JP2003322340A - ガス器具 - Google Patents

ガス器具

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JP2003322340A
JP2003322340A JP2002124625A JP2002124625A JP2003322340A JP 2003322340 A JP2003322340 A JP 2003322340A JP 2002124625 A JP2002124625 A JP 2002124625A JP 2002124625 A JP2002124625 A JP 2002124625A JP 2003322340 A JP2003322340 A JP 2003322340A
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JP
Japan
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gas
specific person
gas appliance
burner
sensor
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Application number
JP2002124625A
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English (en)
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Kenju Kitano
健樹 北野
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RB Controls Co Ltd
Original Assignee
RB Controls Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】点消火ボタン11の押し込みによる点火操作を
機械的に防止するチャイルドロックレバー14が従来よ
り設けられているが、たとえ子供でもチャイルドロック
レバー14による点火禁止は容易に解除でき、大人であ
る特定者が不在の時でもコンロ12に点火するおそれが
あった。 【解決手段】特定者の身体的特徴である指紋を検出する
指紋センサ2を設け、特定者が解除しなければ点消火ボ
タン11を押してもガスバーナに点火されないようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバーナを備え
たガス器具に関する。
【0002】
【従来の技術】ガステーブルのようなガスバーナを備え
たガス器具では、前面パネルに点消火ボタンが設けられ
ている。バーナが消火されている状態で点消火ボタンが
押されると、その他の点火操作をしなくてもバーナに点
火される。
【0003】例えば大人が外出し、あるいは台所にいな
い場合に、子供が点消火ボタンを押すことが予想され
る。このように子供が大人の監視を受けない状態でバー
ナに点火をすることを防止するため、いわゆるチャイル
ドロックと呼ばれる機構がガステーブルに設けられてい
る。このチャイルドロックとはガステーブルの前面下部
にスライド部材を設け、このスライド部材をスライドさ
せると点消火ボタンが押し込まれることを機械的に阻止
するものである。従って、大人が台所を離れる場合等に
はこのスライド部材をスライドさせてチャイルドロック
機構を作動させることによって、子供が勝手にバーナに
点火することを防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記チャイルドロック
機構はスライド部材をスライドさせるだけで作動する簡
単な構造の機構であるため、子供がチャイルドロック機
構の存在を知れば、たとえ子供でも容易にチャイルドロ
ック機構を解除することができる。
【0005】このチャイルドロック機構を更に複雑にす
るためには、例えばガス器具にテンキー等のボタンを設
け暗証コードを入力しなければガスバーナに点火できな
い機構や、ガス器具から分離できる鍵を設け、この鍵を
ガス器具にセットしなければならない機構が考えられ
る。
【0006】しかしながら、暗証コードを入力させる構
造を採用しても、暗証コードを知ってしまえば子供でも
点火禁止状態を解除することができる。また、ガス器具
から分離できる鍵を設けると、その鍵を紛失し、あるい
は別の場所に忘れた場合には、本来ガス器具を使用して
もよい大人であってもガス器具を使用できないという不
具合が生じる。
【0007】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、ガ
ス器具を使用することのできる特定者だけが確実に使用
を許可することのできるガス器具を提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるガス器具は、ガスバーナを備えたガス器
具において、このガスバーナの作動を禁止する禁止手段
と、ガス器具の使用を許可する権限を有する特定者の身
体的特徴を判別する身体センサが特定者を検出したこと
を少なくとも要件の1つとして上記禁止手段による作動
禁止を解除しガスバーナの作動を許可する許可手段とを
備えたことを特徴とする。
【0009】少なくとも特定者の身体的特徴を判別しな
ければガスバーナを作動させることができないので、特
定者以外の者ではガスバーナを作動させることができな
い。従って、ガスバーナは常に特定者が管理できる状態
でのみ作動することになる。
【0010】上記身体センサは指紋を判別するセンサで
あり、ガス器具に設置されたもので構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1はガス器具で
あるガステーブルである。このガステーブル1は台所等
の適所に設けた台上に載置されるものである。本実施の
形態では、上面に2つのガスコンロ12と、前面に開口
する1つのグリル庫13とを備えている。これらガスコ
ンロ12とグリル庫13とには各々ガスバーナが備えら
れている。
【0012】そして各ガスバーナの点消火を行う点消火
ボタン11がガステーブル1の前面に取り付けられてい
る。この点消火ボタン11は押し込むとガスバーナへガ
スを供給する安全弁や流量制御弁が開弁してガスバーナ
へガスが供給されると共に、ガスバーナの近傍に設置し
た点火プラグとガスバーナとの間に火花放電が発生して
ガスバーナに点火されるものである。
【0013】14は従来のガステーブルにも設けられて
いる機械式のチャイルドロックレバーであり、このチャ
イルドロックレバー14をスライドさせると点消火ボタ
ン11の裏側にストッパか移動し、点消火ボタン11を
押し込めないようにしている。
【0014】本実施の形態では、更にガステーブル1の
前面に指紋センサ2を設けた。この指紋センサ2は、指
紋センサ2に押し付けられた指の指紋を読み取るもので
ある。
【0015】図2を参照して、ガステーブル1には制御
装置3が内蔵されており、指紋センサ2からの検出信号
はこの制御装置3に入力される。制御装置3にはガステ
ーブル1の使用を許可する権限を有する特定者の指紋デ
ータが予め登録されている。制御装置3は指紋センサ2
から入力された検出データと予め登録されている指紋デ
ータとを比較し、両データが一致すると、流量制御弁1
5aおよび安全弁15bの開弁を許可する。ガスバーナ
15は上記コンロ12およびグリル庫13の各々に設置
されているものであり、流量制御弁15aおよび安全弁
15bはガスバーナ15へのガス供給管路に直列に介設
されている。
【0016】従って、特定者が指紋センサ2に指を押し
付け、更に点消火ボタン11を押し操作するとバーナ1
5に点火される。なお、特定者が指紋センサ2に指を押
し付けて特定者であることが判別されると、点消火ボタ
ン11を押すだけでガスバーナ15に点火をすることが
できるように構成した。また、このように点消火ボタン
11を押すだけでガスバーナ15に点火することのでき
る状態で、図外のロックボタンを押せば、特定者が指紋
センサ2に再度指を押し付けるまでガスバーナ15への
点火を禁止するように構成した。
【0017】あるいは、特定者が指紋センサ2に指を押
し付けてガスバーナ15に点火することのできる状態に
なるとカウントを開始するタイマーを設け、このタイマ
ーが予め設定された所定時間計時すると、ロックボタン
を押さなくても自動的にガスバーナ15への点火を禁止
する状態に移行するように構成してもよい。このように
構成する場合にはロックボタンは必ずしも設ける必要は
ない。
【0018】上記実施の形態では、特定者の身体的特徴
である指紋を検出する指紋センサ2をガステーブル1に
設けたが、ガス器具とは別途に特定者の身体的特徴を検
出するセンサを設けてもよい。例えば、図3に示すよう
に、ビルトイン式のガステーブル4の設置場所から離れ
た位置に静脈センサ5を設けて、この静脈センサ5とガ
ステーブル4とを通信ケーブル52で連結し、ガステー
ブル4の使用を許可し、あるいは禁止するようにした。
なお、この静脈センサ5は開口部51に手を差し込む
と、上方から手の甲の静脈のパターンを読み取り、特定
者であるか否かを識別するものであるが、このほか、眼
球の網膜のパターンから特定者を識別するセンサやその
他の身体的特徴を識別することのできるセンサであれば
いずれのタイプのセンサを用いてもよい。
【0019】静脈センサ5は上述のように、ガステーブ
ル4の作動を許可することができるが、ガステーブル4
以外の電気製品やセキュリティー装置の作動を制御する
機能を備えている。従って、例えば特定者が外出する際
にセキュリティー装置を作動させると共にガステーブル
4の作動を禁止状態に設定する。そして、特定者が帰宅
後に静脈センサ5に特定者であることを識別させ、セキ
ュリティーを解除すると共にガステーブル4を作動可能
状態に切り替える。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、身体的特徴から特定者を識別し、特定者のみガス器
具の作動を許可することができるので、特定者が不在中
に子供等が不用意にガスバーナを作動させることを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】ガステーブルの内部を示すブロック図
【図3】他の実施の形態の構成を示す図
【符号の説明】
1 ガステーブル 2 指紋センサ 3 制御装置 4 ガステーブル 5 静脈センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナを備えたガス器具におい
    て、このガスバーナの作動を禁止する禁止手段と、ガス
    器具の使用を許可する権限を有する特定者の身体的特徴
    を判別する身体センサが特定者を検出したことを少なく
    とも要件の1つとして上記禁止手段による作動禁止を解
    除しガスバーナの作動を許可する許可手段とを備えたこ
    とを特徴とするガス器具。
  2. 【請求項2】 上記身体センサは指紋を判別するセン
    サであり、ガス器具に設置されたことを特徴とする請求
    項1記載のガス器具。
JP2002124625A 2002-04-25 2002-04-25 ガス器具 Pending JP2003322340A (ja)

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