JP2003321501A - 澱粉誘導体の製造方法 - Google Patents
澱粉誘導体の製造方法Info
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- JP2003321501A JP2003321501A JP2002127933A JP2002127933A JP2003321501A JP 2003321501 A JP2003321501 A JP 2003321501A JP 2002127933 A JP2002127933 A JP 2002127933A JP 2002127933 A JP2002127933 A JP 2002127933A JP 2003321501 A JP2003321501 A JP 2003321501A
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Abstract
すことのない澱粉誘導体の製造方法を提供する。 【解決手段】反応性水酸基を含有する澱粉とN−メチロ
ール反応体とを反応させて澱粉誘導体を製造する方法に
おいて、該反応を、該澱粉とN−メチロール反応体との
縮合反応の触媒作用をするに充分量の酸性触媒の存在下
にて、澱粉アクリルアミドの重合を禁止する重合禁止剤
を用いずに−20℃以上50℃未満にて反応し、未反応
のN−メチロール反応体を取り除き、かつ、洗浄後の該
澱粉誘導体の5%(固形分重量%)水懸濁液または水溶
液のpHが3以上6以下になる様に水または有機溶剤に
て洗浄することを特徴とする澱粉誘導体の製造方法。ま
たは、pH調整後に重合禁止剤を添加することを特徴と
する澱粉誘導体の製造方法。 【代表図】
Description
工業用として用いることの出来る化工澱粉の製造法に関
する。さらに詳しくは澱粉と一般式(1)で表されるN
−メチロール反応体とを反応させて製造される、一般式
(2)で表される澱粉誘導体の製造法に関する。さらに
詳しくは、N−メチロール反応体との縮合反応の触媒作
用をするに充分量の酸性触媒の存在下にて、二重結合部
位の重合を禁止する重合禁止剤を用いずに−20℃以上
50℃未満にて反応を実施することを特徴とする澱粉誘
導体の製造方法に関する。
品用および工業用の用途に広範囲に使用されている。こ
のうち、工業用の用途としては、繊維製品のサイズ剤、
紙のサイズ剤およびコーティング剤、段ボールおよび紙
の接着剤、各種排水の凝集剤、各種粉体の粘結剤、染料
や顔料の分散液の増粘剤、緩衝材としての成形品、等が
あげられる。これらの用途において、化工および非化工
澱粉製品は、入手が容易で安全かつ安価な材料として用
いられてきた。
て、コーティングや成形体の製造を行った場合、製造し
たコート層や成形体に耐水性がなく、これらに耐水性が
必要な場合、別途耐水性材料として合成ゴムラテックス
やポリ酢酸ビニル等の合成系樹脂を使用する必要があっ
た。しかしながら、合成系樹脂は生分解性が少なく、こ
れを含有した製品が環境中に破棄された場合、環境中に
長期間残存するという問題がある。
自己反応性を付与することがあげられる。その一つに、
バーバナツクによる特公昭60−45201号公報の澱
粉アクリルアミドがある。反応体として反応性に富む二
重結合を含む官能基を澱粉中の水酸基に導入した澱粉誘
導体であり、高pH側では二重結合部分でミカエル反応
により自己架橋する。また、ラジカル重合の進行によっ
て分子内あるいは分子間でメチロール反応体由来の置換
基同士が重合したり、エチレン系不飽和モノマー及びポ
リマーとの反応により、さまざまな物性を持った誘導体
をさらに製造したりする事も可能である。またこれらの
澱粉誘導体を糊化させた後にさらに反応させることも可
能で、高粘度で耐水性のある澱粉系接着剤としても使用
できる。しかしながら反応体は反応性が非常に高く、澱
粉との反応中であっても反応体自体の重合が起こるた
め、該澱粉誘導体の製造には酸性触媒下にて重合禁止剤
を用いることでこれらの反応を抑制し、目的の反応物を
得る方法がとられてきた。
触媒、及び重合禁止剤を水またはその他の適当な溶媒を
用いて混合させ、さらに最適な溶媒濃度になるまで乾燥
させるという方法であり、煩雑でありコスト面において
難があった。また、重合禁止剤を用いても高温での反応
時における架橋反応を完全に抑制する事は難しく、さら
に洗浄時に未反応物質と共に除去されてしまい、結果得
られた該澱粉誘導体は反応性に富むため、使用前の貯蔵
時において経時的に自己反応してしまうという欠点が生
じる。また同様の理由により分子内架橋が進行する事で
糊液の粘度変化が起きてしまう。
方法にて重合禁止剤を用いることなく架橋反応を抑制
し、目的とする置換度を持った、反応性に富む、経時安
定性の高い澱粉誘導体の製造法を提供することを目的と
する。
ねた結果、一般式(2)で表される澱粉誘導体を製造す
る方法において、該反応を、澱粉とN−メチロール反応
体との縮合反応の触媒作用をするに充分量の酸性触媒の
存在下にて、二重結合部位の重合を禁止する重合禁止剤
を用いずに−20℃以上50℃未満にて反応を実施し、
該反応を実施して得られた粗澱粉誘導体を、未反応のN
−メチロール反応体を取り除き、かつ、洗浄後の該澱粉
誘導体の5%(固形分重量%)水懸濁液または水溶液の
pHが3以上6以下になる様に水または有機溶剤にて洗
浄し、該洗浄後の澱粉誘導体に二重結合部位の重合を禁
止する重合禁止剤を添加することによって耐水性に優
れ、かつ、貯蔵時に自己反応をおこすことのない澱粉誘
導体を製造できることを見出し、本発明を完成するに至
った。
アクリルアミド基を有した澱粉の誘導体である。
業的に使用が可能なコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、甘藷
澱粉、タピオカ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、ワキシーコー
ンスターチ、ハイアミロースコーンスターチ、およびそ
れらを原料として製造した化工澱粉などがあげられる。
なるN−メチロール反応体は一般式(1)で表される。
代表的な反応体として、N−メチロールアクリルアミド
を使用することができる。また反応によって得られた澱
粉誘導体は一般式(2)で表される。
応性に富む二重結合基を含有しており、高pHにおいて
澱粉中の水酸基とミカエル反応がおこり架橋する。ある
いは二重結合基同士のラジカル重合によりポリマー鎖を
形成する。例えば該澱粉アクリルアミドのスラリーに炭
酸カルシウムを適量添加し、スラリーのpHを8.5程
度に調整しこれを加熱して糊として使用すると、炭酸カ
ルシウムによる固形分の増加によって耐水性が増加する
だけではなく、乾燥後糊部を加熱することでさらに耐水
性が増加するという効果が得られる。このようにして該
澱粉誘導体は耐水性を増加させることができるが、糊化
開始以前に架橋や重合反応が起きてしまうと、澱粉粒の
膨潤が抑制されてしまい粘度変化が著しく、好ましくな
い。従って反応中及び貯蔵時にこれらの自己反応を抑制
する必要がある。
限はないが、N−メチロール反応体の二重結合の反応を
抑制し、水酸基側を澱粉と反応させるためには、反応時
の該澱粉、N−メチロール反応体、触媒、及び水からな
る混合物中のpHを下げる必要がある。従って酸性触媒
として、オルトリン酸及びその塩類、硝酸、硫酸、塩化
アンモニウム、酢酸、クエン酸、その他の無機酸類、及
び有機酸類が使用できる。酸性触媒の使用量は澱粉、反
応体、及び酸性触媒を混合した反応系を調整し、この混
合体の5%(固形分重量%)水懸濁液または水溶液のp
Hを2以上7以下、好ましくは2以上5以下になるよう
な量を用いる。
は、0.002〜0.1であることが好ましい。置換度
とは、多糖類を構成する単糖1個当たりの置換された水
酸基の数の平均値である。例えば、置換度が0.01と
は単糖100個について1個の水酸基が置換されている
ことを表す。澱粉誘導体の置換度が0.002未満であ
ると、その耐水性や反応性が不十分のおそれがある。澱
粉誘導体の置換度を0.1以上にするためには反応体、
及び触媒量を増加させる必要があり結果として反応効率
が低くなってしまい、より高コストになり好ましくな
い。また置換度が0.1を超えると、分子内架橋がおこ
り易く粘度変化が起こり好ましくない。
触媒、及び水からなる混合物中の水分は、少ないとN−
メチロール反応体が該澱粉中に均一に分散しないため全
く反応しない部位が存在し、一方で該反応体が高濃度で
接している部位では部分的に反応が起こり、架橋及び重
合反応も起き易くなる。その結果粘性、接着安定性にお
いて好ましくない物性が現れるという欠点がある。水分
が多すぎれば縮合反応が速やかに進行しない。従って混
合物の水分は10%以上40%以下、好ましくは15%
以上30%以下となるよう調整する。
すぎると目的とする縮合反応以外に、分子鎖の架橋およ
び重合反応を促進してしまい好ましくない。従って−2
0℃以上50℃未満にて反応を実施することが望まし
い。
くは有機溶剤によって除去が可能である。反応後に得ら
れた粗澱粉誘導体を2倍量以上の水もしくは有機溶剤に
て懸濁し、濾過する。この操作を繰り返すことにより未
反応物質、触媒および副産物の除去が可能である。有機
溶剤による洗浄は、低温による乾燥が可能なので、これ
により該澱粉アクリルアミドの自己反応を抑制できると
いう利点もある。
(固形分重量%)水懸濁液または水溶液のpHが3以上
6以下になる様に調整することで、澱粉誘導体中の官能
基の自己反応を抑制し、常温での長期間保存が可能にな
る。pHの測定方法は、該澱粉誘導体が冷水に溶解しな
いものならばその水懸濁液のpHを、また、冷水に溶解
するものならばその水溶液のpHを、ガラス電極pHメ
ーターにて測定すればよい。pH調整のための酸として
は、オルトリン酸、硝酸、硫酸、塩酸、酢酸、クエン
酸、その他の無機酸類、有機酸類、およびこれらの塩類
が使用できる。
することで、該澱粉アクリルアミドの重合を抑制し、常
温での長期間保存が可能になる。重合禁止剤はハイドロ
キノン、メチルハイドロキノン、p−ヒドロキシ−ジフ
ェニルアミン、カテコール、アスコルビン酸などが挙げ
られる。
より具体的に説明する。なお、例に於ける部はすべて重
量部、%はすべて重量%として表す。
び触媒としてオルトリン酸4部を水100部に均一に溶
解させた。これをタピオカ澱粉1000部に加え十分に
混合し反応体および触媒を澱粉中に均一に浸透させた。
これを反応機にて混合しながら反応温度を45℃に保ち
6時間反応させた。得られた粗澱粉誘導体を2300部
の水に分散させ、未反応の反応体及び触媒を濾過により
除去した。この洗浄操作を2回繰り返した後、再度20
00部の水に分散させ、硝酸を用いてpHを4.0に調
整した後に濾過し、得られた澱粉ケーキを50℃にて乾
燥し、置換度0.045の澱粉アクリルアミドを得た。
Hを3.0に調整した以外は同様に操作を行い、置換度
0.045の澱粉アクリルアミドを得た。
に、反応時間を120時間に変えた以外は同様に反応を
行い、置換度0.008の澱粉アクリルアミドを得た。
部に、反応時の温度を−18℃に、反応時間を120時
間に変えた以外は同様に反応を行い、置換度0.003
の澱粉アクリルアミドを得た。
び触媒としてオルトリン酸4部を水300部に均一に溶
解させた。これをタピオカ澱粉1000部に加え十分に
攪拌し反応体および触媒を澱粉中に均一に浸透させた。
これを乾燥機に入れ、45℃にて6時間乾燥及び反応さ
せた。乾燥反応後の粗澱粉誘導体を2300部の水に分
散させ、未反応の試薬及び触媒を濾過により除去した。
この操作を2回繰り返したのち、再度2000部の水に
分散させ、硝酸を用いてpHを4.0に調整した後に濾
過し、得られた澱粉ケーキを50℃にて乾燥する事で目
的の澱粉誘導体を得た。この結果、置換度0.036の
澱粉アクリルアミドを得た。
(絶乾20%糊液の50℃、30rpmにおける粘度5
7.4cps)に、酸性触媒をオルトリン酸16部に変
えた以外は同様に反応を行い、置換度0.034の酸化
澱粉アクリルアミドを得た。
Hを4.5に変え、ついで、アスコルビン酸0.1部を
添加した以外は、実施例1と同様の操作を行い、置換度
0.045の澱粉アクリルアミドを得た。
時間に変え、洗浄時のpH調整は行わなかった以外は同
様に反応を行い、置換度0.055の澱粉アクリルアミ
ドを得た。
H調整は行わなかった以外は同様に反応を行い、置換度
0.046の澱粉アクリルアミドを得た。
えたほかは比較例1と同様の操作を行い、置換度0.0
52の澱粉アクリルアミドを得た。
H調整は行わなかった以外は同様に反応を行い、置換度
0.048の澱粉アクリルアミドを得た。
に調整した以外は同様に操作を行い、置換度0.045
の澱粉アクリルアミドを得た。
に調整した以外は同様に操作を行い、置換度0.045
の澱粉アクリルアミドを得た。
1300部に均一に溶解させた。これにタピオカ澱粉1
000部を撹拌しながら加えスラリーを調製した。この
スラリーに触媒としてオルトリン酸を加え、スラリーの
pHを3.0とした。スラリーpHを3.0に保ちなが
ら撹拌し、反応温度を40℃に保ち6時間反応させた。
得られた粗澱粉誘導体は未反応の反応体及び触媒を濾過
により除去した。洗浄操作を2回繰り返した後、再度2
000部の水に分散させ、硝酸を用いてpHを4.0に
調整した後に濾過し、得られた澱粉ケーキを50℃にて
乾燥し、置換度0.001の澱粉アクリルアミドを得
た。
に示した。なお、架橋反応の度合いを調べる方法として
は以下の方法を用いた。塩化亜鉛300gと塩化アンモ
ニウム780gを脱イオン水1875gに溶解させ、1
5℃で19ボーメになるように調整した。この溶液の塩
酸度が3.9±0.1になるようにアンモニア水、およ
び塩酸を用いて調整し、濾過した溶液を電解液として用
いた。試料を無水換算で150mg精秤し試験管に入れ
る。この試験管に電解液15mlを入れ、振盪し分散さ
せる。分散後直ちに沸騰した湯浴中にて5分間加熱し冷
却後再度振盪して10mlメスシリンダーに標線まで正
確に入れる。18時間静置後の沈澱層の高さを読み取り
架橋反応の進行の指標とした。架橋の度合いが強いほど
沈澱層の高さ(沈降積)は低くなる。また、各試料の絶
乾6%(実施例5のみ絶乾20%)濃度の糊液の50
℃、30rpmにおける粘度も測定し同表に示した。比
較例1、2、3、および4は実施例と比べ沈降積の値が
低く、澱粉と反応体との反応時に望ましくない分子鎖の
架橋および重合反応が起こっていることが示唆される。
澱粉誘導体をそれぞれ密閉容器に入れ50℃の空気炉中
に静置した。これを一週間ごとに取り出し、澱粉誘導体
の架橋反応の進行具合を前述の方法に従って測定した。
結果を表2に示す。また各サンプルの5%懸濁液のpH
も同表に示す。比較例では懸濁液のpHが7付近、ある
いは3以下の値となり、沈降積の値が急激に低下するの
に比べ、実施例ではその低下は緩やかで、実施例は比較
例と比べて50℃での貯蔵安定性に優れていることがわ
かる。
得られた澱粉誘導体の絶乾6%スラリーを各々調製し、
これにスラリー重量の40%の炭酸カルシウムをそれぞ
れ添加したものを85℃以上、10分間加熱して糊液と
した。糊液を30cm×10cmのクラフト紙片の中央
に幅2cm塗布した。これをもう一枚のクラフト紙と張
り合わせ、乾燥した。糊で張り合わせた部分が中央に来
るように幅2cmの短冊状に切断し、一方の端の上下二
枚の紙にそれぞれクリップを取り付け、クリップに糸を
結ぶ。その糸で短冊をつるし、もう一方の糸には10g
の分銅をつけ、この分銅の重みで張り合わせた二枚のク
ラフト紙が引き剥がれるようにする。この形のまま、3
0℃の水槽に静かに投入し、静置した。水が張り合わせ
部の糊に浸透し、糊が軟化して分銅の重みで次第にはが
れていき、二枚のクラフト紙が完全に剥離するまでの時
間を測定した。以上の操作を各サンプルで4回ずつ測定
し、表3に示す結果を得た。実施例1、比較例3ともタ
ピオカ澱粉よりも分離までの時間が長く耐水性が向上し
ているが、比較例7はタピオカ澱粉と大きな差がないこ
とがわかる。
120℃のアイロンにて3分間加熱したほかは性能試験
3と同様の手順を行った。結果を表4に示す。性能試験
3と比較して、加熱した場合は実施例1、比較例3とも
分離までの時間が長くなり、耐水性がさらに向上してい
るが、比較例7はほとんど変化がないことがわかる。ま
た、実施例1は比較例3に比べ時間が長く、より耐水性
が向上していることがわかる。
造された澱粉誘導体は原料の澱粉に比べ、導入した官能
基による架橋または重合反応が起こる事により耐水性が
増した。また、従来の製造法に比べ、貯蔵時の安定性に
優れた澱粉誘導体を製造できた。
Claims (2)
- 【請求項1】澱粉と一般式(1)で表されるN−メチロ
ール反応体とを反応させて一般式(2)で表される澱粉
誘導体を製造する方法において、該反応を、該澱粉とN
−メチロール反応体との縮合反応の触媒作用をするに充
分量の酸性触媒の存在下にて、二重結合部位の重合を禁
止する重合禁止剤を用いずに、−20℃以上50℃未満
にて反応を実施し、得られた粗澱粉誘導体を、未反応の
N−メチロール反応体を取り除き、かつ、洗浄後の該澱
粉誘導体の5%(固形分重量%)水懸濁液または水溶液
のpHが3以上6以下になる様に水または有機溶剤にて
洗浄することを特徴とする澱粉誘導体の製造方法。 【化1】 【化2】 - 【請求項2】澱粉と一般式(1)で表されるN−メチロ
ール反応体とを反応させて一般式(2)で表される澱粉
誘導体を製造する方法において、該反応を、該澱粉とN
−メチロール反応体との縮合反応の触媒作用をするに充
分量の酸性触媒の存在下にて、二重結合部位の重合を禁
止する重合禁止剤を用いずに、−20℃以上50℃未満
にて反応を実施し、得られた粗澱粉誘導体を、未反応の
N−メチロール反応体を取り除き、かつ、洗浄後の該澱
粉誘導体の5%(固形分重量%)水懸濁液または水溶液
のpHが3以上6以下になる様に水または有機溶剤にて
洗浄した後に、二重結合部位の重合を禁止する重合禁止
剤を添加することを特徴とする澱粉誘導体の製造方法。 【化3】 【化4】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002127933A JP4344505B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 澱粉誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002127933A JP4344505B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 澱粉誘導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321501A true JP2003321501A (ja) | 2003-11-14 |
JP4344505B2 JP4344505B2 (ja) | 2009-10-14 |
Family
ID=29541851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002127933A Expired - Fee Related JP4344505B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 澱粉誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4344505B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007165005A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Toyota Motor Corp | 燃料電池用電極の製造方法、及びこれを備えた固体高分子型燃料電池 |
JP2011057722A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-24 | Nippon Shokuhin Kako Co Ltd | 澱粉誘導体含有水系エマルジョンの製造方法およびそれにより得られる澱粉誘導体含有水系エマルジョン |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002127933A patent/JP4344505B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007165005A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Toyota Motor Corp | 燃料電池用電極の製造方法、及びこれを備えた固体高分子型燃料電池 |
JP2011057722A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-24 | Nippon Shokuhin Kako Co Ltd | 澱粉誘導体含有水系エマルジョンの製造方法およびそれにより得られる澱粉誘導体含有水系エマルジョン |
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---|---|
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