JP2003320180A - 梳き鋏 - Google Patents

梳き鋏

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JP2003320180A
JP2003320180A JP2002130035A JP2002130035A JP2003320180A JP 2003320180 A JP2003320180 A JP 2003320180A JP 2002130035 A JP2002130035 A JP 2002130035A JP 2002130035 A JP2002130035 A JP 2002130035A JP 2003320180 A JP2003320180 A JP 2003320180A
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JP
Japan
Prior art keywords
blade
grooves
groove
hair
comb
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002130035A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Kaneda
尚之 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANEDA YOHASAMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KANEDA YOHASAMI SEISAKUSHO KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は梳き鋏であって、一定の割合で、切
断されない長い髪の束を切断された短い髪の束よりも大
きくすることにより、その長い髪の大きな束が存在する
ことで短い髪の先端がつくる段差をできるだけわかりに
くくすることを目的とする。 【解決手段】 一対の鋏身が支軸を中心に回動可能に結
合され、一方の鋏身の刃は、櫛歯状の刃部が並ぶ櫛状に
形成されている部分が刃元部から刃の全長の少なくとも
半分に亘って存在している梳き鋏において、前記櫛状部
分の溝は、隣りの溝に対して相対的に深い溝と浅い溝が
交互に並んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に理美容用の梳き
鋏に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の梳き鋏の櫛状刃は、刃に多数の溝
を設けることにより幅の狭い櫛歯状の刃部が並んだ構成
であり、隣り合う溝同士の深さはほぼ同じであった。ま
た、特開平7−241392公報に示されたように溝の
底を円形に膨出させた鋏が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】梳き鋏は主に理髪の仕
上げに用いる鋏であって、刈った髪が自然な形になるよ
うに整えるために使用されている。そのために、刃に幅
の狭い櫛歯状の刃部が多数並ぶように形成し、幅の狭い
刃部で髪を切断していた。これにより、切断され短くな
った髪と切断されない髪が混在することにより髪に切断
による段差が生じないようにしていた。
【0004】そして、梳き鋏の刃部と刃部の間の溝の隣
り合う溝同士の深さはほぼ同じであった。したがって、
髪の切断時に隣り合う溝に入り込む髪の量はほぼ同じで
あり、切断された短い髪と切断されない長い髪とがほぼ
同じ割合で整然と交互に並ぶので、短い髪の束の先端に
よって段差のあることがわかり易いのである。
【0005】そこで本発明は、一定の割合で、切断され
ない長い髪の束を切断された短い髪の束よりも大きくす
ることにより、その長い髪の大きな束が存在することで
短い髪の先端がつくる段差をできるだけわかりにくくす
ることを目的とする。
【0006】また、上述したように溝の底を円形に膨出
させた鋏が提案されている。しかし、隣り合う溝同士の
深さがほぼ同じすべての溝の底を円形に膨出させるため
には、底を膨出した分だけ溝の間の刃部の幅を広くしな
ければならない。そうすると、溝の幅に対して刃部の幅
が広くなるので髪を梳くときに必要以上に髪を切断する
ことになり効果的に髪を梳くことができない。そこで本
発明は、溝の底を円形等に膨出させても各刃部の幅が広
がらない梳き鋏を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、一
対の鋏身が支軸を中心に回動可能に結合され、一方の鋏
身の刃は、櫛歯状の刃部が並ぶ櫛状に形成されている部
分が刃元部から刃の全長の少なくとも半分に亘って存在
している梳き鋏において、前記櫛状部分の溝は、隣りの
溝に対して相対的に深い溝と浅い溝が交互に並んでいる
構成である。
【0008】請求項2は、深い溝の底部が溝の幅方向に
膨出して膨出底部を形成し、浅い溝の底部は膨出してお
らず、したがって、深い溝の膨出底部は浅い溝の底部よ
りも刃の峰寄りに存在するという要素が請求項1に限定
的に付加された構成である。請求項3は、すべての溝の
底部が溝の幅方向に膨出して膨出底部を形成し、したが
って、深い溝の膨出底部は浅い溝の膨出底部よりも刃の
峰寄りに存在するという要素が請求項1に限定的に付加
された構成である。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、請
求項1は、隣りの溝よりも深い溝と浅い溝が交互に並ん
でいる部分が、使用時に主体となって髪を切る刃の主要
部である刃元部から刃の全長の少なくとも半分に亘って
いる。したがって、切断されない髪が深い溝には多く入
り浅い溝には少なく入るから、切断されない髪の大きな
束が生じ、この大きな束が切断された髪の束に比較的多
めに混在する。これにより、刈られた短い髪の先端がつ
くる段差をできるだけわかりにくくすることができる。
【0010】請求項2は、深い溝の底部が溝の幅方向に
膨出して膨出底部を形成し、浅い溝の底部は膨出してお
らず、したがって、深い溝の膨出底部は浅い溝の底部よ
りも刃の峰寄りに存在する。したがって、深い溝の底を
円形等に膨出させても各刃部の幅を広げる必要がない。
また、深い溝の方に多くの髪が入り込むので切断されな
い髪の束をさらに大きくすることができる。請求項3
は、すべての溝の底部が溝の幅方向に膨出して膨出底部
を形成し、深い溝の膨出底部は浅い溝の膨出底部よりも
刃の峰寄りに存在している。したがって、溝の底を円形
等に膨出させても深い溝と浅い溝の双方の膨出底部は一
列に並ばないので各刃部の幅を広げる必要がなく、幅の
狭い刃部を形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従って説明する。梳き鋏は一対の鋏身1,2が支軸3に
よって回動可能に結合されている。一方の鋏身1の刃4
は刃元部14から刃先15までのほぼ全長に亘って櫛状
に形成され、深い溝5と浅い溝6とが交互に並んでい
る。深い溝と浅い溝は隣りの溝に対して相対的に深いか
浅いかを言うのであって、必ずしもすべての浅い溝がす
べての深い溝よりも浅いとは限らない。髪の切断時に深
い溝には比較的多くの髪が入り、浅い溝には少しの髪が
入る。深い溝と浅い溝を交互に並べることにより切断さ
れない髪の束の大きいものと小さなものが交互になら
び、切断されない髪の大きな束は隣りの切断した髪に比
較的多めに混在して、刈った後の髪を自然な形に整え
る。
【0012】本発明において刃4の櫛状に形成された部
分は刃元部14から刃の全長の少なくとも半分に亘って
存在すればよく、図面のようにほぼ全長に亘っている場
合に限定されないことは勿論である。
【0013】深い溝5はその底部が溝の幅方向に膨出し
ほぼ円形の膨出底部7を形成している。膨出底部7は円
形に限定されないことは勿論である。浅い溝の底部9は
膨出しておらず、浅い溝6はほぼ一定の幅に形成されて
いる。深い溝の膨出底部7は浅い溝の底部9よりも刃の
峰10寄りに存在し、図示したように膨出底部7のほぼ
全体が浅い溝の底部9よりも峰10寄りにはみ出すよう
に並んでいる。したがって、各膨出底部7間の間隔は浅
い溝6の幅よりも短くすることができるから、例えば深
い溝5の途中の幅と浅い溝6の幅をほぼ同じにすること
によって、各刃部11の幅を従来品のように狭くするこ
とができる。
【0014】各溝5,6は刃先15に近い部分ではほぼ
鋏身1の長さ方向に対して垂直であるが、刃元部14に
近い溝は刃元部14方向に傾斜し、その傾斜角度は刃元
部14に近づくに従って大きくなっている。これは、刃
元部14付近で髪を切断するときは櫛状の刃4と直刃8
の開いた角度が大きくなり、そのために刃を閉じるとき
に刃4と直刃8の間の髪が先方へ流れようとする。そこ
で溝5,6を傾斜させて開放口12,13から溝5,6
内に入り込んだ髪を円滑に底部まで送り込むためであ
る。これによって、本発明の効果を増すことができる。
【0015】図2は実施例である。図1と異なる点は、
浅い溝6の底部にも膨出底部16を形成した構成であ
る。この実施例でも、仮にすべての膨出底部7,16が
一列に並ぶと、各刃部11の幅を広くせざるを得ない。
本実施例では深い溝の膨出底部7は浅い溝の膨出底部1
6よりも刃の峰10に寄っているので、深い溝の膨出底
部7の列と浅い溝の膨出底部16の列が重なっていな
い。これによって、各刃部11の幅を従来通り狭く形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の正面図
【図2】 実施例の正面図
【符号の説明】
1 鋏身 2 鋏身 3 支軸 4 刃 5 深い溝 6 浅い溝 7 膨出底部 8 刃 9 浅い溝の底部 10 峰 11 刃部 12 開放口 13 開放口 14 刃元部 15 刃先部 16 膨出底部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の鋏身が支軸を中心に回動可能に結
    合され、一方の鋏身の刃は、櫛歯状の刃部が並ぶ櫛状に
    形成されている部分が刃元部から刃の全長の少なくとも
    半分に亘って存在している梳き鋏において、前記櫛状部
    分の溝は、隣りの溝に対して相対的に深い溝と浅い溝が
    交互に並んでいることを特徴とする梳き鋏
  2. 【請求項2】 深い溝の底部が溝の幅方向に膨出して膨
    出底部を形成し、浅い溝の底部は膨出しておらず、した
    がって、深い溝の膨出底部は浅い溝の底部よりも刃の峰
    寄りに存在する請求項1記載の梳き鋏
  3. 【請求項3】 すべての溝の底部が溝の幅方向に膨出し
    て膨出底部を形成し、したがって、深い溝の膨出底部は
    浅い溝の膨出底部よりも刃の峰寄りに存在する請求項1
    記載の梳き鋏
JP2002130035A 2002-05-01 2002-05-01 梳き鋏 Pending JP2003320180A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204705A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kokuyo Furniture Co Ltd ディスプレイ支持装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204705A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kokuyo Furniture Co Ltd ディスプレイ支持装置
JP4565103B2 (ja) * 2005-01-31 2010-10-20 コクヨ株式会社 ディスプレイ支持装置

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