学
部品をコンパクトに配置させることである。
【0036】本発明のさらなる効果は、非常に広い視野
を伴った、高輝度および高コントラストの、高解像度立
体電子結像を実現させることである。本発明は、非常に
光効率的で、投影のための高輝度レベルを提供可能なシ
ステムを提供する。
【0037】本発明のさらなる効果は、従来の投影レン
ズ・システムのコストと比較して、安価な広視野立体投
影の解決法を提供することである。
【0038】本発明のさらなる効果は、看者に、ゴーグ
ルその他の装置を着用させることなく、立体視覚を提供
することである。
【0039】本発明のさらなる効果は、ディスプレイに
対する、看者の非臨界配置に、充分な大きさの出口瞳孔
を提供することである。
【0040】本発明のこれらの、および他の目的、特徴
および効果は、本発明の実施例の記載および図示を、図
面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより、
当業者にとって明らかなものとなる。
【0041】本願明細書は、特に本発明の主題を指摘
し、明確に請求する請求項で完結するものであるが、さ
らに本発明は、添付の図面を参照することにより、以下
の説明からよりよく理解されるものと考えられる:
【0042】
【発明の実施の形態】本説明は、特に本発明の装置の一
部を成す要素、もしくは、装置とより直接に協働する要
素に向けられている。ここに特に示されていない、もし
くは記載されていない要素が、当業者にとって周知の、
さまざまな形を取り得ることは、理解されるべきであ
る。
【0043】図1を参照すると、自動立体結像システム
10の斜視図が示されている。看者12は、概して、左
右の視覚瞳孔14l、14rから仮想立体画像を知覚す
る位置に着席している。看者12の左右の眼球瞳孔68
l(図1の図では見えない)、68rが、対応する左右
の視覚瞳孔14l、14rの位置と一致する場合に、最
適の視覚状況が得られる。
【0044】左の画像生成システム70lおよび右側の
画像生成システム70rは、立体的目視のために仮想画
像106を提供するために共同で作動する。左右の画像
生成システム70l、70rの両者は、同様に作動し、
自動立体結像システム10の他の要素と相互に作用す
る;単純性のために、図1では、左光路が表示および指
示されている。左の画像生成システム70lは、左曲面
表層40lに、左ボールレンズアセンブリ30l用の第
1左中間湾曲画像75lを生成する。左ボールレンズア
センブリ30lは、第1左中間湾曲画像75lを投射
し、それは、湾曲鏡24の正面焦点表層22付近で、第
2左中間湾曲画像76lを形成するためにビームスプリ
ッター16から反射される。同様の方法で、第2右中間
湾曲画像76rは、右ボール・レンズ30rにより投射
される第1右中間湾曲画像75rを、右曲面表層40r
上に形成することにより生成される。湾曲鏡24は、第
2左中間湾曲画像76l、および、同様に第2右中間湾
曲画像76rから、左右の視覚瞳孔14l、14rで看
者12に提示される仮想画像106を形成するために、
ビームスプリッター16と協働する。看者12にとって
仮想画像106は、湾曲鏡24の後方、湾曲鏡24の近
くと無限後方との間のどこかにあるように見える。
【0045】以下の説明は、主に瞳孔14l、14rの
何れか一方に光を送る、光学構成要素に注目している。
すぐ上に述べたように、左画像生成システム70lおよ
び右画像生成システム70r、および、左右の光路の両
者に対しても、同等の光学要素が導入されていることを
強調する必要がある。明瞭さのために、以後の説明は、
左右の光路における構成要素双方に、等しく適用され
る。正確さのために必要な場合にだけ、左右の光路の識
別がなされている。(この理由のために、必要でない限
り、部品番号に添付の、左の「l」または右の「r」の
指摘は、この説明から省略されている。)
【0046】図1に示すように、看者12によって知覚
される立体画像用の、2つの構成要素がある点に留意す
る必要がある。単純さのために、図1には、左視覚瞳孔
14lを生成するための光路のみを点線で示している。
湾曲鏡24による画像化のために、左右の視覚瞳孔14
l、14rの投影経路は、自動立体画像処理システム内
10で交差する。正面焦点表層22は、湾曲鏡24の曲
率中心C付近の光学的中心に置かれる。焦点Fは、投
影経路が交差する所での焦点表層22上の位置である。
【0047】図1は、解決されるべき若干の主要課題
を、光学設計透視図から描いて、本発明により提供され
る解決法の概要を示している。最も生き生きした立体視
覚を実現するために、主要設計の考え方を確認すること
は、有益である。看者12に対し、効果的浸入体験を提
供するには、広い視野が重要であり、従来技術では60
度を越すものが利用可能である。看者12により快適に
使用されるためには、瞳孔視覚14l、14rは、十分
に大きくなければならない。設計目的として、本発明の
自動立体結像システム10は、直径20mmを上回る視
覚瞳孔14を備えた、少なくとも90度の視野を提供す
ることを目的とする。人体の眼間分離範囲にわたって視
覚可能な立体仮想画像を提供するために、ボールレンズ
アセンブリ30l、30rは、経験的に決定された適切
な軸間距離で、効果的に分離される。
【0048】あるいは、スキャン・ボールレンズアセン
ブリ30l、30r間の軸間距離は、看者12の眼間寸
法に適合するように、手動で調整可能、または自動立体
結像システム10により自動的に検出、および調整可能
である。例えば、左右の画像生成システム70l、70
r、および対応する左右のボールレンズアセンブリ30
l、30rの構成要素は、ブームに載置可能であり、眼
間距離差を補償するために、各画像生成システム70l
/70rの互いに対応する移動が可能であった。ボール
レンズを用いた、左右の眼球の投影アセンブリの自動検
出および調整を記載した、共通に譲渡された出願中の米
国特許出願番号第09/854,699号が参照され
る。この、先の出願内で開示されるものと同じフィード
バック・ループ装置およびその方法は、また、本発明の
対応する装置のために適用可能であった。
【0049】画像経路の単心設計 本発明の装置の光学部品の実質的単心配置は、画像歪曲
を最小化するために、そして、視野を最大にするため
に、多くの明確な効果を提供している。図2を参照する
と、ここでは折り込み形式で、左右画像経路の双方に適
用可能な、光路の主要構成要素の光学同心の関係が、側
面図に示されている。鏡24の曲率中心はCであり、
左右のボールレンズアセンブリ30l、30r間の中間
に光学的に位置している。図2に示される一般設計で
は、曲面40は、その曲率半径の中心が、ボールレンズ
アセンブリ30の中心CまたはCと同一となるよ
う、湾曲していることが好ましい。この同心装置は、ビ
ームスプリッター16と協働して、ボールレンズアセン
ブリ30が第2中間湾曲画像76を形成するのを可能に
するが、光学上それはボールレンズアセンブリ30と同
一の曲率中心CまたはC を共有することになる。湾
曲鏡24の焦点Fmirrorは、焦点表層22と光軸
Oとの交点に位置する。湾曲鏡24は、再び中心C
たはCで、スキャン・ボールレンズアセンブリと同一
の曲率中心を共有する、球状であることが好ましい。
【0050】図2が、折り込み光路の構成要素に関係し
た、一般的な第1近似を与えることに気づくことは有益
である。図2でCと附番された、湾曲鏡24の曲率中
心の実際の位置は、図2の側面図では分離しているよう
に見えないが、それぞれCおよびCと附番された、
左右のスキャン・ボールレンズアセンブリ30l、30
rの曲率中心の間にある。分離した左右スキャン・ボー
ルレンズアセンブリ30l、30rが存在し、対応し
て、看者12の人体の左右の眼球瞳孔68l、68rに
眼間距離が存在するため、幾何学上完全な、光学構成要
素の単心性は実現できない。近似的なものとして、実質
的な単心性が、図2の中心Csに関連して実現される。
また、看者12のための、左右のスキャン・ボールレン
ズアセンブリ30l、30rの理想的な配置が、それぞ
れ、湾曲鏡24により形成されるそれらの実像が、左右
視覚瞳孔14l、14rの位置および眼間分離と、一致
することに留意するのは有益である。
【0051】再び図1を参照して、第2中間画像76の
最適位置は、焦点表層22「付近」と考え得る範囲内に
ある。好適範囲は、外部限界としての焦点表層22自体
から、焦点表層22と湾曲鏡24の表層との間の距離の
ほぼ20%以内である内部限界までである。第2中間画
像76が焦点表層22と看者12との間に生成される場
合、仮想画像106は焦点がずれているように見えるだ
ろう。
【0052】ボールレンズアセンブリ30は、中心Cに
曲率中心を持つ球状であるため、図2に示される折り込
み構成として、最小画像歪曲での、広い視野が提供可能
である。本発明の設計が、単一瞳孔拡大に最適化されて
いる点に留意する必要がある;しかし、単一瞳孔拡大か
らの若干の変更も可能であり、本発明の範囲内である。
【0053】ボールレンズアセンブリ30の動作 ボールレンズアセンブリ30l/30rは、関連する左
または右の光学システムの投影レンズとして機能する。
図3を参照すると、各ボールレンズアセンブリ30に提
供された、同心構成が示されている。中心球面レンズ4
6は、メニスカス・レンズ42、44の間に配置され、
メニスカス・レンズ42、44は、屈折インデックスを
有し、さらに他の特徴として、光学的設計技術上周知の
ように、軸上球状および色彩歪曲を最小化するものであ
る。絞り48は、入口瞳孔を、ボールレンズアセンブリ
30の範囲内に制限する。絞り48は、物理的である必
要はなく、全反射のような光学効果を用いて、代わりに
インプリメントさせることが出来る。光路に関連して、
絞り48は、ボールレンズアセンブリ30に対する出口
瞳孔を定めるのに役立つ。
【0054】好ましい実施例では、メニスカス・レンズ
42、44は、画像歪曲を減少させ、湾曲鏡24へ投射
される画像の画質を最適化するために選ばれる。ボール
レンズアセンブリ30は、中心球面レンズ46を囲んで
配置した、いかなる数の支持レンズからも構成可能であ
った点に留意されねばならない。これらの支持レンズの
表面は、いかに多く使用されようとも、共通の曲率中心
Cを中心球面レンズ46と共有する。さらに、本発明の
範囲内で、ボールレンズアセンブリ30の、レンズ構成
要素に使用される屈折材料は、変更可能であった。例え
ば、中心球面レンズ46は、標準ガラス・レンズに加
え、プラスチック、油、その他液体物質、アプリケーシ
ョンの必要条件の元に選択された、他のいかなる屈折材
料からなってもよい。ボールレンズアセンブリ30内の
メニスカス・レンズ42、44、および他のいかなる追
加的な支持レンズも、全て本発明の範囲内である、ガラ
ス、プラスチック、囲まれた液体、または他の適切な屈
折材料で出来ていてもよい。最も単純な実施例では、ボ
ールレンズアセンブリ30は、追加的な支持屈折の構成
要素を持たない、単一の中心球面レンズ46からなって
もよい。
【0055】画像生成システム70 図4を参照すると、画像生成システム70の構成要素の
配置が、更に詳細に示されている。デジタル画像源から
の画像データは、光源143変調用論理制御および駆動
電子機器を含む、光源ドライバ14lへ入力される。光
源143は、第1中間湾曲画像75の形成に用いる、変
調光信号を出力する。光源143は、光導波路として使
われる、光ファイバ138に結合される。光学技術では
周知の、光ファイバへの光源の結合の技術は、例えば、
端‐結合およびレンズ結合を含む。好ましい実施例で
は、光源143は、直接変調可能なレーザーである。
【0056】光源143および光ファイバ138は、第
1中間湾曲画像75を形成するために共振ファイバ・ス
キャナ137およびリレーレンズアセンブリ122と協
働する。個々のピクセル104から成る第1中間湾曲画
像75は、ボールレンズアセンブリ30により、投影用
曲面40上に形成される。
【0057】共振ファイバ・スキャナ137は、共振カ
ンチレバー部139として作用する、光ファイバ138
の端‐部分と、共振カンチレバー部139の運動を駆動
するアクチュエータ140とを含んでいる。アクチュエ
ータ140自体は、光源143に制御信号を提供する光
源ドライバ14lと同期する、ドライブ信号により制御
される。
【0058】リレーレンズアセンブリ122は、光源1
43および共振ファイバ・スキャナ137の相互作用に
より生成された、対応するスキャナ・ピクセル104’
から、第1中間湾曲画像75の各画像ピクセル104を
形成する、光学リレー要素として作用する。この機能の
一部として、リレーレンズアセンブリ122は、曲面4
0上の第1中間湾曲画像75に、必要とされる視野曲率
を提供しなければならない。図4の概略図に示されてい
るように、リレーレンズアセンブリ122は、画像を、
共振カンチレバー部139の動作により形成される第一
曲率から、曲面40により形成される第2曲率へリレー
するために必要とされてもよい。このように、リレーレ
ンズアセンブリ122は、この目的のために最適に構成
される、いかなる数のレンズからも構成可能である。他
の選択肢として、リレーレンズアセンブリ122は、例
えばマサチューセッツ州、チャールトンのインコム(I
ncom)社製造のもののようにファイバ光学面板、も
しくは共振カンチレバー部139の出力端とクローズカ
ップルド(close−coupled)した、ファイ
バ光学ビレットなどを含んでいてもよい。
【0059】図4に示されているように、共振カンチレ
バー部139の出力端は、画像ピクセル104の二次元
画像アレイ内の各画像ピクセル104を提供するため
に、時間配列の形で変調された点光源として作用する、
単一スキャナ・ピクセル104’を、一度に送り出す。
共振ファイバ・スキャナ137は、上で参照した、エリ
ックJ.シーベル(Eric J.Seibel)、ク
イン Y.J.スミスウィック(Quinn Y.J.
Smithwick)、クリス M.ブラウン(Chr
is M.Brown)、およびG.ラインホール
(G.Reinhall)による、「単一ファイバ内視
鏡:小型、高解像度および広い視野のための一般設計
(Single fiber endoscope:g
eneral design for small s
ize,high resolution,and w
ide field of view)」と題された論
文、SPIE会報、第4158巻(2001)、29−
39頁、で開示されているように作動する。
【0060】アクチュエータ140は、共振カンチレバ
ー部139に対し、必要な共振振動を提供するのに適し
た、多くのアクチュエータのいずれでもよい。適切な種
類のアクチュエータ140の例は、圧電バイモルフもし
くは圧電チューブアクチュエータを含んでいる;例え
ば、マサチューセッツ州、ホプキントンのバルペイフィ
ッシャー(ValpeyFisher)社から入手可能
な圧電セラミック・チューブなど。他の適切なアクチュ
エータは、例えば、以下のものでもよい。ボイスコイ
ル、共振スキャナ、マイクロ−エレクトロ−メカニカル
−ストラクチャー(MEMS)アクチュエータ、検流
計、静電アクチュエータなどの電気力学的な装置を含
む、電磁アクチュエータ;および、例えば、偏心カムと
組み合わせた1つ以上のモーターなどの機械式アクチュ
エータ。
【0061】アクチュエータ140が、共振カンチレバ
ー部139の出力端に与えるスキャン・パターンは、多
くの方法で、画像ピクセル104の完全な二次元アレイ
をたどることが出来る。最も簡単なスキャン・パターン
は、例えば、従来のCRT電子ビーム・スキャンに用い
られる、直線スキャン・パターンである。しかし、他の
パターンも可能である。例えば、画像生成システム70
の目的が、湾曲画像の提供であるから、螺旋形状、また
は同心円から成るスキャン・パターンが効果的かも知れ
ない。上に引用した論文に書かれているプロペラ・スキ
ャンなど、他のスキャンは、なんらかの結像条件に対し
て有利かもしれない。用いられたスキャン・パターン
が、スキャナ・ピクセル104’のシーケンスを決定す
るものとなることが重要である。
【0062】好ましい実施例では、曲面40は、ボール
レンズアセンブリ30の曲率中心Cと一致する曲率中心
を有する、拡散湾曲表層である。再び図4に示されるよ
うに、ボールレンズアセンブリ30は、第2中間湾曲画
像76を形成するために、第1中間湾曲画像75を投射
する。
【0063】曲面40およびボールレンズアセンブリ3
0の単心配置は、曲面40上に形成される、第1左/右
中間湾曲画像75l/75rの投射のための視野歪曲、
および軸上歪曲を最小化する。図3に戻って参照する
と、曲面40は、ボールレンズアセンブリ30によって
受け取られる、無数の分散点光源50の光の集合と考え
ることが出来る。湾曲拡散表層40上に第1中間湾曲画
像75を提供することにより、出口瞳孔サイズ、および
視野角に対するラグランジュ不変量の制約は、事実上克
服される。図1に示される構成要素に関して、曲面40
は、画像生成システム70の特性である低ラグランジュ
不変量を、ボールレンズアセンブリ30、ビームスプリ
ッター16および湾曲鏡24を含む、立体的な投影構成
要素の、より高いラグランジュ不変量に適合させるイン
タフェースとして作用する。ラグランジュ不変量の制約
を克服することにより、曲面40の使用は、こうしてボ
ールレンズアセンブリ30による、画像の広角度投影を
可能にする。
【0064】曲面40の機能は、ボールレンズアセンブ
リ30による広画像角投影のために、出来るだけ高輝度
で、リレーレンズアセンブリ122からリレーされた光
を拡散することである。看者12が投射画像を最終的に
知覚し得るには、各点光源50が効果的にボールレンズ
アセンブリ30の絞り48を満たすことが重要である。
これが達成された場合、眼球を視覚瞳孔14l/14r
に位置させた看者12は、視覚瞳孔14l/14rの範
囲内のいかなる位置からも、全投射された画像を見るこ
とが出来る。
【0065】好ましい実施例では、曲面40は、レンズ
に施されるようなコーティングを施された、表層から成
る。曲面40用の、適切な拡散性コーティング並びに処
置は、光学技術の当業者にとり既知である。あるいは、
曲面40は、研削され、エッチングされ、もしくは、必
要な拡散特性を提供するための、光学技術において既知
の、なんらかの他の方法で処置されることが可能であっ
た。
【0066】代わりの実施例では、拡散曲面40は、マ
サチューセッツ州チャールトンのインコム(Inco
m)社製などの、光ファイバ面板を用いてインプリメン
ト可能であった。概してフラットパネル表示アプリケー
ションで使われる、光ファイバ面版は、画像をある表層
から他の表層に移動させる。曲面40の一部として、光
ファイバ面板は、例えば、リレーレンズアセンブリ12
2によりリレーされる画像を、任意の視野曲率からボー
ルレンズアセンブリ30と同心の視野曲率まで移すため
の、二重凹形形状を有することが出来た。こうした光フ
ァイバ面板の出力凹面は、曲面40として作用し、拡散
表層の性能を強化するための、光学技術の当業者によく
親しまれている多くの技術を用いて処理可能であった。
例えば、表層処置は、様々な研削バフィング、エッチン
グ、または、拡散性の表層をもたらす他の技術、もしく
は、例えば、ホログラフィック格子を用いて達成可能で
あった。拡散コーティングは、曲面40の出力凹部分
に、代替的に適用可能であった。
【0067】本発明の装置および方法により、縦横比ま
たは第1中間湾曲画像75の対応する大きさの規模が、
共振ファイバ・スキャナ137のスキャン・パターンを
操作することにより、または結像ビームに対するデータ
・タイミングを制御することにより、もしくはスキャン
・パターンおよびタイミング調整の何らかのコンビネー
ションを用いることにより、ある範囲内で変更し得る点
に留意することは有益である。
【0068】湾曲鏡24構成のためのオプション 最も一般的な用語では、湾曲鏡24は、自動立体画像形
成のための反射手段として作用する、ある種の反射表層
である。図1および図2を参照して上述した好ましい実
施例では、左右のボールレンズアセンブリ30l、30
rの実質的光学的中間に曲率中心を有する湾曲鏡24と
して、本質的に球面鏡を用いている。この球面構成を用
いて、湾曲鏡24は、対応する左右の視覚瞳孔14l、
14rに、もしくはその非常に近い位置に、左右のボー
ルレンズアセンブリ30l、30rの実像を形成する。
しかし、他の湾曲鏡24構成であっても、それが対応す
る左右の視覚瞳孔14l、14rに、もしくはその非常
に近い位置に、左右のボールレンズアセンブリ30l、
30rの実像を形成するならば、代替的に使用可能であ
る。図5および図6の形状は、湾曲鏡24のための、こ
の結像必要条件を満たした代替的な構成を示している。
【0069】湾曲鏡24に対し、より短い焦点距離が提
供される場合、システム・サイズは、より小さな規模に
縮小可能であることが分かる。このサイズ縮小の便益に
より、正確な球面形状からある程度離れて、湾曲鏡24
の実際の形状を調整することが有益となる。例えば、軸
外し瞳孔歪曲を最小化するために、湾曲鏡24に対し
て、非球面形状が使用可能であった。
【0070】湾曲鏡24は、従来の成形、研削、研磨技
術を用いて製造すると、かなり高価な構成要素となる。
2つ以上のより小さな鏡セグメントを、1つの大きな鏡
24を組み立てるために結合させ、鏡24を製作するこ
とが、より実際的なものとなるだろう。
【0071】さらに、もう1つの別の実施例のように、
湾曲鏡24は、曲率が、伸展された反射表層の背後の気
密空腔で発生する制御された真空により決定される、伸
展可能膜鏡(SMM)のような膜鏡からなってもよい。
伸展可能膜鏡の使用は、上の従来の技術欄に引用された
マッケイ(McKay)論文に開示されている。
【0072】湾曲鏡24は、例えば、アリゾナ州ツーソ
ンのコンポジットミラーアプリケーションズ(Comp
osite Mirror Application
s)社製の反復鏡などの反復鏡を用いて、代替的に具体
化可能である。混成反復鏡技術を用いて製作された、単
一の湾曲反復鏡は、コスト、重量および耐久性におい
て、特定の効果を提供する。湾曲鏡24に代替可能な他
のものには、フレネル鏡、もしくは再帰反射鏡または表
層が含まれる。
【0073】図5を参照すると、左右のスキャン・ボー
ルレンズアセンブリ30l、30rが光軸Oの近くに配
置され、図1および図2に示されているビームスプリッ
タ16を用いずに、直接湾曲鏡24へ投影する、代わり
の実質的単心構成が示されている。このような構成のた
めに、湾曲鏡24は、受容可能な軸外れ処理能力を有し
ていなければならない。なぜなら、各視覚瞳孔14l、
14rのための画像経路は、湾曲鏡24の曲率中心C
に対して、僅かに中心を外した以上のものとなるからで
ある。非球形鏡は、このような構成のために使用可能で
あった。図5の構成が可能なものとなるには、球面湾曲
鏡24の焦点距離に対する軸外れ距離(図5のCから
)の比率は、小さくなければならない。経験則とし
て、左右のスキャン・ボールレンズアセンブリ30l、
30rの軸外れ角度が、ほぼ6度以内であるならば、球
面を有する湾曲鏡24は、満足に実行可能であることが
判明している。
【0074】軸外れ角度が6度を超えると、湾曲鏡24
には、非球形表層がより適切である。このような非球形
表層では、第1曲率中心位置C’は、視覚瞳孔14
l、14rの中間に位置している。第2曲率中心位置C
は、スキャン・ボールレンズアセンブリ30l、30
rのそれぞれの中心位置C、Cの中間に位置する。
このような非球形的設計は、トロイダル型が可能であ
り、位置C、C’を通過する軸Eに対して関して単
心的である。このように製作される湾曲鏡24は、横断
面では楕円形であり、位置C、C’は、楕円の焦点
として機能する。
【0075】図6を参照すると、さらにもう1つの代わ
りの構成が示されており、図5に示される構成と同様
に、ビームスプリッター16は存在しない。図6では、
湾曲鏡24は、円筒状に湾曲した反射フレネル鏡66で
ある。図6に示された構成要素の配置は、図5に示され
ているように、軸Eに関して単心的である。反射フレネ
ル鏡66は、1方向にのみパワーを有する。反射フレネ
ル鏡66は、例えば、ニューヨーク州ロチェスターのフ
レネルオプティクス(Fresnel Optics)
社製フレネル光学構成要素と類似の、可撓性基板上に作
られた平面要素であることができる。フレネル鏡66
は、図6に示されているように、一般に、軸Eのまわり
に対し円筒形状に湾曲させることが出来た。任意に、フ
レネル鏡66は、本質的に平坦であってもよかった。フ
レネル鏡66は、湾曲鏡24について上述したのと類似
の方法で、スキャン・ボールレンズアセンブリ30l/
30rの出口瞳孔を、視覚瞳孔14l/14r上へ結
像させる。
【0076】図5の全体的な構成要素配列を用いた、さ
らにもう1つのオプションとして、湾曲鏡24は、スキ
ャン・ボールレンズアセンブリ30の中心と一致する曲
率中心を有する、本質的に球面形状の、再帰反射表層を
用いて代替可能であった。再帰反射表層は、湾曲鏡反射
により生じた、図1の左画像経路としてたどられる、画
像横断効果を導入しない。再帰反射表層を用いた画像化
は、視覚瞳孔14のサイズの拡大、さらにより均一な輝
度という利点を提供する。再帰反射表層の使用は、ま
た、画像生成システム70での拡散曲面40の必要性を
排除することが出来た。しかし、この代わりの構成が提
供するのは実像であり、好ましい実施例の自動立体結像
システム10によって形成される仮想画像ではないこと
に留意しなければならない。
【0077】図1から図6に開示された実施例は、構成
を可能な異なった配置にした、画像形成の方法を示すも
のである。多くの別の実施例が、本発明の範囲内で可能
であることは、強調される必要がある。例えば、本発明
の装置および方法を用いて、カラー画像のシーケンスを
決定する多くの方法がある。開示されたスキャン・ファ
イバ技術により、例えば、挟み込まれた色光線を用い
た、もしくは時間シーケンスのカラー・フレームを用い
て提供される、カラー・フレームが可能となる。
【0078】図7を参照すると、カラー画像投射用画像
生成システム70の、好ましい実施例が示されている。
赤、緑、および青の光源143r、143g、143b
は、多色光ファイバ138tを提供するために、光ファ
イバ、赤138r、光ファイバ、緑138g、および光
ファイバ、青138bからの対応する個々の色を結合す
る、三叉になったファイバ・アセンブリ150に結合し
ている。共振ファイバ・スキャナ137は、カラー画像
としての第1中間湾曲画像75を形成するために、適切
に多色共振カンチレバー部139tを動かすよう作動す
る。赤、緑、および青の色は、従来は、フルカラーの表
現に用いられる;しかし、多色画像を形成するために、
2色以上の代替組が使用可能であった。
【0079】本発明の好ましい実施例では、90度の範
囲を上回り、20mm近い大きさの視覚瞳孔14を備え
た立体結像のための、例外的に広い視野と、必要とされ
る輝度を提供する。さらに、ボールレンズアセンブリ3
0は、優れた軸外れ処理能力を提供し、おそらく最高1
80度の、より広い視野を可能にする。これは、ヘッド
セット、ゴーグルまたは他の装置の着用を必要とせず
に、強化された視覚経験を看者12に提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動立体画像処理システム装置の、本発明の
装置の主要構成要素を示す斜視図である。
【図2】 光学的展開図における、投影光学機器の、実
質的な同心関係を示す側面概略図である。
【図3】 ボールレンズアセンブリの構成を示す断面図
である。
【図4】 本発明の画像生成システム構成要素を示す概
略図である。
【図5】 湾曲鏡および本質的に軸傍の光学機器を用い
た、自動立体結像システム用の代替実施例での、本発明
の装置の主要構成要素を示す斜視図である。
【図6】 フレネル鏡および本質的に軸傍の光学機器を
用いた、自動立体結像システム用の他の代替実施例で
の、本発明の装置の主要構成要素を示す斜視図である。
【図7】 カラー結像のための、本発明の画像生成シス
テムの実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 自動立体結像システム、 12 看者、 14l
左の視覚瞳孔、 14r 右の視覚瞳孔、 16 ビ
ームスプリッター、 22 正面焦点表層、24 湾曲
鏡、 40l 左曲面表層、 40r 右曲面表層、
68l 左の眼球瞳孔、 68r 右の眼球瞳孔、 7
0l 左の画像生成システム、 70r 右の画像生成
システム、 106 仮想画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H045 AE05 2H059 AA21 AA22 AA25 AA32 AA35 AA38 CA00 5C061 AA06 AA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 看者の左瞳で目視する左画像、および看
    者の右瞳で目視する右画像からなる立体仮想画像を表示
    するための、実質的に単心的な自動立体光学装置は、以
    下を含む: (a) 左画像生成システム、および右画像生成システ
    ム、ここで、左右の画像生成システムの各々は、画像ピ
    クセルのアレイから成る第1中間曲面画像を形成し、こ
    こで、各画像生成システムは以下を含む: (a1) スキャン・パターンに従って配列された一連
    の画像ピクセルとして、変調された光を発するための光
    源; (a2) 前記光源に結合した入力端、および変調され
    た光を発する可撓性出力端を有する光導波路; (a3) 前記スキャン・パターンに従って前記光導波
    路 の、前記可撓性出力端を偏向させるアクチュエー
    タ; (a4) 前記スキャン・パターンに従って前記アクチ
    ュエータで偏向されるように、前記光導波路の前記出力
    端から発される前記変調光を受信することにより、前記
    第1中間曲面画像をその上に形成するための曲面; (a5) 前記スキャン・パターンに従って、前記光導
    波路 の前記可撓性出力端から発される変調光を、前記
    曲面上へリレーし、それによって前記第1中間湾曲画像
    を形成するための光学リレー要素; (b) 前記左画像生成システムから第2中間湾曲画像
    を形成するために、前記左画像生成システムから前記第
    1中間湾曲画像を投射するための、左ボール・レンズ瞳
    孔を有する左ボールレンズアセンブリ; (c) 右画像生成システムから前記第2中間湾曲画像
    を形成するために、前記右画像生成システムから前記第
    1中間湾曲画像を投射するための、右ボール・レンズ瞳
    孔を有する右ボールレンズアセンブリ; (d) 前記左視覚瞳孔に前記左ボール・レンズ瞳孔の
    実像を形成し、前記右視覚瞳孔に前記右ボール・レンズ
    瞳孔の実像を形成するために配置した湾曲鏡;そして、
    ここで、前記湾曲鏡は、前記左画像生成システムからの
    前記第2中間湾曲画像、および、前記右画像生成システ
    ムからの前記第2中間湾曲画像から、前記仮想立体画像
    を形成する。
  2. 【請求項2】 前記光源がレーザーである、請求項1に
    記載の自動立体光学装置。
  3. 【請求項3】 前記光源が白色光を出力する、請求項1
    に記載の自動立体光学装置。
  4. 【請求項4】 前記スキャン・パターンが直線である、
    請求項1に記載の自動立体光学装置。
  5. 【請求項5】 前記スキャン・パターンが螺旋形であ
    る、請求項1に記載の自動立体光学装置。
  6. 【請求項6】 前記スキャン・パターンが放射状であ
    る、請求項1に記載の自動立体光学装置。
  7. 【請求項7】 前記スキャン・パターンが同心円から成
    る、請求項1に記載の自動立体光学装置。
  8. 【請求項8】 前記光導波路が光ファイバから成る、請
    求項1に記載の自動立体光学装置。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータが圧電性である、請
    求項1に記載の自動立体光学装置。
  10. 【請求項10】 前記アクチュエータが電磁気である、
    請求項1に記載の自動立体光学装置。
JP2003057203A 2002-03-08 2003-03-04 自動立体光学装置 Expired - Fee Related JP4233357B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/095,341 US6702442B2 (en) 2002-03-08 2002-03-08 Monocentric autostereoscopic optical apparatus using resonant fiber-optic image generation
US10/095341 2002-03-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003322825A true JP2003322825A (ja) 2003-11-14
JP4233357B2 JP4233357B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=27754076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003057203A Expired - Fee Related JP4233357B2 (ja) 2002-03-08 2003-03-04 自動立体光学装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6702442B2 (ja)
EP (1) EP1343333A3 (ja)
JP (1) JP4233357B2 (ja)
CN (1) CN1444094A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126526A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Hitachi Ltd 画像表示装置、それに用いられる透過型スクリーン及び反射ミラー
JP2022010006A (ja) * 2013-01-15 2022-01-14 マジック リープ, インコーポレイテッド 超高分解能の走査ファイバディスプレイ
KR20220015529A (ko) * 2020-07-31 2022-02-08 주식회사 리버스톤미디어 얼굴과 눈동자 캡쳐를 위한 이미지 반사경 장치
KR20220015530A (ko) * 2020-07-31 2022-02-08 주식회사 리버스톤미디어 스트레치 디스플레이 패널을 광원으로 하는 아이컨텍트 디스플레이 장치
JP2022089911A (ja) * 2017-03-21 2022-06-16 マジック リープ, インコーポレイテッド ファイバ走査プロジェクタのための方法およびシステム
JP7431911B2 (ja) 2014-01-31 2024-02-15 マジック リープ, インコーポレイテッド 多焦点表示システムおよび方法

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768585B2 (en) * 2002-05-02 2004-07-27 Eastman Kodak Company Monocentric autostereoscopic optical apparatus using a scanned linear electromechanical modulator
US6940645B2 (en) 2003-04-22 2005-09-06 Eastman Kodak Company Monocentric autostereoscopic optical apparatus with a spherical gradient-index ball lens
US6886940B2 (en) * 2003-08-28 2005-05-03 Eastman Kodak Company Autostereoscopic display for multiple viewers
US6834961B1 (en) * 2003-09-12 2004-12-28 Eastman Kodak Company Autostereoscopic optical apparatus
US6871956B1 (en) * 2003-09-12 2005-03-29 Eastman Kodak Company Autostereoscopic optical apparatus
US7525541B2 (en) * 2004-04-05 2009-04-28 Actuality Systems, Inc. Data processing for three-dimensional displays
US7226167B2 (en) * 2004-05-25 2007-06-05 Eastman Kodak Company Autostereoscopic display apparatus
DE102004031982B3 (de) * 2004-07-01 2006-02-02 Siemens Ag Visualisierungseinrichtung und Verfahren zu ihrem Betrieb
US8757812B2 (en) * 2008-05-19 2014-06-24 University of Washington UW TechTransfer—Invention Licensing Scanning laser projection display devices and methods for projecting one or more images onto a surface with a light-scanning optical fiber
US9182524B2 (en) * 2011-09-29 2015-11-10 Disney Enterprises, Inc. Autostereoscopic display system with one dimensional (1D) retroreflective screen
WO2014057557A1 (ja) * 2012-10-11 2014-04-17 Tahara Hirofumi 映像観察システム
WO2014103324A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 日東光学株式会社 投射光学系およびプロジェクタ装置
US9477087B2 (en) * 2013-03-12 2016-10-25 3DIcon Corporation Holoform 3D projection display
KR20240042677A (ko) 2013-11-27 2024-04-02 매직 립, 인코포레이티드 가상 및 증강 현실 시스템들 및 방법들
JP6792607B2 (ja) 2015-07-20 2020-11-25 マジック リープ, インコーポレイテッドMagic Leap,Inc. 仮想/拡張現実システムにおける内向き角度を用いてファイバスキャナをコリメートする設計
US11016298B2 (en) 2015-10-05 2021-05-25 Magic Leap, Inc. Microlens collimator for scanning optical fiber in virtual/augmented reality system
KR102579831B1 (ko) 2015-10-06 2023-09-15 매직 립, 인코포레이티드 역각 회절 격자를 가진 가상/증강 현실 시스템
WO2017127547A1 (en) 2016-01-20 2017-07-27 Magic Leap, Inc. Polarizing maintaining optical fiber in virtual/augmented reality system
WO2017196270A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-16 Cy Vision Inc. Scanning fiber microdisplay
US10481479B2 (en) * 2016-09-26 2019-11-19 Ronald S. Maynard Immersive optical projection system
CN110537134A (zh) * 2018-02-12 2019-12-03 优奈柯恩(北京)科技有限公司 增强现实设备及其中所采用的光学系统
CN111323936B (zh) * 2018-11-29 2022-03-08 成都理想境界科技有限公司 一种投影显示系统、3d眼镜和投影方法
CN111240139B (zh) * 2018-11-29 2023-11-07 成都理想境界科技有限公司 一种投影显示系统、投影模组及3d眼镜
US10768442B1 (en) 2019-03-18 2020-09-08 Brelyon Inc. Display system providing concentric light field and monocular-to-binocular hybridization
CN112859362B (zh) * 2021-02-02 2023-04-11 驻景(广州)科技有限公司 一种光栅单元子通光孔径时序选通复用的三维显示模组
CN113703169B (zh) * 2021-09-09 2022-07-08 中山大学 具有屈光矫正功能的集成成像光场显示方法及显示系统

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3748015A (en) * 1971-06-21 1973-07-24 Perkin Elmer Corp Unit power imaging catoptric anastigmat
US4124978A (en) * 1974-05-28 1978-11-14 Wagner William C Compressed air engine
GB2043290B (en) * 1979-01-11 1983-08-17 Redifon Simulation Ltd Visual display apparatus
US4331390A (en) * 1979-10-09 1982-05-25 The Perkin-Elmer Corporation Monocentric optical systems
US4623223A (en) * 1982-12-27 1986-11-18 Kempf Paul S Stereo image display using a concave mirror and two contiguous reflecting mirrors
US4799763A (en) * 1987-03-27 1989-01-24 Canaby Technologies Corporation Paraxial stereoscopic projection system
US4854688A (en) * 1988-04-14 1989-08-08 Honeywell Inc. Optical arrangement
US5206499A (en) * 1989-06-22 1993-04-27 Northrop Corporation Strapdown stellar sensor and holographic multiple field of view telescope therefor
US5502481A (en) * 1992-11-16 1996-03-26 Reveo, Inc. Desktop-based projection display system for stereoscopic viewing of displayed imagery over a wide field of view
JPH06502054A (ja) * 1991-04-22 1994-03-03 エバンズ・アンド・サザーランド・コンピューター・コーポレーション ビームスプリッタを用いた頭部搭載型投射ディスプレイシステム
US5255028A (en) * 1992-05-15 1993-10-19 Kevin Biles Apparatus and method for producing 3-dimensional images
US5319968A (en) * 1992-09-21 1994-06-14 Honeywell Inc. Apparatus for determining 3-axis space craft attitude
JPH08511631A (ja) * 1993-05-04 1996-12-03 ゼノテック リサーチ プロプライエタリー リミテッド 立体映像表示ユニット
US5584696A (en) * 1994-07-28 1996-12-17 Evans & Sutherland Computer Corp. Hang gliding simulation system with a stereoscopic display and method of simulating hang gliding
US5940564A (en) * 1997-08-05 1999-08-17 Picolight, Inc. Device for coupling a light source or receiver to an optical waveguide
US6294775B1 (en) * 1999-06-08 2001-09-25 University Of Washington Miniature image acquistion system using a scanning resonant waveguide
US6511182B1 (en) * 2001-11-13 2003-01-28 Eastman Kodak Company Autostereoscopic optical apparatus using a scanned linear image source
US6550918B1 (en) * 2002-03-19 2003-04-22 Eastman Kodak Company Monocentric autostereoscopic viewing apparatus using resonant fiber-optic image generation

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126526A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Hitachi Ltd 画像表示装置、それに用いられる透過型スクリーン及び反射ミラー
JP4613581B2 (ja) * 2004-10-29 2011-01-19 株式会社日立製作所 画像表示装置、それに用いられる透過型スクリーン及び反射ミラー
JP2022010006A (ja) * 2013-01-15 2022-01-14 マジック リープ, インコーポレイテッド 超高分解能の走査ファイバディスプレイ
JP7373539B2 (ja) 2013-01-15 2023-11-02 マジック リープ, インコーポレイテッド 超高分解能の走査ファイバディスプレイ
JP7431911B2 (ja) 2014-01-31 2024-02-15 マジック リープ, インコーポレイテッド 多焦点表示システムおよび方法
JP2022089911A (ja) * 2017-03-21 2022-06-16 マジック リープ, インコーポレイテッド ファイバ走査プロジェクタのための方法およびシステム
JP7387797B2 (ja) 2017-03-21 2023-11-28 マジック リープ, インコーポレイテッド ファイバ走査プロジェクタのための方法およびシステム
KR20220015529A (ko) * 2020-07-31 2022-02-08 주식회사 리버스톤미디어 얼굴과 눈동자 캡쳐를 위한 이미지 반사경 장치
KR20220015530A (ko) * 2020-07-31 2022-02-08 주식회사 리버스톤미디어 스트레치 디스플레이 패널을 광원으로 하는 아이컨텍트 디스플레이 장치
KR102378047B1 (ko) * 2020-07-31 2022-03-24 주식회사 리버스톤미디어 얼굴과 눈동자 캡쳐를 위한 이미지 반사경 장치
KR102378673B1 (ko) * 2020-07-31 2022-03-25 주식회사 리버스톤미디어 스트레치 디스플레이 패널을 광원으로 하는 아이컨텍트 디스플레이 장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN1444094A (zh) 2003-09-24
JP4233357B2 (ja) 2009-03-04
US20030169405A1 (en) 2003-09-11
EP1343333A2 (en) 2003-09-10
EP1343333A3 (en) 2004-09-29
US6702442B2 (en) 2004-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4233357B2 (ja) 自動立体光学装置
JP4263461B2 (ja) 自動立体光学装置
US6550918B1 (en) Monocentric autostereoscopic viewing apparatus using resonant fiber-optic image generation
US6416181B1 (en) Monocentric autostereoscopic optical apparatus and method
US6940645B2 (en) Monocentric autostereoscopic optical apparatus with a spherical gradient-index ball lens
JP4245965B2 (ja) 走査型線形電気機械変調器を用いた一中心自動立体光学装置
JP4377629B2 (ja) 広い色再現域を有する単一中心裸眼立体光学ディスプレイ
US20180284441A1 (en) Wide field head mounted display
US20060033992A1 (en) Advanced integrated scanning focal immersive visual display
EP1749405B1 (en) Autostereoscopic display apparatus
US6871956B1 (en) Autostereoscopic optical apparatus
US7165842B2 (en) Autostereoscopic display apparatus having glare suppression
US6834961B1 (en) Autostereoscopic optical apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080820

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees