JP2003322602A - 高流動コンクリートの材料分離抵抗性を評価するための試験方法 - Google Patents

高流動コンクリートの材料分離抵抗性を評価するための試験方法

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JP2003322602A JP2002128517A JP2002128517A JP2003322602A JP 2003322602 A JP2003322602 A JP 2003322602A JP 2002128517 A JP2002128517 A JP 2002128517A JP 2002128517 A JP2002128517 A JP 2002128517A JP 2003322602 A JP2003322602 A JP 2003322602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な器具ないし装置を用いるだけで、試験
室及び工事現場のいずれにおいても容易に実施すること
ができ、コンクリートの材料分離抵抗性に関する定量的
な特性評価が可能な、高流動コンクリートのフレッシュ
時における材料分離抵抗性を評価するための試験方法を
提供する。 【解決手段】 スランプフロー試験やバリアスランプフ
ロー試験などにより台板10上に形成されたスランプフ
ローFLのコンクリート試料に、互いに直径の異なる複
数の鋼環14を、そのスランプフローFLの中心に対し
て略々同心的な位置関係となるようにして挿し込むこと
によって、そのスランプフローFLのコンクリート試料
を略々同心的な複数の領域に分断する。そして、それら
複数の領域の各々から夫々にコンクリート試料を採取
し、それら複数の採取試料の各々についてコンクリート
の材料分離抵抗性を評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高流動コンクリー
トのフレッシュ時における材料分離抵抗性を評価するた
めの試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高流動コンクリートのワーカビリティを
評価するための方法として最もよく用いられているのは
スランプフロー試験である。スランプフロー試験は、J
ISA 1150(2001)(コンクリートのスラン
プフロー試験方法)として規格化されている。この試験
方法では、高さ30cmの上下が開放した円錐台形状の
容器として形成されているスランプコーンを平らな台板
上に載置し、そのスランプコーンにコンクリート試料を
充填し、その上面をスランプコーンの上端に合わせてな
らした後、直ちにスランプコーンを鉛直方向に連続して
引き上げることで、スランプコーンの下端から台板上へ
コンクリート試料を流れ出させる。そして、流れ出たコ
ンクリート試料の動きが止まった後に、台板上に拡がっ
たコンクリート試料(即ち、スランプフロー)の最大と
思われる直径(差し渡し寸法)と、それに直交する方向
の直径とを計測し、それら両直径の平均値をもってスラ
ンプフロー値とする。この試験方法は、使用装置及び試
験作業が極めて簡便であり、かつ通常必要とされる精度
を有しているため、試験室及び現場のいずれにおいても
広く一般的に実施されている。
【0003】特願平08−059337号公報には、バ
リアを用いてスランプフロー試験を実施するようにし
た、バリアスランプフロー試験の試験方法が開示されて
いる。この試験方法では、台板上にスランプコーンを載
置してそのスランプコーンにコンクリート試料を充填し
たならば、それ続いて、そのスランプコーンの周囲を囲
繞するようにして台板上にバリアを載置する。この後、
スランプコーンを引き上げて除去すると、台板上へ流れ
出たコンクリート試料の一部がバリアを通過してバリア
の外部へ流動し、スランプフローが形成される。バリア
は、このバリアを通過して流動するコンクリート試料に
機械的抵抗を与える。続いて、そのようにして形成され
たスランプフローの、バリア内側の領域と、バリア外側
の領域とから、夫々に試料を採取し、そして、バリア内
外の採取試料の材料分離度などを比較する。
【0004】ワーカビリティに優れた高流動コンクリー
トは、良好な流動性を備えると共に高い分離抵抗性も備
えていなければならない。通常のスランプフロー試験に
よって得られるスランプフロー値は、主としてコンクリ
ートの流動性を表す指標であるのに対し、バリアスラン
プフロー試験では、コンクリートの流動性と分離抵抗性
とを併せて評価することができる。また、コンクリート
の分離抵抗性を評価するためのその他の試験としては、
セメントの物理試験方法に使用されるフローテーブルと
標準ふるい(1.2mm〜20mm)を用いたふるい分
け試験や、コンクリートを落下させて分離させ、その拡
がり状態から分離抵抗性を評価する落下分離性試験など
がある。しかしながら、高流動コンクリートのフレッシ
ュ時における材料分離抵抗性を評価するための簡便な試
験方法は、これまで確立されていなかった。
【0005】例えば、「日本建築学会、建築工事標準仕
様書・同解説、JASS5、鉄筋コンクリート工事」
(1997年刊)の中の、「第18節:高流動コンクリ
ート」及び「第19節:高強度コンクリート」には、品
質管理の試験項目の中に「材料分離」の項があるもの
の、そこには「目視により分離していないこと」と記載
されており、定量的な評価方法が確立されていないのが
現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、本発明の目的は、大がかりな
試験装置を必要とせず、通常のスランプフロー試験やバ
リアスランプフロー試験に用いる器具の他には、簡単な
円環形状の試料分断部材を用いるだけで、試験室及び工
事現場のいずれにおいても容易に実施することができ、
しかも、コンクリートの材料分離抵抗性に関する定量的
な特性評価が可能な、高流動コンクリートのフレッシュ
時における材料分離抵抗性を評価するための試験方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にかかる試験方法は、高流動コンクリートの
フレッシュ時における材料分離抵抗性を評価するための
試験方法において、スランプフロー試験用の台板及びス
ランプコーンを用意し、前記台板上に形成されるスラン
プフローのコンクリート試料に挿し込むことによって当
該スランプフローのコンクリート試料を複数の領域に分
断するための、互いに直径の異なる円環形状の複数の試
料分断部材を用意し、前記台板上に前記スランプコーン
を載置して当該スランプコーンにコンクリート試料を充
填し、前記スランプコーンを引き上げて除去すること
で、前記台板上に前記コンクリート試料のスランプフロ
ーを形成し、前記複数の試料分断部材を前記台板上の前
記スランプフローの中心に対して略々同心的な位置関係
となるようにして当該スランプフローのコンクリート試
料に挿し込むことによって、当該スランプフローのコン
クリート試料を略々同心的な複数の領域に分断し、前記
複数の領域の各々から夫々にコンクリート試料を採取
し、それら複数の採取試料の各々についてコンクリート
の材料分離抵抗性を評価することを特徴とする。また、
本発明にかかる試験方法は、高流動コンクリートのフレ
ッシュ時における材料分離抵抗性を評価するための試験
方法において、スランプフロー試験用の台板及びスラン
プコーンを用意すると共に、バリアスランプフロー試験
用のバリアを用意し、前記台板上に形成されるスランプ
フローのコンクリート試料に挿し込むことによって当該
スランプフローのコンクリート試料を複数の領域に分断
するための、互いに直径の異なる円環形状の複数の試料
分断部材を用意し、前記台板上に前記スランプコーンを
載置して当該スランプコーンにコンクリート試料を充填
すると共に、当該スランプコーンの周囲を囲繞するよう
にして前記台板上に前記バリアを載置し、前記スランプ
コーンを引き上げて除去することで、前記台板上に前記
コンクリート試料のスランプフローを形成し、その際に
当該スランプフローを形成するコンクリート試料の一部
が前記バリアを通過して流動するようにし、前記バリア
を除去した後に、前記複数の試料分断部材を前記台板上
の前記スランプフローの中心に対して略々同心的な位置
関係となるようにして当該スランプフローのコンクリー
ト試料に挿し込むことによって、当該スランプフローの
コンクリート試料を略々同心的な複数の領域に分断し、
前記複数の領域の各々から夫々にコンクリート試料を採
取し、それら複数の採取試料の各々についてコンクリー
トの材料分離抵抗性を評価することを特徴とする。
【0008】本発明にかかる高流動コンクリートのフレ
ッシュ時における材料分離抵抗性を評価するための試験
方法によれば、大がかりな試験装置を必要とせず、通常
のスランプフロー試験やバリアスランプフロー試験に用
いる器具の他には、簡単な円環形状の試料分断部材を用
いるだけで、試験室及び工事現場のいずれにおいても容
易に実施することができ、しかも、コンクリートの材料
分離抵抗性に関する定量的な特性評価が可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1のa〜dは、本発
明の第1の実施の形態にかかる試験方法の作業手順を示
した模式図、図2のa及びbは、スランプフローのコン
クリート試料に挿し込まれた鋼環を示した正面図及び平
面図、図3のa〜dは、本発明の第2の実施の形態にか
かる試験方法の作業手順を示した模式図である。
【0010】本発明にかかる高流動コンクリートのフレ
ッシュ時における材料分離抵抗性を評価するための試験
方法は、JIS A 1150(2001)に規定され
ているコンクリートのスランプフロー試験を実施する際
に、併せて実施するようにしてもよく、そのような実施
の形態を図1のa〜dに示した。また、本発明にかかる
試験方法は、特願平08−059337号公報に開示さ
れているバリアスランプフロー試験方法を実施する際
に、併せて実施するようにしてもよく、そのような実施
の形態を図3のa〜dに示した。ただし、本発明にかか
る試験方法は、その他のコンクリート試験を実施する際
に、併せて実施することも可能であり、他のコンクリー
ト試験とは別個に、独立して実施することも可能であ
る。
【0011】図1に示した実施の形態にかかる試験方法
では、先ず、例えばスランプフロー試験用の台板、スラ
ンプコーン、コーン用ロート、それにスランプフロー計
測用検尺などの、一般的なスランプフロー試験のための
器具を用意する。スランプフロー試験は、多くの試験室
や工事現場で広く一般的に実施されている試験であるた
め、コンクリートを扱う試験室や工事現場には、通常、
これらの器具が装備されている。ただし、本発明を実施
するために、以上に例示した器具の全てが必要な訳では
なく、必須の器具は、図1に示したスランプフロー試験
用の台板10及びスランプコーン12である。台板10
は、70cm角以上の大きさのものを用意するように
し、80cm角程度のものが好ましい。また、スランプ
コーン12はJISに規定されているものであり、具体
的には、高さが30cmで上下が開放した円錐台形状の
容器として形成されており、上端の直径は10cm、下
端の直径は20cmである。
【0012】更に、この試験方法では、台板10上に形
成されるスランプフローのコンクリート試料に挿し込む
ことによって、そのスランプフローのコンクリート試料
を複数の領域に分断するための、互いに直径の異なる円
環形状の複数の試料分断部材14を用意する。それら試
料分断部材14は、例えば、幅が50mmの帯鋼を円環
形状に丸めて両端を溶接し、鋼環として形成したものと
すると好都合である。また、試料分断部材14をそのよ
うな鋼環として形成する場合には、例えば、図2のbに
示したように、その直径を200〜600mmの範囲内
で100mm刻みとし、即ち、200mm、300m
m、400mm、500mm、及び600mmの直径を
有する5個の鋼環14a〜14eの組合せとすると、使
い勝手のよいものとなる。ただし、使用する試料分断部
材14の形状、寸法、及び個数はこれに限られず、その
他の形状、寸法、及び個数とすることも可能である。
【0013】また更に、ミキサや練り板なども用意して
おくことが望ましく、そうすれば、試験作業を迅速かつ
容易に実施することができ、使用する器具及び装置を用
意したならば、試験作業を開始する。先ず、ミキサによ
りコンクリート試料を練り上げた後、練り板上に排出
し、更に十分に攪拌する。攪拌が完了したならば、必要
に応じてそのコンクリート試料の空気量などを計測し、
スランプフロー試験を実行する。スランプフロー試験
は、JIS A 1150(2001)に規定されてい
るところに従って行えばよい。即ち、台板10上にスラ
ンプコーン12を載置して、そのスランプコーン12に
コンクリート試料を充填する(図1のa)。そして、充
填したコンクリート試料の上面をスランプコーン12の
上端に合わせてならした後、そのスランプコーン12を
引き上げて除去することで、スランプコーン12の下端
から台板10上へコンクリート試料を流れ出させ、それ
によって、台板10上に、コンクリート試料のスランプ
フローFLを形成する(図1のb)。そして、流れ出た
コンクリート試料の動きが止まった後に、そのコンクリ
ート試料で形成されたスランプフローFLの、最大と思
われる直径(差し渡し寸法)と、それに直交する方向の
直径とを計測し、それら両直径の平均値をもってスラン
プフロー値とする。
【0014】尚、高流動コンクリートであっても、その
コンクリート試料の流動性が比較的小さいときには、台
板10上に形成されるスランプフローの直径が50cm
に満たないことがあり得る。そのような場合には、台板
10を突き棒や木槌で叩くなどして、台板10に振動ま
たは反復衝撃を与えることで、台板10上のスランプフ
ローを更に拡げて、その直径が50〜70cmの範囲内
になるようにするのがよい。
【0015】また、台板10上のスランプフローを拡げ
るには、台板10を予め適当な振動機械の上に載置して
おき、その振動機械を動作させてスランプフローを拡げ
るようにしてもよい。ただし、スランプフローを拡げる
際には、そのスランプフローのコンクリート試料が、全
ての方向にできるだけ均一に、円形に拡がるようにする
ことが望ましく、その点で、振動機械を用いるよりも突
き棒や木槌などを用いて手作業で振動や反復衝撃を与え
る方が、均一性を得るための細かな調節が可能であるた
め好ましい。また何よりも、突き棒や木槌などを用いて
手作業で行う場合には、大がかりな振動機械を必要とし
ないことが利点となる。
【0016】続いて、上述した複数の鋼環(試料分断部
材)14を、台板10上のスランプフローFLの中心に
対して略々同心的な位置関係となるようにして、スラン
プフローFLのコンクリート試料に挿し込むことによ
り、スランプフローFLのコンクリート試料を略々同心
的な複数の領域に分断する(図1のc)。鋼環14をそ
のように挿し込んだ状態を、図2のa及びbに正面図及
び平面図で明示した(ただし図2では、それら鋼環14
に、参照符号14a〜14eを付してある)。特に図示
の実施の形態では、鋼環14a〜14eをスランプフロ
ーFLのコンクリート試料に挿し込んだときに、それら
鋼環14a〜14eの一方の(下側の)側縁が台板10
の上面に確実に接触するようにしており、しかもその状
態で、それら鋼環14a〜14eの他方の(上側の)側
縁が、コンクリート試料の表面から十分に上方へ突出す
るようにしている。これらによって、スランプフローF
Lのコンクリート試料が、鋼環14a〜14eによっ
て、複数の領域に完全に分断されるようにしている。
【0017】続いて、複数の鋼環14によって分断され
た略々同心円状の複数の領域の各々から夫々にコンクリ
ート試料を採取し(図1のd)、そして、それら複数の
採取試料の各々についてコンクリートの材料分離抵抗性
を評価する。尚、試料を採取する際には、スランプフロ
ーFLの外周側の領域から順次、ハンドスコップ等を用
いて鋼環に沿って試料を採取するようにすると、採取作
業を手際よく行うことができる。
【0018】採取試料の各々についてコンクリートの材
料分離抵抗性を評価する際の評価方法としては、種々の
方法を採用することができる。その好適な一例は、当該
採取試料の粗骨材質量比を求めるというものである。こ
の場合、例えば、複数の鋼環14によって分断された各
々の領域からコンクリート試料を採取したならば、直ち
にその採取試料の質量を計測し、その後、5mmのふる
いを用いてウェットスクリーニングを行うことで、その
採取試料から粗骨材以外の材料を洗い流して粗骨材を抽
出し、その抽出した粗骨材の質量を計測する。そして、
粗骨材質量を採取試料質量で除した値をもって、粗骨材
質量比とすればよい。このようにして同心的な位置関係
にある複数の領域の夫々について粗骨材質量比を求め、
求めた値を互いに比較する。その結果、それら複数の領
域の間で、粗骨材質量比に大きな差違がなかったなら
ば、そのコンクリートは、材料分離抵抗性の大きなワー
カビリティに優れたものであると判断することができ
る。
【0019】採取試料の各々についてコンクリートの材
料分離抵抗性を評価する際の評価方法の別の一例は、当
該試料から粗骨材を抽出し、抽出した粗骨材を乾燥さ
せ、乾燥させた粗骨材のふるい分けを行うことで、当該
採取試料の粗骨材粒度分布を求めるというものである。
この場合、例えば、5mmのふるいを用いてウェットス
クリーニングを行うことで粗骨材を抽出し、その抽出し
た粗骨材を約105℃に設定した乾燥炉で24時間乾燥
させ、そして、その乾燥させた粗骨材を、25mm、2
0mm、15mm、10mm、5mm、及び2.5mm
のふるいを用いてふるい分けして、その粒度分布を求め
るようにすればよい。このようにして同心的な位置関係
にある複数の領域の夫々について粗骨材粒度分布を求
め、求めた粗骨材粒度分布を互いに比較する。その結
果、それら複数の領域の間で、粗骨材粒度分布に大きな
差違がなかったならば、そのコンクリートは、材料分離
抵抗性の大きなワーカビリティに優れたものであると判
断することができる。
【0020】また更に、これから試験をしようとするコ
ンクリート試料の一部を採取して、そこから粗骨材を抽
出し、抽出した粗骨材を乾燥させ、乾燥させた粗骨材の
ふるい分けを行うことで、そのコンクリート試料の粗骨
材粒度分布を予め求めておくのもよい。そして、複数の
領域から夫々に採取した採取試料の各々の粗骨材粒度分
布を、予め求めておいたコンクリート試料の粗骨材粒度
分布と比較する。その結果、両者の粗骨材粒度分布の差
違が所定の範囲内に収まっていたならば、そのコンクリ
ートは、材料分離抵抗性の大きなワーカビリティに優れ
たものであると判断することができる。
【0021】次に、図3に示した実施の形態の試験方法
について説明する。この試験方法においては、スランプ
フロー試験用の台板10及びスランプコーン12を用意
すると共に、バリアスランプフロー試験用のバリア16
を用意する。図示例のバリア16は、幅30mmで厚さ
3mmの帯鋼を丸めて内径が300mmのリング形にし
た帯環20に、直径10mmの丸鋼を長さ130mmに
切断して調製した複数の棒材を等間隔で溶接して形成し
たものである。このバリア16を台板10上に載置する
際には、このバリア16の中心にスランプコーンが位置
するようにし、また、このバリア16の帯環が上にくる
ようにして載置する。バリア16の複数の棒材は、コン
クリート試料がそれら棒材の間を通過して流動する際
に、そのコンクリート試料に対して機械的な抵抗を与え
るものである。尚、図3の試験方法は、その他の形状及
び寸法のバリアを使用して実施することも可能であり、
例えば、特願2001−299078号に開示されてい
る種々のバリアなどを使用することができる。
【0022】図3の実施の形態の試験方法においては、
以上の他に、図1の実施の形態の試験方法で用いたもの
と同じ器具及び装置を使用する。従って、図3の試験方
法でも、図1及び図2に示したような、複数の試料分断
部材14(14a〜14e)を用意する。また、ミキサ
や練り板なども用意することが望ましい。試験の作業手
順に関しても、図3の試験方法と図1の試験方法とで
は、多くの部分が同一であり、そのため以下の説明で
は、両者の相違点についてのみ詳細に述べることにす
る。
【0023】図3の試験方法では、台板10上にスラン
プコーン12を載置して、そのスランプコーン12にコ
ンクリート試料を充填するところまでは、図1の試験方
法と同一の作業手順で実施すればよい。ただし、図3の
試験方法では更に、スランプコーン12の周囲を囲繞す
るようにして台板10上にバリア16を載置し(図3の
a)、このとき、バリア16の中心にスランプコーン1
2が位置するようにする。また、通常、スランプコーン
12の下端近傍に、左右に張出すように設けられている
安定用の突起は、バリア16と干渉するおそれがあるの
で除去しておくことが好ましい。
【0024】続いて、スランプコーン12を引き上げて
除去することで、台板10上にコンクリート試料のスラ
ンプフローFLを形成し、その際には、そのスランプフ
ローFLを形成するコンクリート試料の一部がバリア1
6を通過して流動するようにする(図3のb)。そし
て、流れ出たコンクリート試料の動きが止まった後に、
そのコンクリート試料で形成されたスランプフローFL
の、最大と思われる直径(差し渡し寸法)と、それに直
交する方向の直径とを計測し、それら両直径の平均値を
もってバリアスランプフロー値とする。尚、図1の試験
方法の説明に関連して既に述べたように、高流動コンク
リートであっても、そのコンクリート試料の流動性が比
較的小さいときには、台板10上に形成されるスランプ
フローの直径が50cmに満たないことがあり、そのよ
うな場合には、台板10に振動または反復衝撃を与える
ことで、台板10上のスランプフローを更に拡げて、そ
の直径が50〜70cmの範囲内になるようにするのが
よい。
【0025】続いて、台板10上からバリア16を除去
した後に(ただし、このバリア16の除去は、スランプ
フローFLの直径を計測する前に行ってもよい)、複数
の鋼環14を、台板10上のスランプフローFLの中心
に対して略々同心的な位置関係となるようにして、スラ
ンプフローFLのコンクリート試料に挿し込むことによ
り、スランプフローFLのコンクリート試料を略々同心
的な複数の領域に分断する(図3のc)。この鋼環14
を挿し込む作業は、図1の試験方法と同様にして行えば
よい。
【0026】続いて、複数の鋼環14によって分断され
た略々同心円状の複数の領域の各々から夫々にコンクリ
ート試料を採取し(図3のd)、そして、それら複数の
採取試料の各々についてコンクリートの材料分離抵抗性
を評価する。これらの、試料採取の作業、及び採取試料
のコンクリートの材料分離抵抗性の評価作業も、図1の
試験方法と同様にして行うことができる。
【0027】
【実施例】図4のa及びbは、4通りの調合のコンクリ
ート試料について本発明にかかる試験方法による試験を
行って得られた、領域ごとの粗骨材質量比を示したグラ
フであり、aは図1の試験方法(スランプフロー試験)
による試験結果を表しており、bは図2の試験方法(バ
リアスランプフロー試験)による試験結果を表してい
る。グラフ中のG060、G080、G100、及びG
120は、調合番号である。どちらの試験方法において
も、スランプフロー最外周部の直径600mmを超える
領域から採取した試料の粗骨材質量比は、それより内側
の領域から採取した試料の粗骨材質量比より1〜2割程
度減少している。これを除けば、図1の試験方法(スラ
ンプフロー試験)では、どの領域の粗骨材質量比も略々
同じ値であってバラツキが小さく、いずれのコンクリー
ト試料も良好なワーカビリティを有すると判断される。
図3の試験方法(バリアスランプフロー試験)では、直
径200mmの鋼環と直径300mmの鋼環との間の領
域から採取した試料の粗骨材質量比が、特に高い値を示
しており、これは、スランプコーンから流れ出たコンク
リート試料の粗骨材が、バリア16による抵抗を受けた
ために、この領域に幾分滞留したことを表している。バ
リア16が存在していても、粗骨材質量比のバラツキが
この程度で収まるのであれば、やはり良好なワーカビリ
ティを有するものと判断される。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる試験方法によれば、大がかりな試験装置を必要
とせず、通常のスランプフロー試験やバリアスランプフ
ロー試験に用いる器具の他には、簡単な円環形状の試料
分断部材を用いるだけで、試験室及び工事現場のいずれ
においても容易に実施することができ、しかも、コンク
リートの材料分離抵抗性に関する定量的な特性評価が可
能な、高流動コンクリートのフレッシュ時における材料
分離抵抗性を評価するための試験が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】a〜dは、本発明の第1の実施の形態にかかる
試験方法の作業手順を示した模式図である。
【図2】a及びbは、スランプフローのコンクリート試
料に挿し込まれた鋼環を示した正面図及び平面図であ
る。
【図3】a〜dは、本発明の第2の実施の形態にかかる
試験方法の作業手順を示した模式図である。
【図4】a及びbは、本発明にかかる試験方法によって
得られた試験結果を示したグラフである。
【符号の説明】
10 台板 12 スランプコーン 14 鋼環(試料分断部材) 16 バリア FL スランプフロー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高流動コンクリートのフレッシュ時にお
    ける材料分離抵抗性を評価するための試験方法におい
    て、 スランプフロー試験用の台板及びスランプコーンを用意
    し、 前記台板上に形成されるスランプフローのコンクリート
    試料に挿し込むことによって当該スランプフローのコン
    クリート試料を複数の領域に分断するための、互いに直
    径の異なる円環形状の複数の試料分断部材を用意し、 前記台板上に前記スランプコーンを載置して当該スラン
    プコーンにコンクリート試料を充填し、 前記スランプコーンを引き上げて除去することで、前記
    台板上に前記コンクリート試料のスランプフローを形成
    し、 前記複数の試料分断部材を前記台板上の前記スランプフ
    ローの中心に対して略々同心的な位置関係となるように
    して当該スランプフローのコンクリート試料に挿し込む
    ことによって、当該スランプフローのコンクリート試料
    を略々同心的な複数の領域に分断し、 前記複数の領域の各々から夫々にコンクリート試料を採
    取し、それら複数の採取試料の各々についてコンクリー
    トの材料分離抵抗性を評価する、 ことを特徴とする試験方法。
  2. 【請求項2】 高流動コンクリートのフレッシュ時にお
    ける材料分離抵抗性を評価するための試験方法におい
    て、 スランプフロー試験用の台板及びスランプコーンを用意
    すると共に、バリアスランプフロー試験用のバリアを用
    意し、 前記台板上に形成されるスランプフローのコンクリート
    試料に挿し込むことによって当該スランプフローのコン
    クリート試料を複数の領域に分断するための、互いに直
    径の異なる円環形状の複数の試料分断部材を用意し、 前記台板上に前記スランプコーンを載置して当該スラン
    プコーンにコンクリート試料を充填すると共に、当該ス
    ランプコーンの周囲を囲繞するようにして前記台板上に
    前記バリアを載置し、 前記スランプコーンを引き上げて除去することで、前記
    台板上に前記コンクリート試料のスランプフローを形成
    し、その際に当該スランプフローを形成するコンクリー
    ト試料の一部が前記バリアを通過して流動するように
    し、 前記バリアを除去した後に、前記複数の試料分断部材を
    前記台板上の前記スランプフローの中心に対して略々同
    心的な位置関係となるようにして当該スランプフローの
    コンクリート試料に挿し込むことによって、当該スラン
    プフローのコンクリート試料を略々同心的な複数の領域
    に分断し、 前記複数の領域の各々から夫々にコンクリート試料を採
    取し、それら複数の採取試料の各々についてコンクリー
    トの材料分離抵抗性を評価する、 ことを特徴とする試験方法。
  3. 【請求項3】 前記試料分断部材が帯鋼を丸めて形成し
    た鋼環であることを特徴とする請求項1又は2記載の試
    験方法。
  4. 【請求項4】 前記試料分断部材の直径が200〜60
    0mmであることを特徴とする請求項1、2、又は3記
    載の試験方法。
  5. 【請求項5】 前記採取試料の各々についてコンクリー
    トの材料分離抵抗性を評価する際に、当該採取試料の粗
    骨材質量比を求めることを特徴とする請求項1乃至4の
    何れか1項記載の試験方法。
  6. 【請求項6】 前記採取試料の各々についてコンクリー
    トの材料分離抵抗性を評価する際に、当該試料から粗骨
    材を抽出し、抽出した粗骨材を乾燥させ、乾燥させた粗
    骨材のふるい分けを行うことで、当該採取試料の粗骨材
    粒度分布を求めることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れか1項記載の試験方法。
  7. 【請求項7】 試験をしようとするコンクリート試料か
    ら粗骨材を抽出し、抽出した粗骨材を乾燥させ、乾燥さ
    せた粗骨材のふるい分けを行うことで、当該コンクリー
    ト試料の粗骨材粒度分布を予め求めておき、 前記採取試料の各々についてコンクリートの材料分離抵
    抗性を評価する際に、前記採取試料の各々の粗骨材粒度
    分布を、予め求めておいたコンクリート試料の粗骨材粒
    度分布と比較することを特徴とする請求項5記載の試験
    方法。
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