JP2003320578A - 凹凸模様成形品の製造方法、および押し釦スイッチの製造方法 - Google Patents

凹凸模様成形品の製造方法、および押し釦スイッチの製造方法

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JP2003320578A
JP2003320578A JP2002127821A JP2002127821A JP2003320578A JP 2003320578 A JP2003320578 A JP 2003320578A JP 2002127821 A JP2002127821 A JP 2002127821A JP 2002127821 A JP2002127821 A JP 2002127821A JP 2003320578 A JP2003320578 A JP 2003320578A
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thermoplastic resin
film
mold
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molded product
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JP2002127821A
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Yasunobu Takagi
康信 高木
Shinichi Sudo
晋一 須藤
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Fukoku Bussan Kk
Original Assignee
Fukoku Bussan Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押し釦スイッチの製造に好ましく使用される
凹凸模様を有する成形品(予備成形品)の製造方法、お
よびこれを使用した押し釦スイッチの製造方法を提供す
ること。 【構成】 第1発明は、熱可塑性樹脂フィルム(a)を射
出成形金型のキャビティ開口部を覆って配置して型締
し、フィルム(a)と相溶性の劣る溶融熱可塑性樹脂(b)
をフィルム(a)の背面から射出したフィルム(a)をキャビ
ティに沿って変形させ、型開して熱可塑性樹脂(b)製の
成形ブロックを凹凸模様成形品(予備成形品)から剥離
することを特徴とし、第2発明は、予備成形品を射出成
形金型のキャビティに配置して型締し、フィルム(a)と
相溶性に優れた溶融熱可塑性樹脂(e)を射出し、フィル
ム(a)と樹脂(e)とを一体化させることを特徴とする。 【効果】 上記目的が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸模様成形品の
製造方法、および押し釦スイッチの製造方法に関する。
さらに詳しくは、押し釦スイッチの製造に好ましく使用
される凹凸模様を有する成形品(予備成形品)の製造方
法、および、この凹凸模様を有する成形品(予備成形
品)を使用した押し釦スイッチの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話、PHS端末などの小型情報機
器、ファクシミリ装置、コピー装置、オーディオ製品な
どの前面パネル、家庭電化製品の操作盤、自動車の計器
盤などには、文字、数字、記号、絵などの絵柄が印刷ま
たは埋め込まれている。これら絵柄は、周囲が明るい時
は表面側から視認できるが、暗所では表面側から視認し
難いので、後方または横方向から光を照射して表面側か
ら絵柄が視認できるように、通常バックライトが設置さ
れている。
【0003】上記の前面パネルや計器盤などは、熱可塑
性樹脂製フィルムに絵柄を印刷し、このフィルムを射出
成形金型のキャビティに挿入・固定し、残りのキャビテ
ィ部分に溶融樹脂を射出・注入して一体化する方法が提
案されている(例えば、特開平6−134934号公
報、特開2000−268862号公報などを参照)。
本発明者らの実験によると、特開平6−134934号
公報に提案されている方法によるときは、絵柄印刷フィ
ルムを挿入・固定する面が平面であると良品が得られる
が、表面に凹凸を有する製品の場合は、絵柄印刷フィル
ムが溶融樹脂の熱と射出圧力によって、破損されて良品
が得られないことが分かった。
【0004】また、特開2000−268862号公報
に提案されている方法によるときは、表面に凹凸を有す
る製品であるので、絵柄印刷フィルムが溶融樹脂の熱と
射出圧力によって破損されたり、フィルムが均一に延ば
されないので印刷されている絵柄が歪んだりして、外観
の優れた製品が得られなかった。
【0005】上記欠点を改良した方法として、あらかじ
め、絵柄印刷フィルムを真空成形法、圧空成形法などの
差圧成形法によって凹凸模様を有する予備成形品を製造
し、この予備成形品を射出成形金型のキャビティに挿入
・固定し、残りのキャビティ部分に溶融樹脂を射出・注
入して一体化する方法が提案されている。小型情報機器
では、薄いフィルムを使用することが必要であるが、差
圧成形法では薄いフィルムを使用するのは困難である。
厚いフィルムは差圧成形法で成形できるが、型決り(製
品が成形金型の形状とおりになること)が悪く、従って
外観も悪くなり、最終製品の商品価値が劣るばかりでな
く、小型情報機器の押し釦の場合は一個を押した場合
に、周囲の釦も連動することがあるという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
状況に鑑み、上記諸欠点を一挙に解消した技術を提供す
べく鋭意検討した結果、本発明を完成するに至ったもの
である。本発明の目的は、次のとおりである。 1.外観が優れ商品価値の高い凹凸模様つき成形品の製
造方法を提供すること。 2.あらかじめフィルムに印刷した絵柄を破損したり、
歪めたりしない凹凸模様つき成形品の製造方法を提供す
ること。 3.この凹凸模様を有する成形品(予備成形品)を使用
した押し釦スイッチの製造方法を提供すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明では、熱可塑性樹脂製フィルム(a)に凹凸
模様成形品(A)を製造するにあたり、まず、熱可塑性樹
脂製フィルム(a)を射出成形金型(I)の金型キャビティ開
口部を覆って配置して型閉めし、ついで、フィルム(a)
を構成する熱可塑性樹脂と相溶性に劣る熱可塑性樹脂
(b)を金型キャビティ開口部側から射出して熱可塑性樹
脂製フィルム(a)を金型キャビティ面に沿って変形さ
せ、続いて、型開きして熱可塑性樹脂製フィルム(a)の
成形品の凹部から熱可塑性樹脂(b)製の成形ブロックを
剥がすことを特徴とする、凹凸模様成形品(A)の製造方
法を提供する。
【0008】また、第2発明では、押し釦スイッチを製
造するにあたり、まず、熱可塑性樹脂製フィルム(a)を
射出成形金型(I)の金型キャビティ開口部を覆って配置
して型閉めし、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂と
相溶性に劣る熱可塑性樹脂(b)を金型キャビティ開口部
側から射出して熱可塑性樹脂製フィルム(a)を金型キャ
ビティ面に沿って変形させ、ついで、型開きして熱可塑
性樹脂製フィルム(a)の凹部から熱可塑性樹脂(b)製の成
形ブロックを剥がして型閉めし、続いて、凹凸模様成形
品(A)の凹部側に、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂
と相溶性のある熱可塑性樹脂(e)を射出し一体化させ、
型開きして成形品を射出成形金型(I)から取り出すこと
を特徴とする、押し釦スイッチ(B)の製造方法を提供す
る。
【0009】さらに、第3発明では、押し釦スイッチを
製造するにあたり、第1工程で、まず、熱可塑性樹脂製
フィルム(a)を射出成形金型(I)の金型キャビティ開口部
を覆って配置して型閉めし、ついで、フィルム(a)を構
成する熱可塑性樹脂と相溶性に劣る熱可塑性樹脂(b)を
金型キャビティ開口部側から射出して熱可塑性樹脂製フ
ィルム(a)を金型キャビティ面に沿って変形させ、続い
て、型開きして成形品を射出成形金型(I)から取り出
し、熱可塑性樹脂製フィルム(a)の凹部から熱可塑性樹
脂(b)製の成形ブロックを剥がして凹凸模様成形品(A)を
製造し、続く第2工程で、まず、射出成形金型(II)のキ
ャビティに凹凸模様成形品(A)を配置して型閉めし、つ
いで、凹凸模様成形品(A)の凹部側に、フィルム(a)を構
成する熱可塑性樹脂と相溶性のある熱可塑性樹脂(e)を
射出し一体化させ、続いて、型開きして成形品を射出成
形金型(II)から取り出すことを特徴とする、押し釦スイ
ッチ(B)の製造方法を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1発明に係る凹凸模様
成形品(A)の製造方法おいて、使用できる熱可塑性樹脂
製フィルム(a){以下、単に「フィルム(a)」と略称する
ことがある}製造用の樹脂としては、フィルム化できる
熱可塑性樹脂であれば特に制限がない。例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ートなどのポリエステル系樹脂、ポリアミド6、ポリア
ミド6・6などのポリアミド系樹脂、ポリメチルアクリ
レート、ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系樹
脂、ポリカーボネートなどが挙げられる。フィルム(a)
用の樹脂は、これら例示したものに限定されるものでは
ない。
【0011】上記熱可塑性樹脂をフィルム化する方法
は、特に限定されるものではなく、いかなる方法で製造
されたものであってもよい。通常は、先端にTダイ、イ
ンフレーションダイを装着した押出機を使用した押出成
形法、カレンダー成形法、流延成形法などが挙げられ
る。中でも、押出成形法、カレンダー成形法によるのが
好適である。フィルム(a)の厚さは、余り薄すぎるとフ
ィルム化および凹凸模様成形品(A) とするのが困難であ
り、余り厚すぎると凹凸模様成形品(A)とするのが困難
であり、この凹凸模様成形品(A)から製造した押し釦ス
イッチは、一個の釦を押した場合に周囲の釦も連動する
ことがあるので、好ましくない。フィルム(a) の厚さ
は、0.01mm〜2mmの範囲で選ぶのが好ましい。
【0012】フィルム(a) の少なくとも一方の面には、
絵柄が印刷されているのが好ましい。なお、本発明にお
いて絵柄とは、文字(カタカナ、ひらがな、漢字、アル
ファベットなど)、数字(アラビア数字、漢数字な
ど)、記号(主として日常使用されている各種の記
号)、絵(主として簡素化された絵)、ベタ印刷、金属
の蒸着膜などを意味し、これらは一個の成形品に一種で
も複数を組合せて設けられていてもよい。印刷されてい
る絵柄は、押し釦スイッチでは、数字、記号および絵を
組合せたものとされ、計器盤では数字および絵を組合せ
たものとされる。絵柄の印刷法は特に限定されるもので
はなく、いかなる方法で印刷されたものであってもよ
い。絵柄印刷用インキは、温度が100℃〜350℃の
溶融熱可塑性樹脂(b)によって加熱されても変色しない
ような、耐熱性に優れたものが好ましい。
【0013】フィルム(a)の絵柄印刷面には、他の透明
フィルム(a'){以下、単に「フィルム(a')」と略称する
ことがある}を積層した積層体とし、絵柄印刷面を保護
するのが好ましい。絵柄印刷面がフィルム(a)の表面に
設けられているときはその上側に、絵柄印刷面が裏面に
設けられているときはその上側に、透明フィルム(a')を
積層するのが好ましい。フィルム(a')は、フィルム(a)
製造用の樹脂と同種でも、異なっていてもよい。フィル
ム(a)とフィルム(a')との積層法は、特に制限されるも
のではなく、熱融着、接着剤を介在させての接着などい
ずれであってもよい。フィルム(c)の厚さは、余り薄す
ぎるとフィルム化が困難であり、余り厚すぎると経済的
に不利であるので、0.01mm〜0.5mmの範囲で選ぶ
のが好ましい。フィルム(a)とフィルム(a')とを積層し
た積層体の厚さは、0.02mm〜2.0mmの範囲、中で
も0.025mm〜1.5mmの範囲で選ぶのが好ましい。
【0014】フィルム(a){フィルム(a')を積層した積層
体をも含む}の表面を、表面保護用透明フィルム(c){以
下、単に「フィルム(c)」と略称することがある}で覆
い、フィルム(a)とフィルム(c)との界面に接着力の弱い
接着剤(d)を介在させるのが好ましい。フィルム(c)は、
フィルム(a)から凹凸模様成形品(A)を製造する際に、フ
ィルム(a)の表面に擦り傷がついたり、異物が付着した
りするのを防止するように機能し、最終的には凹凸模様
成形品(A)または押し釦スイッチ(B)の表面から剥離す
る。フィルム(c)は、フィルム(a) 製造用の樹脂と同種
でも、異なっていてもよい。フィルム(c)の厚さは、
0.02mm〜1.0mmの範囲、中でも0.05mm〜0.
3mmの範囲で選ぶのが好ましい。
【0015】接着剤(d)は、フィルム(c)と凹凸模様成形
品(A)とを一時的に付着するものであるので、フィルム
(a)から後記する凹凸模様成形品(A)を製造工程、後記す
る押し釦スイッチ(B)の製造工程でフィルム(a)から剥離
しない程度の接着力を有するが、凹凸模様成形品(A)ま
たは押し釦スイッチ(B)の製造後は、簡単に剥離できる
程度の接着力のものが好ましい。接着剤(d)は、接着剤
(d)このような条件を満すものであれば特に制限はな
い。接着剤(d)の接着力をこのような条件を満すように
調節するには、接着力に優れた接着剤に接着力に関与し
ない増量剤を配合すればよい。
【0016】本発明の第1発明に係る方法で凹凸模様成
形品(A)を製造するには、まず、熱可塑性樹脂製フィル
ム(a){フィルム(a')を積層した積層体、フィルム(a)と
フィルム(a')をフィルム(c)で覆ったものも含む}を射出
成形金型(I)の(雌)金型キャビティ開口部を覆って配
置して型閉めし、ついで、フィルム(a)を構成する熱可
塑性樹脂と相溶性に劣る熱可塑性樹脂(b)を(雄)金型
キャビティ開口部側から射出する。この際、フィルム
(a)は溶融熱可塑性樹脂(b)と接触し、加熱されて(雌)
金型キャビティ面に沿って変形させられる。溶融熱可塑
性樹脂(b)の射出圧力は十分に高いので、差圧成形の際
に多発する型決り不良は発生しない。
【0017】また、フィルム(a)に絵柄が印刷されてい
ても、絵柄印刷面は、フィルム(a)、フィルム(a')によ
ってと直接接触しないようにされているので、絵柄の印
刷面が溶融熱可塑性樹脂(b)に同伴されることがない。
また、表面保護用透明フィルム(c)を積層したときは、
フィルム(a)の厚さが差圧成形法では成形できない程度
に薄い0.1mm以下であっても、凹凸模様成形品(A)と
することができる。なお、フィルム(a)の裏面に、接着
剤を介在させてまたは介在させずに、別の裏面保護フィ
ルム(e)を設けることもできる。
【0018】熱可塑性樹脂(b)は、フィルム(a)を構成す
る熱可塑性樹脂と相溶性に劣るものとする必要がある。
熱可塑性樹脂(b)は、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹
脂と相溶性に劣るので、フィルム(a)を(雌)金型キャ
ビティの凹凸面に沿って変形させるが、熱可塑性樹脂
(b)は、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂と相溶性に
劣るので、界面で熱融着することがなく、容易に剥離す
ることができる。型開きした際に剥離しないとしても、
凹凸模様成形品(A)を金型キャビティから取り出し、手
で打つなどの弱い衝撃を与えることにより、凹凸模様成
形品(A) の凹部から容易に熱可塑性樹脂(b)を剥がすこ
とができる。
【0019】フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂と相
溶性に劣る熱可塑性樹脂(b)は、フィルム(a)を構成する
熱可塑性樹脂の種類によって決る。好ましくは、二種類
の樹脂の溶解性パラメータ(solubilityparameter,s.
p.)の差が2.5以上であるものの組合せが好ましい。
例えば、ポリエチレンテレフタレート(S.P.=10.7)とポ
リエチレン(S.P.=8.1)およびポリプロピレン(S.P.=8.
1)、ポリアセタール(S.P.=11.2)とポリエチレンおよび
ポリプロピレン、ポリアミド6・6(S.P.=13.6)とポリ
エチレンおよびポリプロピレン、ポリアミド6・6(S.
P.=13.6)とポリスチレン(S.P.=9.12)、ポリアミド6・
6(S.P.=13.6)とポリ塩化ビニル(S.P.=9.6)など多くを
例示することができる。なお、樹脂の溶解性パラメータ
(s.p.)は、1995年6月12日、日刊工業新聞社発行、社団
法人高分子学会編、プラスチック加工技術ハンドブッ
ク、第1474頁に記載の値である。
【0020】本発明の第1発明に係る方法で凹凸模様成
形品(A)を製造するには、続いて、熱可塑性樹脂製フィ
ルム(a)の凹部から熱可塑性樹脂(b)の成形ブロックを剥
がして型閉めし、続いて、凹凸模様成形品(A)の凹部側
に、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂と相溶性のあ
る熱可塑性樹脂(e)を射出し一体化させ、型開きして熱
可塑性樹脂製フィルム(a)の成形品の凹部から熱可塑性
樹脂(b)製の成形ブロックを剥がす。このようにして得
られた凹凸模様成形品(A)は、以下に説明するように、
押し釦スイッチを製造する際の予備成形品として、利用
することができる。なお、引続き押し釦スイッチを製造
する際には、凹凸模様成形品(A)を射出成形金型(I)から
取り出さず、第2発明に係る方法で押し釦スイッチ(B)
を製造することができる。
【0021】本発明の第2発明に係る方法で押し釦スイ
ッチ(B)を製造するには、まず、上記方法(第1工程)
で製造した凹凸模様成形品(A)を、射出成形金型(I)から
取り出さずに型閉し、ついで、凹凸模様成形品(A)の凹
部側に、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂と相溶性
のある熱可塑性樹脂(e){以下、単に「樹脂(e)」と略称
することがある}を射出し、界面で熱融着させて両者を
一体化させる。続いて、型開して成形品である押し釦ス
イッチ(B)を射出成形金型(I)から取り出す。第3発明に
係る方法では、上記第1工程で製造した凹凸模様成形品
(A)を、異なる射出成形金型(II)に移送し、型閉し、つ
いで、凹凸模様成形品(A)の凹部側に、フィルム(a)を構
成する熱可塑性樹脂と相溶性のある熱可塑性樹脂(e)を
射出し、界面で熱融着させて両者を一体化させる。
【0022】樹脂(e) は上記要件を満せばよく、その種
類は特に制限されるものではない。樹脂(e) はフィルム
(a) を構成する熱可塑性樹脂と同種でもよい。中でも好
ましいのは、指が接触した際のソフトな感触が得られる
点で熱可塑性エラストマーである。使用できる熱可塑性
エラストマーとしては、ポリオレフィン系エラストマ
ー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラスト
マー、ポリアミド系エラストマー、ポリブタジエン系エ
ラストマーなどが挙げられる。
【0023】第2発明および第3発明で製造できる押し
釦スイッチ(B)は、携帯電話、PHS端末などの小型情
報機器、ファクシミリ装置、コピー装置、オーディオ製
品などの前面パネル、家庭電化製品の操作盤、自動車の
計器盤などを意味する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
るが、本発明は以下の記載例に限定されるものではな
い。
【0025】図1は、凹凸模様成形品製造用に使用され
る積層体の一例の拡大縦断端面図であり、図2は、射出
成形金型のキャビティ開口部に積層体を配置して型締し
た状態の拡大縦断端面図であり、図3は、金型キャビテ
ィに溶融熱可塑性樹脂を射出して積層体を金型キャビテ
ィ面に沿って変形させ状態の拡大縦断端面図である。図
4は、凹凸模様成形品製造用に使用される積層体に透明
樹脂フィルムで覆った状態の一例の拡大縦断端面図であ
り、図5は、本発明の第2発明に係る方法で製造された
押し釦スイッチの一例の斜視図である。
【0026】図1に示した例では、2はフィルム(a)、
3は絵柄印刷層、4はフィルム(a')が熱可塑性樹脂製フ
ィルム1を構成している。図4に示した例では、熱可塑
性樹脂製フィルム1の表面が、接着力の弱い接着剤層1
1を介して表面保護用透明樹脂フィルム12で覆われて
いる。
【0027】図2に示した例は、雌金型5に設けられた
キャビティ6の開口部を、熱可塑性樹脂製フィルム1に
よって覆って配置し、雄金型7を型閉し他状態を示して
おり、雄金型7には各キャビティに対応させてゲート8
が設けられている。図3に示した例は、ゲート8から溶
融熱可塑性樹脂樹脂10を射出し、熱可塑性樹脂製フィ
ルム1をキャビティ壁面に沿って変形させ状態の拡大縦
断端面図である。このあと、溶融熱可塑性樹脂樹脂10
を冷却させ、型開きして凹凸模様成形品9の凹部から、
溶融熱可塑性樹脂樹脂10製の成形ブロックを凹凸模様
成形品9の凹部から剥離させる。凹凸模様成形品9の凹
部に射出された熱可塑性樹脂樹脂は、熱可塑性樹脂製フ
ィルム1を構成している樹脂と相溶性に劣る樹脂として
いるので、凹凸模様成形品9の凹部から簡単に剥離する
ことができる。
【0028】本発明の第2発明に係る押し釦スイッチを
製造する場合は、凹部から熱可塑性樹脂樹脂10製の成
形ブロックを凹凸模様成形品9の凹部から剥離させたあ
と、上で使用した雌金型5のキャビティ6に配置して型
閉し、ついで、凹凸模様成形品(A) の凹部側に、フィル
ム(a)を構成する熱可塑性樹脂と相溶性のある熱可塑性
樹脂を射出し一体化させればよい。図5は、本発明の第
2発明に係る方法で製造された押し釦スイッチの一例の
斜視図である。図5において、13は熱可塑性樹脂製フ
ィルムであり、14、15、16、17は凸部であり、
各頂部には絵柄が印刷されている。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したとおりで
あり、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上
の利用価値は極めて大である。 1.本発明の第1発明に係る凹凸模様成形品の製造方法
によれば、熱可塑性樹脂製フィルム(a)を構成する熱可
塑性樹脂と相溶性に劣る熱可塑性樹脂(b)によって、金
型キャビティ開口部側から射出して熱可塑性樹脂製フィ
ルム(a)を金型キャビティ面に沿って変形させる熱可塑
性樹脂は、温度が高く射出圧力も十分に高いので、差圧
成形の際に多発する型決り不良は発生せず、外観の優れ
た凹凸模様成形品が得られる。 2.本発明の第1発明に係る凹凸模様成形品の製造方法
によれば、溶融熱可塑性樹脂(b)の射出圧力で変形させ
るので、熱可塑性樹脂製フィルム(a)が薄い場合にも型
決りの優れた凹凸模様成形品が得られる。 3.熱可塑性樹脂製フィルム(a)として、絵柄印刷面を
有しその上側に透明フィルム(a')が積層されている積層
フィルムであるときは、絵柄印刷面が破損したり歪みが
発生したりすることがない。
【0030】4.熱可塑性樹脂製フィルム(a)として、
絵柄印刷面を有する積層体で、その表面を、表面保護用
透明フィルム(c)で覆い、熱可塑性樹脂製フィルム(a)と
透明フィルム(c)との界面に接着力の弱い接着剤(d)を介
在させたときは、凹凸模様成形品(A)を製造する際に、
フィルム(a)の表面に擦り傷がついたり、異物が付着し
たりするのを防止することができる。 5.本発明の第1発明に係る凹凸模様成形品の製造方法
によれば、熱可塑性樹脂製フィルム(a)を構成する熱可
塑性樹脂と熱可塑性樹脂(b)とは、溶解性パラメータが
2.5以上の差のものを組合わせるので、凹凸模様成形
品製造後に熱可塑性樹脂(b)を成形品から容易に剥離で
きる。
【0031】6.本発明の第2発明に係る押し釦スイッ
チの製造方法によれば、熱可塑性樹脂製フィルム(a)が
薄い場合にも外観に優れた製品が得られる。 7.本発明の第2発明に係る押し釦スイッチの製造方法
によれば、薄い熱可塑性樹脂製フィルム(a)を使用でき
るので、小型情報機器の押し釦スイッチの場合であって
も、一個の釦を押した場合に同時に周囲の釦が連動する
ことがない。 8.熱可塑性樹脂製フィルム(a)と透明フィルム(c)との
界面に接着力の弱い接着剤(d)を介在させるので、押し
釦スイッチ(B)を製品に組込む際に、透明フィルム(c)を
容易に剥離することがでる。 9.熱可塑性樹脂製フィルム(a)として、絵柄印刷面を
有する積層体で、その表面を、表面保護用透明フィルム
(c)で覆い、熱可塑性樹脂製フィルム(a)と透明フィルム
(c)との界面に接着力の弱い接着剤(d)を介在させたとき
は、押し釦スイッチ(B)を製造する際に、フィルム(a)の
表面に擦り傷がついたり、異物が付着したりするのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 凹凸模様成形品製造用に使用される積層体の
一例の拡大縦断端面図である。
【図2】 射出成形金型のキャビティ開口部に積層体を
配置して型締した状態の拡大縦断端面図である。
【図3】 金型キャビティに溶融熱可塑性樹脂を射出し
て積層体を金型キャビティ面に沿って変形させ状態の拡
大縦断端面図である。
【図4】 凹凸模様成形品製造用に使用される積層体に
透明樹脂フィルムで覆った状態の一例の拡大縦断端面図
である。
【図5】 本発明の第2発明に係る方法で製造された押
し釦スイッチの一例の斜視図である。
【符号の説明】
1、13:熱可塑性樹脂製フィルム 2:フィルム 3:絵柄印刷層 4:フィルム 5:雌金型 6:キャビティ 7:雄金型 8:ゲート 9:凹凸模様成形品 10:熱可塑性樹脂 11:接着剤層 12:透明樹脂フィルム 14、15、16、17:凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 13/70 H01H 13/70 C // B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F206 AD05 AD08 AD20 AD24 AF01 AG03 AH33 JA07 JB13 JB19 JF05 JF35 JL02 4F208 AC03 AG03 AG05 AH81 MA10 MB01 MB29 MC10 MG04 MK06 MW02 MW21 5G006 CB04 CD04 JA01 JC01 JF01 JF02 5G023 AA12 CA08 CA19 CA30 CA41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製フィルム(a)に凹凸模様
    成形品(A)を製造するにあたり、まず、熱可塑性樹脂製
    フィルム(a)を射出成形金型(I)の金型キャビティ開口部
    を覆って配置して型閉めし、ついで、フィルム(a)を構
    成する熱可塑性樹脂と相溶性に劣る熱可塑性樹脂(b)を
    金型キャビティ開口部側から射出して熱可塑性樹脂製フ
    ィルム(a)を金型キャビティ面に沿って変形させ、続い
    て、型開きして熱可塑性樹脂製フィルム(a)の成形品の
    凹部から熱可塑性樹脂(b)製の成形ブロックを剥がすこ
    とを特徴とする、凹凸模様成形品(A)の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂製フィルム(a)が、少なく
    とも一方の面に絵柄が印刷されているフィルムである、
    請求項1に記載の凹凸模様成形品(A)の製造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂製フィルム(a)が、絵柄が
    印刷されている面に他の透明フィルム(a')が積層された
    積層体である、請求項1または請求項2に記載の凹凸模
    様成形品(A) の製造方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂製フィルム(a)を構成する
    樹脂と、熱可塑性樹脂(b) とは、それぞれの溶解性パラ
    メータに2.5以上の差がある、請求項1ないし請求項
    3のいずれか一項に記載の凹凸模様成形品(A)の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂製フィルム(a)が、その表
    面を表面保護用透明樹脂フィルム(c)で覆い、フィルム
    (a)とフィルム(c)との界面に接着力の弱い接着剤(d)を
    介在させたものである、請求項1ないし請求項4のいず
    れか一項に記載の凹凸模様成形品(A)の製造方法。
  6. 【請求項6】 押し釦スイッチを製造するにあたり、ま
    ず、熱可塑性樹脂製フィルム(a)を射出成形金型(I)の金
    型キャビティ開口部を覆って配置して型閉めし、フィル
    ム(a)を構成する熱可塑性樹脂と相溶性に劣る熱可塑性
    樹脂(b)を金型キャビティ開口部側から射出して熱可塑
    性樹脂製フィルム(a)を金型キャビティ面に沿って変形
    させ、ついで、型開きして熱可塑性樹脂製フィルム(a)
    の凹部から熱可塑性樹脂(b)製の成形ブロックを剥がし
    て型閉めし、続いて、凹凸模様成形品(A)の凹部側に、
    フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂と相溶性のある熱
    可塑性樹脂(e)を射出し一体化させ、型開きして成形品
    を射出成形金型(I)から取り出すことを特徴とする、押
    し釦スイッチ(B)の製造方法。
  7. 【請求項7】 押し釦スイッチを製造するにあたり、第
    1工程で、まず、熱可塑性樹脂製フィルム(a)を射出成
    形金型(I)の金型キャビティ開口部を覆って配置して型
    閉めし、ついで、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂
    と相溶性に劣る熱可塑性樹脂(b)を金型キャビティ開口
    部側から射出して熱可塑性樹脂製フィルム(a)を金型キ
    ャビティ面に沿って変形させ、続いて、型開きして成形
    品を射出成形金型(I)から取り出し、熱可塑性樹脂製フ
    ィルム(a)の凹部から熱可塑性樹脂(b)製の成形ブロック
    を剥がして凹凸模様成形品(A)を製造し、続く第2工程
    で、まず、射出成形金型(II)のキャビティに凹凸模様成
    形品(A)を配置して型閉めし、ついで、凹凸模様成形品
    (A)の凹部側に、フィルム(a)を構成する熱可塑性樹脂と
    相溶性のある熱可塑性樹脂(e)を射出し一体化させ、続
    いて、型開きして成形品を射出成形金型(II)から取り出
    すことを特徴とする、押し釦スイッチ(B)の製造方法。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂製フィルム(a)が、一方の
    面に絵柄が印刷されており、この絵柄が印刷されて面に
    他の透明フィルム(a')が積層された積層体である、請求
    項6または請求項7に記載の押し釦スイッチ(B)の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 熱可塑性樹脂製フィルム(a)が、その表
    面を表面保護用透明フィルム(C)で覆い、フィルム(a)と
    フィルム(C)との界面に接着力の弱い接着剤(D)を介在さ
    せたものである、請求項6ないし請求項8のいずれか一
    項に記載の押し釦スイッチ(B)の製造方法。
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