JP2003320174A - 立体的な着脱附属品を備えた独楽玩具 - Google Patents
立体的な着脱附属品を備えた独楽玩具Info
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Abstract
じれ力を利用して保持させた独楽を回転動作せしめて遊
具とする独楽玩具について、着脱できる立体的附属品を
備えた状態でも回転動作できるものとすることで多様に
変化し得る新たな製品を提供する。 【構成】 専用シューター7を利用してそれ自体として
回転動作することができる独楽玩具単位体1aに対して
回転動作を阻害しない大きさに規制された着脱可能な立
体的付属品2を取付け得るようにした立体的な着脱付属
品2を備えた独楽玩具1。
Description
内蔵されたスプリングの捻じれ力を利用して保持させた
独楽を回転動作せしめて遊具とする独楽玩具について、
着脱できる立体的な附属品を備えた状態でも回転動作で
きるものとすることで多様に変化し得る新たな製品を提
供しようとするものである。
捻じれ力を利用してセットした独楽玩具に対して回転力
を与える形式のものは近時広く普及している。すなわ
ち、独楽玩具の上面中央に専用シューターの回転力伝達
凸部を受け入れる凹部を形成し、セット保持して独楽玩
具を捻ることでスプリングの捻じれ力を蓄積し、専用シ
ューターの押圧ボタンを操作して保持した独楽玩具に回
転力を付与して解放し回転動作させるもので、現在では
一般的な玩具店で容易に購入できる独楽玩具として主流
の製品になっている。
部分に回転力伝達凸部を受入れる凹部を形成してセット
保持させることで、専用シューターから上方へ射出して
回転動作させるタイプの新しい独楽玩具が実願2001
−3229号として本件出願人によって提案されてい
る。
な従来の技術では、独楽玩具自体の形状や色彩、模様な
どの装飾は固定的なものであり、サイズや装飾の種類な
どについてヴァリエーションがあるとしても購入者がカ
スタマイズするような製品とはなっていない。
転動作を付与し得る独楽玩具の大きさや重量、形状には
ある程度の幅があるが、個々の独楽玩具に対して購入者
などがこれらに変化を与える立体的な附属品などを備え
させることは何等提案されておらず、この点において需
要者の嗜好に十分に応えるものとなっていなかった。
をバトルさせて勝敗を競う形式の遊び方が近時流行して
おり、この点から言えば競技性向上のために独楽玩具に
対するカスタム化の要求が存在し得るが、これに応える
ことはできていない。また、独楽玩具の装飾性を購入者
が向上する附属品を適宜に選択して取付け得るようにす
る発想もなされていなかった。
専用シューターによって下方から撃ち出すタイプの独楽
玩具についても同様に言えるところである。
な従来技術における課題を解消することについて、実験
と検討を繰り返し行い創案されたものであって、それ自
体としても回転動作できる専用シューターを用いた比較
的小型の独楽玩具単位体に対して適切な回転動作付与を
阻害しない範囲で着脱可能な立体的附属品を取付けて形
状やサイズ、重さ、装飾性などについて適宜なカスタム
化を図れる新規な発想による独楽玩具を提案するもので
あって、具体的には以下のとおりである。
体として回転動作することができる独楽玩具単位体に対
して回転動作を阻害しない大きさに規制された着脱可能
な立体的付属品を取付け得るようにしたことを特徴とす
る立体的な着脱付属品を備えた独楽玩具。
クター形状を利用したものであることを特徴とする前記
(1)項に記載の立体的な着脱付属品を備えた独楽玩
具。
て更に追加付属品を着脱できるようにしたことを特徴と
する前記(2)項に記載の立体的な着脱付属品を備えた
独楽玩具。
トした状態が全体として立体的キャラクター形状となっ
ていることを特徴とする前記(1)項〜(3)項の何れ
か1つに記載の立体的な着脱付属品を備えた独楽玩具。
バッチやペットボトルキャップのホルダーとして利用し
得るものであることを特徴とする前記(1)〜(4)項
の何れか1つに記載の立体的な着脱付属品を備えた独楽
玩具。
に対して上面側からも下面側からも回転動作のためのセ
ットができるようにされていることを特徴とする前記
(1)項〜(5)項の何れか1つに記載の立体的な着脱
付属品を備えた独楽玩具。
動作することができる独楽玩具単位体に対して回転動作
を阻害しない大きさに規制された着脱可能な立体的付属
品を取付け得るようにしたことで、独楽玩具単位体自体
で通常の独楽玩具としての遊び方を実施できると共に適
宜な立体的附属品の着脱によってカスタマイズ化を図る
ことでオリジナル性に優れた独楽玩具を購入者が任意に
作成することが可能となる。
状を利用したものとすることで、より購入者の趣味性・
嗜好性を反映した独楽玩具となし得る。なお、この場合
のキャラクター形状は、独楽玩具の回転動作自体を阻害
しない程度のものに規制されるべきである。
更に追加付属品を着脱できるようにしたことで、さらに
変化に富んだ独楽玩具のカスタマイズ化を図ることが可
能となる。ここでの追加的附属品とは、例えば、キャラ
クター形状の腕部分などに持たせる各種部品などを想定
するものであるが、この場合には専用シューターによる
回転動作に起因する遠心力で追加的附属品が飛び散った
りすることがないように確実な取付け保持を実現すべき
である。
態が全体として立体的キャラクター形状となっているこ
とで、本発明の独楽玩具を専用シューターにセットして
保持した状態がそのまま立体的キャラクター形状となる
ので、従来にない新たな発想の組合わせ玩具として提案
することが可能となる。
ペットボトルキャップのホルダーとして利用し得るもの
とすることで、円形缶バッチやペットボトルキャップの
如きを独楽玩具に取付けた立体的着脱附属品に保持させ
た状態でも専用シューターによる回転動作を行えるよう
になり、需要者のコレクション性などにも応えることが
できる独楽玩具となし得る。
上面側からも下面側からも回転動作のためのセットがで
きるようにされていることで、専用シューターによる独
楽玩具への回転付与を上面側からも下面側からも行える
ものとなしえ、本発明独楽玩具による遊び方をよりヴァ
リエーションに富んだものとなし得る。
態の若干例について、添付図面に基づいて説明すると以
下のとおりである。
を備えた独楽玩具1について、その実施形態の1例を示
したものである。すなわち、図1のものは立体的着脱附
属品2としてロボットのキャラクター形状3を採用する
場合について示している。このロボット形状の立体的着
脱附属品2は独楽玩具単位体1aに対して嵌め込み式に
着脱できるようになっている。つまり、独楽玩具単位体
1aは比較的硬質なプラスチック樹脂などにより形成さ
れるが、これに対して押圧式に嵌め込んで取付られる立
体的着脱附属品2は相対的に若干の柔軟性を有するプラ
スチック樹脂などで形成されるのが望ましいものであ
る。
属品2の取付けは上記のように押圧式に行われるので比
較的強固なものとなし得、したがって、取付状態で回転
動作させてもこれが外れてしまう可能性は実質的にない
ものとして構成される。本発明では立体的着脱附属品2
が独楽玩具1の回転動作中に外れてしまうことがないよ
うに比較的強固に取付け得るものとなっていればよいの
で、上記した押圧方式以外の公知手法によってこれを着
脱するものとしても何等不都合はない。
状3に対して、その腕部分4、4に追加的附属品5、5
を取付ける様子についても表している。つまり、このよ
うな追加的附属品5、5をも取付けた状態で回転動作さ
せると図示のように遠心力によってこれらを広げた状態
で回転動作することになる。したがって、このような独
楽玩具1同士をバトルさせて遊ぶ場合にこの追加的附属
品5がぶつかり合い絡み合うなどの複雑な動きが生じる
ことになるものである。
は、回転動作による遠心力によってもこれらが外れて飛
び散ってしまわないように、より確実なものとなるよう
に配慮すべきである。
的着脱附属品2の取付けは、回転軸6による独楽玩具1
の回転動作を阻害しないように、基本的に独楽玩具単位
体1aの上面側部分に対して行われるものである。した
がって、専用シューター7に対する独楽玩具1のセット
保持は独楽玩具1の下面側中央の回転軸6近傍部分を利
用して行われるようになっているが、この場合のセット
保持の基本的関係を断面図的に示したのが図2である。
部8に独楽玩具1の回転軸6を受け入れることができる
穴部9を形成しておけば、独楽玩具1をその下面側から
専用シューター7にセットするものであっても回転軸6
が障害になることはなくなるのである。他の関係につい
ては既存の独楽玩具を専用シューターによってセットし
て回転動作させる遊具の場合と基本的に何等異なってい
ない。
ー7に独楽玩具1は、押圧ボタン10を操作することで
その保持関係から解放・射出されてスプリング11に蓄
積された捻じれ力によって回転動作し、通常の独楽玩具
と同様に遊ぶことが可能となっている。
た独楽玩具1については、これを専用シューター7にセ
ット保持させた状態を一体的なものとして把握して全体
で新たな立体的キャラクター形状12が形成されるもの
として構成することができる。図3はその1例を示した
ものであり、独楽玩具単位体1aに対してカップラーメ
ン容器の形状を模した立体的着脱附属品2を取付けるも
のとなし、これをロボットの身体形状を模した専用シュ
ーター7aにセット保持させることで両者を一体化した
カップラーメンロボットの新たな立体的キャラクター形
状12が形成されるようになっているものである。
aはロボット形状の足部分に仕込まれておりそのまま直
立状態が維持できる形状となっている。したがって、内
蔵スプリング11の捻じれ力を蓄積してセット保持され
ている独楽玩具1を回転発射するためには、ロボット形
状部分を下方に押し下げ操作すればよい。回転力を付与
された独楽玩具1は射出後に着地してそのまま回転動作
し続けることができる。
としてカップラーメンロボット形状を採用する場合につ
いて示してきたが、本発明は当然にこのような形状のみ
に限定されるわけではなく、専用シューター7と立体的
着脱附属品2を取付けた状態の独楽玩具1のセット保持
状態における形状をさまざまな立体的キャラクター形状
を利用して形成することが可能である。
する立体的着脱附属品2としてペットボトルキャップ1
3や適宜なサイズとされた円形缶バッチ14を保持する
ホルダー15として機能するものを採用する場合の若干
例について示したものである。すなわち、ホルダー15
を利用してコレクション性を満足するような缶バッチ1
4やペットボトルキャップ13(期間や地域限定によっ
て特別なデザインを施されているものはコレクションの
対象となる)を保持できる構造となし、この状態で専用
シューター7を利用して独楽玩具1としても遊べるよう
にしたものである。
ペットボトルキャップ13、独楽玩具単位体1aの備え
付け関係は押し込み方式によって行うことが望ましく、
そのためホルダー15は相対的に軟質なプラスチック樹
脂材の如きによって形成されているべきである。また、
ペットボトルキャップ13のサイズは一定のものと理解
されるのでそのホルダー15のサイズも一定のもので構
わないが、缶バッチ14はサイズにヴァリエーションが
あり得るので、これを保持すべきホルダー15について
もそのサイズを各種取り揃えるようにすべきである。
も独楽玩具1が回転動作し得るようになっていなければ
ならないので、実質的に採用される缶バッチサイズは2
〜3種類程度のものである(大きすぎる缶バッチ用にホ
ルダーを形成すると独楽玩具自体がうまく回転動作しな
くなってしまう)。また、ペットボトルキャップ13の
直径と殆ど等しいサイズの缶バッチ14の場合には、両
者を兼用して保持し得るホルダー15として利用するこ
とができる。
ダー15として利用する場合には、そのままペットボト
ルに対して強固に嵌まってしまって取外し難いキャップ
についてのオープナーとしても利用できるものとなって
いる(キャップが嵌め込まれた状態のホルダーは必然的
にキャップ自体より直径が大きくなっているので、梃子
の原理によってより少ない力でペットボトルに嵌まって
いるキャップを回すことができるものである)。
持関係と回転射出操作については、この場合でも上記し
てきたところとまったく同様である。
上記説明を行ってきたものは、何れも独楽玩具1の下面
側中心の回転軸6近傍において専用シューター7に対す
るセット保持を行うタイプのものであるが、独楽玩具単
位体1aのみを回転動作させて遊ぶことも当然に可能で
あり、この場合には独楽玩具1aの下面側においてセッ
ト保持を行うことに限定される理由はない。すなわち、
独楽玩具1aの上面側においても専用シューター7に対
するセット保持ができるような構造を形成しておいて構
わない。このような構造は一般化した専用シューターを
利用する独楽玩具の場合とまったく同じであり、したが
ってこの場合の遊び方も従来一般のものと同様になる
(図7を参照)。
玩具単位体1aの上面側に付けるとしても、上面側に形
成されているセット保持のための構造を阻害しないよう
に規制されたものであれば、本発明は独楽玩具1の下面
側からの回転射出方式に限定される必要はないものとな
る。
て採用し得るキャラクター形状3の他のヴァリエーショ
ンをその追加的附属品5の例と共に示し、併せてこの場
合の遊び方の1例についても示したものであり、図6
は、本発明の独楽玩具単位体1aに取付けることができ
る立体的着脱附属品2についての形状のヴァリエーショ
ンを示したものである。このように、本発明はそのヴァ
リエーションとして多様なものが実現可能となっている
ことが理解される。
ば、専用シューターにセット保持して回転動作させるこ
とができる独楽玩具単位体をベースにして多様なデザイ
ンや構造を持ったオリジナル独楽玩具を購入者が適宜に
カスタム化して得ることが可能となり、多様な趣味性、
嗜好性に応えることができる新規な製品によって新たな
遊び方などの提案も可能となるものであり、市場に新し
い需要を喚起する可能性を秘めた新製品であると理解さ
れ、工業的にその価値が高い発明である。
玩具についてその態様の1例を示した図面である。
傍に対して専用シューターによるセット保持を可能とす
る場合の構造の1例を断面図的に示した図面である。
した状態が一体として立体的キャラクター形状となる場
合を示した図面である。
ャップのホルダーとして利用する場合の本発明品につい
て示した図面である。
別の例を示した図面である。
しての別の例を示した図面である。
対するセット保持が可能な構造とされた本発明の独楽玩
具単位体についての平面図、断面図、底面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 専用シューターを利用してそれ自体とし
て回転動作することができる独楽玩具単位体に対して回
転動作を阻害しない大きさに規制された着脱可能な立体
的付属品を取付け得るようにしたことを特徴とする立体
的な着脱付属品を備えた独楽玩具。 - 【請求項2】 着脱可能な立体的付属品がキャラクター
形状を利用したものであることを特徴とする請求項1に
記載の立体的な着脱付属品を備えた独楽玩具。 - 【請求項3】 キャラクター形状の立体的付属品に対し
て更に追加付属品を着脱できるようにしたことを特徴と
する請求項2に記載の立体的な着脱付属品を備えた独楽
玩具。 - 【請求項4】 専用シューターに独楽玩具をセットした
状態が全体として立体的キャラクター形状となっている
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記
載の立体的な着脱付属品を備えた独楽玩具。 - 【請求項5】 着脱可能な立体的付属品が円形缶バッチ
やペットボトルキャップのホルダーとして利用し得るも
のであることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか
1つに記載の立体的な着脱付属品を備えた独楽玩具。 - 【請求項6】 独楽玩具単位体が専用シューターに対し
て上面側からも下面側からも回転動作のためのセットが
できるようにされていることを特徴とする請求項1〜請
求項5の何れか1つに記載の立体的な着脱付属品を備え
た独楽玩具。
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